JP3829537B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信部、照明負荷およびこの照明負荷制御用の制御部などにより成る照明器具を複数有し、各通信部に信号線が相互通信可能に接続されて構成される照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信部、照明負荷およびこの照明負荷制御用の制御部などにより成る照明器具を複数有し、各通信部に信号線が相互通信可能に接続されて構成される照明装置が種々提案されている。
【0003】
例えば、特開平9−35875号公報には、リモコン操作スイッチをグループ制御あるいはパターン制御の設定器として使用し、個々の制御端末器に向けてその動作を設定し、各制御端末器は自局が所属するグループ番号あるいはパターン番号を記憶するようにして、これにより、グループ制御あるいはパターン制御の設定作業は、制御端末器を内蔵する照明器具に向けてリモコン操作スイッチを操作して行うことができる照明制御システムが開示されている。
【0004】
なお、特開平9−35876号公報には、照明負荷を備える複数系統の照明制御系の間に介在し、照明制御系の相互間での照明制御信号の受渡しを可能とすることによって、各照明制御系の仕様にほとんど変更を加えることなく見掛け上で信号線を延長することができるようにした照明用中継器などが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の照明制御システムでは、既設のシステムに対して新たに照明器具(上記公報では制御端末器および照明器具)を増設する場合、リモコンを取り出して設定操作を再度行う必要がある。
【0006】
また、上記照明制御システムのように、複数の照明器具を集中管理する親機を有さずに複数の照明器具により構成される照明装置では、グループ番号に各種設定項目が関連付けられている場合にそのグループ番号を別のグループ番号に変更すると、その別のグループ番号に対して各設定項目の情報をどのように設定するかが問題となる。この問題に対処すべく、例えば種々のグループ番号およびこれら各々に対する各設定項目の情報によりなるテーブルをリモコン内部のメモリに記憶させるようにすると、記憶容量が勢い増大して価格が上昇することになる。また、上記別のグループ番号に既に属している照明器具から各設定項目の情報を一端リモコンに取り込んで、このリモコンを経由して取り込んだ情報を上記別のグループ番号に変更された照明器具にコピーする場合も、そのようなコピーのための手間が生じることになる。
【0007】
なお、複数グループの設定可能な照明器具の場合、各グループ間の照明の遷移制御が複雑となるが、この遷移制御にいわゆる後操作優先方式が採用される場合がある。しかしながら、近年、例えば人感センサによる自動点灯などの自動化が進み、また高機能化による動作の複雑化のために、後操作優先による遷移制御では、照明器具を快適に制御することが困難になってきている。
【0008】
例えば、各照明器具が人感センサを有し、グループA,Bがあり、これら双方に属する照明器具をRとし、そして照明器具RがグループAとして100%で点灯している時にグループBに対して50%で照明負荷を点灯させるための命令が発せられたとすると、照明器具Rは50%で点灯することになる。この後、グループAの領域内に人がまだいる状態でグループBの領域内に人がいなくなると、グループBの各照明器具の人感センサが、点灯状態を維持させる所定の保持時間の経過後に当該照明器具をオフにするので、照明器具Rを除くグループBに属する照明器具が消灯することになる。この結果、照明器具Rが50%で点灯し、照明器具Rを除くグループAに属する照明器具が100%で点灯し、照明器具Rを除くグループBに属する照明器具が消灯する状態となる。このように、後操作優先による遷移制御では、本来、必要な照度を基準にして各照明器具のグループ分けが行われたにも関わらず、人がまだいるグループAに属する照明器具Rが50%の点灯状態を維持したままとなり、グループAの領域に対して本来必要な照度を確保することができなくなるのである。このような場合、照明器具Rは100%で点灯するのが望ましい。
【0009】
この対策として、照明器具RにグループA,Bの状態を保持させ、上記と同じ状態から照明器具Rを除くグループBに属する照明器具が消灯した場合に、照明器具Rが100%で点灯するように照明装置を構成すると、別の遷移状態で問題が発生してしまう。すなわち、上記同様に、照明器具RがグループAとして100%で点灯している時にグループBに対して50%で照明負荷を点灯させるための命令が発せられたとすると、照明器具Rは50%で点灯することになる。このとき、照明器具RはグループAに属していた時の点灯状態(100%)を保持している。そして、照明器具Rがその点灯状態(100%)を保持している間に、例えば、グループAの領域に人がいなくなり、続いてグループBの領域に人がいなくなったとすると、まず、照明器具Rを除くグループAに属する照明器具が消灯し、続いて、照明器具Rを除くグループBに属する照明器具が消灯するが、このとき、照明器具Rが100%で点灯してしまうのである。さらに、照明器具Rの属するグループ数が増えると、照明器具R内における処理が一層複雑化することになる。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、設定が格段に容易となる照明装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、複数の照明器具を信号線で接続して成る照明装置であって、前記照明器具は、前記信号線に接続される送受信用の通信部と、照明負荷と、設定パラメータ記憶用の記憶部と、前記通信部を介した他の照明器具との相互の情報交換により前記設定パラメータに従って前記照明負荷を制御する処理を行うほか、前記記憶部に設定パラメータが記憶されている場合に前記通信部を介して他の照明器具から設定パラメータの送信要求があると、前記通信部を介して他の照明器具に向けて前記記憶部に記憶されている設定パラメータを送信する処理を行う一方、前記記憶部に設定パラメータが記憶されていない場合に所定のトリガ入力があると、前記通信部を介して他の照明器具に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じて同一グループに属する他の照明器具から送信されてくる設定パラメータを前記通信部を介して受信して前記記憶部に記憶させる処理を行う制御部とを備えるのである。
【0012】
