JP3817897B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データの下地除去をおこなう画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像データの処理において、デジタル画像データを複数の領域に分割し、領域ごとの属性を判別し、その結果に応じて画像を圧縮することが知られている。デジタル画像データについては、エッジ強調などの種々の処理がおこなわれる。
画像処理として、画像データの下地部分を判別し、下地を除去することも行われている。また、下地除去処理において、下地属性の判別条件に幅(平均濃度がある値からある値の間など)を持たせて判別をおこない、下地属性と判別された部分を白下地データに置き換えることも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、下地除去には次のような問題がある。写真画像の下地除去をすると、そのハイライト部分がとんでしまうことがある。また、ハイライト部分が多く存在する写真画像のような画像の場合には、下地除去を行わないほうがよい場合がある。
また、下地属性の判別条件に幅を持たせて下地判別をおこなう場合、再生された画像は、判別条件の境目に相当するハイライト濃度部分に不連続な階調が発生してしまい、画像に違和感を与えてしまうことがある。
また、可変長符号化においては、白下地を効率よく符号化しないと、圧縮率が向上できないため、白下地属性を正確に判別することが重要である。
【0004】
本発明の目的は、複数枚の画像データを圧縮して圧縮メモリに格納するシステムにおいて、違和感なしに下地除去をおこなう画像処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の画像処理装置は、入力された画像データの下地を除去する下地除去手段と、前記下地除去手段により下地が除去された画像データを複数の領域に分割し、各領域について属性を判別する属性判別手段と、前記属性判別手段による判別結果に基づいて、前記下地除去手段により下地が除去された画像データを圧縮して符号化する符号化手段と、前記符号化手段により符号化された画像データを記憶する圧縮メモリとを有する。したがって、属性判別と画像符号化の前に、画像の下地を除去する。通常のビジネス文書のようにハイライト部分の画像再現に対してあまり重視しない原稿については、圧縮を行う前に下地を除去するので、再生画像のハイライト部分において違和感のない画像を再現できる。また、属性判別手段において、下地除去を行った後のデータを用いて属性判別を行うため、白下地判別を行う条件が簡略化でき、なおかつ正確な判別が可能になる。下地除去を行った後のデータを用いて符号化を行っても階調の連続性は保持される。
好ましくは、前記下地除去手段は、下地除去量を調節する除去量調節手段を備える。ハイライト部分における除去量を調節することにより画質が選択的に変更できる。
好ましくは、前記下地除去手段は、前記属性判別手段による属性判別結果に基づいて下地除去量を調節する。たとえば、通常のビジネス文書のようにハイライト部分の画像再現に対してあまり重視しない原稿については圧縮を行う前に下地を除去することにより、再生画像のハイライト部分において違和感のない画像を再現できる。一方、属性判別により写真画像であると推定される原稿については、ハイライト部分の画像再現を重視し、下地除去を行わないように下地除去量を設定する。
好ましくは、前記下地除去手段は、入力された画像のハイライト部分の階調補正を行う。
本発明に係る第2の画像処理装置は、入力された画像データの下地を除去する下地除去手段と、前記下地除去手段により下地が除去された画像データを圧縮して符号化する第1符号化手段と、前記下地除去手段により下地が除去された画像データを複数の領域に分割し、各領域について属性を判別する属性判別手段と、前記属性判別手段による判別結果に基づいて、前記第1符号化手段により符号化された画像データを圧縮して符号化する第2符号化手段とを有する。
好ましくは、前記下地除去手段は、下地除去量を調節する除去量調節手段を備える。
好ましくは、前記下地除去手段は、前記属性判別手段による属性判別結果に基づいて下地除去量を調節する。
好ましくは、前記下地除去手段は、入力された画像のハイライト部分の階調補正を行う。
好ましくは、前記第1符号化手段は、固定長符号化方式により前記画像データを符号化し、前記第2符号化手段は、可変長符号化方式により前記画像データを符号化する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、カラー複写機100の全体構成を示す。カラー複写機100は、カラー複写機全体を制御する第1CPU101と、カラー画像を読み取り、カラー画像データを生成するスキャナ102と、カラー画像データを基にカラー画像を形成するプリンタ103により構成される。またスキャナ102とプリンタ103は第1CPU101からの指示に基づいて、インターフェース(I/F)220を介在してメモリユニット200などの外部機器との間で画像データの授受を行う。
【0007】
次に、メモリユニツト200について説明する。メモリユニット200において、色変換部201は、以下の数式(1)に基づいてインターフェース220を介在して入力されたRGBデータの線形変換をして、RGBデータを明度、色度データであるYCrCbデータに変換する。
【数1】
Figure 0003817897
逆にインターフェース220を介在してカラー複写機100に出力する場合には、色変換部201は、以下の数式(2)に基づいてYCrCbデータの線形変換をし、YCrCbデータをRGBデータに変換する。
【数2】
Figure 0003817897
【0008】
下地除去部202は、色変換部201により色変換されたYCrCbデータについて、下地除去テーブル(図2参照)を用いて、Yデータのハイライト部分の階調補正をし、ハイライト部分を白データに変換する。
属性判別部203は、下地除去部202により下地除去処理が行われたY'CrCbデータに対して原稿画像の8画素×8画素のブロックの単位で属性を判別する。属性メモリ205は、属性判別部203による8画素×8画素のブロックに対する属性判別結果を、2ビットの属性データとして格納する。属性メモリ205は、それぞれ独立してアクセスが可能な2バンクから構成されており、どちらのバンクに書き込むかは第2CPU209から出力されるバンク信号1によって決定される。また属性判別部203の内部には各属性に対応した属性カウンタが備えられ、1ページあたりの各属性の数をカウントし、その結果は、第2CPU209により読み出せる。
【0009】
