JP3837653B2

JP3837653B2 - Building disaster prevention system

Info

Publication number: JP3837653B2
Application number: JP2000374999A
Authority: JP
Inventors: 巧金子
Original assignee: Shimizu Corp
Current assignee: Shimizu Corp
Priority date: 2000-12-08
Filing date: 2000-12-08
Publication date: 2006-10-25
Anticipated expiration: 2020-12-08
Also published as: JP2002172182A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は比較的大規模な建物に適用する建築防災システム、特に火災時の初期消火と延焼防止を図り得る有効な防災システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
周知のように、建物には消防法の規定により規模や用途によって種々の消火設備の設置が義務づけられ、大規模なオフィスビルや商業施設、医療福祉施設、教育施設等においてはスプリンクラー設備の設置が必要である。また、建築基準法の規定による様々な防火設備も義務づけられ、延べ面積が１５００ｍ²を越える建物では火災時の延焼防止のために床面積の合計１５００ｍ²以内ごとに区画する必要もある。
【０００３】
一般に、上記の延焼防止のための防火区画は防火壁により形成されるが、プラニングの都合により固定的な防火壁を設けられない場合には、火災時に自動閉鎖される防火シャッタや防火スクリーンによって区画を形成することが通常である。また、最近においては図３に示すようなドレンチャー設備によるウォーターカーテン（水幕）で防火区画を形成することも提案されている（特開平７−１５５３９８号公報）。
【０００４】
これは、防火区画を形成するべき位置の天井面にドレンチャーヘッド１を設置しておき、火災時にはそこから散水することでウォーターカーテン２を形成することにより、そのウォーターカーテン２によって防火シャッタや防火スクリーンと同様の遮炎性能を確保してこれにより防火区画を形成するというものである。
【０００５】
そのようなドレンチャー設備によるウォーターカーテンで防火区画を形成することとすれば、防火シャッタや防火スクリーンによる場合に比較して、シャッタやスクリーンを巻き取るためのボックスが不要となるので天井裏空間を節約できる、防火シャッタや防火スクリーンによる場合よりも速やかに防火区画を形成できる、障害物による閉鎖障害が生じ得ない、避難や消防隊による消火・救助活動に対して障害になることもない、といった利点がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図３に示したシステムでは、防火区画を形成するためのドレンチャー設備と、消火設備としてのスプリンクラー設備の給水系を兼用し、かつスプリンクラー設備が作動した際には自動的にドレンチャー設備を直ちに作動させて防火区画を形成するようにしている。すなわち、図３に示すシステムでは、通常の湿式のスプリンクラー設備と同様に、火災発生によりスプリンクラーヘッド３のいずれかが作動すると、アラーム弁４から作動信号が制御盤５に出力され、制御盤５はポンプ６を起動して主給水管７および分岐給水管８を通してスプリンクラーヘッド３へ消火水を圧送して所定時間の散水を行うが、それと同時に、制御盤５は電磁弁９を開くことで一斉開放弁１０を開放し、ポンプ６からの消火水の一部を主給水管７からドレンチャー用給水管１１を通してドレンチャーヘッド１へ送水し、これによりウォーターカーテン２を形成するのである。
【０００７】
上記構成のシステムでは、火災発生時にはスプリンクラ設備とドレンチャー設備とがほぼ同時に作動することにより、スプリンクラー設備によって初期消火がなされると同時にドレンチャー設備によって延焼防止が図られ、防災上は極めて有効であると考えられるが、その反面、いずれかのスプリンクラーヘッド３が誤作動した場合や、あるいはごく軽微な火災によりスプリンクラーヘッド３が作動したものの瞬時に消火されたような場合であっても、直ちにドレンチャー設備が作動してウォーターカーテン２を形成するために多量の散水がなされてしまい、それにより室内を水浸しにして無駄な水損事故が生じてしまうことが不可避である。つまり、上記のシステムは誤作動に対する信頼性の点ではやや難があり、かつごく軽微な火災に対しては過剰設備であるともいえる。
【０００８】
上記事情に鑑み、本発明は、防災上の安全性を十分に確保しつつより信頼性に優れる有効な建築防災システムを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、スプリンクラー設備を備える建物に適用され、当該建物の各階を所定床面積ごとに区画する延焼防止用の防火設備として遮炎性能を有するウォーターカーテンを防火区画として形成するドレンチャー設備を採用し、該ドレンチャー設備をその直近に位置するスプリンクラーヘッドの作動に連動せしめて作動させる構成の防災システムであって、前記ドレンチャー設備を挟んで該ドレンチャー設備の両側の直近位置にそれぞれ前記ドレンチャー設備に沿って列をなすようにスプリンクラーヘッドを配置し、それらスプリンクラーヘッドのみを接続した分岐給水管に流水検知手段を設け、該流水検知手段が該分岐給水管における流水を検知した際に前記ドレンチャー設備を直ちに作動させる構成としたものである。
