JP3857491B2 - Icカードリーダライタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるICカードのリーダライタに係り、特に、挿入されたICカードを必要に応じて装置内へ取り込む機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるICカードは、種々の情報の読み書きが電気的に可能なカードとして、近年様々な場面で利用されている。そして、かかるICカードからの情報の読み取りや情報の書き込みを行うためのものとしてICカードリーダライタがあり、様々な形態のものが提案されている(特公平4−38031号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年ICカードの利用の普及と共に、ICカードリーダライタにおいて、いわゆる不正使用に対する方策を講ずることが必要とされてきている。
【0004】
すなわち、その最も確実な方策としては、従来のICカードリーダライタが、ICカードを取り込んでICカードとの信号の授受を終えた後は、挿入口へICカードが戻されるよう構成されたものであるのに対して、ICカードとの信号の授受によって、ICカードが不正使用されているものであると判断された場合には、ICカードリーダライタが設けられた装置内へ、そのICカードを回収するような機能が確実であり、昨今のICカードリーダライタには、そのような機能が求められている。
【0005】
また、例えば、特公平4−38031等に示されたような従来のICカードリーダライタにおいては、ICカードが、ICカードリーダライタの筐体内の固定された平面状の部位を移動するために、ICカードに摺動による傷が付きやすく、特に、近年、ICカードの利用者によるICカードの美観に対する意識の変化等により、極力傷がなく見た目の良いものが求められており、ICカードリーダライタによりICカードへ傷を付けるようなことがないような工夫が必要とされつつある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、ICカードを挿入側へ返却することなく装置内へ回収することのできるICカードリーダライタを提供するものである。本発明の他の目的は、ICカードを極力傷つけることなく処理することができるICカードリーダライタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記発明の目的を達成するため、本発明に係るICカードリーダライタは、ICカードを搬送する搬送手段を有し、前記ICカードが搬送路内を前記搬送手段によって搬送されるよう構成されてなるICカードリーダライタであって、前記搬送路の一方の面に臨むようにして前記ICカードとの信号の授受のための接点が設けられると共に、ICカードが載置されて当該ICカードと移動する移動部と、前記移動部を案内する案内部とを有してなり、前記移動部は、前記案内部により、前記ICカードの搬送に伴い当該ICカードを前記接点へ案内可能とされると共に、前記ICカードに形成された接点接触部を前記接点へ当接せしめ、前記接点と前記接点接触部の当接後、前記搬送手段により前記ICカードが挿入された方向へさらに搬送される場合には、前記ICカードの移動に伴いICカードから徐々に離間し、前記搬送路の前記接点が位置する側の面と反対側の面の下側へ位置して、前記ICカードのみのさらなる搬送を可能とするよう案内されてなる案内手段が設けられてるものである。
【0008】
かかる構成においては、案内手段により、ICカードは、接点に当接されて、所定の信号の授受が可能とされ、その後、ICカードをICカードリーダライタのカード排出口から排出する場合には、案内手段は、ICカードと共に接点から離間して、その後は、案内手段のみが搬送路の下面側に下降するように構成されているので、ICカードをカード排出口へ搬送することができ、従来と異なり、ICカードの移動によりICカードへ傷を付けることのないICカードリーダライタを提供することができるものである。
【0009】
また、上記発明の目的を達成するため、本発明に係るICカードリーダライタは、ICカードを搬送する搬送手段を有し、前記ICカードが搬送路内を前記搬送手段によって搬送されるよう構成されてなるICカードリーダライタであって、前記ICカードが載置され、当該ICカードと共に移動するよう構成されてなるスライドプレートと、前記ICカードとの信号の授受のための接点を有するコネクタとが、前記搬送路を挟んで相対するように設けられ、前記スライドプレートの近傍には、前記スライドプレートの移動を案内するスライドプレートガイド手段が設けられ、前記スライドプレートは、前記ICカードの挿入口方向に、戻しばねにより常時戻し力を受け、前記ICカードの挿入前の初期状態においては、初期位置に引き戻される一方、前記ICカードの先頭部分が当接されるカード当接部が設けられ、前記スライドプレートガイド手段は、前記スライドプレートを、その初期位置から前記ICカードの挿入方向に向かって第1の所定区間の間、所定の傾きで徐々に上昇せしめ、前記第1の所定区間以降は、前記ICカードの挿入方向に向かうに従い徐々に下降せしめ、前記コネクタは、前記スライドプレート手段の第1の所定区間における前記スライドプレートの傾きと同一の傾きで固設され、前記スライドプレートが前記ICカードの搬送に伴い前記ICカードの挿入方向へ進み、前記第1の所定区間において所定位置に到達すると、前記コネクタの接点が前記ICカードに形成された接点接触部に当接してICカードとの情報の授受が可能な状態となり、ICカードが前記ICカードの挿入方向へさらに搬送されると、前記ICカードの搬送と共に前記スライドプレートは、除々に下降しつつ前記コネクタから除々に離間してゆき、前記カード当接部が前記搬送路の下側に位置し、前記ICカードが所定の位置から排出された後に、前記スライドプレートは、前記初期位置へ引き戻されるよう構成されてなるものも好適である。
