JP3817295B2 - 情報表示システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、証券会社等において、証券、金融業界の情報と、顧客データとを検索し、表示する情報表示システムに係り、特に、顧客データから取引の判断材料となるデータをリアルタイムに表示させて、利便性の高い情報表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報表示システムでは、証券会社の店舗外において渉外活動を行う際には、営業マンが証券情報等を閲覧する端末と、顧客データを閲覧・更新する端末とを別々に所持しており、営業マンは、証券情報等を格納するデータベースと、顧客データを格納するデータベースとの2つのデータベースを、通信回線を介してアクセスして渉外活動を行うようにしていた。
従って、通信回線に接続できない場合には、渉外活動を行うことが困難であった。
【0003】
また、証券会社の店舗内においても、証券情報用の情報端末装置と、顧客データ用の情報端末装置とは、それぞれ専用の情報端末装置となっていた。
すなわち、証券情報用の情報端末装置を用いて顧客データを検索することはできず、その逆もできなかった。
【0004】
そこで従来、営業マンが特定の顧客に応対する際、まず、顧客データ用の情報端末装置によって、顧客データを検索して保有商品を検索し、次いで各保有商品の動向を証券情報用の情報端末装置を用いて検索し、両情報より、営業マンが手動で計算を行って顧客の保有商品等の状況を参照し、営業活動を行うようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の情報表示システムでは、計算が手動であるので、計算ミスが生じやすいほか、時間がかかり、リアルタイム性に乏しいという問題点があった。
【0006】
また、上記従来の情報表示システムでは、端末を複数使用するため、設置のための占有面積が増大するという問題点があった。
【0007】
さらに、上記従来の情報表示システムでは、通信回線の利用が困難な地域にあっては、渉外活動に支障をきたすという問題点があった。
【0008】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、証券情報と顧客データとを関連づけて、各顧客毎の保有商品等の状況を一の端末において、リアルタイムに表示できるとともに、通信回線の利用が困難な地域にあっても、データベースに格納されているデータの一部を指示によってダウンロードし、一時的に保持することによって、渉外活動に支障を来すことのない情報表示システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための発明は、情報表示システムにおいて、互いにLANを介して接続される情報端末装置と、DBサーバとを備え、前記情報端末装置は、顧客データ又は市況データの検索・表示指示をLANを介して前記DBサーバに送信し、LANを介して前記DBサーバから受信した顧客データ、計算データ又は市況データを表示する情報端末装置であり、前記DBサーバは、顧客コードと当該顧客が保有する商品の銘柄コードとを対応づけている顧客データを格納しており、更に検索を行うDBエンジンと、外部から受信する銘柄コードと当該銘柄の始値等、気配情報、売上高情報等の証券情報とを対付けている市況データを格納する市況テーブルとを備え、銘柄コードをキーとして、市況テーブルを検索して、該当する市況データをLANを介して前記情報端末装置に送信し、また、顧客コードをキーとして、前記顧客データから当該顧客が保有する商品の銘柄コードを検索して、該当する銘柄コードをキーとして前記市況テーブルから証券情報を検索して、該当する証券情報に基づいて騰落状況、売買時の損益額等の計算データを算出して、該当する顧客データと、算出された計算データとをLANを介して前記情報端末装置に送信するDBサーバであることを特徴としており、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを一の端末において、リアルタイムに表示できる。
【0011】
上記従来例の問題点を解決するための発明は、上記情報表示システムにおいて、DBサーバは、情報端末装置からLANを介して、顧客コードをキーとして顧客データの表示を行う要求の指示を受信して、当該キーによって顧客データをDBエンジンが検索し、取得した顧客データについて該顧客が保有する商品の銘柄コードをキーとして市況テーブルから証券情報の検索を行うデータ関連付け処理と、前記顧客データと前記検索された証券情報に基づいて計算データを算出するデータ計算処理とを行い、前記顧客データ、前記計算データ又は前記市況データをLANを介して情報端末装置へ送信するデータ連結手段とを有するDBサーバであることを特徴としており、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを一の端末において、リアルタイムに表示できる。
【0012】
上記従来例の問題点を解決するための発明は、上記情報表示システムにおいて、互いにLANを介して接続される情報端末装置と、DBサーバとから基本的に構成される情報表示システムであって、前記情報端末装置は、顧客データ又は市況データの検索指示をLANを介して前記DBサーバに送信し、LANを介して前記DBサーバから受信した顧客データ、計算データ又は市況データを表示する情報端末装置であり、前記DBサーバは、外部から市況データを受信する第1のI/Fと、前記外部から受信した市況データの銘柄コードをキーとして市況テーブルを検索し、検索されれば、前記市況テーブルに格納されている市況データと前記外部から受信した市況データとが異なっているかどうかを判断し、異なっていれば、前記外部から受信した市況データを前記市況テーブルに上書きする市況データモニタ手段と、外部から顧客データの全部又は一部の入力を受ける第2のI/Fと、前記外部から入力された顧客データの全部又は一部をキーとしてDBエンジンが顧客データを検索し、検索されなければ、該入力された顧客データの全部又は一部を顧客データとして前記DBエンジンのDBに挿入して格納し、検索されれば、該入力された顧客データの全部又は一部を顧客データとして更新して格納する顧客データモニタ手段とを有することを特徴としており、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを一の端末において、リアルタイムに表示できる。
【0013】