この構成では、所定のトリガ入力があると、送信要求に応じて送信されてくる設定パラメータが記憶部に記憶されるようになる。これにより、設定が格段に容易となる。また、この構成では、送信要求に応じて同一グループに属する他の照明器具から送信されてくる設定パラメータが記憶部に記憶されるようになるので、最適な設定パラメータを記憶部に記憶することができる。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記所定のトリガ入力は、電源投入、動作モードの変更または所属グループの変更である。この場合、設定パラメータが記憶部に自動的に記憶されるようになるので、設定が格段に容易となる。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記制御部は、前記送信要求に応じて複数の照明器具から各々送信されてくる同一種類のパラメータのうち、予め定められた優先順位のより高い設定パラメータを前記記憶部に記憶させる処理を行うものである。この構成によれば、最適な設定パラメータを記憶部に記憶することができる。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載の照明装置において、前記優先順位は、グループ番号、アドレス、照明負荷の点灯状態、照明負荷の調光レベル、または照明負荷の動作モードにより決定される。この場合、最適な設定パラメータを記憶部に記憶することができる。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記制御部は、動作モードが変わるとき、前記通信部を介して他の照明器具に向けて自己の動作モードを送信するとともに、前記通信部を介して他の照明器具からの動作モードを受信し、受信した動作モードおよび自己の動作モードのうち、優先度のより高い動作モードを自己の動作モードにして前記照明負荷の制御に反映させる処理を行うものである。
【0017】
この構成では、他の照明器具から受信した動作モードおよび自己の動作モードのうち、優先度のより高い動作モードが自己の動作モードになるので、好適な動作モードが設定されるようになる。これにより、設定が格段に容易となる。
【0018】
請求項記載の発明は、複数の照明器具を信号線で接続して成る照明装置であって、前記照明器具は、前記信号線に接続される送受信用の通信部と、照明負荷と、設定パラメータおよびグループ番号記憶用の記憶部と、前記通信部を介した他の照明器具との相互の情報交換により前記設定パラメータに従って前記照明負荷を制御する処理を行うほか、前記記憶部に記憶されているグループ番号に属する他の照明器具から設定パラメータの送信要求があると、前記記憶部に記憶されている設定パラメータを前記通信部を介して前記他の照明器具に向けて送信する処理を行い、また前記記憶部に記憶されているグループ番号が別のグループ番号に変更されると、この別のグループ番号に属している他の照明器具に向けて前記通信部を介して設定パラメータの送信要求を送信し、前記別のグループ番号に属している他の照明器具からの設定パラメータを前記通信部を介して受信して前記記憶部に記憶させる処理を行う制御部とを備えるものである。
【0019】
この構成では、記憶部に記憶されているグループ番号が別のグループ番号に変更されると、その別のグループ番号に属している他の照明器具からの設定パラメータが記憶部に記憶させるようになる。これにより、設定が格段に容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(基本構成)
図1は照明装置における各照明器具の構成図、図2は照明装置を示す図で、これらの図を用いて以下に本発明の基本構成の説明を行う。ただし、下記説明において、識別の便宜上、図2に示す括弧内の符号10A,10Bを適宜使用する。
【0021】
本照明装置は、図2に示すように、複数の照明器具10を信号線Nで接続して成り、各照明器具10は、図1に示すように、信号線Nに接続される送受信用の通信部11と、蛍光灯などの照明負荷12と、設定パラメータなどの種々の情報記憶用の記憶部13と、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)により成り当該照明器具10全般の制御などの処理を行う制御部16と、これら各部に電力を供給する電源部17とにより構成されている。ただし、上記設定パラメータは、点灯レベルやタイムスケジュールなどの照明負荷12を制御するためのデータのことである。
【0022】
ここで、各照明器具10の制御部16により実行される種々の処理機能を説明すると、例えば、通信部11を介した他の照明器具10との相互の情報交換により、記憶部13の設定パラメータに従って照明負荷12を制御する処理が実行される。
【0023】
そして、本基本構成では、記憶部13に設定パラメータが記憶されている場合に通信部11を介して他の照明器具10から設定パラメータの送信要求があると、通信部11を介して他の照明器具10に向けて記憶部13に記憶されている設定パラメータを送信する処理が実行される。また、記憶部13に設定パラメータが記憶されていない場合に電源が投入されると、通信部11を介して他の照明器具10に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じて送信されてくる設定パラメータを通信部11を介して受信して記憶部13に記憶させる処理が実行される。
【0024】
次に、本基本構成の動作を説明する。ただし、図2において、照明器具10Aは、既に稼働状態にあり、記憶部13には各種設定パラメータが記憶されているものとし、また照明器具10Bは、新たに設置されたものであり、記憶部13には各種設定パラメータがまだ記憶されていないものとする。
【0025】
図2に示すように、照明器具10Bの設置が完了した後、照明器具10Bにおいて、電源が投入されると、記憶部13には設定パラメータが記憶されていないので、通信部11を介して照明器具10Aに向けて設定パラメータの送信要求をパラメータ要求コマンドで送信する処理が実行される。
【0026】
この後、照明器具10Aにおいて、上記送信要求を通信部11を介して受信すると、記憶部13には設定パラメータが記憶されているので、その設定パラメータを通信部11を介して照明器具10Bに向けて送信する処理が実行される。
【0027】
この後、照明器具10Bにおいて、設定パラメータを通信部11を介して受信すると、受信した設定パラメータを記憶部13に記憶させる処理が実行される。
【0028】
このように、新規に増設した照明器具の電源を投入することで、その記憶部に設定パラメータが自動的に記憶されることになり、設定が格段に容易となる。また、施工者あるいは使用者による初期設定動作の手間を省くことができる。
【0029】
(第1実施形態)
図3は本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図で、この図を用いて以下に第実施形態の説明を行う。ただし、下記説明において、識別の便宜上、図3に示す括弧内の符号20A〜20Dを適宜使用する。
【0030】
