JP3817491B2 - 携帯ブラウザホンで表示しているWebページ画像を中継装置を介して汎用表示装置に拡大表示する方法、携帯ブラウザホン用のプログラム、中継装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、インターネット接続機能のある携帯電話機(携帯ブラウザホンとする)の画面をテレビやパソコンなどの汎用表示装置に拡大表示する技術に関し、とくに、ブルートゥースなどの近距離無線通信手段により携帯ブラウザホンと中継装置とを結合し、この中継装置から汎用表示装置に映像信号を供給する技術に関する。
【0002】
【発明の背景】
携帯ブラウザホンは、常時携行する機器であり、パーソナルコンピュータ(PC)のようにソフトウエアをセットアップすることなく購入してすぐにインターネットに接続できることから携帯型インターネット接続端末としては最も普及している。最近では、インターネット利用のための基本機能(電子メール送受信機能、ブラウザ機能)に加え、Java実行環境を実装している機種も多い。この機種は、Javaアプレットと呼ばれる小規模のプログラムをダウンロードして携帯ブラウザホンにインストールするだけで、各種アプリケーションを追加登録することができる。また、携帯ブラウザホンの機能を拡張したりカスタマイズしたりすることもできる。
【0003】
また、ブルートゥースなどの近距離無線通信手段を備え、至近にある同じ無線通信手段を備えた携帯ブラウザホンやパーソナルコンピュータと無線信号によってデータ通信できる機種もある。このように、携帯ブラウザホンを使用した情報通信ネットワーク利用は今後も普及・発展し続けるものと思われる。
【0004】
しかし、携帯ブラウザホンの基本機能はあくまでも携帯電話機であり、そのサイズは自ずと制限される。当然、ディスプレイのサイズも小さく、携帯ブラウザホンの表示性能は一般のPCに比べると遙かに劣る。そのため、ブラウザやJavaアプレットによって表示される画面(Webページとする)の閲覧環境は快適とは言い難い。また、マークアップ言語によって記述されたWebページで、携帯ブラウザホン用に作成されたものでは、水平画素数に比べて垂直方向の画素数が多い縦長のページサイズとなっているのが一般的である。そのため、ページ全体を閲覧するためにはスクロール表示させる操作が必要となる。
【0005】
そこで、携帯ブラウザホンの画面を至近にある大画面の表示装置に映像出力できるようにすればWebページを快適に閲覧することができる。もちろん、専用の表示装置を用意することも可能であるが、テレビなど何処にでもある表示装置に表示できた方が汎用性が高く便利である。また、音声が一体となったWebページ、特にカラオケなど画面(歌詞画像)より音声(伴奏音楽)に重点を置いたページでは、ブラウザホンのスピーカでは音量・音質ともに物足りない。そのため、Webページの音声も外部の音響装置に出力できればより好ましい。
【0006】
【発明の開示】
基本となる方法発明は、便宜的に分説すると、つぎの事項(1)〜(6)により特定されるものである。
(1)携帯ブラウザホンで表示しているWebページ画像を中継装置を介して汎用表示装置に拡大表示する方法であること
(2)携帯ブラウザホンと中継装置は、互いの近距離無線通信手段により通信可能であること
(3)携帯ブラウザホンは、表示中のWebページ画像の起源であるマークアップ言語で記述されたWebページ情報と、Webページ画像中に含まれるカーソルの情報を含んだ電文を作成して中継装置に送信すること
(4)中継装置は、携帯ブラウザホンから電文を受信し、電文中のWebページ情報とカーソル情報を解釈してカーソルを含んだWebページのビットマップ画像データを生成してビデオメモリに書き込むこと
(5)中継装置は、ビデオメモリに書き込まれたビットマップ画像データを繰り返し読み出してNTSC形式またはアナログRGB形式の映像信号に変換して出力すること
(6)汎用表示装置は、中継装置とNTSC映像信号線またはアナログRGB映像信号線で接続され、中継装置から入力される映像信号に基づき画像を表示すること
【0007】
