JP3856942B2 - メニュー管理システムおよびメニュー管理プログラム記憶媒体 - Google Patents

メニュー管理システムおよびメニュー管理プログラム記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムの操作者に提供するメニューを管理するメニュー管理システムおよびそのためのプログラムが記憶されたメニュー管理プログラム記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンピュータシステムでは、GUI(グラフィックユーザーインターフェース)技術を用いて、そのシステムに備えられた複数の処理機能のうち操作者に許容された機能が示されたメニューを画面に表示したり、複数の処理機能のうち操作者に許容された機能と許容されない機能とを互いに異なる表示色で画面に表示したり、あるいは許容されない機能についてはハーフトーンで画面表示したりすることにより、操作者にメニューを提供することが広く行われている。
【0003】
従来、このようなメニューの提供を行うために、そのコンピュータシステムに用いられるアプリケーションプログラムを作成する際に、どの操作者にどの処理機能を許容するかを規定するシステム仕様処理の作成段階で、システム提供者により十分な検討が重ねられた上でシステム仕様書が作成され、そのシステム仕様書に従ってアプリケーションプログラムの中にメニュー管理に関する仕組みが組み込まれることが多い。その仕組みは、具体的には、プログラミング言語によるIF文の形式で記述され、コンパイル処理された形でユーザーに提供されるので、そのアプリケーションプログラムを導入したユーザー側でメニュー管理に関する仕様を変更することは原則として不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、アプリケーションプログラムの仕様検討の際に十分に時間をかけて検討を行っても、多様なユーザーニーズに完全に対応することのできるシステム仕様書を作成することは難しく、個々のユーザーにとっては、使いづらいシステムとなる場合がしばしば発生するという問題がある。また、時の経過に伴いユーザーニーズ自体が変化するということも多く、従来の固定的なメニュー管理方式のままでは不都合なことが多い。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑み、メニュー内容を容易に変更することのできるメニュー管理システムおよびそのためのメニュー管理プログラム記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明のメニュー管理システムは、
操作する主体を表す項目と該主体により操作される客体を表す項目とを含む複数の項目それぞれに対応する複数のデータと、該主体による該客体の操作を許容するか否かを表すフラグとが記録されたレコードが複数集合してなるユースケーステーブルが記憶されたテーブル記憶手段、および
前記複数の項目のうちの1以上の項目に対応するデータを入力情報として受け取り、前記ユースケーステーブルの中から該入力情報に合致するレコードを検索し、該合致するレコードに記録された、前記フラグを含む出力情報を返却するテーブル検索手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
ここで、前記テーブル検索手段が、前記合致するレコードに記録されたフラグと、前記複数の項目のうち、前記入力情報を構成するデータに対応する項目を除く項目に対応するデータとからなる出力情報を返却するものであることが好ましい。
また、前記メニュー管理システムが、操作者による指示に従って前記ユースケーステーブルを作成して前記テーブル記憶手段に格納するテーブル作成手段を備えたものであることも好ましい。
【0008】
また、上記の目的を達成する本発明のメニュー管理プログラム記憶媒体は、
操作者による指示に従って、操作する主体を表す項目と該主体により操作される客体を表す項目とを含む複数の項目それぞれに対応する複数のデータと、該主体による該客体の操作を許容するか否かを表すフラグとが記録されたレコードが複数集合してなるユースケーステーブルを作成するテーブル作成手段、および前記複数の項目のうちの1以上の項目に対応するデータを入力情報として受け取り、前記ユースケーステーブルの中から該入力情報に合致するレコードを検索し、該合致するレコードに記録された、前記フラグを含む出力情報を返却するテーブル検索手段を有するメニュー管理プログラムが記憶されてなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のメニュー管理システムが適用されるコンピュータシステムの概要図である。
