JP3829759B2

JP3829759B2 - dishwasher

Info

Publication number: JP3829759B2
Application number: JP2002148713A
Authority: JP
Inventors: 眞大山; 浩章乾
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2002-05-23
Filing date: 2002-05-23
Publication date: 2006-10-04
Anticipated expiration: 2022-05-23
Also published as: JP2003339607A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、一般的な食器洗い機は、図１７に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【０００３】
図に示すように、食器洗い機本体１は、内部に洗浄槽２を設けており、この洗浄槽２内へ給水弁３により水または湯を供給するようにしている。洗浄槽２の底部には排水孔４を設け、この排水孔４に連通し、モータによって駆動される洗浄ポンプ５を取り付け、この洗浄ポンプ５により洗浄水を洗浄槽２の内部に循環するよう構成している。また、排水孔４には残さいを捕集する残さいフィルタ６を具備している。
【０００４】
すなわち、洗浄槽２内に供給された洗浄水は、残さいフィルタ６を通過して洗浄ポンプ５に吸い込まれ、洗浄ポンプ５より洗浄槽２の内底部に設けた洗浄手段（洗浄ノズル）７に供給される。洗浄ノズル７から噴射された洗浄水は、食器を洗浄した後、再び排水孔４に戻るという経路で循環する。この際、食器から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ６に流入し、この残さいフィルタ６を通過できない大きさの残さいは残さいフィルタ６に捕集される。
【０００５】
また、洗浄ノズル７と洗浄槽２の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ８を装備し、洗浄ノズル７の上方には、食器９を整然と配置でき、洗浄水を効果的に食器９に噴射するように構成した食器かご１０を設置して効率的に洗浄を行っている。また、排水ポンプ１１は、排水ホース１２を通して洗浄水を機外に排出するものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の食器洗い機では、一般家庭等で使用される様々な形状の食器等の被洗浄物に対して、洗浄水は下方からの噴射のみであり、食器かご１０にセットしたすべての食器９を十分に洗浄することが困難であった。また、洗浄槽の上方からの噴射がない場合、湯呑みや汁椀など糸底のある食器類は、細かな残さいが糸底に堆積しやすく、また、全体のすすぎ性能も不十分であるという課題を有していた。
【０００７】
上記課題を解決するために、複数個の洗浄ノズルを用いて多方向から洗浄水を噴射することが考えられるが、一度に多量の噴射を行うためには、当然洗浄槽に溜める給水量も多くしなくてはならない。すなわち、給水量の増大によって洗浄水の温度上昇時間が長くなり、結果として、運転時間が延びる、消費電力量が増える、使用水量が増える、さらには、洗浄ポンプも大型のものが必要となることから、コストの上昇や、一度に多量の洗浄水を噴射することによる騒音、振動の増大など数々の問題が発生する。
【０００８】
また、複数個の洗浄ポンプを用いることによって、これらの問題を解決することも考えられているが、洗浄ポンプが各洗浄ノズル毎に必要であり、食器洗い乾燥機全体に占める洗浄機構部容積が増大するため、食器洗浄に必要な容積が十分確保できない、あるいは、必要以上に食器洗い乾燥機本体が大きくなるという問題がある。
【０００９】
そこで、洗浄水を供給する洗浄手段を選択的に切換える切換え手段を用い、少量の水で、多方向から効率的に洗浄する方法が提案されており、３方弁を用いて切換えたり、電動モータで弁体を駆動するものなどがある。また、モータ等の電動駆動手段を用いずに、洗浄ポンプの断続運転により切換えるものもある。
【００１０】
電動モータを用いて弁体を切換える構成は、例えば、図１８に示すように、円筒形のケーシング１３内に、わずかに小径の円筒形の弁体１４を配し、弁体１４の円筒部には開口部１５を１ヶ所設け、ケーシング１３の円筒部には複数個の流出部１６を設け、この流出部１６は各複数個の洗浄手段に連通されている。そして、この弁体１４を回転させる駆動モータ１７を備えており、洗浄ポンプ５を運転中に、弁体１４を回転させることで、洗浄水を噴射する洗浄手段７を順次切換えることができる。
【００１１】
しかしながら、この構成では、ケーシング１３と弁体１４との微少な隙間は略一定であり、残さいや爪楊枝等の異物を伴って流れる洗浄水を循環し、開口部１５と流出部１６との間に異物が噛み込んだ場合、弁体１４がロックされて回転不能なり、分水手段が動作せず、所定の洗浄性能が得られないという課題を有していた。また、ケーシング１３や弁体１４を破損する恐れもある。
【００１２】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、残さいや爪楊枝等の異物が洗浄水と共に流入した場合でも、弁体による洗浄水の切換えが確実に行えるようにすることを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の食器洗い機は、洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段は、洗浄ポンプで加圧された洗浄水が流入する流入部と複数個の洗浄手段に各々連通した複数個の流出部を有するケーシングと、ケーシング内に移動可能に設けた弁体とで構成され、弁体の回転動作によって洗浄水を供給する流出部を切換えるとともに、前記弁体は、前記流出部を設けた面と相対する面を有し、前記流出部を設けた面と相対する面を前記流出部に対して進退自在に設け、前記流出部を設けた面から離れるように移動可能に構成したものである。
【００１４】
これにより、分水手段に異物が流入し、ケーシングと弁体との間に異物が噛み込んだ場合でも、弁体が流出部から離れることで、弁体の回転動作を継続可能にしたものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１に記載の発明は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に洗浄水を噴射する噴射口を有する複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段とを備え、前記分水手段は、前記洗浄ポンプで加圧された洗浄水が流入する流入部と、複数の前記洗浄手段に各々連通した複数の流出部を有するケーシングと、前記ケーシング内に移動可能に設けた弁体を有し、前記弁体の回転動作によって洗浄水を供給する流出部を切換えるとともに、前記弁体は、前記流出部を設けた面と相対する面を有し、前記流出部を設けた面と相対する面を前記流出部に対して進退自在に設け、前記流出部を設けた面から離れるように移動可能に構成したものであり、給水量を増加させることなく、任意の被洗浄物に対して複数方向から洗浄水を噴射させることができるため、洗浄性能の向上を図ることができる。
【００１６】
また、より短時間で洗浄することができるなど、高効率洗浄を実現することができる。さらに、給水量やすすぎ回数の削減による省水量、省エネを実現することができる。また、被洗浄物のかごへのセット位置、セット方法を選ばないので、よりセット性に優れた食器洗い機とすることができる。
【００１７】
また、弁体は流出部の相対する面から離れるように移動可能としたものであり、残さいや爪楊枝等の異物を伴って流れる洗浄水を循環し、流出部と弁体との間に異物が噛み込んだ場合でも、弁体が流出部から離れることで、弁体の回転動作は継続可能となる。このため、異物が噛み込んだ時点で弁体がロックされて回転不能となったり、ケーシングや弁体を破損することはない。異物が挟まった状態では、すべての洗浄手段に洗浄水が供給されるなど、その時の洗浄水の供給は不完全となるが、次の流出部まで回転すれば、異物は外れ、再び正常に洗浄水を切換えることができ、高効率で被洗浄物を洗浄できる。つまり、異物がケーシングと弁体との隙間に挟まった場合でも、その異物は除去可能である分水手段を提供できる。
【００１８】
請求項２に記載の発明は、上記請求項１に記載の発明において、弁体は、洗浄ポンプの運転中に流出部の相対する面から離れるように移動可能したものであり、洗浄ポンプ運転中に、残さいや爪楊枝等の異物がケーシングと弁体との間に噛み込んだ場合でも、次の流出部まで回転すれば、異物は外れ、再び正常に洗浄水を切換えることができ、高効率で被洗浄物を洗浄できる。つまり、異物がケーシングと弁体との隙間に挟まった場合でも、その異物は除去可能である分水手段を提供できる。
【００１９】
請求項３に記載の発明は、上記請求項１または２に記載の発明において、弁体は、前記弁体の回転軸方向より傾斜可能としたものであり、流出部と弁体との間の一部に異物が挟まり、洗浄水の圧力等により弁体に傾斜する力が作用した場合に、弁体がこじる形でケーシング等に噛み込み、弁体が切換え不能になることを防止することができる。
【００２０】
請求項４に記載の発明は、上記請求項１〜３に記載の発明において、弁体は、洗浄ポンプの停止状態で流出部から離れる構成としたものであり、流出部と弁体と間に異物が挟まり、洗浄ポンプの運転中はその異物が外れなかったとしても、洗浄ポンプと停止したときに隙間は必ず拡大するため、確実に挟まった異物を除去できる。また、この状態で、異物が脱落しなかった場合でも、洗浄ポンプ運転開始時の水流によって流出部側に異物は流れ、隙間に挟まり続けることはない。
【００２１】
請求項５に記載の発明は、上記請求項４に記載の発明において、弁体を流出部から離れる方向へ付勢する付勢手段を設けたものであり、ケーシングと弁体との間に異物が噛み込み、洗浄ポンプの停止状態で、弁体が流出部から離れなくなることを防止することができる。また、弁体をいずれの方向に設置した場合でも、流出部から離すことができるため、分水手段の設置する方向を選ばない利点がある。
