JP3813449B2 - 電話装置 - Google Patents

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JP3813449B2
JP3813449B2 JP2001023426A JP2001023426A JP3813449B2 JP 3813449 B2 JP3813449 B2 JP 3813449B2 JP 2001023426 A JP2001023426 A JP 2001023426A JP 2001023426 A JP2001023426 A JP 2001023426A JP 3813449 B2 JP3813449 B2 JP 3813449B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、折畳み式の携帯電話装置が数多く製品化されている。
【0003】
折畳み式の携帯電話は、未使用時には折り畳んで持ち運び易くすることができるだけでなく、折り畳むことによりテンキーが誤って操作されることを防止したり表示部に傷がつくことを防止できる等、様々なメリットを有している。
【0004】
ユーザがこのような携帯電話装置を使用する際には、一方の手で何かを行いながら(例えば、テレビのリモコン操作等)もう片方の手で電話装置を持ち、通話を行うことが多々ある。
【0005】
この為、ユーザが片手で筐体の開閉動作、ダイヤル操作等といった一連の通話操作を行えることが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の折畳み式携帯電話は、表示部を有する第1の筐体と、テンキーを有する第2の筐体とをヒンジ部で結合した形状となっている。又、前記第1筐体と第2筐体とのなす角が所定の角度(例えば、90度)以下の場合には、ヒンジ部内部に配置されたスプリングや凹凸形状の固定カム、可動カム等により、筐体が閉じるように力が働く。
【0007】
この為、ユーザが電話装置をしようする際には、外力を加えることによって、ヒンジ部内のスプリングや固定カム、可動カム等により生じる力に反して強制的に筐体を開く必要があった。
【0008】
即ち、ユーザが一方の手で第2の筐体を持ちながら、片方の手で第1の筐体を持ち上げることにより電話装置の筐体を開く必要があった。
【0009】
本発明はこのような問題点を解決する為のものであり、受話部を有する受話部筐体と、送話部を有する送話部筐体と、前記両筐体を軸回転により開閉可能に軸支する2つの軸部と、を有する電話装置であって、前記軸部は、シャフト、第1のバネ部材、可動カム、固定カム、第2のバネ部材、プッシュボタンを有し、前記シャフトに、前記第1のバネ部材、前記可動カム、前記固定カム、前記第2のバネ部材が挿通され、前記固定カムは、前記両筐体の内一方の筐体に回転不能に保持され、かつ回転軸方向に不動に保持され、回転軸方向に延在する凸部を有し、前記可動カムは、他方の筐体に対して相対的に回転不能に保持され、かつ回転軸方向に摺動可能に保持され、前記凸部と対向する面に前記凸部が嵌入されることにより、両カムの相対的な回転を阻止する凹部と、軸の回転方向に傾斜する傾斜面と、を有し、前記第1のバネ部材は前記可動カムを前記固定カムの存在する方向へと付勢し、前記プッシュボタンは、回転軸方向に押圧可能に前記固定カムあるいは一方の筐体に設けられ、前記可動カム方向へ延在するレバーを有し、前記第2のバネ部材は、前記プッシュボタンを固定カムの存在する方向と反対の方向へと付勢し、該プッシュボタンが押下され前記レバーが前記可動カムの傾斜面を押圧した時、軸の回転方向に傾斜する傾斜面と前記レバーとの当接面で生じる分力により前記可動カムを軸の回転方向に回転させると共に前記凹凸部の回転軸方向の嵌入寸法より長く前記シャフト側に摺動させて前記凹凸部の嵌合を解除することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の電話装置は、受話部を有する受話部筐体と、送話部を有する送話部筐体と、前記両筐体を軸回転により開閉可能に軸支する2つの軸部と、を有する電話装置であって、前記軸部は、シャフト、第1のバネ部材、可動カム、固定カム、第2のバネ部材、プッシュボタンを有し、前記シャフトに、前記第1のバネ部材、前記可動カム、前記固定カム、前記第2のバネ部材が挿通され、前記固定カムは、前記両筐体の内一方の筐体に回転不能に保持され、かつ回転軸方向に不動に保持され、回転軸方向に延在する凸部を有