JP3801067B2 - 電源電圧検出装置および空気調和機 - Google Patents

電源電圧検出装置および空気調和機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接続される商用電源の電圧を検出して異電圧電源への誤配線や電圧異常を検出可能な電源電圧検出装置およびこのような電源電圧検出装置を備える空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転数制御されるモータを搭載した電化製品において、入力される電源電圧とデューティ制御信号に基づいて回転数が制御されるものがある。このようなモータに入力されるデューティ制御信号はCPU、ROM、RAMなどで構成されるマイコンによって制御される。
【0003】
通常、マイコンは定電圧電源回路からのDC5V電源により駆動されるものであり、モータに入力される交流電源を供給する電源回路とは異なる回路で構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
モータに入力される電源電圧の大きさは、接続される商用電源の電圧に基づくが、絶対的な基準電圧を生成する手段をもっていないことから、異電圧電源が接続された場合にはこれを検出することが困難である。
マイコンにDC5Vを供給する定電圧電源回路から基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、電源電圧を絶縁状態で導出する出力電圧導出回路と、基準電圧生成回路で生成された基準電圧と電源電圧から導出された電圧とを比較する電圧検知手段とを設け、接続されている商用電源の電圧を検出することが考えられる。
【0005】
しかしながら、このような回路を付加する必要があるため、回路構成が複雑になるとともに、装置全体のコストアップにつながるという問題がある。
空気調和機では、室外熱交換器と室内熱交換器とを備える冷媒回路内に冷媒を循環させ、室外ファンによって室外空気を導入して室外熱交換器内の冷媒との間で熱交換を行うとともに、室内ファンによって室内空気を導入して室内熱交換器との間で熱交換を行うようにしている。ここで、室内空気を所望の温度に制御するために、冷媒回路内を循環する冷媒循環量を制御するとともに、室外ファンおよび室内ファンの回転数を制御する必要がある。室外ファンおよび室内ファンを駆動する室外ファンモータおよび室内ファンモータをマイコンによりデューティ比を制御して回転数の制御を行う場合、仕様と異なる電圧の商用電源に接続されると、正常な制御が困難となり、場合によっては部品の損傷につながるおそれもある。
【0006】
本発明では、接続された商用電源の電圧を簡単な構成で検出することを可能とする電源電圧検出装置およびこのような電源電圧検出装置を備える空気調和機を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る電源電圧検出装置は、入力される電源電圧とデューティ制御信号とに基づく回転数で回転駆動するモータと、モータの現在の回転数情報を取得する回転数検出手段と、回転検出手段で検出されるモータの回転数が制御目標値となるようにデューティ比を決定し、このデューティ比に基づいてデューティ制御信号を出力するデューティ制御手段と、デューティ制御手段により決定されたデューティ比と回転数検出手段の取得した回転数情報とに基づいて、接続されている電源電圧を検出する電源電圧検出手段とを備える。
【0008】
この場合、現在モータに入力されているデューティ制御信号と回転数情報に基づいて、現在接続されている商用電源の電圧を検出することが可能となる。モータに備わるホールICやロータリエンコーダなどの検出信号によりモータの回転数を検出している場合には、回転数検出手段を別途設ける必要がない。また、デューティ制御手段をマイコン内の機能ブロックとして構成する場合には、このマイコンに電源電圧検出手段を実現する機能を持たせるように構成することができ、複雑な回路を別途用意する必要がなく、コストアップを招くおそれがない。
【0009】
本発明の請求項2に係る空気調和機は、内部を冷媒が循環する冷媒回路と、冷媒回路内を循環する冷媒との間で熱交換を行う空気流を生成するファンとを備える空気調和機であって、入力される電源電圧とデューティ制御信号とに基づく回転数で回転駆動するファンモータと、ファンモータの現在の回転数情報を取得する回転数検出手段と、回転検出手段で検出されるファンモータの回転数が制御目標値となるようにデューティ比を決定し、このデューティ比に基づいてデューティ制御信号を出力するデューティ制御手段と、デューティ制御手段により決定されたデューティ比と、回転数検出手段の取得した回転数情報とに基づいて、接続されている電源電圧を検出する電源電圧検出手段とを備える。
