JP3822951B2

JP3822951B2 - Focal plane shutter

Info

Publication number: JP3822951B2
Application number: JP15701897A
Authority: JP
Inventors: 繁実高橋; 信義井上
Original assignee: Nidec Copal Corp
Current assignee: Nidec Copal Corp
Priority date: 1997-06-13
Filing date: 1997-06-13
Publication date: 2006-09-20
Anticipated expiration: 2017-06-13
Also published as: JPH112854A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に際し、先羽根群と後羽根群とを同一方向へ順次走行させ、それらによって形成されるスリットによってフィルムを露光するようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一眼レフカメラの小型化及び高性能化に伴い、この種のフォーカルプレンシャッタにおいても小型化と高速化が要求されている。周知のように、フォーカルプレンシャッタはフィルム面の直前位置に配置されるものであるから、平面形状の大きさ（光軸と直交する面の大きさ）を小型化するためには、重畳状態（露光用開口から退いた状態）における羽根の格納スペースが小さくて済むようにするのが効果的である。しかし、そのためには、各羽根の展開方向の幅を小さくすると同時に羽根の枚数を増やさなければならなくなる。そして、羽根の枚数を増やすと、展開状態（露光用開口を覆っている状態）における羽根同志の重なり面の数が増えることになるから、羽根全体の重量や摺動摩擦力が必然的に大きくなってしまう。従って、従来通りの駆動力によって従来通りの走行速度を得るようにするためには、少なくとも羽根を軽量化しなければならないという問題がある。
【０００３】
他方、シャッタ速度（露光時間）の高速化を図るためにも駆動力（ばね力）を大きくするか羽根を軽量化する必要がある。しかしながら、安定した性能を得なければならないという観点から、且つ生産性の観点から、駆動力を、これまで以上に大きくすることは、極めて困難な情勢にある。そのため、高速化に対応するためにも、やはり羽根の軽量化が重要になってくる。ところで、羽根を軽量化するということは、材質面を考慮しないとすれば、各羽根の平面積を小さくするか、厚さを薄くするということである。しかし、各羽根の平面積を小さくすると、展開状態における羽根同志の重なり面積が小さくなってしまい、カメラの不使用時におけるフィルム面への漏光が問題となってしまう。他方、各羽根の厚さを余り薄くすると、カメラの携帯時における振動又は衝撃によって羽根が大きく撓み、やはり有害な漏光が行われてしまうことがある。また、露光走行終了時の衝撃に耐え難くなるという問題もある。
【０００４】
このように、シャッタの小型化と高速化を図ろうとすると、いずれにしてもカメラの不使用時における羽根相互間からの漏光対策が必要になってくる。まして、最近では高感度フィルム（例えばＩＳＯ１６００）が好んで使用されるようになってきたので尚更である。そのため、シャッタを製作するに当たっては、表面処理の面と構造の面から種々の苦心が払われているが、そのうち構造的に解決する方法として極めて効果的なものの一例が特開昭５４−１５１４３９号公報に記載されている。
【０００５】
この従来例は、一般に二重遮光方式と称されているものであって、撮影終了後、フィルムの巻き上げに連動してシャッタがセットされるとき、先羽根群は、先羽根用駆動部材と共にセット位置へ作動するが、後羽根群は、セット位置へ直ちには作動せず、後羽根用駆動部材のみがセット位置へ作動するようになっている。そして、後羽根群は、次の撮影が行われるとき、レリーズの初期段階でセット位置（露光作動開始位置）へ動かされる。従って、カメラの不使用時には、常に露光用開口を先羽根群と後羽根群とによって覆っていることになり、漏光を防止することが可能になる。
【０００６】
しかしながら、このような構成の二重遮光方式は、通常の後羽根用駆動部材を二つの部材に分け、それらの間にばねを掛けるなど、露光作動上重要な部材の構成を複雑にしてしまうほか、後羽根群がレリーズの初期段階にセット位置へ移動するようになっているので、その位置でのバウンドが収まり安定状態になるまで露光作動に入ることができないという問題点がある。そこで、多少、部品点数が増えるかも知れないが、後羽根系の構成や作動形態を変えることなく二重遮光方式を可能にする構成が提案されており、その一例が実公平４−５３６２３号公報に記載されている。
【０００７】
この従来例には、先羽根群と後羽根群のほかに、遮光羽根群と称されるもう一組の羽根群が設けられている。そして、撮影終了後、フィルムの巻き上げに連動してシャッタがセットされるとき、先羽根群と後羽根群は、セット部材によって、夫々の駆動部材と共にセット位置へ作動され、同時に遮光羽根群もセット部材によって重畳状態から展開状態に作動される。そのため、シャッタのセット状態においては、先羽根群と遮光羽根群が、共に展開状態となって露光用開口を覆うことになり、カメラの不使用時における漏光を防止することが可能になる。そして、遮光羽根群は、次の撮影が行われるとき、レリーズの初期段階において、セット部材が初期位置へ復帰するのに伴って重畳状態に復帰するようになっている。本発明は、このように先羽根群と後羽根群のほかに遮光羽根群を備えている二重遮光式のフォーカルプレンシャッタに関するものである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、先羽根群と後羽根群のほかに遮光羽根群を備えているフォーカルプレンシャッタにおいては、上記した実公平４−５３６２３号公報の記載からも分かるように、各羽根群を夫々個別の羽根室に収容している。これは、各羽根群が、作動上、他の羽根群と干渉しないようにするためである。しかし、その結果、従来の羽根室が２室でよいのに対し３室になるので、シャッタ全体の光軸方向への寸法を大きくせざるを得なかった。そのため、カメラ内における他の部品のレイアウトに制約を与えることになり、特に、一眼レフカメラの場合には、ミラーの取り付け位置をレンズ側に移動させなくてはならず、カメラの小型化の要請に逆行し、極めて問題であった。
【０００９】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、漏光防止を行うために、先羽根群と後羽根群のほかに遮光羽根群を備えているにもかかわらず、該遮光羽根群のために全羽根群の光軸方向の収容スペースが大きくならずに済むようにしたカメラ用のフォーカルプレンシャッタを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のフォーカルプレンシャッタは、略中央部に開口部が形成されているシャッタ地板と、略中央部に開口部が形成されていて前記シャッタ地板に取り付けられているカバー板と、略中央部に前記二つの開口部との合成によって露光用開口を規制する開口部が形成されており前記シャッタ地板と前記カバー板との間を仕切って二つの作動空間を形成している中間板と、複数枚の羽根を有していて前記二つの作動空間の一方に配置されておりセット時には露光用開口から退いている重畳位置から該露光用開口を覆っている展開位置に作動される先羽根群と、複数枚の羽根を有していて前記二つの作動空間の他方に配置されておりセット時には前記露光用開口を覆っている展開位置から該露光用開口から退いている重畳位置に作動される後羽根群と、複数枚の羽根を有していて前記後羽根群の作動空間に配置されておりセット時には前記露光用開口から退いている重畳位置から展開位置に作動されレリーズ時には該展開位置から該重畳位置に作動され該展開位置において該露光用開口の少なくとも一部を覆っていて常に前記後羽根群とは接触することの無い遮光羽根群とを備えており、前記遮光羽根群の重畳位置と前記後羽根群の重畳位置とは前記露光用開口を挟んで反対側となるように構成する。
