JP3807482B2

JP3807482B2 - Fixing device temperature control method

Info

Publication number: JP3807482B2
Application number: JP2000362806A
Authority: JP
Inventors: 博田中
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 2000-11-29
Filing date: 2000-11-29
Publication date: 2006-08-09
Anticipated expiration: 2020-11-29
Also published as: JP2002169404A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は定着装置のウォームアップ時の温度制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図５は加熱ローラからベルトを介して熱供給される定着ローラと加圧ローラとで定着部を構成するようにした定着装置を説明する図である。
加熱ローラ１はＨＲ（加熱ローラ）用ヒーター２で加熱され、その温度はＨＲサーミスタ３で検出されている。アラミドフィルム等の熱抵抗の大きい可撓性の樹脂からなるベルト４は、加熱ローラ１と定着ローラ６間に巻回され、定着ローラ６には加圧ローラ７が押しつけられて定着部が形成されている。ベルト４は加熱ローラ１と接触して加熱され、定着部で用紙に熱を放出し、ベルト裏に配置されたＢＢ（ベルトバック）サーミスタ５で定着部の温度が検出される。加圧ローラ７はＰＲ（加圧ローラ）用ヒータ８で加熱され、その表面温度はＰＲサーミスタ９で検出される。トナー像が転写された用紙１１は定着部に搬送され、定着部で加熱されて定着が行われる。この定着装置においては、加圧ローラ７が冷えている場合でも、早く定着ローラ６を温めるためにベルト裏の目標温度（ウォームアップ終了時のベルト裏温度）を１９８℃（ベルト表に温度センサを配置した場合は１９３℃）という高温に設定している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
図６は図５の装置において電源投入時のウォームアップと印字中断後の自動再ウォームアップを説明する図である。
電源投入により、ＨＲ用ヒーター２にＰＲ用ヒーター８がそれぞれ点灯し、定着ローラ（ＦＲ）ウォームアップが行われる。ＢＢサーミスタ５で検出される温度がＴ₂（１９８℃）に達するとＦＲウォームアップは終了し、スタンバイ状態になってベルトの回転を停止する。この時点で画像形成装置としては印字可能となる。ベルト回転が停止するため、加熱ローラからの熱伝達がなくなってベルトの温度（定着部）は低下し始める。定着ローラは表面近くしか温まっていないため急激に冷え、約３〜５分後には定着ローラ表面温度は極めて低くなる。一方、加熱ローラに比して熱容量の大きい加圧ローラの温度はその目標温度Ｔ₁（１８０℃）に向かって徐々に上昇する。この近辺で連続印字を開始すると、間もなく、例えば１０〜数十枚で定着ローラ上のベルト表面温度は極めて低くなり、ベルト温度と加圧ローラ温度に基づいて算出される相当温度が下限リミッタを下回ってしまう。下限リミッタは用紙上のトナーに直接作用するベルト表面温度と用紙の裏からトナーに作用する加圧ローラ表面温度との加重平均（例えばベルト表面温度の重み係数２、加圧ローラ表面温度の重み係数１とした加重平均）として求められる温度で、これが１４７℃を下回ると定着強度不足や低温オフセット等、定着不良を発生してしまう。この時点で印字が中断されて自動再ウォームアップが行われる。自動再ウォームアップはベルト、加圧ローラとも目標温度をＴ₁としてそれぞれヒーターが点灯し、ベルト温度がＴ₁に達すると終了し、印字が再開される。
【０００４】
