JP3802378B2 - ワイヤレス照合システムおよびワイヤレス照合方法 - Google Patents

ワイヤレス照合システムおよびワイヤレス照合方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、次世代無線通信規格である近距離電波送受信機能(ブルートゥース(Bluetooth))を有する携帯端末とリーダとの間のワイヤレス照合システムおよびワイヤレス照合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビルなどにおいては、例えばICカードとカードリーダとを用いた入退室管理システムが用いられている。この入退室管理システムの要部を図7に示す。同図において、1はICカード、2はカードリーダ、3は照合装置であり、カードリーダ2はビルやオフィスなどの出入り口に設けられ、カードリーダ2と照合装置3との間は有線で接続されていいる。図では、カードリーダ2を1つしか示していないが、多数のカードリーダ2が照合装置3によって管理されている。
【0003】
ICカード1にはID番号などの個人を識別する情報が書き込まれている。カードリーダ2にICカード1をセットすると、ICカード1に書き込まれているID番号をカードリーダ2が読み取って照合装置3へ送る。照合装置3には、カードリーダ毎に、入室が許可されている人のID番号を示すID番号リストが格納されている。照合装置3は、カードリーダ2から送られてきたID番号がそのカードリーダのID番号リストにあるか否かをチェックし、ID番号リストにあった場合には許可されている旨の照合結果を、ID番号リストになかった場合には許可されていない旨の照合結果を、カードリーダ2へ送る。
【0004】
カードリーダ2は、許可されている旨の照合結果が送られてきた場合にはOKランプ2−1を点灯し、許可されていない旨の照合結果が送られてきた場合にはNGランプ2−2を点灯する。
また、照合装置3は、許可されている旨の照合結果が得られた場合、カードリーダ2が設置されている出入り口のドアの電気錠を開錠し、入室を許可する。許可されていない旨の照合結果が得られた場合には、電気錠の開錠は行わず、入室を拒否する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の入退室管理システムによると、関係する全ての人に対してICカードを発行しなければならず、このICカードの発行やその後の長期にわたる管理(カード紛失時の再発行、重要情報のバックアップなど)にかなりの手間と費用がかかっていた。
【0006】
また、カードリーダ毎のID番号リストを照合装置に格納しておかなければならず、大容量のメモリを必要とする。また、利用者の変更(追加、削除など)がある毎に、上位装置から照合装置に格納されているID番号リストを更新する必要があり、システム内の通信負荷が増大するという問題があった。また、照合装置と多数のカードリーダとの間を有線で接続することから、既設の建物にあとから導入するような場合、その配線経路の確保、工事費用の問題などが発生していた。
【0007】
また、カードリーダには、照合結果を表示するための表示部が必要であり、この表示部での電力消費がカードリーダの電池駆動を妨げていた。また、例えば、ICカードに書き込まれているID番号と暗証番号とを組み合わせた照合方式としたような場合、カードリーダには表示部に加えて暗証番号入力用のキーパッド(操作部)が必要となる。このような表示部や操作部がカードリーダの多様化とコストの増大を招いていた。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ICカードなどの専用の記憶媒体の代わりに個人が所有している携帯電話機などの携帯端末(近距離電波送受信機能内蔵タイプ)の使用を可能とし、またリーダの機能のシンプル化(表示部や操作部の除去)、リーダの省電力化による電池駆動、リーダの完全ワイヤレス化、システム内の通信負荷の軽減などを図ることの可能なワイヤレス照合システムおよびワイヤレス照合方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明は、近距離電波送受信機能を有する携帯端末と、近距離電波送受信機能を有するリーダとを設け、携帯端末とリーダとの間の近距離電波送受信機能を介するデータの送受信により携帯端末が許可されている端末であるか否かの照合を行うようにし、リーダに、近距離電波送受信機能によって規定される範囲を通信エリアとし、この通信エリアに携帯端末が位置しているか否かを確認する携帯端末確認手段と、この携帯端末確認手段によって携帯端末が通信エリアに位置していることが確認された場合、自己に割り当てられている識別番号を携帯端末に送信する識別番号送信手段とを設け、携帯端末に、識別番号のリストを保持する識別番号リスト保持手段と、リーダから送られてきた識別番号が識別番号のリストにあるか否かをチェックし、識別番号のリストにあった場合には許可されている旨の照合結果を、識別番号のリストになかった場合には許可されていない旨の照合結果を、リーダへ通知する照合手段を設けたものである。
