JP3837052B2

JP3837052B2 - Packing material and underfloor ventilation structure construction method

Info

Publication number: JP3837052B2
Application number: JP2001310198A
Authority: JP
Inventors: 正雄鈴木; 敦司中井
Original assignee: Sumitomo Forestry Co Ltd
Current assignee: Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date: 2001-10-05
Filing date: 2001-10-05
Publication date: 2006-10-25
Anticipated expiration: 2021-10-05
Also published as: JP2003119909A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の基礎の上端と該基礎上に敷設される土台との間に通気用の隙間を形成するパッキング材、及びそれを用いた床下換気用の床下換気構造の構築方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、木造住宅等の建物においては、基礎と土台との間に隙間を形成し、該隙間を介して床下と外部との通気を図るようにした床下換気構造が広く採用されている。
従来の床下換気構造の施工方法は、図７に示すようなものが一般的である。
即ち、基礎用の型枠１０を組み、所定の箇所に土台固定用のアンカーボルト２０を配置した後〔図７（ａ）〕、型枠１０内にコンクリート４０を打設し〔図７（ｂ）〕、コンクリート４０の硬化後にその上端面の不陸（傾斜や凹凸等）を、ならしモルタル等のレベラー材５０を用いて調整し〔図７（ｃ）〕、レベラー材５０の硬化後に型枠１０を除去する〔図７（ｄ）〕。
次いで、完成した基礎６０の上端面６０ａ上に、複数のパッキング材７０を、パッキング材７０同士間に間隔を開けて載置し〔図７（ｅ）〕、それらの複数のパッキング材７０上に跨るように土台８０を敷設する。そして、土台８０と基礎６０との間をアンカーボルト２０を用いて緊結し〔図７（ｆ）〕、パッキング材同士間に床下換気用の隙間Ｓが形成された床下換気構造が完成する。
この従来の構築方法は、工程数が多く、また、レベラー材５０による不陸の調整がコンクリート４０の硬化後でなければ施工できない等の理由から、工期の短縮を図ることが困難であった。
【０００３】
そこで、本出願人は、レベラー材による基礎天端の不陸の調整を不要とする新たな技術として、パッキング材を、型枠内に打設されるコンクリートに、その一部が上方に突出し残部が埋没されるように固定した後、そのパッキング材上に土台を固定する工法を提案した〔特開２００１−９８６５１号公報（特願平１１−２７６２２６号）〕。
しかし、提案した工法においては、パッキング材を適正位置に配置するのに手間が掛かるという問題があった。本発明は、斯かる事情に基づいてなされたものである。
【０００４】
従って、本発明の目的は、レベラー材による不陸の調整を不要にすることができると共に、床下換気構造の構築に伴う労力の軽減及び工期の短縮を図ることのできる、パッキング材及びそれを用いた床下換気構造の構築方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物の基礎の上端と該基礎上に敷設される土台との間に通気用の隙間を形成するパッキング材であって、本体と、該本体に回転自在に設けられた雌ねじ部材とからなり、前記本体に、雌ねじ部材保持用の孔部が形成され、該孔部内に、前記雌ねじ部材が回転自在に保持されており、前記雌ねじ部材は、前記基礎形成用の型枠内に固定したアンカーボルトに対する螺合の程度を調節することにより、該パッキング材の高さ位置を調節可能になされており、前記本体は、前記型枠内にコンクリートを充填して形成される基礎に、その一部が埋没された状態で固定されることを特徴とするパッキング材を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【０００６】
また、本発明は、請求項１〜４の何れかに記載のパッキング材を、アンカーボルトに螺合させた後、該アンカーボルトを、建物基礎形成用の型枠内に配設された鉄筋に固定するか、又は前記アンカーボルトを、建物基礎形成用の型枠内に配設された鉄筋に固定した後、前記パッキング材を、該アンカーボルトに螺合させる工程、該アンカーボルトに対する前記雌ねじ部材の螺合の程度の調節により、該パッキング材の高さ位置を調節する工程、前記本体の一部がコンクリート内に埋没するように該型枠内にコンクリートを打設する工程、及び該コンクリートにより固定した該パッキング材上に土台を敷設する工程を具備することを特徴とする床下換気構造の構築方法を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【０００７】
