JP3798151B2

JP3798151B2 - Parking brake device

Info

Publication number: JP3798151B2
Application number: JP22071498A
Authority: JP
Inventors: 嘉寿岩永; 覚増田
Original assignee: Toyota Industries Corp; Otsuka Koki Co Ltd
Current assignee: Toyota Industries Corp; Otsuka Koki Co Ltd
Priority date: 1998-08-04
Filing date: 1998-08-04
Publication date: 2006-07-19
Anticipated expiration: 2018-08-04
Also published as: JP2000052947A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベース部材にブレーキレバーを起倒可能に枢支し、該ブレーキレバーを引き起こすことにより、ケーブルを介して制動部に力を伝達して制動力を発生させ、前記ブレーキレバーを引き起こした状態に維持するロック機構を備えたパーキングブレーキ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のパーキングブレーキ装置としては、例えば、図５，６に示すようなものが知られている。
すなわち、車両の運転席近傍にベース部材１が固設されており、このベース部材１にブレーキレバー２が起倒可能に枢支され、該ブレーキレバー２を引き起こすことにより、ケーブルを介して制動部に力が伝達されて制動力が発生するマニュアル式のパーキングブレーキ装置である。
【０００３】
かかるパーキングブレーキ装置には、安全面に鑑み前記ブレーキレバー２を引き起こした状態に維持するロック機構が設けられている。ロック機構は、ベース部材１の上端に突設されたカム部１ａに対して、爪部材３の揺動端３ａが係脱するように構成されている。ここで爪部材３は、ブレーキレバー２に揺動可能に枢支されるが、ベース部材１には重ならないように、ベース部材１と略同一平面上に配されていた。
【０００４】
爪部材３の揺動端３ａがベース部材１のカム部１ａに係合すると、ブレーキレバー２はロックされる。また、爪部材３は、ブレーキレバー２の先端部に設けられた解除ボタン４の押し操作により、ブレーキレバー２に内挿されたロッド５を介して揺動し、ロック解除できるように設定されていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来のパーキングブレーキ装置では、そのロック機構を成す爪部材３が、ベース部材１と略同一平面上に直列に配置されるから、その構造上、強度や剛性を維持したり、他部品との干渉等の問題を解決するために、全体構成が大きくなり重量も増えるという問題があった。
【０００６】
本発明は、以上のような従来技術の有する問題点に着目してなされたもので、ロック機構の強度や剛性を損なうことなく、小型化および軽量化を実現することができるパーキングブレーキ装置を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
［１］ベース部材（２０）にブレーキレバー（３０）を起倒可能に枢支し、該ブレーキレバー（３０）を引き起こしてトグル機構の死点を越えることにより、ケーブル（Ｃ）を介して制動部に力を伝達して制動力を発生させると共に、前記ブレーキレバー（３０）を引き起こした状態に維持し、かつ前記ブレーキレバー（３０）を引き起こした状態に拘束するロック機構（４０）を備えたパーキングブレーキ装置（１０）において、
前記ロック機構（４０）は、前記ブレーキレバー（３０）に揺動可能に枢支された爪部材（４１）と、前記ベース部材（２０）に設けられた案内溝（２５）とを有して成り、
前記爪部材（４１）の揺動端は側方に折曲されて係合部（４３）を成し、
前記案内溝（２５）は、前記ブレーキレバー（３０）の起倒に伴って、その枢支点（３２）を中心に揺動する前記爪部材（４１）の係合部（４３）を案内し、該案内溝（２５）の一端側に、前記ブレーキレバー（３０）を引き起こして前記トグル機構の死点を越えた状態で前記爪部材（４１）の係合部（４３）が嵌入し、該爪部材（４１）とブレーキレバー（３０）とが当該位置に拘束される被係合部（２６）を形成し、
前記ブレーキレバー（３０）の基部は、前記ベース部材（２０）の案内溝（２５）を両側面側から被うように形成され、該ブレーキレバー（３０）の基部の内側に、前記爪部材（４１）を、少なくともその係合部（４３）側が前記ベース部材（２０）の一側面に重なる状態で配設したことを特徴とするパーキングブレーキ装置（１０）。
【０００８】
［２］ベース部材（２０）にブレーキレバー（３０）を起倒可能に枢支し、該ブレーキレバー（３０）を引き起こしてトグル機構の死点を越えることにより、ケーブル（Ｃ）を介して制動部に力を伝達して制動力を発生させると共に、前記ブレーキレバー（３０）を引き起こした状態に維持し、かつ前記ブレーキレバー（３０）を引き起こした状態に拘束するロック機構（４０）を備えたパーキングブレーキ装置（１０）において、
前記ロック機構（４０）は、前記ブレーキレバー（３０）に揺動可能に枢支された爪部材（４１）と、前記ベース部材（２０）に設けられた案内溝（２５）とを有して成り、
前記爪部材（４１）は、ブレーキレバー（３０）の先端部に設けられた解除ボタン（３４）の押し操作により、ブレーキレバー（３０）に内挿されたロッド（３５）を介して揺動し、該揺動端が側方に折曲されて係合部（４３）を成し、
前記案内溝（２５）は、前記ブレーキレバー（３０）の起倒に伴って、その枢支点（３２）を中心に揺動する前記爪部材（４１）の係合部（４３）を案内し、該案内溝（２５）の一端側に、前記ブレーキレバー（３０）を引き起こして前記トグル機構の死点を越えた状態で、前記爪部材（４１）の係合部（４３）が嵌入すべく前記枢支点（３２）側に凹む被係合部（２６）を形成し、