【0010】
この発明によれば、近距離電波送受信機能を有する携帯端末がリーダの通信エリア(例えば、10m以内)に入ると、この携帯端末とリーダとの間で近距離電波送受信機能を介するデータの送受信が行われる。このデータの送受信により、通信エリアに携帯端末が位置していることを確認すると、リーダは、自己に割り当てられている識別番号(例えば、ファシリティコードとドア番号とを組み合わせた番号)を携帯端末に送る。携帯端末は、リーダから送られてきた識別番号が自己が保持している識別番号のリストにあるか否かをチェックし、識別番号のリストにあった場合には許可されている旨の照合結果を、識別番号のリストになかった場合には許可されていない旨の照合結果を、リーダへ通知する。
【0011】
本発明において、携帯端末としては、例えば個人が所有している近距離電波送受信機能内蔵タイプの携帯電話機の使用が可能である。また、照合は携帯端末側で行われるので、リーダに対して照合装置を設ける必要がない。また、携帯端末側の表示部に照合結果を表示することにより、リーダから表示部を除去することができる。また、例えば、暗証番号を組み合わせた照合方式とするような場合、携帯端末側の操作キーを暗証番号の入力キーとして利用することにより、リーダから操作部を除去することができる。この表示部や操作部の除去により、リーダの機能のシンプル化が図られ、省電力化による電池駆動も可能となる。また、リーダには例えば設置されている出入り口の識別番号を記憶させておくのみでよく、また携帯端末には例えば許可されている出入り口の識別番号群を示す識別番号リストを記憶させておくのみでよく、大容量のメモリを必要としない。また、利用者の変更(追加、削除など)があっても、それ以外の人の識別番号リストは変わらないので、システム内の通信負荷が増大することはない。
【0012】
また、携帯端末から所有者を特定する固有番号(例えば、携帯電話番号)を送信することにより、サーバからその固有番号に応ずる識別番号群および照合プログラムを識別番号リストや照合手段としてダウンロードすることが可能である。また、携帯端末から所有者を特定する固有番号を送信することにより、サーバにおいて管理している個人情報の変更申請も可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の一実施の形態を示す入退室管理システムの概略を示す図である。同図において、4は個人情報を管理しているアクセスサーバであり、ビル内に設けられている中央監視装置6とインターネット5を介して接続されている。
【0014】
図2にアクセスサーバ4が管理している個人情報を例示する。本実施の形態において、アクセスサーバ4は、個人情報として個人ID(ID番号)、氏名、生年月日、住所、所属、連絡先、携帯電話番号、許可ドア番号などを管理している。この個人情報の内、携帯電話番号は携帯電話機の所有者を特定する固有番号を示し、許可ドア番号は入退室が許可されている室の出入り口を特定する識別番号を示している。
【0015】
本実施の形態において、許可ドア番号は、ファシリティコード〔建物,テナント,企業などを識別するコード(A,B,Cなど))とドア番号(各ドアに割り振られた番号〕とを組み合わせた番号とされている。また、アクセスサーバ4には、上述した個人情報の他、後述する照合プログラムを含む各種のプログラムが格納されている。
【0016】
ビル内の中央監視装置6には、通信ラインLを介してコントローラ7が接続されている。コントローラ7は次世代無線通信規格である近距離電波送受信機能を有している。この近距離電波送受信機能は、ブルートゥース(Bluetooth)とも呼ばれ、極端に出力が小さく、電波が届く範囲(規定の範囲)が10m以内と限られている。
【0017】
コントローラ7は、例えば1室に1台設けられており、その室の出入り口に設けられたリーダ8と、その室の出入り口のドアに設置された電気錠9と、その室の照明10と近距離電波送受信機能で接続され(リーダ8,電気錠9,照明10も近距離電波送受信機能を有している)、リーダ8からの要求に応じ電気錠9によるドアの施開錠および照明10のON/OFFを制御する。
【0018】
