JP3823846B2 - スプールファイル加工装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷ジョブ毎のスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成するスプールファイル加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略す)等のコンピュータシステムにおいて、アプリケーションソフトからの印刷指示に基づき、印刷ジョブ毎にスプールファイルを生成して一旦ハードディスク等の記憶装置に記憶し、その記憶したスプールファイルを、プリンタの動作状況に応じてプリンタへ出力する印刷システムが知られている。そして、この種の印刷システムは、パソコン等のコンピュータがOS(Operating System)を実行することにより、OSの一機能として実現されるのが一般的である。
【0003】
図7に、従来の印刷システムにおける印刷データの流れの一例を示す。図7は、パソコン等のOSとして知られているWindows(登録商標)の一つであるWindowsXP上でアプリケーションソフトが実行され、ユーザがそのアプリケーションソフトで作成した印刷データ(例えば文書データ等)の印刷を指示した場合の印刷データの流れを示すものである。
【0004】
図7に示す如く、パソコンにて起動中のアプリケーション41からユーザ操作により印刷指示がなされると、その指示内容はWindowsXPのプリンタドライバを介して、WindowsXPが提供するプログラムモジュールであるGDI(Graphics Device Interface )42に送られる。このGDI42により、仮想化されたディスプレイ領域であるデバイスコンテキスト(以下「DC」と略す)が作成されてアプリケーション41へ供給される。これにより、アプリケーション41によるDCへの描画処理が行われ、その結果、EMF(Enhanced Meta File)と称される、プリンタの種類に依存しない中間ファイルがページ毎に生成される。
【0005】
各ページの中間ファイルは、スプーラシステム43によって、印刷ジョブ毎に一つのスプールファイルとして一時的に記憶装置に記憶(スプール)される。そして、プリントプロセッサ44が、記憶装置に記憶されたスプールファイルをGDI(プリンタドライバ)45へ渡すことにより、スプールファイルがこのGDI45によって出力先のプリンタに応じたプリンタ制御コードに変換され、プリンタへ出力される。
【0006】
尚、GDI45による上記変換は、実際には、デバイス(プリンタ)メーカが提供するプリンタドライバがOSと連携しながら行われる。具体的には、プリントプロセッサ44からスプールファイルを渡されたプリンタドライバがOSを呼ぶことにより、OSにてスプールファイルのラスタライズ(ビットマップ展開)が行われる。そして、このラスタライズされたラスタ画像が、プリンタドライバによってプリンタ制御コードに変換されるのである。
【0007】
一方、上記例示した通常の印刷に加え、例えばページ分割された複数のページを同一ページ内に印刷するいわゆる4in1,2in1等のNin1と称されるマルチページ印刷や、ある画像に別の画像を重ねて印刷する重ね印刷などの、種々の特殊印刷を行いたいというニーズもあり、そのような特殊印刷ジョブをパソコン側で制御することも考えられている。そこで本願出願人は、特開平11−219265号公報にて、スプールファイルを加工することにより特殊印刷を実現する技術を提案した。
【0008】
具体的には、スプーラシステム43によりスプールされたスプールファイルをプリントプロセッサ44を介して取り出し、そのスプールファイルをページ毎の中間ファイルに分割する。そして、ページ分割した中間ファイルに加工を施して新たなスプールファイルを生成し、再びスプーラシステム43へ戻すものである。これにより、新たに生成されたスプールファイルに基づいて、出力先のプリンタに応じたプリンタ制御コードをGDI45にて生成するといった通常の処理を可能としつつ、上記各種の特殊印刷を実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記説明した従来の印刷システムでは、アプリケーション41にて作成された印刷ジョブにビットマップが含まれている場合に、そのビットマップを含む印刷ジョブのスプールファイルに対し、プリンタドライバ側で、上記公報に開示された技術(以下「スプールファイル加工技術」ともいう)等により例えばマルチページ印刷等のページ縮小を伴う加工(以下単に「縮小加工」という)を施したとき、アプリケーション41の種類によっては、縮小加工前のビットマップの階調が保持されず所望の印刷結果が得られないという問題があった。以下、このことについて、図8に基づいて詳説する。
【0010】
上記例示したWindowsでは、アプリケーションが作成した印刷ジョブの中間ファイル(EMF)に含まれるビットマップを縮小する場合に階調をどのように処理するかを、アプリケーション側にて予め指定できるようになっている。
即ち、アプリケーション側でビットマップを含む印刷ジョブの中間ファイルを生成する際、中間ファイル(複数のレコードにて構成;後述の図2参照)の中に、アプリケーション以外のプリンタドライバ等にてビットマップの縮小処理が行われる場合の、階調処理モードを指定するためのレコードを付加するのである。
【0011】
例えばWindowsの場合、この階調処理モード(Windowsでの呼称は‘ビットマップの伸縮モード’)として、黒優先の2値化(Windowsでの呼称は「BLACKONWHITE」),白優先の2値化(Windowsでの呼称は「WHITEONBLACK」),中間調(ハーフトーン;Windowsでの呼称は「HALFTONE」)といった種々のモードが用意されている。そして、アプリケーション側で、中間ファイル中にいずれかのモードを指定するレコードを付加することにより、階調処理モードを指定できるのである。
【0012】
より具体的には、例えば、あるビットマップに対してアプリケーション側で黒優先の2値化(以下単に「黒優先」ともいう)モードが指定された場合であって、そのビットマップを含むスプールファイルが上記スプールファイル加工技術により縮小加工され、縮小加工後の新たなスプールファイルがOSによりラスタライズされる場合、OSは、スプールファイルに含まれる(詳細には中間ファイルに含まれる)上記黒優先モードを指定するレコードに従い、ビットマップを黒優先の2値化処理しつつラスタライズを行う。
