JP3829039B2 - クリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車のアシストグリップ、サンバイザー、あるいはロッドホルダー等を固定するためのクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のクリップにはボディ等の装着面に開口した取付け孔を利用して上記の装備品を固定するものがある。このようなクリップでは、取付け孔に対して係止される一対の仮係止片を備えたものがある。両仮係止片は取付け孔を通過するときに窄み変形するような弾性が付与されており、その付け根側に形成された突部が取付け孔を通過したときに復帰して取付け孔の孔縁に引掛けて係止させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このよう弾性的に係止させるものでは、抜けに対する保持力が必ずしも充分とは言えない。特に、アシストグリップのように強い引っ張りの力が作用するような所で使用されるものでは、係止力アップのための構造が要求される。本発明は、こうした要請に応えるために開発されたものであり、その目的とするところは、装備品の取付けに対する信頼性を高めうるクリップを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための請求項1の発明は、被固定物に連結可能な基部と、この基部から一体に垂下して設けられ、かつ取付面に穿孔された取付け孔に差し込まれその孔縁に係止されることによって前記被固定物を前記取付面に対して固定可能とする係止部とからなるクリップ本体を備えた樹脂製のクリップであって、前記係止部は、撓み変形可能に形成され前記取付け孔の孔縁に仮係止可能な仮係止部と、この仮係止部の撓み方向とは異なる方向に突出する引掛け部を有し撓み不能に形成された本係止部とからなり、また、前記クリップ本体には収容孔が貫通して形成され、前記係止部全体が前記取付け孔へ差し込まれたときには、前記仮係止部は撓み変形して前記取付け孔の孔縁に弾性的に係止するが、前記本係止部の前記引掛け部は前記取付け孔の孔縁から離間した状態にあり、前記仮係止部が前記仮係止状態にあるときに、先端部に傾斜した案内面を有する誘導部材が前記収容孔へ差し込まれることに伴い、前記案内面が前記取付け孔の孔縁に摺接することにより、前記クリップ全体が、前記引掛け部が前記取付け孔の孔縁に係止する方向に誘導可能となっていることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記仮係止部は少なくとも一対の撓み可能な仮係止片によって構成される一方、前記誘導部材が前記収容孔へ差し込まれるときに、前記誘導部材は前記各仮係止片の間に割って入ることで前記仮係止片の撓み変形を規制可能としていることを特徴とするものである。
さらに、請求項3の発明は、請求項2記載のものにおいて、前記誘導部材は、前記クリップ本体に対し前記各仮係止片の撓み変形を許容した一次係止位置と、前記各仮係止片の間に割って入り各仮係止片の撓み変形を規制する二次係止位置とで係止可能となっていることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、基部と被固定物を連結させた状態で、係止部が取付面の取付け孔に差し込まれる。このときには、まず、仮係止部が撓み変形しつつ取付け孔に差し込まれ、取付け孔の孔縁に弾性的に係止する。これによって、被固定物が取付面に対して仮止め状態となる。次に、クリップ本体全体を仮係止部の撓み方向と直交する方向に移動させれば、引掛け部が取付け孔の孔縁に係止する。これによって、クリップ本体が取付面に抜け止めされる結果、被固定物が取付面に固定される。
この固定状態において、被固定物に対し取付け孔からの抜き取り方向への力が作用した場合においても、引掛け部が仮係止部の撓み方向、つまり解離方向と異なる方向に配されているから、抜けを生じにくくなっている。しかも、引掛け部を有する本係止部は撓み不能に係止されていることによって、抜け方向の強い力が作用しても解離変形することがないため、高い保持力を得ることができる。
