JP3812169B2 - 引掛シーリング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引掛栓刃を接続可能な引掛シーリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、天井面等の施工面に取り付けられるとともに、照明器具に設けた引掛栓刃を接続する引掛刃受部を備える引掛シーリングが提供されている。
【0003】
ところで、近年では天井面付近に配置した形で取り付けられる照明器具が提供されており、この種の照明器具は洋室、和室にかかわらず違和感なく使用することができるデザインを得やすく、使用者自身で取付、交換が可能であり、また昆虫の入りにくい構造を容易に実現できるなどの利点を有している。
【0004】
この種の照明器具を引掛シーリングに取り付ける構造も各種提案されており、もっとも簡単な構造としては、引掛シーリングの引掛刃受部に接続される引掛栓刃を照明器具に設け、引掛栓刃と引掛刃受部との結合のみによって引掛シーリングと照明器具との機械的結合を行なうものがある。
【0005】
しかしながら、この構成では、引掛シーリングと照明器具との機械的な結合箇所が引掛シーリングの中心付近の2箇所のみになり、大型の照明器具ではぐらつきやすく十分に固定することができないという問題がある。また、引掛刃受部だけで照明器具の荷重を支えることになるから、重量が比較的大きな照明器具には適用することができない。重量が比較的小さい場合でも、照明器具の重量を引掛刃受部のみで支持していると、経年的には引掛刃受部に変形を生じることがあり、接触不良につながることがある。
【0006】
これに対して、特開平7−37417号公報に記載された図43ないし図45に示す構成では、引掛シーリング1と照明器具2との間にアダプタ3を設けてある。つまり、この構成では、図44、図45のように、アダプタ3に突設した引掛栓刃4を引掛シーリング1に機械的および電気的に結合し、アダプタ3を照明器具2の中央部に開口した係合穴2a内に嵌めて、アダプタ3の外周面に形成した係止凹部5に対して、照明器具2の中央部に開口した係合穴2a内にばねなどで付勢され出没自在となったスライド部材9の係止爪9aを係合させている。照明器具2と引掛シーリング1との電気的な接続は、アダプタ3に設けた接続コード7のコネクタ7aを照明器具2側の被接続コネクタ2bに接続して行なわれる。したがって、照明器具2をアダプタ3の外周に結合することで照明器具2の固定箇所の面積を広げて照明器具2のぐらつきを防止することができる。
【0007】
しかしながら、この構成においても照明器具2の荷重は引掛シーリング1の引掛刃受部によってのみ支持されており、電気用品取締法によれば5kgを超える荷重が電気的接続部に加わらないようにしなければならないから、重量が比較的大きい照明器具2には適用することができない。また、引掛刃受部の経年的変化のおそれもある。しかも、アダプダ3を引掛シーリング1に取り付ける作業が必要になるから、取付作業には手間がかかるものである。さらに、引掛シーリング1と照明器具2との間には、引掛シーリング1とアダプタ3との結合およびアダプタ3と照明器具2との結合の2箇所の結合箇所があるから、2箇所のうちの一方でも結合状態が不完全であると照明器具2の落下のおそれが生じ、安全性の確保にはアダプタ3を設けない場合に比較してより一層の注意が必要になる。また、製品としてはアダプタ3を照明器具2に同梱して販売しなければならないから、照明器具2の販売価格が上昇することになる。加えて、引掛シーリング1と照明器具2との間にアダプタ3が存在することにより、天井面からの照明器具2の突出寸法が大きくなる。とくに、直管形ランプを用いた照明器具2ではランプをアダプタ3と同じ面内に配置することができないから、照明器具2の天井面からの突出寸法を小さくすることが困難である。
【0008】
重量の比較的大きい照明器具に適用することができる引掛シーリング1としては、図46に示すように取付金具8により照明器具2の荷重を受けるものが特開平6−267322号公報などに記載されている。この構成は引掛シーリング1に設けた取付金具8に対して、照明器具2に設けた係止爪9aを係合させるものであって、照明器具2が引掛シーリング1の取付金具8に結合されることによって照明器具2を支持することができ、しかも、照明器具2の荷重を取付金具8で受けるから重量が比較的大きい照明器具2にも適用可能になると考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図46に示した構成では引掛シーリング1に設けた取付金具8の周部で照明器具2の荷重を受けており、取付金具8は板金により形成され比較的撓みやすいものであるから、重量の比較的大きい照明器具2の荷重を受けていると、取付金具8が経年的に変形して取付強度が低下するおそれがあり、また地震などの振動が加わると取付金具8が撓んで照明器具2が落下する可能性もある。
【0010】