【００２２】
請求項６に記載の発明は、上記請求項１〜５に記載の発明において、洗浄ポンプは、洗浄およびすすぎ工程の途中で一時停止するものであり、流出部と弁体との間に挟まった異物が、洗浄ポンプの停止時に外れるとしても、それが洗浄やすすぎ工程が終了時だけの場合だと、その一工程中はずっと洗浄不良となることから、洗浄性能は低下してしまうが、各工程の途中で何度か洗浄ポンプを一時停止させることで、切換えが不完全な時間を短くでき、洗浄性能の低下を最小限に抑えられる。
【００２３】
請求項７に記載の発明は、上記請求項１〜６に記載の発明において、洗浄水が通過することで残さいを捕集する残さいフィルタを設け、弁体が流出部から離れる距離は、前記残さいフィルタの隙間以上としたものであり、分水手段に流入し得る異物の大きさ以上の隙間が、流出部と弁体との間に存在し得るため、流入し得るすべての異物を取り除くことが可能であり、より信頼性の高い分水手段を提供できる。
【００２４】
請求項８に記載の発明は、上記請求項１〜７に記載の発明において、弁体は、電動駆動源により回転動作を行う構成としたものであり、確実に弁体を回転させて洗浄水を供給する洗浄手段を切換えることができる。
【００２５】
請求項９に記載の発明は、上記請求項８に記載の発明において、電動駆動源の運転は、洗浄ポンプの停止状態で行うものであり、洗浄水の圧力が作用していない状態で弁体を回転させることにより、弁体と流出部の接触部の摩耗を抑制でき、分水手段の寿命や信頼性を向上できる。
【００２６】
請求項１０に記載の発明は、上記請求項１〜９に記載の発明において、弁体は、洗浄ポンプの断続運転により回転動作を行う構成としたものであり、モータ等の専用電動駆動手段を必要とせず、コストが安く、装置の小型化を図ることができる。
【００２７】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【００２８】
（実施例１）
図１〜図５に示すように、食器洗い機本体２０には、扉２１で開閉可能な洗浄槽２２を設け、食器等の被洗浄物２３は食器かご２４にセットされ、洗浄槽２２内に収容している。給水弁２５は洗浄槽２２に洗浄水を供給するものであり、洗浄ポンプ２６は洗浄水を加圧して、複数の噴射孔を設けた洗浄ノズル（洗浄手段）２７に供給し、洗浄ノズル２７より洗浄水を噴射する。洗浄手段２７は、食器かご２４の下方から噴射する２７ａ、２７ｂ、右上方より噴射する２７ｃ、左側面より噴射する２７ｄの、４ヶ所に設置しており、噴流によって軸まわりに回転する回転ノズルとしている。
【００２９】
洗浄槽２２の底部には、洗浄ポンプ２６の吸い込み側へ連通した排水口２８を有し、この排水口２８には残さいを収集する残さいフィルタ２９と加熱用の発熱体３０を設け、洗浄槽２２の温度を検知する温度センサ３１を設けている。排水ポンプ３２は洗浄槽２２内の洗浄水を排出するものである。送風機３３は、送風経路３４を通して洗浄槽２２に空気を送り、その排気を排気口３５より排出するようにしている。
【００３０】
洗浄ポンプ２６の吐出経路３６に洗浄水を供給する洗浄手段２７を選択的に切換える分水手段３７を設置しており、この分水手段３７は、図３および図４に示す構造をしている。洗浄ポンプ２６で加圧された洗浄水が流入する流入部３８と４個の洗浄手段２７に各々連通した４個の流出部３９を有するケーシング４０と、ケーシング４０内に移動可能に設けた弁体４１とで構成され、弁体４１には洗浄水を通過させる開口部４２を設けている。
【００３１】
４個の流出部３９は各々洗浄経路４３で洗浄手段２７に連結されている。そして、開口部４２と連通する流出部３９を切換えるために、弁体４１を回転動作させる駆動モータ（電動駆動源）５４を有し、この駆動モータ５４のモータ軸５５は、隙間を持った状態で弁体４１と嵌合している。
【００３２】
なお、図３等は概念的な図であり、実際には、ケーシング４０は上下に２分割して、ビス止めや嵌め込み、溶着や溶接等で結合された構造となる。また、洗浄槽２２が樹脂製の場合など、この洗浄槽２２の底面と一体でケーシング４０の一部を構成することも可能である。
【００３３】
上記構成において、まず、食器洗い機の基本動作について説明する。食器等の被洗浄物２３を食器かご２４にセットして洗浄槽２２に収納し、洗剤を投入した後、扉２１により食器洗浄機本体２０の開口部を閉塞し、運転を開始する。被洗浄物２３の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残菜を流すすすぎ工程、そして被洗浄物２３に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
【００３４】
まず、給水弁２５を動作して所定量の洗浄水を洗浄槽２２に給水し、つづいて洗浄ポンプ２６により洗浄水を加圧し、洗浄ノズル２７から洗浄水を噴射する。この際、洗浄槽２２内に設けたシーズヒータ等の発熱体３０に通電しており、洗浄水を加温しながら洗浄工程は行われる。また、温度センサ３１は洗浄槽２２の温度を検知しており、所定温度以上になると発熱体３０への通電を停止する。
【００３５】
洗浄水は、残さいフィルタ２９を通過して洗浄ポンプ２６に吸い込まれ、洗浄ポンプ２６より洗浄槽２２の内底部に設けた洗浄手段（洗浄ノズル）２７に供給されて、この洗浄ノズル２７から噴射され、食器２３を洗浄した後、再び排水口２８に戻るという経路で循環する。この際、食器２３から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ２９に流入し、残さいフィルタ２９を通過できない大きさの残さいは、残さいフィルタ２９に捕集される。
【００３６】
所定時間の洗浄工程を終えると、汚れを含む洗浄水は排水ポンプ３２により機外に排出され、新たに洗浄水が供給される。洗浄ポンプ２６を運転し、洗浄ノズル２７から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残菜等の付着した被洗浄物２３のすすぎを行う。所定時間運転した後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作を繰り返し、このすすぎ工程は連続して３回程度行う。最後に、洗浄水を機外に排出して、すすぎ工程は終了する。
【００３７】
続いて乾燥工程を行い、送風機３３を動作させることにより、送風経路３４を通って外気が洗浄槽２２内に送風され、排気口３５から排出される。この際、発熱体３０には通電されており、送風と温度の両方の効果によって被洗浄物２３に付着した水滴の蒸発は促進される。所定時間これらの乾燥工程を行い、運転を終了する。
【００３８】
次に、本実施例の特徴的な構成である分水手段３７の動作、作用について説明する。図４に示すように、ケーシング４０は略円筒形であり、その軸方向が略鉛直方向に配置されており、洗浄ポンプ２６で加圧された洗浄水が流入する流入部３８はケーシング４０の下端部に、流出部３９はケーシング４０の上面に設置している。弁体４１は略平面形状をしており、流出部３９と弁体４１との相対する面も平面形状としている。
【００３９】
弁体４１とモータ軸５５は隙間を持って嵌合しており、弁体４１は回転動作以外に上下方向にも移動可能であり、流出部３９に対して進退自在に構成している。そして、洗浄ポンプ２６を運転した場合、流入部３８より流入した洗浄水の圧力によって弁体４１は上昇し、流出部３９に押し付けられ、駆動モータ５４により弁体４１を回転させ、開口部４２と一致した流出部３９に洗浄水が供給され、この流出部３９と連通した洗浄手段２７から洗浄水が噴射される。
【００４０】
弁体４１を回転させることで、洗浄水を供給する流出部３９が順次切換えられ、洗浄水が噴射する洗浄手段２７は２７ａ、２７ｂ、２７ｃ、２７ｄの順で切換えることができる。この際、駆動モータ５４は、連続的に駆動する方法と、流出部３９の位置で開口部４２が停止するように断続的に駆動する方法とがあるが、いずれかを限定するものではない。
【００４１】
なお、前者の場合は、弁体４１の位置を検出するセンサ等が不要であり、構成は簡単となり、後者の場合は、位置センサ等を必要とするが、切換効率がよく、状況に応じて選択的に洗浄手段２７の位置や噴射時間を設定することもできる。
【００４２】
これらの作用によって、同時に４ヶ所の洗浄手段２７に洗浄水を供給するのではなく、順次、洗浄水を送り込むため、給水量を増加させることなく、任意の被洗浄物２３に対して複数方向から洗浄水を噴射させることができる。したがって、短時間で食器等に付着した汚染物を洗浄することができ、高効率洗浄を実現することができる。
【００４３】
また、食器等に付着した洗剤や残さいを短時間ですすぐことができるため、すすぎ回数を削減することが可能である。例えば、すすぎ工程を４回行っていたものを３回に減少させることが可能である。一回の給水量を増加させることなく、しかも、すすぎ回数を削減できることから、ヒータを用いた洗浄水の加熱時間も短縮することができ、省エネ、省水量をも実現することができる。
【００４４】
また、給水量を増大させることなく洗浄ノズル２７の数を増やすことができるため、食器等の被洗浄物２３に対してより多方向から洗浄水を噴射させる洗浄方式とすることができる。よって、使用者は被洗浄物２３の食器かご２４へのセット位置や、縦置き、伏せ置き等のセット方法を選ぶことなく自由にセットできるため、よりセット性に優れた食器洗い機とすることができる。さらには、角鉢、深い小鉢、角皿等、単一方向からの噴射では洗浄水が十分行き届かなかった食器に対しても、十分な洗浄性能を発揮することができる。
【００４５】
なお、１ヶ所の洗浄手段２７から噴射する時間は、数秒から１分程度で切換えれば、効率的な洗浄が行えるが、１回の洗浄ないしすすぎ工程中に、少なくとも１回はすべての洗浄手段２７から噴射されるように設定することが望ましい。したがって、１０秒から３０秒程度に設定すればよい。
【００４６】
また、弁体４１の駆動は、駆動モータ（電動駆動源）５４により行う構成としたものであり、確実に弁体４１を回転させることができ、洗浄水を供給する洗浄手段２７の切換えを確実に行える。
【００４７】