上記従来例の問題点を解決するための発明は、上記情報表示システムにおいて、情報端末装置は、LAN−I/Fと、送受信手段と、画面表示手段と、入力手段とを具備し、前記LAN−I/Fは、LANを介して受信した顧客データ、計算データ又は市況データを前記送受信手段に出力し、また、前記送受信手段から入力される顧客データ又はデータの表示の指示をLANを介して送信するLAN−I/Fであり、前記送受信手段は、前記LAN−I/Fからデータの入力を受けて、該データを前記画面表示手段に出力し、また、前記入力手段から特定のデータの表示の指示が入力され、前記LAN−I/Fに出力する送受信手段であり、前記画面表示手段は、前記送受信手段から、どのデータを表示するかの指示を受けて、前記顧客データ、計算データ又は市況データを予め定められた書式に従って表示出力する画面表示手段である情報端末装置であることを特徴としており、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを一の端末において、リアルタイムに表示できる。
【0014】
上記従来例の問題点を解決するための発明は、上記情報表示システムにおいて、情報端末装置は、指示によって、DBサーバからオンライン状態で受信したデータを一時的に保持し、オフライン状態となった後に前記DBサーバとの接続を切り離して携帯可能とした情報端末装置であることを特徴としており、渉外活動に支障を来すことなく、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを表示できる。
【0015】
上記従来例の問題点を解決するための発明は、上記情報表示システムにおいて、情報端末装置は、LAN−I/Fと、送受信手段と、画面表示手段と、入力手段と、データ管理手段と、データ保管メモリとを具備し、前記LAN−I/Fは、LANを介して受信した顧客データ、計算データ又は市況データを前記送受信手段に出力し、また、前記送受信手段から入力される顧客データ又はデータの表示の指示をLANを介して送信するLAN−I/Fであり、前記送受信手段は、前記入力手段より通信停止の指示とを受けて、指示された特定の顧客データ及び計算データ又は市況データをDBサーバよりダウンロードし、顧客データ又はデータの表示の指示を前記LAN−I/Fから前記データ管理手段に切替えて出力するオフライン状態となり、また、通信再開の指示の入力を受けて、前回オフライン状態となってから新規に、または更新して入力されたデータを抽出する指示を前記データ管理手段に出力し、前回オフライン状態となってから新規に、または更新して入力されたデータの入力を受けて、該データを前記LAN−I/Fに出力するとともに、顧客データ又はデータの表示の指示を前記データ管理手段から前記LAN−I/Fに切替えて出力するオンライン状態となる送受信手段であり、前記データ保管メモリは、DBサーバよりLANを介してダウンロードした顧客データ及び計算データ又は市況データを格納するデータ保管メモリであり、前記データ管理手段は、オフライン状態にて、前記送受信手段から顧客データの入力を受けて、前記データ保管メモリに格納し、オフライン状態にて、前記送受信手段からデータの表示の指示を受けて、前記データ保管メモリから当該指示されたデータを抽出して、前記画面表示手段に出力するデータ管理手段であり、前記画面表示手段は、前記送受信手段又は前記データ管理手段から、どのデータを表示するかの指示を受けて、前記顧客データ、計算データ又は市況データを予め定められた書式に従って表示出力する画面表示手段である情報端末装置であることを特徴としており、渉外活動に支障を来すことなく、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを表示できる。
【0016】
上記従来例の問題点を解決するための発明は、上記情報表示システムにおいて、送受信手段は、オフライン状態にあって入力を受けた顧客データを通信再開の指示を受けてLANを介してDBサーバへ送信する送受信手段であることを特徴としており、渉外活動に支障を来すことなく、各顧客の顧客データを更新できる。
【0017】
上記従来例の問題点を解決するための発明は、上記情報表示システムにおいて、情報端末装置のデータ管理手段はオフライン状態にて、送受信手段より、顧客データの入力を受けてデータ保管メモリに更新して格納するとともに、該更新された顧客データを元にして、前記データ保管メモリに格納されている計算データを再計算し、更新して格納するとともに画面表示手段に出力するデータ管理手段であることを特徴としており、渉外活動を円滑に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明に係る情報表示システムは、特定の顧客の顧客データを検索する指示を受けて、当該顧客データとそれに関連する保有商品の情報を検索し、それをもって市況データをも検索し、騰落状況等を算出し、顧客データと該計算したデータとを表示出力するものである。
【0019】
本発明の第1の実施の形態に係る情報表示システムを図1を使って説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る情報表示システムの構成ブロック図である。本発明の第1の実施の形態に係る情報表示システムは、DBサーバ1と、情報端末装置2とから基本的に構成されており、双方はLAN(Local Area Network)によって接続されている。尚、図1では、情報端末装置2は、1台しか示されていないが、実際には複数の情報端末装置2が存在している。
【0020】
各部を具体的に説明すると、DBサーバ1は、証券取引の状況を監視し、時々刻々と変化する証券情報等を市況データとして集計・送信するコンピュータセンタから証券情報等を受信して、当該証券情報等と、顧客データとを格納し、LANを介して情報端末装置2に接続され、情報端末装置2からデータを更新すべき指示の入力を受けて、DB(データベース)の更新を行うものである。
【0021】
また、DBサーバ1は、情報端末装置2から特定の顧客コードについての顧客データを表示するように指示を受けると、当該顧客コードをキーとして、顧客データをDBから検索し、情報端末装置2にLANを介して送信するとともに、当該顧客が保有する商品の騰落情報等、損益に関する計算データをも併せて送信するものである。
【0022】
情報端末装置2は、利用者からの検索・表示要求・データ更新の指示の入力を受けて、それら指示及びデータをLANを介してDBサーバ1に送信するものである。
また、情報端末装置2は、LANを介してDBサーバ1から顧客の保有商品に関する情報等を受信してそれらを表示するものである。
【0023】
そこで以下、DBサーバ1と、情報端末装置2の具体的な実現手段を図1を用いて説明する。
DBサーバ1は、図1に示すように第1のI/F11と、市況データモニタ手段12と、市況テーブル13と、第2のI/F14と、顧客データモニタ手段15と、DBエンジン16と、LAN−I/F17と、データ連結手段18と、更新手段19と、オンキャッシュリミットマインダテーブル20と、オンキャッシュ表示状態テーブル21とから構成されている。