判別される属性は、白下地属性、黒文字属性、べた属性、モノクロ属性およびカラー属性である。ただし、モノクロ属性とカラー属性とは、その他属性として記憶する。また、属性判別の誤判別を補うために、周辺属性により注目属性を修正するマクロ判別処理を行う。また、属性判別結果より1ページの原稿画像のほとんどがカラー画像であると判断される場合に、2次圧縮ONOFF信号はOFFと設定され、カラーモノクロ信号は「カラー」と設定される。また、属性判別結果より原稿画像のほとんどがカラー属性でないと判断される場合に、2次圧縮ONOFF信号はONと設定され、カラーモノクロ信号は「モノクロ」と設定される(図15参照)。
【0010】
GBTC符号化部204は、下地除去部202により下地除去処理が行われたY'CrCbデータに対して8画素×8画素単位でGBTC符号化方式で固定長符号化を行う。GBTC符号化方式は基本的には4×4画素の画像データ16バイトを6バイトに符号化する。従つて圧縮率は原稿画像の種類にかかわらず3/8である。GBTC符号化部204では、Y'データはそのままの解像度で符号化を行い、CrCbデータはサブサンプリングした解像度で符号化を行うため、原画像(8×8×3=192バイト)データが(6×4+6+6=36バイト)となり、圧縮率は原稿画像の種類にかかわらず1/5.33である。符号化データは、GBTC圧縮メモリ206に書き込まれる。逆にGBTC復号動作を行う時にはGBTC圧縮メモリ206から符号データを読みだし、復号処理を行い元のY'CrCbデータを生成する。またどちらのバンクから読み出すかは第2CPU209から出力されるバンク信号3によって決定する。GBTC復号動作を行う時にGBTC圧縮メモリ206から符号データの読みだしアドレスを変更することにより、90°単位の画像回転が可能となる。
【0011】
GBTC圧縮メモリ206は、GBTC符号化部204により圧縮された符号データを格納するメモリである。GBTC圧縮メモリ部206は、それぞれ独立してアクセスが可能な2バンクから構成されており、どちらのバンクにアクセスするかは第2CPU209から出力されるバンク信号1、バンク信号2、バンク信号3に基づいて行われる。
2次圧縮部207は、属性メモリ205から属性データを、GBTC圧縮メモリ206からGBTC符号データを読みだし、属性データと第2CPU209から設定されるカラーモノクロ信号に基づいて符号化方法を切り換え、GBTC符号データをさらに圧縮し、2次圧縮メモリ208に書き込む。2次圧縮メモリ208は、複数の半導体チップで構成されるメモリの集合体である。2次圧縮部207により符号化されたデータは2次圧縮メモリ208に格納され、ページ単位でランダムに書き込みや読み出しが可能である。データの格納位置は第2CPU209の指示に基づいて行われ、2次圧縮メモリ208上のどのページのデータを読み出すかは第2CPU209または第1CPU101の指示に基づいて行われる。
【0012】
第2CPU209は、メモリユニット200の全体制御を行う。具体的にはそれぞれの処理ブロックに対して以下の処理を行う。下地除去部202に対して、下地除去テーブルを設定する。属性判別部203に対して、属性カウント部2038の中の各属性カウンタ(図3参照)をリセットし、各属性カウンタを読み込み、書き込み対象となる属性メモリ205のバンク指定をする(バンク信号1)。GBTC符号処理部204に対して、GBTC圧縮伸長を指示し、画像回転を指示し、書き込み、読み出しの対象となるGBTC圧縮メモリ206のバンク指定をする(バンク信号1、3)。2次圧縮部207に対して、2次圧縮伸長を指示し、画像データの読み出し及び書き込みをし、読み出し対象となる属性メモリ205のバンク指定(バンク信号2)をし、書き込み、読み出しの対象となるGBTC圧縮メモリ206のバンク指定(バンク信号2)をし、2次圧縮メモリ208へのデータ書き込み位置を指示し、2次圧縮メモリ208からのデータ読み出し位置を指示し、動作モードを指示し、各メモリ部の(2次圧縮部207を介在する)リードライト、すなわち、属性メモリ205のリードライト、GBTC圧縮メモリ206のリードライトおよび2次圧縮メモリ208のリードライトをする。2次圧縮部207への動作モードの指示において、2次圧縮ONOFF信号は、2次圧縮メモリ208へデータを格納する際、2次圧縮を行うか否かを切り換え、また、属性データを2次圧縮メモリ208に格納するかを切り換える。また、カラーモノクロ信号は、2次圧縮メモリ208へデータを格納する際の2次圧縮方法を切り換え、また、属性データをコンパクトにするか否かを切り換える。
【0013】
作業RAM210は、第2CPU209が演算を行う際の作業用RAMである。この作業用RAMには2次圧縮メモリ208を有効に管理するために、2種類の情報を保存する。(1)2次圧縮メモリ208に保存されている原稿画像データに関する情報(この情報を用いてGBTC符号化部204、2次圧縮部207の動作モードを決定する)。すなわち、画像サイズ、属性データ書き込みアドレス、2次圧縮データ書き込みアドレス、カラー/モノクロ情報、2次圧縮したか否かの情報、および、下地除去テーブル情報。(2)2次圧縮メモリ208の書き込み可能領域情報(この情報を用いて2次圧縮部207が2次圧縮メモリ208ヘデータを書き込む際のアドレスを決定する)。すなわち、画像メモリを数KB単位に分割したときの各領域に対する1ビットの書き込み可能/禁止フラグ。(書き込み可能領域情報を用いて検索対象メモリサイズ容量を小さくできるため、空き領域を高速にサーチできる)。
なお、インターフェース220は、カラー複写機100とメモリユニット200の間で、画像バスを経由して画像デ―タの受け渡しを行い、シリアル通信バスを経由して画像データの入出力に関するコマンドをやりとりする。
【0014】
図2は、下地除去部202で用いられるルックアップテーブル形式の下地除去テーブルの3つの例を示す。テーブルの内容は第2CPU209により書き換え可能である。テーブルの内容が書き換え可能であるため、下地除去を行わない設定も可能である。下地除去処理が行われたY'CrCbデータは属性判別部203とGBTC符号化部204に送られる。
ルックアップテーブルの中味は、入出力の関係が全く等しい「階調保持領域」と、入力デ―タと出力データの関係が一次式で表現可能な「階調補正領域」と、入力データが所定値を超えたら全て白下地データとなる「下地除去領域」の3つの領域により構成される。(a)は下地除去を行わない場合の、(b)は下地除去を行つた場合の、(c)は下地除去量を増加させた場合の下地除去テーブルを示す。下地除去テーブルは(a)を用いた場合が最も画質がよく圧縮率は低い。(c)を用いた場合が最も白下地と認識される面積が大きくなり、圧縮率が最も高く画質は悪くなる。後で説明するように(図10参照)、下地除去テーブル(したがって下地除去部202における下地除去量)は、第2CPU209により変更可能である。下地除去テーブルによりハイライト部分における除去量を制御することによって、圧縮率と画質を選択的に変更できる。