【００１１】
請求項２の発明は、前記ドレンチャー設備と前記スプリンクラー設備の給水系を兼用するものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
図１および図２は本発明の防災システムの実施形態を示すもので、図１は概略構成図、図２は動作を示す図である。本実施形態の防災システムは、図３に示した従来のシステムと同様に火災発生時にはドレンチャー設備によるウォーターカーテン２０（図２（ｃ），（ｄ）参照）を形成するものであるが、そのウォーターカーテン２０を建築基準法で規定されている「特定防火設備」の性能を有する防火区画として機能せしめるものであり、かつ、図示は省略しているがそのドレンチャー設備とスプリンクラー設備の給水系を兼用するようにしたものである。
【００１３】
図１における符号２１は建物内の居室の天井面に多数設置されたスプリンクラーヘッド、２２は廊下の天井に配管された主給水管、２３はスプリンクラーヘッド２１用の分岐給水管であり、これらは図示しないポンプ（スプリンクラーポンプおよびドレンチャーポンプを兼ねる）や水槽、関連諸機器とともに通常の湿式のスプリンクラー設備を構成しているものである。
【００１４】
上記のスプリンクラーヘッド２１のうち、防火区画の両側においてその直近に位置するもの（図示例のものでは防火区画に沿って１列をなすように配置されている４つのスプリンクラーヘッド２１ａ）は他のものとは独立した分岐給水管２３ａに接続されており、その分岐給水管２３ａと主給水管２２との分岐点には流水検知手段２４が介装されている。流水検知手段２４はそこでの流水の有無を検知することでドレンチャー設備を作動させるものであって、実質的にアラーム弁と同様に機能するものである。
【００１５】
符号２５は、防火区画の形成位置に設置されたドレンチャーヘッド、２６はそれらドレンチャーヘッド２５用の分岐給水管である。この分岐給水管２６も上記の主給水管２２から分岐されており、その分岐点には開放弁２７が設けられている。その開放弁２７としては電磁弁あるいは電動弁が用いられ、これは常時閉とされているが上記の流水検知手段２４が流水を検知した場合には自動的に開かれてドレンチャーヘッド２５からの散水を開始するようになっている。
【００１６】
上記構成の防災システムの動作を図２を参照して説明する。（ａ）に示すように居室内において火災が発生した場合、その直上位置にあるスプリンクラーヘッド２１が作動して初期消火が行われる。この際、開放弁２７は閉じられたままであってドレンチャーヘッド２５が作動することはないが、この段階では防火区画を形成する必要もないので支障はない。
【００１７】
過去のデータによれば１個のスプリンクラーヘッド２１が作動することのみで殆どの場合（８０％程度）はそのまま鎮火してしまうが、鎮火せずに火災が拡大した場合には（ｂ）に示すように隣接しているスプリンクラーヘッド２１が順次作動していく。仮に３個のスプリンクラーヘッド２１が作動したとすると鎮火率は９８％程度にも達するが、さらに火災が拡大して（ｃ）に示すように防火区画の直近のスプリンクラーヘッド２１ａが作動したとすると、そのことが流水検知手段２４により検知され、流水検知手段２４はその検知信号を制御装置（図示せず）に出力し、制御装置は開放弁２７に操作信号を出力してこれを開放する。これによりドレンチャーヘッド２５からの散水が開始されて（ｃ），（ｄ）に示すように直ちにウォーターカーテン２０が形成され、これにより防火区画が形成されてそれより先への延焼が確実に防止される。ウォーターカーテン２０による防火区画の内側では火災拡大に伴って他のスプリンクラーヘッド２１、２１ａが作動していくが、６個以内の作動でほぼ１００％の鎮火率が得られる。勿論、ドレンチャーヘッド２５からの散水も消火に大きく寄与することになる。
【００１８】
以上のように、本防災システムでは、スプリンクラー設備による初期消火で鎮火が見込める場合、つまり防火区画を形成するまでもない段階においては防火区画が形成されることはなく、火災が拡大して防火区画の形成が必要となった段階ではじめてドレンチャー設備が作動してウォーターカーテン２０による防火区画を形成して延焼を有効に防止するものである。
【００１９】
したがって、本防災システムでは、図３に示した従来のシステムのようにごく軽微な火災においてもドレンチャー設備が作動してしまうことによる無駄な水損事故を回避できるし、スプリンクラーヘッド２１の誤作動によるドレンチャー設備の誤作動も大幅に低減させることができる。勿論、軽微な火災とはいえそれが防火区画の近傍で発生した場合には、防火区画の直近のスプリンクラーヘッド２１ａの作動とともにドレンチャーヘッド２５も直ちに作動して防火区画を形成するから、他の区画への延焼を確実に防止することができる。
【００２０】
特に、本防災システムでは、ドレンチャー設備を挟んで該ドレンチャー設備の両側の直近位置にそれぞれドレンチャー設備に沿って列をなすようにスプリンクラーヘッド２１ａを配置して、それらスプリンクラーヘッド２１ａのみを接続した分岐給水管２３ａに流水検知手段２４を設置し、該流水検知手段２４が該分岐給水管２３ａにおける流水を検知した際にドレンチャー設備を直ちに作動させる構成としたので、ドレンチャー設備を簡便な構成でかつ適切なタイミングで確実に作動させることができ、十分な信頼性を確保できるものである。ただし、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、防火区画の両側においてその直近のスプリンクラーヘッド２１ａの作動を検知してそれに基づきドレンチャー設備を直ちに作動させるように構成する限りにおいて適宜の設計的変更が可能であり、その限りにおいてスプリンクラーヘッド２１，２１ａやドレンチャーヘッド２５の配置、主給水管２２および分岐給水管２３，２３ａ、２６の配管経路等は、建物の規模や形態に応じて適宜設計すれば良い。
