JP3806293B2 - 車両監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、道路上を走行する車両、たとえば、無線式料金所(ETC)を通過する車両、また、トンネル内に入って出てくる車両を監視する装置にかかるものである。特に、この発明は、撮像装置における車線幅方向の分解能を維持でき、かつ、撮像装置における車両走行方向の視野を広げることができる車両監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両監視装置としては、ガントリに取り付けられた撮像装置、たとえば、NTSCカメラ(TVカメラ)などを使用したものがある。この撮像装置を使用した車両監視装置は、たとえば、無線式料金所において、車両の車種や台数を正確に把握したり、あるいは、不正通過の防止や不正通過車両の取り締まりなどに使用されている。
【0003】
つぎに、NTSCカメラを使用した車両監視装置の視野範囲について図14および図15を参照して説明する。前記NTSCカメラのアスペクト比は、3:4である。このNTSC画像に適した画素数は、640×480画素である。
【0004】
ここで、車両監視装置は、車両の車種や台数を正確に把握することが重要である。たとえば、トラクタ(牽引自動車)とトレーラ(被牽引自動車)を正確に把握するためには、トラクタとトレーラとを連結する連結棒を確実に識別する必要がある。この連結棒の直径は、最小のもので、40mmである。この直径40mmの連結棒をNTSC画像で確実に識別するためには、2〜4画素で撮像する必要がある。これは、1画素で撮像した場合、画素と画素との間に連結棒が位置すると、分解能が極端に低下して連結棒を正確に識別することが困難となるからである。
【0005】
前記のように、直径40mmの連結棒を2〜4画素で撮像した場合、640×480画素のNTSC画像で撮らえられる視野範囲は、図14中の「NTSCカメラのみによる従来品」の通りとなる。すなわち、NTSCカメラの縦方向の視野範囲は、4.8〜9.6mとなり、横方向の視野範囲は、6.4〜12.8mとなる。
【0006】
前記の視野範囲を、たとえば、図15に示す片側2車線道路について当てはめてみる。この図15に示す片側2車線道路において、1車線の幅は、3amであるから、片側2車線道路の幅は、2×3am=6amである。ここで、NTSCカメラの縦方向の視野範囲を2車線分の6amとした場合、横方向の視野範囲は、8amとなる。これは、前記NTSCカメラの縦方向を車線幅方向に、横方向を車両走行方向に、それぞれ合わせたこととなる。これにより、車線幅方向の分解能が低下することなく、直径40mmの連結棒をNTSC画像で確実に識別することが可能である。
【0007】
なお、図15において、OはNTSCカメラの中心(光軸方向Z−Z)、すなわち、NTSCカメラの設置位置でかつNTSCカメラの真下を示す。また、Cは2車線道路の中央分離帯側、Sは同じく2車線道路の路肩側、Aは矢印方向に走行している車両をそれぞれ示す。さらに、正方形の升目は、NTSCカメラのアスペクト比を示している。図の横方向の6個の升目は、NTSCカメラの縦方向を示し、図の縦方向の8個の升目は、NTSCカメラの横方向を示す。この正方形の升目の1辺は、amである。ここで、amは、たとえば、約0.8〜1.6mであって、道路によって変わる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の車両監視装置に使用されているNTSCカメラのアスペクト比は、3:4であるから、NTSCカメラの縦方向を車線幅方向に合わせた場合、NTSCカメラの横方向である車両走行方向の視野範囲は、車線幅方向の距離に対して3:4の距離となる。たとえば、図15に示すように、車線幅方向の視野範囲を2車線分の6amとした場合、車両走行方向の視野範囲は、8amとなる。一方、無線式料金所において、車両走行方向の視野範囲は、約20m前後の距離が必要である。この約20m前後の距離は、無線式料金所に入って出てくる1台の車両の走行状況を連続的に監視するために必要な距離である。
【0009】
以上から、従来の車両監視装置は、無線式料金所に使用した場合、2〜3台のNTSCカメラを設置する必要があるため、ある1台のNTSCカメラで監視した車両と、他の1台のNTSCカメラで監視した車両とが同一の車両であるか否かを判断することが困難となる。なお、従来の車両監視装置において、車線幅方向の視野範囲を1車線分の3amとした場合、車両走行方向の視野範囲は、4amとなり、さらに多くの台数のNTSCカメラを設置する必要がある。
