JP3835340B2 - Optical disk device - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置に関し、特に、トレイの保持固定・解除をおこなうイジェクト・ロック機構の構造の簡素化と部品点数の削減を行ない、コンパクト化を図った光ディスク装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種の光ディスク装置のイジェクト・ロック機構について、図面を参照して説明する。
【０００３】
図１８は、従来の光ディスク装置のイジェクト・ロック機構を示す概略構成平面図である。
【０００４】
図１８を参照すると、イジェクト・ロック機構１００は、トレイ１０４に配備され筐体１０１に配備されたロックピン１０５と係合する突起状のロック部１０６ａを備え軸２４を支点として揺動自在に取り付けられたロックレバー１０６と、ロック部１０６ａをロックピン５に係合させる方向に揺動付勢させるロックレバー付勢部材１０７と、ロックレバー１０６を揺動させてロック部１０６ａとロックピン１０５の係合を解除させるためのイジェクトレバー１１２と、イジェクトレバー１１２が揺動自在に取り付けられ支点となる軸１２５と、イジェクトレバー１１２の押圧片１１２ａによりロックレバー１０６を押す方向に揺動付勢されているイジェクトレバー付勢部材１１３と、軸１２７を介してイジェクトレバー１１２上に所定範囲で揺動自在に取り付けられる可動片保持可動部材１１６と、可動片保持可動部材１１６を介してイジェクトレバー１１２に取り付けられる可動片１１１ａと、可動片１１１ａを吸着することにより押圧片１１２ａがロックレバー１０６を押圧しないロック状態に保持する自己保持方式のソレノイド１１１と、可動片保持可動部材１１６をソレノイド１１１に向けて常時付勢する可動片付勢部材１１７と、トレイ１０４上に軸１２６を支点として揺動自在に取り付けられ可動片１１１ａをソレノイド１１１に吸着させるためのリセットレバー１１４と、トレイ１０４の挿抜時におけるロックピン１０５に対するリセットレバー１１４の上下方向の位置変化によってロックピン１０５と干渉する位置に設けたリセットレバー１１４の一部である楔状摺接部１１４ａと、リセットレバー１１４を常に時計方向に揺動付勢するリセットレバー付勢部材１１５と、楔状摺接部１１４ａがロックピン１０５と干渉しロックピン１０５によって押圧されたリセットレバー１１４が反時計方向に揺動してイジェクトレバー１１２を時計方向に揺動させるリセットレバー１１４の押圧部１１４ｂとで構成されている。
【０００５】
また、筐体１０１内から光ディスク（図示せず）を緊急時に取り出すために、手動操作によって強制的にロックレバー１０６とロックピン１０５との係合を解除するエマージェンシーイジェクトレバー１１８と、エマージェンシーイジェクトレバー１１８をトレイ１０４上に揺動自在に取り付ける軸１２８と、エマージェンシーイジェクトレバー１１８の姿勢を保持してガタツキを防止するガタツキ防止部材１１９とを備え、エマージェンシーイジェクトレバー１１８は、フロントパネル１２２に穿設した穴（図示せず）を介して挿入したロッド（図示せず）により押圧される操作部１１８ａと、ロックレバー１０６を押して反時計方向に揺動させロック部１０６ａとロックピン１０５との係合を強制的に解除する押圧片１１８ｂとで構成される。
【０００６】
次に、上述のように構成されたイジェクト・ロック機構１００の動作について説明する。
【０００７】
イジェクト・ロック機構１００を固定状態から解除する動作は、フロントパネル１２２の前面に設けられたイジェクトボタン（図示せず）を押下し、ソレノイド１１１の自己保持状態を解除することで、ソレノイド１１１による可動片１１１ａの吸着が解除され、イジェクトレバー付勢部材１１３の付勢力によってイジェクトレバー１１２が反時計方向に揺動し、その押圧片１１２ａがロックレバー１０６を押してロックレバー１０６を反時計方向に揺動させ、ロックレバー１０６のロック部１０６ａとロックピン１０５との間の係合が解除されて、トレイ１０４を筐体１０１から外部に排出させることが可能な状態となる。
【０００８】
自己保持方式のソレノイド１１１を用いたイジェクト・ロック機構１００は、可動片１１１ａのソレノイド１１１からの吸着解除によりトレイ１０４を排出後、再びトレイ１０４を筐体１０１内に固定するためには、可動片１１１ａをソレノイド１１１に吸着固定させるリセット動作が必ず必要となるが、イジェクト・ロック機構１００を解除状態から固定状態にする際の可動片１１１ａのリセット動作について、以下に説明する。
【０００９】
トレイ１０４を筐体１０１内に押し込むことにより、楔状摺接部１１４ａがロックピン１０５と干渉すると、楔状摺接部１１４ａの斜面がロックピン１０５によって押圧され、リセットレバー１１４が軸１２６を中心に反時計回りに揺動し、リセットレバー１１４の押圧部１１４ｂがイジェクトレバー１１２を押圧し、押圧されたイジェクトレバー１１２は、軸１２５を中心に時計回りに揺動し、イジェクトレバー１１２に取り付けられた可動片保持可動部材１１６を介して可動片１１１ａが移動し、ソレノイド１１１に吸着されることにより可動片１１１ａのリセット動作が完了する。
【００１０】
その際、着実に可動片１１１ａをソレノイド１１１に吸着させるために、可動片１１１ａがソレノイド１１１本体に当接してから更にソレノイド１１１側に移動するよう設計的に可動片１１１ａの移動量にオーバーストロークを設けることが必要となるが、トレイ１０４の移動に伴いロックピン１０５によりリセットレバー１１４を回転運動させ、更にその回転運動を受けたイジェクトレバー１１２の回転運動を利用した可動片１１１ａの移動量は、可動片１１１ａのオーバーストロークの確保に余裕が少ないことの制約もあり、高精度な部品設計が必要となり、設計マージンの充分な確保が困難になるという欠点がある。
【００１１】
また、リセットレバー１１４、イジェクトレバー１１２の拘束力を吸収するための構造が複雑となり、多数の構成部品を要するという欠点がある。
【００１２】
次に、エマージェンシーイジェクト(トレイ１０４の強制排出)動作について説明する。
【００１３】
フロントパネル１２２に設けられた穴を介して筐体１０１の外部からロッド（図示せず）を挿入し、ロッドの先で操作部１１８ａを押すことで、エマージェンシーイジェクトレバー１１８が軸１２８を中心に回転し、押圧片１１８ｂでロックレバー１０６を押圧して軸１２４を中心にロックレバー１０６が反時計回りに揺動し、ロック部１０６ａとロックピン１０５との間の係合が解除され、トレイ１０４が筐体１０１から外部に排出される。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の光ディスク装置のイジェクト・ロック機構は、リセット動作において、着実に可動片をソレノイドに吸着させるために、可動片がソレノイド本体に当接してから更にソレノイド側に移動するよう設計的に可動片の移動量にオーバーストロークを設けることが必要となるが、トレイの移動に伴いロックピンによりリセットレバーを回転運動させ、更にその回転運動を受けたイジェクトレバーの回転運動を利用した可動片の移動量としているため、高精度な部品設計が必要となり、且つ、設計マージンの充分な確保が困難になるという課題がある。
【００１５】
また、リセットレバー、イジェクトレバーの拘束力を吸収するための構造が複雑となり、多数の構成部品を要するという課題がある。
【００１６】
更に、可動片のリセット動作専用のリセットレバー、リセットレバー付勢部材と、エマージェンシーイジェクト動作専用のエマージェンシーイジェクトレバー、ガタツキ保持部材を設けているため、構成部品数が増大し、コストアップを招くという課題がある。