また、仮係止部が取付け孔の孔縁に仮係止している状態で収容孔へ誘導部材を差し込むと、その差込み過程で誘導部材の案内面が取付け孔の孔縁に摺接するため、クリップ本体は案内面の案内動作を受けて取付け孔内を移動し、本係止部の引掛け部を取付け孔に係止させうる。したがって、誘導部材を差込むだけで引掛け部を係止させる位置までクリップ全体を自動的に移動させうるため、作業性に富む。
さらに請求項2の発明によれば、誘導部材が収容孔に差し込まれると、誘導部材は各仮係止片の間に割って入る。これにより、誘導部材が仮係止片の解離変形を規制するため、係止状況が強化される。
請求項3の発明によれば、誘導部材は各仮係止片の撓みを規制する二次係止位置に至る前の一次係止位置において、クリップ本体と一体化される。そして、この一次係止位置では誘導部材の撓み変形が許容されているため、クリップ本体は誘導部材を装着したままの状態で取付け孔への差込みが可能である。したがって、クリップ本体は誘導部材を一体化させた状態で被固定物の装着作業現場へ搬入することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>
以下、実施形態1を図面に基づいて説明する。この実施形態では、本発明を自動車のアシストグリップA(被固定物)を取り付けるためのクリップに適用した場合について説明する。図16に示すように、アシストグリップAは自動車の室内の後部ルーフ面において、サイドガラスG寄りの位置に取り付けられている。但し、このルーフ面には成形天井が使用されている。
【0007】
アシストグリップAは合成樹脂材によってほぼコの字形状に形成され、その両端部には以下に説明する取付け用のクリップ(クリップ本体)をインサート成形によって係止部を下面側に露出させた状態で埋め込んでいる。但し、アシストグリップAの端部表面には窓部Wが開口し、その底面にクリップ本体の上面を露出させるとともに、ここから後述する誘導部材3を差し込み可能としている。
【0008】
この実施形態のクリップ1は、共に合成樹脂材によって形成されたクリップ本体2とこれに差し込まれる誘導部材3とからなっている。まず、クリップ本体2から説明すると、クリップ本体2の上部はアシストグリップA内に埋め込まれる基部4となっている。この基部4は、方形状に形成された基板5と、この基板5を上下から挟み、基板5より小さめに形成された上枠6及び下枠7とよりなっている。このように上下の枠6,7が基板5を挟んで全周に段差が形成されるようにしたのは、アシストグリップAに対する抜けを機械的に防止するためである。
【0009】
基板5には誘導部材3を差し込み可能とする収容孔8が縦向きに貫通している。この実施形態では、収容孔8は平面T字形状をなして形成され、その一辺は誘導部材3の差込み方向を位置決めするための案内溝9となっている。また、収容孔8における案内溝9と直交する側の開口縁には一対の弾性係止片10が形成されており、誘導部材3を一次係止位置と二次係止位置とに保持する役割を果たす。すなわち、両弾性係止片10は拡開方向への撓みが許容されており、それらの先端には係止爪11が対向して形成されている。
【0010】
さらに基部4の下面にはルーフパネル12(取付面)への取付けのための係止部14が一体に垂下されている。係止部14全体はルーフパネル12に形成された取付け孔13に差し込み可能に形成され、撓み可能な仮係止部15と撓み不能な本係止部16とから構成されている。
仮係止部15は収容孔8の開口縁で両弾性係止片10の下側にはこれと連続するようにして一対の仮係止片15Aが撓み可能に垂下形成されている。両仮係止片15Aは取付け孔13に対し窄み変形しつつ差込み可能である。また、両仮係止片15Aの付け根寄りの位置には仮係止段部15Bが段差状に形成されていて、取付け孔13の孔縁に弾性的に係止可能となっている。
【0011】
さらに、収容孔8の開口縁のうち上記案内溝9と対向する側の縁には、上記両仮係止片15Aとは分離して配され本係止部16を構成する本係止片16Aが撓み不能に垂下形成されている。本係止片16Aの長さ寸法は両仮係止片15Aの長さ寸法とほぼ同じ寸法に設定されているが、幅寸法に関しては両仮係止片15Aの最も幅広の部分である仮係止段部15Bの外面間の寸法より狭く形成されていて、係止部14全体が取付け孔13に差し込まれるときに、両仮係止片15Aは撓み変形しつつ差込みが許容されるが、本係止片16Aはそのままの状態で差込みが許容される。