本照明装置は、複数の照明器具20を信号線Nでバス配線接続して成り、各照明器具20は、通信部11、照明負荷12および電源部17を上記基本構成と同様に備えるほか、設定パラメータおよびグループ番号などの種々の情報記憶用の記憶部23と、例えばマイコンにより成り当該照明器具20全般の制御などの処理を行う制御部26とを備えている。ただし、記憶部23にはグループ番号が予め記憶され、各照明器具20はグループ単位で動作する。
【0031】
ここで、各照明器具20の制御部26により実行される種々の処理機能を説明すると、例えば、通信部11を介した他の照明器具20との相互の情報交換により、記憶部23の設定パラメータに従って照明負荷12を制御する処理が実行される。
【0032】
そして、第実施形態の特徴として、記憶部23に設定パラメータが記憶されている場合に通信部11を介して同一グループに属する他の照明器具20から設定パラメータの送信要求があると、通信部11を介して同一グループに属する他の照明器具20に向けて記憶部23に記憶されている設定パラメータを送信する処理が実行される。また、記憶部23に設定パラメータが記憶されていない場合に電源が投入されると、通信部11を介して同一グループに属する他の照明器具20に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じて送信されてくる設定パラメータを通信部11を介して受信して記憶部23に記憶させる処理が実行される。
【0033】
また、各制御部26は、同一グループに属する他の照明器具に向けて設定パラメータや送信要求を送信する場合、自己のグループ番号を利用する。第実施形態では、設定パラメータまたは送信要求とともに自己のグループ番号が送信される。なお、これに限らず、自己のグループ番号を利用して同一グループに属する他の照明器具との間で通信を確立し、この後、設定パラメータや送信要求を転送する構成でもよい。
【0034】
次に、第実施形態の特徴となる動作を説明する。ただし、図3において、照明器具20A,20Bは、既に稼働状態にあり、記憶部23には各種設定パラメータおよびグループAのグループ番号が記憶されているものとする。また、照明器具20Cは、既に稼働状態にあり、記憶部23には各種設定パラメータおよびグループBのグループ番号が記憶されているものとする。さらに、照明器具20Dは、新たに設置されたものであり、記憶部23には、予めグループAのグループ番号は記憶されているが、各種設定パラメータはまだ記憶されていないものとする。 図3に示すように、照明器具20Dの設置が完了した後、照明器具20Dにおいて、電源が投入されると、記憶部23には設定パラメータが記憶されていないので、通信部11を介して自己と同一のグループAに属する照明器具20A,20Bに向けて設定パラメータの送信要求をパラメータ要求コマンドで送信する処理が実行される。
【0035】
この後、他の照明器具、例えば照明器具20Cでは、通信部11を介して受信される上記送信要求が自己のグループBでないグループAに属する照明器具からのものであるので、設定パラメータの送信処理は実行されない。これに対して、照明器具20A,20Bでは、通信部11を介して受信される上記送信要求が自己と同一のグループAに属する照明器具からのものであるので、通信部11を介してグループAに属する他の照明器具に向けて記憶部23に記憶されている設定パラメータを送信する処理が実行される。
【0036】
この後、照明器具20Dにおいて、設定パラメータを通信部11を介して受信すると、受信した設定パラメータを記憶部23に記憶させる処理が実行される。ここで、照明システムの形態として、同一グループ内の設定パラメータが同一である場合、いずれか一つの照明器具からの設定パラメータが記憶部23に記憶される。これに対して、同一グループ内の設定パラメータが異なる場合、設定パラメータの値に優先順位を持たせ、優先順位の高い値の設定パラメータが記憶部23に記憶される。例えば、調光データであれば、より明るい値の調光データが記憶部23に記憶される。あるいは、受信順や受信時間、例えば一番最初に受信した設定パラメータが記憶部23に記憶される構成でもよい。
【0037】
以上のように、新規に増設した照明器具の電源を投入することで、その記憶部に同一グループに属する設定パラメータが自動的に記憶されることになり、設定が格段に容易となる。また、グループ単位の均整のとれた照明制御が特別な設定無しに可能となる。
【0038】
なお、第実施形態では、同一グループに属する他の照明器具に向けて設定パラメータの送信要求を送信する構成になっているが、これに限らず、他の照明器具全てに向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この後、他の照明器具全てから送信される設定パラメータを、このとき同送されるグループ番号を用いて分別して記憶部に記憶する構成でもよい。
【0039】
(第2実施形態)
図4は本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図、図5は図4に示す照明装置における各照明器具の構成図で、これらの図を用いて以下に第実施形態の説明を行う。ただし、下記説明において、識別の便宜上、図4に示す括弧内の符号30A〜30Dを適宜使用する。
【0040】
本照明装置は、複数の照明器具30を信号線Nでいわゆる渡り配線接続して成り(詳細な接続は図5参照)、各照明器具30は、照明負荷12、記憶部23および電源部17を第実施形態と同様に備えているほか、他の照明器具30と個別に接続される信号線Nにそれぞれが接続される送受信用の通信部311,312により成る通信部31と、リモコンRC1からの信号受信用のリモコン受信部34と、例えばマイコンにより成り当該照明器具30全般の制御などの処理を行う制御部36とを備えている。
【0041】
ここで、各照明器具30の制御部36により実行される種々の処理機能を説明すると、例えば、通信部31を介した他の照明器具30との相互の情報交換により、記憶部23の設定パラメータに従って照明負荷12を制御する処理が実行される。また、第実施形態と同様に、記憶部23に設定パラメータが記憶されている場合に通信部31を介して同一グループに属する他の照明器具30から設定パラメータの送信要求があると、通信部31を介して同一グループに属する他の照明器具30に向けて記憶部23に記憶されている設定パラメータを送信する処理が実行される。さらに、記憶部23に設定パラメータが記憶されていない場合に電源が投入されると、通信部31を介して同一グループに属する他の照明器具30に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じて送信されてくる設定パラメータを通信部31を介して受信して記憶部23に記憶させる処理が実行される。
【0042】
さらに、第実施形態の特徴として、リモコンRC1から、記憶部23に記憶されているグループ番号を別のグループ番号に変更するための信号がリモコン受信部34に向けて送信されると、リモコン受信部34を介してその信号を受信して記憶部23に記憶されているグループ番号をその別のグループ番号に変更するとともに、記憶部23に記憶されている設定パラメータを消去する処理が実行される。
