JP3838074B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種音響機器に使用されるスピーカに関するものであり、特に高域再生用の動電形のスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年音響機器のデジタル化に伴う20kHz以上の信号を含む可聴帯域外ソースの登場により、スピーカにおいても20kHz以上の高域を十分に再生できることが求められている。
【0003】
従来の技術を図5および図6のリーフスピーカにより説明する。図5は従来のリーフスピーカの分解斜視図であり、図6は同要部である振動板の上面図である。
【0004】
同図によると、9はリーフ振動板であり、10はリーフ振動板9のコイル部9aを露出した状態で装着するための矩形状の孔部10aを設けた枠体である。前記リーフ振動板9は絶縁フィルム上にパターンコイルからなるコイル部9aを形成するとともに、このコイル部9aの端部9bにリード線13を接続して構成されている。
【0005】
11は磁気回路であり、金属板を折り曲げて通常形成されるヨーク11bと、その中央の底面上部に装着された直方形状のマグネット11aとで構成されるとともに、このマグネット11aとその両側のヨーク11bの側面上部11cとで夫々磁気空隙11dが形成されている。
【0006】
枠体10は装着されたリーフ振動板9のコイル部9aが前記磁気空隙11dの位置に合うように前記磁気回路11に装着されている。
【0007】
以上の構成によって磁気回路11の磁気空隙11dに発生する強磁界に曝されたコイル部9aがリード線13より入力される電気信号に応じて振動し、リーフ振動板9より音が放射される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来のスピーカでは、磁気空隙11dの磁束方向が2つの磁気空隙11d間で逆転しているため、コイル部9aを反転させていた。この反転部分の一方はリード線13との接続配線部分として使用するものの、対向側も含め磁界に曝されない部分となっており、コイルとしての使用効率を低下させる要因となっていた。従って、大きな駆動力を得る場合は磁気回路の大型化を伴うことから小型軽量化が困難なものとなっていた。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するもので、パターンコイルの有効利用を図り、マグネットの磁気空隙の漏れ磁束を有効に使い小型、軽量、高能率なスピーカの提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のものは、周縁にプレート枠を設けセンターポールを形成した内底面を有するヨーク、この内底面上の前記センターポールの周りに装着されたマグネット、およびこのマグネット上に装着されたプレートとからなる磁気回路と、この磁気回路上に設けられた絶縁フィルム上にパターンコイルを設けた振動板とからなるスピーカであって、前記マグネットの外周と前記ヨークのプレート枠間で外周側磁気空隙を形成し、前記マグネットの内周と前記センターポール間で内周側磁気空隙を形成し、これら外周側磁気空隙と内周側磁気空隙上の前記パターンコイルの巻き方向を逆方向としたものであり、外周側磁気空隙上のパターンコイルと内周側磁気空隙上のパターンコイルの巻き方向を逆にすることで内外周の磁気空隙の方向が逆転していることに対応し、発音が打ち消されることなく音圧が確保されるとともに、パターンコイルも有効に利用できるものである。
【0011】
本発明の請求項2に記載のものは、請求項1記載の内周側磁気空隙上と外周側磁気空隙上の夫々のパターンコイルの巻き方向を逆方向とするとともにこのパターンコイルを連続した1つのパターンコイルで形成したものであり、パターンコイルの有効利用がリード線との配線も内外周の各一ヶ所で行え、従来の配線作業工数と変わらぬものとすることができるものである。
【0012】
本発明の請求項3に記載のものは、請求項1または請求項2に記載の振動板に放射状のしわを設けたものであり、振動板の剛性の向上、歪みの低減が図れるものである。
【0013】
本発明の請求項4に記載のものは、請求項3に記載の放射状のしわが略等角度で設けられたものであり、剛性の均等化によって振動板の振動姿勢が安定し、スピーカ特性の安定したものが得られるものである。
【0014】
本発明の請求項5に記載のものは、請求項1または請求項2記載のパターンコイルの内周側の端部への接続のためのリード線を磁気回路部の底部からセンターポールの貫通孔を介して配線することにしたものであり、リード線の配線を内周側はセンターポールの貫通孔を利用して行って、振動板スペースの有効利用が図れるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のスピーカの一実施の形態について、図1〜図4により説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態のスピーカの分解斜視図であり、図2は同要部である磁気回路と振動板の関係を示す断面図であり、図3は同要部である振動板の上面図である。
【0017】
