JP3806781B2 - 窓下水切り構造 - Google Patents

窓下水切り構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3806781B2
JP3806781B2 JP06074697A JP6074697A JP3806781B2 JP 3806781 B2 JP3806781 B2 JP 3806781B2 JP 06074697 A JP06074697 A JP 06074697A JP 6074697 A JP6074697 A JP 6074697A JP 3806781 B2 JP3806781 B2 JP 3806781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
draining
under
decorative surface
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06074697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10252161A (ja
Inventor
元 石山
雅彦 鈴木
Original Assignee
株式会社アイジー技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アイジー技術研究所 filed Critical 株式会社アイジー技術研究所
Priority to JP06074697A priority Critical patent/JP3806781B2/ja
Publication of JPH10252161A publication Critical patent/JPH10252161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3806781B2 publication Critical patent/JP3806781B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は内、外装材として使用する乾式壁材の端部をカバーし、窓下の納めに使用する窓下水切り構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている端部をカバーする止縁Dの一例としては、図6に示すような当接目Dを有する止縁Dを、図11(a)、(b)に示すような家屋において、図3、図12に示すように壁下地α(木造下地、鉄骨下地、防水シート等、あるいは既存壁下地、等よりなる)と窓γ間に固定具βにより施工し、乾式壁材Cの木口端部をカバーするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら窓廻り部分は雨水が集まって流れるために、水垢、埃、塵、シーリング材等に付いた埃、等が雨水の流れにより流下し、乾式壁材Cの表面を図12に示すように汚してしまうものであった。これは、乾式壁材Cにとどまらず、湿式のモルタル壁、コンクリート壁等でも生じるものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような欠点を除去するため、傾斜した化粧面と、化粧面の上方端を上方に突出した固定部と、固定部の一部を化粧面方向に突出した係合部とから形成した窓下水切りを使用することにより、上記欠点を排除した窓下水切り構造を提供するものである。
【0005】
【実施例】
以下に図面を用いて本発明に係る窓下水切り構造の一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1は本発明に係る窓下水切り構造に使用する窓下水切りを示す斜視図、図2は本発明に係る窓下水切り構造を窓γの下に形成した一実施例を示す断面図、図3は本発明に係る窓下水切り構造を施工する前の構造を示す断面図、図4(a)、(b)は本発明に係る窓下水切り構造を窓γの下に形成した一実施例を示す平面図であり、Aは窓下水切り、Bはシーリング材、Cは乾式壁材、Dは止縁である。
【0006】
窓下水切りAは図1に示すように、傾斜した化粧面1と、化粧面1の下方端を下方に垂下した水切り片2と、化粧面1の上方端を上方に突出した固定部3と、固定部3の下端を下方に垂下した支持片4と、固定部3の一部を化粧面1方向にL字状に突出し、係合片6と係合溝7を形成した係合部5とからなる長尺状、あるいは短尺状のものである。勿論、流れる雨水を乾式壁材C上に流下しないように形成するために、図4(a)のように長尺状に場合には、窓γの幅をL、窓下水切りAの長さをWとすると、W=L+(30mm〜100mm)程度に形成するものである。また、図4(b)のように窓γの両サイド部分にのみ形成した短尺状の場合には、W=30mm〜100mm程度に形成するものである。なお、図では窓γの枠として止縁Dを窓γに形成した場合を示しているものである。
【0007】
化粧面1は窓γの枠を流れてきた雨水等を下方の乾式壁材Cの化粧面8a上に流下しないように形成したものである。
【0008】
水切り片2は、化粧面1上の表面を流れた雨水等が速やかに流下するように形成したものである。
【0009】
固定部3は乾式壁材C上に窓下水切りAをガタ付き無く固定する部分である。
【0010】
係合部5は図2に示すように、止縁Dの当接面Dに係合され、止縁Dと乾式壁材C間に窓下水切りAを固定するためのものである。
【0011】
その素材としては、金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー板を含む)の一種を押出成形、ロール成形、プレス成形、等によって各種形状に成形したものである。
【0012】
止縁Dと窓下水切りAとの一体化は、窓γの側面から止縁Dの当接面Dに窓下水切りAの係合溝7を挿入するように差し込んで一体化したり、あるいは止縁Dの当接面Dと乾式壁材Cの化粧面8a間に下から挿入して当接面Dと係合溝7を一体化したりするものである。
【0013】
勿論、窓下水切りA、乾式壁材C、止縁D間には必要によりシーリング材Bを形成して防水性を強化するものである。
【0014】