このように従来の温度制御方法では、電源投入時、ベルト温度が所定温度に到達した時点でベルトの回転を停止し、印字可としていたため、電源投入後早いタイミングでの枚数の少ない印字は可能となるものの、連続印字を行うとＰＲ温度が低いため印字の中断が発生し、自動再ウォームアップで印字を再開しても、同様にＰＲ温度が低いため印字が中断し、その結果、高速印字を行うことができなかった。
【０００５】
図７は一旦印字し、ジャム処理等でカバーを開閉した場合の手動再ウォームアップを説明する図である。
手動再ウォームアップは、印字中にジャム等が発生して画像形成装置のカバーを開閉した場合に、印字プログラムがリセットされて行われる再ウォームアップである。このウォームアップでは、通常、ベルト温度、加圧ローラ温度とも所定温度に達している。図のＴ₁は加圧ローラの目標温度（１８０℃）、Ｔ₂はベルトの目標温度（ベルト裏１９８℃）を示している。ＨＲ用ヒーターが点灯し、ベルト温度がＴ₂に到達すると再ウォームアップが終了し、ベルト回転が停止する。このとき加圧ローラはすでに温まっているにもかかわらず、ベルトから熱供給を受けて目標温度Ｔ₁以上に上昇し、ベルトの回転を停止しても加圧ローラの熱容量が大きいため、温度はゆっくりと低下する。そのため、この近辺で印字したとき加圧ローラが高温のため、定着部の温度は必要以上に高温となって紙皺、巻き付き、高温オフセット（トナーがベルトに付着して後続の用紙に前の紙の像が形成される現象）が発生してしまう。
【０００６】
本発明は上記課題を解決するためのもので、電源投入時のウォームアップ動作時に印字の中断を起こさず、かつ再ウォームアップ時に紙皺、巻き付き、高温オフセット等が発生するのを防止することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、熱容量の異なる加熱ローラと加圧ローラを使用し、熱容量の小さい加熱ローラからベルトを介して熱が供給される定着ローラとヒータ内蔵の熱容量の大きい加圧ローラとで定着部を構成した定着装置において、印字中断後の自動再ウォームアップモードを有し、該ウォームアップは、ベルトをその目標温度に加熱する定着ローラウォームアップモードと、加圧ローラをその目標温度に加熱する加圧ローラウォームアップモードを有し、ベルトの目標温度を加圧ローラの目標温度より高く設定することを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。以下では、図５を援用して定着装置の温度制御方法を説明する。
図１は本発明の電源投入時のウォームアップを説明する図である。
電源が投入されると、定着ローラウォームアップ（ＦＲＷｕｐ）が行われる。このときベルト４の目標温度Ｔ₂（図４のＢＢサーミスタ５で１９８℃、ベルト表面で１９３℃）になるようにＨＲ用ヒーター２が点灯し、ベルトの空廻しが行われて、ベルトを通して加圧ローラ７に熱が供給される。ベルト温度が目標温度Ｔ₂に到達すると、ＦＲウォームアップは終了し、この時点で印字可能となり、電源投入後早いタイミングでの枚数の少ない印字を可能としている。
【０００９】
引き続き加圧ローラウォームアップ（ＰＲＷｕｐ）に移行する。ＰＲウォームアップは目標温度Ｔ₁（１８０℃）になるようにＰＲ用ヒーター８が点灯し、ベルトの空廻しも行われてベルトからも熱が供給される。そのため、熱容量の大きい加圧ローラ７は目標温度Ｔ₁に向かって徐々に上昇する。なお、ＰＲウォームアップはＦＲウォームアップに引き続いて行われるが、電源投入時から目標温度に向かって加熱が行われるので、ＦＲウォームアップと同時並行で開始される。本実施例ではＰＲウォームアップ時には、ベルト表面の目標温度を１８５℃としてＦＲウォームアップ時より下げているため、ベルト温度はＦＲウォームアップ終了時から１８５℃に向かって徐々に低下する。このように、ＦＲウォームアップ時とＰＲウォームアップ時とでベルト温度の目標温度を変更することにより、温度の速い立ち上げを可能にするとともに、定着部の温度が上がり過ぎるのを防止し、紙皺、高温オフセット、巻きつき等を防止し、定着ローラとベルトの長寿命化を図るようにしている。
【００１０】