し、前記可動カムは、他方の筐体に対して相対的に回転不能に保持され、かつ回転軸方向に摺動可能に保持され、前記凸部と対向する面に前記凸部が嵌入されることにより、両カムの相対的な回転を阻止する凹部と、軸の回転方向に傾斜する傾斜面と、を有し、前記第1のバネ部材は前記可動カムを前記固定カムの存在する方向へと付勢し、前記プッシュボタンは、回転軸方向に押圧可能に前記固定カムあるいは一方の筐体に設けられ、前記可動カム方向へ延在するレバーを有し、前記第2のバネ部材は、前記プッシュボタンを固定カムの存在する方向と反対の方向へと付勢し、該プッシュボタンが押下され前記レバーが前記可動カムの傾斜面を押圧した時、軸の回転方向に傾斜する傾斜面と前記レバーとの当接面で生じる分力により前記可動カムを軸の回転方向に回転させると共に前記凹凸部の回転軸方向の嵌入寸法より長く前記シャフト側に摺動させて前記凹凸部の嵌合を解除することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の形態を図に基づき説明する。図1は本発明の実施例である折畳式携帯電話装置の要部を示す斜視図である。図2は図1の受話部の筐体(1)と送話部の筐体(2)を分離させた斜視図である。
【0012】
図2に於いて、▲1▼〜▲5▼の番号は組立工程の順序を示す。
【0013】
先ず、受話部の筐体(1)の左右の軸受け部(1a)(1b)と送話部の筐体(2)の左右の軸受け部(2a)(2b)を合わせる(図2の▲1▼)。そして、送話部の筐体(2)の左右の軸受け部(2a)(2b)より軸部(3)が挿入される(図2の▲2▼,▲3▼)。
【0014】
又、この時、後述する軸部(3)の固定カム(34)(図3参照)は、送話部筐体(2)の左右の軸受け部(2a)(2b)に固定され、軸部(3)の可動カム(33)(図3参照)は、受話部筐体(1)の左右の軸受け部(1a)(1b)に固定される。
【0015】
このような構成とすることにより、固定カム(34)を基準にして可動カム(33)を回転させると同時に受話部筐体(1)を筐体の開閉方向(図2中矢印A又はB方向)へと回転させることが可能である。
【0016】
更に、図2中において、筐体(2)の左側軸受け部(2a)より挿入される軸は、後述する可動カム(33)が時計方向に回るように構成され、一方、筐体(2)の右側軸受け部(2b)より挿入される軸は、後述する可動カム(33)が反時計方向に回るように構成されている。
【0017】
このような構成とすることにより、2つの軸部(3)の可動カム(33)の同時回転と共に受話部筐体(1)を図2中矢印A方向に開くことが可能である。
【0018】
尚、受話部の筐体(1)の左右の軸受け部(1a)(1b)及び送話部の筐体(2)の左右の軸受け部(2a)(2b)の材質はプラスチック(ナイロンとABS樹脂の混合)である。
【0019】
次に、2つの軸部(3)のヒンジ部中央側先端に抜け止めリング(38)を取り付け、軸部(3)がヒンジ部分から抜け落ちることを防止する(図2の▲4▼、▲5▼)。
【0020】
次に、軸部(3)について説明する。図3と図4は軸部(3)の分解斜視図であり、夫々視点が左右異なっている。
【0021】
軸部(3)は金属性のシャフト(31)を有する。軸部(3)を組み立てる際には、前記シャフト(31)に、圧縮バネ(32)、可動カム(33)、固定カム(34)を順に挿入する。次に、前記シャフト(31)の先端を穴部(343)から突出させた状態で、前記シャフト(31)の先端に形成された溝部(311)に抜け止めリング(35)を取り付ける。
【0022】
そして、固定カム(34)とプッシュボタン(37)との間に圧縮バネ(36)(36)を配すと共に、固定カム(34)に形成されている穴部(341)(342)には、プッシュボタン(37)のレバー(371)が挿入され、前記レバー(371)の先端近傍に形成された凸部(372)が穴部(341)、(342)内部の凹部(346)(図5参照)に係止することにより、固定カム(34)からプッシュボタン(37)が抜け落ちることを防止している。
【0023】
尚、前記プッシュボタン(37)、可動カム(33)、固定カム(34)は、例えば、マグネシウム合金等の金属或いは樹脂等からなり、前記シャフト(31)は例えば銅と亜鉛の合金である真鍮等の金属からなる。
【0024】
