JP3837642B2 - 縦型遊技機における開閉連結装置 - Google Patents

縦型遊技機における開閉連結装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、縦型遊技機における開閉連結装置に関し、更に詳しくは、縦向きの設置姿勢で遊技に供される縦型遊技機において、外郭用固定枠ともされる外枠と搭載用開閉枠ともされる前枠とを、開閉および着脱可能に組付け保持する開閉連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール機に代表されるこの種の縦型遊技機では、縦長方形の外枠の開口前面側に、各種の必要な遊技構成部材を搭載して遊技盤を収容セットした前枠が、両枠側縁の上,下部に配設された開閉連結手段を利用して開閉(横開き)および着脱可能に組付けられて1台単位で構成される。そして製造工場内等に保管されたり出荷(運送)される場合には、前述した機体単位で縦向きまたは横向きの姿勢で取扱われ、一方遊技店内の設置枠台(通称「島」)に設置される場合には、前枠側と一旦組外された外枠が所定の縦向き傾斜姿勢で固定保持されたもとで、前枠全体を組み付けセットして遊技に供される。ちなみに機体の組付けについては、工場内の最終組立て工程部で1台分ずつ行なわれるが、遊技機の取扱いや実施過程においては、点検,設置傾き調整等の必要に応じて、外枠と前枠とが組外し(分離)されて再び組付けられることがある。
【0003】
前述した縦型遊技機にあって、機体を構成する外枠と前枠との組付けに係る上下の開閉連結手段については、最も一般化されている形式として軸,孔を含む嵌挿連結タイプが多用されており、図14に示すように、上の支持手段では外枠Aおよび前枠Bの各左上隅角部に固定された受け金具80と支持金具82とが組とされ、また下の支持手段では外枠Aおよび前枠Bの各左下隅部に固定された受け金具85と支持金具87とが組とされている。そして機体の組付けに際しては、外枠Aを起立不動状態に保持したもとで前枠Bを外枠Aの上方に位置合わせして、まず上の支持金具82の軸孔83に受け金具80の支軸81を一旦仮嵌めし、そして下の支持金具87の軸孔88に受け金具85の支軸86を合わせたもとで、前枠B全体を下げ降ろして上下各組の支軸81,86および軸孔83,88を一度に嵌め合わせて、各組の金具80,82、85,87同を連結支持するようになっている。しかしこのような機体の組付け作業を人為的に行なえば、案外煩雑を伴って時間が掛かると共に、前枠全体がかなり重いことから相当な重労働となり、また外枠Aの変動や倒れ等を招いて手間が掛かる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、近年の遊技機に対する機体の人為的な組付けの簡易化を図る技術の一例として、特開平9−47555号公報に開示される「パチンコ機の蝶着装置」が提案されており、従来の「軸・孔嵌挿連結タイプ」と対比して部品点数が多く高価なものになるとしても、機体の簡易組付け効果が優先されて実施されつつある。しかしこの「蝶着装置」では、構成上の一つとして外枠に固定された上部蝶着部において、前縁部下方に折曲形成された略半円筒状の垂下片の右側(公報の図7中右側)に軸係入口が開口されているため、前枠に固定された上部蝶着部における支軸の出入れ方向および垂下片内の軸受補助部材の軸承部に対する支軸の嵌合,離脱方向が一義的に定められてしまう。また構成上の今一つとして、上部蝶着部の下側に取着されて軸係入口の後側に位置するレバー状のロック部材が、外枠の前後の向きに旋回動可能に支持されて、常に閉鎖(ロック)状態に付勢されてはいるが、ロック部材自体をロック解除位置に係止保持することができない。
【0005】
このため前述した「蝶着装置」による機体の組付けにおいては、外枠を起立不動姿勢に保持して両枠の下部蝶着部の軸,孔同を嵌挿連結したもとで、上部蝶着部における支軸を軸係入口の開口面側(公報の図7中の右側)に位置合わせして軸承部に係合させるためには、外枠に対して前枠が常に右片寄り位置,姿勢に制約されることになり、この制約のために組付け作業者においては、「右利き、左利き、体格(身長)等」の差により作業上返って面倒になっていることがある。また機体の組外しにおいては、一方の手でロック部材を前方へロック解除操作して、同部材の閉塞壁部が軸受補助部材の軸承部の開口側面を開放したもとで、他方の手で相当な重量物とされた前枠全体を支えながら右方へ片寄り移動させて軸承部と支軸とを離脱させなければならず、かなりの重労働,負担が強いられる。しかも、ロック部材がロック解除に際して前方へ突出する向きに旋回動されるために、外枠に対する前枠の組外し方向(軸承部に対する支軸の離脱方向)と合致されてしまう。