JP3811382B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解質を一対の電極で挟持した電解質・電極構造体を、セパレータを介して複数個積層した燃料電池スタックに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜(陽イオン交換膜)からなる電解質膜の両側にそれぞれアノード側電極およびカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持することにより構成されている。
【0003】
この種の燃料電池は、通常、電解質(電解質膜)・電極構造体およびセパレータを所定数だけ積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。前記燃料電池スタックにおいて、アノード側電極に供給された燃料ガス、例えば、水素含有ガスは、触媒電極上で水素イオン化され、適度に加湿された電解質膜を介してカソード側電極側へと移動し、その移動の間に生じた電子が外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、空気等の酸素含有ガスが供給されているために、このカソード側電極において、前記水素イオン、前記電子および酸素ガスが反応して水が生成される。
【0004】
ところで、上記の燃料電池スタックを車両等に搭載して使用する場合、所望の電力を得るために相当に多数の燃料電池が必要となる。従って、燃料電池スタック全体が大型化し易くなってしまうため、前記燃料電池スタックの構成部品を積層方向に薄肉化することが望まれている。
【0005】
そこで、例えば、米国特許第5,804,326号公報に開示されているように、燃料電池スタック全体を直方体状に構成するとともに、セパレータの面内に冷却媒体用流路を設けず、燃料電池の積層方向に連通孔を設けて、この連通孔に冷却媒体を流すように構成された燃料電池スタックが知られている。具体的には、図11に示すように、燃料電池スタック1は、鉛直方向(矢印X方向)に積層されており、上下両端にエンドプレート2a、2bが設けられている。
【0006】
エンドプレート2a、2b間には、セパレータである流路プレート3が配置されており、この流路プレート3の短辺側両端縁部には、酸化剤ガス供給口4aおよび燃料ガス供給口5aと、酸化剤ガス排出口4bおよび燃料ガス排出口5bとが設けられている。酸化剤ガス供給口4aと酸化剤ガス排出口4bとは、流路プレート3の面内を長辺側で折り返して蛇行する酸化剤ガス流路溝6により連通している。
【0007】
流路プレート3の長辺側両端縁部には、積層方向に貫通する複数の貫通孔7が設けられており、前記貫通孔7を介して冷却媒体通路8が形成されるとともに、冷却媒体が、この冷却媒体通路8に沿って矢印方向に流れるように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、所望の電極冷却性を確保するためには、電極中心部と冷却媒体との距離を短く設定する必要があり、流路プレート3のアスペクト比(縦横比)を大きくしなければならない。従って、流路プレート3に設けられている酸化剤ガス流路溝6(および図示しない燃料ガス流路溝)が相当に長尺化することになる。
【0009】
この場合、流路プレート3の短辺側の寸法を短尺化しても、図11中、A0−A0線に沿った短辺側の温度は、図12に示す温度分布を有することになる。これにより、流路プレート3の短辺方向に対して貫通孔7同士の間隔を可及的に短尺化させても、前記流路プレート3の短辺方向略中央部と前記流路プレート3の短辺方向両端縁部との間に、比較的大きな温度差ΔTe(℃)が発生してしまう。この結果、電極を良好に冷却することができず、安定した発電性能を得ることが困難になるという問題が指摘されている。
【0010】
さらに、燃料電池スタック1の長辺側が水平方向に設置されることにより、前記酸化剤ガス流路溝6が鉛直方向に蛇行することになる。このため、酸化剤ガス流路溝6内で結露した生成水は、前記酸化剤ガス流路溝6に沿って反重力方向に移動することが困難となり、流路プレート3の面内に生成水が残存して燃料電池スタック1の発電性能が低下するという問題がある。