この第1の発明における携帯ブラウザホンの画面情報を中継装置を介して汎用表示装置に表示する方法には、以下に示す種々の変更形態が考えられ、これら変更形態における方法も本発明の範疇とする。
【0008】
前記携帯ブラウザホンが中継装置にマークアップ言語で記述されたWebページ情報を送信し、中継装置がマークアップ言語を解釈してビットマップ画像データを生成する方法。
【0009】
前記操作入力情報は前記携帯ブラウザホンの画面スクロール情報を含み、前記中継装置が当該画面スクロール情報に基づいて前記ビデオRAM平面上の所定領域の画像データを読み出して映像信号化する方法。
【0010】
また本発明は、Webページ情報として音声データが付帯する場合にも対応している。以下、本発明において音声データを扱う発明群を示す。
【0011】
前記携帯ブラウザホンが中継装置にWebページ情報として音声データを送信し、中継装置が音声データを所定形式の音声信号に変換して汎用音響装置に向けて出力する音声信号出力手段を備える方法。
【0012】
前記携帯ブラウザホンが前記音声データとして、表示中の前記Webページに付帯する音声と送話器に入力された音声とを混合した音声のデータを送信する方法。
【0013】
前記携帯ブラウザホンが前記音声データとして、表示中の前記Webページに付帯する電子楽譜データを送信し、前記中継装置の前記音声信号出力手段は当該電子楽譜データに基づいて楽音を生成する手段を含んでいる方法。
【0014】
前記携帯ブラウザホンは、前記音声データとして、表示中のWebページに付帯する音声データと、送話器に入力された利用者音声データとを多重化したデータを送信し、前記中継装置の前記音声信号出力手段は、当該多重化データを前記Webページに付帯する音声データと前記利用者音声データとに分離するとともに、各音声データから変換した音声信号の混合音声信号を前記汎用音響装置に向けて出力することを特徴とする携帯ブラウザホンの画面情報を中継装置を介して汎用表示装置に表示する方法。
【0015】
前記中継装置の前記音声信号出力手段が前記Webページに付帯する音声と前記利用者音声のそれぞれに個別に音響効果を付加した音声信号を生成する手段を含んでいる方法。
【0016】
また、前記携帯ブラウザホンに前記中継装置とのリンクが確立すると、その旨を適宜に通知する手段を備えさせたり、前記中継装置に前記携帯ブラウザホンとのリンクが確立すると、その旨を前記汎用表示装置に表示出力して通知する手段を備えさせたりする方法など、本発明ではユーザインタフェースに係わる発明も規定している。
【0017】
なお本発明の方法に適用される前記携帯ブラウザホンや前記中継装置も本発明の範疇とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
===システム構成===
本発明は、携帯ブラウザホンの画面を汎用表示装置に表示するための方法であって、図1はその方法の一実施形態をシステム構成図として示している。このシステムは、携帯ブラウザホン1と、中継装置20と、その中継装置20に結合された汎用表示装置30とによって構成されている。本実施例では、汎用表示装置30として、映像信号入力端子と音声信号入力端子とを備えたテレビ30を採用し、このテレビ30を汎用の音響装置としても使用している。もちろんオーディオアンプとスピーカなどを使って映像と音声とを別系統の装置で出力する構成としてもよい。また、表示装置としてはパーソナルコンピュータ用のアナログRGB端子を備えたディスプレイなども考えられる。
【0019】
携帯ブラウザホン1は、無線基地局32を介して移動体通信網31に接続し、この網31内あるいはこの網31に接続された公衆電話回線網(図示せず)を介して他の電話機と通話を行うとともに、移動体通信網31内のWebサーバー35あるいはこの網31内にあるゲートウェイサーバー33を介して接続されたインターネット34上のWebサーバー35とHTTP通信を行い、Webページの起源となる各種Webデータ(文書、画像、音声、Javaアプレットなど)を取り寄せる。
【0020】