【0043】
次に、第実施形態の特徴となる動作を説明する。ただし、図4において、照明器具30A,30B,30Dは、既に稼働状態にあり、記憶部23には各種設定パラメータおよびグループAのグループ番号が記憶されているものとする。また、照明器具30Cは、既に稼働状態にあり、記憶部23には各種設定パラメータおよびグループBのグループ番号が記憶されているものとする。
【0044】
図4に示すように、リモコンRC1から、照明器具30Dのリモコン受信部34に向けて、記憶部23に記憶されているグループAのグループ番号をグループBのグループ番号に変更するための信号が送信されると、この信号はリモコン受信部34を介して制御部36により受信される。この後、その受信した信号に従って、記憶部23に記憶されているグループAのグループ番号をグループBのグループ番号に変更するとともに、記憶部23に記憶されている設定パラメータを消去する処理が実行される。この後、照明器具30Dの電源を一度オフにして再度オンにすれば、第実施形態と同様の動作により、グループB用の設定パラメータが照明器具30Dの記憶部23に自動的に記憶されることになる。
【0045】
以上により、グループ番号を変更するだけで、変更後のグループ用の設定パラメータにほぼ自動的に変更されるので、設定が格段に容易となる。
【0046】
(第3実施形態)
図6は本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図、図7は図6に示す照明装置における各照明器具の構成図で、これらの図を用いて以下に第実施形態の説明を行う。ただし、下記説明において、識別の便宜上、図6に示す括弧内の符号40A〜40Dを適宜使用する。
【0047】
本照明装置は、図6に示すように、複数の照明器具40を信号線Nで渡り配線接続して成り、各照明器具40は、図7に示すように、通信部31、照明負荷12、記憶部23および電源部17を第実施形態と同様に備えているほか、例えばマイコンにより成り当該照明器具40全般の制御などの処理を行う制御部46を備えている。
【0048】
ここで、各照明器具40の制御部46により実行される種々の処理機能を説明すると、例えば、通信部31を介した他の照明器具40との相互の情報交換により、記憶部23の設定パラメータに従って照明負荷12を制御する処理が実行される。
【0049】
そして、第実施形態の特徴として、記憶部23に設定パラメータが記憶されている場合に通信部311,312の一方を介して同一グループに属する他の照明器具40から設定パラメータの送信要求があると、通信部311,312の一方を介して同一グループに属する他の照明器具40に向けて記憶部23に記憶されている設定パラメータを送信する処理が実行される。また、記憶部23に設定パラメータが記憶されていない場合に電源が投入されると、通信部311,312の一方を介して同一グループに属する他の照明器具40に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じて送信されてくる設定パラメータを通信部311,312の一方を介して受信して記憶部23に記憶させる処理が実行される。さらに、通信部311,312の一方を介して受信したデータが異なるグループに属する他の照明器具からのものであると、その受信したデータをそのまま通信部311,312の他方を介して転送する処理が実行される。
【0050】
次に、第実施形態の特徴となる動作を説明する。ただし、図において、照明器具40A,40Bは、既に稼働状態にあり、記憶部23には各種設定パラメータおよびグループAのグループ番号が記憶されているものとする。また、照明器具40Cは、既に稼働状態にあり、記憶部23には各種設定パラメータおよびグループBのグループ番号が記憶されているものとする。さらに、照明器具40Dは、新たに設置されたものであり、記憶部23には、予めグループAのグループ番号は記憶されているが、各種設定パラメータはまだ記憶されていないものとする。
【0051】
図6に示すように、照明器具40Dの設置が完了した後、照明器具40Dにおいて、電源が投入されると、記憶部23には設定パラメータが記憶されていないので、通信部311を介して自己と同一のグループAに属する照明器具40A,40Bに向けて設定パラメータの送信要求をパラメータ要求コマンドで送信する処理が実行される。
【0052】
この後、照明器具40Cにおいて、通信部312を介して受信される上記送信要求が自己のグループBでないグループAに属する照明器具からのものであるので、設定パラメータの送信処理は実行されない。この場合、照明器具40Dから受信した送信要求は、そのまま通信部311を介して他の照明器具に向けて転送される。
【0053】
この後、照明器具40Bにおいて、通信部312を介して受信される上記送信要求が自己と同一のグループAに属する照明器具からのものであるので、通信部312を介してグループAに属する他の照明器具に向けて記憶部23に記憶されている設定パラメータを送信する処理が実行される。この場合、通信部311を介して他の照明器具に上記送信要求を送信する処理は実行されない。
【0054】
この後、照明器具40Cにおいて、通信部311を介して受信される上記設定パラメータは、自己のグループBのものではないので、そのまま通信部312を介して他の照明器具に向けて転送される。
【0055】
この後、照明器具40Dにおいて、上記設定パラメータを通信部311を介して受信すると、受信した設定パラメータを記憶部23に記憶させる処理が実行される。
【0056】
以上により、第実施形態と同様の効果を奏することが可能になる、すなわち設定が格段に容易となるほか、変更すべき設定パラメータを一の照明器具のみから受信することになるので、受信した設定パラメータの分別処理などが不要となる。
【0057】
(第4実施形態)
図8は本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図で、この図を用いて以下に第実施形態の説明を行う。ただし、下記説明において、識別の便宜上、図8に示す括弧内の符号50A〜50Dを適宜使用する。
【0058】
本照明装置は、複数の照明器具50を信号線Nで接続して成り、各照明器具50は、通信部11、照明負荷12、記憶部23および電源部17を第実施形態と同様に備えるほか、例えばマイコンにより成り当該照明器具50全般の制御などの処理を行う制御部56と、この制御部56により使用され、通常は固有な値となるアドレスを保持するアドレス保持部58とを備えている。このアドレス保持部58は、例えば、ディップスイッチなどのスイッチでもよく、あるいはメモリなどの半導体記憶素子でもよい。
【0059】
