JP3810660B2 - 硬質表面用艶出し洗浄シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬質表面、特にプラスチック、ガラス、自動車の塗装表面、金属類、床材、家具、電化製品等の汚れを拭き取る際に、良好な汚れの拭き取り性と、撥水性、艶が同時に得られ、かつ該汚れに含まれる固体粒子による清掃対象面の傷付きが抑制された、操作性能の良好な硬質表面艶出し洗浄シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、室内の床や自動車のボディー等の硬質表面には、汚れの付着防止や美観の点からワックスがけが行われているが、これらは多大な労力と時間を費やすものである。特に自動車ボディーの洗浄艶出しについては、カーシャンプー等を用いて汚れを除去し拭き取った後、水で濯ぎ水分を十分拭き取ってから、天然又は合成ワックスを塗布、乾燥させ、ワックスを拭き上げる等の一連の作業が必要とされ、より簡単に、しかも好ましい艶や光沢を付与する方法が求められている。
【0003】
このような作業を簡単にする方法として、特開昭62−47331号公報、特開平11−152462号公報には、ワックスやシリコーンを含む艶出し布が開示されている。これらの公報に開示の技術は、ワックス成分や洗浄成分を含浸させた布で硬質表面を拭く方法である。しかしながら、布を折りたたみ、直接手に持って硬質表面を拭く際に、必要十分な厚み感を発現するためには広い面積の布、又は布自体の厚みを上げる必要があり、コストアップにつながっていた。また、作業中に布同士がよれたりずれたりする(以下、作業性という)等の使い勝手の面で問題があった。さらに、硬質表面の汚れに含まれる固体粒子汚れを、水等で洗い流さずに直接布で拭き取る場合、布を構成する繊維表面に付着した固体粒子汚れを引きずることとなり、該硬質表面を傷付けることがあった。
【0004】
また、特開2000−336580号公報には、トリメチルシロキシケイ酸と水酸基を有するトリメチルシロキシケイ酸誘導体を含有する撥水性付与クロスが、特開2000−256969号公報には、撥水性成分を乳化した処理剤を含浸させた撥水性付与クロスが、及び特開2000−351961号公報には、親水性繊維と親油性繊維の割合が80/20〜50/50である不織布を基材Aとし、親水性繊維のみからなる基材Bを積層したシートに、乳化した撥水性成分を含浸させた洗浄、撥水、艶出しウェットクロスが記載されている。これらは何れも撥水・艶出し性を示すシートに関する技術であるが、十分な厚み感がないため、使用時にうまく拭けない上に、硬質表面に均一な処理を施す上で不十分であった。
【0005】
一方、窓ガラス等の洗浄に、洗浄剤を含浸させた基材としての布帛等を用いる技術は知られている。例えば本出願人は、特開平10−165344号公報及び特開平11−343500号公報に、特定の繊維からなる不織布を用いることで優れた洗浄性を有するシートを開示している。しかしながら、ここで開示しているシートに一般に知られている艶出し剤を通常の方法で含浸させて、硬質表面艶出し洗浄シートとして用いても、前記厚み感や傷付きを改善できるものではなかった。その他、シリコーンを含む艶出し洗浄剤としては、特開昭50−157288号公報、特開昭58−65777号公報、特開平4−363375号公報、及び特開平9−157546号公報等が知られており、拭き取り用の極細繊維を含むシート状基材としては、特開平3−227442号公報、特開平4−295325号公報、特開平5−15481号公報、及び特開平5−93350号公報等が知られているが、いずれについても硬質表面を処理する上で、使用勝手に優れ、且つ傷つきが著しく少ない艶出し洗浄シートについても記載されるものではない。
【0006】
従って、本発明は、硬質表面、特にプラスチック、ガラス、自動車の塗装表面、金属類、床材、家具、電化製品等の汚れを拭き取る際に、良好な汚れの拭き取り性と、撥水性、艶が同時に得られ、かつ該汚れに含まれる固体粒子による清掃対象面の傷付きが著しく低い、操作性能の良好な硬質表面用艶出し洗浄シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、繊度0.01〜1.2dtexの極細繊維を50〜100重量%含有する繊維集合体(A)と疎水性繊維を50〜100重量%含有する可撓性材料(B)との積層体であって、自重に対する限界含浸量が4〜15重量部であるシート状基材1重量部に対し、
