JP3839150B2 - Woven label and its manufacturing method - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広幅織物を帯状にヒートカットした後に１枚ごとに切り離す織ラベルなどについて、衣類などへの縫着時に折り曲げ個所における両側縁の繊維溶融部が突き出ず、且つ両側縁の繊維溶融部を縫い糸で包み込んだ織ラベルおよびその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
市販の繊維製品における商標や製造者名などは、該繊維製品に縫着された織ラベルに表示し、この織ラベルは、従来、細幅織機で帯状に織り上げ、さらに１枚ごとに寸断して製造する。織ラベルを細幅織機で織成する従来の方法は、生産効率が低くてコストが高いという欠陥があり、このため、レピア織機などの高速織機を用いて合成繊維で広幅織物を織り上げ、この広幅織物を帯状にヒートカットする方法が主流になっている（図１５参照）。
【０００３】
広幅織物を帯状にヒートカットすると、該広幅織物の横糸を溶融切断し、得た織テープの両側縁に、図１０に示すような線状の繊維溶融部１０ａが生じる。この繊維溶融部１０ａは、特にポリエステル繊維製の織物で硬いガラス様を呈し、触感や外観において全体組織１０ｂとの違和感が著しい。この織テープから得た織ラベルを衣服に縫着するために両側部１０ｃを折り曲げると、ラベル両側縁の繊維溶融部が折れて突き出る。この突き出し片１０ｄが生じた織ラベルを衣服に縫着すると、突き出し片１０ｄが使用者の肌に接触して痒くなって不快感が生じて皮膚を傷つけ、スキーウェアなどの外衣であれば、下に着込んだセーターまたは中衣シャツにほつれや毛羽立ちが生じる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
広幅織物のヒートカットで得た織ラベルについて、アパレルメーカーなどの多数のユーザーは繊維溶融部の発生防止を強く要求している。繊維溶融部の発生防止策として、既に、広幅織物を超音波で切断する方法が提案されているが、超音波切断によって繊維の溶融部分が軽減する反面、切断個所が解れやすくなってしまうという問題が残存する。
【０００５】
一方、織ラベル両側縁をオーバーロックミシンで縫製して繊維溶融部を縫い糸で包み込むと、両側縁の繊維溶融部による突き出しが減少するうえに、触感や外観に関する全体組織との違和感を解消できる。この反面、織ラベル両側縁のオーバーロック縫製では、用いるパイル糸と該パイル糸と絡み合う縫い糸とによって縁縫い幅がかなり太くなるうえに、両縁縫い部だけが盛り上がってラベルの厚みが均一にならず、ラベルの保管と縫着に際して不便であり、美観的にも好ましくない。
【０００６】
本発明は、広幅織物を帯状にヒートカットして得た織ラベルに関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、縫着時の折り曲げ個所において両側縁の繊維溶融部が折れないことにより、突き出し片による擦過傷や衣類のほつれや毛羽立ちが発生しない織ラベルを提供することを目的としている。本発明の他の目的は、擦過傷や衣類のほつれや毛羽立ちを防止でき、しかも両側縁の繊維溶融部を縫い糸で密に被覆して触感が良好な織ラベルを提供することである。本発明の別の目的は、突き出し片による擦過傷や衣類のほつれや毛羽立ちを防止できる織ラベルの製造方法を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明で用いる織テープは、ニードル織機などで織成した細幅テープであるか、または少なくとも部分的に合成繊維糸を織り込んだ広幅織物を帯状にヒートカットして製造し、このヒートカットによって両側縁に繊維溶融部が形成されている。細幅テープまたは広幅織物には、所定の図柄を帯状に織り出し、例えばポリエステル繊維糸、ナイロン繊維糸、綿糸などによって織成する。広幅織物には、ヒートカットした際に側縁が解れないように少なくともヒートカット部分に合成繊維糸を織り込んでいる。
【０００８】
この織テープは、図１または図６に示すように、縫着時に折り曲げ個所となる部位に横糸として部分的に織り込んだ収縮性糸を有し、織成後の収縮処理によって折り曲げ個所となる部位の両側縁がわずかに凹む。この収縮性糸は、横糸として図１のように折り返し部分に幅広に織り込んでも、図６のように各折り曲げ個所だけに３〜５本織り込んでもよい。この収縮性糸は、加熱によって縮む熱収縮糸であっても、水または薬品を噴霧または含浸することで縮む水収縮糸や化学反応性収縮糸であってもよい。
【０００９】
この織テープは、収縮性糸を織り込んだ後に、テープ側縁の近辺に沿ってミシン針を走行させて各糸環部が側縁上を通る単環縫いを行うことにより、両側縁の繊維溶融部を細い縫い糸１本で被覆してもよい。この縫い糸として、テープ本体の横糸と同じ糸を用いてもよく、両側縁の縫い部をテープ本体と同じ糸で構成することができる。得た織ラベルは、単環縫い後の熱プレスによって両単環縫い部が中央部とほぼ同じ厚みにすることも可能である。
【００１０】
本発明の織ラベルは、図４に示すようなエンドホールド型でも、図９に示すようなセンターホールド型でも可能である。エンドホールドの織ラベルでは、折り返し部分に織り込んだ横糸が収縮性糸であり、収縮処理後に折り返し部分の両側縁がわずかに凹む。一方、センターホールドの織ラベルでは、各折り曲げ個所に織り込んだ３〜５本の横糸が収縮性糸であり、収縮処理後に各折り曲げ個所の両側縁だけがわずかに凹み、このような局部収縮をエンドホールドやいわゆるマンハッタンホールドの織ラベルに適用してもよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の織ラベル１は、図３や図８に示すように、折り曲げ個所となる部位例えば折り曲げ部分２の両側縁がわずかに凹み、図５のように折り曲げた際に両側縁の隅部３に繊維溶融部の突き出しが生じない。織ラベル１に寸断する織テープ４には、図１に示すように横糸として収縮性糸５を部分的に織り込み、該収縮性糸は、図１のように折り返し部分２に幅広に織り込んでも、図６のように各折り曲げ個所だけに３〜５本織り込んでもよい。用いる収縮性糸５は、例えば、約１４０℃で熱収縮する白色のポリエステル高収縮糸（東レ製）やナイロン糸、または水収縮するレーヨン糸などである。
【００１２】
織ラベル１を製造するには、縦糸および横糸ともに合成繊維糸である広幅織物６（図１５）を織成する際に、縫着時に折り曲げ個所となる部位に横糸として収縮性糸５を部分的に織り込み、この後に広幅織物６を帯状にヒートカットする。得た織テープ４は所定の収縮処理によって収縮性糸５を縮ませて部分収縮させ、縫着時に折り曲げ個所となる部位の両側縁をわずかに凹ませた後に１枚ごとに切り離す。この凹み幅は、織ラベル１の素材や寸法によって異なるけれども、一般に０．１〜０．４ｍｍ程度であると好ましい。
【００１３】
この製造方法では、広幅織物６を織成する際に横糸として熱収縮性糸５を部分的に織り込み、該広幅織物を帯状にヒートカットしてから、得た織テープ４についてラベル側縁の近辺に沿ってミシン針を走行させて各糸環部が側縁上を通る単環縫い７（図２）を行ってもよい。この後に、織テープ４について所定の収縮処理によって収縮性糸５を縮ませ、例えば折り曲げ部分２（図４）の両側縁をわずかに凹ませた後に１枚ごとに切り離せばよい。
【００１４】
単環縫い７に関して、織テープ４の両側縁に縫い付ける縫い糸２９はラベル本体の横糸のように細いものでも、パイル糸のような太い糸でも使用可能である。一般に、縫い糸２９（図１１）として撚り糸を用いるけれども、無撚糸であっても使用可能である。単環縫いされた縫い糸２９は、図１１に示すように重合する部分が殆どなく、繊維溶融部の被覆に寄与しない直線部分は糸刺し点７７ａ，７７ｂ，７７ｃに沿った一直線にすぎないので単環縫い７が厚くならず、その部分の盛り上がりが少ない。実際には、図２に示すように縫い幅が粗くなく、縫い糸２９の各糸環部７８は密接しているので、繊維溶融部はほぼ完全に被覆されている。