ここで、各照明器具50の制御部56により実行される種々の処理機能を説明すると、例えば、通信部11を介した他の照明器具50との相互の情報交換により、記憶部23の設定パラメータに従って照明負荷12を制御する処理が実行される。
【0060】
そして、第実施形態の特徴として、記憶部23に設定パラメータが記憶されている場合に通信部11を介して他の照明器具50から設定パラメータの送信要求があると、通信部11を介して他の照明器具50に向けて、記憶部23に記憶されている設定パラメータをアドレス保持部58で保持されているアドレスとともに送信する処理が実行される。さらに、記憶部23に設定パラメータが記憶されていない場合に電源が投入されると、通信部11を介して他の照明器具50に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じてアドレスとともに送信されてくる設定パラメータを通信部11を介して受信し、その設定パラメータを、受信したアドレスを利用して記憶部23に記憶させる処理が実行される。
【0061】
次に、第実施形態の特徴となる動作を説明する。ただし、図8において、各照明器具は第実施形態と同様の状態になっているほか、照明器具50A,50B,50Cはそれぞれ10,20,30のアドレスを有し、照明器具50Dは18のアドレスを有しているものとする。また、照明器具50Dは、位置的には、照明器具50Aと照明器具50Bとの間の照明器具50B側に配置されるものとする。
【0062】
照明器具50Dの設置が完了した後、照明器具50Dにおいて、電源が投入されると、記憶部23には設定パラメータが記憶されていないので、通信部11を介して他の照明器具に向けて設定パラメータの送信要求をパラメータ要求コマンドで送信する処理が実行される。
【0063】
この後、他の照明器具50A,50B,50Cの各々において、上記送信要求が通信部11を介して受信されると、通信部11を介して他の照明器具に向けてアドレス保持部58で保持されているアドレスおよび記憶部23に記憶されている設定パラメータを送信する処理が実行される。
【0064】
この後、照明器具50Dにおいて、照明器具50A,50B,50Cの各々からの設定パラメータを通信部11を介して受信すると、自己のアドレス18に近いアドレス20とともに送られきた設定パラメータ、すなわち照明器具50Bからの設定パラメータを記憶部23に記憶させる処理が実行される。ここで、最も近いアドレスを持った照明器具からの設定パラメータを採用する理由は、位置的に連続する照明器具には連続する値のアドレスが割り当てられる場合が多いからである。このように、グループ番号に関連付けて設定パラメータを設定するような場合、特別な装置にその関連付けテーブルを保持させなくても、また特別な操作や設定の必要なく該当グループの設定パラメータ取得が可能になる。
【0065】
以上により、新たに設置された照明器具に対して、一般的なアドレス設定の場合に一番近くなる照明器具の設定パラメータが自動的に設定されるので、設定が格段に容易となる。
【0066】
(第5実施形態)
図9は本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図、図10は図9に示す照明装置における各照明器具の構成図、図11は図10に示す人感センサの動作説明図で、これらの図を用いて以下に第実施形態の説明を行う。ただし、下記説明において、識別の便宜上、図9に示す括弧内の符号60A〜60Dを適宜使用する。
【0067】
本照明装置は、図9および図10に示すように、複数の照明器具60を信号線Nで渡り配線接続して成り、各照明器具60は、通信部31、照明負荷12、記憶部23および電源部17を第実施形態と同様に備えているほか、検出エリア内における人の存否検出用の人感センサ65と(図11参照)、例えばマイコンにより成り当該照明器具60全般の制御などの処理を行う制御部66とを備えている。
【0068】
ここで、各照明器具60の制御部66により実行される種々の処理機能を説明すると、例えば、第実施形態と同様に、記憶部23に設定パラメータが記憶されている場合に通信部31を介して同一グループに属する他の照明器具から設定パラメータの送信要求があると、通信部31を介して同一グループに属する他の照明器具に向けて記憶部23に記憶されている設定パラメータを送信する処理が実行される。また、記憶部23に設定パラメータが記憶されていない場合に電源が投入されると、通信部31を介して同一グループに属する他の照明器具に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じて送信されてくる設定パラメータを通信部31を介して受信して記憶部23に記憶させる処理が実行される。
【0069】
また、制御部66は、通信部31を介した他の照明器具60との相互の情報交換により、記憶部23の設定パラメータに従って照明負荷12を制御する処理を実行する。ここで、この相互の情報交換による照明負荷12の制御処理をさらに詳述すると、制御部66は、人感センサ65の検出結果を常時監視していて、人感センサ65が検出エリア内に人の存在を検出すると、照明負荷12の点灯制御を行うとともに、通信部31を介して同一グループに属する他の照明器具に向けて人の存在を検出した旨の検出信号を送信する処理を実行する。また、通信部31を介して同一グループに属する他の照明器具から人の存在を検出した旨の検出信号を受信すると、照明負荷12の点灯制御を行う処理が実行される。
【0070】
また、制御部66は、通信部31を介してスケジューラなどの外部コントローラC1から、50%で点灯などの点灯命令を受けると、この点灯命令に従って照明負荷12の点灯制御を行う処理を実行する。この点灯命令に従った照明負荷12の点灯制御は、人感センサ65の検出結果に応じた照明負荷12の点灯制御よりも優先される。そして、第実施形態の特徴として、外部コントローラC1から上記点灯命令の解除命令を受けると、この解除命令の対象となるグループにのみ属する照明器具においては、その解除命令に従って同一グループ内の各人感センサ65の検出結果に応じて照明負荷12の制御を行う処理が実行される一方、複数のグループに属する照明器具においては、所属グループの各照明器具に向けて照明負荷12の制御状態の送信要求を送信し、この送信要求に応じて返信されてくる制御状態および所属グループの各人感センサ65の検出結果に応じて照明負荷12の制御を行う処理が実行される。
【0071】
さらに、制御部66は、複数のグループに属する場合、一のグループに対して点灯命令が出された後に、他のグループに対して別の点灯命令が出されると、まず、一のグループに対して出された点灯命令に従って照明負荷12を制御し、この後、後操作優先で他のグループに出された別の点灯命令に従って照明負荷12を制御する処理を行う。
【0072】
次に、第実施形態の特徴となる動作を説明する。ただし、図11において、照明器具60A,60BはグループAに属し、照明器具60DはグループBに属し、そして照明器具60CはグループA,Bに属しているものとする。また、各照明器具の照明負荷12は消灯状態にあるとする。
