JP3842188B2 - 超音波治療装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、在宅などで医師が立ち会わない状態でも、自身で超音波照射により治療を行うための超音波治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
収束超音波の体外からの照射による悪性腫瘍治療は、外科手術に較べ低侵襲的であり、被施術者の手術中における体力低下や手術後の回復および生活の質向上(Quality of Life)に関して原理的に優れている。したがって、今後その社会的価値を高めていくものと考えられる。
【0003】
収束超音波を用いる治療の一つは、照射された超音波が生体組織によって超音波エネルギーが吸収され、これによって患部の温度を上昇させる熱的効果を用いるものである。他の一つは、患部に存在する化学物質と照射された超音波との化学的相互作用を用いるものである。後者のうち、超音波照射により活性酸素を発生する物質を用いる治療法が梅村らにより提案され、音響化学療法と名づけられている。音響化学治療で治療効果が得られる機構において、音響キャビテーションが重要な役割を担っていると考えられている。
【0004】
この目的のために音響キャビテーションの生成・圧壊を効率的に行う方法として、従来、専ら物理的な手段を用いるものが提案されてきた。特許第2741907号では、0.01msec〜10msec間隔で音場を切り変えて超音波を照射する技術が報告されている。この技術は、音響キャビテーションの生成に要する超音波照射時間が0.01msec〜10msecであることに着目し、波面の異なる音場をこの時間間隔で切り替えながら超音波を照射するもので、一方の音場により生成した音響キャビテーションを、もう一方の音場により圧壊するというサイクルを繰り返し行うものである。これにより、音場の切り替えを行わない場合に較べて、音響化学作用の効率を同じ超音波パワーにおいて一桁ほど改善することができる。
【0005】
また、米国特許5,5523,058号では、通常反射物が存在する場合のみに得られる音響キャビテーション生成に有利な波形を持つ超音波を、反射物がない状況においても得ることのできる技術が開示されている。この技術は、音響キャビテーション生成に有利な波形を、一つの周波数成分にその倍周波を重畳することにより得るものである。生体に対して超音波照射を行う際には、反射物の効果は必ずしも期待できないことから、この技術は、超音波照射による治療においてその効果の増進および安全性の向上への寄与が期待される。
【0006】
また、特公平6−29128号では、超音波の抗腫瘍効果を化学的に高める方法として、超音波の化学作用により活性酸素を生成する物質を用いる方法が報告されている。この技術で用いられるポルフィリン等の物質は、超音波により生じた音響キャビテーションにより二次的に活性酸素を生じる機能を有しているが、キャビテーション閾値の低下を引き起こすことはできなかった。これに対し、WO98/01131では、両親媒性のキサンテン系色素増感剤によりキャビテーション閾値の低下を生じ、かつ超音波により生じた音響キャビテーションにより二次的に活性酸素を生じる手法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
収束超音波を用い音響キャビテーションを生じることで治療効果を得る低侵襲治療の社会的評価は高まると考えられる。超音波を用いる場合には、重粒子線あるいはX線などの他の低侵襲治療に比べて、患者の被爆の問題が無く、且つ、装置の小型化が容易である。したがって、在宅治療など、医者の適切な指導の下で、病院以外での患者自身による使用も可能となりうる。
【0008】
しかしながら、収束超音波を用いた従来の装置を用いて在宅治療を行うことを考えると、照準に関する問題が生じる。すなわち、上述の公知例でも分かるように、従来の収束超音波を用いた装置は、画像診断、生検等により患部および状態を特定した後、収束超音波の焦点を患部へ向けて正確に照射することを前提としている。これは、収束超音波の焦点が患部以外のところを照射すると、健康である身体部分が損傷されるからである。正確に照準された超音波を照射するには、患部を画像として表示することの出来る医用画像診断装置が必要となる。このような医用画像診断装置は、現在のところ、家庭で用いることのできる小型でかつ照準を行うことのできるものは存在しない。さらに、現在の医用画像診断装置による画像から患部の場所・状態を観察するには高度の知識が必要であり、一般の患者が照準を行うことは困難である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では、照射される超音波を従来のように収束性の高いものとするのではなく、照射される超音波は、患部を含む広い範囲を照射するものとした。