JP3816739B2 - セルサーチ方法および移動通信システムならびに移動局 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、セルサーチ方法および移動通信システムならびに移動局に関するものである。
【0002】
さらに詳述すると、本発明は、試験基地局と運用基地局が混在するCDMA移動通信システムにおいて顧客移動局が用いるセルサーチ方法、および、試験基地局を有する移動通信システム、ならびに、試験基地局を有するCDMA移動通信システムにおいて用いられる移動局に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
現在普及している携帯電話のような移動通信システムでは、サービスエリア全体をセルと呼ばれる比較的小さな無線ゾーンに分割してサービスを行っている。このようなシステムは図1に示すように、分割された無線ゾーンをカバーする複数の基地局と、これら基地局との間に無線チャネルを設定して通信を行う移動局により構成されている。
【0004】
直接拡散符号分割多元接続(Direct Sequence Code Division Multiple Access;DS−CDMA)方式は、従来の情報データ変調信号を高速レートの拡散符号にて拡散する2次変調を行って情報伝送することで、複数のユーザが同一の無線周波数帯を用いて通信を行う方式である。ここで、各ユーザの通信波は、ユーザ毎に割り当てられた拡散符号により識別される。
【0005】
図1に示したような移動通信システムでは、拡散に用いられる拡散符号は、▲1▼繰り返し周期が情報シンボル周期と同一で、全基地局に共通な短周期拡散符号と、▲2▼繰り返し周期が情報シンボル周期よりも長く、基地局毎に異なるものが使用される長周期拡散符号、の2種類の拡散符号の組み合わせにより構成されている。
【0006】
図2は、図1に示した移動通信システムにおける拡散符号の使用方法を説明するための概念図である。同図中、上段のレイヤは長周期で基地局毎に割り当てられる長周期拡散符号のレイヤを示し、下段のレイヤは全基地局で共通に用いられる短周期拡散符号のレイヤを示している。各基地局から送出される信号は、基地局毎に割り当てられている長周期拡散符号を用いて識別される。
【0007】
図3は、移動局において受信される各基地局からの信号について、長周期拡散符号のタイミング関係を示す模式図である。移動通信システムとして、基地局間の同期を必ずしも必要としない非同期の通信システムが知られており、この種の通信システムでは、移動局に於いて受信される長周期拡散符号のタイミングも基地局毎に区々である。
【0008】
このような非同期のシステムでは、拡散符号および位相ともに未知のとまり木チャネルを高速にサーチする必要がある。任意の位相を高速にサーチする方法は文献(Higuchi,Sawahashi,Adachi,“Fast Cell Search Algorithm in Inter-Cell Asynchronous DS-CDMA Mobile Radio”,IEICE Trans.Commun.,Vol.E81-B,No.7,July 1998.)に記載されている。このサーチ方法では、短周期拡散符号および長周期拡散符号で2重に拡散されるとまり木チャネルの一部に、長周期拡散符号を用いずに短周期拡散符号のみで拡散される部分(マスクシンボル)を設けている。
【0009】
図4は、とまり木チャネルの構造を説明するための概念図である。移動局はまず、全基地局で共通に使用される短周期拡散符号を用いて受信信号を逆拡散すると、長周期拡散符号の種類に関わらず受信信号のマスクシンボルのタイミングでピークを抽出する(第1ステップ)。この第1ステップで抽出したタイミングに基づき、マスクシンボルと同一の位置に重畳されている長周期拡散符号グループコードを検出し、受信対象としている基地局が用いている長周期拡散符号がどのグループに属するかを特定する(第2ステップ)。そして、この第2ステップで特定したグループに属する長周期拡散符号の各々を用いて、対象とする基地局が用いている長周期拡散符号を特定する(第3ステップ)。なお、この方法が適用されるシステムでは、多数存在する各々の長周期拡散符号は、予めグループ分けされている。
【0010】
ところで、運用中のCDMA移動通信システムにおいて、新たに基地局を追加する場合を考える。新たに設置する基地局は、通常、運用移行前に電波測定などの十分な試験が行われる。従来のシステム運用上、試験基地局に割り当てる長周期拡散符号には何の制約も与えられておらず、運用中の基地局が用いている長周期拡散符号を試験基地局に割り当てることも可能である。また、運用する基地局に割り当てる長周期拡散符号に関しても特段の制約はなく、全ての長周期拡散符号を運用基地局に割り当てることも可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