【００１７】
本発明の目的は、光ディスク装置のトレイの保持固定・解除をおこなうイジェクト・ロック機構の構造の簡素化と部品点数の削減を行ない、コスト低減を図った光ディスク装置を提供することにある。
【００１８】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ディスク装置は、情報の記録再生用の光ディスクが装着されるトレイと、トレイを挿抜可能に内装支持する筐体と、光ディスクを回転駆動させ光ディスクに記録再生を行なう光ディスクドライブと、トレイの前面に設けられるフロントパネルと、フロントパネルに取り付けられトレイを筐体外方への排出操作用のイジェクトボタンと、筐体に端面を押し当てトレイを排出するトレイ排出ロッドと、トレイ排出ロッドに挿入されトレイを筐体に対して排出方向の付勢力を与えるトレイ排出スプリングと、筐体に対してトレイの保持固定・解除をおこなうイジェクト・ロック機構と、トレイを筐体内に挿入時にトレイを所定位置に保持固定するロックピンとを有し、イジェクト・ロック機構は、自己吸着型ソレノイドと、自己吸着型ソレノイドの可動芯と連結されるイジェクトスライダと、可動芯を反吸着方向に付勢力を与えるスプリングと、可動芯の移動方向にイジェクトスライダを摺動自在に支持しイジェクトスライダに設けられた長穴と嵌合するイジェクトスライダ軸と、可動芯を吸着方向に移動させ自己吸着型ソレノイドを解除状態からロック状態にリセットするロックレバと、ロックレバに設けた長穴と嵌合しロックレバを摺動自在に支持するロックレバ軸と、ロックレバの長穴に挿入されるロックレバスプリングと、ロックレバの移動を規制するトレイストッパと、ロックレバの回転を規制するトレイガイドとを有することを特徴とする。
【００１９】
ロックピンは、筐体に設けられ、イジェクト・ロック機構は、トレイに設けられることを特徴とする。
【００２０】
ロックレバは、ロックレバ軸に対して直線運動と回転運動とを行うことを特徴とする。
【００２１】
ロックレバは、トレイを保持固定するロックピンと係合する切り欠き部と、トレイストッパに引っ掛けるコの字形状のアーム部と、イジェクトスライダと接触し回転作用力を受ける傾斜部と、イジェクトスライダを押圧し可動芯を吸着方向に移動させるレバ部とを有することを特徴とする。
【００２２】
イジェクトボタンは、自己吸着型ソレノイドの電源をオン、オフすることを特徴とする。
【００２３】
イジェクトスライダは、イジェクトボタンを押下すると、スプリングの復元力と可動芯を反吸着方向に動作させる電磁力との和により自己吸着型ソレノイドが解除状態となり、可動芯の移動方向と平行に摺動移動することを特徴とする。
【００２４】
イジェクト・ロック機構は、トレイを筐体の内部に押し込み、ロックピンと切り欠き部、およびレバ部とイジェクトスライダとが当接した状態から更にトレイを押し込むことにより、自己吸着型ソレノイドをリセットすることを特徴とする。
【００２５】
イジェクト・ロック機構は、ロックレバの直線運動により自己吸着型ソレノイドをリセットし、ロックレバの回転運動によりロックピンと切り欠き部とを係合させ、トレイを所定位置に保持固定することを特徴とする。
【００２６】
フロントパネルは、エマージェンシーイジェクト用抜き穴を有し、エマージェンシーイジェクトは、フロントパネルの外部から抜き穴を介してロッドにてイジェクトスライダを直線移動させ、可動芯の吸着固定を解除することで、トレイの固定を解除することにより行うことを特徴とする。
【００２７】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の光ディスク装置の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【００２８】
図１〜図３は、本発明の光ディスク装置の一実施の形態を示す概略構成平面図、図４は、図１中のイジェクト・ロック機構の詳細図である。
【００２９】
図１〜図４を参照すると、光ディスク装置１は、情報の記録再生用の光ディスク２１が装着されるトレイ３と、トレイ３を挿抜可能に内装支持する筐体４と、光ディスク２１を回転駆動させ光ディスク２１に記録再生を行なう光ディスクドライブ２と、トレイ３の前面に設けられるフロントパネル５と、フロントパネル５に取り付けられトレイ３を筐体４外方への排出操作用のイジェクトボタン６と、筐体４に端面７ａを押し当てトレイ３を排出するトレイ排出ロッド７と、トレイ排出ロッド７に挿入されトレイ３を筐体４に対して排出方向の付勢力を与えるトレイ排出スプリング８と、筐体４に対してトレイ３の保持固定・解除をおこなうイジェクト・ロック機構９と、トレイ３を筐体４内に挿入時にトレイ３を所定位置に保持固定するロックピン１０とで構成される。
【００３０】
イジェクト・ロック機構９は、自己吸着型ソレノイド１１と、自己吸着型ソレノイド１１の可動芯１２と連結されるイジェクトスライダ１３と、可動芯１２を反吸着方向に付勢力を与えるスプリング１４と、可動芯１２の移動方向にイジェクトスライダ１３を摺動自在に支持しイジェクトスライダ１３に設けられた長穴１３ａと嵌合するイジェクトスライダ軸１５と、可動芯１２を吸着方向に移動させ自己吸着型ソレノイド１１を解除状態からロック状態にリセットするロックレバ１６と、ロックレバ１６に設けた長穴１６ａと嵌合しロックレバ１６の直線運動と回転運動とを摺動自在に支持するロックレバ軸１７と、前記ロックレバの前記長穴に挿入されるロックレバスプリングと、ロックレバ１６の移動を規制するトレイストッパ１９と、ロックレバ１６の回転を規制するトレイガイド２０とから構成されている。
【００３１】
ロックピン１０は、筐体４に設けられ、イジェクト・ロック機構９は、トレイ３に設けられた構成としている。
【００３２】
ロックレバ１６は、トレイ３を保持固定するロックピン１０と係合する切り欠き部１６ｂと、トレイストッパ１９に引っ掛けるコの字形状のアーム部１６ｃと、イジェクトスライダと接触し回転作用力を受ける傾斜部１６ｄと、イジェクトスライダ１３を押圧し可動芯１２を吸着方向に移動させるレバ部１６ｅとを備えて構成される。
【００３３】
次に、上述のように構成された光ディスク装置１の動作について、図１〜図３を参照して説明する。
【００３４】
図１を参照すると、情報記録再生用の光ディスク２１を装着するためのトレイ３は、トレイ３に設けられたイジェクト・ロック機構９により、筐体４内に固定され、この状態で、光ディスクドライブ２の光学ヘッド２ａにより光ディスク２１に対して情報の記録再生が行われる。
【００３５】
図１の状態で、光ディスク装置１は、イジェクトボタン６を押下することにより、イジェクト・ロック機構９によるトレイ３の筐体４に対する固定解除が行なわれ、トレイ排出ロッド７に挿入されているトレイ排出スプリング８の排出方向付勢力により、トレイ３は筐体４内から筐体４の外部へ押し出され、図２の状態になる。
【００３６】
図２の状態から、手動でトレイ３を図３に示す位置まで引き出して、光ディスク２１の着脱を行ない、再びトレイ３を筐体４内に挿入して固定する際は、手動でトレイ３を図１の位置まで押し込むことで、イジェクト・ロック機構９の固定動作を行なう。
【００３７】
次に、イジェクト・ロック機構９の固定から解除に至る過程の動作について、図面を参照して説明する。
【００３８】
図５〜図１０は、イジェクト・ロック機構９の固定から解除に至る過程の動作を示す図である。
【００３９】
図５は、トレイ３を筐体４内に固定している状態を示し、トレイ排出スプリング８により、トレイ３は筐体４内から外部に押し出される方向に力を受けるが、筐体４に設けられたロックピン１０がトレイ３に配置されたロックレバ１６の切り欠き部１６ｂと係合してトレイ３は移動を規制され、筐体４内に保持固定されている。