アミノ変性シリコーンを含む撥水性化合物0.01〜10重量%、
カルボキシル基を1つ以上有する有機酸又はその塩及び
水50〜99重量%含有し、
該有機酸又はその塩は、該アミノ変性シリコーンを構成する全アミノ基1モルに対して該有機酸又はその塩を構成する全カルボキシル基が0.1〜10モルとなる割合で含有され、
pHが4〜6である液状艶出し洗浄剤を、1〜5重量部含浸〔但し、限界含浸量に対する実際に含浸される艶出し洗浄剤の含浸量の割合(含浸率)は80%を超えない〕させた硬質表面用艶出し洗浄シートを提供するものである。
尚、ここで限界含浸量とは、JIS K 6550に記載の装置及び方法を用い、蒸留水の代わりに艶出し洗浄剤を用いて測定した場合のシート状基材1重量部に対する含浸量である。また、疎水性繊維とは、公定水分率が5%以下の繊維である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明で用いられるシート状基材は、繊度0.01〜1.2dtexの極細繊維(以下、(A−1)繊維ともいう)を50〜100重量%含有する繊維集合体(以下、基材Aともいう)と、疎水性繊維を50〜100重量%含有する可撓性材料(以下、基材Bともいう)との積層体である。
【0009】
ここでいうシート状基材とは、硬質表面用艶出し洗浄シートから艶出し洗浄剤を除いた物質を指す。また、繊維集合体とは、単繊維が複数本集まり、交絡又は部分的に熱融着により構造化された集合体を示す。
【0010】
この基材Aに含有される極細繊維((A−1)繊維)は、「繊維便覧」(第2版、繊維学会編、丸善株式会社、平成6年3月25日発行)の第49〜51頁に記載されているものであり、高分子相互配列体繊維法、剥離型複合紡糸法、改良型従来式紡糸法、減量加工法、スーパードロー法、メルトブロー法、フラッシュ紡糸法、叩解法、混合紡糸法、タック紡糸法、発泡シート化法、遠心紡糸法、組成変性法により製造することができる。
【0011】
これらの中でも、特に剥離型複合紡糸法により製造された分割型極細繊維を用いることが好ましい。この分割型極細繊維は、機械力、圧力等により繊維が複数本に分割され、異型断面の極細繊維を形成する繊維であり、対象とする硬質表面への密着性が増加することにより粒子汚れの捕集性が向上する点で好ましい。また、分割数は、作業性及び固体粒子汚れによる硬質表面の傷付きが低い点から、6〜20分割繊維、好ましくは6〜10分割繊維、特に8分割繊維が望ましい。
【0012】
この(A−1)繊維の繊度は0.01〜1.2dtexであり、好ましくは0.01〜0.9dtexであることが粒子汚れの捕集性及び固体粒子汚れによる硬質表面の傷付きが低い点から良好である。
【0013】
また、(A−1)繊維の繊維長には特に制限は無く、長繊維フィラメント及び短繊維ステープルファイバーの何れも用いることができ、特に20〜110mmの短繊維ステープルファイバーが好ましい。
【0014】
さらに、(A−1)繊維の材質としては、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維等のポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル系繊維及びこれらの複合繊維から選ばれるものが挙げられるが、本発明では、ポリプロピレン繊維とポリエチレン繊維、ポリエステル繊維とポリエチレン繊維、ポリエステル繊維とポリプロピレン繊維又はポリアミド繊維とポリエステル繊維からなる分割性の繊維を用いることがより好ましく、特にはポリエステル繊維とポリエチレン繊維又はポリエステル繊維とポリプロピレン繊維からなる菊花型分割型の複合繊維が、粒子汚れの捕集性及び固体粒子汚れによる硬質表面の傷つきが低い点から好ましい。
【0015】