尚、本発明におけるアンカーボルトは、パッキング材の雌ねじ部材と螺合し得る雄ねじ部が形成されているものであれば良く、その全長に亘ってネジが切ってあるものでも、長さ方向の一部にのみネジが切ってあるものでも良い。また、アンカーボルトは、土台を貫通させることなく、パッキング材の配置及び固定にのみ用いられるものであっても良い。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
先ず、本発明のパッキング材の一実施形態について説明する。
図１〜４に示すパッキング材１は、本体２と、該本体２に回転自在に設けられた雌ねじ部材３とからなる。
本体２は、上面２１ａが土台９の載置面となる肉厚部２１と、該肉厚部２１の両側から突出して、その先端部が型枠５の内壁面５Ａに当接する型枠当接部２２，２２とからなる。
【０００９】
肉厚部２１は、その上面２１ａが平坦に形成されており、平面視形状が縦横１０ｃｍの正方形状で、厚みＴが２．５ｃｍの略立方体の形態を有している。
肉厚部２１の中央部には、雌ねじ部材３保持用の孔部が形成されている。
雌ねじ部材３保持用の孔部は、図２に示すように、厚み方向の中央部に、雌ねじ部材３の小径部３４の外面形状と対応する内面形状の嵌合凸部２３を有しており、上下の開孔周縁部には、雌ねじ部材３の大径部３２，３３を収容する凹部２４，２５が形成されている。肉厚部２１の凹部２４，２５により、雌ねじ部材３の大径部３２，３３は、本体２の上面２１ａ又は下面２１ｂから突出していない。
【００１０】
本体２の肉厚部２１は、図３及び４に示すように、下方に向けて開口する複数の凹部２７を有しており、各凹部２７内には、該本体２の上面２１ａに開口する空気抜き用の孔２８が形成されている。
斯かる凹部２７により、コンクリートに対する係合力が高まって基礎形成後のパッキング材１のズレ等が防止されると共に、空気抜き用の孔２８により、コンクリート打設の際のパッキング材のズレ等が防止される。更に、凹部２７を形成することにより、材料使用量の低減を図ることもできる。
【００１１】
型枠当接部２２は、肉厚部２１の両側から突出して、その先端部が型枠５の内壁面５Ａに当接する部分であり、本実施形態においては、斯かる型枠当接部２２を設けることにより、本体２の幅が、型枠５の内壁面５Ａ，５Ａ同士間の幅と実質的に等しい幅となっている。
【００１２】
本体２の幅を、型枠５の内壁面５Ａ，５Ａ同士間の幅と実質的に等しい幅とすることにより、雌ねじ部材３の回転に連動して本体２が回転することが抑制されると共に、雌ねじ部材３、延いてはアンカーボルト４を、基礎の幅方向の適正な位置（通り芯等）に精度良く配置することが可能となる。
また、肉厚部２１と両側の型枠当接部２２，２２との合計幅を、型枠５の内壁面５Ａ，５Ａ同士間の幅と実質的に等しい幅とすることにより、肉厚部２１により、建物の基礎の上端と該基礎上に敷設される土台との間に充分な隙間を確保しながら、パッキング全体としての材料使用量の低減を図ることができる。
【００１３】
各型枠当接部２２の突出幅Ｗ１（図２参照）は、斯かる効果が一層確実に奏されるようにする観点から、それぞれ本体２の全体幅Ｗ（図２参照）の５〜３０％であることが好ましい。
また、型枠当接部２２は、肉厚部２１の下半部に設けられていることが好ましく、特に、型枠当接部２２の上面と本体下面２１ｂとの間の高さＴ１（図２参照）が、肉厚部２１の厚みＴの１５〜３０％であることが好ましい。
尚、本体２の全体幅Ｗは、型枠５の内壁面５Ａ，５Ａ同士間の幅をどの程度に設定するかに応じて、適宜に決定される。
【００１４】
本実施形態における型枠当接部２２は、平板状に形成された平板部と、該平板部の先端に設けられた、下方に向けて突出する当接面形成部２６とからなり、全体としての概略形状は薄肉の平板体である。型枠当接部２２は、コンクリートを打設する際のコンクリートの上面の位置の目安となり、コンクリートの上面を均す場合の目安ともなる。
【００１５】
雌ねじ部材３は、内周面にアンカーボルト４と螺合する雌ねじ３１が形成された円筒状の部材であり、上述したように、高さ方向の上下端の大径部３２，３３と中央部の小径部３４とからなり、上述した雌ねじ部材３保持用の孔部内に、回転自在に保持されている。
【００１６】
次に、上述したパッキング材１を用いた、本発明の床下換気構造の構築方法の一実施形態について、図５を参照して説明する。
先ず、建物の基礎形成用の型枠５を、内部に鉄筋６を配して組立てておく。
次いで、アンカーボルト４に対して上述したパッキング材１を螺合させ、該パッキング材１を保持したアンカーボルト４を、型枠５内の鉄筋（主筋）６，６に固定する。