【0015】
以上に説明したように下地除去を行った後で属性判別と画像符号化をおこなうが、2次圧縮部207において、白下地領域と判別された部分を白下地データに置き換えても、もともと下地除去を行った後のデータが白下地とまったく一致する場合のみを白下地属性としているため、その符号データを白下地に相当する符号データに置き換えても下地除去を行った後のデータに対してはまったくデータの欠落はないことになる。すなわち、下地除去を行った後の白下地部分は符号化を行ってもその情報は完全に保持されることになり、ハイライト部分における濃度の不連続性は解消される。
また、下地除去テーブルを変更可能としているので、下地除去量により画質と圧縮率が制御できる。たとえば、通常のビジネス文書のようにハイライト部分の画像再現に対してあまり重視しない原稿については圧縮を行う前に下地除去を行うことにより、複数枚のカラー画像データを比較的小容量の画像メモリで記憶でき、かつ、再生画像のハイライト部分において違和感のない画像を再生できる。下地濃度が濃い場合には下地除去量を大幅にカットすることにより、むだな情報を大幅に削減でき、圧縮率を高くすることができる。所定のメモリ容量に対して記憶可能な原稿の枚数が増加する。
一方、写真画像のようにハイライト部分の画像再現が重視される原稿においては一般的に原稿画像における写真画像領域の面積比率が高いことから、属性判別のカウント値においてカラー領域またはモノクロ中間調領域の面積比率が高い場合には原稿画像が写真画像であると推定できる。このような場合には、ハイライト部分の階調再現を犠牲にし、圧縮率をわずかに向上させるよりは、圧縮率をやや落としてでもハイライト部分の階調再現を重視したほうがよい。そこで、下地除去を行わないように制御する。すなわち、微妙なハイライト部分を忠実に再現したい場合は、下地除去を少なくするか、または下地を除去しないことにより、圧縮率をあげない代わりに忠実再現をすることが可能になる。写真画像の場合には下地除去を行わないように制御するため、ハイライト部分の画像が保持される。
また、下地除去量を変更する場合、必要ならば、スキャナ102に対し画像の再入力を要求できる(たとえば図16、S856参照)。
【0016】
図3は、属性判別部203と属性メモリ205の詳細を示す。属性判別部203において、ブロック切り出し部2031は、入力されたY'CrCbデータを8画素×8画素単位のブロックデータに切り出して出力する。階調幅抽出部2032は、ブロック切り出し部2031によりブロック化されたY'データ64画素の画像データ内の最小値と最大値を求め、その差分データを出力する。抽出された階調幅データにより、そのブロック内にエッジ画像またはべた画像があるかないかを判定できる。平均値抽出部2033は、ブロック切り出し部2031によりブロック化されたY'データ64画素の画像データ内の最小値と最大値を求め、その平均値データを出力する。抽出された平均値データにより、そのブロック内の平均濃度が高濃度か低濃度かを判定できる。色度値抽出部2034は、ブロック切り出し部2031によりブロック化されたCrデータ64画素とCbデータ64画素の画像データから色度データの最大値を求め、出力する。抽出された色度値データにより、そのブロック内のカラー画像の有無を判定することができる。
【0017】
属性判定部2035は、階調幅抽出部2032から抽出された階調幅データ、平均値抽出部2033から抽出された平均値データ、色度値抽出部2034から抽出された色度値データに基づいて、注目ブロックの属性が何であるかを決定する。1例として以下のような判定条件を用いる。「白下地属性」と判定されるのは、階調幅データが所定値以下(べた画像)、かつ、平均値データが所定値以上(低濃度)、かつ、色度値データは所定値以下(無彩色)であるものである。「黒文字属性」と判定されるのは、階調幅データが所定値以上(エッジ画像)、かつ、色度値データが所定値以下(無彩色)であるものである。「べた属性」と判定されるのは、白下地属性でなく、かつ、階調幅データが所定値以下(べた画像)であるものである。「モノクロ属性」と判定されるのは、色度値データは所定値以下(無彩色)であり、かつ、上記の3属性のどれにも該当しないものである。「カラー属性」と判定されるのは、上記4つの属性のどれにも該当しないものである。
ただし、モノクロ属性とカラー属性とは、属性カウンタで数えるために区別しているが、属性メモリ205に書き込む際にはいずれも「その他属性」として書き込む。これにより属性の数が4になるので、属性データは2ビットで表現できる。属性の数が5であれば、3ビットの属性コードが必要であり、また、複雑なデータの並び変え処理が必要になる。カラー/モノクロの判別はページ単位で行っているので、属性の数を4にしても不具合は生じない。ページ単位でのカラー/モノクロの判別結果がカラーであれば、「その他」属性は「カラー」属性として取り扱い、モノクロであれば、「モノクロ」属性として取り扱う。
【0018】
マクロ処理部2036は、属性判定部2035による判定結果による注目ブロックの属性が周辺の属性に対して不自然である場合、注目ブロックの属性を周辺の属性に合わせて修正を行う。
属性カウント部2038は、マクロ処理部2036により修正された最終的な各属性の数をカウントする。対象となる属性は、白下地属性、黒文字属性、べた属性、モノクロ属性、カラー属性の5種類であり、それぞれに対するカウンタが備えられる。各属性カウント値は第2CPU209から読み出し可能である。原稿読み取りを開始する前に第2CPU209が属性カウンタをリセットし、原稿読み取り終了後、各属性カウント値を読み出すことにより、読み取つた原稿における各属性の比率を知ることができる。また、第2CPU209は、属性カウント値から演算をすることにより、2次圧縮部207による圧縮の効果を予め知ることができる。さらに、2次圧縮部207による2次圧縮後の符号サイズを知ることができるため、第2CPU209は、2次圧縮メモリ208における最適な書き込み開始アドレスを2次圧縮部207による圧縮を行う前に算出することが可能となる。
【0019】
属性メモリ制御部2037は、第2CPU209から送られるバンク信号1に基づいて属性メモリの書き込み対象バンクを指示する。また各ブロックにおける属性2ビットを属性メモリ205に書き込むのに有利なデータ単位8ビットに変換する。
【0020】