図1には、一例として、ファイルサーバ110、プリンタサーバ120、および3台のクライアント130,140,150とが通信回線160を介して互いに接続されたコンピュータシステム100が示されている。これらのサーバおよびクライアントはそれぞれがコンピュータシステムで構成されており、CPU、主記憶装置、補助記憶装置などが内蔵された本体部111,121,131,141,151、各コンピュータシステムに各種の指示を入力するキーボード112,122,132,142,152、および、画面を表示して操作者に各種の情報を提供するディスプレイ113,123,133,143,153などが備えられている。
【0010】
ファイルサーバ110の本体部111には、大容量補助記憶装置114が内蔵されており、その中に本実施形態のメニュー管理システムの、テーブル記憶手段、テーブル検索手段、およびテーブル作成手段を備えたメニュー管理プログラムが格納されている。なお、このテーブル作成手段は、本発明のメニュー管理システムに必須の手段ではなく、メニュー管理システムを、テーブル作成手段を含まない構成とし、本実施形態におけるテーブル作成手段と同様の機能を有する独立のソフトウエアを別途用意しておき、そのソフトウエアを用いてユースケーステーブルを作成/更新するようにしてもよい。しかし、操作性の面からは、本実施形態のようにメニュー管理システムの中にテーブル作成手段を組み込んだ構成とすることが好ましい。
【0011】
メニュー管理プログラムは、メニュー管理プログラム記憶媒体200に記憶されており、このコンピュータシステム100にメニュー管理システムをセットアップする際に、ファイルサーバ110の本体部111に備えられた記憶媒体読取装置115を介して大容量補助記憶装置114内に読み込まれる。
テーブル記憶手段、テーブル検索手段、およびテーブル作成手段それぞれの動作については後述する。
【0012】
プリンタサーバ120には、高速のプリンタ124が接続されており、このコンピュータシステム100共通の印刷装置としての役割りを担っている。
次に、本発明のメニュー管理プログラム記憶媒体について説明する。
図2は、本発明のメニュー管理プログラム記憶媒体の一実施形態を示す模式図である。
【0013】
図2に示すように、このメニュー管理プログラム記憶媒体200には、テーブル記憶手段に対応するテーブル記憶プログラム211と、テーブル検索手段に対応するテーブル検索手段212と、テーブル作成手段に対応するテーブル作成プログラム213とを備えたメニュー管理プログラム210が記憶されている。
このメニュー管理プログラム記憶媒体200に用いられる物理媒体としては、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、FD(フロッピーディスク)などの可搬型の記憶媒体、あるいは固定磁気ディスク装置などの据置型の記憶媒体を用いることができる。
【0014】
次に、本実施形態のメニュー管理システムに用いられるユースケーステーブルについて説明する。
図3は、本発明のメニュー管理システムの一実施形態におけるユースケーステーブルの一例を示す模式図である。
本発明のユースケーステーブルは、操作する主体を表す項目と、その主体により操作される客体を表す項目とを含む複数の項目それぞれに対応する複数のデータと、主体による客体の操作を許容するか否かを表すフラグとが記録されたレコードが複数集合してなるものであり、具体的には、図3に示すように、行方向に複数の項目が配列され、列方向に上記各項目に対応する複数のレコードが配列された2次元の表形式として表すことができる。
【0015】
図3に示した例では、行方向に5つの項目310,320,330,340,350が配列されており、列方向にこれら5つの項目にそれぞれ対応するデータ310_1,320_1,330_1,340_1,350_1からなるレコード300_1、データ310_2,320_2,330_2,340_2,350_2からなるレコード300_2、・・・が配列されている。
【0016】
この例では、項目310は、操作する主体であるアクター(操作者)を表す項目であり、例えば、項目310に対応するレコード300_1には、「一般利用者」というデータが記録されており、項目310に対応するレコード300_10には、「特権利用者」というデータが記録されている。なお、本実施形態では、この項目310は、いわゆるキー項目であり、検索の際のメインキーとして用いられる。
【0017】
