JP3828245B2 - 給油装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は給油装置に係り、特に運転者自身が給油操作を行うセルフ給油に対応した給油装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車等の車両の燃料タンクに給油を行う給油所等には、複数の計量機が設置されており、各計量機にはレギュラーガソリン用、ハイオクガソリン用、軽油用の各油種毎の給油ノズルが設けられている。
このような給油所では、顧客の車両が到着すると、その運転者自身が自分でエンジン仕様に応じた油種の給油ノズルを燃料タンクの給油口に挿入して地下タンクに貯蔵された油液を燃料タンクに給油する所謂セルフ給油を行うことが検討されている。
【0003】
給油所において、セルフ給油が実施されるようになると、給油所に入場した顧客は作業員の誘導なしに空いている計量機の給油エリアに移動し、車両を計量機の前で停車させ、顧客自身が給油作業を行う。そして、各計量機は、POSシステムにより管理されており、車両の油種の給油ノズルをノズル掛けから外すと当該計量機が「給油中」となり、給油が終了して給油ノズルをノズル掛けに戻すと「給油終了」となる。
【0004】
また、POSシステムでは、給油所の事務所等に設置されたPOS端末機より給油量、給油油種、給油金額等の給油データが記載された伝票を給油料金の精算の為に発行させており、給油終了後に計量機からPOS端末機へ給油データが送信されると、自動的に伝票が発行されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来は、同一の車両に対して複数回のセルフ給油が行われると、その都度伝票が発行されてしまうため、例えば運転者がセルフ給油でガソリンを40リットルと10リットルの2回に分けて行った場合、少ない方の給油量(10リットル)のみを精算して多い方の給油量(40リットル)を精算しないで帰ってしまうことが可能となる。しかしながら、給油所側では、精算時に不正行為が行われたことをチェックできないため、運転者が不正行為が行った場合、損害を被ることになる。
【0006】
特に複数の計量機でほぼ同時に給油された場合、POS端末機から複数の伝票が連続して発行されてしまうため、精算時にどの顧客のものであるのか判断できないおそれがあり、発行された伝票と顧客との対応をとることができないので、顧客が不正行為を行った場合、その場で不正行為を見破ることは難しい。
そこで、本発明は上記課題を解決した給油装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、油液を送液する各油種毎の給油系路及び該給油系路に連通された給油ホース、給油ノズルが設けられた計量機を有する給油装置において、給油すべき車両の有無を検出する車両検出センサと、該車両検出センサにより前記車両が前記計量機の所定給油エリアに到着したことが検出され、且つ前記車両への給油後に前記車両検出センサが当該車両を検出しているとき当該給油エリアでの次回の給油を禁止する給油禁止手段と、からなることを特徴とするものである。
【0008】
従って、請求項1記載の発明によれば、車両への給油後に車両検出センサが当該車両を検出しているとき当該給油エリアでの次回の給油を禁止するため、同一車両に2回続けて給油することが阻止され、1台の車両に対して1枚の伝票しか発行されないことになる。そのため、セルフ給油を行う際に複数回に分けて給油して少ない給油量のみを精算するといった不正行為を未然に防ぐことができ、給油したにも拘わらず料金が支払われないといった不都合を解消することができる。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の給油装置であって、
前記車両の進入方向に応じた信号を出力するように配設された複数の車両検出センサと、
前記複数の車両検出センサにより前記車両が給油エリアの出口側から進入したことが検出された場合、当該給油エリアでの給油を禁止する給油禁止手段と、
備えてなることを特徴とするものである。
【0010】
