JP3854951B2 - データ処理装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents
データ処理装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶し、アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知する印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンティングシステムは、カラー出力を可能とするカラープリンタと、そのプリンタを制御し印刷データを生成するホストコンピュータと、その双方を接続する通信インタフェースとから構成されるのが一般的である。カラープリンタの中でインクジェットプリンタは、その用途に応じて、実に様々な用紙を使い分ける。例えば、複写機などで用いられる普通紙を始め、インクの滲みを抑え発色を良くするためにシリカ等のコーティングを表面に施したコート紙、銀塩写真のような写真調画像を形成するのに用いられる光沢紙、透過原稿用のOHPフィルム、アイロンプリントするための転写紙やバックプリントフィルムなど、多種多様な材質の用紙が存在している。
【0003】
また、材質だけでなく、官製はがきや封筒、また通信面に光沢紙を使用した光沢はがき、写真印刷用として印画紙で一般的に使われているL版サイズの光沢紙などのように、特別な目的に応じた大きさの用紙が販売されている。
【0004】
それらの用紙(メディア)に印刷する際、予め印刷対象となる記録媒体(用紙)の種類をユーザがプリンタドライバ上の印刷設定の中で選択し、その設定に基づいた適切な印刷を行うように構成されていた。
【0005】
また、最近では、用紙の種類を自動的に判別するメディアセンサと呼ばれるセンサを搭載したプリンタが考えられている。このようなプリンタでは、図12に示すように分類する用紙の種類を大きく分けて5種類程度(同図の破線で囲まれた矩形領域)にしている。この例では、用紙表面へ光を照射し、その反射光(正反射光と拡散反射光)の強度を判別に利用しているものの例である。なお、この種のデータ処理装置例として下記の特許文献1が公開されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−212390号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の技術においては、以下のような問題があった。
【0008】
メディアセンサを搭載していない一般的なインクジェットプリンタでは、ユーザは印刷対象となる用紙の種類を前もって印刷設定のユーザインタフェース(以降、UIと略すことがある)上で選択して設定する必要があった。所望の用紙の種類を非常にたくさんある選択肢の中から選択する煩雑さや選択意図とは異なる誤設定、及びユーザが印刷を行う用紙に対する十分な知識を持っていないことも要因となって、用紙の種類に適した印刷ができないことがあった。特に予め選択肢として用意されているプリンタメーカーの純正用紙以外を使用する場合には、所望の用紙と純正用紙との対応付けが必要となった。これらの結果、ユーザの手を煩わせたり、著しく悪い品位の印刷結果となってしまったり、高価なメディアやインクを無駄に消費したり、印刷時間の必要以上の増大を招いたりすることにもなり得た。
【0009】
上記課題の一部を解決するため、用紙の種類を特定することが可能なメディアセンサを搭載し、用紙に適した印刷モードを自動設定するプリンタが提案されているが、その場合でも次のことが問題となった。すなわち、メディアセンサを搭載したプリンタでは、後述する図12に示すように判別できる用紙の種類が限定されてしまうことが多く、誤った判別結果を招くことは少ないものの、対象となる用紙に最適な印刷モードの設定を行うことは難しい。
【0010】
例えば、図12において、普通紙系のグループに属する用紙として判別される定義領域1014に含まれる再生紙1013を考えた場合、この再生紙1013が属する普通紙系のグループに最適な印刷プロファイルを用いて印刷処理が行われることになるが、これは、この再生紙に対して考えると、最適な印刷プロファイルではなく、適当な印刷プロファイルであり、その結果、最高ではないが適当な印刷品位で印刷が行われることになるのである。
【0011】
また、例えば、官製はがき1018を考えた場合、定義領域1014に含まれるために普通紙系のグループに属する用紙として判別される。したがって普通紙系のグループに最適な印刷プロファイルを用いて印刷処理が行われることになり、この場合も官製はがきで最適な印刷プロファイルで印刷を行うことができない。
【0012】
このような印刷処理が行われるのは、センサの精度や同一用紙内でのばらつき、及び市販されているあらゆる用紙へ対応する必要に迫られての結果である。仮にこの分類を増やそうとすれば、誤った用紙の種類を選択してしまう可能性が高くなる。
【0013】
また、純正用紙以外への対応については上記と同様で、最も条件が近い用紙を自動的に選択してしまうためにその用紙に合ったきめの細かい印刷モードの設定を行うことは困難である。
【0014】
また、特別な目的に応じた大きさの用紙に印刷する場合、例えば官製はがきに印刷する場合、ユーザは用紙のサイズとして「はがきサイズ」を指定するが、用紙の種類としても「はがき」を指定する必要があった。
【0015】
用紙の種類として「はがき」を指定しなければならない理由は、例えば「はがき」は「普通紙」に比べて厚みがあるために給紙制御方法を変更しなければ正しく給紙できなかったり、インクの乾きが悪いために使用するインクや、インクのうち込み量、操作パス数を普通紙と同じにできないことによる。
【0016】
また、「普通紙」と「はがき」は特性が酷似しているためメディアセンサを使用して自動的に区別することができなかった。しかし、ユーザにとっては用紙サイズのほかに用紙の種類としても「はがき」を指定する必要があることは気付きにくいため、設定を行わないで印刷してしまい、給紙に失敗したり、十分な印刷品位が得られないという問題があった。
【0017】
このような不具合に対応すべく、プリンタドライバによっては用紙サイズとして「はがきサイズ」を指定した場合にメッセージを表示することで適切な用紙の種類を設定するようにガイドするものも存在するが、ユーザは「はがきサイズ」を設定する度に、ガイドに従って操作しなければならないという問題があった。
【0018】
また、店頭で市販されている用紙の種類には非常に多くのものが存在し、プリンタドライバはこれらの用紙の印刷に対応する必要があるため、非常に多くの選択肢から印刷に使用する用紙の種類を選択するようになっている。
【0019】
しかし、一般的なユーザが使い分ける用紙の種類は高々数種類であるにもかかわらず、ユーザはこの選択操作を行う必要があるため、選択に戸惑ったり、選択を誤って印刷してしまう、という問題があった。
【0020】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷装置から取得される情報により判別されたメディアグループとユーザにより設定される印刷条件とに基づいて、記憶されたいずれかの用紙の種類に対応する印刷プロファイルを選択して、印刷データに対する印刷条件を設定することにより、簡易なメディアセンサであっても、ユーザが設定した印刷条件と判別されるメディアグループに適応して、その用紙に最適な印刷プロファイルを用いて印刷処理を行って、最高の印刷品位の印刷結果を得ることができるユーザにとって操作性に優れたプリンティングシステムを構築できるデータ処理装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0021】
また、印刷装置から取得される情報により判別されたメディアグループとユーザにより設定される印刷条件とに基づいて、記憶されたいずれかのグループに対応するプリセットされた用紙の種類の印刷プロファイルを選択して、印刷データに対する印刷条件を設定することにより、簡易なメディアセンサであっても、ユーザが設定した印刷条件と判別されるメディアグループに適応して、たとえ複数の種別の用紙が含まれるグループと判別された場合でも、そのメディアグループにユーザがあらかじめプリセット指定している用紙の種類に最適な印刷プロファイルを用いて印刷処理を行って、最高の印刷品位の印刷結果を得ることができるユーザにとって操作性に優れたプリンティングシステムを構築できるデータ処理装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のデータ処理装置は以下に示す構成を備える。
【0023】
アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサを備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置であって、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルと、前記判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別手段と、前記記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段と、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定手段と、前記判別手段により判別されたメディアグループと前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第2の印刷設定手段とを備えることを特徴とする。
【0024】
また、アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサと、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルと、前記判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別手段と、を備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置であって、前記記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段と、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定手段と、前記判別手段により判別されたメディアグループを取得し、前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第2の印刷設定手段とを備えることを特徴とする。
【0025】
上記目的を達成する本発明の印刷制御方法は以下に示す構成を備える。
【0026】