【００２１】
また、本防災システムでは、スプリンクラー設備とドレンチャー設備の給水系を兼用し、実際上はスプリンクラー設備の主給水管２２に開放弁２７を介して分岐給水管２６を分岐接続してそれにドレンチャーヘッド２５を取り付けただけの構成であるので、スプリンクラー設備とドレンチャー設備を独立に設置する場合に比較すれば大幅なコスト削減を図ることができるし、スプリンクラー設備のみを備えている既設建物に対して軽微な改修工事を施すのみで本防災システムに改修することが可能である。ただし、本発明は必要であればスプリンクラー設備とドレンチャー設備を独立に設置することも妨げるものではなく、その場合は、防火区画の直近のスプリンクラーヘッド２１ａの作動信号を検知してそれをドレンチャー設備を作動させるための操作信号として送出するように構成すれば良い。
【００２２】
【発明の効果】
請求項１の発明は、防火区画を形成するためのドレンチャー設備を、その直近に位置するスプリンクラーヘッドの作動に連動せしめて作動させる構成としたので、スプリンクラー設備による初期消火で鎮火が見込めて防火区画を形成するまでもない段階においては防火区画が形成されることはなく、火災が拡大して防火区画の形成が必要となった段階で、あるいは防火区画の近傍で火災が発生した場合には、ドレンチャー設備が自動的に作動して防火区画を形成するので、確実な延焼防止効果が得られて防災上の安全性を支障なく確保できることはいうに及ばず、従来のこの種のシステムのようにごく軽微な火災においてもドレンチャー設備が作動してしまうことによる無駄な水損事故を回避できるし、スプリンクラーヘッドの誤作動によるドレンチャー設備の誤作動も大幅に低減させることができ、したがって従来のシステムに比較して消火・防火設備としての信頼性を高めることができるとともに、過剰設備となることもなく、極めて有効である。
【００２３】
特に、ドレンチャー設備を挟んで該ドレンチャー設備の両側の直近位置にそれぞれ前記ドレンチャー設備に沿って列をなすようにスプリンクラーヘッドを配置し、それらスプリンクラーヘッドのみを接続した分岐給水管に流水検知手段を設け、その流水検知手段によりスプリンクラーヘッドの作動を検知してドレンチャー設備を直ちに作動させる構成としたので、スプリンクラーヘッドの作動検知とドレンチャー設備の作動開始を簡便な構成で確実に行うことができ、十分な信頼性を確保することができる。
【００２４】
請求項２の発明は、ドレンチャー設備とスプリンクラー設備の給水系を兼用するので、それらを独立に設置する場合に比較すれば大幅なコスト削減を図ることができ、スプリンクラー設備のみを備えている既設建物に対して軽微な改修工事を施すのみで本発明の防災システムに改修することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態である防災システムの概略構成を示す平面図である。
【図２】同、動作を説明するための図である。
【図３】従来の同種の防災システムを示す図である。
【符号の説明】
２０ウォーターカーテン
２１，２１ａスプリンクラーヘッド
２２主給水管
２３，２３ａ分岐給水管
２４流水検知手段
２５ドレンチャーヘッド
２６分岐給水管
２７開放弁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an architectural disaster prevention system applied to a relatively large-scale building, and more particularly to an effective disaster prevention system capable of achieving initial fire extinguishing and fire spread prevention in the event of a fire.
[0002]
[Prior art]
As is well known, various fire extinguishing equipment must be installed in buildings according to the size and use of the fire law, and sprinkler equipment must be installed in large office buildings, commercial facilities, medical welfare facilities, educational facilities, etc. is necessary. In addition, various fire prevention facilities are required by the Building Standards Law, and in buildings where the total area exceeds 1500 m ² , it is necessary to divide the floor area within a total of 1500 m ² to prevent the spread of fire in the event of a fire.
