JP3810602B2 - 吸込具およびこの吸込具を用いた循環式電気掃除機 - Google Patents

吸込具およびこの吸込具を用いた循環式電気掃除機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、吸込口体の吸込開口から吸込気流とともに吸引した塵埃を集塵装置によって除去した後、前記吸込口体に還流させて吸込開口近傍に吹出させて掃除をする循環式電気掃除機に用いられる吸込具およびこの吸込具を用いた循環式電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
吸込口体の吸込開口から吸込気流とともに吸引した塵埃を集塵装置によって除去した後、前記吸込口体に還流させて吸込開口近傍に吹出させて掃除をする循環式電気掃除機(以下単に循環式掃除機という)は従来から知られている。
この種の循環式掃除機は、掃除機本体に設けられ、塵埃とともに吸込気流を吸込む吸込口と、電動送風機から排気された排気風を還流させるための還流口とが形成された接続口体に、吸込風路と排気風路とを有する吸込ホースを接続し、また、この吸込ホースに同様に吸込風路と排気風路を有する延長管を接続し、この延長管に吸込口体である床ブラシなどを接続する構成となっている。
【0003】
そして、前記吸込口体は、下面に開口した吸込開口を有する吸込室を有するとともに、吸込開口近傍に吹出口を設け、前記吸込開口から塵埃とともに吸込まれた吸込気流を吸込室、前記延長管、吸込ホースの吸込風路を介して前記掃除機本体に設けた接続口体の吸込口から、掃除機本体に設けた集塵室に配設された集塵装置内に吸込み、この集塵装置によって前記塵埃を除去した後、排気風を前記還流口、吸込ホース、延長管の排気風路を介して、吸込口体に還流させて前記吹出口から吹出させて被掃除面から塵埃を吹出させ、この吹出した塵埃を吹出された排気風とともに、再び吸込気流として吸込むことによって掃除をなすものである。
【0004】
また、この種の循環式掃除機においても、一般の電気掃除機と同様に、例えば、窓枠の敷居溝などの狭小な場所の塵埃を吸引することにより、あるい排気風を吹き付けて塵埃を吹出すことによって除去するために、一般にツル口などと呼ばれている付属用の吸込具が使用されるものである。
【0005】
しかし、循環式掃除機の延長管および吸込ホース(以下延長管および吸込ホースを総称して吸込ホースなどともいう)には、上述のように吸込風路と排気風路とが形成されているために、例えば、窓枠の敷居溝などの狭小な場所の塵埃を吸引して除去するときは、前記吸込ホースなどの吸込風路にのみ連通する構成の吸込具を用い、また、逆に排気風を吹き付けて塵埃を吹出すことによって除去するときは、吸込ホースなどの排気風路のみと連通する構成の吸込具を用いているものである。つまり、吸引用と吹出し用の二種類の吸込具を必要とするものである。
【0006】
このため、掃除中に掃除場所に応じて吸引ないし吹出しによって掃除をしようとするときは、その都度吸引用の吸込具と吹出し用の吸込具を吸込ホースなどに接続し直すという煩わしい操作が必要となり、また、二種類の吸込具を要することから収納時などのおける取り扱いも煩わしくなるとともに収納スペースも必要となるなど問題があり、また、コスト的にも高くなるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の循環式掃除機に用いられる吸込具は、循環式掃除機固有の風路構成によって吸引用と吹出し用の二種類が必要となるため、掃除中に掃除場所に応じて吸引ないし吹出しによって掃除をしようとするときは、その都度吸引用の吸込具と吹出し用の吸込具を吸込ホースなどに接続し直さなければならないという煩わしい操作が必要となり、また、吸込具の数が多くなり収納時の取り扱いも煩わしくなるとともに収納スペースも必要となるなど問題があり、また、コスト的にも高くなるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、請求項1記載の発明は、先端部に開口を有するとともに基端部にそれぞれ外部に開口する吸引口と吐出口とを有する吸込具本体と、この吸込具本体の基端部に相対移動可能に設けられるとともに吸込風路と排気風路を有する接続管とから構成され、吸込具本体の前記開口を接続管の吸込風路に連通させる第一の吸込流路と、接続管の排気風路を前記吐出口に連通させる第一の排気流路と、前記吸込具本体の吸引口を接続管の吸込風路に連通させる第二の吸込流路と、接続管の排気風路を吸込具本体の開口に連通させる第二の排気流路とを形成し、前記吸込具本体と接続管とを相対的に移動させて、第一の吸込流路と第一の排気流路とを構成する態様と、第二の吸込流路と第二の排気流路とを構成する態様に切り換えるようにした吸込具としたものである。