【0073】
いま、照明器具60Aにおいて、人感センサ65が人の存在を検出すると、照明負荷12の点灯制御を行うとともに、通信部31を介して同一グループAに属する他の照明器具60B,60Cに向けて人の存在を検出した旨の検出信号を送信する処理が実行される。照明器具60B,60Cの各々において、通信部31を介して人の存在を検出した旨の検出信号を受信すると、照明負荷12の点灯制御を行う処理が実行される。これにより、グループAに属する各照明器具の照明負荷12が点灯することになる。
【0074】
この後、外部コントローラC1からグループBに属する照明器具60C,60Dに対して50%で点灯の点灯命令が出されると、この点灯命令に従った照明負荷12の点灯制御が照明器具60C,60Dの各々において実行される。これにより、グループBに属する各照明器具の照明負荷12が50%で点灯することになる。
【0075】
この後、グループAのエリアから人がいなくなって保持時間が経過すると、照明器具60A,60Bの各々においては、照明負荷12の消灯制御が実行される一方、外部コントローラC1の命令下にある照明器具60Cでは、グループAの各人感センサ65の検出結果よりも外部コントローラC1からの点灯命令の方が優先されるので、照明負荷12に対する50%の点灯制御が維持される。これにより、照明器具60A,60Bの各照明負荷12は消灯し、照明器具60Cの照明負荷12は引き続き50%で点灯することになる。
【0076】
この後、グループBのエリア内に人がいない状態で、外部コントローラC1から照明器具60C,60Dに対して上記点灯命令の解除命令が出されると、照明器具60Dにおいては、その解除命令に従って同一グループB内の各人感センサ65の検出結果に応じて照明負荷12の制御を行う処理が実行される。これにより、照明器具60Dの照明負荷12は消灯することになる。一方、照明器具60Cにおいては、所属グループA,Bの各照明器具に向けて照明負荷12の制御状態の送信要求を送信し、この送信要求に応じて返信されてくる制御状態および所属グループの各人感センサ65の検出結果に応じて照明負荷12の制御を行う処理が実行される。このとき、照明器具60A,60Bから消灯中の制御状態が返信されてくるので、照明器具60Cの照明負荷12も消灯することになる。
【0077】
次に、別の動作説明を行う。ただし、上記同様、各照明器具の照明負荷12は消灯状態にあるとする。
【0078】
いま、照明器具60Aにおいて、人感センサ65が人の存在を検出すると、照明負荷12の点灯制御を行うとともに、通信部31を介して同一グループAに属する他の照明器具60B,60Cに向けて人の存在を検出した旨の検出信号を送信する処理が実行される。照明器具60B,60Cの各々において、通信部31を介して人の存在を検出した旨の検出信号を受信すると、照明負荷12の点灯制御を行う処理が実行される。これにより、グループAに属する各照明器具の照明負荷12が点灯することになる。
【0079】
この後、外部コントローラC1からグループBに属する照明器具60C,60Dに対して50%で点灯の点灯命令が出されると、この点灯命令に従った照明負荷12の点灯制御が照明器具60C,60Dの各々において実行される。これにより、グループBに属する各照明器具の照明負荷12が50%で点灯することになる。
【0080】
この後、外部コントローラC1からグループAに属する照明器具60A,60B,60Cに対して100%で点灯の点灯命令が出されると、この点灯命令に従った照明負荷12の点灯制御が照明器具60A,60B,60Cの各々において実行される。これにより、グループAに属する各照明器具の照明負荷12が100%で点灯することになる。
【0081】
この後、グループAのエリア内に人がいない状態で、外部コントローラC1からグループAに属する各照明器具に対して100%で点灯の点灯命令の解除命令が出されると、照明器具60A,60Bにおいては、その解除命令に従って同一グループA内の各人感センサ65の検出結果に応じて照明負荷12の制御を行う処理が実行される。これにより、照明器具60A,60Bの各照明負荷12は消灯することになる。一方、照明器具60Cにおいては、所属グループA,Bの各照明器具に向けて照明負荷12の制御状態の送信要求を送信し、この送信要求に応じて返信されてくる制御状態および所属グループの各人感センサ65の検出結果に応じて照明負荷12の制御を行う処理が実行される。このとき、照明器具60Dから50%で点灯中の制御状態が返信されてくるので、照明器具60Cの照明負荷12は50%で点灯することになる。つまりこの場合、所属グループA,Bの双方の制御状態が比較され、より明るい方の制御が採用されるのである。
【0082】
以上により、第実施形態と同様の効果を奏することが可能になるほか、複数グループに属する照明器具の好適な遷移制御が可能になり、照明を好適に制御することができる。つまり、複数グループに属する照明器具が全グループの動作を把握でき、その時々に応じて最適なものを選んで自己の照明に反映させれば、より快適な照明を提供できる。
【0083】
(第6実施形態)
図12は本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図で、この図を用いて以下に第実施形態の説明を行う。ただし、下記説明において、識別の便宜上、図12に示す括弧内の符号70A〜70Dを適宜使用する。
【0084】
本照明装置は、複数の照明器具70を信号線Nで接続して成り、各照明器具70は、通信部31、照明負荷12、記憶部23、人感センサ65および電源部17を第実施形態と同様に備えるほか、例えばマイコンにより成り当該照明器具70全般の制御などの処理を行う制御部76を備えている。
【0085】
この制御部76は、複数のグループに属する場合、外部コントローラC1から一のグループに対して点灯命令が出された後に、他のグループに対して別の点灯命令が出されると、まず、一のグループに対して出された点灯命令に従って照明負荷12を制御し、この後、一のグループに対して出された点灯命令および他のグループに出された別の点灯命令のうち、より明るい方の点灯命令に従って照明負荷12を制御する処理を行う以外は、第実施形態の制御部66と同様の処理を行う。
【0086】
次に、第実施形態の特徴となる動作を説明する。ただし、図12において、照明器具70A,70BはグループAに属し、照明器具70DはグループBに属し、そして照明器具70CはグループA,Bに属しているものとする。また、各照明器具の照明負荷12は消灯状態にあるとする。
【0087】
いま、照明器具70Aにおいて、人感センサ65が人の存在を検出すると、照明負荷12の点灯制御を行うとともに、通信部31を介して同一グループAに属する他の照明器具70B,70Cに向けて人の存在を検出した旨の検出信号を送信する処理が実行される。照明器具70B,70Cの各々において、通信部31を介して人の存在を検出した旨の検出信号を受信すると、照明負荷12の点灯制御を行う処理が実行される。これにより、グループAに属する各照明器具の照明負荷12が点灯することになる。