【0010】
かかる構成においては、ICカードは、スライドプレートと共にスライドプレートガイド手段の案内により移動できるように構成され、しかも、ICカードをICカードリーダライタのカード排出口から排出できるように、スライドプレートが所定の位置を越えてICカードリーダライタの奥へ進む場合には、スライドプレートは、スライドプレートガイド手段により、コネクタと徐々に離間して、搬送路の下面側に下降するように構成されているので、ICカードをカード排出口へ搬送することができ、従来と異なり、ICカードと共にスライドプレートも移動するので、ICカードの移動によりICカードへ傷を付けることのないICカードリーダライタを提供することができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。
【0012】
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0013】
最初に、この発明の実施の形態におけるICカードリーダライタの構成について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
【0014】
図1及び図2には、主にこのICカードリーダライタの機構的な構成が示されており、モータ16の動作を制御するためのモータ制御回路及びICカードとの通信を行うICカード読み取り制御回路については、図示を省略してある。
【0015】
まず、ICカードリーダライタの筐体1は、その外形形状がやや扁平の略直方体をなすもので、後述する搬送路5が形成される方向に長手軸を有するものとなっており、その一方の端部において、カード挿入口2が、また、他方の端部においてカード排出口3がそれぞれ設けられたものとなっている(図2参照)。
【0016】
そして、筐体1内部において、カード挿入口2側からカード排出口3へ延び、後述するようにスライドプレート21とコネクタ27によって挟まれるようにしてICカード4が搬送される空間は、搬送路5となっている(図2参照)。なお、図1においては、図面の理解を容易にするため、コネクタ27は現れていない。
【0017】
また、筐体1内部の一方の側部近傍であって、かつ、カード挿入口2の近傍においては、第1の駆動プーリ6と第1の従動ローラ8が、搬送路5を挟んで、その上側に、第1の駆動プーリ6が、搬送路5の下側に、第1の従動ローラ8(図1及び図2においては図示されてない)が、それぞれの外周面が相対するようにして設けられている(図1、図2及び図5参照)。
【0018】
第1の駆動プーリ6は、その中心で、棒状部材からなる第1の駆動軸10により軸支されており、この第1の駆動軸10の両端は、それぞれ筐体1の側部に形成された軸穴14a,14bに遊嵌されて回動自在となっており、また、第1の駆動軸10の所定の部位は、後述するようにウォーム形成用円柱部材18に形成された遊嵌穴18aに遊嵌されるようになっている(図1参照)。
【0019】
第1の従動ローラ8は、その中心で棒状部材からなる第1の従動軸(図示せず)により軸支されており、この第1の従動軸は、筐体1に回動自在に取り付けられたものとなっている。
【0020】
一方、カード排出口3の近傍であって、上述のように第1の駆動プーリ6及び第1の従動ローラ8が配設された筐体1内部の側部近傍においても、同様に搬送路5を挟んで、搬送路5の上側に第2の駆動プーリ7が、搬送路5の下側に第2の従動ローラ9が、それぞれの外周面が相対するように配設されている。
【0021】
第2の駆動プーリ7は、その中心で、棒状部材からなる第2の駆動軸11により軸支されており、その両端は、筐体1のそれぞれの側壁に、それ自体では回動自在となるようにして係止されたものとなっている。
【0022】
また、第2の従動ローラ9も同様に、その中心で棒状部材からなる第2の従動軸13により軸支されており、この第2の従動軸13の両端は、それぞれ筐体1に形成された凹溝31に遊嵌されると共に板ばね32で保持されて回動自在となっている(図2参照)。
【0023】
そして、第1の駆動プーリ6と第2の駆動プーリ7には、例えば、ゴム等の比較的弾力性、可撓性のある部材からなるカード搬送用ベルト15が掛け渡されており、第1の駆動プーリ6の回動が第2の駆動プーリ7に伝達されるようになっている。
【0024】
ICカード4が、カード挿入口2からICカードリーダライタ内へ挿入されると、その先頭部分の一方の側部が第1の駆動プーリ6及びカード搬送用ベルト15と、第1の従動ローラ8との間に挟まれるようになっている。その状態において、第1の駆動軸10がモータ16により回動されて、例えば、図2において、第1の駆動軸10を中心に右回り方向(以下、この回転状態を便宜的に「正回転」と言う)に回動する場合には、第1の駆動プーリ6及びカード搬送用ベルト15と第1の従動ローラ8とにより、ICカード4は、さらにICカードリーダライタ内部へ搬送されるようになっている。
【0025】
第1の駆動軸10は、第2の駆動軸11と同様に、その両端部は、筐体1のそれぞれの側壁に、それ自体では回動自在となるように係止されている。また、この発明の実施の形態における第1の駆動軸10は、後述するウォーム形成用円柱部材18に遊嵌される被遊嵌部10aと、それから先の部位(第1の駆動プーリ6が取着される側と反対側)である軸端係止部10bとの径が異なって形成されており、この例では、被遊嵌部10aの径が、軸端係止部10bの径より大となっている(図1及び図3参照)。
【0026】
一方、筐体1の他方の側部近傍には、モータ16が設けられ、このモータ16の回動力を伝達するためのウォームギア17がモータ16と第1の駆動軸10との間に設けられている(図1参照)。
【0027】