また、本発明のフォーカルプレンシャッタにおいては、好ましくは、セット時に、前記遮光羽根群が展開位置に達する前に前記後羽根群が重畳位置に達しているように構成する。
また、本発明のフォーカルプレンシャッタにおいては、好ましくは、前記先羽根群の作動空間がレンズ側にあって、前記後羽根群と前記遮光羽根群との作動空間がフィルム側となるように配置する。
更に、本発明のフォーカルプレンシャッタにおいては、好ましくは、前記遮光羽根群の羽根の枚数が前記先羽根群の羽根の枚数より少ないようにする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図示した三つの実施例で説明する。図面のうち、図１及び図２は第１実施例を、図３及び図４は第２実施例を、図５及び図６は第３実施例を示した断面図であって、それらのうち図１，図３，図５はシャッタのセット状態を示し、図２，図４，図６はシャッタの露光作動終了直後の状態を示している。尚、各図においては、後述する各羽根の相対関係を分かりやすくするために、各羽根の板厚を実際より厚く、また各羽根間を大きく離して描いている。そのため、必然的に、シャッタ地板１，中間板２，カバー板３の間隔も、実際よりは相対的に広く描かれている。
【００１２】
先ず、図１及び図２を用いて第１実施例の構成を説明する。断面図で示してはいるが、周知のように、シャッタ地板１の略中央部には開口部１ａが形成されている。被写体側、即ちレンズ側から見てシャッタ地板１の背面側（図においては右側）には、所定の空間を空けて、適宜な方法で中間板２とカバー板３が順に取り付けられており、それらの中間板２とカバー板３にも開口部２ａ，３ａが形成されている。そして、実際には、それらの三つの開口部は同一形状をしておらず、それらの合成によってシャッタユニットとしての露光用開口が決められているが、本実施例においては、開口部１ａ，２ａ，３ａは同一形状をしているものとして、即ち各開口部が露光用開口を規制しているという前提で説明することにする。
【００１３】
また、シャッタ地板１，中間板２，カバー板３の間に形成された二つの空間は羽根室であるが、周知のように平面上での面積は中間板２が一番小さく、実際には、後述するアームの枢着部の近傍で、二つの羽根室がつながっている。そして、本実施例の場合には、シャッタ地板１と中間板２の間に形成された羽根室には先羽根群が配置され、中間板２とカバー板３の間に形成された羽根室には後羽根群が配置されている。しかしながら、本発明は、このような配置に限定されず、先羽根群を、中間板２とカバー板３の間に形成された羽根室に、また、後羽根群を、シャッタ地板１と中間板２の間に形成された羽根室に配置するようにしても構わない。
【００１４】
先羽根群は、周知であるため図示していない複数のアームと、それらに夫々枢支された４枚の先羽根４，５，６，７で構成されており、このうち先羽根４が先羽根群のスリット形成羽根となっている。また、上記の各アームは、シャッタ地板１に枢着されており、周知のように、図示していない先羽根用駆動部材によって往復回転されるようになっている。そして、撮影に際して、先羽根用駆動部材が、図示していない先羽根用電磁石から釈放され、先羽根用駆動ばねによって回転されると、アームを介して各先羽根４，５，６，７は図１の位置から下方へ作動し、図２に示すように、重畳されて開口部１ａの下方位置へ格納され、また、その後、先羽根用駆動部材が図示していないセット部材によって、駆動ばねの力に抗して回転されると、各先羽根４，５，６，７は上方へ作動し、展開して、図１に示したように露光用開口を覆うようになっている。
【００１５】
本実施例の後羽根群も、基本的には上記した先羽根群と同じ構成をしている。図面には後羽根群を構成している４枚の後羽根８，９，１０，１１だけが示されているが、そのうち、後羽根８がスリット形成羽根となっている。また、後羽根群を構成しているアームは、図示していない後羽根用駆動部材によって往復回転されるようになっていて、撮影時に、後羽根用駆動部材が、図示していない後羽根用電磁石から釈放され、後羽根用駆動ばねによって回転されると、アームを介して各後羽根８，９，１０，１１は下方へ作動し、図２に示すように、展開状態となって露光用開口を覆い、シャッタのセット時において、後羽根用駆動部材が駆動ばねの力に抗して回転されると、各後羽根８，９，１０，１１は重畳しつつ上方へ作動し、図１に示したように格納されるようになっている。
【００１６】
更に、本実施例においては、後羽根群の配置されている羽根室内に、遮光羽根群が配置されている。その遮光羽根群は４枚の遮光羽根１２，１３，１４，１５で構成されており、各遮光羽根は、上記した実公平４−５３６２３号公報に記載された従来例と同様にしてシャッタ地板に枢着されており、セット部材（上記の公報においてはチャージレバーと称されている）がセット位置にあるときには、図１に示すように展開状態となって露光用開口を覆っている。そして、撮影時に、先羽根群が作動するのに先立って、セット部材がセット位置から作動すると、各遮光羽根１２，１３，１４，１５は、重畳しつつ下方へ作動し、図２に示したように格納される。逆に、セット部材がセット位置へ作動するときには、各遮光羽根１２，１３，１４，１５は、展開しつつ上方へ作動し、図１に示したような状態になる。
【００１７】
尚、本実施例においては、図２から分かるように、各遮光羽根１２，１３，１４，１５の上下寸法が、各先羽根４，５，６，７の上下寸法よりも小さくなっている。また、本実施例においては、上記の実公平４−５３６２３号公報に記載された従来例と同様に、各遮光羽根１２，１３，１４，１５をシャッタ地板に枢着しているが、本発明は、上記した先羽根群と同じようにして、遮光羽根群を、複数のアームと、それらに枢支された４枚の遮光羽根１２，１３，１４，１５で構成し、該アームをセット部材によって往復作動させるようにしても構わない。ただ、その場合、遮光羽根群のアームと先羽根群のアームとの枢着位置を相互に好適な配置とするためには、遮光羽根群のアームを、シャッタ地板１に枢着するのではなく、カバー板３に枢着することが考えられる。更に、説明するまでもなく、本実施例の先羽根，後羽根，遮光羽根の表面には、夫々反射防止加工が施されている。
【００１８】
次に、本実施例の作動を説明する。図１はシャッタのセット状態を示しているが、この状態においては、後羽根８，９，１０，１１は重畳されて露光用開口から上方へ退いて格納状態にある。また、先羽根４，５，６，７、及び遮光羽根１２，１３，１４，１５は展開されて露光用開口を覆っている。しかし、遮光羽根１２の上端は、開口部３ａの上端位置と略同じ位置にあり、各後羽根８，９，１０，１１の下端との間には、所定の間隔が保たれている。この状態においては、シャッタ地板１の開口部１ａから入ってきた光の一部が、たとえ先羽根４，５，６，７の重合部から進入し、中間板２の開口部２ａ内に入ったとしても、カバー板３の開口部３ａを通過してフィルム面に向かう光は、遮光羽根１２，１３，１４，１５に当たって減衰される。従って、遮光羽根１２，１３，１４，１５で反射された光が、その後、遮光羽根１２，１３，１４，１５の重合部から進入するようなことがあったとしても、そのときには更に減衰されているので、フィルムには実害を及ぼさないようになっている。
【００１９】
このようなセット状態において、レリーズが行われると、先ず、図示していない周知の先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に通電されて、上記した先羽根用駆動部材と後羽根用駆動部材とがセット位置に磁気的に吸着保持され、セット部材はセット位置から退避作動をさせられる。そのとき、セット部材に連動して遮光羽根群も作動し、各遮光羽根１２，１３，１４，１５を重畳させ、露光用開口の下部に格納する。次に、先羽根用電磁石に対する通電が断たれ、電磁石の保持力が失われると、先羽根用駆動部材が先羽根用駆動ばねによって回転され、先羽根群が作動される。そのため、各先羽根４，５，６，７は下方へ走行し、露光用開口を開いた後、重畳状態となって格納される。