【0088】
この後、外部コントローラC1からグループBに属する照明器具70C,70Dに対して50%で点灯の点灯命令が出されると、この点灯命令に従った照明負荷12の点灯制御が照明器具70C,70Dの各々において実行される。これにより、グループBに属する各照明器具の照明負荷12が50%で点灯することになる。
【0089】
この後、外部コントローラC1からグループAに属する照明器具70A,70B,70Cに対して100%で点灯の点灯命令が出されると、照明器具70A,70Bにおいては、100%で点灯の点灯命令に従った照明負荷12の点灯制御が実行され、照明器具70Cにおいては、50%で点灯の点灯命令および100%で点灯の点灯命令のうち、より明るい方の点灯命令に従って照明負荷12を制御する処理が実行される。これにより、グループAに属する各照明器具の照明負荷12が100%で点灯することになる。
【0090】
この後、外部コントローラC1からグループAに属する照明器具70A,70B,70Cに対して40%で点灯の点灯命令が出されると、照明器具70A,70Bにおいては、40%で点灯の点灯命令に従った照明負荷12の点灯制御が実行され、照明器具70Cにおいては、50%で点灯の点灯命令および40%で点灯の点灯命令のうち、より明るい方の点灯命令に従って照明負荷12を制御する処理が実行される。これにより、照明器具70A,70Bの各照明負荷12が40%で点灯し、照明器具70C,70Dの照明負荷12が50%で点灯することになる。
【0091】
以上により、第実施形態と同様の効果を奏することが可能になるほか、複数グループに属する照明器具の好適な遷移制御が可能になり、照明を好適に制御することができる。
【0092】
なお、上記のように複数の点灯命令を受けた場合、所属グループの各照明器具に向けて制御状態の送信要求を送信し、この送信要求に対する返信に応じて照明負荷12の制御が実行されるようにしてもよい。
【0093】
また、第実施形態では、外部コマンドにより点灯レベルが変更されるが、各グループ毎に、人が存在するときの点灯レベルの設定パラメータ(例えば人が存在するようになれば、グループAは40%、グループBは50%)が別途設けられる構成でも同様の動作が可能になる。
【0094】
(第7実施形態)
図13は本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図、図14は図13に示す制御部の説明図で、これらの図を用いて以下に第実施形態の説明を行う。ただし、下記説明において、識別の便宜上、図13に示す括弧内の符号80A〜80Dを適宜使用する。
【0095】
本照明装置は、複数の照明器具80を信号線Nで接続して成り、各照明器具80は、通信部31、照明負荷12、記憶部23、人感センサ65および電源部17を第実施形態と同様に備えるほか、例えばマイコンにより成り当該照明器具80全般の制御などの処理を行う制御部86を備えている。
【0096】
この制御部86は、人感センサ65の検出結果を利用して、図14に示すように照明負荷12を制御する処理を行う以外は、第実施形態の制御部66と同様の処理を行う。すなわち、人が存在しなくなってから保持時間が経過すると、所定の時間だけ、消灯のお知らせモードとして照明負荷12を20%で点灯する処理が実行されるのである。
【0097】
次に、第実施形態の特徴となる動作を説明する。ただし、図13において、照明器具80A,80BはグループAに属し、照明器具80DはグループBに属し、そして照明器具80CはグループA,Bに属しているものとする。また、各照明器具の照明負荷12は消灯状態にあるとする。
【0098】
グループAのエリアに人が存在するようになると、第実施形態と同様、グループAに属する各照明器具の照明負荷12がセンサ点灯モードで点灯する。続いて、グループBのエリアに人が存在するようになると、グループBに属する照明器具80Dの照明負荷12もセンサ点灯モードで点灯する。
【0099】
この後、グループAのエリアに人が存在しなくなって保持時間が経過すると、グループAに属する照明器具80A,80Bにおいては、各照明負荷12が20%で点灯する。一方、グループA,Bに属する照明器具80Cにおいては、所属グループA,Bの各照明器具に向けて照明負荷12の制御状態の送信要求を送信し、この送信要求に応じて返信されてくる制御状態および所属グループの各人感センサ65の検出結果に応じて照明負荷12の制御を行う処理が実行される。この場合、グループBの点灯状態が採用され、照明器具80Cの照明負荷12はセンサ点灯モードで点灯することになる。つまり、グループAの消灯のお知らせモードとグループBのセンサ点灯モードとが比較され、より明るい方が優先度が高いので、グループBのセンサ点灯モードが採用されるのである。
【0100】
以上のように、複数グループに属する照明器具がより高い優先度のモードで動作するので、より好適な照明制御が可能になる。なお、上記人感センサによる動作モードに限らず、外部コントローラからのコマンドによるモード変化でも同様の効果が得られる。
【0101】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明によれば、複数の照明器具を信号線で接続して成る照明装置であって、前記照明器具は、前記信号線に接続される送受信用の通信部と、照明負荷と、設定パラメータ記憶用の記憶部と、前記通信部を介した他の照明器具との相互の情報交換により前記設定パラメータに従って前記照明負荷を制御する処理を行うほか、前記記憶部に設定パラメータが記憶されている場合に前記通信部を介して他の照明器具から設定パラメータの送信要求があると、前記通信部を介して他の照明器具に向けて前記記憶部に記憶されている設定パラメータを送信する処理を行う一方、前記記憶部に設定パラメータが記憶されていない場合に所定のトリガ入力があると、前記通信部を介して他の照明器具に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じて同一グループに属する他の照明器具から送信されてくる設定パラメータを前記通信部を介して受信して前記記憶部に記憶させる処理を行う制御部とを備えるので、設定が格段に容易となる。また、最適な設定パラメータを記憶部に記憶することができる。
【0102】
請求項記載の発明によれば、請求項1記載の照明装置において、前記所定のトリガ入力が、電源投入、動作モードの変更または所属グループの変更であれば、設定が格段に容易となる。
【0103】
請求項記載の発明によれば、請求項1記載の照明装置において、前記制御部は、前記送信要求に応じて複数の照明器具から各々送信されてくる同一種類のパラメータのうち、予め定められた優先順位のより高い設定パラメータを前記記憶部に記憶させる処理を行うので、最適な設定パラメータを記憶部に記憶することができる。
