JP3831226B2 - 不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置 - Google Patents

不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば水道管やガス管等の既設流体管を切断する不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の不断水切断装置は、切断工具を挿通する作業孔を有する回転スリーブを、流体管の外周面に外装し、回転スリーブと一体回転する切断工具を作業孔より挿入して流体管の中心に向かって送り込むとともに、前記回転スリーブを回転させて、回転スリーブにより囲まれた前記流体管を切断するようになっている。
【0003】
具体的には、回転スリーブの外周面に回転不能として軸着されて所定間隔で配置される複数(例えば4個)の従動スプロケットに無端状のチェンを巻回すると共に、該チェンを、回転スリーブの下方に配置されたギヤードモータ等の駆動源によって回転駆動される駆動スプロケットに巻回し、ギヤードモータの駆動によって回転スリーブを回転駆動しつつ切断工具の軸方向の切削送りにより流体管の切断加工が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の不断水切断装置では、流体管の切断時にギヤードモータの駆動によって回転スリーブを回転駆動する際に、駆動スプロケットと複数の従動スプロケット間との間に巻回されるチェンの張り側の長さが刻々変化するため、一定の張力が得られなくなる。
【0005】
従って、加工時における切断工具に作用する切削抵抗の変動により、切断工具に変動負荷が生ずるため摩耗が促進するだけでなく破損することで切断工具の寿命が著しく短縮する問題を有している。
【0006】
更に、切削加工が断続的な送りにより行われるため、流体管の切断加工が終了した際に切断端部にバリが生じ、加工精度も低下する問題を有していた。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、切断工具に円滑な切削送り与え、延いては切断工具の寿命を延ばすことができ、しかも切断端部の加工精度の向上を図ることが可能な不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明の不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置は、流体管の外周面に密封状態に外装した切断工具を備えた回転スリーブを回転させて、該回転スリーブにより囲まれた前記流体管を切断する不断水切断装置であって、前記回転スリーブの外周にチェンの一端を固定して巻回し、該チェンの他端を駆動装置により牽引駆動させて該回転スリーブとともに回転する切断工具により流体管を切断するようにしたことを特徴としている。
この特徴によると、回転スリーブの外周に一端を固定して巻回されたチェンの他端を駆動装置により牽引することで、チェンの張り側の張力が一定となることから、切断工具に一定の切削抵抗が得られて円滑な切削送りが得られ、延いては切断工具の寿命を延ばすとともに切断端部の加工精度を向上することができる。
【0009】
本発明の不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置は、前記チェンが、切断工具を挟んで回転スリーブの両側に配置され、前記回転スリーブに対し同一方向に巻回されていることが好ましい。
このようにすれば、回転スリーブの回転時に左右のバランスがとれるので、切断工具の安定した切削送りを得ることが可能となる。
【0010】
本発明の不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置は、前記チェンが、前記切断工具を挟んで回転スリーブの両側に配置され、前記回転スリーブに対し互いに逆方向に巻回されていることが好ましい。
このようにすれば、切断工具に正逆方向の送りを与えることができる。
【0011】
本発明の不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置は、前記回転スリーブが、流体管の外周面に外装保持されたハウジングの円周上に軸支された複数のローラにより内周面ないし両端が案内支持されているのが好ましい。
