JP3797470B2 - 伝送路障害発生時に回線を切り替える機能を有する伝送装置 - Google Patents

伝送路障害発生時に回線を切り替える機能を有する伝送装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、BLSR(Bi-directional Line Switched Ring)多重化装置等の障害発生時の回線切り替え機能を有する伝送装置における切り替え制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
BLSR多重化装置を用いたネットワークでは、伝送路がワーキング回線とプロテクション回線により冗長構成されていて、ワーキング回線に障害が発生した場合に、ワーキング回線と反対方向に設けられたプロテクション回線に切り替えることにより、ネットワークの信頼性向上を図っている。ワーキング回線とは、障害が発生していない場合に使用する回線をいう。プロテクション回線とは、ワーキング回線に障害発生したときに、ワーキング回線から切り替える回線をいう。このBLSR多重化装置は、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)等の同期網内で音声、画像等データの伝送装置として使用されている。BLSR多重化装置は、Add(アッド)されてから受信側の端末装置を収容する側の伝送路にDrop(ドロップ)されるまでの間の帯域がチャンネルとして回線に割り当てられるが、データがDropされてからの回線には当該チャンネルが割り当てられることがないため、光ファイバー1本当たりの回線容量は、チャンネルがリング一周の伝送路を占有する今までに使用されてきた伝送装置の平均1.5倍の容量を持たせられる。ここで、Addとは、送信側の端末装置から出力されたデータが回線に送信されること、Dropとは、Addされた信号が端末装置や他のリングに接続される伝送路に送信されることをいう。
【0003】
特に、2本のワーキング回線(Working)と2本のプロテクション回線(Protection)の4本の伝送路がそれぞれ別々のファイバで構成する4Fiber BLSR多重化装置は、1本の伝送路をワーキング回線とプロテクション回線として共用し、2本の伝送路で構成する2Fiber BLSR多重化装置と比べても、プロテクション回線に切り替えるための、リングスイッチの他にスパンスイッチの機能を備えており、回線を救済できる可能性が高いため、需要が増している。BLSR多重化装置は、従来型のものに加え、海底ケーブルを経由する長距離伝送に対応したネットワーク構成や切り替え方式(サブマリンBLSR)が提唱されており、回線障害発生時にそれぞれの方式に応じた切り替えを行うことによって、信号断を回避できるようしている。
【0004】
従来のBLSR多重化装置における障害発生時の切り替え制御を行うために、各BLSR多重化装置(以下、NE(Network Element)とも呼ぶ)は、リングトポロジー(Ring Topology)テーブルと、STS1又はVC3等のチャンネル毎に、クロスコネクトされているワーキング回線の範囲を示すスケルチ(Squelch)テーブルを備えている。Ring Topologyテーブルとは、自局のNode IDを先頭に、リングの一定の方向、例えば、反時計回りの方向をEast側と定義し、East側に向かってリング状に接続されたNEの接続順を示すテーブルである。Node IDとは、各NEにリングネットワーク内でユニークに付与されたIDである。各NEが、Ring Topologyテーブルにより、各NEにおいて、隣接NEのNode IDを知ることができる。
【0005】
Squelchテーブルは、BLSR多重化装置において、誤接続防止、複数の伝送路で障害が発生した時に救済できない回線にAIS信号を挿入するための判定に用いるテーブルであり、AddしているNEのIDとDropしているNEのIDを格納するテーブルである。このSquelchテーブルには、ワーキング回線に対してのみ、Addチャンネル及びDropチャンネル個別に設定される。Addチャンネルとは、2本のワーキング回線のうち、Addする回線のチャンネルをいう。また、Dropチャンネルとは、Dropする回線のチャンネルをいう。AddしているNEのNode IDをソースノードID(Source Node ID)、DropしているノードIDをデスティネーションノードID(Destination Node ID)と呼ぶ。
【0006】
各チャンネルについて、Add/Drop/スルー(中継)及び信号の方向(East/West)等のクロスコネクト情報がユーザにより、当該チャンネルに係わるNEに入力される。各NEは、Squelchテーブルを構築するために、SONETやSDHのオーバヘッドバイトにSource Node ID又はDestination Node IDを格納して、以下のルールに従って、Node IDの送受信を行う。Addチャンネル及びDropチャンネルについて、Squelchテーブル中に送信テーブル及び受信テーブルが設けられている。送信テーブルは、Node IDを送信するときに格納するテーブルであり、受信テーブルは、Node IDを受信したときに格納するテーブルである。
【0007】
Add NEは、Addチャンネルの送信テーブルのSource Node IDに自Node IDを設定し、受信したDestination Node IDを受信テーブル及び送信テーブルのDestinationに格納してから隣接NEに折り返して送信し、Drop NEより折り返されたSource Node IDを受信テーブルに格納する。スルーNEは、受信したNode IDをそのまま隣接NEにスルーする。Drop NEは、Dropチャンネルの送信テーブルのDestination Node IDを設定し、受信したSource Node IDを受信テーブル及び送信テーブルのSourceに格納してから隣接NEに折り返して送信し、Drop NEより折り返されたSource Node IDを受信テーブルに格納する。全NEとも、送信テーブルと受信テーブルの一致をもって、Squelchテーブル構築完了と判断する。不一致の場合は、誤設定と判断することにより、各チャンネルの誤設定を防止している。また、複数の伝送路で障害が発生した時、Squelchテーブルに設定されているAdd NEとDrop NE間の通信ができない場合に、救済できない回線にAIS信号を挿入する。
【0008】
サブマリンBLSR多重化装置では、リング間の接続形態として、Drop and Continue接続をサポートする。Drop and Continueとは、信号をプライマリノード(Primary Node)により、隣接リングネットワークへDropすること及び隣接NEへ中継することをいう。Drop and Continueオプションとして、冗長系のセカンダリ回路をワーキング回線上に通す場合とプロテクション回線に通す場合がある。前者をDrop and Continue on Working(DCW)と呼び、後者をDrop and Continue on Protection(DCP)と呼ぶ。
【0009】
DCPでは、信号がプライマリノードで隣接リングネットワークへDropされると共にプロテクション回線にContinueされてから、セカンダリノード(Secondary Node)で隣接リングネットワークにDropされる。DCP接続形態において、プライマリノードとは、隣接リングネットワークに接続され、ワーキング信号を隣接リングにDropし、且つプロテクション回線にContinueする役割を果たすノードであり、セカンダリノードとは、隣接リングネットワークに接続され、プロテクション回線を通して、隣接リングネットワークにDropする役割を果たすノードである。
【0010】
一方、DCWでは、信号がプライマリノードで隣接リングネットワークへDropされると共にワーキング回線へContinueされてから、セカンダリノードにより隣接リングネットワークにDropされる。DCWにおいて、プライマリノードとは、隣接リングに接続され、ワーキング信号を隣接リングにDropし、且つワーキング回線にContinueする役割を果たすノードであり、セカンダリノードとは、隣接リングネットワークに接続され、ワーキング回線を通して、隣接リングネットワークにDropする役割を果たすノードをいう。
【0011】
リング間を接続する他の形態として、端末装置を収容するターミナルノード(Terminal Node)がワーキング回線及びプロテクション回線に信号をAddし、プライマリノードがワーキング回線の信号をDrop、セカンダリノードがプロテション回線の信号をDropするDTP(Dual Terminal Transmit on Protection)接続形態、及びターミナルノードがワーキング回線に信号をAddし、セカンダリノードがワーキング回線の信号をDropするDTW(Dual Terminal Transmit on Protection)接続形態が有る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のBLSR多重化装置では、以下の問題点があった。
【0013】
(1) Source Node IDとDestination Node IDのみを収集して、Squelchテーブルを作成していたため、DCW接続やDCP接続など様々な接続形態を表現することができない。そのため、例えば、DCW接続とDCP接続とでは、障害発生時の切り替えの接続が同じものになってしまい、接続形態に応じた切り替えができない。
【0014】
(2) ワーキング回線に接続された、Add NEのNode ID及びDrop NEのNode IDのみを収集し、プロテクション回線に接続されたセカンダリノードのNode IDを収集せずに作成されたSquelchテーブルに従って、Squelch制御を行っていたため、DCP接続やDTP接続の時、回線救済できるような場合でも、不必要なSquelchを行っていた。
【0015】
(3) Node IDのみを収集することにより、誤接続チェックを行っていたため、Source NodeとDestination Node間でNode IDが正しく設定されているか否かの単純な接続チェックを行うことしかできず、DCPやDCWなどの接続形態に応じた複雑なチェックを行うことができなかった。
【0016】
本発明の目的は、障害発生時に接続形態に応じた切り替えを行うことができる伝送装置を提供することである。
【0017】
本発明の他の目的は、障害発生時に接続形態に応じてスケルチを行うか否かの適切な判断を行うことにより、適切な回線救済を行うことのできる伝送装置を提供することである。
【0018】
本発明の更に他の目的は、接続形態に応じた回線定義の接続チェックを行うことにより、より信頼性の高い伝送装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によれば、複数のリングネットワークが互いに接続されて通信を行っている回線構成で、ワーキング回線及びプロテクション回線により冗長構成された回線を伝送路障害時に切り替える機能を有する伝送装置であって、各チャンネル毎に、信号方向並びに自局が、ワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へアッド、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線へアッド、ワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からドロップ、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線からドロップ、スルー、及びワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からドロップしてワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へ中継のいずれの種類の処理を行うかを指示する情報を含むクロスコネクト情報を入力して、アッドするかドロップするか、アッド又はドロップする対象がワーキング回線かプロテクション回線かを示すクロスコネクト種別に分類するクロスコネクト分類手段と、前記各チャンネル毎に、該チャンネルについて、アッド又はドロップする伝送装置の前記クロスコネクト種別及び該伝送装置を特定するノード情報を前記信号方向に基づく順序に従って、伝送装置間の通信により収集する通信手段と、前記各チャンネル毎に、前記自局の前記クロスコネクト種別及び前記収集した他伝送装置の前記クロスコネクト種別に基づいて、複数の種類の、一方のリングネットワークと他方のリングネットワーク間の接続形態の内から該当する接続形態に分類して、障害発生時の回線の切り替え制御を行うためのテーブルを作成する接続形態分類手段と、自局と隣接局との間の伝送路障害が発生したとき、自局の前記ノード情報を含む障害情報を送信する障害通知手段と、受信した障害情報に基づいて、障害発生箇所を判定する障害発生箇所判定手段と、前記障害発生手段により判定された前記障害発生箇所及び前記テーブルに基づいて、回線の切り替えを行う切り替え制御手段とを具備したことを特徴とする伝送装置が提供される。