【0013】
尚、黒優先の2値化とは、図8(a)に示した2in1加工(2つのページを同一ページ内に印刷する縮小加工)の例のように、隣接する2つのドットを1つにする際、単に、いずれか一方が黒のドットなら黒を優先させて黒ドット1つにするというものである。逆に、白優先の2値化(以下単に「白優先」ともいう)とは、隣接する2つのドットに白が含まれていれば、白を優先させて白ドット1つにするものである。
【0014】
中間調(ハーフトーン)モードは、縮小加工の前後で階調が保持されるようにするものであり、例えば近傍数ドットの白黒配列から演算等により縮小加工後のドット配列を決めるなど、種々の方法により、階調が保持されるよう白・黒のドット配列が決まる。そのため、黒優先モード或いは白優先モードのような単純な処理に比べ、処理速度は遅くなる。
【0015】
そして、多くのアプリケーションは、ビットマップの階調処理モードとしてハーフトーンを指定するよう構成されている。そのため、そのようなアプリケーションが生成したスプールファイル(ビットマップ含む)を縮小加工した場合、OSは、縮小加工後のスプールファイルをラスタライズするにあたり、中間ファイル中のハーフトーン指定レコードに従い、ビットマップの階調を保持するようラスタライズを行う。これにより、階調が保持された印刷結果を得られるのである。
【0016】
しかしながら、アプリケーションによっては、階調処理モードとして黒優先モード或いは白優先モードを指定するものや、何ら指定しないものもある。前者の場合では、OSによりスプールファイルがラスタライズされる際、指定された階調処理モード(例えば黒優先モード)が適用されることにより、例えば図8(a)に示したような処理がなされる。そのため、図8(b)に示した2in1加工の例のように、仮にハーフトーン指定したならば階調保持された縮小印刷結果が得られたであろうものが、黒優先指定したことにより、縮小加工前の元のビットマップの階調が再現されない(崩れた)縮小印刷結果となってしまうのである。
【0017】
後者の場合(アプリケーションが何ら指定しない場合)については、例えばWindowsではデフォルトとして「黒優先モード」として処理するよう構成されているため、ビットマップは全てそのように処理されることになる。そのため、やはり図8に示したように、階調が再現されない縮小印刷結果となってしまう。
【0018】
尚、アプリケーションによっては、アプリケーション自身が備えるページ設定機能等で縮小印刷設定できるものもあるが、そのような場合、アプリケーション側では、その縮小印刷設定の内容に従った中間ファイルが生成されることになり、プリンタドライバ側では何ら縮小処理を行うことなく通常の1ページ印刷として扱われ、結果的に縮小印刷された印刷物が得られる。そのため、上記のような階調が崩れるといった問題は生じない。
【0019】
上記問題は、あくまでも、アプリケーションが生成したスプールファイルをプリンタドライバ側で加工(縮小加工)するからこそ生じる問題なのである。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、アプリケーションで生成されたビットマップを含む印刷データを、プリンタドライバで縮小加工して縮小印刷する際に、ビットマップの階調が保持された縮小印刷結果を得られるようにすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のスプールファイル加工装置は、印刷デバイスに依存しない印刷ジョブ毎の中間ファイルからなるスプールファイルを記憶手段へ一旦記憶し、該記憶したスプールファイルを印刷デバイスに適合した形式の印刷データに変換して該印刷デバイスへ出力するよう構成された印刷システムにおいて、記憶手段に記憶されたスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成するものである。
【0021】
そして、本発明では、スプールファイル取得手段によって記憶手段から取り出されたスプールファイルに対し、加工情報有無判断手段が、そのスプールファイルを加工すべき加工情報が含まれているか否かを判断し、加工情報が含まれていると判断された場合に、縮小判断手段が、該含まれている加工情報が縮小印刷すべき旨の情報でるか否かを判断する。
そして、縮小判断手段により縮小すべき旨の情報と判断された場合に、中間調指定手段が、該スプールファイルから前記印刷データへの変換時にビットマップの縮小処理が行われる場合の、該ビットマップの階調処理に関する階調処理モードとして、中間調モードを指定することにより、縮小処理の前後でビットマップの階調が保持されるようにする。
【0022】
また、スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルに対し、加工情報有無判断手段により加工情報が含まれていると判断されたときは、加工手段が、該加工情報に基づいてスプールファイルを加工して、該加工後のスプールファイルを、加工前のスプールファイルに代わる新たなスプールファイルとして再び記憶手段へ戻す。
【0023】
即ち、例えばスプールファイルにビットマップが含まれていて更に縮小加工(例えば既述のマルチページ印刷加工など)すべき旨の加工情報も含まれており、そのスプールファイルが加工手段にて縮小加工された場合は、加工後の新たなスプールファイルが印刷デバイスに適合した形式の印刷データ(以下「デバイス適合データ」という)に変換される際、ビットマップの縮小処理が行われることになる。
【0024】
そこで、本発明のように、記憶手段から取り出したスプールファイルに対して中間調指定手段が中間調モードを指定することにより、ビットマップの縮小処理の際は、縮小処理前の元のビットマップの階調が保持されるように行われるのである。尚、加工情報としてビットマップの縮小処理を伴わない加工をすべき旨の情報がある場合には、中間調モードを指定してもしなくても印刷デバイスでの印刷出力結果に差異はない。
そのため、スプールファイルに対し、マルチページ印刷加工のような、デバイス適合データへの変換時にビットマップの縮小処理を伴うような加工が加工手段によりなされても、縮小処理前後でビットマップの階調が保持された縮小印刷結果を得ることができる。
