JP3838162B2

JP3838162B2 - Crew restraint system

Info

Publication number: JP3838162B2
Application number: JP2002170826A
Authority: JP
Inventors: 卓也山科; 真一近藤
Original assignee: Mitsubishi Motors Corp; Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Motors Corp; Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date: 2002-06-12
Filing date: 2002-06-12
Publication date: 2006-10-25
Anticipated expiration: 2022-06-12
Also published as: JP2004010025A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等車両の乗員拘束装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車等車両の乗員拘束装置としてシートベルト装置が良く知られており、このシートベルト装置において、シートに着座する乗員の胸部を拘束するショルダベルト部と腰部を拘束するラップベルト部とに設定される拘束力が略同一のものにあっては、前記拘束力が大きいと車両衝突時に乗員に作用する衝撃が大きくなる虞がある一方で、拘束力が小さいと車両衝突時に乗員の車両前方側への移動量が大きくなり、乗員の下肢部が車両前方部に干渉したり、ラップベルト部が乗員の腹部へずれ上がる虞がある。
【０００３】
そこで、従来、特許第２５４７８６０号公報には、乗員の腰部を拘束するラップベルトと、乗員の大腿部を拘束するレッグベルトを有し、車両衝突時にレッグベルトに張力を発生させて大腿部を下方へ押し付けることにより、ラップベルト張力による腰部重心回りの回転モーメントと逆向きの回転モーメントをレッグベルトに発生させ、ラップベルトの腹部へのずれ上がりを抑制する技術が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の技術においては、レッグベルトは乗員大腿部の上下方向の移動を規制するものであって、乗員の車両前方側への移動を抑制する機能は有しないため、未だ腰部の拘束力が不十分で、車両衝突時における乗員下肢部の車両前方部との干渉を十分に抑制できないという問題点があった。
【０００５】
そこで、本発明の目的は、簡単な構成でシートに着座する乗員を適切に拘束することができる乗員拘束装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための、請求項１に係る発明は、シートに着座する乗員の該シート幅方向一方側に設けられたリトラクタと、一端が前記リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の胸部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングの挿通孔に挿通されるショルダベルトと、前記ショルダベルトの前記タング挿通側端末部から延在し、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向一方側に設けられた係止部の挿通孔に挿通される第１ラップベルトと、前記第１ラップベルトの前記係止部挿通側端末部から延在し乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングに係止される第２ラップベルトとを有し、前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとは相対移動可能に重合され、簡単な構成で腰部の拘束力を向上させて、シートに着座する乗員を適切に拘束できるようにした。
【０００７】
また、請求項２に係る発明は、シートに着座する乗員の該シート幅方向一方側に設けられた第１リトラクタと、一端が前記第１リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の胸部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングの挿通孔に挿通されるショルダベルトと、前記ショルダベルトの前記タング挿通側端末部から延在し、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向一方側で係止される第１ラップベルトと、前記乗員のシート幅方向一方側に設けられた第２リトラクタと、一端が前記第２リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングに係止される第２ラップベルトとを有し、前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとは相対移動可能に重合され、簡単な構成で腰部の拘束力を向上させて、シートに着座する乗員を適切に拘束できるようにした。
【０００８】
また、請求項３に係る発明は、前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとの重合部には、互いの重合摩擦力を増大する摩擦力増大手段が備えられ、ラップベルト部の拘束力をより大きくできるようにした。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る乗員拘束装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【００１０】
［第１実施例］
図１は本発明の第１実施例を示す自動車等車両の乗員拘束装置（シートベルト装置）の概略構成図、図２は同じく要部拡大図である。
【００１１】