アンカーボルト４の鉄筋６への固定は、各種公知の固定方法を採用し得るが、例えば図１に示すような、弾性により棒体を把持可能なクリップを２つ背中合わせに結合させた固定具７を用いることが好ましい。
【００１７】
次いで、アンカーボルト４に対する雌ねじ部材３の螺合の程度を調節することにより、該パッキング材１の高さ位置を調節する〔図５（ａ）参照〕。雌ねじ部材３の螺合の程度は、雌ねじ部材３を回転させることにより調節する。
パッキング材１の雌ねじ部材３は、上端部が六角形状に形成されており、図１に示すような回転用治具３５を用いることにより、容易に回転させることができる。図１に示す回転用治具３５は、その下端部に、雌ねじ部材３と嵌合する内面略六角形状の嵌合部３７を有すると共に、その上部に、手動又は自動の回転器具の治具装着部に嵌着される装置連結部３８を有している。雌ねじ部材３は、各種公知の方法により回転させることができ、回転用治具３５を介さずに、六角レンチ等の回転器具により直接回転させても良い。
【００１８】
次いで、パッキング材１の本体２の一部がコンクリート内に埋没するように型枠５内にコンクリート８を打設する。即ち、コンクリート打設工程においては、パッキング材１の本体２の下部が、最終的に形成される形成される基礎８１に埋没し、残部が基礎８１上に突出するように、コンクリート８を打設する。
【００１９】
上記のパッキング材１においては、型枠当接部２２が、打設するコンクリートの天端レベルの目安となる目印として機能する。即ち、型枠当接部２２の上面又は下面と一致する高さに、コンクリート８の上面を合わせることで、基礎上端面と土台との間に、予定した高さ（鉛直方向の高さ）の換気用の隙間を容易に形成することができる。
尚、基礎８１の上端と土台９との間に形成する床下換気用の隙間Ｓの高さＨ〔図５（ｃ）参照〕や、パッキング材を配置する間隔等は、パッキング材を用いた従来の床下換気構造と同様である。また、コンクリート８の充填方法や組成等についても、従来法と同様である。
【００２０】
そして、コンクリート８に一部を固定されたパッキング材１上に土台９を敷設する。具体的には、図５（ｃ）に示すように、土台９に形成した貫通孔に、アンカーボルト４を貫通させ、アンカーボルト４の先端部４ａにナット４１を螺合させて締め上げる。尚、型枠材５の除去は、コンクリート８の硬化後の任意の時点で行う。但し、捨て型枠としても良い。
【００２１】
本実施形態のパッキング材及びそれを用いた床下換気構造の構築方法によれば、パッキング材１により土台の載置面が形成されるので、レベラー材によりコンクリート８の上端面の不陸（傾斜や凹凸等）の調整をしなくても、水平精度の高い土台の載置面を形成することができ、そのため、不陸の調整が必要な従来の床下換気構造の構築方法に比べて、大幅な工期の短縮が可能である。
【００２２】
また、パッキング材１をアンカーボルト４に螺合させた状態で型枠内に配置でき、しかも、その高さ位置を雌ねじ部材３を回転させるだけで調整できるので、パッキング材１の配置に、専用の配置具を別に用意する必要がなく、しかも適正な位置に簡単に精度良く配置することができる。そのため、床下換気構造の構築に伴う労力の軽減を大幅に軽減し、工期の更なる短縮を図ることができる。
【００２３】
以上、本発明のパッキング材及び床下換気構造の構築方法について、それぞれ実施形態を示して説明したが、各発明は、上記の実施形態に制限されず、種々変更可能である。
【００２４】
例えば、パッキング材１の材質としては、パッキング材の材質として従来公知の各種のものを特に制限なく用いることができるが、合成樹脂製や合成ゴム製であることが好ましい。また、パッキング材の平面視形状は、円形、楕円形、長方形、菱形等、任意の形状とすることができる。また、上述した空気抜き用の孔２８は、その全部又は一部を本体２の側面２１ｃに開口させても良い。
型枠当接部２２は、板状体のものに代えて、枠体のみからなるものとしても良く、また、肉厚部２１の側面部に並べて設けた同一長さの複数の棒状体等としても良い。また、型枠当接部２２は左右で突出幅が異なっていても良い。
【００２５】
また、床下換気構造の構築方法においては、型枠５内に配設された鉄筋６にアンカーボルト４を固定した後、パッキング材１のアンカーボルト４に対する螺合及び螺合の程度の調節を行うこともできる。また、得られた床下換気構造においては、パッキング材１の上端からアンカーボルト４が全く突出していなくても良い（図６参照）。
【００２６】
また、基礎は、布基礎の他、べた基礎の立ち上がり部であっても良い。布基礎とする場合、フーチング部及び立ち上がり部を同時に形成しても良いし、フーチング部形成用の型枠５２を設置してフーチング部のみを先に形成した後、立ち上がり部形成用の型枠５１を設置して立ち上がり部を形成しても良い。
【００２７】
【発明の効果】