[0003]
In general, the fire prevention compartment for preventing the spread of fire is formed by a fire wall. However, if a fixed fire prevention wall cannot be provided due to planning reasons, the fire prevention compartment is formed by a fire shutter or fire screen that is automatically closed in the event of a fire. It is usual to form. Recently, it has also been proposed to form a fire prevention section with a water curtain (water curtain) by a drainage facility as shown in FIG. 3 (Japanese Patent Laid-Open No. 7-155398).
[0004]
This is because the drain head 1 is installed on the ceiling surface at the position where the fire protection section is to be formed, and the water curtain 2 is formed by spraying water from there in the event of a fire. The same flame barrier performance as that of the screen is ensured, thereby forming a fire prevention section.
[0005]
If the fire protection section is formed by a water curtain with such a drainer facility, a box for winding the shutter and the screen is not necessary as compared with the case of using a fire shutter and a fire screen. Can save money, can form fire-breaking sections more quickly than with fire shutters and screens, can't cause obstructions due to obstacles, and doesn't interfere with firefighting and rescue activities by evacuation or fire brigade There are advantages.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the system shown in FIG. 3, the drainage equipment for forming the fire prevention section is also used as the water supply system of the sprinkler equipment as the fire extinguishing equipment. Is immediately activated to form a fire protection compartment. That is, in the system shown in FIG. 3, when any of the sprinkler heads 3 is activated due to the occurrence of a fire, the operation signal is output from the alarm valve 4 to the control panel 5 in the same manner as the normal wet sprinkler equipment. The pump 6 is started and fire extinguishing water is pumped to the sprinkler head 3 through the main water supply pipe 7 and the branch water supply pipe 8 to spray water for a predetermined time. At the same time, the control panel 5 is opened simultaneously by opening the solenoid valve 9. The valve 10 is opened and a part of the fire extinguishing water from the pump 6 is sent from the main water supply pipe 7 to the drainage head 1 through the drainage water supply pipe 11, thereby forming the water curtain 2.