そして、情報端末装置2は、LAN−I/F31と、送受信手段32と、画面表示手段33と、入力手段34とから構成されている。
【0024】
以下、これらの各部を具体的に説明する。
DBサーバ1の第1のI/F11は、コンピュータセンタから市況データ(証券情報等)を受信して市況データモニタ手段12に出力するものである。
市況データモニタ手段12は、第1のI/F11から入力される市況データに基づいて市況テーブル13を更新するものである。
【0025】
具体的には、市況データモニタ手段12は、図2に示すのような処理を行うものである。図2は、市況データモニタ手段12の情報を処理する動作を表すフローチャート図である。
【0026】
すなわち、市況データモニタ手段12は、第1のI/F11によって受信された市況データを一時的に格納するデュアルポートRAMを備え、各格納されたデータ毎に、そのデータを既に処理したことを表す受信制御フラグを付与しており、データを処理するときには、まず、受信制御フラグを既に処理を終了したことを表す状態(例えば、ONの状態)とし(S1)、デュアルポートRAMから当該市況データを読み出す(S2)。
【0027】
ここで受信された市況データは、どの銘柄についてのデータであるかを表す銘柄コードを伴っているが、この銘柄コードは、市況テーブル13における銘柄コードと異なっているとしてもよい。すなわち、同じ「ソミー」という銘柄について、受信した市況データにおいては、銘柄コードが「6501」であり、市況テーブル13においては、銘柄コードが「6758」であるというようになっていてもよい。
【0028】
そこで、市況テーブル13を検索するために、受信した市況データの銘柄コードを市況テーブル13の銘柄コードに変換する(S3)。
そして、市況テーブル13を検索し(S4)、該銘柄コードに対応する銘柄がなければ、処理を終了する。
また、処理S4において、該銘柄コードに対応する銘柄があれば、着信したデータと、市況テーブル13のデータとを比較し(S5)、それらが一致している(同じである)ならば、更新の必要がないものとして処理を終了する。
【0029】
また、処理S5において、着信したデータと、市況テーブル13のデータとが一致していないならば、市況テーブル13のデータを着信したデータで更新し(S6)、後で説明する更新フラグを更新したことを表すもの(例えばON)とし(S7)、処理を終了する。
【0030】
市況テーブル13は、図3に示すように各銘柄毎の証券情報を格納しているものであり、具体的には、銘柄コードと、取引所と、始値等と、気配情報と、売買高情報と、データが更新されているかどうかを表す更新フラグ等を格納しているものである。
図3は、市況テーブル13の一例を表す説明図である。
【0031】
また、更新フラグは、後に説明する更新手段19によって参照されるようになっている。具体的には、後述する。
【0032】
第2のI/F14は、外部から顧客データの入力を受けて、顧客データモニタ手段15に出力するものである。
顧客データモニタ手段15は、DBエンジン16に受信した顧客データを出力するものである。
【0033】
具体的には、顧客データモニタ手段15は、図4に示すような動作を行うものである。図4は、顧客データモニタ手段15の動作を説明するフローチャート図である。
顧客データモニタ手段15は、デュアルポートRAM(図示せず)と、該デュアルポートRAM上のデータを処理したかどうかを表す受信制御フラグを具備している。
【0034】
顧客データモニタ手段15は、顧客データの処理を開始すると、まず、処理しようとする顧客データの受信制御フラグを処理を行ったことを表すもの(例えばON)にする(S10)。
そして、デュアルポートRAMから受信した顧客データを読み出して(S11)、当該顧客データの顧客コードに変換して、DBエンジン16にて、顧客が検索できるようにする(S12)。
【0035】
そして、顧客データモニタ手段15は、後に説明するDBエンジン16を用いて当該顧客コードがDBにあるかどうかを検索し(S13)、DBにないならば、DBに当該顧客を追加して(挿入して)、その顧客データを登録して(S14)、処理を終了する。
また、処理S13において、DBにあるならば、当該顧客データを、既にあるデータを更新して登録し(S15)、処理を終了する。
【0036】
DBエンジン16は、外部のハードディスク装置等に格納されている顧客データ等のDBを管理するものである。
具体的には、DBエンジン16は、顧客データモニタ手段15からデータ検索、登録等の指示を受けてDBを検索、更新するものである。
【0037】
また、DBエンジン16は、データ連結手段18からデータの検索の指示を受けて、DBを検索するものである。
さらにDBエンジン16は、更新手段19からデータの更新の指示を受けて、DBを更新するものである。
【0038】
DBエンジン16が検索する、顧客データ等を格納しているDBでは、顧客データを図5(a)〜(c)に示すような3つのテーブルに分けて格納している。
図5は、顧客データを管理する顧客テーブルの一例を表す説明図である。
【0039】
すなわち、顧客データは、図5(a)に示すような、顧客コードとそれに対応する顧客の氏名、生年月日、住所、電話番号等のデータを格納する第1の顧客テーブルと、図5(b)に示すような、各保有銘柄について顧客コード及び銘柄コードとそれに対応する銘柄名と、売買の区分と、取引種の区分等を格納している第2の顧客テーブルと、図5(c)に示すような、各売買の履歴について顧客コード及び銘柄コードとそれに対応する銘柄名と、売買の区分と、取引種の区分等を格納している第3の顧客テーブルとに分けて格納されている。
【0040】
従って、ある顧客コードによって特定される顧客が保有する銘柄の全てを検索するためには、第2の顧客テーブルの各保有銘柄について顧客コードが一致するかどうかを検索しなければならない。
【0041】
また、DBエンジン16が検索するDBには、図6に示すようなリミットマインダテーブルも格納されている。図6は、リミットマインダテーブルの内容の一例を表す説明図である。
尚、このDBに格納されているリミットマインダテーブルと後に説明するオンキャッシュリミットマインダテーブル20とは、内容が異なるものである。すなわち、オンキャッシュリミットマインダテーブル20は、DBに格納されているリミットマインダテーブルの一部を抽出したものとなっている。詳細は後述する。
【0042】
LAN−I/F17は、TCP/IP等のデータ転送手段を用いて、情報端末装置2と指示及びデータ(以下、まとめて「電文」と称することがある)の送受信を行い、データ連結手段18及び更新手段19とは、デュアルポートRAM(図示せず)を用いて電文の授受を行うようになっている。
