JP3827907B2 - べた基礎の施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木造あるいは鉄骨構造の住宅等の建築物において、床下部分全面にわたってスラブコンクリートを打設する「べた基礎」の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅等の建築物においては、外周および内側の間仕切り壁部分の直下に長方形断面あるいは逆T字形断面で壁方向に連続する布基礎を設けるのが一般的である。また外周部分に囲まれる床下部全面にわたってスラブコンクリートを打設してべた基礎とすることも一般的に行われている。
【0003】
布基礎の頂部には上部構造物と連結するためのアンカーボルトが埋設される。上部構造物のすそ部分、すなわち壁部分や柱部分の脚部には土台とよばれる横部材が配置されるので、アンカーボルトは直接にはこの土台に締結される。
施工手順としては地盤を根切りした地業部分に型枠を組みコンクリートを流して布基礎を作り、養生後その上面に土台を取付け、以後順次上部の建築物を組み立ててゆく。べた基礎の場合は、布基礎の型枠ばらしを行った後の適当な時期に硬化している布基礎を外枠としてスラブコンクリートを打設するのが普通である。したがってコンクリート打ちのタイミングが前後2回に分かれるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題点を解消し、布基礎と同時にべた基礎部分のスラブコンクリートを打設するようにして住宅等の建築工事においてコンクリート施工を効率化することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載の本発明は、複数のボルト孔を設けた尺板を用意し、アンカーボルトの上端をこの尺板に固定するとともに、各アンカーボルトの下端に支持ブロックを取付け、建築物の基礎部分に対応する地業面にこの支持ブロックを載置して、建築物の外周の尺板で囲まれる部分に対してスラブコンクリートを打設し、少なくとも前記尺板の部分については前記尺板の下面の高さまでコンクリートを打設することを特徴とするべた基礎の施工方法である。
【0008】
請求項に記載の本発明は、複数のボルト孔を設けた尺板を用意し、アンカーボルトの上端をこの尺板に固定するとともに、各アンカーボルトの下端に対応する凹部を上面に有する支持ブロックを用意し、建築物の基礎部分に対応する地業面にこの支持ブロックを載置して各アンカーボルトの下端を前記凹部に挿入することにより前記尺板を前記支持ブロックで支持させてから、建築物の外周の尺板で囲まれる部分に対してスラブコンクリートを打設し、少なくとも前記尺板の部分については少なくとも前記尺板の下面の高さまでコンクリートを打設することを特徴とするべた基礎の施工方法である。
【0010】
請求項に記載の本発明は、支持ブロックを載置する地業面に予め支持板を敷設しておくことを特徴とする請求項1または2に記載のべた基礎の施工方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施例1
本発明の第1の実施例を図面により説明する。図1はこの実施例におけるべた基礎の部分断面図で、1は土台部材、2は土台部材1に垂直方向に設けた複数のボルト孔に挿通したうえ、ナット等で上端を固定されたアンカーボルト、3はアンカーボルト2の下端に取り付けられ地業面に載置された支持ブロック、4は土台部材1の下面の高さまで打設されたスラブコンクリート、6は外型枠、Bは砕石、Gは地盤、Pは地業面に水平に敷設された支持板である。
【0013】
なお製造、運搬等のコストを削減し作業性を向上させるためには支持ブロック3はできるだけ小型にすることが望ましいが、そのために底面がせまくなり、地業面に置いたときに不安定であるような場合には、適宜ボルト止め等により底面より幅の広い安定板を支持ブロック3の下面に取り付けて、倒れを防止するようにするとよい。安定板はPC板、金属板、木板、樹脂板等である。
【0014】
つづいて施工手順を説明する。土台部材1は木材等の角材あるいはC型断面の軽量鉄骨等の細長い部材で、垂直方向のボルト孔が所定間隔で複数設けられている。アンカーボルト2の上端をこのボルト孔に挿通したうえ、ナット等でこの土台部材1に固定する。このアンカーボルト2の下端にはねじ結合、あるいはコンクリートの流し込み等で支持ブロック3を取り付ける。
【0015】