【0025】
尚、中間調指定手段による中間調モードの指定は、スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルを加工手段にて加工する前に行ってもいいし、逆に、加工手段による加工後の新たなスプールファイルに対して行ってもいいし、或いは、加工手段による加工と並行して行うようにしてもよく、指定するタイミングについては特に限定されない。
【0026】
ここで、中間調モードの具体的指定方法としては、種々考えられるが、例えば請求項2に記載のように、まずページ分割手段が、スプールファイルをページ毎の中間ファイルに分割し、中間調指定手段が、そのページ分割された中間ファイル毎に、階調処理モードとして中間調モードを指定するデータを該中間ファイルの先頭に付加することにより、当該中間ファイルに対する中間調モードの指定を行うようにするとよい。
【0027】
即ち、仮に、スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルが、ビットマップを含む印刷ジョブのスプールファイルであるものの階調処理モードを指定するデータは含まれず、縮小加工すべき加工情報が含まれたものである場合であっても、そのスプールファイルを構成する各ページの中間ファイルの先頭に中間調モードを指定するデータを付加すれば、デバイス適合データ変換時のビットマップの縮小処理において、縮小処理前後で階調が保持されるよう階調処理がなされる。
【0028】
このように、請求項2記載の発明によれば、スプールファイル中に何ら階調処理モードを指定するデータが含まれていなくても、スプールファイルを構成する各ページの中間ファイル毎にその先頭で中間調モードが指定されるため、デバイス適合データへの変換時にビットマップの縮小処理が行われる場合、縮小処理前後でのビットマップの階調保持が可能となる。
【0029】
但し、上記のように各中間ファイルの先頭に中間調モード指定のデータを付加する方法では、スプールファイル中に何ら階調処理モードを指定するデータが含まれていない場合にはもちろん有効であるものの、例えば、中間ファイルに予め、ビットマップ縮小処理前の階調が保持されないような階調処理モード(例えば、従来技術の説明にて記載した黒優先モードや白優先モード等)を指定するデータが含まれている場合、当該中間ファイルにおける当該データ以降のビットマップについては、その階調処理モード(階調保持されないモード)が適用されてしまう場合がある。既述のWindowsはその一例である。
【0030】
つまり、印刷システムによっては、黒優先モードを指定するデータを含む中間ファイルの先頭に、中間調指定手段が中間調モード指定のデータを付加しても、その中間ファイルにおける先頭から黒優先モードを指定するデータの前までに含まれるビットマップについては中間調モードが適用されるのだが、その中間ファイルにおける黒優先モード指定データ以後のビットマップに対しては、黒優先モードが適用される場合があるのである。
【0031】
そこで、中間調モードの具体的指定方法として、例えば請求項3記載のように、中間調指定手段が、ページ分割手段によりページ分割された中間ファイル毎に、階調処理モードを指定するデータが含まれているか否かを判断し、含まれている場合に、該データを、中間調モードを指定するデータに変更するようにするとよい。
【0032】
このようにすれば、スプールファイルを構成する各中間ファイル中に、中間調モード以外のモードを指定するデータが含まれていたとしても、そのデータは全て中間調モード指定のデータに変更される。つまり、スプールファイル中に含まれている、階調処理モードを指定するデータの全てが、中間調モード指定のデータとなるのである。
【0033】
しかし、請求項3記載の発明は、スプールファイルに予め階調処理モード指定のデータが含まれている場合(以下これを「パターン1」ともいう)に有効となるのであって、何ら階調処理モードを指定するデータを何ら含まないスプールファイル(以下これを「パターン2」ともいう)に対しては有効に作用しないことになる。
【0034】
そのため、例えばWindowsのようにデフォルトで「黒優先モード」として処理するよう構成されているシステムに対して、請求項3記載の発明を適用すると、ビットマップ及びビットマップの縮小処理を伴うような加工情報は含むが階調処理モード指定のデータは一切含まないスプールファイルについては、実質的に請求項3記載の発明が作用せず、デバイス適合データへの変換時におけるビットマップ縮小処理の際に、デフォルトの黒優先モードが適用されてしまう。
【0035】
つまり、請求項2記載の発明は、パターン2の場合は有効であるもののパターン1の場合には無効となるおそれがあり、逆に請求項3記載の発明は、パターン1の場合は有効であるもののパターン2の場合には無効となるおそれがあるのである。
【0036】
そこで、例えば請求項4に記載のように、中間調指定手段が、ページ分割手段により分割された各中間ファイル毎に、階調処理モードとして中間調モードを指定するデータを該中間ファイルの先頭に付加すると共に、更に、該中間ファイル中に階調処理モードを指定するデータが含まれているか否かを判断し、含まれている場合、該データを、中間調モードを指定するデータに変更するものであるとよい。
【0037】
つまり、請求項2に記載した、中間調モード指定データを中間ファイルの先頭に付加する機能と、請求項3に記載した、中間ファイル中に予め含まれている階調処理モードを指定するデータを、中間調モード指定のデータに変更する機能とを、共に備えたものである。これにより、上記パターン1及びパターン2のいずれの場合にも、ビットマップの縮小処理が中間調モードにて行われることになり、縮小処理前後でビットマップの階調が保持された縮小印刷結果をより確実に得ることができる。
【0038】
そして、本発明(請求項1〜4)のスプールファイル加工装置が、白黒印刷用のスプールファイル及び多色印刷用のスプールファイルを共に加工できるものであるときは、特に請求項5に記載のように、中間調指定手段を、スプールファイルが白黒印刷用のものである場合にのみ、その動作を実行するものとして構成するとよい。
【0039】
即ち、中間調指定手段は、記憶手段から取り出された、縮小印刷すべき旨の加工情報が含まれているすべてのスプールファイルに対して、その動作(中間調モード指定)を実行してもよいのだが、一般にカラー印刷の場合は、白黒印刷の場合のようにビットマップの縮小処理により階調が崩れるといった問題は生じない。