本発明は前記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、重量が比較的大きい照明器具を強固に取り付けることができ、しかも取付強度の経年的な変化が生じにくい引掛シーリングを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、施工面に固定される板状の取付金具と、取付金具にねじ止めにより結合される器体と、前記器体の内部に配設され施工面側から器体内に導入される電源線を接続する端子部と、前記器体の下面に弧状に開口する複数個の引掛栓刃挿入口に対応する部位で前記器体内にそれぞれ設けられ前記端子部に電気的に接続されるとともに引掛キャップの引掛栓刃を引掛保持する引掛刃受部と、前記器体の下端外周部に全周に亘って突出する鍔状突起からなり、照明器具の上面に開口した係合穴に前記器体が挿入された状態で前記係合穴内の被係止部と係合することにより前記照明器具の下向き荷重を受ける係止部とを備え、前記端子部が、それぞれ端子板を備える一対の端子金具と、各端子板に対向する接触片および鎖錠片を備え接触片および鎖錠片と各端子板との間にそれぞれ電源線を狭持する一対の鎖錠ばねとを備えるものである。請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記一対の鎖錠片に当接する一対の押圧片を備えるとともに押されると鎖錠片を端子板から引き離す向きに撓ませる解除釦を備えるものである。請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記引掛刃受部が前記端子板から延長されているものである。
【0015】
請求項の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、前記器体の外周部における前記係止部の上方に上部ほど径を広げるテーパ部が形成されているものである。
【0016】
請求項の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項の発明において、前記端子部に電気的に接続され施工面側から導入される送り配線用の電源線を接続する速結端子からなる送り端子部を備えるものである。
【0017】
請求項の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項の発明において、前記器体内にUプラグ用の栓刃受部が設けられ、前記器体の下面に前記栓刃受部に対応するUプラグの栓刃挿入口が開口するものである。
【0019】
請求項の発明は、請求項の発明において、前記栓刃受部と前記引掛刃受部とが一体化されているものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1ないし図10は施工面としての天井面X(図8ないし図10参照)に固定される取付金具40を介して天井面Xに固定される器体11を有した本実施形態の引掛シーリング1を示している。
【0021】
引掛シーリング1は、上面が開口した有底筒状の器体11と、器体11の上面側から器体11内に挿入される円板状の端子カバー12とを備え、器体11と端子カバー12とは、タッピンねじである組立ねじ13により結合される。器体11およびカバー12は熱硬化性樹脂であるメラミンフェノール樹脂ないしポリエステル樹脂の成形品であって難燃性を有している。
【0022】
器体11は水平断面円形であって、周壁上部は下部よりも直径が広がり、覆い部11bが形成されている。覆い部11bは器体11の下部である収納部11cの上縁から鍔状に延設され、さらに外周部が上方に立ち上がる形状に形成されている。器体11の底壁内側面には図5のように一対の立壁14が突設され、立壁14の上に端子カバー12を載置した状態で端子カバー12を通して組立ねじ13を立壁14の穴14aに螺合させることにより器体11と端子カバー12とが結合される。端子カバー12は器体11における収納部11cの上面側の開口をほぼ全面に亘って覆うものであり、直径方向の両端部に操作用開口部12bがそれぞれ形成されている。ここで、両立壁14の上に端子カバー12を載置したときに、器体11の上面よりも端子カバー12の上面のほうが下方に位置するように、器体11と端子カバー12と立壁14との寸法関係が設定されている(図6参照)。
【0023】
器体11の内部は器体11の底壁内側面に突設された仕切壁16により2分され、端子収納室17が2室形成されている。仕切壁16は器体11の内部を2分する分離片16aを備え、分離片16aの長手方向の両端部にはそれぞれ支持リブ16bが両側方に突設される。また、分離片16aの長手方向の中央部の両側面には受け片16cが突設される。さらに、器体11の底壁内側面には各支持リブ16bに対して分離片16aの反対側にそれぞれ突台18が突設されている。突台18は、分離片16aに対向する中央台18aと、中央台18aの両側に延設され水平断面L字状であって先端部が分離片16a側に延長されたガイドリブ18bとを連続一体に備える。各突台18の一方のガイドリブ18bはそれぞれ立壁14に連続している。また、中央台18aはガイドリブ18bよりも高さ寸法が大きくなっている。ガイドリブ18bは仕切壁16と高さ寸法がほぼ等しく、立壁14とともに端子カバー12を支持する。したがって、端子カバー12は多箇所で支持され、ぐらつかないように固定される。