【0020】
前記接続形態分類手段は、誤設定を認識するクロスコネクト種別の順列配置表を持ち、前記収集したクロスコネクト種別の順列と前記順列配置表と一部または全部を比較して、一致しているか否かにより誤設定を検出することが望ましい。また、前記接続形態分類手段は、前記各チャンネルについて、2局のノード情報から構成されるSqualchテーブルを作成し、前記Drop且つプロテクション回線へ中継されるDCP接続である場合、該プロテクション回線へ中継された信号をDropする局のノード情報を前記Squalchテーブルに設定し、ワーキング回線及びプロテクション回線へAddするDTP接続である場合、該ワーキング回線及びプロテクション回線へAddする第1局のノード情報及び該プロテクション回線へAddされた信号をDropする第2局のノード情報を前記Squalchテーブルに設定することが好ましい。前記接続形態分類手段は、前記各チャンネルについて、Add、Drop、又はDropして中継する局のノード情報、及び接続形態に関する経路情報を含むRIPテーブルを作成し、前記切り替え制御手段は、前記経路情報に基づいて、接続形態に該当する切り替え制御を行うことが更に好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を説明する前に本発明の原理を説明する。図1は、本発明の原理図である。図1に示すように、伝送装置は、ワーキング回線2#W及びプロテクション回線2#Pにより冗長構成された回線を伝送障害時に切り替える機能を有するBLSR多重化装置等の通信装置であり、クロスコネクト分類手段4、通信手段6、接続形態分類手段8、テーブル10、障害通知手段12、障害発生箇所判定手段14及び切り替え制御手段16を具備する。
【0022】
クロスコネクト分類手段4は、外部から入力される、信号方向並びに自局が、ワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へAdd、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線へAdd、ワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からDrop、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線からDrop、スルー、及びワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からDropしてワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へ中継のいずれの種類の処理を行うかを指示する情報を含むクロスコネクト情報を入力して、該当するクロスコネクト種別に分類する。
【0023】
例えば、ワーキング回線又はプロテクション回線からDrop、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線へAddは、ワーキング回線へAdd、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線からDropはワーキング回線からDrop、及びワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からDropしてワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へ中継はワーキング回線からDropといった具合にクロスコネクト種別に分類する。
【0024】
通信手段6は、各チャンネル毎に、Add又はDropする伝送装置のクロスコネクト種別及びノード情報を、信号方向に従って、チャンネルの信号が流れる方向又は逆方向の順序で収集する。接続形態分類手段8は、信号方向に従って収集された、自局のクロスコネクト種別及び他伝送装置のクロスコネクト種別より、DCP/DCW/DTP等の各種接続形態を該当する接続形態に分類して、回線の切り替えを行うためのテーブル10を作成する。障害通知手段12は、自局と隣接局との間の伝送路障害が発生したとき、自局のノード情報を含む障害情報を送信する。障害発生箇所判定手段14は、障害情報から障害発生箇所を判定する。切り替え制御手段16は、障害発生箇所及びテーブル10に基づいて、回線の切り替え制御を行う。これにより、障害発生時に接続形態に応じた切り替え制御を行うことができる。
【0025】
図2は、本発明の実施形態のネットワーク構成図(1)である。図2に示すように、ネットワークは1個のリングにより構成される。リングネットワーク19は、複数、例えば、8個のBLSR多重化装置(以下、伝送装置と略す)20#i(i=1〜8)により構成される。各伝送装置20#i(i=1〜8)間は、ワーキング回線21#W1,21#W2及びプロテクション回線21#P1,21#P2の2本又は4本の光ファイバーなどの伝送路に接続される。尚、図2上では、4本の伝送路を記載しているが、これらの伝送路は、論理的な接続を表すものであり、物理媒体としてそれぞれ別々に存在するわけではない。2FBLSR多重化装置では、ワーキング回線21#W1とプロテクション回線21#P1、ワーキング回線21#W2とプロテクション回線21#P2が共有されるため2本となる。図2において、ワーキング回線21#W1,#W2を実線、プロテクション回線21#P1,#P2を破線で示している。
【0026】
図3は、図2のネットワーク構成による通常(Normal)接続を示す図である。図3では、図2にようなネットワーク構成において、伝送装置20#2と伝送装置20#7との間でAdd/DropするNormal接続形態が示されている。伝送装置20#2,20#7がDropする伝送路には、多重化装置や端末装置に接続される。Normal接続では、ターミナルノード20#2によりAddされたチャンネルの信号は、ワーキング回線21#W2、伝送装置20#1、ワーキング回線21#W2、伝送装置20#8、ワーキング回線21#W2を経由して、ターミナルノード20#7でDropされる。ターミナルノード20#7によりAddされたチャンネルの信号は,ワーキング回線21#W1、伝送装置20#8、ワーキング回線21#W1、伝送装置20#1、ワーキング回線21#W1を経由して、ターミナルノード20#2でDropされる。ワーキング回線21#W1,#W2に障害発生した時、ワーキング回線21#W1,#W2とは反対方向のプロテクション回線21#P1,#P2に切り替えられる。伝送装置20#2,20#7間で相互に接続不可となった場合は、Squalchされる。
【0027】
図4は、本実施形態のネットワーク構成図(2)である。図4に示すように、このリングネットワークは、2つのリングネットワーク23#1,23#2により構成される。一方のリングネットワーク23#1は、複数、例えば、8個の伝送装置22#1i(i=1〜8)より構成される。他方のリングネットワーク23#2は、複数、例えば、8個の伝送装置22#2i(i=1〜8)より構成される。リングネットワーク23#1,23#2間は、伝送装置22#17,22#22により接続される。
【0028】
図5は、図4のネットワーク構成によるDTW接続を示す図である。図5では、図4に示すネットワーク構成において、ターミナルノード22#12とターミナルノード22#28間でAdd/DropするDTW接続が示されている。DTW接続では、ターミナルノード22#12は、ワーキング回線21#W1及びワーキング回線21#W1と逆方向のワーキング回線21#W2にAddする。ワーキング回21#W1にAddされたチャンネルの信号は、伝送装置22#11、ワーキング回線21#W1、伝送装置22#18、ワーキング回線21#W1を経由して、セカンダリノード22#17によりDropされる。セカンダリノード22#17によりDropされた信号は、セカンダリノード22#22でAddされ、ワーキング回線21#W1、伝送装置22#21、ワーキング回線21#W1を経由して、ターミナルノード22#28で受信される。
【0029】
ワーキング回線21#W2にAddされたチャンネルの信号は、伝送装置22#13、ワーキング回線21#W2、伝送装置22#14、ワーキング回線21#W2、伝送装置21#15、ワーキング回線21#W2を経由して、セカンダリノード22#16によりDropされる。セカンダリノード22#16によりDropされた信号は、セカンダリノード22#23でAddされ、ワーキング回線21#W2、伝送装置22#24、ワーキング回線21#W2、伝送装置22#25、ワーキング回線21#W2、伝送装置22#26、ワーキング回線21#W2を経由して、ターミナルノード22#28で受信される。ターミナルノード22#28は、伝送装置22#21,22#27より受信した信号をPSWにより選択してDropする。ターミナルノード22#28によりAddされたチャンネルの信号についても、上記と逆向きの経路を通過して、ターミナルノード22#12によりDropされる。
【0030】
図6は、本実施形態のネットワーク構成図(3)である。図6に示すように、このリングネットワークは、2つのリングネットワーク25#1,25#2により構成される。一方のリングネットワーク25#1は、複数、例えば、8個の伝送装置24#1i(i=1〜8)より構成される。他方のリングネットワーク25#2は、複数、例えば、8個の伝送装置24#2i(i=1〜8)より構成される。リングネットワーク25#1,25#2間は、伝送装置24#17,24#22及び伝送装置24#16,24#23により接続される。
【0031】
図7は、図6のネットワーク構成によるDTP接続を示す図である。図7では、図6に示すネットワーク構成において、リングネットワーク25#1上のターミナルノード24#12とリングネットワーク25#2上のターミナルノード22#28間でAdd/DropするDTP接続が示されている。DTP接続では、ターミナルノード26#12はDTP28#12によりワーキング回線21#W2及びプロテクション回線21#P2にチャンネルの信号をAddする。ワーキング回線21#W1にAddされた信号は、伝送装置24#11、ワーキング回線21#W2、伝送装置24#18、ワーキング回線21#W2を経由して、プライマリノード24#17によりDropされる。一方、プロテクション回線21#P2にAddされた信号は、伝送装置24#13、プロテクション回線21#P1、伝送装置24#14、プロテクション回線21#P1、伝送装置24#15、プロテクション回線21#P1を経由して、セカンダリノード24#16によりDropされる。
【0032】
プライマリノード24#17によりDropされた信号は、プライマリノード24#22でAddされ、ワーキング回線21#W2、伝送装置24#21、ワーキング回線21#W2を経由して、ターミナルノード24#28で受信される。セカンダリノード24#16によりDropされた信号は、セカンダリノード24#23でAddされ、プロテクション回線21#P1、伝送装置24#24、プロテクション回線21#P2、伝送装置24#25、プロテクション回線21#P1、伝送装置24#26、プロテクション回線21#P2、伝送装置24#27、プロテクション回線21#P2を経由して、ターミナルノード24#28で受信される。ターミナルノード24#28は、パススイッチ(PSW)26#28によりワーキング回線21#W2又はプロテクション回線21#P2のいずれかを選択して、Dropする。伝送装置24#28によりAddされたチャンネルの信号についても、上記と逆向きの経路を通過して、ターミナルノード24#12によりDropされる。