項目320は、操作される客体である対象データに関する条件を表す項目であり、例えば、項目320に対応するレコード300_1には、「他人の登録した」というデータが記録されており、項目310に対応するレコード300_2には、「自分の登録した」というデータが記録されている。
項目330は、操作される客体である対象データを表す項目であり、例えば、項目330に対応するレコード300_1には、「業務を」というデータが記録されており、項目330に対応するレコード300_2には、「利用者を」というデータが記録されている。
【0018】
項目340は、操作者のアクセス可能な種別を表す項目であり、例えば、項目340に対応するレコード300_1には、「更新できる」というデータが記録されており、項目340に対応するレコード300_2には、「削除できる」というデータが記録されている。
項目350は、アクター(項目310)による対象データ(項目330)の操作を許容するか否かを表すフラグが格納される項目であり、例えば、項目350に対応するレコード300_1には、操作を許容することを表す「○」というデータが記録されており、項目350に対応するレコード300_2には、操作を許容しないことを表す「×」というデータが記録されている。
【0019】
このように、項目の数および項目内容について自由に設定することができる。例えば、項目310を、上記の例のように、「一般利用者」と「特権利用者」という2種類のデータとする代わりに、各操作者のIDを入力する項目としてもよい。
また、このユースケーステーブルを、上記のように1つのテーブルとする代わりに、例えば、第1階層のユースケーステーブルと、この第1階層のユースケーステーブルのさらに詳細なデータが記録された第2階層のユースケーステーブルからなる複数階層の階層構造を有するテーブルとして構成してもよい。
【0020】
ユースケーステーブル400は、先ずは、アプリケーションシステムのメーカーにより作成されてユーザーに提供されるが、ユーザーニーズによりメニューの設定内容を変更する必要が生じた時に、メーカーあるいはユーザー自身の手により新たに作成することも、また、設定内容を修正して更新することもできるようになっている。あるいは、最初の作成段階からユーザーに委ねてもよい。
【0021】
作成/更新されたユースケーステーブル400はメニュー管理プログラムに備えられたテーブル記憶手段に記憶される。具体的には、図2に示したテーブル記憶プログラム211により、図1に示した大容量補助記憶装置114内に構築されている、データベースに記憶される。
ユースケーステーブルの作成/更新のために用いられるテーブル作成手段については後述する。
【0022】
なお、図3に示したユースケーステーブル400の最左端にあるユースケース番号とは、入力されたレコードを所定のルールによりソートし、ソートされた順に連番を付したレコード番号のことであり、新たなレコードが追加される度に、あるいはレコードが削除される度に付け替えられるようになっている。
次に、本実施形態のメニュー管理システムのテーブル検索手段の動作について説明する。
【0023】
なお、本実施形態における一例として説明するアプリケーションプログラムのメニューは、第1段階のメニューとしてユースケーステーブル400(図3参照)の項目310、第2段階のメニューとして項目320、第3段階のメニューとして項目330、第4段階のメニューとして項目340が順次表示される階層的メニュー体系として構成されている。本発明のメニュー管理システムは、このような階層的メニュー体系にも、また階層を持たないメニュー体系のいずれにも適用することができる。
【0024】
(1) 操作者が、図1に示したコンピュータシステム100のいずれかのクライアントを用いて所望のアプリケーションシステムを呼び出すと、ディスプレイ上には操作者のID(識別子)およびPW(パスワード)の入力を促す画面が表示される。
(2) 操作者が、画面の指示に従いIDおよびPWを入力し、アプリケーションシステムによりIDおよびPWが正当なものであることが認証されると、アプリケーションシステムにより、大容量補助記憶装置114に記憶されたメニュー管理プログラム210(図2参照)が呼びされ、テーブル検索手段によるユースケーステーブルの検索が開始される。
【0025】
図3に示したように、本実施形態におけるユースケーステーブル400(図3参照)の項目の中にはIDが設定されておらず、入力されたIDは、所定の変換ルールにより項目310(アクター)に変換されてテーブル検索手段に対する入力情報とされ、ユースケーステーブルの中からこの入力情報に合致するレコードの検索が行われる。検索の結果、合致するレコードが選び出されると、合致するレコードに記録された、フラグ情報を含む出力情報が返却されその出力情報に基づくメニュー画面が表示される。