本発明に用いられる基材Aには、前記(A−1)繊維に加えて、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維等のポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル系繊維及びこれらの複合繊維(芯鞘状繊維、サイドバイサイド型繊維等)、ポリウレタン繊維、親水化処理を施したポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン、コットン、パルプ、好ましくはアクリル繊維、ポリアミド繊維、親水化処理を施したポリエステル繊維から選ばれる繊維(以下、(A−2)繊維ともいう)の1種以上を混合することが、作業性の点から好ましい。
【0016】
また、(A−2繊維)の繊度は、作業性及び固体粒子汚れによる硬質表面の傷付きが低い点から、好ましくは0.8〜10dtex、さらに好ましくは0.8〜5dtexである。
【0017】
(A−2)繊維の繊維長には特に制限は無く、長繊維フィラメント及び短繊維ステープルファイバーの何れも用いることができ、特に20〜110mmの短繊維ステープルファイバーが好ましい。
【0018】
(A−1)繊維/(A−2)繊維の配合重量比は、作業性及び固体粒子汚れによる傷付きが低い点より、好ましくは50/50以上、より好ましくは60/40〜90/10である。
【0019】
また、本発明に用いられる基材Aの目付は、5〜200g/m2 、特に15〜100g/m2 であることが、粒子汚れの捕集性、傷付きの点及びコストの点で好ましい。
【0020】
基材Bは、疎水性繊維を50〜100重量%含有する可撓性材料であり、具体的には、スポンジ、不織布、織物及びカード法等によって作製した繊維ウエブを重ね合わせた状態のものが挙げられ、艶出し洗浄剤を保持し、かつ積層体の厚み感を発現し、作業性が良好となる点から、不織布が好ましく、例えばサーマルボンド(エアスルー)不織布、スパンレース不織布、エアーレイド不織布等の不織布が好ましい。
【0021】
ここでいう疎水性繊維とは、公定水分率が5%以下の繊維であり、基材Bの厚み感を増す観点から50〜100重量%、好ましくは70〜100重量%含有する。ここで言う公定水分率とは、JIS L 0105の記載の方法により求められるものである。
【0022】
本発明の艶出し洗浄剤シートの構成の上で重要な部分の1つは、基材Bに疎水性繊維を特定量以上含む点にある。先行技術の特開平11−152462号公報、特開2000−351961号公報及び特開2000−256969号公報に記載されたシート状基材は何れも、B基材として親水性の不織布を用いることであり本発明とはこの点で全く相違する。該繊維として、例えば、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維等のポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、及びこれらの複合繊維(芯鞘状繊維、サイドバイサイド型繊維等)が挙げられる。本発明では、これらのうち、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維から選ばれる1種以上が好ましい。なお、芯鞘状繊維の公定水分率は、鞘の部分より求めるものとする。これらの繊維には立体クリンプがかかっていることが、基材Bの厚み感がより増す点から好ましい。また、熱処理加工によって積層体の表面に凹凸部を形成する場合には、熱収縮性繊維や熱捲縮性繊維が用いられる。
【0023】
また、該疎水性繊維の繊度は0.8〜20dtex、好ましくは0.8〜10dtexが、厚み感が増す点から好ましい。
【0024】
該疎水性繊維の繊維長にも特に制限は無く、長繊維フィラメント及び短繊維ステープルファイバーの何れも用いることができ、特に20〜110mmの短繊維ステープルファイバーが好ましい。
【0025】
基材Bには、さらに親水化処理を施したポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン、コットン、パルプ等の親水性繊維を併用してもよい。
【0026】