図１及び図２に示すように、自動車等車両の乗員拘束装置としてのシートベルト装置１は、シートクッション２に着座する図示しない乗員の該シートクッション２幅方向一方側である車両側部（乗員から見て右手）においてボデー３に装着されたリトラクタ４と、一端がこのリトラクタ４に出入可能に巻き取られると共に、中間部においてボデー３に取着されたショルダーアンカープレート５を挿通した後乗員の胸部を拘束して前記シートクッション２幅方向他方側である車両内部（乗員から見て左手）において当該シートクッション２にボルト２１で固定されたバックル６に着脱自在とされたタング７の挿通孔２２に挿通されるショルダベルト部８を有する。
【００１２】
さらに、前記ショルダベルト部８の前記タング７挿通側端末部から延在し、乗員の腰部を拘束して前記シートクッション２幅方向一方側である車両側部においてボデー３に取着された係止部９の挿通孔２３に挿通される第１ラップベルト部１０と、該第１ラップベルト部１０の前記係止部９挿通側端末部から延在し乗員の腰部を拘束して前記シートクッション２幅方向他方側である車両内部において当該シートクッション２にボルト２１で固定されたバックル６に着脱自在とされたタング７に係止される第２ラップベルト部１１とを有し、前記第１ラップベルト部１０と前記第２ラップベルト部１１とは乗員拘束時に相対移動可能に重合される（図１中の上下矢印参照）ようになっている。
【００１３】
そして、前記第１ラップベルト部１０と第２ラップベルト部１１との重合部には、互いの重合摩擦力を増大する摩擦力増大手段を備えても良い。即ち、摩擦力増大手段として当該第１ラップベルト部１０と第２ラップベルト部１１の少なくとも一方を摩擦力の比較的高い材質としたり、互いの重合面に面ファスナを設ける構成としても良いし、図５に示すように、角筒状の挾持部材２０を用いて第１ラップベルト部１０と第２ラップベルト部１１を挟み込むような構成としても良い。かかる構成とすると、腰部の拘束力を簡単な構成で向上させることができる。尚、第２ラップベルト部１１はタング７で折り返されて縫製部１２において縫製される。
【００１４】
このように構成されるため、タング７をバックル６に装着した図１の状態即ち、乗員がシートベルト装置１を装着した状態での車両衝突時には、乗員の車両前方側への移動に伴いショルダベルト部８と第１ラップベルト部１０と第２ラップベルト部１１には張力が発生し、乗員の胸部はショルダベルト部８により拘束される一方、腰部は第１ラップベルト部１０と第２ラップベルト部１１により拘束され、車両内部での乗員の挙動が可及的に小さく抑えられる。
【００１５】
この際、ショルダベルト部８はリトラクタ４の若干の引き出し量により乗員の耐力に見合った適度な拘束力が得られる一方、第１ラップベルト部１０と第２ラップベルト部１１は互いの重合摩擦力により引き出し抵抗が大きくなって腰部の拘束力が向上され、シートクッション２に着座する乗員を適切に拘束できる。即ち、乗員胸部の衝撃を抑制しつつ乗員の車両前方側への移動を抑制して乗員の下肢部が車両前方部に干渉することが未然に回避されるのである。
【００１６】
このようにして本実施例では、第１ラップベルト部１０と第２ラップベルト部１１とを重合させるという簡単な構成により、腰部の拘束力を向上させ、依って上半身と下半身の拘束力バランスをより適切な状態にチューニングすることができる。
【００１７】
［第２実施例］
図３は本発明の第２実施例を示す自動車等車両の乗員拘束装置（シートベルト装置）の概略構成図、図４は同じく要部拡大図である。
【００１８】
これは、第１実施例におけるシートベルト装置１において、シートクッション２に着座する乗員の該シートクッション２幅方向一方側である車両側部（乗員からみて右手）においてボデー３に装着された第１リトラクタ４と、一端が前記第１リトラクタ４に出入可能に巻き取られると共に、中間部においてボデー３に取着されたショルダーアンカープレート５を挿通した後乗員の胸部を拘束して前記シートクッション２幅方向他方側である車両内部（乗員からみて左手）において当該シートクッション２にボルト２１で固定されたバックル６に着脱自在とされたタング７の挿通孔２２に挿通されるショルダベルト部８と、該ショルダベルト部８の前記タング７挿通側端末部から延在し、乗員の腰部を拘束して前記シートクッション２幅方向一方側である車両側部においてボデー３に装着された固定部１３に係止される第１ラップベルト部１０と、前記乗員のシートクッション２幅方向一方側である車両側部においてボデー３に装着された第２リトラクタ１４と、一端が前記第２リトラクタ１４に出入可能に巻き取られると共に、中間部がシートクッション２に取着されたガイド部材１５の挿通孔を挿通した後乗員の腰部を拘束して前記シートクッション２幅方向他方側である車両内部において当該シートクッション２にボルト２１で固定されたバックル６に着脱自在とされたタング７に係止される第２ラップベルト部１１とを有し、前記第１ラップベルト部１０と前記第２ラップベルト部１１とを乗員拘束時に相対移動可能に重合し得る（図３中の上下矢印参照）ようにした例である。
【００１９】
これによるも、車両衝突時には、ショルダベルト部８は第１リトラクタ４の若干の引き出し量により乗員の耐力に見合った適度な拘束力が得られる一方、第１ラップベルト部１０と第２ラップベルト部１１は互いの重合摩擦力により引き出し抵抗が大きくなって腰部の拘束力が向上され、シートクッション２に着座する乗員を適切に拘束できる。即ち、乗員胸部の衝撃を抑制しつつ乗員の車両前方側への移動を抑制して乗員の下肢部が車両前方部に干渉することが未然に回避されるのである。
【００２０】
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることは言うまでもない。例えば、（第１）リトラクタ４、第２リトラクタ１４、係止部９、固定部１３はそれぞれシート自身（リヤシートの場合等）に設けられても良いし、バックル６はボデー側に設けられても良い。また、ショルダベルト部８が挿通されるタング７と第２ラップベルト部１１が係止されるタング７は、図示例では一体であるが、別体でも良い。さらに、上記第１実施例では、リトラクタ４及び係止部９は乗員右手側に設けられ、バックル７は乗員左手側に設けられているが、リトラクタ４及び係止部９を乗員左手側に設けると共に、バックル７を乗員右手側に設ける構成としても良い。また、上記第２実施例では、リトラクタ４、１４及び固定部１３は乗員右手側に設けられ、バックル６は乗員左手側に設けられているものの、リトラクタ４、１４及び固定部１３を乗員左手側に設け、バックル６を乗員右手側に設ける構成としても良い。