【００２０】
図２から分かるように、その状態においては、各先羽根４，５，６，７の上端と、開口部１ａ及び開口部２ａの下端との間には、所定の上下間隔が設定されている。これは、作動の停止時に、バウンドし、スリット形成羽根４が、一時的に露光用開口を覆うようなことがないようにするために設定されたものである。また、各遮光羽根１２，１３，１４，１５は、それらの下端の位置が、各先羽根４，５，６，７の下端の位置と同じになっているので、各遮光羽根１２，１３，１４，１５の上端と、開口部２ａ及び開口部３ａの下端との上下間隔が、上記した先羽根４，５，６，７の場合の上下間隔よりも大きくなっている。
【００２１】
先羽根群が作動してから所定の時間が経過すると、後羽根用電磁石に対する通電が断たれ、後羽根用駆動部材が後羽根用駆動ばねによって回転され、後羽根群が作動を開始する。そのため、各後羽根８，９，１０，１１は展開しつつ下方へ走行し、露光用開口を閉鎖することによって、フィルムの露光作動、即ち撮影が終了する。図２は、その状態を示している。上記したように、各遮光羽根１２，１３，１４，１５の上下寸法は、各先羽根４，５，６，７の上下寸法より小さいため、この状態において、後羽根群のスリット形成羽根８は、その下端（スリット形成縁）の位置が、略、各先羽根４，５，６，７の上端位置まで作動して停止している。そのため、停止時に、バウンドし、一時的に露光用開口を開くようなことがなく、また、各遮光羽根１２，１３，１４，１５に干渉するようなことがない。
【００２２】
シャッタのセット作動は、セット部材によって行われる。セット部材は、カメラ本体側の部材によって作動されると、先ず、先羽根用駆動部材を、先羽根用駆動ばねに抗して回転させ、先羽根群を作動させる。そのため、各先羽根４，５，６，７は展開しつつ上方へ作動するが、スリット形成羽根４の一部が、後羽根群のスリット形成羽根８に重合した段階で、今度は、後羽根用駆動部材をも、後羽根用駆動ばねに抗して回転させ、後羽根群を作動させる。そして、セット部材は、後羽根群のスリット形成羽根８の作動開始以後に、更に、遮光羽根群を作動させる。従って、以後は、各先羽根４，５，６，７と各遮光羽根１２，１３，１４，１５は展開しつつ上方へ作動し、各後羽根８，９，１０，１１は重畳しつつ上方へ作動する。そして、セット部材は、各駆動部材を各電磁石に接触させた状態で停止し、シャッタのセットが完了する。図１は、その状態を示している。
【００２３】
このように、本実施例によれば、遮光羽根群を後羽根群の羽根室に配置しているので、従来のように遮光羽根群のための専用の羽根室を設ける必要がなく、その分だけ光軸方向の寸法を小さくする（薄くする）ことが可能となり、カメラの小型化が容易になる。また、上記したように各遮光羽根１２，１３，１４，１５の上下寸法が各先羽根４，５，６，７の上下寸法よりも小さいため、各後羽根８，９，１０，１１は、露光走行時に、そのスリット形成羽根８が各遮光羽根１２，１３，１４，１５に干渉することなく、所定の展開状態になることが可能となっている。
【００２４】
また、そのように、各遮光羽根１２，１３，１４，１５の上下寸法を小さくしたことによって、各遮光羽根１２，１３，１４，１５の格納位置を、従来より下方位置に下げる必要がなく、中間板２とカバー板３の下方の寸法を大きくしなくて済むという利点がある。更に、図１に示すように、セット状態において、遮光羽根１２の上端が、略、開口部２ａ，３ａの上端の位置となるようにしているので、各後羽根８，９，１０，１１の格納位置を、従来より上方位置に上げる必要がなく、中間板２とカバー板３の上方の寸法を大きくしなくて済むという利点もある。
【００２５】
次に、図３及び図４を用いて第２実施例を説明する。図３はセット状態を示し、図４は露光作動終了直後の状態を示したものである。本実施例は、第１実施例の構成において、遮光羽根１５を取り除いた構成をしている。そのため、各構成部材及びその部位には、第１実施例の場合と同じ符号を付けてある。また、図示されていない周知のシャッタ構成についても第１実施例の場合と同じである。従って、本実施例の作動も、実質的に第１実施例の場合と同じになるから、その説明を省略する。更に、上記の第１実施例の説明において、従来例との比較において述べた利点は、本実施例においても、全て得られるものである。
【００２６】
そこで、本実施例の構成の特徴を説明する。言うまでもないことであるが、シャッタがカメラに組み付けられた状態においては、図３及び図４の上方や下方は、原則として、適宜な手段によって遮光されている。又は、特別な遮光手段を設けなくても問題がない構成になっている。このことは、第１実施例の各図においても、また、後述する第３実施例における各図においても全く同じである。従って、本発明における漏光対策は、主に、開口部１ａから入ってくる光に対するものである。
【００２７】
周知のように、図３において、開口部１ａに入ってきた光は、シャッタ地板１と先羽根４の間、各先羽根４，５，６，７の重合部、及び先羽根７と中間板２の間から進入してくる。そのため、それらの光は、全体として、図３の左下から右上に向けて進入してくることになる。それらのうち、シャッタ地板１と先羽根４の間から進入する光は、上記した先羽根群のアームが、通常は、シャッタ地板１側に配置されていることから、問題が比較的大きい。ここから進入した光は、全体として中間板２の開口部２ａの上方へ進み、反射を繰り返すことによって減衰してから、右下方に向けて開口部２ａに入ってくる。
【００２８】
しかし、その光は、遮光羽根１２，１３などに当たることによって更に減衰されるので、たとえ、その一部が遮光羽根１２，１３，１４の重合部から進入したとしても、既に無視できる程度の光になっており、フィルムに対し実質的に影響を与えない。また、各先羽根４，５，６，７と各遮光羽根１２，１３，１４との間で反射を繰り返すことによって、下方へ進行した光の一部が、遮光羽根１４の下方からカバー板３側へ進入することがあるが、その光は、既に相当減衰している。しかも、その光は、右下方向へ向けて進入するので、その殆どは開口部３ａの下側で反射されることになり、フィルム面に達するまでには更に反射を繰り返すことになる。従って、フィルムに対しては実質的に影響を及ぼさない。
【００２９】
また、各先羽根４，５，６，７の重合部から進入した光のうち、直接、開口部２ａに入ってきた光は、その殆どが遮光羽根１２，１３，１４に当たる。その結果、減衰して反射した光も、その後の反射によって更に減衰されるので、たとえ、その一部が開口部３ａを通過してフィルム面に達しても、実質上、フィルムを感光させるようなことはない。更に、先羽根７と中間板２の間から進入した光は、その一部が開口部２ａ，３ａへ進むことになるが、その光は無視できる程度のものであり、実質上、問題がない。その理由は、各羽根に比べて中間板２が撓まないため、先羽根７と中間板２との重合部における接触関係が、各先羽根４，５，６，７の重合部における接触関係よりも密であるためと、ここから進入する光は、全体として、図３において、開口部１ａ内へ、左上から右下に向けて入ってきた光であることから、シャッタ地板１の下方部と中間板２の下方部との間で反射を繰り返し減衰された後の光が入ってくるからである。
【００３０】