このためロック部材を操作保持する手指が、前枠の上隅部と干渉する危険があった。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を解決するために新たに提案されたものであって、機体の組付けにあたっては、外枠に対して前枠を左右の広範囲に亘る任意の方向,姿勢において、両手で前枠側全体を支えながら外枠側の支軸と前枠側の軸孔とを互いに横嵌め連結してロック保持し、機体の組外しにあたっては、先にロック解除保持したもとで両手で前枠側全体を支えながら所要方向へ分離できるようにして、作業者の「右利き、左利き、体格(身長)」等の差に拘らず手早く安全にかつ楽に機体を着脱できるようにした縦型遊技機における開閉連結装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る縦型遊技機における開閉連結装置は、
外郭用固定枠をなす外枠に対して搭載用開閉枠をなす前枠が、支軸および軸孔を公差的寸法で嵌挿連結する下の開閉連結手段と、支軸および軸孔を広角的な横方向から嵌挿連結する上の開閉連結手段とにより着脱および開閉可能に組付けられて、縦向き設置姿勢で遊技に供し得る縦型遊技機において、
前記上の開閉連結手段では、
外枠の左上隅角部に固定されて左端前部に形成された庇状の支片部に支軸を下向きに固定した支持具と、
前枠の左上隅端部に固定されて左端前部に形成された軸受部に側面を開口して前記支軸を横向きに嵌合離脱し得る軸孔を形成した受け具と、
前記受け具の水平片部上に、案内手段により左右へ往復移動可能に支持された移動体を、前記軸孔の開口側面を閉鎖する位置に保持するように付勢手段で常に付勢すると共に、該移動体の指先操作または前記支軸の当接力により付勢手段の付勢弾力に抗して、該軸孔の開口側面を開放する位置に変位し得るロック部材とを備え、
前記ロック部材の移動体、左外側縁に前記支軸に対する斜状の案内面を形成すると共に、前端縁に前記軸孔の開口側面に対する開閉縁を形成し、
前記受け具の水平片部上面左外端と移動体の案内面との間には、前枠の厚み方向に常に開口して支軸を広角的方向に受出しできる軸受出し口を形成する一方、
受け具側とロック部材側との間には、移動体自体をロック解除位置に係脱可能に係止保持し得る係止手段を設け、
前記支持具の支軸を受け具の軸受出し口から受入れて閉鎖位置の移動体の案内面で案内すると共に、同移動体案内手段に沿って開放位置に往動変位させながら軸孔の開口側面から横向きに嵌合連結して、付勢手段の付勢弾力により案内手段に沿って閉鎖位置に向けて復動変位された移動体の開閉縁で軸孔内の支軸を抜け止め保持する一方、
前記係止手段により移動体を指先で往動操作してロック解除位置に保持したもとで、支軸を軸孔の開口側面から相対的に離脱させつつ軸受出し口に引出し得るように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
外枠に対する前枠の組付けに際しては、先ず下の開閉連結手段における外枠側に固定した支軸と前枠側に形成した軸孔とを上下方向に嵌挿連結し、このもとで上の開閉連結手段における外枠側に固定した支軸と前枠側に形成した軸孔とを横方向から嵌合連結する。このとき上の開閉連結手段に関しては、前枠上部を外枠側へ移動させて前記支軸を軸受出し口へ受入れさせると、ロック部材が閉鎖位置から開放位置へ往動変位して開口側面を開放するので該支軸を横方向から軸孔へ嵌合させることができ、嵌合後はロック部材が付勢手段の付勢下に閉鎖位置へ復動変位して支軸がロック拘束状態に保持される。このとき、前記軸受出し口は前枠の厚み方向に常に開口しているので前記支軸を広角範囲から受入れることができ、外枠に対して前枠を左右の広範囲に亘る任意の方向・姿勢において組付け連結することができる。また、外枠に対する前枠の組外しに際しては、先ず上の開閉連結手段における支軸と軸孔との嵌合連結を解除し、次いで下の開閉連結手段における支軸と軸孔との嵌挿連結を解除する。このとき上の開閉連結手段に関しては、ロック部材を係止手段を利用してロック解除位置に保持して開口側面を開放させたもとで、前枠上部の移動下に前記支軸を該開口側面を介して軸受出し口へ引出すことにより、該支軸と軸孔とが横方向へ分離される。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る縦型遊技機における開閉連結装置について、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお本実施例では、縦型遊技機として、遊技店内の設置枠台(島)に所定の縦向き後傾姿勢に固定保持されて遊技に供されるパチンコ機を主に示す。