【0010】
この場合、現在ファンモータに入力されているデューティ制御信号と回転数情報とに基づいて、現在接続されている商用電源の電圧を検出することが可能となり、空気調和機の制御を正常に行い、故障の発生を防止できる。
本発明の請求項3に係る空気調和機は請求項2に記載の空気調和機であって、冷媒回路は室内熱交換器と室外熱交換器とを備え、ファンは前記室内熱交換器との間で熱交換を行う空気流を生成するための室内ファンで構成される。
【0011】
室外空気を導入して室外熱交換器との熱交換を行うための空気流を生成する室外ファンは、通常屋外に設置される室外機内に設けられており、風の吹き込みなどによる室外空気の流動に伴って負荷変動が大きい。これに比して室内空気を導入して室内熱交換器との熱交換を行うための空気流を生成する室内ファンは、負荷変動の少ない室内機内に設置されている。したがって、室内ファンを駆動するためのファンモータの回転数情報と入力されているデューティ制御信号に基づいて商用電源の電圧を検出することによって、正確に電源電圧を検出することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔空気調和機の外観〕
本発明の1実施形態が採用される空気調和機の外観を図1に示す。
この空気調和機1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3と備えている。室外機3は、室外熱交換器や室外ファンなどを収納する室外空調ユニット5を備えている。
【0013】
室内機2内には室内熱交換器が収納され、室外機3内には室外熱交換器が収納されており、各熱交換器が冷媒配管6により接続されることにより冷媒回路を構成している。
〔冷媒回路の概略構成〕
空気調和機1で用いられる冷媒回路の一例を、図2に示す。
【0014】
室内機2内には、室内熱交換器11が設けられている。この室内熱交換器11は、長さ方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管が挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。
また、室内機2内には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器11との間で熱交換を行った後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン12が設けられている。クロスフローファン12は、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられているものであり、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。このクロスフローファン12は、室内機2内に設けられる室内ファンモータ13によって回転駆動される。
【0015】
室外空調ユニット5には、圧縮機21と、圧縮機21の吐出側に接続される四路切換弁22と、圧縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、四路切換弁22に接続された室外熱交換器24と、室外熱交換器24に接続された電動膨張弁でなる減圧器25とが設けられている。減圧器25は、フィルタ26および液閉鎖弁27を介して現地配管31に接続されており、この現地配管31を介して室内熱交換器11の一端と接続される。また、四路切換弁22は、ガス閉鎖弁28を介して現地配管32に接続されており、この現地配管32を介して室内熱交換器11の他端と接続されている。この現地配管31,32は図1の冷媒配管6に相当する。
【0016】
室外空調ユニット5内には、室外熱交換器24での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン29が設けられている。このプロペラファン29は、室外ファンモータ30によって回転駆動される。
〔制御ブロック図〕
室外空調ユニット5、室内機2の制御ブロック図を図3に示す。
【0017】
室外空調ユニット5は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、各種インターフェイスなどを含む室外ユニット制御部501を備えている。
室外ユニット制御部501は、吐出側圧力保護スイッチ502、吐出管サーミスタ503、吸入側圧力センサ504、外気サーミスタ505、室外熱交サーミスタ506などの各種センサが接続されており、各センサの検出信号が入力される。