本発明によれば、レベラー材による不陸の調整を不要とすることができると共に、床下換気構造の構築に伴う労力の軽減及び工期の短縮を図ることのできる、パッキング材及び床下換気構造の構築方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の一実施形態としてのパッキング材を、アンカーボルトに螺合させた状態を示す斜視図である。
【図２】図２は、図１に示すパッキング材の断面図（図３のＸ−Ｘ線断面図）である。
【図３】図３は、図１に示すパッキング材の底面図である。
【図４】図４は、図３のＹ−Ｙ線断面図である。
【図５】図５は、本発明の一実施形態としての床下換気構造の構築方法を示す概略工程図である。
【図６】図６は、図１のパッキング材の他の使用形態を示す斜視図である。
【図７】従来の床下換気構造の構築方法を示す概略工程図である。
【符号の説明】
１パッキング材
２本体
２１肉厚部
２２型枠当接部
３雌ねじ部材
４アンカーボルト
５型枠
５Ａ型枠の内壁面
６鉄筋
８１基礎
９土台[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packing material that forms a ventilation gap between an upper end of a foundation of a building and a base laid on the foundation, and a method for constructing an underfloor ventilation structure for underfloor ventilation using the packing material.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
2. Description of the Related Art Conventionally, in buildings such as wooden houses, an underfloor ventilation structure in which a gap is formed between a foundation and a base and ventilation between the underfloor and the outside is achieved through the gap.
The construction method of the conventional underfloor ventilation structure is generally as shown in FIG.
That is, after the foundation mold 10 is assembled and the anchor bolts 20 for fixing the base are arranged at predetermined positions [FIG. 7 (a)], the concrete 40 is placed in the mold 10 [FIG. 7 (b). )] After the hardening of the concrete 40, the unevenness (tilt, unevenness, etc.) of the upper end surface thereof is adjusted by using a leveler material 50 such as leveling mortar [FIG. 7 (c)], and the mold after the leveler material 50 is hardened. The frame 10 is removed [FIG. 7 (d)].
Next, a plurality of packing materials 70 are placed on the upper end surface 60 a of the completed foundation 60 with a space between the packing materials 70 (FIG. 7E), and the plurality of packing materials 70 are placed on the packing materials 70. The foundation 80 is laid so as to straddle. Then, the base 80 and the foundation 60 are tightly coupled using the anchor bolt 20 [FIG. 7 (f)], and the underfloor ventilation structure in which the gap S for underfloor ventilation is formed between the packing materials is completed.