土台部材1にアンカーボルト2および支持ブロック3を取り付けた状態の一例を図2に示す。支持ブロック3を地業面、あるいはその上の支持板P上に置いた状態で土台部材1が所定高さとなるように構成されることはいうまでもない。
図3はアンカーボルト2の下部と支持ブロック3とを示す部分断面図である。(a)に示すものは支持ブロック3の上面にインサートナット31が埋め込まれており、インサートナット31のねじ部にアンカーボルト2の下部がねじ込まれ、両者はねじ結合されている。一方、(b)に示すものは支持ブロック3の上面に凹部32が形成されており、アンカーボルト2の下部がこの中に挿入されている。この場合両者は結合はされていないが、支持ブロック3によりアンカーボルト2および上部の土台部材1を支持することができることに変わりはない。また、凹部32にモルタル等を流し込んで予めアンカーボルト2と支持ブロック3を結合しておいてもよい。
【0016】
図4は支持ブロック3を示す斜視図である。すなわち支持ブロック3は(a)に示すように上方の土台部材1に対応して複数本のアンカーボルトを支持できるように細長い角棒状であってもよいし、(b)に示すように1本毎のアンカーボルトを支持するサイコロ状のものであってもよい。同じ工事現場にこの両者を用意し、適宜選択して使用することもできる。
【0017】
支持ブロック3はスラブコンクリートを打設するまでの土台部材を支持できればよいので、材質はとくに限定されるものではなく、例えば普通コンクリート、軽量コンクリート、金属板、木材、樹脂あるいはこれらの組み合わせである。
アンカーボルト2と支持ブロック3が予め結合されている場合は、建築物の基礎部分に対応する地業面、すなわち地盤を根切りして砕石等を敷き、所定レベルとした水平面上に土台部材1、アンカーボルト2、支持ブロック3の3者を一体としたものを載置する。アンカーボルトの下端部に支持ブロック3が取り付けられていない場合は、建築物の基礎部分に対応する地業面上に支持ブロック3を配置し、土台部材1とアンカーボルト2とを一体としたものをこれに載置する。特に支持ブロック3がサイコロ状のものの場合、地業面上に直接これらを配置する代わりに、地業面上に繊維入りコンクリート板等の支持板Pを敷設し、この上に配置するようにすれば、安定して支持できるので、より好ましい。
【0018】
これらの配置が完了したら、建築物の外周の土台部材1で囲まれる部分、すなわち建築物の基礎となる範囲に対して少なくとも土台部材1の下面の高さまでスラブコンクリート4を打設する。外周部分には適宜、外型枠6を使用する。このようにして、従来の布基礎の部分と、その内側のべた基礎の部分との両方のコンクリート打ちが同時に施工できる。なおスラブコンクリート部分には、必要に応じて適宜縦横のスラブ筋を配置することが望ましい。
【0019】
図5は、土台部材1とアンカーボルト2、支持ブロック3の3者を予め組み合わせたものを配置した状態を示す部分斜視図である。この図は外周用の土台部材1a の手前に間仕切り用の土台部材1b を接続する部分を示しているが、これら土台部材1a 、1b は必ずしも相互に結合する必要はない。また一般に土台部材1(1a 、1b )は同一レベルに配置されるが、追って説明する他の実施例のように、支持ブロック3は必ずしも同じレベルでなくてもよい。
【0020】
本実施例におけるべた基礎部分のコンクリートは、従来一般のべた基礎よりも厚みが大きい。したがってコンクリート使用量は増加するものの、断熱性、防湿性、蟻等の防虫性などが大きくなり、また蓄熱効果が大きいためエネルギー消費が少ないなどのすぐれた利点を有し、むしろ経済的である。また、土台部材1のない部分に適宜発泡樹脂の箱体等を埋め込むことによって、コンクリート使用量を節減することも可能である。
【0021】
実施例2
図6は本発明の第2の実施例を示すべた基礎の部分断面図で、図1との相違は、間仕切り部分の荷重を比較的軽いものとして、外周部分をのぞく内側のべた基礎部分の地業を外周部分のそれよりも高く、例えば周辺地盤(G.L.)と略同じレベルとし、掘削量ならびに打設コンクリート量を節減している点である。
【0022】
この場合、間仕切り部分のスラブコンクリートの厚みが200 mm程度であれば図7に示すように間仕切り用の支持ブロック3aとして市販のコンクリートブロック(標準高さ190 mm)が使用できるので好都合である。図7は土台部材1bにアンカーボルト2を介して支持ブロック3aを取り付けた状態の斜視図である。高さの微調整は支持ブロック3aと土台部材3bとの間にシム33を挿入して行う。図8はこの場合におけるべた基礎の部分断面図である。外周部分の支持ブロック3として間仕切り用の支持ブロック3aと同じものを使用してもよいし、別のものでもよい。5はスラブ筋である。
