JP3826791B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押出成形で形成される多数の流体通路孔が断面厚み方向に複数の列状に配置された多孔扁平チューブを熱交換部に用いた熱交換器に関するもので、その複数列の流体通路孔に例えば第1流体と第2流体とを流通させて熱交換を行わせるのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、押出成形で形成される多数の流体通路孔が断面厚み方向に複数の列状に配置された多孔扁平チューブを熱交換部に用い、その複数列の流体通路孔の列毎に、例えば第1流体として高温高圧の冷媒と第2流体として低温低圧の冷媒とを流通させて熱交換を行わせる熱交換器が知られている。例えば、本出願人が先に出願した特開2000−346584号公報に示す熱交換器の構造がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に示す従来構造では、多孔扁平チューブ100の端部を図4(a)に示すような形状にフライスカッター等で削る必要があり、薄物の広い面を精度良く削ることから加工コストが高くつくうえ、回転する刃具方向に流体通路孔100aが開口するため削った切り粉が入り込んで詰まるという問題点がある。(尚、図中の符号は後述する実施形態と対応するものである。)
また、この削った多孔扁平チューブ100を、二重管の外側ヘッダタンク(パイプ)に挿通させるための長孔は長円形となりプレス加工が容易な形状であるが、二重管の内側ヘッダタンク(パイプ)に挿通させるための長孔は両側に鋭い角を持った略D字型の形状となるためプレス加工が難しいうえ、このことより、多孔扁平チューブ100のD字型外形部と内側ヘッダタンク(パイプ)との接合(ろう付け)部の気密が不完全となっても、内部リークとなるため検出が難しいという問題点もある。
【0004】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、多孔扁平チューブ内の流体通路孔とヘッダタンクとの連通構造を簡単としてコストを抑えられるうえ気密信頼性も向上できる熱交換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では以下の技術的手段を採用する。請求項1記載の発明では、押出成形で形成される多数の流体通路孔(100a)が断面厚み方向に複数の列状に配置された多孔扁平チューブ(100)を熱交換部に用いた熱交換器において、多孔扁平チューブ(100)の扁平面であって、前記流体通路孔(100a)の一方の列の側面に、幅方向に渡って前記流体通路孔(100a)の前記一方の列にのみ達して開口部となる所定深さの矩形形状、V字形状またはU字形状の切り込み(110a、120a)を入れ、この切り込み(110a、120a)の回りにヘッダタンク(210、220、211、221)を接合し、前記切り込み(110a、120a)を介して前記流体通路孔(100a)の前記一方の列と前記ヘッダタンク(210、220、211、221)とを連通させていることを特徴とする。
【0006】
これにより、多孔扁平チューブ(100)内の流体通路孔(100a)と各ヘッダタンク(210、220、211、221)との連通構造が簡単となってコストを抑えられるうえ気密信頼性も向上させることができる。
請求項2記載の発明では、多孔扁平チューブ(100)の扁平面に幅方向に渡って所定深さの切り込み(110a、120a)を当該切り込み(110a、120a)の両側に扁平面が残るように入れ、この切り込み(110a、120a)の回りにヘッダタンク(210、220、211、221)を接合し、切り込み(110a、120a)を介して流体通路孔(100a)とヘッダタンク(210、220、211、221)とを連通させていることを特徴とする。これにより、多孔扁平チューブ(100)内の流体通路孔(100a)と各ヘッダタンク(210、220、211、221)との連通構造が簡単となってコストを抑えられるうえ気密信頼性も向上させることができる。
【0007】
請求項記載の発明では、板状の金属加工品(211、221)を多孔扁平チューブ(100)の扁平面に接合して切り込み(110a、120a)を被うことで金属加工品(211、221)をヘッダタンク(211、221)としたことを特徴とする。これにより、ヘッダタンク(211、221)を必要部分の多孔扁平チューブ(100)の片面にだけに突出させたコンパクトな熱交換器とすることができる。
【0008】
請求項記載の発明では、多孔扁平チューブ(100)を幅方向に渡って厚み方向に潰した潰し部(100b)を設けることにより、流体通路孔(100a)の流通を封止したことを特徴とする。これにより、簡単な加工で流体通路孔(100a)の流通を封止できるので、熱交換器のコストを抑えることができる。
【0009】
請求項記載の発明では、切り込み(110a、120a)に封止部品(140)を接合することにより、流体通路孔(100a)の流通を封止したことを特徴とする。これにより、切り込み(110a、120a)と封止部品(140)とを組み合わせることで簡単に流体通路孔(100a)の流通を封止でき、熱交換器の気密信頼性を向上することができる。
【0010】