This conventional construction method has a large number of processes, and it has been difficult to shorten the construction period because the adjustment of unevenness by the leveler material 50 can be performed only after the concrete 40 is hardened.
[0003]
Therefore, as a new technology that eliminates the need to adjust the unevenness of the top of the foundation with the leveler material, the applicant of the present invention has applied the packing material to the concrete cast in the formwork, part of which protrudes upward and the remaining part. after There were fixed as buried, I proposed a method of fixing the base on its packing material [JP 2001-98651 JP (JP Application flat 11-276226)].
However, the proposed method has a problem that it takes time to arrange the packing material at an appropriate position. The present invention has been made based on such circumstances.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to make use of a packing material that can eliminate the need for adjustment of unevenness with a leveler material, and can reduce labor and construction time associated with the construction of a subfloor ventilation structure. It is in providing the construction method of the underfloor ventilation structure.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a packing material for forming a ventilation gap between an upper end of a foundation of a building and a base laid on the foundation, and a main body and a female screw member rotatably provided on the main body. A hole for holding the female screw member is formed in the main body, and the female screw member is rotatably held in the hole, and the female screw member is fixed in the mold for forming the foundation. by adjusting the degree of screwing with respect to the anchor bolt and has been made to adjustable height position of the packing material, wherein the body, the basis is formed by filling concrete into the formwork in its The object has been achieved by providing a packing material characterized in that a part of the packing material is fixed in an embedded state.
[0006]
Moreover, this invention makes the reinforcing material arrange | positioned in the formwork for building foundation formation after screwing together the packing material in any one of Claims 1-4 to an anchor bolt. Fixing, or fixing the anchor bolt to a reinforcing bar disposed in a formwork for building foundation, and then screwing the packing material into the anchor bolt; the female screw member for the anchor bolt Adjusting the height position of the packing material by adjusting the degree of screwing, placing the concrete in the mold so that a part of the main body is buried in the concrete, and using the concrete The object described above is achieved by providing a method for constructing an underfloor ventilation structure comprising a step of laying a base on the fixed packing material.
[0007]
The anchor bolt in the present invention may be any anchor bolt that can be screwed with the female thread member of the packing material, even if the thread is cut over its entire length. It may be a screw that is cut only at the part. Further, the anchor bolt may be used only for arranging and fixing the packing material without penetrating the base.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments.
First, an embodiment of the packing material of the present invention will be described.
The packing material 1 shown in FIGS. 1 to 4 includes a main body 2 and a female screw member 3 that is rotatably provided on the main body 2.
The main body 2 has a thick portion 21 whose upper surface 21 a is a mounting surface of the base 9, and a mold contact that protrudes from both sides of the thick portion 21, and a tip of the thick portion 21 contacts the inner wall surface 5 A of the mold 5. Parts 22 and 22.
[0009]
The thick portion 21 has an upper surface 21a formed flat, has a square shape with a plan view shape of 10 cm in length and width, and a substantially cubic shape with a thickness T of 2.5 cm.
A hole for holding the female screw member 3 is formed at the center of the thick portion 21.
As shown in FIG. 2, the hole for holding the female screw member 3 has a fitting convex portion 23 having an inner surface shape corresponding to the outer surface shape of the small diameter portion 34 of the female screw member 3 at the center in the thickness direction. Concave portions 2 4 and 25 for accommodating the large-diameter portions 32 and 33 of the female screw member 3 are formed in the upper and lower aperture peripheral portions. Due to the concave portions 2 4 and 25 of the thick portion 21, the large diameter portions 32 and 33 of the female screw member 3 do not protrude from the upper surface 21 a or the lower surface 21 b of the main body 2.
[0010]
As shown in FIGS. 3 and 4, the thick portion 21 of the main body 2 has a plurality of concave portions 27 that open downward, and each concave portion 27 opens to the upper surface 21 a of the main body 2. An air vent hole 28 is formed.
