JP3815618B2 - Av機器の接続設定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のAV機器により構成されるAV(オーディオ/ビデオ)システムにおけるAV機器の接続設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
AVシステムは、TV(テレビジョン受像機)、VTR(ビデオテープレコーダ)およびLDP(レーザディスクプレーヤ)等の複数のAV機器を、所定の接続構造として形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のAVシステムは、標準的な接続構成を、ROM等に予め記憶しておき、その中から、所定の接続構成を選択するようにしていた。そして、一部でも標準的な接続構成とは異なる接続構成にする場合においては、実際に接続された構成を全てNVRAM等に記憶するようにしていた。
【0004】
このため、実際の接続構成情報を記憶するNVRAMの記憶容量を大きくする必要があり、またユーザにとって接続設定は複雑であった。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、AV機器の接続設定を簡単にすることを目的にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のAV機器の接続設定方法は、複数のAV機器のうちの少なくとも1つをAVセンタとして機能させ、前記AVセンタを基準にして、前記複数のAV機器のそれぞれが階層的に接続されるようにAVシステムを構成させる場合に、前記AVセンタを基準にした階層毎に、ユーザからの要求に基づいて、上位のAV機器に接続させるAV機器を、前記複数のAV機器の中から選択し、その結果構成されるAVシステムの接続構成を特定可能な情報を前記AVセンタに記憶することで、前記複数のAV機器の接続の設定を行うことを特徴とする。
【0009】
本発明のAV機器の接続設定方法においては、複数のAV機器のうちの少なくとも1つをAVセンタとして機能させ、前記AVセンタを基準にして、前記複数のAV機器のそれぞれが階層的に接続されるようにAVシステムを構成させる場合に、前記AVセンタを基準にした階層毎に、ユーザからの要求に基づいて、上位のAV機器に接続させるAV機器が、前記複数のAV機器の中から選択され、その結果構成されるAVシステムの接続構成を特定可能な情報が前記AVセンタに記憶されることで、前記複数のAV機器の接続の設定が行われる。その結果、各階層における選択は、比較的少ない組み合わせの中からの選択となるので、ユーザの接続設定操作が容易になる。
【0010】
さらに、前記AVセンタは、前記複数のAV機器のそれぞれが所定の階層構造のうちの所定の階層に接続された場合に構成されるAVシステムの接続構成のパターンを示す接続構成情報を複数個予め記憶し、記憶した複数の前記接続構成情報のうちの1以上を表示し、表示された1以上の前記接続構成情報の中から所定のものをユーザに選択させ、前記ユーザが選択した前記接続構成情報を前記AVセンタに記憶させることで、前記複数のAV機器の接続の設定を行うことができる。これにより、操作性が良好となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のAVシステムの一実施例の構成を示す。AVセンターとしてのTV100の操作釦1を操作すると、インターフェース3および内部バス20を介してCPU4に所定のコマンドを入力することができる。また、同様に、コマンダ12を操作すると、コマンダ12から赤外線が出射され、受信部2によりこの赤外線が受光される。その結果、受信部2よりインターフェース3および内部バス20を介して、やはり、CPU4に対して所定のコマンドを入力することができる。
【0012】
CPU4には、内部バス20を介して、前述のインターフェース3のほか、プログラムROM5、接続構成情報ROM5A、RAM6、SIP(システムインフォメーションポインタ)メモリ6A、差異情報メモリ6B、IHP(プラグ使用禁止ビット)メモリ6C、不揮発性メモリ7、クロックタイマ8、AVバス制御通信処理マイコン9、チューナ11、画面表示用IC14、および切換器18が接続されている。
【0013】
CPU4は、入力されたコマンドを処理して、チューナ11に対する選局命令の出力、後述のAVバス制御通信処理マイコン9に対するコマンド出力等、種々の処理を行う。
【0014】
プログラムROM5は、CPU4が動作する上において必要なプログラムを記憶している。RAM6は、CPU4の処理の結果得られたデータ等を記憶する。不揮発性メモリ7は、電源オフ後も記憶しておく必要のあるデータ、例えば、他のAV機器(第1VTR(ビデオテープレコーダ)30、第2VTR40およびLDP(レーザディスクプレーヤ)50)との接続状態等を記憶する。クロックタイマ8は、計時動作を常に行っており、時刻情報を発生している。
【0015】
接続構成情報ROM5Aは、TV100,VTR30および40,LDP50等種々のAV機器間の予め定められた接続構成(接続パターン)を示す情報を複数個記憶する。SIPメモリ6Aは、ROM5Aに記憶された接続構成情報のいずれかを指示するSIPを記憶するRAMである。図2、図3および図4は、SIPによって特定(指示)されるROM5A中の接続構成情報の3つの例を示す。
【0016】
図2は、このAVセンター100が3つのプラグを有し、プラグ1とプラグ2は入出力のプラグであり、プラグ3は入力用のプラグであることを表している。このプラグ1は、アドレス120HのVTR1のプラグ1と、プラグ2はアドレス121HのVTR2のプラグ1と、プラグ3はアドレス130HのLDPのプラグ1と、それぞれ接続される。これらのプラグに入出力される信号は、複合ビデオ信号(CVBS)とアナログオーディオ信号(A−AUDIO)である。
【0017】
図3の例においては、プラグ4に、サブAVセンターが接続されている。また、プラグ1に接続されているVTR1のプラグ2には、アドレス122HのVTR3のプラグ1が接続されている。
【0018】
図4に示すように、VTR3にさらに下位のAV機器が接続されている場合、VTR3がその下位層のSIPへのポインタとなる。
【0019】
差異情報メモリ6Bは、接続構成情報ROM5Aに記憶された接続構成と所定の接続構成との差異を記憶するRAMである。IHPメモリ6Cは、TV100,VTR30および40,LDP50等のAV機器のプラグのうち使用禁止プラグを示す使用禁止プラグ情報を記憶するRAMである。RAM6、SIPメモリ6A、差異情報メモリ6B、およびIHPメモリ6Cは、1つのRAMで構成できる。
【0020】
AVバス制御通信処理マイコン9は、AVバス制御通信処理IC10ならびにAVバスすなわちAVバス制御線21A、21Bおよび21Cをそれぞれ介して第1VTR30、第2VTR40、およびLDP50等の他のAV機器とスター状(放射状)に接続され、データおよびコマンドの送受を行う。
【0021】
すなわち、図1の実施例は、AVセンター(TV)100を中心に他のAV機器が接続され、AVセンター100が全体の接続情報を管理する構成を取っている。
【0022】
第1VTR30は、AV信号線31を介して切換部18の端子T1に接続され、切換部18との間でビデオ信号およびオーディオ信号の送受ができるようになっている。第2VTR40は、AV信号線41を介して切換部18の端子T2に接続され、切換部18との間でビデオ信号およびオーディオ信号の送受ができるようになっている。LDP50は、AV信号線51を介して切換部18の端子T3に接続され、切換部18との間でビデオ信号およびオーディオ信号の送受ができるようになっている。
【0023】
切換器18から出力されるビデオ信号およびオーディオ信号は、CPU4またはマイコン9によって選択されるようになっている。