運用移行前に試験を行う基地局、あるいは、実験目的で設置した基地局など、試験段階の基地局では、顧客へのサービス提供はできず、顧客が利用する移動局はこれらの基地局と接続してはならない。
【0012】
しかし、試験基地局に割り当てる長周期拡散符号を任意に選択してしまうと、顧客が利用する移動局がとまり木チャネルのサーチを行った際に、誤って試験基地局への接続を試みかねない。しかも、試験基地局との接続を誤って試みた場合、試験系に障害に与えるのみではなく、顧客移動局が通信できなくなるといった重大な問題を生じかねない。
【0013】
また、運用中の基地局で全ての長周期拡散符号が用いられている場合、試験基地局側では、運用基地局に割り当てられている長周期拡散符号を用いざるを得ないことになる。この場合、移動局が誤って試験基地局との接続を試みないよう、試験基地局が用いている長周期拡散符号に接続規制を行うことも可能であるが、その場合には、既に運用中の基地局に対してまでも規制が及んでしまい、運用に障害を来たしてしまうという問題が生じる。
【0014】
よって、本発明の主たる目的は上述の点に鑑み、移動局側でのセルサーチに際して、試験基地局側に割り当てられている特定の長周期拡散符号を捕捉してしまわないようにした、セルサーチ方法および移動通信システムならびに移動局を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、運用中のCDMA移動通信システムにおいて、新規基地局を設置する場合に行う試験や、実験目的で行う試験を、運用に影響なく遂行できるようにした、セルサーチ方法および移動通信システムならびに移動局を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、試験基地局と運用基地局が混在するCDMA移動通信システムにおいて顧客移動局が用いるセルサーチ方法であって、試験基地局には、複数ある長周期拡散符号グループのうち、特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号が割り当てられており、顧客移動局側ではセルサーチ処理の際に、該試験基地局に割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号以外の長周期拡散符号を捕捉するものである。
【0020】
請求項2に係る本発明は、請求項1に係るセルサーチ方法において、前記試験基地局に割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループは、網側から前記移動局側へ報知される。
【0021】
請求項3に係る本発明は、請求項1または請求項2に係るセルサーチ方法において、前記CDMA移動通信システムは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより相互に通信を行う複数の基地局と移動局により構成され、繰り返し周期が情報シンボル周期と等しく各基地局が共通に用いる短周期拡散符号群と、繰り返し周期が情報シンボルよりも長く基地局毎に異なる予め複数のグループに分類された長周期拡散符号群とを使用して情報シンボルを2重に拡散する移動通信システムである。
【0025】
請求項4に係る本発明は、複数ある長周期拡散符号グループのうち、特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号が割り当てられている試験基地局と、顧客移動局との間でCDMA移動通信を行う運用基地局が混在する移動通信システムであって、顧客移動局側に、試験基地局に対して割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号以外の長周期拡散符号を捕捉するセルサーチ手段を備えたものである。
【0026】
請求項5に係る本発明は、請求項4に係る移動通信システムにおいて、前記試験基地局に割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループは、網側から前記移動局側へ報知される。
【0027】
請求項6に係る本発明は、請求項4または請求項5に係る移動通信システムにおいて、前記移動通信システムは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより相互に通信を行う複数の基地局と移動局により構成され、繰り返し周期が情報シンボル周期と等しく各基地局が共通に用いる短周期拡散符号群と、繰り返し周期が情報シンボルよりも長く基地局毎に異なる予め複数のグループに分類された長周期拡散符号群とを使用して情報シンボルを2重に拡散する。
【0031】