このように請求項1の発明は、吸込具を、先端部に開口を有するとともに基端部にそれぞれ外部に開口する吸引口と吐出口とを有する吸込具本体と、この吸込具本体の基端部に相対移動可能に設けられるとともに吸込風路と排気風路を有する接続管とから構成されるとともに、吸込具本体の前記開口を接続管の吸込風路に連通させる第一の吸込流路と、接続管の排気風路を前記吐出口に連通させる第一の排気流路と、前記吸込具本体の吸引口を接続管の吸込風路Fに連通させる第二の吸込流路と、接続管の排気風路を吸込具本体の開口に連通させる第二の排気流路とを形成し、前記吸込具本体と接続管とを相対的に移動させて、第一の吸込流路と第一の排気流路とを構成する態様と、第二の吸込流路と第二の排気流路とを構成する態様に切り換えるようにしたことから、吸込具を、前記吸込具本体と接続管とを相対的に移動させて、第一の吸込流路と第一の排気流路とが構成する態様とすることにより吸込用として機能させ、また、第二の吸込流路と第二の排気流路とを構成する態様とすることにより吹付け用として機能させることができるという作用を有するものである。したがって、この吸込具を循環式電気掃除機に用いたときは、狭小な部分の掃除をする場合において、一つの吸込具を必要に応じて吸込用または吹付け用として機能させることができるため、使用時における操作、収納時などにおける取り扱いが容易となり、コスト的にも安価とすることができるものである。
また、請求項2の発明は、先端部に開口を有し少なくとも基端部を円形とした内管とこの内管の外周に離間させて環状壁を形成するととともに、前記内管および環状壁の開口を遮蔽する遮蔽壁を形成した吸込具本体と、前記遮蔽壁に気密的に摺接する隔壁とこの隔壁の一端側に前記環状壁の内周面にその外周面を気密的に摺接する環状の外側摺接壁と前記内管の外周面にその内周面を気密的に摺接する内側摺接壁とを有し内部を風路室とした嵌合部が形成され、他端側に吸込風路を形成する第一の嵌合管とこの第一の嵌合管の外周に排気風路を形成するように第二の嵌合管を形成した接続管とから構成され、
前記吸込具本体の内管の周壁に連通口と吸気連通孔を、前記遮蔽壁の前記内管の内側の領域に第一の吸込孔および第二の吸引孔を、前記内管と環状壁の間の領域に前記接続管の風路室に連通する第一の排気孔および第二の排気孔を、前記環状壁に吐出口および吸引口を形成し、
前記接続管の隔壁の第一の嵌合管の内側の領域に前記第一の吸込孔と第二の吸込孔とに選択的に連通する吸気孔を、第一の嵌合管と第二の嵌合管との間の領域に、前記吸気孔が第一の吸込孔と連通したとき前記第一の排気孔と連通し、第二の吸込孔と連通したとき第二の排気孔と連通する排出口を、前記外側摺接壁に前記排出口と第一の排気孔が連通したとき前記吐出口および吸引口にそれぞれ連通する排気連通口を、前記内側摺接壁に前記吸気孔が前記第二の吸込孔に連通し、かつ前記排出口が第二の排気口に連通したとき、前記連通口および前記吸引口に連通する第一の開口および第二の開口を形成した吸込具としたものである。
【0009】
このように請求項2の発明は、吸込具を、先端部に開口を有し少なくとも基端部を円形とした内管とこの内管の外周に離間させて環状壁を形成するととともに、前記内管および環状壁の開口を遮蔽する遮蔽壁を形成した吸込具本体と、前記遮蔽壁に気密的に摺接する隔壁とこの隔壁の一端側に前記環状壁の内周面にその外周面を気密的に摺接する環状の外側摺接壁と前記内管の外周面にその内周面を気密的に摺接する内側摺接壁とを有し内部を風路室とした嵌合部が形成され、他端側に吸込風路を形成する第一の嵌合管とこの第一の嵌合管の外周に排気風路を形成するように第二の嵌合管を形成した接続管とから構成され、
前記吸込具本体の内管の周壁に連通口と吸気連通孔を、前記遮蔽壁の前記内管の内側の領域に第一の吸込孔および第二の吸引孔を、前記内管と環状壁の間の領域に前記接続管の風路室に連通する第一の排気孔および第二の排気孔を、前記環状壁に吐出口および吸引口を形成し、
前記接続管の隔壁の第一の嵌合管の内側の領域に前記第一の吸込孔と第二の吸込孔とに選択的に連通する吸気孔を、第一の嵌合管と第二の嵌合管との間の領域に、前記吸気孔が第一の吸込孔と連通したとき前記第一の排気孔と連通し、第二の吸込孔と連通したとき第二の排気孔と連通する排出口を、前記外側摺接壁に前記排出口と第一の排気孔が連通したとき前記吐出口および吸引口にそれぞれ連通する排気連通口を、前記内側摺接壁に前記吸気孔が前記第二の吸込孔に連通し、かつ前記排出口が第二の排気孔に連通したとき、前記連通口および前記吸引口に連通する第一の開口および第二の開口を形成したことから、
吸込具本体と接続管を相対的に周方向に回動させることにより、吸気孔を第一の吸込孔と連通させるとともに排出口を第一の排気孔に連通させると、吸引口は外側摺接壁によって、連通口は内側摺接壁によってそれぞれ遮蔽されるとともに、排出口は第一の排気孔、排気連通口を介して吐出口に連通するため、吸込具本体の開口は接続管の第一の嵌合管の内部吸込風路と連通し、また、接続管の第二の嵌合管の内部の排気風路は吸込具本体の吐出口と連通する流路が形成され、また、吸気孔を第二の吸込孔と連通させると排出口は第二の排気口に連通し、連通口は第一の開口と吸引口は第二の開口とそれぞれ連通するため、吸引口は接続管の第二の嵌合管の吸込風路に連通し、吸込具本体の開口は接続管の第二の嵌合管の吸込風路に連通する流路が形成されることから、この吸込具を循環式電気掃除機に用いたときは、狭小な部分の掃除をする場合において、必要に応じて吸込む流路を形成して塵埃を吸込んで掃除をすることも、吹出す流路を形成して排気風を吹き付けて塵埃を噴出させて掃除をすることも一つの吸込具によってなすことができるという作用を有するものである。