【0010】
本実施例のパチンコ機においては、全体を図1に略示するように、外郭保持枠をなす外枠Aと、ガラス扉C、上下の球皿D,E、打球発射装置F等を装備し内部に遊技盤Gを収容セットする開閉搭載枠をなす前枠Bとを以って1台毎の機体とされ、双方の枠A,Bが後述する左側上下の開閉連結手段H1,H2により着脱および開閉可能に組付け支持されると共に、右側の施錠手段(図示しない)により閉鎖状態に保持される。このようなパチンコ機にあって外枠Aは、図2(a)に示すように、上下および左右の4本の枠部材1,2,3,4を枠組み連結して縦長方形に構成されて、全ての枠部材に亘る開口前面域に前枠Bを整合し得るようになっている。なお一例として外枠Aは、木材成形された上,左の枠部材1,3を共通用として、樹脂材成形された右,下の枠部材4,2を2通りのサイズのものに置換連結することにより、一般に「関東枠、関西枠」と呼称区分されているタイプのものに変更し得るようになっている。
【0011】
一方前枠Bは、図2(b)に示すように、全体が合成樹脂成形された例において、外枠Aの開口前面域に整合するサイズに成形されて窓枠口6を開口した枠体5の裏側に、遊技盤G用のセット口8を開口して遊技補助盤9を成形した収容枠7が一体成形されて前後二重枠形態とされている。なお、前枠Bは一定の枠サイズとされて、前述した両タイプの外枠Aに共通の開閉連結手段H1,H2で組付け得るようになっている。そして樹脂成形であることにおいて、図3および図4に示すように枠体5の左上隅端部の前面に、後述する上の開閉連結手段H1における受け具27側を覆蓋するための受け台部52が一体成形された例を示す。ちなみに前枠Bは、枠体5で構成されるタイプのものとして、窓枠口6の裏側に別成形された収容枠7を整合固定したものであってもよい。
【0012】
前述した外枠Aと前枠Bとの機体に係る前記開閉連結手段については、下の開閉連結手段H2が軸・孔の上下嵌挿連結タイプであり、上の開閉連結手段H1が軸・孔の側方嵌合ロックタイプであって、双方の開閉連結手段H1,H2の連結支点が同一垂直線上に整合されている。そこで具体的な構成として、まず下の開閉連結手段H2では、図3に示すように、外枠Aの下枠部材2の左上端部前面に一体に突出成形された軸支部10と、前枠Bの枠体5の左下隅角部前面に一体に突出成形された軸受部13とが主体とされて、軸支部10の軸支孔11に垂立固定された支軸12の軸部12aに対して、軸受部13の軸孔14に嵌合された軸受スリーブ15が、上下方向に着脱可能に嵌挿される。なお支軸12は、その軸長中央部に形成したフランジ12bを下枠部材2の上端面に水平整一した状態で固定されて、フランジ12b上面から軸部12aを垂立している。また軸受スリーブ15は、適度に弾性変形可能とされた例えばナイロン系樹脂材で成形されており、支軸12の軸部12aが嵌挿する筒部15a下端に、枠体5の下端面に突出位置してフランジ12b上面と密接する支持座15bが形成されている。
【0013】
このように構成された下の開閉連結手段H2では、軸支部10,軸受部13および支軸12を含む強固な構造を以って、相当な重量物とされる前枠B全体の荷重を集中的に受けても充分耐久し得る連結強度が維持される。そして、軸支部10に対して支軸12が強固に圧嵌されているもとで、軸受部13の軸孔14,軸受スリーブ15,支軸12の軸部12aの互いの嵌め合い公差的な嵌挿条件により、支軸12と軸受スリーブ15との嵌挿連結状態においては、前枠Bが垂立位置の外枠Aを基準に観て、左寄り,手前寄りおよび右寄りの広範囲内での起立姿勢に適宜傾き(10度以上)が許容されている。なお前記軸受スリーブ15の支持座15bは、外枠Aに対する前枠Bの組付け位置の基準座ともされて、両枠A,Bの受け座17および当て座18(図2参照)の上下重合分と同等な厚みに設定されている。但し軸受スリーブ15が省略されるタイプの場合には、軸支部10の支軸12と軸受部13の軸孔14とが適正な公差条件で嵌挿連結し得るように設定され、支軸12の軸部12aに適当な支持座が嵌合される。
【0014】
これに対して前記上の開閉連結手段H1では、軸・孔を左右の広角的な方向,位置から自動的に横嵌め連結してロックし得る形式として、基本的には図3,図4および図7等に示すように、外枠Aの左上隅角部に固定されて水平前部に支軸25を垂下した支持具20と、前枠Bの枠体5の左上隅端部に固定されて前部に鈎状の軸孔31を形成した受け具27と、この受け具27の水平上面に左右へ往復移動可能に支持されて軸孔31の開口側面の閉鎖位置と開放位置とに変位可能とされたロック部材40とを備えている。そして、受け具27の水平上面端とロック部材40の外側端(図4中では左側端)との間に、枠体5の左上端の厚み方向に常に開口する軸受出し口48を形成すると共に、ロック部材40を指先操作してロック解除位置(軸孔31を開放し支軸25を拘束しない位置をいう)に係止保持できるように構成されている。なお支持具20および受け具27は金属材で、またロック部材40は硬質樹脂材で夫々成形されたものを例とし、夫々の所定部位に孔,ねじ孔等が形成されている。ちなみに受け具27とロック部材40とは、互いに組付けられた1つの部材(部品)として取扱われて使用し得る。