【0024】
CRT(陰極線管)13は、切換器18から出力されるビデオ信号が示す画像を表示する。また、画面表示用IC14は、マイコン9から内部バス20を介して送られてくるOSDデータを、メッセージとして、CRT13の所定領域に表示する。また、切換器18から出力されるオーディオ信号は、図示しないスピーカによって再生される。
【0025】
図1の操作釦1、受信部2、インターフェース3、CPU4、プログラムROM5、接続構成情報ROM5A、RAM6、SIPメモリ6A、差異情報メモリ6B、IHPメモリ6C、不揮発性メモリ7、クロックタイマ8、AVバス制御通信処理マイコン9、AVバス制御通信処理IC10、CRT13、画面表示IC14、チューナ11、切換器18およびスピーカ(図示せず)は、AVセンターすなわちテレビジョン受像機100を構成する。
【0026】
第1VTR30、第2VTR40およびLDP50も、AVバス制御通信処理マイコンおよびAVバス制御通信処理ICを備えており、AVバス制御線21を介して、コマンドおよびOSDデータ等を送受する。
【0027】
図5は、複数のオーディオ機器で構成されるAVシステムの一例を示すブロック図である。この例では、AVアンプ200をAVセンターとして、これにテープレコーダ210およびコンパクトディスクプレーヤ220が接続されている。
【0028】
図6は、図5のAVシステムにTV,VTRおよびLDPを追加する場合のAVシステムの一構成例を示すブロック図である。この例では、TV100をAVセンターとして、これにVTR30およびLDP50を接続するとともに、AVンプ200をサブAVセンターとしてTVからなるAVセンター100に接続する。サブAVセンターは、それに直接接続された機器までの情報(1階層)を内部に保持し、それに直接接続されている機器間のフィーチャーを上位のAVセンター内の情報を使用しなくても実行できる。
【0029】
図7は、図5のAVシステムにTV,VTRおよびLDPを追加する場合のAVシステムの別の構成例を示すブロック図である。この例は、AVアンプ200をそのままAVセンターとし、このAVアンプ200にTV100をサブAVセンターとして接続し、TV100にVTR30およびLDP50を接続する。
【0030】
図8および図9は、本発明のAV機器の接続設定方法の一実施例を示すフローチャートである。まず、AVバス制御マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13にメニューまたはメッセージを表示して、AVセンターであるTV100に接続したい機器、すなわち1階層までの接続機器をユーザに問い合わせる(ステップS1)。具体的には、VTR,LDP等を何台接続するか質問し、さらに他のAVセンターを接続するか質問し、コマンダ12等からのユーザの答を、メモリ1,2・・Nに記憶する。尚、このとき、接続するAV機器の名称をユーザより入力させるようにしてもよい。また、この入力は、コマンダ12以外に、操作釦1の所定のものの他、マウス、タッチパネル、トラックボールなどを用いるようにすることができる。
【0031】
次に、マイコン9は、メモリ1,2,・・Nの内容から実際のSIPを選択してSIPメモリ6Aに一時記憶し、不使用プラグに対応させてIHPをセットし、IHPメモリ6Cに一時記憶し、1層目のシステム設定を終了する(ステップS2)。その後、最終的に確定されたとき、このSIPおよびIHPは不揮発性メモリ7に記憶される。
【0032】
次に、マイコン9は、2階層目の接続設定を行う。すなわち、マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13にメニューまたはメッセージを表示して、AVセンター100に接続される機器にさらに接続したい機器、すなわち2階層の接続機器をユーザに問い合わせる(ステップS3)。具体的には、AVセンター100に接続される機器、例えば第1VTRおよび第2VTR等にどの機器を何台接続するか質問し、コマンダ12等からのユーザの答を、メモリA1,A2,A3,A4・・に記憶する。
【0033】
次に、マイコン9は、サブAVセンター内の構成が設定済か調べ(ステップS4)、設定済ならば直接ステップS6の処理に進み、未設定ならば、ステップS5の処理を行う。
【0034】
ステップS5において、マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13にメニューまたはメッセージを表示して、サブAVセンターに接続したい機器、および台数をユーザに問い合わせ、コマンダ12等からのユーザの答を、メモリS1,S2・・に記憶する。そして、マイコン9は、メモリS1,S2,・・の内容からサブAVセンターのSIPを設定してSIPメモリ6Aに一時記憶し、サブAVセンターの不使用プラグに対応させてIHPをセットし、IHPメモリ6Cに一時記憶し、その後、SIPおよびIHPを不揮発性メモリ7に記憶し、さらにサブAVセンターにSIPおよびIHPの設定値を送信する。
【0035】
次に、ステップS6において、マイコン9は、メモリ1,2,・・A1,A2,A3,A4・・の内容に基づいてSIPおよびIHPを選択設定する。次に、マイコン9は、ユーザから要求された接続構成が予め定められた接続構成か、すなわちROM5Aに記憶された接続構成情報か判断する(ステップS7)。予め定められた接続構成でない場合には、マイコン9は、ユーザから要求された接続構成と予め定められた接続構成との差異を差異情報メモリ6Bに記憶させ、その内容をさらに不揮発性メモリ7に記憶する(ステップS8)。
【0036】
尚、この実施例の場合、不使用のプラグはIHPとして管理されるため、それ以外の差異を記憶するようにすればよい。但し、IHPを用いない場合は、SIPとのすべての差異が記憶される。
【0037】
マイコン9は、ユーザから要求された接続構成が予め定められた接続構成の場合(ステップS7のYES)、または差異情報を不揮発性メモリ7に記憶(ステップS8)した後、SIPおよびIHPが設定されていることを示す情報を設定し(ステップS9)、実際のAV信号/バス信号制御線の接続支援情報を提供し(ステップS10)、接続後確認処理を行う(ステップS11)。
【0038】
即ち、ステップS9では、SIP≠OFFHとする(工場出荷時においては、SIP=OFFHとされている)。また、ステップS10では、AVバス制御線21およびAV信号線31,41,51をユーザが接続する手順を、CRT13に表示する。ユーザは、この表示を見て、各線を容易に接続することができる。さらにステップS11では、指定された機器が全て接続されたか否かをバス制御線を介して確認する。例えば、各機器からビデオ信号(テスト信号)を出力させ、CRT13に、全体的画像として、またはピクチャインピクチャ(P−IN−P)の形式で表示させる。あるいは、各機器からのオーディオ信号をスピーカに出力させる。ユーザはこれにより、各プラグが正しく接続されたか否かを判定することができる。
【0039】
図8および図9の実施例によれば、階層毎に接続を選択するので、各階層における選択は、比較的少ない組み合わせの中からの選択となり、ユーザの接続設定操作が容易になる。また、AVセンターにおけるSIPおよび下位層におけるSIPにより全体の接続構成を管理するので、生の接続情報(個々の直接的な接続情報)を管理するよりも少ないデータで全体を管理できる。
【0040】
また、上記接続情報は、予め定められた接続構成、すなわちSIP中にある接続構成である場合には、SIPが指示するROM中のフラグ情報を使用するが(例えば、SIPNO8,SIPNO9等)、予め定められた接続構成でないときには、差異情報を不揮発性メモリ7に記憶する。このような状況は、例えばAVセンターがユーザの要求する接続構成より少ないプラグ数しか有していない場合に生じる。このような場合、SIPと差異情報(これにIHPが付加される場合もある)により、接続設定が行われる。