【0018】
また、室外ユニット制御部501は、圧縮機21、四路切換弁22、減圧器25、室外ファンモータ30などと接続されており、運転中の各部の制御を行うように構成されている。
室内機2は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、各種インターフェイスなどを含む室内ユニット制御部201を備えている。
【0019】
室内ユニット制御部201は、液管サーミスタ202、ガス管サーミスタ203、室内熱交サーミスタ204、室温センサ205、湿度センサ208、ガスセンサ209などの各種センサが接続されており、各センサの検出信号が入力される。
また、室内ユニット制御部201は、室内ファンモータ13を駆動するための室内ファンモータ駆動部210、水平羽根作動モータを駆動するための水平羽根作動モータ駆動部211、垂直羽根作動モータを駆動するための垂直羽根作動モータ駆動部212、表示部206、赤外線送受信部207などに接続されており、各部に対して制御信号を供給することによって運転中の各部の制御を行うように構成されている。
【0020】
室内ユニット制御部201は、赤外線送受信部207を介してリモコンから送信される指示信号を受信し、この指示信号中に含まれる目標温度または指示信号に対応して設定される目標温度と室温センサ205の検出値に基づいて空調指令信号を生成し、室外ユニット制御部501に送信する。
〔ファンモータ制御〕
室内機2内に設けられる室内ファンモータ13の制御について説明する。
【0021】
図4に示すように、室内ファンモータ13は電源回路250に接続されており、接続されている商用電源251の電圧に基づく電源電圧が入力されている。
室内ファンモータ13は、回転子の回転に基づいて回転検出信号を出力するホールICを内蔵しており、検出信号を室内ユニット制御部201に入力する。
室内ユニット制御部201は、室内ファンモータ13から送出される回転検出信号に基づいて回転数情報を取得する回転数検出部262と、回転数検出部262から現在の回転数情報と目標回転数とに基づいて設定されるデューティ制御信号を生成するデューティ制御部261を備えている。
【0022】
室内ユニット制御部201には、さらに、電源電圧検出部263が設けられている。電源電圧検出部263は、デューティ制御部261からのデューティ制御情報と、回転数検出部262からの回転数情報とが入力され、このデューティ制御情報と回転数情報とに基づいて現在接続されている商用電源の電圧を判別し、判別結果を出力する。
【0023】
室内ファンモータ13として高圧DCモータを使用する場合の回路構成例を図5に示す。
この場合、商用電源251に接続される電源回路250は、ダイオードブリッジなどで構成される整流回路を含んでおり、商用電源251の電源電圧VACに基づく直流電源電圧VDCを出力する。室内ファンモータ13は、電源回路250から供給される電源電圧VDCと室内ユニット制御部201から供給されるデューティ制御信号とに基づいてPWM制御を行う制御回路を内蔵している。
【0024】
室内ファンモータ13としてACモータを使用する場合の回路構成例を図6に示す。
この場合、商用電源251に接続される電源回路250は、ソリッドステートリレー(SSR)などでなるデューティ制御部を含んでおり、商用電源251の交流波形に対して、室内ユニット制御部201から供給されるデューティ制御信号に基づくデューティ制御を行うことで、室内ファンモータ13に供給される有効電力を変化させる。
【0025】
図7、図8に示すように、デューティ制御信号に基づいて電源回路250に設けられるリレーをオン・オフすることにより、室内ファンモータ13に供給される有効電力を変更することができる。また、同じデューティ比であっても、接続される商用電源251の電源電圧の高低により、室内ファンモータ13に供給される有効電圧が異なってくる(図8の場合、図7に比して電源電圧が低い)。
【0026】
〈ファンモータのデューティ制御〉
デューティ制御部261では、目標回転数の変更に伴って室内ファンモータ13のデューティ比を変更し、変更されたデューティ制御情報に基づいて制御信号を送出する。
たとえば、赤外線送受信部207を介して指示信号を受信した場合、室内ユニット制御部201は、この指示信号中に含まれる目標温度または指示信号に対応して設定される目標温度と室温センサ205の検出値に基づいて室外ユニット制御部501に対する空調指令信号を生成するとともに、室内ファンモータ13の目標回転数を設定する。また、室内制御ユニット201は、室温センサ205の検出値や各部の運転状態の変化に基づいて、室外ユニット制御部501に対する空調指令信号を生成するとともに、室内ファンモータ13の目標回転数を変更する。