図示するように、加圧ローラウォームアップが終了した時点で連続印字が行われると、用紙に熱が奪われてベルト温度、ＰＲ温度とも低下するが、熱容量の大きい加圧ローラ７が１８０℃の高温になっているため、４０ｐｐｍのような高速印字が行われてもベルト温度と加圧ローラ温度に基づいて算出される相当温度が下限リミッタを下回わることはなく、印字の中断が起こらず、高速印字が可能である。４０ｐｐｍ印字を行うと、定着ローラ表面温度は１０〜２０枚程度で最下点に到達し、その後徐々に表面温度は上昇し、１０００枚程印字すると目標温度に到達する。
【００１１】
なお、ＰＲウォームアップ中とスタンバイ時（ウォームアップ終了後）とで、下限リミッタを変えるようにしてもよい。例えば、朝一（電源投入時）は下限リミッタを下げることにより、定着強度は弱いが、より速く、より多く印字することが可能となる。また、通常時（スタンバイ時）は下限リミッタを上げることにより、より強いトナーの定着強度を確保した印字が可能である。
【００１２】
このように、ＦＲウォームアップモードと、ＰＲウォームアップモードとを有し、ＦＲウォームアップ終了時に印字可能とし、さらにＰＲウォームアップを行い、加圧ローラが所定温度に到達したとき駆動を停止して、スタンバイ状態へ移行するようにしたので、数枚程度の印字に対しては早期の印字が可能であり、さらにＰＲウォームアップ中または終了後には４０ｐｐｍのような高速印字を行うことが可能となる。
【００１３】
図２は本発明の手動再ウォームアップ時の状態を説明する図である。
印字中にジャム処理等で画像形成装置のカバーを開閉した場合には、手動再ウォームアップが行われる。手動再ウォームアップでは定着プログラムは初期状態にリセットされるため、電源投入時と同様にベルト目標温度Ｔ₂、加圧ローラ目標温度Ｔ₁に向かってＨＲ用ヒーター２、ＰＲ用ヒーター８が点灯される。手動再ウォームアップ時には、通常、加圧ローラもベルトも所定温度に温められており、加圧ローラ温度がＴ₁に達し、このときベルト温度もＴ₁以上であれば、その時点で再ウォームアップを終了してベルトの回転を停止する。図示するようにベルト温度の上昇スピードの方が速く、出発温度が同じであればベルト温度の方が先に目標温度Ｔ₁に達する。再ウォームアップ終了後、熱容量の大きい加圧ローラの温度はほぼＴ₁に保たれ、一方、ベルト温度は徐々に下がり、この近辺で印字動作が行われても、従来の手動再ウォームアップのように加圧ローラが高温になっていないため、紙皮、巻きつき、高温オフセット等が発生しない。
【００１４】
図３は本発明の自動再ウォームアップ時の状態を説明する図である。
前述したように、従来では、ベルト温度と加圧ローラ温度とから算出される相当温度が下限リミッタを下回ると印字を中断して自動再ウォームアップを行って温度の回復を待って印字再開しているが、例えば、両面印字を３枚ひとまとめにしているような場合、１枚目の表を定着中に「下限リミッタより相当温度が低い」と判定されると、印字は即時中断し、その時点で印字されている紙とトナーが無駄になってしまう。そこで、画像の定着強度が少し弱くても、両面印字を終了（最大６ページ）して排紙した方がユーザーにとっては好ましい。そのため、両面印字のような特定の印字モードの時は、相当温度が下限リミッタより低いと判定してもその直後には印字を停止せず、印字した紙の排紙が終了してからジョブを中断し、定着ローラと加圧ローラを暖め直す「自動再ウォームアップ状態」に入るようにする。
【００１５】
図３において、ベルト温度、加圧ローラ温度が下がり、相当温度が下限リミッタを下回ると、或いは相当温度が下限リミッタを下回り、かつ両面印字等の特定の印字モードにおける排紙が完了した時点で印字が中断されて自動再ウォームアップが行われる。この再ウォームアップでは、目標温度をＴ₁（１８０℃）としてＦＲウォームアップ、ＰＲウォームアップが同時並行で行われる。熱容量の小さい加熱ローラの温度の上昇が速く、ベルト温度がＴ₁に達するとＦＲウォームアップが終了し、引き続きＰＲウォームアップが続行される。熱容量の大きい加圧ローラの温度は徐々に上昇し、Ｔ₁に達するとＰＲウォームアップが終了して印字再開となる。このように自動再ウォームアップにおいて、ＦＲウォームアップ、ＰＲウォームアップを行うことにより、印字再開時には加圧ローラ温度も十分高いので高速印字を行っても印字中断が起こることはない。なお、ＦＲウォームアップの時間を短縮するために、ＦＲウォームアップの目標温度をＴ₂と高く設定するようにしてもよい。