【0010】
そこで、車両走行方向の視野範囲を広げるために、所謂魚眼レンズを使用した車両監視装置がある。しかしながら、この車両用監視装置は、魚眼レンズを使用するので、図14中の「NTSCカメラと魚眼レンズによる従来品」に示すように、車両走行方向の視野範囲は、無限大に広げることが可能である。一方、車線幅方向の視野範囲は、車両の位置に依存するが、ほとんど大きくなり過ぎてNTSC画像における車線幅方向の分解能が低下する傾向にあり、前記直径40mmの連結棒をNTSC画像で確実に識別することが困難となる。
【0011】
この発明は、撮像装置における車線幅方向の分解能を維持でき、かつ、撮像装置における車両走行方向の視野を広げることができる車両監視装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、車両を撮像する撮像装置と、その撮像装置の視野範囲を広げる光学系とを備え、前記撮像装置が、道路に対して、一方向を前記道路の車線幅方向に合わせ、かつ、前記一方向に対してほぼ直交する他方向を前記道路の車両走行方向に合わせて配置されており、前記光学系が、前記撮像装置と別個のシリンドリカル凹レンズであって、筒状凹曲面の軸方向の視野範囲を、前記撮像装置における一方向の分解能が維持でき、かつ、前記軸方向に対してほぼ直交するレンズ面の湾曲方向の視野範囲を、前記撮像装置のみによる前記一方向に対してほぼ直交する他方向の視野範囲よりも広げられる光学系であり、前記道路および前記撮像装置に対して、前記軸方向の視野範囲を前記道路の車線幅方向と前記撮像装置の一方向に合わせ、かつ、前記レンズ面の湾曲方向の視野範囲を前記道路の車両走行方向と前記撮像装置の他方向の視野範囲に合わせて配置されている、ことを特徴とする。
【0013】
この結果、請求項1にかかる発明は、撮像装置と別個のシリンドリカル凹レンズの筒状凹曲面の軸方向の視野範囲により、撮像装置における一方向すなわち車線幅方向の分解能が維持でき、かつ、撮像装置と別個のシリンドリカル凹レンズのレンズ面の湾曲方向の視野範囲により、撮像装置における他方向すなわち車両走行方向の視野を広げることができる。
【0014】
請求項2にかかる発明は、光学系であるシリンドリカル凹レンズが、取り付け手段により前記撮像装置またはおよびガントリに取り付けられており、道路および撮像装置に対して、道路の車両走行方向に移動調整可能である、ことを特徴とする。
【0015】
この結果、請求項2にかかる発明は、シリンドリカル凹レンズを道路の車両走行方向の任意の位置に移動調整することにより、そのシリンドリカル凹レンズの高解像の範囲に対応する部分を道路の車両走行方向の任意の位置に設定することができるので、そのシリンドリカル凹レンズを通した撮像装置の高解像の範囲を車両走行方向の任意の位置に設定することが可能となる。このために、走行車両の前面側、上面側、後面側の任意の部分を高解像で確認することが可能となる。また、シリンドリカル凹レンズを道路の車両走行方向に連続的に移動させることにより、そのシリンドリカル凹レンズの高解像の範囲に対応する部分を道路の車両走行方向に移動させることができるので、そのシリンドリカル凹レンズを通した撮像装置の高解像の範囲も車両走行方向に移動させることが可能となる。このために、走行車両の全体を高解像で確認することが可能となる。
【0016】
請求項3にかかる発明は、車両を撮像する撮像装置と、その撮像装置の視野範囲を広げる光学系とを備え、前記撮像装置が、道路に対して、一方向を前記道路の車線幅方向に合わせ、かつ、前記一方向に対してほぼ直交する他方向を前記道路の車両走行方向に合わせて配置されており、前記光学系は、前記撮像装置と別個のシリンドリカル凸反射面であって、一方向の視野範囲を、前記撮像装置における一方向の分解能が維持でき、かつ、前記一方向に対してほぼ直交する反射面の湾曲方向の視野範囲を、前記撮像装置のみによる前記一方向に対してほぼ直交する他方向の視野範囲よりも広げられる光学系であり、前記道路および前記撮像装置に対して、前記一方向の視野範囲を前記道路の車線幅方向と前記撮像装置の一方向に合わせ、かつ、前記反射面の湾曲方向の視野範囲を前記道路の車両走行方向と前記撮像装置の他方向の視野範囲に合わせて配置されている、ことを特徴とする。
【0017】