【0027】
デューティ制御部261では、目標回転数の変更に伴って図9に示すフローチャートに基づいて動作する。
ステップS11では、室内ファンモータ13に対する目標回転数の変更があったか否かを判別する。指示信号を受信するか、現在の運転状態に基づいて設定される室内ファンモータ13の目標回転数の変更があった場合にはステップS12に移行する。
【0028】
ステップS12では、RAMまたはレジスタなどの一時格納手段に格納されている室内ファンモータ13の目標回転数を変更された値に更新する。
ステップS13では、室内ファンモータ13の現在の回転数を取得する。ここでは、回転数検出部262が取得した回転数情報に基づいて、RAMまたはレジスタなどの一時格納手段に格納された回転数情報を更新する。
【0029】
ステップS14では、室内ファンモータ13の現在の回転数が目標回転数と同一であるか否かを判別する。室内ファンモータ13の現在の回転数が、目標回転数と一致していない場合には、ステップS15に移行する。
ステップS15では、室内ファンモータ13の制御に用いるデューティ比を決定する。
【0030】
ステップS16では、室内ファンモータ13に対するデューティ制御信号を生成し、これを室内ファンモータ13に出力する。
ステップS17では、室内ファンモータ13に対して停止の指示があったか否かを判別する。室内ファンモータ13に対する停止の指示があったと判断した場合にはこの制御を終了し、そうでない場合にはステップS11に移行する。
【0031】
〈電源電圧検出〉
電源電圧検出部263では、図10に示すフローチャートに基づいて動作を行う。
ステップS21では、デューティ制御部261から出力されるデューティ制御情報を取得する。
【0032】
ステップS22では、回転数検出部262から出力される室内ファンモータ13の現在の回転数を取得する。
ステップS23では、取得したデューティ制御情報および室内ファンモータ13の現在の回転数情報に基づいて電源電圧を判定する。室内ファンモータ13の回転数は、電源電圧値とデューティ比によって決定される。したがって、現在の回転数情報とデューティ制御情報との関係に基づいて、電源回路250に接続されている商用電源の電圧を知ることが可能である。
【0033】
室内ファンモータ13の現在の回転数とデューティ比との関係を、接続される商用電源の電圧毎にプロットした特性図を図11に示す。
図11では、接続される商用電源の電圧が100Vである場合には回転数−デューティ比の関係は曲線▲1▼で示され、200Vである場合には曲線▲2▼、220Vである場合には曲線▲3▼で示されている。したがって、図11に直線(曲線)▲4▼として示すような閾値関数r=f(d)(ここで、rは室内ファンモータ13の現在回転数、dはデューティ比(%))を設定し、これよりも下の領域にある場合には接続されている商用電源が100Vであり、これよりも上の領域にある場合には接続されている商用電源が200Vまたは220Vであると判断できる。
【0034】
ステップS24では、接続されている商用電源の電圧が正常であるか否かを判別する。接続されている商用電源の電圧が正常でないと判断した場合にはステップS25に移行する。
ステップS25では、正常な電源に接続されていない旨の警告表示を行う。現在接続されている商用電源の電圧を表示部206(図3参照)に表示するように構成することも可能である。
【0035】
〔他の実施形態〕
(A)図11の閾値関数▲4▼は、直線とすることもでき、デューティ比dに関する2次以上の曲線とすることも可能である。
(B)図11の閾値関数▲4▼に加えて、商用電源の電圧が200Vであるか220Vであるかを判別するための第2閾値関数を設定することも可能である。さらに、その他の電源電圧が考えられる場合には、その各々に閾値関数を設定するように構成できる。
(C)図11の閾値関数▲4▼上の座標データをテーブル化してROMまたはEEPROMなどの不揮発性メモリに格納しておくことも可能である。
(D)室内ファンモータ13に対する負荷の有無により、同じデューティ比であっても回転数の変動があると考えられる。このような負荷変動に基づく回転数の変動を考慮して、閾値関数を設定するように構成できる。
【0036】
たとえば、図12に示すように、接続された商用電源が200Vである場合の回転数−デューティ比の関係が、室内ファンモータ13に加わる負荷変動に伴って曲線▲1▼〜▲3▼のように変動する場合を考える。この場合には、負荷変動の影響がないような直線(または曲線)を閾値関数▲4▼として選択することにより、室内ファンモータ13に負荷がかかった場合であっても、正確に接続される電源電圧を検出することができる。
