JP3834420B2 - ガス給湯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガス給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガス給湯装置は、熱交換部と、この熱交換部を通る給湯配管と、この熱交換部に燃焼熱を供給するガスバーナと、このガスバーナへのガス供給量を調節する電磁比例弁と、この比例弁への供給電流を制御する制御部とを備えている。
上記制御部は、出湯量(給湯配管を流れる水の量)と、熱交換部へ向かう水の温度と、設定温度の情報に基づいて給湯消費熱量を演算し、この給湯消費熱量に基づいて、比例弁への供給電流のフィードフォワード出力分を演算する。また、設定温度と出湯温度の差に基づいてフィードバック出力分を演算し、これをフィードフォワード出力分に加算して、比例弁への供給電流を決定する。
【0003】
なお、上記フィードフォワード演算は、給湯初期や出湯量の急変,設定温度の急変に即応するために必要なものである。また、上記フィードフォワード演算だけでは、温度情報や出湯量情報に検出誤差があったり、比例弁への供給電流と熱交換部での吸収熱量との実際の関係が理論値からずれている場合に、出湯温度を設定温度に一致させることができないので、フィードバック演算でこれを補うようにしている。
【0004】
制御部は、比例弁を安定して制御するために、比例弁への供給電流に、下限値と上限値を設定し、この範囲内で比例弁への供給電流を制御し、ひいては比例弁開度を制御している。
ところで、熱交換部では、給湯配管が受ける燃焼熱量(給湯消費熱量)が極端に小さいと、燃焼排ガス中の水分が結露し、腐食を招くおそれがある。従来では、上記比例弁への供給電流の下限値を設定することにより、給湯消費熱量が自ずと制約され、これにより結露防止がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、給湯消費熱量と比例弁の供給電流との関係が一義的に決定されず、比例弁電流が上記下限値より大きくても、給湯消費熱量が結露を生じる程度に小さくなってしまうことがある。
例えば、追焚機能を有する1缶2水路型のガス給湯装置では、給湯単独実行時と、給湯,追焚の同時実行の時とでは、給湯消費熱量と比例弁への供給電流の関係は異なる。同時実行の時には、燃焼熱の一部が追焚にも消費されるからである。この同時実行の際には、比例弁電流が下限値より大きくても、給湯消費熱量は結露が発生するほど小さくなってしまうことがある。
【0006】
また、異なる種類のガスを用いる給湯装置に、共通の電装基板(制御部)を用いることがあるが、この場合、ディップスイッチ等により選択されたガス種と、給湯消費熱量に基づいて、比例弁電流を決定することになる。高カロリーのガスを用いる場合には、比例弁電流の下限値の設定によって十分な給湯消費熱量が保証され、結露の心配はないが、低カロリーのガスを用いる場合には、比例弁電流が下限値より大きくても、十分な給湯消費熱量を保証できず、結露が発生することがある。
【0007】
さらに、上記ガスバーナが複数の燃焼領域を有する給湯装置の場合には、上記制御部は、給湯消費熱量に基づいて、ガス供給を行うべき燃焼領域を選択するとともに上記比例弁への供給電流を決定する。この場合、大きな燃焼面積で燃焼を行っている時には、比例弁電流の下限値の設定によって十分な給湯消費熱量が保証され、結露の心配はないが、小さな燃焼面積での燃焼状態では、比例弁電流が下限値より大きくても、十分な給湯消費熱量を保証できず、結露が発生することがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、給湯と追焚に共通の熱交換部と、この熱交換部に燃焼熱を供給する給湯と追焚に共通のガスバーナと、この熱交換部を通る給湯配管と、この熱交換部を通る追焚配管と、このガスバーナへのガス供給量を調節する比例弁と、この比例弁への供給電流を制御する制御部とを備えたガス給湯装置において、上記制御部は、給湯単独実行の際に、少なくとも給湯配管を流れる水の流量と、熱交換部へ向かう水の温度と、設定温度の情報に基づいて給湯消費熱量を演算し、この給湯消費熱量に基づいて上記比例弁への供給電流を決定し、給湯と追焚を同時に実行している時には、上記給湯単独実行の際と同じく給湯消費熱量を演算するとともに、追焚のための消費熱量を勘案して供給電流を決定し、さらに上記制御部は