【0011】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、電解質・電極構造体を容易かつ確実に冷却するとともに、セパレータの厚さを有効に薄肉化してスタック全体の小型化を容易に図ることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る燃料電池スタックでは、セパレータの平面が長方形状に設定されており、この平面には、燃料ガスおよび/または酸化剤ガスである反応ガスを流すための反応ガス流路が短辺方向に複数に分割されて設けられている。反応ガス流路の外周には、電解質・電極構造体の積層方向に貫通して外側冷却媒体流路が設けられる一方、分割された前記反応ガス流路の間には、前記電解質・電極構造体の積層方向に貫通して内側冷却媒体流路が設けられている。
【0013】
このため、セパレータの平面内に冷却媒体流路溝を設ける必要がなく、電解質・電極構造体を容易かつ確実に冷却するとともに、前記セパレータの積層方向の厚さを可及的に薄肉化することができ、燃料電池スタック全体の小型化が容易に図られる。
【0014】
しかも、分割された反応ガス流路間に内側冷却媒体流路が設けられるため、セパレータの面方向に沿って冷却媒体を流す構成に比べ、少量の冷却媒体で所望の冷却機能を確実に維持することが可能になる。
【0015】
さらに、例えば、冷却媒体が、内側冷却媒体流路を介して積層方向に流れた後、折り返して外側冷却媒体流路を介し積層方向に流れることにより、通常、高温となり易い燃料電池スタック内の中央部分を有効に冷却することができる。その上、温度が高くなった冷却媒体が、外側冷却媒体流路に供給されるため、燃料電池スタックの側面(例えば、上面および下面)からの放熱量を抑えることが可能になる。これにより、燃料電池スタック内での生成水の結露による反応ガス流路の閉塞を阻止し、安定した発電特性を確実に得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10の概略斜視説明図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の要部分解斜視図である。
【0017】
燃料電池スタック10は、複数個の単位燃料電池セル12を備え、前記単位燃料電池セル12は、複数組だけ水平方向(矢印A方向)に積層されている。燃料電池スタック10は、全体として直方体状を有しており、短辺方向(矢印B方向)が重力方向に指向するとともに、長辺方向(矢印C方向)が水平方向に指向して配置される。
【0018】
図2に示すように、単位燃料電池セル12は、電解質膜・電極構造体14と、前記電解質膜・電極構造体14を挟持する第1および第2セパレータ16、18とを備える。
【0019】
電解質膜・電極構造体14は、固体高分子電解質膜19と、この電解質膜19を挟んで配設されるカソード側電極20およびアノード側電極22とを有するとともに、前記カソード側電極20および前記アノード側電極22には、例えば、多孔質層である多孔質カーボンペーパやカーボンクロス等からなる第1および第2ガス拡散層24、26が配設される。カソード側電極20、アノード側電極22並びに第1および第2ガス拡散層24、26は、短辺方向に複数、例えば、2つに分割されている。
【0020】
電解質膜・電極構造体14の両側には、第1および第2ガスケット28、30が設けられ、前記第1ガスケット28は、それぞれカソード側電極20および第1ガス拡散層24を収納するための大きな開口部32a、32bを上下に有する一方、前記第2ガスケット30は、それぞれアノード側電極22および第2ガス拡散層26を収納するための大きな開口部34a、34bを上下に有する。
【0021】
電解質膜・電極構造体14と第1および第2ガスケット28、30とが、第1および第2セパレータ16、18によって挟持される。第1および第2セパレータ16、18は、例えば、長辺35aが水平方向に指向するとともに、短辺35bが重力方向に指向して配置される。
【0022】
電解質膜・電極構造体14、第1および第2ガスケット28、30並びに第1および第2セパレータ16、18の一方の短辺35b側には、水素含有ガス等の燃料ガスを通過させるための燃料ガス出口36b、酸素含有ガス等の酸化剤ガスを通過させるための酸化剤ガス入口38a、燃料ガス入口40aおよび酸化剤ガス出口42bが、上部側から下部側に向かって、順次、設けられる。
【0023】
電解質膜・電極構造体14、第1および第2ガスケット28、30並びに第1および第2セパレータ16、18の他方の短辺35b側には、酸化剤ガス出口38b、燃料ガス入口36a、酸化剤ガス入口42aおよび燃料ガス出口40bが、上部側から下部側に向かって、順次、設けられる。
【0024】