従って、請求項2記載の発明によれば、車両が給油エリアの出口側から進入したことが検出された場合、当該給油エリアでの給油を禁止するため、給油が終了した車両が給油エリアの出口側に移動した後、再び出口側から給油エリアに戻っても給油が阻止され、1台の車両に対して1枚の伝票しか発行されないことになる。そのため、セルフ給油を行う際に複数回に分けて給油して少ない給油量のみを精算するといった不正行為を未然に防ぐことができ、給油したにも拘わらず料金が支払われないといった不都合を解消することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる給油装置の一実施例を示すブロック図、図2は計量機の正面図、図2は計量機の背面図である。
給油所に設置されたセルフ給油用の計量機1A,1Bの間に給油エリア2が設定されており、給油エリア2の停車した車両3の給油口の取付位置(車体の左側面あるいは右側面)に応じて計量機1A又は計量機1Bのいずれか一方から給油が行われる。本実施例では、不正行為防止のため、給油すべき車両3は給油エリア2の入口(IN)から進入し、給油エリア2で停車して給油した後、給油エリア2の出口(OUT)へ退出するように進行方向が決められている。
【0012】
図2及び図3に示すように、計量機1A,1Bの前面及び背面には、車両3を検出するための一対の車両検出センサ4A,4Bが設けられている。一方の車両検出センサ4Aは、車両進行方向の前側に位置し、他方の車両検出センサ4Bは、車両進行方向の後側に位置するように配設されている。
一対の車両検出センサ4A,4Bは、計量機1A,1Bの前面1aに設けられた投光器4a,4bと、計量機1A,1Bの背面1bに設けられた受光器4c,4dとからなる。そして、投光器4a,4bと受光器4c,4dとは、夫々給油エリア2の両側で互いに対向する位置に設けられており、車両3が給油エリア2に停車しているときは、一対の投光器4a,4bからの光が車両3の側面に照射されて同時に遮蔽される所定の高さ位置及び間隔で設けられている。
【0013】
尚、投光器4a,4bとしては例えば赤外線を発光する赤外線発光素子などが用いられ、受光器4c,4dとしては、赤外線を受光すると出力電圧が変化する赤外線受光素子などが用いられる。
従って、投光器4a,4bから発光された光が受光器4c,4dで同時に受光されるときは給油エリア2に車両3が停車していることが検出される。そして、車両3が給油エリア2に進入する際は、先ず投光器4bからの光が遮蔽され、次に投光器4aが遮蔽される。また、給油エリアに車両3が停車しているときは投光器4a,4bから発光された光が同時に遮蔽され、給油終了後車両3が給油エリアの出口へ退出する際は投光器4bからの光が受光され、次に投光器4aが受光される。
【0014】
受光器4c,4dは、投光器4a,4bから発光された光を受光すると、その検出信号を出力するように構成されている。そのため、受光器4c,4dの出力の有無を監視することにより車両3の有無を確認できると共に、受光器4c,4dのオン・オフ動作のタイミングをチェックすることにより車両3の進行方向を判定することができる。尚、本実施例では、受光器4c,4dの出力が無いときは車両3を検出するため、車両検出センサ4A,4Bがオンであるものとし、受光器4c,4dの出力があるときは車両3を検出していないため、車両検出センサ4A,4Bがオフであるものとする。
【0015】
また、計量機1A,1Bは、正面1a、背面1b及び左側面1c,右側面1dに夫々油種の異なる油液が送液される複数の給油ホース5と、給油ホース5に接続された給油ノズル6と、給油ノズル6を掛止するノズル掛け7とが配設されている。また、ノズル掛け7には、給油ノズル6の有無を検出するノズルスイッチ8が設けられている。
【0016】
さらに、計量機1A,1Bの左側面1cには、給油許可と共に給油エリアを識別するためのカード又は伝票を発光する発券機9が設けられている。また、計量機1A,1Bの上面には、不正行為があった場合に警報を発する警報機10が設けられている。
尚、本実施例では、各計量機1の正面側、背面側に油種の異なる3系統の給油系路が設けられており、各給油系路毎に給油ホース5、給油ノズル6、ノズル掛け7が設けられている。