【0040】
また、中間調モードによる階調処理は、階調を保持しつつ階調処理を行うという性質上、黒優先モードや白優先モードのような単純な処理に比べて、処理速度が遅くなる。
そのため、ビットマップの縮小処理を行うと階調が崩れてしまう場合(つまりビットマップの縮小処理を伴う加工情報が含まれていてしかも白黒印刷用のスプールファイルの場合)にのみ、中間調指定手段による中間調モード指定(中間調モード指定データへの変更も含む)を行うことにより、デバイス適合データへの変換をより効率的かつ高速に行うことが可能となる。
【0041】
また、本発明のスプールファイル加工装置(請求項1〜5)は、例えば別途ハードウェアにより実現することができるなど、種々の方法により実現可能であるが、コンピュータがアプリケーションソフト(プログラム)を実行することにより実現することができる。
【0042】
即ち、当該スプールファイル加工装置における各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを備え、コンピュータがそのプログラムを実行することにより、本発明のスプールファイル加工装置を実現するのである。
そして、コンピュータを本発明のスプールファイル加工装置として機能させるためのプログラムは、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体としてプログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータに組み込んで用いてもよい。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の印刷システムのソフトモジュール構成を示すブロック図である。本実施形態では、パソコン1のOS(基本ソフト)がWindowsXPである場合について示しており、中間ファイル生成部11にて生成された印刷用の中間ファイルがプリントスプーラ12によってスプールファイルとして一旦スプール領域28へ記憶され、その記憶されたスプールファイルに加工情報が含まれているときは、スプールファイル加工部15にてそのスプールファイルを加工して再びスプール領域28へ戻し、プリンタ2の動作状態に応じて、スプールファイルをGDI14にてプリンタ制御コードに変換してプリンタ2(本発明の印刷デバイス)へ出力するものである。
【0044】
尚、一般に、パソコン1は、CPU、ROM、RAM、I/O等のハードウェアのもとでOSがこれらの制御を担い、そのOSの元で、アプリケーションソフトやデバイスドライバ等の応用ソフトが動作するようになっている。そして、本実施形態では、中間ファイル生成部11内のプリンタドライバ22とGDI23、及びプリントスプーラ12は、OSの一機能としてのプログラムモジュールであり、GDI14,ページ分割部16,伸縮モード設定部17及びEMF加工部18はいずれも、プリンタ2を動作させるためにパソコン1に組み込まれたデバイスドライバ(プログラム)であってOSと連携しながらプリンタ2の動作を制御する。
【0045】
また、プリントプロセッサ27は、OS(WindowsXP)が元々備えているプリントプロセッサ(図示略)とは別に、プリンタ2に対応してパソコン1に追加(インストール)されることによりOSの中に組み込まれて動作するプログラムモジュールであり、スプールファイル加工部15と共に本発明のスプールファイル加工装置を構成するものである。尚、本実施形態では、パソコン1において印刷システムを実現するための各種プログラムは全てハードディスク(HDD)13に格納されている。以下、本実施形態の印刷システムの動作について詳述する。
【0046】
図1に示す如く、ユーザによってパソコン1上のアプリケーション21により作成されたデータは、WindowsXPのプリンタドライバ22を介してWindowsXPが提供するプログラムモジュールであるGDI23に送られ、このGDI23により仮想化されたディスプレイ領域であるDC(デバイスコンテキスト)が作成される。そして、このDCの指示された座標にデバイス(プリンタ、ディスプレイ等)の種類に依存しない印刷ジョブ毎の印刷データが格納され、仮想化されたデバイスへの描画が行われる。アプリケーション21は、例えばワープロソフトや表計算ソフトなどの、OS上で動作する応用ソフトを示すものである。
【0047】
一般にGDIと呼ばれるものには、DCの管理、EMFの形成を行うものと、DCへの処理をデバイス(例えばプリンタやディスプレイ)に依存するコマンドに変換するものとがあり、前者はOSにより提供されるものであって図1のGDI23或いはGDI19(後述)がこれに相当するものであり、後者はデバイスメーカによりドライバとして提供されるものであって図1のGDI14(後述)に相当するものである。
【0048】
尚、図1では、GDI23とGDI19とを分けて図示しているが、実際には共通のモジュールとしてOSより提供されているものである。
このようにDC即ち仮想化されたデバイスに描画することで、各ページ毎にデバイスの種類に依存しないEMF(中間ファイル)が形成される。このEMFがスプーラシステム26により結合されて1つの印刷ジョブとなるように、HDD13にて確保された記憶手段であるスプール領域28に、スプールファイルとして格納される。このスプールファイルには、マルチページ印刷、重ね印刷やページ入れ換え印刷等の特殊印刷を行うための加工情報も含まれる。
【0049】
即ち、アプリケーション21にて作成したデータをユーザが印刷させる際に、特殊印刷をする旨の指示があった場合は、その旨の情報(スプールファイルを加工するための加工情報)も、スプールファイルに付加される。
尚、スプール領域28は必ずしもパソコン1内のハードディスク13内に確保されている必要はなく、例えばパソコン1の外部に何らかの記憶装置等を設けてその記憶装置の一部をスプール領域28として確保するようにしてもいいなど、パソコン1から管理可能な状態に存在する限り、その態様は特に限定されない。
【0050】
そして、マルチページ印刷、重ね印刷等の特殊印刷を行う場合には、スプールファイル加工部15が起動され、このスプールファイル加工部15により、スプール領域28に格納されている印刷ジョブ毎のスプールファイルが特殊印刷のために加工される。具体的には、プリントプロセッサ27が、スプール領域28に記憶されたスプールファイルを取り出して、その取り出したスプールファイルに加工情報が含まれているか否かをみる。そして、加工情報が含まれている場合に、そのスプールファイルをスプールファイル加工部15へ渡す。