基材B全体の目付は、好ましくは5〜200g/m2 、特に好ましくは15〜100g/m2 が集積体形成後の厚み感、作業性及びコストの点から良好である。
【0027】
さらに、本発明で基材Bに不織布を用いる場合には、基材Aにウォータージェット法による交絡又は熱融着によって貼り合わせることが好ましい。また、基材A及び基材Bを3層以上の多層に積層しても差し支えないが、この場合には被洗浄硬質表面に接触する部分は、全部又は大部分が基材Aであることが重要である。最も好ましいシート状基材は、基材Bの両面を基材Aにて挟んだ3層のものである。
【0028】
基材Aと基材Bの積層体であるシート基材の目付は、好ましくは10〜300g/m2 、より好ましくは30〜150g/m2 である。
【0029】
このようなシート状基材に後述の艶出し洗浄剤を特定条件で含浸させることで、使用時に艶出し洗浄剤が出すぎることなく、また最後まで均一な拭き取りと処理が可能となる。
【0030】
本発明のシート状基材のベストモードは、下記に示す表1の構成からなる基材Aと基材Bからなり、且つ基材Bを基材Aで挟んだ3層構造のものであり、その積層体の目付は30〜150g/m2 のものである。
【0031】
【表1】
【0032】
本発明の硬質表面用艶出し洗浄シートは、前記シート状基材に液状の艶出し洗浄剤を含浸させたものである。含浸に際し、シート状基材の限界含浸量はシート基材1重量部に対して4〜15重量部、好ましくは5〜10重量部のものが選択され、また艶出し洗浄剤の含浸量はシート基材1重量部に対して1〜5重量部、好ましくは1 〜3.5重量部になるように調整される。但し、限界含浸量に対する実際に含浸された艶出し洗浄剤の割合(含浸率)は、80%を超えない範囲、好ましくは20〜70%の範囲になるように調整しなければならない。硬質表面に対して十分な艶出し効果と洗浄効果を得るためには特定の範囲の限界含浸量を有するシート状基材を用いる必要があり、加えて硬質表面をキズつけることなく且つ効率よく汚れの固体粒子を取り除くために、含浸率は前記範囲にあることが必要である。
【0033】
本発明の艶出し洗浄シートを用いて艶出し洗浄を行う場合、極細繊維を有する基材Aの面を硬質表面に接触させる操作を行うことで、拭き取り圧により適度の量の艶出し洗浄剤が基材Aの表面と硬質表面の間を満たし、これが汚れの固体微粒子を極細繊維に絡み取る手助けをするため、硬質表面の傷つきを抑制しながら十分な拭き取り効果を達成することができる。少なすぎる含浸量や多すぎる含浸量は、固体汚れを極細繊維内に取り込むことを妨げる恐れがあり、また艶むらの原因にもなる。
【0034】
本発明において、基材A及び基材Bの積層体に艶出し洗浄剤を含浸させたシートの厚さとしては、好ましくは平均500〜5000μm、特に好ましくは500〜3000μmである。
【0035】
本発明の艶出し洗浄シートは、シート状基材に含浸された艶出し洗浄剤が、実質的に基材Aよりも基材Bの方に多く含浸されていることが好ましい。
【0036】
本発明では、前記の基材A及び基材Bからなるシート状基材に、撥水性化合物を0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%、特に0.1〜2重量%と水を50〜99.9重量%、好ましくは90〜99.9重量%含有する艶出し洗浄剤を含浸させる。
【0037】
この艶出し洗浄剤において、撥水性化合物の含有量が0.01重量%未満では、硬質表面に対して充分な撥水性と艶を発現できず、10重量%を超えると、硬質表面に対して過剰な撥水性化合物が残留するため、汚れの拭き取り効果が低下し、仕上がりや艶がムラ状となるため好ましくない。また、水の含有量が50重量%未満では、土埃、砂埃等の親水性固体粒子汚れに対する洗浄性が低下し、99.9重量%を超えると、硬質表面に対して充分な撥水性と艶を発現できないため好ましくない。
【0038】
撥水性化合物としては、アミノ基を含む有機基を有するシリコーンを含む撥水性化合物が用いられる。
【0039】