【0017】
図4は計量機の概略構成を示す図である。
計量機1は、給油所の給油エリアに設置され、装置本体12の側面には給油ノズル6に接続された給油ホース5が引き出されている。給油ノズル6は通常、装置本体12の側面に設けられたノズル掛け7に掛止されており、例えばセルフ給油を行う場合、運転者は給油ノズル6をノズル掛け7から外し車両の燃料タンク16の給油口16aに挿入して給油を行う。
【0018】
装置本体12内において、給油ホース5は送液管路20に接続されている。この送液管路20は地下タンク21まで延在して挿入されており、その途中にはポンプ22,流量計24が配設されている。また、装置本体12の前面には、給油量表示器26が配設されている。
そして、上記ノズル掛け7のノズルスイッチ8a,ポンプ22のポンプモータ22a,流量計24の流量パルス発信器24a,給油量表示器26は、制御装置25に接続されている。
【0019】
制御装置25は、給油ノズル6がノズル掛け7より外されてノズルスイッチ8からの信号が入力されると、ポンプ22のポンプモータ22aが起動して地下タンク21内の油液を汲み上げる。また、給油ノズル6の操作レバー6aが操作されると、燃料タンク16への給油が開始され、流量計24の流量パルス発信器24aから流量パルスが制御装置25に出力される。
【0020】
そして、制御装置25は、流量パルス発信器24aから出力された流量パルスを積算して給油量表示器26に給油量を表示させる。尚、制御装置25は、通信回線27を介して他の計量機の制御装置及び給油所のPOS端末機と接続されている。
また、制御装置25の記憶部(メモリ)には、車両検出センサ4A,4Bにより車両3が計量機1A,1Bの所定給油エリア2に到着したことが検出され、且つ給油後に車両3が給油エリア3から移動しないとき次回の給油を禁止する制御プログラム(給油禁止手段)と、複数の車両検出センサ4A,4Bにより車両3が給油エリア2の出口側から進入したことが検出された場合、給油を禁止する制御プログラム(給油禁止手段)とが格納されている。
【0021】
図5は車両が給油エリアで給油して退出する様子を示す平面図である。
図5(A)に示すように、本実施例では、車両3の進行方向が決められており、給油エリア2の入口(IN)から進入して出口(OUT)から退出する一方通行となっている。従って、図5(B)に示すように、給油すべき車両3が給油エリア2の入口(IN)から進入すると車両3の前部が入口側に設けられた車両検出センサ4Bにより検出される。
【0022】
次に、車両3が給油エリア2で停止すると、図5(C)に示すように、一対の車両検出センサ4A,4Bにより車両3の到着が検出される。そして、給油が終了して車両3が給油エリア2の出口(OUT)から退出するときは、図5(D)に示すように、入口側の車両検出センサ4Bがオフとなり、その後出口側の車両検出センサ4Aがオフとなる。
【0023】
図6は車両が給油エリアで不正に給油する様子を示す平面図である。
通常は、図6(A)に示すように、給油エリア2で給油が終了した後、図6(B)に示すように、車両3が給油エリア2の出口(OUT)から退出すると入口側の車両検出センサ4Bがオフとなり、その後図6(C)に示すように、出口側の車両検出センサ4Aがオフとなる。
【0024】
ところが、給油エリア2から退出した車両3が再度給油を行うため、給油エリア2の出口(OUT)からバックで進入させる場合、図6(D)に示すように、出口側の車両検出センサ4Aがオンとなり、その後入口側の車両検出センサ4Bがオンとなる。
その場合、後述するように給油禁止となって給油ノズル6をノズル掛け7から外してもポンプ22が起動されず、不正行為による給油が阻止される。従って、同一の車両3に対する給油回数は1回であり、発券機9から発光されるカード又は伝票も1枚である。そのため、給油後に給油料金を精算する際、発券機9から発光されるカード又は伝票により給油エリア2を確認するため、セルフ給油を行う際に複数回に分けて給油して少ない給油量のみを精算するといった不正行為を未然に防ぐことができ、給油したにも拘わらず料金が支払われないといった不都合を解消することができる。