携帯ブラウザホン1は、移動体通信網31とは別に、ブルートゥース規格の無線信号によって至近の中継装置20と近距離無線通信を行う。中継装置20はNTSC規格の映像信号の出力端子とアナログ音声信号の出力端子を備え、これらの出力端子がテレビ30の映像入力端子と音声入力端子とに接続されている。中継装置20は、携帯ブラウザホン1から転送されてきた画像データを映像信号に変換して映像出力端子より出力して、テレビ30にWebページの画面を拡大表示出力させる。また音声データを受信すれば、音声信号に変換して音声出力端子より出力し、テレビ30のスピーカから音響出力させる。
【0021】
===携帯ブラウザホンの構成===
図2は携帯ブラウザホン1の機能ブロック図を示している。携帯ブラウザホン1は、CPU・RAM・ROMを含む電話機制御部2と外部記憶として機能するフラッシュメモリ3を備え、ユーザインタフェースとしてテンキーやスクロールキーを主体としたキー操作部5と液晶表示パネル(LCD)4、および受話器11・スピーカ12・送話器13を備えている。
【0022】
操作制御部7は、利用者のキー操作に対応する操作入力データを電話機制御部2に転送する。表示制御部6は、ビデオRAM6aとLCDドライバ6bとを内蔵して、電話機制御部2がビデオRAM6aにビットマップ展開した画像データをLCD4に表示出力する。また、音声制御部10は、A/Dコンバータ・D/Aコンバータ・音源などを内蔵して受話音声などのPCM音声データやWebページに付帯する音声や着信メロディなどの生成起源となるMIDI形式に準拠した音声データをアナログ音声信号に変換して受話器11やスピーカ12から出力する。また、送話器13に入力された利用者の音声信号をサンプリングしてデジタル音声データに変換して電話機制御部2に転送する。
【0023】
通信インタフェースとしては、移動体通信網31と所定の無線信号によって通信を行い、電話機制御部2と移動体通信網31とのデータ通信を仲介する移動体通信制御部8と、中継装置20とブルートゥース規格の無線信号によって近距離無線通信を行うブルートゥース通信制御部9とを備えている。
【0024】
===中継装置の構成===
携帯ブラウザホン1の電話機制御部2は、移動体通信制御部8を介してWebサーバー35から受け取ったWebページについての情報と、キー操作部5への操作入力に係わる情報とをブルートゥース通信制御部9により中継装置20に転送する。中継装置20はWebページ情報に含まれている画面データや音声データを操作入力データに基づいて適宜にテレビ30に映像音響出力する。
【0025】
図3は、中継装置20の機能ブロック図を示している。中継装置20は、装置全体を統括制御する中継装置制御部21を主制御部として、ブルートゥース通信制御部22・映像信号処理部23・音声信号処理部24の各周辺部を備えている。映像信号処理部23は、ビデオRAM23aとNTSCエンコーダ23bを内蔵してビデオRAM23aにビットマップ展開された画像データをNTSC規格の映像信号に変換して映像出力端子より出力する。
【0026】
音声信号処理部24は、A/Dコンバータを内蔵して、PCM音声データをアナログの音声信号に変換する。そして、その音声信号を音声出力端子から出力する。
【0027】
===Webページの表示出力===
電話機制御部2のROMには、通話機能、インターネット接続機能(電子メール、ブラウザ)、Java実行機能などの各種機能を実現するためのプログラムが格納されている。また本実施例では、携帯ブラウザホン1がブルートゥース規格のプロトコルに従って中継装置20とデータ通信するために、専用のJavaアプレット(中継通信プログラム)を所定のWebサーバー35から取り寄せてインストールすることとしている。そしてこの中継通信プログラムを起動させる。
【0028】
携帯ブラウザホン1と中継装置20は、双方のブルートゥース通信制御部9、22が互いに通信相手が至近に存在するかどうかを常時監視し、携帯ブラウザホン1と中継装置20が所定の距離内に近づくと、通信リンクを確立する。
【0029】
なおこの実施例では、電話機制御部2は、リンクが確立されたことを認知すると、ROMやフラッシュメモリ3に格納されている適宜な着信メロディのMIDIデータを音声制御部10に与えてリンクが確立された旨を利用者に通知する。また、その旨のメッセージ画面もLCD4に表示出力する。