このように、本実施例においては、遮光羽根が３枚であるにもかかわらず、フィルムに対して悪影響を与えるような漏光を防止することが可能になる。そして、本実施例の場合には、第１実施例の場合よりも遮光羽根が１枚少なくて済むから、コストが安くなり、また、セット部材の負荷も軽くなるという利点がある。尚、言うまでもないことであるが、シャッタの漏光対策は、カメラ本体側における漏光対策との関係において対処されるのが普通である。そのため、例えば、一眼レフカメラのミラーが降りている状態において、ミラーの回り、特にその下方からシャッタに向けて反射してくる光が比較的多いような場合には、第１実施例のように構成し、比較的少ない場合には、本実施例のように構成することが考えられる。従って、シャッタに向けて反射してくる光が更に少ない場合には、本実施例における遮光羽根１４を更に省略することも可能となる。また、その場合には、セット状態における遮光羽根１２，１３の位置を、図３の位置よりも多少下方位置にした方が効果的になる。
【００３１】
次に、図５及び図６を用いて第３実施例を説明する。図５はセット状態を示し、図６は露光作動終了直後の状態を示したものである。本実施例の部材構成は、第１実施例の構成と実質的に同じである。そのため、各構成部材及びその部位には、第１実施例の場合と同じ符号を付けてある。また、図示していない周知のシャッタ構成についても第１実施例の場合と同じであるから、重複を避けるため、それらの構成説明と本実施例の作動説明を省略する。更に、第１実施例の説明において述べた、従来例に対する利点は、本実施例においても、同様に得られるものである。
【００３２】
本実施例が、第１実施例と異なる点は、図５から分かるように、セット状態において、遮光羽根１２の上端が、開口部３ａの上端よりも下方位置にあることである。遮光羽根群とセット部材との連結関係の設計によって、このようにすることは極めて簡単であるが、それに伴い、各遮光羽根１２，１３，１４，１５の上下寸法を、第１実施例の場合よりも小さくすることが可能である。このような構成にしても、反射光は、その殆どが、光軸に対して斜めに進むので、遮光羽根１２の上端から開口部３ａに入ってくることが少なく、また、入ってくる光は反射を繰り返した末に相当に減衰しているので、実質的にフィルムに対して悪影響を与えることがない。
【００３３】
本実施例は、このように構成されたことにより、第１実施例の場合よりもシャッタを小型化できるという利点がある。即ち、本実施例においては、セット位置における遮光羽根１２の上端を、第１実施例の場合より下方位置にしているため、重畳状態に格納されている各後羽根８，９，１０，１１の下端を、開口部２ａ，３ａの上端位置に近づけている。そのため、本実施例においては、３枚の板１，２，３の上端から開口部１ａ，２ａ，３ａの上端までの寸法が、夫々、第１実施例の場合よりも短くなっており、その分だけ、シャッタ全体の上下寸法が小さくなっている。周知のように、セット作動時には、露光走行時と異なり、既に述べたようなバウンドを考慮する必要がないので、このようにすることが可能になる。また、このようにする場合であっても、遮光効果という点からは、遮光羽根１２の上端を、干渉しない範囲で、出来るだけ各後羽根８，９，１０，１１の下端に近づけることが好ましい。
【００３４】
尚、上記の各実施例においては、シャッタ地板１と中間板２との間に、先羽根群を配置し、中間板２とカバー板３との間に、後羽根群と遮光羽根群を配置しているが、本発明は、シャッタ地板１と中間板２との間に、後羽根群と遮光羽根群を配置し、中間板２とカバー板３との間に、先羽根群を配置するようにしても差し支えない。しかし、実施例のように配置した方が、開口部１ａから進入してきた光に対しても効果を発揮するのに有利である。また、各実施例においては、各羽根群が、撮影時に、上方から下方に向けて走行するが、下方から上方へ向けて走行するようなシャッタにも本発明は適用できる。更に、本発明における各羽根群の羽根の枚数は、上記した実施例の枚数に限定されるものではない。
【００３５】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、漏光防止を行うために、先羽根群と後羽根群のほかに遮光羽根群を備えているにもかかわらず、それらの羽根群を収容するために要する光軸方向の収容スペースを大きくしなくて済み、従来よりも光軸方向に薄く構成できるので、極めて効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例の断面図であって、シャッタのセット状態を示している。
【図２】第１実施例の断面図であって、シャッタの露光作動終了直後の状態を示している。
【図３】第２実施例の断面図であって、シャッタのセット状態を示している。
【図４】第２実施例の断面図であって、シャッタの露光作動終了直後の状態を示している。
【図５】第３実施例の断面図であって、シャッタのセット状態を示している。
【図６】第３実施例の断面図であって、シャッタの露光作動終了直後の状態を示している。
【符号の説明】
１シャッタ地板
１ａ，２ａ，３ａ開口部
２中間板
３カバー板
４，５，６，７先羽根
８，９，１０，１１後羽根
１２，１３，１４，１５遮光羽根[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a focal plane shutter for a camera in which a leading blade group and a trailing blade group are sequentially moved in the same direction during filming, and a film is exposed by a slit formed by them.
[0002]
[Prior art]
With the downsizing and higher performance of single-lens reflex cameras, this type of focal plane shutter is also required to be smaller and faster. As is well known, since the focal plane shutter is disposed immediately before the film surface, in order to reduce the size of the planar shape (the size of the surface orthogonal to the optical axis), the overlap state ( It is effective to reduce the storage space of the blades in a state where the blade is retracted from the exposure opening. However, for that purpose, it is necessary to reduce the width of each blade in the developing direction and simultaneously increase the number of blades. If the number of blades is increased, the number of overlapping surfaces of the blades in the unfolded state (the state where the opening for exposure is covered) increases, so the weight of the entire blade and the sliding frictional force inevitably increase. End up. Therefore, there is a problem that at least the blades must be lightened in order to obtain the conventional traveling speed by the conventional driving force.