請求項7に係る本発明は、複数ある長周期拡散符号グループのうち、特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号が割り当てられている試験基地局と、顧客移動局との間でCDMA移動通信を行う運用基地局が混在する移動通信システムにおいて用いられる移動局であって、試験基地局に対して割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号以外の長周期拡散符号を捕捉するセルサーチ手段を備えたものである。
【0032】
請求項8に係る本発明は、請求項7に係る移動局において、前記試験基地局に割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループは、網側から前記移動局側へ報知される。
【0033】
請求項9に係る本発明は、請求項7または請求項8に係る移動局において、前記移動通信システムは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより相互に通信を行う複数の基地局と移動局により構成され、繰り返し周期が情報シンボル周期と等しく各基地局が共通に用いる短周期拡散符号群と、繰り返し周期が情報シンボルよりも長く基地局毎に異なる予め複数のグループに分類された長周期拡散符号群とを使用して情報シンボルを2重に拡散する通信システムである。
【0034】
【発明の実施の形態】
実施形態の概要
本発明の実施の形態では、基地局間の同期を必ずしも必要としない非同期の移動通信システムを対象としており、移動局に於いて受信される長周期拡散符号のタイミングも基地局毎に区々である。すなわち、情報レートより高速度の拡散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより相互に通信を行う複数の基地局と移動局により構成され、繰り返し周期が情報シンボル周期と等しく各基地局が共通に用いる短周期拡散符号群と、繰り返し周期が情報シンボルよりも長く基地局毎に異なる長周期拡散符号群とを使用して情報シンボルを2重に拡散する移動通信システムにおいて、特定の長周期拡散符号を試験基地局にのみ割り当て、かつ、試験基地局には上記特定の長周期拡散符号のみを割り当てる。
【0035】
また、情報レートより高速度の拡散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより相互に通信を行う複数の基地局と移動局により構成され、繰り返し周期が情報シンボル周期と等しく各基地局が共通に用いる短周期拡散符号群と、繰り返し周期が情報シンボルよりも長く基地局毎に異なる予め複数のグループに分類された長周期拡散符号群とを使用して情報シンボルを2重に拡散する移動通信システムにおいて、複数ある長周期拡散符号グループのうち、特定のグループに属する長周期拡散符号を試験基地局にのみ割り当て、かつ、試験基地局には上記特定のグループに属する長周期拡散符号のみを割り当てる。
【0036】
また、試験基地局のみに割り当てられる長周期拡散符号を網側から移動局へ報知する。同様に、試験基地局のみに割り当てられる上記グループを網側から移動局へ報知する。
【0037】
さらに、上記移動通信システムにおいて用いる顧客用移動局には、試験基地局にのみ割り当てられる長周期拡散符号を捕捉しない手段、或いは、試験基地局にのみ割り当てられるグループに属する長周期拡散符号を捕捉しない手段を備える。
【0038】
以下、図面を参照しながら、本発明の各実施の形態を詳細に説明する。
【0039】
実施の形態1
図5は、実施の形態1による移動通信システムを示す模式図である。長周期拡散符号にはa,b,c,dの4種類のみが存在し、試験用に長周期拡散符号dがリザーブされている。運用中の基地局A,B,Cは、それぞれ長周期拡散符号a,b,cを用いており、運用中の基地局には決して長周期拡散符号dは割り当てられない。
【0040】
一方、試験基地局Dには長周期拡散符号dが割り当てられ、このような試験基地局Dには長周期拡散符号a,b,cは決して割り当てられない。
【0041】
このように試験用の長周期拡散符号をリザーブしてあるため、顧客移動局は長周期拡散符号a,b,cのみをサーチすればよく、長周期拡散符号dを捕捉してしまう誤りを回避できる。
【0042】
また、試験用にリザーブされる長周期拡散符号が不変の場合には、サーチすべき長周期拡散符号のテーブルを顧客移動局に予め記憶させておくことができる。他方、リザーブされる長周期拡散符号が変化する場合には、網側からリザーブ情報を報知し、顧客移動局のテーブル内容をその都度更新すればよい。
【0043】
試験移動局においては、長周期拡散符号dをサーチすることにより、所定の試験を遂行できる。
【0044】
実施の形態2
図6は、実施の形態2による移動通信システムを示す模式図である。長周期拡散符号にはx,y,zのグループがあり、xのグループに属する長周期拡散符号にはxa,xb,xc、同様にグループyに属する長周期拡散符号にはya,yb,yc、グループzに属する長周期拡散符号にはza,zb,zcがそれぞれ存在する場合を想定する。ここで、グループzに属する長周期拡散符号za,zb,zcは試験用にリザーブされているものとする。