照射される超音波の収束性が低いことにより、患部以外に超音波が照射されても、そのことにより健全な身体部分が損傷されることは少ない。一方、このことは患部に照射される超音波の効果が低いことを意味するが、この超音波の効果の低さは患部に滞留する薬の効果で補うことにより、結果として収束超音波の照射による治療に近い効果を得ることを提案する。すなわち、本発明は患部に長時間滞留して超音波の効果を高める薬が存在することに着目して、収束性の高い超音波の使用を回避することを提案するものと言える。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に典型的な収束波音場と平面波音場を示す。1は収束波の照射による音場強度を示し、2は収束性の低い平面波の照射による音場強度を示す。図では、超音波の音源のパワーは同じものとした。すなわち、同じ広さの音源から同じエネルギーの超音波が収束されて照射される場合は狭い範囲を強い強度で照射し、収束されずに照射される場合は音源よりも広い範囲を照射することを示している。また、照射される収束波の焦点位置での強度を示すものとした。
【0011】
このように、広い範囲を照射することができれば、照準の精度は低くても支障とならない。そして、収束性が低い場合には、音場強度2に示すように、患部の位置に係らず手前や後方にも患部と同程度の強度の超音波が照射されることから、超音波の収束性に頼らず、患部と他の部位とを区別し、患部のみで治療効果が得られる仕組みが必要となる。
【0012】
このような仕組みとして、本発明は、WO98/01131によって提案された両親媒性のキサンテン系色素増感剤に着目し、この薬剤と超音波照射の相乗効果による治療の有効性を提案する。WO98/01131に示されるように、キサンテン系染料であるローズベンガルのアルキル化誘導体は、
(1)腫瘍組織に集積する。
(2)超音波照射による音響キャビテーション生成を促進する。
(3)音響キャビテーション生成時に抗腫瘍効果を生じる。
という三つの性質を有する。
【0013】
腫瘍組織と正常組織に同じ強度の超音波が照射された場合でも、上記ローズベンガルのアルキル化誘導体を投与してあれば、腫瘍組織において、より高濃度に存在する該誘導体により音響キャビテーションが正常組織よりも生じやすく、正常組織へのダメージを低く押さえつつ抗腫瘍効果を得ることができる。すなわち、超音波の収束性が低くて照射される超音波の強度が低くても、薬剤による効果により抗腫瘍効果を得ることができる。
【0014】
(実施例1)
図2は本発明の第1の実施例として患者の腹部を覆う形で多数の単位超音波照射装置が平面状に配列されて実装される超音波照射装置の概念図を示す図である。図2において、10は単位超音波照射装置であり、図では、3×13個の単位超音波照射装置10により超音波照射装置100が構成されている。200および300は超音波照射装置100を腹部に固定するためのバンドであり、超音波照射装置100の両側に固定されている。患者は超音波照射装置100の装着および使用法と薬剤の自己への注射について医者の指導を受ける。
【0015】
図3は超音波照射装置100の一部を拡大して表示するとともに、一部の要素を除去して示す図である。11は、超音波照射装置100の基板であり、超音波照射装置100が患者の腹部に巻かれたとき、出来るだけ腹部の表面に密接できるように弾力性のあるものとされる。例えば1ないし2mmの厚さのシリコーンシートである。12は基板に周期的に配列して設けられた開口である。この開口は、単位超音波照射装置10に対応して配列されるものであり、例えば、30×30mmの大きさとされる。21はホルダーで、前述した開口12をほぼ含む円形の開口22を有する。ホルダー21は、例えば、15mm程度の厚みを有するとともに、開口22の内面にねじが切られている。また、ホルダー21は開口12と開口22の中心位置が一致するように配置されて基板11の一面に貼り付けられる。さらに、ホルダー21はその角部の一つに開口23が設けられる。このホルダー21には、後述するように、単位超音波照射装置10が装着される。
【0016】
図4(A)はホルダー21の上面図、(B)はそのB−B位置で矢印方向に見た断面図、(C)はそのC−C位置で矢印方向に見た断面図である。ホルダー21は、その開口22が、上述したように、基板11の開口12をほとんどカバーし、且つ、重複するように、基板11の一面に貼り付けられる。ホルダー21の一角には、開口23が設けられ、この中心位置の基板11には中空の突起24が設けられる。ホルダー21の基板11に近い端部には、極めて薄い弾力性に富む遮蔽膜25が設けられる。基板11の開口12のホルダー21が貼り付けられた面の反対側の面には薄い遮蔽膜26が設けられる。この膜は、例えば、50μmセルロースフイルタであり、厚さは0.5mm程度以下である。開口23の中心位置に設けられた中空の突起24の基板11に接する部分には開口が設けられ、突起24内部とホルダー21の遮蔽膜25の下部の空間との間に連通部28を形成する。27はそのための隔壁である。
