JP3836422B2 - 翼駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機の翼を駆動する翼駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、翼を駆動する翼駆動装置として、複数のアクチュエータの全てによって翼を駆動する翼駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、複数のアクチュエータの一部によって翼を駆動し、翼を駆動していたアクチュエータが故障したときに、翼を駆動していなかったアクチュエータによって引き続き翼を駆動する図6に示すような翼駆動装置900が知られている。
【0004】
翼駆動装置900は、操舵翼910と、操舵翼910を駆動するサーボアクチュエータ920及びサーボアクチュエータ930と、サーボアクチュエータ920及びサーボアクチュエータ930に操舵翼910を駆動させるための駆動信号を生成し出力する飛行制御器950と、飛行制御器950によって出力された駆動信号を入力するコントローラ960及びコントローラ970とを備えている。
【0005】
そして、コントローラ960は、駆動信号に基づいてサーボアクチュエータ920に操舵翼910を駆動させるとともに、サーボアクチュエータ920に操舵翼910を駆動させることができないときに電線901を介してコントローラ970に信号を出力する。
【0006】
また、コントローラ970は、コントローラ960から電線901を介して信号を入力するまでサーボアクチュエータ930の電磁弁931に電流を供給せずサーボアクチュエータ930を操舵翼910に従動させるとともに、コントローラ960から電線901を介して信号を入力したときに電磁弁931に電流を供給して駆動信号に基づいてサーボアクチュエータ930に操舵翼910を駆動させる。
【0007】
【特許文献1】
特開昭64−41498号公報(第4−7頁、第2図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の翼駆動装置900においては、複数のコントローラ960及びコントローラ970の動作によって操舵翼910を駆動するアクチュエータをサーボアクチュエータ920からサーボアクチュエータ930に切り換えていたので、サーボアクチュエータ920からサーボアクチュエータ930に切り換えるときに、コントローラ960及びコントローラ970の同期が崩れて航空機の飛行の制御が一時的に不能になることがあった。
【0009】
例えば、サーボアクチュエータ920が操舵翼910に従動した後もサーボアクチュエータ930が直ちに操舵翼910を駆動せず、サーボアクチュエータ920及びサーボアクチュエータ930の双方が操舵翼910に従動した状態になって、航空機の飛行の制御が一時的に不能になることがあった。
【0010】
また、サーボアクチュエータ920が操舵翼910に従動する前にサーボアクチュエータ930が操舵翼910を駆動してしまい、サーボアクチュエータ920及びサーボアクチュエータ930の双方が操舵翼910を駆動する状態になって、航空機の飛行の制御が一時的に不能になることがあった。
【0011】
なお、翼駆動装置900においては、コントローラ970がコントローラ960から信号を入力するまでサーボアクチュエータ930の電磁弁931に電流を供給しないので、コントローラ970がコントローラ960から信号を入力するまで電磁弁931等のサーボアクチュエータ930の構成の故障の検知を充分に行うことができなかった。
【0012】
そこで、本発明は、従来と比較して航空機の飛行の安全性を向上することができる翼駆動装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の翼駆動装置は、アクチュエータに翼を駆動させるための駆動信号を生成する駆動信号生成部と、それぞれ前記翼を駆動する駆動モード及び前記翼に従動する従動モードに切換え可能で、かつ、いずれか一方で前記翼を駆動する主アクチュエータ及び副アクチュエータと、前記駆動信号に基づいて前記主アクチュエータに前記翼を駆動させるように前記主アクチュエータを前記駆動モードにて制御する主駆動制御部を有した主制御部と、前記駆動信号に基づいて前記副アクチュエータに前記翼を駆動させるように前記副アクチュエータを前記駆動モードにて制御する副駆動制御部を有した副制御部とを備えた翼駆動装置において、前記主制御部は、前記副アクチュエータを前記翼に従動させる信号であって電気信号及び光信号の少なくとも一方である従動信号を生成する従動信号生成部を有し、前記主アクチュエータは、前記主駆動制御部からの制御信号が入力された場合には前記駆動モードに切り換わり、前記主駆動制御部からの制御信号が入力されない場合には前記従動モードに切り換わる主モード切換え部を有する一方、前記副アクチュエータは、前記副駆動制御部からの制御信号及び前記従動信号生成部からの前記従動信号に応じて、前記従動信号が入力されている場合には前記従動モードに切り換わり、前記従動信号が入力されない場合であって前記副駆動制御部からの制御信号が入力されたときには前記駆動モードに切り換わり、前記従動信号が入力されない場合であって前記副駆動制御部からの制御信号も入力されないときには前記従動モードに切り換わる副モード切換え部を有し、前記副モード切換え部が、前記副アクチュエータを前記駆動モードで作動させる駆動モード位置および前記副アクチュエータを前記従動モードで作動させる従動モード位置を有するとともに、前記副アクチュエータへの流体の流入出回路上に設けられた切換弁で構成され、前記従動信号生成部は、前記主駆動制御部が前記主アクチュエータを前記駆動モードにて制御するときに、前記従動信号を前記副アクチュエータの前記副モード切換え部に出力して、前記副駆動制御部による前記副アクチュエータの制御を無効にする構成を有している。