また、弁体４１は、図５に示すように、流出部３９から離れるように移動すること、すなわち、降下することが可能であり、洗浄ポンプ２６の運転時でも、この移動は可能である。残さいや爪楊枝等の異物４９を伴って流れる洗浄水を循環し、図６に示すように、開口部４２と流出部３９との隙間がなくなる時に、ちょうど異物４９が挟まり込むことがあるが、弁体４１が流出部３９から離れない場合、異物４９の種類次第では、弁体４１はロックして切換不能になることがある。または、駆動モータ５４の駆動力が強い場合には、弁体４１や流出部３９を破損してしまう。
【００４８】
そこで、本発明では、弁体４１が流出部３９から離れるように構成しているため、図７のように移動し、異物４９の噛み込みを回避して、回転駆動させることができる。異物４９が挟まった状態では、すべての洗浄手段２７に洗浄水が供給されるなど、その時の洗浄水の供給は不完全となるが、次の流出部３９まで回転すれば、異物４９は外れ、再び正常に洗浄水を切換えることができ、高効率で被洗浄物を洗浄できる。
【００４９】
なお、異物４９としては様々なものが想定され、食品の他にも、魚の骨、爪楊枝、輪ゴム、ビニールあるいは食器の破片等が想定さる。特に、爪楊枝やさくらんぼの茎等の細長い物は、長さが長いにも関わらず、残さいフィルタを通過する可能性があり、このような異物に対しても、対応する必要がある。
【００５０】
上述のように、引っかかった異物４９は、一回ないしは数回流出部３９を通過する際に除去できるが、細長い異物など外れにくいものもある。このため、洗浄ポンプ２６を途中で一旦停止させると、停止時に弁体４１は、その自重により流出部３９から離れるように動作し、引っかかった異物４９を除去できる。このため、隙間に異物４９が噛み込んでしまい、弁体４１が移動不能となることはなく、確実に弁体４１の切換えが行える。
【００５１】
洗浄ポンプ２６は、少なくとも洗浄やすすぎの工程の終わりには停止するため、その一回限りの洗浄の洗浄性能が切換不良により低下する可能性はあるが、次回の使用からは問題なく使用できることになる。また、洗浄やすすぎ工程の途中で何度か洗浄ポンプ２６の一旦停止を行えば、切換不良の回数を最小限に抑えることができ、洗浄性能の低下を抑制できる。
【００５２】
また、図７のように、弁体４１は、弁体４１が直動する方向、すなわち、上下方向に対して傾斜可能としている。弁体４１とモータ軸５５の嵌合部は、モータ軸５５を断面にした方向から見ると、図８に示すようになっており、モータ軸５５と弁体４１との間に隙間４１ａを設け、全ての方向に傾斜可能としている。
【００５３】
これにより、異物４９が挟まった場合の弁体４１の移動が円滑に行えるようになる。なお、開口部４２と流出部３９の接触部の端面に、面取りやフィレットを施すことで、この弁体４１の逃げ動作をより円滑に行える。
【００５４】
また、流出部３９と弁体４１との隙間の一部に異物４９が挟まり、洗浄水の圧力等により弁体４１に傾斜する力が作用した場合でも、弁体４１がこじる形でケーシング４０等に噛み込み、弁体４１が切換え不能になることを防止する。例えば、中心軸体４８の隙間等である。
【００５５】
また、これにより、弁体４１やケーシング４０が破損する恐れのない傾斜角度は、上述した残さいフィルタ２９の隙間と同じ大きさの異物４９が挟まった場合に傾斜する角度以上傾斜可能であればよい。なお、弁体４１とモータ軸５５との連結は、ボールジョイントを用いるなど、他の構成であっても同様の効果が得られる。
【００５６】
また、洗浄ポンプ２６を運転した瞬間にケーシング４０と弁体４１の間に異物４９が挟まった場合でも、すべての洗浄手段２７に洗浄水が供給されるなど、洗浄水の供給が不完全となる可能性はあるが、洗浄ポンプ２６を一時停止すれば、流出部３９と弁体４１との距離が広がることから異物４９は取り除かれ、次に洗浄ポンプ２６を運転した際には問題なく切換えることができ、高効率で被洗浄物２３を洗浄できる。
【００５７】
また、図９のように、洗浄ポンプ２６の停止状態で、弁体４１を流出部３９から離すために、弁体４１が流出部３９より離れる方向に付勢する付勢手段（ばね）５０を設けた場合には、ケーシング４０と弁体４１との間に異物４９が噛み込み、洗浄ポンプ２６の停止状態で、弁体４１が流出部３９から離れなくなることを防止し、停止状態で確実に異物４９を取り除くことができる。
【００５８】
この構成によれば、弁体４１をいずれの方向に設置した場合でも、流出部３９から離すことができるため、分水手段３７の設置する方向を選ばない利点がある。なお、付勢手段５０としては、図示したコイルばね以外に、板ばねを用いたり、ゴム等の弾性体を用いることもできる。
【００５９】
なお、洗浄ポンプ２６を運転した状態では、ケーシング４０内に作用する圧力によって弁体４１は、流出部３９側つまり上方に加圧されることにより、弁体４１は流出部３９とのシール面の密着性が増すため、洗浄水の漏れを極力小さくすることができ、より多くの洗浄水が洗浄手段２７より噴射されることから、洗浄性能はさらに向上する。弁体４１ないし流出部３９が水圧により変形可能であれは、このシール性はさらに向上する。
【００６０】
なお、ケーシング４０内は、洗浄ポンプ２６の運転時には、通常、２０〜４０ｋＰａ程度まで加圧されるため、弁体４１の大きさにもよるが、２〜１０ｋｇ程度の力が作用することになり、強固に流出部３９に押し付けられることになる。
【００６１】
一方、弁体４１が洗浄水により加圧された状態で、弁体４１を回転させると大きな摩擦を生じ、弁体４１や流出部３９が摩耗しまう恐れがあるが、駆動モータ５４の駆動時には、洗浄ポンプ２６を停止することで、この課題を解決できる。洗浄ポンプ２６の停止時に弁体４１を回転させて次の所定位置まで弁体４１を駆動し、駆動モータ５４の停止後、再び洗浄ポンプ２６を運転すれば、弁体４１は流出部３９に押し当てられるだけで、摺動することはなく、摩耗はほとんど発生しないようにできる。
【００６２】
これにより、分水手段３７の寿命や信頼性を向上できる。なお、洗浄ポンプ２６と駆動モータ５４が一部同時運転されてとしても、摩耗に支障がなければ、完全に洗浄ポンプ２６を停止させる必要はない。
【００６３】
また、流出部３９と弁体４１は稠密に密着することが望ましいが、部品の寸法精度等によりわずかな隙間が存在したり、あるいは、１ｍｍ以下の微少な一定の隙間を設けた場合でも、他の流出部３９への多少の漏れは発生するものの、分水手段３７としては十分機能することができる。
【００６４】
また、弁体４１が流出部３９から離れる距離は、残さいフィルタ２９の隙間以上としており、残さいフィルタ２９を通過して分水手段３７に流入し得る異物４９の大きさ以上の隙間が、流出部３９と弁体４１との間に形成することができるため、洗浄ポンプ２６を停止した際に、その間に挟まった異物４９を取り除くことができ、常に信頼性の高い分水手段３７を提供できる。
【００６５】
なお、残さいフィルタ２９の隙間以上とは、孔の直径、メッシュの辺長さなどがこれに相当するが、厳密には残さいフィルタ２９を通過し得る異物４９の最小寸法以上のことである。
【００６６】
また、残さいフィルタ２９には、排水孔２８に固定され取り外し不可の固定フィルタ５１と、取り外して掃除できる着脱フィルタ５２の２個を有する場合があるが、いずれか小さい方の寸法（通常は着脱フィルタ５２）に設定すれば、通常運転時には問題なく対応できる。ただし、着脱フィルタ５２の誤設置や取り付け忘れ等の可能性もあるため、固定フィルタ５１の隙間以上の距離を離れるように設定すれば、確実である。
【００６７】
また、ケーシング４０と弁体４１との最小隙間は、前記残さいフィルタ２９の隙間以上に設定している。ケーシング４０と弁体４１との隙間とは、弁体４１の外周および端面方向であり、流出部３９側の端面は、弁体４１が直動する距離のことである。なお、前記残さいフィルタ２９の隙間以上とは、上述の通りである。これにより、分水手段３７に流入し得る異物４９の大きさ以上の隙間が流出部３９と弁体４１との間に存在するため、その隙間に異物４９が挟まり、弁体４１が切換え不能になることを防止する。
【００６８】
また、洗浄水が供給されている洗浄手段２７を検知する検知手段（図示せず）を用いれば、洗浄手段２７ごとに噴射時間を可変することもでき、より効率的な洗浄が行える。例えば、洗いにくい茶碗に対する洗浄力を向上するために、洗浄手段２７ａからの噴射時間を他よりも長くすることなどが効果的である。
【００６９】
検知手段としては、弁体４１の回転位置を検知する手段や、洗浄経路４３内の圧力を検知したり、流れる水の有無を検知する手段など種々の方式が考えられる。また、４ヶ所にセンサを用いる必要はなく、１ヶ所であっても、洗浄ポンプ２６の運転・停止の回数の情報と併せれば、いずれの位置から噴射されているかを知ることができる。
【００７０】
また、被洗浄物２３が少量の場合など、すべての洗浄手段２７から洗浄水を噴射する必要がない場合には、不必要な洗浄手段２７からの噴射時間は、１秒以下程度のごく短時間とすることで、ほとんど噴射させず、必要な洗浄手段２７のみから噴射することで、より効率的な洗浄を行うことが可能であり、運転時間の短縮が図れる。また、すすぎの最終の噴射は食器かご２４の上方に設けた洗浄手段２７ｃから噴射するようにすることで、微細な粒子の付着をできるだけ少なくすることができ、より洗浄性能を高めることができる。
【００７１】
なお、本実施例において、洗浄手段２７は４ヶ所とし、すべて回転可能な回転ノズルとしたが、４ヶ所に限定するものではなく、食器かご２４の食器配置等に応じて、その個数を設定すればよい。２ヶ所以上であれば効果を発揮するが、全ての食器に対して２方向以上からの噴射が得られることが洗浄性能を向上する上で重要であることから、４ヶ所以上であることが望ましい。
【００７２】
逆に、分岐数が多すぎると、１個の洗浄手段２７から噴射される総水量が小さくなり洗浄効果が薄れることから１０ヶ所以下、好ましくは６ヶ所以下であることが望ましい。
【００７３】
また、回転ノズルを用いると洗浄性能は向上するが、洗浄手段２７の占める空間が増大することから、本体の外郭寸法が同一の場合、食器を収容する部分の容積が減少する課題もあるため、図１０のように、背面および上方に設置するノズルが回転しない固定式の洗浄手段２７とすることも有効であり、回転ノズルや固定ノズル等の方式や、その噴射口の個数に限定するものではない。また、設置位置も背面や前面などでもよい。
【００７４】