、比例弁への供給電流値の下限値を設定するとともに、上記給湯で消費する熱量について結露防止のための下限値を設定し、給湯,追焚の同時実行に際して、比例弁への供給電流が上記供給電流値の下限値を上回った状態であっても、要求される給湯消費熱量が上記結露防止のための下限値を下回った場合には、当該供給電流値をこの給湯消費熱量の下限値に対応する電流値に維持し、出湯温度が設定温度より高くなるのを容認することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、熱交換部と、この熱交換部を通る給湯配管と、この熱交換部に燃焼熱を供給するガスバーナと、このガスバーナへのガス供給量を調節する比例弁と、この比例弁への供給電流を制御する制御部とを備えたガス給湯装置において、上記制御部は、少なくとも給湯配管を流れる水の流量と、熱交換部へ向かう水の温度と、設定温度の情報に基づいて給湯消費熱量を演算し、この給湯消費熱量とガス種に基づいて上記比例弁への供給電流を決定し、さらに上記制御部は、比例弁への供給電流値の下限値を設定するとともに、上記給湯で消費する熱量について結露防止のための下限値を設定し、上記低カロリーガス種を用いて給湯を行なう際に、比例弁への供給電流値が上記供給電流値の下限値を上回った状態であっても、要求される給湯消費熱量が上記結露防止のための下限値を下回った場合には、当該供給電流値をこの給湯消費熱量の下限値に対応する電流値に維持し、出湯温度が設定温度より高くなるのを容認することを特徴とする。
請求項3の発明は、熱交換部と、この熱交換部を通る給湯配管と、この熱交換部に燃焼熱を供給するガスバーナと、このガスバーナへのガス供給量を調節する比例弁と、この比例弁への供給電流を制御する制御部とを備え、上記ガスバーナが、選択的にガス供給がなされる複数の燃焼領域を有するガス給湯装置において、上記制御部は、少なくとも給湯配管を流れる水の流量と、熱交換部へ向かう水の温度と、設定温度の情報に基づいて給湯消費熱量を演算し、この給湯消費熱量に基づいてガスを供給すべき燃焼領域と上記比例弁への供給電流とを決定し、さらに上記制御部は、比例弁への供給電流値の下限値を設定するとともに、上記給湯で消費する熱量について結露防止のための下限値を設定し、上記最小燃焼面積での給湯を行なう際に、比例弁への供給電流値が上記供給電流値の下限値を上回った状態であっても、要求される給湯要求熱量が上記結露防止のための下限値を下回った場合には、当該供給電流値をこの給湯消費熱量の下限値に対応する電流値に維持し、出湯温度が設定温度より高くなるのを容認することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図1および図2を参照して説明する。図1に示すように1缶2水路式の追焚機能付きガス給湯装置は、缶(図示せず)の下部に収容された給湯,追焚共通のガスバーナ1と、缶の上部に収容された給湯,追焚共通の熱交換部2と、ガスバーナ1に燃焼空気を供給するためのファン(図示せず)と、を備えている。上記ガスバーナ1にガスを供給する手段は、ガス管3と、このガス管3に設けられた電磁開閉弁4および電磁比例弁5とを有している。熱交換部2には、給湯配管10と追焚配管20が通っている。
【0011】
上記給湯配管10は、上記熱交換部2を通る受熱管11と、この受熱管11の入口端に接続された給水管12と、出口端に接続された給湯管13とを有している。給湯管13の末端には給湯栓14が設けられている。給水管12には給水温度センサTINと、フローセンサQaが設けられ、給湯管13には出湯温度センサTOUTと流量制御弁GMが設けられている。給水管12と給湯管13との間には、バイパス管15が受熱管11と並列に設けられている。
【0012】
上記追焚配管20は、熱交換部2を貫通する受熱管21と、その入口端と浴槽6との間に接続された復路管22と、受熱管21の出口端と浴槽6との間に接続された往路管23とを備えている。復路管22には、ポンプ24、温度センサTHRおよびフローセンサQbが設けられている。
上記給湯配管10の給湯管13と追焚配管20の復路管22との間には、浴槽6への湯張りのための注湯管30が設けられている。注湯管30には、電磁開閉弁からなる注湯弁31が設けられている。
【0013】