すなわち、モータ16の回動軸には、ウォーム17aが取着される一方、このウォーム17aには、ウォーム形成用円柱部材18に形成されたウォームホイール17bが螺合されている。なお、モータ16が減速機構付きモータである場合には、ウォームギア17に代えて傘歯車を用いてモータの駆動力を第1の駆動軸10へ伝達するようにしてもよい。
【0028】
ウォーム形成用円柱部材18は、第1の駆動軸10の被遊嵌部10aより大径の円柱状の部材を用いてなり、その一方の端部においては、第1の駆動軸10の被遊嵌部10aが遊嵌できるよう円筒状に遊嵌穴18aが形成されている(図3参照)。
【0029】
すなわち、モータ16には、ウォーム17aが取着される一方、このウォーム17aには、ウォーム形成用円柱部材18に形成されたウォームホイール17bが螺合されている。
【0030】
また、この遊嵌穴18aが形成された側のウォーム形成用円柱部材18の端面には、その周方向でほぼ180度離れて、2つのウォーム側係止突起19a,19bがそれぞれ、軸方向に突設されたものとなっている(図3参照)。なお、この発明の実施の形態においては、ウォーム形成用円柱部材18の一部が軸方向に延設されて先のウォーム側係止突起19a,19bがそれぞれ形成されたものとなっているが、必ずしも一体的である必要はなく、ウォーム形成用円柱部材18と別体に設けられてもよいものである。
【0031】
さらに、ウォーム形成用円柱部材18の他方の端部、すなわち、ウォーム側係止突起19a,19bが設けられた側と反対側の端部からは、第1の駆動軸10の軸端係止部10bが貫通できるようになっており、その端部が、先に述べたように、筐体1の他方の側壁に係止されたものとなっている。
【0032】
一方、第1の駆動軸10の被遊嵌部10aの外周面には、その周方向で180度離れて、2つの駆動軸側係止突起20a,20bが外方へ突設されている(図3参照)。そして、この駆動軸側係止突起20a,20bの第1の駆動軸10の軸方向における位置は、被遊嵌部10aがウォーム形成用円柱部材18の遊嵌穴18aに遊嵌されて、かつ、第1の駆動軸10の両端が筐体1に係止された状態(換言すれば、使用状態)において、2つのウォーム側係止突起19a,19bが形成されたウォーム形成用円柱部材18の端面近傍に位置するように設定されたものとなっている。したがって、使用状態においては、2つの駆動軸側係止突起20a,20bと、2つのウォーム側係止突起19a,19bは、第1の駆動軸10の周方向(又はウォーム形成用円柱部材18の周方向)で、交互に位置する状態となり、第1の駆動軸10は、2つのウォーム側係止突起19a,19bの間で回動自在となっている(図4参照)。換言すれば、第1の駆動軸10は、周方向で2つのウォーム側係止突起19a,19bがなす角度θの範囲で回動自在となっている。
【0033】
なお、この構成例においては、ウォーム側係止突起19a,19bと駆動軸側係止突起20a,20bは、それぞれ2つ設けるようにしたが、必ずしも2つずつ設ける必要はなく、それぞれ1つずつ設けるような構成であってもよいものである。
【0034】
スライドプレート21は、その外形平面形状(ICカードリーダライタを図1に示された方向から見た場合に現れる外形形状)が矩形状に形成されてなり、カード挿入口2の近傍において、かつ、その側縁部分がカード搬送用ベルト15と平行するように、しかも、搬送路5の直下に位置するように設けられているもので(図1及び図2参照)、後述するスライドプレートガイド25a,25bにより、搬送路5の長手軸方向(カード搬送用ベルト15が掛け渡されている方向)に沿って移動可能となっている。
【0035】
また、この発明の実施の形態におけるスライドプレート21は、その側面側から見た形状(図2に現れる形状)が次述するようなものとなっている。すなわち、図2に示されたように、搬送路5に臨む面と反対側の面は、平坦な面に形成されている一方、搬送路5に臨む面側は、そのほぼ中央付近から先端部側(カード排出口3側)にかけて微少な傾斜を有する第1の傾斜部21aと、中央付近から後端部側(カード挿入口2側)にかけて第1の傾斜部21aより大きな傾斜を有する第2の傾斜部21bとの2つの部位が形成されたものとなっている。第1の傾斜部21aの傾斜は、第2の傾斜部21bに比して極小さなものとなっている。なお、第2の傾斜部21bの傾斜の好適な大きさについては、後述の動作説明において明らかにすることとする。
【0036】
さらに、スライドプレート21には、コイル状に形成されてなる初期位置戻し手段としての戻しばね22の一端が係止され、この戻しばね22の他端は、カード挿入口2側により近い筐体1の適宜な部位に係止されている。そのため、スライドプレート21は、このICカードリーダライタの動作が停止されている状態にあっては、戻しばね22の戻し力を受け、所定の位置、すなわち、初期位置に位置するようになっている。なお、この発明の実施の形態においては、スライドプレート21の下面(搬送路5に臨む面と反対側の面)側の適宜な部位に、戻しばね22の一端が係止されたものとなっている(図2参照)。
【0037】
この発明の実施の形態においては、初期位置戻し手段は、戻しばね22により実現されたものとなっているが、必ずしもばねである必要ななく、同様な作用効果を奏するものであれば他の部材等によって実現されても良いものである。例えば、モータとこのモータの回動力を直線往復運動に変換する適宜な機構とを介して、必要なときにスライドプレート12を初期位置に戻せるよう構成して、初期位置戻し手段を実現してもよい。
【0038】
また、このスライドプレート21の先頭部分(カード挿入口2側と反対側の部位)においては、矩形状に形成されてなるカード当接部23a,23bが、スライドプレート21の側縁部分に搬送路5の上側に突き出るように突設されている(図1及び図2参照)。このカード当接部23a,23bは、ICカード4がICカードリーダライタ内部に挿入された際に、ICカード4の先頭部分が丁度当接されるものとなっている。