[0007]
In the system with the above configuration, when a fire occurs, the sprinkler equipment and the drainage equipment operate almost simultaneously, so that the sprinkler equipment can be used for initial fire extinguishing and at the same time to prevent the spread of fire, which is extremely effective for disaster prevention. On the other hand, even if one of the sprinkler heads 3 malfunctions, or even if the sprinkler head 3 is activated due to a very slight fire but immediately extinguishes, It is inevitable that a large amount of water will be sprinkled in order to form the water curtain 2 by operating the char equipment, thereby causing a wasteful water loss accident by flooding the room. In other words, the above-mentioned system is somewhat difficult in terms of reliability against malfunction, and it can be said that it is an excessive facility for a very slight fire.
[0008]
In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide an effective building disaster prevention system that is more reliable while ensuring sufficient safety for disaster prevention.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 is applied to a building having a sprinkler facility, and forms a water curtain having a flame barrier performance as a fire prevention section as a fire prevention equipment for preventing fire spread by dividing each floor of the building into predetermined floor areas. A disaster prevention system configured to operate and operate in conjunction with the operation of a sprinkler head located in the immediate vicinity of the drainage equipment , and the drainage equipment is positioned at the nearest positions on both sides of the drainage equipment. Sprinkler heads are arranged so as to form a line along the drainage equipment, respectively, and a water flow detection means is provided in the branch water supply pipe connected only to the sprinkler heads, and the water flow detection means detects the water flow in the branch water supply pipe. In this case, the drainage equipment is immediately operated.
[0011]
The invention of claim 2 serves as a water supply system for the drainer facility and the sprinkler facility.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 show an embodiment of the disaster prevention system of the present invention. FIG. 1 is a schematic configuration diagram and FIG. 2 is a diagram showing an operation. The disaster prevention system of the present embodiment forms a water curtain 20 (see FIGS. 2 (c) and 2 (d)) by a drainage facility in the event of a fire as in the conventional system shown in FIG. The water curtain 20 is made to function as a fire prevention section having the performance of “specific fire prevention equipment” stipulated in the Building Standard Law, and although not shown, the water supply system of the drainer equipment and the sprinkler equipment is used. It is intended to be used for both purposes.
[0013]
1, reference numeral 21 is a sprinkler head installed in large numbers on the ceiling surface of the room in the building, 22 is a main water pipe piped on the ceiling of the hallway, and 23 is a branch water pipe for the sprinkler head 21, which are shown in the figure. A normal wet sprinkler facility is configured together with a pump (which also serves as a sprinkler pump and a drain pump), a water tank, and related devices.
[0014]
Among the sprinkler heads 21 described above, the ones positioned in the immediate vicinity of both sides of the fire prevention compartment (the four sprinkler heads 21a arranged in a row along the fire prevention compartment in the illustrated example) are the others. Is connected to a branch water supply pipe 23 a that is independent of the water supply pipe 23 a, and a flowing water detection means 24 is interposed at a branch point between the branch water supply pipe 23 a and the main water supply pipe 22. The running water detection means 24 operates the drainage facility by detecting the presence or absence of running water there, and functions substantially like an alarm valve.
[0015]
Reference numeral 25 denotes a drainer head installed at a position where the fire prevention section is formed, and reference numeral 26 denotes a branch water supply pipe for the drainer head 25. The branch water supply pipe 26 is also branched from the main water supply pipe 22, and an opening valve 27 is provided at the branch point. As the opening valve 27, an electromagnetic valve or an electric valve is used, which is normally closed. However, when the flowing water detecting means 24 detects flowing water, the opening valve 27 is automatically opened and is discharged from the drain head 25. Watering is started.