【００１５】
図１２から図１４に示す単環縫い用ミシン８は、それ自体は公知であり、水平走行の織テープ４を押え円盤２０で挟んで間欠的に送りながら、水平作動のミシン針２２を織テープ４に射し込み、縫い糸２９の糸環部７８を形成する。各糸環部７８は、ルーパ２４によってテープ裏側から表側まで誘導されてミシン針２２で縫い付けられていく。ミシン８は間欠的に作動して単環縫い７を行い、該ミシンを１対のローラ１０と同期作動させることで織テープ４が弛んだり引っ張られることを回避する。縁縫い装置９では、織テープ４の一方の側縁を単環縫いするから、該テープの両側縁を単環縫いするには織テープ４を縁縫い装置９に２回通すことに要する。この縁縫い装置を適宜に変形して２台を連続配置し、織テープ４を両装置の中間で上下を逆転して搬送すれば、この装置を織テープ４が１回通過するだけでテープ両側縁を単環縫いできる。
【００１６】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。本発明で用いる織テープ４は、例えば、図１５に示す広幅織物６を帯状にヒートカットして製造する。織テープ４には、図１に示すように熱収縮性糸５を折り返し部分２に幅広に織り込む。
【００１７】
織テープ４において、連接する折り返し部分２，２は例えば幅１５ｍｍであり、その中間１３ｍｍに熱収縮性糸５を横糸として織り込む。用いる収縮性糸５は、約１４０℃で熱収縮する白色のポリエステル高収縮糸であり、例えば東レ製の商品番号１００−４８−Ｇ８９２（繊度９７．１デニール、強度４．４４ｇ／ｄ、伸度４５．５％）や１５０−４８−Ｚ９７５（繊度１６８．７デニール、強度３．４３ｇ／ｄ、伸度６６．５％）であると好ましい。
【００１８】
広幅織物６の織成には、図１６に例示するような紋織機構６４を使用し、該機構は例えば高速運転のレピア織機，プロジェクタイル織機，エアージェット織機などの広幅織機６６と、広幅織物を織る際に縦糸の開口運動を行なうジャカード機６７とを組み合わせて構成し、織組織は平織、斜文織、朱子織のいずれでもよい。ジャカード機６７では、紋紙のパターンに応じて広幅織機６６が複雑な紋様を織り出していき、織テープ部４ａが帯状に並列した文字２３（図４）や図柄などを有する広幅織物６を織成する。
【００１９】
得た広幅織物６は、幅７０〜２６０ｃｍであり、広幅織機６６のブレストビーム６８の前方または後方に設置した加熱切断装置によって、例えば案内糸７０，７０間を帯状にヒートカットする。加熱切断装置は、一定間隔を置いて並列に配置した多数本のナイフ７２からなり、各ナイフは通常ポリエステル繊維の融点よりも高温の２８０℃前後に加熱する。ヒートカットした多数本の織テープ４は、その両側縁に線状の繊維溶融部が発生しており、各テープを広幅織機６６においてそれぞれ巻芯７４に巻き取る。
【００２０】
次に、織テープ４は、図１２に示す縁縫い装置９を通すことにより、テープ側縁の繊維溶融部を単環縫い７で包み込む。テープ巻芯７４は、縁縫い装置９において載置台２１の円座の上に載置し、該巻芯から織テープ４を引き出して第１案内部材１３で水平方向に搬送する。第１案内部材１３は、縦向きの織テープ４を単環縫いミシン８へ送り込み、第１ガイドプレート３８のＵ字部３６と第２ガイドプレート４２の水平部４０との間で織テープ４を正確に位置決めし、押え円盤２０で右方へ送っていく。織テープ４について、押え円盤２０の表面から突出した部分が単環縫い７（図２）の幅となるから、円盤表面からの突出距離を増減することで単環縫い幅を容易に調整できる。
【００２１】
縁縫い装置９は、図１２に示すように１枚の矩形プレート１１上に全部材を載置し、該プレートは下方設置のキャスタ（図示しない）によって移動自在である。プレート１１上において、その前方中央に単環縫い用ミシン８を設置し、該ミシンの前方両側に第１および第２案内部材１３，１７を垂直に固着し、両案内部材はミシン前面と平行に一直線状に配列する。第１案内部材１３の後方には、芯立て棒と円座を有するテープ巻き載置台２１を垂直に取り付け、且つ第２案内部材１７の後方に水平案内部材１９が位置する。１対のローラ１０は、プレート右側において水平案内部材１９の後方に回転自在に設置し、ミシン８と同期して間欠的に回動する。また、縫い糸の糸巻き載置台１２は、プレート１１の後方中央に配置し、ミシン８の後側に位置している。
【００２２】
ミシン８は、プレート１１の裏側に取り付けたマイコン制御のトルクモータ（図示しない）で駆動し、該ミシンの回転軸に固着したプーリおよびベルト１４を介して、プーリ１５を固着したローラ回転軸１６を同期回動する。ミシン８の前方中央には、半円形平面の突出台１８を取り付け、水平の押え円盤２０を突出台１８の周面と近接させて設置する（図１４参照）。押え円盤２０は、ミシン前面上方から前方下向きに張り出したアーム（図示しない）によって回転自在に支承する。ミシン８において、ミシン針２２は、図１４に示すように突出台１８の上面と近接させて水平に取り付け、押え円盤２０上まで水平方向に往復作動する。一方、ルーパ２４は、図１３に示すように垂直バー２６の下端に横向きに取り付けた爪部材であり、該垂直バーはミシン前面上方から前方へ水平に突き出した揺動バー２８に固着する。図１４の一点鎖線から明らかなように、ルーパ２４は、ミシン針２２が前端まで前進作動した直後に該針の針穴後方の位置２４ａまで下降し、針２２の後退とともに上昇し、後端まで後退した際に針尖端の前方位置２４ｂまで下降する。
【００２３】
ミシン針２２に通す縫い糸２９は、ミシン８の頂部に設置した糸案内台組３０を経て、載置台１２の糸巻きから供給する。載置台１２は、１組または２組以上の糸立て棒３１と糸立て座３２を有し、その上方に誘導バー３３を水平に取り付ける。載置台１２の糸巻きから出た縫い糸２９は、誘導バー３３を越してから糸案内台組３０へ送り出す。
【００２４】
ミシン８の前面において、図１３および図１４に示すように、織テープ４の上縁部を受け止めるＵ字部３６を有する第１ガイドプレート３８と、該テープの下縁部に接する水平部４０を有する第２ガイドプレート４２とをほぼ垂直に隣接設置する。第１ガイドプレート３８は、Ｕ字部３６が押え円盤２０の左側において接線方向に位置するように取り付け、ナット４４，４４を緩めて上下方向に位置替えできる。また、第２ガイドプレート４２は、押え円盤２０の下方に位置し、クランプ４６を調整して上下方向に位置替え可能である。第１ガイドプレート３８のＵ字部３６の内周面上方と第２ガイドプレート４２の水平部４０上面との垂直距離が、縦向きに水平搬送する織テープ４の横幅に相当する。
【００２５】
図１３に示す第１および第２案内部材１３，１７は、ミシン８の前方両側において、ガイドプレート３８，４２と一直線状になるように配列する。案内部材１３，１７は、それぞれ支持板４８と水平板５０との間に多数本の案内バー５２を垂直且つ平行に設置し、各案内バー５２と嵌合する貫通孔を設けた案内板５４を支持板４８と水平板５０との間に取り付ける。案内板５４は、走行する織テープ４の横幅に応じて、両端面にねじ込んだ蝶ボルト５６を緩めて任意の水平位置で固定できる。織テープ４は、案内バー５２の周囲を左右交互に回りながら水平板５０と案内板５４との間を通過する。一方、水平案内部材１９は、プレート１１上において第２案内部材１７の後方に位置し、その上端面が案内部材１７の水平板５０と案内板５４とのほぼ中間の高さになるように高さ位置を調整できる。水平案内部材１９は、左右上端部の間に多数本の案内バー５８を水平且つ平行に設置する。織テープ４は、第２案内部材１７を出て縦向きから横向きになり、案内バー５８の周囲を上下交互に回りながら通過する。
【００２６】
１対のローラ１０は、上下方向に並べて配置し、プレート１１上において水平案内部材１９の後方に回転自在に設置する。１対のローラ１０は、左右両側のボルト６０で上方ローラを下方ローラへ押圧することで加圧力を調整できる。ローラ１０の下方において、プレート１１に開口部（図示しない）を設け、１対のローラ１０で引き取った織テープ４をプレート下方へ送り出し、ミシン８と同期して間欠的に回動する。１対のローラ１０は、単環縫い完了後の織テープ４を通す場合には、約１４０℃に熱プレスできる加熱可能な金属ローラであってもよく、加熱によってテープ表面が光らないようにローラ表面をローレット加工をしたりまたは筒状布を被せる。