記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段を備え、アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサを備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置における印刷制御方法であって、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別ステップと、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定ステップと、前記判別ステップにより判別されたメディアグループと前記第1の印刷設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第2の印刷設定ステップとを備えることを特徴とする。
【0027】
また、記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段を備え、アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサと、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別可能な印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置における印刷制御方法であって、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定ステップと、前記印刷装置側で判別されたメディアグループを取得し、前記第1の印刷設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第2の印刷設定ステップとを備えることを特徴とする。
【0028】
また、上記印刷制御方法における各ステップを備えるプログラムおよびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施形態に基づき本発明を詳細に説明する。
【0030】
尚、以下において、USBとはUniversal Serial Busの略であり、双方向通信が可能な公知のインタフェースであるので、その詳細説明は省略する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態を示すデータ処理装置を適用可能なプリンティングシステムの構成を示すブロック図である。
【0032】
図1において、601は画像形成を行うインクジェット方式のカラープリンタ(プリンタ)であり、後述するPC602で生成された印刷データに基づいて画像の形成を行う。
【0033】
なお、本実施形態において、プリンタの種類については特に問わないが、ここではインクジェット方式のカラープリンタを想定している。また、プリンタ601は、各種機能ブロック604〜608によって構成される。602は、印刷データの生成や接続されたプリンタ601の制御を行うデータ処理装置(PC)であり、ここではパーソナルコンピュータ(以下、PCと記す)を想定している。
【0034】
PC602は印刷の設定に関するユーザからの指示や入力を受ける役割も果たす。PC602は、各種機能ブロック609、610、615〜617によって構成される。また、この図には記載していないが、PC602を制御するオペレーティングシステム(以降、OSと略すことがある)として、Microsoft Windows(登録商標) XPが組み込まれており、このOS上で各種機能ブロックが動作する。
【0035】
603は通信インタフェースで、PC602とプリンタ601とを通信可能に接続する。ここでは仮に、シリアルインタフェースであるUSBを想定しているが、この他に、IEEE1394、Ethernet(登録商標)、IrDA(登録商標)、IEEE802.11、電力線などや、パラレルインタフェースとしてはセントロニクス、SCSIなど複数の種類が想定されるが、双方向の通信を実現するものであれば有線/無線を問わずどのようなインタフェースであっても構わない。
【0036】
このように、本実施形態におけるプリンティングシステムとは、単体の装置ではなく、PC602と画像形成を行うプリンタ601とが特定の双方向インタフェースで接続された構成をとっているが、この例に限られることなく、このようなPCとプリンタの機能が一体となった装置一体型のプリンティングシステムであってもよい。なお、プリンタ601及びPC602とも本実施形態の特徴を説明する上で特に必要ないと思われる機能については省略する。
【0037】
〔プリンタ601の構成〕
プリンタ601において、604は用紙認識センサ(メディアセンサ)で、記録媒体600の種類や大きさを特定するための情報(用紙特徴情報(後述する特徴量))を得る。記録媒体600は、プリンタ601に備え付けられた給紙トレイやカセットなどに積載されているものとする。
【0038】
用紙の種類を判別するための特徴量を把握する手段としては、予め記録媒体である用紙にマーキングを施し、そのマークを光学的に検出する手段や、専用の用紙カセットを用いる手段、用紙にICチップを埋め込む手段、用紙に対して照射した特定光の反射光(正反射光及び拡散反射光)を光学的に検出する手段、直接もしくは間接的に表面粗さを測定する手段、光の透過率を測定する手段など多種多様なものが存在する。他にも用紙の重さ、厚さ、摩擦係数、誘電率や電気抵抗値、吸水率、及び2次元イメージを撮像し特徴量から判別する手段などの実現手段が存在する。
【0039】
これらの検出手段は単体でも複数組み合わせることでも用紙認識機能を実現する。ここでは特にメディアセンサの原理や構成については問わないが、最低限想定している用紙の種類を判別できる機能を有しているものとする。
【0040】
また、本実施形態で想定しているメディアセンサ604は、製品に実装可能な比較的廉価もので、用紙認識精度がそれほど高くなく、図5で後述するような印刷設定ダイアログ701の用紙の種類選択部708で選択可能な全ての用紙を正しく認識できるような精度をもたないものとする。
【0041】
つまり、図12に示した領域に分類されるメディアを検出可能とし、その1つの領域をグループとして、各グループには、複数のメディアが含まれる場合を想定している。
【0042】
605はセンス情報格納部で、メディアセンサ604で把握した用紙に関する情報(特徴量)を格納する。606はI/F制御部で、プリンタ601のインタフェース機能を司る。ここでは想定しているインタフェースがUSBであるため、USBの周辺機器側のコントローラによって構成されるものとする。
【0043】
I/F制御部606では用紙情報の送信や、印刷データ及び制御コマンドの受信などが行われる。また、プリンタ本体で発生したエラーや通信状態などステータス情報に関しても要求があればPC602に対して、特定のタイミングで返す制御も行っている。
【0044】
607は印刷制御部で、PC602から送信されてきた印刷データを受けてプリンタエンジンに展開する。PC602から送信されてくる印刷データは、既に用紙の種類や大きさなどを含めた印刷設定に基づいてPC602側で画像処理が行われたデータであり、ここでは印刷データに含まれる印刷制御用のコマンドに従ってプリンタエンジン608の制御を行う。
【0045】
具体的には、印刷用の2値データ(場合によっては2値化前の中間データ)とインクの打ち込み量、パス数、印刷方向及び用紙の搬送量を制御する各種コマンドによって構成されるデータを使用する。
【0046】
608は印刷部(プリンタエンジン)であり、印刷制御部607で展開された印刷データに基づき記録媒体600に対して印刷を行う。プリンタ601はインクジェット方式のプリンタであるため、インクの吐出によって画像形成を行う。
【0047】
〔データ処理装置602の構成〕
データ処理装置602において、609はI/F制御部で、PC602のインタフェース機能を司り、USBのホスト側のコントローラによって構成され、USBホストとしての機能を有する。
【0048】
USBホストとしての機能の一部はOSやUSBドライバなどのソフトウエアによっても構成される。610はプリンタドライバで、印刷のための各種設定や印刷データの生成及びプリンタ601の制御をPC602上で行うためのソフトウエアである。なお、プリンタドライバ610の詳細は図2で後述する。
【0049】
615は中央制御部で、PC602の各種機能を制御するあり、CPUの持つ機能がこれに該当する。616は印刷設定入力操作部であり、ユーザの意図を印刷設定に反映させるための各種入力機器(キーボード,ポインティングデバイス等)から構成される。
【0050】
617は設定情報通知部で、印刷設定をユーザに通知するための表示装置等を備えている。なお、通知方法としては、モニタなどの表示装置を使用する場合や音声による通知などが考えられる。
【0051】
図2は、図1に示したプリンタドライバ610の内部構成を説明するブロック図である。
【0052】
図2において、611は印刷設定処理部で、用紙の設定や印刷品位の設定などを含む各種印刷設定を行う。印刷設定入力操作部616によるユーザからの指示や入力を受け付け、設定された内容を記憶したり、設定情報通知部617が備える表示装置に後述するユーザインタフェースを介して表示したり、もしくは通知したりする機能処理を実行する。
【0053】
612は用紙種類判別処理部で、メディアセンサ604の出力結果に基づき、用紙種類を判別する。本実施形態では参照用のテーブルを用いて用紙の種類を判別する。613は代表用紙登録処理部で、後述する用紙グループプリセットテーブルに用紙グループを代表する用紙の種類をプリセットメディアとして登録する処理を行う。
【0054】
614は用紙種類判別テーブル群で、用紙種類判別処理部612で用紙を判別する際に参照される。この用紙種類判別テーブル群614には、用紙グループと用紙の種類の対応付けを行う用紙グループ管理テーブル、代表用紙登録処理部613によって登録され、用紙グループを代表する用紙の種類を保存する用紙グループプリセットテーブル、用紙グループと用紙サイズの組み合わせにより選択される用紙の種類を保存する用紙グループ・用紙サイズ関連テーブルなどのテーブルからなる。
【0055】
618は印刷データ生成処理部であり、印刷ジョブを作成して、印刷プロファイル格納部619に格納されている印刷プロファイルに従って印刷データを生成する。この印刷プロファイルには、プリンタ601における印刷を制御する為の様々な情報が含まれており、これらの情報としては、例えば、使用可能なインク、インクの打ちこみ量、インクジェットプリンタヘッドの走査パス数、解像度、品位、色処理、給紙手段、給紙制御方法等がある。
【0056】
620はデータ通信処理部であり、印刷プロファイル格納部619で作成された印刷ジョブの印刷データは、このデータ通信処理部620を介してI/F制御部609を介してプリンタ601へ送られる。
【0057】
図3は、図1に示したメディアセンサ604で判別可能な用紙グループとその系統に含まれる用紙との対応関係を示す用紙グループ管理テーブルである。
【0058】