【0039】
またさらに、スライドプレート21の両側部(搬送路5に沿う方向、換言すれば、カード搬送用ベルト15が掛け渡された方向に沿う側部)においては、スライドプレート21の先頭部分近傍と、後端部(カード挿入口2側の端部近傍の部分)近傍のそれぞれの側縁部において、スライドプレート突起24a〜24dが脇へ突出するように設けられている(図1及び図2参照)。
【0040】
そして、このスライドプレート突起24a〜24dは、スライドプレート21の両側部の直近に設けられたスライドプレートガイド25a,25bのプレートガイド係合部としてのプレートガイド溝26a〜26dに遊嵌されるようになっている。
【0041】
すなわち、スライドプレートガイド25a,25bは、スライドプレート21の両側部に近接して、搬送路5と直交する方向に筐体1内部に垂直方向に設けられたものとなっている。なお、この発明の実施の形態においては、筐体1内の一部分に凹部1aが形成されており、この凹部1aの両側面(カード搬送用ベルト15が掛け渡された方向の面)がスライドプレートガイド25a,25bとされている(図1参照)。
【0042】
また、このスライドプレートガイド25a,25bには、所定の形状(詳細は後述)のプレートガイド溝26a〜26dが形成されている(図2においては、一方のプレートガイド溝26a,26cが示されている)。すなわち、第1のプレートガイド係合部としてのプレートガイド溝26a,26bは、スライドプレートガイド25a,25bのカード排出口3よりの部位において、プレートガイド溝26aは、スライドプレートガイド25aに、プレートガイド溝26bは、スライドプレートガイド26bに、それぞれ相対するようにして設けられたものとなっている。また、第2のプレートガイド係合部としてのプレートガイド溝26c,26dは、スライドプレートガイド25a,25bのカード挿入口2よりの部位において、プレートガイド溝26cは、スライドプレートガイド25aに、プレートガイド溝26dは、スライドプレートガイド26bに、それぞれ相対するようにして設けられたものとなっている。
【0043】
そして、2つのプレートガイド溝26a,26bは、同一の形状を有してなるもので、カード挿入口2側からカード排出口3方向へ向かうにしたがい(換言すれば、ICカード4の挿入方向へ向かうにしたがい)、所定の傾斜で搬送路5へ接近するように(換言すれば、所定の傾きで徐々に上昇するように)第1の所定の長さに渡って直前状に形成されており(第1の所定区間)、続いて、若干の長さ水平に形成されており(第2の所定区間)、さらに、この第2の所定区間に続く部位は、下方向に所定の傾斜を以て所定の長さ直線状に形成された(第3の所定区間)ものとなっている(図2参照)。すなわち、第3の所定区間は、所定の傾きで徐々に下降するように形成されたものとなっている。
【0044】
また、2つのプレートガイド溝26c,26dは、同一の形状を有してなるもので、カード挿入口2側からカード排出口3方向へ向かうにしたがい(換言すれば、ICカード4の挿入方向へ向かうにしたがい)、所定の傾斜で搬送路5へ接近するように(換言すれば、所定の傾きで徐々に上昇するように)第1の所定の長さに渡って直前状に形成されており(第1の所定区間)、この第1の所定区間に続く部位は、水平に直線状に形成されたものとなっている(図2参照)。なお、第1の所定区間におけるプレートガイド溝26c,26dの傾斜は、先のプレートガイド溝26a,26bの第1の所定区間における傾斜と同一又は、ほぼ同一に設定されたものとなっている。
【0045】
したがって、スライドプレート21は、スライドプレート突起24a〜24dがプレートガイド溝26a〜26dに遊嵌されて案内されるため、初期位置からカード排出口3へ向かって、第1の所定区間の間は、カード排出口3へ向かうにしたがい徐々に上昇する(換言すれば、搬送路5側へ移動する)ようになっており、この構成例においては、丁度第1の所定区間の終点から第2の所定区間に移行する付近に至ったところで、後述するように、スライドプレート21にICカード4が載置されている場合には、コネクタ27に設けられた接点27aがICカード4に形成されている接点接触部(図示せず)に丁度当接するようになっている。
【0046】
この第2の所定区間は比較的短く設定されており、この区間を過ぎて、第3の所定区間へ入ると、スライドプレート21の特に、第1の傾斜部21aが形成された部位は、カード排出口3へ向かうに従って(換言すればICカード4の挿入方向に向かうに従って)除々に、その先頭部分から下降するようになり、最終的には、カード当接部23a,23bが搬送路5の下面側に位置するまで下降可能となっている。
【0047】
なお、スライドプレートガイド25a,25bは、この発明の実施の形態のように筐体1と一体に形成されても、また、別体に設けられたものでもいずれでもよく、さらに、平板状の部材を用いて筐体1の底部に対して直交するように設けてもよいものである。
【0048】
搬送路5を挟んでスライドプレート21と対向する位置には、コネクタ27が、このコネクタ27に設けられた接点27aが先のプレートガイド溝26a〜26dの第1の所定区間の傾斜と同一の傾斜となるように筐体1の適宜な位置に固設されたものとなっている(図1参照)。
【0049】
コネクタ27は、その外形平面形状(図1に示されたようにICリーダライタを上面側から見た場合に平面図として現れる形状)は、ほぼ矩形状に形成されてなるもので、その下面側、すなわち、搬送路5に臨む側には、導電性部材からなる複数の接点27aが設けられており、この接点27aを介してICカード4と、図示されないICカード4との信号の授受のための回路との間で、信号の授受が可能なように構成されている(図2参照)。
【0050】