リーダ8は、従来のカードリーダ2(図7)とは異なり、OKランプ2−1やNGランプ2−2などの表示部やキーパッドなどの操作部は有していない。また、近距離電波送受信機能に必要な電力はごく僅かであり、表示部や操作部を有していないことと合わせて、電池駆動が実現されている。また、リーダ8は、図示点線で示す範囲12を近距離電波送受信機能によって規定される通信エリアとし、この通信エリア12に位置する近距離電波送受信機能を内蔵した携帯電話機11との間でデータの送受信を行う。また、リーダ8には、このリーダ8が設置されている出入り口を特定する識別番号(ファシリティコードとドア番号とを組み合わせた番号)が格納されている。
【0019】
〔許可ドア番号群(識別番号リスト)および照合プログラムのダウンロード〕
携帯電話機11の所有者は、インターネット5を介してアクセスサーバ4にアクセスし、許可ドア番号群と照合プログラムのダウンロードを行う。
【0020】
この場合、携帯電話機11より、所有者を特定する固有番号として携帯電話番号をアクセスサーバ4へ送る(図3に示すステップ301)。アクセスサーバ4は、携帯電話機11からの携帯電話番号を受けて、この携帯電話番号に対応して記憶している許可ドア番号群および照合プログラムを携帯電話機11へ送る。これにより、携帯電話機11のメモリ中に、許可ドア番号群(識別番号リスト)と照合プログラムがダウンロードされる(ステップ302)。
【0021】
〔携帯電話機を用いての入退室〕
ビル内において、リーダ8は、通信エリア12に近距離電波送受信機能を内蔵した携帯電話機11が位置しているか否かを常時確認する(図4に示すステップ401)。携帯電話機11が通信エリア12に位置していた場合、その携帯電話機11から所有者を特定する固有番号として携帯電話番号を読み出し、通信を確立させる(ステップ402)。
【0022】
そして、この通信の確立後、リーダ8は、自己に割り当てられている識別番号、すなわちリーダ8が設置されている出入り口を特定する識別番号(ファシリティコードとドア番号とを組み合わせた番号)を読み出し、この読み出した識別番号を携帯電話機11から読み出した携帯電話番号を用いて暗号化し、携帯電話機11へ送信する(ステップ403)。
【0023】
携帯電話機11は、アクセスサーバ4からダウンロードした照合プログラムを起動し、リーダ8から送られてきた識別番号を復号化するとともに、この復号化した識別番号がアクセスサーバ4からダウンロードした識別番号リストにあるか否かをチェックする(ステップ404)。
【0024】
リーダ8からの識別番号が識別番号リストにあった場合(ステップ405のYES)、携帯電話機11は、リーダ8へ入室が許可されている旨の照合結果を送る(ステップ406)。この照合結果を得て、リーダ8は、コントローラ7へ開錠要求を出す(ステップ408)。この開錠要求を受けて、コントローラ7は、電気錠9へ指令を送り、リーダ8が設置されている出入り口のドアを開錠する。
【0025】
リーダ8からの識別番号が識別番号リストになかった場合(ステップ405のNO)、携帯電話機11は、リーダ8へ入室が許可されていない旨の照合結果を送る(ステップ407)。この場合、リーダ8は、コントローラ7へ開錠要求は出さない。したがって、電気錠9の開錠は行われず、入室は拒否される。なお、最初の入室許可者であった場合、リーダ8はコントローラ7へ点灯要求を出し、照明10をONとする。
【0026】
一方、携帯電話機11は、リーダ8からの識別番号が識別番号リストにあった場合、入室が許可された旨の照合結果を表示部に表示し、リーダ8からの識別番号が識別番号リストになかった場合には、入室が許可されなかった旨(入室が拒否された旨)の照合結果を表示部に表示する(ステップ409)。
【0027】
図5に携帯電話機11での表示例を示す。携帯電話機11は、その表示部に、識別番号リストを表示する(図5(a))。そして、ステップ405での照合により入室が許可された場合には、入室が許可された旨の照合結果を表示し(図5(b))、入室が許可されなかった場合には、入室が拒否された旨の照合結果を表示する(図5(c))。
【0028】
このように、本実施の形態によれば、個人が所有している近距離電波送受信機能内蔵タイプの携帯電話機11を使用して入退室管理を行うことができるので、ICカードなどの専用の記憶媒体が不要となり、ICカードの発行やその後の長期にわたる管理に要していた手間と費用を削減することができる。
【0029】
また、照合は携帯電話機11側で行われるので、リーダ8に対して照合装置を設ける必要がない。したがって、従来のシステムのように、リーダ8と照合装置との間を有線で接続したり、照合装置にID番号リストを格納したりする必要がなくなる。
【0030】