同図によると、1は上部に枠体7を装着した振動板である。2はプレート、3は中空磁石である。4はヨークであり、内底面にセンターポール4aが突設され周縁部に前記センターポール4aと同一方向に突出されたプレート枠4bを環状に有している。
【0018】
これら振動板1とプレート2と中空磁石3とヨーク4で磁気回路Aを形成している。
【0019】
また、ヨーク4の内底面上に固定された中空磁石3とこの上のプレート2と前記センターポール4a間で内側磁気空隙4cが形成され、中空磁石3とこの上のプレート2とプレート枠4bとの間に外側磁気空隙4dが形成されている。
【0020】
振動板1は絶縁フィルム5面上にパターンコイル6が形成され、前記内側磁気空隙4cと対応する内側パターンコイル6aと前記外側磁気空隙4dに対応する外側パターンコイル6bから構成されるとともに、このパターンコイル6は連続且つ巻き方向が逆に設けられている。前記ヨーク4と中空磁石3およびプレート2で形成される外側・内側磁気空隙4c,4d上に外側・内側パターンコイル6a,6bが夫々配置されるよう組み込み、パターンコイル6の両端部に信号入力することにより絶縁フィルム5が振幅して音が再生される。
【0021】
なお、両磁気空隙4c,4dは1個の中空磁石3にて形成しているため、内側磁気空隙4cと外側磁気空隙4dで磁界の向きが逆転してしまい、パターンコイル6が同一方向に巻かれている場合は音を打ち消し合い音圧を確保できない状態になるために、パターンコイル6は内側磁気空隙4c上と外側磁気空隙4d上とでパターンコイル6の巻き方向を逆転させて内側パターンコイル6aと外側パターンコイル6bを設けているのである。
【0022】
なお、内側パターンコイル6aと外側パターンコイル6bを一つのパターンコイル6として形成したので、リード線13との接続は内外周各一ヶ所で行え、接続個所のスペース削減と作業の簡素化を行えるものである。また、絶縁フィルム5上のパターンコイル6は導電印刷、エッチング、蒸着、スパッタリング、コイル状銅箔の貼付け等の既知の手段から適宜選択されるものである。
【0023】
また、前記センターポール4aを貫通孔を有するものとしたことにより、内側パターンコイル6aの端部とリード線13との接続をこの貫通孔を介して行えるので、振動板1上を配線することがなく、振動板1のスペースの有効利用が図れるものである。
【0024】
(実施の形態2)
本発明のスピーカの他の実施の形態を図4の振動板の外形を示す上面図により説明する。
【0025】
同図によると、8は振動板であり、実施の形態1の振動板1との相違点は放射状のしわ8aを設けた点である(パターンコイルの構成は図から省略している。)。このしわ8aは放射状に設けることで振動板8の剛性の向上、歪みの抑制を図るとともに、このしわ8aを放射状に略等角度で設けることで振動板全体の剛性を均等化し、振動姿態が安定し特性改善が行えるものである。
【0026】
なお、上記各実施の形態ではスピーカ各部を円形形状として説明したが、矩形形状でも同様の効果を得ることができるものである。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスピーカは、音圧向上を図った小型・軽量・高能率のスピーカの提供を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカの一実施の形態の分解斜視図
【図2】同要部である振動板と磁気回路の関係を説明する側断面図
【図3】同要部である振動板の上面図
【図4】同他の実施の形態のスピーカの要部である振動板の上面図
【図5】従来のスピーカの分解斜視図
【図6】同要部である振動板の上面図
【符号の説明】
1,8 振動板
2 プレート
3 中空磁石
4 ヨーク
4a センターポール
4b プレート枠
4c 内側磁気空隙
4d 外側磁気空隙
5 絶縁フィルム
6 パターンコイル
6a 内側パターンコイル
6b 外側パターンコイル
8a しわ

Claims (5)

  1. 周縁にプレート枠を設けセンターポールを形成した内底面を有するヨーク、この内底面上の前記センターポールの周りに装着されたマグネット、およびこのマグネット上に装着されたプレートとからなる磁気回路と、この磁気回路上に設けられた絶縁フィルム上にパターンコイルを設けた振動板とからなるスピーカであって、前記マグネットの外周と前記ヨークのプレート枠間で外周側磁気空隙を形成し、前記マグネットの内周と前記センターポール間で内周側磁気空隙を形成し、これら外周側磁気空隙と内周側磁気空隙上の前記パターンコイルの巻き方向を逆方向としたスピーカ。
  2. 巻き方向を逆方向とした夫々のパターンコイルが連続した1つのコイルパターンである請求項1に記載のスピーカ。
  3. 振動板に放射状のしわを設けた請求項1または請求項2に記載のスピーカ。
  4. 放射状のしわが略等角度で設けられた請求項3に記載のスピーカ。
  5. センターポールに貫通孔を設け、パターンコイルの内周側の端部への接続のためのリード線が磁気回路部の底部からセンターポールの貫通孔を介して配線した請求項1または請求項2に記載のスピーカ。
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