JP3849895B2

JP3849895B2 - Cabinet door lock mechanism

Info

Publication number: JP3849895B2
Application number: JP28411197A
Authority: JP
Inventors: 真一高橋
Original assignee: Kanazawa Kogyo Co Ltd
Current assignee: Kanazawa Kogyo Co Ltd
Priority date: 1997-10-16
Filing date: 1997-10-16
Publication date: 2006-11-22
Anticipated expiration: 2017-10-16
Also published as: JPH11117595A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば吊下式食器乾燥庫のように家屋等の高所に据付けられるキャビネットのロック機構に係り、特に地震発生時等の衝撃に対して扉を確実にロックして食器等の外部への飛出しを防止できる安全対策とともに、通常使用時における扉の開閉操作を容易に行える利便性を兼備したキャビネットのロック機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、キッチン用キャビネット、例えば食器乾燥庫、水切棚、調味料棚、オーブングリルレンジ、布巾収納庫、小物棚等を、利便性向上の面から主婦等の目の高さに設置したキャビネット、いわゆるアイゾーンキャビネットが普及しつつある。
【０００３】
通常、このようなキャビネットは吊戸棚の底板下面への吊下式構成とされ、前面扉が上端を支点として上向きに回動するタイプ、あるいはさらに回動後に奥側に向かってスライド式に水平に収納されるタイプとされる場合が多い。
【０００４】
このように高所に配置されるキャビネットの場合の問題点として、地震時発生の際等に内部の収納物が外に向かって飛び出す危険性が指摘される。特に食器乾燥庫の場合には、割れ易い瀬戸物やガラスで作られた皿や椀、コップ等が収納され、これらが外に飛び出した場合は非常に危険である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従来、このような問題点に対応するアイゾーンキャビネットの扉ロック機構の主なものとして、マグネット等を利用してキャビネット本体に扉の開閉端部を吸着するタイプのものがある。しかし、このマグネットによる吸着力には一定の限界があり、震度の大きい地震発生時等の激しい揺れには必ずしも十分なロック機能を得ることができない。
【０００６】
一方、各種収納器具の扉ロック機構として、鉤形の金具等からなるフックを用いたものが知られている。しかし、これまでのものはロック操作のための取手を扉の表面に対して直角な軸を回動するタイプのものが殆どであり、扉のロックは確実に行えるが、扉開閉の際のロックおよびその解除が扉開閉操作と別の単独操作で行わなければならず、操作が２段階となって面倒であり、通常使用時に扉を比較的頻繁に開閉する食器乾燥庫等のキッチン用キャビネットに適用する場合には、使い勝手が今一つ良くない。
【０００７】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、地震発生時等の衝撃に対して扉を確実にロックして食器等の外部への飛出しを確実に防止できる安全対策の実現と、通常使用時における扉の開閉操作を極めて容易に行える利便性の向上とが図れるキャビネットのロック機構を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、請求項１の発明では、家屋等の高所に据付けられ、前面が開口するキャビネット本体と、このキャビネット本体の前面を開閉する回動式で、上端を支点として前記キャビネット本体の前面側で上向きに回動できるとともに回動後に奥側に向ってスライド式に水平に収納できる一方、収納状態から前記キャビネット本体の前方に向って引出し再び前記支点が前記キャビネット本体の前端まで移動した時点で前記扉を下方に向って閉回動させることができる回動式の扉とを、その扉の閉位置でロックするキャビネットの扉ロック機構であって、前記キャビネット本体の扉回動端対応部である下端前縁位置に設けられ下向きの係止爪部を有する固定爪と、前記扉の回動端である下端に水平な支持軸を介して回動可能に設けられ前記扉の裏面側に次第に低くなる傾斜をもって突出アーム部の先端に形成されその扉の閉位置で前記固定爪の係止爪部に対応する上向きの係止爪部を有する可動爪と、この可動爪を前記固定爪に係止する上向き方向に係止するスプリングと、前記扉の閉位置で下端部から下方に向って突出し、その扉の開方向への移動によって前記可動爪を前記固定爪から解除動作させるノブと、前記扉に設けられ前記可動爪を前記固定爪への略同一高さの当接位置で停止させる第１のストッパと、前記扉に設けられ前記ノブを前記可動爪が前記固定爪からロック解除される位置で停止させる第２のストッパとを備えたことを特徴とするキャビネットの扉ロック機構を提供する。
【０００９】
請求項２の発明では、請求項１記載のキャビネットの扉ロック機構において、可動爪はスプリングによって固定爪に係止する方向に付勢されており、かつ扉の閉方向への押圧力によって前記可動爪の先端が前記固定爪の先端を前記スプリングの弾性力に抗して乗り越えて係止する構造とされていることを特徴とするキャビネットの扉ロック機構を提供する。
【００１０】
請求項３の発明では、請求項２記載のキャビネットの扉ロック機構において、可動爪とノブとは一体構成とされて１本の支持軸によって扉に回動可能に支持されていることを特徴とするキャビネットのロック機構を提供する。
【００１１】
請求項４の発明では、請求項３記載のキャビネットの扉ロック機構において、ノブはキャビネット本体の前面に対して手の指を挿入し得る隙間をあけて配置されていることを特徴とするキャビネットの扉ロック機構を提供する。
【００１２】
請求項５の発明では、請求項４記載のキャビネットの扉ロック機構において、ノブはその先端側が次第にキャビネット本体から離間する方向に湾曲した形状とされていることを特徴とするキャビネットの扉ロック機構を提供する。
【００１３】
請求項６の発明では、請求項１から５までのいずれかに記載のキャビネットの扉ロック機構において、キャビネットは、高所配置型の食器乾燥庫、水切棚、調味料棚、オーブングリルレンジ、布巾収納庫、小物棚その他これに類するキャビネットであることを特徴とするキャビネットの扉ロック機構を提供する。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るキャビネットの扉ロック機構の実施形態について図面を参照して説明する。
【００１５】
図１〜図５は食器乾燥庫に適用した一実施形態を示している。図１は扉ロック機構の要部を拡大して示す断面図であり、図２は食器乾燥庫の全体構成を示す斜視図であり、図３は全体構成を示す側面図であり、図４は扉ロック機構の要部の構成部品を拡大して示す分解斜視図であり、図５は同じく背面図である。
