JP3822618B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動パワーステアリング装置において、ステアリング機構に操舵補助トルクを発生させる電動機に関するものである。
従来の車両のパワーステアリング装置において、ステアリング機構に運転車の操舵力を軽減する為の操舵補助トルクを発生する装置として電動機を使用したものが知られている。
図8は従来のパワーステアリング用電動機を示す断面図である。図において、1は電動機の出力発生部12に連結された電磁クラッチ装置であり、2は電動機ブラケット23に固定されたクラッチステータ、3はクラッチステータ2の内部に備えられたクラッチコイル、4は軸受5により電機子14の出力軸17に回転自在に取付けられたボス、6は電機子の出力軸17に固定されたドライブロータ、7はスプリング部材8を介してボス4と固定されている円板、9、10は被駆動軸である。
次に動作について説明する。クラッチコイル3に通電することにより、磁性材料であるクラッチステータ2、ドライブロータ6、円板7間に磁気回路が構成される。
この磁気回路の作用により、スプリング部材8をたわませて円板7がドライブロータ6に吸引固着することにより、ボス4とドライブロータ6及び電機子14は一体となって回転駆動可能な状態となる。
クラッチコイル3に通電した時の状態を図9に示す。図9の状態で電機子コイル16に通電すると、電機子14は電流値に見合った回転トルクを発生しながら回転駆動しようとする。このトルクはドライブロータ6、円板7、スプリング部材8を介して、電機子14と一体で回転駆動するボス4から操舵補助トルク伝達機構の一部である被駆動軸9、10に伝達される。
又、操舵補助トルク伝達時にステアリング装置の車輪側から衝撃力が作用した場合には、円板7とドライブロータ6の間に滑りが発生し、ボス4は出力軸17に対し相対的に回転駆動することにより衝撃トルクを吸収する。
実開平06−087143号公報 実開昭50−112834号公報 実開平03−043122号公報 実開昭54−003559号公報
従来のパワーステアリング用電動機は以上のように構成されており、電動機の出力部に電磁クラッチ装置を使用している為に製品コストが高く、又、電磁クラッチ装置のコイルの巻線や接続が必要な為に組付作業性が悪いという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、通常の動作では適切な操舵補助トルクを発生できるとともに、操舵補助トルク発生時にステアリング装置の車輪側から衝撃力が作用した場合等には、その衝撃力を吸収、緩和し、操舵トルク伝達機構及び電動機の破損、変形を確実に防止し得る安価で組付作業性の良い電動機を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、電動機の出力軸と一体に回転駆動するように上記出力軸に固定されたケースと、このケースの外周を覆うとともにスプリング部材の押圧を支持し、かつトルクリミッターの構成部品をかしめによって保持しているカバーと、上記ケースの内側には該ケースに対して相対回転可能で、かしめ代を有したゴム材で該ケースとの間に配置され、上記被駆動軸に連結するボスと、上記ケースと一体に駆動するように上記カバーと上記ボスとの間に上記スプリング部材を介して配置され、かつ上記ボスと相対回転可能な摩擦板とを具備したトルクリミッターを設けたものである。
この発明の請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、ボスとケースの間に摩擦板を設けたものである。
この発明の請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、ボスの軸方向に1枚以上の摩擦板を設けたものである。
以上のようにこの発明の請求項1から3に係る電動パワーステアリング装置によれば、電動機の出力軸と被駆動軸の間に介設されるトルクリミッターを設けた電動パワーステアリング装置であって、該トルクリミッターをケース、ボス、摩擦板、スプリング部材で構成し、上記ケースの外周を覆うとともにスプリング部材の押圧を支持し、かつトルクリミッターの構成部品をかしめによって保持するカバーを備えたトルクリミッターとしたので、カバーの組付けをかしめによって容易におこなえ、部品点数も少なくなって安価な装置とできるとともに、カバーでトルクリミッター部を一つの組立体として保持しているため、トルクリミッターの組付け作業性が良く安価な装置を得ることができる。
また、カバーでスプリング部材の押圧力を支持しているため、この押圧力が出力軸等を軸方向に押圧するように作用しないため軸受部等にロストルク等が発生せず、したがって、ハンドル戻りが良好で電動パワーステアリング装置に好適な装置を提供することができる。
また、ケースに対して相対回転可能に嵌合配置されたボスであるため、ケースとボスの間の同軸度が向上して、トルクリミッター設定値が安定するとともに、ボスと被駆動軸の連結が容易で組付け作業性が良い装置を得ることができる。
また、トルクリミッター部が出力軸に固定された構造であるために、トルクリミッター部の耐震性が良くトルクリミッター部からの騒音の発生も少ない。
また、ケースとボスの間にしめ代を有したゴム材が配置されているため、ケースとボスが該ゴム材を介して嵌合され、ケースとボスの間の同軸度が向上して、トルクリミッター設定値が安定するとともに、ボスと被駆動軸の連結が容易で組付け作業性が良い装置を得ることができる。特に、ゴム材であるので、例えばケースとボスの寸法精度を低下させた場合でも、ゴム材の弾性力によって寸法精度の低下を吸収してケースとボスを円滑に嵌合させることができて、その分ケースやボスが安価に製造できるとともに、トルクリミッター設定値も安定させることができる。