図3において、グループ欄は同一のグループとして扱うグループ1〜グループ6に分けたグループ名を示し、用紙グループ欄はそれぞれのグループにおける用紙の種類の特徴を示した名称を系別に示し、用紙の種類欄は、各グループに含まれる用紙の種類の名称を示す。なお、用紙の種類欄に記載される用紙は、図5で後述するダイアログ上に表示される用紙の種類選択部708で選択可能な用紙である。
【0059】
例えば、グループ3は光沢紙系の用紙のグループであり、光沢紙、写真用紙、高品位写真用紙が含まれる。このように1つのグループ内に複数の用紙が含まれているのは、図1で前述した通り、メディアセンサ604の用紙認識精度がそれほど高くない為、グループ1〜グループ6の判別は正確にできるものの、あるグループ内に含まれる複数の用紙を正確に判別できないからである。
【0060】
なお、グループ6はプリンタに記録媒体600がセットされていない状態をメディアセンサ604で検出した時の用紙無し状態を表すグループであり、このグループに属する用紙は存在しない。なお、このテーブルの内容は、図2に示した用紙種類判別テーブル群614に格納されている。
【0061】
図4は、図1に示したメディアセンサ604で判別可能な用紙グループとその系統に含まれる用紙のうち、ユーザが印刷に使用する唯一の用紙を示す用紙グループプリセットテーブルの一例を示す図である。
【0062】
図4において、グループ欄は同一グループとして扱うグループ1〜グループ5に分けた名称を表す。実際に印刷の行われないグループ6は本テーブルに含まれない。プリセットメディア欄は、各グループに含まれる用紙の種類のうちユーザが印刷に使用する唯一のメディアの名称を表し、これらの用紙は図5で後述する代表用紙選択部715に表示され、ユーザが一意に選択された用紙名が設定される。
【0063】
プリセットメディアの設定が行われていない場合、プリセットメディア欄は「選択なし」となる。また、プリセットメディアが選択されている場合、印刷にはプリセットメディアのプロファイルが使用される。なお、このテーブルの内容は、図2に示した用紙種類判別テーブル群614に格納されている。
【0064】
図5は、図1に示したメディアセンサ604で判別可能な用紙グループと用紙サイズの組み合わせにより選択される用紙の種類を示す用紙グループ、用紙サイズとの関連テーブルの一例を示す図である。
【0065】
図5において、グループ欄は各用紙グループを示し、用紙サイズ欄は選択可能な用紙サイズのうちの1つを示す。用紙の種類欄は、用紙グループと用紙サイズの組み合わせの場合に選択される用紙の種類の名称を示す。なお、このテーブルの内容は、図2に示した用紙種類判別テーブル群614に格納されている。
【0066】
例えばメディアセンサ604による検知では、官製はがきや市販されている一般的な封筒は「普通紙系」として認識される。また、通信面に光沢紙を使用した光沢はがきや、写真印刷用として印画紙で一般的に使われているL版サイズの光沢紙が販売されている。
【0067】
このような特定目的のためにのみ使用される用紙サイズの記録媒体は、あらゆる用紙の種類が存在するわけではなく特定の用紙のみが入手可能なため、メディアセンサ604の検知結果と用紙サイズを組み合わせることで、通常検知可能な用紙グループよりもより厳密に用紙の種類を判別することが可能になる。
【0068】
図6は、図3に示したグループまたは用紙とそれに適応する印刷プロファイルとの関係を示す印刷プロファイルテーブルの一例を示す図である。
【0069】
図6において、グループまたは用紙の種類欄には、図3に示すグループまたは用紙の名称が記載されており、各グループまたは用紙の種類毎にそれに最適な印刷プロファイルが定義されている。
【0070】
印刷プロファイル欄には、印刷処理に使用されるプロファイルの名称が記載されていて、このプロファイルには、例えば印刷時に使用される使用可能なインク、インクの打ち込み量、インクジェットプリンタヘッドの走査パス数、解像度、品位、色処理、給紙手段、給紙制御方法等が保存されている。
【0071】
例えば「写真用紙」に最適な印刷プロファイルは、写真用紙用プロファイルであり、このプロファイルは記録媒体600が写真用紙の場合に最高の印刷品位となるようにチューニングされたプロファイルである。
【0072】
また、グループ3に最適な印刷プロファイルは、光沢紙系用紙用プロファイルであり、この光沢紙系用紙用プロファイルは記録媒体600が光沢紙、写真用紙、高品位写真用紙の何れであっても、これらの用紙に適応した適当な印刷品位となるようにチューニングされたプロファイルである。
【0073】
ここで、記録媒体600が写真用紙の場合を考えると、写真用紙用プロファイルを用いる方が光沢紙系用紙用プロファイルを用いる時より印刷品位が高い。このように、グループ内に複数の用紙が含まれている場合、そのグループに最適なプロファイルはこれらの全ての用紙に適応するような適当な印刷品位となるようにチューニングされるので、この中のある用紙1つに着目した場合、必ずしも最高の印刷品位となるプロファイルではない。
【0074】
従って、従来は、用紙の種類選択部708で用紙が選択されていて用紙の種類検知機能が無効の場合、その用紙の種類に最適な印刷プロファイルを用いて印刷処理が行われて最高の印刷品位で印刷が行われるが、用紙の種類検知機能が有効で自動的に用紙の種類の検出が行われる場合、その用紙が属するグループに最適な印刷プロファイルを用いて印刷処理が行われるので、その用紙に対して適当であって、最適ではない印刷品位で印刷が行われる。
【0075】
図7は、本発明に係るデータ処理装置における印刷設定ダイアログの一例を示す図であり、図1に示した設定情報通知部617が備える表示装置に印刷モードや各種用紙設定を行う際に表示される。
【0076】
図7において、701は印刷設定ダイアログであり、702〜727までの各表示エリアから構成される。印刷設定では表示する項目が非常に多いため、タブシートを使用して設定項目を内容ごとに分けて見やすい構成にするのが通例である。本実施形態でもタブを使用する。
【0077】
702は全体設定タブであり、印刷全般に関する内容を表示する。詳細については後述する。703はタイトルばーである。704は特殊効果のタブであり、各種画像補整やセピア調など特殊な効果を画像に与える場合に使用する機能の選択画面を表示する。705はユーティリティのタブであり、ヘッドの調整やクリーニングなどの機能の選択画面を表示する。
【0078】
以下に全体設定タブ702の各構成要素について説明する。
【0079】
706は全体設定の簡易表示エリアであり、文字情報だけでなく視覚に訴える形で、設定された情報を表示する。707は用紙の種類表示/操作エリアであり、ユーザが印刷に使用するために設定した用紙サイズや用紙の向き、用紙の種類を表示したり、操作したりするエリアであり、用紙サイズ選択部710、縦ラジオボタン711、横ラジオボタン712、用紙の種類選択部708から構成される。
【0080】
用紙サイズ選択部710は、印刷に使用する用紙サイズを表示し、ユーザが選択できるフィールドで、次のような選択肢『A4、A5、Letter、L版、はがき、長形4号、長形3号』が用意されている。なお、選択肢は、プリンタの海外に対する仕向け地に応じて、異なるサイズが設定されている場合がある。
【0081】
縦ラジオボタン711、横ラジオボタン712は、排他的な関係にあり、何れか一方のみをユーザが選択可能に構成されているので、ユーザは、印刷データの用紙の向きに従って、縦と横のどちらかのラジオボタンを選択操作指示を印刷設定入力操作部616から行う。
【0082】
用紙の種類選択部708は、用紙の種類を表示し、ユーザが選択できるフィールドで、次のような選択肢『普通紙、再生紙、はがき、封筒、コート紙、マット紙、光沢紙、写真用紙、高品位写真用紙、光沢フィルム、OHPフィルム、自動設定』が用意されている。
【0083】
ここで、最後の選択肢である「自動設定」が選択された場合は、メディアセンサ604による用紙の種類を自動的に検知する機能が有効となり、用紙の種類の自動検出が行われ、検出された用紙の種類に応じてそれに適した印刷処理が行われる。
【0084】
用紙の種類として「自動設定」以外が選択されている場合、プリンタ601にセットされている記録媒体600の種類に関わらず、用紙の種類選択部708で選択されている用紙に最適な印刷設定を強制的に用いて(対応する印刷プログラムファイルを使用して)印刷することができる。
【0085】
ただし、異なる用紙設定で強制的に印刷すると、著しく品位の悪い印刷結果となってしまうケースが多い。
【0086】
713は用紙グループの代表用紙表示/設定エリアであり、用紙グループ選択部714、代表用紙設定部715から構成される。
【0087】
代表用紙表示/設定エリア713には、用紙グループプリセットテーブルの内容が表示され、ユーザが印刷設定入力操作部616を操作して、設定内容を変更することができる。
【0088】
また、用紙グループ選択部714では設定を表示したい用紙グループ、あるいは変更したい用紙グループをユーザが印刷設定入力操作部616を操作して選択する。
【0089】
また、用紙グループ選択部714には、次のような選択肢『普通紙系用紙グループ、コート紙系用紙グループ、光沢紙系用紙グループ、光沢フィルム系用紙グループ、OHPフィルム系用紙グループ』が用意されている。
【0090】
代表用紙設定部715は、用紙グループ選択部714で選択された用紙グループ内でユーザが印刷に使用する一意に決定されている唯一の用紙の種類を設定するフィールドである。
【0091】
そして、ユーザが用紙グループ選択部714にて用紙グループを選択すると、代表用紙設定部715には対応する用紙の種類が表示され、ユーザは代表用紙設定部715の用紙の種類を変更することで、メディア検知結果の用紙グループと用紙の種類を関係付けることができる。
【0092】
代表用紙設定部715に表示される選択肢は、用紙グループ毎に異なり、用紙グループ選択部714で選択された用紙グループについて、図3に示した用紙グループと対応したすべての用紙が選択肢として表示される。
【0093】
また、用紙が複数ある場合は、前記用紙の種類のほかに「選択なし」が選択肢として表示される。選択肢が複数ある場合、デフォルトでは「選択なし」が設定されている。
【0094】
716は印刷品位表示/選択エリアであり、印刷品位選択部717、自動ラジオボタン718、カスタム設定ラジオボタン719、詳細設定ボタン720から構成され、印刷品位を表示したり、選択したりすることができる。印刷品位は用紙の種類毎に設定が異なる。
【0095】
印刷品位選択部717は、印刷の品位を表示するフィールドであり、次の『きれい、標準、速い』中から印刷品位を選択することができる。
【0096】
自動ラジオボタン718とカスタム設定ラジオボタン719は、排他的な関係にあり、何れか一方のみをユーザが印刷設定入力操作部616を操作することにより選択可能であり、例えば自動ラジオボタン718が選択されている時は、詳細設定ボタン720が無効(グレーアウト)となり、後述するような処理で確定した用紙の種類に最適な品位やハーフトーン等の処理を自動的に選択して設定する。
【0097】