このようにすれば、加工時における回転スリーブの軸方向ないし半径方向の振れを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の不断水切断装置を伸縮可撓化装置に適応した例について、図1〜図3を参照して説明する。図1は既設流体管が切断工具によって切断された状態を示す不断水切断装置の一部切欠側面図、図2は図1のA−A断面図、図3は不断水切断装置の一部を拡大した図1のB部拡大断面図である。
【0013】
図1において、1は、地盤12を掘削して所要長さに亘り露出させた既設流体管、例えばスチール製の水道管であって、上昇位置にセットされている、例えばエンドミル等の切削工具2により切断される。図3に示すように、水道管1の外周に回転自在に支持されている回転スリーブ3の最上端のケーシング3−1は、切削工具2を流体管1の中心に向けて進退させ、且つ回転させる駆動機構を備えた切断工具駆動ハウジング4とネジ結合されている。また、回転スリーブ3の最下方のケーシング3−2は半割り構造の円筒状のケーシングであり、円周上の一部は半径方向に突出して、中心部には切削工具2が挿通可能な作業孔3aが穿設されている。
【0014】
水道管1の切断時には、特に図示しないが切削工具2が作業孔3a内を上下に移動可能となっており、切削工具2の水道管1の中心に向かう下降移動によって水道管1の外周部を貫通した後、切削工具2を工具の軸線回りに回転させながら、回転スリーブ3と共に水道管1の回りに1回転することにより、水道管1は切断されるようになっている。
【0015】
一方、水道管1適所の外周面には、上下2分割構造の球状ガイドスリーブ13と直管状ガイドスリーブ14が、互いに所定寸法左右に離間して外嵌され、それらの両端開口部を前記水道管1の外周面に溶接するとともに、2分割された上下の突合わせ面を溶接することにより、密封状に固着されている。
【0016】
左右のガイドスリーブ13,14間の水道管1の周囲には、上下2分割構造の円筒形をなすスチール製の左右1対の筐体15、15が、互いの対向面間に所要の環状隙間が形成されるとともに、水道管1の外周面との間にも環状空間Sが形成されてようにして外嵌され、上下の突合わせ面を溶接することにより一体化されている。
【0017】
切削工具2を保持する回転スリーブ3は、両筐体15中央の外周に回転可能に液密に摺接保持されており、右方の筐体15の外側端部には直管状ガイドスリーブ14の外周面に摺接して液密にシールするパッキン16を収容保持したパッキンホルダ24が設けられ、このパッキンホルダ24は直管状ガイドスリーブ14の外周面に軸方向移動自在に支持されている。
【0018】
右方の直管状ガイドスリーブ14は、直円筒形をなし、その内側端部には環状ストッパ14aが形成されると共に、外側端部の外周には上下2分割構造の環状固定治具20が止着されている。
【0019】
この環状固定治具20は、板金状の溶接構造であって、直管状ガイドスリーブ14に装着される環状ベース20aと、環状ベース20aの内側端部の外周に立ち上げたフランジ20bと、更にフランジ20b外周に内側に向けて突設接合された筒体20cと、この筒体20cの内側端部に垂直に接合された側板20dと、この側板20dに、内側に向けて突設させて回転自在に軸支された振れ止めローラ22とから構成されている。
【0020】
また、筒体20cの内側には、外周端部に短寸のフランジ24aが突設したパッキンホルダ24が軸方向移動自在に収容されており、このパッキンホルダ24は、パッキンホルダ24外周のフランジ24aが水道管1の軸心側に向けて突設した側板20dの下端とフランジ20bを螺挿した押しボルト23によって狭持されて軸方向に位置決めされている。このようにして、右方の筐体15は、右方の直管状ガイドスリーブ14上に摺動可能に保持されるパッキンホルダ24により回転不能に支持されている。
【0021】
同様にして、直円筒形をなす左方の筐体15は、外側端部に左方の球状ガイドスリーブ13の外周面に摺接して液密にシールするパッキン16を収容保持したパッキンホルダ25が設けられ、このパッキンホルダ25は両端に環状ストッパ13bが連設された左方の球状ガイドスリーブ13の球面13aのほぼ中間部にパッキン16が摺接した状態で支持されている。そして、球状ガイドスリーブ13の外側端部の環状ストッパ13b外周には上下2分割構造の環状固定治具18が図示しないボルトで止着されている。
【0022】