この結果、請求項3にかかる発明は、撮像装置と別個のシリンドリカル凸反射面の一方向の視野範囲により、撮像装置における一方向すなわち車線幅方向の分解能が維持でき、かつ、撮像装置と別個のシリンドリカル凸反射面の湾曲方向の視野範囲により、撮像装置における他方向すなわち車両走行方向の視野を広げることができる。
【0018】
請求項4にかかる発明は、光学系であるシリンドリカル凸反射面が、取り付け手段により前記撮像装置またはおよびガントリに取り付けられており、道路および撮像装置に対して、道路の車両走行方向に移動調整可能である、ことを特徴とする。
【0019】
この結果、請求項4にかかる発明は、シリンドリカル凸反射面を道路の車両走行方向の任意の位置に移動調整することにより、そのシリンドリカル凸反射面の高解像の範囲に対応する部分を道路の車両走行方向の任意の位置に設定することができるので、そのシリンドリカル凸反射面を介した撮像装置の高解像の範囲を車両走行方向の任意の位置に設定することが可能となる。このために、走行車両の前面側、上面側、後面側の任意の部分を高解像で確認することが可能となる。また、シリンドリカル凸反射面を道路の車両走行方向に連続的に移動させることにより、そのシリンドリカル凸反射面の高解像の範囲に対応する部分を道路の車両走行方向に移動させることができるので、そのシリンドリカル凸反射面を介した撮像装置の高解像の範囲も車両走行方向に移動させることが可能となる。このために、走行車両の全体を高解像で確認することが可能となる。
【0020】
請求項5にかかる発明は、シリンドリカル凸反射面が、曲率が車両走行方向に対して可変であるフレキシブルなシリンドリカル凸反射面から構成されている、ことを特徴とする。
【0021】
この結果、請求項5にかかる発明は、フレキシブルなシリンドリカル凸反射面を使用するものであるから、シリンドリカル凸反射面の曲率を車両走行方向に対して簡単な機構で変えることができる。これにより、シリンドリカル凸反射面の曲率を、簡単な機構で、高曲率と低曲率とに調整することが可能である。または、シリンドリカル凸反射面の高解像の範囲を、簡単な機構で、車両走行方向に移動調整することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる車両監視装置の実施の形態のうちの2例を図1ないし図13を参照して説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0023】
(実施の形態1)
図1ないし図5は、この発明にかかる車両監視装置の実施の形態1を示す。図中、図14および図15と同符号は同一のものを示す。
【0024】
図1および図2において、1は道路2上を走行する車両Aを撮像する撮像装置である。この例の撮像装置1は、たとえば、NTSCカメラを使用する。このNTSCカメラのアスペクト比は、3:4である。このNTSC画像に適した画素数は、640×480画素である。なお、この撮像装置1の撮像素子としては、たとえば、CCDなどが使用されている。前記撮像装置1は、片側2車線道路に跨るガントリ3に取り付けられている。この撮像装置1の中心O(光軸方向Z−Z)を2車線道路2の車線幅方向の中心に合わせる。また、この撮像装置1の縦方向を道路2の車線幅方向に、横方向を道路2の車両走行方向に、それぞれ合わせる。
【0025】
図1および図2において、4は前記撮像装置1の視野範囲を広げる光学系であるシリンドリカル凹レンズである。このシリンドリカル凹レンズ4は、両レンズ面が筒状の凹曲面をなすものである。この両側の筒状凹曲面の軸は、ほぼ平行である。前記シリンドリカル凹レンズ4は、前記撮像装置1と別個のものであって、筒状凹曲面の軸方向の視野範囲を、前記撮像装置1における一方向すなわち縦方向の分解能が維持でき、かつ、前記軸方向に対してほぼ直交するレンズ面の湾曲方向の視野範囲を、前記撮像装置1のみによる前記一方向に対してほぼ直交する他方向すなわち横方向の視野範囲よりも広げられる光学系である。前記シリンドリカル凹レンズ4は、図面では省略したが、適宜の取り付け手段により、前記撮像装置1またはおよび前記ガントリ3に取り付けられている。すなわち、前記シリンドリカル凹レンズ4は、道路2および撮像装置1に対して、両レンズ面の軸方向を道路2の車線幅方向と撮像装置1の縦方向に合わせ、かつ、両レンズ面の湾曲方向を道路2の車両走行方向と撮像装置1の横方向の視野範囲に合わせて配置されている。また、前記シリンドリカル凹レンズ4の中心(光軸Z´−Z´)と前記撮像装置1の中心(光軸Z−Z)とを、図2(A)に示すように、合わせる。
【0026】