一方、カスタム設定ラジオボタン719が選択されている時は、詳細設定ボタン720が有効(ハイライト)となり、詳細設定ボタン720をクリックすると、図8で示すようなカスタム設定ダイアログが表示される。
【0098】
721は給紙方法選択部であり、リストボックスで構成され、給紙方法を選択することができる。ユーザは、オートシートフィーダもしくは手差しのどちらかを選択することができる。ここでは詳細説明を省略するが、例えば、オートシートフィーダを選択した場合でも、用紙の種類により給紙の力(ローラの圧力)、速度、タイミング、用紙の噛み込み量等が異なる。
【0099】
728は色調整表示/選択エリアであり、オートラジオボタン722、マニュアル調整ラジオボタン723、詳細設定ボタン727から構成され、色調整を表示したり、選択したりすることができる。色調整は用紙の種類毎に設定が異なる。
【0100】
オートラジオボタン722は色調整を自動で行う場合に選択するラジオボタンであり、次で説明するマニュアル調整ラジオボタン723とは排他的な関係にあり、どちらか一方しか選択することができない。
【0101】
オートラジオボタン722が選択されている時は自動で色調整を行い、詳細設定ボタン727は無効(グレーアウト)となる。マニュアル調整ラジオボタン723が選択されている時は、詳細設定ボタン727が有効(ハイライト)となり、このボタンをクリックすると、図9で示すようなマニュアル色調整ダイアログが表示される。
【0102】
724はOKボタンであり、このボタンをクリックすると、印刷設定ダイアログ701で選択されている印刷設定を保存した後、印刷設定ダイアログ701を閉じる。725はキャンセルボタンであり、このボタンをクリックすると、印刷設定ダイアログ701で選択されている印刷設定を変更前の状態に戻した後、印刷設定ダイアログ701を閉じる。
【0103】
726はヘルプボタンであり、このボタンをクリックすると、プリンタドライバ610で管理する各種印刷設定に関するヘルプが表示される。尚、ここには記載しなかったが、印刷設定の選択内容を更新して保存する更新ボタンを付加する構成でもよい。
【0104】
このように、印刷設定ダイアログ701はユーザにとって必要な項目がひとまとめとなった画面構成となっており、どのような印刷設定がなされているのかを瞬時に確認することができる構成となっている。
【0105】
図7に示される用紙の種類検知機能やプロファイル自動最適化機能を選択することで、印刷設定の用紙の種類に関わる印刷プロファイル、印刷品位、給紙方法、色調整等の自動化が図れる。その際に、プリンタ601やプリンタドライバ610でどのような判断をし、設定がなされているのかを印刷設定ダイアログ701上で容易に確認できる構成になっており、ユーザとのコミュニケーションが図られる。その結果、ユーザの意図を優先しつつも誤った印刷の少ない、好ましい画像形成を行えるプリンティングシステムを実現することができる。
【0106】
図8は、本発明に係るデータ処理装置における印刷設定ダイアログの一例を示す図であり、図7に示したカスタム設定ラジオボタン719が選択された場合に、図1に示した印刷設定入力操作部616が備える表示装置に表示される。
【0107】
このダイアログにより、ユーザが印刷品位をカスタマイズすることができ、その設定が印刷時に反映される。
【0108】
図8に示すように、品位やハーフトーン等の設定をユーザがカスタマイズすることができる。
【0109】
図8において、OKボタンをクリックすると、設定を保存した後、このダイアログを閉じる。キャンセルボタンをクリックすると、設定を保存せずに、このダイアログを閉じる。最終的に保存されている設定が印刷処理時の印刷設定に反映される。ヘルプボタンをクリックすると、カスタム設定の操作に関するヘルプが表示される。
【0110】
図9は、本発明に係るデータ処理装置における印刷設定ダイアログの一例を示す図であり、図7に示したマニュアル調整ラジオボタン723が選択された場合に、図1に示した印刷設定入力操作部616が備える表示装置に表示される。
【0111】
このダイアログ上にて、カラーバランス、濃度、カラーマッチング等の設定をユーザが調整できる。マニュアル調整ラジオボタン723が選択されている時は、このマニュアル色調整ダイアログで選択されている設定で色調整が行われる。
【0112】
図9に示すように、カラーバランス、濃度、カラーマッチング等の設定をユーザが調整することができる。この画面中のOKボタンをクリックすると、設定を保存した後、このダイアログを閉じる。
【0113】
また、キャンセルボタンをクリックすると、設定を保存せずに、このダイアログを閉じる。最終的に保存されている色調整の設定が印刷処理時の印刷設定に反映される。ヘルプボタンをクリックすると、マニュアル色調整の操作に関するヘルプが表示される。
【0114】
図10,図11は、図1に示したデータ処理装置602が備える表示装置に表示されるメッセージ画面の一例を示す図であり、図10はミスマッチエラーメッセージに対応し、図11は用紙なしメッセージに対応する。
【0115】
図10において、用紙の種類の自動検出時に、用紙の種類選択部708で選択されている用紙とプリンタ601に実際にセットされている記録媒体600の用紙の種類のミスマッチ状態の有無をチェックし、その用紙の種類や、その用紙が属するグループのミスマッチが発生したと判定した場合は、このミスマッチエラーメッセージを表示して、ユーザにその旨を通知する。
【0116】
ここで、印刷続行ボタン801をユーザが印刷設定入力操作部616を操作してクリックすると、印刷設定ダイアログ701の用紙の種類選択部708で選択されている用紙の種類に従って、その用紙に適した印刷プロファイルやその他の設定を用いて印刷処理が続行される。
【0117】
一方、キャンセルボタン802をユーザが印刷設定入力操作部616を操作してクリックすると、印刷ジョブがキャンセルされ、印刷が中止される。
【0118】
図11は用紙なしメッセージを示し、用紙の種類選択部708で「自動設定」が選択されていて、メディアセンサ604によるメディア検知の結果が用紙なしグループと判別された場合は、この用紙なしメッセージを表示して、ユーザにその旨を通知する。
【0119】
図11に示すOKボタン901をユーザが印刷設定入力操作部616を操作してクリックすると、再度メディア検知を行い、キャンセルボタン902をユーザが印刷設定入力操作部616を操作してクリックすると、印刷ジョブがキャンセルされ、印刷が中止される。
【0120】
図12は、図1に示したメディアセンサ604の出力と用紙の種類の関係を判別するための判別マップの一例を示す図であり、縦軸は正反射光強度(V)を示し、横軸は拡散反射光強度(V)を示す。
【0121】
本実施形態例では、LEDを利用して記録媒体600の表面へ光を照射し、光学センサを利用してその反射光(正反射光と拡散反射光)を収集し、その後所定の光電変換処理を実行して得られる強度を判別に利用している。
【0122】
図12において、1001は前記記録媒体600としてOHPフィルムがセットされた時の実際の反射光の出力範囲である。1002(破線で区切られている矩形領域)はプログラム上でOHPフィルム系のグループ(図3に示したグループ5)として判別される定義領域である。
【0123】
1003は前記記録媒体600として光沢フィルムがセットされた時の実際の反射光の出力範囲である。1004(破線で区切られている矩形領域)はプログラム上で光沢フィルム系のグループ(図3に示したグループ4)として判別される定義領域である。
【0124】
1005は前記記録媒体600として写真用紙がセットされた時の実際の反射光の出力範囲、1006は前記記録媒体600として高品位写真用紙がセットされた時の実際の反射光の出力範囲、1007は前記記録媒体600として光沢紙がセットされた時の実際の反射光の出力範囲である。
【0125】
1008(破線で区切られている矩形領域)は、プログラム上で光沢紙系のグループ(図3に示したグループ3)として判別される定義領域である。1009は前記記録媒体600としてコート紙がセットされた時の実際の反射光の出力範囲、1010は前記記録媒体600としてマット紙がセットされた時の実際の反射光の出力範囲である。1011(破線で区切られている矩形領域)はプログラム上でコート紙系のグループ(図3に示したグループ2)として判別される定義領域である。1015は前記記録媒体600がセットされていない用紙無しの状態の時の実際の反射光の出力範囲である。
【0126】
1016(破線で区切られている矩形領域)はプログラム上で用紙無しのグループ(図3に示したグループ6)として判別される定義領域である。1012は前記記録媒体600として普通紙がセットされた時の実際の反射光の出力範囲、1013は前記記録媒体600として再生紙がセットされた時の実際の反射光の出力範囲、1018は前記記録媒体600としてはがきがセットされた時の実際の反射光の出力範囲、1019は前記記録媒体600として封筒がセットされた時の実際の反射光の出力範囲である。
【0127】
1014(破線で区切られている矩形領域、用紙無しの定義領域1016を除く)はプログラム上で普通紙系のグループ(図3のグループ1)として判別される定義領域である。
【0128】
これらの定義領域は用紙グループ判別テーブルとして用紙種類判別テーブル群614に保持されている。
【0129】
以上のように、実際の反射光の出力範囲を包含するような矩形領域としてプログラム上の判別領域を定義しているのは、容易な処理(プログラム)により精度の高い判別を行う為である。
【0130】
図13は、本発明に係るデータ処理装置におけるデータ処理手順の一例を示するフローチャートであり、図1に示したプリンタドライバ610における用紙の種類検知機能及びプロファイル選択機能の処理手順に対応する。なお、S101〜S114は各ステップを示す。また、PC602にプリンタドライバ610をインストールした時点で、用紙の種類検知機能の判定基準が全て初期化される。
【0131】
まず、アプリケーション等から印刷が開始されて印刷ジョブが作成されると、メディア検知を実行して、プリンタ601から取得される特徴情報と用紙種別判別テーブル群614に記憶される用紙グループ判別テーブルとに基づき、記録媒体600の用紙グループを判別する(S101)。
【0132】
そして、印刷設定の用紙の種類(印刷設定ダイアログ701の用紙の種類選択部708で選択されている用紙に相当)を確認し(S102)、「自動設定」以外であると判定された場合は、用紙種類判別テーブル群614に記憶される用紙グループ管理テーブルより判別された用紙グループ内に印刷設定の用紙の種類が存在するかどうかを調べて判定し(S103)、存在しないと判定した場合はメディア設定が正しくないので、図10に示したミスマッチエラーメッセージを図1に示した設定情報通知部617が備える表示装置に表示し、該画面上で、例えばキャンセルボタン802が押されたかどうかを判断して、キャンセルボタン802が押されていないと判定した場合、すなわち印刷続行ボタン801が押下指示されていると判定した場合は、ステップ(S105)へ進み、キャンセルボタン802が押されたと判定した場合は、本印刷処理を終了する(S104)。