【0033】
図8は、本実施形態のネットワーク構成図(4)である。図8に示すように、このリングネットワークは、3つのリングネットワーク31#i(i=1〜3)により構成される。リングネットワーク31#i(i=1〜3)は、複数、例えば、8個の伝送装置30#ij(j=1〜8)より構成される。リングネットワーク31#1,31#2間は、伝送装置30#16,30#22及び伝送装置30#16,30#23により接続される。リングネットワーク31#2,31#3間は、伝送装置30#28,30#33及び伝送装置30#27,30#34により接続される。
【0034】
図9は、図8のネットワーク構成によるDCP接続を示す図である。図9では、図8に示すネットワーク構成において、リングネットワーク31#1上のターミナルノード30#12とリングネットワーク31#3上のターミナルノード30#38間でAdd/DropするDCP接続が示されている。DCP接続では、ターミナルノード30#12によりAddされたチャンネルの信号は、ワーキング回線21#W1、伝送装置30#11、ワーキング回線21#W2、伝送装置30#18、ワーキング回線21#W2を経由して、プライマリノード30#17により受信される。プライマリノード30#17は、ワーキング回線21#W2より信号を受信すると、DCP34#17により、リングネットワーク31#2上の伝送装置30#22にプライマリ回路を通してDropすると共にセカンダリ回路21#P1にContinueする。セカンダリノード30#16は、セカンダリ回路21#P1より信号を受信して、リングネットワーク31#2上の伝送装置30#23にDropする。
【0035】
リングネットワーク31#2上のセカンダリノード30#23は、セカンダリノード30#16によりDropされた信号を受信して、プロテクション回線21#P1にAddする。伝送装置30#22は、リングネットワーク31#1上のプロテクションノード30#17によりDropされた信号及びセカンダリノード30#22によりプロテクション回線21#P1にAddされた信号を受信して、サービスセレクタ(SS)32#22により、いずれか一方の信号を選択して、ワーキング回線21#W2にAddする。ワーキング回線21#W2にAddされた信号は、伝送装置30#21、ワーキング回線21#W2を経由して、プライマリノード30#28により受信される。プライマリノード30#28は、リングネットワーク31#3上のプライマリノード30#33にDropすると共にプロテクション回線21#P1にContinueする。セカンダリノード30#27は、プロテクション回線21#P1より信号を受信して、リングネットワーク31#3上のセカンダリノード30#34にDropする。
【0036】
リングネットワーク31#3上のセカンダリノード#34は、セカンダリノード30#27によりDropされた信号を受信して、プロテクション回線21#P1にAddする。伝送装置30#33は、リングネットワーク31#2上のプライマリノード30#28によりDropされた信号及びセカンダリノード30#33によりプロテクション回線21#P1にAddされた信号を受信して、SS32#33により、いずれか一方の信号を選択して、ワーキング回線21#W2にAddする。ワーキング回線21#W2にAddされた信号は、伝送装置30#32、ワーキング回線21#W1、伝送装置30#31、ワーキング回線21#W1を経由して、ターミナルノード伝送装置30#38により受信される。
【0037】
Drop and Continueを行う伝送装置30#17、30#22、30#28及び30#33をプライマリノード(Primary Node)と呼ぶ。伝送装置30#16、30#23、30#27及び30#34は、他のリングネットワークとの間でAdd/Dropするセカンダリノード(Secondary Node)である。
【0038】
リングネットワーク31#1及び31#3のように、夫々セカンダリノード30#16,30#34が1個しか存在しないリングネットワークを片端DCP接続という。一方、リングネットワーク31#2のように、セカンダリノード30#23,30#27が2個存在するリングネットワークをDCP両端接続と呼ぶ。
【0039】
図10は、図8のネットワーク構成によるDCW接続を示す図である。図10に示すように、DCW接続では、伝送装置30#17、30#22及び30#33は、DCW40#22、40#22及び40#33がDrop and Continue on Workingしていること、伝送装置30#16、#23、30#27及び30#34がワーキング回線21#W1,#W2にAddしていることが図9のDCP接続と異なる。リングネットワーク31#1及び31#3のように、セカンダリノード30#16,30#34が1個しか存在しないリングネットワークを片端DCW接続という。一方、リングネットワーク31#2のように、セカンダリノード30#23,30#27が2個存在するリングネットワークをDCW両端接続と呼ぶ。上述したように、ノーマル接続、DTW接続、DTP接続、DCP片端、DCP両端、DCW片端及びDCW両端と様々な接続形態が有る。本実施形態の伝送装置は、様々の接続形態においても、接続形態に応じた切り替え制御を行うものである。
【0040】
図11は、本発明の実施形態による伝送装置の構成図である。伝送装置56#iは、DMUX部52#i1,#i2、MUX部54#i1,#i2、クロスコネクト部56#i及びBLSR切り替え部58#iを具備する。DMUX部52#i1,#i2は、ワーキング回線21#W1,#W2及びプロテクション回線21#P1,#P2の伝送路より、SDH、SONET等の同期フレームを受信して、オーバへッドとペイロードに分離する。ペイロードにマッピングされた各チャンネルのデータを分離して、オーバヘッドと共にBLSR切り替え部58#iに出力する。MUX部54#iは、BLSR切り替え部58#iより出力される各チャンネルのデータを同期フレームのペイロードに多重化し、BLSR切り替え部58#iより出力されるオーバヘッドを同期フレームにマッピングして、ワーキング回線21#W1,#W2及びプロテクション回線21#P1,#P2に出力する。クロスコネクト部56#iは、DMUX部52#i1,#i2より分離された各チャンネルのデータを、回線設定情報に従って、出方路の該当チャンネルに対応する信号線に出力する。図示していないが、Add/Dropする場合は、端末装置等とインタフェースするための、DMUX部及びMUX部が必要となる。
【0041】
BLSR切り替え部58#iは、以下の機能を有する。
【0042】
(1) ユーザインタフェースより、各チャンネルについて、クロスコネクト情報を入力して、クロスコネクト種別に分類する。チャンネルには、AddしてからDropするまでのパスに対して、同期フレームにタムスロットが割り当てられる。
【0043】
(2) クロスコネト種別から、自局がEast端局/West端局/中間局/スルー局のいずれであるかを判断する。例えば、信号の方向が反時計周り方向であったとき、各伝送装置56#iにおいて、受信側をWest側、送信側をEast側とする。端局とは、Add/Dropのみを行う局であり、チャンネルに関して端に位置するノードをいう。データがAddされてからDropされるまでの端局間において、East側に位置する端局がEast端局であり、West側に位置する端局がWest端局である。中間局とは、Drop及びContinue、又はワーキング回線及びプロテクション回線の両回線にAddをするノードをいう。スルー局とは、チャンネルのデータを中継(スルー)するノードをいう。例えば、図9中のリングネットワークにおいて、伝送装置30#27がEast端局、伝送装置30#28が中間局、伝送装置30#21がスルー局、伝送装置30#22が中間局、伝送装置30#23がWest端局である。
【0044】
(3) 自局がEast端局のとき
i) 所定のプロトコル、例えば、トークンリングプロトコルに従って、自局のクロスコネクト種別を同期フレームのオーバヘッドに挿入して、West側の隣接ノードに送信する。
【0045】
ii) 送信権を隣接ノードに渡す。
【0046】
iii) 自局のクロスコネクト種別をスタックする。
【0047】
iv) 隣接ノードから受信したクロスコネクト種別をスタックする。
【0048】
(4) 自局がWest端局のとき
i) クロスコネクト種別の収集のトリガとなる情報をオーバヘッドに収容して、East側の隣接ノードに送信する。
【0049】
ii) クロスコネクト種別がEast端局からの場合は、テーブルを初期化して、クロスコネクト種別をスタックする。
【0050】
iii) クロスコネクト種別がEast端局からのものでない場合は、クロスコネクト種別をスタックする。
【0051】
iv) 送信権がポーリングにより隣接ノードより回ってくると、送信権を獲得して、自局のクロスコネクト種別をオーバヘッドに収容して、West側の隣接ノードに送信する。自局のクロスコネクト種別をスタックする。
【0052】
(5) 自局がスルー局のとき
i) クロスコネクト種別がEast端局からの場合は、テーブルを初期化して、クロスコネクト種別をスタックする。
【0053】
ii) クロスコネクト種別がEast端局からのものでない場合は、クロスコネクト種別をスタックする。
【0054】
iii) 受信したクロスコネクト種別をWest側の隣接ノードに転送する。
【0055】
iv) 送信権がポーリングにより回ってくると、送信権をWest側の隣接ノードに回す。
【0056】
(6) 自局が中間局のとき
i) クロスコネクト種別がEast端局からの場合は、テーブルを初期化して、クロスコネクト種別をスタックする。
【0057】
ii) クロスコネクト種別がEast端局からのものでない場合は、クロスコネクト種別をスタックする。
【0058】
iii) 受信したクロスコネクト種別をWest側の隣接ノードに転送する。
【0059】
iv) 送信権がポーリングにより回ってくると、送信権を獲得して、自局のクロスコネクト種別をオーバヘッドに収容して、West側の隣接ノードに送信する。自局のクロスコネクト種別をスタックする。
【0060】
(7) スタックされたクロスコネクト種別より接続形態のエラーがあるかをチェックする。エラーが有れば、ユーザインタフェースを通して、警報をユーザに出力する。
【0061】
(8) スタックされたクロスコネクト種別により、接続形態を判断して、Squelchテーブル及びRIPテーブルを作成する。
【0062】
(9) 伝送路障害を検出すると、障害情報をWest及びEast側の隣接ノードに通知する。
【0063】
(10) 障害情報を受信すると、Squelchテーブル又はRIPテーブルを参照し、接続形態を判断して、各方式に応じた切り替えの制御を行う。
【0064】
(11) PSW、SS、Ring-Switch、Span-Switch等のノーマルBLSR/サブマリンBLSR等の切り替え方式に応じた切り替え部を有する。
【0065】
図12は、図11中のBLSR切り替え部58#iの構成図である。図12に示すように、BLSR切り替え部58#iは、ユーザインタフェース部70#i、クロスコネクト分類部72#i、通信部74#i、接続形態分類部76#i、Toplogyテーブル7878#i、Squalchテーブル#i、RIPテーブル81#i、障害検出部82#i、障害通知部84#i、障害発生箇所判定部86#i、切替制御部88#i及び切替部90#iを有する。
【0066】