前記の構成により、前記撮像装置1の視野範囲は、図14中の「発明品」の通りとなる。すなわち、前記撮像装置1のアスペクトは、前記シリンドリカル凹レンズ4の曲率に依存するが、たとえば、3:8とる。このときの前記撮像装置1の縦方向の視野範囲は、4.8〜9.6mとなり、横方向の視野範囲は、12.8〜25.6mとなる。
【0027】
前記撮像装置1の視野範囲を、図1に示す片側2車線道路について当てはめてみる。すなわち、撮像装置1の縦方向の視野範囲を2車線分の6amとする。すると、撮像装置1の横方向の視野範囲は、前記シリンドリカル凹レンズ4を介して16amとなる。これにより、車線幅方向の分解能が低下することなく、直径40mmの連結棒を確実に識別することが可能である。一方、車両走行方向の視野範囲は、16amであり、「NTSCカメラによる従来品」の8amと比較して、2倍広がったこととなる。
【0028】
この結果、この実施の形態1における車両監視装置は、シリンドリカル凹レンズ4の作用により、撮像装置1における車線幅方向の分解能を維持でき、かつ、撮像装置1における車両走行方向の視野を従来品よりも2倍に広げることができる。この実施の形態1における車両用監視装置を無線式料金所に使用した場合、従来品では2台必要であったのが、発明品では1台で済むこととなる。
【0029】
図3は、前記の図1および図2(A)に示す車両監視装置により撮像された車両Aの画像を示す説明図である。この図3の上側は、図1に示すシリンドリカル凹レンズ4のうち車両Aの進入側部分を表し、シリンドリカル凹レンズ4の肉厚端部により、歪曲している。また、この図3の中側は、図1に示すシリンドリカル凹レンズ4のうち中央部分を表し、シリンドリカル凹レンズ4の肉薄中央部により、高解像が得られる。さらに、この図3の下側は、図1に示すシリンドリカル凹レンズ4のうち車両Aの退出側を表し、シリンドリカル凹レンズ4の端部の肉厚により、上側と同様に歪曲している。
【0030】
図1および図3から明らかなように、車両Aが図1のA1の位置(車両監視装置に対して車両Aの進入側の位置)に進入すると、図3のA1の画像、すなわち、車両Aの前面側の画像が得られる。また、車両Aが図1のA2の位置(車両監視装置のほぼ真下側の位置)に達すると、図3のA2の画像、すなわち、車両Aの上面側の画像が高解像で得られる。さらに、車両Aが図1のA3の位置(車両監視装置に対して車両Aの退出側の位置)に退出すると、図3のA3の画像、すなわち、車両Aの後面側の画像が得られる。
【0031】
このように、この発明の車両監視装置によれば、1台の車両監視装置で、1台の車両A(A1、A2、A3)を、前面側、上面側、後面側と連続的に監視することができ、また、長い距離(この例では、16am)監視することができる。このために、たとえば、無線式料金所において、1台の車両監視装置で十分に監視することが可能となる。しかも、車両監視装置のほぼ真下側の位置(図1のA2)で撮像された画像(図3のA2)は、高解像の画像として得られるので、図14の「発明品」から明らかのように、直径40mmの連結棒を確実に識別することが可能である。
【0032】
そして、図2(B)に示すように、前記シリンドリカル凹レンズ4の肉薄中央部(高解像の範囲)を、撮像装置1に対して、車両の進入側A1に移動させる。すると、撮像された画像は、図4に示すような画像が得られる。すなわち、図1のA1の位置に進入した車両の前面側の画像が、図4中のA1に示すように、高解像の画像として得られる。この場合、車両Aのフロント側のナンバープレートの文字や数字を確認することが可能となる。
【0033】
つぎに、図14を参照して、ナンバープレートの文字の確認の説明について説明する。ここで、撮像装置として、アスペクトが1:1、画素数が1000×1000画素の高解像度カメラを使用する。この高解像度カメラにより、5mm幅のナンバープレートの文字を2画素で撮像した場合の視野範囲は、下記のとおりとなる。すなわち、発明品においては、2.5m(車線幅方向の視野範囲)、6.7m(車両走行方向の視野範囲)である。「NTSCカメラのみによる従来品」は、2.5m(車線幅方向の視野範囲)、2.5m(車両走行方向の視野範囲)である。「NTSCカメラと魚眼レンズによる従来品」は、車両の位置に依存するが、分解能は低下する傾向にあり(車線幅方向の視野範囲)、無限大である(車両走行方向の視野範囲)。
【0034】
このように、「発明品」と「NTSCカメラのみによる従来品」とにおいては、車線幅方向の視野範囲が共に2.5mと前記の4.8〜9.6mよりも狭くなるが、5mm幅のナンバープレートの文字を確認することが可能である。因みに、車両走行方向の視野範囲においては、「発明品」の6.7mの方が「NTSCカメラのみによる従来品」の2.5mよりも、2.68倍も広い。