なお、先の凹部1aに隣接するモータ16側の平坦面1bには、カード挿入口2近傍からカード排出口3近傍へ向かって、ICカード4が通過する位置に対応する箇所に、矩形状に比較的小さく形成された第1乃至第4のカードセンサ用光透過穴28a〜28dが穿設されている(図1参照)。この第1乃至第4のカードセンサ用光透過穴28a〜28dを挟んで、その上下には、それぞれ例えばいわゆるフォトカプラ(図示せず)が配設されるようになっている。すなわち、フォトカプラは、発光素子と受光素子(図示せず)とから構成されてなるもので、発光素子(図示せず)からの光が第1乃至第4のカードセンサ用光透過穴28a〜28dを介してフォトカプラを構成する受光素子で受光されるように設けられており、このフォトカプラが設けられた箇所をICカード4が通過して発光素子からの光が遮断されることによる受光素子の出力信号の変化によってICカード4の通過が検出できるようにしてある。このフォトカプラによるICカード4の通過の有無は、後述するようにモータ16の駆動制御に用いられるモータ制御回路(図示せず)によってなされるようになっており、その検出結果に基づいてモータ16の駆動制御がなされるようになっている。なお、このモータ制御回路は、例えば、筐体1内に収納されるものであるが、図1及び図2においては、その図示が省略されている。
【0051】
次に、上記構成における動作について、図2、図5及び図6を参照しつつ説明する。
【0052】
まず、使用者がICカード4をカード挿入口2からICカードリーダライタ内へ挿入し、その挿入が第1のカードセンサ用光透過穴28aの上下(図1において紙面表裏方向)に設けられているフォトカプラ(図示せず)によって検出されると、モータ制御回路(図示せず)によって、モータ16の駆動が開始され、モータ16は、カード搬送用ベルト15の搬送路5に臨む部位が、図2で言えば、カード挿入口2側からカード排出口3側へ送られる方向(換言すれば、図2において、第1の駆動軸10が時計回り方向へ回動されるような方向)に回転するよう駆動されることとなる(以後、このモータ16の回転状態を「正転状態」と言う)。このモータ16が正転状態とされることにより、第1の駆動軸10は、時計回り方向に回転し始め、同時にカード搬送用ベルト15の搬送路5に臨む部位がカード挿入口2側からカード排出口3方向へ移動し始めることとなる。
【0053】
そして、使用者がICカード4をさらに挿入し、ICカード4のカード搬送用ベルト15側の側部を、第1の駆動プーリ6及びカード搬送用ベルト15と、第1の従動ローラ8との間にくわえさせるようにすると、ICカード4は、搬送力を受けて、カード排出口3方向へ移動し始め、ICカード4の先頭部分は、カード当接部23a,23bに当接することとなり、その当接後、ICカード4と共にスライドプレート21がカード排出口3方向へ移動されることとなる。
【0054】
すなわち、スライドプレート21には、プレートガイド溝26a〜26dに遊嵌されたスライドプレート突起24a〜24dが設けられているため、スライドプレート21は、ICカード4の移動と共に、プレートガイド溝26a〜26dの案内によって移動することとなる。そして、プレートガイド溝26a〜26dは、先に述べたように第1の所定区間においては、搬送路5に向かっていわば逆上がりに傾斜しているため、スライドプレート21は、カード排出口3方向へ移動するにつれて、徐々に搬送路5方向へ上昇することとなり、その上昇に伴いスライドプレート21の先頭側(カード当接部23a,23b)から徐々にスライドプレートガイド21の一部が、すなわち第1の傾斜部21aが搬送路5の上側(コネクタ27が位置する側)へ現れることとなる(図5(A)参照)。
【0055】
そして、ICカード4の搬送が進み、スライドプレート突起24a,24bがプレートガイド溝26a,26bの第1の所定区間のほぼ終点付近に位置したところで、コネクタ27に設けられた接点27aがスライドプレート21上のICカード4に形成された接点接触部(図示せず)に丁度当接するようになっている(図5(B)参照)。また、同時にこの位置では、ICカード4の先端部分(スライドプレート21のカード当接部23a,23bに当接する部分)が第3のカードセンサ用光透過穴28cの上下(図1において紙面表裏方向)に設けられているフォトカプラ(図示せず)によって検出され、この検出結果に応じてモータ制御回路(図示せず)によって、モータ16の駆動が一旦停止されるようになっている。
【0056】
モータ16の駆動が停止されると、外部に設けられた図示されないICカード読み取り制御回路によって、接点27aを介してICカード4との通信処理が開始され、相互に種々のデータの授受がなされると共に、ICカード4がいわゆる不正使用のものであるか否かの判定が行われる(図5(B)参照)。
【0057】
なお、この位置においては、スライドプレート21の第2の傾斜部21bは、第1の傾斜部21aに近い一部分が搬送路5の上側に現れるだけで、大半の部分は、搬送路5の下側に位置した状態となっている(図5(B)参照)。
【0058】
不正使用か否かの判定により、不正使用であると判定された場合には、ICカード読み取り制御回路(図示せず)からの制御信号によって、モータ制御回路(図示せず)がモータ16を正転状態とすることとなる。
【0059】
これによって、ICカード4は、カード搬送用ベルト15によりカード排出口3方向へ搬送力を受けるため、ICカード4と共に、スライドプレート21もカード排出口3方向へ移動されることとなる。
【0060】
このスライドプレート21の移動に伴い、スライドプレート突起24a,24bは、僅かな長さ水平に形成された第2の所定区間を介して所定の傾斜で下降している第3の所定区間へ案内されるため、ICカード4が接点27aから離間し、スライドプレート21は、主にその前半部分(第1の傾斜部21aが形成された側)が徐々に下降し始めることとなる。一方、スライドプレート突起24c,24d側は、スライドプレート21の移動が再開されると、プレートガイド溝26c,26dの第1の所定区間に続く水平に形成された部位へ案内されるため、スライドプレート21の第2の傾斜部21bが形成された側の部位は、スライドプレート21の移動が進んでも搬送路5に対する相対位置は殆ど一定の状態に維持されることとなる。