電解質膜・電極構造体14、第1および第2ガスケット28、30並びに第1および第2セパレータ16、18の略中央部には、長辺35aに沿って矢印C方向に延在する冷却媒体入口44aが設けられるとともに、この冷却媒体入口44aの上下には、矢印C方向に延在して互いに平行な冷却媒体出口44b、44cが設けられる。冷却媒体入口44aには、純水やエチレングリコールやオイル等の冷却媒体が供給される。
【0025】
第1セパレータ16のカソード側電極20に対向する面16aには、酸化剤ガス入口38a、42aに連通するそれぞれ独立した複数の酸化剤ガス流路溝からなる酸化剤ガス流路(反応ガス流路)48a、48bが、水平方向に蛇行しながら反重力方向および重力方向に向かって設けられており、前記酸化剤ガス流路48a、48bの下流は、酸化剤ガス出口38b、42bに連通している。
【0026】
図3に示すように、第2セパレータ18のアノード側電極22側の面18aには、燃料ガス入口36a、40aに連通してそれぞれ独立した複数本の燃料ガス流路溝からなる燃料ガス流路(反応ガス流路)50a、50bが形成される。この燃料ガス流路50a、50bは、水平方向に蛇行しながら反重力方向および重力方向に向かって設けられ、燃料ガス出口36b、40bに連通している。
【0027】
図1に示すように、電解質膜・電極構造体14と第1および第2セパレータ16、18とを備えた単位燃料電池セル12は、矢印A方向に所定組数だけ積層され、その積層方向両端には、第1エンドプレート52と第2エンドプレート54とが配設される。第1および第2エンドプレート52、54がタイロッド(図示せず)を介して一体的に締め付けられることにより、燃料電池スタック10が構成される。
【0028】
図4に示すように、燃料電池スタック10内には、各単位燃料電池セル12に形成されている酸化剤ガス入口38a、42aおよび酸化剤ガス出口38b、42bを連通して略U字状に構成される酸化剤ガス給排路56a、56bと、燃料ガス入口36a、40aおよび燃料ガス出口36b、40bを連通して略U字状に構成される燃料ガス給排路58a、58bと、冷却媒体入口44aを連通して構成される内側冷却媒体流路60と、冷却媒体出口44b、44cを連通して構成される外側冷却媒体流路62a、62bとが設けられる。
【0029】
第2エンドプレート54には、冷却媒体入口44aを通って積層方向後方(第2エンドプレート54側)に流れてくる冷却媒体を、上下に振り分けて冷却媒体出口44b、44cに連通する外側冷却媒体流路62a、62bに供給するための分配通路64が形成される。
【0030】
図1に示すように、第1エンドプレート52には、配管構造70が設けられる。この配管構造70は、酸化剤ガス入口38a、42aに連通する酸化剤ガス供給管72と、酸化剤ガス出口38b、42bに連通する酸化剤ガス排出管74と、燃料ガス入口36a、40aに連通する燃料ガス供給管76と、燃料ガス出口36b、40bに連通する燃料ガス排出管78と、冷却媒体入口44aに連通する冷却媒体供給管80と、冷却媒体出口44b、44cに連通する冷却媒体排出管82とを備える。
【0031】
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
【0032】
図1に示すように、酸化剤ガス供給管72に酸化剤ガスとして空気等の酸素含有ガス(以下、単に空気という)が供給されるとともに、燃料ガス供給管76には、燃料ガス(例えば、炭化水素を改質した水素を含むガス)が供給される。さらに、冷却媒体供給管80には冷却媒体が供給される。酸化剤ガス供給管72に供給された空気は、図4に示すように、酸化剤ガス給排路56a、56bに分配された後、第1セパレータ16に設けられている酸化剤ガス入口38a、42aに供給される。
【0033】
第1セパレータ16では、酸化剤ガス入口38a、42aに供給された空気が、面16a内の酸化剤ガス流路48a、48bに導入され、この酸化剤ガス流路48a、48bに沿って水平方向に蛇行しながら反重力方向および重力方向に移動する。その際、空気中の酸素ガスは、図2に示すように、第1ガス拡散層24からカソード側電極20に供給される一方、未使用の空気が酸化剤ガス出口38b、42bに排出される。この酸化剤ガス出口38b、42bに排出された空気は、酸化剤ガス給排路56a、56bの出口側に設けられている酸化剤ガス排出管74を介して燃料電池スタック10の外部に排出される(図1参照)。
【0034】
