JP3835504B2

JP3835504B2 - Chair

Info

Publication number: JP3835504B2
Application number: JP30858198A
Authority: JP
Inventors: 彰清水
Original assignee: Kokuyo Co Ltd
Current assignee: Kokuyo Co Ltd
Priority date: 1998-10-29
Filing date: 1998-10-29
Publication date: 2006-10-18
Anticipated expiration: 2018-10-29
Also published as: JP2000125970A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座が脚体に対し旋回可能に支持された椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、椅子において、起立あるいは着座時の便を考慮して種々の工夫がなされている。例えば、肘掛けは、着座中に使用者が肘を置いてリラックスした姿勢をとれるものであるが、着座・起立時に手がかりとして用いることもできる。また、事務用等に使う椅子のように背座が回転するものは、机に向かう時と起立着座すべく机に対して横を向く時とで、容易に姿勢を変えることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、妊婦や高齢者あるいは身体の不自由な人のように、何かを手がかりにしなければ、自力では椅子に起立着座することが難しい人にとっては、従来の椅子は種々の不具合があった。例えば固定の肘付きの椅子の場合は、肘掛けを手がかりにして起立着座を行なえるが、机を用いている場合には、起立着座の際に椅子を引かなければならず、上述したような人にとってはこの動作が難しい。また、キャスタ付椅子の場合には椅子を引く動作は簡単になるが、肘掛けに体重を預けた時に椅子自体が動く恐れがある。これは、背座及び肘掛けが回転するタイプのものにも同様のことが言える。
【０００４】
一方、椅子を引くことなく起立着座動作できるように、肘掛けをなくすとともに座のみを回転させるようにしたものもあるが、肘掛けがないため、起立着座の際の手がかりがないという不具合があるうえ、使用者は腰掛けた時に背のない方向に向かって腰掛けることになるため、例えば起立し損ねて腰砕けのようになりながら着座することになった際等に、仰向けに倒れてしまう恐れがある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、係る不具合を解消して、妊婦や高齢者あるいは身体の不自由な人に好適な椅子を提供すべく、床面に安定接地する脚体に座のみを旋回可能に構成するととともに、背を座の後方およびいずれか一側方に設けたものであり、椅子を引くことなく着座、起立が可能で、その際に使用者が背を手がかりにでき、安全性も高いものを提供することを主たる目的としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明に係る椅子は、安定して接地可能な脚体とこの脚体に支持された座及び背とを具備するものであって、座が脚体に水平旋回可能に支持されているものであり、背が、座の後方において左右方向に沿って形成された背面部と、座のいずれか一側方のみにおいて奥行き方向に沿って形成された側面部とを具備し、背面部と側面部とを平面視互いに略直交させるとともに、背面部及び側面部の上端をそれぞれ肘掛けとして使用できるものであることを特徴とする。
【０００７】
このような構成によると、座の正面を机に対向させるように配置した状態で、使用者は椅子を引くことなく、背が形成されていない他側方から着座し、その後、座を旋回させて机に向かって座ることができる。そして、着座中は、一側方に形成されている背を肘掛けとして使用できる。一方、起立時には、座を前記とは逆に旋回させて他側方に向き、起立することができる。このように使用者は、椅子自体を動かすことなく着座起立動作を行なえる。また、脚体が床面に安定して接地しているため、背は安定して動かない。したがって、着座起立動作の際に、使用者は、座の後方に形成されている背に安心してつかまることができる。さらに背が肘掛けとしても使用できるものであるため、つかまりやすいという効果もある。加えて、起立し損ねるなどして、腰砕けのようになりながら着座することとなっても、一側方に形成されている背により、使用者がそのまま仰向けに倒れてしまうという事態を回避できる。
【０００８】
このように、何かにつかまらなければ自力での着座起立動作がままならない妊婦や高齢者等にとって、使い勝手が極めてよく、しかも安全な椅子を提供することができることとなる。
使用者が安定した着座姿勢を得られる背の具体的実施態様としては、背が、座の後方において左右方向に沿って形成された背面部と、座の一側方において奥行き方向に沿って形成された側面部とを具備し、これら背面部と側面部とを平面視互いに略直交するように構成してなるものが挙げられる。
【０００９】
座が旋回するうえで他の部材に干渉することを容易に防止するには、座が平面視円形状のものであり、その旋回中心と座の中心とを一致させているものが望ましい。
【００１０】
着座起立方向を容易に反対にすることができるようにするには、配置姿勢を水平に９０度回転させて変更することにより、変更前の配置姿勢と、変更後の配置姿勢とが平面視対称となるように構成しているものが好ましい。このようなものであれば、例えば机に対して椅子を置く向きを９０度変えるだけで、着座起立方向を反対にすることができるからである。
【００１１】
このような構成を実現する実施態様としては、脚体が、平面視正方形の頂点に位置するように配設された４本の脚を具備するものであり、背がこれら隣接する脚の上端部間に横架されて形成されたものであることが挙げられる。