【００１６】
図２に全体構成を示すように、本実施形態のキャビネットである食器乾燥庫１は、吊戸棚等の上部構造物２に、図示しない吊金具等を介して吊下げ設置される。この食器乾燥庫１のキャビネット本体３は横長なボックス形であり、前面が開口し、内部には食器立て掛け用の桟４および図示しない熱風供給機構等が設けられ、底板部には図示しないドレン抜きホース等が装着される。
【００１７】
キャビネット本体３の前面開口部には上開き式の扉５が設けられ、この扉５は長方形状のフレーム６と、このフレーム６に保持された対衝撃性の透明板７とを有する構成となっている。そして、扉５のフレーム６の回動端部である下端部のほぼ中央位置に、扉５を図１に示した閉位置でロックするための扉ロック機構８が設けられている。なお、キャビネット本体３には、操作用スイッチ９および図示しない回路構成部品等が装着されている。
【００１８】
図３は、扉５の開閉構造およびその動作を示している。この図３に示すように、扉５は上端を支点ａとして、キャビネット本体３の前面側で上向きに回動できるとともに、回動後に奥側に向かってスライド式に水平に収納できるタイプとなっている。すなわち、扉５の支点ａは両側部のフレーム６部分の外方に設けられた軸をキャビネット本体３の両側壁内面で支持することによって構成されており、この支点ａを中心として扉５の回動端部である下端部をキャビネット本体３の前面側に回動させて次第に持ち上げることで、扉を開回動することができる。この扉５を開回動によって略水平位置まで上昇させると、支点ａ部分はキャビネット本体３の奥側に向ってフリーな状態となる。そして、この水平な状態で扉５をキャビネット本体１の上側部に設けた扉収納ガイド部１０内に、キャビネット本体１の奥側へ向ってスライドさせて収納することができる。
【００１９】
また、扉５を収納状態からキャビネット本体１の前方に向って引出すと、再び支点ａがキャビネット本体１の前端まで移動した時点でキャビネット本体３の両側壁内面で支持され、扉５を下方に向って閉回動させることができる。この閉回動は扉５の自重を利用して行うことができ、それによって扉５が略垂直となってキャビネット本体１の前面の閉位置まで来ると、扉５の下端部に設けられた扉ロック機構８によって扉５がその閉位置でロック状態となる。
【００２０】
ロック機構８は図１に示すように、キャビネット本体３の扉回動端対応部である下端前縁部中央位置に設けられた固定爪１１と、扉５の回動端である下端部に回動可能に設けられ扉５の閉位置で固定爪１１に係止される可動爪１２と、扉５の下端部から下方に向って突出し、扉５の開方向への移動によって可動爪１２を固定爪１１から解除動作させるノブ１３とを備えた構成とされている。
【００２１】
詳述すると、固定爪１１は例えば側面視で逆Ｌ字形をした一定の横幅を有するアングル状基部１４の水平部分１４ａの先端に、下向きの係止爪部１５を設けた構成のものであり、アングル状基部１４の垂直部分１４ｂが、キャビネット本体１の前面下部に設けられたフレームの垂直な前面１６ａに当接している。そして、アングル状基部１４の垂直部分１４ｂから一体に突出した支持柱１７が、フレーム１６の裏側にねじ等の固着具１８によって固着してある。係止爪部１５は、キャビネット本体１のフレーム１６の前面から一定距離離間した位置で、下方に向ってほぼ垂直に垂下し、この係止爪部１５の前側表面１５ａは下向きの爪先端側に向って次第に肉薄となる緩やかな傾斜面とされている。
【００２２】
一方、可動爪１２は、扉５のフレーム６に固定された水平な支持軸１９に回動可能に支持されたボス部２０と、このボス部２０から扉５の裏面側に次第に低くなる傾斜をもって突出するアーム部２１と、このアーム部２１の先端に形成され固定爪１１の係止爪部１５に対応する上向きの係止爪部２２とを有する構成となっている。この可動爪１２の係止爪部２２は、扉５がキャビネット本体１の前面を塞ぐ位置で固定爪１１の係止爪１５に下方から係止するように垂直に立上がり、この係止爪部２２の先端側表面２２ａは上向きの爪先端側に向って次第に肉薄となる緩やかな傾斜面とされている。
【００２３】
そして、この可動爪１２は、支持軸１９の回りに設けた後述するスプリング２３によって上向き、つまり固定爪１１に係止する方向に付勢され、図１に実線で示すように、扉５の閉位置で常に可動爪１２が固定爪１１に係止するロック状態となって扉５を閉状態に保持するようになっている。この両爪１１，１２の係止深さが大きいほどロック作用が確実となる。また、扉５を開状態から閉方向に移動させる際には、後述する第１のストッパ２４によって両爪１１，１２がほぼ同一高さで当接する構成となっている。この両爪１１，１２の当接作用により、固定爪１１の係止爪部１５の傾斜した前側表面１５ａに対し、これと相反する方向に傾斜した可動爪１２の係止爪部２２の先端側表面２２ａが、扉５の閉動作時の押圧力によって下方にスライドして固定爪１１の先端をスプリング２３の弾性力に抗して乗り越え、係止爪部１５，２２同士が互いに係止する構造とされている。
【００２４】
また、可動爪１２を操作するためのノブ１３は、この可動爪１２と同一材料（例えばポリアセタール）により一体に構成されている。すなわち、ノブ１３は可動爪１２のボス部２０に直接連設されて扉５の下端から下方に突出し、可動爪１２とともに支持軸１９に一定の角度範囲で一体回動可能に支持されている。また、このノブ１３は、キャビネット本体１の前面に対して手の指を挿入し得る隙間をあけて配置されるとともに、このノブ１３の先端側（下端側）が次第にキャビネット本体１から離間する方向に湾曲した形状とされている。
【００２５】
そして、使用者がノブ１３の裏面側に手の指を挿入して扉５の表面側（図１の矢印ｂ方向）に回動させると、ノブ１３の回動によって可動爪１２が支持軸１９を中心として下方に回動し、図１に仮想線で示すように、可動爪１２が固定爪１１から外れ、扉５のロックを解除するとともに、最大限回動させた状態ではノブ１３が扉に設けた後述する第２のストッパ２５に当接し、その後は扉５と一体に回動できるようになっている。そこで使用者は、ロック状態を解除した後、そのロック解除のために使用したノブ１３をそのまま持ち上げ、扉５をさらに開方向（ｂ）に回動させることにより、その扉５自体の開回動をロック解除から一連の動作で連続的に行うことができるようになっている。
【００２６】
次に、図１とともに図４および図５も使用して、可動爪１２等の詳細な部品構成、可動爪１２を付勢するスプリング２３、可動爪１２を固定爪１１への当接位置で停止させるための第１のストッパ２４、およびノブ１３を可動爪１２が固定爪１１からロック解除される位置で停止させる第２のストッパ２５等の構成について説明する。
【００２７】
図４に示すように、可動爪１２は左右１対のものとして構成され、これらが固定爪１１の横幅の寸法内で一定間隔をあけて並列に配置されている。これらの各可動爪１２の各ボス部２０にそれぞれ軸孔２６が穿設され、支持軸１９が挿通されるようになっている。ノブ１３は両ボス部２０の下側に連設され、さらに下端側が摘み部として段状に幅広くなった１枚板構造とされている。また、これら可動爪１２およびノブ１３を支持するため、１枚の幅広な支持板２７が備えられている。この支持板２７には各係止爪１２を通すための左右１対の爪挿通孔２８が穿設されるとともに、この支持板２７の一側面には、支持軸１９を各係止爪１２の両外側で支持するための軸孔２９をそれぞれ有する１対の軸支部３０が突設されている。