前記爪部材（４１）は、前記解除ボタン（３４）を突出させる方向に付勢する付勢部材（３６）により、係合部（４３）がブレーキレバー（３０）の枢支点（３２）側に近寄る方向に付勢され、該係合部（４３）が前記案内溝（２５）の被係合部（２６）に嵌入した際に当該位置に爪部材（４１）は拘束されて、前記ブレーキレバー（３０）を引き起こして前記トグル機構の死点を越えた状態に保持し、前記解除ボタン（３４）を押すと前記係合部（４３）が被係合部（２６）から外れる方向に揺動し、
前記ブレーキレバー（３０）の基部は、前記ベース部材（２０）の案内溝（２５）を両側面側から被うように形成され、該ブレーキレバー（３０）の基部の内側に、前記爪部材（４１）を、少なくともその係合部（４３）側が前記ベース部材（２０）の一側面に重なる状態で配設したことを特徴とするパーキングブレーキ装置（１０）。
【００１０】
次に前述した解決手段に基づく作用を説明する。
本発明に係るパーキングブレーキ装置（１０）によれば、ベース部材（２０）に枢支されているブレーキレバー（３０）を引き起こしてトグル機構の死点を越えることにより、ケーブル（Ｃ）を介して制動部に力が伝達されて制動力が発生すると共に、前記ブレーキレバー（３０）は引き起こされた状態に維持される。このときロック機構（４０）によって、前記ブレーキレバー（３０）を引き起こした状態に拘束することができる。
【００１１】
ロック機構（４０）では、ブレーキレバー（３０）の起倒に伴って、その枢支点（３２）を中心に揺動する爪部材（４１）の係合部（４３）が、ベース部材（２０）側の案内溝（２５）に案内される。ブレーキレバー（３０）がトグル機構の死点を越えた状態まで引き起こされると、爪部材（４１）の係合部（４３）が案内溝（２５）の一端側にある被係合部（２６）に嵌入し、それにより、爪部材（４１）とブレーキレバー（３０）とが当該位置に拘束される。
【００１２】
前記爪部材（４１）はブレーキレバー（３０）に揺動可能に枢支されるが、ブレーキレバー（３０）の先端部に設けた解除ボタン（３４）の押し操作により、ブレーキレバー（３０）に内挿されたロッド（３５）を介して爪部材（４１）が揺動するように構成するとよい。
【００１３】
かかる場合、前記爪部材（４１）を、解除ボタン（３４）を突出させる方向に付勢する付勢部材（３６）によって、該係止爪の係合部（４３）が前記案内溝（２５）の被係合部（２６）に嵌入する方向に付勢しておき、前記解除ボタン（３４）を押すことで、前記係合部（４３）が被係合部（２６）から外れるように設定すれば、ロックおよびロック解除操作が簡便となる。
【００１４】
また、前記ブレーキレバー（３０）の基部を、前記ベース部材（２０）の案内溝（２５）を両側面側から被うように形成し、該ブレーキレバー（３０）の基部の内側に、前記爪部材（４１）を、少なくともその係合部（４３）側がベース部材（２０）の一側面に重なる状態で配設したことにより、ロック機構（４０）全体の強度や剛性を損なうことなく、全体構造をコンパクトにまとめることが可能となり、更に小型化・軽量化することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
図１〜図４は本発明の一の実施の形態を示している。
図１，２に示すように、パーキングブレーキ装置１０は、車両の運転席近傍に据え付けられるベース部材２０に、ケーブルＣが連結された連結部材５４を摺動可能に支持し、ベース部材２０にブレーキレバー３０を起倒可能に枢支して基本構造が構成されている。ケーブルＣの先端側は制動部（図示せず）に連結されている。
【００１６】
本パーキングブレーキ装置１０では、ブレーキレバー３０の中間位置と連結部材５４とが、中継部材５３を介して連結されてトグル機構を成している。ベース部材２０は、その固定部２１，２１がボルト等によって所定の据付場所に固定される。ベース部材２０には、縦長のスライド孔２２が穿設されており、このスライド孔２２には、前記連結部材５４が摺動可能に挿通されている。
【００１７】
ベース部材２０には、更にケーブルＣを構成するワイヤＷをスライド孔２２の長手方向と同一方向から連結部材５４へ向けて真っ直ぐ導くためのケーブル取付け部２３が設けられている。固定部２１とスライド孔２２との間には、ブレーキが非制動時にブレーキレバー３０の一部に当接して支持するためのストッパ２４が設けられている。ストッパ２４は、例えば当接部分が硬質ゴムから作られている。
【００１８】
ブレーキレバー３０の基部３１は、前記ベース部材２０の上部を両側面側から被うように形成され、該基部３１の一端側が、前記連結部材５４の縦動方向の延長線の近傍に、枢軸３２を介して起倒可能に枢支されている。なお、ブレーキレバー３０の先端側には、操作時に握持し易いようにハンドル３３が設けられている。
【００１９】
ブレーキレバー３０を引き起こすことにより、前記ケーブルＣを介して制動部に力を伝達して制動力が発生するが、ブレーキレバー３０を引き起こした状態（図１中で二点破線で示す位置）に維持するロック機構４０を備えている。ロック機構４０は、前記ブレーキレバー３０に揺動可能に枢支された爪部材４１と、前記ベース部材２０に設けられた案内溝２５とを有して成る。
【００２０】
爪部材４１は、前記ブレーキレバー３０に枢軸４２を介して揺動可能に枢支されている。爪部材４１の揺動端は、側方に略直角に折曲されて係合部４３を成している。爪部材４１は、その係合部４３側が前記ベース部材２０の一側面に重なる状態で、ブレーキレバー３０の基部３１の内側に配設されている。
【００２１】
ハンドル３３の先端部には、ブレーキ制動時におけるブレーキレバー３０のロック状態を解除するための解除ボタン３４が設けられている。解除ボタン３４には、ブレーキレバー３０に内挿されたロッド３５の一端が連結されている。ロッド３５の他端は、爪部材４１の上端に連結されている。すなわち、爪部材４１は、解除ボタン３４の押し操作により、ロッド３５を介して揺動するように設定されている。
【００２２】
また、爪部材４１は、前記解除ボタン３４を突出させる方向に付勢するコイルばね（付勢部材）３６により、係合部４３が前記ブレーキレバー３０の枢軸（枢支点）３２側に近寄る方向、すなわち図１中で枢軸４２を中心とする反時計回りの方向に付勢されている。