係る場合に脚体の強度的なバランスを保つには、隣接する各脚が連結材により互いに強結され、脚体として自立性を有するように構成されたものであって、背に対向する脚間を補助連結材を用いて連結しているものが好ましい。
【００１２】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を、図１〜図７を参照して説明する。
本実施例に係る椅子は、図１〜図６に示すように、安定して接地可能な脚体１とこの脚体１に支持された座２及び背３とを具備してなるものである。なお、図中矢印Ｓは前方（正面方向）を示す。
【００１３】
脚体１は、平面視正方形の頂点に位置するように配設された木製の４本の脚１１ａ〜１１ｄと、隣接する脚１１ａ〜１１ｄを互いに強結し、各脚１１ａ〜１１ｄを拘束して自立性をもたせる木製角柱状の連結材１２とを主体として構成されている。各脚１１ａ〜１１ｄの下端にはキャスタ等の転動、滑動部材は取り付けられておらず、床面に安定して接地する。座２の前方に位置する脚１１ａ、脚１１ｄ間、及び他側方に位置する脚１１ｄ、脚１１ｃ間には、連結材１２の下方において円柱状の補助連結材１４が設けられている。係る補助連結材１４は、脚１１ｄが背３による連結がないため設けられたものであって、主として脚体１の強度的バランスを保つべく、後述する背３と対向するように配置してある。
【００１４】
座２は、平面視円形状のもので、脚体１に対し旋回機構４を介して水平旋回可能に支持されている。旋回機構４は、矩形状の上板４１と下板４２をかしめピン４３等で軸着するとともにその間に図示しないベアリングを介在させて互いに旋回可能に構成したものある。しかして、下板４２を対向する連結材１２間に横架した一対の横架材１３上にねじ止めして固着するとともに、上板４１を座２の下面にねじ止めして固着することにより、座２を脚体１に対して円滑に旋回できるように支持させている。一方、座２の旋回中心は、座２の中心に一致するように設定してあり、座２が旋回により他の部材に干渉することを防止している。また、座２の中心は、脚体１の中心、すなわち脚１１ａ〜１１ｄにより構成される平面視正方形の中心より、若干前方かつ他側方に偏位させてあり、座２が脚体１よりも前方及び他側方に突出するように設定してある。なお、旋回機構はこの他の構造のものでもよいのは言うまでもない。
【００１５】
背３は、４本の脚１１ａ〜１１ｄのうち、後方及び一側方に位置するもの１１ａ〜１１ｃを座２より上方に延出し、それらの上端部間に配設したもので、座２の後方において左右方向に沿って形成された背面部３１と、座２の一側方において奥行き方向に沿って形成された側面部３２とを具備する。しかして、これら背面部３１と側面部３２とが平面視互いに略直交するように構成するとともに、それらの高さを、使用者が着座した時にその上端を肘掛けとしても使用できる程度に設定している。詳述すると、背面部３１は、座２の後方に互いに隣接して位置する脚１１ｂ、１１ｃの上端部間に横架した木製の背板３１ａと、この背板３１ａの上面及び内側面を覆うように配設したクッション材３１ｂとからなる。一方、側面部３２は、座２の一側方に互いに隣接して位置する脚１１ａ、１１ｂの上端部間に横架した背板３２ａと、この背板３２ａの上面及び内側面を覆うように取着したクッション材３２ｂとからなる。各クッション材３１ｂ、３２ｂの内側面は平面視部分円弧を形成するように若干窪ませてあり、もたれた際に使用者に安定感をもたらすように構成している。また、各クッション材３１ｂ、３２ｂの上面部は背板３１ａ、３２ａよりも外方に膨出させ、上面の面積を大きくして、肘掛けとして好適に使用できるようにしている。また、これら背面部３１、側面部３２は、対角上に位置する脚１１ｂ、１１ｄを結んだ仮想線Ｃに対して互いに略対称な形状となるように構成しており、椅子の配置姿勢を水平に９０度回転させて変更することにより、変更前の配置姿勢と変更後の配置姿勢とが平面視対称となるようにしている。
【００１６】
このような構成によると、図７に示すように、座２の正面を机に対向させるように配置した状態で、使用者は、椅子を引くことなく、背３が形成されていない他側方から着座し、その後、座２を旋回させて机ＤＳＫに向かって座ることができる。一方、着座している使用者は、座２を前記とは逆に旋回させて他側方を向き起立することができる。このように使用者は椅子自体を動かすことなく着座起立を行なえる。また、脚体１が安定して床面に接地しており背３は動かないので、着座起立の際に、使用者は安心して背面部３１につかまることができる。しかも、背３は肘掛けとして使用できる程度の高さであるのでつかまりやすい。さらに、起立し損ねるなどして、腰砕けのようになりながら着座することとなっても、側面部３２により、使用者がそのまま仰向けに倒れてしまうという事態を回避できる。
【００１７】
このように本実施例によれば、特に何かにつかまらなければ着座起立動作がままならない妊婦や高齢者等にとって、使い勝手が極めてよく、しかも安全なものを提供することができる。
さらに、机に対して椅子を置く向きを９０度変えるだけで、着座起立方向を反対にすることができるうえ、このように互いに配置姿勢を異ならせるようにして複数の椅子を並べても、全体的な外観上のバランスを崩すことがない。
【００１８】
なお、本発明は上述した実施例に限られず、種々の変形が可能である。座も平面視円形状に限られるものではない。さらに、例えば脚の下端にキャスタを取り付けたものであっても、キャスタがロック付のものでありロックすることにより脚体が床面に安定して接地可能なものであれば、本発明を適用できる。
【００１９】
その他、本発明は上記図示例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形か可能である。