[0016]
The operation of the disaster prevention system having the above configuration will be described with reference to FIG. As shown in (a), when a fire occurs in the living room, the sprinkler head 21 located immediately above it operates to perform an initial fire extinguishing. At this time, the release valve 27 remains closed and the drain head 25 does not operate, but there is no problem because it is not necessary to form a fire-proof section at this stage.
[0017]
According to past data, only one sprinkler head 21 is operated, and in most cases (about 80%), the fire is extinguished as it is, but when the fire spreads without extinguishing, it is shown in (b). Thus, the adjacent sprinkler heads 21 are sequentially operated. If three sprinkler heads 21 are activated, the fire extinguishing rate reaches about 98%, but if the fire spreads further and the nearest sprinkler head 21a of the fire prevention section is activated as shown in (c), This is detected by the flowing water detection means 24, and the flowing water detection means 24 outputs the detection signal to a control device (not shown), and the control device outputs an operation signal to the release valve 27 to open it. As a result, water spraying from the drain head 25 is started, and the water curtain 20 is immediately formed as shown in (c) and (d), thereby forming a fire prevention section and reliably preventing the spread of fire ahead. Is done. Although the other sprinkler heads 21 and 21a are operated inside the fire prevention section by the water curtain 20 as the fire spreads, a fire extinguishing rate of almost 100% can be obtained by operating within six. Of course, sprinkling from the drainage head 25 greatly contributes to fire extinguishing.
[0018]
As described above, in this disaster prevention system, when fire extinguishing can be expected by the initial fire extinguishing by the sprinkler equipment, that is, in the stage where it is not necessary to form the fire prevention compartment, the fire prevention compartment is not formed, and the fire expands and the fire prevention compartment The drainage equipment is activated for the first time at the stage when the formation of the water is required to form a fire prevention section by the water curtain 20 to effectively prevent the spread of fire.
[0019]
Therefore, in the present disaster prevention system, it is possible to avoid a wasteful water loss accident caused by the operation of the drainer equipment even in a very slight fire as in the conventional system shown in FIG. 3, and the malfunction of the sprinkler head 21. It is possible to greatly reduce the malfunction of the drainage equipment due to the. Of course, even if it is a minor fire, if it occurs in the vicinity of the fire prevention compartment, the drainer head 25 immediately operates together with the operation of the sprinkler head 21a immediately adjacent to the fire prevention compartment to form a fire prevention compartment. The spread of fire to the compartment can be reliably prevented.
[0020]
In particular, in this disaster prevention system, the sprinkler heads 21a are arranged so as to form a line along the drainage equipment at the nearest positions on both sides of the drainage equipment with the drainage equipment interposed therebetween, and only the sprinkler heads 21a are connected. Since the flowing water detection means 24 is installed in the branched water supply pipe 23a, and the drainage equipment is immediately operated when the flowing water detection means 24 detects the flowing water in the branch water supply pipe 23a , the drainage equipment can be simplified. The structure can be reliably operated at an appropriate timing, and sufficient reliability can be ensured. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment. As long as the operation of the nearest sprinkler head 21a is detected on both sides of the fire prevention section and the drainage equipment is immediately operated based on the detection, the present invention is not limited to the above embodiment. As long as the design can be changed, the arrangement of the sprinkler heads 21 and 21a and the drainer head 25, the piping paths of the main water supply pipe 22 and the branch water supply pipes 23, 23a and 26, and the like depend on the scale and form of the building. And design as appropriate.
[0021]
Moreover, in this disaster prevention system, the water supply system of the sprinkler equipment and the drainage equipment is also used. In practice, the branch water supply pipe 26 is branchedly connected to the main water supply pipe 22 of the sprinkler equipment via the open valve 27, and the drainage head is connected thereto. Because it is a configuration that only has 25 attached, it can achieve a significant cost reduction compared to the case where the sprinkler equipment and the drainage equipment are installed independently, and for an existing building having only the sprinkler equipment. It is possible to renovate this disaster prevention system with only minor renovation work. However, the present invention does not prevent the sprinkler equipment and the drainage equipment from being installed independently if necessary. In that case, the operation signal of the sprinkler head 21a nearest to the fire prevention section is detected and the drainer is used. What is necessary is just to comprise so that it may send out as an operation signal for operating an installation.