【００４０】
図５の状態でイジェクトボタン６を押すと、図６に示すようにスプリング１４の復元力と可動芯１２を反吸着方向に動作させる電磁力との和により自己吸着型ソレノイド１１が解除状態となり、可動芯１２の移動方向（図６中の矢印Ａ方向）と平行にイジェクトスライダ１３が摺動移動を開始する。
【００４１】
イジェクトスライダ１３の移動途中、イジェクトスライダ１３の傾斜部１３ｂでロックレバ１６の傾斜部１６ｄを押圧することにより、ロックレバ１６は、トレイ３に設けられたロックレバ軸１７を中心に反時計回り（図６中矢印Ｂ方向）に回転を始める。
【００４２】
ロックレバ１６の回転により、トレイ３に設けられた突起状のトレイストッパ１９に引っ掛かっていた、ロックレバ１６のアーム部１６ｃ先端の引っ掛かりが外れ、トレイ３は、トレイ排出スプリング８の復元力により排出方向（図７中矢印Ｃ方向）に移動を開始する。
【００４３】
ロックレバ１６は、その先端がロックピン１０を乗り越え、トレイ３は、排出方向（図８中矢印Ｄ方向）に移動を続ける。
【００４４】
回転を終えたロックレバ１６は、長穴１６ａ内で圧縮されていたロックレバスプリング１８の復元力により、ロックレバ軸１７に対し、図９中の矢印Ｅ方向に移動を開始し、ロックレバ１６の移動の途中では、イジェクトスライダ１３の先端部１３ｃが、ロックレバ１６のレバ部１６ｅより押圧力を受け、イジェクトスライダ１３は、イジェクトスライダ軸１５を中心として、若干、反時計回りに回転する（図９参照）。
【００４５】
ロックレバ１６のレバ部１６ｅがイジェクトスライダ１３の先端部１３ｃを乗り越えると、イジェクトスライダ１３は、図１０に示す位置状態で静止するが、このときの光ディスク装置１のトレイ３の状態は、図２に示す位置状態になる。
【００４６】
次に、イジェクト・ロック機構９の解除から固定に至る過程の動作について、図面を参照して説明する。
【００４７】
図１１〜図１６は、イジェクト・ロック機構９の解除から固定に至る過程の動作を示す図である。
【００４８】
トレイ３の筐体４内への固定は、先ず、トレイ３が排出され光ディスク２１の着脱が行われる図３に示す状態から、トレイ３を図２に示す位置まで手動で筐体４内に押し込み、トレイ３を更に図１１中の矢印Ｆ方向に押し込むと、図１１に示すように、ロックレバ１６の切り欠き部１６ｂとロックピン１０とが接近してくる相対位置関係になる。
【００４９】
ロックレバ１６の切り欠き部１６ｂの作用面でロックピン１０から反力を受けたロックレバ１６は、トレイ３に設けられたトレイガイド２０によって時計方向の回転を規制された状態で、図１２中の矢印Ｇ方向に移動を始める。
【００５０】
ロックレバ１６のレバ部１６ｅからイジェクトスライダ１３の先端部１３ｃで力を受けたイジェクトスライダ１３は、ロックレバ１６と一緒に図１３中のＨ方向に移動を開始し、図１３に示す位置で可動芯１２は、自己吸着型ソレノイド１１の永久磁石（図示せず）の磁力により吸着固定されてリセットされ、図１３の位置で静止する。
【００５１】
トレイガイド２０の規制が無くなると、ロックレバ１６は、ロックレバ軸１７を中心に時計方向（図１４中矢印Ｊ方向）に回転を始める。
【００５２】
トレイ３を図１の位置よりオーバーストロークさせて筐体４の奥に押し込むと図１５の状態となり、ロックピン１０は、切り欠き部１６ｂと係合する相対位置関係となり、アーム部１６ｃの先端は、トレイストッパ１９に引っ掛かる位置関係となる。
【００５３】
この段階で、トレイ３を筐体４に押し込む力を無くすと、トレイ３は、排出方向（図１５中矢印Ｋ方向）に移動を開始する。
【００５４】
ロックピン１０とロックレバ１６とは、図１６に示す状態となり、アーム部１６ｃの先端で移動を規制され、イジェクト・ロック機構９の固定が完了する。
【００５５】
光ディスク装置１のイジェクト・ロック機構９においては、ソレノイドなどの電気部品の故障、電源未投入時の場合においてもトレイ３の排出を可能とすることを考慮して、イジェクト・ロック機構９の固定を解除するエマージェンシーイジェクト機能を装備するのが一般的である。
【００５６】
そこで、エマージェンシーイジェクトの動作について、図面を参照して説明する。
【００５７】
図１７は、エマージェンシーイジェクトの動作を説明するための図である。
【００５８】
図１７を参照すると、フロントパネル５に設けられた抜き穴５ａを介してロッド３０（専用の丸棒または事務用品のクリップを変形させ真っ直ぐに伸ばした状態にしたものなど）を挿入し、イジェクトスライダ１３を矢印Ｌ方向に押圧することで、可動芯１２を自己吸着型ソレノイド１１から引き剥がすことにより、以降、上述の図６〜図１０で説明の通常動作と同様にイジェクト・ロック機構９の固定から解除の動作を行なうことができる。
【００５９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ディスク装置は、自己吸着型ソレノイドを用いたイジェクト・ロック機構において、直線運動と回転運動を行なうことのできるロックレバを設けるという簡単な構成により、可動芯のリセット動作を行なうことができ、部品点数の削減ができ、コスト低減を図ることができるという効果がある。
【００６０】
また、ロックレバに設けた長穴の内部にロックレバスプリングを配置するという簡単な構成により、自己吸着型ソレノイドの可動芯のリセット動作において、可動芯の移動量に設計マージンが充分なオーバーストロークをもたせることができるという効果がある。
【００６１】
さらに、エマージェンシーイジェクトにおいて、外部からロッドによりイジェクトスライダを押圧することで、可動芯を自己吸着型ソレノイドから引き剥がし、通常動作と同様にイジェクト・ロック機構の固定を解除することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の光ディスク装置の一実施の形態を示す概略構成平面図である。
【図２】本発明の光ディスク装置の一実施の形態を示す概略構成平面図である。
【図３】本発明の光ディスク装置の一実施の形態を示す概略構成平面図である。
【図４】図１中のイジェクト・ロック機構の詳細図である。
【図５】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る過程を示す図である。
【図６】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る過程を示す図である。
【図７】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る過程を示す図である。
【図８】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る過程を示す図である。
【図９】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る過程を示す図である。
【図１０】イジェクト・ロック機構の固定から解除に至る過程を示す図である。
【図１１】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至る過程を示す図である。
【図１２】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至る過程を示す図である。
【図１３】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至る過程を示す図である。
【図１４】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至る過程を示す図である。
【図１５】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至る過程を示す図である。