【００２７】
ミシン８による単環縫い７を図１１で説明すると、ミシン針２２が前進して点７７ａで停止中の織テープ４に突き刺さると、針穴に通した縫い糸２９がミシン針２２とともに織テープ４を通過し、テープ裏側で糸環部７８を形成する。図１４で一点鎖線で示すように、ミシン針２２が前端まで前進作動した直後に、ルーパ２４がテープ裏側においてミシン針２２の針穴後方の位置２４ａまで下降し、糸環部７８を引っかけて持ち上げる。ミシン針２２が後退して織テープ４から抜けると、織テープ４は左方向へ距離ｄだけ移動する。ルーパ２４は、ミシン針２２の後退とともに糸環部７８を引っかけたまま上昇し、さらに紙面の前方へ移動し、テープ表側まで来ると再び下降を開始する。ミシン針２２が、図１４で実線で示すように、後端まで後退すると、糸環部７８を引っかけたままのルーパ２４は針尖端の前方位置２４ｂまで下降する。ミシン針２２が再び前進すると、該ミシン針はテープ表側でルーパ２４で誘導された糸環部７８の中を通過し、この後に点７７ｂで織テープ４に突き刺さる。この結果、縫い糸２９の糸環部７８をテープ側縁に縫い付けることができる。ミシン針２２の前進とともに、糸環部７８が外れたルーパ２４は上昇を開始し、前記と同様の作動によって点７７ｃで糸環部７８を縫い付けできる。以下、前記の操作を繰り返して単環縫いを行っていく。
【００２８】
縁縫い装置９を通過した織テープ４は、図１１から明らかなように、１本の縫い糸２９でテープ側縁の繊維溶融部に沿って縫い目が重合せずに連続的に形成され、細い縫い糸２９であっても繊維溶融部をほぼ完全に被覆する。縁縫い装置９で織テープ４の一方の側縁を単環縫いし、織テープ４を縁縫い装置９に２回通すと、図２のようにテープ両側縁を単環縫いできる。両側縁を単環縫いした織テープ４は、１対の金属ローラ１０を通す際に、約１４０℃に加熱されてプレスすることにより、図３に示すように折り曲げ部分２の両側縁が約０．３ｍｍ凹む。さらに、織テープ４には、所望に応じてケミカル糊などで樹脂加工を行って形状を整える。
【００２９】
図４に示す織ラベル１を得るには、樹脂加工した織テープ４をさらに別個のヒートカット装置（図示しない）でラベル１枚ごとに横方向にヒートカットし、各カット位置はマーク７６の個所である。得た角形の織ラベル１は、後続の折り曲げ工程において、図４の一点鎖線に沿ってエンドホールドしてからプレスすると、図５のような折り曲げ線７５を形成する。織ラベル１は、エンドホールドの後に、スポーツウェア、コート、カッターシャツなどの衣類において所定の個所に縫着する。
【００３０】
織ラベル１は、折り曲げ部分２の両側縁が凹むことによって繊維溶融部が下側に曲げられ、図５のように折り曲げ線７５における両側縁の隅部３に繊維溶融部の突き出し片（図１０の１０ｄ参照）が生じない。また、折り曲げ部分２の幅が狭くなることにより、その部分を裏側に折り曲げた際にラベル本体の縁から露出しないので美観上好ましい。織ラベル１の両側縁における単環縫い７では、細い縫い糸２９を用いるうえに糸刺し点７７ａ，７７ｂ，７７ｃが一直線状の１列だけであるから、単環縫い幅を容易に調整でき、単環縫い幅を狭くすることでラベルの美観を損なうことがない。織ラベル１は、ラベル本体の横糸を縫い糸２９として使用でき、ラベル全体の色彩と模様の統一をとることも可能である。
【００３１】
図６の織テープ８０では、図１６に示す紋織機構６４において、各折り曲げ個所だけに熱収縮性糸８１を３本ずつ織り込み、該熱収縮性糸は約１４０℃で熱収縮する白色のポリエステル高収縮糸である。この織組織は平織、斜文織、朱子織のいずれでもよいが、有色の織テープ８０では白色の熱収縮性糸８１が表側に出る平織、横斜文織、横朱子織は好ましくない。
【００３２】
織テープ８０には、前記と同様に、縁縫い装置９によって両側縁に単環縫い８２，８２を施す（図７参照）。ついで織テープ８０にケミカル糊などで樹脂加工を行い、樹脂乾燥のために熱ロール間を通す際に、約１４０℃に加熱されることにより、図８に示すように折り曲げ個所８３（図９）の両側縁が約０．２ｍｍ凹む。
【００３３】
織ラベル８４（図９）を得るには、樹脂加工した織テープ８０をさらに別個のヒートカット装置でラベル１枚ごとに横方向にヒートカットする。得た織ラベル８４は、後続の折り曲げ工程において、センターホールドしてからプレスし、この際に折曲部分の隅部８５に溶融突片などを生じることがない。織ラベル８４は、センターホールドの後にブルゾンなどの衣類において所定の個所に縫着する。
【００３４】
図示しないけれども、本発明で用いる織テープがニードル織機で織成した細幅テープであると、その織成の際に熱収縮性糸を折り曲げ個所となる部位に横糸として部分的に織り込む。この熱収縮性糸は、図１のように折り返し部分に幅広に織り込んでも、図６のように各折り曲げ個所だけに３〜５本織り込んでもよい。この織テープは、単環縫いなどを施すことなく、そのまま織成後の加熱処理によって折り曲げ個所となる部位の両側縁をわずかに凹ませる。樹脂加工した織テープは、さらに別個のヒートカット装置で１枚ごとに横方向にヒートカットして織ラベルを得る。得た織ラベルは、後続の折り曲げ工程において、エンドホールドまたはセンターホールドしてからプレスする。
【００３５】
【発明の効果】
本発明に係る織ラベルでは、ヒートカットで形成された両側縁の繊維溶融部が折り曲げ部分の凹みによって下側に曲げられ、折り曲げ個所において両側縁の隅部に繊維溶融部の突き出し片が発生しない。したがって、この織ラベルを肌着に縫着すると、織ラベル両側縁における繊維溶融部の突き出し片によって皮膚を傷つけたり発疹することが解消し、スキーウェアなどの外衣に縫着しても、下に着込んだセーターや中衣シャツがほつれたり毛羽立たない。収縮性糸を折り返し部分に幅広に織り込んでエンドホールドする場合には、ラベル裏側への折り曲げ部分の幅が狭くなることにより、その部分を裏側に折り曲げた際にラベル本体の縁から露出しないので美観的にも好ましい。
【００３６】
本発明の織ラベルは、その両側縁を単環縫いすると繊維溶融部が包み込まれることによって触感が良好になり、オーバーロックミシンで縫製する場合と比べて細い縫い糸を用いて縁縫い幅を狭くできる。この際に、用いる縫い糸がラベル本体の横糸であれば、ラベル全体の色彩と模様の統一がとれて美観的に好ましい。この織ラベルは、両縁縫い部が盛り上がらずにラベルの厚みが均一であり、ラベルの保管と衣服への縫着とが有利である。
【００３７】
本発明の製造方法では、広幅織物などを織成する際に、通常の横糸に代えて収縮性糸を部分的に織り込むだけであるから、織ラベルの高速製造を阻害することなく、その製造コストは省力化によって殆ど上昇しない。さらにラベル両側縁に単環縫いを追加しても、１本の縫い糸によって織テープを密に縁縫いするだけであり、ラベル切断・折り曲げ工程の前にテープ両側縁の縁縫い工程を追加するにすぎず、その製造コストの上昇はごくわずかである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 熱収縮性糸を折り返し部分に織り込んだ織テープを例示する平面図である。
【図２】 図１の織テープの両側縁を縁縫いして示す平面図である。
【図３】 図２の織テープに収縮処理を施した後の平面図である。
【図４】 本発明に係る織ラベルを例示する平面図である。
【図５】 図４の織ラベルをエンドホールドした状態を示す斜視図である。
【図６】 熱収縮性糸を織り込んだ織テープの他の例を示す平面図である。
【図７】 図６の織テープの両側縁を縁縫いして示す平面図である。
【図８】 図７の織テープに収縮処理を施した後の平面図である。
【図９】 図８の織テープから裁断した織ラベルをセンターホールドした状態を示す斜視図である。
【図１０】 従来の合成繊維製の織ラベルを示す部分斜視図である。