また、本実施の形態では、携帯電話機11の表示部に照合結果を表示するようにしているので、リーダ8から表示部を除去することができている。また、例えば、暗証番号を組み合わせた照合方式としたような場合、携帯電話機11の操作キーを暗証番号の入力キーとして利用することにより、リーダ8から操作部を除去することができる。この表示部や操作部の除去により、リーダ8の機能のシンプル化が図られ、省電力化による電池駆動が実現されている。
【0031】
そして、この電池駆動と、コントローラ7との間の近距離電波送受信機能と、携帯電話機11との間の近距離電波送受信機能とにより、リーダ8の完全ワイヤレス化が実現されている。このリーダ8の完全ワイヤレス化により、配線経路の確保、配線工事費用の問題が解消される。なお、この実施の形態では、コントローラ7を介して電気錠9や照明10へ開錠要求やON/OFF指令を送っているが、リーダ8からコントローラ7を介さずにダイレクトに電気錠9や照明10へ開錠要求やON/OFF指令を送るようにしてもよい。また、電気錠9のみを制御するのであれば、リーダ8を電気錠9の近くに配置し、リーダ8と電気錠9とを有線で接続するものとしてもよい。
【0032】
また、本実施の形態では、リーダ8には設置されている出入り口を特定する識別番号を記憶させておくのみでよく、また携帯電話機11には許可されている出入り口の許可ドア番号群を示す識別番号リストを記憶させておくのみでよく、リーダ8や携帯電話機11がもつ情報量を少なくすることができる。したがって、本実施の形態において、リーダ8には大容量のメモリを必要とせず、携帯電話機11におけるメモリの消費も少なくすることができる。また、テナントの移動、間仕切変更などによる追加・変更などにも、アクセスサーバ4における個人情報中の許可ドア番号を追加・変更するのみで対応することができ、規模に依存しないシステムを構築することができる。また、利用者の変更(追加、削除など)があっても、それ以外の人の識別番号リストは変わらないので、システム内の通信負荷が増大することはない。
【0033】
なお、中央監視装置6は、コントローラ7からの送信データに基づき、誰が、何時何処に入出し、退室したかなどの情報を記憶、蓄積、表示する機能を有している。図6に中央監視装置6における入退室データの表示例を示す。
【0034】
また、本実施の形態では、携帯電話機11からアクセスサーバ4へインターネット5を介してアクセスすることにより、アクセスサーバ4において管理している個人情報の変更申請も可能である。
【0035】
例えば、転勤・異動などにより個人情報が変わるような場合、携帯電話機11から、所有者を特定する固有番号(携帯電話番号)をアクセスサーバ4へ送信し、その旨をアクセスサーバ4へ知らせる。すると、アクセスサーバ4において、その個人情報の変更申請を受け付ける。アクセスサーバ4では、オペレータがその個人情報の変更申請を確認し、転勤・異動先に応じて、許可ドア番号などの書き替えを行う。これにより、アクセスサーバ4から許可ドア番号群(識別番号リスト)や照合プログラムを携帯電話機11にダウンロードするだけで、転勤・異動先でも自分の携帯電話機11を用いて許可された室への入退室を行うことができる。
【0036】
なお、本実施の形態では、携帯電話機11とリーダ8との間のデータの送受信により得られた照合結果に基づいて電気錠9の施開錠や照明10のON/OFFを制御するようにしたが、操作する対象(操作端)は電気錠や照明に限られるものではない。すなわち、本発明は、入退室管理システムへの適用に限られるものではなく、操作端を制御する各種の照合システムに適用することが可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、ICカードなどの専用の記憶媒体の代わりに個人が所有している携帯電話機などの携帯端末(近距離電波送受信機能内蔵タイプ)の使用が可能となり、ICカードの発行やその後の長期にわたる管理に要していた手間と費用を削減することができるようになる。
また、照合が携帯端末側で行われるので、リーダに対して照合装置を設ける必要がなく、従来のシステムのように、リーダと照合装置との間を有線で接続したり、照合装置にID番号リストを格納したりする必要がなくなる。
また、携帯端末の表示部に照合結果を表示させるようにすることにより、リーダから表示部を除去することができ、また携帯端末の操作部を利用すつことによってリーダから操作部を除去することができ、この表示部や操作部の除去により、リーダの機能のシンプル化が図られ、省電力化による電池駆動が実現される。また、リーダと操作端との間を近距離電波送受信機能で結べば、電池駆動と携帯電話機との間の近距離電波送受信機能とにより、リーダの完全ワイヤレス化が可能となり、配線経路の確保、配線工事費用の問題が解消される。
