JP3807494B2 - 光源と当該光源を用いた画像読取装置 - Google Patents

光源と当該光源を用いた画像読取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光源に関し、特に、画像読取装置の光源および当該光源を使用した画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像読取装置を使用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはファクシミリと複写機とプリンタの機能を兼ね備えたマルチファンクションプリンタ等の機器は、用紙或いはシート状の記録媒体等(以下、原稿と呼ぶ)に描かれた文字・図柄の形状等のイメージを読み取る画像読取装置を備えている。
【0003】
上記画像読取装置の光源として、縮小光学方式(縮小CCD方式)が従来よく知られているが、この構成は十分な発光輝度を得ることができ、レンズの焦点深度を大きくとることによって、原稿面から原稿が浮いた状態でも鮮明な画像を得ることができる利点がある。しかしながら、大型となることから、より小型化・薄型化を配慮するときは、図17に示すように等倍正立で原稿からの情報をセンサに導く密着方式が用いられるようになっている。
【0004】
すなわち、光源としてのLED アレイ112を原稿面斜め上方に左右対称に配列し、当該原稿面に照射された光を上記2つのLED アレイ112の中間上方位置に配置した下記ロッドレンズアレイ121で受ける構成となっている。上記LED アレイ112は例えば図18に示すように基板124上にLED 素子125を主走査方向に多数配列した構成である。上記ロッドレンズアレイ121は、例えば図19に示すように、まず所定長さ、所定径の円柱形状のロッドレンズ122を、所定数隣接させて複数列に、上記LED アレイ112の長さに対応した長さ配列し、基板124で挟み込んだ構成になっている。
【0005】
この構成によると縮小光学方式(縮小CCD方式)に比べて、原稿面106と当該ロッドレンズ122との距離を小さくできるので装置全体をかなり小さくできることになる。また上記ロッドレンズ122の焦点距離を小さくすることでよりより薄型の装置を期待することができる。ロッドレンズアレイ121の焦点距離を小さくするには、ロッドレンズ122の径を小さくするようにすればよいが、各ロッドレンズ122の径を小さくすると、各ロッドレンズ122間のクロストークやフレア光等の光ノイズが多くなりMTF(modulation transfer function)値が低下する。そこで本願出願人は特願2000-224156にてより光ノイズの少ないロッド(ファイバ)レンズアレイの構成(後に説明)を提案している。
【0006】
更に、当該LED アレイ112に使用される光源は点光源の集合であるので、上記LED アレイ112を使用したとしても、原稿面106と当該光源との間にある程度の距離を保たないと原稿面106上での照度の均一性が確保できない。この点で、上記LEDアレイ112を用いての密着方式の装置の薄型・小型化を進めるには限度があることになる。そこで本願出願人は、より薄型・小型化を図る目的で発光媒体として層状のエレクトロルミネッセンスを用いた特願2000-217561 等で提案している。
【0007】
その構成は例えば図20に示すように、走査方向に長いガラス基板あるいは透明樹脂等の透明基板101上に透明電極層102を形成し、その背面に発光媒体としての発光層100を形成し、更にその背面に金属電極層103を積層したものである。この構成の上記2つの電極層102・103に所定の電圧を印加することで、上記透明電極102の前面から所定の強度の発光を得ることができる。カラー画像を得たいときにはRGBの3種の光を発光する3種の発光層を上記透明基板101上に形成することになる。
【0008】