【図１６】イジェクト・ロック機構の解除から固定に至る過程を示す図である。
【図１７】エマージェンシーイジェクトの動作を説明するための図である。
【図１８】従来の光ディスク装置のイジェクト・ロック機構を示す概略平面図である。
【符号の説明】
１ 光ディスク装置
２ 光ディスクドライブ
２ａ 光学ヘッド
３、１０４ トレイ
４、１０１ 筐体
５、１２２ フロントパネル
５ａ 抜き穴
６ イジェクトボタン
７ トレイ排出ロッド
７ａ 端面
８ トレイ排出スプリング
９、１００ イジェクト・ロック機構
１０、１０５ ロックピン
１１ 自己吸着型ソレノイド
１２ 可動芯
１３ イジェクトスライダ
１３ａ 長穴
１３ｂ 傾斜部
１４ スプリング
１５ イジェクトスライダ軸
１６ ロックレバ
１６ａ 長穴
１６ｂ 切り欠き部
１６ｃ アーム部
１６ｄ 傾斜部
１６ｅ レバ部
１７ ロックレバ軸
１８ ロックレバスプリング
１９ トレイストッパ
２０ トレイガイド
２１ 光ディスク
３０ ロッド
１０６ ロックレバー
１０６ａ ロック部
１０７ ロックレバー付勢部材
１１１ ソレノイド
１１１ａ 可動片
１１２ イジェクトレバー
１１２ａ 押圧片
１１３ イジェクトレバー付勢部材
１１４ リセットレバー
１１４ａ 楔状摺接部
１１４ｂ 押圧部
１１５ リセットレバー付勢部材
１１６ 可動片保持可動部材
１１７ 可動片付勢部材
１１８ エマージェンシーイジェクトレバー
１１８ａ 操作部
１１８ｂ 押圧片
１１９ ガタツキ防止部材
１２２ フロントパネル
１２４、１２５ 軸
１２６、１２７ 軸
１２８ 軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical disc apparatus, and more particularly to an optical disc apparatus that is simplified by simplifying the structure of an eject lock mechanism for holding and fixing / releasing a tray and reducing the number of parts.
[0002]
[Prior art]
A conventional eject lock mechanism of this type of optical disc apparatus will be described with reference to the drawings.
[0003]
FIG. 18 is a schematic plan view showing an eject lock mechanism of a conventional optical disc apparatus.
[0004]
Referring to FIG. 18, the eject lock mechanism 100 includes a protrusion-like lock portion 106 a that is disposed on the tray 104 and engages with the lock pin 105 disposed on the housing 101, and is swingably mounted using the shaft 24 as a fulcrum. The lock lever 106, the lock lever urging member 107 that oscillates and urges the lock portion 106a to engage with the lock pin 5, and the lock lever 106 that oscillates and engages the lock portion 106a and the lock pin 105. The eject lever 112 for releasing the engagement, the shaft 125 serving as a fulcrum to which the eject lever 112 is swingably mounted, and the pressing piece 112a of the eject lever 112 are urged to swing in the direction in which the lock lever 106 is pushed. A predetermined range is formed on the eject lever 112 via the eject lever urging member 113 and the shaft 127. A movable piece holding movable member 116 that is swingably attached, a movable piece 111a attached to the eject lever 112 via the movable piece holding movable member 116, and the pressing piece 112a attracts the lock lever 106 by adsorbing the movable piece 111a. A self-holding type solenoid 111 that holds in a locked state that does not press, a movable piece biasing member 117 that constantly biases the movable piece holding movable member 116 toward the solenoid 111, and swings on the tray 104 with a shaft 126 as a fulcrum. A reset lever 114 for freely attaching the movable piece 111a to the solenoid 111 and a position that interferes with the lock pin 105 due to a vertical position change of the reset lever 114 with respect to the lock pin 105 when the tray 104 is inserted and removed. A wedge that is part of the reset lever 114 The sliding contact portion 114a, the reset lever urging member 115 that constantly urges the reset lever 114 to swing clockwise, and the reset lever 114 that is pressed by the lock pin 105 because the wedge-shaped sliding contact portion 114a interferes with the lock pin 105 are provided. It comprises a pressing portion 114b of a reset lever 114 that swings counterclockwise and swings the eject lever 112 clockwise.