【図１１】 図２または図７の織テープの縁縫い部を拡大して示す要部側面図である。
【図１２】 織テープの側縁を縁縫いする装置を示す概略平面図である。
【図１３】 図１２の装置の要部を示す部分正面図である。
【図１４】 図１３のＡ−Ａ線に沿って示す概略側面図である。
【図１５】 織テープを得るための広幅織物を例示する部分平面図である。
【図１６】 織ラベルの織成装置を例示する概略正面図である。
【符号の説明】
１ 織ラベル
４ 織テープ
５ 収縮性糸
６ 広幅織物
７ 単環縫い
８ ミシン
９ 縁縫い装置
１０ １対のローラ
２０ 押え円盤
２２ ミシン針
２４ ルーパ
２９ 縫い糸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a woven label or the like that is cut into pieces after heat-cutting a wide woven fabric into a belt shape, and the fiber melted portions on both side edges at the bent portion do not protrude when being sewn to clothing or the like, and the fiber melted portions on both side edges The present invention relates to a woven label that is wrapped with a sewing thread and a manufacturing method thereof.
[0002]
[Prior art]
Trademarks and manufacturer names of commercially available textile products are displayed on a woven label sewn on the textile product, and this woven label is conventionally woven into a strip with a narrow loom and further cut into pieces. To manufacture. The conventional method of weaving a woven label with a narrow loom has the disadvantage of low production efficiency and high cost. Therefore, a wide woven fabric is woven with synthetic fibers using a high-speed loom such as a rapier loom. A method of heat-cutting the woven fabric into a belt shape has become mainstream (see FIG. 15).
[0003]
When the wide woven fabric is heat-cut into a belt shape, the weft yarn of the wide woven fabric is melted and cut, and linear fiber melting portions 10a as shown in FIG. 10 are generated on both side edges of the obtained woven tape. The fiber melted portion 10a is a polyester fiber woven fabric and has a hard glass-like shape, and is uncomfortable with the entire structure 10b in terms of touch and appearance. When both side portions 10c are bent in order to sew a woven label obtained from the woven tape to clothes, the fiber melted portions on both side edges of the label are folded and protruded. If the woven label with the protruding piece 10d is sewn on the clothes, the protruding piece 10d will come into contact with the user's skin and become uncomfortable, causing discomfort and damaging the skin. Fraying or fluffing occurs on sweaters or garment shirts worn on.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
With regard to woven labels obtained by heat-cutting wide woven fabrics, many users such as apparel manufacturers are strongly demanding prevention of fiber melted portions. As a measure for preventing the occurrence of the fiber melted part, a method of cutting a wide woven fabric with ultrasonic waves has already been proposed, but the melted part of the fiber is reduced by ultrasonic cutting, but the cutting part is easily unraveled. Remains.
[0005]
On the other hand, when both sides of the woven label are sewn with an overlock sewing machine and the fiber melted portion is wrapped with a sewing thread, the protrusion of the fiber melted portion on both sides of the edge is reduced, and a sense of incongruity with the entire structure relating to touch and appearance can be eliminated. On the other hand, in overlock sewing on both edges of the woven label, the width of the edge sewing becomes considerably thicker due to the pile thread to be used and the sewing thread intertwined with the pile thread, and only the seam on both edges rises and the thickness of the label becomes uniform. In addition, it is inconvenient when storing and sewing the label, and it is not preferable from an aesthetic point of view.