また、請求項3の発明は、外部に開口する吸込口と還流口とを有するとともに、集塵装置が配設され前記吸込口に連通した集塵室、この集塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風機室を有する掃除機本体の前記吸込口と還流口とに、請求項1または請求項2の吸込具の第一の嵌合管と第二の嵌合管を連通させて接続した循環式電気掃除機としたものである。
このように請求項3の発明は、外部に開口する吸込口と還流口とを有するとともに、集塵装置が配設され前記吸込口に連通した集塵室、この集塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風機室を有する循環式電気掃除機の掃除機本体の前記吸込口と還流口とに、請求項1または請求項2の吸込具の第一の嵌合管と第二の嵌合管を連通させてするものであることから、掃除中における狭小な部分の掃除をする場合において、必要に応じて塵埃を吸込んで掃除をすることも、排気風を吹き付けて塵埃を噴出させて掃除をすることも一つの吸込具によってなすことができることから、従来のように都度吸込具を交換をするという煩わしい操作の必要がなく、また、吸込具は一つであることからその取り扱いが容易でとなるなどの作用を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態を図1ないし図7に基いて説明する。
図1は、循環式掃除機Aの構成つまり掃除機本体1に吸込ホース30、延長管50および床ブラシ60を接続した状態を示した図であり、そして、図に示すように前記掃除機本体1は、内部に集塵室11、この集塵室11の下流側に設けられた送風機室12および図示しないが送風機室12の後方の部位に設けられたリール室が形成された本体ケース10、前記集塵室11内に着脱可能に配置される集塵装置である集塵袋20、前記送風機室12内に収納された電動送風機21、前記図示しないリール室内に設けられた同じく図示しないコードリールなどから構成されている。
【0011】
また、前記本体ケース10の前部には、吸込口13と還流口14とが形成された接続口15が形成されており、また、前記還流口14と前記送風機室12とは還流路14aを介して連通している。
また、前記本体ケース10の前記集塵室11の上部には集塵室11の開口(不図示)を開閉する開閉蓋16が形成されおり、また、後部側壁には走行車輪17が、前部下側には旋回輪18が取り付けられている。
【0012】
つぎに、前記吸込ホース30は、可撓性を有する外ホース31とこの外ホース31内に同心状に配置された内ホース32とからなるホース部33、このホース部33の一端側に接続され前記接続口15に着脱可能な接続口体34、他端側に接続された把手部40とから構成されている。そして、前記内ホース32の内部に形成される通路は吸込風路を構成しており、また、外ホース31の内部つまり外ホース31の内周壁と内ホース32の外周壁との間に形成される通路は排気風路を構成している。
【0013】
また、前記接続口体34には、その内部に前記内ホース32に接続された吸込管35が設けられており、また、外ホース31の内周壁と内ホース32の外周壁との間に形成された前記通路つまり排気風路と連通する図示しない排気通路が形成されている。そして、接続口体34を前記接続口15に接続したときは、前記吸込管35の先端部は前記集塵袋20内に入り込み、また、前記図示しない排気通路は前記接続口15に設けた還流口14に連通するようになっている。
【0014】
前記把手部40は、把手ケース40a、この把手ケース40a内に配設された略く字状に形成された外接続管41、この外接続管41の内部に配置された同様に略く字状に形成された内接続管42および把手ケース40aの上部に一体に形成された把手48とから構成されている。
また、前記内接続管42は外接続管41の内部に同心円状となるように配置されており、内接続管42の管内は吸込風路を構成し、また、内接続管42の外周面と外接続管41の内周面との間に形成される空間は排気風路を構成するものである。
【0015】
そして、内接続管42の一端部(以下後端部ともいう)は前記内ホース32の他端側が接続されており、また外接続管41の一端部(以下同様に後端部ともいう)は前記外ホース31の他端側が接続されている。
【0016】
また、前記外接続管41および内接続管42の先端側開口は、図2に示すようにそれぞれ嵌合孔43および嵌合孔44を構成しており、これら嵌合孔43および44には後に詳述する前記延長管50の外管51および内管52の先端部がそれぞれ挿入されて嵌合するようになっている。また、嵌合孔44および43には後述する吸込具Bの接続管80の第一の嵌合管86および第二の嵌合管87の先端がそれぞれ挿入されて嵌合するようになっている。
また、前記把手部48の前面部には、前記電動送風機21を制御する複数の制御スイッチ48aが設けられており、これら制御スイッチ48aからの制御信号は、前記外ホース31に配線された信号線(不図示)を介して、本体ケース10内に設けられた図示しないマイクロコンピュータ等から構成された制御手段に送られ、この制御手段によって前記電動送風機21は制御されるようになっている。
【0017】
つぎに、前記把手部40に着脱可能に接続される延長管50は、図1に示すように、外管51とこの外管51の内部に同心円状に配設された内管52とから構成されており、前記内管52の内部は吸込風路を構成しており、また、内管52の外周面と外管51の内周面との間の空間は排気風路を構成している。