【0017】
図5(A)はホルダー21の開口22に単位超音波照射装置10が装着された状態で図4(A)のB−B位置で矢印方向に見た断面図、図5(B)は単位超音波照射装置10に代えてダミー40が装着された状態で図4(A)のB−B位置で矢印方向に見た断面図、図5(C)はホルダー21の開口22に単位超音波照射装置10が装着され、且つ、開口23内の突起24に超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー36が装着された状態で図4(A)のC−C位置で矢印方向に見た断面図である。
【0018】
単位超音波照射装置10は円筒形のカバー31とその中に設けられた振動子32およびこれに所定の周波数の交流電圧を供給するケーブル33よりなる。振動子32は平面形圧電素子により構成される。カバー31の端部周辺には、ホルダー21の開口部22の周辺に設けられたねじとかみ合うようにねじが形成されている。カバー31をねじに合わせて回転してホルダー21の開口部22に挿入する。単位超音波照射装置10がホルダー21の開口22に十分押し込まれて装着が完了した状態では、図5(A)に示すように、振動子32は遮蔽膜25と接触する状態になっている。
【0019】
一方、単位超音波照射装置10が装着されないホルダー21の開口22には、ダミー40が装着される。ダミー40は円筒形のカバー35のみからなる。ダミー40は単位超音波照射装置10が装着されないホルダー21の開口22内部にごみ等が入るのを防ぐ以上のことはない。図では、開口23には触れていないが、ホルダー21の開口23内部にごみ等が入るのを防ぐため、開口23にも蓋を設けるのが良い。
【0020】
超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー36のガイド部37に、単位超音波照射装置10が装着されたホルダー21の開口23内の突起24が挿入された形で、ホルダー36が装着される。その結果、図5(C)に示すように、遮蔽膜25と遮蔽膜26とが形成する空間部が、連通部28を介してホルダー36内部と連通した状態になっている。この状態でホルダー36を手で押しつぶすようにしてホルダー36内の超音波ゼリー(音響カップリング剤)を遮蔽膜25と遮蔽膜26とが形成する空間部に押し出せば、振動子32と遮蔽膜26を介して接触する患者の腹部の皮膚とは空気を介さずに接触した状態に出来る。
【0021】
図6は超音波照射装置100の制御システムを示す図である。51は必要なプログラムを内蔵したパソコンを主体とした制御装置であり、52は超音波信号発生および増幅回路であり、制御装置51の信号に応じた周期および大きさの超音波信号を発生する。超音波信号発生および増幅回路52の出力はケーブル33を介して振動子32に加えられる。制御装置51のプログラムは、患者の状態に応じた制御信号を出力するように設定される。ここで示した制御装置51、超音波信号発生および増幅回路52は単位超音波照射装置10のカバー31内に個々に実装されるものとしても良いし、超音波信号発生および増幅回路52のみを個々に実装されるものとしても良い。勿論、図5(A)に示すようにカバー31内には振動子32のみを実装するものとしても良い。カバー31内に実装されなかった装置は、ダミーの1つを利用して実装し、これから、各単位超音波照射装置10に必要な信号を配分するものとすれば良い。
【0022】
このように、実施例1では、患者の治療位置に応じたホルダー21に単位超音波照射装置10および超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー36を装着し、他のホルダー21にはダミー40を装着する。そのため、医者は、まず、患者に超音波照射装置100の装着の仕方を指導し、もっとも安定した装着の状態で、どの位置に単位超音波照射装置10を実装するか決める。次いで、キサンテン系染料であるローズベンガルのアルキル化誘導体を主体とした薬剤の自己への注射の仕方を指導するとともに、注射後、超音波照射装置100の各単位超音波照射装置10の起動の仕方を指導する。この起動は、制御装置51の起動とともに、超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー36を押しつぶす操作をすることも意味する。遮蔽膜25と遮蔽膜26とが形成する空間部に供給された超音波ゼリー(音響カップリング剤)は少しずつ流れ出す形で消耗するから、適宜、超音波ゼリーのホルダー36を押しつぶす操作をして補充するように指導することも必要である。