また、複数個の洗浄手段２７のうち噴射される洗浄手段２７は１ヶ所のみとしたが、弁体４１の開口部４２を２ヶ所、あるいはそれ以上設けることで、複数個の洗浄手段２７から同時に噴射させ、その位置を切換えることも可能である。
【００７５】
また、複数個の流出部３９のうちの１個を、機外に洗浄水を排出する排出経路に接続すれば、排水ポンプ３２を用いずに排水を行うこともでき、排水ポンプ３２を設置する必要がなくなり、コストダウンや装置の小型化が図れる。
【００７６】
なお、洗浄運転時に順次洗浄手段２７を切換える時に、この流出部３９も必ず通過するため、ここで洗浄ポンプ２６を運転し続けると洗浄中に排水されてしまうため、洗浄水が供給されている流出部３９を検出し、排水時以外は、この排水用の流出部３９に対して洗浄水を供給する時間をごく短時間とすることで、排水時以外の機外への排水を防止できる。また、排水経路の途中に開閉弁を設ければ、確実に機外への洗浄水の排水を防止できる。
【００７７】
なお、本発明は洗浄水の切換方式に関するものであり、食器洗い機本体２０の形状や大きさ、扉２１の開閉方式、食器の配置、個々の部品の配置等を限定するものではない。また、実施例では、乾燥機能を有する食器洗い乾燥機の例を示したが、乾燥機能を伴わない食器洗い機においても同様の効果が得られる。
【００７８】
（実施例２）
図１１および図１２に示すように、弁体４１の上昇時に弁体４１を所定角度だけ回転させる一組の上部係合部４４と、弁体４１の降下時に弁体４１を所定角度だけ回転させる一組の下部係合部４５とを、ケーシング４０側と弁体４１側に各々設置したものであり、洗浄ポンプ２６の断続運転により弁体４１の回転動作を行うようにしたものである。なお、他の基本構成は、上記実施例１と同様である。
【００７９】
洗浄ポンプ２６を運転した場合、流入部３８より流入した洗浄水の圧力によって弁体４１は、上部係合部４４の傾斜にしたがって、略直動および回転を伴った動作で上昇し、図１２に示すように、所定の流出部３９が開口するような位置で固定され、この流出部３９と連通した洗浄手段２７から洗浄水が噴射される。
【００８０】
弁体４１を真下から見ると、図１３のように、弁体４１を洗浄水が通過する位置に設けた開口部４２が、所定の流出部３９と一致するように、上部係合部４４を設定している。続いて、洗浄ポンプ２６を一旦停止すると、弁体４１を下方から押し上げていた圧力が作用しなくなることから、弁体４１はその自重で降下するが、この際、下部係合部４５の傾斜にしたがって回転しながら降下し、図１４に示すように、所定位置で停止する。
【００８１】
再び、洗浄ポンプ２６を運転すると、上部係合部４４の次の傾斜に係合され、弁体４１は回転しながら上昇し、次の流出部３９と連通されることで、次の洗浄手段２７から洗浄水を噴射する。また、洗浄ポンプ２６の停止時には弁体４１は流出部３９から離れることから、実施例１と同様の効果が得られる。
【００８２】
これに加え、洗浄水を噴射する洗浄手段２７の切換えは、洗浄ポンプ２６の断続運転により行っており、３方弁や電動モータ等の電動駆動減を必要とせず、安価で、かつ、分水手段３７の小型化が図れる。また、モータ駆動の場合には、回転軸はケーシング４０を貫通して設置する必要があり、稠密なシール手段を設ける必要があり、構造が複雑になると同時に、このシールが不良の場合には、製品外部に水漏れを起こす可能性を有していたが、本構成では、ケーシング４０を貫通して動作する部品は存在せず、外部に水漏れを起こす恐れはない。
【００８３】
図１５は、円形の上部係合部４４と下部係合部４５を平面に引き伸ばしてその関係を示したもので、洗浄ポンプ２６の運転と停止を繰り返すことで、上下方向の略直動と、回転運動を組み合わせた動作をしながら、弁体４１の位置は順次切換わる。本実施例では、４ヶ所の流出部３９に切換えるため、一回の停止と運転で弁体４１が９０度回転する構成である。
【００８４】
なお、この係合部に関しては本構成に限定するものではなく、洗浄ポンプ２６を断続的に運転する際に、洗浄ポンプ２６を運転中に所定の流出部３９と弁体４１の開口部４２が一致すればよく、例えば、弁体４１の降下時にはほとんど回転せず、上昇時に約９０度回転したり、逆に、降下時に約９０度回転し、上昇時にはほとんど回転しない構成であってもよい。また、三角形状の爪部形状ではなく、図１６に示すように、溝部４６を軸部４７がならう構成でもよい。また、弁体４１の外周部に係合部を設けても同様の動作が得られる。
【００８５】
なお、図１５に示した係合部の構成によれば、弁体４１は、流出部３９に対して回転しながら接触することがなく、接触面の摩耗がほとんどないため、耐摩耗性材料を使用したりする必要はなく、単なるＰＰやＰＯＭ等の一般的な樹脂成形品を使用することができる。
【００８６】
また、洗浄ポンプ２６は、運転と停止を繰り返すとしたが、インバータモータを使用した洗浄ポンプ２６のように、ポンプの出力を可変できるものを使用する場合には、ポンプの出力の強弱を利用して弁体４１を切換えることも可能である。弱時の出力を、弁体４１が流出部３９から離れる出力以下にすれば切換え可能であり、ポンプの運転・停止の回数が減少することから、モータの寿命向上を図ることができ、また、静音化もつながる。
【００８７】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、異物がケーシングと弁体との隙間に挟まった場合でも、その異物を容易に除去して、洗浄水が供給される洗浄手段を的確に切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１の食器洗い機の要部断面図
【図２】同食器洗い機の要部断面図
【図３】同食器洗い機の分水手段の斜視図
【図４】同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ運転状態での断面図
【図５】同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ停止状態での断面図
【図６】同食器洗い機の分水手段に異物が挟まった状態の下面図
【図７】同食器洗い機の分水手段に異物が挟まった状態の断面図
【図８】同食器洗い機のモータ軸と弁体の嵌合部の下面図
【図９】同食器洗い機の分水手段に付勢手段を設置した状態の断面図
【図１０】同食器洗い機の固定ノズルを用いた要部断面図
【図１１】本発明の実施例２の食器洗い機の分水手段の分解斜視図
【図１２】同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ運転状態での断面図
【図１３】同食器洗い機の分水手段の弁体の下面図
【図１４】同食器洗い機の分水手段の洗浄ポンプ停止状態での断面図
【図１５】同食器洗い機の分水手段の係合部の詳細図
【図１６】同食器洗い機の分水手段の他の係合部の詳細図
【図１７】従来の食器洗い機の要部断面図
【図１８】同食器洗い機の切換手段の断面図
【符号の説明】
２２洗浄槽
２６洗浄ポンプ
２７洗浄ノズル（洗浄手段）
３７分水手段
３８流入部
３９流出部
４０ケーシング
４１弁体
４２開口部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dishwasher for cleaning by spraying washing water onto the tableware.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a general dishwasher has a structure as shown in FIG. Hereinafter, the configuration will be described.
[0003]
As shown in the figure, the dishwasher body 1 is provided with a washing tub 2 inside, and water or hot water is supplied into the washing tub 2 by a water supply valve 3. A drainage hole 4 is provided at the bottom of the washing tank 2, and a washing pump 5 that is connected to the drainage hole 4 and is driven by a motor is attached. The washing pump 5 circulates washing water into the washing tank 2. is doing. Further, the drain hole 4 is provided with a residue filter 6 for collecting the residue.
[0004]
That is, the cleaning water supplied into the cleaning tank 2 passes through the residual filter 6 and is sucked into the cleaning pump 5, and is supplied from the cleaning pump 5 to the cleaning means (cleaning nozzle) 7 provided at the inner bottom of the cleaning tank 2. Supplied. The washing water sprayed from the washing nozzle 7 circulates along the path of returning to the drain hole 4 after washing the dishes. At this time, the residue dropped from the tableware flows into the residue filter 6 together with the washing water, and the residue having a size that cannot pass through the residue filter 6 is collected by the residue filter 6.