次に、属性メモリ部205について説明すると、属性メモリセレクタ2052は、属性メモリ制御部2037を経由して送られてくるバンク信号1に基づいて、属性メモリ部205のバンクA(2051A)を選ぶか、バンクB(2051B)のどちらを選ぶかを選択する。バンクA(2051A)とバンクB(2051B)は、それぞれ、lMビットのSRAMで構成され、原稿画像1ページ分の属性データを格納することが可能であり、それぞれ独立して属性データの読み出し、書き込みが可能である。
【0021】
次に、属性判別結果に基づく可変長圧縮方式の切り換えについて説明する。属性判別結果に応じて可変長符号化方式を切り換えて圧縮率を高めるが、必要により、1ページの画像全体の属性を判断して可変長圧縮方式を切り換える。
たとえば、文字画像や白下地の多い原稿に対しては、白下地に対するそれ以外の属性の比率はきわめて低い。そこで、属性判別結果をページ単位で判断して、全体に対して白下地の多い原稿であると判断される場合は、カラーモノクロ信号をモノクロに設定し、2次圧縮ONOFF信号をONに設定する。この場合、属性は、白下地とその他の2つとし、1ビットの属性データで表して、属性データの数を半減する。通常のカラー画像の属性判別は、「白下地」、「黒文字」、「べた画像」、「その他」という4属性に判別している。ブロック単位について4属性を表現するためには、2ビットの属性データが必要となる。1枚の原稿画像に対して、各属性がどの程度の比率をもっているかどうかは各属性についての属性カウンタにより知ることができる。文字画像や白下地の多い原稿であるかどうかは属性カウンタにより知ることができる。文字画像や白下地の多い原稿では、白下地に対するその他の属性の比率は極めて低い。そこで、文字画像や白下地の多い原稿での属性判別は、「白下地」と「その他」のみとすると1ビットで表現できるため、属性メモリの容量を半減できる。このとき、本来「黒文字」、「べた画像」として分類されるべき領域も「その他」と判定されるため、2次圧縮後のデータサイズは若干ながら増加する。しかし、そもそも、「黒文字」と「べた画像」の領域は、原稿画像全体に対して十分低い比率であるので、データサイズの増加はわずかとなる。かりにデータサイズの増加量が半減した属性データ量よりも多い場合は、あらかじめ属性カウンタの値より知ることができるため、このようなときには属性データ半減処理をする必要はない。属性メモリの容量を半減することにより2次圧縮データに対する属性メモリの比率を低くすることができ、結果的に高圧縮率が達成できる。
【0022】
同様に、カラー画像データの局所領域を他の属性と誤判別する可能性がある場合には、可変長符号化を行わない。すなわち、属性判別結果をページ単位で判断して、各画素ブロックに対応した属性判別結果の属性カウント値が所定の条件を満たした場合、1ページの画像の全ブロックに対して第2符号化手段の動作モードを切り換える。これにより、カラー画像データの局所領域を他の属性と誤判別した場合においても画像ノイズが発生しない。具体的には、属性判別部203により判別された各属性の数をカウントする属性数カウンタ2038により、1ページの原稿画像における各属性の個数がわかる。そこで、各属性の個数が所定の条件を満たす場合、たとえば、全体に対してカラー属性が占める割合が50%以上である、全体に対して白下地属性が占める割合が30%以下である、などのときには、原稿の大半がカラー画像で占められていると判断する。このような場合、カラーモノクロ信号をカラーに設定し、2次圧縮ONOFF信号をOFFに設定する。これにより、わずかな圧縮率の向上よりも画質劣化の防止を優先して、2次圧縮部207の動作モードを第1の圧縮メモリ206から第2の圧縮メモリ208への符号データ転送モードに切り換え、可変長符号化による圧縮をしない。
【0023】
図4は、GBTC符号化部204とGBTC圧縮メモリ206の詳細を示す。GBTC符号化部204において、ラスタブロック変換部Y/Cr/Cb(2041Y/2041Cr/2041Cb)は、圧縮時には下地除去を行われたシリアルデータを4画素ラインのブロックデータに変換する。伸長時には4画素ラインのブロックデータをシリアルデータに変換する。
GBTC圧縮チップY/Cr/Cb(2042Y/2042Cr/2042Cb)は、圧縮時には4画素ラインのブロックデータを読み出し、GBTC圧縮方式にて符号化を行い、GBTC圧縮メモリ206に書き込む。GBTC圧縮メモリのどちらのバンクにアクセスするかは圧縮時はバンク信号1によって制御される。伸長時には、GBTC圧縮メモリ206のGBTC符号データを読み出し、GBTC圧縮方式にて復号化し、4画素ラインのブロックデータに変換する。GBTC圧縮メモリのどちらのバンクにアクセスするかは伸長時はバンク信号3によって制御される。
【0024】
解像度変換部Cr/Cb(2043Cr/2043Cb)は、それぞれ、圧縮時には下地が除去されたCr/Cbデータのサブサンプリングを行い、画像データ量を1/4に削減してラスタブロック変換部2041Cr/2041Cbにデータを供給する。伸長時にはラスタデータに変換されたCrCbデータをそれぞれ2倍の補間処理を行い、画像データ量を4倍にして色変換部201にデータを供給する。
GBTC圧縮メモリ206(2061YA/2061YB/2061CrA/2061CrB/2061CbA/2061CbB)は、GBTC符号化部204により圧縮された符号データを格納する。GBTC圧縮メモリ部206は、それぞれ独立してアクセスが可能な2バンクから構成され、どちらのバンクに符号データを格納するかは第2CPU209から出力されるバンク信号1に基づいて決定される。また、それぞれのバンクはさらにYデータを記憶するメモリと、Crデータを記憶するメモリと、Cbデータを記憶するメモリの3つにより構成され、合計6つのメモリバンク(すなわちGBTC圧縮メモリ2061YA/2061YB/2061CrA/2061CrB/2061CbA/2061CbB)として構成される。
【0025】
GBTC圧縮メモリセレクタ2062は、2次圧縮部207が、6つのメモリバンクで構成されるGBTC圧縮メモリ2061にアクセスを行う時に、どのメモリバンクにアクセスを行うかを切り換える。GBTC圧縮メモリ2061のAバンクにアクセスするかBバンクにアクセスするかは第2CPU209から送られるバンク信号2またはバンク信号3により決定し、Y/Cr/Cbのどのメモリバンクにアクセスするかは2次圧縮部207において予め決めらた順番(Y、Cr、Cbの順)にて行われる。
【0026】
図5は2次圧縮部207の詳細を示す。符号処理部2071は、GBTC圧縮データを2次圧縮データに圧縮し、また、逆に2次圧縮データをGBTC圧縮データに伸長する。符号処理部2071の内部はさらに6つのブロックにより構成される。
