JP3834231B2 - 移動通信端末及び移動通信端末の制御方法 - Google Patents

移動通信端末及び移動通信端末の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話やPHS等の移動通信端末及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動通信端末に関する技術は急速に発展しており、ユーザの利便性を向上させるべく端末に様々な機能を持たせる試みがなされている。このような試みの一例としては、電子定期券やコンサートチケット等の金銭的・経済的価値を有する電子バリュー情報を移動通信端末に格納することが挙げられる。このような電子バリュー情報を利用することで、ユーザは、移動通信端末を定期券、コンサートチケット、或いは、クレジットカード等の代わりに使用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような移動通信端末には、次のような問題があった。すなわち、電子バリュー情報を格納した移動通信端末はクレジットカード等の代わりになって便利である一方、電子バリュー情報の不正使用による損害発生も起こり得る。不正使用の形態としては、他人の移動通信端末を盗んで電子バリュー情報を悪用する場合や、何らかの理由でサービス提供事業者が電子バリュー情報を利用させたくない不正ユーザによって電子バリュー情報が使用されるという場合等が考えられる。前者の盗用による電子バリュー情報の使用は、移動通信端末の真のユーザに損害を与え、後者の不正ユーザによる電子バリュー情報の使用は、電子バリュー情報を利用したアプリケーションのサービス提供事業者に損害を与えかねない。このような理由により、本発明者らは、このような電子バリュー情報の不正使用を防止する必要性を重視した。
【0004】
また、例えば電子バリュー情報を利用するアプリケーションの使用をサービス提供事業者に禁じられたユーザが、移動通信端末を買い換える等の手段によって新たにアプリケーションの使用許諾を得てしまうことも考えられる。このような事態を放置しては、不正ユーザによる使用を招来しかねない。
【0005】
本発明は、このような背景の下でなされたものであり、電子バリュー情報の不正使用を防止でき、且つ、電子バリュー情報を使用させたくないユーザが端末を変更する場合でもそのユーザによる使用を抑止し得る移動通信端末および移動通信端末の制御方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するために、本発明は、基地局との間で通信信号の送受信を行う移動通信端末において、通信端末本体に着脱可能であり、加入者情報が格納されたUIMと、電子バリュー情報を利用するアプリケーションが格納されたアプリケーション管理部と、を備え、前記UIMは、前記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報を格納し、前記UIMの前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合、そのアプリケーションは実行可能な状態になっており、前記UIMの前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合、そのアプリケーションは実行できない状態になっていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る移動通信端末によれば、電子バリュー情報に関するアプリケーションを利用できるか否かを示す利用可否情報がUIMに格納されており、この利用可否情報を、アプリケーションが利用できない旨を示すように設定することで、電子バリュー情報の不正使用を防止できる。また、UIMには、通話等の移動通信端末の基本動作に必要な加入者情報が格納されており、移動通信端末の筐体を変更する場合は、このUIMを新たな移動通信端末に装着することで変更前の加入者情報を引き続き利用できる。そして、本発明では、このようなUIMに上記の利用可否情報が格納されているため、アプリケーションを実行できない状態に設定されたユーザがUIMを他の移動通信端末に装着した場合でも、依然としてそのアプリケーションは実行できないままとなっている。
【0008】