【0015】
このような上の開閉連結手段H1の具体的な構成において、支持具20は水平片部21と垂下片部22とを含むL形状に成形されて、外枠Aの上,左枠部材1,3に当ててカシメピンやビス等で固定されており、そして水平片部21の左端前縁から前向き水平に延出形成された半円庇状の支片部23の中心部に支軸25が下向き垂直に固定され、また支片部23左外縁から垂下片部22前縁に亘り案内保護片24が下向きに折曲形成されて、支片部23の強化や前記受け具27の組付け案内およびロック部材40の保護を図るようになっている(図7参照)。これに対する受け具27は、水平片部28および垂下片部29を含むL形状に成形されて、前枠Bの枠体5左端に合わせた位置で上端面と裏面に当てて固定されており、そして水平片部28の左端前縁から鈎形庇状の軸受部30が所要の段差Rを以って前向き水平に屈曲延出して一体に形成されて、同軸受部30の中心部に上下面および側面(後面)を開口した前記軸孔31が形成され、また水平片部28の所定間隔位置に案内手段としての2本の支ピン32,33が垂立固定されている。なお受け具27は、その垂下片部29と前枠Bの枠体5そして枠体5前面に当接される座盤34との間に挿通されたボルト35およびナット36で固定された例を示す。
【0016】
一方ロック部材40は、前述した受け具27の水平片部28上で移動し得るスライドシャッター形式の例において、指先操作し得る帯板状の移動体41が、長手方向に形成された案内手段としての長孔42に前記支ピン32,33を嵌挿した状態で組付けられており、付勢手段としてのばね47により常にはロック拘束(軸孔31の閉鎖)位置側に付勢されたもとで、支軸25との当接力および指先操作力によりロック解除(軸孔31の開放)位置側へ変位し得るようになっている。そして、受け具27の水平片部28の左端と移動体41の左外側縁との間に前記軸受出し口48が常に広く開口されて、支軸25を広角範囲(方向)から受入れ得るようにした条件のもとで(図8参照)、移動体41の左外側縁に支軸25を当接案内し得る円弧状の案内面44が形成され、また前端縁に前記軸孔31の開口側面を開閉し得る開閉縁45が形成されている。なお移動体41の一部に摘み46が形成され、また案内面44と開閉縁45との交差隅部が、軸孔31の開口側面の一方の段差縁、つまり軸受部30の段差縁37に係止し得るようになっている(図8参照)。なおばね47は、図示右側の支ピン33と移動体41右端との間に掛着された例を示す。
【0017】
そしてこのようなロック部材40において、移動体41をロック解除位置に係止保持する技術では、前記案内手段としての支ピン32,33および長孔42を利用する例として図8(a)に示すように、長孔42の一縁(図示左端)に、一方の支ピン(係止手段)32と相対的に係脱可能に係合し得る係止口(係止手段)49が鈎状に形成されている。そして指先操作において、閉鎖位置に保持されている移動体41を開放位置より更に往動変位して他方の支ピン33を基準にして少し傾動(図8中上下方向へ旋回動)することにより、長孔42の左端に相対移行していた一方の支ピン32が係止口49に係合してロック解除位置に保持される(同図8(c)参照)。また、ロック解除位置の移動体41を戻し傾動することにより、一方の支ピン32が係止口49から離脱して長孔42左端に相対変位した以後に、移動体41がばね47の付勢力で元の閉鎖位置に自動的に復動変位されて、開閉縁45で軸孔31の開口側面を閉鎖した状態に保持される(図8(a)参照)。なお支軸25と軸孔31との係合において、移動体41が通常の閉鎖位置から開放位置に変位することにより、案内面44が右方へ変位しながら軸孔31の開口側面の右側縁に整合され、また一方の支ピン32が係止口49に臨む手前位置まで相対移行するように設定されている(図8(b)参照)。
【0018】