【００２８】
そして、図５に示すように、支持板２７の軸支部３０に支持軸１９が挿通支持されるとともに、この支持軸１９に可動爪１２の各ボス部２０が支持され、さらにスプリング２３としての例えば捩じりコイルばねが支持軸１９の中央部回りに装着されている。このスプリング２３が、支持板２７の前面側とノブ１３の前面側との間に弾性力を付与するように取付けられ、これにより可動爪１２が固定爪１１に係止する方向（上向き方向）に付勢されている。また、支持板２７には、扉５のフレーム６に取付けるための上下複数の位置決め当接板３１，３２および固着具挿通孔３３が形成されている。
【００２９】
この支持板２７は図１に示すように、当接板３１，３２を扉５のフレーム６の裏面側に当接させた状態で組込まれる。即ち、フレーム６の裏面側上部に突出した平行な桟３４ａの溝に上側のボルト挿通用孔３３を合致し、この部分に挿通したねじ等の固着具３５によって支持板２７の上側がフレーム６に固着されるとともに、フレーム６の裏面側の下部に突出した先端が対向する折曲部を有する平行な桟３４ｂの蟻溝部にねじ孔付きの係止金具３４ｃが嵌合され、この桟３４ｂの折曲先端部をサンドイッチ状に挟むようにして支持板２７と係止金具３４ｃが対向し、この部分に挿通したねじ等の固着具３５によって支持板２７の下側に１層強固に固着されている。
【００３０】
こうして支持板２７を介して可動爪１２およびノブ１３がフレーム６に組込まれ、扉５が開状態にあって可動爪１２が固定爪１１に係止していない場合には、スプリング２３の弾性力によって、可動爪１２が支持板２７の爪挿通孔２８の上端部に当接する。つまり、この爪挿通孔２８の上端部が前述した第１のストッパ２４となり、可動爪１２を固定爪１１への当接位置に保持するものである。
【００３１】
また、フレーム６の下端部は、このフレーム６の上側の部分よりも肉薄な構成とされている。この肉薄なフレーム６の下端がノブ１３に対向している。そこで、扉５が閉状態にあって可動爪１２が固定爪１１に係止したロック状態から、ノブ１３を操作してロック解除とし、ノブ１３が扉５の前方に移動した場合には、このノブ１３がフレーム６の下端部に当接する状態となる。すなわち、このフレーム６の下端部がノブ１３をロック解除位置で受ける第２のストッパ２５となるものである。
【００３２】
なお、図１および図４に示したキャビネット本体１のフレーム１６には、そのキャビネット本体１の前面側で周縁全体に亘るシール材３６が設けられ、扉５のフレーム６の裏面から突出した突辺状のシール部材３７が当接し、食器乾燥時に発生する蒸気がキャビネット本体１から外方に洩出することを防止できるようになっている。このシール材３６は中空な弾性材からなり、フレーム１６よりも前方に膨んだ形で突出し、扉５のフレーム６が強く当接して凹む状態となることにより、気密シールが図れ、外部からキャビネット本体１内に埃や虫が入ることも確実に防止され、これにより衛生の効果も十分に図られている。
【００３３】
以上の実施形態の構成によれば、扉５の閉状態においては、可動爪１２がスプリング２３によって固定爪１１に係止する方向に付勢されることにより、常に可動爪１２が固定爪１１に係止するロック状態となり、例えば地震発生時等において振動または衝撃が発生してもロック作用により扉５が閉状態に確実に保持され、食器等の外部への飛出しを確実に防止できる安全対策が実現できる。
【００３４】
また、使用者はノブ１３の裏面側に手の指を挿入し、扉５の表面側に回動させることにより、可動爪１２を固定爪１１から容易に外すことができ、扉５のロック解除も手軽に行える。しかも、ノブ１３を最大限回動させた状態では、そのノブ１３が扉に設けた第２のストッパ２５に当接し、その後は扉５と一体に回動できるので、ロック解除のために使用したノブ１３をそのまま持ち上げ、扉５をさらに開方向に回動させることにより、その扉５自体の開回動をロック解除から一連の動作で連続的に行うことができる。
【００３５】
さらに、扉５を開状態から閉状態とする場合には、第１のストッパ２４によって可動１２が固定爪１１とほぼ同一高さで当接し、固定爪１１の係止爪部１５の傾斜した前側表面１５ａに対し、これと相反する方向に傾斜した可動爪１２の係止爪部２２の先端側表面２２ａが、扉５の閉動作時の押圧力によって下方にスライドして固定爪１１の先端をスプリング２３の弾性力に抗して乗り越えることで、係止作用が確実かつ容易に行える。
【００３６】
さらにまた、本実施形態では、ノブ１３をキャビネット本体１の前面から離間する方向に湾曲させているので、使用者がキャビネット本体１とノブ１３との間に手を差し込むための隙間を大きく設定することができ、しかもノブ１３が扉５の表面側に移動した後に第２のストッパ２５に当接するまでのストローク、つまり可動爪１２が係止爪１１から外れるまでの動作範囲をノブ１３の湾曲凹部によって、これを平板状とした場合に比べて大きく設定することができる。したがって、キャビネット本体１とノブ１３との間に設定し得る限られた操作範囲の中で、そのノブ１３のストローク、ひいては可動爪１２の固定爪１１に対する係止深さを最大限にとることができ、それだけロック保持力を大きく設定することができるようになる。
【００３７】
なお、本発明は以上の実施形態に限られるものではなく、種々の変更、応用が可能である。例えば図６は、ノブ１３を「く」字形の折曲板状に構成したものである。このような構成によっても、前記実施形態とほぼ同様の効果が奏される。
【００３８】
また、以上の実施形態では、本発明を食器乾燥庫に適用したが、その他の類似のキャビネット、例えば高所配置型の水切棚、調味料棚、オーブングリルレンジ、布巾収納庫、小物棚等についても、同様に適用することができる。
【００３９】
さらにまた、本発明による扉ロック機構によれば、従来この種のキャビネットで使用されたマグネット式のロック機構が不要となるが、これを併用し、または爪等の構成部にマグネットを利用して、さらにロック機能を向上することも可能である。
【００４０】
また、前記実施形態では爪構成部材をポリアセタールによって構成したので、軽量かつ高強度の構成が実現できる。ただし、これは一例であり、他の樹脂あるいは軽金属等を利用することも可能である。
【００４１】
【発明の効果】
以上の実施形態で詳述したように、本発明に係るキャビネットのロック機構によれば、地震発生時等の衝撃に対して扉を確実にロックして食器等の外部への飛出しを確実に防止できる安全対策の実現と、通常使用時における扉の開閉操作を極めて容易に行える利便性の向上とが図れるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態によるキャビネット（食器乾燥庫）の扉ロック機構の要部を拡大して示す断面図。
【図２】前記実施形態における食器乾燥庫の全体構成を示す斜視図。