【0041】
従来のAVシステムでは、各機器は、隣の機器までの接続情報しか把握していなかったので、結果的に1階層までの情報管理であった。このため、各種フィーチャー、例えばワンタッチプレイ(例えば、所定の1つの機器の1つの釦を操作すると、関連する他の全ての機器が自動的に動作状態にされる)を実行するときには、フィーチャーを実行する機器が、全体の接続を完成させなければならないが、各機器は、隣の機器までの接続情報しか把握していないので、フィーチャー実行の最終機器が隣の機器より先に接続されているときには、接続を完成するのに、接続命令の伝搬(隣の機器に対する接続命令が、次々とその隣の機器に最終機器に到達するまで伝搬すること)が必要であった。
【0042】
本発明の実施例は、従来のような分散的アーキテクチャを採用しておらず、AVセンターを中心にAVシステムを構成し、AVセンター内に全ての接続構成情報を保持することにより、フィーチャー実行時に、バスに次々と接続命令を流さなくても、各機器との接続設定を行うことができるものである。
【0043】
但し、このように構成すると、AVセンターが管理する接続構成情報が増えてしまうので、上述の本発明の実施例では、接続構成をSIPで管理している。システム構成のバリエイションを無限に許すと、AVセンターの記憶および管理負担が増加するので、現実的な所で最大管理階層を制限し、全体のバランス(処理量、データ量、管理できる組み合わせ数)をとるのが好ましい。
【0044】
具体的には、予め定めた接続構成すなわちSIPを2階層までとし、多少大きなシステムを考える場合でも、1階層まででなるべく完結するようにAVセンターのAV端子数を大きくした構成を用意し、これをSIPで指示するようにするとよい。拡張に関しては、サブAVセンターが1つ含まれる接続構成を予め定めておき、その範囲内のシステム構成とすべきである。
【0045】
ユーザがサブAVセンターを含むシステムを要求する場合には、図3および図4に示されているように、基本SIPで展開されたシステム接続情報の「EXT−サブAVセンター情報テーブルへのポインタ」のところにサブAVセンターのプラグ接続情報テーブルへのポインタ値を定義すればよい。
【0046】
このように、この実施例においては、希望する接続構成と正確に対応する接続構成が予め用意(記憶)されていない場合、希望する接続構成より広い(希望する接続構成を含む)接続構成を選択し、各プラグに所定のAV機器を接続する。そして未使用のプラグ(あまったプラグ)はIHPとして管理する。このようにしても、AVセンターは所望の動作を実行することができる。すなわち、例えばVTR1の再生ビデオ信号をVTR2にダビングする動作を実行する場合、VTR1とVTR2がAVセンターのプラグに接続されていさえすれば、このダビング動作に関係しない他のプラグが未使用であったとしても、AVセンターは未使用のプラグの存在を無視してダビング動作を実行させるのである。
【0047】
図10は、サブAVセンターを使用することによりシステム全体のセットアップを簡単にするためのサブAVセンター内のシステム設定の一実施例を示すフローチャートである。まず、サブAVセンターのAVバス制御マイコンは、メニューまたはメッセージを表示して、サブAVセンターに接続したい機器および台数をユーザに質問し、ユーザの答を、メモリ1,2・・に記憶する(ステップS21)。
【0048】
次に、AVバス制御マイコンは、メモリ1,2,・・の内容から実際のSIPを選択してSIPメモリに一時記憶し、不使用プラグに対応させてIHPをセットし、IHPメモリに一時記憶し、その後、SIPおよびIHPを不揮発性メモリに記憶して、システム設定を終了する(ステップS22)。
【0049】
次に、AVバス制御マイコンは、ユーザから要求された接続構成が予め定められた接続構成か判断する(ステップS23)。予め定められた接続構成でない場合には、AVバス制御マイコンは、再設定入力があれば(ステップS24のYES)、処理を図10のスタートに戻し、設定入力が無ければ、システム設定不可の表示をし(ステップS25)、処理を終了する。
【0050】
AVバス制御マイコンは、ユーザから要求された接続構成が予め定められた接続構成の場合(ステップS23のYES)には、SIPおよびIHPが設定されていることを示す情報を設定し(ステップS26)、実際のAV信号/バス信号制御線の接続支援情報を提供し(ステップS27)、接続後確認処理を行う(ステップS28)。このステップS26乃至S28の処理は、図9におけるステップS9乃至S11と同様の処理である。
【0051】
図11および図12は、サブAVセンターを使用することによりシステム全体のセットアップを簡単にするためのAVセンター側のシステム設定の一実施例を示すフローチャートである。まず、AVバス制御マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13にメニューまたはメッセージを表示して、AVセンターであるTV100に接続したい機器をユーザに問い合わせる(ステップS31)。具体的には、VTR,LDP等を何台接続するか質問し、さらにサブAVセンターを接続するか質問し、コマンダ12等からのユーザの答を、メモリ1,2・・Zに記憶する。
【0052】
次に、AVバス制御マイコン9は、メモリ1,2,・・Zの内容から実際のSIPを選択してSIPメモリ6Aに一時記憶し、不使用プラグに対応させてIHPをセットし、IHPメモリ6Cに一時記憶し、その後、SIPおよびIHPを不揮発性メモリ7に記憶する(ステップS32)。そして、AVバス制御マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13に設定された接続構成を表示する(ステップS33)。
【0053】
次に、AVバス制御マイコン9は、ユーザが自ら要求した接続構成と表示された接続構成とが同じであると判定したときには(ステップS34のYES)、サブAVセンター内の構成が設定済か、AVバス経由で問い合わせ(ステップS35)、設定済ならば直接ステップS38の処理に進み、未設定ならば、ステップS37の処理を行う。
【0054】
ステップS37において、AVバス制御マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13にメニューまたはメッセージを表示して、サブAVセンターに接続したい機器、および台数をユーザに問い合わせ、コマンダ12等からのユーザの答を、メモリS1,S2・・に記憶する。そして、AVバス制御マイコン9は、メモリS1,S2,・・の内容からSIPを設定してSIPメモリ6Aに一時記憶し、不使用プラグに対応させてIHPをセットし、IHPメモリ6Cに一時記憶し、SIPおよびIHPを不揮発性メモリ7に記憶し、さらにサブAVセンターにSIPおよびIHPの設定値を送信する。
【0055】
次に、ステップS38において、AVバス制御マイコン9は、AVセンター内のSIP/IHPに基づくシステム構成情報をRAM6に用意し、サブAVセンター内のシステム接続構成情報をそのRAMに用意する(ステップS38)。次に、AVバス制御マイコン9は、実際のAV信号/バス信号制御線の接続支援情報を提供し(ステップS39)、接続後確認処理を行う(ステップS40)。
【0056】
サブAVセンターを使用する構成をとることにより、今まで使用していたシステム構成を最初から全部設定し直す必要がなくなり、新しく追加するシステムを今までのシステムの上位に設定することもできるし(新しい機器をAVセンターとし、今までの機器をサブAVセンターとする)、新しく追加するシステムを今までのシステムの下位に設定することもできる(新しい機器をサブAVセンターとし、今までの機器をそのままAVセンターとする)。
【0057】