【0026】
なお、本実施形態では、IDとして、「0000」から「9999」までの文字列が用いられており、「0000」から「8999」までのIDは「一般利用者」に変換され、「9000」から「9999」までのIDは「特権利用者」に変換される。例えば、操作者が「1234」というIDを入力したとすると、このIDは項目310(アクター)=「一般利用者」という入力情報に変換される。テーブル検索手段は、ユースケーステーブル400の中からこの入力情報に合致するレコードを検索する。その結果、9件のレコード300_1,300_2,・・・,300_9が選び出され、これら合致するレコードに記録された、フラグ情報を含む出力情報が返却され、この出力情報に基づく第1段階のメニュー画面が表示される。各段階のメニュー画面はアイコン(絵文字)によるものでも、あるいは文字情報によるものでもよい。
【0027】
本実施形態では、メニュー画面には、フラグ情報(項目350)が「○」であるレコード、すなわちその操作者に許容されたレコードのみがメニュー表示されるようになっているが、このように構成する代わりに、フラグが「○」であるレコードおよび「×」であるレコード全てをメニュー表示するようにしてもよい。その場合は、操作者に許容されているレコードと許容されないレコードとを表示色あるいはハーフトーンなどで識別できるようにメニュー表示を行えばよい。操作者はアイコンの表示状態を見て操作が許容されているか否かを知ることができるので、操作が許容されているアイコンのうち所望のアイコンをクリックすることによりメニュー操作を進めることができる。
【0028】
操作者は、どの段階のメニュー画面からでも、次の段階のメニュー画面に前進させたりあるいは前の段階のメニュー画面に後退させたりして、表示された許容メニューの中から所望の処理を選択することもできるし、処理選択を行わずにメニュー操作を終了させることもできる。例えば、上記の9件のうち許容レコード300_1,300_2,・・・,300_9が表示された第1段階のメニュー画面の中から、項目320が「自分の登録した」であるデータを選択するような入力が行われると、テーブル検索手段により、ユースケーステーブル400の中からこの入力情報に合致するレコード300_2が検索され、この合致したレコードに記録された、フラグ情報を含む出力情報が返却され、この出力情報に基づく第2段階のメニュー画面が表示される。
【0029】
(3) なお、上記実施形態では、テーブル検索手段は、入力情報に合致するレコードに記録されたフラグを含む出力情報を返却するように構成されているが、このように構成する代わりに、テーブル検索手段を、入力情報に合致するレコードに記録された、フラグと、全項目のうち、入力情報を構成するデータに対応する項目を除く項目に対応するデータとからなる出力情報を返却するものとして構成してもよい。このようにテーブル検索手段を構成した場合、例えば、上記の例と同様に、操作者が「1234」というIDを入力し、このIDが項目310(アクター)=「一般利用者」という入力情報に変換され、テーブル検索手段によりユースケーステーブル400の中からこの入力情報に合致する9件のレコード300_1,300_2,・・・,(300_9)が検索されたとすると、テーブル検索手段は、それらのレコードに記録された、フラグのデータ350_1,350_2,・・・と、項目320,330,340に対応するデータ320_1,320_2,・・・,330_1,330_2,・・・,340_1,340_2,・・・とからなる出力情報を返却し、それらの全情報を含むメニューを一括して表示することができる。こうすることにより、複数の項目を用いた、いわゆる多重検索が行えるようにメニュー体系を構成することもできる。
【0030】
次に、本実施形態のメニュー管理システムに備えられたテーブル作成手段の動作について説明する。
本実施形態のテーブル作成手段は、ユースケーステーブルを新規に生成するテーブル生成機能のほかに、すでに生成済みのユースケーステーブルに新たなレコードを追加したり、登録済みのデータを訂正あるいは削除したりすることのできるテーブル更新機能を有しており、通常のアプリケーションプログラムの場合は、システム管理者のみがこれらの機能を用いてユースケーステーブルをメンテナンスするよう構成されている。従って、一般の操作者にはこのテーブル作成手段の存在は認識されないようになっている。
【0031】