【0030】
一方、中継装置側20でも中継装置制御部21がブルートゥース通信制御部22を介して携帯ブラウザホン1とのリンクが確立したことを認知すると、リンクの確立を通知するメッセージ画面をビデオRAM23aにビットマップ展開する。映像信号処理部23は、そのメッセージ画面の映像信号をTV30に向けて出力する。それによって、たとえば、街頭などで複数台のテレビ30が並んでいる状況では、利用者がどのテレビ30でWebページを拡大表示できるのかを確認することができる。
【0031】
ここで参考例の技術について説明する。電話機制御部2は、中継装置20とのリンクが確立すると、利用者入力に基づいてLCD4に表示されるWebページの画面に対応するビットマップデータを中継装置20に転送する。この参考例において、携帯ブラウザホン1のLCD4は水平96ドット×垂直120ドットの画素数を有し、ビデオRAM6aの画素数は水平(H)96ドット×垂直(V)480ドットとなっている。したがって、Webページの垂直方向の画素数がLCD4の垂直画素数の4倍以内であれば、全ページ分のイメージをビットマップ展開することができる。
【0032】
一方、中継装置20側のビデオRAM23aはH640ドット×V480ドットの画素数を有し、映像信号処理部23はその全画素をテレビに表示出力することができる。したがって、携帯ブラウザホン1側で展開可能なビットマップ画像を全て1画面に映像出力することができる。なお、Webページの垂直方向の画素数が480ドットよりも多い場合、電話機制御部2は、キー操作部5からのスクロール指示に従って、表示対象となる部分のビットマップ画像を順次ビデオRAM6aに展開していき、そのビットマップデータを逐次中継装置20に転送する。
【0033】
また中継装置20は、縦長のページ形状でWebページを表示するモード(縦長表示モード)に加え、LCD4に現に表示されている画面を4倍に拡大してH384ドット×V480ドットでテレビに表示するモード(ズームアップ表示モード)も備えている。この表示モードでは、電話機制御部2は、スクロール指示に従ってLCD4の表示領域を指定するデータを操作入力データとして生成し、そのデータを中継装置20に転送する。中継装置制御部21は、その操作入力データに従ってビデオRAM23a中の表示対象領域を認知し、スクロール指示の機会ごとに更新される表示対象領域を逐次映像信号処理部23に指示する。映像信号処理部23は該当領域のビットマップデータを4倍に拡大した映像信号に変換してテレビ30に拡大表示する。図4(A)(B)に上記縦長表示モードとズームアップ表示モードとにおけるテレビ30の表示状態を概略図として示した。
【0034】
===Webページの音声出力===
携帯ブラウザホン1のLCD4に表示出力されるWebページは、文書に限らず、Javaアプレットとして提供されるゲームやカラオケなどの画面もある。これらのWebページには音声も含まれている。本実施例のシステムでは、Webページに付帯する音声もテレビ30に映像音響出力することができる。つぎに、このWebページの音声を中継装置20を介して音響出力する動作について説明する。
【0035】
電話機制御部2は中継装置20とリンクを確立したのち、利用者入力に従ってJavaアプレットを実行すると、ビデオRAM6aの内容ととともに、Webページに付帯する音声をPCM音声データとして中継装置20に転送する。たとえば、カラオケであれば、伴奏音楽の起源となるMIDIデータを音声制御部10に転送し、ここで伴奏音楽の音声信号を生成してスピーカ12より音響出力する。またこの伴奏音楽の音声信号を送話器13に入力された利用者の音声信号と混合し、その混合音声信号をサンプリングしてPCM音声データを生成する。音声制御部10は、この混合音声のPCM音声データを電話機制御部2に転送し、Webページの音声データが中継装置20に転送される。
【0036】