【0024】
各端子収納室17に対応する部位において器体11の底壁の周部には図12に示す引掛キャップ60の引掛栓刃61が挿入されるほぼ円弧状の引掛栓刃挿入口19がそれぞれ1個ずつ開口する。両引掛栓刃挿入口19は器体11の底壁の中心を中心とする一つの円弧上に形成され、それぞれ弧状に形成されている。引掛栓刃挿入口19は図2における器体11の中心から見たときの左端部に他の部位よりも幅の広い幅広部19aを備える。幅広部19aは他の部位である幅狭部19bに対して内向きに突出する形で引掛栓刃挿入口19の幅を広げている。先端部がL字状である引掛栓刃61を引掛栓刃挿入口19に挿入するには、引掛栓刃61を幅広部19aから引掛栓刃挿入口19に挿入した後に図2における右回りに回転させ、引掛栓刃61の先端部を引掛栓刃挿入口19の幅狭部19bの周縁に重複させる。引掛栓刃挿入口19の幅狭部19bには端子金具20に電気的に接続された引掛刃受部22が対応しており、引掛栓刃61の先端部が幅狭部19bに導入されると、引掛栓刃61の先端部が引掛刃受部22に引掛保持される。
【0025】
端子金具20は板金により形成されたものであり器体11内に一対設けられ、それぞれ支持リブ16bに当接するとともに器体11の底壁内側面に立設された形で配置される一対の端子板20aと、両端子板20aを連結する連結片20cとによりコ字状に形成されている。また、連結片20cの下縁には引掛刃受部22が一体に延長形成される。引掛刃受部22は端子金具20と連続一体に形成された刃受板22aよりなり、刃受板22aは引掛栓刃挿入口19に沿って配置される。また、刃受板22aにおいて引掛栓刃挿入口19の幅広部19aに臨む先部は、引掛栓刃61が刃受板22aの上に乗り上げやすいように先端側から上り傾斜している。つまり、この傾斜部位では刃受板22aと器体11の底壁との間に隙間が形成されており、後述する引掛キャップ60(図12ないし図14参照)を結合する際に、引掛栓刃61の先端部と引掛キャップ60(後述する)のキャップ本体62との間に刃受板22aと器体11の底壁とが挟まれると、刃受板22aによる上向きのばね弾性に抗しながら引掛栓刃61の先端部が刃受版22aに弾接するようになっている。これにより、引掛キャップ60のキャップ本体62の上面と器体11の下面とが密着する。
【0026】
連結片20cは分離片16aの各側面に設けた受け片16cの先端面に当接するように配置され、分離片16aから一定の距離に保たれる。さらに、端子板20aは分離片16aに当接するとともに分離片16aの長手方向の両端部に設けた支持リブ16bにも当接する。したがって、分離片16a、支持リブ16b、受け片16cにより端子金具20が器体11内の定位置に固定されることになる。
【0027】
端子金具20における各端子板20aは、受け片16cに対して所定距離を隔てて対向しており、受け片16cと端子板20aとの間に鎖錠ばね32が配設される。鎖錠ばね32は帯板の一端部をS字状に屈曲させて接触片32aを形成し、他端部をJ字状に屈曲させて鎖錠片32bを形成したものを用いてあり、接触片32aと鎖錠片32bとが端子板20aに対向するように配置される。この構成によって、同じ端子金具20に対応するように設けた一対の鎖錠ばね32は受け片16cを背にして互いに逆向きにばね力を作用させることになる。
【0028】
しかして、図8ないし図10に示すように天井面Xからの電源線Lを器体1に導入するために端子カバー12に形成した電線挿入口33を通して鎖錠片32b側から電源線Lを導入すれば、接触片32aおよび鎖錠片32bと端子板20aとの間に電源線Lを狭持することができ、このとき接触片32aが電源線Lに接触して電気的接続状態を確保し、鎖錠片32bの先端縁が電源線Lに食い込んで電源線Lを抜けないように保持する。上述のように電源線Lを接続する端子部は、端子板20aと鎖錠ばね32を用いたいわゆる速結端子を形成している。
【0029】
ところで、端子板20aと鎖錠ばね32とを用いて保持した電源線Lを取り外すために、器体11内には解除釦31が配置される。解除釦31は突台18の内側面に沿って仕切壁16の長手方向に摺動可能となるように配置される。解除釦31は端子カバー12に設けた切欠よりなる操作用開口部12bと突台18の中央台18aとの間に露出する操作部31aを備え、鎖錠片32bの一部に当接する一対の押圧片31bを備える。すなわち、解除釦31は仕切壁16の両側に位置する一対の押圧片31bを操作部31aを介して連続一体に連結した形状に形成され、押圧片31bの先端部は鎖錠片32bに当接する。また、押圧片31bは端子金具20の端子板20aに設けた挿入用切欠20bを通して進退する。
【0030】
しかして、電源線L保持されている状態で、操作用開口部12bと中央台18aとに囲まれた部位にマイナスドライバ等の治具の先端部などを挿入し、操作部31aを押せば、押圧片31bが鎖錠ばね32の鎖錠片32bを端子板20aから引き離す向きに撓ませるから、鎖錠片32bが電源線Lから外れ、電源線Lをそのまま引き抜くことができる。
【0031】