このように、本実施形態のテーブル作成手段は、通常、システム管理者のみが操作するよう構成されており、以下のテーブル作成手段の説明における「操作者」は、一般の利用者ではなくシステム管理者を意味している。
(1) 操作者が、図1に示したコンピュータシステム100のいずれかのクライアントを用いて大容量補助記憶装置114に記憶されたメニュー管理プログラム210(図2参照)を呼び出すと、ディスプレイ上には操作者のID(識別子)およびPW(パスワード)の入力を促す画面が表示される。
【0032】
(2) 操作者が、画面の指示に従いIDおよびPWを入力し、その操作者が正当なアクセス権限を有する者であることが認証されると、ディスプレイ上にはテーブル作成画面が表示される。操作者は、テーブル作成画面の指示に従い、これから作成しようとするユースケーステーブル400の項目としてどのような項目を設定するかを入力する。
【0033】
図3に示す例では、操作者により第1の項目として、アクター(システム管理者)を表す項目310が設定されている。第1の項目310の設定に続けて、操作者が3つの項目320,330,340を順次設定したとすると、システム側ではこれらの4項目に続けて第5の項目としてアクターによる操作を許容するか否かを表すフラグが格納される項目350を自動的に追加設定する。以上の動作により上記5項目からなるユースケーステーブル400が新規に生成される。
【0034】
(3) 次に、設定された項目についてのデータ入力画面が表示され、画面の指示に従って操作者によるデータ入力が開始される。
操作者によるデータ入力がキーとなる項目(本実施形態では項目310)に対して行われた時は、ユースケーステーブル400に新しいレコードが追加される。例えば、操作者が項目310に、「一般利用者」というデータが入力されると、第1行目、すなわちユースケース番号1としてレコード300_1が追加され、レコード300_1の項目310に対応するデータ310_1として上記の「一般利用者」が登録される。なお、ユースケース番号とは、入力されたレコードを所定のルールによりソートし、ソートされた順に連番を付したレコード番号のことであり、新たなレコードが追加される度、あるいはレコードが削除される度に付け替えられる。
【0035】
ユースケーステーブル400にすでに9つのレコード300_1,300_2,・・・300_9が登録されている場合に、操作者が項目310に、「特権利用者」というデータを入力すると第10行目、すなわちユースケース番号10となるレコード300_10が追加され、レコード300_10の項目310に対応するデータ310_10として上記の「特権利用者」が登録される。ここで、本実施形態のメニュー管理システムでは、すでに登録されている9つのレコード300_1,300_2,・・・300_9の、項目310および項目350以外のデータがレコード300_10,300_11,・・・300_18に自動的にコピーされるようになっているので、項目310および項目350以外のデータは、項目310が「一般利用者」である9通りのケースと同一のデータをレコード300_10,300_11,・・・300_18に登録する手数が省略され、操作者は、項目350について各レコード毎に○×を入力していけばよい。
【0036】
キー項目以外の項目に対してデータ入力を行う場合は、その項目が存在するときにはレコードの追加は行われず、指定されたユースケース番号の指定された項目に対して操作者が入力したデータによりそのレコードへのデータ更新が行われる。また、その項目が存在しないときには、レコードの追加は行われ、指定されたユースケース番号の指定された項目に対して操作者が入力したデータにより新たなレコードへのデータの追加が行われる。
【0037】
すなわち、操作者がユースケース番号1の項目320に、「他人の登録した」というデータを入力すると、「他人の登録した」というデータが存在する場合には、レコード300_1の項目320は上記のデータ「他人の登録した」に更新される。また、「他人の登録した」というデータが存在しない場合には、新たなレコードとして追加が行われる。
【0038】
操作者が、項目310に、アクターが「一般利用者」というデータ、および項目320に、対象データに関する条件が「自分の登録した」というデータを入力したとすると、ユースケース番号1なるレコード300_1が追加され、レコード300_1の項目310に上記のデータ「一般利用者」、項目320に上記のデータ「自分の登録した」が登録される。
【0039】
第5の項目350には、そのレコードの各項目データの組合せ条件に対するそのアクターの操作を許容するか否かを表すフラグ(図3に示すように本実施形態では○または×)が操作者により入力される。