この環状固定治具18は、板金状の溶接構造であって、球状ガイドスリーブ13の外側端部の環状ストッパ13b外周に装着される環状ベース26aと、環状ベース26aの外周に立ち上げたフランジ26bと、更にフランジ26b外周に内側に向けて突設接合された筒体26cと、この筒体26cの内側端部に垂直に接合された側板26dと、この側板26dに、内側に向けて突設させて回転自在に軸支された振れ止めローラ22とから構成されている。
【0023】
また、筒体26cの内側には、外周端部に短寸のフランジ25aが突設したパッキンホルダ25が軸方向移動自在に収容されており、このパッキンホルダ25は、パッキンホルダ25外周のフランジ25aが管軸側に向けて突設した側板26dの下端と環状ベース26aの内側端部によって狭持され、ボルト28により軸方向に位置決めされている。
【0024】
上記のように、両外側端部がそれぞれ球状ガイドスリーブ13ないし直管状ガイドスリーブ14上にパッキンホルダ24、25によって支持されるように構成された左右一対の筐体15、15の外周上面には、上下2分割構造の回転スリーブ3が、両筐体15のフランジ15aに遊嵌することにより、管軸方向への移動を規制されて回転可能に外嵌され、かつ回転スリーブ3が摺動可能に支持される両筐体15、15の外周面はシール部材(パッキン)50により液密にシールされている。
【0025】
上記パッキン50は、両筐体15に対し摺動抵抗の小さい硬質ゴム等が好ましく、回転スリーブ3を筐体15回りに回転させる際の抵抗を小さくするとともに、パッキン50がよじれるなどして損傷するのが防止されている。
【0026】
回転スリーブ3の周壁中央には作業孔3aが穿設され、その上方の開口端部には、図2、図3に示す仕切弁装置10と、その上部に切断工具駆動機構5とが密封状態で取付けられ、下方の開口端部は水道管1の外周部近傍まで延びている。仕切弁装置10は、作業孔3aと連通する管路を開閉可能な弁体8と、これをねじ送りにより管路と直交する方向に進退移動させる移動機構9とを備えている。
【0027】
図2に示すように、切断工具駆動機構5は、回転工具であるエンドミルを水道管1の中心に向けて進退移動させるねじ送り式の昇降機構6と、エンドミル2を回転駆動させる油圧モータ7とを備えている。
【0028】
次に、本発明の回転スリーブの駆動装置につき、図3〜図6を参照して説明する。図4は図3のC部拡大断面図、図5の(a)は環状支持体の側面図、(b)は環状支持体の正面図であり、図6は環状支持体の部分斜視図である。尚、上記実施形態に係る構成部材と同一構成部材については同一符号を付し重複する説明を省略する。
【0029】
図に示す35は環状支持体を示し、この環状支持体35は、回転スリーブ3の両側にあって回転スリーブ3の両端外周に外方に向けて突出するように取付けられている。この環状支持体35は、回転スリーブ3に取付けるための取付け片30aを内側に突設した2つ割り構造であって、中央にチェン36を挿通させるための切欠きが形成されたフランジFを介して環状に接合されたサポートリング30と、サポートリング30の外周に取付けられ、外周にチェン36の両側をガイドするチェンガイド38a、38bを取付けたガイドリング32とから構成されている。
【0030】
両環状支持体35の外側端部は、サポートリング30の内周面が環状固定治具18、20に軸支された複数の振れ止めローラ22により回転自在に支持されており、フランジF近傍にはそれぞれチェンガード40が取付けられている。
【0031】
これらチェンガード40は、チェン36の上部を覆うように下向き断面コ字型でガイドリング32の円弧と同じ円弧状に形成され、一端にチェン36の一端を固定する固定部42が設けられている。
【0032】
すなわち、図5及び図6に示すように、チェンガード40の固定部42に一端が固定されたチェン36が、チェンガイド38a、38bに案内された状態でガイドリング32の外周に一巻きされると、二巻き目のチェン36は一端が固定されたチェン36の上部に重ねて巻き付けられる。そこで、この二巻き目のチェン36が重ねて巻き付けられる一巻き目のチェン36上部は、チェンガード40によって保護されるようになっている。
【0033】
図1において、地盤12上に敷設したベース板46における回転スリーブ3の下方には、管軸と平行をなす駆動軸45の両端部が、ブラケット37,37により図示しない軸受けにより回転自在に軸支され、駆動軸45の両端部には二巻き目のチェン36の一端を連結し、回転によりチェン36を巻き付けて牽引駆動するための1対の駆動ドラム44が固定されている。この駆動軸45は、その左端部をギヤードモータ39の回転軸39aに取り付けることにより、緩速で回転させられるようになっている。