[0006]
The present invention has been proposed in order to improve the above-mentioned problems relating to a woven label obtained by heat-cutting a wide woven fabric into a belt-like shape, and the fiber melted portions on both side edges cannot be folded at the folding portion at the time of sewing. Accordingly, it is an object of the present invention to provide a woven label that does not cause scratches caused by protruding pieces, fraying or fluffing of clothes. Another object of the present invention is to provide a woven label which can prevent scratches, fraying and fluffing of clothing, and which has a good tactile sensation by densely covering the fiber melted portions on both side edges with sewing threads. Another object of the present invention is to provide a method for producing a woven label that can prevent scratches caused by protruding pieces, fraying and fluffing of clothing.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the woven tape used in the present invention is a narrow tape woven with a needle loom or the like, or manufactured by heat-cutting a wide woven fabric at least partially woven with synthetic fiber yarn into a belt shape And the fiber fusion | melting part is formed in the both-sides edge by this heat cut. A predetermined pattern is woven into a strip shape on a narrow tape or a wide woven fabric, and woven with, for example, polyester fiber yarn, nylon fiber yarn, cotton yarn or the like. Synthetic fiber yarns are woven into at least the heat cut portion of the wide woven fabric so that the side edges are not unraveled when heat cut.
[0008]
As shown in FIG. 1 or FIG. 6, this woven tape has a shrinkable yarn partially woven as a weft in a portion that becomes a bending portion at the time of sewing, and a portion that becomes a bending portion by a shrinking process after weaving Slightly dented on both side edges. The shrinkable yarn may be woven as a weft in a wide folded portion as shown in FIG. 1 or may be woven in 3-5 pieces only at each folding portion as shown in FIG. The shrinkable yarn may be a heat shrinkable yarn that shrinks by heating, or may be a water shrinkable yarn or a chemically reactive shrinkable yarn that shrinks when sprayed or impregnated with water or chemicals.
[0009]
In this woven tape, after weaving the shrinkable yarn, the machine needles are run along the vicinity of the side edge of the tape, and each thread ring part is stitched on the side edge to perform single-ring stitching, thereby melting the fibers on both side edges. The portion may be covered with one thin sewing thread. As this sewing thread, the same thread as the weft thread of the tape main body may be used, and the sewing portions on both side edges can be constituted by the same thread as the tape main body. The obtained woven label can be formed so that both single-ring stitched portions have substantially the same thickness as the central portion by hot pressing after single-ring stitching.
[0010]
The woven label of the present invention can be either an end hold type as shown in FIG. 4 or a center hold type as shown in FIG. In the end-hold woven label, the weft woven into the folded portion is a shrinkable yarn, and both side edges of the folded portion are slightly recessed after the shrinking treatment. On the other hand, in the center hold woven label, 3 to 5 wefts woven in each folding part are shrinkable yarns, and after the shrinking process, only the side edges of each folding part are slightly recessed, and such local shrinkage is terminated. You may apply to the woven label of a hold or what is called a Manhattan hold.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 3 and FIG. 8, the woven label 1 of the present invention is slightly recessed at both side edges of a portion to be bent, for example, a bent portion 2, and when bent as shown in FIG. The fiber melted part does not protrude. In the woven tape 4 cut into the woven label 1, as shown in FIG. 1, a shrinkable yarn 5 is partially woven as a weft, and the shrinkable yarn can be woven wide in the folded portion 2 as shown in FIG. As shown in FIG. 6, 3 to 5 pieces may be woven into only the bent portions. The shrinkable yarn 5 to be used is, for example, a white polyester highly shrinkable yarn (manufactured by Toray), a nylon yarn, or a rayon yarn that is water-shrinkable at about 140 ° C.
[0012]
In order to manufacture the woven label 1, when weaving the wide woven fabric 6 (FIG. 15) which is a synthetic fiber yarn for both the warp and the weft, the shrinkable yarn 5 is partially used as a weft at a portion which is a bent portion at the time of sewing. Then, the wide woven fabric 6 is heat-cut into a strip shape. The obtained woven tape 4 is contracted by shrinking the shrinkable yarn 5 by a predetermined shrinkage treatment, and the both side edges of the portion to be bent at the time of sewing are slightly dented and then separated one by one. Although this dent width varies depending on the material and dimensions of the woven label 1, it is generally preferable to be about 0.1 to 0.4 mm.
[0013]
In this manufacturing method, when weaving the wide fabric 6, the heat-shrinkable yarn 5 is partially woven as a weft and the wide fabric is heat-cut into a band shape, and then the obtained woven tape 4 is near the side edge of the label. The single needle stitch 7 (FIG. 2) in which each thread ring portion passes over the side edge may be performed by running the sewing machine needle along the edge. Thereafter, the shrinkable yarn 5 may be contracted by a predetermined contraction process for the woven tape 4, and for example, the both side edges of the bent portion 2 (FIG. 4) may be slightly recessed and then separated one by one.
[0014]
Regarding the single ring stitch 7, the sewing thread 29 sewn on both side edges of the woven tape 4 can be a thin thread such as a weft thread of the label main body or a thick thread such as a pile thread. In general, a twisted yarn is used as the sewing thread 29 (FIG. 11), but even a non-twisted yarn can be used. As shown in FIG. 11, the single-thread-sewn sewing thread 29 has almost no overlapping portion, and the straight portion that does not contribute to the covering of the fiber melted portion is only a straight line along the thread piercing points 77a, 77b, and 77c. The chain stitch 7 does not become thick and there is little swell in that portion. Actually, as shown in FIG. 2, the sewing width is not rough and the thread ring portions 78 of the sewing thread 29 are in close contact with each other, so that the fiber melted portion is almost completely covered.
[0015]
The sewing machine 8 for single-ring stitching shown in FIGS. 12 to 14 is known per se, and the horizontal operation sewing needle 22 is moved while the horizontal running woven tape 4 is sandwiched between the presser disks 20 and intermittently fed. 4, and the thread ring portion 78 of the sewing thread 29 is formed. Each thread ring portion 78 is guided from the tape back side to the front side by the looper 24 and is sewn by the sewing needle 22. The sewing machine 8 is intermittently operated to perform single-ring stitching 7, and the sewing machine 4 is operated synchronously with a pair of rollers 10 to avoid the woven tape 4 from being loosened or pulled. In the edge stitching device 9, one side edge of the woven tape 4 is single-ring stitched. Therefore, it is necessary to pass the woven tape 4 through the edge stitching device 9 twice to sew both side edges of the tape. If this edge stitching device is appropriately deformed and two units are continuously arranged, and the woven tape 4 is conveyed upside down in the middle of both devices, both sides of the tape can be obtained by passing this device once. A single ring can be sewn.
[0016]
【Example】
Next, the present invention will be described based on examples, but the present invention is not limited to the examples. The woven tape 4 used in the present invention is manufactured, for example, by heat-cutting the wide woven fabric 6 shown in FIG. As shown in FIG. 1, the heat-shrinkable yarn 5 is woven into the folded portion 2 in a wide manner on the woven tape 4.
[0017]
In the woven tape 4, the folded-back portions 2 and 2 connected to each other have a width of 15 mm, for example, and the heat-shrinkable yarn 5 is woven as a weft into the middle 13 mm. The shrinkable yarn 5 to be used is a white polyester highly shrinkable yarn that thermally shrinks at about 140 ° C., for example, product number 100-48-G892 manufactured by Toray (fineness 97.1 denier, strength 4.44 g / d, elongation) 45.5%) and 150-48-Z975 (fineness 168.7 denier, strength 3.43 g / d, elongation 66.5%).