シリコーンは、オルガノポリシロキサンオイルであり、具体的には、ジメチルポリシロキサンオイル(以下、ジメチルシリコーンという)、ジメチルシリコーンのメチル基の一部がフェニル基で置換されているフェニルメチルポリシロキサン、同じくメチル基の一部が水素で置換されているメチルハイドロジエンポリシロキサン、分子の末端に反応性のシラノール基を持つジメチルポリシロキサンジオール等のストレートシリコーンの他に、これらのストレートシリコーンのメチル基の一部が、" メチル基以外の有機基" になっているオルガノポリシロキサンオイル(以下、変性シリコーンという)がある。変性シリコーンは、「シリコーンハンドブック」(伊藤邦雄編集、日刊工業新聞社発行、1990年8月31日、初版1刷)の第6章を中心に例示されている。メチル基以外の有機基としては、アミノ基を含む有機基、アミド基を含む有機基、ポリエーテル基を含む有機基、エポキシ基を含む有機基、カルボキシ基を含む有機基、アルキル基を含む有機基、アルコキシ基を含む有機基、フルオロアルキル基を含む有機基、カルビノール基を含む有機基の1種以上が挙げられる。そして本発明では、アミノ基を含む有機基を有するシリコーン(以下、アミノ変性シリコーン)が用いられる。とりわけ下記(I)で示されるアミノ変性シリコーンが好ましい。また、これらのシリコーンを艶出し洗浄剤に配合する場合、1種類であっても、複数を組み合わせて使用してもかまわない。本発明では、アミノ変性シリコーンとジメチルシリコーン、アミノ変性シリコーンとポリエーテル基を含む有機基を有する変性シリコーン、アミノ変性シリコーンとアルコキシ基を含む有機基を有する変性シリコーンの併用がシート状基材に含浸させた時の洗浄性、艶の点で好ましい。
【0040】
【化1】
【0041】
撥水性化合物として用いられるアミノ変性シリコーンとしては、アミノ当量が500〜50000g/mol、さらには500〜20000g/mol、特に1000〜20000g/molのものが好ましい。
【0042】
本発明では、前記シリコーン化合物を水に乳化させたエマルジョンとして用いることが好ましく、乳化剤として界面活性剤を用いることが好ましい。好ましい界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸塩等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキシド付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、アルキルグルコシド、アルキルグリセリルエーテル等の非イオン界面活性剤、アミンオキシド、スルホベタイン、カルボベタイン等の両性界面活性剤、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル4級アンモニウム塩、トリ長鎖アルキル4級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン界面活性剤を挙げることができる。
【0043】
本発明で特に好ましい界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、アルキルグルコシド、アルキルグリセリルエーテル、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル4級アンモニウム塩である。
【0044】
本発明では、界面活性剤/シリコーンの配合重量比が、好ましくは1/1000〜2/1、より好ましくは5/1000〜1/1、特に好ましくは1/100〜1/1であることが乳化性と洗浄性の点から好ましい。また、乳化粒子の平均粒径は0.01〜30μm、好ましくは0.01〜5μmであることが、洗浄性及び安定性の点から好ましい。
【0045】
本発明では、艶出し洗浄剤は、撥水性化合物としてのアミノ変性シリコーンを含有し、さらにカルボキシル基を1つ以上有する有機酸又はその塩、好ましくは炭素数3〜7のものを含有する。
【0046】