[0005]
In addition, in order to take out an optical disk (not shown) from the housing 101 in an emergency, an emergency eject lever 118 forcibly releasing the engagement between the lock lever 106 and the lock pin 105 by manual operation, and the emergency eject lever 118 Is provided with a shaft 128 that swings on the tray 104 and a backlash prevention member 119 that prevents the backlash by holding the posture of the emergency eject lever 118. The emergency eject lever 118 has a hole formed in the front panel 122. The operation portion 118a pressed by a rod (not shown) inserted through (not shown) and the lock lever 106 are pushed and swung counterclockwise to forcibly engage the lock portion 106a and the lock pin 105. And the pressing piece 118b to be released That.
[0006]
Next, the operation of the eject lock mechanism 100 configured as described above will be described.
[0007]
The operation of releasing the eject lock mechanism 100 from the fixed state is performed by pressing the eject button (not shown) provided on the front surface of the front panel 122 and releasing the self-holding state of the solenoid 111 to move the solenoid 111. The suction of the piece 111a is released, the eject lever 112 swings counterclockwise by the biasing force of the eject lever biasing member 113, and the pressing piece 112a pushes the lock lever 106 to swing the lock lever 106 counterclockwise. Thus, the engagement between the lock portion 106a of the lock lever 106 and the lock pin 105 is released, and the tray 104 can be discharged from the housing 101 to the outside.
[0008]
The eject lock mechanism 100 using the self-holding solenoid 111 is configured so that after the tray 104 is discharged by releasing the suction of the movable piece 111a from the solenoid 111, the tray 104 is fixed in the casing 101 again. Although a reset operation for attracting and fixing 111a to the solenoid 111 is indispensable, the reset operation of the movable piece 111a when the eject lock mechanism 100 is changed from the released state to the fixed state will be described below.
[0009]
If the wedge-shaped sliding contact portion 114 a interferes with the lock pin 105 by pushing the tray 104 into the housing 101, the inclined surface of the wedge-shaped sliding contact portion 114 a is pressed by the lock pin 105, and the reset lever 114 is bent about the shaft 126. It swings clockwise, and the pressing portion 114b of the reset lever 114 presses the eject lever 112. The pressed eject lever 112 swings clockwise around the shaft 125, and is attached to the eject lever 112. The movable piece 111a moves through the piece holding movable member 116 and is attracted to the solenoid 111, whereby the reset operation of the movable piece 111a is completed.
[0010]
At that time, in order to steadily attract the movable piece 111a to the solenoid 111, an overstroke is made in the movement amount of the movable piece 111a by design so that the movable piece 111a moves to the solenoid 111 side after contacting the solenoid 111 main body. Although it is necessary to provide it, the amount of movement of the movable piece 111a using the rotational movement of the eject lever 112 that receives the rotational movement by rotating the reset lever 114 by the lock pin 105 along with the movement of the tray 104 is as follows. There is also a limitation that there is a small margin in securing the overstroke of the movable piece 111a, so that there is a drawback that it is necessary to design parts with high accuracy and it is difficult to ensure a sufficient design margin.
[0011]
Further, the structure for absorbing the restraining force of the reset lever 114 and the eject lever 112 is complicated, and there is a disadvantage that a large number of components are required.
[0012]
Next, an emergency eject (forced ejection of the tray 104) operation will be described.
[0013]
By inserting a rod (not shown) from the outside of the housing 101 through a hole provided in the front panel 122 and pressing the operation unit 118a with the tip of the rod, the emergency eject lever 118 rotates about the shaft 128. Then, the lock lever 106 is pressed by the pressing piece 118b, and the lock lever 106 swings counterclockwise about the shaft 124, the engagement between the lock portion 106a and the lock pin 105 is released, and the tray 104 is It is discharged from the housing 101 to the outside.
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described eject lock mechanism of the conventional optical disc apparatus is designed to move so that the movable piece contacts the solenoid body and then moves further to the solenoid side in order to steadily attract the movable piece to the solenoid during the reset operation. Although it is necessary to provide an overstroke for the amount of movement of the piece, the movable lever moves using the rotational movement of the eject lever that receives the rotational movement by rotating the reset lever with the lock pin as the tray moves. Therefore, there is a problem that it is necessary to design parts with high accuracy and it is difficult to secure a sufficient design margin.
[0015]
Further, the structure for absorbing the restraining force of the reset lever and the eject lever is complicated, and there is a problem that a large number of components are required.
[0016]
Furthermore, the reset lever and reset lever urging member dedicated to the reset operation of the movable piece, the emergency eject lever dedicated to the emergency eject operation, and the rattling holding member are provided, resulting in an increase in the number of components and an increase in cost. There is.
[0017]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an optical disc apparatus that simplifies the structure of an eject / lock mechanism that holds and fixes / releases the tray of the optical disc apparatus, reduces the number of parts, and reduces costs.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
An optical disk apparatus according to the present invention includes a tray on which an optical disk for recording / reproducing information is mounted, a housing that supports the tray so that the tray can be inserted / removed, an optical disk drive that rotates the optical disk to record / reproduce the optical disk, A front panel provided on the front surface, an eject button attached to the front panel for ejecting the tray to the outside of the housing, a tray ejection rod for pushing the end face against the housing to eject the tray, and a tray ejection rod A tray discharge spring that applies an urging force in the discharge direction of the tray to the housing, an eject lock mechanism that holds, fixes, and releases the tray with respect to the housing, and the tray to a predetermined position when the tray is inserted into the housing It has a lock pin for holding and fixing, and the eject lock mechanism has a self-adsorption solenoid and a self-adsorption An eject slider coupled to the noid movable core, a spring for biasing the movable core in the anti-adsorption direction, and a slot provided in the eject slider for slidably supporting the eject slider in the moving direction of the movable core; Fits into the eject slider shaft to be fitted, a lock lever that moves the movable core in the suction direction and resets the self-adsorptive solenoid from the released state to the locked state, and a long hole provided in the lock lever, and slidably supports the lock lever It has a lock lever shaft, a lock lever spring inserted into a long hole of the lock lever, a tray stopper for restricting movement of the lock lever, and a tray guide for restricting rotation of the lock lever.
[0019]
The lock pin is provided in the housing, and the eject lock mechanism is provided in the tray.
[0020]
The lock lever performs a linear motion and a rotational motion with respect to the lock lever shaft.
[0021]
The lock lever presses the eject slider, a notch that engages with a lock pin that holds and fixes the tray, a U-shaped arm that hooks on the tray stopper, an inclined portion that contacts the eject slider and receives rotational force, and And a lever part that moves the movable core in the suction direction.
[0022]
The eject button is characterized in that the self-adsorption type solenoid is turned on and off.
[0023]
When the eject slider is pressed, the self-adsorptive solenoid is released by the sum of the restoring force of the spring and the electromagnetic force that moves the movable core in the anti-adsorption direction, and slides in parallel with the movement direction of the movable core. It is characterized by doing.