ユーザインタフェース部70#iは、ユーザにより入力されたクロスコネクト情報を入力して、クロスコネクト分類部72#iに出力する。クロスコネクト情報は、例えば、遠隔に位置する集中管理装置からLAN又は隣接ノードより同期フレーム、例えば、オーバヘッドを通して、伝送される。クロスコネクト情報は、例えば、チャンネル番号、信号の方向(East/West)、Add/Drop/スルー、Add/Dropするワーキング回線/プロテクション回線の回線種別等である。
【0067】
例えば、図9の場合、伝送装置30#12がAddするチャンネルについては、各伝送装置30#12,30#11,30#18,30#17,30#16のクロスコネクト情報は、それぞれ次のようになる。(チャンネル番号,East方向のワーキング回線にAdd),(チャンネル番号,East方向にスルー),(チャンネル番号、East方向にスルー),(チャンネル番号,East方向からDrop、East方向のプロテククション回線に中継),(チャンネル番号、East方向からDrop)となる。
【0068】
伝送装置30#17に入力されるクロスコネクト情報は、(チャンネル番号、East方向からDrop、East方向のプロテククション回線に中継)であり、Drop and Continue on Protectionであることを意味するが、これがDropとAddの2つに分けられて、クロスコネクト情報として2回入力されることになる。即ち、(チャンネル番号,East方向からDrop)、(チャンネンル番号,East方向のプロテククション回線にスルー)と2回クロスコネクト情報が入力される。また、図9中の伝送装置30#17中のSS32#17が係わるチャンネルについては、そのクロスコネクト情報は、(チャンネル番号、West方向のワーキング回線にAdd)及び(チャンネル番号、West方向のプロテクション回線からスルー)となる。図10中のDCW接続についてもDCP接続の場合と同様にプライマリノードにおいて、2回クロスコネクト情報が入力される。クロスコネクト分類部72#iは、ユーザインタフェース部70#iより入力されたクロスコネクト情報を該当するクロスコネクト種別に分類する。
【0069】
図13は、クロスコネクト種別の分類を示す図である。図13に示すように、クロスコネクト種別は、Add to Working,Add to Protection,Drop from Working,Drop from Protectionに分類される。
【0070】
(1) Add to Workingのとき
クロスコネクト情報が、以下の場合にクロスコネクト種別がAdd to Workingに分類される。
【0071】
i) (East/West方向のワーキング回線にAdd)
ii) (East/West方向のワーキング回線にAdd)又は(East/West方向のプロテクション回線からワーキング回線にスルー)
iii) (East/West方向のワーキング回線にAdd)且つ(West/East方向のプロテクション回線からワーキング回線にスルー)
iv) (East/West方向のプロテクション回線にAdd)且つ(West/East方向のプロテクション回線からワーキング回線にスルー)
(2) Add to Protectionのとき
クロスコネクト情報が、以下の場合にクロスコネクト種別がAdd to Protectionに分類される。
【0072】
i) (East/West方向のプロテクション回線にAdd)
ii) (East/West方向のプロテクション回線にAdd)又は(East/West方向のプロテクション回線からプロテクション回線にスルー)
(3) Drop from Workingのとき
クロスコネクト情報が、以下の場合にクロスコネクト種別がDrop from Workingに分類される。
【0073】
i) (East/West方向のワーキング回線からDrop)
ii) (East/West方向のワーキング回線からDrop)且つ(West/East方向のワーキング回線からワーキング回線にスルー)
iii) (East/West方向のワーキング回線にDrop)且つ(West/East方向のワーキング回線からプロテクション回線にスルー)
(4) Drop from Protectionのとき
クロスコネクト情報が、以下の場合にクロスコネクト種別がDrop from Protectionに分類される。
【0074】
i) (East/West方向のプロテクション回線からDrop)
ii) (East/West方向のプロテクション回線からDrop)且つ(West/East方向のプロテクション回線からプロテクション回線にスルー)
スルー局については、クロスコネクト種別の対象外となっているのはSqualchテーブル80#i及びRIPテーブル81#iの作成に必要でないからである。
【0075】
通信部74#iは、以下の機能を有する。
【0076】
(1) クロスコネト種別から、自局がEast端局/West端局/中間局/スルー局のいずれであるかを判断する。
【0077】
(2) 自局がEast端局のとき
i) トークンリングプロトコルに従って、後述する自局のクロスコネクト種別及びNode ID等を同期フレームのオーバヘッドに収容して、West側の隣接ノードに送信する。
【0078】
ii) 送信権を隣接ノードに渡す。
【0079】
(3) 自局がWest端局のとき
i) クロスコネクト種別等の収集開始のトリガとなる情報をオーバヘッドに収容して、East側の隣接ノードに送信する。
【0080】
ii) 送信権がポーリングにより回ってくると、送信権を獲得して、自局のクロスコネクト種別等をオーバヘッドに収容して、West側の隣接ノードに送信する。
【0081】
(4) 自局がスルー局のとき
i) 受信したクロスコネクト種別をWest側の隣接ノードに転送する。
【0082】
ii) 送信権がポーリングにより回ってくると、送信権をWest側の隣接ノードに回す。
【0083】
(5) 自局が中間局のとき
i) 受信したクロスコネクト種別をWest側の隣接ノードに転送する。
【0084】
ii) 送信権がポーリングにより回ってくると、送信権を獲得して、自局のクロコネクト種別をオーバヘッドに収容して、West側の隣接ノードに送信する。
【0085】
(6) 受信したクロスコネクト種別等を接続形態分類部76#iに出力する。
【0086】
(7) 障害通知部84#iより障害情報の通知を受けると、例えば、オーバヘッドのK1,K2バイトに障害情報(自局のノードID等)を挿入して、隣接ノードに通知する。
【0087】
接続形態分類部76#iは、以下の機能を有する。
【0088】
(1) スタックテーブルの初期化
East端局であれば、スタックを初期化して、自局のクロスコネクト種別等を先頭にスタックする。East端局でなければ、East端局よりクロスコネクト種別を受信すると、スタックを初期化して、クロスコネクト種別等をスタックする。
【0089】
(2) スタックテーブルにクロスコネクト種別等のスタック
通信部74#iが隣接ノードよりクロスコネクト種別等を受信すると、スタックされたクロスコネクト種別より、後述するように、今回受信した/直前にスタックされたクロスコネクト種別等に該当するノードが放送ノードであるか否かを判断する。放送ノードならば、今回受信したクロスコネクト種別をスタックしない/今回受信したクロスコネクト種別等で直前に受信したクロスコネクト種別に上書きする。放送ノードとは、サブマリンBLSRにおいて、DCx片端/両端放送タイプ接続に設けられるノードである。この接続形態は、DCx片端接続場合、プライマリノードとセカンダリノードとの間にDrop and Continue on Protection/Workingをする放送ノードが存在する形態である。これは、当該ノードでDropして、他リングネットワーク等が収容する端末装置等に放送するためである。放送ノードをスタックテーブルから除外するのは、切り替えの制御に関係がないからである。送信権が回ってくると、自局が中間局/West局ならば、クロスコネクト種別等をスタックする。これにより、クロスコネクト種別がEast方向から順にスタックされる。
【0090】
図14〜図17は、DCx両端放送タイプの場合のテーブル作成方法を示す図である。図14及び図15は、East方向からAddされるときのテーブル作成方法を示す。図16及び図17は、West方向からAddされるときのテーブル作成方法を示す。図14中のノード100#1,100#7がセカンダリノード、ノード100#3がスルーノード、ノード100#2,100#4がプライマリノード、ノード100#5,100#6が放送ノード(仮想セカンダリノード)である。この場合、図15に示すように、Add(セカンダリノード)を先頭にして、Drop(プライマリノード)→Drop(放送ノード)→Drop(放送ノード)→Drop(セカンダリノード)とDropが連続するが、最初のプライマリノードと最後のセカンダリノードのDropのクロスコネクト種別を収集して、その間のDropのクロスコネクト種別を収集しないようにする。即ち、先頭のクロスコネクト種別がAdd且つ今回受信したクロスコネクト種別がDrop且つ直前のクロスコネクト種別がDropであるとき、クロスコネクト種別をスタックしない。
【0091】
図16中のノード100#1,100#7がセカンダリノード、ノード100#3がスルーノード、ノード100#5,100#6がプライマリノード、ノード100#2,100#4が放送ノード(仮想セカンダリノード)である。この場合、図44に示すように、Drop(セカンダリノード)を先頭にして、Drop(放送ノード)→Drop(放送ノード)→Drop(プライマリノード)→Drop(プライマリノード)→Drop(セカンダリノード)とDropが連続するが、2つ目のデータを自局で上書きする。即ち、先頭のクロスコネクト種別がAdd且つ今回受信したクロスコネクト種別がDrop且つ直前のクロスコネクト種別がDropであるとき、今回受信したクロスコネクト種別で直前のクロスコネクト種別を上書きする。
【0092】
これより、両端DCx放送タイプの場合に、放送ノードのクロスコネクト種別が収集されない。片端Dcx放送タイプの場合も、図14中のノード100#2、図16中のノード100#6が無くなるだけであり、両端DCx放送タイプの場合と同様である。
【0093】
(3) 接続ミスのチェックを行う。
【0094】
図18は、設定ミスを示す図である。図18(a)に示すように、Drop→Add又はAdd→Dropと連続した場合、図18(b)に示すように、Add→Addと連続した場合、図18(c)に示すように、Add→Drop→Add→Drop又はDrop→Add→Drop→Addとなった場合、設定ミスと判断して、ユーザインタフェース部70#iを通してユーザに設定ミスであるとの警報を送信する。
【0095】
(4) スタックされたクロスコネクト種別から接続形態を分類する。
【0096】
接続形態は、上述したように、Normal接続、DTW接続、片端DCP接続、片端DCW接続、両端DCP接続、両端DCW接続等がある。これらの接続形態を以下のようにして、分類する。
【0097】
i) 普通のAdd/Drop又はDTWの接続形態
図19は、普通のAdd/Drop又はDTWの接続形態を示す図である。図19に示すように、スタックされたクロスコネクト種別が、(ワーキング回線へのAdd、ワーキング回線からDrop)/(ワーキング回線からDrop、ワーキング回線へAdd)となっている場合は、普通のAdd/Drop又はDTWの接続形態である。
【0098】
ii) DCP片端の接続形態
図20は、DCP片端の接続形態を示す図である。図20に示すように、スタックされたクロスコネクト種別が、(プロテクション回線へAdd、ワーキング回線ヘAdd、ワーキング回線からDrop)/(プロテクション回線からDrop、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線へAdd)/(ワーキング回線からDrop、ワーキング回線ヘAdd、プロテクション回線へAdd)/(ワーキング回線へAdd、ワーキング回線からDrop、プロテクション回線からDrop)となっている場合は、DCP片端接続である。
【0099】
iii) DCW片端の接続形態