Such a recess 27 increases the engaging force against the concrete and prevents the packing material 1 from being displaced after the foundation is formed, and the air vent hole 28 prevents the packing material from being displaced at the time of placing the concrete. The Furthermore, the amount of material used can be reduced by forming the recess 27.
[0011]
The mold frame abutting portion 22 is a portion that protrudes from both sides of the thick portion 21, and a tip portion thereof abuts against the inner wall surface 5 </ b> A of the mold frame 5. In this embodiment, the mold frame abutting portion 22 is provided. The width of the main body 2 is substantially the same as the width between the inner wall surfaces 5A and 5A of the mold 5.
[0012]
By making the width of the main body 2 substantially equal to the width between the inner wall surfaces 5A and 5A of the mold 5, it is possible to suppress the main body 2 from rotating in conjunction with the rotation of the female screw member 3. The female screw member 3 and thus the anchor bolt 4 can be accurately arranged at an appropriate position (through core or the like) in the width direction of the foundation.
Further, the total width of the thick portion 21 and the mold contact portions 22, 22 on both sides is substantially equal to the width between the inner wall surfaces 5A, 5A of the mold 5, so that the thick portion 21 can reduce the amount of material used for the entire packing while ensuring a sufficient gap between the upper end of the foundation of the building and the base laid on the foundation.
[0013]
The protrusion width W1 (see FIG. 2) of each mold contact portion 22 is 5 to 30 of the overall width W (see FIG. 2) of the main body 2 from the viewpoint of ensuring such an effect. % Is preferred.
The mold contact portion 22 is preferably provided in the lower half of the thick portion 21, and in particular, the height T1 between the upper surface of the mold contact portion 22 and the main body lower surface 21b (see FIG. 2) is preferably 15 to 30% of the thickness T of the thick portion 21.
The overall width W of the main body 2 is appropriately determined according to how much the width between the inner wall surfaces 5A and 5A of the mold 5 is set.
[0014]
The formwork contact portion 22 in the present embodiment includes a flat plate portion formed in a flat plate shape and a contact surface forming portion 26 provided at the tip of the flat plate portion and protruding downward, as a whole. Is a thin flat plate. The formwork abutting portion 22 serves as a standard for the position of the upper surface of the concrete when the concrete is placed and also serves as a standard for leveling the upper surface of the concrete.
[0015]
The female screw member 3 is a cylindrical member in which a female screw 31 to be engaged with the anchor bolt 4 is formed on the inner peripheral surface. As described above, the large diameter portions 32 and 33 at the upper and lower ends in the height direction and the central portion. And is held rotatably in the hole for holding the female screw member 3 described above.
[0016]
Next, an embodiment of a method for constructing an underfloor ventilation structure of the present invention using the above-described packing material 1 will be described with reference to FIG.
First, the formwork 5 for building foundations is assembled by arranging the reinforcing bars 6 inside.
Next, the packing material 1 described above is screwed onto the anchor bolt 4, and the anchor bolt 4 holding the packing material 1 is fixed to the reinforcing bars (main bars) 6 and 6 in the mold 5.
For fixing the anchor bolt 4 to the reinforcing bar 6, various known fixing methods can be adopted. For example, as shown in FIG. 1, a fixture 7 in which two clips that can grip a rod body by elasticity are coupled back to back. Is preferably used.
[0017]
Next, the height position of the packing material 1 is adjusted by adjusting the degree of screwing of the female screw member 3 to the anchor bolt 4 (see FIG. 5A). The degree of screwing of the female screw member 3 is adjusted by rotating the female screw member 3.
The female screw member 3 of the packing material 1 has an upper end formed in a hexagonal shape, and can be easily rotated by using a rotation jig 35 as shown in FIG. A rotating jig 35 shown in FIG. 1 has a fitting portion 37 having a substantially hexagonal shape on the inner surface that fits with the female screw member 3 at the lower end thereof, and a jig for mounting a manual or automatic rotating tool on the upper portion thereof. It has the apparatus connection part 38 fitted by the part. The female screw member 3 can be rotated by various known methods, and may be directly rotated by a rotating tool such as a hexagon wrench without using the rotating jig 35.