【００２１】
【発明の効果】
以上説明したように請求項１の発明によれば、シートに着座する乗員の該シート幅方向一方側に設けられたリトラクタと、一端が前記リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の胸部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングの挿通孔に挿通されるショルダベルトと、前記ショルダベルトの前記タング挿通側端末部から延在し、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向一方側に設けられた係止部の挿通孔に挿通される第１ラップベルトと、前記第１ラップベルトの前記係止部挿通側端末部から延在し乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングに係止される第２ラップベルトとを有し、前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとは相対移動可能に重合されるので、簡単な構成で腰部の拘束力を向上させて、シートに着座する乗員を適切に拘束できる。
【００２２】
また、請求項２の発明によれば、シートに着座する乗員の該シート幅方向一方側に設けられた第１リトラクタと、一端が前記第１リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の胸部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングの挿通孔に挿通されるショルダベルトと、前記ショルダベルトの前記タング挿通側端末部から延在し、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向一方側で係止される第１ラップベルトと、前記乗員のシート幅方向一方側に設けられた第２リトラクタと、一端が前記第２リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングに係止される第２ラップベルトとを有し、前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとは相対移動可能に重合されるので、簡単な構成で腰部の拘束力を向上させて、シートに着座する乗員を適切に拘束できる。
【００２３】
また、請求項３の発明によれば、前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとの重合部には、互いの重合摩擦力を増大する摩擦力増大手段が備えられるので、ラップベルト部の拘束力をより大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例を示す自動車等車両の乗員拘束装置（シートベルト装置）の概略構成図である。
【図２】同じく要部拡大図である。
【図３】本発明の第２実施例を示す自動車等車両の乗員拘束装置（シートベルト装置）の概略構成図である。
【図４】同じく要部拡大図である。
【図５】摩擦力増大手段の斜視図である。
【符号の説明】
１シートベルト装置
２シートクッション
３ボデー
４（第１）リトラクタ
５ショルダーアンカープレート
６バックル
７タング
８ショルダベルト部
９係止部
１０第１ラップベルト部
１１第２ラップベルト部
１２縫製部
１３固定部
１４第２リトラクタ
１５ガイド部材
２０挾持部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an occupant restraint device for a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
A seat belt device is well known as an occupant restraint device for a vehicle such as an automobile. In this seat belt device, a shoulder belt portion for restraining a chest of an occupant seated on a seat and a lap belt portion for restraining a waist portion are set. When the restraining force is substantially the same, if the restraining force is large, there is a possibility that the impact acting on the occupant at the time of the vehicle collision may increase. On the other hand, if the restraining force is small, the occupant moves toward the vehicle front side at the time of the vehicle collision. There is a risk that the amount of movement will increase, and the lower limbs of the occupant may interfere with the front part of the vehicle, or the lap belt part may be displaced to the abdomen of the occupant.