【0023】
勿論、他の一般の病気と同様、医者は、患者の治療状況を適宜監視するとともに、必要なら、新しい超音波照射装置100を更新のために支給して、治療を続けるようにすることがあるのは当然である。
【0024】
(実施例2)
上記(1)−(3)の性質を有する薬剤、例えば、キサンテン系染料であるローズベンガルのアルキル化誘導体を主体とした薬剤、と収束性の低い超音波照射装置とを組み合わせる場合には、患部とその他の部位とで超音波強度の差異がないため、屈折・散乱などが起こりやすい界面において生体作用が起こりやすいことに注意することが大切である。すなわち、超音波照射装置から皮膚を通して超音波を照射する場合には、皮膚が屈折・散乱などを起しやすい界面として作用するから、皮膚における超音波の生体作用を抑制することが重要である。
【0025】
実施例1では、所定の周波数の交流電圧を供給される平面形圧電素子により構成される振動子32を患者に照射するものとして説明したが、米国特許5,5523,058号に開示されているように、音響キャビテーション生成には一つの周波数成分にその倍周波を重畳することにより有利な波形を得ることができる。本発明でも、この考え方を利用することが出来るが、皮膚における超音波の生体作用を抑制する観点から、実施例2では、異なった単一周波数の超音波を異なった音源からターゲットに向けて2方向から照射することとした。
【0026】
図7(A)は実施例2のシステム構成を示す図であり、図7(B)は実施例2の照射された超音波の伝播状況と結果を説明する図である。図7(A)において51、52、32および33は、それぞれ、実施例1のパソコンを主体とした制御装置、超音波信号発生および増幅回路、振動子およびケーブルと同等であるが、実施例2では、下付きの添え字1を付したものがある周波数に対応したものであり、下付きの添え字2を付したものがその2倍の周波数に対応したものとされる点において異なる。図7(B)は2つの振動子321および322から照射される音波の波面の伝播状況と、それぞれの音波の波面が重なる位置に治療対象部位60が位置するようになされている状況を示す。
【0027】
図7(B)から分かるように、振動子321および322が皮膚に接する位置では、それぞれの振動子の周波数が照射されるに過ぎないから、一つの周波数成分にその倍周波を重畳された超音波が皮膚に作用することはない。しかし、振動子321および322の傾きによって予定された深さの位置では、振動子321および322が照射するそれぞれの振動子の周波数の波面が重なって作用するから、治療対象部位60に対しては、一つの周波数成分にその倍周波を重畳された超音波が作用して、効果的にキャビテーションを生成して、キサンテン系染料であるローズベンガルのアルキル化誘導体を主体とした薬剤を有効に活用することが出来る。強度の面で見れば、2方向から独立して照射することにより、皮膚を通過する段階では、それぞれ、強度約5W/cm2の照射であるものが、腫瘍部位(治療対象部位60)では約10W/cm2と強度に差をつけ皮膚での音響強度を低下させることが可能である。
【0028】
このように、複数の音源から特定の周波数とその倍の周波数の超音波を照射し、各々の波が皮膚の通過の段階においては重なりあいを実質上持たず、腫瘍部位において重なり合うよう構成することにより、皮膚における超音波の生体作用を抑制しつつ、抗腫瘍効果を得ることができる。
【0029】
ところで、実施例2の図7を参照した説明では、実施例1の図2に示す超音波照射装置100と図5で説明した単位超音波照射装置10については説明しなかった。しかし、実施例2でも、実施例1と同様に単位超音波照射装置10を適当に実装できる超音波照射装置100と出来ることは自明のことである。この場合、図1で説明したように、収束性の弱い照射装置では、音源から出た超音波が広がりながら伝播する面があることに注目すると、図7(B)に示した波面は、実際は深くなるに応じて広がることになる。このことは、治療対象部位60近辺では、振動子321および322のそれぞれの照射面を合わせた程度の広さで一つの周波数成分にその倍周波を重畳された超音波が作用することとなる。したがって、単位超音波照射装置10の中の振動子32を、振動子321および322に分割しても、実施例1の単一振動子32がカバーする範囲と同等の範囲を照射することができる。
【0030】
勿論、隣接する単位超音波照射装置二つで図7のシステムを構成するものとしても良い。
【0031】
さらに、パソコンを主体とした制御装置51、超音波信号発生および増幅回路521、522を単位超音波照射装置10のカバー31内に実装するか、配線により接続するかは実施例1と同様、任意に選択できる。
