JP3826568B2 - 撮像装置およびそれを用いた画像読み取り装置 - Google Patents

撮像装置およびそれを用いた画像読み取り装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読み取り装置などに用いられる撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、多数の撮像素子を直線的に並べてなる光センサを備えるCCD等の撮像装置を搭載したキャリッジを原稿面に対して平行に移動させることにより、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置が知られている。
【0003】
例えば図4に示すように、フラットベッド型の画像読み取り装置の場合、箱型の筐体の上面に原稿110を置くためのガラス等の透明板からなる原稿台が設けられている。筐体の内部に設けられるキャリッジは、光源と上記の撮像装置200とが搭載され、駆動装置により原稿台に平行に移動する。光源の照射光は、原稿台上の原稿110表面で反射され、集光レンズ120により撮像装置200に集光されるようになっている。
【0004】
撮像装置200は、半田付けなどの加工時の汚染や、ごみの付着、撮像装置の取り回し時の破損等からハウジング220に収容された光センサ210を保護するため、あるいはハウジング220に設けられた入出力端子と光センサ210とを電気的に接続するジャンパー(配線)を保護するため、光センサ210を覆うようにカバーガラス230を設けることが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような画像読み取り装置において、カバーガラス230を直接通過する第1の光路310を通る光と、カバーガラス230の内側および外側の界面で反射した第2の光路320を通る光とを光センサ210が受光すると、実際の原稿に対応する画像のほかに、その位置からわずかにずれた位置に別の画像があるかのように読み取られる、いわゆるゴーストが発生し、画像の品質が劣化することがある。特に、階調の表現を調整するために行うガンマ補正時に、図5に示すようにガンマカーブを立ち上げた場合、すなわち輝度が低い領域でガンマカーブの勾配を大きくすると、画像が暗い部分でゴーストが目立って発生するという問題があった。
【0006】
ゴーストを低減するために、従来よりカバーガラスの表面に反射防止コーティングを施すことが行われている。また、カバーガラスをできるだけ薄くすることも考えられる。
【0007】
しかしながら、上記のようにカバーガラスに反射防止コーティングを施した場合は、コーティングの工程により製造時の手間が増え、コストが増加するという問題があった。また、カバーガラスを薄くした場合は、カバーガラスの強度が低下し、破損しやすいという問題があった。さらに、上記のいずれの方法でも、ゴーストを完全に除去することはできなかった。
【0008】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡単な構造でゴーストの発生を低減することができる撮像装置およびそれを用いた画像読み取り装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1〜2に記載の撮像装置によれば、複数の撮像素子を有する光センサと、読み取り対象からの光が通過する開口を有し、前記光センサを収容するハウジングと、前記開口を覆い表面が凹側に裏面が凸側に湾曲した透明カバーとを備える。この読み取り対象の一点からの光が、直接透明カバーを通過した光と透明カバーの裏面および表面で反射した光とで、撮像素子に読み取られる位置のずれが低減するので、ゴーストの発生を低減することができる。透明カバーは、全面がほぼ均一の厚さに形成されることが望ましい。
【0010】
本発明の請求項3記載の画像読み取り装置によれば、読み取り対象からの光を集光する集光レンズと、透明カバーの表面上の任意の点は前記集光レンズの主点からほぼ等距離であり、前記透明カバーの裏面上の任意の点は前記集光レンズの主点からほぼ等距離である撮像装置とを備える。そのため、読み取り対象からの光が透明カバーの裏面および表面で反射した場合でも、反射面が光路に対して常に垂直であるため、読み取り対象の同一点からの光が異なる撮像素子に読み取られることがなく、ゴーストの発生を低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図2は本発明の一実施例の撮像装置を適用したキャリッジ移動型のフラットベッド型画像読み取り装置を示す概略図である。
【0013】
箱型の筐体2の上面に、ガラス等の透明板からなる原稿台1が設けられている。筐体2の内部には、図示しない駆動装置により原稿台1に対して平行に往復移動可能なキャリッジ3が設けられ、このキャリッジ3に光源4と撮像装置5とが搭載されている。光源4の照射光は原稿台1上の原稿8の表面で反射され、複数のミラー6で反射した後、集光レンズ7により撮像装置5に集光されるようになっている。撮像装置5は、赤(R:Red)、緑(G:Green)および青(B:Blue)の光をそれぞれ電気信号に変換して出力する。複数のミラー6で反射させることにより、原稿8から集光レンズ7までの光路長を大きくしている。原稿台1のキャリッジ3移動方向の端部には、高反射率均一反射面を有する白基準9が設けられている。
【0014】
キャリッジ3を副走査方向に移動させつつ撮像装置5から出力された電気信号を検出し、信号処理部10で処理した後にインターフェイス15から外部の画像処理装置に転送することにより原稿8の画像を読み取ることができる。
【0015】
図3は、本実施例の撮像装置5を示す概略図である。撮像装置5は、基板上にR、G、Bのそれぞれの光を電気信号に変換して読み取る撮像素子としての光電変換素子を複数配列してなる光電変換素子列51、52、53等の光センサを備える。例えば、A4サイズの原稿を600dpi(Dot Per Inch)で読取るためには、1ライン当たり5000個以上の撮像素子が必要となる。各光電変換素子列51、52、53にはそれぞれ転送ゲート511、521、531とシフトレジスタ512、522、532が設けられている。