【００２０】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明は、床面に安定接地する脚体に座のみを旋回可能に構成するととともに、上端を肘掛けとして使用できる背を座の後方およびいずれか一側方のみに設けるようにしたため、使用者は、椅子を引くことなく着座、起立が可能となり、しかもその際に背を手がかりにできるようになる。また、起立し損ねるなどして腰砕けのようになりながら着座することとなっても、一側方に形成されている背により、使用者がそのまま仰向けに倒れてしまうという事態を回避できる。したがって、何かにつかまらなければ自力での着座起立動作がままならない妊婦や高齢者等にとって、使い勝手が極めてよく、しかも安全な椅子を提供することができることとなる。
【００２１】
背が、座の後方において左右方向に沿って形成された背面部と、座の一側方において奥行き方向に沿って形成された側面部とを具備し、これら背面部と側面部とを平面視互いに略直交するように構成してなるものであれば、着座時の安定性を好適に得ることができる。
【００２２】
座が平面視円形状のものであり、その旋回中心と座の中心とを一致させているものであれば、座が旋回するうえで他の部材に干渉することを容易に防止することができる。
配置姿勢を水平に９０度回転させて変更することにより、変更前の配置姿勢と、変更後の配置姿勢とが平面視対称となるように構成しているものであれば、着座起立方向を容易に反対にすることができるのみならず、このように配置姿勢の異なる椅子を配列しても、全体として外観上のバランスを崩すことがない。
【００２３】
脚体が、平面視正方形の頂点に位置するように配設された４本の脚を具備するものであり、背がこれら隣接する脚の上端部間に横架されて形成されたものであれば、上述した構成を容易に実現することができる。この場合に、隣接する各脚が連結材により互いに強結され、脚体として自立性を有するように構成されたものであって、背に対向する脚間を補助連結材を用いて連結しているものであれば、脚体の強度的なバランスが良好になるので、座の旋回をより安定感のあるものとすることができるだけでなく、使用者に安心感を与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例における椅子を示す全体斜視図。
【図２】同実施例の椅子の正面図。
【図３】同実施例の椅子の平面図。
【図４】同実施例の椅子の分解斜視図。
【図５】図２におけるＡ−Ａ線断面図。
【図６】図２におけるＢ−Ｂ線断面図。
【図７】同実施例の使用状態を示す全体斜視図。
【符号の説明】
１…脚体
２…座
３、１０３…背
１２…連結材
１４…補助連結材
３１…背面部
３２…側面部
１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１１ｄ…脚[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair whose seat is supported so as to be pivotable with respect to a leg.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various contrivances have been made in chairs in consideration of stool during standing or sitting. For example, the armrest allows the user to take a relaxed posture by placing the elbow while sitting, but it can also be used as a clue when sitting or standing. In addition, when the back seat rotates like a chair used for office work or the like, the posture can be easily changed between when heading to the desk and when facing sideways to sit upright.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, conventional chairs have various problems for those who are difficult to stand up and sit on their own unless they use something as a clue, such as pregnant women, elderly people, and physically disabled people. For example, in the case of a chair with a fixed elbow, you can sit upright using the armrest as a clue, but if you are using a desk, you have to pull the chair when you stand upright. This is difficult for the user. Also, in the case of a chair with casters, the operation of pulling the chair becomes simple, but the chair itself may move when the weight is deposited on the armrest. The same can be said of the type in which the back seat and the armrest rotate.