【0032】
(実施例3)
上述の実施例1および2では、単位超音波照射装置10を任意の位置に実装できるベルトによって超音波照射装置100を構成するものとしたが、図5を参照して説明した単位超音波照射装置10を単独で使用することもできる。この場合の構成例を図8に示す。図8は、図5に示す単位超音波照射装置10をそのまま流用した形の実施例である。このような形で、単独で使用する場合、超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー36を外付けで使用するより、超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー70を、患者の皮膚と単位超音波照射装置10の遮蔽膜25との間に直接挿入する形の方が有用である。この実施例では、したがって、図には表れていないが、開口23、突起24および連通部28等は不要である。ホルダー70は前述した50μmセルロースフイルタよりなる遮蔽膜26で構成し、その内部に超音波ゼリーを収納したものである。
【0033】
患者の治療対象部位60に対応した位置に適当に固定する必要があるが、粘着テープあるいはこれと包帯との併用により固定し、ホルダー70を押圧する形とすれば、振動子32と患者の皮膚との間の空気が排除されるから振動子の発生する超音波を効率よく患部に送出することができる。
【0034】
(その他)
本発明を代表的な実施例の三つについて説明したが、これらは、以下述べるように種々の実施形態で実現できる。
【0035】
振動子32が超音波ゼリー(音響カップリング剤)を介して直接患者の皮膚に超音波を伝えるものとしたが、振動子32の皮膚側の面に適当な整合相を設けることが有用なことは、現在の各種の超音波装置と同じである。
【0036】
実施例1において、超音波ゼリー(音響カップリング剤)を外付けのホルダー36から供給することにしているのを、実施例3のように、使い捨ての形のホルダー70を使用するものとしても良い。
【0037】
ホルダー21の基板11に近い端部には、極めて薄い弾力性に富む遮蔽膜25を設けることとしたが、これを省略しても良い。この場合、ホルダー36から供給される超音波ゼリー(音響カップリング剤)が振動子32とカバー31との間からカバー31側に漏れ出さないように、振動子32がカバー31の内面にきっちりとはめられるようにする必要がある。
【0038】
音源から照射する超音波は、音響キャビテーションの生成に用いることのできる周波数・強度であればよく、周波数は基本となる周波数が20kHzから1MHzの範囲でその倍の周波数が40kHzから2MHzの範囲、超音波強度は100W/cm2以下の任意の値が採用できる。
【0039】
さらに、上述の実施例では、電源について言及しなかったが、制御装置51、超音波信号発生および増幅回路52は、それぞれ、電源が必要であることは言うまでもなく、当然備えられている。制御装置51、超音波信号発生および増幅回路52をカバー31の内部に実装する実施例としたときは、この電源も小型の電池として、カバー31の内部に実装することができるのが良いが、パワー不足となる場合は、外付けとしてダミーのカバー35に電池を備え、これから配線する形にすることになる。カバー31の内部に制御装置51、超音波信号発生および増幅回路52、電源をも実装することができれば、制御装置51のパソコンを起動するためのスイッチのみがカバー31の外面に現れていて、患者は、治療開始のタイミングでこのスイッチを入れればよいことになる。
【0040】
なお、上述の実施例は、患者の在宅治療を意識したものとして説明したが、病院内での治療でも応用できることは当然である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による超音波治療装置は、医用画像に頼ることなく、医用画像を基礎にした医師の指導の下に、患者自身の自己管理により治療ができるから患者の在宅治療に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な収束波音場と平面波音場を示す図。
【図2】本発明の第1の実施例として患者の腹部を覆う形で多数の単位超音波照射装置が平面状に配列されて実装される超音波照射装置の概念図を示す図。
【図3】超音波照射装置100の一部を拡大して表示するとともに、一部の要素を除去して示す図。
【図4】(A)はホルダー21の上面図、(B)はそのB−B位置で矢印方向に見た断面図、(C)はそのC−C位置で矢印方向に見た断面図。