[0005]
Further, a heater 8 for heating the cleaning water is provided between the cleaning nozzle 7 and the bottom of the cleaning tank 2, and tableware 9 can be arranged in an orderly manner above the cleaning nozzle 7, so that the cleaning water can be effectively disposed of in the tableware. The tableware basket 10 constituted so that it may inject to 9 is installed, and it wash | cleans efficiently. The drainage pump 11 discharges the washing water through the drainage hose 12 to the outside of the machine.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional dishwasher, the wash water is only sprayed from below for the objects to be washed such as dishes of various shapes used in general households, and all the dishes 9 set in the dish basket 10 are provided. It was difficult to sufficiently wash. In addition, when there is no jet from above the washing tank, tableware with a thread bottom such as a cup or a soup bowl has a problem that fine residues are likely to accumulate on the thread bottom and the overall rinsing performance is insufficient. Had.
[0007]
In order to solve the above-mentioned problem, it is conceivable to inject cleaning water from multiple directions using a plurality of cleaning nozzles. However, in order to inject a large amount of water at once, naturally, the amount of water supplied in the cleaning tank is also large. I have to do it. That is, the increase in the amount of water supply increases the temperature of the cleaning water, resulting in an increase in operating time, an increase in power consumption, an increase in the amount of water used, and a large cleaning pump is required. Therefore, a number of problems such as an increase in cost and an increase in noise and vibration caused by injecting a large amount of washing water at a time occur.
[0008]
It is also considered to solve these problems by using a plurality of washing pumps, but a washing pump is required for each washing nozzle, and the volume of the washing mechanism occupying the entire dishwasher increases. Therefore, there is a problem that the volume required for dishwashing cannot be secured sufficiently, or the dishwasher main body becomes larger than necessary.
[0009]
In view of this, there has been proposed a method for efficiently cleaning from multiple directions with a small amount of water using a switching means for selectively switching the cleaning means for supplying cleaning water, and switching using a three-way valve or an electric motor. There is something that drives the valve body. In addition, there are some which are switched by intermittent operation of the cleaning pump without using electric drive means such as a motor.
[0010]
For example, as shown in FIG. 18, a configuration in which a valve body 14 is switched using an electric motor is arranged in a cylindrical casing 13 with a slightly small-diameter cylindrical valve body 14. Is provided with one opening 15, and a plurality of outflow portions 16 are provided in the cylindrical portion of the casing 13, and the outflow portions 16 communicate with a plurality of cleaning means. And the drive motor 17 which rotates this valve body 14 is provided, and the washing | cleaning means 7 which injects washing water can be switched sequentially by rotating the valve body 14 during the driving | operation of the washing pump 5. FIG.
[0011]
However, in this configuration, the minute gap between the casing 13 and the valve body 14 is substantially constant, and the cleaning water that flows with foreign matter such as residue and toothpicks circulates between the opening 15 and the outflow part 16. When foreign matter is caught, the valve body 14 is locked and cannot rotate, the water dividing means does not operate, and a predetermined cleaning performance cannot be obtained. In addition, the casing 13 and the valve body 14 may be damaged.
[0012]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention solves the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to ensure that the cleaning water can be switched by the valve body even when foreign matter such as a residue or toothpick flows together with the cleaning water.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the dishwasher of the present invention has a plurality of water diversion means for switching the washing means to which washing water is supplied from the washing pump, and an inflow portion into which washing water pressurized by the washing pump flows. A casing having a plurality of outflow portions respectively communicating with the cleaning means, and a valve body movably provided in the casing, and switching an outflow portion for supplying cleaning water by a rotating operation of the valve body, Disc Has a surface opposite to the surface on which the outflow portion is provided, and a surface opposite to the surface on which the outflow portion is provided is provided so as to be movable forward and backward with respect to the outflow portion, The outflow part Surface with It is configured so as to be movable away from the camera.
[0014]
As a result, even when foreign matter flows into the water distribution means and the foreign matter is caught between the casing and the valve body, the valve body can be kept away from the outflow portion so that the rotation of the valve body can be continued. is there.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The invention according to claim 1 of the present invention includes a cleaning tank that contains an object to be cleaned, a cleaning pump that pressurizes cleaning water, and a jet nozzle that jets the cleaning water into the cleaning tank. Number A washing means and a water distribution means for switching the washing means to which washing water from the washing pump is supplied, and the water dividing means includes an inflow portion into which the washing water pressurized by the washing pump flows. , A casing having a plurality of outflow portions respectively communicating with the plurality of cleaning means, and a valve body movably provided in the casing, and switching an outflow portion for supplying cleaning water by a rotating operation of the valve body , The valve body Has a surface opposite to the surface on which the outflow portion is provided, and a surface opposite to the surface on which the outflow portion is provided is provided so as to be movable forward and backward with respect to the outflow portion, The outflow part Surface with It is configured to be movable away from the water, and since it is possible to inject cleaning water from a plurality of directions to any object to be cleaned without increasing the amount of water supply, the cleaning performance can be improved. it can.
[0016]
In addition, high-efficiency cleaning can be realized, such as cleaning in a shorter time. Furthermore, water saving and energy saving can be realized by reducing the amount of water supply and the number of times of rinsing. Moreover, since the setting position and setting method of the item to be cleaned in the basket are not selected, it is possible to provide a dishwasher with more excellent setability.
[0017]
In addition, the valve body can be moved away from the opposite surface of the outflow part, circulating cleaning water flowing with foreign matter such as residue and toothpick, etc., and the foreign object is between the outflow part and the valve body. Even in the case of biting, the rotation of the valve body can be continued by separating the valve body from the outflow portion. For this reason, when a foreign object bites in, the valve body is locked and cannot be rotated, and the casing and the valve body are not damaged. When foreign matter is caught, cleaning water is supplied to all cleaning means, such as supply of cleaning water is incomplete, but if it rotates to the next outflow part, the foreign matter will come off and clean again. The water can be switched, and the object to be cleaned can be cleaned with high efficiency. That is, even when a foreign object is caught in the gap between the casing and the valve body, it is possible to provide a water distribution means that can remove the foreign object.
[0018]
The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1, wherein the valve body is movable away from the opposite surface of the outflow portion during operation of the washing pump, and is operating during the washing pump operation. Even if foreign matter such as residue or toothpick is caught between the casing and the valve body, if it rotates to the next outflow part, the foreign matter will come off and the washing water can be switched normally again with high efficiency. The object to be cleaned can be cleaned. That is, even when a foreign object is caught in the gap between the casing and the valve body, it is possible to provide a water distribution means that can remove the foreign object.
[0019]
The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the valve body is tiltable from the direction of the rotation axis of the valve body, and is provided between the outflow portion and the valve body. To prevent the valve body from becoming unable to be switched by biting into the casing, etc., when the force acting on the valve body is tilted by the pressure of cleaning water, etc. it can.
[0020]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first to third aspects of the present invention, the valve body is configured to be separated from the outflow portion in a stopped state of the cleaning pump, and between the outflow portion and the valve body. Even if the foreign matter is caught and the foreign matter does not come off during the operation of the cleaning pump, the gap is always enlarged when the cleaning pump is stopped, so that the caught foreign matter can be reliably removed. In this state, even if the foreign matter does not fall off, the foreign matter flows toward the outflow portion due to the water flow at the start of the cleaning pump operation and does not continue to be caught in the gap.
[0021]
According to a fifth aspect of the invention, in the invention of the fourth aspect, a biasing means for biasing the valve body in a direction away from the outflow portion is provided, and a foreign object is provided between the casing and the valve body. Can be prevented from being separated from the outflow portion when the cleaning pump is stopped. In addition, even when the valve body is installed in any direction, it can be separated from the outflow portion, and therefore there is an advantage that the direction in which the water diversion means is installed is not selected.
[0022]
The invention according to claim 6 is the invention according to any one of claims 1 to 5, wherein the cleaning pump is temporarily stopped in the middle of the cleaning and rinsing steps, and is sandwiched between the outflow portion and the valve body. Even if the foreign matter comes off when the cleaning pump is stopped, if it is only at the end of the rinsing and rinsing process, the cleaning performance will be deteriorated because the cleaning will be poor throughout the process. By temporarily stopping the cleaning pump several times during the process, the time during which switching is incomplete can be shortened, and deterioration in cleaning performance can be minimized.
[0023]
The invention according to claim 7 is the invention according to any one of claims 1 to 6, wherein a residue filter that collects residue by passing washing water is provided, and a distance that the valve body is separated from the outflow portion is: Since there is a gap larger than the size of the foreign matter that can flow into the water diverting means, it can be present between the outflow part and the valve body. It can be removed and a more reliable water distribution means can be provided.
[0024]
The invention according to claim 8 is the invention according to any one of claims 1 to 7, wherein the valve body is configured to rotate by an electric drive source. The cleaning means for supplying can be switched.
[0025]
The invention according to claim 9 is the invention according to claim 8, wherein the operation of the electric drive source is performed when the cleaning pump is stopped, and the valve body is in a state where the pressure of the cleaning water is not acting. By rotating the, the wear of the contact portion between the valve body and the outflow portion can be suppressed, and the life and reliability of the water distribution means can be improved.
[0026]
The invention according to claim 10 is the invention according to any one of claims 1 to 9, wherein the valve body is configured to rotate by intermittent operation of the cleaning pump, and dedicated electric drive means such as a motor is provided. This is not necessary, the cost is low, and the apparatus can be downsized.
[0027]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0028]
Example 1
As shown in FIGS. 1 to 5, the dishwasher main body 20 is provided with a washing tub 22 that can be opened and closed by a door 21, and an object to be cleaned 23 such as tableware is set in a tableware basket 24 and accommodated in the washing tub 22. is doing. The water supply valve 25 supplies cleaning water to the cleaning tank 22, and the cleaning pump 26 pressurizes the cleaning water and supplies it to a cleaning nozzle (cleaning means) 27 having a plurality of injection holes. Spray cleaning water. The cleaning means 27 is installed at four locations, 27a and 27b that are sprayed from below the tableware basket 24, 27c that is sprayed from the upper right side, and 27d that is sprayed from the left side surface. Yes.