一方、燃料ガス供給管76に供給された燃料ガスは、図4に示すように、燃料ガス給排路58a、58bに分配された後、第2セパレータ18の燃料ガス入口36a、40aに送られる。燃料ガス入口36a、40aに導入された燃料ガスは、燃料ガス流路50a、50bに供給されることにより、第2セパレータ18の面18aに沿って水平方向に蛇行しながら反重力方向および重力方向に移動する。その際、図3に示すように、燃料ガス中の水素ガスは、第2ガス拡散層26を通って電解質膜・電極構造体14のアノード側電極22に供給される。
【0035】
そして、未使用の燃料ガスは、燃料ガス流路50a、50bから燃料ガス出口36b、40bに導出され、燃料ガス給排路58a、58bの出口側から燃料ガス排出管78に排出される(図1参照)。これにより、各電解質膜・電極構造体14で発電が行われ、燃料電池スタック10に接続される負荷、例えば、図示しないモータに電力が供給されることになる。
【0036】
また、燃料電池スタック10内は、冷却媒体により冷却される。すなわち、冷却媒体供給管80に供給された冷却媒体は、図4に示すように、内側冷却媒体流路60に導入され、各電解質膜・電極構造体14に形成されている冷却媒体入口44aを通って積層方向後方側に移動する(図2参照)。その際、冷却媒体は、各電解質膜・電極構造体14の略中央部を通って前記電解質膜・電極構造体14を中央側から冷却した後、積層方向後方側に配置されている第2エンドプレート54の分配通路64に導入される。
【0037】
この分配通路64に導入された冷却媒体は、図4に示すように、矢印B方向(上下方向)両端側に移動して外側冷却媒体流路62a、62bに供給される。外側冷却媒体流路62a、62bを流れる冷却媒体は、各単位燃料電池セル12の電解質膜・電極構造体14を外側から冷却した後、冷却媒体排出管82から排出される(図1参照)。
【0038】
この場合、第1の実施形態では、燃料電池スタック10全体が直方体状に設定されるとともに、第1および第2セパレータ16、18の面16a、18aには、反応ガス流路である酸化剤ガス流路48a、48bおよび燃料ガス流路50a、50bが、短辺方向(矢印B方向)に分割して形成される。
【0039】
酸化剤ガス流路48a、48b間および燃料ガス流路50a、50b間には、冷却媒体を流すための内側冷却媒体流路60を構成する冷却媒体入口44aが積層方向に貫通して形成されるとともに、前記酸化剤ガス流路48a、48bおよび前記燃料ガス流路50a、50bの外方に位置して、冷却媒体を流すための外側冷却媒体流路62a、62bを構成する冷却媒体出口44b、44cが積層方向に貫通して設けられている。
【0040】
このため、電解質膜・電極構造体14の積層方向に貫通して設けられている内側冷却媒体流路60から外側冷却媒体流路62a、62bに沿って冷却媒体を流すだけで、前記電解質膜・電極構造体14の発電面を内側および外側から良好に冷却することができる。従って、第1セパレータ16の面16b側または第2セパレータ18の面18b側に、面方向に沿って冷却媒体流路溝を形成する必要がなく、前記第1セパレータ16または前記第2セパレータ18の積層方向の厚さが可及的に薄肉化される。
【0041】
これにより、第1の実施形態では、燃料電池スタック10の積層方向の寸法を有効に短尺化することが可能になり、前記燃料電池スタック10全体の小型化が容易に図られるという効果が得られる。
【0042】
さらに、反応ガス流路である酸化剤ガス流路48a、48bおよび燃料ガス流路50a、50bは、第1および第2セパレータ16、18の短辺方向に分割されている。このため、酸化剤ガス流路48a、48bおよび燃料ガス流路50a、50bを水平方向に蛇行して鉛直方向に向かうサーペンタイン流路として構成することにより、特に前記酸化剤ガス流路48a、48b内で生成された生成水が、酸化剤ガス入口38aおよび酸化剤ガス出口42b側に確実に排出され、燃料電池スタック10の発電性能が低下することを確実に阻止することが可能になる。
【0043】
なお、反応ガス流路は、短辺方向に2つ以上に分割することができ、また、アスペクト比等によって3分割や4分割等に設定することも可能である。
【0044】
しかも、分割された酸化剤ガス流路48a、48b間および燃料ガス流路50a、50b間には、内側冷却媒体流路60が設けられている。従って、第1および第2セパレータ16、18間に面方向に沿って冷却媒体を流す従来の構成に比べ、少量の冷却媒体で所望の冷却機能を確実に維持することができるという利点がある。このため、冷却媒体を送るポンプ(図示せず)の動力を低減することが可能になり、発電システム全体の効率化を図ることができる。
【0045】