固定カム(34)のプッシュボタン側表面は、図3に示す如く、プッシュボタン(37)の一部を嵌合する為に略円型の凹形状となっており、その凹部分の略中央には、前記シャフト(31)を貫通させる為の穴部(343)が形成され、穴部(343)の上下側(図3中において)には、プッシュボタン(37)のレバー(371)を挿入する為の穴部(341)、(342)が形成されている。
【0025】
一方、固定カム(34)の可動カム(33)側表面には、図4に示す如く、略中央にシャフト(31)を挿入する為の穴部(343)が形成されており、前記穴部(343)近傍に2つの凸部(344)、(345)が形成されており、前記2つの凸部(344)、(345)は、夫々可動カム(33)の固定カム(44)側表面に形成された2つの溝部(333)、(334)(図3参照)へ嵌合することが可能である。
【0026】
可動カム(33)の固定カム(44)側表面には、図3に示す如く、中央にシャフト(31)を挿入する為の穴部(335)が形成されており、前記穴部(335)の近傍には前記溝部(333)、(334)が形成されている。
【0027】
又、可動カム(33)の側面及び固定カム(34)側表面には、2つの溝部(331)、(332)が対向するように形成されており、又、前記溝部(331)、(332)の底面(溝部(331)、(332)の圧縮バネ(32)側に形成された面)は斜面となっている。更に、この斜面上をプッシュボタン(37)のレバー(371)先端が摺動可能である。具体的な摺動動作については後程説明する。
【0028】
可動カム(33)の図4における圧縮バネ(32)側表面は、中央が突出しており、この突出部分にはシャフト(31)が貫通する為の穴部(335)が形成されている。
【0029】
図5は組み立てられた軸部(3)の要部断面図を示している。
【0030】
先ほど延べたように、可動カム(33)と固定カム(34)中央をシャフト(31)が貫通しており、前記シャフト(31)の右側先端(図5中)には抜け止めリング(35)が係止されている。又、固定カム(34)の穴部(341)、(342)には、プッシュボタン(37)に形成された凸部(372)を係止する為の凹部(346)が形成されている。
【0031】
更に、圧縮バネ(36)が図5に示す状態でプッシュボタン(37)と固定カム(34)との間に配されており、圧縮バネ(36)がプッシュボタン(37)を右方向(図5中において)に付勢することにより、レバー(371)の先端が可動カム(33)に当接することを防いでいる。
【0032】
一方、圧縮バネ(32)がシャフト(31)の図5中左側部分と可動カム(33)との間に配されており、前記圧縮バネ(32)の付勢力により、可動カム(33)とシャフト(31)の左側部分(図5中において)が接触することを防いでいる。
【0033】
次に携帯電話を閉状態から開状態へとする際の動作について以下に説明する。図6は携帯電話を開く際の固定カム(34)に対する可動カム(33)の動きを示している。
【0034】
尚、先ほど述べたように、固定カム(34)は送話部筐体(2)に固定され、可動カム(33)は受話部筐体(1)に固定されている。この為、ユーザがプッシュボタン(37)を押下すると、固定カム(34)に対して可動カム(33)が相対的に回転を行うと共に受話部筐体(1)が開く。
【0035】
図6の(a)’〜(c)’は、固定カム(34)と可動カム(33)とを上方(図3中において)から見た図を示しており、図6の(a)〜(c)はプッシュボタンが挿入された固定カム(34)と可動カム(33)との正面図(固定カム(34)は、図3中右方向から見た面、可動カム(33)は、図3中左方向から見た面)を示している。
【0036】
尚、図6に示す固定カム(34)と可動カム(33)の面は軸部(3)が組み立てられた状態では、お互いに対向している。
【0037】
又、図6の(a)と(a)’とは、筐体が閉じた状態における固定カム(34)と可動カム(33)の状態を示しており、図6の(b)と(b)’とは、プッシュボタン(37)が押下された際の固定カム(34)と可動カム(33)の状態を示している。更に、図6(c)と(c)’とは、筐体(1)を約150度の角度まで開いた際の固定カム(34)と可動カム(33)の状態を示している。
【0038】
まず、筐体が閉じた状態(図6(a)、(a)’)では、固定カム(34)の凸部(344)、(345)が夫々可動カム(33)の溝部(333)、(334)に挿入している。又、図3、図5に示す如く、シャフト(31)に挿入された圧縮バネ(32)の付勢力により、可動カム(33)が固定カム(34)へと当接している。
【0039】