[0018]
For weaving the wide fabric 6, a pattern weaving mechanism 64 as illustrated in FIG. 16 is used. The mechanism includes, for example, a wide loom 66 such as a high-speed rapier loom, a projectile loom, an air jet loom, and a wide fabric. A jacquard machine 67 that performs warp yarn opening movement when weaving is used, and the weave structure may be any of plain weave, oblique weave, and satin weave. In the jacquard machine 67, the wide weaving machine 66 weaves a complicated pattern according to the pattern of the paper pattern, and the wide woven fabric 6 having the characters 23 (FIG. 4) or designs in which the woven tape portion 4a is arranged in a strip shape. Weave.
[0019]
The obtained wide woven fabric 6 has a width of 70 to 260 cm, and is heat-cut between the guide yarns 70 and 70, for example, in a belt shape by a heat cutting device installed in front of or behind the breast beam 68 of the wide loom 66. The heating and cutting apparatus is composed of a number of knives 72 arranged in parallel at regular intervals, and each knife is usually heated to about 280 ° C., which is higher than the melting point of the polyester fiber. A large number of heat-cut woven tapes 4 have linear fiber melted portions on both side edges thereof, and each tape is wound around a core 74 by a wide loom 66.
[0020]
Next, the woven tape 4 passes the edge stitching device 9 shown in FIG. The tape winding core 74 is placed on the circular seat of the mounting table 21 in the edge sewing device 9, and the woven tape 4 is pulled out from the winding core and conveyed in the horizontal direction by the first guide member 13. The first guide member 13 feeds the woven tape 4 in the vertical direction to the single-ring stitching machine 8, and the woven tape 4 is placed between the U-shaped portion 36 of the first guide plate 38 and the horizontal portion 40 of the second guide plate 42. Position it accurately and send it to the right with the presser disc 20. Since the portion of the woven tape 4 that protrudes from the surface of the presser disk 20 is the width of the single ring stitch 7 (FIG. 2), the single ring stitch width can be easily adjusted by increasing or decreasing the protruding distance from the disk surface.
[0021]
As shown in FIG. 12, the edge stitching device 9 places all members on a single rectangular plate 11, and the plate can be moved by a caster (not shown) installed below. On the plate 11, a single-ring sewing machine 8 is installed at the front center of the plate 11, and first and second guide members 13 and 17 are vertically fixed to both front sides of the sewing machine, and both guide members are parallel to the front surface of the sewing machine. Arrange in a straight line. A tape mount 21 having a centering rod and a circular seat is vertically attached behind the first guide member 13, and a horizontal guide member 19 is located behind the second guide member 17. The pair of rollers 10 is rotatably installed behind the horizontal guide member 19 on the right side of the plate, and rotates intermittently in synchronization with the sewing machine 8. Further, the thread winding platform 12 for the sewing thread is arranged at the rear center of the plate 11 and is located on the rear side of the sewing machine 8.
[0022]
The sewing machine 8 is driven by a microcomputer-controlled torque motor (not shown) attached to the back side of the plate 11, and a roller rotating shaft 16 to which a pulley 15 is fixed is fixed via a pulley and a belt 14 fixed to the rotating shaft of the sewing machine. Synchronous rotation. A semi-circular flat projection base 18 is attached to the front center of the sewing machine 8, and a horizontal presser disk 20 is installed close to the peripheral surface of the projection base 18 (see FIG. 14). The presser disc 20 is rotatably supported by an arm (not shown) protruding downward from the upper front of the sewing machine. In the sewing machine 8, the sewing needle 22 is mounted horizontally close to the upper surface of the protruding base 18 as shown in FIG. 14, and reciprocates in the horizontal direction up to the presser disk 20. On the other hand, the looper 24 is a claw member attached laterally to the lower end of the vertical bar 26 as shown in FIG. 13, and the vertical bar is fixed to a swinging bar 28 protruding horizontally from the upper front of the sewing machine to the front. As is clear from the one-dot chain line in FIG. 14, the looper 24 descends to a position 24a behind the needle hole of the needle immediately after the sewing needle 22 advances to the front end, and rises as the needle 22 moves backward to the rear end. When retracted, the needle tip is lowered to the front position 24b.
[0023]
The sewing thread 29 passed through the sewing needle 22 is supplied from the thread winding of the mounting table 12 through a thread guide base assembly 30 installed at the top of the sewing machine 8. The mounting table 12 has one or two or more sets of thread spool bars 31 and a thread spool seat 32, and a guide bar 33 is horizontally mounted thereon. The sewing thread 29 that has come out of the spool of the mounting table 12 passes through the guide bar 33 and then is sent out to the thread guide table assembly 30.
[0024]
On the front surface of the sewing machine 8, as shown in FIGS. 13 and 14, a first guide plate 38 having a U-shaped portion 36 for receiving the upper edge portion of the woven tape 4 and a horizontal portion 40 in contact with the lower edge portion of the tape. The second guide plate 42 having the first guide plate 42 and the second guide plate 42 are provided adjacent to each other substantially vertically. The first guide plate 38 is attached so that the U-shaped portion 36 is positioned in the tangential direction on the left side of the presser disk 20, and the nuts 44, 44 can be loosened to change the position in the vertical direction. The second guide plate 42 is positioned below the presser disk 20 and can be repositioned in the vertical direction by adjusting the clamp 46. The vertical distance between the upper surface of the U-shaped portion 36 of the first guide plate 38 and the upper surface of the horizontal portion 40 of the second guide plate 42 corresponds to the lateral width of the woven tape 4 that is horizontally conveyed in the vertical direction.
[0025]
The first and second guide members 13 and 17 shown in FIG. 13 are arranged so as to be aligned with the guide plates 38 and 42 on both front sides of the sewing machine 8. Each of the guide members 13 and 17 includes a guide plate 54 provided with a plurality of guide bars 52 vertically and in parallel between the support plate 48 and the horizontal plate 50 and provided with through holes to be fitted to the guide bars 52. It is attached between the support plate 48 and the horizontal plate 50. The guide plate 54 can be fixed at an arbitrary horizontal position by loosening butterfly bolts 56 screwed into both end faces according to the lateral width of the woven tape 4 that travels. The woven tape 4 passes between the horizontal plate 50 and the guide plate 54 while rotating around the guide bar 52 alternately left and right. On the other hand, the horizontal guide member 19 is positioned behind the second guide member 17 on the plate 11, and the upper end surface thereof is high so as to be approximately halfway between the horizontal plate 50 and the guide plate 54 of the guide member 17. The position can be adjusted. The horizontal guide member 19 has a large number of guide bars 58 installed horizontally and in parallel between upper left and right ends. The woven tape 4 leaves the second guide member 17 and changes from the vertical direction to the horizontal direction, and passes through the periphery of the guide bar 58 while alternately rotating up and down.
[0026]
The pair of rollers 10 are arranged side by side in the vertical direction, and are rotatably installed behind the horizontal guide member 19 on the plate 11. The pair of rollers 10 can adjust the pressing force by pressing the upper roller to the lower roller with bolts 60 on both the left and right sides. Below the roller 10, an opening (not shown) is provided in the plate 11, and the woven tape 4 taken up by the pair of rollers 10 is sent out below the plate 10 and is rotated intermittently in synchronization with the sewing machine 8. The pair of rollers 10 may be heatable metal rollers that can be hot-pressed to about 140 ° C. when passing the woven tape 4 after completion of single-ring stitching. The surface is knurled or covered with a cylindrical cloth.