(E)室外空調ユニット5内に設けられる室外ファンモータ30を制御する室外ユニット制御部501に同様の構成を適用することが可能である。この場合、室外ファンモータ30の現在の回転数とデューティ比とに基づいて、接続されている商用電源の電圧を検出することが可能となる。
【0037】
ただし、室外空調ユニット5は屋外に設置されるため、風の影響による負荷変動が大きく、回転数とデューティ比との関係が正確に導くことができないおそれがある。したがって、上述したような負荷変動を考慮した閾値関数の設定が必要となる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る電源電圧検出装置では、現在モータに入力されているデューティ制御信号と回転数情報とに基づいて、現在接続されている商用電源の電圧を検出することが可能となる。ホールICなどの回転検出手段がモータに内蔵する場合には、回転数検出手段を別途設ける必要がなくコストダウンを図ることが可能である。また、デューティ制御手段をマイコン内の機能ブロックとして構成する場合には、このマイコンに電源電圧検出手段を実現する機能を持たせるように構成することができ、複雑な回路を別途用意する必要がなく、コストアップを招くおそれがない。
【0039】
本発明の請求項2に係る空気調和機では、現在ファンモータに入力されているデューティ制御信号と回転数情報とに基づいて、現在接続されている商用電源の電圧を検出することが可能となり、空気調和機の制御を正常に行い、故障の発生を防止できる。
本発明の請求項3に係る空気調和機では、負荷変動の少ない室内に設置された室内ファンを駆動するためのファンモータの回転数情報とデューティ制御信号とに基づいて商用電源の電圧を検出することによって、正確に電源電圧を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の外観構成を示す斜視図。
【図2】冷媒回路の説明図。
【図3】制御ブロック図。
【図4】要部の機能ブロック図。
【図5】高圧DCモータを用いた場合の回路構成例を示す回路図。
【図6】 ACモータを用いた場合の回路構成例を示す回路図。
【図7】 ACモータのデューティ制御例を示す電圧波形図。
【図8】 ACモータのデューティ制御例を示す電圧波形図。
【図9】デューティ比制御部のフローチャート。
【図10】電源電圧検出部のフローチャート。
【図11】回転数−デューティ比の関係を示す特性図。
【図12】負荷変動に基づく回転数−デューティ比の関係を示す特性図。
【符号の説明】
13 室内ファンモータ
201 室内ユニット制御部
250 電源回路
261 デューティ制御部
262 回転数検出部
263 電源電圧検出部

Claims (3)

  1. 入力される電源電圧とデューティ制御信号とに基づく回転数で回転駆動するモータと、
    前記モータの現在の回転数情報を取得する回転数検出手段と、
    前記回転検出手段で検出されるモータの回転数が制御目標値となるようにデューティ比を決定し、このデューティ比に基づいてデューティ制御信号を出力するデューティ制御手段と、
    前記デューティ制御手段により決定されたデューティ比と、前記回転数検出手段の取得した回転数情報とに基づいて、接続されている電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、
    を備える電源電圧検出装置。
  2. 内部を冷媒が循環する冷媒回路と、前記冷媒回路内を循環する冷媒との間で熱交換を行う空気流を生成するファンとを備える空気調和機であって、
    入力される電源電圧とデューティ制御信号とに基づく回転数で回転駆動するファンモータと、
    前記ファンモータの現在の回転数情報を取得する回転数検出手段と、
    前記回転検出手段で検出されるファンモータの回転数が制御目標値となるようにデューティ比を決定し、このデューティ比に基づいてデューティ制御信号を出力するデューティ制御手段と、
    前記デューティ制御手段により決定されたデューティ比と、前記回転数検出手段の取得した回転数情報とに基づいて、接続されている電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、
    を備える空気調和機。
  3. 前記冷媒回路は室内熱交換器と室外熱交換器とを備え、前記ファンは前記室内熱交換器との間で熱交換を行う空気流を生成するための室内ファンである、請求項2に記載の空気調和機。
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