図21は、DCW片端の接続形態を示す図である。図21に示すように、スタックされたクロスコネクト種別が、(ワーキング回線へAdd、ワーキング回線ヘAdd、ワーキング回線からDrop)/(ワーキング回線からDrop、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線へAdd)/(ワーキング回線からDrop、ワーキング回線ヘAdd、ワーキング回線へAdd)/(ワーキング回線へAdd、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線からDrop)となっている場合は、DCW片端接続である。
【0100】
iv) DTP片端の接続形態
図22は、DTP片端の接続形態を示す図である。図22に示すように、スタックされたクロスコネクト種別が、(プロテクション回線からDrop、ワーキング回線ヘAdd、ワーキング回線からDrop)/(プロテクション回線へAdd、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線へAdd)/(ワーキング回線からDrop、ワーキング回線ヘAdd、プロテクション回線からDrop)/(ワーキング回線へAdd、ワーキング回線からDrop、プロテクション回線へAdd)となっている場合は、DTP片端接続である。
【0101】
v) DCP両端の接続形態
図23は、DCP両端の接続形態を示す図である。図23に示すように、スタックされたクロスコネクト種別が、(プロテクション回線へAdd、ワーキング回線ヘAdd、ワーキング回線からDrop、プロテクション回線からDrop)/(プロテクション回線からDrop、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線へAdd、プロテクション回線へAdd)となっている場合は、DCP両端接続である。
【0102】
vi) DCW両端の接続形態
図24は、DCW両端の接続形態を示す図である。図24に示すように、スタックされたクロスコネクト種別が、(ワーキング回線へAdd、ワーキング回線ヘAdd、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線からDrop)/(ワーキング回線からDrop、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線へAdd、ワーキング回線へAdd)となっている場合は、DCW両端接続である。
【0103】
vii) DCx片端放送タイプの接続形態
図25は、DCx(x=P/W)片端放送タイプの接続形態を示す図である。図25中では、放送ノードが1個の場合を示しているが、2個以上の場合もある。例えば、左端のノードがAddするチャンネルについて、左端から(プライマリノード、プライマリノード、放送ノード、セカンダリノード)である。また、左端のノードがDropするチャンネルについて、左端から(セカンダリノード、放送ノード、プライマリノード、プライマリノード)である。スタックされたクロスコネクト種別が、(プロテクション回線又はワーキング回線へAdd、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線からDrop)/(ワーキング回線からDrop、ワーキング回線又はプロテクション回線へAdd)となっている場合は、DCx片端放送タイプ接続である。尚、放送ノードのクロスコネクト種別は、上述したように、スタックされていない。
【0104】
viii) DCx両端放送タイプの接続形態
図26は、DCx(x=P/W)両端放送タイプの接続形態を示す図である。DCx両端放送タイプ接続とは、サブマリンBLSRにおいてとられる形態である。この接続形態は、DCx両端接続であって、プライマリノードとセカンダリノードとの間にDrop and Continue on Protection/Workingするノード(放送ノード)が複数個存在する形態である。図26中では、放送ノードが1個の場合を示しているが、2個以上の場合もある。例えば、左端のノードがAddするチャンネルについて、左端から(セカンダリノード、プライマリノード、プライマリノード、放送ノード、セカンダリノード)である。また、左端のノードがDropするチャンネルについて、左端から(セカンダリノード、放送ノード、プライマリノード、プライマリノード、セカンダリノード)である。スタックされたクロスコネクト種別が、(プロテクション回線又はワーキング回線へAdd、ワーキング回線へAdd、ワーキング回線からDrop、ワーキング回線からDrop(放送ノード)、ワーキング回線からDrop)/(ワーキング回線からDrop、ワーキング回線からDrop(放送ノード)、ワーキング回線へAdd、ワーキング回線又はプロテクション回線へAdd)となっている場合は、DCx両端放送タイプ接続である。尚、同様に、放送ノードのクロスコネクト種別は、上述したように、スタックされていない。
【0105】
図27は、接続形態の判別の一例を示す図である。図27に示すように、DCP接続では、ノード100#Aがプロテクション回線へAdd、ノード100#Bがワーキング回線にAdd、ノード100#Cがプロテクション回線からDropするが、このスタックされるデータは、プロテクション回線へAdd、ワーキング回線へAdd、プロテクション回線からDropのようになり、DCP接続であることが分かる。
【0106】
(4) 分類された接続形態及びToplogyテーブル78#iに従って、図29に示すSqualchテーブル80#iを作成する。
【0107】
図28は、図12中のToplogyテーブル78#iを示す図である。Toplogyテーブル78#iは、図28に示すように、自局のNode IDを先頭にEast側に向かってリング状に接続されたNEの接続順を示すテーブルである。例えば、A局100#AのToplogyテーブル78#Aには、A,D,C,BのNode IDが格納されている。Toplogyテーブル78#iは、Node IDを自局からの距離にモディファイして、Squalchテーブル80#iやRIPテーブル81#iに設定する場合や障害発生箇所を特定する場合等に使用される。
【0108】
図29は、図12中のSqualchテーブル80#iの構成図である。図29に示すように、Squalchテーブル80#iは、各チャンネル毎に、Addチャンネル、Dropチャンネル個別に有る。Add及びDropチャンネルについては、East方向及びWest方向が有る。East方向及びWest方向には、それぞれSource Node ID及びDestination Node IDのモディファイドノードID(Modified Node ID)が設定される。Modified Node IDとは、自局を基準にして、East方向に設定対象のノードまでのノードの個数(距離)をいう。例えば、自局のModified Node ID=0、East側の隣接局のModified Node ID=1となる。伝送路障害に係わるNode ID及びリングネットワークを構成するノードIDを各ノードにおいてモディファイすることにより、論理演算により簡単に障害発生箇所を判定することが可能となるからである。
【0109】
図30は、Normal/DTWの場合のSqualchテーブル80#iの一例を示す図である。図30では、太い実線で示すチャンネル(パス)について、ターミナルノード100#2とターミナルノード100#4間でAdd/Dropを行う場合である。図30中、ノードは、ノード100#i(i=1〜6)を示しているが、2個のノードは省略されており、8個でリングネットワークを構成し、図面の左側がEast側、右側がWest側である。このような記載は、図31〜図44においても同様である。図30に示すように、ノード100#2のWest側、ノード100#3のEast側、ノード100#4のEast側のSqualchテーブル80#2,#3,#4に、ノード100#2のNode ID=2及びノード100#4のNode ID=4のModified Node IDが設定される。図30中の括弧はNode IDを示す。
【0110】
図31は、DCP方端の場合のSqualchテーブル80#iの一例を示す図である。図31中のノード100#2がEast端局、ノード100#3がスルー局、ノード100#4が中間局、ノード100#5がスルー局、ノード100#6がWest端局である。クロスコネクト種別等は、ノード100#2,100#4,100#6の順にスタックされる。チャンネルは、太い実線及び破線で示されるパスに割り当てられている。太い実線は、ノード100#2とプライマリノード100#4間のワーキング回線を示し,破線は、ノード100#2と100#6間のプロテクション回線を示す。この場合、ワーキング回線を通す、ノード100#2,100#3,100#4のWest側,East側,East側のSqualchテーブル、ノード100#2のNode ID=2及びノード100#6のNode ID=6のModified Node IDが設定される。
【0111】
図32は、DCP片端接続の障害有りの場合を示す図である。図32(a)は、ノード100#2とノード100#3との間の伝送路障害が発生して、ターミナルノード100#2とプライマリノード100#4間でワーキング回線により接続不可の場合である。この場合、ターミナルノード100#2がプロテクション回線にブリッジし、セカンダリノード100#6がプロテクション回線からの信号にスイッチし、スルーノード100#3がプロテクション回線からワーキング回線にブリッジすることにより、ターミナルノード100#1とプライマリノード100#4間で通信することができる。従って、この場合は、スケルチする必要が無い。Squalchテーブル80#iには、ノード100#2,100#6のNode IDが保持されているので、スケルチを行うことはない。
【0112】
図32(b)は、ノード100#2とノード100#3との間の伝送路障害に加えて、ノード100#6とWest側のノードとの間の伝送路障害が発生して、プライマリノード100#4及びセカンダリノード100#6の両方がターミナルノード100#2に接続できない状態にあり、救済不能である。Squalchテーブル80#iには、ターミナルノード100#2及びセカンダリノード100#6のModified Node IDが設定されているので、スケルチされる。
【0113】
図32(c)は、ノード100#2とノード100#3との間の伝送路障害に加えて、ノード100#5とセカンダリノード100#6との間に伝送路障害が発生して、ターミナルノード100#2とプライマリノード100#4間、及びプライマリノード100#4とセカンダリノード100#6間で相互に接続できない場合である。この場合、ターミナルノード100#2がプロテクション回線にブリッジすること、セカンダリノード100#6がプロテクション回線にスイッチしてDropすることにより、ターミナルノード100#2とセカンダリノード100#6間で接続することができる。このとき、ターミナルノード100#2−プライマリノード100#4間をSqualchテーブルにすると、ターミナルノード100#2−プライマリノード100#4間で相互に接続できない状態になってスケルチを行ってしまう。しかし、ターミナルノード100#2−セカンダリノード100#4間をSqualchテーブル80#iとしているので、ターミナルノード100#2−セカンダリノード100#6間が接続可能なためスケルチが行われない。
【0114】
よって、DCP片端接続の場合に、Squalchテーブル80#iには、ターミナルノード100#2及びセカンダリノード100#6のModified Node IDを設定するのが適切である。即ち、DCP片端接続の場合は、East端局及びWest端局のノードIDがSqualchテーブル80#iに設定される。
【0115】
図33は、DCW方端接続の場合のSqualchテーブル80#iの一例を示す図である。図33中のノード100#2がEast端局、ノード100#3がスルー局、ノード100#4が中間局、ノード100#5がスルー局、ノード100#6がWest端局である。クロスコネクト種別は、ノード100#2,100#4,100#6の順にスタックされる。チャンネルは、太い実線で示されるパスに割り当てられている。この場合、ワーキング回線を通す、ノード100#2〜100#6のWest側、East側、East側、East側、East側のSqualchテーブル80#2〜80#6には、ノード100#2及びノード100#6のModified Node IDが設定される。このように設定した理由は、DCP片端接続の場合と同様である。