[0027]
The single-ring stitch 7 by the sewing machine 8 will be described with reference to FIG. 11. When the sewing needle 22 advances and pierces the woven tape 4 that is stopped at a point 77 a, the sewing thread 29 that has passed through the needle hole and the sewing needle 22 together with the sewing needle 4. Pass through and form a thread ring portion 78 on the back side of the tape. As shown by the one-dot chain line in FIG. 14, immediately after the sewing needle 22 moves forward to the front end, the looper 24 descends to a position 24 a behind the needle hole of the sewing needle 22 on the back side of the tape, and hooks and lifts the thread ring portion 78. . When the sewing needle 22 moves backward and comes out of the woven tape 4, the woven tape 4 moves to the left by the distance d. The looper 24 ascends while the thread needle 78 is hooked with the retraction of the sewing needle 22, further moves forward in the drawing, and starts to descend again when it reaches the front side of the tape. When the sewing needle 22 is retracted to the rear end as shown by a solid line in FIG. 14, the looper 24 with the thread ring portion 78 hooked is lowered to the front position 24b of the needle tip. When the sewing needle 22 moves forward again, the sewing needle passes through the thread ring portion 78 guided by the looper 24 on the tape front side, and thereafter pierces the woven tape 4 at a point 77b. As a result, the thread ring portion 78 of the sewing thread 29 can be sewn to the tape side edge. As the sewing needle 22 advances, the looper 24 from which the thread ring portion 78 has come off starts to rise, and the thread ring portion 78 can be sewn at the point 77c by the same operation as described above. Thereafter, the above operation is repeated to perform single ring sewing.
[0028]
As is apparent from FIG. 11, the woven tape 4 that has passed through the edge stitching device 9 is continuously formed with a single stitching thread 29 without overlapping the seam along the fiber melted portion on the side edge of the tape. Even if it is 29, the fiber melted part is almost completely covered. When one edge of the woven tape 4 is single-ring stitched by the edge stitching device 9 and the woven tape 4 is passed through the edge stitching device 9 twice, both sides of the tape can be single-ring stitched as shown in FIG. When the woven tape 4 having both side edges sewn in a single ring is passed through a pair of metal rollers 10 and heated and pressed at about 140 ° C., both side edges of the bent portion 2 are about 0 as shown in FIG. Recess 3mm. Furthermore, the woven tape 4 is processed by resin processing with chemical glue or the like as desired to adjust the shape.
[0029]
In order to obtain the woven label 1 shown in FIG. 4, the resin-processed woven tape 4 is further heat-cut in the lateral direction for each label with a separate heat-cutting device (not shown). It is. When the obtained rectangular woven label 1 is end-held along the alternate long and short dash line in FIG. 4 and then pressed in the subsequent folding step, a folding line 75 as shown in FIG. 5 is formed. The woven label 1 is sewn at a predetermined place in clothing such as sportswear, a coat, and a cutter shirt after end-holding.
[0030]
In the woven label 1, the fiber melted portion is bent downward as both side edges of the bent portion 2 are recessed, and the protruding portion of the fiber melted portion (see FIG. 10) 10d) does not occur. Moreover, since the width | variety of the bending part 2 becomes narrow, when the part is bent to the back side, since it does not expose from the edge of a label main body, it is aesthetically preferable. In the single ring stitch 7 on both side edges of the woven label 1, since the thin sewing thread 29 is used and the thread piercing points 77a, 77b, 77c are only one line in a straight line, the single ring stitch width can be easily adjusted. By narrowing the chain stitch width, the appearance of the label is not impaired. The woven label 1 can use the weft thread of the label main body as the sewing thread 29, and can also unify the color and pattern of the entire label.
[0031]
In the woven tape 80 shown in FIG. 6, in the pattern weaving mechanism 64 shown in FIG. 16, three heat-shrinkable yarns 81 are woven only at each folding point, and the heat-shrinkable yarns are high in white polyester that shrinks at about 140 ° C. Shrink yarn. This woven structure may be any of plain weave, oblique weave, and satin weave. However, in the case of colored woven tape 80, plain weave, weft oblique weave, and satin weave with white heat-shrinkable yarn 81 appearing on the front side are not preferable.
[0032]
Similarly to the above, the woven tape 80 is subjected to single ring stitching 82, 82 on both side edges by the edge stitching device 9 (see FIG. 7). Next, resin processing is performed on the woven tape 80 with chemical glue or the like, and when it is passed between hot rolls for drying the resin, it is heated to about 140 ° C., so that a bent portion 83 (FIG. 9) is obtained as shown in FIG. Both side edges are recessed about 0.2 mm.
[0033]
In order to obtain the woven label 84 (FIG. 9), the resin-processed woven tape 80 is further heat-cut in the lateral direction for each label by a separate heat-cutting device. In the subsequent folding process, the obtained woven label 84 is center-held and then pressed. At this time, no melted protrusion or the like is generated at the corner 85 of the bent portion. The woven label 84 is sewn at a predetermined position in clothing such as a blouson after the center hold.
[0034]
Although not shown in the drawings, when the woven tape used in the present invention is a narrow tape woven by a needle loom, the heat-shrinkable yarn is partially woven as a weft at a portion to be bent at the time of weaving. The heat-shrinkable yarn may be woven wide at the folded portion as shown in FIG. 1, or 3 to 5 may be woven only at each folding portion as shown in FIG. In this woven tape, both side edges of the portion to be bent are slightly recessed by heat treatment after weaving without performing single ring sewing or the like. The resin-processed woven tape is further heat-cut in the lateral direction one by one with a separate heat-cutting device to obtain a woven label. The obtained woven label is pressed after end-holding or center-holding in a subsequent folding step.
[0035]
【The invention's effect】
In the woven label according to the present invention, the fiber melted portions on both side edges formed by heat cutting are bent downward by the dents in the bent portions, and no protruding pieces of the fiber melted portions are generated at the corners of both side edges at the bent portions. . Therefore, when this woven label is sewn to the undergarment, it prevents the skin from being damaged or rashed by protruding pieces of the fiber melted part on both side edges of the woven label, and even if it is sewn on an outer garment such as ski wear, it is worn below. Sweaters and pants are not frayed or fuzzy. When the end-holding is performed by weaving the shrinkable yarn wide in the folded part, the width of the folded part on the back side of the label becomes narrow, so that when the part is folded back, it is not exposed from the edge of the label body. This is also preferable.
[0036]
The woven label of the present invention has a good tactile sensation by wrapping the fiber melted part when both sides of the edge are sewn on a single ring, and the edge sewing width can be narrowed using a thin sewing thread compared to the case of sewing with an overlock sewing machine. . At this time, if the sewing thread to be used is a weft thread of the label main body, the color and pattern of the entire label can be unified, which is aesthetically preferable. This woven label has a uniform thickness with no stitches on both edges, and is advantageous in storing the label and sewing it on clothes.