【0043】
具体的には、LAN−I/F17は、エラーカウンタと、受信する電文を一時的に記録するバッファと、受信制御フラグを具備し、受信時には、電文を一時バッファに格納し、電文の受信が終了すると、電文に誤りがないかどうかを検査し、誤りがあれば当該電文を破棄して、エラーカウンタをインクリメントし、処理を終了する。
【0044】
また、バッファに格納された電文に誤りがないときには、デュアルポートRAMにデータをセットし、受信制御フラグにより、データの受信があったことを示す(例えば受信制御フラグをONにする)。
さらに、送信時には、LAN−I/F17は、デュアルポートRAMからデータを取り出して、送信をするようにする。
【0045】
データ連結手段18は、市況テーブル13と、DBエンジン16と、LAN−I/F17との間に介在し、図7に示すような処理を行うものである。
図7は、データ連結手段18の動作を表すフローチャート図である。
【0046】
データ連結手段18は、情報端末装置2より、LAN−I/F17を介してデータの要求の指示を受けて処理を開始するものである。
ここで、データの要求の指示には、市況データと、顧客データとを表示するか否かを内包している。
さらに、ここで市況データを表示する場合には、どの市況データを表示するかを例えば銘柄コードによって特定する情報が含まれ、顧客データを表示する場合には、顧客コードによって顧客データとその顧客が保有する商品の市況データを特定する情報が含まれている。
【0047】
データ連結手段18は、まず、指示の内容を解析して、市況データの表示を行うか否かを判断する(S20)。
そして、もし、市況データの表示を行わないならば(Noであるならば)、処理S23に移行する。
また、処理S20において、市況データの表示を行うならば(Yesであるならば)、市況テーブル13から銘柄コードによって市況データを検索して(S21)、該当する市況データを取得する(S22)。
【0048】
そして、データ連結手段18は、顧客データを表示するか否かを判断し(S23)、行わないならば(Noであるならば)、処理S26へ移行する。
また、処理S23において、顧客データを表示するならば(Yesであるならば)、DBエンジン16に顧客コードをキーとして顧客データを検索させ(S24)、該当する顧客データを取得する(S25)。
【0049】
そして、データ連結手段18は、取得したデータがあるかどうか(送信するデータがあるかどうか)を判断し(S26)、もし、送信すべきデータがないならば(Noであるならば)、処理を終了する。
【0050】
また、処理S26において、送信すべきデータがあるならば(Yesであるならば)、データ連結手段18は、図5(b)に示す顧客データより、当該顧客が保有する銘柄コードを取得し、次いで当該銘柄コードをキーとして市況テーブルを検索し、市況データを取得する(S27)。図面では、この動作をまとめて「データ関連付け」と称している。
【0051】
また、データ連結手段18は、DBエンジン16から顧客コードを指定して、顧客データを検索するとともに、リミットマインダテーブルをも検索して、該顧客コードに対応するリミットマインダテーブルの内容も抽出している。
【0052】
そして、データ連結手段18は、処理S27にて検索された市況データを元にして、騰落状況、売買時の損益額等を計算する(S28)。図面では、この動作をまとめて「データ計算」と称している。
【0053】
また、データ連結手段18は、処理S27にて抽出された市況データとリミットマインダテーブルとを参照して、注目する銘柄についての情報をも計算している。
【0054】
そして、データ連結手段18は、処理S26までに取得したデータと処理S28にて計算したデータ(計算データ)とをLAN−I/F17に出力して(S29)、処理を終了する。
【0055】
このように、データ連結手段18は、顧客データの要求の指示のみを受けても、顧客データと保有銘柄の市況データに関する計算データとを出力するようになっている。
【0056】
更新手段19は、タイマ(図示せず)によって、発生する割り込み処理として実現されているものである。従って、更新手段19は、一定の時間をおいて、定期的に起動されるものである。
具体的には、タイマによる割り込みは、情報端末装置2の表示を定期的に更新するためのリアルタイム送信タイマ割り込みと、定期的にDBにバックアップを行うためのDB更新タイマ割り込みの2種類があり、どちらによっても更新手段19が起動されることになる。尚、以下の説明では、これら2種類の割り込みが同時発生しても構わないとしている。
【0057】
更新手段19は、市況テーブル13と、DBエンジン16と、LAN−I/F17と、オンキャッシュリミットマインダテーブル20と、オンキャッシュ表示状態テーブル21とに接続されている。
【0058】
具体的には、更新手段19は、図8に示すような処理を行っているものである。図8は、更新手段19の処理の内容を表すフローチャート図である。
タイマによる割り込みを受けた更新手段19は、市況テーブル13の更新フラグが「ON」(更新がされた)になっているかどうかを調べ(S30)、なっていなければ、処理を終了する。
【0059】
また、処理S30において、市況テーブル13が更新をされていれば、割り込みの種類が、リアルタイム送信タイマ割り込みであるかどうかを判断する(S31)。
もし、割り込みの種類がリアルタイム送信タイマ割り込みでないならば(Noならば)、後の処理S38へ移行する。
【0060】
また、処理S31において、割り込みの種類がリアルタイム送信タイマ割り込みであるならば(Yesならば)、更新手段19は、オンキャッシュ表示状態テーブル21を検索して(S32)、DBサーバ1において、既に更新されているデータであるにもかかわらず、情報端末装置2に送信していないデータ(図面では「該当するデータ」と称する)があるかどうかを判断し(S33)、該当するデータがあるならば(Yesならば)、該当するデータをLAN−I/F17に出力する(S34)。
また、処理S33において、該当するデータがないならば(Noならば)、処理S35へ移行する。
【0061】
そして、更新手段19は、オンキャッシュリミットマインダテーブル20を検索して(S35)、情報端末装置2が更新されているにもかかわらず更新以前の銘柄情報等のデータ(図面では「該当するデータ」と称する)を表示しているかどうかを判断し(S36)、該当するデータがあるならば(Yesならば)、該当するデータをLAN−I/F17に出力する(S37)。
【0062】
また、処理S36において、該当するデータがないならば(Noならば)、処理S38に移行する。