上記のように構成された光源を使用した画像読取装置の構成は後に説明するようにLEDアレイ112を使用した構成とほぼ同じではあるが、光源から均一な光が原稿に照射されるので、より原稿に対して光源を近づけることができる。更に、ロッドレンズアレイを構成する各ロッドレンズ122の径を小さくして焦点距離を短くすることによって、より薄型の画像読取装置を構成することが期待できることになる。尚、上記発光層100は、一般的な薄膜形成に用いられる蒸着等に限らず、印刷、塗布等で形成されてもよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように発光媒体としてエレクトロルミネッセンスを用いた光源であっても種々の要因でその発光輝度が位置、特に長手方向の位置に依存することになる。その要因として電極層(特に透明電極)等の抵抗が考えられる。すなわち、リードと透明電極層102、又リードと金属電極層103との接続点Pからの距離が遠い部分のエレクトロルミネッセンスの発光輝度は、接続点Pの近傍部分のエレクトロルミネッセンスに比べて発光輝度が小さい。
【0010】
また、光源の発光輝度が位置に依存する要因としてエレクトロルミネッセンスの厚みのばらつきも考えられる。これは一定長さ以上の厚みが均一なエレクトロルミネッセンスを製造することは困難であるためである。
【0011】
光源の発光輝度が均一でない場合、原稿面106上では均一な照度が得られないために、センサ108が読み取る画像濃度は原稿の位置に依存することになる。
【0012】
本発明は上記従来の事情に鑑みて提案されたものであって、均一な発光輝度を得ることができる画像読取装置用の光源を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、透明基板上に発光層を形成し、当該発光層の表裏より電圧を印加して発光する光源において、光源全体の長さより短い透明基板に上記発光層が形成された同一色に発光する複数の光源片を、当該光源の長手方向に継ぎ合わせて必要な長さとし、
複数の光源片における各光源片の少なくとも一方の長手方向の端部近傍の発光面が他の発光面の幅よりも幅狭に構成され、隣接する光源片の幅狭に構成された端部近傍の発光面と相補して継ぎ合わせる画像読取装置の光源とする。
【0014】
発光層の厚みを調整しやすい(均一にしやすい)長さの発光層を形成した複数の光源片を用いて光源を形成することで、発光輝度が均一な光源を得ることができる。
【0015】
図2に示すような光源片の端面は、封止処理のために発光層が積層されていないため、光源片を継ぎ合わせて構成される光源の発光輝度は、継ぎ合わせ部分で著しく小さくなる。そこで光源片の継ぎ合わせ部分付近の発光層の幅を広くしたりして、継ぎ合わせ部分の発光輝度の補償を行うようにする。上記発光層としてエレクトロルミネッセンスを使用することができる。
【0016】
また、上記の光源は画像読取装置に適用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1(a)は本発明の画像読取装置用の光源5を示した平面図であり、図1(b)は断面側面図である。光源5は、複数の光源片50α、β…が継ぎ合わされて構成される。上記光源片50α、β…は、上記従来の光源と同じ構成となっている。即ち、走査方向に長いガラス基板あるいは透明樹脂等の透明基板片52α、β…上に透明電極層53α、β…が構成され、該透明電極層53α、β…上に発光媒体としての発光層51α、β…が構成され、該発光層51α、β…上に金属電極層54α、β…が構成されている。本実施の形態においては、上記発光層51α、β…の材料としてエレクトロルミネッセンスが用いられるものとする。上記透明電極層53には、リード10が接続され、上記金属電極層54には、リード11が接続されている。
【0018】
ところで、上記に使用されるエレクトロルミネッセンスは湿度の影響を受けやすいため、光源片50α、50β…内の湿気の侵入を防止する目的と、エレクトロルミネッセンスの物理的な損傷を防止する目的で封止処理がなされる。すなわち光源片50α、50β…は、以下のようにして作成される。
【0019】