[0024]
The eject lock mechanism resets the self-adsorptive solenoid by pushing the tray into the housing and pushing the tray further from the state where the lock pin and the notch, and the lever and the eject slider are in contact. Features.
[0025]
The eject lock mechanism is characterized in that the self-adsorption solenoid is reset by the linear movement of the lock lever, the lock pin and the notch are engaged by the rotational movement of the lock lever, and the tray is held and fixed at a predetermined position.
[0026]
The front panel has a hole for emergency eject.The emergency eject moves the eject slider linearly from the outside of the front panel with a rod through the hole and releases the movable core by suction. It is characterized by being performed by releasing the fixation.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of an optical disk device of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0028]
1 to 3 are schematic plan views showing an embodiment of an optical disk apparatus according to the present invention, and FIG. 4 is a detailed view of an eject lock mechanism in FIG.
[0029]
1 to 4, the optical disk apparatus 1 rotates the optical disk 21, the tray 3 on which the optical disk 21 for recording / reproducing information is mounted, the housing 4 that supports the tray 3 so that it can be inserted and removed, and the optical disk 21. An optical disk drive 2 for recording / reproducing on the optical disk 21, a front panel 5 provided on the front surface of the tray 3, an eject button 6 attached to the front panel 5 for ejecting the tray 3 to the outside of the housing 4, and a housing A tray discharge rod 7 that presses the end surface 7a against the body 4 and discharges the tray 3, a tray discharge spring 8 that is inserted into the tray discharge rod 7 and applies a biasing force in the discharge direction of the tray 3 to the housing 4, and a housing An eject lock mechanism 9 that holds and fixes the tray 3 with respect to the tray 4, and a lock that holds and fixes the tray 3 in a predetermined position when the tray 3 is inserted into the housing 4. Constituted by the Kupyn 10.
[0030]
The eject lock mechanism 9 includes a self-adsorption solenoid 11, an eject slider 13 connected to the movable core 12 of the self-adsorption solenoid 11, a spring 14 that biases the movable core 12 in the anti-adsorption direction, and a movable core An eject slider shaft 15 that slidably supports the eject slider 13 in the moving direction 12 and engages with an elongated hole 13a provided in the eject slider 13, and a self-adsorbing solenoid 11 by moving the movable core 12 in the attracting direction. The lock lever 16 that resets from the released state to the locked state, the lock lever shaft 17 that fits into the elongated hole 16a provided in the lock lever 16 and slidably supports the linear motion and the rotational motion of the lock lever 16, and the length of the lock lever A lock lever spring inserted into the hole, and a tray stopper 19 for restricting movement of the lock lever 16; And a tray guide 20 for restricting the rotation of the lock lever 16.
[0031]
The lock pin 10 is provided on the housing 4, and the eject lock mechanism 9 is provided on the tray 3.
[0032]
The lock lever 16 includes a cutout portion 16b that engages with the lock pin 10 that holds and fixes the tray 3, a U-shaped arm portion 16c that hooks on the tray stopper 19, and an inclined portion that contacts the eject slider and receives a rotational force. 16d and a lever portion 16e that presses the eject slider 13 and moves the movable core 12 in the suction direction.
[0033]
Next, the operation of the optical disc apparatus 1 configured as described above will be described with reference to FIGS.
[0034]
Referring to FIG. 1, a tray 3 for mounting an optical disk 21 for recording / reproducing information is fixed in a housing 4 by an eject lock mechanism 9 provided on the tray 3, and in this state, the optical disk drive 2 The optical head 2a records and reproduces information on the optical disc 21.
[0035]
In the state of FIG. 1, the optical disk apparatus 1 depresses the eject button 6 to release the fixation of the tray 3 to the housing 4 by the eject lock mechanism 9, and ejects the tray inserted into the tray ejection rod 7. The tray 3 is pushed out of the casing 4 to the outside of the casing 4 by the biasing force of the spring 8 in the discharging direction, and the state shown in FIG.
[0036]
When the tray 3 is manually pulled out from the state of FIG. 2 to the position shown in FIG. 3, the optical disk 21 is attached and detached, and the tray 3 is inserted into the housing 4 again and fixed, the tray 3 is manually removed. The eject lock mechanism 9 is fixed by pushing it down to position 1.
[0037]
Next, the operation in the process from fixing to releasing of the eject lock mechanism 9 will be described with reference to the drawings.
[0038]
5 to 10 are diagrams showing the operation in the process from the fixation to the release of the eject lock mechanism 9.
[0039]
FIG. 5 shows a state in which the tray 3 is fixed in the housing 4, and the tray 3 receives a force in the direction in which the tray 3 is pushed out of the housing 4 by the tray discharge spring 8. The movement of the tray 3 is restricted by being engaged with the notch 16 b of the lock lever 16 disposed on the tray 3, and is held and fixed in the housing 4.
[0040]
When the eject button 6 is pressed in the state of FIG. 5, the self-adsorptive solenoid 11 is released by the sum of the restoring force of the spring 14 and the electromagnetic force that moves the movable core 12 in the anti-adsorption direction as shown in FIG. The eject slider 13 starts sliding movement in parallel with the moving direction of the movable core 12 (arrow A direction in FIG. 6).
[0041]
During the movement of the eject slider 13, the inclined portion 13b of the eject slider 13 presses the inclined portion 16d of the lock lever 16 so that the lock lever 16 rotates counterclockwise around the lock lever shaft 17 provided on the tray 3 (in FIG. 6). The rotation starts in the direction of arrow B).
[0042]
Due to the rotation of the lock lever 16, the tip of the arm portion 16c of the lock lever 16 that has been hooked on the protruding tray stopper 19 provided on the tray 3 is released, and the tray 3 is ejected by the restoring force of the tray discharge spring 8 ( The movement is started in the direction of arrow C in FIG.
[0043]
The lock lever 16 has its tip over the lock pin 10, and the tray 3 continues to move in the discharge direction (the direction of arrow D in FIG. 8).
[0044]
The lock lever 16 that has finished rotating starts to move in the direction of arrow E in FIG. 9 with respect to the lock lever shaft 17 by the restoring force of the lock lever spring 18 compressed in the elongated hole 16a. In the middle, the tip end portion 13c of the eject slider 13 receives a pressing force from the lever portion 16e of the lock lever 16, and the eject slider 13 rotates slightly counterclockwise about the eject slider shaft 15 (see FIG. 9). .
[0045]
When the lever portion 16e of the lock lever 16 gets over the tip end portion 13c of the eject slider 13, the eject slider 13 stops at the position shown in FIG. 10, but the state of the tray 3 of the optical disc apparatus 1 at this time is shown in FIG. It becomes the position state shown.