ガス給湯装置は、さらに、制御部50とリモートコントローラ60とを備えている。制御部50は、上述した種々の検出手段、すなわち温度センサTIN,TOUT,THR,フローセンサQa,Qb、リモートコントローラ60からの情報に基づいて、点火機構,ファン,開閉弁4,比例弁5,流量制御弁GM,ポンプ24等を制御する。なお、温度センサTIN,TOUT,THR,フローセンサQa,Qbの検出値については、それぞれ同符号を付して表すこととする。
【0014】
上記制御部50は、図2に示すように、給湯消費熱量と比例弁5への供給電流(以下、比例弁電流と称す)とのリニアな関係を示すデータをマップまたは演算式(1次方程式)の形態で記憶している。実線で示すデータは、給湯単独実行時の関係を表すものであり、破線で示すデータは、給湯,追焚同時実行時の関係を示すものである。
制御部50は、比例弁電流の下限値IMINと上限値IMAXを設定しており、その範囲内で比例弁電流の制御を行うようになっている。
また、本発明では、上記制御部50は、給湯消費熱量の下限値GMINを設定している。なお、GMINは次のようにして決められる。すなわち、
{K・Iー(TOUT−TIN)Qa}=K’TIN
となった点をGMINとする。ただし、K,K’は定数、Iは比例弁電流である。
【0015】
上記構成において、ユーザーが給湯栓14を開くと、フローセンサQaが所定量以上の水流を検出する。制御部50はこの水流検出に応答して、点火機構およびファンを作動させる。これと同時期に、開閉弁4を開き、ガスをガスバーナ1に供給して燃焼を開始する。給水管12からの水は受熱管11を通る過程で燃焼熱を受けて湯となり、給湯管13を経て給湯栓14から吐出される。
【0016】
追焚を行う場合には、リモートコントローラ60の追焚スイッチをON状態にする(追焚要求)。すると、まずポンプ24が起動され、浴槽6内の湯が復路管22および往路管23を通って循環する。復路管22内の湯の流れをフローセンサQbが検出すると、ガスバーナ1が点火される。これによって、浴槽6内の湯が加熱される。そして、温度センサTHRによる検出温度が設定温度に達すると、追焚要求が解除され、ガスバーナ1の燃焼が停止されるとともに、ポンプ24が停止される。
リモートコントローラ60の自動運転スイッチがオンの時には、湯張りを行う。すなわち、注湯弁31を開き、給湯配管10からの湯を注湯管30を経、追焚配管20を経て浴槽6に供給する。
【0017】
上記給湯の際に、上記制御部50は、比例弁電流を制御して、この電流と比例関係にある出力側ガス圧を制御し、ひいては燃焼熱量を制御する。上記比例弁電流の制御は、比例弁5の開度の制御をも意味する。
【0018】
まず、追焚を実行せず、給湯を単独で実行する場合の上記比例弁電流制御について詳述する。制御部50は、給水温度センサTINで検出された給水温度(給湯配管10を通って熱交換部2へ向かう水の温度)と、リモートコントローラ60で設定される設定温度TSと、フローセンサQaで検出された出湯量(熱交換部2または給湯配管10を流れる水の流量)を下記式に代入して、給湯消費熱量Gを演算する。
G=(TS−TIN)Qa
そして、演算された給湯消費熱量Gと、上記図2の実線で示すデータに基づいて、比例弁電流のフィードフォワード出力分FFを演算する。
【0019】
また、出湯温度センサTOUTで検出された出湯温度と、設定温度TSとの差に基づくPID演算により、フィードバック出力分FBを求める。
次に、上記フィードフォワード出力分FFにフィードバック出力分FBとを加算して、比例弁電流を決定する。その結果、検出出湯温度TOUTを高精度で設定温度TSにすることができる。
【0020】
上記給湯単独制御において、比例弁電流は下限値IMINと上限値IMAXとの間の範囲で安定した制御を行うことができるとともに、比例弁電流と燃焼熱量とのリニアな関係を確保することができる。さらに、比例弁電流は下限値IMINを下回ることを禁じられているので、これに対応する給湯消費熱量の下限値GMINを下回ることがなく、熱交換部2の結露を防止することができる。
【0021】
次に、追焚と給湯を同時に実行している場合の、上記比例弁電流制御について詳述する。この場合には、上記と同様にして演算した給湯消費熱量と図2の破線で示す記憶データに基づいて、フィードフォワード出力分を求める。このフィードフォワード出力分は、追焚による消費熱量に対応する分だけ、給湯単独の場合より大きくなる。そして、フィードバック出力分とフィードフォワード出力分を算して比例弁電流を決定する点は、給湯単独の場合と同じである。
【0022】