ここで、解除釦31は両端子板20に跨がる形で配置されており、分離片16aを介して隣接する一対の鎖錠ばね32を一括して操作するように配置されている。本実施形態では二対4個の鎖錠ばね32を設けてあり、2個の解除釦31が配置される。ここに、1個の解除釦31は異極の2個の鎖錠ばね32の鎖錠片32bを同時に撓ませるから、電源側の2本の電源線Lを同時に外すことが可能であり、操作性がよい。
【0032】
器体11には分離片16aを介して一対の端子金具20が配置され、各端子金具20には一対の端子板20aが設けられ、鎖錠ばね32は4個設けられ、電線挿入口33も4個設けられる。ただし、同じ端子金具20に設けた2個の端子板20aは連結片20cを介して電気的に接続されているから、図3において上下に並ぶ電線挿入口33の一方を用いて電源側からの電源線を鎖錠ばね32とで接続し、他方の電線挿入口33を用いて接続される送り配線用の電源線を用いて他の引掛シーリングなどへの送り配線が可能になる。たとえば、複数個の引掛シーリングを並設する場合には、いずれかの引掛シーリングに電源からの電源線Lを接続し、隣接する各一対の引掛シーリング間で送り配線を行なえば、複数個の引掛シーリングを並列接続することができる。図8ないし図10はこのような接続状態を示しており、図における2本の電源線Lのうちの一方は電源側、他方は送り配線側を示す。
【0033】
ところで、器体11に設けた覆い部11bの上端部の2箇所には固定用切欠11dが形成され、取付金具40に設けた耳部40aが固定用切欠11dに挿入されることによって、取付金具40が器体11に位置決めされるようになっている。取付金具40はねじ孔である器体取付孔41を有し、器体11の挿通孔11eに挿通されて器体取付孔41に螺合する取付ねじ42により器体11に結合される。
【0034】
一方、取付金具40は円板状に形成され、中央部には電線挿入口33や解除釦31を露出させる開口窓43が形成されている。開口窓43の周囲には取付金具40の厚み方向に打ち出した打出部48が形成され、取付金具40の強度を高めて撓みにくくしている。また、開口窓43の周囲の4箇所には取付金具40の周方向に沿った弧状の取付孔44が形成されている。各取付孔44は取付金具40の上面の中心から見て左端が大径に形成された、いわゆるだるま孔状となっている。したがって、施工時には相手側部材にねじを緩く締めた状態とし、ねじの頭部を大径部に通した後に取付金具40を回転させ、その後、ねじを締め付けるようにすれば、取付金具40を相手側部材に固定することができる。ここで、直径方向に離れた取付孔44間の距離はスイッチボックスのような埋込ボックス45(図9、図10参照)に設けた一対の舌片45a間の距離に合わせてある。つまり、この種の埋込ボックス45は配線器具用として提供されている規格品であって、舌片45aにおいてボックスねじ46を螺合させる部位のピッチWは66.7mmに設定されている。そこで、直径方向における一対の取付孔44間のピッチも66.7mmに設定される。
【0035】
以上のように構成されているから、図9、図10に示すように、天井内に埋込ボックス45が設けられているときには、取付金具40をボックスねじ46により埋込ボックス45に取り付けた後に、電源線Lを結線し、次に、取付金具40の耳部40aに器体11の固定用切欠11dを一致させて位置決めし、取付ねじ42を用いて器体11を取付金具40に固定すればよい。ここで、器体11における覆い部11bはボックスねじ4や埋込ボックス45を覆うことができる寸法に形成されている。具体的には覆い部11bの上端の直径sが95mmに設定されている。
【0036】
天井面Xに直付けする場合には、器体11に固定ねじを挿通するのではなく、図8に示すように取付金具40の取付孔44を通して固定ねじ47を天井に螺合させる。この場合は、天井面Xに電源線Lを通すための通し孔Hを形成するだけで容易に施工設置することができる。
【0037】
ところで、図に示すように、本実施形態では器体11の上端縁から端子カバー12の上面までの距離dは6mm以上になるように設定されている。したがって、このように寸法を設定すれば、端子と取付金具40との距離を6mm以上に保つことができ、金属の蓋と充電部との距離を6mm以上とするという電気用品法の規定を満足することができる。ここで、取付金具40の耳部40aが固定用切欠11dに挿入されているから、取付金具40の厚み分だけ取付金具40と端子カバー12の上面との距離は近くなるが、端子の充電部は端子カバー12の厚み分だけ下方に位置しているから、取付金具40と端子とを6mm以上引き離すことができる。
【0038】
器体11の周壁外周面の下端部には係止部を構成する鍔状突起10が全周に亘って突設される。器体11の上部外周面および鍔状突起10の水平断面は円形であって、器体11の下端は直径φ(図7参照)が65mm以下となり、器体11の全体の高さhは23mm以下に形成されている。つまり、鍔部10の外径φは65mm以下に設定される。
【0039】