【0051】
本実施形態のプリンタ2は、白黒印刷はもちろん、多色(カラー)印刷も可能ないわゆるカラーページプリンタとして構成されたものである。そのため、スプールファイル加工部15も、白黒印刷用のスプールファイルはもちろん、多色印刷用のスプールファイルについても、加工情報に基づく加工処理が可能となるよう構成されている。
【0052】
スプールファイル加工部15における処理の詳細は後述するが、その概略だけ説明すると、まず、プリントプロセッサ27から渡されたスプールファイルを、ページ分割部16がページ毎のEMF(中間ファイル)に分割する。そして、分割後の各ページのEMFをHDD13上のテンポラリファイルにコピーする。このテンポラリファイルは不要となった時点で消去する。尚、ページ分割の前に、スプールファイルから加工情報を取得して、どのような加工をすべきかを予め識別しておく。
【0053】
本実施形態のスプールファイルは、具体的には図2に示す構成となっており、ヘッダを先頭としてページ毎のEMFが含まれる。尚、各ページの先頭には、スプールファイルのヘッダとは別に各ページのヘッダが設けられるが、図2では図示を省略している。そして、各ページのEMFは、コマンド及びデータからなる複数のレコード及びエンドコマンドにより構成されている。
【0054】
尚、本実施形態では、スプールファイル中に加工情報が埋め込まれた場合を例に挙げて説明しているが、一般的には、加工情報は、OSの機能として提供されるサブルーチン(API:Application Programming Interface )により取り出される場合が多い。
【0055】
その後、EMF加工部18が、ページ毎のEMFに対して加工情報に基づく加工を施し、新たなEMFを生成する。この加工は、OSの一機能としてのGDI19と連携して行われる。この加工後の新たなEMFは、スプーラシステム26によって再びスプール領域28へ戻される。そして、このようにスプールファイル加工部15により加工されてスプール領域28に戻された新しい印刷ジョブのEMFは、プリントプロセッサ27によってGDI14へ送られ、このGDI14により、新しい印刷ジョブのEMFがプリンタ2に対応したプリンタ制御コードに変換されて、プリンタ2に送られる。このプリンタ制御コードが、本発明の印刷データ(印刷デバイスに適合した形式のもの)に相当するものである。
【0056】
尚、プリンタの制御用コマンドはメーカ毎に仕様が異なっており、代表的なものとして、例えば米国Hewlett−Packard社のPCLや米国Adobe社のPostScript(PS:登録商標)などの種々のページ記述言語(PDL;Page-Description Language )によるコマンドセットがある。そのため、プリンタ2にて採用されているPDLに対応できるように、GDI14により、ページ毎のEMFからなるスプールファイルを、そのPDLによるプリンタ制御コードに変換しているのである。
【0057】
各ページのEMFが複数のレコードにより構成される(図2参照)ことは既に説明したが、このレコードとしては、従来技術の説明の中でも述べた通り、ビットマップを拡大又は縮小する伸縮処理をどのように行うか(換言すれば、伸縮処理の際に階調をどのように処理するか)を示すビットマップの伸縮モード(本発明の階調処理モード)を指定した、ビットマップ拡張指定レコードも含まれる。
【0058】
そして、GDI14によるプリンタ制御コードへの変換は、具体的には、OS(本実施形態ではWindowsXP)と連携して行われ、プリントプロセッサ27からスプールファイルを渡されたGDI14がOSを呼ぶことにより、OSにてスプールファイルのラスタライズが行われる。そして、このラスタライズされたラスタ画像が、GDI14によってプリンタ制御コードに変換される。
【0059】
このOSによるラスタライズは、ページ毎のEMFにつきレコードを順に(図2の例では、レコード1から順に)解析しつつ行われるのだが、ラスタライズの過程でビットマップの伸縮処理が行われる場合、ビットマップ拡張指定レコードにより伸縮モードが指定されていれば、その指定された伸縮モードに従ってビットマップの伸縮処理が行われることになる。
【0060】
本実施形態では、伸縮モードとして、従来技術の欄でも説明した「黒優先」、「白優先」、「ハーフトーン(中間調)」等の種々のモードがある。そして、このモード指定(つまりビットマップ拡張指定レコードの設定)は、アプリケーション21がEMFを生成する過程で行われ、どのモードが設定されるかは、アプリケーション21に依存する。
【0061】
そのため、アプリケーション21が生成したEMFにおいて、例えばレコード1(図2参照)がハーフトーン指定のビットマップ拡張指定レコードのとき、レコード2以下にビットマップがある場合であってしかも加工情報としてマルチページ印刷などのビットマップ縮小を伴う情報が含まれている場合は、そのビットマップの縮小は階調を保持するよう行われる。
【0062】
また例えば、レコード3が黒優先指定のビットマップ拡張指定レコードのときは、レコード3以下のレコードに含まれるビットマップの縮小は黒優先モードにて行われる。そのため、縮小前の階調が保持されず、階調の崩れた印刷結果が得られてしまうことになる。
【0063】
どの伸縮モードが指定されてくるかは、アプリケーション21の種類によって異なるのだが、一般には、ハーフトーンを指定するアプリケーションが多い。その一方で、ハーフトーン以外の例えば黒優先を指定するアプリケーションがあったり、或いは、何ら伸縮モードを指定しない(ビットマップ拡張指定レコードを付加しない)アプリケーションもある。このような場合に、ビットマップの縮小処理が行われると、従来技術の欄でも説明した通り、縮小処理前の階調が再現されなくなってしまう。
【0064】
そこで、本実施形態では、スプールファイル加工部15による加工処理の過程で、中間調指定手段としての伸縮モード設定部17が、伸縮モードをハーフトーン(本発明の中間調モード)に指定する処理(詳細は後述)を行う。