このように構成された上の開閉連結手段H1では、外枠A側の支軸25と前枠B側の軸孔31との横嵌め係合を以って、前枠B全体の荷重を受けても充分耐久し得る連結強度が維持される。そして、前枠B側に固定された受け具27における軸受出し口48を枠体5の左上隅端部の厚み方向に開口していることにより、支軸25を基準に観て軸受出し口48を左,前および右の各方向に亘る広角範囲内の何れの位置からでも合わせることができ、この条件によって外枠Aに対して前枠Bが、広角範囲内の任意の向きで組付け,組外すことが可能となる。また外枠Aに対して前枠Bを適宜横開きしたもとで、受け具27におけるロック部材40を予めロック解除位置に保持して、前枠B全体を両手で把持して安全に組外すことができる。なお、前記ロック部材40の移動体41の後側縁に係合部50が後向き水平に一体成形されていることにより、外枠Aに対する前枠Bの組付け・閉鎖保持状態においては、外枠Aの上枠部材1に凹設された係合受部19に前記係合部50が突入係合して、ロック部材40を閉鎖位置に拘束し開放位置に操作できないようになっている。また、受け具27の軸受部30および水平片部28は、前枠Bの受け台部52に覆われて遊技機の正面から目視できないように美観保護されている。
【0019】
【実施例の作用】
前述した本実施例のパチンコ機は、製造工程等において前枠Bの各部に前述した各種の遊技用構成部材や関連付属部品が組付けられると共に遊技盤Gが収容セットされ、最終的にこの前枠B全体が外枠Aに組付け支持されて構成される。そして、1台毎に取扱われて保管または出荷(運送)される一方、遊技店内等の設置枠台に設置されて遊技に供される。
【0020】
(外枠Aに対する前枠Bの組付け)
そこで先ず、機体をなす外枠Aおよび前枠Bの組付け態様について説明する。本実施例のパチンコ機における上下の開閉連結手段H1,H2は、前述したように、下の開閉連結手段H2が軸・孔の上下嵌挿連結タイプであり、また上の開閉連結手段H1が軸・孔の側方嵌合ロックタイプとして構成されていることから、外枠Aに対する前枠Bの組付けに際しては、先ず下の開閉連結手段H2の連結作業を行ない、次いで上の開閉連結手段H1の連結作業を行なう。すなわち、下の開閉連結手段H2の連結作業では、床面上または設置枠台等に縦向きに保持された外枠Aに対して前枠Bを適宜高い位置に保持したもとで、外枠Aの軸支部10に対して前枠Bの軸受部13を上方に位置合わせし、軸孔14に嵌挿した軸受スリーブ15に支軸12の軸部12aを嵌挿することにより、軸受スリーブ15を支軸12のフランジ12b上面に載置した基準支持状態で軸支部10および軸受部13が連結される(図3参照)。なお、前記支軸12,軸受スリーブ15および軸孔14は、前述したように、嵌め合い公差的な嵌挿条件により嵌挿連結されるので、前枠Bを適宜傾斜姿勢に保持していても両者12,14が至極簡単に嵌挿される(図5参照)。
【0021】
そして下の開閉連結手段H2の連結が完了したら、次いで上の開閉連結手段H1における軸孔31に支軸25を嵌合させる。例えば図9に示すように、外枠Aに対する前枠Bの開放角度を略90度に保持した状態において、該前枠Bを下の開閉連結手段H2を中心として起立変位させ、受け具27とロック部材40により形成された軸受出し口48に対し、外枠Aに固定した支持具20の支軸25を相対的に位置合わせする(図9(a)参照)。そして前枠Bの上部を外枠A側へ押し込むと、前記支軸25の側面が、ロック拘束位置に付勢されているロック部材40における移動体41の案内面44に当接し、該移動体41はばね47の付勢弾力に抗してロック解除位置方向(図9における下方向)へ往動変位されるから、軸孔31の開口側面を開放するようになる(図9(b)参照)。このとき支軸25は、外枠Aに対する前枠Bの近接移動のもとに案内面44に沿って案内され、軸孔31の開口側面方向へ相対的に移動する。そして、前枠Bの姿勢変位のもとに支軸25が軸孔31内に完全に嵌合すると、該支軸25と案内面44との当接が解除されるようになるから、移動体41はばね47の弾力下に図9における上方向へ復動変位して元のロック拘束位置に復帰し、軸孔31の開口側面は該移動体41の開閉縁45により閉鎖されて支持具20および受け具27が連結される(図8(a)参照)。
【0022】
このように、上下の開閉連結手段H1,H2の連結が完了した本実施例のパチンコ機では、下の開閉連結手段H2については、軸支部10の支軸12と軸受部13の軸孔14の嵌挿連結を含む強固な構造に以って前枠B全体の荷重を好適に受けつつ連結強度が維持されると共に、上の開閉連結手段H1については、受け具27の軸孔31およびロック部材40の開閉縁45により支持具20の支軸25を好適に嵌合保持し得る構造により、前枠Bを外枠Aに好適に組付け保持することができる。また上の開閉連結手段H1においては、例えば前枠Bの開閉操作中において、軸孔31に嵌合している支軸25がロック拘束位置に付勢保持されている移動体41の開閉縁45を押圧したとしても、移動体41がロック解除方向へ移動することはないから、このような前枠Bの開閉操作時に支軸25が軸孔31から抜け出ることはない。なお、外枠Aに前枠Bを閉鎖セットした状態においては、図4に示すように移動体41の係合部50が、外枠Aの上枠部材1の前端面に形成した係合受部19に突入係合していることから、この状態での移動体41がロック解除位置方向へ移動することが規制され、パチンコ機の運送中や遊技中に該前枠Bが不用意に外れることもない。