【0104】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の照明装置において、前記優先順位が、グループ番号、アドレス、照明負荷の点灯状態、照明負荷の調光レベル、または照明負荷の動作モードにより決定される構成であっても、最適な設定パラメータを記憶部に記憶することができる。
【0105】
請求項記載の発明によれば、請求項1記載の照明装置において、前記制御部は、動作モードが変わるとき、前記通信部を介して他の照明器具に向けて自己の動作モードを送信するとともに、前記通信部を介して他の照明器具からの動作モードを受信し、受信した動作モードおよび自己の動作モードのうち、優先度のより高い動作モードを自己の動作モードにして前記照明負荷の制御に反映させる処理を行うので、設定が格段に容易となる。
【0106】
請求項記載の発明によれば、複数の照明器具を信号線で接続して成る照明装置であって、前記照明器具は、前記信号線に接続される送受信用の通信部と、照明負荷と、設定パラメータおよびグループ番号記憶用の記憶部と、前記通信部を介した他の照明器具との相互の情報交換により前記設定パラメータに従って前記照明負荷を制御する処理を行うほか、前記記憶部に記憶されているグループ番号に属する他の照明器具から設定パラメータの送信要求があると、前記記憶部に記憶されている設定パラメータを前記通信部を介して前記他の照明器具に向けて送信する処理を行い、また前記記憶部に記憶されているグループ番号が別のグループ番号に変更されると、この別のグループ番号に属している他の照明器具に向けて前記通信部を介して設定パラメータの送信要求を送信し、前記別のグループ番号に属している他の照明器具からの設定パラメータを前記通信部を介して受信して前記記憶部に記憶させる処理を行う制御部とを備えるので、設定が格段に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の照明装置における各照明器具の基本構成を示す図である。
【図2】 照明装置の基本構成を示す図である。
【図3】 本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図である。
【図4】 本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図である。
【図5】 図4に示す照明装置における各照明器具の構成図である。
【図6】 本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図である。
【図7】 図6に示す照明装置における各照明器具の構成図である。
【図8】 本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図である。
【図9】 本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図である。
【図10】 図9に示す照明装置における各照明器具の構成図である。
【図11】 図10に示す人感センサの動作説明図である。
【図12】 本発明の第実施形態に係る照明装置を示す図である。
【図13】 本発明の第実施形態に係る照明装置における照明器具の構成図である。
【図14】 図13に示す制御部の説明図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60,70,80 照明器具
11,31 通信部
12 照明負荷
13,23 記憶部
34 リモコン受信部
65 人感センサ
16,26,36,46,56,66,76,86 制御部
17 電源部
58 アドレス保持部

Claims (6)

  1. 複数の照明器具を信号線で接続して成る照明装置であって、
    前記照明器具は、
    前記信号線に接続される送受信用の通信部と、
    照明負荷と、
    設定パラメータ記憶用の記憶部と、
    前記通信部を介した他の照明器具との相互の情報交換により前記設定パラメータに従って前記照明負荷を制御する処理を行うほか、前記記憶部に設定パラメータが記憶されている場合に前記通信部を介して他の照明器具から設定パラメータの送信要求があると、前記通信部を介して他の照明器具に向けて前記記憶部に記憶されている設定パラメータを送信する処理を行う一方、前記記憶部に設定パラメータが記憶されていない場合に所定のトリガ入力があると、前記通信部を介して他の照明器具に向けて設定パラメータの送信要求を送信し、この送信要求に応じて同一グループに属する他の照明器具から送信されてくる設定パラメータを前記通信部を介して受信して前記記憶部に記憶させる処理を行う制御部と
    を備える照明装置。
  2. 前記所定のトリガ入力は、電源投入、動作モードの変更または所属グループの変更である請求項1記載の照明装置。
  3. 前記制御部は、前記送信要求に応じて複数の照明器具から各々送信されてくる同一種類のパラメータのうち、予め定められた優先順位のより高い設定パラメータを前記記憶部に記憶させる処理を行う請求項1記載の照明装置。
  4. 前記優先順位は、グループ番号、アドレス、照明負荷の点灯状態、照明負荷の調光レベル、または照明負荷の動作モードにより決定される請求項3記載の照明装置。
  5. 前記制御部は、動作モードが変わるとき、前記通信部を介して他の照明器具に向けて自己の動作モードを送信するとともに、前記通信部を介して他の照明器具からの動作モードを受信し、受信した動作モードおよび自己の動作モードのうち、優先度のより高い動作モードを自己の動作モードにして前記照明負荷の制御に反映させる処理を行う請求項1記載の照明装置。
  6. 複数の照明器具を信号線で接続して成る照明装置であって、
    前記照明器具は、
    前記信号線に接続される送受信用の通信部と、
    照明負荷と、
    設定パラメータおよびグループ番号記憶用の記憶部と、
    前記通信部を介した他の照明器具との相互の情報交換により前記設定パラメータに従って前記照明負荷を制御する処理を行うほか、前記記憶部に記憶されているグループ番号に属する他の照明器具から設定パラメータの送信要求があると、前記記憶部に記憶されている設定パラメータを前記通信部を介して前記他の照明器具に向けて送信する処理を行い、また前記記憶部に記憶されているグループ番号が別のグループ番号に変更されると、この別のグループ番号に属している他の照明器具に向けて前記通信部を介して設定パラメータの送信要求を送信し、前記別のグループ番号に属している他の照明器具からの設定パラメータを前記通信部を介して受信して前記記憶部に記憶させる処理を行う制御部と
    を備える照明装置。
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