そして、前記外管51および内管52の一端側つまり後端側の先端部は、それぞれ前記把手部40の外接続管41の嵌合孔43および内接続管42の嵌合孔44に嵌合するようになっている。また、前記外管51および内管52の他端側つまり前端側の先端部の開口部(不図示)は、それぞれ後述する床ブラシ60の継手管の外継手管63と図示しない内継手管と嵌合する嵌合孔(不図示)となっている。
【0018】
つぎに、前記床ブラシ60は、図1に示すように床ブラシ本体61とこの床ブラシ本体61に上下方向に回動可能に取り付けられた継手管62とから構成されている。また、前記継手管62は、外継手管63とこの外継手管63内に同心円状に設けられた内継手管(不図示)とから構成されており、前記内継手管の内部は吸込風路となっており、また、内継手管の外周面と外継手管63の内周面との間の空間は排気風路となっている。
そして、床ブラシ60は、外継手管63および内継手管の先端部をそれぞれ前記延長管50の先端部の嵌合孔に嵌合させることによって延長管50に接続されるようになっている。
【0019】
また、前記床ブラシ本体61には、下面に図示しないが吸込開口が形成されており、内部には前記吸込開口および前記内継手管に連通する吸込室(不図示)が形成されている。また、吸込室の上部には排気風路を構成する同様に図示しない排気通路が形成され、この排気通路は、前記内継手管の外周面と外継手管63の内周面との間の空間つまり排気風路と前記吸込開口の近傍に形成された吹出口(不図示)に連通している。
【0020】
つぎに、上記のように構成された循環式掃除機Aの掃除をする際の動作について説明する。
掃除をする場合は、図1に示すように掃除機本体1に、吸込ホース30、延長管50および床ブラシ60を接続し、制御スイッチ48aを操作する。この操作によって電動送風機21が駆動し、電動送風機21の吸引作用によって床ブラシ60の図示しない吸込開口から吸込気流とともに塵埃が吸込まれ、この吸込気流は延長管50の内管52、把手部40の内接続管42および吸込ホース30の内ホース32の内部つまり吸込風路を経て集塵室11内に配設された集塵袋20内に吸込まれ、そして、集塵袋20によって塵埃が除去された吸込気流は電動送風機21を通って排気風として送風機室12に排気される。
【0021】
この排気された排気風は、還流路14a、還流口14、吸込ホース30の内ホース32の外周面と外ホース31の内周面との間つまり排気風路、延長管50の内管52の外周面と外管51の内周面との間つまり排気風路、床ブラシ60の内継手管の外周面と外継手管61の内周面との間つまり排気風路を、床ブラシ本体60の排気通路を経て吹出口から床面に向けて吹出される。
【0022】
そして、吹出した排気風によって床面に存在する塵埃は吹き出され、この吹出された塵埃は吸込気流とともに前記した経路つまり吸込風路を経て集塵袋20内に吸込まれ、塵埃が除去された吸込気流は、電動送風機21によって吸込まれて再び排気風として前記床ブラシ60に戻され吹出口から床面に吹き付けられ、床面の塵埃を吹出すことによって掃除がなされるものである。
【0023】
つぎに、上記循環式掃除機Aに用いられる接続具Bについて説明する。
この接続具Bは、図3に示すように前記把手部40(あるいは延長管50)に接続されて使用されるものであり、吸込具本体(以下単に本体という)70とこの本体70の基端部(把手部40側の部分)に回動可能に取り付けられる接続管80とから構成されている。なお、以下の説明においては前記基端部を基端側ともいい、また、基端部と反対側を先端側あるいは先端部という。
なお、図3における掃除機本体1および吸込ホース30は、図1に示したものと同一構成であることから同一部分には同一符号を付してある。
【0024】
そして、前記本体70は、基端部は円形(円筒形)に形成されおり、この基端部近傍から先端までは幅方向を偏平状に形成されるとともに、先端部は側面からの投影が剣先状に形成されている。そして、その先端部には図3に示すように開口71が形成されている。このような形状に形成されていることから、窓枠の敷居溝など狭小な部分に先端側を挿入して掃除ができるようになっている。
【0025】
また、前記本体70の基端側は、図4ないし図7に示すように断面円形とした内管72とこの内管72の外周に離間させて同心状に形成した環状壁73によって形成されている。また、前記内管72および環状壁73の基端面には遮蔽壁74が形成されている。
そして、各図に示すように前記内管72の上面側(使用時に上側となる面)の管壁には連通口72aが形成されており、また、下面側(使用時に下側となる面)の壁面には、前記連通口72aと対向する位置(180度ずれた位置)に吸気連通孔72bが形成されている。また、前記環状壁73には、前記内管72に形成した連通口72aと対向する位置に吐出口73aが形成され、また、前記吸気連通口72bと対向する位置には吸引口73bが形成されている。
【0026】
また、前記遮蔽壁74のうちの前記内管と外管との間の遮蔽壁(以下外側遮蔽壁ともいう)には、図4、図5に示すように上面側に円弧状の開口からなる第一の排気孔74aが形成され、また、この第一の排気孔74aと90度ずれた部位には二つの第二の排気孔74bが形成されている。