[0003]
On the other hand, in order to increase the shutter speed (exposure time), it is necessary to increase the driving force (spring force) or reduce the weight of the blades. However, from the viewpoint of obtaining stable performance and from the viewpoint of productivity, it is extremely difficult to increase the driving force more than ever. Therefore, it is important to reduce the weight of the blades in order to cope with the higher speed. By the way, reducing the weight of the blades means reducing the plane area of each blade or reducing the thickness if the material aspect is not taken into consideration. However, if the plane area of each blade is reduced, the overlapping area of the blades in the unfolded state will be reduced, causing light leakage to the film surface when the camera is not used. On the other hand, if the thickness of each blade is made too thin, the blade may be greatly bent by vibration or impact when the camera is carried, and harmful light leakage may occur. There is also a problem that it becomes difficult to withstand the impact at the end of exposure running.
[0004]
Thus, in order to reduce the size and speed of the shutter, it is necessary to take measures against light leakage between the blades when the camera is not used. More recently, high sensitivity films (eg ISO 1600) have come to be favored. For this reason, various difficulties have been paid in terms of surface treatment and structure in manufacturing the shutter, and an example of a method that is extremely effective as a structural solution is disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 54-151439. It is described in the publication.
[0005]
This conventional example is generally referred to as a double shading method. When the shutter is set in conjunction with the film winding after the photographing is finished, the leading blade group is set together with the leading blade driving member. The rear blade group does not immediately operate to the set position, but only the rear blade drive member operates to the set position. The rear blade group is moved to the set position (exposure operation start position) at the initial stage of the release when the next shooting is performed. Therefore, when the camera is not used, the exposure opening is always covered with the front blade group and the rear blade group, and light leakage can be prevented.
[0006]
However, the double light-shielding system having such a configuration complicates the structure of members important for exposure operation, such as dividing a normal rear blade drive member into two members and applying a spring between them. Since the rear blade group is moved to the set position at the initial stage of the release, there is a problem that the exposure operation cannot be started until the bounce at that position is settled and a stable state is reached. Therefore, although the number of parts may increase somewhat, a configuration that enables a double shading system without changing the configuration and operation mode of the rear blade system has been proposed, an example of which is Japanese Utility Model Publication No. 4-53623. It is described in.
[0007]
In this conventional example, in addition to the leading blade group and the trailing blade group, another set of blade groups called a light shielding blade group is provided. When the shutter is set in conjunction with the winding of the film after shooting, the leading blade group and the trailing blade group are moved to the set position together with the respective driving members by the setting member, and at the same time, the light shielding blade group is also set. The member is operated from the superimposed state to the deployed state. For this reason, in the shutter set state, the leading blade group and the light shielding blade group are both expanded to cover the exposure opening, and light leakage when the camera is not used can be prevented. Then, when the next photographing is performed, the light shielding blade group returns to the superimposed state as the set member returns to the initial position at the initial stage of the release. The present invention relates to a double light-shielding focal plane shutter having a light-shielding blade group in addition to a front blade group and a rear blade group.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the focal plane shutter provided with the light shielding blade group in addition to the front blade group and the rear blade group, as can be understood from the description of the above Japanese Utility Model Publication No. 4-53623, each blade group is individually divided into blades. Housed in a room. This is to prevent each blade group from interfering with other blade groups in operation. However, as a result, the conventional blade chamber has three chambers instead of two, so the size of the entire shutter in the optical axis direction has to be increased. For this reason, the layout of other parts in the camera is restricted, and in particular in the case of a single-lens reflex camera, the mirror mounting position must be moved to the lens side, and there is a demand for miniaturization of the camera. It was extremely problematic.
[0009]
The present invention has been made to solve such problems, and the object of the present invention is to provide a light shielding blade group in addition to the front blade group and the rear blade group in order to prevent light leakage. In spite of this, it is an object of the present invention to provide a focal plane shutter for a camera that does not require a large accommodation space in the optical axis direction of all blade groups for the light shielding blade group.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the focal plane shutter of the present invention comprises: A combination of a shutter base plate having an opening formed in a substantially central portion, a cover plate having an opening formed in a substantially central portion and attached to the shutter base plate, and the two openings in a substantially central portion An intermediate plate in which an opening for regulating the opening for exposure is formed and the shutter base plate and the cover plate are partitioned to form two working spaces; Have multiple blades Arranged in one of the two working spaces From the superimposed position that is retracted from the exposure aperture when setting The It has a group of leading blades that are actuated to a deployment position that covers the opening for exposure, and a plurality of blades. Arranged in the other of the two working spaces When setting Said From the unfolding position covering the exposure opening The A rear blade group that is operated at an overlapping position that is retracted from the exposure opening, and a plurality of blades that are disposed in the working space of the rear blade group and are set Said It is actuated from the overlapping position retracted from the exposure aperture to the unfolded position. At the time of release, it is operated from the deployed position to the superimposed position. In the deployed position The Cover at least part of the exposure aperture And there is no contact with the rear blade group at all times. A light shielding blade group, and the overlapping position of the light shielding blade group and the overlapping position of the rear blade group Said It is configured to be on the opposite side across the exposure opening.
In the focal plane shutter according to the present invention, preferably, at the time of setting, the rear blade group reaches the overlapping position before the light-shielding blade group reaches the deployed position.
In the focal plane shutter according to the present invention, preferably, the working space of the leading blade group is on the lens side, and the working space of the trailing blade group and the light shielding blade group is on the film side. .
Furthermore, in the focal plane shutter of the present invention, it is preferable that the number of blades of the light shielding blade group is smaller than the number of blades of the leading blade group.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to three illustrated examples. 1 and 2 are sectional views showing the first embodiment, FIGS. 3 and 4 are the second embodiment, and FIGS. 5 and 6 are sectional views showing the third embodiment. 1, 3 and 5 show the shutter set state, and FIGS. 2, 4 and 6 show the state immediately after the exposure operation of the shutter is finished. In each drawing, in order to make the relative relationship of each blade described later easier to understand, the thickness of each blade is drawn thicker than the actual thickness, and the blades are drawn apart from each other. Therefore, inevitably, the distance between the shutter base plate 1, the intermediate plate 2, and the cover plate 3 is also drawn relatively wider than actual.
[0012]
First, the configuration of the first embodiment will be described with reference to FIGS. Although shown in a cross-sectional view, as is well known, an opening 1 a is formed at a substantially central portion of the shutter base plate 1. An intermediate plate 2 and a cover plate 3 are sequentially attached by an appropriate method on the back side (right side in the drawing) of the shutter base plate 1 when viewed from the object side, that is, from the lens side, with a predetermined space. The intermediate plate 2 and the cover plate 3 are also formed with openings 2a and 3a. Actually, these three openings do not have the same shape, and the opening for exposure as a shutter unit is determined by combining them. In this embodiment, the openings 1a and 2a are used. , 3a are assumed to have the same shape, that is, on the assumption that each aperture regulates the exposure aperture.