[0003]
Therefore, conventionally, Japanese Patent No. 2547860 has a lap belt that restrains the occupant's waist and a leg belt that restrains the occupant's thigh, and generates tension in the leg belt at the time of a vehicle collision to generate the thigh. A technique is disclosed in which the leg belt is caused to generate a rotational moment in the direction opposite to the rotational moment around the waist center of gravity by the lap belt tension, by pressing downward on the leg belt, thereby preventing the lap belt from moving upward to the abdomen.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the technique described in the above publication, the leg belt regulates the movement of the occupant's thigh in the vertical direction and does not have a function of suppressing the movement of the occupant to the vehicle front side. There is a problem that the restraining force of the vehicle is not sufficient, and interference between the occupant's lower limbs and the vehicle front part at the time of a vehicle collision cannot be sufficiently suppressed.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide an occupant restraint device that can appropriately restrain an occupant seated on a seat with a simple configuration.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to claim 1 is directed to a retractor provided on one side in the seat width direction of an occupant seated on a seat, and one end of the occupant that is retractably wound on the retractor. A shoulder belt that is inserted into a tongue insertion hole that is detachable from a buckle provided on the other side in the seat width direction by restraining the chest, and extends from the tongue insertion side terminal portion of the shoulder belt, A first lap belt that is inserted into an insertion hole of a locking portion provided on one side in the seat width direction while restraining the waist portion of the first lap belt, and extends from the locking portion insertion side terminal portion of the first lap belt. A first lap belt and a second lap belt, the second lap belt being restrained by a tongue that is detachably attached to a buckle provided on the other side in the seat width direction while restraining a waist portion of the occupant Are relatively movable polymerization, to improve the restraining force of the waist with a simple configuration, and to a passenger seated in the seat can be properly restrained.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a first retractor provided on one side of the seat width direction of an occupant seated on the seat, and one end of the occupant that is retractably wound on the first retractor. A shoulder belt that is inserted into a tongue insertion hole that is detachably attached to a buckle provided on the other side in the seat width direction and extends from the tongue insertion side terminal portion of the shoulder belt, and is a waist portion of an occupant A first lap belt which is restrained on one side in the seat width direction, a second retractor provided on one side in the seat width direction of the occupant, and one end wound up so as to be able to enter and exit the second retractor And a second lap belt that restrains the waist of the occupant and is secured to a tongue that is detachably attached to a buckle provided on the other side in the seat width direction, the first lap belt Wherein the second lap belt is relatively movable polymerization, to improve the restraining force of the waist with a simple configuration, and to a passenger seated in the seat can be properly restrained.
[0008]
In the invention according to claim 3, the overlapping portion of the first lap belt and the second lap belt is provided with a frictional force increasing means for increasing the overlapping frictional force, and the binding force of the lap belt portion. Can be made larger.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an occupant restraint device according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings using embodiments.
[0010]
[First embodiment]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an occupant restraint device (seat belt device) for a vehicle such as an automobile showing a first embodiment of the present invention, and FIG.