【0016】
図1は、本実施例の撮像装置5を模式的に示す断面図である。各光電変換素子列51、52、53が配置された基板はセラミックやプラスチックなどにより形成されたハウジング55に収容される。集光レンズ7からの光は開口551を通過して光電変換素子列51、52、53に照射される。開口551は、透明カバーとしてのカバーガラス56により覆われている。そのため、撮像装置5をキャリッジに取り付けるための半田付けなどの加工時の汚染、ごみの付着、撮像装置5の取り回し時の破損からハウジング55に収容された光電変換素子列51、52、53を保護することができる。また、光電変換素子列51、52、53とハウジング55に設けられた入出力端子とを電気的に接続するジャンパー配線を保護することができる。カバーガラス56の表面に付着した汚れやごみは、光電変換素子列51、52、53表面の汚れやごみに比べて容易に除去することができる。
【0017】
カバーガラス56は、全面がほぼ一定の厚さのガラス板からなり、このガラス板の表面561および裏面562が集光レンズ7の主点71を中心とした断面円弧状に形成されている。そのため、表面561と裏面562とはほぼ平行であり、また、集光レンズ7を通過する光路はカバーガラス56に対して常に垂直であるため、表面561および裏面562で反射した反射光の光路がカバーガラス56を直接通過する光路から外れることがない。そのため、いわゆるゴーストの発生を低減させることができる。
【0018】
各光電変換素子列51、52、53に蓄積された電荷は、所定の間隔で発生される駆動信号に同期して、転送ゲート511、521、531を介してシフトレジスタ512、522、532に転送される。各光電変換素子列51、52、53では次の読み取りラインからの光による電荷の蓄積が始まり、各シフトレジスタ512、522、532に転送された電荷は1素子毎に順に出力部513、523、533から出力される。
【0019】
撮像装置5から出力された電荷は、信号処理装置10で処理される。信号処理装置10には、増幅器、A/D変換部、シェーディング補正部、ガンマ補正部などが設けられている。
【0020】
次に、上記のように構成された画像読み取り装置の動作を説明する。
【0021】
使用者は、この画像読み取り装置のインターフェイス15に図示しないパーソナルコンピュータを接続し、原稿台1に原稿8を置いて、パーソナルコンピュータから原稿の読み取り範囲や読み取り解像度を指定して読み取りの実行を指令する。
【0022】
読み取りの実行が指令されると、図示しない制御装置は光源4を点灯させ、キャリッジを各光電変換素子列の各素子の配列方向に対して垂直に一定の速度で移動させる。撮像装置5の各光電変換素子列では原稿からの光を電荷に変換して蓄積する。光電変換素子列に蓄積された電荷は所定の時間毎に発生される駆動信号によりシフトレジスタに転送され、1ライン分の画像データが順次信号処理装置10に出力される。各光電変換素子列が1ラインを読み取るのに要する時間とキャリッジ3の移動速度とにより副走査方向の読み取り解像度を決定する。
【0023】
信号処理装置10では、増幅器により信号を増幅した後、A/D変換部によりデジタルの光量信号データに変換し、シェーディング補正部、ガンマ補正部およびその他の補正部で各種の補正を行う。補正された信号はインターフェイス15を介してパーソナルコンピュータ等に出力される。
【0024】
キャリッジ3を移動させつつ、各読み取りラインで上記処理を繰り返すことにより、指定した範囲の画像がパーソナルコンピュータ等に出力される。
【0025】
本実施例では、本発明の撮像素子をキャリッジ移動式のフラットベッド型画像読み取り装置に適用したが、ミラー移動式のフラットベッド型画像読み取り装置や、シートフィード型画像読み取り装置に本発明を適用することができるのはもちろんのことである。また、デジタルスチルカメラ等のように、複数の撮像素子をマトリックス状に配列した撮像装置を用いた場合でも、透明カバーの表面および裏面を集光レンズの主点を中心とした球面の一部とすることにより、ゴーストの発生を低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による撮像装置の断面を示す模式図である。
【図2】本発明の第1実施例の撮像装置を適用した画像読み取り装置を示す概略図である。
【図3】本発明の第1実施例による撮像装置を示すブロック図である。
【図4】従来の撮像装置を用いた画像読み取り装置に、ゴーストが発生する様子を説明する断面模式図である。
【図5】入力信号と出力値の関係を表すガンマカーブを示す特性図である。
【符号の説明】
1 原稿台
2 筐体
3 キャリッジ
4 光源
5 撮像装置
51、52、53 光電変換素子列(光センサ)
511、521、531 転送ゲート
512、522、532 シフトレジスタ
513、523、533 出力部
55 ハウジング
56 カバーガラス(透明カバー)
6 ミラー
7 集光レンズ
71 主点
8 原稿
9 白基準
10 信号処理装置

Claims (3)

  1. 複数の撮像素子を有する光センサと、
    読み取り対象からの光が通過する開口を有し、前記光センサを収容するハウジングと、
    前記開口を覆い、表面が凹側に裏面が凸側に湾曲した透明カバーと、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記透明カバーは、ほぼ均一の厚さに形成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 読み取り対象からの光を集光する集光レンズと、
    請求項1〜2のいずれか一項に記載の撮像装置とを備え、
    前記透明カバーの表面上の任意の点は、前記集光レンズの主点からほぼ等距離であり、前記透明カバーの裏面上の任意の点は、前記主点からほぼ等距離であることを特徴とする画像読み取り装置。
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