そして、更新手段19は、割り込みの種類がDB更新タイマであるかどうかを判断し(S38)、そうでないならば(Noならば)、処理を終了し、そうであるならば(Yesならば)、DBエンジン16にデータの更新の指示を出力して(S39)、処理を終了する。
【0063】
このほか、更新手段19は、DBエンジン16からリミットマインダテーブルの一部の入力を受けて、それをオンキャッシュリミットマインダテーブル20に格納するものである。
【0064】
オンキャッシュリミットマインダテーブル20は、図6に示す、DBに格納されているリミットマインダの一部を抽出したものであり、顧客コードに対応して、銘柄コードと、銘柄名と、安値設定と、高値設定と、監視状況とを包含する、リミットマインダ情報を複数格納しているものである。
【0065】
オンキャッシュ表示状態テーブル21は、図9に示すように、各情報端末装置2が表示している情報の種類を表しているものである。図9は、オンキャッシュ表示状態テーブル21の内容を表す説明図である。
【0066】
具体的には、オンキャッシュ表示状態テーブル21は、各情報端末装置2が表示している情報を表示状態として格納しているものである。
各表示状態は、画面番号と、表示中の顧客コードと、複数の銘柄コードとから構成されている。
【0067】
次に、情報端末装置2の各部について説明する。
LAN−I/F31は、DBサーバ1のLAN−I/F17とLANを介して接続されているものであり、データの交換を行うものである。
また、LAN−I/F31は、送受信手段32から指示及びデータの入力を受けてLANを介してDBサーバ1に送信し、また、DBサーバ1からLANを介して受信したデータを送受信手段32に出力するものである。
【0068】
送受信手段32は、入力手段34から指示及びデータの入力を受けて、それを画面表示手段33と、LAN−I/F31とに出力するものである。
また、LAN−I/F31からデータの入力を受けて、それを画面表示手段33に出力するものである。
【0069】
画面表示手段33は、ディスプレイを備え、入力手段34から送受信手段32を介して入力された指示を受けて、これを一時保持し、後に送受信手段32より入力されるデータを、ディスプレイに表示するものである。
【0070】
具体的には、画面表示手段33は、入力手段34から送受信手段32を介して、顧客データの表示を行うように指示を受けると、これを保持し、次にLANを介して送られてくる、顧客データと計算データとの入力を受けて、保持している指示に従って、まず顧客データのみを表示するようにするものである。
【0071】
入力手段34は、利用者からの指示の入力を受けて、それを送受信手段32に出力するものである。
【0072】
次に、本発明の第1の実施の形態に係る情報表示システムの特徴的な動作を図11〜図13を用いて具体例に基づいて説明する。
図11は、携帯端末装置2における顧客データの表示画面を表す説明図であり、図12は、携帯端末装置2における市況データの表示画面を表す説明図であり、図13は、携帯端末装置2における計算データの表示画面を表す説明図である。
【0073】
利用者は、携帯端末装置2の入力手段34から、送受信手段32に対して顧客コード「12345」の顧客データを表示するように指示する。すると、送受信手段32が、画面表示手段33とLAN−I/F31とにその指示を出力する。そして、画面表示手段33では、当該指示が一時的に保持され、LAN−I/F31がLANを介してDBサーバ1のLAN−I/F17に当該指示を送信する。
【0074】
当該指示は、LAN−I/F17によって、バッファに一時的に格納され、送信時に誤りがなければ(又は誤りが訂正できれば、それでもよい)、デュアルポートRAMにセットされる。
【0075】
そして、当該指示は、データ連結手段18により取り込まれ、その内容が顧客データの表示の要求であるので、データ連結手段18がDBエンジン16を検索して、指示された顧客コードに対応する顧客データを検索し、顧客データを取得する。
【0076】
そして、顧客データが取得され、送信すべきデータがあるので、データ連結手段18により、データ関連付けと、データ計算とが行われ、顧客データとそれに関係する市況データの計算データとがLAN−I/F17のデュアルポートRAMに格納される。
【0077】
そして、LAN−I/F17が当該顧客データと計算データとをLANを介して情報端末装置2に送信する。
そして、情報端末装置2のLAN−I/F31が該顧客データと計算データとをLANを介して受信し、送受信手段32に出力し、送受信手段32が、それらを画面表示手段33に出力する。
【0078】
すると、画面表示手段33が、先に保持した指示が顧客データを表示する指示であるので、入力を受けた顧客データと計算データとのうち、顧客データのみを表示するようになる。
そうして、ディスプレイには、図10(a)〜(c)に示すような顧客データが表示されているようになる。
ここで、表示される顧客データは、図10(a)〜(c)のどれでもよく、これらの間で、自在に切り替えることができるようになっている。
【0079】
また、この時点で、画面表示手段33が計算データをも保持しているので、利用者は、入力手段34を操作して、図12(a)〜(d)に示すような計算データをディスプレイに表示させることができるようになっている。
【0080】
さらに、利用者は、顧客が現在は保持していない市況データについても、既に説明した顧客データを表示する処理と同様にして図11(a),(b)のように表示させることができるようになっている。
【0081】
第1の実施の形態の情報表示システムによれば、顧客コードを指定すれば、DBサーバが自動的に当該顧客の損益の情報を保有銘柄情報等に基づいて計算し、送信するようにしているので、計算ミスがなく、検索、計算にかかる時間を短縮でき、リアルタイム性に富むという効果がある。
【0082】
また、第1の実施の形態の情報端末装置及び情報表示システムによれば、顧客データを検索する情報端末装置と計算データを表示する情報端末装置とを別個に設置する必要がないので、設置に要する面積を低減できる効果がある。
【0083】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る情報表示システムについて、図13を用いて説明する。図13は、本発明の第2の実施の形態に係る情報表示システムの構成ブロック図である。
【0084】
本発明の第2の実施の形態に係る情報表示システム(以下、第2の情報表示システムと称することがある)は、第1の情報表示システムとその構成をほぼ同一にするものであるが、情報端末装置2′が、データ管理のための構成を備えていることが異なっている。
【0085】