以上詳述した本実施形態の印刷システムにおいて、パソコン1のプリントプロセッサ27によりスプールファイルに加工情報が含まれていると判断され、そのスプールファイルがスプールファイル加工部15へ渡されたときに、スプールファイル加工部15が実行するスプールファイル加工処理について、図3に基づいて説明する。図3は、本実施形態のスプールファイル加工処理を示すフローチャートであり、スプールファイル加工部15としての機能を実現するためのプログラムをパソコン1が実行することにより処理されるものである。
【0065】
この処理が開始されると、まずステップ(以下「S」と略す)110にて、スプールファイルに含まれる加工情報をチェックし、どのように加工すべきかを識別する。そして、S120で、スプールファイルをページ毎のEMFに分割し、続くS130にて、スプール領域28に記憶されている元の印刷ジョブ(スプールファイル)を消去して、S140に移行する。
【0066】
S140では、S110でチェックした加工情報に従い、ページ分割されたEMFに対して実際に加工処理を施し、再び新たな印刷ジョブとして登録する。そして、スプールファイル加工後は、新たな印刷ジョブの全ページの印刷が終了するまで待機し(S150)、印刷終了とともにこの処理が一旦終了することになる。
【0067】
次に、S140の加工処理の詳細について説明する。S140では、既述の通り、スプールファイルに含まれる加工情報に従った加工処理が行われる。加工情報としては、例えばマルチページ印刷をすべき旨の情報であったり、或いは重ね印刷(透かし文字加工ともいう)をすべき旨の情報であったりするなど、種々の情報が想定されるが、ここでは、マルチページ印刷(例えば2in1加工)の場合の加工処理について、図4に基づいて説明する。図4(a)は、2ページを同一ページに印刷するいわゆる2in1加工を行う旨の加工情報があった場合に実行される加工処理を示すフローチャートである。
【0068】
この処理が開始されると、まずS210にて、加工対象となるEMFのページを示す値nが1に設定される。そして、S220に進み、nページ目(ここではまず1ページ目)のEMFが抽出される。そして、続くS230にて、図4(b)に示したような印字エリア1が設定される。つまり、本来(加工しない場合)ならページ全体に形成されるはずの1ページ目の印刷データが、2in1加工により、ページの左半分の領域に形成されるのである。
【0069】
そして、S240にて1ページ処理が実行される。この1ページ処理は、所定のDCに対してページ分割されたEMF中の各データが設定されることにより、結果として2in1加工された新たなスプールファイル(ページ毎のEMF)が得られるものである。その詳細については後述する。
【0070】
S240の1ページ処理の後は、S250にてnをインクリメントし(ここではn=2となる)、続くS260にて、nページ目のEMF(ここでは2ページ目のEMF)が有るか否かが判断される。そして、nページ目のEMFがなければ、そのままこの加工処理を終了するが、nページ目のEMFがあれば、そのnページ目のEMFについて、既述のS220〜S250の処理と全く同様に、S270〜S300の処理が実行される。
【0071】
即ち、nページ目のEMFを抽出(S270)するとともに、図4(b)に示したような印字エリア2を設定する(S280)。つまり、nページ目のデータが、2in1加工によってページの右半分の領域に形成される。そして、そのnページ目のEMFについて1ページ処理が行われ(S290)、その後再びnがインクリメントされる(ここではn=3となる)。
【0072】
そして、S310にて、S260と同様、nページ目のEMF(ここでは3ページ目のEMF)があるか否かが判断され、なければそのままこの加工処理を終了するが、nページ目のEMFがあれば、そのnページ目のEMFについて再びS220以降の処理がなされることになる。
【0073】
つまり、S220〜S240の処理は、奇数ページの印刷データを印刷用紙の左半分(印字エリア1)に印刷させるための加工を行うものであって、S270〜S290の処理は、偶数ページの印刷データを印刷用紙の右半分(印字エリア2)に印刷させるための加工を行うものであり、結果として、2ページ分の印刷データを同一ページに印刷出力させることができるようになる。
【0074】
次に、図4の加工処理におけるS240及びS290の1ページ処理の詳細について、図5に基づいて説明する。尚、図5の1ページ処理は、2in1加工等のマルチページ印刷の加工処理においてのみ実行されるものではなく、他の加工処理においても適宜呼び出されて実行されるものである。
【0075】
この処理が開始されると、まずS510にて、OSの一機能としてのGDI19をコールすることによりDCを作成する。このDCは、先に指定した印字エリア1(奇数ページ)若しくは印字エリア2(偶数ページ)を描画エリアとするように座標が設定される。そして、S520にて、当該スプールファイル中に加工情報としてマルチページ印刷等の縮小加工をすべき旨の情報が含まれ、且つ、そのスプールファイルが白黒印刷用のものであるか否かが判断される。ここで否定判定された場合は、S540以降の処理に進むが、肯定判定された場合は、S530に進み、当該ページのEMFに対して伸縮モードをハーフトーン(中間調モード)に指定する。
【0076】
具体的には、当該ページのEMFの先頭に、ビットマップの伸縮モードとしてハーフトーンを指定するビットマップ拡張指定レコードを付加するのである。図2の例でいえば、レコード1の前にこのビットマップ拡張指定レコードが新たに付加されることになり、これによりレコード1以下にビットマップが含まれていれば、そのビットマップが縮小される場合、階調を保持しつつ縮小処理が行われることになる。
【0077】
但し、前述の通り、EMFの先頭でハーフトーンを指定したとしても、EMFの途中に、ハーフトーン以外の伸縮モードを指定するビットマップ拡張指定レコードがあれば、そのレコード以下のビットマップについては、そのレコードにて指定された伸縮モードにて縮小処理が行われてしまう。
【0078】
そのため、本実施形態では、図5に示す如く、S530でハーフトーン指定した後、更に、S540にてEMFをレコード毎に分割し、続くS550にて、分割したレコードを順に(図2の例でいえばレコード1から順に)抽出する。