[0037]
In the production method of the present invention, when weaving a wide woven fabric or the like, the shrinkage yarn is only partially woven in place of the normal weft yarn, so that the production cost is not hindered by inhibiting high-speed production of the woven label. Hardly increases due to labor saving. Furthermore, even if single ring stitching is added to both side edges of the label, it is only necessary to sew the woven tape tightly with one sewing thread, so that the edge sewing process on both sides of the tape is added before the label cutting / bending process. However, the increase in manufacturing cost is negligible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view illustrating a woven tape in which a heat-shrinkable yarn is woven into a folded portion.
FIG. 2 is a plan view showing both side edges of the woven tape of FIG.
FIG. 3 is a plan view after the shrinkage process is performed on the woven tape of FIG. 2;
FIG. 4 is a plan view illustrating a woven label according to the present invention.
5 is a perspective view showing a state in which the woven label of FIG. 4 is end-held. FIG.
FIG. 6 is a plan view showing another example of a woven tape woven with a heat-shrinkable yarn.
7 is a plan view showing both side edges of the woven tape of FIG. 6 with edge stitching. FIG.
8 is a plan view after the shrinkage process is performed on the woven tape of FIG. 7. FIG.
9 is a perspective view showing a state in which a woven label cut from the woven tape of FIG. 8 is center-held. FIG.
FIG. 10 is a partial perspective view showing a conventional woven label made of synthetic fiber.
FIG. 11 is an enlarged side view of a main part showing an edge stitching portion of the woven tape of FIG. 2 or FIG. 7;
FIG. 12 is a schematic plan view showing an apparatus for sewing the side edges of a woven tape.
13 is a partial front view showing a main part of the apparatus of FIG. 12;
14 is a schematic side view taken along line AA in FIG.
FIG. 15 is a partial plan view illustrating a wide woven fabric for obtaining a woven tape.
FIG. 16 is a schematic front view illustrating a woven label weaving apparatus.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Woven label 4 Woven tape 5 Shrinkable thread 6 Wide fabric 7 Single-ring stitch 8 Sewing machine 9 Edge sewing device 10 A pair of rollers 20 Presser disc 22 Sewing needle 24 Looper 29 Sewing thread

Claims (7)

細幅の織テープについて、縫着時に折り曲げ個所となる部位に横糸として部分的に織り込んだ収縮性糸を有し、織成後の収縮処理によって折り曲げ個所となる部位の両側縁がわずかに凹み、折り曲げた際に両側縁の隅部に繊維溶融部の突き出しが生じない織ラベル。For narrow woven tape, it has a shrinkable yarn partially woven as a weft in the part that becomes the folding part at the time of sewing, and both side edges of the part that becomes the folding part are slightly recessed by the shrinking treatment after weaving, A woven label in which the fiber melted part does not protrude at the corners of both side edges when bent. 合成繊維糸で織成した広幅織物を帯状にヒートカットし、このヒートカットによって両側縁に繊維溶融部が形成される織テープについて、縫着時に折り曲げ個所となる部位に横糸として部分的に織り込んだ収縮性糸を有し、さらにラベル側縁の近辺に沿って各糸環部が側縁上を通る単環縫いを形成して、両側縁の繊維溶融部を連続する縫い糸１本で被覆するとともに、織成後の収縮処理によって折り曲げ個所となる部位の両側縁がわずかに凹み、折り曲げた際に両側縁の隅部に繊維溶融部の突き出しが生じない織ラベル。A wide woven fabric woven with synthetic fiber yarns is heat-cut into a band shape, and this heat cut forms shrinks that are partially woven as weft yarns at the locations that are bent when sewing. In addition to forming a single-ring stitch in which each thread ring portion passes over the side edge along the vicinity of the label side edge and covering the fiber melted portion on both side edges with one continuous sewing thread, A woven label in which both side edges of the portion to be bent are slightly recessed by shrinkage treatment after weaving, and the fiber melted portion does not protrude at the corners of both side edges when bent. エンドホールドの織ラベルに裁断する織テープにおいて、折り返し部分に織り込んだ横糸が熱収縮性糸であり、加熱処理後に折り返し部分の両側縁がわずかに凹んでいる請求項１または２記載の織ラベル。The woven label according to claim 1 or 2, wherein in the woven tape cut into a woven label of an end hold, the weft woven into the folded portion is a heat shrinkable yarn, and both side edges of the folded portion are slightly recessed after the heat treatment. センターホールドまたはエンドホールドの織ラベルに裁断する織テープにおいて、各折り曲げ個所に織り込んだ３〜５本の横糸が熱収縮性糸であり、加熱処理後に各折り曲げ個所の両側縁だけがわずかに凹んでいる請求項１または２記載の織ラベル。In woven tapes cut into center hold or end hold woven labels, 3-5 wefts woven into each fold are heat-shrinkable yarns, and only the side edges of each fold are slightly recessed after heat treatment. The woven label according to claim 1 or 2. 縦糸および横糸ともに合成繊維糸である広幅織物を織成する際に、縫着時に折り曲げ個所となる部位に横糸として収縮性糸を部分的に織り込み、該広幅織物を帯状にヒートカットしてから、得た織テープを所定の収縮処理によって収縮性糸を縮ませて部分収縮させ、縫着時に折り曲げ個所となる部位の両側縁をわずかに凹ませた後に１枚ごとに切り離す織ラベルの製造方法。When weaving a wide woven fabric that is a synthetic fiber yarn for both warp and weft, a shrinkable yarn is partially woven as a weft in a portion that becomes a bending portion at the time of sewing, and then the wide woven fabric is heat-cut into a band shape, A method for producing a woven label in which the obtained woven tape is partially contracted by shrinking a shrinkable yarn by a predetermined shrinkage treatment, and both side edges of a portion to be bent at the time of sewing are slightly recessed and then separated one by one. 縦糸および横糸ともに合成繊維糸である広幅織物を織成する際に、縫着時に折り曲げ個所となる部位に横糸として収縮性糸を部分的に織り込み、該広幅織物を帯状にヒートカットしてから、得た織テープについてラベル側縁の近辺に沿ってミシン針を走行させて各糸環部が側縁上を通る単環縫いを行い、ついで所定の収縮処理によって熱収縮性糸を縮ませて部分収縮させ、縫着時に折り曲げ個所となる部位の両側縁をわずかに凹ませた後に１枚ごとに切り離す織ラベルの製造方法。When weaving a wide woven fabric that is a synthetic fiber yarn for both warp and weft, a shrinkable yarn is partially woven as a weft in a portion that becomes a bending portion at the time of sewing, and then the wide woven fabric is heat-cut into a band shape, For the obtained woven tape, the sewing needle is run along the vicinity of the side edge of the label, and each thread ring part is sewed on the side edge, and then the heat shrinkable thread is contracted by a predetermined shrinkage treatment. A method for producing a woven label that is shrunk and cut out one by one after slightly denting both side edges of a portion that becomes a bent portion at the time of sewing. 広幅織物に収縮性糸を部分的に織り込み、織テープにヒートカットした後に所定の温度で加熱したり、水または薬品を噴霧または含浸することによってわずかに部分収縮させる請求項５または６記載の方法。The method according to claim 5 or 6, wherein the shrinkable yarn is partially woven into the wide woven fabric, and is heat-cut into a woven tape and then heated at a predetermined temperature, or slightly contracted by spraying or impregnating water or chemicals. .

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