【0014】
この構成により、本発明の翼駆動装置は、主制御部及び副制御部の双方の動作によってではなく主制御部のみの従動信号生成部の動作によって、翼を駆動するアクチュエータを切り換えるので、翼を駆動するアクチュエータを滑らかに切り換えることができ、従来と比較して航空機の飛行の安全性を向上することができる。
【0015】
また、本発明の翼駆動装置は、前記主駆動制御部が前記主アクチュエータを前記駆動モードにて制御するときに前記副駆動制御部から前記副アクチュエータの前記副モード切換え部への制御信号の伝達経路における故障の有無を検知する検知部を備えた構成を有している。
【0016】
この構成により、本発明の翼駆動装置は、副駆動制御部が副アクチュエータに翼を駆動させることができるか否かを予め検知部が検知できるので、検知部を備えていない構成と比較して航空機の飛行の安全性を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0018】
(第1の実施の形態)
【0019】
まず、第1の実施の形態に係る翼駆動装置の構成について説明する。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態に係る翼駆動装置100は、操舵翼110と、操舵翼110を駆動する主アクチュエータとしてのサーボアクチュエータ120と、操舵翼110を駆動する副アクチュエータとしてのサーボアクチュエータ130と、サーボアクチュエータ120及びサーボアクチュエータ130に操舵翼110を駆動させるための駆動信号を生成し出力する駆動信号生成部としての飛行制御器150とを備えている。
【0021】
また、翼駆動装置100は、飛行制御器150によって電線101を介して出力された駆動信号を入力する主制御部としてのコントローラ160を備えており、コントローラ160は、入力した駆動信号に基づいてサーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させるようにサーボアクチュエータ120を制御する主駆動制御部としての駆動回路161と、駆動回路161がサーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができるときにサーボアクチュエータ130を操舵翼110に従動させる従動信号を生成し出力する従動信号生成部としての従動信号生成回路162とを有している。
【0022】
また、翼駆動装置100は、飛行制御器150によって電線101を介して出力された駆動信号を入力する副制御部としてのコントローラ170を備えており、コントローラ170は、入力した駆動信号に基づいてサーボアクチュエータ130に操舵翼110を駆動させるようにサーボアクチュエータ130を制御する副駆動制御部としての駆動回路171を有している。
【0023】
また、サーボアクチュエータ120は、図2に示すように、図示していないポンプに連通した供給ポート部121と、タンク122とを備えている。
【0024】
また、サーボアクチュエータ120は、一端部が図示していない航空機の一部に摺動可能に連結されたシリンダチューブ123aと、シリンダチューブ123aの内部を移動するピストン123bと、一端部がピストン123bに連結されて他端部がシリンダチューブ123aの他端部からシリンダチューブ123aの外部に突出して操舵翼110(図1参照)に摺動可能に連結されたピストンロッド123cとを有し、シリンダ室123d及びシリンダ室123eが形成された油圧シリンダ123を備えている。
【0025】
また、サーボアクチュエータ120は、シリンダチューブ123aに対するピストン123bの位置を検出し、検出した位置に基づいた検出信号を電線102(図1参照)を介してコントローラ160(図1参照)の駆動回路161(図1参照)に出力する位置センサ124を備えている。
【0026】
また、サーボアクチュエータ120は、コントローラ160の駆動回路161によって電線103(図1参照)を介して出力された制御信号を入力し、入力した制御信号に基づいて供給ポート部121及びタンク122と油圧シリンダ123のシリンダ室123d及びシリンダ室123eとの連通の状態を変更することによって、シリンダ室123d及びシリンダ室123eの内部の油の圧力を制御する電油圧制御弁125を備えている。
【0027】
また、サーボアクチュエータ120は、絞り弁126a及び絞り弁126bを有し、電油圧制御弁125及び油圧シリンダ123を連通して油圧シリンダ123に操舵翼110を駆動させる駆動モードと、タンク122及び油圧シリンダ123を絞り弁126a及び絞り弁126bを介して連通して油圧シリンダ123を操舵翼110に従動させる従動モードとの何れか一方のモードに切り換えるモード切換弁126(主モード切換え部)を備えている。
【0028】
また、サーボアクチュエータ120は、コントローラ160の駆動回路161によって電線104(図1参照)を介して電流が供給される電磁弁127を備えており、電磁弁127は、電流が供給されているときに供給ポート部121とモード切換弁126とを連通し、電流が供給されていないときにタンク122とモード切換弁126とを連通するようになっている。
【0029】
なお、モード切換弁126は、電磁弁127によって供給ポート部121に連通させられているときに駆動モードに切り換わり、電磁弁127によってタンク122に連通させられているときに従動モードに切り換わるように設定されている。
【0030】
また、サーボアクチュエータ120は、タンク122から油圧シリンダ123のシリンダ室123dへの油の流通を許可して逆流を防止する逆止弁128aと、タンク122から油圧シリンダ123のシリンダ室123eへの油の流通を許可して逆流を防止する逆止弁128bとを備えている。
【0031】