また、本発明に係る他の移動通信端末は、基地局との間で通信信号の送受信を行う移動通信端末において、通信端末本体に着脱可能であり、加入者情報が格納されたUIMと、電子バリュー情報を利用するアプリケーションが格納されたアプリケーション管理部と、を備え、前記UIMは、前記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報を格納し、前記UIMの前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合、前記アプリケーション管理部は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を外部へ出力可能な状態となっており、前記UIMの前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合、前記アプリケーション管理部は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を外部へ出力できない状態となっていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る移動通信端末によれば、電子バリュー情報に関するアプリケーションを利用できるか否かを示す利用可否情報がUIMに格納されており、この利用可否情報を、アプリケーションが利用できない旨を示すように設定することで、電子バリュー情報の不正使用を防止できる。また、UIMには、通話等の移動通信端末の基本動作に必要な加入者情報が格納されており、移動通信端末の筐体を変更する場合は、このUIMを新たな移動通信端末に装着することで変更前の加入者情報を引き続き利用できる。そして、本発明では、このようなUIMに上記の利用可否情報が格納されているため、電子バリュー情報を出力できない状態に設定されたユーザがUIMを他の移動通信端末に装着した場合でも、依然として電子バリュー情報は出力できないままである。
【0010】
さらに、このような移動通信端末において、外部から前記電子バリュー情報の取得要求があった場合に、前記アプリケーション管理部は、前記UIMに対してそのアプリケーションの前記利用可否情報を問い合わせ、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を出力し、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を出力しないようにしてもよい。
【0011】
これにより、外部から電子バリュー情報の取得要求があった場合に、ユーザは、利用が許可されているアプリケーションについては電子バリュー情報を利用できるものの、利用が許可されていないアプリケーションについては電子バリュー情報を利用することができない。
【0012】
また、上記本発明の各移動通信端末において、前記アプリケーション管理部には、複数の前記アプリケーションが格納されており、前記UIMは、前記複数のアプリケーションそれぞれの前記利用可否情報を管理することが好ましい。この場合、複数のアプリケーションについてそれぞれ別個に、使用を認めるかどうかを管理することができる。
【0013】
さらに、本発明の移動通信端末において、基地局を経由して受信する指示信号に基づいて、前記UIMに格納された前記利用可否情報は、前記アプリケーションを利用できる旨の情報、或いは、前記アプリケーションを利用できない旨の情報とされるように構成することが好適である。
【0014】
このように構成することで、移動通信端末の外部の例えばアプリケーションを提供するサービス提供事業者がある移動通信端末の利用可否情報を変更したい場合に、基地局を経由してその移動通信端末に指示信号を送信することで、所望の利用可否情報に変更することができる。
【0015】
(2)本発明に係る移動通信端末の制御方法は、基地局との間で通信信号の送受信を行う移動通信端末の制御方法において、前記移動通信端末は、通信端末本体に着脱可能であり、加入者情報が格納されたUIMと、電子バリュー情報を利用するアプリケーションが格納されたアプリケーション管理部と、を備え、前記UIMは、前記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報を格納しており、前記アプリケーション管理部が、前記電子バリュー情報の取得要求を外部から取得するステップと、前記アプリケーション管理部が、前記UIMに対してそのアプリケーションの前記利用可否情報を問い合わせるステップと、前記アプリケーション管理部は、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を出力し、一方、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を出力しないステップと、を含むことを特徴とする。
【0016】
本発明に係る移動通信端末の制御方法によれば、電子バリュー情報の取得要求を外部から取得した場合に、UIMの利用可否情報がアプリケーションを利用できる旨を示す場合にのみ電子バリュー情報が出力される。このため、利用可否情報を、アプリケーションが利用できない旨を示すように設定することで、電子バリュー情報の不正使用を防止できる。また、UIMには、通話等の移動通信端末の基本動作に必要な加入者情報が格納されており、移動通信端末の筐体を変更する場合は、このUIMを新たな移動通信端末に装着することで変更前の加入者情報を引き続き利用できる。そして、本発明では、このようなUIMに上記の利用可否情報が格納されているため、電子バリュー情報を出力できない状態に設定されたユーザがUIMを他の移動通信端末に装着した場合でも、依然として電子バリュー情報は出力できないままである。