そして、S560にて、抽出したレコードがビットマップ拡張指定レコードであるか否かを判断し、ビットマップ拡張指定レコードでなければS590に移行して、そのレコードの内容に従ってデバイスコンテキストへの描画処理を行うが、ビットマップ拡張指定レコードである場合は、S570に移行して、S520と全く同様、当該スプールファイル中に加工情報としてマルチページ印刷等の縮小加工をすべき旨の情報が含まれ、且つ、そのスプールファイルが白黒印刷用のものであるか否かの判断を行う。
【0079】
そして、縮小加工すべき旨の加工情報を含まないか、白黒印刷用ではないかのいずれかに該当する場合は、そのままS590以降の処理に進むことになるが、縮小加工すべき旨の加工情報を含み且つ白黒印刷用であるならば、S580に進んで、そのビットマップ拡張指定レコード中のデータをハーフトーン(中間調モード)指定に変更する。
【0080】
そして、S600にて、全てのレコードについて処理(S550〜S590)が終了したか否かを判断する。ここで、全レコードについて処理を終了したならば、S610に進んでDCの後処理、即ちDCを閉じて、1ページ分の加工が終了した旨をスプーラシステム26へ伝える。これにより、加工終了したページのEMFが、加工前のEMFに代わる新たなEMFとしてスプール領域28に記憶され、プリンタ2の動作状況に応じてプリンタ2側へ出力されることになる。つまり、全ページのEMFについて加工処理が終了していなくても、加工処理が終了したEMFから順に、実際の印刷が行われるのである。
【0081】
一方、S600にて否定判定された場合(未処理のレコードがある場合)は、再びS550に戻って以降の処理を上記同様に行う。これにより、EMFを構成する全てのレコードについて、S550〜S590の処理がなされることになる。その結果、EMFの先頭にハーフトーンを指定するビットマップ拡張指定レコードが付加されると共に、EMF中にはじめから含まれていたビットマップ拡張指定レコードが全てハーフトーン指定のレコードに変更されることになる。
【0082】
以上詳述したように、本実施形態の印刷システムでは、アプリケーション21側で生成されたスプールファイルをスプールファイル加工部15にて加工処理する際に、そのスプールファイル中に縮小加工すべき旨の加工情報が含まれている場合であってしかも白黒印刷用のスプールファイルである場合、そのスプールファイルにおけるビットマップの伸縮モードをハーフトーンに指定する。具体的には、各ページのEMFの先頭にハーフトーン指定のビットマップ拡張指定レコードを付加すると共に、EMFに予め含まれているビットマップ拡張指定レコードを全てハーフトーン指定に変更するのである。
【0083】
そのため、縮小加工後のスプールファイルがGDI14にてプリンタ制御コードに変換される際、ビットマップの縮小処理が行われても、階調が保持された印刷出力結果を得ることができる。
また、本実施形態では、全てのスプールファイルに対して無条件にハーフトーン指定するのではなく、ビットマップが縮小処理されると階調が崩れてしまう場合(つまりビットマップの縮小処理を伴う加工情報が含まれていてしかも白黒印刷用のスプールファイルの場合)にのみ、上記のハーフトーン指定を行うようにしているため、プリンタ制御コードへの変換をより効率的かつ高速に行うことが可能となる。
【0084】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態において、プリントプロセッサ27は本発明のスプールファイル取得手段に相当し、EMF加工部18は本発明の加工手段に相当し、ページ分割部16は本発明のページ分割手段に相当する。
【0085】
また、図3のスプールファイル加工処理において、S120の処理は本発明のページ分割手段が実行する処理に相当し、S140の処理は本発明の加工手段が実行する処理に相当する。更に、図5の1ページ処理において、S520〜S530及びS570〜S580の処理はいずれも、本発明の中間調指定手段が実行する処理に相当する。
【0086】
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、スプールファイルの縮小加工の一例として2in1加工の場合について説明したが、2in1以外の他のマルチページ印刷加工の場合であっても同様にハーフトーン指定することが可能であることはいうまでもない。
【0087】
また、マルチページ印刷に限らず、例えば、アプリケーション21にてA3版用紙サイズにて作成した印刷ジョブをプリンタ2ではA4版用紙にて印刷出力させるよう縮小するような縮小加工(fit to paper)を行う場合でも、上記実施形態と同様にハーフトーン指定することができる。具体的には、図3のスプールファイル加工処理におけるS140の加工処理を、図6に示す通り実行するのである。
【0088】
図6は、スプールファイル中の加工情報が「fit to paper」加工する旨の情報であった場合の加工処理を示すフローチャートである。この処理では、まずS710にて、用紙サイズを指定する。この指定は、加工情報に含まれる用紙サイズ情報(プリンタ2にて実際に印刷出力すべき用紙サイズを示す情報)に基づいて行われる。用紙サイズ指定後は、続くS720にて、その指定した用紙サイズに合わせた1ページ処理が行われる。この1ページ処理は、図5で説明した1ページ処理と全く同様に行われるものである。そして、EMFの全ページに対してS720の1ページ処理がなされたとき(S730:YES )、この処理が終了する。
【0089】
このように、本発明のスプールファイル加工装置は、ページ縮小を伴うあらゆる縮小加工に対して適用可能であり、縮小印刷の前後で階調を保持させることが可能となる。
更に、上記実施形態では、本発明のスプールファイル加工装置として機能させるための各種プログラム(具体的には、スプールファイル加工部15及びプリントプロセッサ27等としての機能を実現するためのプログラム)が、いずれもHDD13内に格納されたものとして説明したが、これら各種プログラムを、例えばフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等の各種ストレージデバイス(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に記録しておくこともできる。
【0090】
この場合、記録媒体に記録したプログラムを必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより、そのコンピュータシステムにおいて本発明のスプールファイル加工装置を実現することができる。