こうして作成/更新されたユースケーステーブル400は、直ちに、メニュー管理システムのテーブル記憶手段により大容量補助記憶装置114(図1参照)に記憶される。従って、テーブル作成手段による作成/更新操作終了後のユースケーステーブル400は、テーブル作成手段により作成/更新された内容が反映されているので、次の利用者がこのアプリケーションを呼び出した時には最新の状態に更新されたメニュー操作を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のメニュー管理システムによれば、メニュー内容を表形式で記述したユースケーステーブルを記憶するテーブル記憶手段と、このユースケーステーブルを検索するテーブル検索手段とを備えたことにより、従来の固定的なメニュー管理方式に比べて、メニュー内容の変更が極めて容易なメニュー管理システムおよびメニュー管理プログラムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメニュー管理システムが適用されるコンピュータシステムの概要図である。
【図2】本発明のメニュー管理プログラム記憶媒体の一実施形態を示す模式図である。
【図3】本発明のメニュー管理システムの一実施形態におけるユースケーステーブルの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
100 コンピュータシステム
110 ファイルサーバ
111,121,131,141,151 本体部
112,122,132,142,152 キーボード
113,123,133,143,153 ディスプレイ
114 大容量補助記憶装置
115 記憶媒体読取装置
120 プリンタサーバ
124 プリンタ
130,140,150 クライアント
160 通信回線
200 メニュー管理プログラム記憶媒体
210 メニュー管理プログラム
211 テーブル記憶プログラム
212 テーブル検索プログラム
213 テーブル作成プログラム
300_1,300_2 レコード
310,320,330,340,350 項目
310_1,320_1,330_1,340_1,350_1,310_2,320_2,330_2,340_2,350_2 データ
400 ユースケーステーブル

Claims (4)

  1. 操作する主体を表す項目と該主体により操作される対象データ、条件、アクセス種別を含む客体を表す項目とを含む複数の項目それぞれに対応する複数のデータと、該主体による該客体の操作を許容するか否かを表すフラグとが記録されたレコードが複数集合してなるユースケーステーブルが記憶されたテーブル記憶手段、および
    前記複数の項目のうちの前記客体を表す対象データ、条件、アクセス種別のいずれかを含む1以上の項目に対応するデータを前記主体により入力された入力情報として受け取り、前記ユースケーステーブルの中から該入力情報に合致するレコードを検索し、該合致するレコードに記録された、前記フラグを含む出力情報を返却するテーブル検索手段を備えたことを特徴とするメニュー管理システム。
  2. 前記テーブル検索手段が、前記合致するレコードに記録されたフラグと、前記複数の項目のうち、前記入力情報を構成するデータに対応する項目を除く項目に対応するデータとからなる出力情報を返却するものであることを特徴とする請求項1記載のメニュー管理システム。
  3. 操作者による指示に従って前記ユースケーステーブルを作成して前記テーブル記憶手段に格納するテーブル作成手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のメニュー管理システム。
  4. 操作者による指示に従って、操作する主体を表す項目と該主体により操作される対象データ、条件、アクセス種別を含む客体を表す項目とを含む複数の項目それぞれに対応する複数のデータと、該主体による該客体の操作を許容するか否かを表すフラグとが記録されたレコードが複数集合してなるユースケーステーブルを作成するテーブル作成手段、および前記複数の項目のうちの前記客体を表す対象データ、条件、アクセス種別のいずれかを含む1以上の項目に対応するデータを前記主体により入力された入力情報として受け取り、前記ユースケーステーブルの中から該入力情報に合致するレコードを検索し、該合致するレコードに記録された、前記フラグを含む出力情報を返却するテーブル検索手段を有するメニュー管理プログラムが記憶されてなることを特徴とするメニュー管理プログラム記憶媒体。
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