【００１６】
図４は本発明の温度制御方法を実現するための装置構成を示す図である。
【００１７】
コンピュータからなる制御装置２０は電源投入スイッチ２１、ジャム検知装置２２、カバー検知装置２３からの信号をそれぞれ取り込むと共に、ＨＲサーミスタ３、ＰＲサーミスタ９で検知した温度データをそれぞれ取り込み、電源投入時、或いは再ウォームアップ時に応じて、ＨＲ用ヒーター２、ＰＲ用ヒーター８を制御し、図１、図２に示したようなウォームアップ時の温度制御を行う。
【００１８】
なお、上記説明では図５に示した構成の定着装置の温度制御方法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、熱容量の異なる加熱ローラと加圧ローラとで定着部を構成する２ローラタイプのもの、加圧ローラに対向する定着ローラのないベルト式タイプのもの等にも適用可能である。
【００１９】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、異なる複数のウォームアップモードを持つようにしたので、早い時期での印字が可能であるとともに、各ウォームアップ終了後における高速印字が可能となる。また、スタンバイ状態では、定着ローラに熱源がないため、定着ローラ表面温度は次第に低下し、この時点で印字を開始すると、高速印字では間もなく定着可能最低温度を下回ってしまうが、加圧ローラウォームアップを行うようにしたので、定着ローラが十分温まり、加圧ローラウォームアップ終了後、スタンバイに入り、定着ローラの表面温度が最下点に到達後、印字を開始しても、定着可能最低温度を下回ることはない。ＰＲウォームアップにより最下点温度を定着可能最低温度より高くできるので、連続４０ｐｐｍ印字が可能である。また、加圧ローラウォームアップ中に印字を開始した場合も、定着ローラ表面付近に十分な熱量が蓄えられているため、高速印字を維持する事が可能である。
【００２０】
また、本発明によれば、一旦ジャムを起こし、ジャム処理を行って再ウォームアップを行っても定着ローラや加圧ローラが高温になり過ぎることはないので、紙皺や巻き付き、高温オフセットを防止することができる。
また、本発明によれば、必要最小限の駆動のみ行うので、ローラ表面の磨耗やベルト端面の磨耗やストレス、オイルを用いる場合にはオイル消費により各部品の寿命を短くすることを防止できる。また、オイルを用いる場合には、オイル過塗布を抑制するので、印字物のオイル汚れを防止することができ、また、省電力化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の電源投入時のウォームアップを説明する図である。
【図２】本発明の手動再ウォームアップ時の状態を説明する図である。
【図３】本発明の自動再ウォームアップ時の状態を説明する図である。
【図４】本発明の温度制御方法を実現するための装置構成を示す図である。
【図５】定着装置を説明する図である。
【図６】電源投入時のウォームアップと自動再ウォームアップを説明する図である。
【図７】手動再ウォームアップを説明する図である。
【符号の説明】
１…加熱ローラ、２…ＨＲ用ヒータ、３…ＨＲサーミスタ、４…ベルト、５…ＢＢサーミスタ、６…定着ローラ、７…加圧ローラ、８…ＰＲ用ヒータ、９…ＰＲサーミスタ、１１…用紙、２０…制御装置、２１…電源投入スイッチ、２２…ジャム検知装置、２３…カバー開閉検知装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a temperature control method during warm-up of a fixing device.