図2に示すように、まず透明基板片52αの端面56から0.3〜0.5mmの封止処理部57α以外に、上記のように上記透明電極層53α、発光層51α、金属電極層54αが積層される。次に、当該封止処理部57αに、封止処理のためのエポキシ樹脂等の接着性のある樹脂58が塗布される。最後に、金属電極層54αとエポキシ樹脂58との上に、封止ガラス59αが被せられる。
【0020】
このように作成された光源片50α、50β…は順次接着剤等で端面56が相互に継ぎ合わされて1本の光源5が構成される。従って、各光源片50α、50β…の長手方向の長さを、透明電極層53α、53β…、金属電極層54α、54β…あるいは発光層51α、51β…の膜厚が均一に形成(例えば、蒸着方法で)できる程度(80mm程度)で構成することで、光源5の長さに関係なく、当該光源から所定の距離に置かれた原稿面上の照度を均一にすることができる。
【0021】
(実施の形態2)
ところで図1(a)の光源片50α、50β…を構成する発光層51α、51β…の形状は矩形であり、各光源片50α、50β…の当接部分が光源片50α、50β…の短手方向と平行となっている。従って、光源片50α、50β…を継ぎ合わせると、端面56の近傍は上記封止処理部57α、57β…があるために発光しないことになる。そのために、このように光源片50α、50β…を継ぎ合わせた光源5の発光輝度は、封止処理部57α、57β…の部分で殆どゼロとなる。そこで本実施の形態ではこの発光輝度の減衰を以下のようにして補償する構成としている。
【0022】
図3は本実施の形態を示す図である。各光源片50α、50β…の端部56から10mm以内の発光層51の幅はその他の部分の幅よりも広くなっている。
【0023】
これによって発光層51α、51β…の幅は光源片50α、50β…の中央部で小さく端部で大きくなって、光源片50α、50β…が継ぎ合わせられる端面56付近の発光輝度の減衰を補償することができることになる。
【0024】
(実施の形態3)
図4は本発明の更に別の実施の形態を示す構成図である。実施の形態1では光源片50の発光層1の形状は矩形であるため、端面56付近の発光輝度が殆どゼロとなる。そこで、端面56を透明基板片52の短手方向に対してある程度角度を持たせた構成にすると、上記の欠点は緩和されることになる。すなわち図4に示すように、各光源片50α、50β…と発光層51α、51β…の形状を平行四辺形にする。例えば光源片50α、50βを継ぎ合わせたときに光源片50αと光源片50βとが短手方向にオーバラップするような構成とする。この構成によって上記発光層51α、51βの封止処理部57α、57βが、長手方向に広がって分布することになり、当該封止処理部57が特定の部分に集中することを防止することができる。
尚、このような平行四辺形の光源片50α、50β…を継ぎ合わせた光源5の発光輝度が長手方向の位置に依存しないようにするために、光源片50αの発光層51αが、光源片50βの発光層51βとオーバラップする長さQを、発光層51α、51β間の距離(欠落部40の長さ)Iの5倍以上にすることが望ましい。また、発光層1α、1βの幅Wを、オーバラップする長さQの1.7倍以下にすることが望ましい。
【0025】
また、図5に示すように光源片50を略L字状とした構成としてもよい。この構成の場合、光源片50αの発光層51αと、光源片50βのエレクトロルミネッセンス51βとがオーバラップするオーバラップ部Jにおける光源5の幅を、他の部分よりも広くする。光源5の幅を広げることで、オーバラップ部Jの発光層51の幅を広くすることが可能となる。
【0026】
図5に示す構成において、発光輝度が長手方向の位置に依存しない光源を得るために、発光層51αと発光層51βがオーバラップする光源5の長手方向の長さMを、発光層51αと51β間の距離Kの5倍以上にすることが望ましい。
【0027】
更に、継ぎ合わせ部分の発光輝度の低下を軽減するために、例えば、図5に示すように、光源片50α、50β…の継ぎ合わせ部に形成される発光層51の欠落部40を光源5の短手方向の中心から偏芯させる構成にするのが望ましい。欠落部40を偏心する場合、光源片50α、50β…の一方端に形成される凸部の幅Sを発光層51の幅Wの3分の1以上にしておくことが望ましい。