即ち、サーボアクチュエータ120は、操舵翼110に従動するときに、シリンダ室123d又はシリンダ室123eからタンク122に絞り弁126a又は絞り弁126bによって流量を絞りながら油を流通させるとともに、タンク122からシリンダ室123d又はシリンダ室123eに逆止弁128a又は逆止弁128bを介して油を流通させるようになっており、内部でキャビテーションが発生しないようになっている。
【0032】
また、図3に示すように、サーボアクチュエータ130は、図2に示すサーボアクチュエータ120の供給ポート部121、タンク122、油圧シリンダ123、位置センサ124、電油圧制御弁125、モード切換弁126、電磁弁127、逆止弁128a及び逆止弁128bと同様な供給ポート部131、タンク132、油圧シリンダ133、位置センサ134、電油圧制御弁135、モード切換弁136、電磁弁137、逆止弁138a及び逆止弁138bを備えている。
【0033】
ここで、位置センサ134は、検出信号を電線105(図1参照)を介してコントローラ170(図1参照)の駆動回路171(図1参照)に出力するようになっており、電油圧制御弁135は、駆動回路171によって電線106(図1参照)を介して出力された制御信号を入力するようになっており、電磁弁137は、駆動回路171から電線107(図1参照)を介して電流が供給されるようになっている。
【0034】
また、サーボアクチュエータ130は、コントローラ160の従動信号生成回路162によって電線108(図1参照)を介して従動信号としての電流が供給される電磁弁139を備えており、電磁弁139は、電流が供給されているときに供給ポート部131とモード切換弁136とを連通し、電流が供給されていないときにタンク132とモード切換弁136(副モード切換え部、切換弁)とを連通するようになっている。
【0035】
なお、モード切換弁136は、電磁弁139によって供給ポート部131に連通させられているとき、又は、電磁弁139及び電磁弁137の双方によってタンク132に連通させられているとき、油圧シリンダ133を操舵翼110に従動させる従動モードに切り換わり、電磁弁139によってタンク132に連通させられて電磁弁137によって供給ポート部131に連通させられているとき、油圧シリンダ133に操舵翼110を駆動させる駆動モードに切り換わるように設定されている。
【0036】
以上に説明したように、モード切換弁136及び電磁弁139は、従動信号に基づいて駆動回路171によるサーボアクチュエータ130の制御を無効にする制御無効部を構成している。
【0037】
また、駆動回路171は、駆動回路161がサーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができるときにも、電磁弁137に電流を供給するようになっており、飛行制御器150は、駆動回路171がサーボアクチュエータ130に操舵翼110を駆動させることができるか否かを、電磁弁137が故障していないか否かを検出することによって、駆動回路161がサーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができるときに検知するようになっている。したがって、飛行制御器150は検知部を構成している。
【0038】
次に、本実施の形態に係る翼駆動装置の動作について説明する。
【0039】
まず、駆動回路161がサーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができるときについて説明する。
【0040】
飛行制御器150が、駆動信号を生成して電線101を介して出力すると、飛行制御器150によって出力された駆動信号は、コントローラ160及びコントローラ170に入力される。
【0041】
コントローラ160に駆動信号が入力されると、コントローラ160の駆動回路161は、電線104を介して電磁弁127に電流を供給するので、電磁弁127が供給ポート部121とモード切換弁126とを連通する。ここで、電磁弁127が供給ポート部121とモード切換弁126とを連通すると、モード切換弁126は駆動モードに切り換わる。
【0042】
したがって、コントローラ160の駆動回路161は、入力された駆動信号と、電線102を介して位置センサ124から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線103を介して電油圧制御弁125に出力することによって、サーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができる。
【0043】
なお、コントローラ160の従動信号生成回路162は、駆動回路161がサーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができるので、従動信号を生成して電線108を介してサーボアクチュエータ130の電磁弁139に出力する。
【0044】
また、コントローラ170に駆動信号が入力されると、コントローラ170の駆動回路171は、電線107を介してサーボアクチュエータ130の電磁弁137に電流を供給するので、電磁弁137が供給ポート部131とモード切換弁136とを連通する。ここで、電磁弁137が供給ポート部131とモード切換弁136とを連通しても、電磁弁139がコントローラ160の従動信号生成回路162から従動信号としての電流が供給されて供給ポート部131とモード切換弁136とを連通するので、モード切換弁136は従動モードに切り換わる。
【0045】
したがって、コントローラ170の駆動回路171が、入力された駆動信号と、電線105を介して位置センサ134から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線106を介して電油圧制御弁135に出力するものの、サーボアクチュエータ130は操舵翼110に従動する。
【0046】