【図３】前記実施形態における食器乾燥庫の扉の動作を示す側面図。
【図４】前記実施形態における扉ロック機構の要部の構成部品を拡大して示す分解斜視図。
【図５】前記実施形態における扉ロック機構の要部の構成部品を拡大して示す背面図。
【図６】本発明の他の実施形態による食器乾燥庫の扉ロック機構の要部を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
１食器乾燥庫
２上部構造物
３キャビネット本体
４桟
５扉
６フレーム
７透明板
８扉ロック機構
９操作用スイッチ
１０扉収納ガイド部
１１固定爪
１２可動爪
１３ノブ
１４アングル状基部
１５係止爪部
１４ａ水平部分
１４ｂ垂直部分
１５ａ前側表面
１６ａ前面
１７支持柱
１８固着具
１９支持軸
２０ボス部
２１アーム部
２２係止爪部
２２ａ先端側表面
２３スプリング
２４ストッパ
２５第２のストッパ
２６軸孔
２７支持板
２８爪挿通孔
２９軸孔
３０軸支部
３１，３２位置決め当接板
３３固着具挿通孔
３４ａ，３４ｂ桟
３４ｃ係止金具
３５固着具
３６シール材
３７シール部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a locking mechanism for a cabinet that is installed at a high place such as a hanging tableware drying cabinet, for example, and in particular, the door is securely locked against an impact such as when an earthquake occurs, and the outside of the tableware and the like. In addition to safety measures that can prevent popping out, the cabinet locking mechanism has the convenience of easily opening and closing the door during normal use.
[0002]
[Prior art]
In recent years, kitchen cabinets such as dish drying cabinets, draining shelves, seasoning shelves, oven grill ranges, cloth storage cabinets, accessory shelves, etc. are installed at the height of the eyes of housewives, etc. from the viewpoint of convenience, so-called Eye zone cabinets are becoming popular.
[0003]
Such cabinets are usually suspended from the bottom surface of the bottom of the hanging cabinet, and the front door rotates upward with the upper end as a fulcrum, or further slides horizontally toward the back after rotation. In many cases, the type is stored.
[0004]
As a problem in the case of a cabinet arranged in a high place in this way, there is a risk that the stored items inside may jump out to the outside when an earthquake occurs. In particular, in the case of a tableware drying cabinet, dishes that are easy to break, dishes, bowls, cups, etc. made of glass are stored, and it is extremely dangerous if they jump out.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, there is a type of door lock mechanism for an eye zone cabinet that can cope with such a problem by using a magnet or the like to attract the open / close end of the door to the cabinet body. However, there is a certain limit to the attractive force by this magnet, and it is not always possible to obtain a sufficient lock function for intense shaking such as when an earthquake with a large seismic intensity occurs.
[0006]
On the other hand, as a door locking mechanism for various storage devices, a device using a hook made of a hook-shaped metal fitting is known. However, most of the previous models have a handle for locking operation that rotates an axis perpendicular to the surface of the door. The door can be locked securely, but the door can be locked when opening and closing. It must be performed in a separate operation separate from the door opening / closing operation, and the operation is troublesome in two stages. For kitchen cabinets such as tableware dryers that open and close the door relatively frequently during normal use. When applied, the usability is not good enough.