尚、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体として上記各プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いても良い。また、プログラムを通信回線を介してコンピュータにインストールすることもできる。この通信回線により送信されるプログラムも、請求項6記載のプログラムに該当するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の印刷システムのソフトモジュール構成を示すブロック図である。
【図2】 スプールファイルの概略構成を示す説明図である。
【図3】 本実施形態のスプールファイル加工処理を示すフローチャートである。
【図4】 図3のスプールファイル加工処理におけるS140の加工処理の一例(2in1加工の例)を説明するための説明図であり、(a)は、加工処理のフローチャート、(b)は、同一ページ内に2つのページの印字エリアが設定されることを示す説明図である。
【図5】 図4の加工処理におけるS240及びS290の1ページ処理を示すフローチャートである。
【図6】 図3のスプールファイル加工処理におけるS140の加工処理の、他の例を示すフローチャートである。
【図7】 従来の印刷システムにおける印刷データの流れを表す説明図である。
【図8】 縮小印刷する際の、階調処理方法の種類による印刷出力結果の違いを説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…パソコン、2…プリンタ、11…中間ファイル生成部、12…プリントスプーラ、13…HDD(ハードディスク)、14,19,23,42,45…GDI、15…スプールファイル加工部、16…ページ分割部、17…伸縮モード設定部、18…EMF加工部、21,41…アプリケーション、22…プリンタドライバ、26,43…スプーラシステム、27,44…プリントプロセッサ、28…スプール領域、43…スプーラシステム、44…プリントプロセッサ
Claims (7)
- 印刷デバイスに依存しない印刷ジョブ毎の中間ファイルからなるスプールファイルを記憶手段へ一旦記憶し、該記憶したスプールファイルを印刷デバイスに適合した形式の印刷データに変換して該印刷デバイスへ出力するよう構成された印刷システムにおいて、
前記記憶手段に記憶されたスプールファイルを加工して新たなスプールファイルを生成するスプールファイル加工装置であって、
前記記憶手段に記憶されたスプールファイルを取り出すスプールファイル取得手段と、
前記スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルに、該スプールファイルを加工すべき加工情報が含まれているか否かを判断する加工情報有無判断手段と、
前記加工情報有無手段により加工情報が含まれていると判断された場合に、該含まれている加工情報が縮小印刷すべき旨の情報でるか否かを判断する縮小判断手段と、
前記縮小判断手段により前記縮小すべき旨の情報と判断された場合に、前記スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルに対し、該スプールファイルから前記印刷データへの変換時にビットマップを縮小する縮小処理が行われる場合の、該ビットマップの階調処理に関する階調処理モードとして、中間調モードを指定することにより、該縮小処理の前後でビットマップの階調が保持されるようにする中間調指定手段と、
前記加工情報有無判断手段により前記加工情報が含まれていると判断されたとき、該加工情報に基づいて前記スプールファイルを加工して、該加工後のスプールファイルを、加工前のスプールファイルに代わる新たなスプールファイルとして再び前記記憶手段へ戻す加工手段と、
を備えたことを特徴とするスプールファイル加工装置。 - 前記スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルを、ページ毎の中間ファイルに分割するページ分割手段を備え、
前記中間調指定手段は、
前記ページ分割手段により分割された各中間ファイル毎に、前記階調処理モードとして前記中間調モードを指定するデータを該中間ファイルの先頭に付加することにより、当該中間ファイルに対する前記中間調モードの指定を行う
ことを特徴とする請求項1記載のスプールファイル加工装置。 - 前記スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルを、ページ毎の中間ファイルに分割するページ分割手段を備え、
前記中間調指定手段は、
前記ページ分割手段により分割された各中間ファイル毎に、前記階調処理モードを指定するデータが含まれているか否かを判断し、含まれている場合に、該データを、前記中間調モードを指定するデータに変更する
ことを特徴とする請求項1記載のスプールファイル加工装置。 - 前記スプールファイル取得手段により取り出されたスプールファイルを、ページ毎の中間ファイルに分割するページ分割手段を備え、
前記中間調指定手段は、
前記ページ分割手段により分割された各中間ファイル毎に、前記階調処理モードとして前記中間調モードを指定するデータを該中間ファイルの先頭に付加すると共に、更に、該中間ファイル中に前記階調処理モードを指定するデータが含まれているか否かを判断し、含まれている場合、該データを、前記中間調モードを指定するデータに変更する
ことを特徴とする請求項1記載のスプールファイル加工装置。 - 請求項1〜4いずれかに記載のスプールファイル加工装置であって、
当該スプールファイル加工装置は、白黒印刷用のスプールファイル及び多色印刷用のスプールファイルを共に加工できるものであり、
前記中間調指定手段は、前記スプールファイルが白黒印刷用のものである場合にのみ、その動作を実行する
ことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のスプールファイル加工装置。 - 請求項1〜5いずれかに記載のスプールファイル加工装置における前記各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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