【0028】
(実施の形態4)
光源片50α、50β…の発光輝度は発光層51α、51β…の電界強度によっても変化する。すなわち、同じ電極間電位のもとでは発光層51の膜厚が薄いと電界強度が大きくなり発光層51α、51β…の発光輝度は高くなる。従って、図6に示すように、上記端面56から例えば、10mm以内の発光層1の膜厚を中央部の膜厚より薄くしておけば本発明の目的を達成することが可能となる。
【0029】
(実施の形態5)
また、継ぎ合わせ部分の発光輝度を補償するために、図7に示すように、エレクトロルミネッセンスを材料とする端部発光層22と中央部発光層21とから発光層51を構成するようにしても良い。
例えば、透明基板片52の封止処理部57から5mm以内に、上記端部発光層22の透明電極層32を積層し、その上に端部発光層22を積層し、更にその上に端部発光層22の金属電極層42を積層する。また、上記端部発光層22より内側には、上記中央部発光層21の透明電極層31を積層し、その上に中央部発光層21を積層し、更にその上に中央部発光層21の金属電極層41を積層する。尚、上記透明電極層31、32はリード10と、上記金属電極層41、42はリード11と接続されている。
ここで、継ぎ合わせ部分において、一定の発光輝度を得るために、上記中央部発光層21と端部発光層22との発光を制御する発光制御手段Hは、リード10、11を介して端部発光層22の透明電極層32、金属電極層42間に中央部発光層21の透明電極層31、金属電極層41間より大きな電圧を印加する。これにより、端部発光層22の発光輝度が強くなり、このような光源片50を継ぎ合わせて光源5を構成することで、光源5の発光輝度は長手方向の位置に依存しないようになる。
更に、長手方向の位置に対して均一な輝度に発光する光源5を得るために、端部発光層22の厚みを中央部発光層21よりも薄く構成するようにしてもよい。
(実施の形態6)
以上のように構成された光源5は、例えば図8に示すような画像読取装置の光源ユニット15の光源5a、5bとして用いることができる。光源5a、5bは原稿の読み取り位置Paに対して斜上方に、左右対称に配置される。 また読み取り位置Paの垂直方向上方には後述するファイバレンズ14が配置される。
【0030】
この構成において、光源5a、5bは面発光であるために光源を読み取り位置Paに近づけても、読み取り位置Pa上の照度は光源5a、5bの長手方向の位置に依存しなくなる。上記光源5a、5bを読み取り位置Paに近づけることで、当該光源5a、5bとファイバレンズ14とからなる光源ユニット15の小型化を図ることができる。また光源ユニット15を小型化することで、画像読取装置全体を小さくするも可能となる。
【0031】
光源5a、5bとして、光源5を用いた光源ユニット15を用いて読み取り位置の照度測定した結果、以下の点が確認された。光源5a、5bの中央部Oと読み取り位置Paとの距離を1mmまで近づけても均一な照度を得ることができることである。尚、光源ユニット15の光源5a、5bにLEDアレイ112(図18)を用いた場合、LED素子125の中央部Oと読み取り位置Paとの距離を7mm以下すると、読み取り位置Paにおいて均一な照度は得られない。
光源5は、光源片50の継ぎ合わせ部分に欠落部40ができる。欠落部40による、発光輝度の低下を緩和するために、光源5a、5bとして光源5を用いる場合は以下のように光源5を配置するようにする。
光源5a、5bに形成される欠落部40a、40bが、集光レンズ14の長手方向に対して同じ位置に存在しないように配置する。例えば図9(a)に示すように光源5aを光源5bに対して集光レンズ14の長手方向にずらして配置する。ずらす距離は、例えば光源5a、5bの全長が320mmで、光源5a、5bの欠落部40a、40bの長さが1mmの場合、2mm以上であることが好ましい。
このように配置することで、図10(a)に示すように欠落部40a、40bが集光レンズ14の長手方向の同じ位置に存在するように光源5a、5bを配置した場合に比べて、欠落部40a、40bによる読み取り位置Paの照度のばらつき量が小さくなる。