上記同時実行の際には、比例弁電流が下限値IMINより大きくても、給湯消費熱量は、下限値GMINを下回っていることがある。このような状況で燃焼を行うと、熱交換部2に結露が生じてしまう。本発明では、この給湯消費熱量に下限値GMINを設定し、演算された給湯消費熱量がこの下限値GMINを下回った時には、比例弁電流を、この下限値GMINと図2の破線のデータから、比例弁電流値を決定する。なお、この場合には、フィードバック演算を行なわず、出湯温度が設定温度を上回ることを容認する。
このように、給湯消費熱量が下限値GMIN以上であることを保証されるので、熱交換部2での結露を防止することができる。
【0023】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。この実施形態は、単機能型のガス給湯装置に関し、図1における追焚配管20を省いたものである。このガス給湯装置は、図2と同様の記憶データを備えている。図2を借用して説明すると、実線のデータは高カロリーのガスに相当するものであり、破線のデータは低カロリーのガスに相当するものである。
制御部50にはディップスイッチがあり、ガス種の選択を行う。高カロリーのガスを選択した時には、実線のデータにしたがって、比例弁電流のフィードフォワード出力分を演算し、低カロリーのガスを選択した時には、破線のデータにしたがってフィードフォワード出力分を演算する。
【0024】
この実施形態では、低カロリーのガスの場合に、比例弁電流が下限値IMINより大きくても、給湯消費熱量の下限値GMINを下回っていることがある。このような状況で燃焼を行うと、熱交換部2に結露が生じるが、本発明では、給湯消費熱量に下限値GMINを設定し、演算された給湯消費熱量がこの下限値GMINを下回った時には、比例弁電流値を、この下限値GMINと破線の記憶データに基づいて決定し、フィードバック演算を行なわず、出湯温度が設定温度より高い状態を容認する。その結果、熱交換部2の結露を防止できる。
【0025】
図3,図4は、さらに他の実施形態を示す。この実施形態も、単機能型のガス給湯装置に関するものであり、追焚配管20が無い点とガスバーナ1’が図3に示すように複数例えば2つのバーナ部1A,1B(燃焼領域)によって構成されて点を除いて、図1の装置と同様である。これらバーナ部1A,1Bには、ガス管3が分岐して連なっている。このガス管3の分岐路にはそれぞれ副開閉弁8A,8Bが設けられており、バーナ部1A,1Bへのガス供給を選択するようになっている。すなわち、副開閉弁8Aだけが開いた時にはバーナ部1Aだけで燃焼が行われ(以下、A面燃焼と称す)、副開閉弁8Aだけが開いた時にはバーナ部1Bだけで燃焼が行われ(以下、B面燃焼と称す)、両方の副開閉弁8A,8Bが開いた時には両バーナ部1A,1Bで燃焼が行われる(以下、A+B面燃焼と称す)。なお、A面燃焼での燃焼面積はB面燃焼より小さく、最小面積燃焼となる。
【0026】
制御部50は、前述と同様にして給湯消費熱量を演算し、この給湯消費熱量と図4の3つの線で示すデータに基づき、燃焼面積の選択(切り換え)と、比例弁電流のフィードフォワード出力分を決定する。
図4から明らかなように、給湯消費熱量が小さい時には、A面燃焼を行い、給湯消費熱量が増大するにしたがって、B面燃焼,A+B面燃焼を実行する。なお、これら燃焼面切り換えは、ヒステリシス特性をもって行う。
【0027】
上記B面燃焼,A+B面燃焼では、比例弁電流の下限値IMINの設定により、結露防止可能な給湯消費熱量が保証されている。A面燃焼では、比例弁電流が下限値IMINより大きくても、結露が生じるほど低い給湯消費熱量となることもある。しかし、本発明では、給湯消費熱量に下限値GMINを設定し、演算された給湯消費熱量がこの下限値GMINを下回った時には、比例弁電流値を、この下限値GMINと図4のデータに基づいて決定し、フィードバック演算を行なわず、出湯温度が設定温度より高い状態を容認する。その結果、A面燃焼でも熱交換部2の結露を防止できる。
【0028】
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。例えば、制御を簡略化し、通常制御でもフィードバック演算を行わず、上記フィードフォワード出力分だけで比例弁電流値を決定してもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、給湯,追焚の同時実行時における熱交換部への結露を確実に防止することができる。