第1符号セレクタ20716は、属性メモリ制御部2075から供給される属性データと、第2CPU209から送られてくるカラーモノクロ信号および2次圧縮ONOFF信号とに基づいて、画像バスの切り換えを行う。圧縮時においては、GBTC圧縮メモリ制御部2072を介在して送られてくるGBTC圧縮データをどの符号処理部20711/20712/20713/20714/20715に与えるかの切り換えを行う。伸長時においては各符号処理部20711/20712/20713/20714/20715によって伸長されたGBTC圧縮データのどれを選択するかを切り換える。
【0027】
第2CPU209から送られてくるカラーモノクロ信号と2次圧縮ONOFF信号に対する各属性と処理部との対応は次のとおりである。(a)2次圧縮ONOFF信号=ON、カラーモノクロ信号=カラーであるとき、白下地属性は、白下地処理部20711に送られ、黒文字属性は、黒文字処理部20712に送られ、べた属性は、べた画像処理部20713に送られ、その他属性は、カラー画像処理部20715に送られる。(b)2次圧縮ONOFF信号=ON、カラーモノクロ信号=モノクロであるとき、白下地属性は、白下地処理部20711に送られ、黒文字属性は、黒文字処理部20712に送られ、べた属性は、べた画像処理部20713に送られ、その他属性は、モノクロ画像処理部20715に送られる。(c)2次圧縮ONOFF信号=OFFであるとき、白下地属性、黒文字属性、べた属性、その他属性のいずれもカラー画像処理部20715に送られる。
【0028】
第2符号セレクタ20717は、属性メモリ制御部2075から供給される属性データと、第2CPU209から送られて来るカラーモノクロ信号、2次圧縮ONOFF信号とに基づいて、画像バスの切り換えを行う。圧縮時においては各符号処理部20711/20712/20713/20714/20715によって2次圧縮された2次圧縮データのどれを選択するかを切り換える。伸長時においては2次圧縮メモリ制御部2073を介在して送られてくる2次圧縮データをどの符号処理部20711/20712/20713/20714/20715に与えるかを切り換える。第2CPU209から送られてくるカラーモノクロ信号、2次圧縮ONOFF信号に対する各属性と処理部との対応は上述の第1符号セレクタ20716の場合と同じ設定である。
【0029】
8画素×8画素のブロックの原画像データのGBTC圧縮により次の36バイトのデータが得られる。Yデータの平均値データ(4バイト)、Yデータの階調幅データ(4バイト)、Yデータの符号データ(16バイト(2ビット/画素))、CrCbデータの平均値データ(2バイト)、CrCbデータの階調幅データ(2バイト)、CrCbデータの符号データ(8バイト(2ビット/4画素))。各符号処理部20711/20712/20713/20714/20715は、以下に説明するように、圧縮データについて異なった取り扱いをする。
白下地処理部20711は、GBTC圧縮データを全く保存しない(0/36バイト)。したがって、原画像に対する圧縮比は0/(8×8×3)=0/192=0である。
黒文字処理部20712は、GBTC圧縮データの内、下記データを保存する(16/36バイト)。Yデータの平均値データ(4バイト)、Yデータの階調幅データ(4バイト)、Yデータの符号データ(8バイト(1ビット/画素))。符号データは上位1ビットのみ保存する。したがって、原画像に対する圧縮比は、16/(8×8×3)=1/12=0.0833である。
【0030】
べた画像処理部20713は、GBTC圧縮データの内、下記データを保存する(6/36バイト)。Yデータの平均値データ(lバイト)、CrCbデータの平均値データ(2バイト)。Yデータの平均値データのさらに平均値を保存する。したがって、原画像に対する圧縮比は、6/(8×8×3)=1/32=0.03125である。
モノクロ画像処理部20714は、GBTC圧縮データの内、下記のYデータのみを保存する(24/36バイト)。Yデータの平均値データ(4バイト)、Yデータの階調幅データ(4バイト)、Yデータの符号データ(16バイト(2ビット/画素))。したがって、原画像に対する圧縮比は、24/(8×8×3)=1/8=0.125である。
【0031】
カラー画像処理部20715は、GBTC圧縮データの内、全データを保存する(36/36バイト)。したがって、原画像に対する圧縮比は、36/(8×8×3)=3/16=0.1875である。
GBTC圧縮メモリ制御部2072は、GBTC圧縮メモリ206のアドレス制御などを行い、符号処理部2071とGBTC圧縮メモリ206の間のデータの受け渡しを行う。
2次圧縮メモリ制御部2073は、2次圧縮メモリ208のアドレス制御などを行い、符号処理部2071と2次圧縮メモリ208の間のデータの受け渡しを行う。
レジスタ制御部2074は、第2CPU209からの指示に基づいて2次圧縮部207全体の制御を行う。
属性メモリ制御部2075は、属性メモリ205のアドレス制御などを行い、符号処理部2071と属性メモリ205の間のデータの受け渡しを行う。
【0032】
符号処理部2071の切り換えに用いた属性メモリデータは2次圧縮データからGBTC圧縮データに伸長を行う際に必要となるため、属性データ変換部2076は、属性メモリ制御部2075を介在して得られた属性データを所定の条件に基づいて変換し、2次圧縮メモリ制御部2073を介在して、2次圧縮メモリ208へ保存しておく。
この所定の条件は次のとおりである。(a)第2CPU209から送られてくるカラーモノクロ信号がモノクロを意味している場合、属性データを半減させる処理をおこなう。具体的には、白下地属性を0とし、それ以外を1とすることにより、4属性を2属性に単純化する。これにより、本来2ビット必要であった属性データを1ビットで表すので、属性データを半減できる。また、(b)第2CPU209から送られてくるカラーモノクロ信号がカラーを意味している場合、属性データがカラー属性である場合、そのまま属性データを書き込む。また、(c)第2CPU209から送られてくる2次圧縮ONOFF信号がOFFである場合、すなわち、2次圧縮を行わない場合には、伸長の際に属性データが不必要であるので、属性データは書き込まない。
【0033】
次に、図6〜図8を参照して、第2CPU209とその作業RAM210による2次圧縮メモリ208の制御について説明する。図6に示すように、2次圧縮メモリ208は、120MBのDRAMで構成されているものとする。120MBのメモリ空間は、64KB単位で1920個の制御単位(以下ではルームという)として制御される。1ページの原稿に対する2次圧縮データおよび属性データは、データサイズに応じてアドレス上で連続して配置された複数のルームに分割して保存される。1ルーム内に複数ページの2次圧縮データを混在させないように制御する。
【0034】