更に、ボスと被駆動軸の連結部には通常グリース等が塗布されるが、ケースとボスの間にしめ代を有したゴム材が配置されているため、グリースが摩擦板付近に至ることを防止できて摩擦が安定し、トルクリミッター設定値が安定した装置を得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の一実施形態を図について説明する。図1は実施の形態1による電動パワーステアリング装置を示す断面図、図2はそのうちのトルクリミッター部を示す部分分解斜視図である。図において、11は電動機、12はその出力発生部であり、この出力部にトルクリミッター13が設けられている。14は電機子、15はコア、16は電機子コイル、17は出力軸、18は継鉄、19は継鉄18の内部に固定された磁石、20は出力軸17に固定された整流子、21はブラシ、22はスプリング、23は電機子ブラケット、24は継鉄18と電機子ブラケット23を結合するねじ、25a、25bは電機子14を回転自在に軸支している軸受である。
26は出力軸17と一体に回転駆動するように出力軸17上に固定されているトルクリミッター13のケースであり、このケース26の内側には該ケース26に対して回転自在のボス27が嵌合配置されている。またこのボス27の外側には摩擦板28が、ボス27に対しては回転自在で、且つ、ケース26とは回転規制部26aとの係合によって一体に駆動するように配置されている。又、摩擦板28はスプリング部材29の付勢力によってボス27に押圧されている。30はカバーであり、スプリング部材29の押圧を支持すると共に、その内側周縁部をかしめてトルクリミッター13の構成部品を保持している。31、32は被駆動軸である。
次に動作について説明する。通常の動作時では、電動機11の出力発生部12から生じる操舵補助トルクは、スプリング部材29の押圧によって、摩擦板28、ボス27間及びケース26、ボス27間に摩擦力が発生する為に、ボス27とケース26が一体となって駆動するトルクリミッター13により操舵補助トルク伝達機構の被駆動軸31、32に適切に伝達される。この時の操舵補助トルク伝達機構部における軸トルクの状態を図3に示す。
そして、電動機11からの操舵補助トルク発生時にステアリング装置の車輪側から衝撃力が作用した場合には、トルクリミッター13内の摩擦板28、ボス27間及びケース26、ボス27間に滑りが発生し、ボス27はケース26及び出力軸17に対し、相対的に回転駆動することにより、衝撃トルクを吸収する。
図4は電動機の出力部にトルクリミッター13を設けなかった場合に車輪側から衝撃力が作用した場合の操舵補助トルク伝達機構部における軸トルクの状態を示したものであり、図5はトルクリミッター13を設けた場合の操舵補助トルク伝達機構部における軸トルクの状態を示したものである。
このようにして、操舵補助トルクを発生する電動機の出力部に過大なトルクが作用した場合に、このトルクの一部を吸収して操舵補助トルク伝達機構及び電動機の出力軸に過大なトルクが発生するのを防ぐことができる。
尚電動機の出力発生部は上述に示すような整流子付き直流電動機でなくてもよく、ブラシレスモータやステッピングモータ等他の電動機であってもよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、摩擦板28を1枚使用した場合のトルクリミッターについて説明したが、図6に示すようにボス27の滑り面の両側にそれぞれ摩擦板28a、28bを使用してもよい。図6において、33は小さいしめ代で配置されたゴム材である。
実施の形態3.
上記実施の形態においては、摩擦板を1枚ないし2枚設けた例について説明したが、3枚以上使用してもよい。図7は摩擦板を28a、28b、28cと3枚使用した場合を示している。
この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置のトルクリミッター部を示す部分分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態2によるトルクリミッター部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるトルクリミッター部を示す断面図である。 従来の電動パワーステアリング装置を示す断面図である。 従来の電動パワーステアリング装置を示す部分断面図である。
符号の説明
11 電動機、13 トルクリミッター、17 出力軸、26 ケース、27 ボス、
28 摩擦板、29 スプリング部材、30 カバー、31,32 被駆動軸、
33 ゴム材。

Claims (3)

  1. 電動機の出力を被駆動軸に伝達する電動パワーステアリング装置において、
    上記電動機の出力軸と一体に回転駆動するように上記出力軸に固定されたケースと、
    上記ケースの外周を覆うとともにスプリング部材の押圧を支持し、かつトルクリミッターの構成部品をかしめによって保持しているカバーと、上記ケースの内側には該ケースに対して相対回転可能で、かしめ代を有したゴム材が該ケースとの間に配置され、上記被駆動軸に連結するボスと、
    上記ケースと一体に駆動するように上記カバーと上記ボスとの間に上記スプリング部材を介して配置され、かつ上記ボスと相対回転可能な摩擦板とを具備したトルクリミッターを設けたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. ボスとケースの間に摩擦板を設けたことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. ボス内部の軸方向に1枚以上の摩擦板を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電動パワーステアリング装置。
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