[0029]
The bottom of the cleaning tank 22 has a drain port 28 communicating with the suction side of the cleaning pump 26. The drain port 28 is provided with a residue filter 29 for collecting residue and a heating element 30 for heating. A temperature sensor 31 for detecting the temperature of the tank 22 is provided. The drainage pump 32 discharges the cleaning water in the cleaning tank 22. The blower 33 sends air to the cleaning tank 22 through the blower path 34 and discharges the exhaust from the exhaust port 35.
[0030]
A water distribution means 37 for selectively switching the cleaning means 27 for supplying cleaning water to the discharge path 36 of the cleaning pump 26 is installed, and this water distribution means 37 has a structure shown in FIGS. . A casing 40 having an inflow portion 38 into which cleaning water pressurized by the cleaning pump 26 flows, and four outflow portions 39 respectively communicating with the four cleaning means 27, and a valve body movably provided in the casing 40 41, and the valve body 41 is provided with an opening 42 through which washing water passes.
[0031]
Each of the four outflow portions 39 is connected to the cleaning means 27 by a cleaning path 43. And in order to switch the outflow part 39 connected to the opening part 42, it has the drive motor (electric drive source) 54 which rotates the valve body 41, and the motor shaft 55 of this drive motor 54 has the clearance gap. The valve body 41 is fitted.
[0032]
3 and the like are conceptual diagrams. In actuality, the casing 40 has a structure in which the casing 40 is divided into two parts, and is joined by screwing, fitting, welding, welding, or the like. Further, when the cleaning tank 22 is made of resin, a part of the casing 40 can be formed integrally with the bottom surface of the cleaning tank 22.
[0033]
In the above configuration, first, the basic operation of the dishwasher will be described. An object to be cleaned 23 such as tableware is set in a tableware basket 24 and stored in the washing tub 22. After the detergent is introduced, the door 21 closes the opening of the tableware washing machine body 20 and starts operation. A cleaning process for removing dirt on the object to be cleaned 23, a rinsing process for pouring the attached detergent and leftovers, and a drying process for drying the water suitable for the object to be cleaned 23 are performed in this order.
[0034]
First, the water supply valve 25 is operated to supply a predetermined amount of cleaning water to the cleaning tank 22, and then the cleaning water is pressurized by the cleaning pump 26, and the cleaning water 27 is jetted from the cleaning nozzle 27. At this time, the heating process is performed while heating the heating water by energizing the heating element 30 such as a sheathed heater provided in the cleaning tank 22. Further, the temperature sensor 31 detects the temperature of the cleaning tank 22 and stops the energization of the heating element 30 when the temperature becomes higher than a predetermined temperature.
[0035]
The washing water passes through the residual filter 29 and is sucked into the washing pump 26, supplied from the washing pump 26 to the washing means (washing nozzle) 27 provided at the inner bottom of the washing tank 22, and sprayed from the washing nozzle 27. Then, after the tableware 23 is washed, it circulates along the route of returning to the drain port 28 again. At this time, the residue dropped from the tableware 23 flows into the residue filter 29 together with the washing water, and the residue having a size that cannot pass through the residue filter 29 is collected by the residue filter 29.
[0036]
When the cleaning process for a predetermined time is finished, the cleaning water containing dirt is discharged out of the apparatus by the drain pump 32, and the cleaning water is newly supplied. The washing pump 26 is operated, and washing water is again sprayed from the washing nozzle 27 to rinse the article 23 to be washed, such as detergent and leftovers. After the operation for a predetermined time, the operation of discharging the cleaning water and supplying the cleaning water again is repeated, and this rinsing process is continuously performed about three times. Finally, the washing water is discharged outside the apparatus, and the rinsing process is completed.
[0037]
Subsequently, by performing a drying process and operating the blower 33, the outside air is blown into the cleaning tank 22 through the blower path 34 and is discharged from the exhaust port 35. At this time, the heating element 30 is energized, and evaporation of water droplets adhering to the object to be cleaned 23 is promoted by the effects of both air blowing and temperature. These drying steps are performed for a predetermined time, and the operation is terminated.
[0038]
Next, the operation and action of the water distribution means 37, which is a characteristic configuration of the present embodiment, will be described. As shown in FIG. 4, the casing 40 has a substantially cylindrical shape, the axial direction thereof is arranged in a substantially vertical direction, and the inflow portion 38 into which the cleaning water pressurized by the cleaning pump 26 flows is the lower end of the casing 40. The outflow part 39 is installed on the upper surface of the casing 40. The valve body 41 has a substantially planar shape, and the opposing surfaces of the outflow portion 39 and the valve body 41 also have a planar shape.
[0039]
The valve body 41 and the motor shaft 55 are fitted with a gap, and the valve body 41 can be moved in the vertical direction in addition to the rotational operation, and is configured to be movable forward and backward with respect to the outflow portion 39. When the cleaning pump 26 is operated, the valve body 41 rises due to the pressure of the cleaning water flowing in from the inflow portion 38, is pressed against the outflow portion 39, rotates the valve body 41 by the drive motor 54, and the opening 42 Wash water is supplied to the coincident outflow portions 39, and the wash water is jetted from the cleaning means 27 communicating with the outflow portions 39.
[0040]
By rotating the valve body 41, the outflow part 39 for supplying the cleaning water is sequentially switched, and the cleaning means 27 for spraying the cleaning water can be switched in the order of 27a, 27b, 27c, 27d. At this time, the drive motor 54 includes a method of continuously driving and a method of driving intermittently so that the opening 42 stops at the position of the outflow portion 39, but any of them is not limited.
[0041]
In the former case, a sensor or the like for detecting the position of the valve body 41 is unnecessary, and the configuration becomes simple. In the latter case, a position sensor or the like is required, but the switching efficiency is good, and depending on the situation. Alternatively, the position of the cleaning means 27 and the ejection time can be set.
[0042]
With these actions, the cleaning water is not supplied to the four cleaning means 27 at the same time, but the cleaning water is sequentially fed, so that an arbitrary amount of water to be cleaned 23 can be viewed from a plurality of directions without increasing the amount of water supply. Wash water can be jetted. Therefore, contaminants attached to the tableware and the like can be washed in a short time, and highly efficient washing can be realized.
[0043]
In addition, since the detergent and the residue attached to the tableware can be rinsed in a short time, the number of times of rinsing can be reduced. For example, it is possible to reduce the number of rinsing steps performed four times to three. Since the number of times of rinsing can be reduced without increasing the amount of water supplied at one time, the heating time of the cleaning water using the heater can be shortened, and energy saving and water saving can be realized.
[0044]
In addition, since the number of cleaning nozzles 27 can be increased without increasing the amount of water supply, a cleaning method in which cleaning water is sprayed from more than one direction onto an object 23 such as tableware can be provided. Therefore, the user can freely set the object 23 to be set in the tableware basket 24 without selecting the setting method such as the vertical placement and the downside placement, so that the dishwasher is more excellent in setability. it can. Furthermore, sufficient cleaning performance can be exerted even for tableware such as a bowl, a deep small bowl, a bowl, etc., in which washing water is not sufficiently delivered by spraying from a single direction.
[0045]
In addition, if the time of spraying from one cleaning means 27 is changed from several seconds to about 1 minute, efficient cleaning can be performed, but at least one cleaning means is performed at least once during one cleaning or rinsing process. It is desirable to set so as to be ejected from No.27. Therefore, it may be set to about 10 to 30 seconds.
[0046]
Further, the valve body 41 is driven by a drive motor (electric drive source) 54. The valve body 41 can be reliably rotated, and the switching of the cleaning means 27 for supplying the cleaning water is ensured. Can be done.
[0047]
Further, as shown in FIG. 5, the valve body 41 can move away from the outflow portion 39, that is, can be lowered, and this movement is possible even when the cleaning pump 26 is in operation. Circulating washing water accompanied by a foreign matter 49 such as a residue or toothpick, and as shown in FIG. 6, when the gap between the opening 42 and the outflow portion 39 disappears, the foreign matter 49 may be caught. When the body 41 does not leave the outflow portion 39, the valve body 41 may be locked and cannot be switched depending on the type of the foreign matter 49. Or when the drive force of the drive motor 54 is strong, the valve body 41 and the outflow part 39 will be damaged.
[0048]
Therefore, in the present invention, since the valve body 41 is configured to be separated from the outflow portion 39, the valve body 41 can be moved as shown in FIG. In a state in which the foreign matter 49 is sandwiched, the cleaning water is supplied to all the cleaning means 27 in an incomplete manner. However, if the foreign water 49 rotates to the next outflow portion 39, the foreign matter 49 comes off, The washing water can be switched normally again, and the object to be washed can be washed with high efficiency.
[0049]
Various foreign substances 49 are assumed, and in addition to food, fish bones, toothpicks, rubber bands, vinyl, tableware fragments, and the like are assumed. In particular, a long and narrow object such as a toothpick or cherry stem may pass through a residual filter despite its long length, and it is necessary to cope with such foreign matter.
[0050]
As described above, the trapped foreign matter 49 can be removed once or several times when passing through the outflow portion 39, but there are some slender foreign matters that are difficult to come off. For this reason, once the cleaning pump 26 is stopped halfway, the valve body 41 operates to move away from the outflow portion 39 by its own weight at the time of stoppage, and the caught foreign matter 49 can be removed. For this reason, the foreign object 49 is caught in the gap, and the valve element 41 is not made immovable, so that the valve element 41 can be switched reliably.
[0051]
Since the cleaning pump 26 stops at least at the end of the cleaning or rinsing process, there is a possibility that the cleaning performance of the one-time cleaning may be deteriorated due to switching failure, but it can be used without problems from the next use. Become. Further, if the cleaning pump 26 is temporarily stopped several times during the cleaning and rinsing process, the number of switching failures can be minimized, and the deterioration of the cleaning performance can be suppressed.