尚、図6(a)において、溝部(331)が三角形状である事は、その底面が斜面であることを示している。
【0040】
この状態で、ユーザが親指と人差し指でヒンジ部両端に設けられたプッシュボタン(37)を押下すると、プッシュボタン(37)のレバー(371)先端が固定カム(34)右側(図3中において)の穴部(341)、(342)から突出し、前記レバー(371)先端が可動カム(33)の溝部(331)、(332)斜面上を浅い部分から深い部分(図6(a)’中に示す可動カム(33)の中央部分から左方向)まで相対的に摺動することにより、可動カム(33)が回転する。
【0041】
具体的には、このとき、前記レバー(371)は、固定カム(34)の穴部(341)、(342)に挿入されている為、軸部(3)の軸方向以外への移動を規制されている。この為、レバー(371)は軸方向にのみ移動する。
【0042】
又、前記レバー(371)の先端が溝部(331)の浅い部分に当接すると、レバー先端(371)が当接した溝部(331)部分には、軸方向への力(図6中Fa)と軸と垂直な方向への力(図6中Fb)が働く。しかし、圧縮バネ(32)の符勢力によりFaは打ち消され、その結果、溝部(331)にはFbの力のみが働き、可動カム(33)が固定カム(34)に対して相対的に回転する。
【0043】
更に、この時、固定カム(34)の凸部(344)、(345)は、圧縮バネ(32)の付勢力に反して可動カム(33)の固定カム(34)側表面上に乗り上げた状態になる。
【0044】
そして、レバー(371)先端が溝部(331)の一番深い所まで摺動すると、レバー(371)先端が溝部(331)上を摺動できないので、図6(b)、(b)’に示すように、可動カム(33)は、図6(a)に示す状態から時計周り方向に約60度回転した状態になる。即ち、受話部筐体(1)が送話部筐体(2)を基準にして約60度開いた状態になる。
【0045】
又、この時ユーザがプッシュボタン(31)の押下をやめた場合でも、圧縮バネ(32)の符勢力により可動カム(33)が固定カム(34)側へと付勢されている為、可動カム(33)が回転することはない。
【0046】
このように筐体が約60度開いた状態で、ユーザがプッシュボタン(31)の押下をやめ、親指で受話部筐体(1)を筐体の開く方向へと押すと、受話部筐体(1)と共に可動カム(33)が回転する。
【0047】
又、このとき圧縮バネ(32)の付勢力により固定カム(34)の凸部(344)、(345)が可動カム(33)の表面上に付勢されている為、前記可動カム(33)の回転と共に前記凸部(344)、(345)が可動カム(33)の表面上を摺動する。
【0048】
このようにして筐体(1)を徐々に開き、筐体が、ユーザの通話が可能な角度、例えば約150度の角度まで開いた状態を図6(c)(c)’に示す。この時、固定カム(34)の凸部(344)、(345)は可動カム(33)の溝部(333)、(334)と嵌合する位置になく、可動カム(33)は、図6(a)に示す状態から時計周り方向(図6中の可動カム(33)において)に150度回転した状態となっている。
【0049】
このようにして、筐体を通話可能な角度まで開くことが可能になる。
【0050】
筐体を閉じる際には、ユーザが筐体(1)を図1中矢印B方向に押すことにより、筐体(1)を閉じることができる。
【0051】
この時、圧縮バネ(32)の付勢力により固定カム(34)の凸部(344)、(345)が可動カム(33)の表面上に付勢されながら、可動カム(33)が図6(c)に示す状態から反時計方向に約150度回転し、最終的には筐体が閉じると共に固定カム(34)の凸部(343)、(344)が可動カム(33)の穴部(333)、(334)に嵌合し(図6(a))、ユーザがプッシュボタン(37)を押下しない限り可動カム33が回転しない状態(ロック状態)となる。
【0052】
尚、筐体(1)が150度開いた状態では、圧縮バネ(32)の付勢力により、固定カム(34)の凸部(344)、(345)が可動カム(33)の固定カム(34)側表面上を押圧している為、ユーザが筐体(1)から手を放しても、筐体(1)は150度の角度で開いた状態を維持する。又、ユーザがプッシュボタン(37)を押下することにより開く筐体(1)の角度は、溝部(331)、(332)の斜面の勾配を変えることにより変更可能である。
【0053】
このように、本実施例装置は、ユーザがヒンジ部両端に形成されたプッシュボタン(37)を押下することにより、ロック状態を解除するだけでなく筐体を開くことまでも可能にしている。