[0011]
As shown in FIGS. 1 and 2, a seat belt device 1 as an occupant restraint device for a vehicle such as an automobile includes a vehicle side portion (occupant) on one side in the width direction of the seat cushion 2 (not shown) seated on a seat cushion 2. The right side of the body), the retractor 4 attached to the body 3 and one end of the retractor 4 are wound around the retractor 4, and the shoulder anchor plate 5 attached to the body 3 is inserted in the middle portion of the occupant. An insertion hole 22 of a tongue 7 that is detachably attached to a buckle 6 that is fixed to the seat cushion 2 with a bolt 21 inside the vehicle (left hand as viewed from the occupant) that restrains the chest and is the other side in the width direction of the seat cushion 2. The shoulder belt portion 8 is inserted into the belt.
[0012]
Further, the latch 7 extends from the tongue 7 insertion side terminal portion of the shoulder belt portion 8 and restrains the occupant's waist, and is attached to the body 3 at the vehicle side portion on one side in the width direction of the seat cushion 2. The first lap belt portion 10 inserted through the insertion hole 23 of the portion 9 and the seat cushion 2 extending from the engaging portion 9 insertion side terminal portion of the first lap belt portion 10 to restrain the occupant's lower back portion A second lap belt portion 11 latched to a tongue 7 detachably attached to a buckle 6 fixed to the seat cushion 2 with a bolt 21 inside the vehicle on the other side in the width direction, and the first lap The belt portion 10 and the second lap belt portion 11 are superposed such that they can move relative to each other when restrained by an occupant (see the up and down arrows in FIG. 1).
[0013]
The overlapping portion of the first lap belt portion 10 and the second lap belt portion 11 may be provided with friction force increasing means for increasing the overlapping friction force. That is, as a frictional force increasing means, at least one of the first lap belt part 10 and the second lap belt part 11 may be made of a material having a relatively high frictional force, or a surface fastener may be provided on each overlapping surface. As shown in FIG. 5, it is good also as a structure which pinches | interposes the 1st lap belt part 10 and the 2nd lap belt part 11 using the holding member 20 of a rectangular tube shape. With such a configuration, the restraining force of the waist can be improved with a simple configuration. The second lap belt portion 11 is folded back at the tongue 7 and sewn at the sewing portion 12.
[0014]
1, the tongue 7 is attached to the buckle 6, that is, the shoulder belt as the occupant moves to the front side of the vehicle when the vehicle collides with the seat belt device 1. Tension is generated in the portion 8, the first lap belt portion 10 and the second lap belt portion 11, and the chest of the occupant is restrained by the shoulder belt portion 8, while the waist is in the first lap belt portion 10 and the second lap belt. Restrained by the portion 11, the behavior of the occupant inside the vehicle is suppressed as small as possible.
[0015]
At this time, the shoulder belt portion 8 can obtain an appropriate restraining force commensurate with the occupant's proof force by a slight amount of withdrawal of the retractor 4, while the first lap belt portion 10 and the second lap belt portion 11 are overlapped with each other. As a result, the pull-out resistance is increased, the restraining force of the waist is improved, and the passenger sitting on the seat cushion 2 can be restrained appropriately. In other words, it is possible to prevent the occupant's lower limbs from interfering with the vehicle front part by suppressing the movement of the occupant toward the vehicle front side while suppressing the impact on the occupant chest.
[0016]
In this way, in this embodiment, the simple structure of superposing the first lap belt part 10 and the second lap belt part 11 improves the restraining force of the waist, and thus balances the restraining force of the upper body and lower body. It can be tuned to a more appropriate state.
[0017]
[Second Embodiment]
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of an occupant restraint device (seat belt device) for a vehicle such as an automobile showing a second embodiment of the present invention, and FIG.