例えば、AVセンター内のSIPの値の中で、2桁の値を、サブAVセンターが接続されていない構成に用い、3桁(2桁の値の上位(100番台)に1を付加する)の値を、サブAVセンターが1つ接続された構成に用いることができる。
【0058】
ユーザがサブAVセンターを組み合わせて設定する場合、サブAVセンターは、元々SIPを設定する機能を有し、その機器に接続される機器は1階層とするのが好ましい。AVセンターの設定中に、サブAVセンター有りの設定を行うと、結果的に、例えばSIPとして100番以降(3桁)の値が設定される。SIPだけでなく、SIPとIHPにより接続を設定するようにすると、サブAVセンターを接続したものとして設定ができるため、3桁のSIPですべての接続を設定できるようになる。そこで、100番まで(2桁)のSIP定義を別の組み合わせに割り振ることができる。
【0059】
図13および図14は、AVセンターの設定方法の一実施例を示すフローチャートである。この方法の前提として、サブAVセンターを含め各機器がAVバスに接続されており、各機器のパワーがオンとなっているものとする。まず、当該機器のAVバス制御マイコンは、メッセージまたはメニューを表示して、当該機器をシステムの親すなわちAVセンターとして設定するか、ユーザに質問する(ステップS51)。ユーザがAVセンターとして設定しないと答えた場合には、当該機器のAVバス制御マイコンは、メッセージまたはメニューを表示して、当該機器をサブAVセンターとして設定するか、ユーザに質問する(ステップS52)。ユーザがサブAVセンターとして設定しないと答えた場合には、当該機器のAVバス制御マイコンは処理を終了し、ユーザがサブAVセンターとして設定すると答えた場合には、当該機器のAVバス制御マイコンは図10の処理を行う。
【0060】
ステップS51において、ユーザがAVセンターとして設定すると答えた場合には、AVバス制御マイコン9は、システム内に他にAVセンターとして設定されている機器がないか確認する(ステップS53)。具体的には、AVバス制御マイコン9は、1C8Hのアドレス(このアドレスはAVセンターのアドレスとされる)に対してダミーの命令を出し、送信エラーならば、他にAVセンターが無いことが分かる。
【0061】
他に親すなわちAVセンターが存在すれば(ステップS54のNO)、AVバス制御マイコン9は、他にサブAVセンター(アドレスが1C9Hの機器)が存在しないか確認し(ステップS55)、存在すれば(ステップS56のYES)、後述するように、他のAVセンターをサブAVセンターに変更すると、複数のサブAVセンターが存在することになるので、CRT13に、その旨の警告表示を行う(ステップS57)。
【0062】
ステップS56において、他にサブAVセンターが存在しないことが判明したら、AVバス制御マイコン9は、アドレスが1C8Hの機器すなわち他のAVセンターに対して”サブAVセンター(アドレスが1C9Hの機器)になりなさい(親ではなく子になりなさい)”という命令を送信する(ステップS58)。これにより、他のAVセンターが、サブAVセンターに変更される。
【0063】
他にAVセンターが無かった場合(ステップS54のNO)、またはステップS58の処理を行った後、AVバス制御マイコン9は、ユーザに設定したいシステム接続構成を入力させ、その情報からSIPおよびIHPを設定する(ステップS59)。そして、AVバス制御マイコン9は、自らのアドレスを1C8H(親)に設定して、自己をAVセンターに設定する(ステップS60)。次に、AVバス制御マイコン9は、他にサブAVセンターが設定されているか確認し(ステップS61)、サブAVセンターの存在が判明したら、AVセンターすなわち当該機器のAVバス制御マイコン9は、その情報を保存して、システム設定処理の中で使用できるようにする(ステツプS62)。そして、AVバス制御マイコン9は、バスで接続されたシステム内にサブAVセンターが存在することが判明したので、最終的なAVセンターのSIPおよびIHPを確定する(ステップS63)。
【0064】
次に、当該機器すなわちAVセンターのAVバス制御マイコン9は、サブAVセンターからSIPおよびIHPを読み出し(ステップS64)、この読み出したSIPおよびIHPならびにAVセンター内のSIPおよびIHPに基づいて、システム全体のプラグテーブル情報(接続構成情報)をワーク領域に作成する(ステップS65)。
【0065】
図15および図16は、選択したシステム接続情報をそのままの形で保存する方法の一例を示すフローチャートである。AVバス制御マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13にメニューまたはメッセージを表示して、AVセンターであるTV100に接続したい機器、すなわち1階層までの接続機器をユーザに問い合わせる(ステップS71)。具体的には、VTR,LDP等を何台接続するか質問し、さらにサブAVセンターを接続するか質問し、コマンダ12等からのユーザの答を、メモリ1,2・・Zに記憶する。
【0066】
次に、マイコン9は、メモリ1,2,・・Zの内容から実際のシステム接続構成をメモリに記憶して、1層目のシステム設定を終了する(ステップS72)。
【0067】
次に、マイコン9は、2階層目の接続設定を行う。すなわち、マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13にメニューまたはメッセージを表示して、AVセンター100に接続される機器にさらに接続したい機器、すなわち2階層の接続機器をユーザに問い合わせる(ステップS73)。具体的には、AVセンター100に接続される機器、例えば第1VTRおよび第2VTR等にどの機器を何台接続するか質問し、コマンダ12等からのユーザの答を、メモリA1,A2,A3,A4・・に記憶する。
【0068】
次に、マイコン9は、サブAVセンター内の構成が設定済か調べ(ステップS74)、設定済ならば直接ステップS76の処理に進み、未設定ならば、ステップS75の処理を行う。
【0069】
ステップS75において、マイコン9は、画面表示用IC14を介してCRT13にメニューまたはメッセージを表示して、サブAVセンターに接続したい機器、および台数をユーザに問い合わせ、コマンダ12等からのユーザの答を、メモリS1,S2・・に記憶する。そして、マイコン9は、メモリS1,S2,・・の内容からサブAVセンターのシステム接続構成の設定を行い、サブAVセンターにシステム接続構成情報を送信する。
【0070】
次に、ステップS76において、マイコン9は、メモリA1,A2,A3,A4・・の内容に基づいてシステム接続構成情報を設定する。次に、マイコン9は、実際のAV信号/バス信号制御線の接続支援情報を提供し(ステップS77)、接続後確認処理を行う(ステップS78)。
【0071】
図15および図16のように、当該機器の各AV端子に接続される機器およびそのAV端子番号等をそのままの形でメモリーに保存すると、多くのメモリーを使うことになるとともに、主電源断の状態からオンになったとき、システム接続情報を回復させるのに、不揮発性メモリー(NVRAM)を使うと、かなりのコストがかかることになる。
【0072】
そこで、本発明では、予め定めたシステム接続構成情報へのポインタSIPと、実際のシステムとの違う部分の情報(差異情報)とにより全体の接続情報を管理する事で、不揮発性メモリーの容量を少なくしている。
【0073】
この場合、予め定めたシステム接続構成情報だけで実際の構成を表せる場合は、より少ない不揮発性メモリー容量ですむことになる。なお、本発明では、”差異情報の有無という情報”の為のNVRAM領域、および差異情報を記憶するためのNVRAM領域が必要となる。
【0074】
SIPを設定し、IHPを選ぶには、例えば次のようなメニューを順次表示してユーザにシステム接続構成情報を選択させればよい。
【0075】
VTRを接続しますか? Y/N Yの場合 何台? 1,2,3?