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and the realization of safety measures that can reliably prevent the tableware and the like from jumping outside by reliably locking the door against an impact such as the occurrence of an earthquake. An object of the present invention is to provide a cabinet locking mechanism that can improve the convenience of opening and closing the door during normal use.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a cabinet body that is installed at a high place such as a house and whose front surface is open, and a rotary type that opens and closes the front surface of the cabinet body, with the upper end as a fulcrum. It can be turned upward on the front side of the cabinet body and can be horizontally stored slidably toward the back side after turning, while it is pulled out from the stored state toward the front of the cabinet body and the fulcrum is again attached to the cabinet body. A cabinet door locking mechanism that locks the door in a closed position when the door is closed and turned when the door is moved to the front end. a fixed pawl having a downward engaging claw portion provided at the lower front edge position is pivoted end corresponding portion, rotatably via a horizontal support shaft at the lower end is a turning end of the door A movable pawl having an upward engaging claws vignetting corresponding claw portion of gradually formed with a lower slope at the tip of the projecting arm portion and the fixing claw in the closed position of the door on the back side of the door, A spring that locks the movable claw on the fixed claw, and a spring that protrudes downward from the lower end at the closed position of the door, and the movable claw is fixed by moving the door in the opening direction. A knob that is released from the claw, a first stopper that is provided on the door and stops the movable claw at a contact position of substantially the same height with the fixed claw, and a knob that is provided on the door and that moves the knob. And a second stopper for stopping at a position where the lock is released from the fixed claw . A cabinet door locking mechanism is provided.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the door lock mechanism of the cabinet according to the first aspect, the movable claw is urged in a direction to be locked to the fixed claw by a spring, and the movable claw is moved by the pressing force in the door closing direction. There is provided a door lock mechanism for a cabinet, characterized in that the tip of the claw is structured so as to climb over and lock the tip of the fixed claw against the elastic force of the spring.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the door lock mechanism of the cabinet according to the second aspect, the movable claw and the knob are integrally formed and are rotatably supported by the door by a single support shaft. Provide a cabinet locking mechanism.
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, in the cabinet door lock mechanism according to the third aspect, the knob is disposed with a gap into which a finger of a hand can be inserted with respect to the front surface of the cabinet body. Provide a door lock mechanism.
[0012]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the cabinet door lock mechanism according to the fourth aspect, wherein the knob has a shape in which a tip end side thereof is gradually curved away from the cabinet body. provide.
[0013]
According to a sixth aspect of the present invention, in the cabinet door lock mechanism according to any one of the first to fifth aspects, the cabinet is a high-place type tableware drying cabinet, a drainer shelf, a seasoning shelf, an oven grill range, a cloth width Provided is a cabinet door lock mechanism characterized by being a cabinet, a small shelf or the like.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a cabinet door lock mechanism according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
1-5 has shown one Embodiment applied to the tableware drying store | warehouse | chamber. FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view showing the main part of the door lock mechanism, FIG. 2 is a perspective view showing the overall configuration of the tableware drying cabinet, FIG. 3 is a side view showing the overall configuration, and FIG. It is an exploded perspective view which expands and shows the component of the principal part of a door lock mechanism, and FIG. 5 is also a rear view.
[0016]
As shown in FIG. 2, the tableware drying cabinet 1 that is a cabinet of the present embodiment is suspended and installed on an upper structure 2 such as a hanging cabinet through a hanging fitting (not shown). The cabinet body 3 of the tableware drying cabinet 1 has a horizontally long box shape, the front surface is open, a table-hanging bar 4 and a hot air supply mechanism (not shown) are provided inside, and a drain plate (not shown) is provided on the bottom plate portion. A hose is attached.
[0017]
An upper opening type door 5 is provided at the front opening of the cabinet body 3, and the door 5 has a rectangular frame 6 and an impact-resistant transparent plate 7 held by the frame 6. ing. A door lock mechanism 8 for locking the door 5 in the closed position shown in FIG. 1 is provided at a substantially central position of a lower end portion that is a rotating end portion of the frame 6 of the door 5. The cabinet body 3 is provided with operation switches 9 and circuit components not shown.
[0018]
FIG. 3 shows the opening / closing structure of the door 5 and its operation. As shown in FIG. 3, the door 5 is a type that can be pivoted upward on the front side of the cabinet body 3 with the upper end as a fulcrum a and can be horizontally stored in a slidable manner toward the back side after pivoting. Yes. That is, the fulcrum a of the door 5 is constituted by supporting the shafts provided outside the frame 6 portions on both sides on the inner surfaces of both side walls of the cabinet body 3, and the door 5 is rotated around the fulcrum a. The door can be opened and rotated by rotating the lower end, which is the moving end, to the front side of the cabinet body 3 and gradually lifting it. When the door 5 is raised to a substantially horizontal position by opening and turning, the fulcrum a portion becomes free toward the back side of the cabinet body 3. In this horizontal state, the door 5 can be slid toward the back side of the cabinet body 1 and stored in the door storage guide portion 10 provided on the upper side of the cabinet body 1.
[0019]
Further, when the door 5 is pulled out from the stored state toward the front of the cabinet body 1, when the fulcrum a moves again to the front end of the cabinet body 1, the door 5 is supported on the inner surfaces of both side walls of the cabinet body 3, and the door 5 faces downward. Can be closed and rotated. This closing rotation can be performed using the dead weight of the door 5, and when the door 5 becomes substantially vertical and reaches the closed position on the front surface of the cabinet body 1, the door provided at the lower end of the door 5. The door 5 is locked at the closed position by the lock mechanism 8.
[0020]
As shown in FIG. 1, the lock mechanism 8 is turned around the fixed claw 11 provided at the center position of the lower edge front edge portion corresponding to the door rotation end corresponding portion of the cabinet body 3 and the lower end portion which is the rotation end of the door 5. A movable claw 12 that is movably provided and locked to the fixed claw 11 at the closed position of the door 5, projects downward from the lower end of the door 5, and the movable claw 12 is fixed by moving the door 5 in the opening direction. The knob 13 is configured to be released from the claw 11.