[0018]
In the seat belt device 1 according to the first embodiment, this is the first mounted on the body 3 on the vehicle side (right hand as viewed from the occupant) of the occupant seated on the seat cushion 2 on one side of the seat cushion 2 in the width direction. The retractor 4 and one end of the seat cushion 2 are wound around the first retractor 4 so as to be able to enter and exit, and after the shoulder anchor plate 5 attached to the body 3 is inserted in the middle portion, the chest of the occupant is restrained. A shoulder belt portion 8 inserted through an insertion hole 22 of a tongue 7 detachably attached to a buckle 6 fixed to the seat cushion 2 with a bolt 21 inside the vehicle on the other side in the direction (left hand as viewed from the occupant); Extending from the tongue 7 insertion side end portion of the shoulder belt portion 8, restrains the occupant's waist, and the width of the seat cushion 2 is the same. The first lap belt portion 10 that is locked to the fixing portion 13 that is attached to the body 3 at the vehicle side portion that is the side, and the vehicle side portion that is one side in the width direction of the seat cushion 2 of the occupant is attached to the body 3. The second retractor 14 and one end of the second retractor 14 are wound around the second retractor 14 so as to be able to enter and exit, and the middle portion of the second retractor 14 is inserted through the insertion hole of the guide member 15 attached to the seat cushion 2 to restrain the occupant's waist. And a second lap belt portion 11 that is engaged with a tongue 7 that is detachably attached to a buckle 6 that is fixed to the seat cushion 2 with a bolt 21 inside the vehicle on the other side in the width direction of the seat cushion 2. In this example, the first lap belt portion 10 and the second lap belt portion 11 can be superposed so that they can move relative to each other when restrained by an occupant (see the up and down arrows in FIG. 3). .
[0019]
According to this, at the time of a vehicle collision, the shoulder belt portion 8 can obtain an appropriate restraint force commensurate with the occupant's strength by the slight pulling amount of the first retractor 4, while the first lap belt portion 10 and the second lap belt portion. The pulling resistance is increased by the mutual frictional force of 11, the restraining force of the waist is improved, and the passenger sitting on the seat cushion 2 can be restrained appropriately. In other words, it is possible to prevent the occupant's lower limbs from interfering with the vehicle front part by suppressing the movement of the occupant toward the vehicle front side while suppressing the impact on the occupant chest.
[0020]
Needless to say, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. For example, the (first) retractor 4, the second retractor 14, the locking portion 9, and the fixing portion 13 may be provided on the seat itself (in the case of a rear seat, for example), or the buckle 6 may be provided on the body side. good. Further, the tongue 7 into which the shoulder belt portion 8 is inserted and the tongue 7 to which the second lap belt portion 11 is locked are integrated in the illustrated example, but may be separate. Further, in the first embodiment, the retractor 4 and the locking portion 9 are provided on the occupant right hand side, and the buckle 7 is provided on the occupant left hand side, but the retractor 4 and the locking portion 9 are provided on the occupant left hand side. In addition, the buckle 7 may be provided on the occupant right hand side. In the second embodiment, the retractors 4 and 14 and the fixing portion 13 are provided on the occupant right hand side, and the buckle 6 is provided on the occupant left hand side, but the retractors 4 and 14 and the fixing portion 13 are provided on the occupant left hand side. The buckle 6 may be provided on the right-hand side of the passenger.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the retractor provided on one side in the seat width direction of the occupant seated on the seat, the one end being wound up so as to be able to enter and exit the retractor, and the chest of the occupant A shoulder belt that is inserted into a tongue insertion hole that is detachably attached to a buckle provided on the other side in the seat width direction and extends from the tongue insertion side terminal portion of the shoulder belt, and is a waist portion of an occupant The first lap belt inserted through the insertion hole of the locking portion provided on one side in the seat width direction, and extending from the locking portion insertion side terminal portion of the first lap belt. A second lap belt that is locked to a tongue that is detachably attached to a buckle provided on the other side in the seat width direction while restraining the waist, and the first lap belt and the second lap belt are phase Since the movable polymerization, to improve the restraining force of the waist with a simple configuration, the occupant seated on the seat can be properly restrained.
[0022]
According to the invention of claim 2, the first retractor provided on one side in the seat width direction of the occupant seated on the seat, and one end of the occupant are wound so as to be able to enter and exit the first retractor, and the chest of the occupant A shoulder belt that is inserted into a tongue insertion hole that is detachable from a buckle provided on the other side in the seat width direction, and extends from the tongue insertion side terminal portion of the shoulder belt. A first lap belt that restrains the waist and is locked on one side in the seat width direction, a second retractor provided on one side in the seat width direction of the occupant, and one end wound around the second retractor. A second lap belt that is secured to a tongue that is detachably attached to a buckle provided on the other side in the seat width direction while restraining a waist portion of the occupant. The Since the second lap belt is relatively movable polymerization, to improve the restraining force of the waist with a simple configuration, the occupant seated on the seat can be properly restrained.