図7は、作業RAM210における書き込み可能領域情報を示す。ルーム管理テーブルは、1920個のルームにデータが書き込まれているか否かを1ビットの情報(合わせて1920ビットすなわち240バイトの情報)で示す。このルーム管理テーブルを用いて2次圧縮メモリ208内の空き領域を高速に検索する。そして1920個のルームに現在何ページ目の原稿が格納されているかを2バイトのルーム情報として示す。このルーム情報を用いて任意のページデータの格納位置を知ることができる。
図8は、作業RAM210における原稿画像データ情報を示す。最大1024ページの画像データを管理できるものとする。各ページ単位で、画像サイズ、属性データ書き込みアドレス、2次圧縮データ書き込みアドレス、カラーモノクロ情報、2次圧縮ONOFF情報、下地除去テーブル情報などを記憶している。
このように、下地除去テーブルの下地除去量が作業RAM210においてページ単位で記憶される。したがって、下地除去量がページ単位で変更できる。
【0035】
図9は、メモリユニット200を制御する第2CPU209によるメモリユニット200のメインフローを示す。メモリユニット電源投入後、まず、メモリユニット200の初期設定を行う(ステップSl、以下「ステップ」を省略する)。具体的には色変換部201の色変換係数の設定や、下地除去部202の下地除去テ―ブルの設定、属性判別部203の属性判定条件の設定、GBTC符号化部204の初期設定、および2次圧縮部207の初期設定を行う。
次に、メモリユニット内部処理を行う(S2)。すなわち、メモリのリフレッシュやアドレス管理などメモリユニット内の制御を行う。
【0036】
次に、カラー複写機100本体を制御する第1CPU101との間の通信制御を行う(S3)。これにより、第1CPU101から発行される制御コマンドを受信し、制御コマンドに対応してメモリユニット全体を制御できる。
第1CPU101から制御コマンドが受信されたか否かを判定する(S4)。制御コマンドが発行されていない場合には、ステップS2〜S3の処理を繰り返す。また、第1CPU101から制御コマンドが発行された場合には、次に、必要に応じて下地除去部202の下地除去テーブルを書き換える(S5)。変更の必要がない場合には初期設定で設定された値を用いる。
【0037】
次に、必要に応じて属性判別部203の属性判別条件やバンク信号1の設定を行う(S6)。変更の必要がない場合には初期設定で設定された値を用いる。バンク1信号は1ページの原稿画像に対して1回出力される。
次に、GBTC符号処理部204の設定を行う(S7)。具体的には、必要に応じて、GBTC符号処理部204の圧縮伸長条件や画像回転、バンク信号1、バンク信号3の設定を行う。圧縮伸長条件や画像回転、バンク信号1、バンク信号3は1ページの原稿画像に対して1回出力される。
【0038】
次に、2次圧縮処理部207の設定を行う(S8)。すなわち、必要に応じて2次圧縮処理部207の圧縮伸長条件や画像データ格納位置制御やバンク信号2の設定を行う。圧縮伸長条件や画像データ格納位置制御やバンク信号2は、1ページの原稿画像に対して1回出力される。
そして、制御コマンドにより決定されるページ分の処理が終了するまで、ステップS5〜S9の処理を繰り返す。
【0039】
図10は、下地除去テーブル設定処理(図9、S5)のフローを示す。まず、下地除去テーブルの設定に関するコマンドを受信したか否かをチェックする(S51)。受信したコマンドがテーブル(a)の設定コマンドであった場合には、下地除去部202に下地除去テーブル(a)(図2参照)を設定する(S52)。受信したコマンドがテーブル(b)の設定コマンドであった場合には下地除去部202に下地除去テーブル(b)(図2参照)を設定する(S53)。受信したコマンドがテーブル(c)の設定コマンドであった場合には下地除去部202に下地除去テーブル(c)(図2参照)を設定する(S54)。
なお、本実施形態では下地除去テーブルは3種類しか用意していないが、用途に合わせて、多数の下地除去テーブルを切り換えてもよい。また、下地除去テーブルの切り換えを複写機本体の第1CPU101により行っているが、必要に応じてメモリユニットを制御する第2CPU209が行つてもよい。
【0040】
図11は属性判別部設定処理(図9、S6)のフローを示す。まず、属性判別部203の設定に関するコマンドを受信したか否かをチェックする(S6l)。
受信したコマンドがミクロ判別条件の設定であった場合には、属性判別部203に対して白下地属性判別条件設定(S62)、黒文字属性判別条件設定(S63)、べた属性判別条件設定(S64)を行う。
受信したコマンドがマクロ判別条件の設定であった場合には、属性判別部203に対してマクロ判別条件設定を行う(S65)。
受信したコマンドが属性判別制御コマンドであった場合に、ページ単位でバンク信号1を制御し(S66)、属性カウンタ2038をリセットし(S67)、属性判別を開始する(S68)。この処理は1連の原稿枚数分行われる。バンク信号1の制御は奇数ページ目の処理を行う時にはAバンクを選択し、偶数ページ目の処理を行う時にはBバンクを選択する。なお本実施形態ではバンク信号1の設定をメモリユニットの第2CPU209により行っているが、必要に応じて複写機本体の第1CPU101が行ってもよい。
【0041】
図12と図13は、GBTC符号処理部設定処理(図9、S7)のフローを示す。まずGBTC符号処理部204に関するコマンドを受信したか否かをチェックする(S7l)。そして受信したコマンドと現在処理を行っているページに対応したコマンド解析を行い、第0から第6のGBTC動作モードのいずれかを選択する(S72)。第0のGBTC動作モードでは、GBTC符号処理部204は何も処理を行わない。第1のGBTC動作モードでは、GBTC符号処理部204において、GBTC圧縮メモリ206のバンクAを選択するためにバンク信号1をバンクAに設定し(S73)、GBTC圧縮を行い、GBTC圧縮メモリ206のバンクAにGBTC圧縮データを書き込む(S74)。第2のGBTC動作モードでは、GBTC符号処理部204において、GBTC圧縮メモリ206のバンクBを選択するためにバンク信号1をバンクBに設定し(S75)、GBTC圧縮を行い、GBTC圧縮メモリ206のバンクBにGBTC圧縮データを書き込む(S76)。第3のGBTC動作モードでは、GBTC符号処理部204において、GBTC圧縮メモリ206のバンクAを選択するためにバンク信号3をバンクAに設定し(S77)、必要に応じて出力画像の回転角を設定し(S78)、GBTC圧縮メモリ206のバンクAからGBTC符号データを読み出し、GBTC伸長を行う(S79)。第4のGBTC動作モードでは、GBTC符号処理部204において、GBTC圧縮メモリ206のバンクBを選択するためにバンク信号3をバンクBに設定し(S710)、必要に応じて出力画像の回転角を設定し(S711)、GBTC圧縮メモリ206のバンクBからGBTC符号データを読み出し、GBTC伸長を行う(S712)。第5のGBTC動作モードでは、第1の動作モード(S713〜S714)と第4の動作モード(S715〜S717)の処理を連続して行うことにより、同時圧縮伸長を行う。第6のGBTC動作モードでは、第2の動作モード(S718〜S719)と第3の動作モード(S720〜S722)の処理を連続して行うことにより、同時圧縮伸長を行う。