さらにまた、第1の実施形態では、内側冷却媒体流路60に冷却媒体を供給した後、この冷却媒体を第2エンドプレート54の分配通路64を介して外側冷却媒体流路62a、62bに導入し、この外側冷却媒体流路62a、62bの出口側から排出している。これにより、各電解質膜・電極構造体14において、温度の高い略中央部に温度の低い冷却媒体が供給されることになり、前記電解質膜・電極構造体14の冷却効率を有効に向上させることが可能になる。
【0046】
その上、内側冷却媒体流路60を通って温度が高くなった冷却媒体が、外側冷却媒体流路62a、62bに供給される。このため、燃料電池スタック10の側面、例えば、上面および下面からの放熱量を抑えることができ、前記燃料電池スタック10内での生成水の結露による酸化剤ガス流路48a、48bや燃料ガス流路50a、50bの閉塞を阻止し、安定した発電性能を確実に得ることが可能になる。しかも、酸化剤ガス流路48a、48bおよび燃料ガス流路50a、50bの酸化剤ガスおよび燃料ガスの流れ方向は、冷却媒体の流れ方向と一致している。従って、特に酸化剤ガス出口38b、42b側の温度が高くなり、生成水を効果的に排出することができる。
【0047】
ところで、図1に示すように、燃料電池スタック10に対し、所定数の単位燃料電池セル12の間毎に導電板90を介装してもよい。この導電板90は、冷却媒体が通過することによって比較的迅速に面方向に冷却されるため、前記導電板90の面に接する各電解質膜・電極構造体14の発電面が一層効率的に冷却されるという効果がある。
【0048】
また、図5に示すように、内側冷却媒体流路60内において、積層方向後方(冷却媒体流れ方向)に向かって第2セパレータ18の貫通孔(冷却媒体入口44a)を、順次、内方に向かって段状に突出させるようにすれば、第2セパレータ18の段部を構成する部分と冷却媒体との接触面積が増大し、該第2セパレータ18を一層効率的に冷却することが可能になる。なお、第2セパレータ18に代替し、あるいは、前記第2セパレータ18の他に、第1セパレータ16の貫通孔を段状に突出させてもよい。
【0049】
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する第1セパレータ100の正面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10を構成する第1セパレータ16と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3乃至第5の実施形態においても同様である。
【0050】
第1セパレータ100には、略中央部に長辺方向(矢印C方向)に沿って冷却媒体入口102a、102bおよび102cがそれぞれ所定の長さに形成されるとともに、前記冷却媒体入口102a、102b間および前記冷却媒体入口102b、102c間にリブ部104が設けられている。第1セパレータ100の上部側には、矢印C方向に沿って冷却媒体出口106a、106bおよび106cがそれぞれ所定の長さに設けられるとともに、前記冷却媒体出口106a、106b間および前記冷却媒体出口106b、106c間にリブ部108が設けられている。
【0051】
同様に、第1セパレータ100の下部側には、矢印C方向に沿ってそれぞれ冷却媒体出口110a、110bおよび110cが所定の長さ毎に設けられ、前記冷却媒体出口110a、110b間および前記冷却媒体出口110b、110c間には、リブ部112が設けられている。
【0052】
このように構成される第2の実施形態では、冷却媒体入口102a乃至102c間にリブ部104が設けられるとともに、冷却媒体出口106a乃至106c間および110a乃至110c間にそれぞれリブ部108、112が設けられている。このため、第1セパレータ100が比較的薄肉状に構成されている場合であっても、前記第1セパレータ100の強度を有効に維持することが可能になる。
【0053】
しかも、第1セパレータ100では、短辺方向(矢印B方向)に沿った(A−A線)温度分布が、第1の実施形態と同様に均一化される(図7参照)。その際、第1セパレータ100の短辺方向に沿った温度差ΔTn(℃)は、図12に示すように、従来構造の燃料電池スタック1における温度差ΔTe(℃)に比べて相当に小さな値となり、電極の冷却性が大幅に向上するという効果が得られる。
【0054】
図8は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する第1セパレータ120の正面説明図である。
【0055】