【0023】
なお、前述した上の開閉連結手段H1の連結例では、外枠Aに対して前枠Bを約90度の開放角度に保持した状態での両枠A,Bの組付け態様を示したが、本実施例のパチンコ機では、前述したように、軸受出し口48が広く開口されて支軸25を広角範囲から受入れ得るようになっているから、図10に示すように、外枠Aに対する前枠Bの開放角度が、閉鎖状態に対して約30〜150度の範囲内となっていれば、両枠A,Bを好適に連結することができる。すなわち機体の組付けにあたっては、外枠Aに対して前枠Bを左右の広範囲に亘る任意の方向,姿勢において、両手で前枠B側全体を支えながら外枠A側の支軸25と前B側の軸孔31とを互いに横嵌め連結してロック保持させることができ、作業者の「右利き,左利き,体格(身長)」等の個体差に拘らず手早く安全にかつ楽に組付け作業を行なうことができる。
【0024】
(外枠Aに対する前枠Bの組外し)
次に、機体をなす外枠Aおよび前枠Bの組外し態様について説明する。本実施例のパチンコ機における上下の開閉連結手段H1,H2は、前述したように、下の開閉連結手段H2が軸・孔の上下嵌挿連結タイプであり、また上の開閉連結手段H1が軸・孔の側方嵌合ロックタイプとして構成されていることから、外枠Aに対する前枠Bの組外しに際しては、先ず上の開閉連結手段H1の分離作業を行ない、次いで下の開閉連結手段H2の分離作業を行なう。すなわち、例えば図9に示すように、外枠Aに対して前枠Bを略90度に開放した状態に保持し、先ず上の開閉連結手段H1においてロック拘束位置にあるロック部材40の移動体41をロック解除位置方向へ往動変位させると共に、他方の支ピン33を基準として少し傾動させて前記支ピン32を係止口49に係合することで、該移動体41をロック解除位置に係止保持させる。これにより、移動体41の開閉縁45が軸孔31の開口側面から離間し、該開口側面が開放した状態となる(図8(c)参照)。そして、前枠Bの上部を外枠Aに対して左側へ移動(傾動)させることにより、支軸25が開口側面を介して軸孔31内から軸受出し口48ヘ抜け出るようになり、該支軸25と軸孔31との嵌合が解除される(図9(c)参照)。更に、前枠Bの上部を外枠Aに対して手前側へ移動させることにより上の開閉連結手段H1が完全に分離され、また、ロック解除位置にある移動体41を戻し傾動して支ピン32を係止口49から離脱させれば、ばね47の付勢弾力のもとに該移動体41が元のロック拘束位置へ復動変位する。次いで、外枠Aに対して適宜傾斜した姿勢状態となっている前枠Bを上方へ移動させることにより、下の開閉連結手段H2においては軸孔14から支軸12が抜け出て、外枠Aから前枠Bが完全に組外される。
【0025】
なお、前述した上の開閉連結手段H1の分離例では、外枠Aに対して前枠Bを約90度の開放角度に保持した状態での両枠A,Bの組外し態様を示したが、本実施例のパチンコ機では、前述したように軸受出し口48が広く開口されているから、外枠Aに対する前枠Bの開放角度が、閉鎖状態に対して約30〜150度の範囲内となっていれば、両枠A,Bを好適に組外すことができる(図10参照)。すなわち機体の組外しにあたっては、外枠Aに対して前枠Bを左右の広範囲に亘る任意の方向,姿勢において、両手で前枠B側全体を支えながら外枠A側の支軸25と前B側の軸孔31とを互いに分離させることができ、作業者の「右利き,左利き,体格(身長)」等の個体差に拘らず手早く安全にかつ楽に組外し作業を行なうことができる。すなわちロック部材40は、移動体41をロック解除位置で係止保持し得るから、該移動体41を操作保持せずに両手で前枠Bを把持して安全かつ楽に組外し作業を行ない得るものである。
【0026】
【変更例】
上の開閉連結手段H1に係る変更,応用例として、
(1)受け具27については、
水平片部28の左端前縁に半円庇状の受け片部53を水平前向きに延出形成し、側面(後面)開口した軸孔31および軸受出し口48を形成した軸受部分57と、ロック部材40を回動可能に支持保護する支持部分58とを一体に成形した軸受支体59を、受け具27の水平片部28および受け片部53上に固定した例等が好適に提案されて実施し得る(図11参照)。なお前記軸受支体59は、好適には硬質合成樹脂で成形される。また図示しないが、所要径の線状材をU字形に曲折成形して開口側面を有する軸孔31を形成すると共に、該U字形線状材の両端部位を更に直角に曲折成形して受け片部53上に溶接またはカシメ付けにより強固に固定する形態も採用し得る。