【0054】
又、ユーザがプッシュボタン(37)を押下すると、筐体(1)が筐体(2)を基準にして約60度の角度までしか開かない。この為、急激に筐体を約180度まで開いた際にヒンジ部分に急激な力が印加され、ヒンジ部分を破損することを防ぐことができる。
【0055】
更に、ユーザが筐体両側に形成されたプッシュボタン(37)を両方押下しなければ、一方のプッシュボタン(37)のカム機構は筐体が開く方向に力が働くが、押下されていない片方のプッシュボタン(37)側のカム機構は、図6の(a)に示す凸部344、345が溝部333、334に挿入されている為に固定カム34に対し可動カム33が回転することができず、筐体が開かない為、誤って片方のプッシュボタン(37)が押下され筐体が開くことを防ぐことができる。
【0056】
尚、本実施例では、ユーザがプッシュボタン(37)を押下することにより、筐体(1)が筐体(2)に対して約60度の角度まで開くようにしたが、この角度を変えて実施することも容易に考えられる。
【0057】
又、本実施例では、プッシュボタン(37)が固定カム(34)に保持される構成にしたが、前記プッシュボタン(37)を前記固定カム(34)が固定される筐体側に保持しても良い。
【0058】
更に、本実施例では、固定カム(34)を送話部筐体に、可動カム(33)を受話部筐体に固定したが、前記固定カム(34)を送話部筐体に固定し、前記可動カム(33)を送話部筐体に固定しても良い。
【0059】
又、本実施例では、固定カム(34)に凸部(344)、(345)を形成し、可動カム(33)に溝部(333)、(334)を形成したが、固定カム(34)に溝部を形成すると共に可動カム(33)に穴部を形成しても良い。
【0060】
更に、本実施例では、可動カム(33)の溝部(331)、(332)に斜面を形成したが、プッシュボタン(37)のレバー(371)に斜面を形成し、溝部(331)、(332)に平面を形成しても良い。
【0061】
【発明の効果】
本発明の電話装置は、ユーザが片手で筐体を開くことを可能にし、又、誤って筐体を開くことを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる実施例装置の要部を示す斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】軸の一方から見た斜視図である。
【図4】軸の他方から見た斜視図である。
【図5】軸の断面図である。
【図6】ヒンジ部分の開閉動作を示す図である。
【符号の説明】
1 受話部筐体
2 送話部筐体
3 軸部
31 シャフト
32 圧縮バネ
33 可動カム
34 固定カム
35 抜け止めリング
36 圧縮バネ
37 プッシュボタン

Claims (1)

  1. 受話部を有する受話部筐体と、送話部を有する送話部筐体と、前記両筐体を軸回転により開閉可能に軸支する2つの軸部と、を有する電話装置であって、
    前記軸部は、シャフト、第1のバネ部材、可動カム、固定カム、第2のバネ部材、プッシュボタンを有し、
    前記シャフトに、前記第1のバネ部材、前記可動カム、前記固定カム、前記第2のバネ部材が挿通され、
    前記固定カムは、前記両筐体の内一方の筐体に回転不能に保持され、かつ回転軸方向に不動に保持され、回転軸方向に延在する凸部を有し、
    前記可動カムは、他方の筐体に対して相対的に回転不能に保持され、かつ回転軸方向に摺動可能に保持され、前記凸部と対向する面に前記凸部が嵌入されることにより、両カムの相対的な回転を阻止する凹部と、軸の回転方向に傾斜する傾斜面と、を有し、
    前記第1のバネ部材は前記可動カムを前記固定カムの存在する方向へと付勢し、
    前記プッシュボタンは、回転軸方向に押圧可能に前記固定カムあるいは一方の筐体に設けられ、前記可動カム方向へ延在するレバーを有し、
    前記第2のバネ部材は、前記プッシュボタンを固定カムの存在する方向と反対の方向へと付勢し、
    該プッシュボタンが押下され前記レバーが前記可動カムの傾斜面を押圧した時、軸の回転方向に傾斜する傾斜面と前記レバーとの当接面で生じる分力により前記可動カムを軸の回転方向に回転させると共に前記凹凸部の回転軸方向の嵌入寸法より長く前記シャフト側に摺動させて前記凹凸部の嵌合を解除することを特徴とする電話装置。
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