この第1セパレータ120では、上下両端側に矢印C方向に延在し、かつ冷却媒体入口44aよりも短尺な冷却媒体出口122a、122bが形成される。冷却媒体出口122aの両端側には、略L字状に屈曲する冷却媒体出口124a、126aが、酸化剤ガス出口38bおよび燃料ガス出口36bを2面で囲うようにして設けられている。一方、冷却媒体出口122bの両端側には、同様に略L字状に屈曲する冷却媒体出口124b、126bが、燃料ガス出口40bおよび酸化剤ガス出口42bを2面で囲うようにして設けられている。
【0056】
このように構成される第3の実施形態では、特に、酸化剤ガス出口38b、42bを囲って冷却媒体出口124a、126bが設けられている。このため、冷却媒体入口44aに導入されて温度が高くなった冷却媒体が冷却媒体出口124a、126bを流れることにより、酸化剤ガス出口38b、42b側の温度が上昇する。従って、酸化剤ガス出口38b、42bにおける生成水の結露を有効に阻止し、安定した発電性能を確実に得ることができるという効果が得られる。
【0057】
また、酸化剤ガス出口38b、42bでは、この酸化剤ガス出口38b、42bを3面で囲うようにして酸化剤ガス出口128a、128bを設けることができる。これにより、酸化剤ガス出口38b、42bを温まった冷却水により一層良好に昇温させることができ、生成水の結露を可及的に阻止することが可能になる。
【0058】
図9は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する第1セパレータ130の正面説明図である。
【0059】
この第1セパレータ130の一方の面(カソード側電極に対向する面)130aには、酸化剤ガス入口38a、42aと酸化剤ガス出口38b、42bとをそれぞれ連通する酸化剤ガス流路132a、132bが個別に形成される。酸化剤ガス流路132a、132bは、水平方向(矢印C方向)に延在する複数本のストレート流路溝により構成されている。
【0060】
これにより、第4の実施形態では、酸化剤ガス流路132a、132bで結露される生成水を、一層円滑かつ確実に排出することが可能になるという利点がある。
【0061】
なお、第4の実施形態では、図示していないが、燃料ガス入口36a、40aと燃料ガス出口36b、40bとは、ストレート流路溝により構成される個別の燃料ガス流路を介して連通している。
【0062】
図10は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池スタック140内の流路説明図である。
【0063】
この燃料電池スタック140を構成する第1および第2セパレータ142、144には、その中央部側に水平方向に配列されて冷却媒体入口146a、146bおよび146cが貫通形成される。第1および第2セパレータ142、144の長辺側上下両端縁部には、それぞれ冷却媒体出口148a、148bおよび148cと、冷却媒体出口148d、148eおよび148fとが貫通形成されている。
【0064】
燃料電池スタック140内には、冷却媒体入口146a乃至146cを連通して内側冷却媒体流路150が形成されるとともに、冷却媒体出口148a乃至148cおよび冷却媒体出口148d乃至148fを連通して外側冷却媒体流路152a、152bが形成されている。
【0065】
燃料電池スタック140の積層方向両端に第1および第2エンドプレート154、156が配置され、前記エンドプレート154には、内側冷却媒体流路150を折り返す内側リターン流路156と、外側冷却媒体流路152a、152bを折り返す外側リターン流路158a、158bとが設けられている。第2エンドプレート156には、内側冷却媒体流路150を折り返す内側リターン流路160と、外側冷却媒体流路152a、152bを折り返す内側リターン流路162a、162bと、前記内側冷却媒体流路150を前記外側冷却媒体流路152a、152bに連通するリターン流路164とが設けられている。
【0066】
このように構成される燃料電池スタック140では、内側冷却媒体流路150に供給される冷却媒体は、この燃料電池スタック140内で積層方向に折り返して冷却媒体入口146a乃至146cに、順次、導入され、発電面の中央部側を冷却する。さらに、冷却媒体は、外側冷却媒体流路152a、152bに導入され、冷却媒体出口148a乃至148cおよび冷却媒体出口148d乃至148fを、順次、通って発電面の外側から冷却を行った後、外部に排出される。
【0067】