シーリング材Bは、乾式壁材Cと窓下水切りA間から内部に雨水が浸入しないように形成したものである。その素材としては、例えば定型で弾性のあるシーリング材Bとしては、例えば発泡ゴム、ポリ塩化ビニル系、クロロプレン系、クロロスルホン化ポリエチレン系、エチレンプロピレン系、アスファルト含浸ポリウレタン系、EPM、EPDM等の一般的に市販されているもの、あるいは硬化型のシーリング材Bとしてはシリコーン系(反応硬化型、湿気硬化型)、変成シリコーン系(反応硬化型)、ポリサルファイド系(反応硬化型)、ポリウレタン系(反応硬化型、湿気硬化型)、SBR系(乾燥硬化型)、アクリル系(乾燥硬化型)等よりなるものであり、主に防水材、気密材等の機能として有用なものである。勿論、これらの成分中に無機材等の難燃材、あるいは耐火性、防火性を有する例えばポリリン酸アンモニウム、水酸化アルミニウム、フェノール樹脂粒、カーボンブラック、グラファイト(発泡、非発泡)等の難燃材を混入した耐火性のあるシーリング材Bを使用しても良いものである。
【0015】
乾式壁材Cは図5に示すように表面材8と裏面材9間に芯材10を形成し、両端に雄型連結部11と雌型連結部12を形成したものであり、図7に示すように、固定具βの打設と、雄型連結部11と雌型連結部12を嵌合することにより乾式壁材Cを連結するものである。
【0016】
表面材8、裏面材9は金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー板を含む)の一種をロール成形、プレス成形、押出成形等によって各種形状に成形したもの、あるいは無機質材を押出成形、プレス成形、オートクレーブ養生成形、等して各種任意形状に形成したものである。
【0017】
芯材10は例えばポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム、等の合成樹脂発泡体からなるものであり、例えばレゾール型フェノールの原液と、硬化剤、発泡剤を混合し、表面材8、もしくは裏面材9の裏面側に吐出させ、加熱して反応・発泡・硬化させて形成したものである。また、芯材10中には各種難燃材として軽量骨材(パーライト粒、ガラスビーズ、石膏スラグ、タルク石、シラスバルーン、水酸化アルミニウム等)、繊維状物(グラスウール、ロックウール、カーボン繊維、グラファイト等)を混在させ、防火性を向上させることも出来る。
【0018】
さらに詳説すると、芯材10は主に断熱材、防火材、接着剤、補強材、緩衝材、吸音材、嵩上材、軽量化材、等として機能するものである。勿論、芯材10としてロックウール、グラスウール、セラミックウール等の無機材を使用しても良いものである。
【0019】
次に、本発明に係る窓下水切り構造の施工方法について、図2、図3を用いて簡単に説明する。まず、図6に示すような止縁Dを窓γ部分の壁下地αに固定具βを介して固定する。次に、図5に示すような乾式壁材Cを縦に図7に示すように順次連結して固定する。最後に、図2に示すように乾式壁材Cの木口端部に図1に示すような窓下水切りAを、当接面Dと係合溝7の係合により一体化し、施工を完了するものである。勿論、窓下水切りA、乾式壁材C、止縁D間には必要によりシーリング材Bを形成して防水性を強化するものである。
【0020】
【その他の実施例】
以上説明したのは本発明に係る窓下水切り構造の一実施例にすぎず、窓下水切りAを図8(a)〜(l)、図9(a)〜(d)、乾式壁材Cを図10(a)〜(g)に示すように形成することも出来る。
【0021】
すなわち、図8(a)〜(l)において、(a)図は固定部3を長く形成した窓下水切りA、(b)図は係合部5を固定部3の上端に形成した窓下水切りA、(c)図は係合部5の上端に、止縁Dの裏面を支持する支持片5aを形成した窓下水切りA、(d)図は支持片4を除去した窓下水切りA、(e)図は固定部3を短く形成した窓下水切りA、(f)図は係合片6傾斜して形成した窓下水切りA、(g)〜(l)図は下方からの挿入係合をし易くした窓下水切りAである。特に、(k)、(l)図は係合溝7を除去した窓下水切りAである。
【0022】
さらに、図9(a)〜(d)は窓下水切りAを短尺状に形成し、両端部に側面1aを形成した窓下水切りAである。このように側面1aを形成することにより、窓γの枠を流れる雨水が確実に水切り片2より流れ落ち、乾式壁材Cの化粧面8a上に流れ落ちることが無く、乾式壁材Cの汚れを確実に防止するものである。特に、(c)、(d)図は外部に露出する部分の係合部5を除去した窓下水切りAである。勿論、図示しないが窓γの長さに対応した長尺状の窓下水切りAの両端部に側面1aを形成することもできる。
【0023】
【発明の効果】
上述したように本発傚明に係る窓下水切り構造によれば、(1)窓枠からの汚れの流れが無くなる。(2)新築時、改修時の両方に形成できる。(3)係合するだけなので施工が簡単かつ確実である。(4)両端に側面を形成すれば、窓の枠を流れる雨水が確実に水切り片より流れ落ち、乾式壁材の化粧面上に流れ落ちることが無く、乾式壁材の汚れを確実に防止することができる。(5)既存の窓下に形成した汎用品の止縁を利用できる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る窓下水切り構造の代表例を示す説明図である。
【図2】 本発明で使用する窓下水切りの施工状態をを示す断面図である。
【図3】 本発明で使用する窓下水切りの施工順序をを示す断面図である。
【図4】 本発明で使用する窓下水切りの施工状態をを示す平面図である。
【図5】 本発明で使用する乾式壁材を示す断面図である。
【図6】 本発明で使用する窓下水切りを施工する構造に使用される止縁を示す断面図である。
【図7】 本発明で使用する乾式壁材の施工状態を示す断面図である。
【図8】 本発明で使用する窓下水切りのその他の実施例を示す断面図である。
【図9】 本発明で使用する窓下水切りのその他の実施例を示す断面図である。
【図10】 本発明で使用する乾式壁材のその他の実施例を示す断面図である。
【図11】 本発明で使用する窓下水切りを使用する家屋の一実施例を示す斜視図である。
【図12】 従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 窓下水切り
B シーリング材
C 乾式壁材
D 止縁
当接面
α 壁下地
β 固定具
γ 窓
1 化粧面
1a 側面
2 水切り片
3 固定部
4 支持片
5 係合部
5a 支持片
6 係合片
7 係合溝
8 表面材
8a 化粧面
9 裏面材
10 芯材
11 雄型連結部
12 雌型連結部