【0116】
図34は、DCP両端接続の場合のSqualchテーブル80#iの一例を示す図である。図34中のノード100#1がEast端局、ノード100#2が中間局、ノード100#3がスルー局、ノード100#4が中間局、ノード100#5がスルー局、ノード100#6がWest端局である。クロスコネクト種別は、ノード100#1,100#2,100#4,100#6の順にスタックされる。チャンネルは、太い実線及び破線で示されるパスに割り当てられている。
【0117】
ワーキング回線を通す、ノード100#2〜100#4のWest側,East側,East側,East側のSqualchテーブル80#2〜80#4には、セカンダリノード100#1及びセカンダリノード100#6のModified Node IDが設定される。このように設定した理由は、図9に示すように、セカンダリノード30#23とセカンダリノード30#27間で相互に接続できる場合は、リングネットワーク31#2上でプロテクション回線を経由して、ターミナルノード30#12−ターミナルノード30#38間で接続することが可能であるからである。
【0118】
図35は、DCW両端接続の場合のSqualchテーブル80#iの一例を示す図である。図35中のノード100#1がEast端局、ノード100#2が中間局、ノード100#3がスルー局、ノード100#4が中間局、ノード100#5がスルー局、ノード100#6がWest端局である。チャンネルは、太い実線で示されるパスに割り当てられている。ワーキング回線を通す、ノード100#1〜100#6のWest側,East側,East側,East側,East側,East側のSqualchテーブル80#1〜80#6には、当該チャンネルのEast方向に、セカンダリノード100#1及びセカンダリノード100#6のModified Node IDが設定される。このように設定した理由は、図10に示すように、セカンダリノード30#23とセカンダリノード30#27間で相互に接続できる場合は、DCP両端接続の場合と同様に、リングネットワーク31#2上でプロテクション回線を経由して、ターミナルノード30#12−ターミナルノード30#38間で通信することが可能であるからである。
【0119】
図36は、DTP接続の場合のSqualchテーブル80#iの一例を示す図である。図36中のノード100#2がEast端局、ノード100#3がスルー局、ノード100#4が中間局、ノード100#5がスルー局、ノード100#6がWest端局である。チャンネルは、太い実線及び破線で示されるパスに割り当てられている。この場合、ワーキング回線を通す、ノード100#2〜100#4のWest側,East側,East側のSqualchテーブル80#2〜80#4には、プライマリノード100#4及びセカンダリノード100#6のModified Node IDが設定される。このように設定した理由を以下に説明する。
【0120】
図37は、DTP接続の障害有りの場合を示す図である。図37(a)は、ノード100#2とノード100#3との間の伝送路障害が発生して、プライマリノード100#2とプライマリノード100#4間でワーキング回線により接続ができない場合である。切り替えは、図32(a)の場合と同様である。これにより、ターミナルノード100#4とプライマリノード100#1間で相互に接続することができる。従って、この場合は、スケルチする必要が無い。Squalchテーブル80#iには、ノード100#4,100#6のModified Node IDが保持されており、ターミナルノード100#4とセカンダリノード100#6間で相互に接続されているので、スケルチを行うことはない。
【0121】
図37(b)は、ノード100#2とノード100#3との間の伝送路障害に加えて、ノード100#6とWest側のノードとの間の伝送路障害が発生して、ターミナルノード100#iとプライマリノード100#2間が接続できない状態にある。この場合、スルーノード100#3がプロテクション回線にブリッジすること、ターミナルノード100#4がプロテクション回線からスルーすること、セカンダリノード100#6がDropすることにより、ターミナルノード100#4とセカンダリノード100#6間で接続することができる。このとき、ターミナルノード100#4−プライマリノード100#2間をSqualchテーブルにすると、ターミナルノード100#2−プライマリノード100#4間で相互に接続できない状態になってスケルチを行ってしまう。しかし、ターミナルノード100#4−セカンダリノード100#6間をSqualchテーブル80#iに設定しており、ターミナルノード100#4−セカンダリノード100#6間が接続可能なためスケルチが行われない。
【0122】
図37(c)は、ノード100#2とノード100#3との間の伝送路障害に加えて、ノード100#5とノード100#6との間の伝送路障害が発生して、プライマリノード100#2及びセカンダリノード100#6の両方がターミナルノード100#4に接続できない状態にあり、救済不能である。Squalchテーブル80#iには、ターミナルノード100#4及びセカンダリノード100#6のModified Node IDが設定されているので、スケルチされる。
【0123】
このように、Squalchテーブル80#iには、接続形態に応じたModified Node IDが設定されるので、適切な切り替えが可能となり、救済できる場合に不必要なスケルチを行うことがない。
【0124】
(5) 分類された接続形態及びToplogyテーブル78#iに従って、RIPテーブル81#iを作成する。
【0125】
図38は、図12中のRIPテーブル81#iの構成図である。図34に示すように、RIPテーブル81#iは、各チャンネル毎に、Addチャンネル、Dropチャンネル個別に有る。Add及びDropチャンネルについては、East方向及びWest方向が有る。East方向及びWest方向には、Modified Node ID及び経路情報が設定される。経路情報は、DCP,DCW,DTW等の接続形態を識別するための情報である。各チャンネルについて、Add/Dropするノードについて、Add/DropするEast/West側にRIPテーブル81#iが作成される。
【0126】
Modified Node ID及び経路情報は、セカンダリノード、プライマリノード/ターミナルノード、プライマリノード/ターミナルノード、セカンダリノードについての情報を格納するための4個の欄が設けられている。この欄の並びは、East側からWest方向に向かってのノードの並びに対応する。即ち、スタックされたクロスコネクト情報の並びの順に対応している。4個の欄全てが使用されるわけではなく、接続形態によりその使用の有無が決まる。例えば、両端DCP接続/両端DCW接続の場合は、4個の欄が使用され、片端DCP接続/片端DCW接続の場合は、3個の欄が使用され、Normal接続/DTW接続の場合は、2個使用される。使用されない欄は、空欄(未設定を示す特別の値)となる。
【0127】
経路情報については、セカンダリノードの欄には、W(ワーキング回線)/P(プロテクション回線)/空欄のいずれであるかが設定され、プライマリノード/ターミナルノードの欄には、DCx(DCP/DCW)/DT/空欄のいずれか設定される。例えば、DCP両端接続であれば、経路情報が(P,DCx,DCx,P)となり、片端DCP接続であれば、経路情報が(空欄,空欄,DCx,W)となる。このように、経路情報により接続形態が分かるようになっている。尚、DCx放送タイプの接続形態の場合は、放送ノードについての情報は、RIPテーブル81#iには設定しない。
【0128】
図39は、Normal/DTW接続の場合のRIPテーブル81#iを示す図であり、接続形態は、図30の場合と同様である。図39に示すように、この場合、太線で示されるチャンネルCH1について、ノード100#2,100#4のWest側,East側にRIPテーブル81#2,81#4が設定される。例えば、RIPテーブル81#4のEast側のCH1には、Modified Node IDが(空欄,2(2),0(4),空欄)、経路情報が(空欄,空欄,空欄,空欄)である。括弧の中の数字はNode IDを示す。
【0129】
図40は、DCP片端の場合のRIPテーブル81#iの一例を示す図であり、接続形態は図31の場合と同様である。図40に示すように、この場合、太線及び破線で示されるチャンネルCH1について、ノード100#2,100#4のWest側,East側に、RIPテーブル81#2,81#4が設定される。例えば、RIPテーブル81#6のEast側のCH1には、Modified Node IDが(空欄,4(2),2(4),0(6))、経路情報が(空欄,空欄,DCx,P)である。
【0130】
図41は、DCW片端接続の場合のRIPテーブル81#iの一例を示す図であり、接続形態は図33の場合と同様である。図41に示すように、この場合、太線で示されるチャンネルCH1について、ノード100#2,100#4,100#6のWest側,East側,East側に、RIPテーブル81#2,81#4,81#6が設定される。例えば、RIPテーブル81#6のEast側のCH1には、Modified Node IDが(空欄,4(2),2(4),0(6))、経路情報が(空欄,空欄,DCx,W)である。
【0131】
図42は、DCP両端接続の場合のRIPテーブル81#iの一例を示す図であり、接続形態は図34の場合と同様である。図42に示すように、この場合、太線及び破線で示されるチャンネルCH1について、ノード100#1,100#2,100#4,100#6のWest側,West側,East側,East側に、RIPテーブル81#1,81#2,81#4,81#6が設定される。例えば、RIPテーブル81#6のEast側のCH1には、Modified Node IDが(5(1),4(2),2(4),0(6))、経路情報が(P,DCx,DCx,P)である。
【0132】
図43は、DCW両端接続の場合のRIPテーブル81#iの一例を示す図であり、接続形態は図35の場合と同様である。図43に示すように、この場合、太線で示されるチャンネルCH1について、ノード100#1,100#2,100#4,100#6のWest側,West側,East側,East側に、RIPテーブル81#1,81#2,81#4,81#6が設定される。例えば、RIPテーブル81#6のEast側のCH1には、Modified Node IDが(5(1),4(2),2(4),0(6))、経路情報が(W,DCx,DCx,W)である。
【0133】
図44は、DTP接続の場合のRIPテーブル81#iの一例を示す図であり、接続形態は図36の場合と同様である。図44に示すように、この場合、太線及び破線で示されるチャンネルCH1について、ノード100#2,100#4,100#6のWest側,East側,East側に、RIPテーブル81#2,81#4,81#6が設定される。例えば、RIPテーブル81#6のEast側のCH1には、Modified Node IDが(空欄、4(2),2(4),0(6))、経路情報が(空欄,空欄,DT,P)である。
【0134】
図12中の障害検出部82#iは、信号断、信号レベル劣化などを検出することにより、隣接ノード間を接続する伝送路の障害を検出して、障害情報を障害通知部84#iに出力する。障害通知部84#iは、通信部74#i及び障害発生箇所判定部86#iに障害情報を通知する。障害情報には、障害が発生した伝送路がEast/West方向のいずれであるかを示す情報が含まれる。
【0135】