【0027】
(2)ロック部材40側については、
受け具27における水平片部28および受け片部53上に、図11に例示したような軸受支体(案内用部材)59が固定された前提例において、同軸受支体59内に案内面44および開閉縁45を形成した移動体41を左右へ挿通して、軸受支体59の両側内壁と移動体41の両側縁とを案内手段として往復移動可能に保持する。そして、この移動体41の右端上に突出したピン60と、軸受支体59の右端に突出した支片61との間にばね47を掛着して移動体41を軸孔31に対する閉鎖位置に付勢する一方、移動体41の係止手段として、移動体41の中央部上面に突出した係合突部(係止手段)62および凹部63と、軸受支体59の右端下面に突出した係合ピン(係止手段)64とを相対的に係脱可能に係合して、移動体41をロック解除位置に保持し得るようにした例等が好適に提案されて実施し得る(図12参照)。但し係合ピン64は、支体59の右端中央に形成されたスリット65を利用して上下方向に弾性変形し得る係止片66の下面に突出されて、係合突部62とは弾性的に係合し得るようになっている(図13参照)。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る縦型遊技機における開閉連結装置によれば、外枠と前枠を組付け保持する上下の開閉連結手段のうちの上の開閉連結手段において、前枠に配設した受け具およびロック部材により形成された軸受出し口が、該前枠の厚み方向に常に広く開口されているから、外枠に配設した支軸を広角範囲から受入れて軸孔に嵌合連結し得る。従って機体の組付けにあたっては、外枠に対して前枠を左右の広範囲に亘る任意の方向,姿勢において、両手で前枠全体を支えながら外枠側の支軸と前枠側の軸孔とを互いに横嵌め連結してロック保持させることができ、作業者の「右利き,左利き,体格(身長)」等の個体差に拘らず手早く安全にかつ楽に組付け作業を行なうことができる極めて有益な効果を奏する。また前記ロック部材は、係止手段を利用してロック解除位置に係止保持することが可能であるから、機体の組外しにあたっては、外枠に対して前枠を左右の広範囲に亘る任意の方向,姿勢に保持した状態おいて、両手で前枠側全体を支えながら外枠側の支軸と前枠側の軸孔とを互いに分離させることができ、作業者の「右利き,左利き,体格(身長)」等の個体差に拘らず手早く安全にかつ楽に組外し作業を行なうことができる利点もある。
上の開閉連結手段は、前枠の開閉操作中において、軸孔に嵌合している支軸がロック拘束位置に付勢保持されている移動体の開閉縁を押圧したとしても、移動体は案内手段により左右へ往復移動するように支持されて、当該移動体がロック解除方向へ移動することはないから、前枠の開閉操作時に支軸が軸孔から抜け出ることはない。また、外枠に前枠を閉鎖セットした状態においては、移動体の係合部が、外枠の係合受部に突入係合するから、この状態での移動体がロック解除位置方向へ移動することが規制され、遊技機の運送中や遊技中に前枠が不用意に外れることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ機を概略で示す正面図である。
【図2】本実施例のパチンコ機における外枠および前枠を概略で示す正面図である。
【図3】外枠と前枠の連結状態で示す上下の開閉連結手段の要部断面図である。
【図4】上の開閉連結手段を示す平面図である。
【図5】上の開閉連結手段を非連結状態で示す側面図である。
【図6】上の開閉連結手段を連結状態で示す側面図である。
【図7】上の開閉連結手段の構成部材を分解状態で示す斜視図である。
【図8】上の開閉連結手段におけるロック部材が、ロック拘束位置からロック解除位置に往動変位する状態を経時的に示す説明図である。
【図9】外枠と前枠との組付け時における上の開閉連結手段の連結態様と、組外し時における上の開閉連結手段の分離態様とを示す説明図である。
【図10】外枠に対する前枠の組付けまたは組外しが可能な方向を平面状態で示す説明図である。
【図11】上の開閉連結手段における受け具の変更例を分解状態で例示する概略斜視図である。
【図12】上の開閉連結手段における受け具とロック部材の変更例を分解状態で示す平面図である。
【図13】変更例に係る受け具およびロック部材の係合形態を示す要部断面図である。
【図14】外枠と前枠との組付けに係る従来の上下の開閉連結手段の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