[0004]
On the other hand, there is also an armrest that has been removed so that it can be moved upright without pulling a chair, and only the seat is rotated. When the user sits down, he / she sits in a direction with no back, so there is a possibility that the user may fall down on his / her back, for example, when he / she fails to stand up and sits down like a crunch.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention solves such problems, and in order to provide a chair suitable for pregnant women, elderly people, or physically handicapped persons, and configured to be able to turn only the seat on the leg that stably contacts the floor, The back is provided behind the seat and on either side of the seat, and it can be seated and raised without pulling the chair. In this case, the user can use the back as a clue and provide high safety. This is the main purpose.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
That is, the chair according to the present invention includes a leg that can be stably grounded and a seat and a back that are supported by the leg, and the seat is supported by the leg so as to be horizontally rotatable. The back has a back part formed along the left-right direction at the back of the seat, and a side part formed along the depth direction at only one side of the seat, and the back part The side portions are substantially orthogonal to each other in plan view, and the upper ends of the back portion and the side portions can be used as armrests, respectively .
[0007]
According to such a configuration, in a state where the front of the seat is arranged to face the desk, the user sits from the other side where the back is not formed without pulling the chair, and then turns the seat. You can sit at the desk. And while seated, the spine formed on one side can be used as an armrest. On the other hand, at the time of standing, the seat can be swung in the opposite direction and turned to the other side to stand up. In this way, the user can perform the sitting upright operation without moving the chair itself. Moreover, since the leg is stably grounded on the floor, the back does not move stably. Therefore, during the seating and standing up movement, the user can safely hold on the back formed behind the seat. Furthermore, since the back can be used as an armrest, there is an effect that it is easy to hold. In addition, it is possible to avoid a situation where the user falls on his back as it is due to the spine formed on one side even if he / she sits down as if he / she fell apart due to failure to stand up.
[0008]
As described above, it is possible to provide a chair that is extremely easy to use and safe for pregnant women, elderly people, and the like who cannot stay seated and standing by themselves unless they are caught in something.
As a specific embodiment of the back that allows the user to obtain a stable seating posture, the back is formed along the depth direction on one side of the seat, and the back surface formed along the left-right direction behind the seat And the back surface portion and the side surface portion are configured so as to be substantially orthogonal to each other in plan view.
[0009]
In order to easily prevent the seat from interfering with other members when turning, it is desirable that the seat has a circular shape in plan view and that the turning center coincides with the center of the seat.
[0010]
In order to make it possible to easily reverse the sitting upright direction, the placement posture before the change and the placement posture after the change are symmetrical in plan view by changing the placement posture by rotating 90 degrees horizontally. What is comprised so that it may become is preferable. This is because, for example, the sitting upright direction can be reversed only by changing the orientation of the chair with respect to the desk by 90 degrees.
[0011]
As an embodiment for realizing such a configuration, the leg body includes four legs disposed so as to be positioned at the apexes of the square in plan view, and the back is the upper end portion of the adjacent legs. It is mentioned that it was formed horizontally.
In such a case, in order to maintain the strength balance of the legs, the legs that are adjacent to each other are connected to each other by a connecting member so that the legs are self-supporting, and the legs are opposed to the back. What connected between using the auxiliary | assistant connection material is preferable.
[0012]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIGS. 1 to 6, the chair according to the present embodiment includes a leg 1 that can be stably grounded, and a seat 2 and a back 3 that are supported by the leg 1. . In addition, the arrow S in a figure shows the front (front direction).