そこで、この情報端末装置2′について説明すると、情報端末装置2′は、図13に示すように、LAN−I/F31と、送受信手段32′と、画面表示手段33と、入力手段34と、データ保管メモリ35と、データ管理手段36とから構成されている。
ここで、LAN−I/F31と、画面表示手段33とは、第1の実施の形態の情報端末装置2におけるそれらと同様のものであるので、その説明を省略する。
【0086】
送受信手段32′は、入力手段34から通信停止の指示を受けて、それ以降、データの表示を要求する指示をLAN−I/F31からデータ管理手段36に切替えて出力するものである(以下、この状態を「オフライン状態」と称する)。
【0087】
また、送受信手段32′は、入力手段34から通信再開の指示を受けて、前回オフライン状態となって以来、データ保管メモリ35に新たに格納されたデータをデータ管理手段36を介して抽出し、LAN−I/F31に出力するものであり、また、以後のデータの表示を要求する指示をデータ管理手段36からLAN−I/F31に切替えて出力するものである(以下、この状態を「オンライン状態」と称する)。尚、送受信手段32′は、オンライン状態では第1の情報表示システムの送受信手段32と同様の動作をするものである。
【0088】
また、送受信手段32′は、オンライン状態では第1の情報表示システムの送受信手段32と同様に、LAN−I/F31からデータの入力を受けて、表示手段33に出力するものである。
【0089】
さらに、送受信手段32′は、オフライン状態にて、入力手段34より特定のデータを更新する指示と、更新するデータとの入力を受けて、更新するデータをデータ管理手段36に出力するものである。
【0090】
さらに、送受信手段32′は、オンライン状態にて、入力手段34より、特定のデータを取得する指示の入力を受けて、LAN−I/F31を介してLANに出力し、また、当該特定のデータの入力をLAN−I/F31より受けて、それをデータ管理手段36に出力するものである。
【0091】
入力手段34は、第1の情報表示システムの情報端末装置2におけるものと同様の動作をするものであるが、それに加えて、特定のデータを格納すべき指示と通信停止の指示とを利用者から入力され、特定のデータを格納すべき指示と通信停止の指示とを送受信手段32′に出力するものである。
【0092】
データ保管メモリ35は、顧客データと市況データと計算データとを格納するメモリであり、データ管理手段36によってそれらのデータを格納し、又は読み出し、又は消去するものである。
【0093】
データ管理手段36は、入力手段34から特定のデータを格納すべき指示と通信停止の指示とを受けて、当該特定されたデータを取得する指示(第1の実施の形態における表示の指示と同様のものである)を送受信手段32′に出力するものである。
また、データ管理手段36は、送受信手段32′から取得したデータ又は更新するデータの入力を受けて、それをデータ保管メモリ35に新たに又は更新して(上書きして)格納するものである。
【0094】
ここで、データ管理手段36は、送受信手段32′から、計算データを伴わない顧客データの入力を受けて(オフライン状態にて、顧客データの更新を受けて)、それが保有商品の情報の更新であるかを判断し、そうであるならば、データ保管メモリ35から該当する市況データと計算データとを検索し、検索されれば、該市況データと計算データとから、計算データを再計算して、データ保管メモリ35に上書きして格納するものであり、また再計算した計算データを画面表示手段33に出力するものである。これにより、再計算した計算データが画面表示手段33により表示されるものである。
尚、これらの再計算の処理は公知の処理により実現可能なものであり、説明を省略する。
【0095】
さらに、データ管理手段36は、送受信手段32′からデータの表示を要求する指示を受けて、データ保管メモリ35を検索し、表示を要求されたデータが検索されれば、それを画面表示手段33に出力するものである。
【0096】
さらに、データ管理手段36は、送受信手段32′からの指示に応じて、オフライン状態にてデータ保管メモリ35に新たに格納したデータ(更新したデータを含む)を抽出し、送受信手段32′に出力するものである。ここで、新たに格納されたデータを抽出する動作は、更新フラグを用いるなど公知の技術によって実現できるものである。
【0097】
次に、第2の情報表示システムの特徴的な動作について、データを検索・表示する動作と、データを更新する動作とに分けて説明する。
まず、データを検索・表示する動作について説明すると、利用者は、顧客コード「12345」の顧客と渉外活動を行うため、LANが利用できなくなることを考慮して、情報端末装置2′の入力手段34から顧客コード「12345」を指定してデータを格納する指示と、通信停止の指示とを送受信手段32に入力する。
【0098】
すると、データ管理手段36が、LAN−I/F31に当該特定されたデータを取得する指示を送信し、送受信手段32′が、以降のデータの表示要求の指示をデータ管理手段36に出力するようになる。
そして、データ管理手段36が、LAN−I/F31から、送受信手段32′を介して第1の情報表示システムと同様の処理によって取得された顧客コード「12345」の顧客に対応する顧客データと計算データとの入力を受けて、それらをデータ保管メモリ35に格納する。
請求項7において、この処理をダウンロードと称している。
【0099】
そして、利用者は、情報端末装置2′をLANから切り離して携行し、LANに接続されていない状態(オフライン状態)で、顧客コード「12345」の顧客データを表示する指示を入力手段34に入力する。
すると、入力手段34が送受信手段32′にその指示を出力し、送受信手段32′が画面表示手段33とデータ管理手段36とにその顧客データを表示する指示を出力する。そして、画面表示手段33が当該指示を一時的に保持する。
【0100】
すると、データ管理手段36が、顧客コード「12345」をキーとしてデータ保管メモリ35を検索して、それに対応して、格納されている顧客データと計算データとを画面表示手段33に出力する。
【0101】
そして、画面表示手段33が、保持している指示に従って、まず顧客データのみをディスプレイに表示するようになる。
【0102】
次に、第2の情報表示システムにおいて、オフラインにてデータを更新する際の動作について説明する。
利用者は、情報を検索・表示するときと同様に情報端末装置2′に例えば、オンライン状態にて顧客コード「12345」を指定して情報端末装置2′に顧客データと該顧客データに関連する計算データとを格納させ、情報端末装置2′をオフライン状態にする。
【0103】
そして、利用者は情報端末装置2′を携行し、オフライン状態にて、入力手段34を介して顧客コード「12345」を指定して、例えばその保有商品の更新を行う。
【0104】