【0133】
一方、ステップS103で用紙グループ管理テーブルに、検知された用紙の種類が存在していたと判定した場合は、メディア設定が正しいので、UI上で選択された用紙の種類を印刷メディアとして設定し(S105)、図6に示した印刷プロファイルテーブルから前記設定された印刷メディアと対応付けられた印刷プロファイルを取得して、この印刷プロファイルに基づいて印刷を行う(S114)。
【0134】
一方、ステップS102において用紙の種類が「自動設定」であると判定した場合は、メディア判別結果を元に印刷プロファイルの選択を行う。
【0135】
そこで、メディア検知において用紙なしグループ(用紙なし状態)と判別されたかどうかを判定して(S106)、YESと判定された場合は、図11に示す用紙なしメッセージを表示し、OKボタン901がクリックされているかどうかを判断し(S107)、OKボタン901がクリックされていると判定した場合には、ステップS101へ戻り、再度メディア検知を行う。
【0136】
一方、ステップS107で、キャンセルボタン902が押されたと判定した場合は、印刷処理を終了する。
【0137】
一方、ステップS106で、用紙なしグループでなかったと判定した場合、図7に示した用紙サイズ選択部710で選択された用紙サイズを取得して、図5に示した用紙グループと用紙サイズ関連テーブルを参照して、S101で検出される用紙グループと取得した用紙サイズの組み合わせを検索する(S108)。
【0138】
そして、該検索の結果、用紙グループと用紙サイズ関連テーブルに対応するメディアが存在しているかどうかを判断して(S109)、存在していると判断した場合には、印刷メディアとして前記検索されたメディアを設定し(S110)、図6に示した印刷プロファイルテーブルから前記設定された印刷メディアと対応付けられた印刷プロファイルを選択して、この印刷プロファイルに基づいて印刷データを生成し生成した印刷データをプリンタに転送する印刷処理を行う(S114)。たとえば、S101でグループ1の「普通紙系」と判別され、図7の用紙選択部710で「はがき」が選択されている場合、S110で用紙の種類は「はがき」と設定される。S114で「はがき用のプロファイル」を用いて印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタに出力する。このようにすることにより、さまざまな用紙(はがき、普通紙、封筒、再生紙)に適した普通紙系用紙用のプロファイルではなく、はがき用のプロファイルで適切に印刷できる。
【0139】
一方、ステップS109において、用紙グループと用紙サイズ関連テーブルに対応するメディアが存在しないと判定した場合は、図4に示した用紙グループプリセットテーブルを参照して検出される用紙グループに対応するプリセットメディアを取得し、プリセットメディアが設定されているかどうかを判断して(S111)、プリセットメディアが設定されていると判断した場合は、印刷メディアとして前記取得したプリセットメディアを設定し(S112)、図6に示した印刷プロファイルテーブルから前記設定された印刷メディアと対応付けられた印刷プロファイルを選択して、この印刷プロファイルに基づいて印刷データを生成し生成した印刷データをプリンタに転送する印刷処理を行う(S114)。たとえば、S101でグループ3の「光沢紙系」と判別され、図7の用紙選択部710で「A4」が選択されている場合、S112で「高品位写真用紙」と設定される。S114で「高品位写真用紙用のプロファイル」を用いて印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタに出力する。
【0140】
一方、ステップS111で、図4に示した用紙グループプリセットテーブルを参照して検出される用紙グループに対応するプリセットメディアが「選択なし」であったと判定した場合、印刷メディアとしてステップS101で検知した用紙グループを設定し(S113)、図4の印刷プロファイルテーブルから該設定されたメディアグループと対応付けられた印刷プロファイルを選択して、この印刷プロファイルに基づいて印刷データを生成し生成した印刷データをプリンタに転送する印刷処理を行って(S114)、処理を終了する。たとえば、S101でグループ3の「普通紙系」と判別され、図7の用紙選択部710で「A4」が選択されている場合、S113で「グループ1普通紙系」と設定される。S114で「普通紙系用紙用のプロファイル」を用いて印刷データを生成し、生成した印刷データをプリンタに出力する。
【0141】
なお、ステップS114の印刷処理では、印刷データ生成処理部618が印刷プロファイル格納部619から選択した印刷プロファイルを読み出して、印刷に使用するインクの種類、各インクの打ちこみ量、プリンタヘッドの走査パス数、解像度、品位、色処理、給紙手段、給紙制御方法等の情報を取得する。
【0142】
これらの印刷プロファイル情報は必要に応じてアプリケーションに通知され、プリンタドライバはアプリケーションがこれに基づいて作成した印刷データを受け取る。
【0143】
そして、印刷データ生成処理部618は受け取った印刷データをビットマップ展開し、印刷プロファイルに従って印刷する用紙の種類に最適な色処理を行い、プリンタの解釈可能なイメージコマンドに変換する。データ通信処理部620は前記イメージコマンドに印刷プロファイルから取得したプリンタヘッドの走査パス数、解像度、品位、給紙手段、給紙制御方法などの情報をコマンドに変換したものを付加し、I/F603を通じてプリンタ601に送信する。プリンタ601は受信したコマンドを解析し、記録媒体600に最適な印刷を行うことができる。
【0144】
以上、本発明の各状態における動作について説明したが、本発明によれば、用紙の種類を検出できる用紙の種類検知機能を備えるプリンタ601と、このプリンタと適当なI/Fを介して接続されるPC602から構成され、用紙の種類検知機能と印刷データの用紙サイズを組み合わせることで、用紙グループ内に特定のメディアしか存在しない用紙サイズであった場合には、複数の用紙が属する多少あいまいなグループとしてではなく、その用紙として正確に判別することができるようになり、その用紙に最適な印刷プロファイルを用いて印刷処理を行うことで最高の印刷品位の印刷結果を得ることができる、ユーザの操作性に優れたプリンティングシステムを実現することができる。
【0145】
また、本発明によれば、用紙の種類を検出できる用紙の種類検知機能を備えるプリンタ601と、このプリンタと適当なI/Fを介して接続されるPC602から構成され、用紙の種類検知機能とあらかじめ設定された用紙グループのプリセットメディアを組み合わせることで、検知された複数の用紙が属する多少あいまいなグループとしてではなく、通常使用する用紙としてユーザが任意に設定できるようになり、その用紙に最適な印刷プロファイル用いて印刷処理を行うことで最高の印刷品位の印刷結果を得ることができる、ユーザの操作性に優れたプリンティングシステムを実現することができる。
【0146】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。その変形例としては例えば次のようなものがある。
【0147】
本発明の特徴としてプリンティングシステムの構成要素の一つであるデータ処理装置を説明するのに、実施形態ではPCを想定したが、何もPCに固有の機能を有しているわけではない。すなわち、上記実施形態で説明してきたように、データ処理装置側で印刷の自動設定や任意な用紙情報の登録ができる機能を備えていればその種類については問わない。上記実施形態とは構成が異なり、ユーザによる用紙情報の登録を含め多くの処理をプリンタ側で行うことを想定すれば、よりデータ処理装置側に求められる機能は少なくなり、既存の電化製品やインターネット接続機器及び幅広く普及している携帯電話などのコミュニケーションツールでもその効果を実現することが可能である。プリンティングシステムとしてトータルの機能を満たしていれば個々のデバイス、装置を限定するものではない。以上のことから、PC以外でも本発明を実現することができるデータ処理装置が多数存在することが伺える。例えば、デジタルカメラ、セットトップボックス、デジタルビデオカメラ、デジタルTV、BS/CSチューナー、ゲーム機、携帯電話、PDA等々様々である。こうしたプリンタとの接続が普段余り考慮されていないデジタル機器で印刷を試みようとする場合は、印刷の設定が非常に煩雑なものとなり、好ましくない印刷が行われてしまう可能性があることも否定できない。こうした場合にも、なるべく簡単な操作で、様々な種類の用紙(記録媒体)に対して最適な印刷処理を施して、最高の品位の印刷結果が得られるように、用紙の種類検知機能と設定用紙サイズやプリセットメディアを組み合わせることで、大きな効果をあげることができる。
【0148】
本発明の実施形態においては、用紙の種類検知機能との組み合わせとして、設定用サイズとプリセットメディアの2つを組み合わせる例を示したが、このどちらか一方のみを組み合わせても良い。また別の組み合わせとして、印刷品位、給紙方法、色調整といったユーザの意志に一任される部分の一つまたは複数を使用しても良い。
【0149】
本発明の実施形態においては、用紙の種類を決定する方法について述べたが、印刷品位、給紙方法、色調整といったユーザの意志に一任される部分も併せて決定項目に含めてしまうことで、より簡単に画像形成を実現することができるプリンティングシステムを提供することが可能となる。特に、携帯電話など今後大容量のコンテンツを取り扱うことが予想されるデバイスで、その内容を印刷する仕組みを用意しておくことは非常に大事である。
【0150】
本発明の実施形態においては、例としてOSにWindows(登録商標) XPを使用したが、このOSに限られることなく、同様な構成をとることにより、任意のOSにおいて実現することができる。
【0151】
本発明の実施形態においては、PC602とプリンタ601との間のインタフェースとして、USBインタフェースを用いたが、このインタフェースに限られることなく、同様な構成をとることにより、任意のインタフェースにおいて実現することができる。
【0152】
本発明の実施形態におけるプリンティングシステムとは、単体の装置ではなく、PC602とプリンタ601とが特定の双方向インタフェースで接続された構成をとっているが、この例に限られることなく、このようなPCとプリンタの機能が一体となった装置一体型のプリンティングシステムであってもよい。
【0153】
本発明の実施形態における用紙の種類選択部708で選択可能な用紙は、あくまでも例に過ぎず、これらの用紙以外の任意の用紙に対して、同様なプリンティングシステムを実現することができる。
【0154】