LDPを接続しますか? Y/N
AAMP(オーディオアンプ)を接続しますか? Y/N
VTU(ビデオチューナ)を接続しますか? Y/N
【0076】
但し、この場合、AVセンター(TV)に多くのプラグが有れば、上記した選択操作は比較的楽だが(下位階層への接続を考えなくてもいいため)、プラグ数が少ないと、下位層への接続も考慮する必要が生じ、選択操作が複雑になる。そこで、上記選択中に、実際の接続図をCRT13に表示すると、ユーザがより分かり易くなる。
【0077】
下位への接続をする場合、上記質問メニューでY/Nの後などに下に接続される機器があるかどうか聞く。ある場合は、その下位の機器を選択する。下位の機器がサブAVセンターの場合はAVセンターの設定メニューに準じた選択処理を行う。
【0078】
すなわち、最初にAVセンターに接続される各機器の個数を入力してもらい、AVセンターが持っている最大プラグ数では1段構成で対応出来ない場合、2段目の接続構成の図をCRT13に表示しながらユーザに選択させる。
【0079】
図17は、ユーザの接続設定を容易にするための表示例を示す図である。まず、AVバス制御マイコン9は、初期設定処理の初めで、図17(a)の表示をする。この図では、カーソルが左端のVTRの位置にある。この状態で、ユーザに、選択釦を押す指示をだす。この選択釦は、TV100の操作釦1として設けてもよいし、コマンダ12に設けてもよい。選択釦を操作すると、カーソルの位置が左端のままで、そのカーソルの下の表示がVTR,LDP,サブAVセンター,・・・,と順番にVTRから切り替わる。左端の設定を終えたら、次に中央のVTRの位置にカーソルを移し、選択釦で同じ様にLDP,サブAVセンター,・・・,などの選択を行う。
【0080】
サブAVセンターの設定に関しては、サブAVセンター側で設定してもよいし、図17(a)の画面の中で設定して、設定後、AVセンターの情報をサブAVセンターに送ってもよい。
【0081】
図17(a)の画面の中で設定する場合は、図17(b)の様なサブAVセンター設定画面を出し、上述したのと同様な処理手順で設定を行う。設定後、サブAVセンターに設定情報を転送すると、サブAVセンターに元々存在していたシステム接続構成情報が書き換えられるので、設定情報転送前に、サブAVセンターに書き換えてよいか確認する処理を行うとよい。
【0082】
2階層目の設定を選択すると、図17(a)の画面が図17(c)のような画面に変更され、例えば、LDPについての設定を同様に行う。
【0083】
従来は、主電源断の状態からオンするときには、システム構成の再設定を行わなければならないので、不揮発性メモリに、システム接続構成情報を記憶して、このメモリから一旦設定したシステム構成接続情報を回復させる方法がとられてきた。
【0084】
しかしながら、接続情報そのものを生の形で(直接的に)記憶すると、どうしても多くの情報を記憶しなければならず、コストが多くかかっていた。そこで、本発明は、不揮発性メモリに記憶させる量を低減するために、上述のようにSIPを使用する。このSIPの記憶は、システム構成情報を生の形で記憶するのではなく、そのシステム構成情報へのポインタを記憶する事で、記憶容量を減らしつつ従来と同じ効果を得る事ができる。
【0085】
また、少ない情報保存管理ですむため、従来のように特別専用の不揮発性メモリを設ける必要がなく、TV等に元々備えられている選局用の不揮発性メモリの一部を使用すれば十分である。
【0086】
また、この不揮発性メモリが既に設定された状態なのか、まだ一度も設定されておらず、ユーザにより設定されるべき状態なのかという様な管理情報も、元々少ない情報なので、比較的楽に管理することができる。
【0087】
図17に示すように、接続構成情報ROM5Aに予め記憶されている接続構成の所定のもの(ユーザからの入力条件を満足するもの)を、CRT13に表示させ、表示されているものの中から所定のものをユーザに選択させると、選択操作が容易となる。このための表示は、図5乃至図7に示すように行ってもよい。
【0088】
また、接続構成情報ROM5Aに予め記憶されている接続構成を、CRT13に表示するのではなく、例えば、AVセンターやAV機器の取扱い説明書などに印刷しておき、その中から所定のものをユーザに選択させるようにすることもできる。
【0089】
図18は、主電源オフの状態からオンに切り替わったときの処理例を示すフローチャートである。AVバス制御マイコン9は、AVセンターのSIPが設定されていなければ(ステップS81のYES)、図8乃至図14のシステム設定を行い(ステップS82)、メイン処理(電源オン後、通常行われる処理)に入る。
【0090】
SIPが設定されているときには、AVバス制御マイコン9は、SIPおよびIHPからなる予め定めた接続情報か判断し(ステップS83)、そうならば、SIPおよびIHPを基にしたシステム接続構成情報を不揮発性メモリ7から読み出し、RAM6に展開し、(サブAVセンターを含む構成の場合には、サブAVセンター内のSIPおよびIHPを読んできて、AVセンター内のRAM領域にサブAVセンターの接続構成情報を展開し)(ステツプS84)、メイン処理に入る。
【0091】
SIPおよびIHPからなる予め定めた接続情報でないときには、AVバス制御マイコン9は、SIPおよびIHPからなる予め定めた接続情報とユーザの要求した接続構成との差異情報を基にシステム接続情報を作成して(ステップS85)、メイン処理に入る。
【0092】
次に、SIPとIHPの使用法について説明する。IHPを使用するのは、SIPの定義を少なくしても実際のシステム構成を実現することができるようにするための方法の1つで、例えば、101番以降(3桁)の番号(SIP)とIHPの組み合わせで、100番より若い番号(2桁)のSIPの定義は不要となる。
【0093】
またSIPとIHPとの使用組み合わせを用いると、
SIPNO3>SIPNO1
SIPNO4>SIPNO1
SIPNO5>SIPNO1
SIPNO6>SIPNO1
SIPNO7>SIPNO1
SIPNO8>SIPNO1
SIPNO9>SIPNO1
SIPNO4>SIPNO2
SIPNO5>SIPNO2
SIPNO6>SIPNO2
SIPNO9>SIPNO2
SIPNO5>SIPNO3
SIPNO7>SIPNO3
SIPNO9>SIPNO3
SIPNO5>SIPNO4
SIPNO9>SIPNO4
の様に(例えば、SIPNO3>SIPNO1は、番号3のSIPが、番号1のSIPより大きな構成であることを表す)、少ないプラグでのシステム構成は、大きなシステム構成を表すSIP+IHPで設定出来るので、予め定めたシステム構成情報を記憶するROM5Aのデータテーブルが比較的少なくてすむ。但し、IHP用のNVRAM領域(不揮発性メモリ7の領域)が必要となる。IHPは1バイト(8ビット)で8プラグのON/OFF(使用/不使用)が管理できるので、AVセンター/サブAVセンターのSIPとそれぞれのIHPで4バイト必要となるが、AVセンター/サブAVセンターのプラグ数が合計8までなら、3バイトですます事も出来る。
【0094】
図19は、SIPとIHPの組み合わせにより、SIPだけによる多くの接続構成を、1つのSIPとして表現することができることを表している。例えば、元の(IHPを用いない場合の)SIP番号が1の接続構成は、プラグ数が1個のTVのそのプラグP1に、VTR1が接続された構成である。この接続構成をSIPとIHPを用いて表すと、例えば番号9のSIPと、FEHのIHPで表すことができる。IHP(16進数)は、8個のプラグP8,P7,P6,P5,P4,P3,P2,P1のうち、前4個(P8乃至P5)を2桁目で、後4個(P4乃至P1)を1桁目で、それぞれ表している。この例の場合、プラグP8,P7,P6,P5は図示されていないが、利用されていないので、2進数表記で(1111)となり、16進数表記でFとなる。また、プラグP4,P3,P2,P1のうち、P1のみが使用されているため、2進数表記で(1110)、16進数表記でEとなる。即ち、IHPはFEHとなる。
【0095】