【0012】
また、本係止片16Aにおいても、仮係止片15Aに仮係止段部15Bが設けられているのとほぼ同じ高さ位置に本係止段部16B(引掛け部)が段差状に形成されている。本係止段部16Bは、上記仮係止段部15Bが取付け孔13の開口縁に仮係止する縁とは直交する縁に撓み不能な状態で係止することができる。但し、係止部14が取付け孔13に差し込まれた初期の時期には、両仮係止片15Aは取付け孔13の孔縁に係止しているものの、本係止片16Aは取付け孔13の孔縁から離間しており、後述するようにクリップ本体2が取付け孔13内で移動したときに本係止片16Aは係止可能となる。
【0013】
また、下枠7の下面において両仮係止片15Aが配されているのと同じ側の両辺には、一対のスペーサ片17が垂下されている。両スペーサ片17は成形天井のルーフライニング18(弾力性を有する)の厚みに分にほぼ相当する長さを有しており、クリップ1の装着時にはルーフパネル12に突き当てられて基板5を浮かした状態で保持することができるようになっている。
【0014】
次に、誘導部材3について説明する。誘導部材3は窓部W及び収容孔8に差し込み可能に形成されている。誘導部材3の上面には半周のリング状をなす食い込み突部19が突設されている。これは、誘導部材3が図1等に示すように、窓部Wを埋め合わせるようなカバー体Cを作成する場合に利用されるものであるため、かかるカバー体Cのインサート成形時に異種材料(同種の樹脂材であってもよい)を回り込ませることで、機械的連結強度を確保することを目的としたものである。
【0015】
誘導部材3の一面にはほぼ全長に亘ってガイド片20が左右方向へ向けて張り出しており、案内溝9に沿って嵌め込み可能である。また、誘導部材3の上面も水平方向へ張り出していて、収容孔8を覆蓋可能である。誘導部材3の先端部であってガイド片20が設けられている側の面には、誘導部材3の先端を先細りとする傾斜面をもった案内面21が形成されている。この案内面21は、誘導部材3が収容孔8に差し込まれるときに取付け孔13の開口縁に摺接し、これに伴って本係止段部16Bを取付け孔13の開口縁に係止させるよう、クリップ1全体を取付け孔13内で移動させることができる。
但し、この実施形態においては、ガイド片20の外面には図示三条の突条22が縦向きに突出しており、収容孔8の孔縁及び取付け孔13の孔縁との摺接時の抵抗を軽減できるようにしている。
【0016】
また、誘導部材3の側面には上下に係止凹部が配されていて、弾性係止片10の係止爪11とそれぞれ解離可能に係止する。このうち、下側の係止凹部23は誘導部材3を収容孔8に差し込んだときに、両仮係止片15Aの撓みを許容する高さ位置(一次係止位置)でクリップ本体2に保持させることができ、上側の係止凹部24は両仮係止片15Aの間に割って入り、これらの撓みを規制する高さ位置(二次係止位置)で保持させることができる。
【0017】
次に、上記のように構成された本実施形態の作用効果を具体的に説明する。まず、クリップ本体2が両端部に埋設されたアシストグリップAに対し、誘導部材3がインサートされたカバー体を、窓部Wを通して収容孔8へ差し込む。そして、下側の係止凹部23が弾性係止片10の係止爪11と適合する深さまで差込みがなされると、係止爪11は下側の係止凹部23に弾性的に係止し、これによって誘導部材3(カバー体C)がクリップ本体2に対して一次係止位置に保持される。
【0018】
こうして、カバー体Cが一体化されたアシストグリップAの両端部を成形天井の取付け部位にあてがう。すなわち、この取付け部位には成形天井のルーフライニング18にいおいて、取付け孔13に整合して孔部が設けられていて、これらの孔を通して両仮係止片15Aの差込みがなされる。この間、本係止片16Aはそのまま差込みがなされるが、両仮係止片15Aは窄み変形しながら取付け孔13内へ差し込まれゆく。そして、スペーサ片17がルーフパネル12に当接するまで差込みがなされたときには、本係止片16Aの本係止段部16Bは取付け孔13の開口縁から離間しているものの、両仮係止片15Aは弾性復帰して仮係止段部15Bが取付け孔13の開口縁に弾性的に係止する。かくして、アシストグリップAはルーフパネル12に対し仮の固定ではあるが、作業者が手で支えていなくともルーフパネル12に保持されるに充分な係着力でもって保持される。