また、利用者の変更(追加、削除など)があっても、それ以外の人の識別番号リストは変わらないので、システム内の通信負荷が増大することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す入退室管理システムの概略を示す図である。
【図2】 この入退室管理システムのアクセスサーバが管理している個人情報を例示する図である。
【図3】 この入退室管理システムのアクセスサーバからの識別番号リストおよび照合プログラムの携帯電話機へのダウンロードを説明するフローチャートである。
【図4】 この入退室管理システムにおける携帯電話機とリーダとの間での照合動作を説明するフローチャートである。
【図5】 この照合過程における携帯電話機の表示部での表示例を示す図である。
【図6】 中央監視装置における入退室データの表示例を示す図である。
【図7】 従来の入退室管理システムの要部を示す図である。
【符号の説明】
4…アクセスサーバ、5…インターネット、6…中央監視装置、7…コントローラ、8…リーダ、9…電気錠、10…照明、11…携帯電話機、12…通信エリア。

Claims (6)

  1. 近距離電波送受信機能を有する携帯端末と、近距離電波送受信機能を有するリーダとを備え、前記携帯端末と前記リーダとの間の前記近距離電波送受信機能を介するデータの送受信により前記携帯端末が許可されている端末であるか否かの照合を行うワイヤレス照合システムであって、
    前記リーダは、
    前記近距離電波送受信機能によって規定される範囲を通信エリアとし、この通信エリアに前記携帯端末が位置しているか否かを確認する携帯端末確認手段と、
    この携帯端末確認手段によって前記携帯端末が前記通信エリアに位置していることが確認された場合、自己に割り当てられている識別番号を前記携帯端末に送信する識別番号送信手段とを備え、
    前記携帯端末は、
    識別番号のリストを保持する識別番号リスト保持手段と、
    前記リーダから送られてきた識別番号が前記識別番号のリストにあるか否かをチェックし、識別番号のリストにあった場合には許可されている旨の照合結果を、識別番号のリストになかった場合には許可されていない旨の照合結果を、前記リーダへ通知する照合手段を備えている
    ことを特徴とするワイヤレス照合システム。
  2. 請求項1に記載されたワイヤレス照合システムにおいて、
    前記携帯端末は、所有者を特定する固有番号をサーバへ送信し、このサーバからその固有番号に応ずる識別番号群および照合プログラムを前記識別番号のリストおよび前記照合手段としてダウンロードするダウンロード手段を備えたことを特徴とするワイヤレス照合システム。
  3. 請求項1に記載されたワイヤレス照合システムにおいて、
    前記携帯端末は、所有者を特定する固有番号をサーバへ送信し、このサーバにおいて管理している個人情報の変更申請を行う変更申請手段を備えたことを特徴とするワイヤレス照合システム。
  4. 近距離電波送受信機能を有する携帯端末と、近距離電波送受信機能を有するリーダとを備え、前記携帯端末と前記リーダとの間の前記近距離電波送受信機能を介するデータの送受信により前記携帯端末が許可されている端末であるか否かの照合を行うワイヤレス照合方法であって、
    前記リーダの近距離電波送受信機能によって規定される範囲を通信エリアとし、この通信エリアに前記携帯端末が位置しているか否かを確認する工程と、
    前記携帯端末が前記通信エリアに位置していることが確認された場合、前記携帯端末に前記リーダから自己に割り当てられている識別番号を送信する工程と、
    識別番号のリストを前記携帯端末において保持する工程と、
    前記リーダから送られてきた識別番号が前記識別番号のリストにあるか否かを前記携帯端末においてチェックし、識別番号のリストにあった場合には許可されている旨の照合結果を、識別番号のリストになかった場合には許可されていない旨の照合結果を、前記携帯端末から前記リーダへ通知する工程と
    を備えたことを特徴とするワイヤレス照合方法。
  5. 請求項4に記載されたワイヤレス照合方法において、
    前記携帯端末より所有者を特定する固有番号をサーバへ送信し、このサーバからその固有番号に応ずる識別番号群および照合プログラムを前記識別番号のリストおよび前記照合手段としてダウンロードするようにしたことを特徴とするワイヤレス照合方法。
  6. 請求項4に記載されたワイヤレス照合方法において、
    前記携帯端末より所有者を特定する固有番号をサーバへ送信し、このサーバにおいて管理している個人情報の変更申請を行うようにしたことを特徴とするワイヤレス照合方法。
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