次に、駆動回路171がサーボアクチュエータ130に操舵翼110を駆動させることができるときであって、コントローラ160及びコントローラ170に駆動信号が入力されている場合に駆動回路161がサーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができなくなったときについて説明する。
【0047】
コントローラ170に駆動信号が入力されている場合、上述したように、コントローラ170の駆動回路171が電線107を介してサーボアクチュエータ130の電磁弁137に電流を供給しており、電磁弁137が供給ポート部131とモード切換弁136とを連通している。
【0048】
コントローラ160の駆動回路161サーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができなくなると、駆動回路161は、電線104を介して電磁弁127に電流を供給せず、従動信号生成回路162は、電線108を介して電磁弁139に従動信号としての電流を供給しない。
【0049】
駆動回路161が電線104を介して電磁弁127に電流を供給しないと、電磁弁127がタンク122とモード切換弁126とを連通するので、モード切換弁126は従動モードに切り換わる。
【0050】
したがって、サーボアクチュエータ120は操舵翼110に従動する。
【0051】
また、従動信号生成回路162が電線108を介して電磁弁139に電流を供給しないと、電磁弁139がタンク132とモード切換弁136とを連通する。ここで、電磁弁137が供給ポート部131とモード切換弁136とを連通しているので、モード切換弁136は駆動モードに切り換わる。
【0052】
なお、コントローラ170に駆動信号が入力されている場合、コントローラ170の駆動回路171は、上述したように、入力された駆動信号と、電線105を介して位置センサ134から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線106を介して電油圧制御弁135に出力している。
【0053】
したがって、コントローラ160の駆動回路161がサーボアクチュエータ120に操舵翼110を駆動させることができなくなったとき、コントローラ170の駆動回路171は、サーボアクチュエータ130に操舵翼110を駆動させることができる。
【0054】
以上に説明したように、翼駆動装置100は、コントローラ160及びコントローラ170の双方の動作によってではなくコントローラ160のみの従動信号生成回路162の動作によって操舵翼110を駆動するアクチュエータをサーボアクチュエータ120からサーボアクチュエータ130に切り換えるので、操舵翼110を駆動するアクチュエータを滑らかに切り換えることができ、従来と比較して図示していない航空機の飛行の安全性を向上することができる。
【0055】
また、飛行制御器150は、駆動回路171がサーボアクチュエータ130に操舵翼110を駆動させることができるか否かを、サーボアクチュエータ120が操舵翼110を駆動しているときに予め検知することができる。したがって、駆動回路171がサーボアクチュエータ130に操舵翼110を駆動させることができるか否かを飛行制御器150が予め検知できない構成と比較して、翼駆動装置100は、図示していない航空機の飛行の安全性を向上することができる。
【0056】
なお、翼駆動装置100は、本実施の形態において、信号として電気信号を使用していたが、本発明によれば、電線101〜108を光ケーブルに代えることによって信号として光信号を使用することもできる。
【0057】
(第2の実施の形態)
【0058】
第2の実施の形態に係る翼駆動装置の構成について説明する。
【0059】
図4に示すように、本実施の形態に係る翼駆動装置200は、操舵翼220と、操舵翼220を駆動するサーボアクチュエータ120(図2参照)と、操舵翼220を駆動するサーボアクチュエータ130(図3参照)及びサーボアクチュエータ140と、サーボアクチュエータ120、サーボアクチュエータ130及びサーボアクチュエータ140に操舵翼220を駆動させるための駆動信号を生成し出力する駆動信号生成部としての飛行制御器250とを備えている。
【0060】
また、翼駆動装置200は、飛行制御器250によって電線201を介して出力された駆動信号を入力するコントローラ260を備えており、コントローラ260は、入力した駆動信号に基づいてサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させるようにサーボアクチュエータ120を制御する駆動回路261と、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができるときにサーボアクチュエータ130及びサーボアクチュエータ140を操舵翼220に従動させる従動信号を生成し出力する従動信号生成回路262とを有している。
【0061】
また、翼駆動装置200は、飛行制御器250によって電線201を介して出力された駆動信号を入力するコントローラ270を備えており、コントローラ270は、入力した駆動信号に基づいてサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させるようにサーボアクチュエータ130を制御する駆動回路271と、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるときにサーボアクチュエータ140を操舵翼220に従動させる従動信号を生成し出力する従動信号生成回路272とを有している。
【0062】
また、翼駆動装置200は、飛行制御器250によって電線201を介して出力された駆動信号を入力するコントローラ280を備えており、コントローラ280は、入力した駆動信号に基づいてサーボアクチュエータ140に操舵翼220を駆動させるようにサーボアクチュエータ140を制御する駆動回路281を有している。