【0035】
そしてさらに、図2(C)に示すように、前記シリンドリカル凹レンズ4の肉薄中央部(高解像の範囲)を、撮像装置1に対して、車両の退出側A3に移動させる。すると、撮像された画像は、図5に示すような画像が得られる。すなわち、図1のA3の位置に退出した車両の後面側の画像が、図5中のA3に示すように、高解像の画像として得られる。この場合、たとえば、ガソリンなどの危険物を積載した車両Aのバック側の標識プレートの「危」文字を確認することが可能となる。
【0036】
前記の説明は、シリンドリカル凹レンズ4の設置位置が固定的である場合について説明したものである。この発明においては、シリンドリカル凹レンズ4を車両走行方向に図2の(B)→(A)→(C)順に連続的に移動可能に構成することができる。この場合、車両Aの画像は、図4の画像A1→図3の画像A2→図5の画像A3と、高解像の画像として連続的に得られる。
【0037】
(実施の形態2)
図6ないし図9は、この発明にかかる車両監視装置の実施の形態2を示す。図中、図1ないし図5、図14および図15と同符号は同一のものを示す。
【0038】
この実施の形態2における光学系はシリンドリカル凸反射面5である。このシリンドリカル凸反射面5は、前記撮像装置1と別個のものであって、一方向の視野範囲を、撮像装置1における一方向すなわち縦方向の分解能が維持でき、かつ、前記一方向に対してほぼ直交する反射面の湾曲方向の視野範囲を、前記撮像装置1のみによる前記一方向に対してほぼ直交する他方向すなわち横方向の視野範囲よりも広げられる光学系である。このシリンドリカル凸反射面5は、道路2および前記撮像装置1に対して、前記一方向を前記道路2の車線幅方向と前記撮像装置1の縦方向に合わせ、かつ、前記反射面の湾曲方向を前記道路2の車両走行方向と前記撮像装置1の横方向の視野範囲に合わせて配置されている。このシリンドリカル凸反射面5は、前記のシリンドリカル凹レンズ4と同様の作用効果、すなわち、撮像装置1における車線幅方向の分解能を維持でき、かつ、撮像装置1における車両走行方向の視野を広げることができる。
【0039】
前記シリンドリカル凸反射面5を、図7(A)、(B)および図8(A)、(B)、(C)に示すように、曲率が車両走行方向に対して可変であるフレキシブルなシリンドリカル凸反射面から構成することができる。このフレキシブルなシリンドリカル凸反射面5を、図7(A)、(B)に示す3本リンク機構6により支持し、または、図8(A)、(B)、(C)に示す2本の進退棒7L、7Rにより支持する。
【0040】
このように、曲率が車両走行方向に対して可変であるフレキシブルなシリンドリカル凸反射面5を使用するものであるから、シリンドリカル凸反射面5の曲率を車両走行方向に対して簡単な機構、たとえば、3本リンク機構6、または、2本の進退棒7L、7Rにより、変えることができる。
【0041】
これにより、図7に示すように、簡単な3本リンク機構6により、シリンドリカル凸反射面5の曲率を、(A)の高曲率と(B)の低曲率とに調整することが可能である。なお、(A)の高曲率の場合は、分解能は小となるが、視野範囲が広がる。また、(B)の低曲率の場合は、視野範囲は狭くなるが、分解能は大となる。
【0042】
または、図8に示すように、シリンドリカル凸反射面5の低曲率部分、すなわち、高解像の範囲を、簡単な2本の進退棒7L、7Rで、車両走行方向に移動調整することが可能である。たとえば、車両Aが図1のA1の位置に進入したとき、図8(A)のように、2本の進退棒7L、7Rをそれぞれ矢印方向に進退させ、シリンドリカル凸反射面5の右側部分の曲率を低曲率とし、左側部分の曲率を高曲率とする。すると、図4中の画像A1得られる。また、車両Aが図1のA2の位置に達したとき、図8(B)のように、2本の進退棒7L、7Rをそれぞれ矢印方向に前進させ、シリンドリカル凸反射面5全体の曲率を低曲率とする。すると、図3中の画像A2が得られる。さらに、車両Aが図1のA3の位置に退出したとき、図8(C)のように、2本の進退棒7L、7Rをそれぞれ矢印方向に進退させ、シリンドリカル凸反射面5の左側部分の曲率を低曲率とし、右側部分の曲率を高曲率とする。すると、図5中の画像A3が得られる。
【0043】
このように、前記のシリンドリカル凹レンズ4を車両走行方向に図2の(B)→(A)→(C)順に連続的に移動させた場合と同様に、車両Aの画像が、図4の画像A1→図3の画像A2→図5の画像A3と、高解像の画像として連続的に得られる。