[0052]
Further, as shown in FIG. 7, the valve element 41 can be inclined with respect to the direction in which the valve element 41 moves linearly, that is, in the vertical direction. The fitting portion between the valve body 41 and the motor shaft 55 is as shown in FIG. 8 when viewed from the cross section of the motor shaft 55, and a gap 41 a is provided between the motor shaft 55 and the valve body 41. , Can be tilted in all directions.
[0053]
Thereby, the movement of the valve body 41 when the foreign object 49 is caught can be performed smoothly. In addition, the relief operation of the valve body 41 can be performed more smoothly by chamfering or filling the end surface of the contact portion between the opening 42 and the outflow portion 39.
[0054]
Further, even when a foreign object 49 is sandwiched in a part of the gap between the outflow portion 39 and the valve body 41 and a tilting force acts on the valve body 41 due to the pressure of the washing water or the like, the casing 40 etc. The valve body 41 is prevented from becoming unswitchable. For example, the gap of the central shaft body 48 or the like.
[0055]
In addition, the inclination angle at which the valve body 41 and the casing 40 are not likely to be damaged can be inclined more than the inclination angle when the foreign matter 49 having the same size as the gap of the residual filter 29 is sandwiched. Good. The connection between the valve body 41 and the motor shaft 55 can achieve the same effect even with other configurations such as using a ball joint.
[0056]
Even when the foreign matter 49 is caught between the casing 40 and the valve body 41 at the moment when the cleaning pump 26 is operated, the supply of cleaning water becomes incomplete, such as supplying cleaning water to all the cleaning means 27. Although there is a possibility, if the cleaning pump 26 is temporarily stopped, the distance between the outflow portion 39 and the valve body 41 is widened, so the foreign matter 49 is removed, and when the cleaning pump 26 is operated next time, the switching is performed without any problem. The object to be cleaned 23 can be cleaned with high efficiency.
[0057]
Further, as shown in FIG. 9, the urging means (spring) 50 that urges the valve body 41 in a direction away from the outflow portion 39 in order to separate the valve body 41 from the outflow portion 39 when the cleaning pump 26 is stopped. When provided, the foreign matter 49 is caught between the casing 40 and the valve body 41, and the valve body 41 is prevented from being separated from the outflow portion 39 when the cleaning pump 26 is stopped. The foreign object 49 can be removed.
[0058]
According to this configuration, even when the valve body 41 is installed in any direction, the valve body 41 can be separated from the outflow portion 39. Therefore, there is an advantage that the direction in which the water dividing means 37 is installed is not selected. As the biasing means 50, a leaf spring or an elastic body such as rubber can be used in addition to the illustrated coil spring.
[0059]
In the state in which the cleaning pump 26 is operated, the valve element 41 is pressurized toward the outflow portion 39 side, that is, upward by the pressure acting in the casing 40, so that the valve body 41 has a seal surface with the outflow portion 39. Since the adhesion is increased, the leakage of cleaning water can be minimized, and more cleaning water is ejected from the cleaning means 27, so that the cleaning performance is further improved. If the valve body 41 or the outflow part 39 can be deformed by water pressure, the sealing performance is further improved.
[0060]
In addition, since the inside of the casing 40 is normally pressurized to about 20 to 40 kPa when the cleaning pump 26 is operated, a force of about 2 to 10 kg is applied depending on the size of the valve body 41. It will be firmly pressed against the outflow part 39.
[0061]
On the other hand, if the valve element 41 is rotated with the washing water being pressurized, the valve element 41 may be rotated to cause a large friction, and the valve element 41 and the outflow portion 39 may be worn. This problem can be solved by stopping the cleaning pump 26. When the cleaning pump 26 is stopped, the valve body 41 is rotated to drive the valve body 41 to the next predetermined position. After the driving motor 54 is stopped, the cleaning pump 26 is operated again, and the valve body 41 is pushed to the outflow portion 39. It can be applied only and will not slide, so that little wear will occur.
[0062]
Thereby, the lifetime and reliability of the water dividing means 37 can be improved. Even if the cleaning pump 26 and the drive motor 54 are partially operated simultaneously, it is not necessary to completely stop the cleaning pump 26 as long as there is no problem with wear.
[0063]
In addition, it is desirable that the outflow portion 39 and the valve body 41 are in close contact with each other, but even if there is a slight gap due to the dimensional accuracy of the parts or the like, or even if a minute constant gap of 1 mm or less is provided, Although some leakage to the outflow portion 39 occurs, the water diversion means 37 can function sufficiently.
[0064]
Further, the distance that the valve element 41 is separated from the outflow portion 39 is equal to or larger than the gap of the residual filter 29, and the gap that is larger than the size of the foreign matter 49 that can flow into the water diversion means 37 through the residual filter 29 is Since it can be formed between the outflow portion 39 and the valve body 41, the foreign matter 49 sandwiched between them can be removed when the cleaning pump 26 is stopped, and the highly reliable water distribution means 37 is always provided. it can.
[0065]
Note that the gap or more of the residual filter 29 corresponds to the diameter of the hole, the side length of the mesh, or the like, but strictly speaking, it is equal to or larger than the minimum size of the foreign matter 49 that can pass through the residual filter 29. .
[0066]
In addition, the residual filter 29 may have two of a fixed filter 51 that is fixed to the drain hole 28 and cannot be removed, and a detachable filter 52 that can be removed and cleaned. If it is set to the filter 52), it can cope with no problem during normal operation. However, since there is a possibility that the detachable filter 52 is erroneously installed or forgotten to be attached, it is sure to set the distance away from the gap of the fixed filter 51.
[0067]
Further, the minimum gap between the casing 40 and the valve body 41 is set to be larger than the gap between the residual filter 29. The gap between the casing 40 and the valve body 41 is the outer periphery and end face direction of the valve body 41, and the end face on the outflow portion 39 side is a distance in which the valve body 41 moves linearly. Note that the clearance more than the gap of the residual filter 29 is as described above. As a result, a gap larger than the size of the foreign matter 49 that can flow into the water diversion means 37 exists between the outflow portion 39 and the valve body 41, so that the foreign matter 49 is caught in the gap and the valve body 41 cannot be switched. To prevent becoming.
[0068]
Further, if a detection means (not shown) for detecting the cleaning means 27 to which the cleaning water is supplied is used, the ejection time can be varied for each cleaning means 27, and more efficient cleaning can be performed. For example, in order to improve the cleaning power with respect to a teacup that is difficult to wash, it is effective to make the ejection time from the cleaning means 27a longer than others.
[0069]
As the detecting means, various methods such as a means for detecting the rotational position of the valve body 41, a means for detecting the pressure in the cleaning path 43, and a means for detecting the presence or absence of flowing water are conceivable. Further, it is not necessary to use sensors at four locations, and even at one location, it is possible to know from which position the injection is performed when combined with information on the number of times the cleaning pump 26 is operated / stopped.
[0070]
Further, when it is not necessary to inject cleaning water from all the cleaning means 27 such as when the object to be cleaned 23 is small, the unnecessary injection time from the cleaning means 27 is as short as about 1 second or less. By doing so, it is possible to perform more efficient cleaning by injecting only from the necessary cleaning means 27 without substantially injecting, and the operation time can be shortened. In addition, the final rinsing is performed from the cleaning means 27c provided above the table basket 24, so that the adhesion of fine particles can be reduced as much as possible, and the cleaning performance can be further improved.
[0071]
In this embodiment, the cleaning means 27 is provided at four places, and all of them are rotatable nozzles. However, the number of the cleaning means 27 is not limited to four, and the number of the cleaning means 27 may be set according to the tableware arrangement of the tableware basket 24 or the like. That's fine. The effect is exhibited if there are two or more places, but it is important to improve the cleaning performance that spraying from two or more directions can be obtained for all tableware. .
[0072]
On the other hand, if the number of branches is too large, the total amount of water sprayed from one cleaning means 27 becomes small and the cleaning effect is diminished, so it is desirable that the number is 10 or less, preferably 6 or less.
[0073]
In addition, when the rotating nozzle is used, the cleaning performance is improved, but since the space occupied by the cleaning means 27 is increased, there is a problem that the volume of the portion that stores the tableware is reduced when the outer dimensions of the main body are the same. As shown in FIG. 10, it is also effective to use a fixed cleaning means 27 in which the nozzles installed on the rear and upper sides do not rotate, and it is not limited to the method of rotating nozzles, fixed nozzles, etc., or the number of injection ports. Absent. Also, the installation position may be the back or front.
[0074]
Further, the cleaning means 27 to be sprayed is only one of the plurality of cleaning means 27. However, by providing two or more openings 42 of the valve body 41, the plurality of cleaning means 27 can be simultaneously provided. It is also possible to inject and switch its position.
[0075]
Further, if one of the plurality of outflow portions 39 is connected to a discharge path for discharging washing water to the outside of the machine, drainage can be performed without using the drainage pump 32, and the drainage pump 32 is installed. This eliminates the need for cost reduction and downsizing of the apparatus.
[0076]
Note that when the cleaning means 27 is sequentially switched during the cleaning operation, the outflow portion 39 always passes through. Therefore, if the cleaning pump 26 is continuously operated, the drainage is performed during the cleaning. It is possible to prevent drainage to the outside of the machine other than during drainage by detecting the section 39 and setting the time for supplying cleaning water to the drainage outflow section 39 except for during drainage. Further, if an on-off valve is provided in the middle of the drainage path, it is possible to reliably prevent the washing water from draining outside the machine.
[0077]
The present invention relates to a washing water switching method, and does not limit the shape and size of the dishwasher body 20, the door opening / closing method, the arrangement of dishes, the arrangement of individual components, and the like. Moreover, in the Example, although the example of the dishwasher which has a drying function was shown, the same effect is acquired also in the dishwasher which does not accompany a drying function.