障害発生箇所判定部86#iは、障害通知部84#iや通信部74#iより、障害情報の通知を受けると、障害情報に含まれるNode IDをモディファイする。Modified受信IDと、Squalchテーブル80#i/RIPテーブル81#iに設定されているModified Node IDの比較して、各Modified Node IDについて、True/Falseの判断をする。その判断結果より、障害発生箇所を判定する。
【0136】
図45は、回線の定義を示す図である。図45に示すように、チャンネルについて、図45中の白丸印で示すように、West側にSqualchテーブル80#i又はRIPテーブル81#iがある場合は、East方向の回線をN、West方向の回線をRであらわす。また、図45中の白丸印で示すように、East側にSqualchテーブル80#i又はRIPテーブル81#iがある場合は、West方向の回線をN、East方向の回線をRであらわす。
【0137】
図46は、回線範囲の定義の例を示す図である。図46では、DCP/DCW両端接続の場合を示しており、ノード100#10,100#7がセカンダリノード、ノード100#15,100#1がプライマリノード/ターミナルノードである。ノード100#15−ノード100#1間が現用範囲(ワーキング回線)、ノード100#10−ノード100#15間及びノード100#1−ノード100#1−ノード100#7間が予備(プロテクション回線)である。ノード100#7−ノード100#10間がその他の回線である。
【0138】
図46に示すように、現用範囲を示すチャンネルについて、ノード100#10,100#15,100#1,100#7のWest側,West側,East側,East側にRIPテーブル81#10,81#15,81#1,81#7が有る。例えば、ノード100#15のWest側において、R1,R2,R3,R4は、West方向から、ノード100#7のEast側,ノード100#1のEast側、ノード100#15のEast側,ノード100#10のEast側まで、それぞれ信号が来ていることを表す。N1,N2,N3,N4は、East方向から、ノード100#10のWest側,ノード100#15のWest側,ノード100#1のWest側,ノード100#7のWest側まで信号が来ていることを示す。また、ノード100#1のEast側において、R1,R2,R3,R4は、East方向から、ノード100#10のWest側,ノード100#15のWest側,ノード100#1のWest側,ノード100#7のWest側まで、それぞれ信号が来ていることを表し、N1,N2,N3,N4は、West方向から、ノード100#1のEast側,ノード100#15のEast側,ノード100#10のEast側,ノード100#7のEast側まで、それぞれ信号が来ていることを示す。このように、R位置及びN位置により、回線範囲を定義するのは、複数障害が発生したときの障害発生箇所を判定するためである。
【0139】
図47は、障害発生箇所判定方法を示す図である。図47では、8個のノード100#1〜100#8がリングネットワークを構成しており、ノード100#2−ノード100#8の間でチャンネルが割り当てられ、両端DCP/DCW接続されている場合に、RIPテーブル81#iを使用して、障害発生箇所判定する方法を示している。この場合、ノード100#2,100#4,100#6,100#8に当該チャンネルのRIPテーブル81#2,81#4,81#6,81#8が、West,West,East,East側に作成されている。ノード100#1がノード100#2のEast方向に位置する。
【0140】
図48は、East側N位置評価方法を示す図である。East側N位置とは、East側にRIPテーブル81#iが設けられ、且つ、East側から障害情報を受信した時に、判明する障害発生回線のN位置をいう。図47において、East側にRIPテーブル81#iが設けられている、ノード100#6,100#8において、この方法が適用される。図48中の左側の真理値表がノード100#6で適用されたものである。図48中の右側の真理値表がノード100#8で適用されたものである。真理値表中の横方向がRIPテーブル81#i中のModified Node ID(RIP)、縦方向がModified受信ID(East ID)である。Modified Node IDの上に記載された文字X−Xは、East Primary Node/West Primary Node/East Secondary Node/West Secondary Nodeを表す。
【0141】
この場合、East ID<RIP IDであれば、True(T)、それ以外であれば、False(F)とする。True-Falseと並んでいる所が障害発生箇所となる。全ての比較結果がFalseの場合は、障害発生箇所はModified ID0−7間となる。例えば、ノード100#4−100#5間で障害が発生したとする。ノード100#6では、ノード100#5のNode ID=5のModified Node ID=1がEast IDとなる。ノード100#6では、図48により、(T,T,F,T)となり、図46より、N2で障害が発生していることが判明する。
【0142】
図49は、East側R位置評価方法を示す図である。East側R位置とは、East側にRIPテーブル81#iが設けられ、且つ、East側から障害情報を受信した時に、判明する障害発生R位置をいう。図49において、ノード100#6,100#8において、この方法が適用される。図49中の左側の真理値表がノード100#6、右側の真理値表がノード100#8でそれぞれ適用されたものである。この場合、East ID≦RIPであれば、True(T)、それ以外であれば、False(F)とする。True-Falseと並んでいる所が障害発生箇所となる。全ての比較結果がFalse又はTrueの場合は、障害発生箇所はModified Node ID0−7間となる。例えば、ノード100#4−100#5間で障害が発生したとする。ノード100#6では、ノード100#4のNode ID=4のModified Node ID=2がWest IDとなる。ノード100#6では、図49により、(T,T,F,T)となり、図46より、R3で障害が発生していることが判明する。これにより、ノード100#4−100#5間で障害が発生したときの、ノード100#6において、障害発生箇所判断結果は、N2&R3となる。
【0143】
図50は、West側N位置評価方法を示す図である。West側N位置とは、West側にRIPテーブル81#iが設けられ、且つ、West側から障害情報を受信した時に、判明する障害発生N位置をいう。図47において、West側にRIPテーブル81#iが有る、ノード100#2,100#4において、この方法が適用される。図50中の左側の真理値表は、ノード100#2、右側の真理値表はノード100#4でそれぞれ適用されたものである。この場合、West ID≦RIPであれば、True(T)、それ以外であれば、False(F)とする。True-Falseと並んでいる所が障害発生箇所となる。全ての比較結果がFalse又はTrueの場合は、障害発生箇所はModified Node ID0−7間となる。例えば、ノード100#4−100#5間で障害が発生したとする。ノード100#2では、ノード100#4のNode ID=4のModified Node ID=6がWest IDとなる。ノード100#2では、図50により、(F,T,F,F)となり、図46より、N2で障害が発生していることが判明する。
【0144】
図51は、West側R位置評価方法を示す図である。West側R位置とは、West側にRIPテーブル81#iが設けられ、且つ、East側から障害情報を受信した時に、判明する障害発生R位置をいう。図47において、West側にRIPテーブル81#iが有る、ノード100#2,100#4において、この方法が適用される。図51中の左側の真理値表は、ノード100#2、右側の真理値表はノード100#4でそれぞれ適用されたものである。この場合、East ID<RIPであれば、True(T)、それ以外であれば、False(F)とする。True-Falseと並んでいる所が障害発生箇所となる。全ての比較結果がFalseの場合は、障害発生箇所はModified Node ID0−7間となる。例えば、ノード100#4−100#5間で障害が発生したとする。ノード100#2では、ノード100#5のNode ID=5のModified Node ID=5がEast IDとなる。ノード100#2では、図51により、(F,T,F,F)となり、図46より、R3で障害が発生していることが判明する。これにより、ノード100#4−100#5間で障害が発生したときの、ノード100#2において、障害発生箇所判断結果は、N2&R3となる。
【0145】
上記では、RIPテーブル81#iに4個のModified Node IDが設定されている場合を説明したが、当該テーブル81#iに設定されているModified Node数は4個の場合に限らず、2,3の場合であっても上記方法を適用できることは明らかである。また、Squalchテーブル80#iを使用する場合にも同様である。更に、障害発生箇所が1個に限らず、複数個の場合にも、適用可能である。例えば、ノード100#4−ノード100#5及びノード100#6,100#7間で障害が発生したとする。ノード100#6では、Node ID=5のModified Node ID=1がEast ID、Node ID=7のModified Node ID=7がWest IDとなるので、障害発生判定結果は、N2&R4となる。
【0146】
切替制御部88#iは、Squalchテーブル80#i又はRIPテーブル81#i、及び障害発生箇所判定部86#iより判定されたN&R位置から、以下のように、各チャンネル毎に切り替え制御を行う。
【0147】
(1) Squalchテーブル80#iを使用する場合
例えば、Normal BLSR多重化装置において、DCP/DTP接続のセカンダリノード100#i以外のノードにおいて、Squalchテーブル80#iを使用して、以下のように切り替え制御を行う。
【0148】
(i) 障害回線のN&R位置より、Squalchテーブル80#iに設定されたModified Source IDに該当するノード及びModified Destination IDに該当するノード間でワーキング回線により接続できる場合、切り替えを行わない。
【0149】
(ii) 障害回線のN&R位置より、Squalchテーブル80#iに設定されたModified Source IDに該当するノード及びModified Destination IDに該当するノード間でワーキング回線により接続できないが、プロテクション回線により接続できる場合、例えば、図32(a),(c),図37(a),(b)の場合、プロテクション回線に切り替える。
【0150】
(iii) 障害回線のN&R位置より、Squalchテーブル80#iに設定されたModified Source IDに該当するノード及びModified Destination IDに該当するノード間で相互に接続できない場合、例えば、図32(b),図37(c)の場合、スケルチを行う。
【0151】
(2) RIPテーブル81#iを使用する場合
例えば、Normal BLSR多重化装置のDCP/DTP接続のセカンダリノード及びサブマリンBLSR多重化装置のAdd/Dropを含むノードにおいて、RIPテーブル81#iを使用して、以下のように切り替え制御を行う。
【0152】
(i) 障害回線のN&R位置、並びにRIPテーブル81#iに設定されたModified NodeID及び経路情報より、救済不可能な障害発生であるかを判断する。救済不可能な障害ならば、切り替え制御を行わない。
【0153】
(ii) 障害回線のN&R位置より、並びにRIPテーブル81#iに設定されたModified Node ID及び経路情報より、ワーキング回線に障害が発生しているか否かを判断する。ワーキング回線に障害が発生していなければ、切り替え制御を行わない。
【0154】
(iii) 障害回線のN&R位置より、並びにRIPテーブル81#iに設定されたModified Node ID及び経路情報より、ワーキング回線に障害が発生しているが、プロテクション回線に障害が発生しているか否かを判断する。ワーキング回線に障害が発生しているが、プロテクション回線に障害が発生していれば、経路情報から、Normal/DTW/DCP片端/DCW片端/DCP両端接続/DCW両端接続/DTP接続の各接続形態に応じて、切り替えを行う。