[0046]
Next, the operation in the process from release to fixation of the eject lock mechanism 9 will be described with reference to the drawings.
[0047]
FIGS. 11-16 is a figure which shows operation | movement of the process from cancellation | release to fixation of the eject locking mechanism 9. FIG.
[0048]
The tray 3 is fixed in the housing 4 by first manually pushing the tray 3 into the housing 4 from the state shown in FIG. 3 where the tray 3 is ejected and the optical disk 21 is attached and detached to the position shown in FIG. When the tray 3 is further pushed in the direction of the arrow F in FIG. 11, as shown in FIG. 11, the notch portion 16 b of the lock lever 16 and the lock pin 10 are brought into a relative positional relationship.
[0049]
The lock lever 16 that has received the reaction force from the lock pin 10 on the working surface of the notch 16b of the lock lever 16 is controlled in the clockwise direction by the tray guide 20 provided on the tray 3, and is indicated by the arrow in FIG. Start moving in the G direction.
[0050]
The eject slider 13 that has received a force at the tip end portion 13c of the eject slider 13 from the lever portion 16e of the lock lever 16 starts to move in the H direction in FIG. 13 together with the lock lever 16, and at the position shown in FIG. Are attracted and fixed by the magnetic force of a permanent magnet (not shown) of the self-adsorptive solenoid 11 and reset at a position shown in FIG.
[0051]
When the restriction of the tray guide 20 is lost, the lock lever 16 starts to rotate clockwise about the lock lever shaft 17 (in the direction of arrow J in FIG. 14).
[0052]
When the tray 3 is overstroked from the position in FIG. 1 and pushed into the housing 4, the state shown in FIG. 15 is obtained, and the lock pin 10 is in a relative positional relationship with which the notch portion 16 b is engaged. The positional relationship of being caught by the tray stopper 19 is established.
[0053]
At this stage, if the force for pushing the tray 3 into the housing 4 is removed, the tray 3 starts to move in the discharge direction (the direction of arrow K in FIG. 15).
[0054]
The lock pin 10 and the lock lever 16 are in the state shown in FIG. 16, and the movement of the lock pin 10 and the lock lever 16 is restricted by the tip of the arm portion 16c, and the fixing of the eject lock mechanism 9 is completed.
[0055]
In the eject lock mechanism 9 of the optical disc apparatus 1, the eject lock mechanism 9 is fixed in consideration of the failure of electric parts such as solenoids and the possibility of ejecting the tray 3 even when the power is not turned on. It is common to equip the emergency eject function to cancel.
[0056]
Therefore, the operation of emergency eject will be described with reference to the drawings.
[0057]
FIG. 17 is a diagram for explaining the operation of emergency eject.
[0058]
Referring to FIG. 17, a rod 30 (such as a special round bar or a clip of office supplies that has been deformed and straightened) is inserted through an opening 5a provided in the front panel 5, and an eject slider is inserted. By pressing 13 in the direction of the arrow L, the movable core 12 is peeled off from the self-adsorptive solenoid 11, and thereafter, the ejection lock mechanism 9 is fixed in the same manner as the normal operation described in FIGS. The release operation can be performed.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, the optical disk apparatus of the present invention has a simple operation of providing a lock lever capable of performing a linear motion and a rotational motion in an eject lock mechanism using a self-adsorptive solenoid. Thus, the number of parts can be reduced, and the cost can be reduced.
[0060]
In addition, with a simple configuration in which a lock lever spring is placed inside a long hole provided in the lock lever, an overstroke with a sufficient design margin is provided for the amount of movement of the movable core in the reset operation of the movable core of the self-adsorptive solenoid. There is an effect that can be.
[0061]
Further, in the emergency eject, by pressing the eject slider from the outside with the rod, the movable core can be peeled off from the self-adsorptive solenoid, and the ejection lock mechanism can be released as in the normal operation. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration plan view showing an embodiment of an optical disc apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration plan view showing an embodiment of an optical disc apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic configuration plan view showing an embodiment of an optical disc apparatus according to the present invention.
4 is a detailed view of the eject lock mechanism in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a process from fixing to releasing of an eject lock mechanism.
FIG. 6 is a diagram showing a process from fixing to releasing of the eject lock mechanism.
FIG. 7 is a diagram showing a process from fixing to releasing of the eject lock mechanism.
FIG. 8 is a diagram showing a process from fixing to releasing of the eject lock mechanism.
FIG. 9 is a diagram showing a process from fixing to releasing of the eject lock mechanism.
FIG. 10 is a diagram showing a process from fixing to releasing of the eject lock mechanism.
FIG. 11 is a diagram showing a process from release to fixation of the eject lock mechanism.
FIG. 12 is a diagram showing a process from release to fixation of the eject lock mechanism.
FIG. 13 is a diagram showing a process from release to fixation of the eject lock mechanism.
FIG. 14 is a diagram showing a process from release to fixation of the eject lock mechanism.
FIG. 15 is a diagram showing a process from release to fixation of the eject lock mechanism.
FIG. 16 is a diagram showing a process from release to fixation of the eject lock mechanism.
FIG. 17 is a diagram for explaining the operation of emergency eject.