[0013]
The two spaces formed between the shutter base plate 1, the intermediate plate 2 and the cover plate 3 are vane chambers, but as is well known, the intermediate plate 2 has the smallest area on the plane. The two blade chambers are connected in the vicinity of the pivot portion of the arm to be described later. In the case of the present embodiment, a leading blade group is arranged in the blade chamber formed between the shutter base plate 1 and the intermediate plate 2, and the blade chamber formed between the intermediate plate 2 and the cover plate 3 is arranged in the blade chamber. The rear blade group is arranged. However, the present invention is not limited to such an arrangement, and the leading blade group is disposed in the blade chamber formed between the intermediate plate 2 and the cover plate 3, and the rear blade group is disposed in the shutter base plate 1 and the intermediate plate. You may make it arrange | position in the blade chamber formed between two.
[0014]
The leading blade group is composed of a plurality of arms that are not shown because they are well-known and four leading blades 4, 5, 6, and 7 that are pivotally supported by the arms. It is a blade forming blade of the blade group. Each arm is pivotally attached to the shutter base plate 1 and is reciprocally rotated by a leading blade driving member (not shown) as is well known. When shooting, the leading blade drive member is released from a leading blade electromagnet (not shown) and rotated by the leading blade drive spring. As shown in FIG. 2, it is overlapped and stored in the lower position of the opening 1a, and then the leading blade drive member is driven by a set member (not shown) by a set spring (not shown). When the blade is rotated against this force, each of the leading blades 4, 5, 6 and 7 is moved upward and deployed to cover the exposure opening as shown in FIG.
[0015]
The rear blade group of the present embodiment also basically has the same configuration as the above-described front blade group. In the drawing, only four rear blades 8, 9, 10, and 11 constituting the rear blade group are shown, but the rear blade 8 is a slit forming blade. Further, the arm constituting the rear blade group is reciprocally rotated by a rear blade driving member (not shown), and the rear blade driving member is not shown for the rear blade at the time of photographing. When released from the electromagnet and rotated by the trailing blade drive spring, the trailing blades 8, 9, 10, and 11 are moved downward via the arms, and become unfolded as shown in FIG. When the rear blade drive member is rotated against the force of the drive spring when the shutter is set and the shutter is set, the rear blades 8, 9, 10, and 11 operate upward while being superimposed, and FIG. It is designed to be stored as shown in
[0016]
Further, in the present embodiment, the light shielding blade group is disposed in the blade chamber in which the rear blade group is disposed. The light shielding blade group is composed of four light shielding blades 12, 13, 14, and 15. Each of the light shielding blades is formed on the shutter base plate in the same manner as the conventional example described in the above-mentioned Japanese Utility Model Publication No. 4-53623. When the set member (referred to as a charge lever in the above-mentioned publication) is in the set position, it is unfolded and covers the exposure opening as shown in FIG. When the set member is actuated from the set position before the leading blade group is actuated at the time of photographing, the light shielding vanes 12, 13, 14, and 15 are actuated downward while being superimposed, as shown in FIG. Is stored as follows. On the contrary, when the set member operates to the set position, each of the light shielding blades 12, 13, 14, and 15 operates upward while being deployed, and is in the state shown in FIG.
[0017]
In the present embodiment, as can be seen from FIG. 2, the vertical dimension of each light shielding blade 12, 13, 14, 15 is smaller than the vertical dimension of each leading blade 4, 5, 6, 7. Further, in the present embodiment, as in the conventional example described in the above Japanese Utility Model Publication No. 4-53623, the light shielding blades 12, 13, 14, and 15 are pivotally attached to the shutter base plate. In the same manner as the above-described leading blade group, the light shielding blade group is composed of a plurality of arms and four light shielding blades 12, 13, 14, and 15 pivotally supported by the arms, and the arms are set members. The reciprocating operation may be performed by However, in that case, the arm of the light-shielding blade group is not pivotally attached to the shutter base plate 1 in order to make the pivoting position of the arm of the light-shielding blade group and the arm of the leading blade group suitable for each other. It is conceivable to pivot on the cover plate 3. Further, it is needless to say that the surfaces of the front blade, the rear blade, and the light shielding blade of this embodiment are each subjected to antireflection processing.
[0018]
Next, the operation of this embodiment will be described. FIG. 1 shows a set state of the shutter. In this state, the rear blades 8, 9, 10, and 11 are superimposed and retracted upward from the exposure opening and are in a retracted state. Further, the leading blades 4, 5, 6, 7 and the light shielding blades 12, 13, 14, 15 are developed to cover the exposure opening. However, the upper end of the light shielding blade 12 is substantially at the same position as the upper end position of the opening 3a, and a predetermined interval is maintained between the lower ends of the rear blades 8, 9, 10, and 11. In this state, a part of the light entering from the opening 1a of the shutter base plate 1 enters from the overlapping portion of the leading blades 4, 5, 6 and 7 and enters the opening 2a of the intermediate plate 2. Even so, the light that passes through the opening 3a of the cover plate 3 and travels toward the film surface strikes the light shielding blades 12, 13, 14, and 15 and is attenuated. Therefore, even if the light reflected by the light shielding blades 12, 13, 14, and 15 subsequently enters from the overlapping portion of the light shielding blades 12, 13, 14, and 15, it is further attenuated at that time. As a result, the film is not harmed.
[0019]
In such a set state, when the release is performed, first, a well-known leading blade electromagnet and a trailing blade electromagnet (not shown) are energized, and the leading blade driving member and the trailing blade driving member described above are connected. The set member is magnetically attracted and held, and the set member is retracted from the set position. At that time, the light shielding blade group also operates in conjunction with the set member, and the light shielding blades 12, 13, 14, 15 are overlapped and stored in the lower part of the exposure opening. Next, when the energization of the leading blade electromagnet is cut off and the holding power of the electromagnet is lost, the leading blade driving member is rotated by the leading blade driving spring, and the leading blade group is operated. Therefore, each of the leading blades 4, 5, 6, and 7 travels downward, opens the exposure opening, and is stored in a superimposed state.
[0020]
As can be seen from FIG. 2, in that state, a predetermined vertical distance is set between the upper ends of the leading blades 4, 5, 6 and 7 and the lower ends of the opening 1a and the opening 2a. . This is set in order to prevent the slit forming blade 4 from bouncing temporarily and covering the opening for exposure when the operation is stopped. Moreover, since the position of the lower end of each light shielding blade 12, 13, 14, 15 is the same as the position of the lower end of each leading blade 4, 5, 6, 7, each light shielding blade 12, 13, The upper and lower intervals between the upper ends of 14 and 15 and the lower ends of the opening 2a and the opening 3a are larger than the upper and lower intervals in the case of the leading blades 4, 5, 6, and 7 described above.