【0034】
次に、上記不断水切断装置により流体管を切断して伸縮可撓化する方法について説明する。まず、図1に示すように、地盤12を掘削して露出させた水道管1に、左右のガイドスリーブ13,14、筐体15,15、回転スリーブ3の順に取り付けたのち、ガイドスリーブ13,14の両側方の水道管1を、ベース板46に立設した左右1対の支持体48により支持する。
【0035】
ついで、図3に示すように、両ガイドスリーブ13,14の外方端部外周に環状固定治具18、20を装着し、これら環状固定治具18、20によってパッキンホルダ24、25を位置決め支持することにより、筐体15,15を環状隙間が形成されるように対向配置し、対向配置される筐体15,15の外周面にパッキン50を介して回転スリーブ3を支持する。
【0036】
そして、回転スリーブ3の作業孔3aの上方開口部に、仕切弁装置10と切断工具駆動機構5とを取り付けたのち、回転スリーブ3の両端に環状支持体35の内側端部を取付け、その外側端部を環状固定治具18、20に軸支された複数の振れ止めローラ22により回転自在に支持する。
【0037】
次に、回転スリーブ3の下方のベース板46上に、ギヤードモータ39や1対の駆動ドラム44を設置するとともに、環状支持体35を構成する両ガイドリング32外周の一部に一対のチェン36の一端を固定し、その他端を両駆動ドラム44にチェン36を掛け回す。
【0038】
次いで、環状支持体35を図2に示す状態において、人力または駆動装置を使用して時計回りにゆっくり旋回させて、環状支持体35を旋回させた状態では、チェン36は図5及び図6に示すように、環状支持体35の外周面に一巻き以上巻回された状態となり、駆動ドラム44を初期状態まで回転させてチェン36に張りを持たせた状態とする。
【0039】
この状態において、油圧モータ7を作動させてエンドミル2を回転させるとともに、昇降機構6の上端に取り付けたハンドル(図示略)を回転させてエンドミル2を水道管1の上端面に向かって下降させる。
【0040】
エンドミル2の先端部により水道管1の上端を油圧モータ7により穿孔すると同時に、ギヤードモータ39により1対の駆動ドラム44を同時に回転駆動させて両チェン36を牽引することで、回転スリーブ3を一定方向に1回転させる。この際、回転スリーブ3両端の環状支持体35は、複数の振れ止めローラ22により軸方向の動きが拘束された状態で円滑に旋回され、管軸方向のがた付きを防止している。
【0041】
このように、回転スリーブ3を緩動で回転させると、水道管1は、エンドミル2の外径の幅で切断される。
【0042】
切断加工が完了すると、切断装置5を取り外して図示しない止水栓取付装置を装着したのち弁体8を開放し、回転スリーブ3の作業孔3a内に止水栓を圧入して密封する。ついで、止水栓取付装置及び仕切弁装置10を取り外し、回転スリーブ3の作業孔3aの上方開口面に抜け止め板を止着する。
【0043】
最後に、環状固定治具18,20を取り外すことで、切り離された水道管1が可撓状態で支持されることとなり、その上下方向等の相対変位量が大となっても破損する恐れが解消され、回転スリーブ3の外周面に取り付けられたチェン36、ベース板46、ギヤードモータ39、1対の駆動ドラム44等の駆動系等を撤去し、露出させた水道管1を埋め戻せば、工事は終了する。
【0044】
このように、本実施形態に係る不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置によれば、回転スリーブ3の外周に一端を固定して巻回されたチェン36の他端を1対の駆動ドラム44に巻き付けて一方向に回転駆動することで、チェン36の張り側の張力が一定となることから、エンドミル2に一定の切削抵抗が得られて円滑な切削送りが得られ、延いてはエンドミル2の寿命を延ばすとともに切断端部の加工精度を向上することができる。
【0045】
また、チェン36が、エンドミル2を挟んで回転スリーブ3の両側に配置される回転スリーブ3に対し同一方向に巻回されているので、回転スリーブ3の回転時に左右のバランスがとれることから、エンドミル2の安定した切削送りを得ることが可能となる。
【0046】
次に、別の実施形態では、上記の実施形態において、エンドミル2を挟んで回転スリーブ3の両側に配置される一対のチェン36が、回転スリーブ3に同一方向に巻回されるのに対し、回転スリーブ3に対し互いに逆方向に巻回されるように構成されている。