[0022]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the drainage equipment for forming the fire prevention section is operated in conjunction with the operation of the sprinkler head located in the immediate vicinity, the fire extinguishing can be expected by the initial fire extinguishing by the sprinkler equipment. In a stage where it is not necessary to form a compartment, a fire prevention compartment is not formed, but when a fire has spread and a fire prevention compartment needs to be formed, or when a fire occurs in the vicinity of the fire prevention compartment Since the drainage equipment automatically operates to form a fire prevention zone, it is possible to obtain a reliable fire prevention effect and ensure safety for disaster prevention without any trouble. As a result, it is possible to avoid a wasteful water loss accident caused by the operation of the drainage equipment even in a very light fire, and a malfunction of the sprinkler head. Rencha equipment malfunction can also be greatly reduced, thus it is possible in comparison with conventional systems increase the reliability of the fire extinguishing and fire prevention equipment, it no to be overcapacity, it is extremely effective.
[0023]
In particular, the sprinkler heads are arranged so as to form a line along the drainage equipment at the nearest positions on both sides of the drainage equipment with the drainage equipment interposed therebetween, and the water flow is detected in the branch water supply pipe connected only to the sprinkler heads. Since the configuration is such that the operation of the sprinkler head is detected by the water flow detection means and the drainage equipment is immediately operated, the detection of the operation of the sprinkler head and the start of the operation of the drainage equipment must be reliably performed with a simple configuration. And sufficient reliability can be ensured.
[0024]
Since the invention of claim 2 also serves as the water supply system of the drainage facility and the sprinkler facility, it can achieve a significant cost reduction as compared with the case where they are installed independently, and is provided with only the sprinkler facility. The building can be repaired to the disaster prevention system of the present invention only by performing minor repair work on the building.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a schematic configuration of a disaster prevention system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining the operation.
FIG. 3 is a diagram showing a conventional disaster prevention system of the same type.
[Explanation of symbols]
20 Water curtain 21, 21a Sprinkler head 22 Main water supply pipes 23, 23a Branch water supply pipe 24 Flowing water detection means 25 Drencher head 26 Branch water supply pipe 27 Release valve

Claims

スプリンクラー設備を備える建物に適用され、当該建物の各階を所定床面積ごとに区画する延焼防止用の防火設備として遮炎性能を有するウォーターカーテンを防火区画として形成するドレンチャー設備を採用し、該ドレンチャー設備をその直近に位置するスプリンクラーヘッドの作動に連動せしめて作動させる構成の防災システムであって、
前記ドレンチャー設備を挟んで該ドレンチャー設備の両側の直近位置にそれぞれ前記ドレンチャー設備に沿って列をなすようにスプリンクラーヘッドを配置し、それらスプリンクラーヘッドのみを接続した分岐給水管に流水検知手段を設け、該流水検知手段が該分岐給水管における流水を検知した際に前記ドレンチャー設備を直ちに作動させる構成としたことを特徴とする建築防災システム。A drainage facility that is applied to a building having a sprinkler facility and that forms a water curtain having a flame-shielding performance as a fire-proof section is used as a fire-prevention equipment for preventing fire spread that divides each floor of the building into predetermined floor areas. The disaster prevention system is configured to operate in conjunction with the operation of the sprinkler head located in the immediate vicinity of the char equipment,
Sprinkler heads are arranged so as to form a line along the drainage equipment at the nearest positions on both sides of the drainage equipment across the drainage equipment, and the water flow detecting means is connected to the branch water supply pipe to which only the sprinkler heads are connected. A construction disaster prevention system characterized in that the drainage equipment is immediately activated when the running water detection means detects running water in the branch water supply pipe.

前記ドレンチャー設備と前記スプリンクラー設備の給水系を兼用することを特徴とする請求項１記載の建築防災システム。 The architectural disaster prevention system according to claim 1, wherein the drainage facility and the water supply system of the sprinkler facility are also used.