FIG. 18 is a schematic plan view showing an eject lock mechanism of a conventional optical disc apparatus.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Optical disk apparatus 2 Optical disk drive 2a Optical head 3, 104 Tray 4, 101 Case 5, 122 Front panel 5a Open hole 6 Eject button 7 Tray discharge rod 7a End surface 8 Tray discharge spring 9, 100 Eject lock mechanism 10, 105 Lock Pin 11 Self-adsorption type solenoid 12 Moving core 13 Eject slider 13a Elongated hole 13b Inclined portion 14 Spring 15 Eject slider shaft 16 Lock lever 16a Elongated hole 16b Notch portion 16c Arm portion 16d Inclined portion 16e Lever portion 17 Lock lever shaft 18 Lock lever spring 19 Tray stopper 20 Tray guide 21 Optical disc 30 Rod 106 Lock lever 106a Lock portion 107 Lock lever biasing member 111 Solenoid 111a Movable piece 112 Eject lever 1 2a Pressing piece 113 Eject lever urging member 114 Reset lever 114a Wedge-shaped sliding contact part 114b Pressing part 115 Reset lever urging member 116 Movable piece holding movable member 117 Movable piece urging member 118 Emergency eject lever 118a Operation part 118b Pressing piece 119 Prevention member 122 Front panel 124, 125 shaft 126, 127 shaft 128 shaft

Claims (9)

情報の記録再生用の光ディスクが装着されるトレイと、前記トレイを挿抜可能に内装支持する筐体と、前記光ディスクを回転駆動させ前記光ディスクに記録再生を行なう光ディスクドライブと、前記トレイの前面に設けられるフロントパネルと、前記フロントパネルに取り付けられ前記トレイを前記筐体外方への排出操作用のイジェクトボタンと、前記筐体に端面を押し当て前記トレイを排出するトレイ排出ロッドと、前記トレイ排出ロッドに挿入され前記トレイを前記筐体に対して排出方向の付勢力を与えるトレイ排出スプリングと、前記筐体に対して前記トレイの保持固定・解除をおこなうイジェクト・ロック機構と、前記トレイを前記筐体内に挿入時に前記トレイを所定位置に保持固定するロックピンとを有し、前記イジェクト・ロック機構は、自己吸着型ソレノイドと、前記自己吸着型ソレノイドの可動芯と連結されるイジェクトスライダと、前記可動芯を反吸着方向に付勢力を与えるスプリングと、前記可動芯の移動方向に前記イジェクトスライダを摺動自在に支持し前記イジェクトスライダに設けられた長穴と嵌合するイジェクトスライダ軸と、前記可動芯を吸着方向に移動させ前記自己吸着型ソレノイドを解除状態からロック状態にリセットするロックレバと、前記ロックレバに設けた長穴と嵌合し前記ロックレバを摺動自在に支持するロックレバ軸と、前記ロックレバの前記長穴に挿入されるロックレバスプリングと、前記ロックレバの移動を規制するトレイストッパと、前記ロックレバの回転を規制するトレイガイドとを有することを特徴とする光ディスク装置。A tray on which an optical disk for recording / reproducing information is mounted, a housing that supports the interior of the tray so that the tray can be inserted / removed, an optical disk drive that rotates and drives the optical disk to record / reproduce the optical disk, and a front surface of the tray A front panel that is attached to the front panel, an eject button for ejecting the tray to the outside of the housing, a tray ejection rod that presses an end surface against the housing and ejects the tray, and the tray ejection rod A tray discharge spring that applies a biasing force in the discharge direction to the casing, and an eject lock mechanism that holds, fixes, and releases the tray with respect to the casing. A lock pin for holding and fixing the tray in place when inserted into the body. The mechanism includes a self-adsorption type solenoid, an eject slider coupled to the movable core of the self-adsorption type solenoid, a spring that applies an urging force to the movable core in an anti-adsorption direction, and the eject slider in the moving direction of the movable core. An eject slider shaft that slidably supports and engages with an elongated hole provided in the eject slider, a lock lever that moves the movable core in the attracting direction and resets the self-adsorptive solenoid from the released state to the locked state, A lock lever shaft that fits into a slot provided in the lock lever and slidably supports the lock lever, a lock lever spring that is inserted into the slot of the lock lever, and a tray stopper that restricts movement of the lock lever And a tray guide for restricting rotation of the lock lever. 前記ロックピンは、前記筐体に設けられ、前記イジェクト・ロック機構は、前記トレイに設けられることを特徴とする請求項１記載の光ディスク装置。The optical disk apparatus according to claim 1, wherein the lock pin is provided in the housing, and the eject lock mechanism is provided in the tray. 前記ロックレバは、前記ロックレバ軸に対して直線運動と回転運動とを行うことを特徴とする請求項１記載の光ディスク装置。2. The optical disc apparatus according to claim 1, wherein the lock lever performs a linear motion and a rotational motion with respect to the lock lever shaft. 前記ロックレバは、前記トレイを保持固定する前記ロックピンと係合する切り欠き部と、前記トレイストッパに引っ掛けるコの字形状のアーム部と、前記イジェクトスライダと接触し回転作用力を受ける傾斜部と、前記イジェクトスライダを押圧し前記可動芯を吸着方向に移動させるレバ部とを有することを特徴とする請求項１または３記載の光ディスク装置。The lock lever includes a cutout portion that engages with the lock pin that holds and fixes the tray, a U-shaped arm portion that is hooked on the tray stopper, and an inclined portion that contacts the eject slider and receives a rotational force. 4. The optical disc apparatus according to claim 1, further comprising a lever portion that presses the eject slider and moves the movable core in the suction direction. 前記イジェクトボタンは、前記自己吸着型ソレノイドの電源をオン、オフすることを特徴とする請求項１記載の光ディスク装置。2. The optical disc apparatus according to claim 1, wherein the eject button turns on and off the power of the self-adsorption solenoid. 前記イジェクトスライダは、前記イジェクトボタンを押下すると、前記スプリングの復元力と前記可動芯を反吸着方向に動作させる電磁力との和により前記自己吸着型ソレノイドが解除状態となり、前記可動芯の移動方向と平行に摺動移動することを特徴とする請求項１記載の光ディスク装置。When the eject slider depresses the eject button, the self-adsorptive solenoid is released by the sum of the restoring force of the spring and the electromagnetic force that moves the movable core in the anti-adsorption direction, and the moving direction of the movable core 2. The optical disk apparatus according to claim 1, wherein the optical disk apparatus slides and moves in parallel with the optical disk apparatus. 前記イジェクト・ロック機構は、前記トレイを前記筐体の内部に押し込み、前記ロックピンと前記切り欠き部、および前記レバ部と前記イジェクトスライダとが当接した状態から更に前記トレイを押し込むことにより、前記自己吸着型ソレノイドをリセットすることを特徴とする請求項１または３記載の光ディスク装置。The eject lock mechanism pushes the tray into the housing, and further pushes the tray from a state where the lock pin and the cutout portion, and the lever portion and the eject slider are in contact with each other. 4. The optical disk apparatus according to claim 1, wherein the self-adsorption solenoid is reset. 前記イジェクト・ロック機構は、前記ロックレバの直線運動により前記自己吸着型ソレノイドをリセットし、前記ロックレバの回転運動により前記ロックピンと前記切り欠き部とを係合させ、前記トレイを所定位置に保持固定することを特徴とする請求項１または３記載の光ディスク装置。The eject lock mechanism resets the self-adsorption type solenoid by linear movement of the lock lever, engages the lock pin and the notch by rotation of the lock lever, and holds and fixes the tray in a predetermined position. 4. The optical disk apparatus according to claim 1, wherein the optical disk apparatus is an optical disk apparatus. 前記フロントパネルは、エマージェンシーイジェクト用抜き穴を有し、エマージェンシーイジェクトは、前記フロントパネルの外部から前記抜き穴を介してロッドにて前記イジェクトスライダを直線移動させ、前記可動芯の吸着固定を解除することで、前記トレイの固定を解除することにより行うことを特徴とする請求項１記載の光ディスク装置。The front panel has a punch hole for emergency eject, and the emergency eject moves the eject slider linearly from the outside of the front panel through the punch hole with the rod to release the movable core from being sucked and fixed. 2. The optical disk apparatus according to claim 1, wherein the operation is performed by releasing the fixing of the tray.

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