請求項6記載の発明では、多孔扁平チューブ(100)は、第1面側に配置され第1流体が流通する流体通路孔(100a)の一部で構成された第1流体通路(110)と、第1面と反対側の第2面側に配置され第2流体が流通する流体通路孔(100a)の他部で構成された第2流体通路(120)とを有し、少なくとも多孔扁平チューブ(100)の第1面に幅方向に渡って所定深さの矩形形状、V字形状またはU字形状の切り込み(110a)を入れ、この切り込み(110a)を介して第1流体通路(110)とヘッダタンク(211)とを連通させ、第1流体と第2流体との熱交換を行わせることを特徴とする。
【0011】
これにより、多孔扁平チューブ(100)内の第1流体通路(110)とヘッダタンク(211)との連通構造が簡単となってコストを抑えられるうえ気密信頼性も向上させることができる。
【0012】
請求項7の発明では、多孔扁平チューブ(100)の第2面に幅方向に渡って所定深さの矩形形状、V字形状またはU字形状の切り込み(120a)を入れ、この切り込み(120a)を介して第2流体通路(120)とヘッダタンク(221)とを連通させことを特徴とする。これにより、多孔扁平チューブ(100)内の第2流体通路(120)とヘッダタンク(221)との連通構造が簡単となってコストを抑えられるうえ気密信頼性も向上させることができる。
【0013】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0015】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における冷凍サイクルの模式図であり、車両等に用い、二酸化炭素(CO2)等の高圧の冷媒を使用する冷凍サイクルである。コンプレッサで冷媒を圧縮し、ガスクーラで冷却し、膨張弁で減圧し、エバポレータで蒸発させる通常の冷凍サイクルに加え、システムの効率(性能)を向上させるため、エバポレータ下流の低温低圧冷媒とガスクーラ下流の高温高圧冷媒とを熱交換させてガスクーラ下流の冷媒温度を下げる内部熱交換器を備えている。
【0016】
本実施形態は、その内部熱交換器に本発明の熱交換器を用いたもので、図2に本発明の第1実施形態における熱交換器の斜視図を示し、図3にその熱交換器の構造を部分断面側面図で示す。但し、長手方向の中央から対称構造となっているため片側だけで説明する。
【0017】
多孔扁平チューブ100は、アルミニウム材の押出成形で多数の流体通路孔100aが形成されており、その多数の流体通路孔100aが図4(b)に示すように偏平状な断面の厚み方向に複数の列状に配置されている。本実施形態では流体通路孔100aが2列に配置された多孔扁平チューブ100を熱交換器の熱交換部に用い、一方の列を第1流体通路110とし第1流体として高温高圧冷媒を流通させ、他方の列を第2流体通路120とし第2流体として低温低圧冷媒を流通させて熱交換を行わせている。
【0018】
具体的には図3に示すように、多孔扁平チューブ100の両端近傍で、第1流体通路110側面にその第1流体通路110の開口部となる切り込み110aを多孔扁平チューブ100の幅方向に渡って所定深さだけ切り込んで設けている。
【0019】
また、反対の第2流体通路120側面にその第2流体通路120の開口部となる切り込み120aを多孔扁平チューブ100の幅方向に渡って所定深さだけ切り込んで設けている。
【0020】
この両切り込み110a、120aは、図4(b)に示すようにメタルソー等で加工され、加工コストは安く、回転する刃具方向に流体通路孔100aがないため、削った切り粉が入り込んで詰まるという問題もない。その点から切り込み110a、120aの形状は実施例のような矩形形状が望ましいが、V字形状やU字形状であっても良い。
【0021】
この両切り込み110a、120aの位置は多孔扁平チューブ100の長手方向に対して少しずらして設けてある。そして、図2、図3に示すように、この多孔扁平チューブ100の両端にアルミニウム製のパイプ材を2本づつ挿入して接合する。切り込み110aの回りに接合したパイプ材は第1流体通路110と連通する第1ヘッダパイプ(タンク)210となり、切り込み120aの回りに接合したパイプ材は第2流体通路120と連通する第2ヘッダパイプ(タンク)220となる。
【0022】
各第1、第2ヘッダパイプ210、220は、従来技術は径の違うパイプ材に形状の違う長孔を明けていたのに対し、本実施形態ではパイプ材の両側面中央に長孔230を明けた一種類のパイプ加工品でだけ良い。また、明ける長孔230も、多孔扁平チューブ100の外形のまま挿通させるため長円形で、プレス加工も接合も容易な形状となる。これらのことより、熱交換器のコストを抑えられるうえ気密信頼性も向上させることができる。
【0023】
そして、各第1、第2ヘッダパイプ210、220の流体出入口となる部分には配管接続ブロック240が接合され、流体出入口とならない反対側にはキャップ250が接合されて封止される。尚、上記に構成した部分は組み合わせたうえ治具により保持され、ろう付け用加熱炉内に搬入されて一体ろう付けされる。また、多孔扁平チューブ100の両端の切断部はろう材130が盛られて第1、第2流体通路110、120とも封止される。
【0024】
以上の構成において本実施形態の第1、第2流体の流れ経路を説明すると、第1流体は、図2中の矢印に示すように、一方の第1ヘッダパイプ210内に流入し、一方の切り込み110aから第1流体通路110に分配される。そして、第1流体通路110を流れ、他方の切り込み110aから他方の第1ヘッダパイプ210内に流れ出して集合され、矢印に示すように他方の第1ヘッダパイプ210から流出する。
【0025】