[0021]
More specifically, the fixed claw 11 has a configuration in which a downward locking claw portion 15 is provided at the tip of the horizontal portion 14a of the angle-shaped base portion 14 having a certain lateral width that is, for example, an inverted L shape in a side view, A vertical portion 14 b of the angle-shaped base portion 14 is in contact with a vertical front surface 16 a of a frame provided at the lower front surface of the cabinet body 1. A support column 17 integrally protruding from the vertical portion 14 b of the angle-shaped base portion 14 is fixed to the back side of the frame 16 by a fixing tool 18 such as a screw. The locking claw portion 15 hangs down substantially vertically downward at a position spaced apart from the front surface of the frame 16 of the cabinet body 1, and the front surface 15 a of the locking claw portion 15 faces the downward claw tip side. It is a gently inclined surface that gradually becomes thinner.
[0022]
On the other hand, the movable claw 12 has a boss portion 20 rotatably supported by a horizontal support shaft 19 fixed to the frame 6 of the door 5, and an inclination gradually lowering from the boss portion 20 to the back surface side of the door 5. The arm portion 21 protrudes and has an upward locking claw portion 22 formed at the tip of the arm portion 21 and corresponding to the locking claw portion 15 of the fixed claw 11. The locking claw portion 22 of the movable claw 12 rises vertically so as to be locked from below to the locking claw 15 of the fixed claw 11 at a position where the door 5 closes the front surface of the cabinet body 1. The tip side surface 22a is a gently inclined surface that gradually becomes thinner toward the tip side of the upward claw.
[0023]
The movable claw 12 is urged upward by a spring 23, which will be described later, provided around the support shaft 19, that is, in a direction to be locked to the fixed claw 11, and as shown by a solid line in FIG. The movable claw 12 is always in a locked state where it is locked to the fixed claw 11 at the position to hold the door 5 in the closed state. The greater the locking depth of the claws 11, 12, the more reliable the locking action is. Further, when the door 5 is moved from the open state to the closing direction, both the claws 11 and 12 are brought into contact with each other at substantially the same height by a first stopper 24 described later. Due to the abutment action of both claws 11 and 12, the front end side of the locking claw portion 22 of the movable claw 12 which is inclined in a direction opposite to the inclined front surface 15a of the locking claw portion 15 of the fixed claw 11 is obtained. A structure in which the front surface 22a slides downward by the pressing force when the door 5 is closed and climbs over the tip of the fixed claw 11 against the elastic force of the spring 23, and the locking claw portions 15 and 22 are locked to each other. It is said that.
[0024]
The knob 13 for operating the movable claw 12 is integrally formed of the same material (for example, polyacetal) as the movable claw 12. That is, the knob 13 is directly connected to the boss portion 20 of the movable claw 12 and protrudes downward from the lower end of the door 5, and is supported together with the movable claw 12 on the support shaft 19 so as to be integrally rotatable within a certain angular range. Further, the knob 13 is arranged with a gap into which a finger of a hand can be inserted with respect to the front surface of the cabinet body 1, and the front end side (lower end side) of the knob 13 is gradually separated from the cabinet body 1. It has a curved shape.
[0025]
When the user inserts a finger of the hand on the back side of the knob 13 and rotates it to the front side of the door 5 (in the direction of arrow b in FIG. 1), the movable claw 12 is supported by the support shaft 19 by the rotation of the knob 13. 1, and the movable claw 12 is detached from the fixed claw 11 to unlock the door 5 and, as shown in phantom lines in FIG. It comes into contact with a later-described second stopper 25 provided on the door 5 and can be rotated integrally with the door 5 thereafter. Therefore, after releasing the locked state, the user lifts the knob 13 used for releasing the lock as it is, and further rotates the door 5 in the opening direction (b), thereby opening the door 5 itself. Can be continuously performed in a series of operations from unlocking.
[0026]
Next, FIG. 4 and FIG. 5 are used together with FIG. 1, and the detailed component configuration such as the movable claw 12, the spring 23 for urging the movable claw 12, and the movable claw 12 are stopped at the contact position with the fixed claw 11. The configuration of the first stopper 24 and the second stopper 25 for stopping the knob 13 at a position where the movable claw 12 is unlocked from the fixed claw 11 will be described.
[0027]
As shown in FIG. 4, the movable claws 12 are configured as a pair of left and right, and these are arranged in parallel at a predetermined interval within the width of the fixed claws 11. A shaft hole 26 is formed in each boss 20 of each movable claw 12 so that the support shaft 19 is inserted. The knob 13 is connected to the lower side of the boss portions 20 and has a single plate structure in which the lower end side is widened stepwise as a knob. In addition, one wide support plate 27 is provided to support the movable claw 12 and the knob 13. The support plate 27 is formed with a pair of left and right claw insertion holes 28 through which the locking claws 12 are passed, and a support shaft 19 is attached to one side surface of the support plate 27. A pair of shaft support portions 30 each having a shaft hole 29 for supporting on both outer sides are projected.
[0028]
Then, as shown in FIG. 5, the support shaft 19 is inserted and supported by the shaft support portion 30 of the support plate 27, and each boss portion 20 of the movable claw 12 is supported by the support shaft 19. A torsion coil spring is mounted around the central portion of the support shaft 19. This spring 23 is attached so as to apply an elastic force between the front surface side of the support plate 27 and the front surface side of the knob 13, so that the movable claw 12 is locked in the fixed claw 11 (upward direction). It is energized. Further, the support plate 27 is formed with a plurality of upper and lower positioning contact plates 31 and 32 and a fixture insertion hole 33 for attachment to the frame 6 of the door 5.
[0029]
As shown in FIG. 1, the support plate 27 is assembled in a state where the contact plates 31 and 32 are in contact with the back surface side of the frame 6 of the door 5. That is, the upper bolt insertion hole 33 is matched with the groove of the parallel beam 34a protruding to the upper part on the back side of the frame 6, and the upper side of the support plate 27 is connected to the frame 6 by the fixing tool 35 such as a screw inserted into this portion. A locking metal fitting 34c with a screw hole is fitted into a dovetail portion of a parallel beam 34b having a bent portion that is fixed to the lower side of the frame 6 and projecting at the lower end on the back side of the frame 6. The support plate 27 and the locking fitting 34c face each other so that the curved tip portion is sandwiched, and one layer is firmly fixed to the lower side of the support plate 27 by a fixing tool 35 such as a screw inserted through this portion.