Claims (1)

  1. 傾斜した化粧面と、該化粧面の上方端を上方に突出した固定部と、該固定部の一部を化粧面方向に突出した係合部とから形成した窓下水切りを、窓下に形成した止縁の当接面に窓下水切りの係合部を係合して一体化して形成したことを特徴とする窓下水切り構造
JP06074697A 1997-03-14 1997-03-14 窓下水切り構造 Expired - Fee Related JP3806781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06074697A JP3806781B2 (ja) 1997-03-14 1997-03-14 窓下水切り構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06074697A JP3806781B2 (ja) 1997-03-14 1997-03-14 窓下水切り構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10252161A JPH10252161A (ja) 1998-09-22
JP3806781B2 true JP3806781B2 (ja) 2006-08-09

Family

ID=13151153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06074697A Expired - Fee Related JP3806781B2 (ja) 1997-03-14 1997-03-14 窓下水切り構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3806781B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10252161A (ja) 1998-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3806781B2 (ja) 窓下水切り構造
JP3806783B2 (ja) 窓下水切り
JP3843339B2 (ja) 排水構造
JP3827107B2 (ja) 水切り構造
JPH11131605A (ja) 水切り構造
JP3820488B2 (ja) 隅部材
JP3806784B2 (ja) 窓下水切り構造
JP3840623B2 (ja) 隅部構造
JPH1122034A (ja) 水切り構造
JPH1122033A (ja) 水切り構造
JP3778465B2 (ja) 水切り
JP3761011B2 (ja) 排水構造
JP3840513B2 (ja) 水切り
JP2013227758A (ja) 外壁材の下端部構造
JP3780319B2 (ja) 水切り
JP3806782B2 (ja) 隅部材
JPH1122029A (ja) 水切り構造
JP3820491B2 (ja) 水切り構造
JPH10252257A (ja) カバー材
JPH11131604A (ja) 水切り構造
JP6877112B2 (ja) 外壁材の下端部構造
JP5046991B2 (ja) 窓下構造
JPH1122032A (ja) 水切り構造
JPH1122028A (ja) 水切り構造
JPH1181612A (ja) パネルの目地構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees