JP3838739B2

JP3838739B2 - Retaining wall structure, retaining wall and concrete block for retaining wall

Info

Publication number: JP3838739B2
Application number: JP12034497A
Authority: JP
Inventors: 元保糸井
Original assignee: 株式会社パリティジパング
Priority date: 1997-04-22
Filing date: 1997-04-22
Publication date: 2006-10-25
Anticipated expiration: 2017-04-22
Also published as: JPH10299014A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、盛り土や斜面の崩落を防止するために構築される擁壁構造物に関するもので、特にコンクリートブロックを積重して構築された擁壁を含む構造物、その擁壁及びその擁壁を構築するために用いられるコンクリートブロックに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
擁壁にはある程度の勾配をつけるのが普通である。たとえば盛り土を盛って道路を構築する場合、盛り土の斜面には五分の勾配が付けられ、その法面が間知ブロック等を積み上げた擁壁によって保護されている。たとえば盛り土の高さが５ｍであるとすると、五分勾配を有する擁壁の幅は２．５ｍとなり、五分勾配の擁壁を築造するために２．５ｍ幅の土地が余計に必要になるということである。
【０００３】
一方近時間知ブロックや壜形ブロックなどの積みブロックにおいて、ブロックの擁壁表面側となる部分にポケットを形成できるようにし、そのポケットに土を入れて五月などの低木を植えることができるようにしたいわゆる緑化ブロックが種々提唱されている。このようなブロックを用いて構築された擁壁には、その擁壁面に形成されるポケットに草花や潅木を植えることができ、より自然に融合した環境を形成することができる。
【０００４】
しかしながらコンクリートの擁壁面に形成されたポケット内の土は保水力が小さく、また擁壁全体が太陽熱の輻射を受けて高温になりやすい。またそのような環境であるため、雑草が成育しやすい。そこで擁壁の植栽ポケットには頻繁に潅水が必要であり、雑草の除去作業も必要で、維持管理に手間と費用がかかる。そのため緑化擁壁を構築しても、充分な維持管理を行うことができず、植栽ポケットに植えた植物がすぐ枯れてしまい、枯れたら取り替えるというような方法で維持管理が行われているのが実情である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、コンクリートの擁壁面を緑化するより合理的な技術手段を提供しようとするもので、自然界における植物の役割すなわち一酸化炭素を吸収して酸素を放出する光合成や、太陽熱を吸収して温度上昇を防ぐ機能や、保水機能をより良く発揮させることができる環境を得ることが可能な擁壁を構築できるようにすることを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の擁壁構造物は、平板状ないし棒状の土留部材３で形成された擁壁面１６と、土留部材３の前面に突設された平面Ｕ字状ないし筒状の控部材４により擁壁面１６の前面に所定間隔で形成された壁面控１４と、隣接する壁面控の間に形成される空地１７に植生された高木１８とを備えていることを特徴とするものである。
【０００７】
請求項２記載の擁壁は、平板状ないし棒状の土留部材３で形成された擁壁面１６と、土留部材３の前面に突設された平面Ｕ字状ないし筒状の控部材４により擁壁面１６の前面に所定間隔で形成された壁面控１４と、壁面控１４の内側に充填された砕石ないし鉄筋コンクリート躯体３３を備えていることを特徴とするものである。
【０００８】
請求項３記載の擁壁用コンクリートブロックは、擁壁の前面となる面を形成する平板状ないし棒状の土留ブロック３と、その前面定位置に固定されて壁面控を形成する平面Ｕ字状ないし筒状の控ブロック４と、土留ブロック３と控ブロック４との連結固定手段９、２３とを備えていることを特徴とするものである。
【０００９】
請求項４記載の擁壁用コンクリートブロックは、擁壁の前面となる面に上下方向の２本の嵌合部５、５を備えた矩形板状の土留ブロック３、３ａと、前記２本の嵌合部５、５に嵌合する幅を備えた平面Ｕ字状ないしコ字状の控ブロック４と、土留ブロック３、３ａと控ブロック４との連結固定手段９、２３とを備えていることを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】
この発明の擁壁構造物では、擁壁の前面に高木を配置することによって壁面の緑化を図っている。すなわち従来の緑化擁壁では、擁壁面に植物を植栽しているが、この発明の擁壁構造物では、擁壁面１６を擁壁面の前面に突出する壁面控１４の間に形成された空地１７に植生した高木１８により覆って緑化する構造を採用している。擁壁面１６は垂直面とするのが構造上簡単であるが、高木の枝葉の上方への拡がりを考慮して若干傾斜させた（たとえば８０度などの）傾斜面とすることもできる。壁面控１４は従来の勾配（たとえば五分勾配）で擁壁を構築したときの突出量に相当する突出量とし、この壁面控１４の突出により形成される隣接する壁面控１４、１４間の空地１７に欅、桜、柳などの高木１８を植える。高木は成育して枝葉を拡げ、この枝葉が擁壁の前面を覆うようになる。
【００１１】
擁壁面の前面に枝葉を拡げた高木１８は、光合成により大気中の二酸化炭素を吸収して酸素を放出するとともに、太陽の輻射熱を吸収して周囲の温度を低下させ、日陰を作ってコンクリートの擁壁面が加熱されるのを防止する。またコンクリートブロックで形成された無機的な壁面を覆い隠すので、視覚に与える窮屈感を和らげ、人の心に安らぎを与える。
【００１２】
さらにこの発明の擁壁では、コンクリートブロックを現場で組み立てて積重することにより構築されるので、施工が早く連続壁に比較して工事費も安価にできる。さらに緑化のための高木は、従来の擁壁における勾配の幅内の空地１７に植立され、壁面控１４の突出量もその幅内に納められるので、用地面積は同じであり、余分な土地を必要としない。
【００１３】
またこの発明の擁壁の壁面控１４は、断面Ｕ字状ないしコ字状のブロック４で形成され、その内側に鉄筋コンクリートを流し込んで一体化する構造や、砕石、栗石、破砕コンクリート等を充填して構築されるので、単なる控壁より強度及び重量がはるかに大きく、必要な強度及び重量に応じて壁面控の幅（擁壁を前面から見たときの幅）を大きくすることが可能であり、擁壁に充分に強度と耐崩落性を付与することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１および図２は擁壁及びその構成部材の第１実施例を示したものである。擁壁用コンクリートブロック１は、矩形の前面２を有する二種のパネルブロック３、３ａと、このパネルブロックと同じ高さの平面Ｕ字状の控ブロック４とを備えている。二種のパネルブロックの一方３は平板形状をしており、他方３ａは底板を有する断面Ｌ形である。両方のパネルブロック３、３ａは構築する擁壁の前面となる面に上下方向の二本の嵌合溝５、５を有しており、この嵌合溝の幅は、控ブロック４の上下方向の端辺６、６の幅より若干広く設けられている。パネルブロック３、３ａはその両側の嵌合溝５の内側に嵌合溝５、５に沿って５個のインサートナット７が等間隔で埋設されている。また控ブロック４の内面にも両側端辺に沿って５個のインサートナット８が埋設されている。このインサートナットの高さ方向の間隔は、パネルブロックのインサートナット７の間隔と同じである。控ブロック４の突出量は従来の勾配で擁壁を構築したときの突出量に相当する大きさである。
【００１５】
前記擁壁用コンクリートブロックで擁壁を構築するときは、最下段にＬ形のパネルブロック３ａを一列に並べ、パネルブロックの嵌合溝５に突出量の大きい控ブロック４の端辺６を挿入し、等辺山形鋼９を嵌合部の内側に添設し、等辺山形鋼の取付孔１１にボルト１２を挿通し、このボルトの先端をインサートナット７、８に螺合して締結する。同様にして２段目以降を構築し、パネルブロックと控ブロックとで形成されたキャビティ１３に砕石を充填して各段の控ブロック４を一体化し、パネルブロックで形成された擁壁１５の前面１６に所定間隔で壁面控１４を形成する。最後に擁壁１５の前面と隣接する壁面控１４とで区画された空所１７に桜等の高木１８を植えて擁壁の緑化を行う。
【００１６】
図３は擁壁及びその構成部材の第２実施例を示したものである。以下第１実施例との相違点のみ説明する。控ブロック４は角筒形状をしており、擁壁１５の最下段を構成するブロックは、底板のないパネルブロック３と平板状の受けブロック１９とで構成されている。受けブロック１９は最も大きな突出量の控ブロック４より長く、その底面全体を支持することができる大きさである。受けブロック１９のパネルブロック側の下縁には滑り止め２１が突設されると共に、反パネルブロック側の上縁にはストッパ２２が突設されている。パネルブロック３と控ブロック４とはその当接面に配置されたボルトナット２３によって連結される。
【００１７】
図４は擁壁及びその構成部材の第３実施例を示したものである。控ブロックはその内面対向部に上下方向の厚肉部２４が設けられており、この厚肉部の貫通孔２５に鋼材２６を挿通して上下の控ブロック相互を連結している。鋼材２６はキャビティ１３に充填された砕石とあいまってパネルブロックの背面にかかる土圧を受け止める。
【００１８】
図５は前記第２実施例の擁壁を傾斜地に構築したものである。傾斜した土地にパネルブロックと同じ幅の段面を有する階段状の基礎２７を形成し、各段の中央に受けブロック１９を埋設し、その上に平板状のパネルブロック３および控ブロック４を組み立てて傾斜面に沿った擁壁１５を構築する。隣接する控ブロック４の間の空所１７を傾斜面とし、この傾斜面２８に高木１８を植える。
【００１９】
図６はパネルブロックの斜視図であり、擁壁の前面となる面のうち、控ブロックが当接する部分を除く部分に自然木に似せた凹凸模様２９を形成すると共に、パネルブロックの左右両側に上下方向の連結孔２０を設けて鋼材で上下に連結する構造としたものであり、上下のパネルブロックを鉛直面上に簡単に並べることができる。
【００２０】
図７は擁壁及びその構成部材の第４実施例を示したものであり、控ブロックを同一形状の角筒部とし、これを積み上げて擁壁１５の壁面控１４を形成したものであり、最上段の控ブロック４には上下方向のキャビティ１３を閉鎖する蓋板３１が嵌着されている。
【００２１】
図８は控ブロックの斜視図であり、控ブロックの外周面には、パネルブロックとの連接面を除く部分に横方向の木材形凹凸模様２９が設けられている。この控ブロックは、図６のパネルブロックと組み合わせることにより、自然にマッチした木目調の擁壁を構築することができる。
【００２２】
図９は擁壁及びその構成部材の第５実施例を示したものであり、壁面控１４は、３段のパネルブロックの高さに相当する角筒形の控ブロック４とその上面の後半分を閉鎖する大きさの底面を有する山形の控ブロック４を上下に積み重ね、両者を上下方向に貫通する鋼材２６で連結したものであり、角筒形の控ブロック４のキャビティ１３に土を入れて高木１８等を栽培することができる。
【００２３】
図１０は擁壁及びその構成部材の第５実施例を示したものである。控ブロックを裁頭角錐状に形成するとともにその外周面に石垣状の凹凸模様２９を設けたものであり、壁面控が下段から上段に行くにしたがって緩く湾曲するように形成したものである。控ブロックによって形成された縦方向のキャビティ１３に鉄筋を組んで生コンクリートを流し込み鉄筋コンクリート躯体３３とする。この壁面控は、パネルブロックの凹凸模様とあいまって擁壁の外観を城壁に似せている。
【００２４】
図１１および図１２は擁壁及びその構成部材の第７実施例を示したものである。擁壁コンクリートブロックは、側面の中間位置に水平方向の溝３２を有する控フロックと、この溝に嵌合する角棒ブロック３とで構成している。この控ブロック及び角棒ブロック３で擁壁を構築するには、溝３２を有する側面を同一鉛直面に位置させて控ブロックを積み上げ、上下に連通したキャビティ１３に生コンクリートを充填して一体とする。次に溝３２に角棒ブロック３を嵌合する。角棒ブロック３の背後には大きめの砕石を入れ土を埋め戻すことにより、水はけのよい擁壁を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例を示す斜視図
【図２】嵌合部を拡大して示す平面図
【図３】第２実施例の斜視図
【図４】第３実施例の平面図
【図５】傾斜地に構築した擁壁の正面図
【図６】凹凸模様のパネルブロックを示す斜視図
【図７】第４実施例の斜視図
【図８】控ブロックの斜視図
【図９】第５実施例の斜視図
【図１０】第６実施例の斜視図
【図１１】パネルブロック及び控ブロックの分解斜視図
【図１２】第７実施例の斜視図
【符号の説明】
3,3a パネルブロック
４控ブロック
５嵌合溝
９等辺山形鋼
14 壁面控
15 擁壁
16 擁壁面
17 空地
18 高木
23 ボルトナット
33 鉄筋コンクリート躯体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a retaining wall structure constructed in order to prevent embankment and slope collapse, and in particular, a structure including a retaining wall constructed by stacking concrete blocks, its retaining wall, and its retaining wall. It is related with the concrete block used for constructing.
[0002]
[Prior art]
The retaining wall is usually given a certain slope. For example, when a road is constructed by embankment, the slope of the embankment is given a gradient of five minutes, and its slope is protected by a retaining wall in which the blocks of knowledge are stacked. For example, if the height of the embankment is 5 m, the width of the retaining wall with a quintile will be 2.5 m, and an additional 2.5 m of land will be required to build a quintuple retaining wall. That's what it means.
[0003]
On the other hand, in stacking blocks such as short-term knowledge blocks and saddle-shaped blocks, it is possible to form pockets on the part of the retaining wall surface side of the blocks, and to put shrubs in May etc. by putting soil in the pockets Various so-called greening blocks have been proposed. In the retaining wall constructed using such blocks, plants and shrubs can be planted in the pockets formed on the retaining wall, thereby creating a more natural environment.
[0004]
However, the soil in the pocket formed on the concrete retaining wall has a small water holding capacity, and the entire retaining wall is likely to become hot due to the radiation of solar heat. In addition, because of such an environment, weeds are easy to grow. Therefore, irrigation is frequently required in the retaining wall planting pocket, weed removal work is also required, and maintenance and labor are expensive. Therefore, even if a greening retaining wall is constructed, sufficient maintenance cannot be performed, and the plant that is planted in the planting pocket is immediately withered, and maintenance is performed by replacing it when it is withered. Is the actual situation.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
This invention intends to provide a more rational technical means for greening the retaining wall of concrete. It plays the role of plants in nature, that is, photosynthesis that absorbs carbon monoxide and releases oxygen, and absorbs solar heat. It is an object to be able to construct a retaining wall capable of obtaining an environment that can better exhibit a function of preventing a temperature rise and a water retention function.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The retaining wall structure according to claim 1 includes a retaining wall surface 16 formed of a plate-like or rod- like earth retaining member 3 and a planar U-shaped or cylindrical retaining member 4 protruding from the front surface of the earth retaining member 3. It is characterized by comprising a wall holder 14 formed at a predetermined interval on the front surface of the retaining wall 16 and a tree 18 vegetated in an open space 17 formed between adjacent wall holders.
[0007]
The retaining wall according to claim 2 includes a retaining wall surface 16 formed of a flat or rod- like earth retaining member 3 and a flat U-shaped or cylindrical retaining member 4 protruding from the front surface of the earth retaining member 3. 16 is provided with a wall holder 14 formed at a predetermined interval on the front surface of 16 and a crushed stone or reinforced concrete frame 33 filled inside the wall holder 14.
[0008]
The retaining wall concrete block according to claim 3 is a flat or rod-like earth retaining block 3 that forms a front surface of the retaining wall, and a flat U-shape that is fixed at a fixed position on the front surface and forms a wall holder. A cylindrical holding block 4 and connecting and fixing means 9 and 23 for the earth retaining block 3 and the holding block 4 are provided.
[0009]
The concrete block for retaining wall according to claim 4 is a rectangular plate-like earth retaining block 3, 3a provided with two fitting parts 5, 5 in the vertical direction on the surface which becomes the front surface of the retaining wall, and the two A flat U-shaped or U-shaped holding block 4 having a width to be fitted to the fitting portions 5 and 5, and connection fixing means 9 and 23 between the earth retaining blocks 3 and 3 a and the holding block 4 are provided. It is characterized by this.
[0010]
[Action]
In the retaining wall structure of the present invention, the greening of the wall surface is attempted by arranging a tree in front of the retaining wall. That is, in the conventional greening retaining wall, a plant is planted on the retaining wall surface. However, in the retaining wall structure of the present invention, an empty space formed between the wall surface holder 14 that projects the retaining wall surface 16 to the front surface of the retaining wall surface. 17 adopts a structure in which the tree is covered with the vegetation 18 and greened. The retaining wall 16 is simple in structure to be a vertical surface, but may be a slightly inclined surface (for example, 80 degrees) in consideration of the upward expansion of the branches and leaves of the tree. The wall surface holder 14 has a protrusion amount corresponding to the protrusion amount when the retaining wall is constructed with a conventional gradient (for example, a quintic gradient), and an open space between adjacent wall holders 14 and 14 formed by the protrusion of the wall surface holder 14. Plant 17 trees such as buds, cherry blossoms and willows. Takagi grows up and spreads branches and leaves that cover the front of the retaining wall.
[0011]
Takagi 18 with branches and leaves spread on the front of the retaining wall absorbs carbon dioxide in the atmosphere by photosynthesis and releases oxygen, absorbs the radiant heat of the sun, lowers the ambient temperature, and creates shade to make concrete. Prevent the retaining wall from being heated. In addition, it hides the inorganic wall made of concrete blocks, so it softens the feeling of cramping given to the sight and gives peace to the human mind.
[0012]
Furthermore, since the retaining wall of the present invention is constructed by assembling and stacking concrete blocks on site, the construction is quicker and the construction cost can be reduced compared to the continuous wall. Further, the tree for tree planting is planted in the open space 17 within the width of the gradient of the conventional retaining wall, and the protruding amount of the wall holder 14 is also accommodated within the width, so the land area is the same and the extra land Do not need.
[0013]
Further, the retaining wall 14 of the retaining wall of the present invention is formed of a block 4 having a U-shaped or U-shaped cross section, and is filled with crushed stone, chestnut stone, crushed concrete, etc. Therefore, it is possible to increase the width of the wall holder (the width when the retaining wall is viewed from the front) according to the required strength and weight. The retaining wall can be provided with sufficient strength and collapse resistance.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 show a first embodiment of a retaining wall and its constituent members. The retaining wall concrete block 1 includes two types of panel blocks 3 and 3a having a rectangular front surface 2, and a flat U-shaped holding block 4 having the same height as the panel block. One of the two types of panel blocks has a flat plate shape, and the other 3a has an L-shaped cross section having a bottom plate. Both panel blocks 3, 3 a have two fitting grooves 5, 5 in the vertical direction on the front surface of the retaining wall to be constructed. Are provided slightly wider than the widths of the end edges 6 and 6 of the rim. In the panel blocks 3 and 3a, five insert nuts 7 are embedded at equal intervals along the fitting grooves 5 and 5 inside the fitting grooves 5 on both sides thereof. Further, five insert nuts 8 are embedded in the inner surface of the holding block 4 along both side edges. The distance between the insert nuts in the height direction is the same as the distance between the insert nuts 7 of the panel block. The protruding amount of the hook block 4 is a size corresponding to the protruding amount when the retaining wall is constructed with the conventional gradient.
[0015]
When the retaining wall is constructed with the retaining wall concrete block, L-shaped panel blocks 3a are arranged in a row at the bottom, and the edge 6 of the locking block 4 having a large protruding amount is inserted into the fitting groove 5 of the panel block. The equilateral angle steel 9 is attached inside the fitting portion, the bolt 12 is inserted into the mounting hole 11 of the equilateral angle steel, and the tip of the bolt is screwed into the insert nuts 7 and 8 and fastened. Similarly, the second and subsequent stages are constructed, and the cavity 13 formed by the panel block and the holding block is filled with crushed stone to integrate the holding blocks 4 at each stage, and the front surface of the retaining wall 15 formed by the panel block. A wall holder 14 is formed at 16 at a predetermined interval. Finally, a high tree 18 such as cherry blossoms is planted in a space 17 defined by the front surface of the retaining wall 15 and the wall surface holder 14 adjacent thereto, and the retaining wall is greened.
[0016]
FIG. 3 shows a second embodiment of the retaining wall and its constituent members. Only differences from the first embodiment will be described below. The holding block 4 has a rectangular tube shape, and the block constituting the lowermost stage of the retaining wall 15 includes a panel block 3 having no bottom plate and a flat receiving block 19. The receiving block 19 is longer than the largest projecting block 4 and has a size capable of supporting the entire bottom surface. A slip stopper 21 projects from the lower edge of the receiving block 19 on the panel block side, and a stopper 22 projects from the upper edge of the non-panel block side. The panel block 3 and the holding block 4 are connected by a bolt and nut 23 arranged on the contact surface.
[0017]
FIG. 4 shows a third embodiment of the retaining wall and its constituent members. The holding block is provided with a thick portion 24 in the vertical direction at the inner surface facing portion, and the upper and lower holding blocks are connected to each other by inserting a steel material 26 through the through hole 25 of the thick portion. The steel material 26 receives the earth pressure applied to the back surface of the panel block together with the crushed stone filled in the cavity 13.
[0018]
FIG. 5 shows the retaining wall of the second embodiment constructed on an inclined ground. A stepped foundation 27 having a step surface with the same width as the panel block is formed on the inclined land, and a receiving block 19 is embedded in the center of each step, and a flat panel block 3 and a holding block 4 are assembled thereon. The retaining wall 15 along the inclined surface is constructed. A space 17 between adjacent holding blocks 4 is an inclined surface, and a tree 18 is planted on the inclined surface 28.
[0019]
FIG. 6 is a perspective view of the panel block. In the surface to be the front surface of the retaining wall, a concavo-convex pattern 29 resembling natural wood is formed on a portion excluding the portion where the holding block abuts, and on both left and right sides of the panel block. The upper and lower connection holes 20 are provided so as to be connected to each other vertically with a steel material, and the upper and lower panel blocks can be easily arranged on the vertical plane.
[0020]
FIG. 7 shows a fourth embodiment of the retaining wall and its constituent members. The retaining block is a square tube portion having the same shape, and this is stacked to form the wall surface retaining member 14 of the retaining wall 15. A lid plate 31 for closing the vertical cavity 13 is fitted to the uppermost holding block 4.
[0021]
FIG. 8 is a perspective view of the hook block. On the outer peripheral surface of the hook block, a lateral wood-shaped uneven pattern 29 is provided in a portion excluding the connecting surface with the panel block. This holding block can be combined with the panel block of FIG. 6 to construct a natural-matched wood grain retaining wall.
[0022]
FIG. 9 shows a fifth embodiment of the retaining wall and its constituent members. The wall holder 14 is a square cylindrical holder block 4 corresponding to the height of the three-stage panel block and the rear half of the upper surface thereof. Are formed by stacking up and down a mountain-shaped retaining block 4 having a bottom surface of a size close to each other and connecting them with a steel material 26 penetrating in the vertical direction, and putting soil in the cavity 13 of the rectangular tubular retaining block 4 Takagi 18 etc. can be cultivated.
[0023]
FIG. 10 shows a fifth embodiment of the retaining wall and its constituent members. The edge block is formed in a truncated pyramid shape and is provided with a stone wall-like uneven pattern 29 on the outer peripheral surface thereof, and the wall surface is formed so as to be gently curved as it goes from the lower stage to the upper stage. Reinforcing concrete is poured into the longitudinal cavity 13 formed by the holding block, and ready-mixed concrete is poured into a reinforced concrete frame 33. This wall holder, together with the uneven pattern of the panel block, makes the retaining wall look like a castle wall.
[0024]
11 and 12 show a seventh embodiment of the retaining wall and its constituent members. The retaining wall concrete block is composed of a holding flock having a horizontal groove 32 at an intermediate position on the side surface, and a square bar block 3 fitted in the groove. In order to construct a retaining wall with the holding block and the square bar block 3, the holding blocks are stacked with the side surfaces having the grooves 32 positioned on the same vertical surface, and the cavity 13 communicating with the upper and lower sides is filled with ready-mixed concrete and integrated. To do. Next, the square bar block 3 is fitted into the groove 32. By placing a large crushed stone behind the square bar block 3 and refilling the soil, a retaining wall with good drainage can be constructed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment. FIG. 2 is an enlarged plan view showing a fitting portion. FIG. 3 is a perspective view of a second embodiment. FIG. 4 is a plan view of a third embodiment. 5] Front view of retaining wall constructed on sloping ground [FIG. 6] Perspective view showing uneven block panel [FIG. 7] Perspective view of fourth embodiment [FIG. 8] Perspective view of latch block [FIG. FIG. 10 is a perspective view of the sixth embodiment. FIG. 11 is an exploded perspective view of the panel block and the holding block. FIG. 12 is a perspective view of the seventh embodiment.
3,3a Panel block 4 Holding block 5 Fitting groove 9 Equilateral angle steel
14 Wall holder
15 Retaining wall
16 Retaining wall
17 open space
18 Takagi
23 Bolt nut
33 Reinforced concrete frame

Claims

平板状ないし棒状の土留部材(3)で形成された擁壁面(16)と、土留部材(3)の前面に突設された平面Ｕ字状ないし筒状の控部材(4)により擁壁面(16)の前面に所定間隔で形成された壁面控(14)と、隣接する壁面控の間に形成される空地(17)に植生された高木(18)とを備えている、擁壁構造物。A retaining wall surface (16) formed by a flat or rod- like retaining member (3) and a planar U-shaped or cylindrical retaining member (4) projecting from the front surface of the retaining member (3) ( A retaining wall structure comprising a wall holder (14) formed at a predetermined interval on the front surface of 16) and a tree (18) planted in an open space (17) formed between adjacent wall holders. .

平板状ないし棒状の土留部材(3)で形成された擁壁面(16)と、土留部材(3)の前面に突設された平面Ｕ字状ないし筒状の控部材(4)により擁壁面(16)の前面に所定間隔で形成された壁面控(14)と、壁面控(14)の内側に充填された砕石ないし鉄筋コンクリート躯体(33)を備えた、擁壁。A retaining wall surface (16) formed by a flat or rod- like retaining member (3) and a planar U-shaped or cylindrical retaining member (4) projecting from the front surface of the retaining member (3) ( A retaining wall comprising a wall holder (14) formed at a predetermined interval on the front face of 16) and a crushed stone or reinforced concrete frame (33) filled inside the wall holder (14).

擁壁の前面となる面を形成する平板状ないし棒状の土留ブロック(3)と、その前面定位置に固定されて壁面控を形成する平面Ｕ字状ないし筒状の控ブロック(4)と、土留ブロック(3)と控ブロック(4)との連結固定手段(9,23)とを備えてなる、擁壁用コンクリートブロック。A flat or rod- like earth retaining block (3) that forms a front surface of the retaining wall, and a flat U-shaped or cylindrical retaining block (4) that is fixed at a fixed position in front of the retaining wall to form a wall retainer; earth retaining block (3) and comprising a connecting fixing means and copy blocks (4) (9, 23), retaining wall concrete blocks.

擁壁の前面となる面に上下方向の２本の嵌合部(5,5)を備えた矩形板状の土留ブロック(3,3a)と、前記２本の嵌合部(5,5)に嵌合する幅を備えた平面Ｕ字状ないしコ字状の控ブロック(4)と、土留ブロック(3,3a)と控ブロック(4)との連結固定手段(9,23)とを備えてなる、擁壁用コンクリートブロック。A rectangular plate-like earth retaining block (3, 3a) having two fitting parts (5, 5) in the vertical direction on the front surface of the retaining wall, and the two fitting parts (5, 5) A flat U-shaped or U-shaped holding block (4) having a width to be fitted to the door, and connecting and fixing means (9, 23) between the earth retaining block (3, 3a) and the holding block (4) Retaining wall concrete block.