【0017】
また、本発明に係る他の移動通信端末の制御方法は、基地局との間で通信信号の送受信を行う移動通信端末の制御方法において、前記移動通信端末は、通信端末本体に着脱可能であり、加入者情報が格納されたUIMと、電子バリュー情報を利用するアプリケーションが格納されたアプリケーション管理部と、を備え、前記UIMは、前記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報を格納しており、前記アプリケーション管理部が、前記アプリケーションの実行要求を外部から取得するステップと、前記アプリケーション管理部が、前記実行要求がなされたアプリケーションの前記利用可否情報を前記UIMに対して問い合わせるステップと、前記アプリケーション管理部は、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合は、そのアプリケーションを実行させ、一方、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合は、そのアプリケーションを実行しないステップと、を含むことを特徴とする。
【0018】
本発明に係る移動通信端末の制御方法によれば、電子バリュー情報の取得要求を外部から取得した場合に、UIMの利用可否情報がアプリケーションを利用できる旨を示す場合にのみアプリケーションが実行される。このため、利用可否情報を、アプリケーションが利用できない旨を示すように設定することで、電子バリュー情報の不正使用を防止できる。また、UIMには、通話等の移動通信端末の基本動作に必要な加入者情報が格納されており、移動通信端末の筐体を変更する場合は、このUIMを新たな移動通信端末に装着することで変更前の加入者情報を引き続き利用できる。そして、本発明では、このようなUIMに上記の利用可否情報が格納されているため、アプリケーションを実行できない状態に設定されたユーザがUIMを他の移動通信端末に装着した場合でも、依然としてアプリケーションは実行できないままである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る移動通信端末及び移動通信端末の制御方法の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0020】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の移動通信端末1を示す概略構成図であり、図2は、この移動通信端末1の斜視図である。移動通信端末1は、図示を省略する基地局との間で通信信号の送受信を行うものであって、金銭的・経済的価値を有する電子バリューを扱うアプリケーションも実行できるように構成されている。
【0021】
移動通信端末1には、携帯電話としての基本機能を実行するためのOS(Operating System)と、電子バリュー情報を利用するアプリケーションを実行させるためのOSとが記憶されている。前者の基本機能に関するOSはメモリ11に記憶され、後者のアプリケーションに関するOSはメモリ21に記憶されている。また、移動通信端末1の筐体には、電気的に接続された2つのICチップが内蔵されており、メモリ11は第1のICチップ10に搭載され、メモリ21は第2のICチップ20に搭載されている。第1のICチップ10には、メモリ11の他、無線部15及び画像処理部16等が搭載されている。また、第1のICチップ10には、発信先の電話番号やメールメッセージ等の各種情報を入力するための入力部30、通話相手の音声等を出力するためのスピーカ40、及び、自分の声を入力するためのマイクロホン50等が電気的に接続されている。
【0022】
移動通信端末1には、加入者情報が格納されたUIM(User Identification Module)12が内蔵されている。UIM12は、移動通信端末1の本体に対して着脱可能とされており、本実施形態では、本体側部のスロットから挿入できるように構成されている。移動通信端末1へ装着されたUIM12は、第1のICチップ10と情報通信可能に接続される。
【0023】
UIM12には、加入者の電話番号や認証手続に利用する暗証番号等の加入者情報及び上記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報が格納された加入者情報メモリ13と、UIM12の制御を統括する制御部14と、が備えられている。認証手続に利用する暗証番号は、一般的にPIN(Personal Identification Number)と称されるものである。UIM12は、ユーザが正しいPINを入力して認証されることで、加入者情報メモリ13内の情報を利用できる状態になる。
【0024】
無線部15は、アンテナ70との間で信号の送受信を行うと共に、通話を確立するために、信号の変復調、マイクロホン50から入力された音声信号の符号化、スピーカ40から音声を出力させるための受信信号の複合化等、公知の様々な機能を実現する。画像処理部16は、メモリ11のOSの指示に従ってディスプレイ60の表示画面を制御する。