【0047】
このようにすれば、環状支持体35をギヤードモータ39の駆動を利用して初期状態に設定することができるだけでなく、切断工具2に正逆方向の送りを与えることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0049】
(a)請求項1項の発明によれば、回転スリーブの外周に一端を固定して巻回されたチェンの他端を駆動装置によりチェンの張り側の張力が一定となることから、切断工具に一定の切削抵抗が得られて円滑な切削送りが得られ、延いては切断工具の寿命を延ばすとともに切断端部の加工精度を向上することができる。
【0050】
(b)請求項2項の発明によれば、回転スリーブの回転時に左右のバランスがとれるので、切断工具の安定した切削送りを得ることが可能となる。
【0051】
(c)請求項3項の発明によれば、切断工具に正逆方向の送りを与えることができる。
【0052】
(d)請求項4項の発明によれば、加工時における回転スリーブの軸方向ないし半径方向の振れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設流体管が切断工具によって切断された状態を示す不断水切断装置の一部切欠側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】不断水切断装置の一部を拡大した図1のB部拡大断面図である。
【図4】図3のC部拡大断面図である。
【図5】(a)は環状支持体の側面図、(b)は環状支持体の正面図である。
【図6】環状支持体の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 流体管(水道管)
2 エンドミル(切削工具)
3 回転スリーブ
3a 作業孔
3−1、3−2 ケーシング
4 切断工具駆動ハウジング
5 切断工具駆動機構
6 昇降機構
7 油圧モータ
8 弁体
9 移動機構
10 仕切弁装置
12 地盤
13 球状ガイドスリーブ
13a 球面
13b 環状ストッパ
14 直管状ガイドスリーブ
14a 環状ストッパ
15 筐体
16 パッキン
18 環状固定治具
20 環状固定治具
20a 環状ベース
20b フランジ
20c 筒体
20d 側板
22 ローラ
23 ボルト
24 パッキンホルダ
24a フランジ
25 パッキンホルダ
25a フランジ
26a 環状ベース
26b フランジ
26c 筒体
26d 側板
28 ボルト
30 サポートリング
30a 取付け片
32 ガイドリング
35 環状支持体
36 チェン
37,37 ブラケット
38a チェンガイド
39 ギヤードモータ
39a 回転軸
40 チェンガード
42 固定部
44 駆動ドラム
45 駆動軸
46 ベース板
48 支持体
50 パッキン
F フランジ
S 環状空間

Claims (4)

  1. 流体管の外周面に密封状態に外装した切断工具を備えた回転スリーブを回転させて、該回転スリーブにより囲まれた前記流体管を切断する不断水切断装置であって、
    前記回転スリーブの外周にチェンの一端を固定して巻回し、該チェンの他端を駆動装置により牽引駆動させて該回転スリーブとともに回転する切断工具により流体管を切断するようにしたことを特徴とする不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置。
  2. 前記チェンは、前記切断工具を挟んで回転スリーブの両側に配置され、前記回転スリーブに対し同一方向に巻回されている請求項1に記載の不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置。
  3. 前記チェンは、前記切断工具を挟んで回転スリーブの両側に配置され、前記回転スリーブに対し互いに逆方向に巻回されている請求項1に記載の不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置。
  4. 前記回転スリーブは、流体管の外周面に外装保持されたハウジングの円周上に軸支された複数のローラにより内周面ないし両端が案内支持されている請求項1〜3の何れかに記載の不断水切断装置における回転スリーブの駆動装置。
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