[0013]
The leg 1 is composed of four wooden legs 11a to 11d and adjacent legs 11a to 11d arranged so as to be positioned at the apexes of the square in plan view, and restrains the legs 11a to 11d. It is composed mainly of a wooden prismatic connecting member 12 that is self-supporting. Rolling and sliding members such as casters are not attached to the lower ends of the legs 11a to 11d, and are stably grounded on the floor surface. A columnar auxiliary connecting member 14 is provided below the connecting member 12 between the legs 11a and 11d located in front of the seat 2 and between the legs 11d and 11c located on the other side. The auxiliary connecting member 14 is provided because the leg 11 d is not connected by the back 3, and is disposed so as to face the back 3, which will be described later, mainly in order to maintain the strength balance of the leg 1. .
[0014]
The seat 2 has a circular shape in plan view, and is supported by the leg 1 through a turning mechanism 4 so as to be horizontally turnable. The turning mechanism 4 is configured such that a rectangular upper plate 41 and a lower plate 42 are pivotally attached by caulking pins 43 and the like, and a bearing (not shown) is interposed therebetween so that they can turn relative to each other. Thus, the lower plate 42 is screwed and fixed onto the pair of horizontal members 13 that are horizontally mounted between the connecting members 12 facing each other, and the upper plate 41 is fixed to the lower surface of the seat 2 by screws. The seat 2 is supported so as to be able to turn smoothly with respect to the leg 1. On the other hand, the turning center of the seat 2 is set to coincide with the center of the seat 2, and the seat 2 is prevented from interfering with other members by turning. The center of the seat 2 is slightly deviated forward and to the other side from the center of the leg 1, that is, the center of the square in plan view formed by the legs 11a to 11d. Is also set to protrude forward and to the other side. Needless to say, the turning mechanism may have another structure.
[0015]
The spine 3 is formed by extending, from the four legs 11a to 11d, ones 11a to 11c located at the rear and one side upward from the seat 2 and arranged between the upper ends thereof. The back part 31 formed along the left-right direction in back is provided, and the side part 32 formed along the depth direction in one side of the seat 2 is comprised. Thus, the back surface portion 31 and the side surface portion 32 are configured to be substantially orthogonal to each other in plan view, and their heights are set so that the upper end can be used as an armrest when the user is seated. Yes. More specifically, the back surface portion 31 covers a wooden back plate 31a laid horizontally between the upper ends of the legs 11b and 11c located adjacent to each other behind the seat 2, and an upper surface and an inner surface of the back plate 31a. The cushion material 31b is arranged as described above. On the other hand, the side surface portion 32 covers the back plate 32a laid horizontally between the upper end portions of the legs 11a and 11b adjacent to each other on one side of the seat 2, and the upper surface and the inner surface of the back plate 32a. It consists of the attached cushion material 32b. The inner side surfaces of the cushion materials 31b and 32b are slightly recessed so as to form a partial arc in plan view, and are configured to provide a sense of stability to the user when leaning. Moreover, the upper surface part of each cushioning material 31b, 32b bulges outward from the back plates 31a, 32a to increase the area of the upper surface so that it can be suitably used as an armrest. In addition, the back surface portion 31 and the side surface portion 32 are configured so as to be substantially symmetrical with each other with respect to a virtual line C connecting the legs 11b and 11d positioned diagonally, and the chair is arranged in a posture. By changing the position by rotating 90 degrees horizontally, the arrangement posture before the change and the arrangement posture after the change are made to be symmetrical in plan view.
[0016]
According to such a configuration, as shown in FIG. 7, in a state where the front of the seat 2 is arranged to face the desk, the user does not pull the chair and the other side where the back 3 is not formed. Then, the seat 2 can be turned and can be seated toward the desk DSK. On the other hand, the seated user can turn up the seat 2 in the opposite direction to stand up facing the other side. In this way, the user can sit and stand without moving the chair itself. Further, since the leg 1 is stably grounded on the floor surface and the back 3 does not move, the user can be securely held by the back portion 31 when standing up. Moreover, the back 3 is easy to hold because it is high enough to be used as an armrest. Furthermore, even if the user sits down as if the waist is broken due to failure to stand up, the side portion 32 can prevent the user from falling on his back as it is.
[0017]
As described above, according to the present embodiment, it is possible to provide a very convenient and safe product for a pregnant woman or an elderly person who does not have a sitting and standing up action unless he / she grasps something.
Furthermore, by changing the orientation of the chair relative to the desk by 90 degrees, it is possible to reverse the sitting upright direction. The balance of appearance is not lost.
[0018]
In addition, this invention is not restricted to the Example mentioned above, A various deformation | transformation is possible. The seat is not limited to a circular shape in plan view. Furthermore, for example, even if a caster is attached to the lower end of the leg, the present invention is applied as long as the caster has a lock and the leg can be stably grounded to the floor surface by locking. it can.