【0023】
支持ブロックのさらに他の例を図9に示す。この支持ブロック3bは両側面が開いた中空のコンクリート製ブロックである。頂部中央に孔をあけ、長ナット21を先端に取り付けたアンカーボルト2を内部に挿入し、長ナット21を回転させてこれを支持ブロック3bの内部いっぱいに伸ばし、長ナット21のねじ孔を前記頂部中央の孔に一致させて上方から両ねじの補助ボルトをこの長ナット21内にねじ込めば、これまでの支持ブロックと同様のものが得られる。この支持ブロック3bは中空であるから、後にスラブ筋を配筋する場合にこの中をとおすことができる。また持ち運びも軽い。これと同様のものを金属板で作ることもできる。
【0024】
実施例3
つぎに、これまでの実施例と異なりアンカーボルトに土台部材を先付けしない場合の、べた基礎の好ましい施工方法を説明する。
アンカーボルト2の頂部に長ナット21をねじ込み、その上に土台部材の平面寸法に相当する薄板で、アンカーボルトの位置に複数のボルト孔を設けた尺板15を載せ、仮ボルト22を前記長ナット21に上方からねじ込んで締めつければ、図10に示すようにこれまでの実施例における図2や図7に示した土台先付けアンカーボルトと同様の構成となるから、これを使用してこれまでと同様に施工を行うことができる。コンクリート硬化後、仮ボルト22をゆるめて尺板15を取り除き、図11に示すように両端をねじ切りした補助ボルト23を長ナット21にねじ込み、土台部材を取り付け可能とする。
【0025】
実施例4
図12は本発明の第4の実施例におけるべた基礎の外周部分を示す部分断面図、図13は同じく間仕切り部分を示す部分断面図で、61は土台部材1に平行して頂部が土台部材1(1a、1b)の下面に相当する高さに配置した堰き枠である。
図12、図13に示すように、堰き枠61の内側、すなわち土台部材1側に対してのみ、土台部材1の下面までスラブコンクリート4を充填し、堰き枠61の外側に対してはコンクリートは堰き枠61の下面までしか打設しない。このようにすると、もっとも重要な土台部材1の下面へのコンクリートの充填作業を容易に、かつ確実に行うことができ、しかも所定スラブ厚が確保されている限りにおいて打設するコンクリートの量を削減できる。したがって土台部材1(1a、1b)と堰き枠61との距離は、このコンクリート充填作業のやりやすい程度とする。堰き枠61は土台部材1(1a、1b)から仮止めして支持させればよい。
【0026】
このべた基礎では、基礎の内部の土台部材1とスラブコンクリート4との間に堰き枠61の高さに相当する隙間ができるので、床下に配管や配線を行うにも便利である。なお堰き枠61は原則としてコンクリート硬化後に撤去する。
実施例5
図14は本発明の第5の実施例におけるべた基礎の外周部分を示す部分断面図で、基礎の外面、すなわち外周部分に配置される土台部材または尺板の外側に断熱材62を縦向きに配置し、さらにその外側にPC製のコンクリートブロックであるPCブロック63を配置し、前記断熱材62を外型枠、PCブロック63を型枠押さえとしてスラブコンクリート4を打設するようにしている。PCブロック63は基礎の長手方向に対しては適宜連結するが、地盤に対してはその自重で固定されるので、安定のため下面に支持板Pを敷くことが望ましい。
【0027】
実施例6
図15は本発明の第6の実施例におけるべた基礎の外周部分を示す部分断面図で、6は外型枠、7はこれを外側から保持する型枠押さえ、12は土台部材1と型枠押さえ7の頂部とを係止する係止金具、73は杭鉄筋である。
すなわちこの実施例では、外型枠6を外側から土台部材1に係止された型枠押さえ7で押さえつけ、内側は下部に杭鉄筋73を打ち込んで固定してスラブコンクリート4を打設するのである。外型枠6としては従来一般に使用されている木製堰板や金属製堰板を使用すればよいが、「コンパネ」と通称されるベニヤ合板などが好適である。
【0028】
型枠押さえ7の例を図16に示す。(a)は鉄筋を格子状にした格子鉄筋71、(b)は柱状鉄筋72で、いずれも縦方向の鉄筋を地中に打ち込んで固定し、水平方向の鉄筋で外型枠6を押さえるようにしたものである。
実施例7