【0045】
図6において、運用中の基地局A,B,Cにはそれぞれ長周期拡散符号xa,yb,ycが割り当てられており、グループzに属する長周期拡散符号は割り当てられていない。一方、試験基地局Dには、グループzに属する長周期拡散符号のみが割り当て可能であり、この図6の例では長周期拡散符号zaが割り当てられている。
【0046】
顧客移動局は予めグループxとグループyのみをサーチするよう設定しておけば、誤って試験基地局Dで用いているグループzの長周期拡散符号を捕捉することはない。試験移動局においては、グループzに属する長周期拡散符号を捕捉して、試験を実施することができる。
【0047】
図7は、図5および図6に顧客移動局のうち、実施の形態1,2に関連した部分のみを示したブロック図である。この顧客移動局は、少なくともアンテナ部2、とまり木チャネルサーチ部4、長周期拡散符号候補テーブル6、受信部8を備えている。
【0048】
アンテナ部2は、とまり木チャネルサーチ部4および受信部8に接続されており、各基地局から到来する電波を捉える役割を果たす。とまり木チャネルサーチ部4は、アンテナ部2,長周期拡散符号候補テーブル6および受信部8に接続され、アンテナ部2から供給される受信信号からとまり木チャネルをサーチし、受信部8において逆拡散するために必要な長周期拡散符号の特定・位相の同期捕捉を行う。この際、長周期拡散符号候補テーブル6から長周期拡散符号の候補を検索し、検索された長周期拡散符号をサーチする。具体的なサーチ方法は、先に挙げた文献に記載の方法等を用いることができる。
【0049】
長周期拡散符号候補テーブル6は、とまり木チャネルサーチ部4および受信部8に接続されており、サーチすべきとまり木チャネルにおける長周期拡散符号の候補を保持するメモリとして機能する。受信部8は、アンテナ部2,とまり木チャネルサーチ部4および長周期拡散符号候補テーブル6に接続されており、アンテナ部2から供給される受信信号をとまり木チャネルサーチ部4から得られる長周期拡散符号と同期タイミングによって逆拡散し、情報を復元する。
【0050】
さらに、基地局から報知されている試験用長周期拡散符号、或いは、試験用グループを受信部8において取得した場合には、その長周期拡散符号、或いは、そのグループを長周期拡散符号候補テーブル6から削除する。このことにより、顧客移動局中に、試験基地局にのみ割り当てられる長周期拡散符号を補足しない手段を備えることができる。同様に、顧客移動局中に、試験基地局にのみ割り当てられる上記グループに属する長周期拡散符号を補足しない手段を備えることができる。
【0051】
なお、上述した例では、長周期拡散符号候補テーブル6は、サーチすべきとまり木チャネルにおける長周期拡散符号の候補を保持するメモリとして機能している。これとは逆に、この長周期拡散符号候補テーブル6は、サーチしてはならないとまり木チャネルの長周期拡散符号を保持するメモリとして機能させることも可能である。この場合、基地局から報知されている試験用長周期拡散符号、或いは、試験用グループを受信部8において取得した場合には、その長周期拡散符号、或いは、そのグループを長周期拡散符号候補テーブル6に登録する。このことにより、顧客移動局中に、試験基地局にのみ割り当てられる長周期拡散符号を補足しない手段を備えることができる。同様に、顧客移動局中に、試験基地局のみに割り当てられる上記グループに属する長周期拡散符号を補足しない手段を備えることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、移動局側でのセルサーチに際して、試験基地局側に割り当てられている特定の長周期拡散符号を捕捉してしまわないようにした、セルサーチ方法および移動通信システムならびに移動局を実現することができる。
【0053】
すなわち、本発明では、特定の長周期拡散符号あるいは特定のグループに属する長周期拡散符号を試験用にリザーブしたことで、運用中の移動通信システムに影響を及ぼすことなく、試験を実施できるという効果を奏することができる。
【0054】
また、顧客移動局が試験基地局のとまり木チャネルを捕捉してしまうという誤りを回避することが可能である。さらに、顧客移動局がサーチすべき長周期拡散符号の候補数が限定されるので、サーチの所要時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される移動通信システムを示す図である。
【図2】本発明が適用される移動通信システムにおける拡散符号配置を説明する図である。
【図3】移動局における各基地局からの信号の長周期拡散符号タイミングの模式図である。
【図4】とまり木チャネルの構造を説明する図である。
【図5】実施の形態1を示す通信システム図である。
【図6】実施の形態2を示す通信システム図である。
【図7】移動局装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 アンテナ部