図9(b)、図10(b)は、光源5を図9(a)、図10(a)に示すように配置した場合の読み取り位置Paにおける照度分布を示している。
【0032】
尚、欠落部40a、40bを集光レンズ14の長手方向に対して離れた位置に配置するための構成としては、次にような構成も考えられる。即ち、光源5a又は光源5bの両端部の光源片50に他の光源片50より短い光源片50を用いる構成である。
【0033】
(実施の形態7)
図11の構成において、ファイバレンズ14の焦点深度を深く保持した状態で当該ファイバレンズ14を読み取り位置Paに近づけるには、当該レンズ14を構成するファイバの径を従来のロッドの径に比して小さくするか、図17に示す原稿面6からセンサ8間での距離(共役長)を長くする必要がある。従来のロッドレンズ122では、径の縮小化に限度があるため共役長を大きくして焦点深度を深く保持していたが、このように、共役長を大きくすると、画像読取装置の薄型・小型化を図ることに反することになる。
そこで、図11に示すように、当該ファイバレンズ14は細い径、すなわち0.5mm以下の光ファイバ140を束ねることによって構成される。これによって、当該ファイバレンズ14の焦点距離を短くすると共に焦点深度を深くすることができ、全体の光路長を抑え、画像読取装置の薄型・小型化を図ることができるが、逆に、クロストークとフレア等の現象が顕著になる。そこで、図12に示すように、所定長さの光ファイバ140単体のそれぞれの外周に光吸収層143を形成するか、あるいは、上記図11に示すように、所定長さの光ファイバ140を複数本束ね、その外周に光吸収層141を形成したファイバ束144を形成する。
ここで、上記ファイバ束144は、上記クロストークとフレア等の現象を防止するため、下記の関係を満たすようにする。つまり、図13に示すように、ファイバ束144の一辺の長さ(外径)Yを光ファイバ140の長さNで除した値が、当該光ファイバ140の中心軸Zと入射光Vとの間の角度である開口角ωの正接値よりも小さくなる関係を満たすように、当該開口角ωを設定する。この開口角ωとは、光を正常に伝送することができる最大の角度をいう。図13では、光を正常に伝送することができる最大の角度で光Vが光ファイバ140に入射している状態を示しているので、この図でいうと、光ファイバ140の中心軸Zと入射光Vとの間の角度が開口角ωに相当する。
このように光吸収層143を形成した光ファイバ140単体を複数本或いは光吸収層141を形成したファイバ束144の複数個を、上下が開放された所定の形状の型枠に当該光ファイバ140の長さ方向を上下に向けて径方向に並列に充填し、接着剤を各光ファイバ140の隙間に充填して固化し、脱枠する。上記型枠の所定形状とは、当該ファイバレンズ14を用いた複写機等の画像読取装置が本来の機能を発揮するに必要な形状であって、通常原稿搬送方向に直角な長さの帯状となる。更に、図14に示すように成形上必要であれば上記光ファイバ140単体もしくはファイバ束144を上記型枠内で、不透明なガラス或いは樹脂等の基板142で挟み込むようにし、当該基板142と上記光ファイバ140単体相互あるいは、ファイバ束144相互を上記の方法で接着するようにしてもよい。
【0034】
また、光吸収層143を形成した光ファイバ140単体を複数本或いは光吸収層141を形成したファイバ束144の複数個を、例えば当該光ファイバ140の長さ方向を径方向に並列に密着配置し、隙間に接着剤を充填すると共に、所定形状の2枚の不透明なガラス或いは樹脂等の基板142で挟み込み、熱圧着することにより上記接着剤を固化させる方法(図示せず)がある。
【0035】
上記光ファイバ140は屈折率が軸と直角方向で外周に向かって漸次小さくなっており、上記光吸収層141・143がなくても原理的には光は中心方向に収束するようになっているが、現実の問題として径が細くなると、上記クロストークあるいはフレア現象が顕著になり、上記光吸収層141・143を形成することが必要となる。
【0036】