上記各実施形態によれば、印刷要求時に、設定した印刷条件と給紙可能な用紙の種別との対応に応じて、判別されるグループ中に複数の用紙が含まれるようなグループと判別された場合であっても、そのグループ内でユーザがプリセットした用紙に対する印刷プロファイルを選択して印刷設定を行えるため、あいまいな設定となってしまうメディアセンサによる用紙種別検知による従来の不具合を改善し、最良の印刷プロファイルを選択して最適な印刷結果を短時間で得ることができる等の効果を奏する。しかも、用紙媒体の交換が頻繁に行われるような環境にあっては、印刷要求時において、設定されているはずの用紙がセットされていない場合も生ずるが、そのような場合であっても、メディアセンサの検知結果等から有効な警告メッセージをユーザに表示するので、ユーザが設定した用紙種別と異なる用紙が選択されて印刷されてしまう事態を回避することも可能となる。
【0155】
以下、図14に示すメモリマップを参照して本発明に係るデータ処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0156】
図14は、本発明に係るデータ処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0157】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0158】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0159】
本実施形態における図13に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0160】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0161】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0162】
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0163】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0164】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0165】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
【0166】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0167】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0168】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0169】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0170】
なお、上記各実施形態では、メディアセンサから取得する情報に基づいてメディアグループを判別する処理をデータ処理装置側で実行する場合について説明したが、無論プリンタ側にその機能処理を実行する手段を設け、プリンタ自身でグループ判定を行い、該判定されたグループ情報を取得して上記同様に印刷設定制御を行うように構成してもよい。
【0171】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜22について説明する。
【0172】
〔実施態様1〕
アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサを備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置であって、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブル(例えば図2に示す用紙種類判別テーブル群614等)と、前記判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別手段(例えば図2に示す用紙種類判別処理部612)と、前記記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段(例えば図2に示す印刷プロファイル格納部619)と、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定手段(例えば図2に示す印刷設定処理部611)と、前記判別手段により判別されたメディアグループと前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第2の印刷設定手段(例えば図2に示す印刷設定処理部611)とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
【0173】
〔実施態様2〕
前記グループ中に複数の記録媒体が含まれる場合に、いずれかの記録媒体をグループ代表としてあらかじめ設定するプリセット手段(例えば図2に示す代表用紙登録処理部613)と、前記判別手段により判別されるメディアグループと前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記プリセット手段に設定されている特定の印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第3の印刷設定手段(例えば図2に示す印刷設定処理部611)とを備えることを特徴とする実施態様1記載のデータ処理装置。
【0174】
〔実施態様3〕
アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサと、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブル(例えば図2に示す用紙種類判別テーブル群614をプリンタ側のメモリに備える)と、前記判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別手段(例えば図2に示す用紙種類判別処理部612の機能処理をプリンタ側の印刷制御部607が代行する)とを備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置であって、前記記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段(例えば図2に示す印刷プロファイル格納部619)と、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定手段(例えば図2に示す印刷設定処理部611)と、前記判別手段により判別されたメディアグループを取得し、前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第2の印刷設定手段(例えば図2に示す印刷設定処理部611)とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
【0175】
〔実施態様4〕
前記グループ中に複数の記録媒体が含まれる場合に、いずれかの記録媒体をグループ代表としてあらかじめ設定するプリセット手段(例えば図2に示す代表用紙登録処理部613)と、前記印刷装置から取得されるメディアグループと前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記プリセット手段に設定されている特定の印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第2の印刷設定手段(例えば図2に示す印刷設定処理部611)とを備えることを特徴とする実施態様3記載のデータ処理装置。
【0176】
〔実施態様5〕
前記印刷条件は、用紙サイズと用紙の種類とを含むことを特徴とする実施態様1または3記載のデータ処理装置。
【0177】
〔実施態様6〕
前記第1の印刷設定手段は、用紙サイズと用紙の種類とを対比可能に表示するユーザインタフェースを介して設定可能とすることを特徴とする実施態様1〜4のいずれかに記載のデータ処理装置。
【0178】
〔実施態様7〕
前記第1の印刷設定手段は、用紙サイズ、印刷品位、給紙方法、色調整、ハーフトーン方法等のうち、少なくともいずれか一つの設定を行うことを特徴とする実施態様1〜6のいずれかに記載のデータ処理装置。
【0179】
〔実施態様8〕
新たな記録媒体に対応する印刷プロファイルをサーバからダウンロードして前記記憶手段に登録可能とすることを特徴とする実施態様1から7記載のデータ処理装置。
【0180】
〔実施態様9〕
前記印刷プロファイルには、前記印刷装置が備えるエンジン部の各部を制御するためのインク、インクの打ち込み量、ヘッドの走査パス数、解像度、品位、色処理、給紙手段、給紙制御方法等の情報を含むことを特徴とする実施態様1〜8のいずれかに記載のデータ処理装置。
【0181】
〔実施態様10〕
同一のメディアグループは、用紙サイズと用紙の種別が異なる複数のメディアが混在するグループと、用紙サイズと用紙の種別が一意に決定される単一のメディアとが混在することを特徴とする実施態様1〜8のいずれかに記載のデータ処理装置。
【0182】
〔実施態様11〕
記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段(例えば図2に示す印刷プロファイル格納部619)を備え、アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサを備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置における印刷制御方法であって、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別ステップ(図13に示すステップS101)と、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定ステップ(図示しない)と、前記判別ステップにより判別されたメディアグループと前記第1の設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第2の印刷設定ステップ(図13に示すステップS106〜S113)とを備えることを特徴とする印刷制御方法。
【0183】
〔実施態様12〕
前記グループ中に複数の記録媒体が含まれる場合に、いずれかの記録媒体をグループ代表としてあらかじめ設定するプリセットステップ(図示しない)と、前記判別ステップにより判別されるメディアグループと前記第1の印刷設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記プリセットステップに設定されている特定の印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第3の印刷設定ステップ(図13に示すステップS112)と、を備えることを特徴とする実施態様11記載の印刷制御方法。
【0184】
〔実施態様13〕