アミノ変性シリコーンは、そのアミノアルキル基が熱や紫外線によって酸化されるため、これを含浸させる積層体を経日で黄変する場合がある。黄変を十分抑制させる為に、艶出し洗浄剤のpHを7.0以下にすることが好ましい。具体的には艶出し洗浄剤は、カルボキシル基を1つ以上有する有機酸又はその塩を含有する。特にアミノ変性シリコーンを構成する全アミノ基1モルに対して、有機酸を構成する全カルボキシル基が0.1〜10モル、さらには0.3〜5モルの割合で混合する。十分な黄変抑制効果を得る為に、0.1モル以上とし、仕上がりにムラ、ギラツキ等の発生を抑制する為に10モル以下とする。
【0047】
具体的な有機酸として、乳酸、グルコン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸及びそれらの塩、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、セリン、グルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸及びそれらの塩が好ましい。これらのうち、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸及びこれらの塩が好ましい。
【0048】
また、艶出し洗浄剤のpHは4〜6に調整する。pH4に満たない場合、手荒れ等の原因となるばかりか、清掃対象面への損傷性が発生する。pH6を超えると、必要十分な黄変抑制効果が得られない。pHは前記の有機酸を用いて調整することが好ましい。
【0049】
本発明では、炎天下の硬質表面の温度が極めて高くなるような条件下においても、艶むらを十分抑制することができるように、艶出し洗浄剤に、さらにテルペン化合物を含有することが好ましく、特にモノテルペン化合物、具体的には、α−ピネン、β−ピネン、カンフェン、リモネン、ジペンテン、テルピノーレン、ミルセン、リナロール、ゲラニオール、ネロール、シトロネロール、ヒドロキシシトロネロール、テトラヒドロリナロール、ミルセノール、テルピネオール、メントール、ボルネオール、イソプレゴールから選ばれるモノテルペン化合物が好ましい。テルペン化合物は艶出し洗浄剤中に好ましくは0.01〜2重量%、さらに好ましくは0.02〜1重量%、特に好ましくは0.05〜1重量%含有することが好ましい。
【0050】
また、本発明では、艶出し洗浄剤の洗浄作用を向上させる目的、あるいは液相安定性の為に、さらに水溶性溶剤を添加することが好ましい。具体的には1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノン、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ポリオキシエチレンフェニル(又はベンジル)エーテル(エチレンオキサイド付加モル数1〜5)、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルが好ましく、特にエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテルが好ましい。水溶性溶剤は艶出し洗浄剤中に好ましくは0.1〜20重量%、特に好ましくは0.5〜10重量%含有することが良好である。
【0051】
本発明では、艶出し洗浄剤に、さらに例えば特開平7−233394号公報第3欄第49行〜第4欄第24行に記載の金属イオン封鎖剤、増粘剤、着色剤、香料、殺菌剤、防腐剤等の洗浄剤に通常用いられる成分や、ワックス成分、アルカリ剤及び特開平10−287900号公報の請求項4記載の水不溶性又は水難溶性固体粒子を含有させることができる。また(C)成分以外の香料成分を含有してもよいが、(C)成分の効果を損なわないようテルペン化合物以外の香料成分を0.1重量%以下にすることが好ましい。これらの成分を含有させる場合には、艶出し洗浄剤中に5重量%以下含有させることが望ましい。
【0052】
本発明の艶出し洗浄剤のベストモードを以下に示す。
【0053】
艶出し洗浄剤の含浸量が1重量部未満では、十分な洗浄性が得られず、5重量部を超えると、硬質表面の艶出し洗浄剤の放出量が多くなりすぎて、汚れが残留してしまい、さらに乾きにくくなる。
【0054】
【実施例】
〔実施例1〕
本実施例は、本発明の参考例である。
<基材の調製>
下記方法により艶出し洗浄シートに用いるシート状基材を調製した。
【0055】