中継装置制御部21は、Webページの拡大表示処理と並行して、転送されてきたPCM音声データを音声信号処理部24に転送する。音声信号処理部24は、このPCM音声データをD/A変換して前記混合音声の音声信号を音声信号出力端子より出力する。それによって、テレビ30のスピーカよりカラオケ伴奏音楽と利用者音声の混合音声が音響出力される。
【0037】
===この発明の実施例・変更例===
上記の参考例においては、携帯ブラウザホン1は、ビデオRAM6aに展開されたWebページのビットマップデータを中継装置20に転送していた。この発明の実施例は、上記の参考例と異なり、ビットマップデータの生成起源となるデータ自体を中継装置20に転送し、中継装置20側でその生成起源データに基づいてWebページのビットマップ画像を生成する構成となっている。たとえば、Webページがマークアップ言語で記述されたHTML文書であれば、その文書と文書中に挿入されるWebデータ(画像データや音声データ)とをセットにして中継装置20に転送する。中継装置20にはブラウザを実装させておき、そのブラウザがHTML文書を解釈してWebページの表示イメージをビットマップ展開する。
【0038】
MIDIデータを含んだWebページであれば、中継装置20に音源を内蔵させ、MIDIデータを転送させて中継装置20側で楽音を生成することもできる。携帯ブラウザホン1よりも多い音源を中継装置20に搭載しておけば、より高音質の楽音を生成することができる。もちろん、PCM音声データよりデータ量も少なく、電話機制御部2や中継装置制御部21におけるデータ転送処理の負荷を軽減することができる。また、データ通信の信頼性も向上する。
【0039】
Webページに付帯する音声と送話器13に入力された利用者音声とを混合せず、それぞれの音声データを多重化して中継装置20転送し、中継装置20側で多重分離する構成としてもよい。それによって、Webページの音声と利用者音声のそれぞれに対して音量を調整したり、エコーなどの音響効果を付加したりするように中継装置20の構成を容易に変更することができる。
【0040】
MPEG4などのデータ圧縮・多重方式を使えば、音声と画像とが一体化された多重化データとして転送することができる。中継装置20にはその多重化データに対応するデコーダを搭載すればよい。
【0041】
ブルートゥース規格では、1対多の通信プロトコルも規定されており、一つのテレビ30に複数の携帯ブラウザホン1のWebデータを表示出力することも可能となる。たとえば、中継装置20がある携帯ブラウザホン1とリンク状態にあるとき、他の携帯ブラウザホン1が中継装置20とリンクを確立すると、その旨のメッセージを現にテレビ30に表示しているWebページとともに表示する構成とする。また、現に中継装置20とデータ通信している携帯ブラウザホン1の利用者がテレビの共用を承諾する旨の所定の操作を行うと、中継装置20側のビデオRAM23aの領域を複数台の携帯ブラウザホン1のそれぞれに割り当てる構成とすればよい。それによって、複数のWebページをテレビ画面に並べて表示することができる。また、中継装置20の「使用権」をリンク中の複数台の携帯ブラウザホンで交互に切り替えられるようにしておいてもよい。それによって、各携帯ブラウザホンのWebページをテレビの画面上で交互に切り替えながら表示することができる。
【0042】
音声についても2台の携帯ブラウザホンからの音声データを混合音声にして出力したり、ステレオの左右の音声に割り振ったりすれば2系統のWebページ入力に対応することができる。画面を交互に切り替える場合は、音声もそれに合わせて切り替えればよい。
【0043】
なお本発明の方法によって汎用表示装置に拡大表示する携帯ブラウザホンの画面としては、マークアップ言語やJavaアプレットによって生成される画面に限らず、電子メールの文面や携帯ブラウザホンの操作過程でLCDに表示される操作画面などであってもよい。
【0044】
【発明の効果】
本発明の携帯ブラウザホンの画面情報を中継装置を介して汎用表示装置に表示する方法によれば、専用の表示装置を設けることなく、テレビなどの汎用表示装置に携帯ブラウザホン向けのWebページを拡大表示することができ、快適なWebページ閲覧環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の方法が適用されるシステムの概略構成図である。