[0019]
In addition, the present invention is not limited to the above illustrated example, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0020]
【The invention's effect】
As described above in detail, the present invention is configured such that only the seat can be turned on the leg that stably grounds on the floor surface, and the back that can be used as an armrest is provided at the back of the seat and only on one side. As a result, the user can sit and stand without pulling the chair, and can use his back as a clue. Further, even if the user sits down as if he / she fell apart due to failure to stand up, a situation where the user falls on his back as it is due to the spine formed on one side can be avoided. Therefore, it is possible to provide a chair that is extremely easy to use and safe for pregnant women, elderly people, etc., who do not stay on their own without being seized by something.
[0021]
The back has a back part formed along the left-right direction behind the seat, and a side part formed along the depth direction on one side of the seat, and the back part and the side part are seen in a plan view. As long as they are configured so as to be substantially orthogonal to each other, stability at the time of sitting can be suitably obtained.
[0022]
If the seat has a circular shape in plan view and the center of rotation and the center of the seat coincide with each other, it is possible to easily prevent the seat from interfering with other members when turning. .
If the arrangement posture is changed by rotating it 90 degrees horizontally, the arrangement posture before the change and the arrangement posture after the change are configured to be symmetrical in plan view, the seating and standing direction is easy In addition to arranging the chairs having different arrangement postures in this way, the balance of the appearance as a whole is not lost.
[0023]
The leg body has four legs arranged so as to be positioned at the apex of the square in plan view, and the back is formed so as to be laid across the upper ends of the adjacent legs. Thus, the above-described configuration can be easily realized. In this case, the adjacent legs are strongly connected to each other by the connecting material, and the legs are configured to have self-supporting properties, and the legs facing the back are connected using an auxiliary connecting material. If this is the case, the strength balance of the legs is improved, so that it is possible not only to make the seat turn more stable, but also to give the user a sense of security.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view showing a chair according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the chair of the embodiment.
FIG. 3 is a plan view of the chair according to the embodiment.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the chair according to the embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 7 is an overall perspective view showing a usage state of the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Leg 2 ... Seat 3, 103 ... Back 12 ... Connection material 14 ... Auxiliary connection material 31 ... Back surface part 32 ... Side surface part 11a, 11b, 11c, 11d ... Leg

Claims

安定して接地可能な脚体とこの脚体に支持された座及び背とを具備するものであって、
座が脚体に水平旋回可能に支持されているものであり、
背が、座の後方において左右方向に沿って形成された背面部と、座のいずれか一側方のみにおいて奥行き方向に沿って形成された側面部とを具備し、背面部と側面部とを平面視互いに略直交させるとともに、背面部及び側面部の上端をそれぞれ肘掛けとして使用できるものであることを特徴とする椅子。Comprising a leg that can be stably grounded and a seat and a back supported by the leg;
The seat is supported by the leg so that it can turn horizontally,
The back has a back part formed along the left-right direction behind the seat, and a side part formed along the depth direction only on one side of the seat , the back part and the side part together is a plan view substantially perpendicular to each other, the chair, wherein the back portion and the upper end of the side surface portion in which each can be used as an armrest.

座が平面視円形状のものであり、その旋回中心と座の中心とを一致させている請求項１記載の机。The desk according to claim 1, wherein the seat has a circular shape in plan view, and the center of rotation of the seat coincides with the center of the seat.

配置姿勢を水平に９０度回転させて変更することにより、変更前の配置姿勢と、変更後の配置姿勢とが平面視対称となるように構成している請求項１または２記載の椅子。The chair according to claim 1 or 2, wherein the arrangement posture before change and the arrangement posture after change are symmetrical in plan view by changing the arrangement posture by rotating 90 degrees horizontally.

脚体が、平面視正方形の頂点に位置するように配設された４本の脚を具備するものであり、背がこれら隣接する脚の上端部間に横架されて形成されたものである請求項３記載の椅子。The leg body has four legs disposed so as to be located at the apex of the square in plan view, and the back is formed by being laid across the upper ends of the adjacent legs. The chair according to claim 3.

隣接する各脚が連結材により互いに強結され、脚体として自立性を有するように構成されたものであって、背に対向する脚間を補助連結材を用いて連結している請求項４記載の椅子。5. Adjacent legs are strongly connected to each other by a connecting material, and are configured to be self-supporting as leg bodies, and the legs facing the back are connected using an auxiliary connecting material. The listed chair.