[0018]
Next, concrete 8 is placed in the mold 5 so that a part of the main body 2 of the packing material 1 is buried in the concrete. That is, in the concrete placing process, the concrete 8 is placed so that the lower part of the main body 2 of the packing material 1 is buried in the foundation 81 to be finally formed, and the remaining part projects on the foundation 81. To do.
[0019]
In the packing material 1 described above, the formwork contact portion 22 functions as a mark that serves as a guide for the top level of the concrete to be placed. That is, by aligning the upper surface of the concrete 8 with the height corresponding to the upper surface or the lower surface of the mold contact portion 22, a predetermined height (vertical height) is provided between the upper end surface of the foundation and the base. The ventilation gap can be easily formed.
In addition, the height H of the clearance S for underfloor ventilation formed between the upper end of the foundation 81 and the base 9 (see FIG. 5C), the interval at which the packing material is disposed, and the like are the conventional ones using the packing material. This is the same as the underfloor ventilation structure. The filling method and composition of the concrete 8 are also the same as the conventional method.
[0020]
Then, the base 9 is laid on the packing material 1 partially fixed to the concrete 8. Specifically, as shown in FIG. 5C, the anchor bolt 4 is passed through the through hole formed in the base 9, and the nut 41 is screwed to the tip portion 4 a of the anchor bolt 4 and tightened. The removal of the mold material 5 is performed at an arbitrary time after the concrete 8 is hardened. However, it may be a discarded formwork.
[0021]
According to the packing material of this embodiment and the construction method of the underfloor ventilation structure using the same, the mounting surface of the base is formed by the packing material 1, so that the leveler material is not flat (inclined or It is possible to form the mounting surface of the foundation with high horizontal accuracy without adjusting the unevenness, etc., and therefore, compared with the conventional construction method of the underfloor ventilation structure that requires adjustment of unevenness The construction period can be shortened.
[0022]
In addition, the packing material 1 can be arranged in the mold with the anchor bolt 4 screwed, and the height position can be adjusted only by rotating the female screw member 3. It is not necessary to prepare a separate arrangement tool and can be arranged easily and accurately at an appropriate position. Therefore, the labor reduction associated with the construction of the underfloor ventilation structure can be greatly reduced, and the construction period can be further shortened.
[0023]
As mentioned above, although the packing material of this invention and the construction method of the underfloor ventilation structure were each shown and demonstrated, each invention is not restrict | limited to said embodiment and can be variously changed.
[0024]
For example, as the material of the packing material 1, various conventionally known materials can be used as the material of the packing material without any particular limitation, but it is preferably made of synthetic resin or synthetic rubber. Further, the shape of the packing material in a plan view can be an arbitrary shape such as a circle, an ellipse, a rectangle, and a rhombus. Further, the air vent hole 28 described above may be entirely or partially opened on the side surface 21 c of the main body 2.
The mold contact portion 22 may be composed only of a frame body instead of a plate-like body, and may be a plurality of rod-like bodies having the same length provided side by side on the side portion of the thick portion 21. Also good. Moreover, the projecting width of the mold contact portion 22 may be different on the left and right.
[0025]
Moreover, in the construction method of the underfloor ventilation structure, after fixing the anchor bolt 4 to the reinforcing bar 6 disposed in the mold 5, the packing material 1 is screwed to the anchor bolt 4 and the degree of screwing is adjusted. You can also Moreover, in the obtained underfloor ventilation structure, the anchor bolt 4 may not protrude at all from the upper end of the packing material 1 (see FIG. 6).
[0026]
Moreover, the foundation may be a rising part of a solid foundation in addition to the cloth foundation. In the case of a fabric foundation, the footing portion and the rising portion may be formed at the same time, or after the footing portion forming mold 52 is installed and only the footing portion is formed first, the rising portion forming mold 51 is formed. May be provided to form the rising portion.
[0027]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the present invention, the construction of the packing material and the underfloor ventilation structure that can eliminate the adjustment of the unevenness by the leveler material and can reduce the labor and the construction period due to the construction of the underfloor ventilation structure. A method can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which a packing material as one embodiment of the present invention is screwed to an anchor bolt.
2 is a cross-sectional view of the packing material shown in FIG. 1 (cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 3).