尚、上記光吸収層141・143は黒色の樹脂をコーティング、ディッピング、あるいは蒸着することで形成することができる。また、上記型枠に光ファイバ140単体あるいはファイバ束144を充填した状態で用いられる接着剤は、従来からある接着剤でもよいが、上記クロストークあるいはフレア現象を防止できるような黒色等の接着剤を用いることが好ましく、これらの接着剤が上記光吸収層141となる。ここで、上記黒色等の接着剤で光吸収層を兼ねるようにする場合は、上記光ファイバ140単体あるいはファイバ束144の外周に当該接着剤を形成しておき、上記と同様に上下が開放された所定の形状の型枠を使用した方法、又は2枚の基板142で挟み込み、熱圧着する方法等で上記ファイバレンズ14を製造する。勿論、この製造において上記黒色等の接着剤が光ファイバ140単体あるいはファイバ束144の外周の全体に行き渡るようにする。上記接着剤としては、例えば、軟化点が低いガラス或いは樹脂等を使用することができるが、この軟化点は上記ファイバレンズ14を構成する光ファイバ140や基板142等の材料よりも低いことが必要である。
【0037】
さて、ここで、上記ファイバレンズ14の備える光ファイバ140の径を、従来のロッドレンズの径の1/6である約0.1mmとし、当該光ファイバ140の長さを、当該ロッドレンズの長さの1/6である約4.0mmとした場合、図15に示す読取装置120a・120bは、原稿9の表面に対して垂直方向の厚みが、従来の密着方式の画像読取装置の1/6である約10mmとなる。
【0038】
図15は本願発明が適用された、画像読取装置を示すものであり、この場合は表裏両面が読み取ることが可能な構成となっている。もちろんこの画像読取装置は、ファックッスに使用されてもよいし、コピー機に使用されてもよい。
【0039】
従来と同様、原稿搬送部162を構成するピックローラ151で装置内に引き込まれた原稿9は上下の送り込みローラ152a・152bによって、水平の搬送路133に送り込まれる。この搬送路133には原稿9を上下の送り込みローラ152a・152bより受け取って後方へ搬送するベルトローラ164が設けられ、原稿9の先端が所定の位置に来たときに稼働するよう制御されるようになっている。
【0040】
上記水平の搬送路133の前端付近には上下2つの読取装置120a・120bが配置され、原稿9の搬送時に上下の読み取り位置Pa・Pbで当該原稿9の両面を同時に読み取るようになっている。
【0041】
ここで、下側の読取装置120bは、原稿面136から浮くような原稿、例えば見開いた状態の本を読み取るため、深い焦点深度が要求される。そこで、図11に示すファイバレンズ14と本願発明の光源5とを下側の読取装置120bに用いることで、読取装置全体を薄く設計することができることになる。もちろん、上下両側の読取装置120a・120bに図11に示すファイバレンズ14と本願発明の光源5を用いることにより、画像読取装置の薄型化をより一層図ることができるようになる。
【0042】
上記のように、原稿9の両面のイメージを読み取る場合、上下側の読取装置120a・120bの各光源からの照射光が、上下の同じ位置を照射するようにすると、相互の照射光が干渉することになる。そこで、上記読取装置120a・120bの各配置を、当該読取装置120a・120bの各光源よりの照射光が上下で同じ位置とならない程度にずらせ、上記の干渉を防止するようにしている。
【0043】
また、上記読取装置120a・120bは、原稿9の両面のイメージを読み取った各読み取り情報に影響を与えるγ値(濃度対センサ出力値)、階調特性等の読み取り特性を持つ。ここで、上記複写機の備える用紙等の両面に印字されるイメージの印字画質は、同等であることが望ましく、そのためには上側の読取装置120aからの読み取り情報と下側の読取装置120bからの読み取り情報が同一であることが必要となる。そこで、上記複写機は、読み取り補正手段132を備えて、上記読取装置120a・120bの各読み取り特性を補正して同一となるように構成されている。
【0044】