[0002]
[Prior art]
FIG. 5 is a diagram illustrating a fixing device in which a fixing unit is configured by a fixing roller and a pressure roller that are supplied with heat from a heating roller via a belt.
The heating roller 1 is heated by an HR (heating roller) heater 2, and the temperature is detected by an HR thermistor 3. A belt 4 made of a flexible resin having a large thermal resistance such as an aramid film is wound between a heating roller 1 and a fixing roller 6, and a pressure roller 7 is pressed against the fixing roller 6 to form a fixing portion. ing. The belt 4 is heated in contact with the heating roller 1 to release heat to the paper at the fixing unit, and the temperature of the fixing unit is detected by a BB (belt back) thermistor 5 disposed on the back of the belt. The pressure roller 7 is heated by a PR (pressure roller) heater 8, and its surface temperature is detected by a PR thermistor 9. The sheet 11 on which the toner image has been transferred is conveyed to a fixing unit and heated by the fixing unit to be fixed. In this fixing device, even when the pressure roller 7 is cold, in order to warm the fixing roller 6 quickly, the target temperature of the belt back (belt back temperature at the end of warm-up) is set to 198 ° C. When arranged, the temperature is set to a high temperature of 193 ° C.).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
FIG. 6 is a diagram for explaining warm-up at power-on and automatic re-warm-up after printing interruption in the apparatus of FIG.
When the power is turned on, the PR heater 8 is turned on to the HR heater 2, and the fixing roller (FR) is warmed up. When the temperature detected by the BB thermistor 5 reaches T ₂ (198 ° C.), the FR warm-up ends, and the belt rotation is stopped. At this point, the image forming apparatus can print. Since belt rotation stops, heat transfer from the heating roller is lost, and the belt temperature (fixing portion) begins to decrease. Since the fixing roller is heated only near the surface, it rapidly cools, and the surface temperature of the fixing roller becomes extremely low after about 3 to 5 minutes. On the other hand, the temperature of the pressure roller having a larger heat capacity than that of the heating roller gradually increases toward the target temperature T ₁ (180 ° C.). When continuous printing is started in this vicinity, the belt surface temperature on the fixing roller will soon become extremely low, for example, with 10 to several tens of sheets, and the equivalent temperature calculated based on the belt temperature and the pressure roller temperature falls below the lower limiter. End up. The lower limiter is a weighted average of the belt surface temperature that directly acts on the toner on the paper and the pressure roller surface temperature that acts on the toner from the back of the paper (for example, the weight coefficient 2 of the belt surface temperature, the weight coefficient of the pressure roller surface temperature). If the temperature is less than 147 ° C. at a temperature determined as a weighted average of 1), fixing defects such as insufficient fixing strength and low temperature offset may occur. At this point, printing is interrupted and automatic rewarming is performed. The automatic re-warm-up is performed for both the belt and the pressure roller with the target temperature set at T ₁ and the heaters are turned on. When the belt temperature reaches T ₁ , the automatic re-warming up is terminated and printing is resumed.
[0004]
As described above, in the conventional temperature control method, when the power is turned on, the belt rotation is stopped when the belt temperature reaches the predetermined temperature, and printing is possible. Therefore, printing with a small number of sheets can be performed at an early timing after the power is turned on. However, if continuous printing is performed, printing will be interrupted because the PR temperature is low, and even if printing is restarted by automatic rewarming, printing will also be interrupted because the PR temperature is low, resulting in high-speed printing. Could not do.
[0005]
FIG. 7 is a diagram for explaining manual rewarming when printing is performed once and the cover is opened and closed by jam processing or the like.