【0063】
ここで、サーボアクチュエータ120の位置センサ124は、検出信号を電線202を介してコントローラ260の駆動回路261に出力するようになっており、電油圧制御弁125は、駆動回路261によって電線203を介して出力された制御信号を入力するようになっており、電磁弁127は、駆動回路261から電線204を介して電流が供給されるようになっている。
【0064】
また、サーボアクチュエータ130の位置センサ134は、検出信号を電線205を介してコントローラ270の駆動回路271に出力するようになっており、電油圧制御弁135は、駆動回路271によって電線206を介して出力された制御信号を入力するようになっており、電磁弁137は、駆動回路271から電線207を介して電流が供給されるようになっており、電磁弁139は、コントローラ260の従動信号生成回路262から電線208を介して電流が供給されるようになっている。
【0065】
また、図5に示すように、サーボアクチュエータ140は、図3に示すサーボアクチュエータ130の供給ポート部131、タンク132、油圧シリンダ133、位置センサ134、電油圧制御弁135、モード切換弁136(副モード切換え部、切換弁)、電磁弁137、逆止弁138a、逆止弁138b及び電磁弁139と同様な供給ポート部141、タンク142、油圧シリンダ143、位置センサ144、電油圧制御弁145、モード切換弁146(副モード切換え部、切換弁)、電磁弁147、逆止弁148a、逆止弁148b及び電磁弁149を備えている。
【0066】
ここで、位置センサ144は、検出信号を電線209(図4参照)を介してコントローラ280(図4参照)の駆動回路281(図4参照)に出力するようになっており、電油圧制御弁145は、駆動回路281によって電線210(図4参照)を介して出力された制御信号を入力するようになっており、電磁弁147は、駆動回路281から電線211(図4参照)を介して電流が供給されるようになっている。
【0067】
また、電磁弁149は、コントローラ260の従動信号生成回路262によって電線212(図4参照)を介して従動信号としての電流が供給され、コントローラ270の従動信号生成回路272によって電線213(図4参照)を介して従動信号としての電流が供給されるようになっており、電流が供給されているときに供給ポート部141とモード切換弁146とを連通し、電流が供給されていないときにタンク142とモード切換弁146とを連通するようになっている。
【0068】
以上に説明したように、モード切換弁136及び電磁弁139は、従動信号に基づいて駆動回路271によるサーボアクチュエータ130の制御を無効にする制御無効部を構成している。同様に、モード切換弁146及び電磁弁149は、従動信号に基づいて駆動回路281によるサーボアクチュエータ140の制御を無効にする制御無効部を構成している。
【0069】
また、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができるとき、サーボアクチュエータ120が主アクチュエータを、サーボアクチュエータ130及びサーボアクチュエータ140が副アクチュエータを、コントローラ260が主制御部を、コントローラ270及びコントローラ280が副制御部を、駆動回路261が主駆動制御部を、駆動回路271及び駆動回路281が副駆動制御部を、従動信号生成回路262が従動信号生成部を構成している。
【0070】
また、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができず、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるとき、サーボアクチュエータ130が主アクチュエータを、サーボアクチュエータ140が副アクチュエータを、コントローラ270が主制御部を、コントローラ280が副制御部を、駆動回路271が主駆動制御部を、駆動回路281が副駆動制御部を、従動信号生成回路272が従動信号生成部を構成している。
【0071】
また、駆動回路271は、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができるときにも、電磁弁137に電流を供給するようになっており、飛行制御器250は、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるか否かを、電磁弁137が故障していないか否かを検出することによって、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができるときに検知するようになっている。また、駆動回路281は、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができるときや、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるときにも、電磁弁147に電流を供給するようになっており、飛行制御器250は、駆動回路281がサーボアクチュエータ140に操舵翼220を駆動させることができるか否かを、電磁弁147が故障していないか否かを検出することによって、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができるときや、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるときに検知するようになっている。したがって、飛行制御器250は検知部を構成している。
【0072】
次に、本実施の形態に係る翼駆動装置の動作について説明する。
【0073】
まず、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができるときについて説明する。
【0074】