例えば、上記γ値において、原稿9からの反射光の光量(所定時間の光束の総量)とセンサ部の出力、及びγ値の関係は図16に示すように、一般的にγ>1とγ=1、或いはγ<1のグラフとなる。ここで、任意の光量値aでセンサ出力を大きくする場合は、上記読み取り補正手段132でγ>1となるようにγ値を補正する。同様に、上記読み取り補正手段132でγ=1、或いはγ<1となるように補正して上記光量とセンサ出力の値の調整を行い、上下両側の読取装置120a・120bの読み取り情報を同一にする。
【0045】
その他、上記複写機が備える上下両側の読取装置120a・120bの中、上側の読取装置120aを固定して、下側の読取装置120bを移動式としてもよく、例えば従来と同様に縮小光学方式(縮小CCD方式)を用いた移動式としてもよい。
【0046】
この場合のイメージの読み取り動作は、まず上記原稿搬送部162に挿入された原稿9を上記ピックローラ151及び送り込みローラ152a・152bが上記搬送部133に搬送する。これにより、原稿9は、上記固定式の読取装置120aによって読み取られながら水平の搬送路133に送り込まれるが、搬送路133の下側にはガラスよりなる読み取り台(図示せず)が配置されており、原稿9が当該読み取り台に載置された状態で、ベルトローラ164は一旦停止し、光源である上記の蛍光灯(すなわち読み取り位置Pb)が移動する。そして、上記読取装置120bによる読み取りが終了すると、更に上記ベルトローラ164が稼働して原稿9を排出するようになっている。
【0047】
このように、下側の読取装置120bを縮小光学方式(縮小CCD方式)を用いた移動式とすると共に、上記ガラスの原稿台上に原稿9を上から載置できる現状のコピー機と同様の構成とすることによって、本等の原稿搬送部162で送り込むことが出来ない原稿にも対応することができることになる。
【0048】
勿論、上記のように縮小光学方式(縮小CCD方式)を用いた下側の読取装置120bを移動するのでなく、蛍光灯を所定位置に固定しておき、ベルトローラ164によって搬送される原稿9に対応して読み取る構成も可能である。
【0049】
ところで、上記は本発明の光源を利用した画像読取装置を複写機に適用した場合であるが、その他、ファクシミリや画像読取装置、或いはマルチファンクションプリンタ等にも同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置用光源を示した平面図と側面図である。
【図2】光源片の部分断面を示す図である。
【図3】端面付近のエレクトロルミネッセンス層の幅が広い光源を示す図である。
【図4】端面が光源の短手方向に対して傾斜した光源を示す図である。
【図5】略L字状の光源片から構成された光源を示す図である。
【図6】端面付近のエレクトロルミネッセンス層の膜厚が薄い光源片の断面図である。
【図7】中央部発光層と端部発光層とを備えた光源片を示す構成図である。
【図8】光源ユニットを示した図である。
【図9】光源ユニットの平面図と読み取り位置の照度分布とを示す図である。
【図10】光源ユニットの平面図と読み取り位置の照度分布とを示す図である。
【図11】画像読取装置が備えるファイバレンズの斜視図である。
【図12】画像読取装置が備えるその他のファイバレンズの斜視図である。
【図13】ファイバレンズを構成する光ファイバの斜視図である。
【図14】ファイバレンズのX−X'断面図である。
【図15】両面読み取りを行う複写機の構成図である。
【図16】読み取り補正手段のγ値による補正の一例を示した図である。
【図17】従来の密着方式の画像読取装置の構成図である。
【図18】従来の密着方式の画像読取装置が備える光源の斜視図である。
【図19】従来の密着方式の画像読取装置が備えるロッドレンズアレイの斜視図である。
【図20】エレクトロルミネッセンス膜を用いた光源の斜視図である。
【符号の説明】
51 発光層
52 透明基板片
53 透明電極層
54 金属電極層
P 接続点

Claims (14)

  1. 透明基板上に発光層を形成し、当該発光層の表裏より電圧を印加して発光する光源において、