また、第2流体は、図2中の矢印に示すように、一方の第2ヘッダパイプ220内に流入し、一方の切り込み120aから第2流体通路120に分配される。そして、第2流体通路120を流れ、他方の切り込み120aから他方の第2ヘッダパイプ220内に流れ出して集合され、矢印に示すように他方の第2ヘッダパイプ220から流出する。よって、図2の矢印から分かるように、第1流体の流れと第2流体の流れは対向流となっているが、平行流であっても良い。
【0026】
次に、本実施形態での特徴を述べる。多孔扁平チューブ100の両面に、幅方向に渡って所定深さの切り込み110a、120aを入れ、この切り込み110a、120aより流体通路孔100aとヘッダタンク211、221とを連通させる構造となっている。
【0027】
これにより、多孔扁平チューブ100内の流体通路孔100aと各ヘッダタンク211、221との連通構造が簡単となってコストを抑えられるうえ気密信頼性も向上させることができる。
【0028】
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図であり、第1実施形態とヘッダタンク211、221の構造のみ異なる。
【0029】
上述の第1実施形態ではパイプ材を用いてヘッダパイプ211、221としていたが、本実施形態ではアルミニウムの部材にプレス加工や切削加工を施した板状の金属加工品211、221を、多孔扁平チューブ100の片面にろう付け接合して切り込み110a、120aを被うことで、金属加工品211、221をヘッダタンク211、221としている。これにより、ヘッダタンク211、221を必要部分の多孔扁平チューブ100の片面にだけに突出させたコンパクトな熱交換器とすることができる。
【0030】
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図であり、第1実施形態と多孔扁平チューブ100両端の封止構造のみ異なる。
【0031】
上述の第1実施形態では多孔扁平チューブ100の両端の切断部にろう材130を盛って封止していたが、本実施形態では多孔扁平チューブ100を幅方向に渡って厚み方向に潰した潰し部100bを設けることにより、流体通路孔100aの流通を封止している。これにより、簡単な加工で流体通路孔100aの流通を封止できるので、熱交換器のコストを抑えることができる。
【0032】
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図であり、これも第1実施形態と多孔扁平チューブ100両端の封止構造のみ異なる。
【0033】
本実施形態ではアルミニウム製の封止部品140を作り切り込み110a、120aに嵌めて接合することにより、流体通路孔100aの流通を封止している。これにより、切り込み110a、120aと封止部品140とを組み合わせることで簡単に流体通路孔100aの流通を封止でき、熱交換器の気密信頼性を向上することができる。
【0034】
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図であり、第1実施形態とは第2流体通路120と第2ヘッダパイプ220との連通構造が異なる。
【0035】
本実施形態では第1流体通路110と第1ヘッダパイプ210との連通構造は第1実施形態と同じであるが、第2ヘッダパイプ220に明ける長孔230は片側にだけとし、多孔扁平チューブ100の端部をそのまま挿通して接合することで第2流体通路120と第2ヘッダパイプ220との連通を取っている。
【0036】
よって多孔扁平チューブ100の第2流体通路120側面に切り込み120aを設けていないが、その代わりに両第1、第2ヘッダパイプ210、220の間の第1流体通路110側面にもう1つ切れ込み110aを設け、そこに第4実施形態の封止部品140を嵌めて接合することにより、第1流体通路110まで第2ヘッダパイプ220と連通しないようにしている。この構造は第2ヘッダパイプ220から多孔扁平チューブ100が突出しないため、熱交換器をコンパクトにすることができる。
【0037】
(第6実施形態)
図9は、本発明の第6実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図である。本実施形態では流体通路孔100aが3列に配置された多孔扁平チューブ100を熱交換器の熱交換部に用い、外側の2列を第1流体通路110とし第1流体として高温高圧冷媒を流通させ、中央の1列を第2流体通路120とし第2流体として低温低圧冷媒を流通させて熱交換を行わせている。
【0038】
よって多孔扁平チューブ100の両面に切れ込み110aを設け、その両面の切れ込み110aの回りに第1ヘッダパイプ210を接合することにより両面の第1流体通路110と連通を取っている。また、両第1、第2ヘッダパイプ210、220の間の両面にもう2つ切れ込み110aを設け、そこに第4実施形態の封止部品140をそれぞれ嵌めて接合することにより、両第1流体通路110が第2ヘッダパイプ220と連通しないようにしている。
【0039】
そして第5実施形態と同じく、第2ヘッダパイプ220に明ける長孔230は片側だけとし、多孔扁平チューブ100の端部をそのまま挿通して接合することで中央の第2流体通路120と第2ヘッダパイプ220との連通を取っている。
【0040】
このように、流体通路孔100aが多数列に配置された多孔扁平チューブ100においても、切れ込みを設ける面や切れ込みの深さを可変し、更には切れ込みと封止部品を組み合わせることにより、どの列をどこと連通させるか等が可変でき、様々な流体通路列の組み合わせができる熱交換器となる。
【0041】