【0025】
第1のICチップ10のメモリ11には、第2ICチップ制御部17が設けられている。第2ICチップ制御部17は、第2のICチップ20の動作を制御するものである。一方、第2のICチップ20のメモリ21には、アプリケーション管理部24が設けられている。アプリケーション管理部24には、上記の電子バリュー情報を利用する1又は複数のアプリケーションが格納される。このようなアプリケーションは、移動通信端末1がユーザに受け渡される前にインストールしておいてもよいし、インターネット等を利用してユーザ自らがインストールしてもよい。本実施形態では、電子バリューとして映画チケットを利用したアプリケーション1、コンサートチケットを利用したアプリケーション2、及び電子定期券を利用したアプリケーション3の3種類が格納されているものとする。
【0026】
すでに簡単に述べたが、UIM12の加入者情報メモリ13には、このような各アプリケーションを利用できるか否かを示す利用可否情報が格納されている。図3は、加入者情報メモリ13に格納された利用可否情報を示すデータテーブルである。アプリケーション1および3の利用可否情報は“Active”となっており、これらのアプリケーションを利用できる旨が示されている。一方、アプリケーション2の利用可否情報は“Non−Active”となっており、このアプリケーションを利用できない旨が示されている。そして、利用可否情報が“Non−Active”となっているアプリケーションは実行することができず、“Active”となっているアプリケーションは実行できるように、移動通信端末1が構成されている。
【0027】
利用可否情報は、例えばアプリケーションを提供するサービス提供事業者から基地局を通じて移動通信端末1に送信される指示信号によって、“Active”から“Non−Active”に、又は、“Non−Active”から“Active”に切り換えられる。詳しくは、サービス提供業者から発信された例えば“Active”から“Non−Active”へ変更させる指示信号は、アンテナ70及び無線部15を経由して第2ICチップ制御部17に到達する。該信号を受信した第2ICチップ制御部17は、UIM12の制御部14にアクセスし、加入者情報メモリ13に格納された利用可否情報を“Active”から“Non−Active”へ変更させる。
【0028】
尚、利用可否情報の“Active”から“Non−Active”への変更は、例えば、移動通信端末を紛失したり、盗難された場合に、ユーザがアプリケーションのサービス提供事業者等にその旨を連絡することで実施される。或いは、サービス提供事業者が、一旦アプリケーションの利用を許諾したユーザが、何らかの問題(例えば金銭トラブル)を起こしている等の不正ユーザであることが判明した場合に、アプリケーションを利用できないようにする場合にも実施される。
【0029】
一方、利用可否情報の“Non−Active”から“Active”への変更は、紛失した移動通信端末が発見されてユーザの手元に戻った場合や、サービス提供事業者が、それまで不正ユーザとみなしていた者に対して、何らかの理由(例えば滞納していたアプリケーションの使用料を払った場合等)でアプリケーションを利用できるようにする場合等に実施される。
【0030】
また、利用可否情報の変更は、無線信号によって行われるのではなく、サービス提供事業者等の担当者が、入力部30を操作して利用可否情報を切り換えられるようにしてもよい。この場合は、利用可否情報を切り換える権限の無い者による操作を防ぐために、利用可否情報を切り換える際に、サービス提供事業者等の担当者に暗証番号を入力させるようにすることが好ましい。
【0031】
また、第2のICチップ20には、それ専用のOSが記憶された上記のメモリ21の他、外部のリードライタ等と電子バリュー情報の送受信を行う外部インターフェース22が設けられている。外部インターフェース22は、IrDAやブルートゥース等に対応したものとすることが可能である。
【0032】
以上が、本実施形態の移動通信端末1の構成である。次に、図4のフローチャートを参照して、移動通信端末1の制御方法を説明する。
【0033】
ここでは、電子バリューとして映画チケットを利用する場合を説明する。また、移動通信端末1に格納されたアプリケーションおよびその利用可否情報は、図3に示す通りとする。映画チケットの利用可否情報は、例えば移動通信端末1によってインターネットで映画チケットを購入した場合に、Activeに設定される。映画チケットを1枚購入した場合は、移動通信端末1に格納された電子バリュー情報は映画チケット1枚分の価値を示す情報となり、映画チケットを2枚購入した場合は、2枚分の価値を示す情報となる。
【0034】
まず、映画館に訪れたユーザが、入場ゲートに設置されたリードライタに移動通信端末1の外部インターフェース22を向けると、該リードライタから発信されている電子バリュー情報の読取り要求を外部インターフェース22で受信する(S101)。