記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段(図2に示した印刷プロファイル格納部619と同等の内容を記憶した図示しないプリンタ側の不揮発性メモリ)を備え、アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサ(例えば図1に示すメディアセンサ604)と、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別可能な印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置における印刷制御方法であって、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定ステップ(図13に示すステップS101)と、前記印刷装置側で判別されたメディアグループを取得し、前記第1の設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第3の印刷設定ステップ(図13に示すステップS106〜S113)とを備えることを特徴とする印刷制御方法。
【0185】
〔実施態様14〕
前記グループ中に複数の記録媒体が含まれる場合に、いずれかの記録媒体をグループ代表としてあらかじめ設定するプリセットステップと、前記印刷装置から取得されるメディアグループと前記第1の印刷設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記プリセット手段に設定されている特定の印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第2の印刷設定ステップ(図13に示すステップS112)とを備えることを特徴とする実施態様13記載の印刷制御方法。
【0186】
〔実施態様15〕
前記印刷条件は、用紙サイズと用紙の種類とを含むことを特徴とする実施態様11または13記載の印刷制御方法。
【0187】
〔実施態様16〕
前記第1の印刷設定ステップは、用紙サイズと用紙の種類とを対比可能に表示するユーザインタフェースを介して設定可能とすることを特徴とする実施態様11〜15のいずれかに記載の印刷制御方法。
【0188】
〔実施態様17〕
前記第1の印刷設定ステップは、用紙サイズ、印刷品位、給紙方法、色調整、ハーフトーン方法等のうち、少なくともいずれか一つの設定を行うことを特徴とする実施態様11〜16のいずれかに記載の印刷制御方法。
【0189】
〔実施態様18〕
新たな記録媒体に対応する印刷プロファイルをサーバからダウンロードして前記記憶手段に登録可能とすることを特徴とする実施態様11〜17のいずれかに記載の印刷制御方法。
【0190】
〔実施態様19〕
前記印刷プロファイルには、前記印刷装置が備えるエンジン部の各部を制御するためのインク、インクの打ち込み量、ヘッドの走査パス数、解像度、品位、色処理、給紙手段、給紙制御方法等の情報を含むことを特徴とする実施態様11〜18のいずれかに記載の印刷制御方法。
【0191】
〔実施態様20〕
同一のメディアグループは、用紙サイズと用紙の種別が異なる複数のメディアが混在するグループと、用紙サイズと用紙の種別が一意に決定される単一のメディアとが混在することを特徴とする実施態様11〜18のいずれかに記載の印刷制御方法。
【0192】
〔実施態様21〕
メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定する設定手段(図13に示すステップS110)と、前記設定手段により設定された用紙の種類に対応するプロファイルを用いて印刷データを生成する生成手段(図13に示すステップS114)とを有することを特徴とするデータ処理装置。
【0193】
〔実施態様22〕
前記設定手段は、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定できない場合、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループに対応するプリセットメディアを設定する(図13に示すステップS112)ことを特徴とする実施態様21記載のデータ処理装置。
【0194】
〔実施態様23〕
前記設定手段は、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定できない場合、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループを設定する(図13に示すステップS113)ことを特徴とする実施態様21または22記載のデータ処理装置。
【0195】
〔実施態様24〕
メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定する設定ステップと、(S110)前記設定ステップにより設定された用紙の種類に対応するプロファイルを用いて印刷データを生成する生成ステップ(図13に示すステップS114)とを有することを特徴とする印刷制御方法。
【0196】
〔実施態様25〕
前記設定ステップは、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定できない場合、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループに対応するプリセットメディアを設定する(図13に示すステップS112)ことを特徴とする実施態様24記載の印刷制御方法。
【0197】
〔実施態様26〕
前記設定ステップは、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定できない場合、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループを設定する(図13に示すステップS113)ことを特徴とする実施態様24または25記載の印刷制御方法。
【0198】
〔実施態様27〕
実施態様11〜20、24〜26のいずれかに記載の印刷制御方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【0199】
〔実施態様28〕
実施態様11〜20、24〜26のいずれかに記載の印刷制御方法を実現することを特徴とするプログラム。
【0200】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷装置から取得される情報により判別されたメディアグループとユーザにより設定される印刷条件とに基づいて、記憶されたいずれかの記録媒体に対応する印刷プロファイルを選択して、印刷データに対する印刷条件を設定するので、簡易なメディアセンサであっても、ユーザが設定した印刷条件と判別されるメディアグループに適応して、その用紙に最適な印刷プロファイル用いて印刷処理を行って、最高の印刷品位の印刷結果を得ることができるユーザにとって操作性に優れたプリンティングシステムを構築できる。
【0201】
また、印刷装置から取得される情報により判別されたメディアグループとユーザにより設定される印刷条件とに基づいて、記憶されたいずれかのグループに対応するプリセットされた用紙の種類の印刷プロファイルを選択して、印刷データに対する印刷条件を設定するので、簡易なメディアセンサであっても、ユーザが設定した印刷条件と判別されるメディアグループに適応して、たとえ複数の種別の用紙が含まれるグループと判別された場合でも、そのメディアグループにユーザがあらかじめプリセット指定している用紙の種類に最適な印刷プロファイルを用いて印刷処理を行って、最高の印刷品位の印刷結果を得ることができるユーザにとって操作性に優れたプリンティングシステムを構築できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すデータ処理装置を適用可能なプリンティングシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したプリンタドライバの内部構成を説明するブロック図である。
【図3】図1に示したメディアセンサで判別可能な用紙グループとその系統に含まれる用紙の関係を示す図である。
【図4】図1に示したメディアセンサで判別可能な用紙グループとその系統に含まれる用紙のうち、ユーザが印刷に使用する唯一の用紙を示す用紙グループプリセットテーブルの一例を示す図である。
【図5】図1に示したメディアセンサで判別可能な用紙グループと用紙サイズの組み合わせにより選択される用紙の種類を示す用紙グループ、用紙サイズとの関連テーブルの一例を示す図である。
【図6】図3に示したグループまたは用紙とそれに適応する印刷プロファイルとの関係を示す印刷プロファイルテーブルの一例を示す図である。
【図7】本発明に係るデータ処理装置における印刷設定ダイアログの一例を示す図である。
【図8】本発明に係るデータ処理装置における印刷設定ダイアログの一例を示す図である。
【図9】本発明に係るデータ処理装置における印刷設定ダイアログの一例を示す図である。
【図10】図1に示したデータ処理装置が備える表示装置に表示されるメッセージ画面の一例を示す図である。
【図11】図1に示したデータ処理装置が備える表示装置に表示されるメッセージ画面の一例を示す図である。
【図12】図1に示したメディアセンサの出力と用紙の種類の関係を判別するための判別マップの一例を示す図である。
【図13】本発明に係るデータ処理装置におけるデータ処理手順の一例を示するフローチャートである。
【図14】本発明に係るデータ処理装で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
600 記録媒体
601 プリンタ
602 データ処理装置(PC)
603 通信インタフェース
604 メディアセンサ
605 センス情報格納部
606 I/F制御部
607 印刷制御部
608 印刷部(プリンタエンジン)
609 I/F制御部
610 プリンタドライバ
611 印刷設定処理部
612 用紙種類判別処理部
613 代表用紙登録処理部
614 用紙種類判別テーブル群
615 中央制御部
616 印刷設定入力操作部
617 設定情報通知部
618 印刷データ生成処理部
619 印刷プロファイル格納部
620 データ通信処理部
Claims (28)
- アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサを備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置であって、
前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルと、
前記判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別手段と、
前記記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段と、
前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定手段と、