【0025】
図7は制御装置25が実行する処理を説明するためのフローチャートである。計量機1の制御装置25は、ステップS1(以下「ステップ」を省略する)で出口側の車両検出センサ4Aがオン(車両検出)かどうかをチェックしており、車両検出センサ4AがオフであるときはS2に進み、入口側の車両検出センサ4Bがオン(車両検出)かどうかをチェックする。
【0026】
図5(B)に示すように、給油すべき車両3が給油エリア2の入口(IN)から進入した場合、車両3の前部が入口側に設けられた車両検出センサ4Bにより検出されて車両検出センサ4Bがオンに切り替わる。そのため、車両検出センサ4Bがオンになった時点でS3に進み、一対の車両検出センサ4A,4Bが共にオン(車両検出)かどうかをチェックする。
【0027】
図5(C)に示すように、車両3が給油エリア2で停止すると、一対の車両検出センサ4A,4Bが共にオンとなり、車両検出センサ4A,4Bにより車両3の到着が検出される。そのため、S3において、車両検出センサ4A,4Bが共にオンになったときは車両3が入口から給油エリア2に進入したものと判断してS4に進み、発券機9から給油エリア2を識別するためのカードを発行させる。そして、S5において、発券機9からカードが取り出されたことを確認する。
【0028】
S5で運転者が発券機9からカードを取り出すと、次のS6に進み、給油許可を出力して給油可能状態に設定する。続いて、S7に進み、ノズルスイッチ8がオフかどうかをチェックする。
S7において、運転者が給油ノズル6をノズル掛け7から外してノズルスイッチ8がオフなると、S8に進み、ポンプ22のポンプモータ22aを起動して地下タンク21内の油液を汲み上げる。そして、給油ノズル6の操作レバー6aが開弁方向に操作されると、燃料タンク16への給油が開始される。
【0029】
次のS9では、ノズルスイッチ8がオンかどうかをチェックする。すなわち、燃料タンク16への給油が終了して、給油ノズル6がノズル掛け7に戻されると、ノズルスイッチ8がオンに切り替わる。そのため、S9において、ノズルスイッチ8がオンになると、S10に進み、入口側の車両検出センサ4Bがオフになったかどうかをチェックする。
【0030】
図5(D)に示すように、給油が終了した車両3が給油エリア2の出口(OUT)から退出するときは、入口側の車両検出センサ4Bがオフとなり、その後出口側の車両検出センサ4Aがオフとなる。
従って、S10において、車両検出センサ4Bがオフになると、S11に進み出口側の車両検出センサ4Aがオフになったかどうかをチェックする。そして、車両3が給油エリア2から退出すると、車両検出センサ4A,4Bが共にオフとなって車両3の退出が確認される。その後、運転者は給油所の事務所で給油料金の精算を行う。
【0031】
その際、発券機9から発行された給油エリア2を識別するためのカード又は伝票に基づいて精算が行われるため、別の給油エリア2の給油料金と間違えることがなく、且つ給油済みの車両3の運転者が給油料金を支払わずに退出してしまうことを防止できる。すなわち、複数の計量機1で同時に給油されて場合でも料金を精算する際に給油エリア2や給油料金を間違えることが防止され、セルフ給油により精算間違いを無くすことができる。
【0032】
また、上記S5において、運転者が発券機9からカードを取り出さなかったときは、給油を行わないものと判断してS12に移行する。このS12では、車両検出センサ4A,4Bが共にオンであるかどうかをチェックしており、車両検出センサ4A,4Bが共にオンであるときは車両3が給油エリア2に停車しているので、上記S5に戻る。しかし、車両検出センサ4A,4Bが共にオンでないときは、車両3が給油エリア2から移動したため、S13でカード又は伝票を回収してS1に戻る。
【0033】
また、上記S1において、出口側の車両検出センサ4Aが先にオンになったときは、車両3が給油エリア2の出口側から進入したものと判断し(図6(A)〜(D)参照)、S14に移行して再度出口側の車両検出センサ4Aが先にオンになったかどうかを確認する。そして、このS14でも、出口側の車両検出センサ4Aが先にオンになっているときは、S15に進み、車両検出センサ4A,4Bが共にオンになったかどうかをチェックする。