これにより、燃料電池スタック140では、冷却媒体が比較的長尺な内側冷却媒体流路150と外側冷却媒体流路152a、152bに沿って流れるため、発電面を一層確実に冷却することができるという効果が得られる。
【0068】
なお、上記した第1乃至第5の実施形態では、酸化剤ガスおよび燃料ガスを下部側から上部側に向かって流すように構成されているが、この酸化剤ガスおよび燃料ガスを上部側から下部側に向かって流すようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】
本発明に係る燃料電池スタックでは、セパレータの平面内に冷却媒体流路溝を設ける必要がなく、電解質・電極構造体を容易かつ確実に冷却するとともに、前記セパレータの積層方向の厚さを可及的に薄肉化することができ、燃料電池スタック全体の小型化が容易に図られる。
【0070】
しかも、分割された反応ガス流路間に内側冷却媒体流路が設けられるため、セパレータの面方向に沿って冷却媒体を流す構成に比べ、少量の冷却媒体で所望の冷却機能を確実に維持することが可能になる。従って、冷却媒体を送るポンプの動力を低減することができ、燃料電池スタックによる発電システム全体の効率化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視説明図である。
【図2】前記燃料電池スタックの要部分解斜視図である。
【図3】前記燃料電池スタックに組み込まれる第2セパレータの正面説明図である。
【図4】前記燃料電池スタック内の流路説明図である。
【図5】前記燃料電池スタック内で第2セパレータの貫通孔を段状に配置した際の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する第1セパレータの正面説明図である。
【図7】前記第1セパレータの短辺方向に沿った温度分布の説明図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する第1セパレータの正面説明図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する第1セパレータの正面説明図である。
【図10】
本発明の第5の実施形態に係る燃料電池スタック内の流路説明図である。
【図11】従来技術に係る燃料電池スタックの斜視図である。
【図12】図11の燃料電池スタックの短辺方向に沿った温度分布の説明図である。
【符号の説明】
10、140…燃料電池スタック 12…単位燃料電池セル
14…電解質膜・電極構造体
16、18、100、120、130、142、144…セパレータ
20…カソード側電極 22…アノード側電極
36a、40a…燃料ガス入口 36b、40b…燃料ガス出口
38a、42a…酸化剤ガス入口 38b、42b…酸化剤ガス出口
44a、102a〜102c、146a〜146c…冷却媒体入口
44b、44c、106a〜106c、110a〜110c、122a、122b、124a、124b、126a、126b、148a〜148f…冷却媒体出口
48a、48b…酸化剤ガス流路 50a、50b…燃料ガス流路
52、54…エンドプレート 60、150…内側冷却媒体流路
62a、62b、152a、152b…外側冷却媒体流路
64…分配通路 70…配管構造
104、108、112…リブ部

Claims (1)

  1. 電解質を一対の電極で挟持した電解質・電極構造体を、セパレータを介して複数個積層するとともに、積層方向両端にエンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    前記セパレータは、平面が長方形状に設定されており、
    前記平面の前記電解質・電極構造体に対向する面には、燃料ガスまたは酸化剤ガスの少なくとも一方である反応ガスを流すとともに、短辺方向に複数に分割された複数本の反応ガス流路と、
    前記電解質・電極構造体の積層方向に貫通しかつ前記反応ガス流路の外周に配置されて冷却媒体を流すための外側冷却媒体流路と、
    前記電解質・電極構造体の積層方向に貫通しかつ分割された前記反応ガス流路の間に配置されて冷却媒体を流すための内側冷却媒体流路と、
    が設けられ
    記燃料電池スタックの積層方向一端側に配設される前記エンドプレートには、前記内側冷却媒体流路を通った冷却媒体を折り返して前記外側冷却媒体流路に供給するための分配通路が形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
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