    光源全体の長さより短い透明基板に上記発光層が形成された同一色に発光する複数の光源片を、当該光源の長手方向に継ぎ合わせて必要な長さとし、
    上記複数の光源片における各光源片の少なくとも一方の長手方向の端部近傍の発光面が他の発光面の幅よりも幅狭に構成され、隣接する光源片の幅狭に構成された端部近傍の発光面と相補して継ぎ合わせられたことを特徴とする画像読取装置の光源。
  2. 上記複数の光源片における各光源片の少なくとも一方の長手方向の端部近傍の発光面において鋭角を具備して構成されているとともに、隣接する光源片の鋭角を具備して構成された端部近傍の発光面と相補して継ぎ合わせられた請求項1に記載の画像読取装置の光源。
  3. 上記複数の光源片における各光源片の少なくとも一方の長手方向の端部近傍の発光面が略L字型に構成されているとともに、隣接する光源片の略L字型に構成された端部近傍の発光面と相補して継ぎ合わせられた請求項1に記載の画像読取装置の光源。
  4. 上記相補して継ぎ合わせられた端部の発光面の短手方向の幅が、継ぎ合わされていない発光面の短手方向の幅と等しいかそれ以上に構成された請求項1に記載の画像読取装置の光源。
  5. 上記発光層が、エレクトロルミネッセンスから構成される請求項1に記載の画像読取装置の光源。
  6. 透明基板上に発光層を形成し、当該発光層の表裏より電圧を印加して発光する光源において、
    光源全体の長さより短い透明基板に上記発光層が形成された光源片を複数長手方向に継ぎ合わせて必要な長さとし、上記光源片の長手方向の端面が略L字型であると共に、光源片の短手方向の中央部より偏芯した画像読取装置の光源。
  7. 複数の光源片を一列に継ぎ合わせて形成される光源を、レンズに対して左右に一列ずつ配置し、上記左右に一列ずつ配置された各光源片の継ぎ合わせ部分が、レンズの長手方向の異なる位置に形成されたことを特徴とする画像読取装置の光源。
  8. 透明基板上に発光層を形成し、当該発光層の表裏より電圧を印加して発光する光源を用いた画像読取装置において、
    光源全体の長さより短い透明基板に上記発光層が形成された同一色に発光する複数の光源片を、当該光源の長手方向に継ぎ合わせて必要な長さとし、
    上記複数の光源片における各光源片の少なくとも一方の長手方向の端部近傍の発光面が他の発光面の幅よりも幅狭に構成され、隣接する光源片の幅狭に構成された端部近傍の発光面と相補して継ぎ合わせられたことを特徴とする画像読取装置。
  9. 上記複数の光源片における各光源片の少なくとも一方の長手方向の端部近傍の発光面において鋭角を具備して構成されているとともに、隣接する光源片の鋭角を具備して構成された端部近傍の発光面と相補して継ぎ合わせられた請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 上記複数の光源片における各光源片の少なくとも一方の長手方向の端部近傍の発光面が略L字型に構成されているとともに、隣接する光源片の略L字型に構成された端部近傍の発光面と相補して継ぎ合わせられた請求項8に記載の画像読取装置。
  11. 上記相補して継ぎ合わせられた端部の発光面の短手方向の幅が、継ぎ合わされていない発光面の短手方向の幅と等しいかそれ以上に構成された請求項8に記載の画像読取装置。
  12. 上記発光層が、エレクトロルミネッセンスから構成される請求項8に記載の画像読取装置。
  13. 透明基板上に発光層を形成し、当該発光層の表裏より電圧を印加して発光する光源を用いた画像読取装置において、
    光源全体の長さより短い透明基板に上記発光層が形成された光源片を複数長手方向に継ぎ合わせて必要な長さとし、上記光源片の長手方向の端面が略L字型であると共に、光源片の短手方向の中央部より偏芯した画像読取装置
  14. 複数の光源片を一列に継ぎ合わせて形成される光源を、レンズに対して左右に一列ずつ配置し、上記左右に一列ずつ配置された各光源片の継ぎ合わせ部分が、レンズの長手方向の異なる位置に形成されたことを特徴とする画像読取装置。
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