【００２３】
ベース部材２０に設けられた案内溝２５は、前記ブレーキレバー３０の起倒に伴って、その枢軸３２を中心に揺動する前記爪部材４０の係合部４３を案内する形状に形成されている。この案内溝２５の一端側には、前記ブレーキレバー３０が引き起こされた最大ストローク近傍で、前記爪部材４１の係合部４３が嵌入すべく前記枢軸３２側に凹む被係合部２６が形成されている。
【００２４】
詳しく言えば、図３に示すように、案内溝２５における枢軸３２側の一側縁は、爪部材４１の係合部４３が摺接するガイド部２７となっている。このガイド部２７の上端にカム部２８が形成されて、前記被係合部２６へと連なっている。
【００２５】
爪部材４１の係合部４３が被係合部２６に嵌入した際に、当該位置に爪部材４１は拘束されて、前記ブレーキレバー３０を最大ストローク近傍に保持する。また、前記解除ボタン３４をコイルばね３６の付勢力に抗して押すと、前記係合部４３が被係合部２６から外れる方向に揺動するように設定されている。
【００２６】
また、パーキングブレーキ装置１０には張力調整機構５０が設けられている。張力調整機構５０は、中継部材５３の位置を変えることによりケーブルＣの張力を調整する機構である。張力調整機構５０は、ブレーキレバー３０と中継部材５３との間に介在するよう中継部材５３に連結された調整リンク部材５２と、該調整リンク部材５２を係止する拘束リンク部材５１と、調整リンク部材５２の位置を拘束するねじ部材５５とを備えて成る。
【００２７】
次に作用を説明する。
図１において、パーキングブレーキ装置１０を制動させるときは、ハンドル３３を握持して矢印Ａで示す方向へ引き起こすと、ブレーキレバー３０は枢軸３２を回転中心として回動する。このブレーキレバー３０の回動に伴って、中継部材５３が引き上げられると、かかる中継部材５３の下端に取り付けられた連結部材５４が、スライド孔２２を図１中の矢印Ｂで示した方向に引き上げられる。
【００２８】
連結部材５４がスライド孔２２内を最も引き上げられる位置は、中継部材５３がスライド孔２２の延びる方向と一致するときであり、このとき、ブレーキレバー３０はトグル機構の死点を通っている。死点まではブレーキレバー３０を引くに連れてブレーキの制動力が強くなると共に、ブレーキレバー３０を戻そうとする方向の力が強くなるが、死点を越えるとケーブルＣの連結部材５４に強い力が加わってもブレーキレバー３０が戻ることはなくなる。
【００２９】
このような状態で、連結部材５４に取り付けてあるケーブルＣのワイヤＷが引かれて、制動部（図示せず）が作動して制動力が発生し、ブレーキのかかった状態となる。このときロック機構４０によって、前記ブレーキレバー３０は、図１中で二点破線で示した最大ストロークまで引き起こされて、ケーブルＣを引いた状態に維持される。
【００３０】
ロック機構４０では、ブレーキレバー３０の起倒に伴って、その枢軸３２を中心に揺動する爪部材４１の係合部４３が、ベース部材２０側の案内溝２５に案内される。前述したように、ブレーキレバー３０が矢印Ａで示す方向へ引き起こされると、案内溝２５の下端側に位置していた係合部４３が、図３に示すガイド部２７に沿って上方へと摺動する。
【００３１】
ブレーキレバー３０が最大ストローク近傍まで引き起こされると、爪部材４１の係合部４３は、前記ガイド部２７の上端にあるカム部２８を乗り越え、コイルばね３６の付勢力によって被係合部２６に嵌入する。すると、爪部材４１は当該位置に拘束されて、かかる爪部材４１によりブレーキレバー３０が最大ストローク近傍に保持される。
【００３２】
ブレーキを解除するときは、先ず解除ボタン３４をコイルばね３６の付勢力に抗して押し込む。するとロッド３５を介して、爪部材４１が、その係合部４３が案内溝２５の被係合部２６から外れる方向、すなわち図１中で枢軸４２を中心とする時計回りの方向へ揺動する。それにより、爪部材４１およびブレーキレバー３０の拘束状態が解除され、ブレーキレバー３０を前記矢印Ａとは逆の向きに倒せばよい。
【００３３】
死点までは比較的弱い力でブレーキレバー３０を倒すことができる。力を加えて死点を越すとワイヤＷの張力によって、ブレーキレバー３０が引っ張られるのでストッパ２４に当接する位置まで容易に倒すことができる。ブレーキレバー３０をストッパ２４に当接する位置まで戻すと、ケーブルＣの張力は戻り、制動部は作動せず、ブレーキが解除された状態になる。
【００３４】
以上のように、本パーキングブレーキ装置１０では、そのロック機構４０を成す爪部材４１が、ベース部材２０と重なるように配置されるから、その構造上、ロック機構の強度や剛性を損なうことなく、小型化および軽量化を実現することができる。また、ブレーキレバー３０の基部３１の内側に、前記爪部材４１がベース部材２０の一側面に重なる状態で配設されるから、全体構造をコンパクトにまとめることが可能となる。
【００３５】
また、ブレーキの効き具合を調節するために、ケーブル張力調整機構５０によってケーブルＣの張力の調整をすることもできる。すなわち、ブレーキが解除されている状態で、張力調整機構５０のねじ部材５５を正方向に回せば、調整リンク部材５２の移動に伴い中継部材５３が引かれ、それによりねじ部材５５がスライド孔２２内を図１中の矢印Ｄで示した方向に摺動する。
【００３６】
ねじ部材５５にはケーブルＣのワイヤＷが連結されているので、ねじ部材５５の摺動に伴ってワイヤＷが引っ張られ、それにより、ブレーキの制動時のケーブルＣの張力を調整することができる。すなわち、制動装置の制動力を調整することができる。なお、制動時のケーブルＣの張力を弱めてブレーキの制動力を弱めるためには、ブレーキを解除した状態でねじ部材５５を逆方向に回して、ケーブルＣが長くなるように調整すればよい。
【００３７】
なお、本発明に係るパーキングブレーキ装置は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば、爪部材や案内溝の具体的な形状は図示したものに限定されるわけではない。
【００３８】
【発明の効果】