上述のように構成された引掛シーリング1に照明器具を取り付けるには、図10、図11、図14に示すように、照明器具2の器具本体50の中央部に設けた取付具52に形成された上下貫通の係合穴53の対向内壁より係合穴53内に出没自在に設けたスライド部材9の係止爪9aを鍔状突起10の上面に係止する。ここに、スライド部材9は鍔状突起10の上に係止される位置と鍔状突起10から外れる位置との間で引掛シーリング1の直径方向に移動自在である係止爪9aと、係止爪9aを鍔状突起10の上に係止される位置に付勢する復帰ばね9bと、スライド部材9を復帰ばね9bの復帰に抗して係止爪9aを取付具52内へ後退させるための手動操作部9cとを備える。したがって、係止爪9aを鍔状突起10に係止させることにより、この部位で照明器具2の下向き荷重が受け止められて引掛シーリング1に対して機械的に保持されることになる。鍔状突起10の上下方向の厚み寸法t(図7参照)は3mm以上に設定されており、器体11を上述の熱硬化性合成樹脂により形成するとともに、前記寸法に形成することによって、10kg程度の荷重でも支持することが可能になる。前記係止爪9aと鍔状突起10との係止状態を外す場合には取付具52の下面開口より臨む手動操作部9cを手で復帰ばね9bに抗するように押して取付具52内へ係止爪9aを後退させ、係止爪9aと鍔状突起10との係止状態を解除すればよい。
【0040】
上述した構成によって、照明器具2の荷重を電気的接続部である引掛刃受部22のみで受けるのではなく、器体11に形成した鍔状突起10でも受けるから、電気用品法に規定された電気的接続部に5kg以上の荷重が加わらないようにするという条件を満たしながらも、5kg以上の重量の照明器具2を取り付けることが可能になるのである。また、照明器具2との機械的結合部分が引掛刃受部22のみではなく引掛シーリング1の周部にも機械的結合部を設けることになるから、照明器具2を固定する強度が大きくなり、照明器具2をぐらつかないように固定することができる。しかも、従来構成のように取付金具40の周部に荷重がかかることはないから、取付金具40が経年的に変形したり、地震などの振動によって取付金具40が撓むことがなく、照明器具2の取付強度が大きくなる。
【0041】
なお、照明器具2は環状の蛍光ランプ54を備え、蛍光ランプ54は器具本体50の下面に設けられたランプソケット55に電気的に接続され、かつランプソケット55と支持ばね56とにより保持される。また器具本体50の下面を覆うようにセード57が着脱可能に取り付けられる。さらに、器具本体50からは蛍光ランプ54を点灯させるための点灯装置(図示せず)に接続された接続コード58が導出され、接続コード58の先部に図12、図13に示す引掛キャップ60が設けられており、図14のように引掛キャップ60を本実施形態の引掛シーリング1に接続することによって照明器具2に電源が供給される。
【0042】
引掛キャップ60は、図12に示すように、合成樹脂のキャップ本体62の一面から突出する一対の引掛栓刃61と、引掛栓刃61と一体に設けた端子金具63とを備え、キャップ本体62の他面に開口したコード導入口64より内部に導入した接続コード58を端子金具63に接続してある(図13参照)。
【0043】
(第2の実施の形態)
本実施形態は、図15ないし図23に示すように、第1の実施の形態における構成に、平板状の差込栓刃を有したUプラグが接続されるコンセントを付加したものである。基本的な構成は第1の実施の形態と同様であるから、第1の実施の形態と共通する構成については説明を省略し、以下では主な相違点についてのみ説明する。なお、図中において第1の実施の形態とほぼ同機能の部材には同符号を付してある。
【0044】
本実施形態における第1の実施の形態との主な相違点は、Uプラグに設けた平板状の差込栓刃を挿入するための一対の差込栓刃挿入口18を器体11の底壁の中央部に開設し、端子金具20にもUプラグの差込栓刃が接続される栓刃受部21を形成している点である。また、器体11の底壁中央部に栓刃挿入口18が形成されることによって、第1の実施の形態に比較すると鎖錠ばね32が器体11の外周側に位置し、仕切壁16の寸法が相違するとともに、第1の実施の形態とは異なる形状の端子金具20を収納するために、端子カバー12の中央部に上方に突出する端子板収納部12cを設けている点などに相違がある。
【0045】
さらに具体的に説明する。端子金具20は、互いに対向する一対の端子板20aを備え、各端子板20aにはそれぞれ接続片20g、20hが一体に連続している。一方の接続片20gは下方に開放されたコ字状に形成され、他方の接続片20hは逆L字状に形成され、接続片20gの一方の脚片と接続片20hとの下端縁同士は連結片20cを介して接続されている。各端子板20aは鎖錠ばね32とで速結端子の端子部を構成する。
【0046】
また、各接続片20g,20hにはそれぞれ刃受ばね20fが連続し、両刃受ばね20fによって刃受部21が形成されている。各刃受ばね20fは互いに対向して配置され上下の中間部で互いに近付き下端部は下方ほど互いの距離を広げる形状に形成されている。この形状により下端側から導入される差込栓刃を両刃受ばね20f間に導入しやすくし、かつ差込栓刃を狭持する力を大きくとって接触抵抗を小さくするようになっている。
【0047】
一方、引掛刃受部22は第1の実施の形態では、端子金具20と連続一体に形成された刃受板22aにより形成していたが、本実施形態では、接続片20gの下縁に器体11の底壁内側面に沿って配置されるかしめ片20dが突設され、このかしめ片20dには引掛刃受部22がかしめ鋲23を用いて結合される。引掛刃受部22の構造は第1の実施の形態と同様であって、刃受板20aにより形成される。