4 とまり木チャネルサーチ部
6 長周期拡散符号候補テーブル
8 受信部
Claims (9)
- 試験基地局と運用基地局が混在するCDMA移動通信システムにおいて顧客移動局が用いるセルサーチ方法であって、
試験基地局には、複数ある長周期拡散符号グループのうち、特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号が割り当てられており、運用基地局には、前記複数ある長周期拡散符号グループのうち、前記特定の長周期拡散符号グループ以外のグループに属する長周期拡散符号が割り当てられており、顧客移動局側ではセルサーチ処理の際に、該試験基地局に割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号以外の長周期拡散符号を捕捉することを特徴とするセルサーチ方法。 - 請求項1に記載のセルサーチ方法において、
前記試験基地局に割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループは、網側から前記移動局側へ報知されることを特徴とするセルサーチ方法。 - 請求項1または請求項2に記載のセルサーチ方法において、
前記CDMA移動通信システムは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより相互に通信を行う複数の基地局と移動局により構成され、繰り返し周期が情報シンボル周期と等しく各基地局が共通に用いる短周期拡散符号群と、繰り返し周期が情報シンボルよりも長く基地局毎に異なる予め複数のグループに分類された長周期拡散符号群とを使用して情報シンボルを2重に拡散する移動通信システムであることを特徴とするセルサーチ方法。 - 複数ある長周期拡散符号グループのうち、特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号が割り当てられている試験基地局と、顧客移動局との間でCDMA移動通信を行い、前記複数ある長周期拡散符号グループのうち、前記特定の長周期拡散符号グループ以外のグループに属する長周期拡散符号が割り当てられている運用基地局が混在する移動通信システムであって、
顧客移動局側に、試験基地局に対して割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号以外の長周期拡散符号を捕捉するセルサーチ手段を備えたことを特徴とする移動通信システム。 - 請求項4に記載の移動通信システムにおいて、
前記試験基地局に割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループは、網側から前記移動局側へ報知されることを特徴とする移動通信システム。 - 請求項4または請求項5に記載の移動通信システムにおいて、
前記移動通信システムは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより相互に通信を行う複数の基地局と移動局により構成され、繰り返し周期が情報シンボル周期と等しく各基地局が共通に用いる短周期拡散符号群と、繰り返し周期が情報シンボルよりも長く基地局毎に異なる予め複数のグループに分類された長周期拡散符号群とを使用して情報シンボルを2重に拡散することを特徴とする移動通信システム。 - 複数ある長周期拡散符号グループのうち、特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号が割り当てられている試験基地局と、顧客移動局との間でCDMA移動通信を行い、運用基地局には、前記複数ある長周期拡散符号グループのうち、前記特定の長周期拡散符号グループ以外のグループに属する長周期拡散符号が割り当てられている運用基地局が混在する移動通信システムにおいて用いられる移動局であって、
試験基地局に対して割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループに属する長周期拡散符号以外の長周期拡散符号を捕捉するセルサーチ手段を備えたことを特徴とする移動局。 - 請求項7に記載の移動局において、
前記試験基地局に割り当てられた前記特定の長周期拡散符号グループは、網側から前記移動局側へ報知されることを特徴とする移動局。 - 請求項7または請求項8に記載の移動局において、
前記移動通信システムは、情報レートより高速度の拡散符号を用いて信号を広帯域に拡散することにより相互に通信を行う複数の基地局と移動局により構成され、繰り返し周期が情報シンボル周期と等しく各基地局が共通に用いる短周期拡散符号群と、繰り返し周期が情報シンボルよりも長く基地局毎に異なる予め複数のグループに分類された長周期拡散符号群とを使用して情報シンボルを2重に拡散する通信システムであることを特徴とする移動局。
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