同様に、例えば元の番号7のSIPは、プラグ数が3のTVプラグP1にVTR1、プラグP2にVTR2、プラグP3にVTR3が、それぞれ接続された構成である。これをSIPとIHPを組み合わせて表すと、P8,P7,P6,P5は未使用なので、(1111)(=F)となり、P4,P3,P2,P1のうち、P3,P2,P1が使用されているので、(1000)(=8)となる。従って、IHPはF8Hとなり、元の番号1のSIPと同一のSIP番号9として(IHPのみが異なる)、まとめることができる。
【0096】
次に、サブAVセンターとAVセンターの役割分担により、より複雑なシステム構成のシステムも比較的シンプルな管理/管理データで扱えることについて説明する。
【0097】
AVセンターのアドレスをシステム上でただ一つのアドレス1C8Hに固定し、サブAVセンターは1つなら1C9H、2つなら1C9H、1CAH、3つなら1C9H、1CAH、1CBHと定義する事にする。サブAVセンターは直接サブAVセンターに接続される機器の階層までしかサポートしない。サブAVセンターは自分に直接接続されている階層までのシステム接続状態を記憶する(具体的には、SIP/IHPの値で)。
【0098】
サブAVセンターの接続情報の設定手段は、サブAVセンター自身が持つ。但し、AVセンターがサブAVセンター内の接続情報を設定することもできる。その場合、サブAVセンター内の設定情報をAVセンターから送信して、サブAVセンター内に記憶させる。
【0099】
次に、AVセンターとサブAVセンターの切り替え方法について説明する。まず、TVなどが本来の機器アドレス100Hなどを使わず、AVセンターとしてのアドレス1C8Hを持つAVセンターになるという定義を、どのようにするかを考える。AVセンターになり得る機器は、自分で自分の機器が、本来の機器としての独自のアドレス(TV=100H,・・・,107Hなど)を用いるのか、またはAVセンターとしてのアドレス1C8Hを用いるのかを設定する事が出来る機能を持つ。そしてユーザによって、例えばTVがAVセンターとして定義された場合、システム接続構成情報をTV(AVセンター)内に設定しなければならない。
【0100】
また、TVをAVセンターとして定義した時、もしシステム内にAVセンターが既にあった場合(例えばAVアンプがAVセンターとして設定されている場合)(バス信号線は接続されているという前提で)、TV(AVセンターにする機器)のOSDに、AVセンターが複数個発生してしまう旨の警告表示を出す。ユーザの警告表示確認後、この機器(TV)を新たにAVセンターに設定する。その時、いままでのAVセンターはサブAVセンターとしての位置付けになり、その場合、サブAVセンターに接続される機器は1階層で接続(サブAVセンターに直接接続)されているかの確認(SIP/IHPを調べる)をする。手順としては、新しいAVセンターがサブAVセンターになるべき機器に゛貴方はサブAVセンターになりなさい゛という命令を1C8H(例えばAVアンプ)に向けて発信し、その後、自分(TV)のアドレスを1C8Hにする。
【0101】
サブAVセンターになれと指定された元AVセンターの機器(AVアンプ)は、1C9Hが使われていないか確認し、使われて無ければそのアドレスをサブAVセンターとして使い、もし既に使われていれば、もう一つ上のアドレス(1CAH)に設定しなおし、そのアドレスが既に使われていないかどうか確認する動作を繰り返す(1C9Hから順番に+1繰り上げる。最大1CFHでサブAVセンターは7台システム上に定義出来る)。
【0102】
図20および図21は、AVセンターの設定方法の別の実施例の一部を示すフローチャートである。まず、当該機器のAVバス制御マイコン9は、メッセージまたはメニューを表示して、当該機器をシステムの親すなわちAVセンターとして設定するか、ユーザに質問する(ステップS91)。ユーザがAVセンターとして設定しないと答えた場合には、当該機器のAVバス制御マイコン9は処理を終了する。
【0103】
ステップS91において、ユーザがAVセンターとして設定すると答えた場合には、AVバス制御マイコン9は、システム内に他にAVセンターとして設定されている機器がないか確認する(ステップS92)。具体的には、AVバス制御マイコン9は、1C8Hのアドレス(このアドレスはAVセンターのアドレス)に対してダミーの命令を出し、送信エラーならば、他にAVセンターが無いことが分かる。
【0104】
他に親すなわちAVセンターが無ければ(ステップS93のNO)、AVバス制御マイコン9は、当該機器のアドレスを1C8Hに設定して、当該機器をAVセンターに設定する(ステップS94)。次に、AVバス制御マイコン9は、他にサブAVセンターが設定されているか確認し(ステップS95)、サブAVセンターの存在が判明したら、AVセンターすなわち当該機器のAVバス制御マイコン9は、その情報を保存して、システム設定処理の中で使用できるようにする(ステツプS96)。
【0105】
ステップS93において、他にAVセンターが存在することが判明したら、AVバス制御マイコン9は、アドレスが1C8Hの機器すなわち他のAVセンターに対して”サブAVセンター(アドレスが1C9Hの機器)になりなさい”という命令を送信する(ステップS97)。
【0106】
上記命令を受けた機器のAVバス制御マイコン9は、1階層までの接続か内部で判別し、そうであれば内部でサブAVセンターとして定義し、アドレス1C9Hが使用されていないか確認する(ステップS98)。使用されていなければ(ステップS99のNO)、そのアドレスをサブAVセンターのアドレスとして使用し(ステップS100)、使用されていれば(ステップS99のYES)、1CFHまでのアドレスのうち使用されていない一番若いアドレスをサブAVセンターのアドレスとして使用し(ステップS101)、AVセンターに対し、設定したアドレス情報とともに、設定完了報告を行う(ステップS102)。
【0107】
次に、システム構成設定方法(一部自動)の例について説明する。例えば、TVを1台、VTRを2台持っていて、システム設定初期画面でTV(1台)とVTR(2台)を入力すると、AVセンターのAVバス制御マイコン9が、この条件を満足するSIPのうち、例えばSIPNO=106(図24参照)を選択し、サブAVセンターが接続されているかどうかを、アドレス1C9H,1CAH,・・・,1CFHへダミー命令を発して確認する。AVセンターのAVバス制御マイコンは、サブAVセンターが接続されていると判断すると、IHP中のサブAVセンターのフラグのところにマスクビットをたてる。
【0108】
AVバス制御マイコンが、例えばSIPNO=109(図24参照)の接続構成を選択した場合、実際に接続されていない機器もアサインされることになり、SIPに基づき、それぞれの機器に何らかの命令(問い合わせ命令でもよい)を発する。もし、対象となる機器がバスに接続されていなければ、送信エラーとなり、その機器は存在しないことがわかる。
【0109】
次に、AVセンターのAVバス制御マイコンは、アドレス1C9H,1CAH,・・・,1CFHへダミー命令を発して、サブAVセンターが接続されているか確認する。サブAVセンターが接続されていることを確認すると、AVセンター内のIHP中のサブAVセンターのフラグの所にマスクビットをたてる。
【0110】
このようにして、実際の接続状態を確認した後、SIPNOは変更せずに、接続されなかった機器の情報を、例えばメモリ7に記憶させておき、SIPNOとこの未接続情報に基づいて、システム接続管理を行う。この未接続情報は、1バイトで実現するのが現実的である。何故なら、SIPNOとこの情報で2バイトならば、チャンネル情報保存用不揮発性メモリを使用できるからである。
【0111】
単純な扱いの場合、1バイトで、8個のプラグの使用/不使用制御を行うことができる。すなわち、AVセンターのプラグが8個までなら、SIPを多少大きく選択しても、この1バイトを使用して、SIPで特定されるAVセンターのプラグ構成のうち、特定のプラグを使用禁止にすることができる。
【0112】
なお、システムチェックは、SIPNO設定後、OSDメニューの指示で行ってもよいし、SIPを選択したとき、各機器が実際にバスに接続されているかチェックしてもよい。ただし、AV信号線が正しくプラグに接続されているか否かはチェックできない。これは、例えば、PinPを使用して再生機器からの映像信号をチェックすることにより行うことができる。