[0021]
When a predetermined time elapses after the leading blade group is activated, the energization of the trailing blade electromagnet is cut off, the trailing blade driving member is rotated by the trailing blade driving spring, and the trailing blade group starts operating. Therefore, each rear blade 8, 9, 10, 11 travels downward while being unfolded, and the exposure operation of the film, that is, photographing is completed by closing the exposure opening. FIG. 2 shows this state. As described above, since the vertical dimension of each light shielding blade 12, 13, 14, 15 is smaller than the vertical dimension of each leading blade 4, 5, 6, 7, the slit forming blade 8 of the rear blade group is in this state. The position of the lower end (slit forming edge) is substantially stopped to operate up to the upper end position of each of the leading blades 4, 5, 6, and 7. For this reason, it does not bounce when it stops, and does not temporarily open the opening for exposure, nor does it interfere with the light shielding blades 12, 13, 14, 15.
[0022]
The setting operation of the shutter is performed by a setting member. When the set member is actuated by a member on the camera body side, first, the leading blade driving member is rotated against the leading blade driving spring to actuate the leading blade group. Therefore, each of the leading blades 4, 5, 6, and 7 operates upward while being deployed. At the stage where a part of the slit forming blade 4 is superposed on the slit forming blade 8 of the rear blade group, this time, the rear blade The drive member is also rotated against the rear blade drive spring to operate the rear blade group. The set member further operates the light shielding blade group after starting the operation of the slit forming blade 8 of the rear blade group. Therefore, thereafter, the leading blades 4, 5, 6, and 7 and the light shielding blades 12, 13, 14, and 15 operate upward while deploying, and the trailing blades 8, 9, 10, and 11 overlap and move upward. To operate. Then, the setting member stops in a state where each driving member is in contact with each electromagnet, and the setting of the shutter is completed. FIG. 1 shows this state.
[0023]
Thus, according to this embodiment, since the light shielding blade group is arranged in the blade chamber of the rear blade group, there is no need to provide a dedicated blade chamber for the light shielding blade group as in the prior art. Therefore, it is possible to reduce the size in the optical axis direction (thinner), and to easily reduce the size of the camera. Further, as described above, since the vertical dimension of each light shielding blade 12, 13, 14, 15 is smaller than the vertical dimension of each leading blade 4, 5, 6, 7, each rear blade 8, 9, 10, 11 During the exposure running, the slit forming blade 8 can enter a predetermined unfolded state without interfering with the light shielding blades 12, 13, 14, 15.
[0024]
In addition, by reducing the vertical dimension of each light shielding blade 12, 13, 14, 15 as described above, there is no need to lower the storage position of each light shielding blade 12, 13, 14, 15 to a lower position than in the prior art. There is an advantage that it is not necessary to increase the size below the intermediate plate 2 and the cover plate 3. Further, as shown in FIG. 1, in the set state, the upper end of the light shielding blade 12 is substantially positioned at the upper end of the openings 2a and 3a, so that the rear blades 8, 9, 10, and 11 There is an advantage that the storage position does not need to be raised to an upper position as compared to the conventional case, and the upper dimensions of the intermediate plate 2 and the cover plate 3 do not need to be increased.
[0025]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 3 shows a set state, and FIG. 4 shows a state immediately after the exposure operation is completed. In this embodiment, the light shielding blade 15 is removed from the structure of the first embodiment. Therefore, the same reference numerals as those in the first embodiment are attached to the respective constituent members and the portions thereof. Further, a well-known shutter structure not shown is the same as that in the first embodiment. Accordingly, the operation of this embodiment is substantially the same as that of the first embodiment, and the description thereof is omitted. Further, in the description of the first embodiment, all of the advantages described in comparison with the conventional example can be obtained also in this embodiment.
[0026]
Therefore, features of the configuration of the present embodiment will be described. Needless to say, in the state in which the shutter is assembled to the camera, the upper and lower parts of FIGS. 3 and 4 are shielded from light by appropriate means in principle. Alternatively, there is no problem even if no special light shielding means is provided. This is exactly the same in each drawing of the first embodiment and in each drawing in the third embodiment to be described later. Therefore, the light leakage countermeasure in the present invention is mainly for the light entering from the opening 1a.
[0027]
As is well known, in FIG. 3, the light that has entered the opening 1 a passes between the shutter base plate 1 and the front blade 4, the overlapping portions of the front blades 4, 5, 6, and 7, and the front blade 7 and the intermediate plate. Enter between two. Therefore, the light enters as a whole from the lower left to the upper right of FIG. Among them, the light entering from between the shutter base plate 1 and the front blade 4 has a relatively large problem because the arm of the above-described front blade group is usually disposed on the shutter base plate 1 side. The light that has entered from here travels above the opening 2a of the intermediate plate 2 as a whole, attenuates by repeating reflection, and then enters the opening 2a toward the lower right.
[0028]
However, since the light is further attenuated by hitting the light shielding blades 12, 13, etc., even if a part of the light enters from the overlapping portion of the light shielding blades 12, 13, 14, the light is already negligible. And does not substantially affect the film. Further, by repeating reflection between each of the leading blades 4, 5, 6, 7 and each of the light shielding blades 12, 13, 14, a part of the light traveling downward is covered from below the light shielding blade 14 by the cover plate 3. The light has already been attenuated considerably. In addition, since the light enters toward the lower right direction, most of the light is reflected below the opening 3a, and the reflection is further repeated until reaching the film surface. Therefore, the film is not substantially affected.
[0029]
Of the light that has entered from the overlapping portions of the leading blades 4, 5, 6, and 7, most of the light that has directly entered the opening 2 a strikes the light shielding blades 12, 13, and 14. As a result, the attenuated and reflected light is further attenuated by the subsequent reflection, so that even if a part of the light passes through the opening 3a and reaches the film surface, the film is substantially exposed. There is nothing. Furthermore, a part of the light entering between the leading blade 7 and the intermediate plate 2 travels to the openings 2a and 3a, but the light is negligible, and there is substantially no problem. . The reason is that the intermediate plate 2 does not bend compared to each blade, so the contact relationship between the leading blade 7 and the intermediate plate 2 in the overlapping portion is the contact relationship between the leading blades 4, 5, 6, and 7 in the overlapping portion. Since the light entering from here is light that enters from the upper left to the lower right in FIG. 3 as a whole, the lower part of the shutter base plate 1 This is because light after being repeatedly attenuated between the light and the lower part of the intermediate plate 2 enters.
[0030]
In this way, in this embodiment, it is possible to prevent light leakage that has an adverse effect on the film, even though the number of light shielding blades is three. In the case of the present embodiment, the number of light shielding blades is less than that in the case of the first embodiment, so that the cost is reduced and the load on the set member is also reduced. Needless to say, the light leakage countermeasure of the shutter is usually dealt with in relation to the light leakage countermeasure on the camera body side. Therefore, for example, in the state where the mirror of the single-lens reflex camera is lowered, when there is a relatively large amount of light reflected around the mirror, particularly from below, toward the shutter, as in the first embodiment. In the case of a relatively small number, it may be configured as in the present embodiment. Accordingly, when the amount of light reflected toward the shutter is still smaller, the light shielding blade 14 in this embodiment can be further omitted. In that case, it is more effective to set the positions of the light shielding blades 12 and 13 in the set state to a position slightly lower than the position of FIG.