【0035】
上記要求を受信した移動通信端末1では、映画チケットに関するアプリケーション1を起動させのるに先立ち、第2のICチップ20のアプリケーション管理部24は、第1のICチップ10を通じてUIM12に、アプリケーション1の利用可否情報を問い合わせる(S102)。
【0036】
このような問い合せをされたUIM12では、制御部14が加入者情報メモリ13にアクセスし、アプリケーション1の利用可否情報が“Active”又は“Non−Active”のいずれであるかを確認する。そして、図3に示すように、映画チケットに関するアプリケーション1の利用可否情報は“Active”になっているため、S104に進む。
【0037】
S104では、UIM12の制御部14は、アプリケーション1が利用し得る状態にある旨の情報を第2ICチップ制御部17に送信し、該情報を受信した第2ICチップ制御部17は、第2のICチップ20のアプリケーション管理部24に記憶されたアプリケーション1を起動させる。そして、起動したアプリケーション1は、S101における要求に応じて、電子バリュー情報すなわち映画チケットの価値を有する情報を入場ゲートのリードライタに送信する(S105)。この電子バリュー情報を受信したリードライタでは該情報を複合化して検証し、真正な映画チケットに相当すると判断された場合は、入場ゲートが開いてユーザが映画館へ入場することができる。
【0038】
なお、ここでは利用可否情報が“Active”であるアプリケーション1を例にして説明したが、利用可否情報が“Non−Active”である場合は、次のような処理が実行される。以下、図3に示すコンサートチケットに関するアプリケーション2を例にする。
【0039】
ユーザが例えばコンサート会場に訪れ、入場ゲートに設置されたリードライタに移動通信端末1の外部インターフェース22を向けると、上記のS101,102と同様の処理が行われる。つまり、第2のICチップ20のアプリケーション管理部24は、第1のICチップ10を通じてUIM12に、コンサートチケットに関するアプリケーション2の利用可否情報を問い合わせる。
【0040】
すると、S103では、アプリケーション2の利用可否情報が“Non−Active”と判定されるため、S106に進み、そのアプリケーションを実行できない旨がディスプレイ60に表示される。詳しくは、画像処理部16が作動し、ディスプレイ60に例えば「コンサートチケットのアプリケーションを実行できません。」等と表示させる。この場合は、アプリケーション2が実行されず、ユーザはコンサート会場に入場できない。
【0041】
このように本実施形態では、電子バリュー情報に関するアプリケーションを利用できるか否かを示す利用可否情報がUIM12に格納されており、この利用可否情報を、アプリケーションが利用できない旨を示すように設定する(本実施形態では、“Non−Active”とする)ことで、電子バリュー情報の不正使用を防止できる。これにより、移動通信端末の盗難による電子バリュー情報の悪用や、何らかの理由でサービス提供事業者が電子バリュー情報を利用させたくない不正ユーザによる電子バリュー情報の使用を防止できる。
【0042】
また、本実施形態によれば次のような効果も得られる。すなわち、ユーザのなかには、移動通信端末のデザインに飽きた場合等に、比較的短期間で移動通信端末の筐体変更を望む者がいる。更に、筐体変更に際しては、ユーザは、自分の電話番号やメールアドレス等の基本的な情報を保持したまま、デザインのみを変更したがる傾向にある。また、新たな機能を備えた移動通信端末が登場した場合も、その機能を利用すべく移動通信端末を変更したがるユーザもいる。本実施形態の移動通信端末1では、基本的な情報を含む加入者情報が格納されたUIM12を利用しており、このUIM12を他の移動通信端末にセットすることで、ユーザは、従前の加入者情報を引き続き利用しつつ、新たな移動通信端末を使用することができる。
【0043】
このような理由により、ユーザは、加入者情報の引き続いての利用を図るべく、これまで使用していたUIM12を新たな移動通信端末に装着することになるが、このUIM12に各アプリケーションの利用可否情報が格納されているため、アプリケーションを実行できない状態に設定されたユーザがUIMを他の移動通信端末に装着した場合でも、依然としてそのアプリケーションは実行できないままである。つまり、移動通信端末を買い換えたとしても、ユーザが同じUIM12を使用しつづける限り、利用可否情報が”Non−Active”となっているアプリケーションを実行させることはできないのである。これにより、不正ユーザによる電子バリュー情報の使用を抑止することができる。
【0044】