【0042】
図14は、2次圧縮部設定処理フロー(図9、S8)を示す。まず2次圧縮部207に関するコマンドを受信したか否かをチェックする(S8l)。そして受信したコマンドと現在処理を行っているページに対応したコマンド解析を行い、第0から第4の2次圧縮動作モードのいずれかを選択する(S82)。
第0の2次圧縮動作モードでは、2次圧縮部207は何も処理を行わない。
第1の2次圧縮動作モードでは、まず属性判別部203の属性カウント部2038から各属性(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)のカウント値を読み込む(S83)。属性メモリ205とGBTC圧縮メモリ206のバンクAにアクセスするためにバンク信号2をバンクAに設定する(S84)。そして属性メモリ205に書き込まれている属性データを2次圧縮部207を介在して所定の条件に基づいて2次圧縮メモリ208へ書き込む(S85)。そしてGBTC圧縮メモリ206に書き込まれているGBTC圧縮データを2次圧縮部207で所定の条件に基づいて2次圧縮を行い、2次圧縮メモリ208へ書き込む(S86)。
【0043】
第2の2次圧縮動作モードでは、まず属性判別部203の属性カウント部2038から各属性(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)のカウント値を読み込む(S87)。属性メモリ205とGBTC圧縮メモリ206のバンクBにアクセスするためにバンク信号2をバンクBに設定する(S88)。そして属性メモリ205に書き込まれている属性データを2次圧縮部207を介在して所定の条件に基づいて2次圧縮メモリ208へ書き込む(S89)。そしてGBTC圧縮メモリ206に書き込まれているGBTC圧縮データを2次圧縮部207で所定の条件に基づいて2次圧縮を行い、2次圧縮メモリ208へ書き込む(S810)。
【0044】
第3の2次圧縮動作モードでは、属性メモリ205とGBTC圧縮メモリ(206)のバンクAにアクセスするためにバンク信号2をバンクAに設定する(S8ll)。そして2次圧縮メモリ208に書き込まれている属性データを2次圧縮部207を介在して所定の条件に基づいて属性メモリ205へ書き込む(S812)。そして2次圧縮メモリ208に書き込まれている2次圧縮データを2次圧縮部207で所定の条件に基づいて2次伸張を行い、GBTC圧縮メモリ206ヘ書き込む(S813)。
【0045】
第4の2次圧縮動作モードでは、属性メモリ205とGBTC圧縮メモリ206のバンクBにアクセスするためにバンク信号2をバンクBに設定する(S814)。そして2次圧縮メモリ208に書き込まれている属性データを2次圧縮部207を介在して所定の条件に基づいて属性メモリ205へ書き込む(S815)。そして2次圧縮メモリ208に書き込まれている2次圧縮データを2次圧縮部207で所定の条件に基づいて2次伸長を行い、GBTC圧縮メモリ206ヘ書き込む(S816)。
【0046】
図15は、属性データ書き込み処理フロー(図14、S85、S89、S812、S815)を示す。まず属性判別部203の属性カウンタ2038から読み出した各属性のカウント値から全体に対するカラー属性の比率を計算する。そして、以下の3つの場合に分けて処理する。なお、属性情報半減処理を行ったか否かは、対象のページがカラーかモノクロであるかというページ単位の情報として作業RAM210上に記憶されている。また、2次圧縮部207において2次圧縮を行ったか否かも2次圧縮ONOFF信号としてページ単位で作業RAM210上に記憶されている。
(a)計算されたカラー属性比率の結果が所定値(例えば50%)以上であった場合(S841でYES)、原稿画像のほとんどがグラビアなどのカラー画像であると判断し、いたずらに2次圧縮を行い画質を落とすよりは、画質を優先する。このため、2次圧縮部207において2次圧縮を行わずに2次圧縮メモリ208に書き込むようにする。属性情報は不必要となり、属性データの書き込みを行わずに処理を終了する。このときには、カラーモノクロ信号をカラーとし、2次圧縮ONOFF信号をOFFとする。
【0047】
(b)属性カウント部2038から読み出した各属性のカウント値から、カラー属性がないか、または、たとえば0.1%より小さくカラーがほとんどないに等しい程度であった場合(S842でYES)、原稿画像のほとんどがモノクロ画像であると判断し、2次圧縮のデータをコンパクトにするだけではなく、属性データそのものを半減させ(S843)、2次圧縮メモリ208へ書き込む(S844)。具体的には通常は1つの属性領域に対し、(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)の4属性を表現するために2ビットの属性情報を必要としたが、これを(白下地/それ以外)とし、属性情報をlビット化する。この処理を行うことにより属性データそのものを半分に削減することができ、本方式においてさらなる圧縮率の向上が期待できる。このときには、カラーモノクロ信号をモノクロとし、2次圧縮ONOFF信号をONとする。
【0048】
(c)カラー属性比率が所定の条件を満たさない通常のビジネスカラー文書の場合(S842でNO)、通常通りに1つの属性領域に対し、(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)の4属性を表現するために2ビットの属性情報を2次圧縮メモリ208に書き込む(S845)。ここで、カラーモノクロ信号をカラーとし、2次圧縮ONOFF信号をONとする。
なお、属性カウント部2038のカウント値に基づいてページ単位でカラー/モノクロの判別を行う場合を説明したが、たとえば操作パネル(図示しない)によりモノクロモードが設定されている場合には、カラー属性は存在し得ないため、属性データ半減処理(S843)と属性データ書き込み処理(S844)を行うように制御する。
【0049】
図16は、2次圧縮メモリ書き込み処理(図14、S86,S810,S813,S816)のフローを示す。図15の3つの場合に対応した以下の処理が行われる。
(a)計算されたカラー属性比率の結果が所定値(例えば50%)以上であった場合、まず属性判別部203の属性カウント部2036から読み出した各属性のカウント値から全体に対するカラー属性の比率を計算する。