【0113】
また、条件を満足するSIPの中から、いずれのSIPNOを選択するかは任意であるが、例えば、その中から、最小の構成のもの(図24の実施例ではSIPNO=105)、あるいは、最大の構成のもの(図24の実施例ではSIPNO=149)を選択させるようにすることができる。そして、上述したようにして、選択された構成との差を、不揮発性メモリ7に記憶させる。
【0114】
図22乃至図25は、SIP番号指定例を示す図表である。例えば、番号41のSIPにおいては、3個のプラグを有するTVがAVセンターとされ、各プラグには、VTR、AAMP(オーディオアンプ)、VTUNER(ビデオチューナ)が接続されている。
【0115】
また、図中[NOX]は、NOXより小さい番号のSIPは、IHPを付加することにより、NOXのSIPでまとめることができることを表している。例えば、番号5のSIPは、IHPと組み合わせることにより、番号1乃至4のSIPを包含することができる。
【0116】
さらに図中、*の印は、階層接続されていることを表している。例えば番号6のSIPにおいては、AVセンターとしてのTVがプラグを2個しか有していないが、2台のVTRと1台のLDPが接続されている。この場合、TVに接続されているVTR1に、さらにVTR2が接続されている。
【0117】
図26乃至図31は、AVシステムの具体的接続構成例を示す図表である。例えば図26において、番号5のSIPにおいては、AVセンターとしてのTVのプラグ1に、アドレス120HのVTR1のプラグ1が接続され、TVのプラグ2に、アドレス121Hのプラグ1が接続され、TVのプラグ3に、アドレス130HのLDPのプラグ1が接続されている。
【0118】
図32乃至図35は、SIP番号の別の指定例を示す図表である。
【0119】
図36は、接続構成情報ROM5Aに予め記憶されているSIP(接続構成)とは異なる接続構成を設定する場合の他の方法を示している。この方法は、例えばコマンダ12の所定の釦(追加登録釦)を操作することにより、その処理が開始される。最初にステップS201において、AVバス制御マイコン9は、CRT13に対して追加登録メニューを表示させる。このメニューには、多くの接続構成(SIP)が表示される。次にステップS202において、ユーザは、この表示を見ながら、例えばコマンダ12を操作して、AV機器を追加登録する対象とされる所定のSIPを選択する。
【0120】
ステップS202において、所定のSIPが選択されると、この選択したSIPの接続構成が、ステップS203でCRT13に表示される。各SIPにおいて、所定の空きプラグが用意されている。換言すれば、そのSIPにおいては、少なくともその空きプラグを除く、他のプラグに対して所定のAV機器の接続が規定されている。即ち、ユーザは、予め所定のAV機器によりAVシステムを構成し、所定のSIPを設定した後、将来他のAV機器を追加するような場合のために、予め所定の空きプラグを用意しておくのである。
【0121】
次にステップS204に進み、ユーザは、この空きプラグに追加すべきAV機器をコマンダ12を操作して指定する。さらにステップS205に進み、AVバス制御マイコン9は、ステップS204で指定されたAV機器を、ステップS202で選択したSIPに追加設定登録する。
【0122】
以上のようにすれば、既に設定されているAVシステムに対して所定のAV機器を追加するときの操作が極めて容易となる。尚、既にAVシステム内に、追加されるAV機器と同一のデバイスアドレスを有するAV機器が存在する場合においては、追加されるAV機器のデバイスアドレスは、そのデバイスアドレスの次のデバイスアドレスに定義される。AVシステム内に同一のデアイスアドレスが複数個存在すると、AVセンターからの各種の要求に対して複数のAV機器がそれぞれ応答することになり、システムが混乱するからである。このデバイスアドレスの重複を避ける処理は、AVセンターに自動的に行わせるほか、既に同一のデバイスアドレスが存在するとき、エラー表示を行い、ユーザにアドレスの変更を手動入力させるようにすることもできる。
【0123】
図37は、以上の各実施例において、接続されたAV機器の接続状態を確認するための他の方法を示している。この方法においては、最初にステップS211で、既に設定されたSIPに含まれるAV機器のうち、所定の1つのAV機器が選択される。ステップS212においては、ステップS211で選択したAV機器とCRT13との間、および図示せぬスピーカとの間の信号線路が確保される。
【0124】
そして、ステップS213において、AVバス制御マイコン9は、ステップS211で選択したAV機器に対してテスト信号の出力を要求する。例えば、その選択されたAV機器がVTRである場合においては、そのVTRに対してビデオ信号とオーディオ信号をテスト信号として出力することを要求する。また、このとき、AVバス制御マイコン9は、そのVTRに対して存在確認命令を出力する。
【0125】
ステップS213におけるテスト信号出力要求と、存在確認命令を受けたVTRは、例えば内蔵するビデオチューナの復調信号、あるいはビデオテープの再生信号を出力する。この出力信号は、ステップS212により確保した信号線路を介して、CRT13または図示せぬスピーカに出力される。ユーザは、これにより、ビデオ信号とオーディオ信号がそれぞれ正しくCRT13とスピーカに供給されているか否かを確認することができる。
【0126】
また、このVTR(他のAV機器も同様)には、存在確認命令を受けたとき、それに対応する信号を出力する出力部が設けられている。この出力部は、例えばランプ、スピーカなどにより構成することができる。即ち、存在確認命令を受けたAV機器(いまの場合、VTR)は、いまテスト信号を出力しているのが、自分自身であることをユーザに知らしめるように、ランプを点滅させたり、スピーカより所定の音声信号を出力する。ユーザは、この表示を見たり、音声信号を聞くことにより、テスト信号を出力しているAV機器を確認することができる。
【0127】
さらに、ステップS214においては、CRT13に現在表示されているビデオ信号、あるいはスピーカより出力されている音声信号は、テスト信号であることを示す文字を表示させる。
【0128】
ステップS215において、すべてのAV機器からのテスト信号出力処理が終了したと判定された場合においては、ステップS216に進み、新たに1つのAV機器が選択される。そしてステップS217において、その選択したAV機器とAVバス制御マイコン9との間の信号線路が確保される。さらにステップS218においては、その選択したAV機器に対してテスト信号出力要求がなされる。
【0129】
次に、ステップS215において、接続が正しく行われているか否かを判定する。即ち、ステップS211乃至S215の処理により、所定のAV機器の例えばビデオ信号がCRT13に出力表示され、あるいはオーディオ信号がスピーカに出力されたとしても、AVセンターの本来接続されるべきではないプラグに接続されて、出力されている可能性もある。また、オーディオ信号は、左右のチャンネルが間違って接続されている恐れもある。AVバス制御マイコン9は、以上のような間違った接続がなされていないか否かを判定する。そして、間違った接続が行われている場合においては、ステップS216に進み、その旨をCRT13に表示させる(エラー表示を行う)。
【0130】
以上の処理は、ステップS217において、すべてのAV機器に対して同様の処理が行われたと判定されるまで繰り返し実行される。
【0131】
尚、ステップS219とステップS220の処理を、ステップS214とステップS215の間に挿入し、ステップS216乃至S218,S221の処理を省略することもできる。
【0132】