また、遮蔽壁74のうちの内管72の内側に位置する遮蔽壁(以下内側遮蔽壁ともいう)には、下側に扇状の開口からなる第二の吸引孔74cが形成されており、また、この第二の吸引孔74cと90度ずれた部位に二つの第一の吸引孔74dが形成されている。なお、前記第二の吸引孔74cは、図6、図7に示すようにコ字の仕切壁72fによって形成された風路74eを介して前記吸気連通孔72bに連通している。なお、風路74eは、吸気連通孔72bの一部となっているものである。
【0027】
また、外側遮蔽壁には、前記環状壁73の内周面との角部に周方向に沿って形成されたスリット状の円弧状嵌合孔74fが外側遮蔽壁と内側遮蔽壁を接続するリブ(不図示)によって仕切られて形成されている。なお、円弧状嵌合孔74fは、円周を略2等分する範囲に亘る円弧に形成されているものである。
【0028】
つぎに、接続管80は図4、図5に示すように、前記本体70の遮蔽壁74に気密的つまり気密状態で摺接する隔壁81、この隔壁81の一端側つまり本体70側に形成された前記環状壁73の内周面にその外周面を気密的に摺接するC字状の外側摺接壁82(図6、図7参照)と前記内管72の外周面にその内周面を気密的に摺接するC字状の内側摺接壁83(図6、図7参照)と、この内側摺接壁83と外側摺接壁82との先端縁と一体に形成された底壁84(図4、図5参照)、前記外側摺接壁82の内側摺接壁83の周方向端縁に一体に形成された仕切壁82f(図6、図7参照)とによって形成され後端側を開口し内部にC字状溝が形成された嵌合部85、前記隔壁81の他端側つまり把手部40側に形成された第一の嵌合管86とこの第一の嵌合管86の外周に形成された第二の嵌合管87とから構成されている。
なお、前記嵌合部85の内部は風路室Sとなっているものである。また、前記第一の嵌合管86と第二の嵌合管87との間に形成される空間は排気風路Hとなっており、また、第一の嵌合管86の内部は吸込風路Fとなっている。また、第一の嵌合管86および第二の嵌合管87は、上述したようにそれぞれ前記把手部40の前記嵌合孔44および嵌合孔43に嵌合するようになっている。
【0029】
また、前記隔壁81の第一の嵌合管86に囲まれた部分(以下内側隔壁ともいう)には、図4、図5に示すように扇状の開口からなる二つの吸気口81aが互いに対向して形成されており、また、第一の嵌合管86と第二の嵌合管87との間の隔壁81の部分(以下外側隔壁ともいう)には、前記二つの吸気口81aと互いに90度ずれた部位に円弧状の開口からなる排出口81bが互いに対向して形成されている。
【0030】
そして、前記吸気口81aは前記遮蔽壁74つまり内側遮蔽壁に形成された第一の吸引孔74dおよび第二の吸引孔74cと相似形に形成されるとともに、その開口面積は略同一に形成されており、また、前記排出口81bは、同様に外側遮蔽壁に形成した第一の排気孔74aおよび第二の排気孔74bと相似形に形成されるとともにその開口面積は略同一に形成されている。
【0031】
また、前記外側摺接壁82には、前記一方の排出口(上側に位置する排出口)81bの軸方向中心とその中心を一致させるとともに前記環状壁73に形成した吐出口73aおよび吸引口73bと同一形状とした二つの排気連通口82aが互いに対向した位置つまり180度ずれた位置に形成されており、また、この排気連通口82aと90度ずれた位置には、図6、図7に示すように前記外側摺接壁82と内側摺接壁83に一体に形成された互いに対向する前記仕切壁82fによって前記環状壁73に形成した吸引口73bと吸引連通孔72bを連通させる第二の開口83hとが形成されている。
また、内側摺接壁83の前記第二の開口83hと反対側つまり180度ずれた位置には、図5ないし図7に示すように前記連通口72aと同一形状に形成された第一の開口83bが形成されている。
【0032】
また、前記嵌合部85の外側摺接壁82の基部は、前記遮蔽壁74に形成した円弧状嵌合溝74fに摺動可能に嵌合しており、その周方向への回動関係は、前記本体70つまり内管72および外管73をいずれの方向に対しても略90度相対的に回動させることができるようになっている。
【0033】
すなわち、図4に示す状態つまり本体70の第一の排気孔74aと接続管80の一方の排出口81bとが対向し、また、本体70の二つの第一の吸引孔74dと接続管80の二つの吸引口81aが対向した状態(以下第一の状態という)から、いづれかの方向に略90度(例えば図7に示す状態から図6に示す状態)回動させると図5に示すように、本体70の遮蔽壁74つまり外側遮蔽壁に形成した二つの第二の排気孔74bと接続管80の隔壁81つまり外側隔壁に形成した二つの排出口81bとが対向し、また、本体70の内側遮蔽壁に形成された第二の吸引孔74cと接続管80の内側隔壁に形成された二つの吸気口81aのうちの一つとが対向した状態(以下第二の状態という)となるようになっている。
【0034】
また、前記第一の状態においては図4に示すように外側遮蔽壁に形成された二つの第二の排気孔74bは隔壁81によって遮蔽されており、内側遮蔽壁に形成された第二の吸引孔74cは隔壁81によって遮蔽されている。また、図4(B)に示すように、連通口72aは内側摺接壁83によって遮蔽され、吐出口73aは排気連通孔82aと対向し、また、吸引口73bは外側摺接壁82よって遮蔽されている。