[0031]
Next, a third embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 5 shows a set state, and FIG. 6 shows a state immediately after the exposure operation is completed. The member configuration of the present embodiment is substantially the same as that of the first embodiment. Therefore, the same reference numerals as those in the first embodiment are attached to the respective constituent members and the portions thereof. Also, since the well-known shutter configuration not shown is the same as that of the first embodiment, the description of the configuration and the operation description of this embodiment are omitted to avoid duplication. Further, the advantages over the conventional example described in the description of the first embodiment can be obtained in this embodiment as well.
[0032]
The difference between the present embodiment and the first embodiment is that, as can be seen from FIG. 5, the upper end of the light shielding blade 12 is located below the upper end of the opening 3a in the set state. This is very simple by designing the connection relationship between the light shielding blade group and the set member. Accordingly, the vertical dimension of each of the light shielding blades 12, 13, 14, 15 is the same as in the first embodiment. It is possible to make it smaller. Even in such a configuration, most of the reflected light travels obliquely with respect to the optical axis, so that the reflected light hardly enters the opening 3a from the upper end of the light shielding blade 12, and the incoming light is Since the light is attenuated considerably after repeated reflection, it does not substantially adversely affect the film.
[0033]
This embodiment has the advantage that the shutter can be made smaller than in the case of the first embodiment. That is, in this embodiment, since the upper end of the light shielding blade 12 at the set position is positioned lower than in the case of the first embodiment, each of the rear blades 8, 9, 10, 11 stored in the superimposed state The lower end is brought close to the upper end position of the openings 2a and 3a. Therefore, in this embodiment, the dimensions from the upper ends of the three plates 1, 2, 3 to the upper ends of the openings 1a, 2a, 3a are shorter than those in the first embodiment, respectively. Accordingly, the vertical dimension of the entire shutter is reduced. As is well known, at the time of the set operation, unlike the exposure running, it is not necessary to consider the bounce as described above, so this can be done. Even in this case, from the viewpoint of the light shielding effect, it is preferable that the upper end of the light shielding blade 12 is as close as possible to the lower ends of the rear blades 8, 9, 10, and 11 as long as they do not interfere with each other. .
[0034]
In each of the above embodiments, a leading blade group is disposed between the shutter base plate 1 and the intermediate plate 2, and a rear blade group and a light shielding blade group are disposed between the intermediate plate 2 and the cover plate 3. However, in the present invention, the rear blade group and the light shielding blade group are disposed between the shutter base plate 1 and the intermediate plate 2, and the front blade group is disposed between the intermediate plate 2 and the cover plate 3. You can do that. However, the arrangement as in the embodiment is advantageous in that the effect is exerted also on the light entering from the opening 1a. In each embodiment, each blade group travels from the upper side to the lower side during photographing, but the present invention can also be applied to a shutter that travels from the lower side to the upper side. Further, the number of blades of each blade group in the present invention is not limited to the number of the above-described embodiments.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in order to prevent light leakage, it is necessary to accommodate these blade groups in spite of having the light-shielding blade group in addition to the front blade group and the rear blade group. It is not necessary to increase the accommodation space in the optical axis direction, and it can be made thinner in the optical axis direction than in the prior art.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a first embodiment showing a set state of a shutter.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the first embodiment, showing a state immediately after the exposure operation of the shutter is completed.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a second embodiment showing a set state of the shutter.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a second embodiment, showing a state immediately after the exposure operation of the shutter is completed.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a third embodiment showing a set state of the shutter.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a third embodiment, showing a state immediately after the exposure operation of the shutter is completed.
[Explanation of symbols]
1 Shutter base plate
1a, 2a, 3a opening
2 Intermediate plate
3 Cover plate
4, 5, 6, 7
8, 9, 10, 11 Rear blade
12, 13, 14, 15 Shading blade

Claims

略中央部に開口部が形成されているシャッタ地板と、略中央部に開口部が形成されていて前記シャッタ地板に取り付けられているカバー板と、略中央部に前記二つの開口部との合成によって露光用開口を規制する開口部が形成されており前記シャッタ地板と前記カバー板との間を仕切って二つの作動空間を形成している中間板と、複数枚の羽根を有していて前記二つの作動空間の一方に配置されておりセット時には露光用開口から退いている重畳位置から該露光用開口を覆っている展開位置に作動される先羽根群と、複数枚の羽根を有していて前記二つの作動空間の他方に配置されておりセット時には前記露光用開口を覆っている展開位置から該露光用開口から退いている重畳位置に作動される後羽根群と、複数枚の羽根を有していて前記後羽根群の作動空間に配置されておりセット時には前記露光用開口から退いている重畳位置から展開位置に作動されレリーズ時には該展開位置から該重畳位置に作動され該展開位置において該露光用開口の少なくとも一部を覆っていて常に前記後羽根群とは接触することの無い遮光羽根群とを備えており、前記遮光羽根群の重畳位置と前記後羽根群の重畳位置とは前記露光用開口を挟んで反対側となるように構成されていることを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。 A combination of a shutter base plate having an opening formed in a substantially central portion, a cover plate having an opening formed in a substantially central portion and attached to the shutter base plate, and the two openings in a substantially central portion an intermediate plate forming the two working spaces and partitions between said cover plate and the shutter base plate an opening is formed for restricting the exposure opening by the have a plurality of blades a first blade group when the set is arranged in one of two operating space actuated deployed position covering the opening for the exposure from the superimposing position is dismissed from the exposure opening, it has a plurality of blades a blade group after being actuated to the superimposing position is dismissed from the exposure opening from the deployed position covering the opening for the exposure at the time of the set is disposed on the other of the two working spaces Te, a plurality of blades After having said At least at the time of the set is arranged in the working space of the root system from the deployed position when the release is actuated to a deployed position from the superimposing position is dismissed from the exposure opening is actuated superposition position of the exposure opening in said deployed position the always cover the portion the rear blade group and a free shielding blade set be in contact, across the opening for the exposure to the superimposed position of the rear blade group and the superimposing position of the shielding blade set The focal plane shutter is configured to be on the opposite side.

セット時に、前記遮光羽根群が展開位置に達する前に前記後羽根群が重畳位置に達しているようにしたことを特徴とする請求項１に記載のフォーカルプレンシャッタ。2. The focal plane shutter according to claim 1, wherein at the time of setting, the rear blade group reaches the overlapping position before the light-shielding blade group reaches the deployed position.

前記先羽根群の作動空間がレンズ側にあって、前記後羽根群と前記遮光羽根群との作動空間がフィルム側となるように配置されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。The working space of the front blade group is on the lens side, and the working space between the rear blade group and the light shielding blade group is arranged on the film side. Focal plane shutter for cameras.

前記遮光羽根群の羽根の枚数が前記先羽根群の羽根の枚数よりも少ないことを特徴とする請求項１乃至３の何れかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。4. The focal plane shutter for a camera according to claim 1, wherein the number of blades of the light shielding blade group is smaller than the number of blades of the leading blade group. 5.