すると、入力手段34から当該顧客コード「12345」と、保有商品を更新するデータとが送受信手段32′に出力される。
そして、送受信手段32′が、それらのデータをデータ管理手段36に出力し、データ管理手段36が、データ保管メモリ35にそれらのデータを更新して格納する。
【0105】
やがて、利用者が情報端末装置2′をLANに接続し、入力手段34から通信再開を指示すると、送受信手段32′がそれを受けて、データ管理手段36から先にオフライン状態になって以来、新たにデータ保管メモリ35に格納したデータ(更新したデータを含む)を抽出させ、それをLAN−I/F31に出力し、その後、情報端末装置2′は、オンライン状態となる。
【0106】
そして、LAN−I/F31よりLANを介してDBサーバ1に更新されたデータが伝送され、DBサーバ1のDBエンジン16が管理するDBが更新される。
この動作は、第1の情報表示システムにおける更新の動作と同じものである。
【0107】
尚、オンライン状態では、第2の情報表示システムは、第1の情報表示システムと同様に動作する。
【0108】
第2の実施の形態の情報表示システムによれば、通信停止の指示を受けて、情報端末装置2′が必要なデータを保持し、通信再開の指示を受けるまでは、DBサーバ1に代えて、該保持したデータについて検索・表示するようにしており、また、オフライン状態にて入力されたデータを保持し、オンライン状態に復帰する際にそのデータでDBサーバ1のDBを更新するようにしているので、通信回線の利用が困難で、LANに接続できなくても、渉外活動に支障をきたすことなくデータを表示でき、更新できる効果がある。
【0110】
【発明の効果】
発明によれば、複数の情報端末装置のそれぞれからLANを介して顧客データ又は市況データの表示の指示を受けるDBサーバを備え、DBサーバが顧客データの表示の指示について、顧客データを検索するとともに、該顧客データに含まれる保有商品の情報を元に銘柄コードと証券情報とを対応付ける市況データをも検索し、それらを元に、取引の判断材料となる騰落状況、売買時の損益額等の計算データを算出して、それら顧客データ及び計算データを、LANを介して情報端末装置に送信し、情報端末装置がそれら顧客データ及び計算データを表示し、また、DBサーバが市況データの表示の指示について、市況データを検索して、該市況データをLANを介して情報端末装置に送信し、情報端末装置がその市況データ表示する情報表示システムとしているので、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを一の端末において、リアルタイムに表示できる効果がある。
【0111】
発明によれば、上記情報表示システムにおいて、情報端末装置が指示によって、DBサーバよりオンライン状態で顧客データ及び計算データ又は市況データをダウンロードして一時的に保持し、オフライン状態となった後は、該保持しているデータについて検索を行うことによって、情報端末装置を携帯可能とする情報表示システムとしているので、オンライン状態にて、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを一の端末において、リアルタイムに表示でき、かつ、通信回線の利用が困難な地域にあっても、オフライン状態とすることによって、渉外活動に支障を来すことなく、各顧客の保有商品等の状況と市況データとを表示できるという効果がある。
【0112】
発明によれば、上記情報表示システムにおいて、オフライン状態にて情報端末装置に入力された顧客データをオンライン状態に復帰するとともにLANを介してDBサーバへ送信し、DBサーバが当該顧客データを更新する情報表示システムとしているので、通信回線の利用が困難な地域にあっても、オフライン状態にて入力された顧客データを保持し、オンライン復帰時にDBサーバ上のデータを更新する情報表示システムとしているので、渉外活動に支障を来すことなく、各顧客の顧客データを更新し、また保有商品等の状況と市況データとを表示できるという効果がある。
【0113】
発明によれば、上記情報表示システムにおいて、オフライン状態にて顧客データが情報端末装置に入力されると、情報端末装置のデータ管理手段が、当該入力された顧客データを元に、データ保管メモリに格納されている計算データを再計算して更新すると共に画面表示手段に出力する情報表示システムとしているので、渉外活動を円滑に行って、各顧客の顧客データを更新し、また保有商品等の状況と市況データとを表示でき、更に更新した計算データをも表示できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報表示システムの構成ブロック図である。
【図2】市況データモニタ手段12の情報を処理する動作を表すフローチャート図である。
【図3】市況テーブル13の一例を表す説明図である。
【図4】顧客データモニタ手段15の動作を説明するフローチャート図である。
【図5】顧客データを管理する顧客テーブルの一例を表す説明図である。
【図6】リミットマインダテーブルの内容の一例を表す説明図である。
【図7】データ連結手段18の動作を表すフローチャート図である。
【図8】更新手段19の処理の内容を表すフローチャート図である。
【図9】オンキャッシュ表示状態テーブル21の内容を表す説明図である。
【図10】携帯端末装置2における顧客データの表示画面を表す説明図である。
【図11】携帯端末装置2における市況データの表示画面を表す説明図である。
【図12】携帯端末装置2における計算データの表示画面を表す説明図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る情報表示システムの構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…DBサーバ、 2…情報端末装置、 11…第1のI/F、 12…市況情報モニタ手段、 13…市況テーブル、 14…第2のI/F、 15…顧客情報モニタ手段、 16…DBエンジン、 17,31…LAN−I/F、 18…データ連結手段、 19…更新手段、 20…オンキャッシュ表示状態テーブル、 21…オンキャッシュリミットマインダテーブル、 32,32′…送受信手段、 33…画面表示手段、 34…入力手段、 35…データ保管メモリ、 36…データ管理手段

Claims (8)

  1. 互いにLANを介して接続される情報端末装置と、DBサーバとを備え、
    前記情報端末装置は、顧客データ又は市況データの検索・表示指示をLANを介して前記DBサーバに送信し、LANを介して前記DBサーバから受信した顧客データ、計算データ又は市況データを表示する情報端末装置であり、