【0035】
つまり、この第一の状態では、本体の開口71は、前記第一の吸引孔74d、吸気口81aを介して第一の嵌合管86の内部つまり吸込風路Fに連通し、また、第一の嵌合管86と第二の嵌合管87の間に形成される空間つまり排気風路Hは、排出口81b、第一の排気孔74a、風路室S、排気連通口82aおよび吐出口73aと連通するものである。
したがって、吸込具Bを吸込ホース30の把手部40に接続して電動送風機21をが駆動するとその吸引作用にによって、吸込気流は前記開口71、第一の吸引孔74d、吸気口81aを介して集塵袋20内に吸込まれ、そして電動送風機21の排気風は前記吸込ホース30の外ホース31の内部つまり排気風路を経て前記第一の嵌合管86と第二の嵌合管87の間に形成される空間つまり排気風路H、排出口81b、第一の排気孔74a、風路室S、排気連通口82aおよび吐出口73aを介して外部に排気されるものである。
【0036】
なお、前記第一の吸引孔74dおよび吸気口81aは、本体70の開口71と第一の嵌合管86の内部の吸込風路Fとを連通させる第一の吸込流路を構成するものであり、また、排出口81b、第一の排気孔74a、風路室S、排気連通口82aおよび吐出口73aは、前記排気風路Hを外部に連通させる第一の排気流路を構成するものである。
【0037】
つまり、前記吸込具Bを第一の状態としたときは、開口71からは排気風は吹出すことはなく空気を吸込むだけであることから、接続具Bは吸込用の吸込具として機能するものであり、狭小な部分の塵埃を吸込みことによって掃除をすることができるものである。
【0038】
また、上記第二状態としたときは、上述のように二つの第二の排気孔74bと二つの排出口81bとが、また、第二の吸引孔74cと二つの吸気口81aのうちの一つつまりいずれか一方とが対向し、また、図5(B)、図6に示すように、吐出口73aは外側摺接壁82によって遮蔽され、また、連通孔72aは内側摺接壁83に形成した開口83bと対向している。また、遮蔽壁74に形成した第一の吸引孔74dは、隔壁81によって遮蔽され、また、隔壁81に形成された他方の吸気口81aは前記遮蔽壁74によって遮蔽されている。
【0039】
つまり、この第二の状態では、本体70の吸引口73b、第二の開口83h、風路74e、第二の吸込孔74c、吸気口81aを経て第一の嵌合管86の内部の吸込風路Fに連通し、また、第一の嵌合管86と第二の嵌合管87との間の空間つまり排気風路Hは二つの排出口81b、二つの第二の排気孔74b、風路室S、第一の開口83b、連通口72aを経て本体の70の開口71に連通するものである。
【0040】
したがって、この接続具Bを吸込ホース30の把手部40に接続して電動送風機21を駆動するとその吸引作用にによって、吸込気流は前記吸引口73b、第二の開口83h、風路74e、第二の吸込孔74c、吸気口81a、吸込風路F、吸込ホース30の内ホース32の内ホース32の内部つまり吸込風路を経て集塵袋20内に吸込まれ、そして、電動送風機21から排気された排気風は前記吸込ホース30の外ホース31の内部つまり排気風路を経て前記第一の嵌合管86と第二の嵌合管87の間に形成される排気風路H、二つの排出口81b、二つの第二の排気孔74b、風路室S、第一の開口83b、連通口72aを経て本体の70の開口71から吹出される。
【0041】
なお、前記吸引口73b、第二の開口83h、風路74e、第二の吸込孔74c、吸気口81aは第一の嵌合管86の吸込風路Fと開口71を介することなく外部に連通させる第二の吸込流路を構成するものであり、また、二つの排出口81b、二つの第二の排気孔74b、風路室S、第一の開口83b、連通口72aは、第一の嵌合管86と第二の嵌合管87との間の排気風路Hと本体の70の開口71を連通させる第二の排気流路を構成するものである。
【0042】
つまり、この第二の状態としてときは、開口71からは空気は吸い込まれることなく排気風のみを吹出すようにのみ機能するものである。したがって、接続具Bは排気風を吹出し狭小な部分から塵埃を吹き飛ばしてみ掃除をする吹付け用の吸込具として機能させることができるものである。
【0043】
上述のように吸込具Bは、本体70とこの本体70の基端側に回動可能に取り付けた接続管80を取り付け、本体70と接続管80とに亘って本体70の開口71を接続管80の吸込風路Fに連通させる第一の吸込流路と、接続管80の排気風路Hを開口71に還流させることなく外部に排気させる第一の排気流路と、外気を開口71を介しない吸引口73bと吸込風路Fに連通させる第二の吸込流路と、排気風路Hを本体70の開口に連通させる第二の排気流路とを形成し、前記本体70と接続管80を相対的に回動させることによって、第一の吸込流路と第一の排気流路とが構成される態様と、第二の吸込流路と第二の排気流路とを構成する態様に切り換えることができることから、一つの吸込具を吸込用として機能させることも、吹付け用としても機能させることができるものである。
【0044】
また、本体70に対して接続管80を回動するようにしたことから、
吸込ホース30の把手部40に吸込具Bを接続した状態で、いずれかの方向に回動させるという簡単な操作で吸込用と吹出し用に切り換えることができるためその操作性は極めてよいものでる。
【0045】