また、本実施形態では、複数のアプリケーションそれぞれの利用可否情報がUIM12で管理されている。これにより、アプリケーションのサービス提供事業者等は、複数のアプリケーションについてそれぞれ別個に、ユーザに使用を認めるかどうかを移動通信端末1にて管理することができる。もちろん、複数のアプリケーションがアプリケーション管理部24に格納されている場合に、利用可否情報を、それらのアプリケーションを一括したものに対して作成するようにしてもよい。つまり、利用可否情報が”Active”の場合は、すべてのアプリケーションが実行できる状態にあり、一方、利用可否情報が”Non−Active”の場合は、すべてのアプリケーションが実行できないことになる。
【0045】
[第2実施形態]
次に、図5に示すフローチャートを参照して、本発明に係る移動通信端末および移動通信端末の制御方法の第2実施形態を説明する。尚、本実施形態の移動通信端末1の構成要素は、第1実施形態と同様である。
【0046】
本実施形態が第1実施形態と異なるのは、映画館等のリードライタから電子バリュー情報の要求を受信した際に(S101)、UIM12に格納された利用可否情報を確認することなくアプリケーションを実行させる点(S102)である。但し、この段階ではアプリケーションを実行させるに留まり、電子バリュー情報は要求元のリードライトへ送信しない。
【0047】
次いで、第2のICチップ20のアプリケーション管理部24は、第1のICチップ10を通じてUIM12に、電子バリュー情報の取得要求がなされたアプリケーションの利用可否情報を問い合わせる(S103)。そして、S104で、UIM12に格納された利用可否情報が“Active”と判定された場合は、S105に進み、そのアプリケーションの電子バリュー情報をリードライトへ送信する。
【0048】
一方、S104で、電子バリュー情報の取得要求がされたアプリケーションの利用可否情報が“Non−Active”と判定された場合は、S106に進み、そのアプリケーションを実行できない旨をディスプレイ60に表示させる。
【0049】
このように、本実施形態では、外部から電子バリュー情報の取得要求があった場合に、UIM12内の利用可否情報の内容に関わらず、一旦アプリケーションを起動させ、利用可否情報が”Active”の場合にのみ電子バリュー情報を要求先に送信し、”Non−Active”の場合は該情報を要求先に送信しないように構成されている。
【0050】
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、電子バリュー情報の不正使用を防止できる。更に、電子バリュー情報を使用させたくないユーザが移動通信端末の筐体を変更するような場合でも、そのユーザがUIM12を新しい移動通信端末に装着した際には、引き続いて電子バリュー情報の使用を抑止することができる。
【0051】
以上、本発明者らによってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、アプリケーション管理部に格納するアプリケーションは、複数でなく1つのみでもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る移動通信端末および移動通信端末の制御方法によれば、電子バリュー情報の不正使用を防止でき、且つ、電子バリュー情報を使用させたくないユーザが端末を変更する場合でもそのユーザによる使用を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動通信端末の一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1に示した移動通信端末の一実施形態を示す斜視図である。
【図3】UIMに格納された利用可否情報を示すデータテーブルである。
【図4】本発明に係る移動通信端末の制御方法の第1実施形態を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る移動通信端末の制御方法の第2実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…移動通信端末、10…第1のICチップ、11…メモリ、12…UIM、13…加入者情報メモリ、15…無線部、16…画像処理部、17…第2ICチップ制御部、20…第2のICチップ、21…メモリ、22…外部インターフェース、24…アプリケーション管理部、30…入力部、40…スピーカ、50…マイクロホン、60…ディスプレイ、70…アンテナ。

Claims (7)

  1. 基地局との間で通信信号の送受信を行う移動通信端末において、
    通信端末本体に着脱可能であり、加入者情報が格納されたUIMと、
    電子バリュー情報を利用するアプリケーションが格納されたアプリケーション管理部と、を備え、
    前記UIMは、前記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報を格納し、
    前記UIMの前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合、そのアプリケーションは実行可能な状態になっており、
    前記UIMの前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合、そのアプリケーションは実行できない状態になっていることを特徴とする移動通信端末。