請求項2の発明によれば、低カロリーのガスを用いて給湯を行う場合において、熱交換部への結露を確実に防止することができる。
請求項3の発明によれば、最小面積での燃焼で給湯を行う場合において、熱交換部への結露を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態をなす追焚機能付きガス給湯装置の概略図である。
【図2】給湯単独燃焼時と、給湯,追焚同時燃焼時での、給湯消費熱量と比例弁電流との関係を示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態をなすガス給湯装置のガス供給系を示す図である。
【図4】図3のガス給湯装置における給湯消費熱量と、燃焼面,比例弁電流との関係を示す図である。
【符号の説明】
1,1’ ガスバーナ
1A,1B バーナ部(燃焼領域)
2 熱交換部
5 比例弁
10 給湯配管
20 追焚配管
50 制御部
Claims (3)
- 給湯と追焚に共通の熱交換部と、この熱交換部に燃焼熱を供給する給湯と追焚に共通のガスバーナと、この熱交換部を通る給湯配管と、この熱交換部を通る追焚配管と、このガスバーナへのガス供給量を調節する比例弁と、この比例弁への供給電流を制御する制御部とを備えたガス給湯装置において、
上記制御部は、給湯単独実行の際に、少なくとも給湯配管を流れる水の流量と、熱交換部へ向かう水の温度と、設定温度の情報に基づいて給湯消費熱量を演算し、この給湯消費熱量に基づいて上記比例弁への供給電流を決定し、
給湯と追焚を同時に実行している時には、上記給湯単独実行の際と同じく給湯消費熱量を演算するとともに、追焚のための消費熱量を勘案して供給電流を決定し、
さらに上記制御部は、比例弁への供給電流値の下限値を設定するとともに、上記給湯で消費する熱量について結露防止のための下限値を設定し、
給湯,追焚の同時実行に際して、比例弁への供給電流が上記供給電流値の下限値を上回った状態であっても、要求される給湯消費熱量が上記結露防止のための下限値を下回った場合には、当該供給電流値をこの給湯消費熱量の下限値に対応する電流値に維持し、出湯温度が設定温度より高くなるのを容認することを特徴とするガス給湯装置。 - 熱交換部と、この熱交換部を通る給湯配管と、この熱交換部に燃焼熱を供給するガスバーナと、このガスバーナへのガス供給量を調節する比例弁と、この比例弁への供給電流を制御する制御部とを備えたガス給湯装置において、
上記制御部は、少なくとも給湯配管を流れる水の流量と、熱交換部へ向かう水の温度と、設定温度の情報に基づいて給湯消費熱量を演算し、この給湯消費熱量とガス種に基づいて上記比例弁への供給電流を決定し、
さらに上記制御部は、比例弁への供給電流値の下限値を設定するとともに、上記給湯で消費する熱量について結露防止のための下限値を設定し、
上記低カロリーガス種を用いて給湯を行なう際に、比例弁への供給電流値が上記供給電流値の下限値を上回った状態であっても、要求される給湯消費熱量が上記結露防止のための下限値を下回った場合には、当該供給電流値をこの給湯消費熱量の下限値に対応する電流値に維持し、出湯温度が設定温度より高くなるのを容認することを特徴とするガス給湯装置。 - 熱交換部と、この熱交換部を通る給湯配管と、この熱交換部に燃焼熱を供給するガスバーナと、このガスバーナへのガス供給量を調節する比例弁と、この比例弁への供給電流を制御する制御部とを備え、上記ガスバーナが、選択的にガス供給がなされる複数の燃焼領域を有するガス給湯装置において、
上記制御部は、少なくとも給湯配管を流れる水の流量と、熱交換部へ向かう水の温度と、設定温度の情報に基づいて給湯消費熱量を演算し、この給湯消費熱量に基づいてガスを供給すべき燃焼領域と上記比例弁への供給電流とを決定し、
さらに上記制御部は、比例弁への供給電流値の下限値を設定するとともに、上記給湯で消費する熱量について結露防止のための下限値を設定し、
上記最小燃焼面積での給湯を行なう際に、比例弁への供給電流値が上記供給電流値の下限値を上回った状態であっても、要求される給湯要求熱量が上記結露防止のための下限値を下回った場合には、当該供給電流値をこの給湯消費熱量の下限値に対応する電流値に維持し、出湯温度が設定温度より高くなるのを容認することを特徴とするガス給湯装置。
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