【0034】
このS15において、車両検出センサ4A,4Bが共にオンであるときは、給油エリア2の出口側から進入した車両3が給油エリア2に停車したものと判断してS16に進み、次回給油禁止(ポンプ22の起動停止)を設定すると共に警報機10によりアラーム又は警報ランプを点滅させて給油所の作業者に報知する(給油禁止手段)。
【0035】
これで、セルフ給油を複数回行って不正行為を行う運転者を取り締まることができる。そして、S17で事務所内に設置された解除スイッチ(図示せず)がオンに操作されるまで次回給油禁止及び警報機10の警報が継続され、解除スイッチ(図示せず)がオンになった時点でS18に進み、給油禁止及び警報機10の警報が解除された後、S1に戻る。
【0036】
尚、上記S14で出口側の車両検出センサ4Aがオフであった場合、あるいは上記S15で車両検出センサ4A,4Bが共にオンでない場合は、出口側から進入した車両3が進入方向の誤りに気付いて給油エリア2から退出したものと判断してS1に戻る。
このように、給油エリア2の出口側から進入した車両3が給油エリア2に停車した場合、次回給油が禁止されると共に警報機10から警報が発せられるため、セルフ給油を行う際に複数回に分けて給油して少ない給油量のみを精算するといった不正行為を未然に防ぐことができる。
【0037】
図8は制御装置25が実行する処理の変形例を説明するためのフローチャートである。
図8のS21〜S23は、上記S1〜S3と同じ処理のため、その説明を省略する。
S23において、車両検出センサ4A,4Bが共にオンになったときは、車両3が入口から給油エリア2に到着したものと判断して次のS24に進み、給油許可を出力して給油可能状態に設定する。そのため、S25で運転者が給油ノズル6をノズル掛け7から外してノズルスイッチ8がオフなると、S26に進み、ポンプ22のポンプモータ22aを起動して地下タンク21内の油液を汲み上げる。そして、給油ノズル6の操作レバー6aが開弁方向に操作されると、燃料タンク16への給油が開始される。
【0038】
次のS27では、ノズルスイッチ8がオンかどうかをチェックしており、給油ノズル6がノズル掛け7に戻されてノズルスイッチ8がオンになると、燃料タンク16への給油が終了したものと判断してS28に進む。
次のS28では、発券機9から当該給油エリア2及び給油量、給油料金が印字された伝票を発行させる。そのため、運転者は給油終了後、発券機9から発行された伝票を受け取って給油エリア2から退出し、給油所の事務所で給油料金の精算を行う。
【0039】
また、S29,S30では、車両検出センサ4Bがオフになったかどうかを確認した後、出口側の車両検出センサ4Aがオフになったかどうかを確認して車両3が給油エリア2から退出したことを確認する。
このように、給油終了後に発券機9から当該給油エリア2及び給油量、給油料金が印字された伝票を発行させるため、複数の計量機1で同時に給油されて場合でも料金を精算する際に給油エリア2や給油料金を間違えることが防止され、セルフ給油により精算間違いを無くすことができる。
【0040】
また、S21において、出口側の車両検出センサ4Aが先にオンになったときは、車両3が給油エリア2の出口側から進入したものと判断し(図6(A)〜(D)参照)、S31〜S35の処理を実行する。尚、S31〜S35は、前述したS14〜S18の処理と同じため、ここではその説明を省略する。
図9は本発明の変形例を示す構成図である。
【0041】
車両検出センサ4A,4Bは、計量機1A,1Bと別体に設けられている。この場合、車両検出センサ4A,4Bの投光器4a,4bと受光器4c,4dとは、夫々計量機1A,1Bの側方に離間した位置に配設され、且つ給油エリア2の入口側、出口側で互いに対向するように設けられている。また、発券機9は、計量機1A,1Bから離間した給油エリア2の出口側に設置されている。
【0042】
このように車両検出センサ4A,4B及び発券機9が計量機1A,1Bと別体である構成であるので、従来から設置されている既存の計量機に車両検出センサ4A,4B及び発券機9を追加して本発明を実施することが可能となる。