つぎに図17は土台部材1の変形実施例を示す部分斜視断面図で、11は一定厚みで土台部材1より幅の広いスペーサである。スペーサ11の材質は特に限定しないが、発泡樹脂等、取り扱いが容易で安価なものがよい。この土台部材1の下面には、(a)に示すようにスペーサ11が所定間隔で取り付けてある。少なくともこの土台部材の下部ならびにスペーサ11の周囲に対しては土台部材1の下面までスラブコンクリート4を打設し、硬化した後にこのスペーサ11を除去すれば、(b)に示すようにその跡に通気孔Vが形成される。(c)は(b)におけるAA視の断面図である。この通気孔Vは、外側からの空気の流れが土台の内側で一旦コンクリートに当たって90度向きを変え上向きに吹き込まれるため吹き抜けがなく、風圧が緩和されるという特徴がある。この通気孔Vは、外周部分、間仕切り壁のいずれの土台に対しても必要に応じて適宜設置することができる。
【0029】
なお通気孔Vを外周部分に設ける場合には、鼠等の小動物が侵入しないように通気孔Vの開口に防鼠部材14を取り付ける必要がある。その一例を図18に示す。この図は外周部分の通気孔付近を切断して示す部分斜視図で、14は防鼠部材、13はこれを土台部材1から吊っている支持金具である。土台部材1とスラブコンクリート4との開口が上下方向に20mmであるとすると、防鼠部材14としてそのほぼ中間高さに直径 5mmのステンレス鋼棒を水平に吊っておけばよい。
【0030】
図19は他の外周部分の通気孔V付近を切断して示す部分斜視図で、実施例4で説明したように堰き枠により外周部より内側のスラブコンクリート4を低くし、土台部材1直下の高い部分にストレートな通気孔Vを設け、開口には防鼠部材14として格子状の目皿をはめ込んである。
実施例8
図20はスラブコンクリートの打設レベルを変えたべた基礎の施工例を示すスラブコンクリートの部分切断斜視図である。
【0031】
これまでの各実施例ではいずれも土台部材1の下面高さ以下までスラブコンクリート4を打設しているが、この実施例ではこのべた基礎の大半の部分においては土台部材1の上面までスラブコンクリート4を打設し、一部分のみについてスラブコンクリート4を土台部材1の下面までとしている。このようにすると、高い部分についてはその表面にフローリング材を直接貼りつけて床とすることができ、低い部分については配管、配線等を通すことができる。
【0032】
以上各実施例について、土台部材の中間のスラブコンクリート部分には適宜縦横のスラブ筋を配置するものとして説明しているが、好ましいスラブ筋の配筋方法について図21ないし23により説明する。
スラブ筋の水平方向の間隔は150 〜200 mmが好ましい。図21は鉄筋支持台8を示す斜視図で、角棒状の本体81の上面に上記間隔でU字形の溝部82が形成されている。地業面の適当な位置にこの鉄筋支持台8を置き、溝部82に嵌まるように鉄筋を配置して行けば、所定間隔にスラブ筋が配筋される。
【0033】
スラブ筋を上下2段に配筋する場合の鉄筋支持台8aを図22に示す。本体81は溝部82を含め図21のものとほぼ同様であるが、溝部82の中間に適当に孔を設け、上段の鉄筋を支持する鉄筋支持金物83を取り付けてある。鉄筋支持金物83には溝部82に相当するU字形の金物を前記の間隔で配置してある。なお下段の配筋が終わってから上段の配筋を行うように、鉄筋支持金物83は取り付け、取り外し自在とすることが好ましい。
【0034】
図23は、外周部に対して、スラブ筋を上下2段に配筋する配筋手段を示すアンカーボルト部分の正面図、図24はこれに取り付けられる枠状鉄筋53を示す正面図である。アンカーボルト2の頭部の土台部材1よりやや下の位置にフック状の鉄筋係止金物24がナットにより固定され、脚部にはU字状ないしS字状の鉄筋支持金物25が固定されている。枠状鉄筋53は上下の水平方向の鉄筋を適宜肋筋で連結して枠状としたもので、上部の鉄筋を前記鉄筋係止金物24に吊り、下部の鉄筋を鉄筋支持金物25で支持する。このようにすると予め工場で製作した枠状鉄筋53を使用して配筋を能率よく行うことができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、布基礎とべた基礎とのコンクリートが同時に打設できるのでコンクリート施工が効率化するばかりでなく、土台部材をアンカーボルトに先付けした場合はアンカーボルトと土台部材との結合も同時に完了するので、基礎工事の工期が短縮されるという、すぐれた効果を奏する。また、べた基礎部分の厚みが大きくなるので、断熱性、防湿性、蟻等の防虫性などが大きくなり、また蓄熱効果が大きいためエネルギー消費が少ないなどのすぐれた利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すべた基礎の部分断面図である。