【0044】
図9は、実施の形態2の変形例を示す説明図である。このシリンドリカル凸反射面50は、ソリッドなものである。このソリッドなものであっても、前記のフレキシブルなものと同様の作用効果を達成することができる。また、このソリッドなシリンドリカル凸反射面50の設置位置を、実線の位置、二点鎖線の位置、一点鎖線の位置に、車両走行方向に変えることにより、前記のように、車両Aの任意の部分を高解像で確認することが可能である。さらに、このソリッドなシリンドリカル凸反射面50を、一点鎖線(または二点鎖線)→実線→二点鎖線(または一点鎖線)と順に連続的に移動させれば、前記のように、高解像の画像が連続的に得られる。
【0045】
(この発明の車両監視装置を交通システムに使用した例の説明)
図10および図11は、無線式料金所に使用した例である。図中、図1ないし図9、図14および図15と同符号は同一のものを示す。図10および図11において、A4は被監視車両であって、たとえば、乗用車である。A5、A6は同じく被監視車両であって、たとえば、トラクタ、トレーラである。A7はトラクタA5とトレーラA6とを連結する連結棒である。この連結棒A7の直径は、たとえば、40mmである。
【0046】
この発明の車両監視装置の撮像装置1は、画像処理装置8に接続されている。この画像処理装置8には、各機器、たとえば、アンテナ9、第1センサ10、第2センサ11、発券機12、車線制御機13が接続されている。そして、この発明の車両監視装置は、乗用車A4の位置P1やトラクタA5およびトレーラA6の位置P2を検出して、前記各機器(アンテナ9、第1センサ10、第2センサ11、発券機12、車線制御機13)に起動・停止信号を送信する。なお、この場合、トラクタA5とトレーラA6との間の直径40mmの連結棒A7をも確実に識別することが可能である。
【0047】
図12は、トンネルの入口と出口とに使用した例である。図中、図1ないし図11、図14および図15と同符号は同一のものを示す。この使用例は、トンネルTの入口P3と出口P4とにこの発明の車両監視装置(特に、この例の場合には、前記に説明した光学系が車両走行方向に移動可能な車両監視装置)をそれぞれ設置する。この発明の車両監視装置により、トンネルTの入口P3と出口P4とのそれぞれにおいて、車両A8のフロント側のナンバープレートの文字や数字と、車両A8のバック側の標識プレートの「危」文字との双方を認識識別することが可能となる。この結果、この発明の車両監視装置により、トンネルT内に進入した車両A8とトンネルT内から退出した車両A8とが同一車両A8であるか否かを正確に判断することができる。
【0048】
なお、前記において、ナンバープレートの文字や数字に比較して、「危」の文字は、大である。このために、トンネルTの入口P3と出口P4とにそれぞれ設置するこの発明の車両監視装置としては、光学系が図2(B)、図8(A)、図9の二点鎖線に位置するものを使用したとしても、ナンバープレートの文字や数字と「危」の文字との双方を認識識別することが可能である。
【0049】
このように、この発明の車両監視装置により、トンネルT内に進入した車両A8とトンネルT内から退出した車両A8とが同一車両A8であるか否かを正確に判断することができるので、トンネルT内に走行中の車両を正確に把握することができる。これにより、万が一、トンネルT内に事故が発生したとしても、迅速かつ的確な処置を講じることが可能となる。
【0050】
図13は、2重監視システムに使用した例である。図中、図1ないし図12、図14および図15と同符号は同一のものを示す。図13において、14、15、16はガントリ3に各車線(図示は3車線)に対応して設置された撮像装置である。この撮像装置14、15、16には、それぞれ撮像制御装置17、18、19が接続されている。この撮像制御装置17、18、19には、通過位置検出装置20が接続されている。この通過位置検出装置20には、この発明の車両監視装置の撮像装置1が接続されている。
【0051】
この使用例は、道路上を走行中の車両A9をこの発明の車両監視装置で検出し、その車両A9が走行している車線に対応する撮像装置(この例では撮像装置16)を通過位置検出装置20および撮像制御装置19を介して起動させるものである。
このように、車両を2重で監視することにより、車両の大まかな情報と細心の情報とが得られる。なお、図13において、符号21、22、23は、ガントリ3に各車線に対応して設置された照明装置である。この照明装置21、22、23は、前記撮像装置14、15、16と連動して点灯、消灯するものである。