【0061】
ICカード4とスライドプレート21の移動が進むと、カード当接部23a,23bは搬送路5の下面側に位置することとなる(図6(A)参照)。それによって、ICカード4を介してのカード搬送用ベルト15による搬送力は、スライドプレート21へ伝達されなくなり、スライドプレート21の移動が停止する一方、ICカード4のみが、依然としてカード排出口3方向へ搬送されることとなる。なお、スライドプレート21は、ICカード4が上面側に位置するために、この時点では、未だ、戻しばね22による戻し力により初期位置へ戻ることはできない状態である。
【0062】
ICカード4の搬送が進み、その後端部分(カード挿入口2側の端部)が第1の駆動プーリ6及びカード搬送用ベルト15と第1の従動ローラ8との間から抜け出たところで、丁度、ICカード4の先頭部分が、第2の駆動プーリ7及びカード搬送用ベルト15と第2の従動ローラ9との間に挟まれるようになっており、ICカード4は、それによってさらに搬送され(図6(A)参照)、ついには、カード排出口3からICカードリーダの外部(ICカードリーダが組み込まれる装置内)へ排出されることとなる(図6(B)参照)。
【0063】
この場合、モータ16は、第4のカードセンサ用光透過穴28dの上下(図1において紙面表裏方向)に設けられているフォトカプラ(図示せず)によって、ICカード4の後端部の通過が検出されると、モータ制御回路(図示せず)によって、その駆動が停止されることとなる。
【0064】
そして、ICカード4の排出がなされると、スライドプレート21の初期位置への戻りの障害となるICカード4が無くなるため、スライドプレート21は、戻しばね22により初期位置へ引き戻されることとなる(図6(B)参照)。
【0065】
なお、ICカード4をカード排出口3へ送る場合、上述の例では、第4のカードセンサ用光透過穴28dの上下(図1において紙面表裏方向)に設けられているフォトカプラ(図示せず)によって、ICカード4の後端部(カード挿入口2側の端部)の通過が検出されることで、モータ16の駆動を停止するようにしたが、必ずしもこのような構成である必要はない。例えば、ICカード4が第2の駆動プーリ7及びカード搬送用ベルト15と第2の従動ローラ9との間を通過するに十分な時間、モータ16を正転方向へ駆動するようないわば時間制御を行うようにしてもよい。
【0066】
一方、先に述べた第3のカードセンサ用光透過穴28cの上下(図1において紙面表裏方向)に設けられているフォトカプラ(図示せず)によりICカード4の搬送が一旦停止され、ICカード4との通信が行われ、ICカード4がいわゆる不正使用のものではないと判定された場合には、必要な通信がなされた後は、次述するようにして、ICカード4は、再びカード挿入口2から使用者へ戻されることとなる。
【0067】
まず、ICカード4がICカード読み取り制御回路(図示せず)により不正使用のものでないと判定され、必要なICカード4との通信が終了すると、ICカード読み取り制御回路からモータ制御回路(図示せず)へ対してモータ駆動開始のための所定の信号が出力されるようになっている。そして、モータ16は、モータ制御回路により、ICカード4がカード挿入口2方向へ搬送される方向に駆動(逆転状態)されることとなる。すなわち、カード搬送用ベルト15の搬送路5に臨む部位が、図2で言えば、カード挿入口2方向へ送られるようモータ16が駆動され、ICカード4は、これによりカード挿入口2へ戻されることとなる。そして、第2のカードセンサ用光透過穴28bの上下(図1において紙面表裏方向)に設けられているフォトカプラ(図示せず)によって、ICカード4の先端部(カード排出口3側の端部)の通過が検出されると、モータ制御回路(図示せず)によって、その駆動が停止されることとなる。
【0068】
ここで、ICカード4がカード挿入口2まで搬送されても、ICカード4のカード搬送用ベルト15側の側部の一部が、第1の駆動プーリ6及びカード搬送用ベルト15と、第1の従動ローラ8との間に挟まれた状態であるため、ICカード4は、外へ飛び出すことはない。
【0069】
使用者は、モータ16が停止した後、カード挿入口2から外部へ一部露出されているICカード4を掴んで引き抜くことができる。これは、既に述べたように、第1の駆動軸10の一部の部位が、ウォーム形成用円柱部材18に形成された遊嵌穴18aに遊嵌されて、周方向で所定の範囲の回動が可能となっており、ICカード4のカード搬送用ベルト15側の側部の一部が、第1の駆動プーリ6及びカード搬送用ベルト15と、第1の従動ローラ8との間に挟まれた状態であって、第1の駆動プーリ6が第1の駆動軸10と共に回動でき、それによって、カード搬送用ベルト15も移動できるようになっているためである。
【0070】
なお、ICカード4をカード挿入口2へ戻す場合、上述の例では、第2のカードセンサ用光透過穴28bの上下(図1において紙面表裏方向)に設けられているフォトカプラ(図示せず)によって、ICカード4の先端部(カード排出口3側の端部)の通過が検出されることで、モータ16の駆動を制御するようにしたが、必ずしもこのような構成である必要はない。例えば、ICカード4が不正使用のものではないと判定され、ICカード4との必要な通信が終了したと判定された時点から、モータ16を所定時間だけ、逆転方向へ駆動するようないわば時間制御を行うようにしてもよい。すなわち、ここで、所定時間は、ICカード4がカード挿入口2へ戻されるに適した時間であり、モータ16の回転速度を考慮して、シュミレーションや実験等によって予め定められるものである。なお、この場合、ICカード4の飛び出しを防止するために、カード排出口3の付近に、例えば、ICカード4の表面側から裏面側へ、又はICカード4の一方の側面側から他方側へICカード4を押しつけるような板ばね等の部材を設けるようにすると好適である。