前記判別手段により判別されたメディアグループと前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかの記録媒体に対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第2の印刷設定手段と、
を備えることを特徴とするデータ処理装置。 - 前記グループ中に複数の記録媒体が含まれる場合に、いずれかの記録媒体をグループ代表としてあらかじめ設定するプリセット手段と、
前記判別手段により判別されるメディアグループと前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記プリセット手段に設定されている特定の印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第3の印刷設定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサと、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルと、前記判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別手段と、を備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置であって、
前記記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段と、
前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定手段と、
前記判別手段により判別されたメディアグループを取得し、前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかの記録媒体に対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第2の印刷設定手段と、
を備えることを特徴とするデータ処理装置。 - 前記グループ中に複数の記録媒体が含まれる場合に、いずれかの記録媒体をグループ代表としてあらかじめ設定するプリセット手段と、
前記印刷装置から取得されるメディアグループと前記第1の印刷設定手段により設定される印刷条件とに基づいて、前記プリセット手段に設定されている特定の印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第3の印刷設定手段と、
を備えることを特徴とする請求項3記載のデータ処理装置。 - 前記印刷条件は、用紙サイズと用紙の種類とを含むことを特徴とする請求項1または3記載のデータ処理装置。
- 前記第1の印刷設定手段は、用紙サイズと用紙の種類とを対比可能に表示するユーザインタフェースを介して設定可能とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデータ処理装置。
- 前記第1の印刷設定手段は、用紙サイズ、印刷品位、給紙方法、色調整、ハーフトーン方法等のうち、少なくともいずれか一つの設定を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のデータ処理装置。
- 新たな記録媒体に対応する印刷プロファイルをサーバからダウンロードして前記記憶手段に登録可能とすることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のデータ処理装置。
- 前記印刷プロファイルには、前記印刷装置が備えるエンジン部の各部を制御するためのインク、インクの打ち込み量、ヘッドの走査パス数、解像度、品位、色処理、給紙手段、給紙制御方法等の情報を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のデータ処理装置。
- 同一のメディアグループは、用紙サイズと用紙の種別が異なる複数のメディアが混在するグループと、用紙サイズと用紙の種別が一意に決定される単一のメディアとが混在することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のデータ処理装置。
- 記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段を備え、アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサを備える印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置における印刷制御方法であって、
前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別する判別ステップと、
前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定ステップと、
前記判別ステップにより判別されたメディアグループと前記第1の印刷設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに対する印刷条件を設定する第2の印刷設定ステップと、
を備えることを特徴とする印刷制御方法。 - 前記グループ中に複数の記録媒体が含まれる場合に、いずれかの記録媒体をグループ代表としてあらかじめ設定するプリセットステップと、
前記判別ステップにより判別されるメディアグループと前記第1の印刷設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記プリセットステップに設定されている特定の印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第3の印刷設定ステップと、
を備えることを特徴とする請求項11記載の印刷制御方法。 - 記録媒体に最適な印刷プロファイルを記録媒体およびグループ毎に記憶する記憶手段を備え、アプリケーションからの印刷要求に基づき、記録媒体の種別の特徴を検知可能なメディアセンサと、前記メディアセンサが検知する情報に対応して前記記録媒体を複数のメディアグループとして判別するための判別テーブルを参照して、前記印刷装置から取得される特徴情報に対応するメディアグループを判別可能な印刷装置に対して印刷データを転送可能なデータ処理装置における印刷制御方法であって、
前記印刷データに対する印刷条件を設定する第1の印刷設定ステップと、
前記印刷装置側で判別されたメディアグループを取得し、前記第1の印刷設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第3の印刷設定ステップと、
を備えることを特徴とする印刷制御方法。 - 前記グループ中に複数の記録媒体が含まれる場合に、いずれかの記録媒体をグループ代表としてあらかじめ設定するプリセットステップと、
前記印刷装置から取得されるメディアグループと前記第1の印刷設定ステップにより設定される印刷条件とに基づいて、前記プリセットステップに設定されている特定の印刷プロファイルを選択して、前記印刷データに印刷条件を設定する第2の印刷設定ステップと、
を備えることを特徴とする請求項13記載の印刷制御方法。 - 前記印刷条件は、用紙サイズと用紙の種類とを含むことを特徴とする請求項11または13記載の印刷制御方法。
- 前記第1の印刷設定ステップは、用紙サイズと用紙の種類とを対比可能に表示するユーザインタフェースを介して設定可能とすることを特徴とする請求項11または13記載の印刷制御方法。
- 前記第1の印刷設定ステップは、用紙サイズ、印刷品位、給紙方法、色調整、ハーフトーン方法等のうち、少なくともいずれか一つの設定を行うことを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の印刷制御方法。
- 新たな記録媒体に対応する印刷プロファイルをサーバからダウンロードして前記記憶手段に登録可能とすることを特徴とする請求項11〜17のいずれかに記載の印刷制御方法。
- 前記印刷プロファイルには、前記印刷装置が備えるエンジン部の各部を制御するためのインク、インクの打ち込み量、ヘッドの走査パス数、解像度、品位、色処理、給紙手段、給紙制御方法等の情報を含むことを特徴とする請求項11〜18のいずれかに記載の印刷制御方法。
- 同一のメディアグループは、用紙サイズと用紙の種別が異なる複数のメディアが混在するグループと、用紙サイズと用紙の種別が一意に決定される単一のメディアとが混在することを特徴とする請求項11〜18のいずれかに記載の印刷制御方法。
- メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された用紙の種類に対応するプロファイルを用いて印刷データを生成する生成手段とを有することを特徴とするデータ処理装置。 - 前記設定手段は、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定できない場合、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループに対応するプリセットメディアを設定することを特徴とする請求項23記載のデータ処理装置。
- 前記設定手段は、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定できない場合、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループを設定することを特徴とする請求項21または22記載のデータ処理装置。
- メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定する設定ステップと、
前記設定ステップにより設定された用紙の種類に対応するプロファイルを用いて印刷データを生成する生成ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法。 - 前記設定ステップは、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定できない場合、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループに対応するプリセットメディアを設定することを特徴とする請求項24記載の印刷制御方法。
- 前記設定ステップは、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループとユーザによって設定された用紙サイズとに基づき用紙の種類を設定できない場合、メディアセンスした結果に基づき判別された用紙グループを設定することを特徴とする請求項24または25記載の印刷制御方法。
- 請求項11〜20、24〜26のいずれかに記載の印刷制御方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項11〜20、24〜26のいずれかに記載の印刷制御方法を実現することを特徴とするプログラム。
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