The manual rewarming is a rewarming that is performed by resetting the printing program when a jam or the like occurs during printing and the cover of the image forming apparatus is opened or closed. In this warm-up, both the belt temperature and the pressure roller temperature usually reach predetermined temperatures. In the figure, T ₁ indicates the target temperature of the pressure roller (180 ° C.), and T ₂ indicates the target temperature of the belt (back of the belt 198 ° C.). When the heater for HR is turned on and the belt temperature reaches T ₂ , the rewarming up is completed and the belt rotation is stopped. In this case even though the pressure roller has already warmed, rises to the target temperature above T ₁ receives heat supply from the belt, because the heat capacity of even the pressure roller to stop the rotation of the belt is large, the temperature Slowly drops. For this reason, the pressure roller is hot when printing in this vicinity, so the temperature of the fixing unit becomes higher than necessary, and paper rolls, wrapping, high temperature offset (the toner adheres to the belt and the previous paper The phenomenon that the image of (2) is formed occurs.
[0006]
The present invention is for solving the above-mentioned problems, and does not interrupt printing at the time of warm-up operation when the power is turned on, and prevents paper jamming, winding, high-temperature offset, etc. from occurring at the time of re-warming up. Objective.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention uses a heating roller and a pressure roller having different heat capacities, and a fixing unit is configured by a fixing roller to which heat is supplied from a heating roller having a small heat capacity via a belt and a pressure roller having a large heat capacity built in the heater. The fixing device has an automatic re-warm-up mode after the interruption of printing, and the warm-up includes a fixing roller warm-up mode for heating the belt to its target temperature, and a pressure for heating the pressure roller to its target temperature. A roller warm-up mode is provided, and the target temperature of the belt is set higher than the target temperature of the pressure roller.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. Hereinafter, the temperature control method of the fixing device will be described with reference to FIG.
FIG. 1 is a diagram for explaining warm-up at the time of power-on according to the present invention.
When the power is turned on, fixing roller warm-up (FRWup) is performed. At this time, the HR heater 2 is lit to reach the target temperature T _{2 of the} belt 4 (198 ° C. on the BB thermistor 5 in FIG. 4 and 193 ° C. on the belt surface), the belt is rotated, and the belt is heated. Heat is supplied to the pressure roller 7. If the belt temperature reaches the target temperature T _2, FR warm-up is finished, it allows printing at this time, thereby enabling small printing of sheets at an early timing after power.
[0009]
Subsequently, the process proceeds to pressure roller warm-up (PRWup). In the PR warm-up, the PR heater 8 is turned on so that the target temperature T ₁ (180 ° C.) is reached, the belt is idled, and heat is also supplied from the belt. Therefore, the pressure roller 7 having a large heat capacity gradually rises toward the target temperature T ₁ . Although the PR warm-up is performed subsequent to the FR warm-up, the heating is performed toward the target temperature from the time when the power is turned on, so that the PR warm-up is started simultaneously with the FR warm-up. In this embodiment, at the time of PR warm-up, the target temperature on the belt surface is set to 185 ° C. and is lower than that at the time of FR warm-up. Therefore, the belt temperature gradually decreases toward 185 ° C. from the end of the FR warm-up. Thus, by changing the target temperature of the belt temperature between the FR warm-up and the PR warm-up, it is possible to quickly start the temperature and prevent the temperature of the fixing unit from being excessively increased. It prevents wrinkles, high temperature offset, wrapping, etc., and extends the life of the fixing roller and belt.
[0010]
As shown in the figure, when continuous printing is performed at the time when the pressure roller warm-up is completed, the sheet is deprived of heat and both the belt temperature and the PR temperature are lowered, but the pressure roller 7 having a large heat capacity is 180 ° C. Since the temperature is high, even when high-speed printing such as 40 ppm is performed, the equivalent temperature calculated based on the belt temperature and the pressure roller temperature does not fall below the lower limiter, and printing is not interrupted. High-speed printing is possible. When 40 ppm printing is performed, the surface temperature of the fixing roller reaches about 10 to 20 sheets and reaches the lowest point. Thereafter, the surface temperature gradually rises, and when 1000 sheets are printed, the temperature reaches the target temperature.