本発明に係るパーキングブレーキ装置によれば、ブレーキレバーを引き起こした状態にトグル機構により維持され、該ブレーキレバーを引き起こした状態に拘束するロック機構は、ブレーキレバーに揺動可能に枢支された爪部材と、該爪部材の係合部が案内されるようベース部材に設けられた案内溝とを有して成り、その構造上、前記爪部材がベース部材と重なるように配置されるから、ロック機構の強度や剛性を損なうことなく、全体構成の小型化および軽量化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係るパーキングブレーキ装置を示す側面図である。
【図２】本発明の一実施の形態に係るパーキングブレーキ装置を示す正面図である。
【図３】本発明の一実施の形態に係るパーキングブレーキ装置のロック機構を示す側面図である。
【図４】図１のIV−IV断面図である。
【図５】従来のパーキングブレーキ装置を示す側面図である。
【図６】従来のパーキングブレーキ装置のロック機構を示す側面図である。
【符号の説明】
１０…パーキングブレーキ装置
２０…ベース部材
２１…固定部
２２…スライド孔
２３…ケーブル取付け部
２４…ストッパ
２５…案内溝
２６…被係合部
２７…ガイド部
２８…カム部
３０…ブレーキレバー
３１…基部
３２…枢軸
３３…ハンドル
３５…ロッド
３６…コイルばね
４０…ロック機構
４１…爪部材
４２…枢軸
４３…係合部
５０…張力調整機構
５４…連結部材
５５…ねじ部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, the brake lever is pivotally supported on the base member so that the brake lever can be raised and lowered, and by causing the brake lever, a force is transmitted to the braking portion via the cable to generate a braking force, thereby causing the brake lever. The present invention relates to a parking brake device having a lock mechanism for maintaining the state.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of parking brake device, for example, the one shown in FIGS. 5 and 6 is known.
That is, a base member 1 is fixed in the vicinity of a driver's seat of a vehicle, and a brake lever 2 is pivotally supported by the base member 1 so that it can be tilted. This is a manual parking brake device in which a force is transmitted to the vehicle to generate a braking force.
[0003]
Such a parking brake device is provided with a lock mechanism that keeps the brake lever 2 in a raised state in view of safety. The lock mechanism is configured such that the swinging end 3 a of the claw member 3 is engaged with and disengaged from the cam portion 1 a protruding from the upper end of the base member 1. Here, the claw member 3 is pivotally supported by the brake lever 2, but is arranged on the same plane as the base member 1 so as not to overlap the base member 1.
[0004]
When the swinging end 3a of the claw member 3 is engaged with the cam portion 1a of the base member 1, the brake lever 2 is locked. Further, the claw member 3 is set so that it can be rocked and unlocked via a rod 5 inserted in the brake lever 2 by a pressing operation of a release button 4 provided at the tip of the brake lever 2. It was.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional parking brake device as described above, the claw member 3 constituting the lock mechanism is arranged in series on the substantially same plane as the base member 1, so that the structure can maintain strength and rigidity. In order to solve problems such as interference with other parts, there is a problem that the overall configuration becomes large and the weight also increases.
[0006]
The present invention has been made paying attention to the above-described problems of the prior art, and provides a parking brake device that can be reduced in size and weight without impairing the strength and rigidity of the lock mechanism. The purpose is to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention for achieving the above-described object resides in the following items.
[1] The brake lever (30) is pivotably supported on the base member (20) so that the brake lever (30) is raised and the dead center of the toggle mechanism is exceeded, so that braking is performed via the cable (C). And a locking mechanism (40) for generating a braking force by transmitting a force to the portion, maintaining the brake lever (30) in a raised state, and restraining the brake lever (30) in a raised state. In the parking brake device (10),
The lock mechanism (40) includes a claw member (41) pivotally supported by the brake lever (30) and a guide groove (25) provided in the base member (20). Consisting of
The rocking end of the claw member (41) is bent sideways to form an engaging portion (43),
The guide groove (25) guides the engaging portion (43) of the claw member (41) swinging around the pivot point (32) as the brake lever (30) is raised and lowered, The engaging portion (43) of the claw member (41) is fitted into one end side of the guide groove (25) in a state where the brake lever (30) is raised and exceeds the dead point of the toggle mechanism. The member (41) and the brake lever (30) form an engaged portion (26) restrained at the position ,
The base of the brake lever (30) is formed so as to cover the guide groove (25) of the base member (20) from both sides, and the claw member (30) is disposed inside the base of the brake lever (30). 41) A parking brake device (10) characterized in that at least the engaging portion (43) side thereof is disposed on one side surface of the base member (20 ).
[0008]
[2] The brake lever (30) is pivotally supported on the base member (20) so that the brake lever (30) can be raised and lowered, and the brake lever (30) is raised to exceed the dead point of the toggle mechanism, thereby braking through the cable (C). And a locking mechanism (40) for generating a braking force by transmitting a force to the portion, maintaining the brake lever (30) in a raised state, and restraining the brake lever (30) in a raised state. In the parking brake device (10),
The lock mechanism (40) includes a claw member (41) pivotally supported by the brake lever (30) and a guide groove (25) provided in the base member (20). Consisting of
The claw member (41) swings through a rod (35) inserted into the brake lever (30) by a pressing operation of a release button (34) provided at the tip of the brake lever (30). The swing end is bent sideways to form an engaging portion (43),
The guide groove (25) guides the engaging portion (43) of the claw member (41) swinging around the pivot point (32) as the brake lever (30) is raised and lowered, The engaging portion (43) of the claw member (41) is inserted into one end side of the guide groove (25) in a state where the brake lever (30) is raised and exceeds the dead point of the toggle mechanism. Forming an engaged portion (26) recessed on the pivot point (32) side;
The claw member (41) has an engaging portion (43) on the pivot point (32) side of the brake lever (30) by a biasing member (36) that biases the release button (34) in a protruding direction. When the engaging portion (43) is engaged with the engaged portion (26) of the guide groove (25), the claw member (41) is restrained at the position when the engaging portion (43) is engaged with the brake lever. (30) is raised and held in a state beyond the dead point of the toggle mechanism, and when the release button (34) is pressed, the engaging portion (43) swings away from the engaged portion (26). And
The base of the brake lever (30) is formed so as to cover the guide groove (25) of the base member (20) from both sides, and the claw member (30) is disposed inside the base of the brake lever (30). 41) A parking brake device (10) characterized in that at least the engaging portion (43) side thereof is disposed on one side surface of the base member (20 ).
[0010]
Next, the operation based on the above solution will be described.
According to the parking brake system (10) according to the present invention, by exceeding the dead point of the toggle mechanism and provoked the brake lever (30) which is pivotally supported on the base member (20), the cable (C) Thus, a force is transmitted to the braking portion to generate a braking force , and the brake lever (30) is maintained in the raised state . At this time, the lock mechanism (40) can restrain the brake lever (30) in a raised state.
[0011]
In the lock mechanism (40), the engaging portion (43) of the claw member (41) that swings about the pivot point (32) as the brake lever (30) is raised and lowered is the base member (20). Guided to the side guide groove (25). When the brake lever (30) is raised to the state beyond the dead center of the toggle mechanism, the engaging portion (43) of the claw member (41) is engaged with the engaged portion (26) on one end side of the guide groove (25). So that the claw member (41) and the brake lever (30) are restrained in this position.
[0012]
The claw member (41) is pivotally supported by the brake lever (30) so that it can be moved to the brake lever (30) by pressing the release button (34) provided at the tip of the brake lever (30). The claw member (41) may be configured to swing through the inserted rod (35).
[0013]
In such a case, the engaging portion (43) of the locking claw is moved into the guide groove (25) by the urging member (36) that urges the claw member (41) in the direction in which the release button (34) is projected. The engagement portion (43) is set so as to be disengaged from the engaged portion (26) by pressing the release button (34). Then, the lock and unlock operation can be simplified.
[0014]
Further, the base of the brake lever (30) is formed so as to cover the guide groove (25) of the base member (20) from both side surfaces, and the claw is formed inside the base of the brake lever (30). the member (41), by at least a engaging portion (43) side is disposed in a state overlapping the one side of the base member (20), the locking mechanism (40) without compromising the overall strength and rigidity, the entire structure Can be collected in a compact manner, and can be further reduced in size and weight.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 4 show an embodiment of the present invention.
As shown in FIGS. 1 and 2, the parking brake device 10 slidably supports a connecting member 54 to which a cable C is connected to a base member 20 installed in the vicinity of a driver's seat of the vehicle. The basic structure is configured by pivoting the lever 30 so that it can be raised and lowered. The distal end side of the cable C is connected to a braking portion (not shown).
[0016]
In the parking brake device 10, the intermediate position of the brake lever 30 and the connecting member 54 are connected via a relay member 53 to form a toggle mechanism. The fixing portions 21 and 21 of the base member 20 are fixed to a predetermined installation place with bolts or the like. The base member 20 has a vertically long slide hole 22, and the connecting member 54 is slidably inserted into the slide hole 22.
[0017]
The base member 20 is further provided with a cable attachment portion 23 for guiding the wire W constituting the cable C straight from the same direction as the longitudinal direction of the slide hole 22 toward the connecting member 54. A stopper 24 is provided between the fixed portion 21 and the slide hole 22 for abutting and supporting a part of the brake lever 30 when the brake is not braked. For example, the stopper 24 is made of hard rubber at the contact portion.
[0018]
The base portion 31 of the brake lever 30 is formed so as to cover the upper portion of the base member 20 from both side surfaces, and one end side of the base portion 31 is in the vicinity of the extension line in the longitudinal movement direction of the connecting member 54, and the pivot 32. It is pivotally supported via a tumble. Note that a handle 33 is provided on the distal end side of the brake lever 30 so as to be easily gripped during operation.
[0019]
By causing the brake lever 30 to be transmitted, a force is transmitted to the braking portion via the cable C to generate a braking force. However, the state in which the brake lever 30 is raised (position indicated by a two-dot broken line in FIG. 1) is maintained. The locking mechanism 40 is provided. The lock mechanism 40 includes a claw member 41 pivotally supported by the brake lever 30 and a guide groove 25 provided in the base member 20.
[0020]
The claw member 41 is pivotally supported by the brake lever 30 via a pivot shaft 42 so as to be swingable. The rocking end of the claw member 41 is bent at a substantially right angle to the side to form an engaging portion 43. The claw member 41 is disposed on the inner side of the base portion 31 of the brake lever 30 with the engaging portion 43 side overlapping one side surface of the base member 20.
[0021]
A release button 34 for releasing the lock state of the brake lever 30 at the time of brake braking is provided at the distal end portion of the handle 33. One end of a rod 35 inserted in the brake lever 30 is connected to the release button 34. The other end of the rod 35 is connected to the upper end of the claw member 41. That is, the claw member 41 is set to swing through the rod 35 when the release button 34 is pressed.
[0022]
Further, the claw member 41 has a direction in which the engaging portion 43 approaches the pivot (fulcrum) 32 side of the brake lever 30 by a coil spring (biasing member) 36 that biases the release button 34 in a protruding direction. That is, it is urged counterclockwise around the pivot 42 in FIG.
[0023]
The guide groove 25 provided in the base member 20 is formed in a shape that guides the engaging portion 43 of the claw member 40 that swings around the pivot 32 as the brake lever 30 is raised and lowered. . On one end side of the guide groove 25, an engaged portion 26 is formed which is recessed toward the pivot 32 so that the engaging portion 43 of the claw member 41 is fitted in the vicinity of the maximum stroke in which the brake lever 30 is raised. ing.
[0024]
More specifically, as shown in FIG. 3, one side edge of the guide groove 25 on the side of the pivot 32 is a guide portion 27 with which the engaging portion 43 of the claw member 41 is in sliding contact. A cam portion 28 is formed at the upper end of the guide portion 27 and continues to the engaged portion 26.
[0025]
When the engaging portion 43 of the claw member 41 is fitted into the engaged portion 26, the claw member 41 is restrained at this position and holds the brake lever 30 in the vicinity of the maximum stroke. Further, when the release button 34 is pressed against the urging force of the coil spring 36, the engaging portion 43 is set to swing in a direction to be disengaged from the engaged portion 26.
[0026]
The parking brake device 10 is provided with a tension adjusting mechanism 50. The tension adjustment mechanism 50 is a mechanism that adjusts the tension of the cable C by changing the position of the relay member 53. The tension adjustment mechanism 50 includes an adjustment link member 52 coupled to the relay member 53 so as to be interposed between the brake lever 30 and the relay member 53, a restraining link member 51 that locks the adjustment link member 52, and an adjustment link. And a screw member 55 for restraining the position of the member 52.
[0027]
Next, the operation will be described.
In FIG. 1, when braking the parking brake device 10, if the handle 33 is gripped and caused to move in the direction indicated by the arrow A, the brake lever 30 rotates about the pivot 32. When the relay member 53 is pulled up with the rotation of the brake lever 30, the connecting member 54 attached to the lower end of the relay member 53 pulls up the slide hole 22 in the direction indicated by the arrow B in FIG. It is done.
[0028]
The position where the connecting member 54 is pulled up most in the slide hole 22 is when the relay member 53 coincides with the direction in which the slide hole 22 extends. At this time, the brake lever 30 passes through the dead point of the toggle mechanism. Until the dead point, the braking force of the brake increases as the brake lever 30 is pulled, and the force in the direction to return the brake lever 30 increases. However, when the dead point is exceeded, the connecting member 54 of the cable C is strong. Even if force is applied, the brake lever 30 does not return.
[0029]
In such a state, the wire W of the cable C attached to the connecting member 54 is pulled, and a braking portion (not shown) is activated to generate a braking force, resulting in a braked state. At this time, the brake lever 30 is caused to reach the maximum stroke indicated by a two-dot broken line in FIG.
[0030]
In the lock mechanism 40, as the brake lever 30 is raised and lowered, the engaging portion 43 of the claw member 41 that swings about the pivot 32 is guided to the guide groove 25 on the base member 20 side. As described above, when the brake lever 30 is raised in the direction indicated by the arrow A, the engaging portion 43 located on the lower end side of the guide groove 25 slides upward along the guide portion 27 shown in FIG. Move.
[0031]
When the brake lever 30 is raised to the vicinity of the maximum stroke, the engaging portion 43 of the claw member 41 gets over the cam portion 28 at the upper end of the guide portion 27 and is fitted into the engaged portion 26 by the urging force of the coil spring 36. To do. Then, the claw member 41 is restrained at the position, and the brake lever 30 is held near the maximum stroke by the claw member 41.
[0032]
When releasing the brake, first, the release button 34 is pushed against the urging force of the coil spring 36. Then, the claw member 41 swings through the rod 35 in the direction in which the engaging portion 43 is disengaged from the engaged portion 26 of the guide groove 25, that is, in the clockwise direction around the pivot 42 in FIG. 1. . Accordingly, the restrained state of the claw member 41 and the brake lever 30 is released, and the brake lever 30 may be tilted in the direction opposite to the arrow A.
[0033]
Until the dead point, the brake lever 30 can be brought down with a relatively weak force. When force is applied and the dead center is exceeded, the brake lever 30 is pulled by the tension of the wire W, so that it can be easily brought down to a position where it comes into contact with the stopper 24. When the brake lever 30 is returned to the position where it comes into contact with the stopper 24, the tension of the cable C is restored, the braking portion does not operate, and the brake is released.
[0034]
As described above, in the parking brake device 10, the claw member 41 constituting the lock mechanism 40 is disposed so as to overlap the base member 20, so that the structure does not impair the strength and rigidity of the lock mechanism. A reduction in size and weight can be realized. Further, since the claw member 41 is disposed inside the base portion 31 of the brake lever 30 so as to overlap one side surface of the base member 20, the entire structure can be compactly integrated.
[0035]
Further, the tension of the cable C can be adjusted by the cable tension adjusting mechanism 50 in order to adjust the effectiveness of the brake. That is, when the screw member 55 of the tension adjusting mechanism 50 is rotated in the forward direction in a state where the brake is released, the relay member 53 is pulled along with the movement of the adjustment link member 52, whereby the screw member 55 is moved to the slide hole 22. The inside slides in the direction indicated by the arrow D in FIG.
[0036]
Since the wire W of the cable C is connected to the screw member 55, the wire W is pulled as the screw member 55 slides, and thereby the tension of the cable C during braking of the brake can be adjusted. . That is, the braking force of the braking device can be adjusted. In order to weaken the tension of the cable C during braking and weaken the braking force of the brake, the screw member 55 may be rotated in the reverse direction with the brake released to adjust the cable C to be longer.
[0037]
The parking brake device according to the present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the specific shapes of the claw member and the guide groove are not limited to those illustrated.
[0038]
【The invention's effect】
According to the parking brake device of the present invention, the lock mechanism that is maintained by the toggle mechanism in the state in which the brake lever is raised and is restrained in the state in which the brake lever is raised is the pawl pivotally supported by the brake lever. And a guide groove provided in the base member so that the engaging portion of the claw member is guided, and because of the structure, the claw member is disposed so as to overlap the base member, the lock The overall configuration can be reduced in size and weight without impairing the strength and rigidity of the mechanism.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a parking brake device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a parking brake device according to one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side view showing a lock mechanism of the parking brake device according to the embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a side view showing a conventional parking brake device.
FIG. 6 is a side view showing a lock mechanism of a conventional parking brake device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Parking brake apparatus 20 ... Base member 21 ... Fixed part 22 ... Slide hole 23 ... Cable attachment part 24 ... Stopper 25 ... Guide groove 26 ... Engaged part 27 ... Guide part 28 ... Cam part 30 ... Brake lever 31 ... Base 32 ... Pivot 33 ... Handle 35 ... Rod 36 ... Coil spring 40 ... Lock mechanism 41 ... Claw member 42 ... Pivot 43 ... Engagement part 50 ... Tension adjusting mechanism 54 ... Connecting member 55 ... Screw member

Claims

ベース部材にブレーキレバーを起倒可能に枢支し、該ブレーキレバーを引き起こしてトグル機構の死点を越えることにより、ケーブルを介して制動部に力を伝達して制動力を発生させると共に、前記ブレーキレバーを引き起こした状態に維持し、かつ前記ブレーキレバーを引き起こした状態に拘束するロック機構を備えたパーキングブレーキ装置において、
前記ロック機構は、前記ブレーキレバーに揺動可能に枢支された爪部材と、前記ベース部材に設けられた案内溝とを有して成り、
前記爪部材の揺動端は側方に折曲されて係合部を成し、
前記案内溝は、前記ブレーキレバーの起倒に伴って、その枢支点を中心に揺動する前記爪部材の係合部を案内し、該案内溝の一端側に、前記ブレーキレバーを引き起こして前記トグル機構の死点を越えた状態で前記爪部材の係合部が嵌入し、該爪部材とブレーキレバーとが当該位置に拘束される被係合部を形成し、
前記ブレーキレバーの基部は、前記ベース部材の案内溝を両側面側から被うように形成され、該ブレーキレバーの基部の内側に、前記爪部材を、少なくともその係合部側が前記ベース部材の一側面に重なる状態で配設したことを特徴とするパーキングブレーキ装置。The brake lever is pivotally supported on the base member so that it can be tilted, and the brake lever is raised to exceed the dead center of the toggle mechanism, thereby transmitting the force to the braking portion via the cable and generating the braking force. In a parking brake device having a lock mechanism for maintaining the brake lever in a raised state and restraining the brake lever in a raised state,
The lock mechanism includes a claw member pivotally supported by the brake lever and a guide groove provided in the base member,
The rocking end of the claw member is bent sideways to form an engaging portion,
The guide groove guides the engaging portion of the claw member that swings around its pivot point as the brake lever rises and falls, and the brake lever is raised to one end side of the guide groove to raise the brake lever. The engaging portion of the claw member is fitted in a state where the dead center of the toggle mechanism is exceeded, and the engaged portion in which the claw member and the brake lever are restrained at the position is formed .
The base portion of the brake lever is formed so as to cover the guide groove of the base member from both side surfaces. The claw member is disposed inside the base portion of the brake lever, and at least the engaging portion side of the base member is a part of the base member. A parking brake device, wherein the parking brake device is disposed so as to overlap a side surface.

ベース部材にブレーキレバーを起倒可能に枢支し、該ブレーキレバーを引き起こしてトグル機構の死点を越えることにより、ケーブルを介して制動部に力を伝達して制動力を発生させると共に、前記ブレーキレバーを引き起こした状態に維持し、かつ前記ブレーキレバーを引き起こした状態に拘束するロック機構を備えたパーキングブレーキ装置において、
前記ロック機構は、前記ブレーキレバーに揺動可能に枢支された爪部材と、前記ベース部材に設けられた案内溝とを有して成り、
前記爪部材は、ブレーキレバーの先端部に設けられた解除ボタンの押し操作により、ブレーキレバーに内挿されたロッドを介して揺動し、該揺動端が側方に折曲されて係合部を成し、
前記案内溝は、前記ブレーキレバーの起倒に伴って、その枢支点を中心に揺動する前記爪部材の係合部を案内し、該案内溝の一端側に、前記ブレーキレバーを引き起こして前記トグル機構の死点を越えた状態で、前記爪部材の係合部が嵌入すべく前記枢支点側に凹む被係合部を形成し、
前記爪部材は、前記解除ボタンを突出させる方向に付勢する付勢部材により、係合部がブレーキレバーの枢支点側に近寄る方向に付勢され、該係合部が前記案内溝の被係合部に嵌入した際に当該位置に爪部材は拘束されて、前記ブレーキレバーを引き起こして前記トグル機構の死点を越えた状態に保持し、前記解除ボタンを押すと前記係合部が被係合部から外れる方向に揺動し、
前記ブレーキレバーの基部は、前記ベース部材の案内溝を両側面側から被うように形成され、該ブレーキレバーの基部の内側に、前記爪部材を、少なくともその係合部側が前記ベース部材の一側面に重なる状態で配設したことを特徴とするパーキングブレーキ装置。The brake lever is pivotally supported on the base member so that it can be tilted, and the brake lever is raised to exceed the dead center of the toggle mechanism, thereby transmitting the force to the braking portion via the cable and generating the braking force. In a parking brake device having a lock mechanism for maintaining the brake lever in a raised state and restraining the brake lever in a raised state,
The lock mechanism includes a claw member pivotally supported by the brake lever and a guide groove provided in the base member,
The claw member swings through a rod inserted in the brake lever by a pressing operation of a release button provided at the tip of the brake lever, and the swinging end is bent to the side and engaged. Part of
The guide groove guides the engaging portion of the claw member that swings around its pivot point as the brake lever rises and falls, and the brake lever is raised to one end side of the guide groove to raise the brake lever. In a state where the dead center of the toggle mechanism is exceeded, an engaged portion that is recessed toward the pivot point to be engaged with the engaging portion of the claw member is formed,
The claw member is urged by the urging member that urges the release button in the protruding direction so that the engaging portion approaches the pivot fulcrum side of the brake lever, and the engaging portion is engaged with the guide groove. The claw member is restrained at this position when it is inserted into the joint, and the brake lever is raised to hold the toggle mechanism beyond the dead point. When the release button is pressed, the engagement portion is engaged. Swings away from the joint ,
The base portion of the brake lever is formed so as to cover the guide groove of the base member from both side surfaces. The claw member is disposed inside the base portion of the brake lever, and at least the engaging portion side of the base member is a part of the base member. A parking brake device, wherein the parking brake device is disposed so as to overlap a side surface.