【0052】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかる車両監視装置(請求項1)は、撮像装置と別個のシリンドリカル凹レンズの筒状凹曲面の軸方向の視野範囲により、撮像装置における一方向すなわち車線幅方向の分解能が維持でき、かつ、撮像装置と別個のシリンドリカル凹レンズのレンズ面の湾曲方向の視野範囲により、撮像装置における他方向すなわち車両走行方向の視野を広げることができる。
【0053】
また、この発明にかかる車両監視装置(請求項2)は、シリンドリカル凹レンズを道路の車両走行方向の任意の位置に移動調整することにより、そのシリンドリカル凹レンズの高解像の範囲に対応する部分を道路の車両走行方向の任意の位置に設定することができるので、そのシリンドリカル凹レンズを通した撮像装置の高解像の範囲を車両走行方向の任意の位置に設定することが可能となる。このために、走行車両の前面側、上面側、後面側の任意の部分を高解像で確認することが可能となる。また、シリンドリカル凹レンズを道路の車両走行方向に連続的に移動させることにより、そのシリンドリカル凹レンズの高解像の範囲に対応する部分を道路の車両走行方向に移動させることができるので、そのシリンドリカル凹レンズを通した撮像装置の高解像の範囲も車両走行方向に移動させることが可能となる。このために、走行車両の全体を高解像で確認することが可能となる。
【0054】
また、この発明にかかる車両監視装置(請求項3)は、撮像装置と別個のシリンドリカル凸反射面の一方向の視野範囲により、撮像装置における一方向すなわち車線幅方向の分解能が維持でき、かつ、撮像装置と別個のシリンドリカル凸反射面の湾曲方向の視野範囲により、撮像装置における他方向すなわち車両走行方向の視野を広げることができる。
【0055】
また、この発明にかかる車両監視装置(請求項4)は、シリンドリカル凸反射面を道路の車両走行方向の任意の位置に移動調整することにより、そのシリンドリカル凸反射面の高解像の範囲に対応する部分を道路の車両走行方向の任意の位置に設定することができるので、そのシリンドリカル凸反射面を介した撮像装置の高解像の範囲を車両走行方向の任意の位置に設定することが可能となる。このために、走行車両の前面側、上面側、後面側の任意の部分を高解像で確認することが可能となる。また、シリンドリカル凸反射面を道路の車両走行方向に連続的に移動させることにより、そのシリンドリカル凸反射面の高解像の範囲に対応する部分を道路の車両走行方向に移動させることができるので、そのシリンドリカル凸反射面を介した撮像装置の高解像の範囲も車両走行方向に移動させることが可能となる。このために、走行車両の全体を高解像で確認することが可能となる。
【0056】
また、この発明にかかる車両監視装置(請求項5)は、曲率が車両走行方向に対して可変であるフレキシブルなシリンドリカル凸反射面を使用するものであるから、シリンドリカル凸反射面の曲率を車両走行方向に対して簡単な機構で変えることができる。これにより、シリンドリカル凸反射面の曲率を、簡単な機構で、高曲率と低曲率とに調整することが可能である。または、シリンドリカル凸反射面の高解像の範囲を、簡単な機構で、車両走行方向に移動調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両監視装置の実施の形態1を示す概略説明図である。
【図2】(A)は、同じく、撮像装置の光軸とシリンドリカル凸レンズの光軸とを合わせた状態を示す説明図、(B)は、同じく、撮像装置の光軸に対してシリンドリカル凸レンズの光軸を車両の進入側にずらした状態を示す説明図、(C)は、同じく、撮像装置の光軸に対してシリンドリカル凸レンズの光軸を退出側にずらした状態を示す説明図である。
【図3】同じく、図2(A)で得られる車両の画像を示す説明図である。
【図4】同じく、図2(B)で得られる車両の画像を示す説明図である。
【図5】同じく、図2(C)で得られる車両の画像を示す説明図である。
【図6】この発明の車両監視装置の実施の形態2を示す概略説明図である。
【図7】(A)はフレキシブルなシリンドリカル凸反射面の曲率を高曲率とした状態を示す説明図、(B)は同じく曲率を低曲率とした状態を示す説明図である。