    前記DBサーバは、顧客コードと当該顧客が保有する商品の銘柄コードとを対応づけている顧客データを格納しており、更に検索を行うDBエンジンと、外部から受信する銘柄コードと当該銘柄の始値等、気配情報、売上高情報等の証券情報とを対付けている市況データを格納する市況テーブルとを備え、銘柄コードをキーとして、市況テーブルを検索して、該当する市況データをLANを介して前記情報端末装置に送信し、また、顧客コードをキーとして、前記顧客データから当該顧客が保有する商品の銘柄コードを検索して、該当する銘柄コードをキーとして前記市況テーブルから証券情報を検索して、該当する証券情報に基づいて騰落状況、売買時の損益額等の計算データを算出して、該当する顧客データと、算出された計算データとをLANを介して前記情報端末装置に送信するDBサーバであることを特徴とする情報表示システム。
  2. DBサーバは、情報端末装置からLANを介して、顧客コードをキーとして顧客データの表示を行う要求の指示を受信して、当該キーによって顧客データをDBエンジンが検索し、取得した顧客データについて該顧客が保有する商品の銘柄コードをキーとして市況テーブルから証券情報の検索を行うデータ関連付け処理と、前記顧客データと前記検索された証券情報に基づいて計算データを算出するデータ計算処理とを行い、前記顧客データ、前記計算データ又は前記市況データをLANを介して情報端末装置へ送信するデータ連結手段とを有するDBサーバであることを特徴とする請求項記載の情報表示システム。
  3. 互いにLANを介して接続される情報端末装置と、DBサーバとから基本的に構成される情報表示システムであって、
    前記情報端末装置は、顧客データ又は市況データの検索指示をLANを介して前記DBサーバに送信し、LANを介して前記DBサーバから受信した顧客データ、計算データ又は市況データを表示する情報端末装置であり、
    前記DBサーバは、外部から市況データを受信する第1のI/Fと、前記外部から受信した市況データの銘柄コードをキーとして市況テーブルを検索し、検索されれば、前記市況テーブルに格納されている市況データと前記外部から受信した市況データとが異なっているかどうかを判断し、異なっていれば、前記外部から受信した市況データを前記市況テーブルに上書きする市況データモニタ手段と、外部から顧客データの全部又は一部の入力を受ける第2のI/Fと、前記外部から入力された顧客データの全部又は一部をキーとしてDBエンジンが顧客データを検索し、検索されなければ、該入力された顧客データの全部又は一部を顧客データとして前記DBエンジンのDBに挿入して格納し、検索されれば、該入力された顧客データの全部又は一部を顧客データとして更新して格納する顧客データモニタ手段とを有することを特徴とする請求項又は請求項記載の情報表示システム。
  4. 情報端末装置は、LAN−I/Fと、送受信手段と、画面表示手段と、入力手段とを具備し、
    前記LAN−I/Fは、LANを介して受信した顧客データ、計算データ又は市況データを前記送受信手段に出力し、また、前記送受信手段から入力される顧客データ又はデータの表示の指示をLANを介して送信するLAN−I/Fであり、
    前記送受信手段は、前記LAN−I/Fからデータの入力を受けて、該データを前記画面表示手段に出力し、また、前記入力手段から特定のデータの表示の指示が入力され、前記LAN−I/Fに出力する送受信手段であり、
    前記画面表示手段は、前記送受信手段から、どのデータを表示するかの指示を受けて、前記顧客データ、計算データ又は市況データを予め定められた書式に従って表示出力する画面表示手段である情報端末装置であることを特徴とする請求項又は請求項又は請求項記載の情報表示システム。
  5. 情報端末装置は、指示によって、DBサーバからオンライン状態で受信したデータを一時的に保持し、オフライン状態となった後に前記DBサーバとの接続を切り離して携帯可能とした情報端末装置であることを特徴とする請求項又は請求項又は請求項記載の情報表示システム。
  6. 情報端末装置は、LAN−I/Fと、送受信手段と、画面表示手段と、入力手段と、データ管理手段と、データ保管メモリとを具備し、
    前記LAN−I/Fは、LANを介して受信した顧客データ、計算データ又は市況データを前記送受信手段に出力し、また、前記送受信手段から入力される顧客データ又はデータの表示の指示をLANを介して送信するLAN−I/Fであり、
    前記送受信手段は、前記入力手段より通信停止の指示とを受けて、指示された特定の顧客データ及び計算データ又は市況データをDBサーバよりダウンロードし、顧客データ又はデータの表示の指示を前記LAN−I/Fから前記データ管理手段に切替えて出力するオフライン状態となり、また、通信再開の指示の入力を受けて、前回オフライン状態となってから新規に、または更新して入力されたデータを抽出する指示を前記データ管理手段に出力し、前回オフライン状態となってから新規に、または更新して入力されたデータの入力を受けて、該データを前記LAN−I/Fに出力するとともに、顧客データ又はデータの表示の指示を前記データ管理手段から前記LAN−I/Fに切替えて出力するオンライン状態となる送受信手段であり、
    前記データ保管メモリは、DBサーバよりLANを介してダウンロードした顧客データ及び計算データ又は市況データを格納するデータ保管メモリであり、
    前記データ管理手段は、オフライン状態にて、前記送受信手段から顧客データの入力を受けて、前記データ保管メモリに格納し、オフライン状態にて、前記送受信手段からデータの表示の指示を受けて、前記データ保管メモリから当該指示されたデータを抽出して、前記画面表示手段に出力するデータ管理手段であり、
    前記画面表示手段は、前記送受信手段又は前記データ管理手段から、どのデータを表示するかの指示を受けて、前記顧客データ、計算データ又は市況データを予め定められた書式に従って表示出力する画面表示手段である情報端末装置であることを特徴とする請求項又は請求項又は請求項又は請求項記載の情報表示システム。
  7. 送受信手段は、オフライン状態にあって入力を受けた顧客データを通信再開の指示を受けてLANを介してDBサーバへ送信する送受信手段であることを特徴とする請求項又は請求項記載の情報表示システム。
  8. 情報端末装置のデータ管理手段は、オフライン状態にて、送受信手段より、顧客データの入力を受けてデータ保管メモリに更新して格納するとともに、該更新された顧客データを元にして、前記データ保管メモリに格納されている計算データを再計算し、更新して格納するとともに画面表示手段に出力するデータ管理手段であることを特徴とする請求項又は請求項又は請求項記載の情報表示システム。
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