【0048】
本実施形態では、上述した形状の栓刃受部21を設けていることによって、端子金具20は第1の実施の形態の端子金具20に比較すると上下方向の高さ寸法が大きくなる。そこで、端子カバー12の中央部に端子板収納部12cを突設することによって、端子金具20を器体11と端子カバー12との間に収納可能としてある。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0049】
(第3の実施の形態)
本実施形態は、図24ないし図33に示すように、基本的な構成は第1の実施の形態と同様のものである。ただし、取付金具40において開口窓43の形状が異なり、また開口窓43の周囲における打出部48を省略している。開口窓43は第1の実施の形態では略円形であるが、本実施形態では矩形状になっている。したがって、開口面積が小さく強度が比較的大きいから打出部48が不要になっている。
【0050】
第1および第2の実施の形態では、引掛刃受部22を一枚の刃受板22aで形成しているが、本実施形態では、2枚の刃受板22a,22bを重ねて形成して、引掛栓刃61を先端部より両刃受板22a,22bの間に導入するようにしてある。一方の刃受板22aは連結片20cの下縁から連続一体に延長され、他方の刃受板22bは刃受板22aの上に載置され、かしめ鋲23により結合される。なお、第2の実施の形態と同様に端子金具20にかしめ片を設け、かしめ片に対して両刃受板22a,22bをかしめ鋲23により固着してもよい。
【0051】
さらに、本実施形態では、器体11の外周面において鍔状突起10を形成している部位の上方に、上部ほど外径を広げるように傾斜したテーパ部11を形成している。したがって、器体11の外周には鍔状突起10とテーパ部11とにより溝が形成されることになる。この溝内に、照明器具2のスライド部材9に設けた係止爪9aの先端部が嵌入することによって、照明器具2が器体11に結合される。つまり、テーパ部11が形成されていることにより、係止爪9aの先端部が溝内に追い込まれることになり、照明器具2と器体11との結合作業が一層容易になる。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0052】
(第4の実施の形態)
本実施形態は、図34ないし図42に示すように、基本的な構成は第2の実施の形態と同様のものである。つまり、第3の実施の形態と比較するとUプラグを接続するコンセントを付加した点が異なる。このため、端子金具20は第3の実施の形態と異なるものを用いることになる。第2の実施の形態に対しては、取付金具40において開口窓43の形状が異なり、開口窓43の周囲における打出部48が省略されている。開口窓43は第2の実施の形態では略円形であるが、本実施形態では矩形状になっている。したがって、開口面積が小さく強度が比較的大きいから打出部48が不要になっている。
【0053】
第1および第2の実施の形態では、引掛刃受部22を一枚の刃受板22aで形成しているが、本実施形態では、2枚の刃受板22a,22bを重ねて形成して、引掛栓刃61を先端部より両刃受板22a,22bの間に導入するようにしてある。一方の刃受板22aは連結片20cの下縁から連続一体に延長され、他方の刃受板22bは刃受板22aの上に載置され、かしめ鋲23により結合される。なお、第2の実施の形態と同様に端子金具20にかしめ片を設け、かしめ片に対して両刃受板22a,22bをかしめ鋲23により固着してもよい。
【0054】
さらに、本実施形態では、器体11の外周面において鍔状突起10を形成している部位の上方に、上部ほど外径を広げるように傾斜したテーパ部11を形成している。したがって、器体11の外周には鍔状突起10とテーパ部11とにより溝が形成されることになる。この溝内に、照明器具2のスライド部材9に設けた係止爪9aの先端部が嵌入することによって、照明器具2が器体11に結合される。つまり、テーパ部11が形成されていることにより、係止爪9aの先端部が溝内に追い込まれることになり、照明器具2と器体11との結合作業が一層容易になる。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様である。
【0055】
なお、前記各第1ないし第4の実施の形態では、照明器具2の荷重を受けるための突起を、器体11の下端部外周の全周に亘る鍔状突起10としているが、係止部としての突起は、少なくとも照明器具2側の係止爪9aに対応する場所に設けてあればよく、上述した各実施の形態に限定されるものではない。
【0056】
【発明の効果】