[0011]
Note that the lower limiter may be changed during PR warm-up and during standby (after the warm-up is completed). For example, in the morning (when the power is turned on), by lowering the lower limiter, the fixing strength is weak, but it is possible to print more quickly and more. Also, during normal operation (standby mode), printing with higher toner fixing strength is possible by increasing the lower limiter.
[0012]
In this way, the FR warm-up mode and the PR warm-up mode are provided, printing is possible at the end of the FR warm-up, PR warm-up is performed, and the drive is stopped when the pressure roller reaches a predetermined temperature. Since the transition to the standby state is made, early printing is possible for printing several sheets, and high-speed printing such as 40 ppm can be performed during or after the PR warm-up. .
[0013]
FIG. 2 is a diagram illustrating a state during manual rewarming of the present invention.
When the cover of the image forming apparatus is opened and closed during jamming or the like, manual rewarming is performed. In the manual rewarming up, the fixing program is reset to the initial state, so that the HR heater 2 and the PR heater 8 are turned on toward the belt target temperature T ₂ and the pressure roller target temperature T ₁ in the same manner as when the power is turned on. The At the time of manual rewarming, the pressure roller and the belt are usually warmed to a predetermined temperature, and if the pressure roller temperature reaches T ₁ and the belt temperature is equal to or higher than T ₁ at that time, rewarming is performed at that time. To stop the rotation of the belt. As shown in the figure, if the belt temperature rises faster and the starting temperature is the same, the belt temperature reaches the target temperature T _{1 first} . After re-warm-up completion temperature of greater pressure roller heat capacity is kept substantially T _1, whereas, the belt temperature drops gradually, even if the printing operation in this neighborhood is performed, as in conventional manual re warmup In addition, since the pressure roller is not at a high temperature, paper peel, wrapping, high temperature offset, etc. do not occur.
[0014]
FIG. 3 is a diagram for explaining a state during automatic rewarming of the present invention.
As described above, conventionally, when the equivalent temperature calculated from the belt temperature and the pressure roller temperature falls below the lower limiter, printing is interrupted, automatic rewarming is performed, printing is resumed after temperature recovery. However, for example, when double-sided printing is grouped together, if it is determined that “the temperature is lower than the lower limiter” while fixing the front of the first sheet, printing is immediately interrupted, The paper and toner printed on the printer will be wasted. Therefore, even if the fixing strength of the image is slightly weak, it is preferable for the user to finish the double-sided printing (maximum 6 pages) and discharge the paper. Therefore, in a specific printing mode such as double-sided printing, even if it is determined that the equivalent temperature is lower than the lower limiter, printing is not stopped immediately after that, and after the printed paper is discharged, the job is The process is interrupted, and the fixing roller and the pressure roller are reheated to enter an “automatic rewarming state”.
[0015]
In FIG. 3, printing is performed when the belt temperature and pressure roller temperature drop and the corresponding temperature falls below the lower limit limiter, or when the equivalent temperature falls below the lower limit limiter and the paper discharge in a specific print mode such as duplex printing is completed. Is interrupted and automatic rewarming is performed. In this re-warm-up, the FR warm-up and PR warm-up are performed simultaneously with the target temperature T ₁ (180 ° C.). Faster increase in temperature of a small heating roller heat capacity, the belt temperature is FR warm-up is completed reaches the T _1, subsequently PR warm-up is continued. The temperature of a high-pressure roller heat capacity gradually rises, the print resume PR warm up is completed reaches the T _1. Thus, by performing FR warm-up and PR warm-up in automatic re-warm-up, the pressure roller temperature is sufficiently high when printing is resumed, so that printing is not interrupted even when high-speed printing is performed. In order to shorten the time FR warm up, the target temperature of the FR warm-up may be set as high as T _2.
[0016]
FIG. 4 is a diagram showing a device configuration for realizing the temperature control method of the present invention.