19 係合受部
20 支持具
23 支片部
25 支軸
27 受け具
28 水平片部
30 軸受部
31 軸孔
32 支ピン(係止手段,案内手段)
33 支ピン(案内手段)
40 ロック部材
41 移動体
42 長孔(案内手段)
44 案内面
45 開閉縁
47 ばね(付勢手段)
48 軸受出し口
49 係止口(係止手段)
50 係合部
59 軸受支体(案内手段)
62 係合突部(係止手段)
64 係合ピン(係止手段)
A 外枠
B 前枠
1 上の開閉連結手段
2 下の開閉連結手段

Claims (3)

  1. 外郭用固定枠をなす外枠(A)に対して搭載用開閉枠をなす前枠(B)が、支軸および軸孔を公差的寸法で嵌挿連結する下の開閉連結手段(H2)と、支軸および軸孔を広角的な横方向から嵌挿連結する上の開閉連結手段(H1)とにより着脱および開閉可能に組付けられて、縦向き設置姿勢で遊技に供し得る縦型遊技機において、
    前記上の開閉連結手段(H1)では、
    外枠(A)の左上隅角部に固定されて左端前部に形成された庇状の支片部(23)に支軸(25)を下向きに固定した支持具(20)と、
    前枠(B)の左上隅端部に固定されて左端前部に形成された軸受部(30)に側面を開口して前記支軸(25)を横向きに嵌合離脱し得る軸孔(31)を形成した受け具(27)と、
    前記受け具(27)の水平片部 (28) 上に、案内手段 (32,33,42,59) により左右へ往復移動可能に支持された移動体 (41) を、前記軸孔 (31) の開口側面を閉鎖する位置に保持するように付勢手段 (47) で常に付勢すると共に、該移動体 (41) の指先操作または前記支軸 (25) の当接力により付勢手段 (47) の付勢弾力に抗して、該軸孔 (31) の開口側面を開放する位置に変位し得るロック部材(40)とを備え、
    前記ロック部材(40)の移動体 (41)、左外側縁に前記支軸(25)に対する斜状の案内面(44)を形成すると共に、前端縁に前記軸孔(31)の開口側面に対する開閉縁(45)を形成し、
    前記受け具(27)の水平片部 (28)上面左外端と移動体 (41)の案内面(44)との間には、前枠(B)の厚み方向に常に開口して支軸(25)を広角的方向に受出しできる軸受出し口(48)を形成する一方、
    受け具(27)側とロック部材(40)側との間には、移動体 (41)自体をロック解除位置に係脱可能に係止保持し得る係止手段(32,49/64,62)を設け、
    前記支持具(20)の支軸(25)を受け具(27)の軸受出し口(48)から受入れて閉鎖位置の移動体 (41)の案内面(44)で案内すると共に、同移動体 (41)案内手段 (32,33,42,59) に沿って開放位置に往動変位させながら軸孔(31)の開口側面から横向きに嵌合連結して、付勢手段 (47) の付勢弾力により案内手段 (32,33,42,59) に沿って閉鎖位置に向けて復動変位された移動体 (41)の開閉縁(45)で軸孔(31)内の支軸(25)を抜け止め保持する一方、
    前記係止手段(32,49/64,62)により移動体 (41)を指先で往動操作してロック解除位置に保持したもとで、支軸(25)を軸孔(31)の開口側面から相対的に離脱させつつ軸受出し口(48)に引出し得るように構成した
    ことを特徴とする縦型遊技機における開閉連結装置。
  2. 前記案内手段は、左右方向に延在する長孔 (42) に、左右方向に所定間隔離間する2本の支ピン (32,33) を移動可能に嵌挿して構成され、
    前記係止手段は、前記長孔 (42) の一縁に鉤状に形成した係止口 (49) と、該長孔 (42) の左端側に位置する一方の支ピン (32) とからなり、閉鎖位置に保持されている前記移動体 (41) を、指先操作で開放位置より更に往動変位すると共に他方の支ピン (33) を基準にして傾動することで、一方の支ピン (32) を係止口 (49) に係脱可能に係合して、前記軸孔 (31) の開口側面を開放したロック解除位置に保持するよう構成した請求項1記載の縦型遊技機における開閉連結装置。
  3. 前記移動体 (41) の後端縁には、係合部 (50) が後向き水平に一体成形され、前記外枠 (A) と前枠 (B) の閉鎖保持状態において、該外枠 (A) に凹設された係合受部 (19) に該係合部 (50) が突入係合して、該移動体 (41) が閉鎖位置に拘束される請求項1または2記載の縦型遊技機における開閉連結装置。
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