請求項1の発明は、施工面に固定される板状の取付金具と、取付金具にねじ止めにより結合される器体と、前記器体の内部に配設され施工面側から器体内に導入される電源線を接続する端子部と、前記器体の下面に弧状に開口する複数個の引掛栓刃挿入口に対応する部位で前記器体内にそれぞれ設けられ前記端子部に電気的に接続されるとともに引掛キャップの引掛栓刃を引掛保持する引掛刃受部と、前記器体の下端外周部に全周に亘って突出する鍔状突起からなり、照明器具の上面に開口した係合穴に前記器体が挿入された状態で前記係合穴内の被係止部と係合することにより前記照明器具の下向き荷重を受ける係止部とを備え、前記端子部が、それぞれ端子板を備える一対の端子金具と、各端子板に対向する接触片および鎖錠片を備え接触片および鎖錠片と各端子板との間にそれぞれ電源線を狭持する一対の鎖錠ばねとを備えるものであるから、照明器具の荷重の一部を器体に設けた係止部で支持することができ、そのため重量の大きい照明器具を取り付けることが可能になるという利点があり、とくに取付金具の周部で照明器具の荷重を受ける従来構成に比較すると、取付金具の経年的な変形や取付金具の撓みによって照明器具が外れる可能性がなく、照明器具の結合強度が高いものになる。しかも、照明器具との機械的結合箇所を引掛栓刃以外に設けているから、照明器具と確実に結合されているか否かを確認しやすく、照明器具の落下事故を防止しやすいとともに、引掛栓刃でのみ照明器具の荷重を支持するのではないから、引掛栓刃の経年的な変形を防止することができ、結果的に電気的接続部の信頼性が向上するという利点がある。また、係止部を前記器体の下端外周部に全周に亘って突出する鍔状突起としているので、係止部を器体の成形と同時に形成することができ、しかも照明器具との結合時に結合位置が限定されないから取付作業が容易となり、照明器具の被係合部の設計も容易となる。加えて、アダプタを設ける場合に比較すると施工面からの照明器具の突出寸法を小さくすることができ、また直管多灯の照明器具にも対応しやすく、しかも照明器具の係合穴に器体を嵌め込むだけで照明器具を施工面に固定することができ、その後に引掛キャップとの電気的接続を行えばよいから、照明器具の取付作業が容易である。さらに、施工面側から導入される電源線を接続する速結端子からなる端子部を備えているので、結線作業が簡単に行えるという効果もある。また、端子部が、それぞれ端子板を備える一対の端子金具と、各端子板に対向する接触片および鎖錠片を備え接触片および鎖錠片と各端子板との間にそれぞれ電源線を狭持する一対の鎖錠ばねとを備えるので、部品点数の削減とコストダウンが図れる。請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記一対の鎖錠片に当接する一対の押圧片を備えるとともに押されると鎖錠片を端子板から引き離す向きに撓ませる解除釦を備えるものである。請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記引掛刃受部が前記端子板から延長されているものである。
【0060】
請求項の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、器体の外周部における係止部の上方に上部ほど径を広げるテーパ部が形成されているので、照明器具との結合時に照明器具に設けた被係止部がテーパ部に沿って係止部側に追い込まれることになり、被係止部と係止部とを確実に係合させることができる。
【0061】
請求項の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項の発明において、端子部に電気的に接続され施工面側から導入される送り配線用の電源線を接続する速結端子からなる送り端子部を備えるので、他の引掛シーリングを接続するような送り配線が容易に行える。
【0062】
請求項の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項の発明において、器体内にUプラグ用の栓刃受部が設けられ、器体の下面に前記栓刃受部に対応するUプラグの栓刃挿入口が開口するので、引掛栓刃を備えていない照明器具であってもUプラグを用いることで電気的接続が可能になる。
【0064】
請求項の発明は、請求項の発明において、栓刃受部と引掛刃受部とが一体化されているので、部品点数の削減とコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図2】 同上の下面図である。
【図3】 同上の平面図である。
【図4】 同上の取付金具を外した状態の平面図である。
【図5】 同上の取付金具および端子カバーを外した状態の平面図である。
【図6】 同上の図4におけるA−A線断面図である。
【図7】 同上の側面図である。
【図8】 同上を天井面に直付けした状態の断面図である。
【図9】 同上を埋込ボックスを用いて天井面に取り付けた状態の断面図である。
【図10】 同上を埋込ボックスを用いて天井面に取り付けるとともに照明器具を結合した状態の断面図である。
【図11】 同上における照明器具の取付状態を説明する分解斜視図である。
【図12】 同上に結合される引掛キャップを示し、(a)は引掛キャップの正面図、(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は下面図である。
【図13】 同上に結合される引掛キャップに接続コードを接続した状態の平面図である。
【図14】 同上に引掛キャップを接続した状態を示し、(a)は一部破断した側面図、(b)は同上の下面図である。