[0030]
Thus, when the movable claw 12 and the knob 13 are assembled into the frame 6 via the support plate 27 and the door 5 is in the open state and the movable claw 12 is not locked to the fixed claw 11, the elastic force of the spring 23 is obtained. Thus, the movable claw 12 comes into contact with the upper end portion of the claw insertion hole 28 of the support plate 27. That is, the upper end portion of the claw insertion hole 28 serves as the first stopper 24 described above, and holds the movable claw 12 in a contact position with the fixed claw 11.
[0031]
Further, the lower end portion of the frame 6 is configured to be thinner than the upper portion of the frame 6. The lower end of the thin frame 6 faces the knob 13. Therefore, when the door 5 is closed and the movable claw 12 is locked to the fixed claw 11, the knob 13 is operated to release the lock, and the knob 13 is moved forward of the door 5. The knob 13 comes into contact with the lower end of the frame 6. That is, the lower end portion of the frame 6 serves as the second stopper 25 that receives the knob 13 at the unlock position.
[0032]
The frame 16 of the cabinet body 1 shown in FIG. 1 and FIG. 4 is provided with a sealing material 36 over the entire periphery on the front side of the cabinet body 1, and the protrusion protruding from the back surface of the frame 6 of the door 5. The seal member 37 is in contact with the steam, so that steam generated when the tableware is dried can be prevented from leaking outward from the cabinet body 1. This sealing material 36 is made of a hollow elastic material, protrudes in a swelled shape forward from the frame 16, and is in a state where the frame 6 of the door 5 is strongly abutted and recessed so that a hermetic seal can be achieved. Dust and insects can be reliably prevented from entering the main body 1, thereby providing a sufficient hygiene effect.
[0033]
According to the configuration of the above embodiment, in the closed state of the door 5, the movable claw 12 is always urged to the fixed claw 11 by being biased in the direction in which the movable claw 12 is locked to the fixed claw 11 by the spring 23. Safety measures that can lock the door 5 and ensure that the door 5 is securely closed by the locking action even if vibration or impact occurs in the event of an earthquake, etc. Can be realized.
[0034]
In addition, the user can easily remove the movable claw 12 from the fixed claw 11 by inserting a finger of the hand on the back side of the knob 13 and rotating it to the front side of the door 5, and unlocking the door 5. Can also be done easily. Moreover, when the knob 13 is rotated to the maximum extent, the knob 13 comes into contact with the second stopper 25 provided on the door, and thereafter can be rotated integrally with the door 5, so that it is used for unlocking. By lifting the knob 13 as it is and further rotating the door 5 in the opening direction, the opening of the door 5 itself can be continuously performed by a series of operations from unlocking.
[0035]
Further, when the door 5 is changed from the open state to the closed state, the movable stopper 12 is brought into contact with the fixed claw 11 at substantially the same height by the first stopper 24, and the locking claw portion 15 of the fixed claw 11 is inclined forward. The front end side surface 22a of the locking claw portion 22 of the movable claw 12 inclined in a direction opposite to the surface 15a slides downward by the pressing force when the door 5 is closed, and the front end of the fixed claw 11 is moved. By overcoming the elastic force of the spring 23, the locking action can be performed reliably and easily.
[0036]
Furthermore, in this embodiment, since the knob 13 is curved in a direction away from the front surface of the cabinet body 1, a large gap for the user to insert a hand between the cabinet body 1 and the knob 13 is set. In addition, the stroke until the knob 13 comes into contact with the second stopper 25 after moving the knob 13 to the surface side of the door 5, that is, the operation range until the movable claw 12 comes off from the locking claw 11, is shown in FIG. Therefore, it can be set larger than the case where it is flat. Therefore, within the limited operation range that can be set between the cabinet body 1 and the knob 13, the stroke of the knob 13, and thus the locking depth of the movable claw 12 to the fixed claw 11 can be maximized. It is possible to increase the lock holding force accordingly.
[0037]
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and applications are possible. For example, FIG. 6 shows a configuration in which the knob 13 is formed in a “<”-shaped bent plate shape. Even with such a configuration, substantially the same effect as the above-described embodiment can be obtained.
[0038]
In the above embodiment, the present invention is applied to a tableware drying cabinet. However, other similar cabinets such as a drainage shelf with a high altitude, a seasoning shelf, an oven grill range, a cloth storage cabinet, a small shelf, etc. Can be applied as well.
[0039]
Furthermore, according to the door lock mechanism of the present invention, the magnet-type lock mechanism conventionally used in this type of cabinet becomes unnecessary, but this is used together or a magnet is used for a component such as a claw. Furthermore, it is possible to improve the lock function.
[0040]
Moreover, in the said embodiment, since the nail | claw structural member was comprised with the polyacetal, the lightweight and high intensity | strength structure can be implement | achieved. However, this is merely an example, and other resins or light metals can be used.
[0041]
【The invention's effect】
As described in detail in the above embodiment, according to the cabinet locking mechanism of the present invention, the door is securely locked against an impact in the event of an earthquake or the like, and the projection of the tableware and the like is ensured. An excellent effect is achieved in that it is possible to realize safety measures that can be prevented and to improve convenience that allows the door to be opened and closed easily during normal use.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view showing a main part of a door lock mechanism of a cabinet (tableware drying cabinet) according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an overall configuration of a tableware drying cabinet in the embodiment.
FIG. 3 is a side view showing the operation of the door of the tableware drying cabinet in the embodiment.
FIG. 4 is an exploded perspective view showing, in an enlarged manner, components of the main part of the door lock mechanism in the embodiment.