基材1:基材Bとして芯がポリプロピレンからなり鞘がポリエチレンからなる芯鞘構造の繊維で、立体クリンプ形状をもつ低融点繊維(2.8dtex×51mm、鞘成分の融点130℃)を用いて繊維同士を140℃で熱接着させ、目付30g/m2 のサーマルボンド(エアスルー)不織布を作製した。次に、基材Aとして、分割前繊度3.3dtex、繊維長51mmのポリエステル繊維とポリエチレン繊維より構成される8分割可能な菊花型の分割繊維(分割後の平均繊度0.42dtex)とアクリル繊維(0.9dtex、51mm)とを重量比で70対30で混合し、常法のカード機で作製した目付27g/m2 の繊維ウエブを得た。得られた前記基材Aを前記基材Bであるサーマルボンド(エアスルー)不織布の両面に積層した。次いで、ウォーターニードリング処理を施し、サーマルボンド(エアスルー)不織布と繊維ウエブとを交絡させて、積層体であるシート状基材を作製した(面積300mm×300mm、目付84g/m2 、シート厚さ1100μm、基材A(両面の合計)/基材Bの厚さの比は5/5である)。
【0056】
基材2:基材Aにおいてアクリル繊維を使用しなかったこと以外は、基材1と同様の方法で積層シートを作製した(面積300mm×300mm、目付75g/m2 、シート厚さ900μm、基材A(両面の合計)/基材Bの厚さの比は5/5である)。
【0057】
基材3:レーヨン(1.7dtex×40mm)を用い、ウォーターニードリング処理にて作製したスパンレース不織布(面積300mm×300mm、目付84g/m2 、厚さ800μm)
【0058】
基材4:綿タオル(面積300mm×300mm、目付300g/m2 、厚さ3000μm)
【0059】
<艶出し洗浄剤の調製>
表2に示す配合割合で艶出し洗浄剤を調製した。
【0060】
なお、表2に記載された註釈a)〜c)は次の通りである。
a)東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製、BY16−850(アミノ当量4000、粘度1100mm2 /s)のアミノ変性シリコーン30重量%、ラウリルアルコールにエチレンオキシド6モル付加させた非イオン界面活性剤10重量%及び残部水の溶液をホモミキサーで撹拌乳化した。乳化粒子の平均粒径は0.1μmである。なお、表2には、アミノ変性シリコーンの重量を示した。
b)東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製、SH200−50cs(粘度50mm2 /s)ジメチルシリコーン。
c)メチルパラベン。
【0061】
<性能評価方法>
実際の車と同等の黒色メタリック塗装が施されたプレート(1000mm×1000mm)を屋外に3週間放置し、土埃が付着した試験用塗装プレートを得た。
【0062】
表2に示した組成の艶出し洗浄剤を、300mm×300mmの大きさに切った基材に含浸させた表2の艶出し洗浄シートを4つ折りにし、前記試験用塗装プレートを拭き取り、拭き取る時のシートの厚み感、作業性、土埃の汚れ落ち、塗装プレートの艶、撥水性、表面上の傷を下記の評価基準で3人のパネラーにより判定した。判定結果を平均し、評価点が1以上2未満の場合を○、2以上3未満を△、3以上を×として表2に示した。なお、評価はすべて室温で行った。
【0063】
(シートの厚み)
十分な厚み感がある:1
やや厚み感が不足しているが満足できるレベルである:2
厚み感が不足している:3
かなり厚み感が不足している:4
【0064】
(作業性)
シートがよれたりずれたりせず拭くことができる:1
ややシートがよれたりずれたりするが問題なく拭くことができる:2
シートがよれたりずれたりしてやや拭きにくい:3
シートがよれたりずれたりしてかなり拭くにくい:4
【0065】
(土埃の汚れ落ち)
1〜2回拭き取ることで完全に汚れが落ちる:1
1〜2回拭き取ることでほぼ完全に汚れが落ちる:2
3〜5回拭き取りを行うと満足できるレベルまで汚れが落ちる:3
3〜5回拭き取っても汚れが満足できるまで落ちない:4
【0066】
(艶むら)
むらがなく均一な艶がでる:1
ややむらがみられるが満足できるレベルである:2