【0071】
また、上述の例においては、ICカード4を搬送するために、第1及び第2の駆動プーリ6,7、第1及び第2の従動ローラ8,9、カード搬送用ベルト15を用いたが、必ずしもこのようなものである必要はない。例えば、第1及び第2の駆動プーリ6,7の代わりに、ゴム等の比較的弾力性のある部材からなるローラ(図示せず)を、それぞれ第1の駆動ローラ、第2の駆動ローラとして用い、さらに、図1に二点鎖線で示されたように第1及び第2の駆動軸10,11の一端を筐体1の外側へ延設し、その端部に、それぞれプーリ29a,29bを取着すると共に、このプーリ29a,29bに駆動用ベルト30を掛け渡すような構成としてもよい。
【0072】
そして、この場合、第1の駆動ローラ及び第1の従動ローラ8と、第2の駆動ローラ及び第2の従動ローラ9との間隔は、第1の駆動ローラ及び第1の従動ローラ8との間を、ICカード4の後端部が通過する際、ICカード4の先頭部分が、第2の駆動ローラ及び第2の従動ローラ9とに挟まれるように設定すると好適である。
【0073】
上述した発明の実施の形態においては、スライドプレート21に形成されたスライドプレート突起24a〜24dとスライドプレートガイド25a,25bとにより案内手段が実現され、スライドプレート21により移動部が、スライドプレート突起24a〜24dとプレートガイド溝26a〜26dとにより案内部が、それぞれ実現されたものとなっている。また、スライドプレート21に形成されたスライドプレート突起24a〜24dと、スライドプレートガイド25a,25bによりスライドプレートガイド手段が実現されたものとなっている。
【0074】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明によれば、ICカードリーダライタ内で、ICカードの裏面側が位置する部位を移動可能として、しかも、必要に応じて、搬送路の下面側に下降できるように構成したので、ICカードの裏面側に傷を付けることがなく、しかも、ICカードの回収が必要な場合には、カード排出口へICカードを搬送することができ、ICカードを確実に回収することができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるICカードリーダライタの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるICカードリーダライタの縦断面図である
【図3】第1の駆動軸へのウォームの取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図4】第1の駆動軸の回動の様子を説明する説明図である。
【図5】ICカードの搬送状態を説明する模式図であって、図5(A)は、ICカード挿入時における状態を示す模式図、図5(B)は、通信状態の位置を示す模式図である。
【図6】ICカードの搬送状態を説明する模式図であって、図6(A)は、ICカードがカード排出口から回収される場合を示す模式図、図6(B)は、ICカードがカード排出口から排出された際の状態を示す模式図である。
【符号の説明】
2…カード挿入口
3…カード排出口
5…搬送路
21…スライドプレート
23a,23b…カード当接部
25a,25b…スライドプレートガイド
26a〜26d…プレートガイド溝
27…コネクタ
27a…接点

Claims (7)

  1. ICカードを搬送する搬送手段を有し、前記ICカードが搬送路内を前記搬送手段によって搬送されるよう構成されてなるICカードリーダライタであって、
    前記搬送路の一方の面に臨むようにして前記ICカードとの信号の授受のための接点が設けられると共に、
    ICカードが載置されて当該ICカードと移動する移動部と、前記移動部を案内する案内部とを有してなり、前記移動部は、前記案内部により、前記ICカードの搬送に伴い当該ICカードを前記接点へ案内可能とされると共に、前記ICカードに形成された接点接触部を前記接点へ当接せしめ、前記接点と前記接点接触部の当接後、前記搬送手段により前記ICカードが挿入された方向へさらに搬送される場合には、前記ICカードの移動に伴いICカードから徐々に離間し、前記搬送路の前記接点が位置する側の面と反対側の面の下側へ位置して、前記ICカードのみのさらなる搬送を可能とするよう案内されてなる案内手段が設けられている
    ことを特徴とするICカードリーダライタ。
  2. ICカードの挿入前の初期状態においては、移動部を初期位置に維持せしめる一方、
    前記移動部が前記搬送路の前記接点が位置する側の面と反対側の面の下側へ位置して、前記ICカードがさらに搬送されて移動部から離間した後に、当該移動部を前記初期位置へ戻すよう構成されてなる初期位置戻し手段が設けられてなることを特徴とする請求項記載のICカードリーダライタ。
  3. ICカードを搬送する搬送手段を有し、前記ICカードが搬送路内を前記搬送手段によって搬送されるよう構成されてなるICカードリーダライタであって、
    前記ICカードが載置され、当該ICカードと共に移動するよう構成されてなるスライドプレートと、
    前記ICカードとの信号の授受のための接点とが、前記搬送路を挟んで相対するように設けられ、
    前記スライドプレートの近傍には、前記スライドプレートの移動を案内するスライドプレートガイド手段が設けられ、前記スライドプレートは、前記ICカードの挿入口方向に、初期位置戻し手段により常時戻し力を受け、前記ICカードの挿入前の初期状態においては、初期位置に引き戻される一方、前記ICカードの先頭部分が当接されるカード当接部が設けられ、