[0078]
(Example 2)
As shown in FIGS. 11 and 12, a pair of upper engaging portions 44 that rotate the valve body 41 by a predetermined angle when the valve body 41 is raised, and the valve body 41 is rotated by a predetermined angle when the valve body 41 is lowered. A pair of lower engaging portions 45 are respectively installed on the casing 40 side and the valve body 41 side, and the valve body 41 is rotated by the intermittent operation of the cleaning pump 26. Other basic configurations are the same as those in the first embodiment.
[0079]
When the cleaning pump 26 is operated, the valve body 41 rises by an operation accompanied by substantially linear motion and rotation according to the inclination of the upper engaging portion 44 due to the pressure of the cleaning water flowing in from the inflow portion 38, and is shown in FIG. As shown, the predetermined outflow part 39 is fixed at a position where it opens, and cleaning water is jetted from the cleaning means 27 communicating with the outflow part 39.
[0080]
When the valve body 41 is viewed from directly below, as shown in FIG. 13, the upper engagement portion 44 is arranged so that the opening 42 provided at the position where the washing water passes through the valve body 41 coincides with the predetermined outflow portion 39. It is set. Subsequently, once the cleaning pump 26 is stopped, the pressure that has pushed up the valve body 41 from below does not act, so the valve body 41 is lowered by its own weight, but at this time, the lower engaging portion 45 is inclined. Accordingly, the vehicle descends while rotating and stops at a predetermined position as shown in FIG.
[0081]
When the cleaning pump 26 is operated again, it is engaged with the next inclination of the upper engaging portion 44, the valve body 41 rises while rotating, and communicates with the next outflow portion 39, whereby the next cleaning means 27. The washing water is sprayed from. Further, since the valve body 41 is separated from the outflow portion 39 when the cleaning pump 26 is stopped, the same effect as in the first embodiment can be obtained.
[0082]
In addition to this, the switching of the cleaning means 27 for injecting the cleaning water is performed by intermittent operation of the cleaning pump 26, which does not require a reduction in the electric drive of a three-way valve, an electric motor, etc. The size of the means 37 can be reduced. Further, in the case of motor drive, the rotating shaft needs to be installed through the casing 40, and it is necessary to provide a dense sealing means. When the structure becomes complicated and this seal is defective, Although there was a possibility of causing water leakage to the outside of the product, in this configuration, there is no part that operates through the casing 40, and there is no possibility of causing water leakage to the outside.
[0083]
FIG. 15 shows the relationship between the circular upper engaging portion 44 and the lower engaging portion 45 extended to a plane. By repeating the operation and stop of the cleaning pump 26, the substantially linear movement in the vertical direction The position of the valve body 41 is sequentially switched while performing an operation combining the rotational motion. In the present embodiment, the valve body 41 is rotated 90 degrees by one stop and operation in order to switch to the four outflow portions 39.
[0084]
The engaging portion is not limited to this configuration, and when the cleaning pump 26 is intermittently operated, the predetermined outflow portion 39 and the opening 42 of the valve body 41 are provided during the operation of the cleaning pump 26. For example, it may be configured such that it hardly rotates when the valve element 41 is lowered and rotates about 90 degrees when it is raised, or conversely rotates about 90 degrees when it is lowered and hardly rotates when it is raised. Further, instead of the triangular claw portion shape, a configuration in which the shaft portion 47 follows the groove portion 46 as shown in FIG. Further, the same operation can be obtained even if the engaging portion is provided on the outer peripheral portion of the valve body 41.
[0085]
In addition, according to the structure of the engaging part shown in FIG. 15, since the valve body 41 does not contact rotating with respect to the outflow part 39, and there is almost no abrasion of a contact surface, wear-resistant material is used. It is not necessary to use a general resin molded product such as PP or POM.
[0086]
The cleaning pump 26 is repeatedly operated and stopped. However, when using a pump that can vary the pump output, such as the cleaning pump 26 using an inverter motor, the strength of the pump output is used. Thus, the valve body 41 can be switched. If the output at the time of weakness is less than or equal to the output at which the valve body 41 is separated from the outflow portion 39, the output can be switched, and the number of operation / stop of the pump is reduced, so that the life of the motor can be improved, It also leads to noise reduction.
[0087]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even when foreign matter is caught in the gap between the casing and the valve body, the foreign matter can be easily removed, and the cleaning means to which cleaning water is supplied can be accurately switched.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an essential part of a dishwasher according to a first embodiment of the present invention.
[Fig. 2] Cross-sectional view of the main part of the dishwasher
FIG. 3 is a perspective view of the water diversion means of the dishwasher.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the water diversion means of the dishwasher when the washing pump is in operation.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the water washing means of the dishwasher when the washing pump is stopped.
FIG. 6 is a bottom view showing a state in which foreign matter is caught in the water diversion means of the dishwasher.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state where a foreign object is caught in the water diversion means of the dishwasher.
FIG. 8 is a bottom view of the fitting portion between the motor shaft and the valve body of the dishwasher.
FIG. 9 is a sectional view showing a state in which an urging means is installed in the water diversion means of the dishwasher.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a main part using a fixed nozzle of the dishwasher.
FIG. 11 is an exploded perspective view of the water dividing means of the dishwasher according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view of the water diversion means of the dishwasher when the washing pump is operating
FIG. 13 is a bottom view of the valve body of the water diversion means of the dishwasher.
FIG. 14 is a cross-sectional view of the water diversion means of the dishwasher when the washing pump is stopped.
FIG. 15 is a detailed view of the engaging portion of the water diversion means of the dishwasher
FIG. 16 is a detailed view of another engaging portion of the water dividing means of the dishwasher.
FIG. 17 is a sectional view of the main part of a conventional dishwasher.
FIG. 18 is a sectional view of switching means of the dishwasher
[Explanation of symbols]
22 Washing tank
26 Washing pump
27 Cleaning nozzle (cleaning means)
37 Water diversion means
38 Inflow section
39 Outflow
40 casing
41 Disc
42 opening

Claims

被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に洗浄水を噴射する噴射口を有する複数の洗浄手段と、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄手段を切換える分水手段とを備え、前記分水手段は、前記洗浄ポンプで加圧された洗浄水が流入する流入部と、複数の前記洗浄手段に各々連通した複数の流出部を有するケーシングと、前記ケーシング内に移動可能に設けた弁体を有し、前記弁体の回転動作によって洗浄水を供給する流出部を切換えるとともに、前記弁体は、前記流出部を設けた面と相対する面を有し、前記流出部を設けた面と相対する面を前記流出部に対して進退自在に設け、前記流出部を設けた面から離れるように移動可能に構成した食器洗い機。A cleaning tank for storing an object to be cleaned, a cleaning pump for pressurizing cleaning water, a plurality of cleaning means having an injection port for injecting cleaning water into the cleaning tank, and cleaning water from the cleaning pump are supplied A casing having a flow-in portion into which wash water pressurized by the washing pump flows, and a plurality of flow-out portions respectively communicating with the plurality of washing means. And a valve body that is movably provided in the casing, and switches the outflow part that supplies the cleaning water by the rotating operation of the valve body , and the valve body faces the surface on which the outflow part is provided. A dishwasher having a surface, a surface opposite to the surface provided with the outflow portion is provided to be movable forward and backward with respect to the outflow portion, and is movable away from the surface provided with the outflow portion.

弁体は、洗浄ポンプの運転中に流出部の相対する面から離れるように移動可能にした請求項１記載の食器洗い機。 2. The dishwasher according to claim 1, wherein the valve body is movable away from the opposing surface of the outflow part during operation of the washing pump.

弁体は、前記弁体の回転軸方向より傾斜可能とした請求項１または２記載の食器洗い機。 The dishwasher according to claim 1 or 2, wherein the valve body is tiltable from a rotation axis direction of the valve body.

弁体は、洗浄ポンプの停止状態で流出部から離れる構成とした請求項１〜３のいずれか１項に記載の食器洗い機。 The dishwasher according to any one of claims 1 to 3, wherein the valve body is configured to be separated from the outflow portion when the washing pump is stopped.

弁体を流出部から離れる方向へ付勢する付勢手段を設けた請求項４記載の食器洗い機。 The dishwasher according to claim 4, further comprising an urging means for urging the valve body in a direction away from the outflow portion.

洗浄ポンプは、洗浄およびすすぎ工程の途中で一時停止することを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の食器洗い機。 The dishwasher according to any one of claims 1 to 5, wherein the washing pump is temporarily stopped during the washing and rinsing process.

洗浄水が通過することで残さいを捕集する残さいフィルタを設け、弁体が流出部から離れる距離は、前記残さいフィルタの隙間以上とした請求項１〜６のいずれか１項に記載の食器洗い機。 The residue filter which collects a residue by passing wash water is provided, and the distance which a valve body leaves | separates from an outflow part was made into the clearance gap of the said residue filter, or any one of Claims 1-6. Dishwasher.

弁体は、電動駆動源により回転動作を行う構成とした請求項１〜７のいずれか１項に記載の食器洗い機。 The dishwasher according to any one of claims 1 to 7, wherein the valve body is configured to rotate by an electric drive source.

電動駆動源の運転は、洗浄ポンプの停止状態で行うことを特徴とした請求項８記載の食器洗い機。 The dishwasher according to claim 8, wherein the operation of the electric drive source is performed while the washing pump is stopped.

弁体は、洗浄ポンプの断続運転により回転動作を行う構成とした請求項１〜９のいずれか１項に記載の食器洗い機。 The dishwasher according to any one of claims 1 to 9, wherein the valve body is configured to rotate by an intermittent operation of a washing pump.