  2. 基地局との間で通信信号の送受信を行う移動通信端末において、
    通信端末本体に着脱可能であり、加入者情報が格納されたUIMと、
    電子バリュー情報を利用するアプリケーションが格納されたアプリケーション管理部と、を備え、
    前記UIMは、前記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報を格納し、
    前記UIMの前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合、前記アプリケーション管理部は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を外部へ出力可能な状態となっており、
    前記UIMの前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合、前記アプリケーション管理部は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を外部へ出力できない状態となっていることを特徴とする移動通信端末。
  3. 外部から前記電子バリュー情報の取得要求があった場合に、前記アプリケーション管理部は、前記UIMに対してそのアプリケーションの前記利用可否情報を問い合わせ、
    前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を出力し、
    前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を出力しないことを特徴とする請求項2記載の移動通信端末。
  4. 前記アプリケーション管理部には、複数の前記アプリケーションが格納されており、
    前記UIMは、前記複数のアプリケーションそれぞれの前記利用可否情報を管理することを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項記載の移動通信端末。
  5. 基地局を経由して受信する指示信号に基づいて、前記UIMに格納された前記利用可否情報は、前記アプリケーションを利用できる旨の情報、或いは、前記アプリケーションを利用できない旨の情報とされることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項記載の移動通信端末。
  6. 基地局との間で通信信号の送受信を行う移動通信端末の制御方法において、
    前記移動通信端末は、通信端末本体に着脱可能であり、加入者情報が格納されたUIMと、電子バリュー情報を利用するアプリケーションが格納されたアプリケーション管理部と、を備え、前記UIMは、前記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報を格納しており、
    前記アプリケーション管理部が、前記アプリケーションの実行要求を外部から取得するステップと、
    前記アプリケーション管理部が、前記実行要求がなされたアプリケーションの前記利用可否情報を前記UIMに対して問い合わせるステップと、
    前記アプリケーション管理部は、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合は、そのアプリケーションを実行させ、一方、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合は、そのアプリケーションを実行しないステップと、
    を含むことを特徴とする移動通信端末の制御方法。
  7. 基地局との間で通信信号の送受信を行う移動通信端末の制御方法において、
    前記移動通信端末は、通信端末本体に着脱可能であり、加入者情報が格納されたUIMと、電子バリュー情報を利用するアプリケーションが格納されたアプリケーション管理部と、を備え、前記UIMは、前記アプリケーションの利用可否に関する利用可否情報を格納しており、
    前記アプリケーション管理部が、前記電子バリュー情報の取得要求を外部から取得するステップと、
    前記アプリケーション管理部が、前記UIMに対してそのアプリケーションの前記利用可否情報を問い合わせるステップと、
    前記アプリケーション管理部は、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できる旨を示す場合は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を出力し、一方、前記利用可否情報が前記アプリケーションを利用できない旨を示す場合は、そのアプリケーションに対応した前記電子バリュー情報を出力しないステップと、
    を含むことを特徴とする移動通信端末の制御方法。
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