FIG. 3 is a bottom view of the packing material shown in FIG. 1;
4 is a cross-sectional view taken along the line YY of FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a schematic process diagram showing a construction method of an underfloor ventilation structure as one embodiment of the present invention.
6 is a perspective view showing another usage pattern of the packing material of FIG. 1; FIG.
FIG. 7 is a schematic process diagram showing a conventional method for constructing an underfloor ventilation structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Packing material 2 Main body 21 Thick part 22 Formwork contact part 3 Female thread member 4 Anchor bolt 5 Formwork 5A Formwork inner wall surface 6 Reinforcement 81 Foundation 9 Base

Claims

建物の基礎の上端と該基礎上に敷設される土台との間に通気用の隙間を形成するパッキング材であって、
本体と、該本体に回転自在に設けられた雌ねじ部材とからなり、
前記本体に、雌ねじ部材保持用の孔部が形成され、該孔部内に、前記雌ねじ部材が回転自在に保持されており、
前記雌ねじ部材は、前記基礎形成用の型枠内に固定したアンカーボルトに対する螺合の程度を調節することにより、該パッキング材の高さ位置を調節可能になされており、
前記本体は、前記型枠内にコンクリートを充填して形成される基礎に、その一部が埋没された状態で固定されることを特徴とするパッキング材。A packing material that forms a gap for ventilation between the upper end of the foundation of the building and the foundation laid on the foundation,
A main body and a female screw member rotatably provided on the main body ;
A hole for holding the female screw member is formed in the main body, and the female screw member is rotatably held in the hole.
The female screw member is capable of adjusting the height position of the packing material by adjusting the degree of screwing to the anchor bolt fixed in the mold for forming the foundation,
A packing material, wherein the main body is fixed in a state in which a part thereof is buried in a foundation formed by filling concrete in the mold.

前記本体は、前記型枠の内壁面同士間の幅と実質的に等しい幅を有している請求項１記載のパッキング材。 The packing material according to claim 1, wherein the main body has a width substantially equal to a width between inner wall surfaces of the mold.

前記本体は、上面が前記土台の載置面となる肉厚部と、該肉厚部の両側から突出して、その先端部が前記型枠の内壁面に当接する型枠当接部とからなる請求項１又は２記載のパッキング材。 The main body includes a thick portion whose upper surface serves as a mounting surface of the base, and a mold contact portion that protrudes from both sides of the thick portion and has a tip portion that contacts the inner wall surface of the mold. The packing material according to claim 1 or 2.

前記本体は、下方に向けて開口する複数の凹部を有しており、該各凹部内には、該本体の上面又は側面に開口する空気抜き用の孔が形成されている請求項１〜３の何れか記載のパッキング材。 The said main body has a some recessed part opened toward the downward direction, The hole for air venting opened to the upper surface or side surface of this main body is formed in each said recessed part. Any packing material.

請求項１〜４の何れかに記載のパッキング材を、アンカーボルトに螺合させた後、該アンカーボルトを、建物基礎形成用の型枠内に配設された鉄筋に固定するか、又は前記アンカーボルトを、建物基礎形成用の型枠内に配設された鉄筋に固定した後、前記パッキング材を、該アンカーボルトに螺合させる工程、該アンカーボルトに対する前記雌ねじ部材の螺合の程度の調節により、該パッキング材の高さ位置を調節する工程、前記本体の一部がコンクリート内に埋没するように該型枠内にコンクリートを打設する工程、及び該コンクリートにより固定された該パッキング材上に土台を敷設する工程を具備することを特徴とする床下換気構造の構築方法。 After the packing material according to any one of claims 1 to 4 is screwed into an anchor bolt, the anchor bolt is fixed to a reinforcing bar disposed in a formwork for building foundation, or the After fixing the anchor bolt to the reinforcing bar arranged in the formwork for forming the building foundation, the step of screwing the packing material into the anchor bolt, the degree of screwing of the female screw member to the anchor bolt Adjusting the height position of the packing material by adjusting, placing the concrete in the mold so that a part of the main body is buried in the concrete, and the packing material fixed by the concrete A method for constructing an underfloor ventilation structure comprising a step of laying a base on the top.