なお、上記実施の形態においては、本体70と接続管80を周方向に回動させることによって吸込用と吹出しように切り換える構成としたが、これは軸方向に移動させることによって吸込用と吹出し用に切り換える構成としてもよいものである。
【0046】
また、第一の吸込流路と第一の排気風路および第二の吸込風路と第二の排気風を構成する具体的構造は、上記実施の形態に示したものに限らず、具体的設計の際に適宜な構造とすることができるものである。
【0047】
また、上記実施の形態においては、吸込具をいわゆるキャニスタータイプの循環式掃除機に用いる場合について説明したが、これはハンデータイプなどの他の形式の循環式掃除機にも適用できるものであり、前記ハンデータイプの循環式掃除機に用いる場合は、吸込ホースを介することなく直接掃除機本体の接続口に接続して用いることもできるものである。
【0048】
【発明の効果】
上記のように請求項1の発明は、吸込具を、先端部に開口を有するとともに基端部にそれぞれ外部に開口する吸引口と吐出口とを有する吸込具本体と、この吸込具本体の基端部に相対移動可能に設けられるとともに吸込風路と排気風路を有する接続管とから構成さ、吸込具本体の前記開口を接続管の吸込風路に連通させる第一の吸込流路と、接続管の排気風路を前記吐出口に連通させる第一の排気流路と、前記吸込具本体の吸引口を接続管の吸込風路に連通させる第二の吸込流路と、接続管の排気風路を吸込具本体の開口に連通させる第二の排気流路とを形成し、前記吸込具本体と接続管とを相対的に移動させて、第一の吸込流路と第一の排気流路とを構成する態様と、第二の吸込流路と第二の排気流路とを構成する態様に切り換えるようにしたことから、吸込具を、前記吸込具本体と接続管とを相対的に移動させて、第一の吸込流路と第一の排気流路とが構成する態様とすることにより吸込用として機能させ、また、第二の吸込流路と第二の排気流路とを構成する態様とすることにより吹付け用として機能させるこことができ、したがって、この吸込具を循環式電気掃除機に用いたときは、狭小な部分の掃除をする場合において、一つの吸込具を必要に応じて吸込用または吹付け用として機能させることができるため、使用時における操作、収納時などにおける取り扱いが容易となり、コスト的にも安価とすることができるという効果を有するものである。
また、請求項2の発明は、吸込具を、先端部に開口を有し少なくとも基端部を円形とした内管とこの内管の外周に離間させて環状壁を形成するととともに、前記内管および環状壁の開口を遮蔽する遮蔽壁を形成した吸込具本体と、前記遮蔽壁に気密的に摺接する隔壁とこの隔壁の一端側に前記環状壁の内周面にその外周面を気密的に摺接する環状の外側摺接壁と前記内管の外周面にその内周面を気密的に摺接する内側摺接壁とを有し内部を風路室とした嵌合部が形成され、他端側に吸込風路を形成する第一の嵌合管とこの第一の嵌合管の外周に排気風路を形成するように第二の嵌合管を形成した接続管とから構成され、前記吸込具本体の内管の周壁に連通口と吸気連通孔を、前記遮蔽壁の前記内管の内側の領域に第一の吸込孔および第二の吸引孔を、前記内管と環状壁の間の領域に前記接続管の風路室に連通する第一の排気孔および第二の排気孔を、前記環状壁に吐出口および吸引口を形成し、前記接続管の隔壁の第一の嵌合管の内側の領域に前記第一の吸込孔と第二の吸込孔とに選択的に連通する吸気孔を、第一の嵌合管と第二の嵌合管との間の領域に、前記吸気孔が第一の吸込孔と連通したとき前記第一の排気孔と連通し、第二の吸込孔と連通したとき第二の排気孔と連通する排出口を、前記外側摺接壁に前記排出口と第一の排気孔が連通したとき前記吐出口および吸引口にそれぞれ連通する排気連通口を、前記内側摺接壁に前記吸気孔が前記第二の吸込孔に連通し、かつ前記排出口が第二の排気孔に連通したとき、前記連通孔および前記吸引口に連通する第一の開口および第二の開口を形成したことから、吸込具本体と接続管を相対的に周方向に回動させることにより、吸気孔を第一の吸込孔と連通させるとともに排出口を第一の排気孔に連通させると、吸引口は外側摺接壁によって、連通口は内側摺接壁によってそれぞれ遮蔽されるとともに、排出口は第一の排気孔、排気連通口を介して吐出口に連通するため、吸込具本体の開口は接続管の第一の嵌合管の内部吸込風路と連通し、また、接続管の第二の嵌合管の内部の排気風路は吸込具本体の吐出口と連通する流路が形成され、また、吸気孔を第二の吸込孔と連通させると排出口は第二の排気口に連通し、連通口は第一の開口と吸引口は第二の開口とそれぞれ連通するため、吸引口は接続管の第二の嵌合管の吸込風路に連通し、吸込具本体の開口は接続管の第二の嵌合管の吸込風路に連通する流路が形成されることから、この吸込具を循環式電気掃除機に用いたときは、狭小な部分の掃除をする場合において、必要に応じて吸込む流路を形成して塵埃を吸込んで掃除をすることも、吹出す流路を形成して排気風を吹き付けて塵埃を噴出させて掃除をすることも一つの吸込具によってなすことができるという効果を有するものである。