[0023]
According to the invention of claim 3, since the overlapping portion of the first lap belt and the second lap belt is provided with frictional force increasing means for increasing the overlapping frictional force of the lap belt portion. The binding force can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an occupant restraint device (seat belt device) for a vehicle such as an automobile according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of the main part of the same.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of an occupant restraint device (seat belt device) for a vehicle such as an automobile according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged view of the main part of the same.
FIG. 5 is a perspective view of a frictional force increasing means.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Seat belt apparatus 2 Seat cushion 3 Body 4 (1st) Retractor 5 Shoulder anchor plate 6 Buckle 7 Tongue 8 Shoulder belt part 9 Locking part 10 First lap belt part 11 Second lap belt part 12 Sewing part 13 Fixing part 14 Second retractor 15 Guide member 20 Holding member

Claims

シートに着座する乗員の該シート幅方向一方側に設けられたリトラクタと、
一端が前記リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の胸部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングの挿通孔に挿通されるショルダベルトと、
前記ショルダベルトの前記タング挿通側端末部から延在し、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向一方側に設けられた係止部の挿通孔に挿通される第１ラップベルトと、
前記第１ラップベルトの前記係止部挿通側端末部から延在し乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングに係止される第２ラップベルトとを有し、
前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとは相対移動可能に重合されることを特徴とする乗員拘束装置。A retractor provided on one side of the seat width direction of an occupant seated on the seat;
A shoulder belt that is wound so as to be able to enter and leave the retractor, and that is inserted into a tongue insertion hole that is detachable from a buckle provided on the other side in the seat width direction by restraining the chest of the occupant,
A first lap belt extending from the tongue insertion side terminal portion of the shoulder belt, constraining the occupant's waist, and being inserted into an insertion hole of a locking portion provided on one side in the seat width direction;
The second lap belt extends from the locking portion insertion side terminal portion, and restrains the occupant's waist, and is locked to a tongue that is detachably attached to a buckle provided on the other side in the seat width direction. With a lap belt,
The occupant restraint device, wherein the first lap belt and the second lap belt are superposed so as to be relatively movable.

シートに着座する乗員の該シート幅方向一方側に設けられた第１リトラクタと、
一端が前記第１リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の胸部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングの挿通孔に挿通されるショルダベルトと、
前記ショルダベルトの前記タング挿通側端末部から延在し、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向一方側で係止される第１ラップベルトと、
前記乗員のシート幅方向一方側に設けられた第２リトラクタと、
一端が前記第２リトラクタに出入可能に巻き取られると共に、乗員の腰部を拘束して前記シート幅方向他方側に設けられたバックルに着脱自在とされたタングに係止される第２ラップベルトとを有し、
前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとは相対移動可能に重合されることを特徴とする乗員拘束装置。A first retractor provided on one side of the seat width direction of an occupant seated on the seat;
A shoulder belt that is wound around the first retractor so as to be able to enter and exit, and that is inserted into a tongue insertion hole that is detachable from a buckle provided on the other side in the seat width direction while restraining the chest of the occupant; ,
A first lap belt extending from the tongue insertion side terminal portion of the shoulder belt, restraining the occupant's waist and being locked on one side in the seat width direction;
A second retractor provided on one side in the seat width direction of the occupant;
A second lap belt that has one end wound around the second retractor so as to be able to enter and exit, and that is restrained by a tongue that restrains the waist of the occupant and is detachable from a buckle provided on the other side in the seat width direction; Have
The occupant restraint device, wherein the first lap belt and the second lap belt are superposed so as to be relatively movable.

前記第１ラップベルトと前記第２ラップベルトとの重合部には、互いの重合摩擦力を増大する摩擦力増大手段が備えられることを特徴とする請求項１又は２記載の乗員拘束装置。3. The occupant restraint device according to claim 1, wherein a frictional force increasing means for increasing a mutual frictional force is provided in a overlapping portion between the first lap belt and the second lap belt.