飛行制御器250が、駆動信号を生成して電線201を介して出力すると、飛行制御器250によって出力された駆動信号は、コントローラ260、コントローラ270及びコントローラ280に入力される。
【0075】
コントローラ260に駆動信号が入力されると、コントローラ260の駆動回路261は、電線204を介して電磁弁127に電流を供給するので、電磁弁127が供給ポート部121とモード切換弁126とを連通する。ここで、電磁弁127が供給ポート部121とモード切換弁126とを連通すると、モード切換弁126は駆動モードに切り換わる。
【0076】
したがって、コントローラ260の駆動回路261は、入力された駆動信号と、電線202を介して位置センサ124から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線203を介して電油圧制御弁125に出力することによって、サーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができる。
【0077】
なお、コントローラ260の従動信号生成回路262は、駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができるので、従動信号を生成して、生成した従動信号を電線208を介してサーボアクチュエータ130の電磁弁139に出力するとともに、生成した従動信号を電線212を介してサーボアクチュエータ140の電磁弁149に出力する。
【0078】
また、コントローラ270に駆動信号が入力されると、コントローラ270の駆動回路271は、電線207を介してサーボアクチュエータ130の電磁弁137に電流を供給するので、電磁弁137が供給ポート部131とモード切換弁136とを連通する。ここで、電磁弁137が供給ポート部131とモード切換弁136とを連通しても、電磁弁139がコントローラ260の従動信号生成回路262から従動信号としての電流が供給されて供給ポート部131とモード切換弁136とを連通するので、モード切換弁136は従動モードに切り換わる。
【0079】
したがって、コントローラ270の駆動回路271が、入力された駆動信号と、電線205を介して位置センサ134から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線206を介して電油圧制御弁135に出力するものの、サーボアクチュエータ130は操舵翼220に従動する。
【0080】
また、コントローラ280に駆動信号が入力されると、コントローラ280の駆動回路281は、電線211を介してサーボアクチュエータ140の電磁弁147に電流を供給するので、電磁弁147が供給ポート部141とモード切換弁146とを連通する。ここで、電磁弁147が供給ポート部141とモード切換弁146とを連通しても、電磁弁149がコントローラ260の従動信号生成回路262から従動信号としての電流が供給されて供給ポート部141とモード切換弁146とを連通するので、モード切換弁146は従動モードに切り換わる。
【0081】
したがって、コントローラ280の駆動回路281が、入力された駆動信号と、電線209を介して位置センサ144から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線210を介して電油圧制御弁145に出力するものの、サーボアクチュエータ140は操舵翼220に従動する。
【0082】
次に、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるときであって、コントローラ260、コントローラ270及びコントローラ280に駆動信号が入力されている場合に駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができなったときについて説明する。
【0083】
コントローラ270に駆動信号が入力されている場合、上述したように、コントローラ270の駆動回路271が電線207を介してサーボアクチュエータ130の電磁弁137に電流を供給しており、電磁弁137が供給ポート部131とモード切換弁136とを連通している。
【0084】
コントローラ260の駆動回路261サーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができなくなると、駆動回路261は、電線204を介して電磁弁127に電流を供給せず、従動信号生成回路262は、電線208を介して電磁弁139に従動信号としての電流を供給せず、電線212を介して電磁弁149に従動信号としての電流を供給しない。
【0085】
駆動回路261が電線204を介して電磁弁127に電流を供給しないと、電磁弁127がタンク122とモード切換弁126とを連通するので、モード切換弁126は従動モードに切り換わる。
【0086】
したがって、サーボアクチュエータ120は操舵翼220に従動する。
【0087】
また、従動信号生成回路262が電線208を介して電磁弁139に電流を供給しないと、電磁弁139がタンク132とモード切換弁136とを連通する。ここで、電磁弁137が供給ポート部131とモード切換弁136とを連通しているので、モード切換弁136は駆動モードに切り換わる。
【0088】
なお、コントローラ270に駆動信号が入力されている場合、コントローラ270の駆動回路271は、上述したように、入力された駆動信号と、電線205を介して位置センサ134から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線206を介して電油圧制御弁135に出力している。
【0089】
したがって、コントローラ260の駆動回路261がサーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができなくなったとき、コントローラ270の駆動回路271は、サーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができる。