【0019】
この状態からさらにカバー体Cに押し込み力を加え、両係止爪11を下側の係止凹部23から解離させる。そのままカバー体Cをより深く押し込んでやると、両係止爪11は上側の係止凹部24に係止する結果、誘導部材3(カバー体)がクリップ本体2に対し二次係止位置に保持される。上記した一次係止位置から二次係止位置に至る間に、誘導部材3の案内面21が取付け孔13の開口縁に摺接する。これに伴って、クリップ本体2が押し込み方向とは直交する方向、つまり図5では右方向に移動する。これにより、本係止片16Aの本係止段部16Bが対応する取付け孔13の開口縁に撓み不能な状態で係止する。また、これと同時に誘導部材3が両仮係止片15Aの間に割って入り、仮係止片15Aの撓み変形、つまり取付け孔13の開口縁から解離する方向の変形を規制する。
【0020】
したがって、両仮係止片15Aのみによってもクリップ1の抜け防止は充分に達成されているとも言える。しかし、仮係止片15Aには仮係止機能が求められていることから、それ自体は良好な弾性が発揮される剛性を有し、剛性を高めるにしても挿入性を妨げない程度にしか設定しえない。したがって、二次係止の状態であっても両仮係止片15Aのみでは、強い抜けの力が作用した場合には仮係止片15Aのもつ剛性によっては係着力が必ずしも充分でないこともあり得る。しかし、この実施形態においては、仮係止片15Aとは別個に撓み不能な、つまり充分な剛性をもった本係止片16Aを配したため、係着力の不足の問題は解消される。したがって、アシストグリップAのごとく、クリップ1に対し抜け方向の強い力が作用するものにおいて、確実な保持が達成されるのである。
【0021】
<実施形態2>
図10〜図15は本発明の実施形態2を示すものである。実施形態1では、本係止部16は仮係止部15とは分離して独立した形態であったが、この実施形態では仮係止部15と本係止部16とは一体に構成されたものとなっている。
すなわち、基板5の下面に垂下された係止部14は平面視で略コの字形状をなすように形成され、その前面(図11に示す正面)が本係止部16となっている。そして、その基板5寄りの高さ位置には本係止段部16Bが段差状に形成されている。一方、係止部14の両側面部において、その後端面からは本係止部16へ向けて共にスリット25が刻設されている。これによって、係止部14の両側面のうちスリット25が設けられる範囲の外面は本係止部16側を基端とし内側へ撓み可能な仮係止部15となる。また、両仮係止部15の後端でかつ本係止段部16Bとほぼ同じ高さ位置には共に仮係止段部15Bが突出形成されている。
【0022】
誘導部材3は、基板5に設けられた収容孔8を経て係止部14の中央の空間部26に進入可能であるものの、実施形態1とは異なり、仮係止部15の撓み規制機能はなく、案内面21による誘導機能のみが付与されている。
他の構成は実施形態1と同様であり、同一の機能を発揮するものについては同一符号を付して説明は省略する。
【0023】
上記のように構成された実施形態2においても、誘導部材3を一次係止位置に保持したままクリップ1を取付け孔13に挿入すると、仮係止部15は撓み変形しながら取付け孔13を通過し、仮係止段部15Bによって取付け孔13の孔縁に弾性力をもって係止する。
その後に誘導部材3を強く押し込んで一次係止位置から二次係止位置へ移行させる間に、案内面21が取付け孔13の孔縁に摺接するため、クリップ1全体が取付け孔13内を移動し、本係止段部16Bが取付け孔13の孔縁に係止する。これにより、クリップ本体2は取付け孔13に対し両仮係止部15による弾性的な係止に加え、本係止部16の本係止段部16Bが撓み不能に係止するため、抜けに対して充分な係着力が得られる等、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
【0024】