また、以上の実施例においては、AV機器にテスト信号を発生させるようにしたが、AVセンターにおいて、例えば内蔵するビデオチューナなどからテスト信号を発生するようにすることもできる。この場合、AVセンターは、AVセンターからテスト対象とするAV機器に対する信号線路を確保するとともに、AV機器からAVセンターに対する信号線路も確保する。そして、そのAV機器に、AVセンターより伝送、入力されたテスト信号を、AVセンターに返送させる。このようにすれば、信号線路の往復のチェックを同時に行うことができる。
【0133】
以上のようにして、接続状態を確認することができる。
【0134】
上記実施例は、AVシステムに関するものであるが、本発明は、航空機、車、電車、船舶、バス等の輸送機器内での通信システム、パソコン通信システム、パソコンとAV機器を組み合わせたシステム、モデム(電話線/無線)を使用して遠方機器を制御するシステム等、種々のシステムに応用できる。
【0135】
【発明の効果】
請求項1に記載のAV機器の接続設定方法によれば、階層毎に接続を選択するようにしたので、各階層における選択は、比較的少ない組み合わせの中からの選択となるので、ユーザの接続設定操作が容易になる。
【0136】
請求項2に記載のAV機器の接続設定方法によれば、予め記憶されている接続パターンの中から所定のものを選択させるようにしたので、接続設定操作が容易となる。
【0137】
請求項3に記載のAV機器の接続設定方法によれば、ユーザにより接続するAV機器を指定させ、その接続パターンを表示させるようにしたので、多くの接続パターンの中から対応するものを迅速に選択し、設定することができる。
【0138】
請求項4に記載のAV機器の接続設定方法によれば、空き端子に接続したAV機器を追加させるようにしたので、予め用意する接続パターンを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のAVシステムの一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】SIPによって特定されるROM5A中の接続構成情報の一例を示す図表である。
【図3】SIPによって特定されるROM5A中の接続構成情報の別の例を示す図表である。
【図4】SIPによって特定されるROM5A中の接続構成情報の他の例を示す図表である。
【図5】複数のオーディオ機器で構成されるAVシステムの一例を示すブロック図である。
【図6】図5のAVシステムにTV,VTRおよびLDPを追加する場合のAVシステムの一構成例を示すブロック図である。
【図7】図5のAVシステムにTV,VTRおよびLDPを追加する場合のAVシステムの別の構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明の接続設定方法の一実施例の一部を示すフローチャートである。
【図9】本発明の接続設定方法の一実施例の残部を示すフローチャートである。
【図10】サブAVセンターを使用することによりシステム全体のセットアップを簡単にするためのサブAVセンター内のシステム設定の一実施例を示すフローチャートである。
【図11】サブAVセンターを使用することによりシステム全体のセットアップを簡単にするためのAVセンター側のシステム設定の一実施例の一部を示すフローチャートである。
【図12】サブAVセンターを使用することによりシステム全体のセットアップを簡単にするためのAVセンター側のシステム設定の一実施例の残部を示すフローチャートである。
【図13】AVセンターの設定方法の一実施例の一部を示すフローチャートである。
【図14】AVセンターの設定方法の一実施例の残部を示すフローチャートである。
【図15】選択したシステム接続情報をそのままの形で保存する方法の一例の一部を示すフローチャートである。
【図16】選択したシステム接続情報をそのままの形で保存する方法の一例の残部を示すフローチャートである。
【図17】ユーザの接続設定を容易にするための表示例を示す図である
【図18】主電源オフの状態からオンに切り替わったときの処理例を示すフローチャートである。
【図19】SIPとIHPの使用例を示す図表である。
【図20】AVセンターの設定方法の別の実施例の一部を示すフローチャートである。
【図21】AVセンターの設定方法の別の実施例の一部を示すフローチャートである。
【図22】SIP番号指定例を示す図表である。
【図23】SIP番号指定例を示す図表である。
【図24】SIP番号指定例を示す図表である。
【図25】SIP番号指定例を示す図表である。
【図26】AVシステムの具体的接続構成例を示す図表である。
【図27】AVシステムの具体的接続構成例を示す図表である。
【図28】AVシステムの具体的接続構成例を示す図表である。
【図29】AVシステムの具体的接続構成例を示す図表である。
【図30】AVシステムの具体的接続構成例を示す図表である。
【図31】AVシステムの具体的接続構成例を示す図表である。
【図32】SIP番号の別の指定例を示す図表である。
【図33】SIP番号の別の指定例を示す図表である。
【図34】SIP番号の別の指定例を示す図表である。
【図35】SIP番号の別の指定例を示す図表である。
【図36】空き端子に接続したAV機器を追加登録する方法を示すフローチャートである。
【図37】接続状態を確認する他の方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5A 接続構成情報ROM
6A SIPメモリ
6B 差異情報メモリ
6C IHPメモリ
7 不揮発性メモリ
9 AVバス制御通信処理マイコン
13 CRT
18 切換器
21 AVバス制御線
30 第1VTR
40 第2VTR
50 LDP
Claims (4)
- 複数のAV機器のうちの少なくとも1つをAVセンタとして機能させ、前記AVセンタを基準にして、前記複数のAV機器のそれぞれが階層的に接続されるようにAVシステムを構成させる場合に、
前記AVセンタを基準にした階層毎に、ユーザからの要求に基づいて、上位のAV機器に接続させるAV機器を、前記複数のAV機器の中から選択し、
その結果構成されるAVシステムの接続構成を特定可能な情報を前記AVセンタに記憶することで、前記複数のAV機器の接続の設定を行う
ことを特徴とするAV機器の接続設定方法。 - 前記AVセンタは、前記複数のAV機器のそれぞれが所定の階層構造のうちの所定の階層に接続された場合に構成されるAVシステムの接続構成のパターンを示す接続構成情報を複数個予め記憶し、
記憶した複数の前記接続構成情報のうちの1以上を表示し、
表示された1以上の前記接続構成情報の中から所定のものをユーザに選択させ、前記ユーザが選択した前記接続構成情報を前記AVセンタに記憶させることで、前記複数のAV機器の接続の設定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のAV機器の接続設定方法。 - 接続する前記AV機器の指定を促す表示をさせ、
前記複数の接続構成情報のうちの、その表示に対する指定に対応する接続構成情報を前記AVセンタに記憶させることで、前記複数のAV機器の接続の設定を行う
ことを特徴とする請求項2に記載のAV機器の接続設定方法。 - 予め記憶されている前記複数の接続構成情報に前記ユーザが希望する接続構成情報が存在しない場合、前記複数の接続構成情報の中から所定のものを前記ユーザに選択させ、選択された接続構成情報で特定される第1のAVシステムを構成するAV機器のうちの所定のものの空き端子に他のAV機器を接続させる指定をユーザに行わせ、前記第1のAVシステムに対して、前記空き端子に接続された前記他のAV機器を付加した第2のAVシステムの接続構成のパターンを示す接続構成情報を前記AVセンタに記憶させることで、前記複数のAV機器の接続の設定を行う
ことを特徴とする請求項3に記載のAV機器の接続設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003109549A JP3815618B2 (ja) | 1992-12-28 | 2003-04-14 | Av機器の接続設定方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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