【0090】
なお、コントローラ270の従動信号生成回路272は、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるので、従動信号を生成して電線213を介してサーボアクチュエータ140の電磁弁149に出力する。
【0091】
また、コントローラ280に駆動信号が入力されると、コントローラ280の駆動回路281は、電線211を介してサーボアクチュエータ140の電磁弁147に電流を供給するので、電磁弁147が供給ポート部141とモード切換弁146とを連通する。ここで、電磁弁147が供給ポート部141とモード切換弁146とを連通しても、電磁弁149がコントローラ270の従動信号生成回路272から従動信号としての電流が供給されて供給ポート部141とモード切換弁146とを連通するので、モード切換弁146は従動モードに切り換わる。
【0092】
したがって、コントローラ280の駆動回路281が、入力された駆動信号と、電線209を介して位置センサ144から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線210を介して電油圧制御弁145に出力するものの、サーボアクチュエータ140は操舵翼220に従動する。
【0093】
次に、駆動回路281がサーボアクチュエータ140に操舵翼220を駆動させることができるときであって、コントローラ260、コントローラ270及びコントローラ280に駆動信号が入力されている場合に駆動回路261及び駆動回路271がそれぞれサーボアクチュエータ120及びサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができなったときについて説明する。
【0094】
コントローラ280に駆動信号が入力されている場合、上述したように、コントローラ280の駆動回路281が電線211を介してサーボアクチュエータ140の電磁弁147に電流を供給しており、電磁弁147が供給ポート部141とモード切換弁146とを連通している。
【0095】
コントローラ260の駆動回路261サーボアクチュエータ120に操舵翼220を駆動させることができなくなると、駆動回路261は、電線204を介して電磁弁127に電流を供給せず、従動信号生成回路262は、電線208を介して電磁弁139に従動信号としての電流を供給せず、電線212を介して電磁弁149に従動信号としての電流を供給しない。
【0096】
駆動回路261が電線204を介して電磁弁127に電流を供給しないと、電磁弁127がタンク122とモード切換弁126とを連通するので、モード切換弁126は従動モードに切り換わる。
【0097】
したがって、サーボアクチュエータ120は操舵翼220に従動する。
【0098】
また、コントローラ270の駆動回路271サーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができなくなると、駆動回路271は、電線207を介して電磁弁137に電流を供給せず、従動信号生成回路272は、電線213を介して電磁弁149に従動信号としての電流を供給しない。
【0099】
駆動回路271が電線207を介して電磁弁137に電流を供給しないと、電磁弁137がタンク132とモード切換弁136とを連通するので、モード切換弁136は従動モードに切り換わる。
【0100】
したがって、サーボアクチュエータ130は操舵翼220に従動する。
【0101】
また、従動信号生成回路262及び従動信号生成回路272がそれぞれ電線212及び電線213を介して電磁弁149に電流を供給しないと、電磁弁149がタンク142とモード切換弁146とを連通する。ここで、電磁弁147が供給ポート部141とモード切換弁146とを連通しているので、モード切換弁146は駆動モードに切り換わる。
【0102】
なお、コントローラ280に駆動信号が入力されている場合、コントローラ280の駆動回路281は、上述したように、入力された駆動信号と、電線209を介して位置センサ134から入力された検出信号とに基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号を電線210を介して電油圧制御弁145に出力している。
【0103】
したがって、駆動回路261及び駆動回路271がそれぞれサーボアクチュエータ120及びサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができなくなったとき、コントローラ280の駆動回路281は、サーボアクチュエータ140に操舵翼220を駆動させることができる。
【0104】
以上に説明したように、翼駆動装置200は、コントローラ260及びコントローラ270の双方の動作によってではなくコントローラ260のみの従動信号生成回路262の動作によって操舵翼220を駆動するアクチュエータをサーボアクチュエータ120からサーボアクチュエータ130に切り換えるので、操舵翼220を駆動するアクチュエータを滑らかに切り換えることができ、従来と比較して図示していない航空機の飛行の安全性を向上することができる。
【0105】
同様に、翼駆動装置200は、コントローラ270及びコントローラ280の双方の動作によってではなくコントローラ270のみの従動信号生成回路272の動作によって操舵翼220を駆動するアクチュエータをサーボアクチュエータ130からサーボアクチュエータ140に切り換えるので、操舵翼220を駆動するアクチュエータを滑らかに切り換えることができ、従来と比較して図示していない航空機の飛行の安全性を向上することができる。
【0106】