    前記スライドプレートガイド手段は、前記スライドプレートを、その初期位置から前記ICカードの挿入方向に向かって第1の所定区間の間、所定の傾きで徐々に上昇せしめ、前記第1の所定区間以降は、前記ICカードの挿入方向に向かうに従い徐々に下降せしめ、
    前記接点は、前記スライドプレート手段の第1の所定区間における前記スライドプレートの傾きと同一の傾きで固設され、
    前記スライドプレートが前記ICカードの搬送に伴い前記ICカードの挿入方向へ進み、前記第1の所定区間において所定位置に到達すると、前記接点が前記ICカードに形成された接点接触部に当接してICカードとの情報の授受が可能な状態となり、
    ICカードが前記ICカードの挿入方向へさらに搬送されると、前記ICカードの搬送と共に前記スライドプレートは、除々に下降しつつ前記接点から除々に離間してゆき、前記カード当接部が前記搬送路の下側に位置し、前記ICカードが所定の位置から排出された後に、前記スライドプレートは、前記初期位置へ引き戻されるよう構成されてなることを特徴とするICカードリーダライタ。
  4. ICカードを搬送する搬送手段を有し、前記ICカードが搬送路内を前記搬送手段によって搬送されるよう構成されてなるICカードリーダライタであって、
    前記ICカードが載置され、当該ICカードと共に移動するよう構成されてなるスライドプレートと、
    前記ICカードとの信号の授受のための接点とが、前記搬送路を挟んで相対するように設けられ、
    前記スライドプレートの側部近傍には、前記搬送路の長手軸方向に沿って、当該スライドプレートの移動を案内するスライドプレートガイドが設けられ、
    前記スライドプレートは、前記ICカードの挿入口方向に、初期位置戻し手段により常時戻し力を受け、前記ICカードの挿入前の初期状態においては、初期位置に引き戻される一方、前記ICカードの先頭部分が当接されるカード当接部が設けられると共に、当該スライドプレートの前記カード当接部が設けられた側の端部近傍の側縁部分と、前記スライドプレートの前記カード当接部が設けられた側と反対側の端部近傍の側縁部分とには、それぞれ前記スライドプレートガイドの方向へ突出形成されたスライドプレート突起が設けられ、
    前記スライドプレートガイドには、前記スライドプレートの前記カード当接部が設けられた側の側縁部分に設けられたスライドプレート突起が係合される第1のプレートガイド係合部と、前記スライドプレートの前記カード当接部が設けられた側と反対側の側縁部分に設けられたスライドプレート突起が係合される第2のプレートガイド係合部とがそれぞれ設けられ、
    前記第1のプレートガイド係合部は、前記スライドプレートの前記カード当接部が設けられた側の部位を、その初期位置からICカードの挿入方向に向かって第1の所定区間の間、所定の傾きで徐々に上昇せしめ、前記第1の所定区間以降は、前記ICカードの挿入方向に向かうに従い徐々に下降せしめるように形成されてなり、
    前記第2のプレートガイド係合部は、前記スライドプレートの前記カード当接部が設けられた側と反対側の部位を、その初期位置からICカードの挿入方向に向かって第1の所定区間の間、所定の傾きで徐々に上昇せしめ、前記第1の所定区間以降は、前記ICカードをほぼ水平状態に維持せしめるように形成されてなり、
    前記接点は、前記第1のプレートガイド係合部の第1の所定区間における前記スライドプレートの傾きと同一の傾きで固設され、
    前記スライドプレートが前記ICカードの搬送に伴い前記ICカードの挿入方向へ進み、前記第1の所定区間において所定位置に到達すると、前記接点が前記ICカードに形成された接点接触部に当接してICカードとの情報の授受が可能な状態となり、
    ICカードが前記ICカードの挿入方向へさらに搬送されると、前記ICカードの搬送と共に前記スライドプレートの前記カード当接部が設けられた側の部位は、除々に下降しつつ前記接点と離間し、前記カード当接部が前記搬送路の下側に位置し、前記ICカードが所定の位置から排出された後に、前記スライドプレートは、前記初期位置へ引き戻されるよう構成されてなることを特徴とするICカードリーダライタ。
  5. 搬送手段は、ICカードの挿入位置近傍において、搬送路を挟んで第1の駆動プーリと第1の従動ローラとがそれぞれ軸支されて設けられ、
    前記ICカードの排出位置近傍において、前記搬送路を挟んで第2の駆動プーリと第2の従動ローラとがそれぞれ軸支されて設けられ、
    前記第1の駆動プーリと第2の駆動プーリには、カード搬送用ベルトが掛け渡され、
    前記第1の駆動プーリがモータにより回動可能に設けられてなることを特徴とする請求項、請求項又は請求項記載のICカードリーダライタ。
  6. 第1の駆動プーリの中心には駆動軸が取着され、当該第1の駆動プーリと反対側の前記駆動軸の端部において、ウォームギアを介してモータの回動が伝達されるよう構成されてなることを特徴とする請求項記載のICカードリーダライタ。
  7. ウォームギアを構成するウォームは、駆動軸より大径のウォーム形成用円柱部材の外周面に形成されてなり、当該ウォーム形成用円柱部材の軸方向の中心には前記駆動軸が遊嵌される遊嵌穴が形成されて、前記駆動軸が遊嵌され、
    前記ウォーム形成用円柱部材には、その周方向で所定の間隔を隔てて少なくとも1つのウォーム側係止突起が前記駆動軸の軸方向に突設され、
    前記駆動軸の外周面には、その周方向で所定の間隔を隔てて少なくとも1つの駆動軸側係止突起が、前記駆動軸の端部が前記遊嵌穴に遊嵌せしめられた状態において、前記ウォーム側係止突起が突設された前記ウォーム形成用円柱部材の端面の近傍に位置するように前記駆動軸の軸方向の適宜な位置に突設されてなり、
    前記駆動軸が所定角度の範囲で回動自在に構成されてなることを特徴とする請求項記載のICカードリーダライタ。
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