【図5】(A)はホルダー21の開口22に単位超音波照射装置10が装着された状態で図4(A)のB−B位置で矢印方向に見た断面図、(B)は単位超音波照射装置10に代えてダミー40が装着された状態で図4(A)のB−B位置で矢印方向に見た断面図、(C)はホルダー21の開口22に単位超音波照射装置10が装着され、且つ、開口23内の突起24に超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー36が装着された状態で図4(A)のC−C位置で矢印方向に見た断面図。
【図6】超音波照射装置100の制御システムを示す図。
【図7】(A)は実施例2のシステム構成を示す図であり、(B)は実施例2の照射された超音波の伝播状況と結果を説明する図。
【図8】単位超音波照射装置10を単独で使用した実施例を示す図。
【符号の説明】
1…収束波の照射による音場強度、2…収束性の低い平面波の照射による音場強度、10…単位超音波照射装置、11…基板、12…基板に周期的に配列して設けられた開口、21…ホルダー、22…開口、23…開口、24…中空の突起、25…遮蔽膜、26…遮蔽膜、27…隔壁、28…連通部、31…円筒形のカバー、32…振動子、33…ケーブル、35…円筒形のカバー、36…超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー、37…ホルダー36のガイド部、40…単位超音波照射装置10に代えるダミー、100…超音波照射装置、200,300…超音波照射装置100を腹部に固定するためのバンド、51…必要なプログラムを内蔵したパソコンを主体とした制御装置、52…超音波信号発生および増幅回路、70…超音波ゼリー(音響カップリング剤)のホルダー。

Claims (8)

  1. 所定の大きさの開口部を所定の周期で配列したベルト、
    前記ベルトの1つの面にそれぞれの開口部に独立して固着されかつ前記ベルトの開口部とほぼ同程度の開口を有する少なくとも1つのホルダー、
    前記ホルダーの少なくとも1つに保持されるカバー、
    前記ホルダーの少なくとも1つに各々保持され、かつ前記開口部の開口面とほぼ平行な圧電超音波振動子を具備する少なくとも1つの単位超音波照射装置、及び
    前記超音波振動子に必要な電気信号を供給するケーブルを備え、
    前記圧電超音波振動子は第1圧電超音波振動子及び第2圧電超音波振動子のいずれかであり、前記第1圧電超音波振動子及び前記第2圧電超音波振動子は、各々が発生する超音波の波面が重なり合う方向に傾けられ、かつそれぞれの振動子が異なった周波数で励振されることを特徴とする超音波治療装置。
  2. 前記ベルトの被照射体に接する面のそれぞれの開口部に前記開口部を覆う形で微細な孔を有する薄膜が貼り付けられている請求項1記載の超音波治療装置。
  3. 前記ホルダーは前記ベルトの開口部とほぼ同程度の開口とは別に設けられた開口、前記開口内に設けられ且つ前記振動子と前記薄膜とが形成する空間と連通する突起、前記突起を通して音響カップリング剤を供給するための音響カップリング剤保持部とをさらに有する請求項2記載の超音波治療装置。
  4. 前記少なくとも1つのホルダーは、前記単位超音波照射装置を具備せず、かつ前記ホルダーの開口部を覆うためのカバーを備えた少なくとも1つのホルダーを含む請求項1記載の超音波治療装置。
  5. 前記第2圧電超音波振動子は、前記第1周波数が発生させる周波数の2倍の周波数の超音波を発生させる請求項1記載の超音波治療装置。
  6. 前記単位超音波照射装置が隣接して配列され、それぞれの単位超音波照射装置の振動子が発生する超音波の波面が重なり合うように、それぞれの振動子が傾けられ、且つ、それぞれの振動子が異なった周波数で励振される請求項1記載の超音波治療装置。
  7. 前記カバー内に前記超音波振動子を制御するための制御装置および前記超音波振動子を励振するための信号の増幅装置が内蔵され、カバー外面には起動スイッチが設けられた請求項1ないし6のいずれかに記載の超音波治療装置。
  8. 所定の大きさの開口を有する少なくとも1つのホルダー、
    前記ホルダーに保持される少なくとも1つのカバー、
    前記ホルダーの少なくとも1つに各々保持され、かつ前記開口部の開口面とほぼ平行な圧電超音波振動子を具備する少なくとも1つの超音波照射装置、
    前記圧電超音波振動子に必要な電気信号を供給するケーブルを備え、
    前記圧電超音波振動子は第1圧電超音波振動子及び第2圧電超音波振動子のいずれかであり、前記第1圧電超音波振動子及び前記第2圧電超音波振動子は、各々が発生する超音波の波面が重なり合う方向に傾けられ、かつそれぞれの振動子が異なった周波数で励振され、前記振動子の面と患者の皮膚との間に音響カップリング剤を内蔵するホルダーを配置して使用される超音波治療装置。
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