艶むらがみられる:3
かなり艶むらがみられる:4
【0067】
(撥水性)
むらがなく均一な撥水性が得られる:1
ほぼ均一に撥水性が得られる:2
やや撥水性が不足している:3
撥水性が得られない:4
【0068】
(塗装プレートの傷)
ほとんど傷がみられない:1
走行傷程度の細かい傷が見られる:2
やや傷がみられる:3
傷がみられる:4
【0069】
【表2】
【0070】
〔実施例2〕
本実施例は、本発明の参考例である。表3に示す配合割合で艶出し洗浄剤を調製した。実施例1のシート状基材1(繊維集合体)1重量部に対して艶出し洗浄剤を2.5重量部含浸させて、艶出し洗浄シート試料番号6〜12を調製した。なおa)〜c)は実施例1と同じである。
【0071】
<性能評価方法>
艶むら以外は、実施例1に記載の方法で評価した。なお艶むらの評価は、炎天下の状況を再現するために、ホットプレートを用いてプレート表面温度を60℃に設定して調べた。結果を表3に示した。
【0072】
【表3】
【0073】
〔実施例3〕
本実施例中、表4における試料番号13、17、18、20は参考例である。表4に示すpHの異なる組成の艶出し洗浄剤を調製した。pHはアルカリ剤として、モノエタノールアミンを用いることで調整された。これら艶出し洗浄剤を、実施例1のシート状基材1(繊維集合体)1重量部に対して2.5重量部含浸させ試料番号13〜20の艶出し洗浄シートを得た。得られた艶出し洗浄シートを用いて実施例2と同様の評価を行った。また保存時の黄変状況を、下記の評価方法に従って調べた。結果を表4に示す。
【0074】
なお、表中の注釈b)、c)は実施例1と同じ。d)のアミノ変性シリコーンについては下記のものを使用した。
d)下記構造を有するアミノ変性シリコーン(アミノ当量:2000)30重量%、ラウリルアルコールにエチレンオキサイドを6モル付加させた非イオン界面活性剤10重量%、及び残部の水をホモミキサーで撹拌乳化させた。乳化粒子の平均粒径は0.1μmであった。
【0075】
【化2】
【0076】
<黄変評価方法>
艶出し洗浄シートを4つ折りにし、これをアルミ箔層を有する多層フィルムにてピロー包装し、30mm×60mmサイズの穴を設け、60℃にて24時間保存後の穴周辺のシートの黄変状態を調べた。
【0077】
【表4】
【0078】
【発明の効果】
本発明の硬質表面艶出し洗浄シートによれば、硬質表面の汚れを拭き取る際に、良好な汚れの拭き取り性と、撥水性、艶が同時に得られ、かつ該汚れに含まれる固体粒子による清掃対象面の傷付きが著しく低く、操作性能が良好である。
Claims (5)
- 繊度0.01〜1.2dtexの極細繊維を50〜100重量%含有する繊維集合体(A)と疎水性繊維を50〜100重量%含有する可撓性材料(B)との積層体であって、自重に対する限界含浸量が4〜15重量部であるシート状基材1重量部に対し、
アミノ変性シリコーンを含む撥水性化合物0.01〜10重量%、
カルボキシル基を1つ以上有する有機酸又はその塩及び
水50〜99重量%含有し、
該有機酸又はその塩は、該アミノ変性シリコーンを構成する全アミノ基1モルに対して該有機酸又はその塩を構成する全カルボキシル基が0.1〜10モルとなる割合で含有され、
pHが4〜6である液状艶出し洗浄剤を、1〜5重量部含浸〔但し、限界含浸量に対する実際に含浸される艶出し洗浄剤の含浸量の割合(含浸率)は80%を超えない〕させた硬質表面用艶出し洗浄シート。 - 前記シート状基材が繊維集合体(B)の両面を繊維集合体(A)で挟んだ3層構造である請求項1記載の硬質表面用艶出し洗浄シート。
- 前記アミノ変性シリコーンが、乳化粒子の平均粒径が0.01〜30μmのアミノ変性シリコーンエマルジョンである請求項1又は2記載の硬質表面用艶出し洗浄シート。
- カルボキシル基を1つ以上有する前記有機酸又はその塩の炭素数が3〜7である請求項1〜3の何れかに記載の硬質表面艶出し洗浄シート。
- 前記艶出し洗浄剤が、さらにテルペン化合物を含有する請求項1記載の硬質表面艶出し洗浄シート。
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