【図2】上記システムを構成する携帯ブラウザホンの機能ブロック図である。
【図3】上記システムを構成する中継装置の機能ブロック図である。
【図4】上記実施例の方法によってWebページをテレビ画面に拡大表示するときの概略説明図である。
【符号の説明】
1 携帯ブラウザホン
2 電話機制御部
4 LCD
5 キー操作部
6 表示制御部
6a ビデオRAM
9 ブルートゥース通信制御部
10 音声制御部
20 中継装置
21 中継装置制御部
22 ブルートゥース通信制御部
23 映像信号処理部
23a ビデオRAM
24 音声信号処理部
30 テレビ
Claims (7)
- 携帯ブラウザホンで表示しているWebページ画像を中継装置を介して汎用表示装置に拡大表示する方法であって、
携帯ブラウザホンと中継装置は、互いの近距離無線通信手段により通信可能であり、
携帯ブラウザホンは、表示中のWebページ画像の起源であるマークアップ言語で記述されたWebページ情報と、Webページ画像中に含まれるカーソルの情報を含んだ電文を作成して中継装置に送信し、
中継装置は、携帯ブラウザホンから電文を受信し、電文中のWebページ情報とカーソル情報を解釈してカーソルを含んだWebページのビットマップ画像データを生成してビデオメモリに書き込み、
中継装置は、ビデオメモリに書き込まれたビットマップ画像データを繰り返し読み出してNTSC形式またはアナログRGB形式の映像信号に変換して出力し、
汎用表示装置は、中継装置とNTSC映像信号線またはアナログRGB映像信号線で接続され、中継装置から入力される映像信号に基づき画像を表示する
方法。 - 携帯ブラウザホンは、カーソルを含むWebページ画像が更新されるごとに画像更新の起源情報を含んだ電文を作成して中継装置に送信する
請求項1に記載の方法。 - 中継装置のビデオメモリは、汎用表示装置の標準画面より大サイズのビットマップ画像データを格納可能であり、携帯ブラウザホンから受信したカーソル情報に基づいてビデオメモリの読み出し領域を遷移させることで汎用表示装置の画面上でのスクロール表示を行わせる
請求項1または2に記載の方法。 - 近距離無線通信手段と、電話機制御手段を備えた携帯ブラウザホンにインストールされるプログラムであって、
近距離無線通信手段は、中継装置の近距離無線通信手段と通信可能であり、
プログラムは、電話機制御手段に、表示中のWebページ画像の起源であるマークアップ言語で記述されたWebページ情報と、Webページ画像中に含まれるカーソルの情報を含んだ電文を作成させるとともに、その電文を近距離無線通信手段により送信させる
プログラム。 - 電話機制御手段に、カーソルを含むWebページ画像が更新されるごとに画像更新の起源情報を含んだ電文を作成させるとともに、その電文を近距離無線通信手段により送信させる
請求項4に記載のプログラム。 - 近距離無線通信手段と、プログラムメモリと、制御手段と、ビデオメモリと、映像信号発生回路とを備えた中継装置であって、
近距離無線通信手段は、携帯ブラウザホンの近距離無線通信手段と通信可能であり、
プログラムメモリは、ブラウザプログラムを格納し、
制御手段は、近距離無線通信手段が受信した電文をブラウザプログラムに基づいて解釈し、電文中のWebページ情報とカーソル情報に基づいてカーソルを含んだWebページのビットマップ画像データを生成してビデオメモリに書き込み、
映像信号発生回路は、ビデオメモリに書き込まれたビットマップ画像データを繰り返し読み出してNTSC形式またはアナログRGB形式の映像信号に変換して映像出力端子に出力する
中継装置。 - ビデオメモリは、汎用表示装置の標準画面より大サイズのビットマップ画像データを格納可能であり、
制御手段は、携帯ブラウザホンから受信したカーソル情報に基づき、映像信号発生手段によるビデオメモリの読み出し領域を遷移させ、これによって映像信号発生手段からスクロール表示を伴う映像信号を出力させる
請求項6に記載の中継装置。
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