FIG. 5 is an enlarged rear view showing components of the main part of the door lock mechanism in the embodiment.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view showing a main part of a door lock mechanism of a tableware dryer according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tableware drying cabinet 2 Superstructure 3 Cabinet main body 4 Crosspiece 5 Door 6 Frame 7 Transparent board 8 Door lock mechanism 9 Switch for operation 10 Door storing guide part 11 Fixed nail | claw 12 Movable nail | claw 13 Knob 14 Angle-shaped base 15 Locking nail | claw part 14a Horizontal portion 14b Vertical portion 15a Front surface 16a Front surface 17 Support pillar 18 Fixing tool 19 Support shaft 20 Boss portion 21 Arm portion 22 Locking claw portion 22a Tip side surface 23 Spring 24 Stopper 25 Second stopper 26 Shaft hole 27 Support plate 28 Claw insertion hole 29 Shaft hole 30 Shaft support portions 31, 32 Positioning contact plate 33 Fixing tool insertion holes 34a, 34b Crosspiece 34c Locking bracket 35 Fixing tool 36 Sealing material 37 Sealing member

Claims

家屋等の高所に据付けられ、前面が開口するキャビネット本体と、このキャビネット本体の前面を開閉する回動式で、上端を支点として前記キャビネット本体の前面側で上向きに回動できるとともに回動後に奥側に向ってスライド式に水平に収納できる一方、収納状態から前記キャビネット本体の前方に向って引出し再び前記支点が前記キャビネット本体の前端まで移動した時点で前記扉を下方に向って閉回動させることができる回動式の扉とを、その扉の閉位置でロックするキャビネットの扉ロック機構であって、前記キャビネット本体の扉回動端対応部である下端前縁位置に設けられ下向きの係止爪部を有する固定爪と、前記扉の回動端である下端に水平な支持軸を介して回動可能に設けられ前記扉の裏面側に次第に低くなる傾斜をもって突出アーム部の先端に形成されその扉の閉位置で前記固定爪の係止爪部に対応する上向きの係止爪部を有する可動爪と、この可動爪を前記固定爪に係止する上向き方向に係止するスプリングと、前記扉の閉位置で下端部から下方に向って突出し、その扉の開方向への移動によって前記可動爪を前記固定爪から解除動作させるノブと、前記扉に設けられ前記可動爪を前記固定爪への略同一高さの当接位置で停止させる第１のストッパと、前記扉に設けられ前記ノブを前記可動爪が前記固定爪からロック解除される位置で停止させる第２のストッパとを備えたことを特徴とするキャビネットの扉ロック機構。A cabinet body that is installed in a high place such as a house and has a front surface that is open, and a rotary type that opens and closes the front surface of the cabinet body, and can be rotated upward on the front surface side of the cabinet body with the upper end as a fulcrum. While it can be stowed horizontally in a slidable manner toward the back side, it is pulled out toward the front of the cabinet body from the stowed state, and when the fulcrum moves again to the front end of the cabinet body, the door is turned downward and closed. a door pivot type can be, a door locking mechanism of the cabinet for locking in the closed position of the door, the downwardly provided at the lower end front edge position is door rotation edge corresponding portion of the cabinet body with a fixing claw having a locking claw portion, progressively lower inclined to the rear surface side of the rotatable with said door via a horizontal support shaft at the lower end is a turning end of the door A movable pawl having an upward engaging claw portion corresponding to the locking claw portion of the fixed pawl in the closed position of the door is formed at the tip of the projecting arm part, the upward direction to lock the movable claws to the fixed claw a spring for locking, toward from the lower end downwardly in the closed position of the door protrudes knob for releasing operation of the movable pawl from the fixed claw by the movement in the opening direction of the door, it is provided on the door A first stopper that stops the movable claw at a position of contact with the fixed claw at substantially the same height, and a knob provided on the door are stopped at a position where the movable claw is unlocked from the fixed claw. A cabinet door lock mechanism comprising a second stopper .

請求項１記載のキャビネットの扉ロック機構において、可動爪はスプリングによって固定爪に係止する方向に付勢されており、かつ扉の閉方向への押圧力によって前記可動爪の先端が前記固定爪の先端を前記スプリングの弾性力に抗して乗り越えて係止する構造とされていることを特徴とするキャビネットの扉ロック機構。2. The door lock mechanism for a cabinet according to claim 1, wherein the movable claw is urged in a direction to be locked to the fixed claw by a spring, and the front end of the movable claw is pushed by the pressing force in the door closing direction. A door lock mechanism for a cabinet, characterized in that the tip of the door is structured to climb over and lock against the elastic force of the spring.

請求項２記載のキャビネットの扉ロック機構において、可動爪とノブとは一体構成とされて１本の支持軸によって扉に回動可能に支持されていることを特徴とするキャビネットのロック機構。3. The cabinet door locking mechanism according to claim 2, wherein the movable claw and the knob are integrally formed and are rotatably supported by the door by a single support shaft.

請求項３記載のキャビネットの扉ロック機構において、ノブはキャビネット本体の前面に対して手の指を挿入し得る隙間をあけて配置されていることを特徴とするキャビネットの扉ロック機構。4. The cabinet door locking mechanism according to claim 3, wherein the knob is disposed with a gap into which a finger of a hand can be inserted with respect to the front surface of the cabinet body.

請求項４記載のキャビネットの扉ロック機構において、ノブはその先端側が次第にキャビネット本体から離間する方向に湾曲した形状とされていることを特徴とするキャビネットの扉ロック機構。5. The door lock mechanism for a cabinet according to claim 4, wherein the knob has a shape in which a tip end side thereof is gradually curved away from the cabinet body.

請求項１から５までのいずれかに記載のキャビネットの扉ロック機構において、キャビネットは、高所配置型の食器乾燥庫、水切棚、調味料棚、オーブングリルレンジ、布巾収納庫、小物棚その他これに類するキャビネットであることを特徴とするキャビネットの扉ロック機構。The cabinet door lock mechanism according to any one of claims 1 to 5, wherein the cabinet is a high-place type tableware drying cabinet, a draining shelf, a seasoning shelf, an oven grill range, a cloth storage cabinet, a small shelf or the like. A cabinet door locking mechanism characterized by being a cabinet similar to the above.