また、請求項3の発明は、外部に開口する吸込口と還流口とを有するとともに、集塵装置が配設され前記吸込口に連通した集塵室、この集塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風機室を有する循環式電気掃除機の掃除機本体の前記吸込口と還流口とに、請求項1または請求項2の吸込具の第一の嵌合管と第二の嵌合管を連通させて接続したとしたものであることから、掃除中における狭小な部分の掃除をする場合において、必要に応じて塵埃を吸込んで掃除をすることも、排気風を吹き付けて塵埃を噴出させて掃除をすることも一つの吸込具によってなすことができることから、従来のように都度吸込具を交換をするという煩わしい操作の必要がなく、また、吸込具は一つであることからその取り扱いが容易でとなるなどの効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における循環式電気掃除機に吸込ホースなどを接続し一部を断面した状態の側面図。
【図2】上記循環式電気掃除機の吸込ホースと延長管の接続関係を示す部分断面図。
【図3】上記循環式電気掃除機の吸込ホースに吸込具を接続した状態の一部を断面した側面図。
【図4】上記吸込具の要部を示す図で、(A)は軸方向と直交する方向で断面した図であり((B)図のX−X線での断面)、(B)は軸方向に沿って断面した側断面図である。
【図5】上記吸込具の要部を示す図で、(A)は軸方向と直交する方向に断面した図であり((B)図のX−X線での断面)、(B)は軸方向に沿って断面した側断面図である。
【図6】上記吸込具の軸方向と直交する方向での断面図(図5のY−Y線での断面図)。
【図7】上記吸込具の軸方向と直交する方向での断面図(図4のY−Y線での断面図)。
【符号の説明】
A 循環式電気掃除機
B 吸込具
1 掃除機本体
70 吸込具本体(吸込具の一部)
71 吸込具の開口
72 内管
72a 連通口(第二の排気流路の一部)
73 環状壁
73a 吐出口(第一の排気流路の一部)
73b 吸引口(第二の吸込流路の一部)
74 遮蔽壁
74a 第一の排気孔(第一の排気流路の一部)
74b 第二の排気孔(第二の排気流路の一部)
74c 第二の吸込孔(第二の排気流路の一部)
74d 第一の吸込孔(第一の吸込流路の一部)
74e 風路(第一の吸込流路の一部)
80 接続管(吸込具の一部)
81 隔壁
81a 吸気口(第一の吸込流路、第二の吸込流路の一部)
81b 排出口(第一の排気流路、第二の排気流路の一部)
83a 排気連通口(第一の排気流路の一部)
83b 第一の開口(第二の排気流路の一部)
83h 第二の開口(第二の吸込流路の一部)
F 接続管の吸込風路
H 接続管の排気風路
S 風路室(第一の排気流路、第二の排気流路の一部)

Claims (3)

  1. 先端部に開口を有するとともに基端部にそれぞれ外部に開口する吸引口と吐出口とを有する吸込具本体と、この吸込具本体の基端部に相対移動可能に設けられるとともに吸込風路と排気風路を有する接続管とから構成され、吸込具本体の前記開口を接続管の吸込風路に連通させる第一の吸込流路と、接続管の排気風路を前記吐出口に連通させる第一の排気流路と、前記吸込具本体の吸引口を接続管の吸込風路に連通させる第二の吸込流路と、接続管の排気風路を吸込具本体の開口に連通させる第二の排気流路とを形成し、前記吸込具本体と接続管とを相対的に移動させて、第一の吸込流路と第一の排気流路とを構成する態様と、第二の吸込流路と第二の排気流路とを構成する態様に切り換えるようにしたことを特徴とする吸込具。
  2. 先端部に開口を有し少なくとも基端部を円形とした内管とこの内管の外周に離間させて環状壁を形成するととともに、前記内管および環状壁の開口を遮蔽する遮蔽壁を形成した吸込具本体と、前記遮蔽壁に気密的に摺接する隔壁とこの隔壁の一端側に前記環状壁の内周面にその外周面を気密的に摺接する環状の外側摺接壁と前記内管の外周面にその内周面を気密的に摺接する内側摺接壁とを有し内部を風路室とした嵌合部が形成され、他端側に吸込風路を形成する第一の嵌合管とこの第一の嵌合管の外周に排気風路を形成するように第二の嵌合管を形成した接続管とから構成され、
    前記吸込具本体の内管の周壁に連通口および吸気連通孔を、前記遮蔽壁の前記内管の内側の領域に第一の吸込孔および第二の吸引孔を、前記内管と環状壁の間の領域に前記接続管の風路室に連通する第一の排気孔および第二の排気孔を、前記環状壁に吐出口および吸引口を形成し、
    前記接続管の隔壁の第一の嵌合管の内側の領域に前記第一の吸込孔と第二の吸込孔とに選択的に連通する吸気孔を、第一の嵌合管と第二の嵌合管との間の領域に、前記吸気孔が第一の吸込孔と連通したとき前記第一の排気孔と連通し、第二の吸込孔と連通したとき第二の排気孔と連通する排出口を、前記外側摺接壁に前記排出口と第一の排気孔が連通したとき前記吐出口および吸引口にそれぞれ連通する排気連通口を、前記内側摺接壁に前記吸気孔が前記第二の吸込孔に連通し、かつ前記排出口が第二の排気口に連通したとき、前記連通口および前記吸引口に連通する第一の開口および第二の開口を形成したことを特徴とする吸込具。
  3. 外部に開口する吸込口と還流口とを有するとともに、集塵装置が配設され前記吸込口に連通した集塵室、この集塵室の下流側に設けられ電動送風機を収納する送風機室を有する掃除機本体の前記吸込口と還流口とに、請求項1または請求項2の吸込具の第一の嵌合管と第二の嵌合管を連通させて接続したことを特徴とする循環式電気掃除機。
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