[0017]
The control device 20 comprising a computer captures signals from the power-on switch 21, jam detection device 22, and cover detection device 23, and also captures temperature data detected by the HR thermistor 3 and PR thermistor 9, respectively, when the power is turned on, or The HR heater 2 and the PR heater 8 are controlled according to the rewarming up, and the temperature control during the warming up as shown in FIGS. 1 and 2 is performed.
[0018]
In the above description, the temperature control method of the fixing device having the configuration shown in FIG. 5 has been described. However, the present invention is not limited to this, and the fixing unit is configured by a heating roller and a pressure roller having different heat capacities. It can also be applied to a two-roller type, or a belt type without a fixing roller facing the pressure roller.
[0019]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since a plurality of different warm-up modes are provided, printing at an early stage is possible and high-speed printing after each warm-up is possible. In the standby state, since the fixing roller has no heat source, the surface temperature of the fixing roller gradually decreases. When printing is started at this point, it will soon fall below the minimum fixable temperature for high-speed printing, but the pressure roller warms up. After the warming up of the pressure roller is completed and the pressure roller is warmed up, the printer enters standby mode. Never fall below. Since the lowest point temperature can be made higher than the lowest fixable temperature by PR warm-up, continuous 40 ppm printing is possible. Even when printing is started during the pressure roller warm-up, a sufficient amount of heat is stored near the surface of the fixing roller, so that high-speed printing can be maintained.
[0020]
In addition, according to the present invention, once the jam occurs, the jam processing, the re-warm-up, and the fixing roller and the pressure roller do not become too hot, preventing paper jamming, winding and high temperature offset. can do.
Further, according to the present invention, since only the minimum necessary driving is performed, it is possible to prevent the life of each component from being shortened due to oil consumption when the roller surface wear, belt end surface wear or stress, and oil are used. In addition, when oil is used, oil overcoating is suppressed, so that oil stains on the printed matter can be prevented and power saving can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining warm-up when power is turned on according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a state during manual rewarming of the present invention.
FIG. 3 is a diagram illustrating a state at the time of automatic rewarming of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a device configuration for realizing the temperature control method of the present invention.
FIG. 5 is a diagram illustrating a fixing device.
FIG. 6 is a diagram for explaining warm-up and automatic re-warm-up when power is turned on.
FIG. 7 is a diagram for explaining manual rewarming-up.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Heating roller, 2 ... HR heater, 3 ... HR thermistor, 4 ... Belt, 5 ... BB thermistor, 6 ... Fixing roller, 7 ... Pressure roller, 8 ... PR heater, 9 ... PR thermistor, 11 ... Paper , 20 ... control device, 21 ... power-on switch, 22 ... jam detection device, 23 ... cover open / close detection device.

Claims

熱容量の異なる加熱ローラと加圧ローラを使用し、熱容量の小さい加熱ローラからベルトを介して熱が供給される定着ローラとヒータ内蔵の相対的に熱容量の大きい加圧ローラとで定着部を構成した定着装置において、印字中断後の自動再ウォームアップモードを有し、該ウォームアップは、ベルトをその目標温度に加熱する定着ローラウォームアップモードと、加圧ローラをその目標温度に加熱する加圧ローラウォームアップモードを有し、ベルトの目標温度を加圧ローラの目標温度より高く設定することを特徴とする定着装置の温度制御方法。 A heat roller and a pressure roller having different heat capacities are used, and a fixing unit is constituted by a fixing roller to which heat is supplied from a heat roller having a small heat capacity via a belt and a pressure roller having a relatively large heat capacity built in a heater. The fixing device has an automatic re-warm-up mode after printing interruption, and the warm-up includes a fixing roller warm-up mode for heating the belt to the target temperature, and a pressure roller for heating the pressure roller to the target temperature. A fixing device temperature control method comprising a warm-up mode and setting a target temperature of a belt higher than a target temperature of a pressure roller.