計算されたカラー属性比率の結果が所定値(例えば50%)以上であった場合(S851)、原稿画像のほとんどがグラビアなどのカラー画像であると判断し、いたずらに2次圧縮を行い画質を落とすよりは、画質を優先する。また、下地除去が行われている場合にも同様のことが言えるため、現在の下地除去テーブルが(a)であるかすなわち下地除去を行っていないか否かをチェックする(S852)。そして下地除去テーブルが(a)でない、すなわち下地除去を行つている場合には下地除去テーブルを(a)にセットしなおし、画像再スキャンの指示を行う(S856)。画像再スキャンの指示は、カラー複写機本体の第1CPU101に画像再送コマンドを発行することにより行う。下地除去テーブルが(a)の場合には、すなわち下地除去を行っていない場合には、2次圧縮後のデータサイズを計算し(S853)(この場合はGBTC圧縮データサイズに等しい)、画像データサイズが連続して書き込み可能な2次圧縮メモリ208のアドレスを作業RAM210内のデータを元に計算し(S854)、その書き込みアドレスから2次圧縮メモリ208への書き込みを開始する(S855)。
【0050】
(b)属性判別部203の属性カウント部2038から読み出した各属性のカウント値から、カラー属性がない、またはほとんどないに等しい程度(0.1%以下)であつた場合(S857でYES)、カラー属性においてもモノクロ符号処理を行うため、2次圧縮部207の動作モードをモノクロモードに設定する(S858)。そして各属性カウンタの値からモノクロモードにおける2次圧縮後のデータサイズを計算し(S859)、画像データサイズが連続して書き込み可能な2次圧縮メモリ208のアドレスをCPU作業RAM210内のデータを元に計算し(S860)、その書き込みアドレスから2次圧縮メモリ208への書き込みを開始する(S861)。
(c)カラー属性比率が所定の条件を満たさない通常のビジネスカラー文書の場合(S857でNO)、カラー属性においてもカラー符号処理を行うため、2次圧縮部207の動作モードをカラーモードに設定する(S862)。そして各属性カウンタの値からカラーモードにおける2次圧縮後のデータサイズを計算し(S863)、画像データサイズが連続して書き込み可能な2次圧縮メモリ208のアドレスをCPU作業RAM210内のデータを元に計算し(S864)、その書き込みアドレスから2次圧縮メモリ208への書き込みを開始する(S865)。
【0051】
【発明の効果】
画像処理装置において、下地除去を行った後のデータを用いて属性判別や圧縮をおこなうので、再生画像のハイライト部分において違和感のない画像を再生できる。
好ましくは、下地除去量を調節できるので、下地除去量を画像に適した値に設定できる。
また、好ましくは、属性判別結果に基づいて下地除去量を調節できるので、画質を選択的に変更できる。写真画像などのように下地除去の必要がなければ、下地除去を行わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複写機とメモリユニットのブロック図
【図2】 下地除去テーブルの図
【図3】 属性判別部と属性メモリ部のブロック図
【図4】 GBTC符号化部とGBTC圧縮メモリ部のブロック図
【図5】 2次圧縮部のブロック図
【図6】 2次圧縮メモリの図
【図7】 作業RAMに格納される書き込み可能情報の図
【図8】 作業RAMに格納される原稿画像データ情報の図
【図9】 メインフローチャート
【図10】 下地除去テーブル設定のフローチャート
【図11】 属性判別部設定のフローチャート
【図12】 GBTC符号処理部設定の一部のフローチャート
【図13】 GBTC符号処理部設定の一部のフローチャート
【図14】 2次圧縮処理部設定のフローチャート
【図15】 属性データ書き込み処理のフローチャート
【図16】 2次圧縮メモリ書き込み処理のフローチャート
【符号の説明】
203 属性判別部、 205 属性メモリ、 206 GBTC圧縮メモリ、 207 2次圧縮部、 208 2次圧縮メモリ、 209 CPU、 2071 符号処理部、 2076 属性データ変換部。

Claims (9)

  1. 入力された画像データの下地を除去する下地除去手段と、
    前記下地除去手段により下地が除去された画像データを複数の領域に分割し、各領域について属性を判別する属性判別手段と、
    前記属性判別手段による判別結果に基づいて、前記下地除去手段により下地が除去された画像データを圧縮して符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段により符号化された画像データを記憶する圧縮メモリと
    を有する画像処理装置。
  2. 記下地除去手段は、下地除去量を調節する除去量調節手段を備えることを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 記下地除去手段は、前記の属性判別手段による属性判別結果に基づいて下地除去量を調節することを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  4. 前記下地除去手段は、入力された画像のハイライト部分の階調補正を行うことを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  5. 入力された画像データの下地を除去する下地除去手段と、
    前記下地除去手段により下地が除去された画像データを圧縮して符号化する第1符号化手段と、
    前記下地除去手段により下地が除去された画像データを複数の領域に分割し、各領域について属性を判別する属性判別手段と、
    前記属性判別手段による判別結果に基づいて、前記第1符号化手段により符号化された画像データを圧縮して符号化する第2符号化手段と
    を有する画像処理装置。
  6. 前記下地除去手段は、下地除去量を調節する除去量調節手段を備えることを特徴とする請求項5に記載された画像処理装置。
  7. 前記下地除去手段は、前記属性判別手段による属性判別結果に基づいて下地除去量を調節することを特徴とする請求項5に記載された画像処理装置。
  8. 前記下地除去手段は、入力された画像のハイライト部分の階調補正を行うことを特徴とする請求項5に記載された画像処理装置。
  9. 前記第1符号化手段は、固定長符号化方式により前記画像データを符号化し、前記第2符号化手段は、可変長符号化方式により前記画像データを符号化することを特徴とする請求項5に記載された画像処理装置。
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