尚、外側の2列を第2流体通路120とし第2流体として低温低圧冷媒を流通させ、中央の1列を第1流体通路110とし第1流体として高温高圧冷媒を流通させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における冷凍サイクルの模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態における熱交換器を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図である。
【図4】多孔扁平チューブの加工方法概要を示し、(a)は従来構造の場合、(b)は本発明の実施形態における場合である。
【図5】本発明の第2実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図である。
【図6】本発明の第3実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図である。
【図7】本発明の第4実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図である。
【図8】本発明の第5実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図である。
【図9】本発明の第6実施形態における熱交換器の構造を示す部分断面側面図である。
【符号の説明】
100 多孔扁平チューブ
100a 流体通路孔
100b 潰し部
110 第1流体通路
110a 切り込み
120 第2流体通路
120a 切り込み
140 封止部品
211 第1ヘッダパイプ(ヘッダタンク、金属加工品)
221 第2ヘッダパイプ(ヘッダタンク、金属加工品)

Claims (7)

  1. 押出成形で形成される多数の流体通路孔(100a)が断面厚み方向に複数の列状に配置された多孔扁平チューブ(100)を熱交換部に用いた熱交換器において、
    前記多孔扁平チューブ(100)の扁平面であって、前記流体通路孔(100a)の一方の列の側面に、幅方向に渡って前記流体通路孔(100a)の前記一方の列の開口部となる所定深さの矩形形状、V字形状またはU字形状の切り込み(110a、120a)を入れ、この切り込み(110a、120a)の回りにヘッダタンク(210、220、211、221)を接合し、前記切り込み(110a、120a)を介して前記流体通路孔(100a)の前記一方の列と前記ヘッダタンク(210、220、211、221)とを連通させていることを特徴とする熱交換器。
  2. 押出成形で形成される多数の流体通路孔(100a)が断面厚み方向に複数の列状に配置された多孔扁平チューブ(100)を熱交換部に用いた熱交換器において、
    前記多孔扁平チューブ(100)の扁平面に、幅方向に渡って所定深さの切り込み(110a、120a)を当該切り込み(110a、120a)の両側に前記扁平面が残るように入れ、この切り込み(110a、120a)の回りにヘッダタンク(210、220、211、221)を接合し、前記切り込み(110a、120a)を介して前記流体通路孔(100a)と前記ヘッダタンク(210、220、211、221)とを連通させていることを特徴とする熱交換器。
  3. 板状の金属加工品(211、221)を前記多孔扁平チューブ(100)の片面に接合して前記切り込み(110a、120a)を被うことで前記金属加工品(211、221)を前記ヘッダタンク(211、221)としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記多孔扁平チューブ(100)を幅方向に渡って厚み方向に潰した潰し部(100b)を設けることにより、前記流体通路孔(100a)の流通を封止したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記切り込み(110a、120a)に封止部品(140)を接合することにより、前記流体通路孔(100a)の流通を封止したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 押出成形で形成される多数の流体通路孔(100a)が断面厚み方向に複数の列状に配置された多孔扁平チューブ(100)を熱交換部に用いた熱交換器において、
    前記多孔扁平チューブ(100)は、第1面側に配置され第1流体が流通する前記流体通路孔(100a)の一部で構成された第1流体通路(110)と、第1面と反対側の第2面側に配置され第2流体が流通する前記流体通路孔(100a)の他部で構成された第2流体通路(120)とを有し、少なくとも前記多孔扁平チューブ(100)の第1面に幅方向に渡って所定深さの矩形形状、V字形状またはU字形状の切り込み(110a)を入れ、この切り込み(110a)を介して前記第1流体通路(110)とヘッダタンク(211)とを連通させ、前記第1流体と前記第2流体との熱交換を行わせることを特徴とする熱交換器。
  7. 前記多孔扁平チューブ(100)の第2面に幅方向に渡って所定深さの矩形形状、V字形状またはU字形状の切り込み(120a)を入れ、この切り込み(120a)を介して前記第2流体通路(120)とヘッダタンク(221)とを連通させことを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。
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