なお、本発明は種々の変更が可能であり、次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
▲1▼いずれの実施形態においても、取付け孔13内でのクリップ本体2の移動は誘導部材3によって行うものとしたが、作業者の手によって行うものであってもよい。
▲2▼実施形態1では仮係止片15Aを一対設けたが、その数は決して限定されるべき性質のものではない。
▲3▼いずれの実施形態においても、クリップ本体の成形後にインサート成形してアシストグリップとの一体化を行っていたが、アシストグリップとクリップ本体を同時に成形するようにしてもよい。つまり、本発明のクリップは被固定物(例えばアシストグリップ)の部分的構造をも含むものである。
▲4▼アシストグリップは、長手方向に沿って芯となる硬質の部材とこれを包む軟質の部材をインサート成形するように形成してもよく、その場合にクリップ本体を芯となる硬質の部材と一体に成形するようにしてもよい。
▲5▼クリップ本体とアシストグリップとをヒンジを介して接続するようにしてもよく、このようにすればアシストグリップを可倒式のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のクリップの分解斜視図
【図2】同じく異なる方向から見た分解斜視図
【図3】クリップ本体と誘導部材の側面図
【図4】同じく正面図
【図5】誘導部材が一次係止位置にあるときの側断面図
【図6】同じく正断面図
【図7】誘導部材が一次係止位置から解離したときの状態を示す正断面図
【図8】誘導部材が二次係止位置にあるときの側断面図
【図9】同じく正断面図
【図10】実施形態2のクリップを分解して示す側面図
【図11】同じく正面図
【図12】誘導部材が一次係止位置にあるときの側断面図
【図13】同じく正断面図
【図14】誘導部材が二次係止位置にあるときの側断面図
【図15】同じく正断面図
【図16】アシストグリップの車内での取付け位置を示す正面図
【符号の説明】
1…クリップ
2…クリップ本体
3…誘導部材
4…基部
8…収容孔
13…取付け孔
14…係止部
15…仮係止部
16…本係止部
16B…本係止段部(引掛け部)
21…案内面
A…アシストグリップ(被固定物)

Claims (3)

  1. 被固定物に連結可能な基部と、この基部から一体に垂下して設けられ、かつ取付面に穿孔された取付け孔に差し込まれその孔縁に係止されることによって前記被固定物を前記取付面に対して固定可能とする係止部とからなるクリップ本体を備えた樹脂製のクリップであって、
    前記係止部は、撓み変形可能に形成され前記取付け孔の孔縁に仮係止可能な仮係止部と、この仮係止部の撓み方向とは異なる方向に突出する引掛け部を有し撓み不能に形成された本係止部とからなり、
    また、前記クリップ本体には収容孔が貫通して形成され、
    前記係止部全体が前記取付け孔へ差し込まれたときには、前記仮係止部は撓み変形して前記取付け孔の孔縁に弾性的に係止するが、前記本係止部の前記引掛け部は前記取付け孔の孔縁から離間した状態にあり、
    前記仮係止部が前記仮係止状態にあるときに、先端部に傾斜した案内面を有する誘導部材が前記収容孔へ差し込まれることに伴い、前記案内面が前記取付け孔の孔縁に摺接することにより、前記クリップ全体が、前記引掛け部が前記取付け孔の孔縁に係止する方向に誘導可能となっていることを特徴とするクリップ。
  2. 前記仮係止部は少なくとも一対の撓み可能な仮係止片によって構成される一方、前記誘導部材が前記収容孔へ差し込まれるときに、前記誘導部材は前記各仮係止片の間に割って入ることで前記仮係止片の撓み変形を規制可能としていることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
  3. 前記誘導部材は、前記クリップ本体に対し前記各仮係止片の撓み変形を許容した一次係止位置と、前記各仮係止片の間に割って入り各仮係止片の撓み変形を規制する二次係止位置とで係止可能となっていることを特徴とする請求項2記載のクリップ。
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