尚、上記実施例では、地上設置型の給油装置を一例として挙げたが、これに限らず、例えば給油ノズルを昇降させる懸垂式給油装置にも適用できるのは勿論である。
【0043】
また、上記実施例では、セルフ給油の場合を一例として挙げたが、これに限らず、給油所の作業員が給油操作を行う通常の給油方法の場合でも上記実施例と同様な効果が得られるのは言うまでもない。
また、上記実施例では、車両検出センサ4A,4Bとして投光器4a,4bと受光器4c,4dとから構成されるセンサを用いて説明したが、これに限らず、例えば投光器と受光器とが同一筐体に収納された構成とされ、車両で反射した光を検知する反射型光センサを車両検出センサ4A,4Bとして用いても良いのは勿論である。この反射型光センサを用いた場合、複数の計量機を平行に配置する必要がなく、各計量機を自由に配置することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1の発明によれば、車両への給油後に車両検出センサが当該車両を検出しているとき当該給油エリアでの次回の給油を禁止するため、同一車両に2回続けて給油することが阻止され、1台の車両に対して1枚の伝票しか発行されないことになる。そのため、セルフ給油を行う際に複数回に分けて給油して少ない給油量のみを精算するといった不正行為を未然に防ぐことができ、給油したにも拘わらず料金が支払われないといった不都合を解消することができる。
【0045】
また、請求項2の発明によれば、車両が給油エリアの出口側から進入したことが検出された場合、当該給油エリアでの給油を禁止するため、給油が終了した車両が給油エリアの出口側に移動した後、再び出口側から給油エリアに戻っても給油が阻止され、1台の車両に対して1枚の伝票しか発行されないことになる。そのため、セルフ給油を行う際に複数回に分けて給油して少ない給油量のみを精算するといった不正行為を未然に防ぐことができ、給油したにも拘わらず料金が支払われないといった不都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】計量機の正面図である。
【図3】計量機の背面図である。
【図4】計量機の構成を説明するための構成図である。
【図5】車両が給油エリアで給油して退出する様子を示す平面図である。
【図6】車両が給油エリアで不正に給油する様子を示す平面図である。
【図7】制御装置が実行する処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】制御装置が実行する処理の変形例を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明になる給油装置の変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B 計量機
2 給油エリア
3 車両
4A,4B 車両検出センサ
4a,4b 投光器
4c,4d 受光器
6 給油ノズル
7 ノズル掛け
8 ノズルスイッチ
9 発券機
10 警報機
16 燃料タンク
21 地下タンク
22 ポンプ
24 流量計
25 制御装置

Claims (2)

  1. 油液を送液する各油種毎の給油系路及び該給油系路に連通された給油ホース、給油ノズルが設けられた計量機を有する給油装置において、
    給油すべき車両の有無を検出する車両検出センサと、
    該車両検出センサにより前記車両が前記計量機の所定給油エリアに到着したことが検出され、且つ前記車両への給油後に前記車両検出センサが当該車両を検出しているとき次回の給油を禁止する給油禁止手段と、
    からなることを特徴とする給油装置。
  2. 前記請求項1記載の給油装置であって、
    前記車両の進入方向に応じた信号を出力するように配設された複数の車両検出センサと、
    前記複数の車両検出センサにより前記車両が給油エリアの出口側から進入したことが検出された場合、給油を禁止する給油禁止手段と、
    を備えてなることを特徴とする給油装置。
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