【図8】(A)はフレキシブルなシリンドリカル凸反射面の左側部分の曲率を高曲率とし、かつ、右側部分の曲率を低曲率とした状態を示す説明図、(B)は同じく全体の曲率を低曲率とした状態を示す説明図、(C)は左側部分の曲率を低曲率とし、かつ、右側部分の曲率を高低曲率とした状態を示す説明図である。
【図9】ソリッドなシリンドリカル凸反射面を示す説明図である
【図10】この発明の車両監視装置を無線式料金所に使用した例を示す側面図である。
【図11】この発明の車両監視装置を無線式料金所に使用した例を示す平面図である。
【図12】この発明の車両監視装置をトンネルの入口と出口とに使用した例を示す側面図である。
【図13】この発明の車両監視装置を2重監視システムに使用した例を示す斜視図である。
【図14】発明品、NTSCカメラのみによる従来品、NTSCカメラと魚眼レンズによる従来品の視野範囲と分解能とを示す説明図である。
【図15】NTSCカメラのみによる従来品により撮像した画像を示す説明図である。
【符号の説明】
1 撮像装置
2 道路
3 ガントリ
4 シリンドリカル凹レンズ(光学系)
5 シリンドリカル凸反射面(光学系)
6 3本リンク機構
7L、7R 2本の進退棒
8 画像処理装置
9 アンテナ
10 第1センサ
11 第2センサ
12 発券機
13 車線制御機
14、15、16 撮像装置
17、18、19 撮像制御装置
20 通過位置検出装置
21、22、23 照明装置
A1〜A9 車両
O 撮像装置の中心
Z−Z 撮像装置の光軸
Z´−Z´ 光学系の光軸
C 道路の中央分離帯側
S 道路の路肩側
P1〜P4 車両の位置
T トンネル

Claims (5)

  1. 道路を走行中の車両を監視する装置であって、
    前記車両を撮像する撮像装置と、前記撮像装置の視野範囲を広げる光学系とを備え、
    前記撮像装置は、前記道路に対して、一方向を前記道路の車線幅方向に合わせ、かつ、前記一方向に対してほぼ直交する他方向を前記道路の車両走行方向に合わせて配置されており、
    前記光学系は、前記撮像装置と別個のシリンドリカル凹レンズであって、筒状凹曲面の軸方向の視野範囲を、前記撮像装置における一方向の分解能が維持でき、かつ、前記軸方向に対してほぼ直交するレンズ面の湾曲方向の視野範囲を、前記撮像装置のみによる前記一方向に対してほぼ直交する他方向の視野範囲よりも広げられる光学系であり、前記道路および前記撮像装置に対して、前記軸方向の視野範囲を前記道路の車線幅方向と前記撮像装置の一方向に合わせ、かつ、前記レンズ面の湾曲方向の視野範囲を前記道路の車両走行方向と前記撮像装置の他方向の視野範囲に合わせて配置されている、ことを特徴とする車両監視装置。
  2. 前記光学系であるシリンドリカル凹レンズは、取り付け手段により前記撮像装置またはおよびガントリに取り付けられており、前記道路および前記撮像装置に対して、前記道路の車両走行方向に移動調整可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の車両監視装置。
  3. 道路を走行中の車両を監視する装置であって、
    前記車両を撮像する撮像装置と、前記撮像装置の視野範囲を広げる光学系とを備え、
    前記撮像装置は、前記道路に対して、一方向を前記道路の車線幅方向に合わせ、かつ、前記一方向に対してほぼ直交する他方向を前記道路の車両走行方向に合わせて配置されており、
    前記光学系は、前記撮像装置と別個のシリンドリカル凸反射面であって、一方向の視野範囲を、前記撮像装置における一方向の分解能が維持でき、かつ、前記一方向に対してほぼ直交する反射面の湾曲方向の視野範囲を、前記撮像装置のみによる前記一方向に対してほぼ直交する他方向の視野範囲よりも広げられる光学系であり、前記道路および前記撮像装置に対して、前記一方向の視野範囲を前記道路の車線幅方向と前記撮像装置の一方向に合わせ、かつ、前記反射面の湾曲方向の視野範囲を前記道路の車両走行方向と前記撮像装置の他方向の視野範囲に合わせて配置されている、ことを特徴とする車両監視装置。
  4. 前記光学系であるシリンドリカル凸反射面は、取り付け手段により前記撮像装置またはおよびガントリに取り付けられており、前記道路および前記撮像装置に対して、前記道路の車両走行方向に移動調整可能である、ことを特徴とする請求項3に記載の車両監視装置。
  5. 前記シリンドリカル凸反射面は、曲率が車両走行方向に対して可変であるフレキシブルなシリンドリカル凸反射面から構成されている、ことを特徴とする請求項3または4に記載の車両監視装置。
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