【図2】本発明において使用する土台部材にアンカーボルトおよび支持ブロックを取り付けた状態の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明におけるアンカーボルトの下部および支持ブロックの例を示す部分断面図である。
【図4】本発明において使用する支持ブロックの例を示す斜視図である。
【図5】本発明の施工における中間段階を示すべた基礎の部分斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すべた基礎の部分断面図である。
【図7】本発明において使用する土台部材にアンカーボルトおよび支持ブロックを取り付けた状態の他の例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例において図7に示す支持ブロックを使用した状態を示すべた基礎の部分断面図である。
【図9】本発明において使用する支持ブロックの他の例を一部切断して示す斜視図である。
【図10】本発明において土台部材を先付けせず、土台部材の代わりに使用する尺板にアンカーボルトおよび支持ブロックを取り付けた場合の例を示す斜視図である。
【図11】本発明において土台部材を先付けせず、土台部材の代わりに尺板を使用し、これを取り外してボルトをねじ込んだ状態を示す部分断面図である。
【図12】本発明の第4の実施例におけるべた基礎の外周部分を示す部分断面図である。
【図13】本発明の第4の実施例におけるべた基礎の間仕切り部分を示す部分断面図である。
【図14】本発明の第5の実施例を示すべた基礎の部分断面図である。
【図15】本発明の第6の実施例を示すべた基礎の部分断面図である。
【図16】本発明の第6の実施例における型枠押さえの例を示す正面図である。
【図17】本発明における土台部材の変形実施例を示す部分斜視図および断面図である。
【図18】図17に示した土台部材による他の通気口を切断して示す斜視図である。
【図19】本発明における他の通気口を切断して示す斜視図である。
【図20】本発明においてスラブコンクリートの打設レベルを変えた例を示すべた基礎の切断部分斜視図である。
【図21】本発明において使用する鉄筋支持台を示す斜視図である。
【図22】同じく本発明において使用する鉄筋支持台を示す斜視図である。
【図23】本発明においてべた基礎の外周部に使用するアンカーボルトの例を示す正面図である。
【図24】図23のアンカーボルトに取り付けられる枠状鉄筋を示す正面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 土台部材
2 アンカーボルト
3、3a、3b 支持ブロック
4 スラブコンクリート
5 スラブ筋
6 外型枠
7 型枠押さえ
8、8a 鉄筋支持台
11 スペーサ
12 係止金具
13 支持金具
14 防鼠部材
15 尺板
21 長ナット
22 仮ボルト
23 補助ボルト
24 鉄筋係止金物
25、83 鉄筋支持金物
31 インサートナット
32 凹部
33 シム
51 上段筋
52 下段筋
53 枠状鉄筋
61 堰き枠
62 断熱材
63 PCブロック
71 格子鉄筋
72 柱状鉄筋
73 杭鉄筋
81 本体
82 溝部
B 砕石
G 地盤
P 支持板
V 通気孔

Claims (3)

  1. 複数のボルト孔を設けた尺板を用意し、アンカーボルトの上端をこの尺板に固定するとともに、各アンカーボルトの下端に支持ブロックを取付け、建築物の基礎部分に対応する地業面にこの支持ブロックを載置して、建築物の外周の尺板で囲まれる部分に対してスラブコンクリートを打設し、少なくとも前記尺板の部分については前記尺板の下面の高さまでコンクリートを打設することを特徴とするべた基礎の施工方法。
  2. 複数のボルト孔を設けた尺板を用意し、アンカーボルトの上端をこの尺板に固定するとともに、各アンカーボルトの下端に対応する凹部を上面に有する支持ブロックを用意し、建築物の基礎部分に対応する地業面にこの支持ブロックを載置して各アンカーボルトの下端を前記凹部に挿入することにより前記尺板を前記支持ブロックで支持させてから、建築物の外周の尺板で囲まれる部分に対してスラブコンクリートを打設し、少なくとも前記尺板の部分については少なくとも前記尺板の下面の高さまでコンクリートを打設することを特徴とするべた基礎の施工方法。
  3. 支持ブロックを載置する地業面に予め支持板を敷設しておくことを特徴とする請求項1または2に記載のべた基礎の施工方法。
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