また、飛行制御器250は、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるか否かを、サーボアクチュエータ120が操舵翼220を駆動しているときに予め検知することができる。したがって、駆動回路271がサーボアクチュエータ130に操舵翼220を駆動させることができるか否かを飛行制御器250が予め検知できない構成と比較して、翼駆動装置200は、図示していない航空機の飛行の安全性を向上することができる。
【0107】
同様に、飛行制御器250は、駆動回路281がサーボアクチュエータ140に操舵翼220を駆動させることができるか否かを、サーボアクチュエータ130が操舵翼220を駆動しているときに予め検知することができる。したがって、駆動回路281がサーボアクチュエータ140に操舵翼220を駆動させることができるか否かを飛行制御器250が予め検知できない構成と比較して、翼駆動装置200は、図示していない航空機の飛行の安全性を向上することができる。
【0108】
なお、翼駆動装置200は、本実施の形態において、信号として電気信号を使用していたが、本発明によれば、電線201〜213を光ケーブルに代えることによって信号として光信号を使用することもできる。
【0109】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、従来と比較して航空機の飛行の安全性を向上することができる翼駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る翼駆動装置のブロック図
【図2】図1に示す翼駆動装置のサーボアクチュエータの油圧回路図
【図3】図2に示すサーボアクチュエータとは異なる図1に示す翼駆動装置のサーボアクチュエータの油圧回路図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る翼駆動装置のブロック図
【図5】図4に示す翼駆動装置のサーボアクチュエータの油圧回路図
【図6】従来の翼駆動装置のブロック図
【符号の説明】
100 翼駆動装置
110 操舵翼(翼)
120 サーボアクチュエータ(主アクチュエータ)
130 サーボアクチュエータ(副アクチュエータ、主アクチュエータ)
136 モード切換弁(副モード切換え部、切換弁、制御無効部)
139 電磁弁(制御無効部)
140 サーボアクチュエータ(副アクチュエータ)
146 モード切換弁(副モード切換え部、切換弁、制御無効部)
149 電磁弁(制御無効部)
150 飛行制御器(駆動信号生成部、検知部)
160 コントローラ(主制御部)
161 駆動回路(主駆動制御部)
162 従動信号生成回路(従動信号生成部)
170 コントローラ(副制御部)
171 駆動回路(副駆動制御部)
200 翼駆動装置
220 操舵翼(翼)
250 飛行制御器(駆動信号生成部、検知部)
260 コントローラ(主制御部)
261 駆動回路(主駆動制御部)
262 従動信号生成回路(従動信号生成部)
270 コントローラ(副制御部、主制御部)
271 駆動回路(副駆動制御部、主駆動制御部)
272 従動信号生成回路(従動信号生成部)
280 コントローラ(副制御部)

Claims (2)

  1. アクチュエータに翼を駆動させるための駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    それぞれ前記翼を駆動する駆動モード及び前記翼に従動する従動モードに切換え可能で、かつ、いずれか一方で前記翼を駆動する主アクチュエータ及び副アクチュエータと、
    前記駆動信号に基づいて前記主アクチュエータに前記翼を駆動させるように前記主アクチュエータを前記駆動モードにて制御する主駆動制御部を有した主制御部と、
    前記駆動信号に基づいて前記副アクチュエータに前記翼を駆動させるように前記副アクチュエータを前記駆動モードにて制御する副駆動制御部を有した副制御部とを備えた翼駆動装置において、
    前記主制御部は、前記副アクチュエータを前記翼に従動させる信号であって電気信号及び光信号の少なくとも一方である従動信号を生成する従動信号生成部を有し、
    前記主アクチュエータは、前記主駆動制御部からの制御信号が入力された場合には前記駆動モードに切り換わり、前記主駆動制御部からの制御信号が入力されない場合には前記従動モードに切り換わる主モード切換え部を有する一方、
    前記副アクチュエータは、前記副駆動制御部からの制御信号及び前記従動信号生成部からの前記従動信号に応じて、前記従動信号が入力されている場合には前記従動モードに切り換わり、前記従動信号が入力されない場合であって前記副駆動制御部からの制御信号が入力されたときには前記駆動モードに切り換わり、前記従動信号が入力されない場合であって前記副駆動制御部からの制御信号も入力されないときには前記従動モードに切り換わる副モード切換え部を有し、
    前記副モード切換え部が、前記副アクチュエータを前記駆動モードで作動させる駆動モード位置および前記副アクチュエータを前記従動モードで作動させる従動モード位置を有するとともに、前記副アクチュエータへの流体の流入出回路上に設けられた切換弁で構成され、
    前記従動信号生成部は、前記主駆動制御部が前記主アクチュエータを前記駆動モードにて制御するときに、前記従動信号を前記副アクチュエータの前記副モード切換え部に出力して、前記副駆動制御部による前記副アクチュエータの制御を無効にすることを特徴とする翼駆動装置。
  2. 前記主駆動制御部が前記主アクチュエータを前記駆動モードにて制御するときに前記副駆動制御部から前記副アクチュエータの前記副モード切換え部への制御信号の伝達経路における故障の有無を検知する検知部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の翼駆動装置。
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