【図15】 本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図16】 同上の下面図である。
【図17】 同上の平面図である。
【図18】 同上の取付金具を外した状態の平面図である。
【図19】 同上の取付金具および端子カバーを外した状態の平面図である。
【図20】 同上の図18におけるA−A線断面図である。
【図21】 同上を天井面に直付けした状態の断面図である。
【図22】 同上を埋込ボックスを用いて天井面に取り付けた状態の断面図である。
【図23】 同上を天井面に直付けするとともに照明器具を結合した状態の断面図である。
【図24】 本発明の第3の実施の形態を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図25】 同上の下面図である。
【図26】 同上の平面図である。
【図27】 同上の取付金具を外した状態の平面図である。
【図28】 同上の取付金具および端子カバーを外した状態の平面図である。
【図29】 同上の図27におけるA−A線断面図である。
【図30】 同上の側面図である。
【図31】 同上を天井面に直付けした状態の断面図である。
【図32】 同上を埋込ボックスを用いて天井面に取り付けた状態の断面図である。
【図33】 同上を埋込ボックスを用いて天井面に取り付けるとともに照明器具を結合した状態の断面図である。
【図34】 本発明の第4の実施の形態を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図35】 同上の下面図である。
【図36】 同上の平面図である。
【図37】 同上の取付金具を外した状態の平面図である。
【図38】 同上の取付金具および端子カバーを外した状態の平面図である。
【図39】 同上の図37におけるA−A線断面図である。
【図40】 同上を天井面に直付けした状態の断面図である。
【図41】 同上を埋込ボックスを用いて天井面に取り付けた状態の断面図である。
【図42】 同上を天井面に直付けするとともに照明器具を結合した状態の断面図である。
【図43】 従来例における照明器具の取付状態を説明する分解斜視図である。
【図44】 同上の照明器具の取付状態を示す一部破断側面図である。
【図45】 同上の照明器具の取付手順を示す説明図である。
【図46】 他の従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 引掛シーリング
9a 係止爪
10 鍔状突起
11 器体
11 テーパ部
12 端子カバー
19 引掛栓刃挿入口
20 端子金具
20a 端子板
22 引掛刃受部
22a 刃受板
32 鎖錠ばね
33 電線挿入口
40 取付金具
50 照明器具
53 係合穴
60 引掛キャップ
61 引掛栓刃
L 電源線
X 天井面

Claims (7)

  1. 施工面に固定される板状の取付金具と、取付金具にねじ止めにより結合される器体と、前記器体の内部に配設され施工面側から器体内に導入される電源線を接続する端子部と、前記器体の下面に弧状に開口する複数個の引掛栓刃挿入口に対応する部位で前記器体内にそれぞれ設けられ前記端子部に電気的に接続されるとともに引掛キャップの引掛栓刃を引掛保持する引掛刃受部と、前記器体の下端外周部に全周に亘って突出する鍔状突起からなり、照明器具の上面に開口した係合穴に前記器体が挿入された状態で前記係合穴内の被係止部と係合することにより前記照明器具の下向き荷重を受ける係止部とを備え、前記端子部が、それぞれ端子板を備える一対の端子金具と、各端子板に対向する接触片および鎖錠片を備え接触片および鎖錠片と各端子板との間にそれぞれ電源線を狭持する一対の鎖錠ばねとを備えることを特徴とする引掛シーリング。
  2. 前記一対の鎖錠片に当接する一対の押圧片を備えるとともに押されると鎖錠片を端子板から引き離す向きに撓ませる解除釦を備えることを特徴とする請求項1記載の引掛シーリング。
  3. 前記引掛刃受部が前記端子板から延長されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の引掛シーリング。
  4. 前記器体の外周部における前記係止部の上方に上部ほど径を広げるテーパ部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の引掛シーリング。
  5. 前記端子部に電気的に接続され施工面側から導入される送り配線用の電源線を接続する速結端子からなる送り端子部を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の引掛シーリング。
  6. 前記器体内にUプラグ用の栓刃受部が設けられ、前記器体の下面に前記栓刃受部に対応するUプラグの栓刃挿入口が開口することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の引掛シーリング。
  7. 前記栓刃受部と前記引掛刃受部とが一体化されていることを特徴とする請求項6記載の引掛シーリング。
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