【0155】
以下に一例として、片端DCP接続及び片端DCW接続の場合の切り替え制御について説明をする。
【0156】
図52は、片端DCP接続時のプライマリ−セカンダリノード間の障害の場合の切り替え制御を示す図である。図52(a)は、プライマリ−セカンダリノード間の障害無しの場合の信号の流れを示す図である。図52(b)は、プライマリ−セカンダリノード間の障害の場合の切り替えを示す図である。図64中の、100#2のターミナルノード、100#3は、プライマリノード、100#4はセカンダリノード、WはWest、EはEast方向を示している。
【0157】
図52(a)に示すように、プライマリ−セカンダリノード間に障害が無い場合、ターミナルノード100#2がワーキング回線にAddし、プライマリノード100#3がワーキング回線からDrop及びプロテクション回線にコンティニューし、セカンダリノード100#4がプロテクション回線からDropする。また、セカンダリノード100#4は、プロテクション回線にAddし、プライマリノード100#3は、隣接リングネットワークからの信号とプロテクション回線からの信号のいずれかを選択して、ワーキング回線にAddし、ターミナルノード100#2は、ワーキング回線からDropする。プライマリプライマリノード100#3−セカンダリノード100#4間に障害が発生した場合には、以下のようにして切り替えられる。
【0158】
図52(b)に示すように、ターミナルノード100#2はプロテクション回線間をスルー及びワーキング回線にAddし、プライマリノード100#3がワーキング回線からDrop及びプロテクション回線をスルーし、セカンダリノード100#4がプロテクション回線をスルーする。また、セカンダリノード100#4は、プロテクション回線をスルーし、プライマリノード100#3は、隣接リングネットワークからの信号をワーキング回線にAddし、ターミナルノード100#2は、ワーキング回線からDropする。
【0159】
図53は、片端DCW接続時のプライマリ−セカンダリノード間の障害の場合の切り替え制御を示す図である。図53(a)は、プライマリ−セカンダリノード間の障害無しの場合の信号の流れを示す図である。図53(b)は、プライマリ−セカンダリノード間の障害の場合の切り替えを示す図である。図53中の、100#6はターミナルノード、100#5はプライマリノード、100#4はセカンダリノード、WはWest、EはEast方向を示している。
【0160】
図53(a)に示すように、プライマリ−セカンダリノード間に障害が無い場合、ターミナルノード100#5がワーキング回線にAddし、プライマリノード100#7がワーキング回線からDrop及びワーキング回線にコンティニューし、セカンダリノード100#8がワーキング回線からDropする。また、セカンダリノード100#8は、ワーキング回線にAddし、プライマリノード100#7は、隣接リングネットワークからの信号とワーキング回線からの信号のいずれかを選択して、ワーキング回線にAddし、ターミナルノード100#6は、ワーキング回線からDropする。プライマリプライマリノード100#7−セカンダリノード100#8間に障害が発生した場合には、以下のようにして切り替えられる。
【0161】
図53(b)に示すように、ターミナルノード100#6は、ワーキング回線にAdd及びプロテクョン回線にブリッジし、プライマリノード100#7は、ワーキング回線からDrop及びワーキング回線にコンティニューし、セカンダリノード100#8はWest方向のプロテクションの回線からDrop及びプロテクション回線にAddする。また、セカンダリノード100#8は、隣接リングネットワークからの信号をプロテクション回線にブリッジし、プライマリノード100#7は、ワーキング回線からの信号及び隣接リングネットワークからの信号のいずれかを選択して、ワーキング回線にAddし、ターミナルノード100#6は、プロテクション回線からの信号及びワーキング回線からの信号のいずれかを選択して、Dropする。
【0162】
以下、図11の伝送装置56#iの動作説明をする。
【0163】
(1) クロスコネクト情報分類
図54は、クロスコネクト情報分類のフローチャートである。図66に示すように、クロスコネクト分類部72#iは、ステップS2において、ユーザインタフェース部70#iより、クロスコネクト情報を入力する。クロスコネクト情報は、チャンネル、Add/Drop/スルー、East/West方向、ワーキング回線/プロテクション回線等の情報を含む。ステップS4において、クロスコネクト情報の入力が終了したか否かを判断する。クロスコネクト情報の入力が終了したならば、ステップS6に進む。クロスコネクト情報の入力が終了していなければ、ステップS2に戻って、クスコネクト情報を入力する。ステップS6において、クロスコネクト情報の入力が2回/1回であるか否かを判断する。クロスコネクト情報の入力が2回ならば、ステップS8に進む、クロスコネクト情報の入力が1回ならば、ステップS12に進む。ステップS8ならば、2個のクロスコネクト情報のうちワーキング回線の情報を含むクロスコネクト情報を選択する。ステップS10において、図13に示したようにクロスコネクト種別に分類する。ステップS12において、図13に示したようにクロスコネクト種別に分類する。
【0164】
(2) クロスコネクト種別の収集
図55は、クロスコネクト種別を送信する送信データ構造の一例を示す図である。図55に示すように、送信データは、例えば、D0〜D7の8ビットで構成される。D7,D6はトークン制御を示すコードが格納される。例えば、(D7,D6)は、(0,0)がUNEQコード、(0,1)リング確立コード、(1,0)がトークン委譲コード、(1,1)がトークコードを示す。UNEQは、テーブル構築のトリガコードである。リング確立コードは、トークンリングを確立するコードである。トークン委譲コードは、トークンを受け渡すコードである。
【0165】
トークコードは、クロスコネクト種別を送信するためのコードである。D5,D4は上述したクロスコネクト種別が格納される。例えば、(D5,D4)は、(0,0)がワーキング回線へAdd、(0,1)がプロテクション回線へAdd、(1,0)がワーキング回線からDrop、(1,1)がプロテクション回線からDropを示す。D3〜D0は0〜15のNode IDが格納される。UNEQコード及びトークン委譲コードの場合を除いて、コードと共に、クロスコネクト種別及びNode
IDが送信される。
【0166】
図56は、テーブル構築のシーケンスを示す図である。図57は、テーブル構築のシーケンスチャートである。図56及び図57中、100#AがEast端局、100#Bが中間局、100#Cはスルー局、100#Dは中間局、100#EはWest端局である。図58は、East端局のテーブル構築のフローチャートである。図59は、中間局のテーブル構築のフローチャートである。図60は、スルー局のテーブル構築のフローチャートである。図61は、West端局のテーブル構築のフローチャートである。
【0167】
East端局100#Aは、West端局100#Eより送信されたUNEQコードを受信すると、図56中の(1)及び図57中の(1)に示すように、図58中のステップS20において、オーバヘッド中の図55に示したD0〜D7に、リング確立コード、クロスコネクト種別及びNode IDを設定して、West側に送信する。ステップS22において、テーブル初期化する。ステップS24において、クロスコネクト種別をスタックする。中間局100#Bは、図59中のステップS50において、リング確立コードを受信したか否かを判別する。リング確立コードを受信したならば、ステップS52に進む。リング確立コードを受信していなければ、ステップS50でウェイトする。ここでは、リング確立コードを受信したので、ステップS52に進む。ステップS52において、スタックテーブルを初期化する。ステップS54において、クロスコネクト種別及びNode IDをスタックする。ステップS55において、リング確立コードを転送する。
【0168】
スルー局100#Cは、図60中のステップS90において、トークンに関するデータを受信したか否かを判別する。トークンに関するデータを受信したならば、ステップS92に進む。トークンに関するデータを受信していないならば、ステップS90でウェイトする。ここでは、リング確立コードを受信したので、ステップS92に進む。ステップS92においてリング確立コード受信したか否かを判別する。リング確立コード受信したならば、ステップS94に進む。ここでは、リング確立コードを受信したので、ステップS94に進む。ステップS94において、テーブル初期化する。ステップS96において、クロスコネクト種別及びNode IDをスタックする。ステップS98において、データ転送をする。中間局100#Dは、中間局100#Bと同様に、リング確立コードを受信して、クロスコネクト種別及びNode IDをスタックする。リング確立コードを転送する。
【0169】
West端局100#Eは、図61中のステップS120において、クロスコネクト情報の入力が終了して、クロスコネクト種別に分類されると、テーブル構築のトリガとなるUNEQコードを送信する。UNEQコードを受信したEast端局100#Aが送信したリング確立コードを受信したか否かを判別する。ステップS122において、リング確立コードを受信したか否かを判断する。リング確立コードを受信したならば、ステップS124に進む。リング確立コードを受信していなければ、ステップS120でウェイトする。ここでは、リング確立コードを受信したので、ステップS124に進む。ステップS124において、テーブル初期化する。ステップS126において、クロスコネクト種別及びNode IDをスタックする。ステップS128において、リング確立コードをEast側に転送する。このリング確立コードは、中間局100#D、スルー局100#C、中間局100#Bを経由して、East端局100#Aで受信される。
【0170】
East端局100#Aは、図58中のステップS26において、リング確立コードを受信したか否かにより、リング確立したか否かを判別する。リング確立したならば、ステップS28に進む。リング確立していなければ、ステップS26でウェイトする。ステップS28において、図56中の(2)及び図57中の(2)に示すように、トーク・委譲コードを送信する。
【0171】
中間局100#Bは、図59中のステップS56において、トーク受信したか否かを判別する。トーク受信したならば、ステップS72に進む。トーク受信していなければ、ステップS58に進む。ここでは、トークン委譲コードを受信したので、ステップS58に進む。ステップS58において、トークン委譲コードを受信したか否かを判別する。トークン委譲コードを受信したならば、ステップS60に進む。ここでは、トークン委譲コードを受信したので、ステップS60に進む。ステップS60において、図56中の(3)及び図57中の(3)に示すように、トーク(トークコード,クロスコネクト種別、Node ID)を送信する。
【0172】
トークは、East局100#A、スルー局100#C、中間局100#D、West端局100#Eに送信される。スルー局100#Cは、ステップS100において、トーク受信したか否かを判別する。ステップS102において、直前にスタックされたクロスコネクト種別のノードが放送局ならば、直前にスタックされたクロスコネクト種別を受信したクロスコネクト種別で上書きする。今回受信したクロスコネクト種別のノードが放送局でないならば、クロスコネクト種別をスタックする。ステップS106において、接続形態をチェックする。接続エラーで無ければ、ステップS109において、データ転送をして、ステップS90に戻る。接続エラーならば、ステップS110において、警報を出力する。
【0173】
中間局100#Dは、ステップS56において、トーク受信したか否かを判別する。ステップS72において、直前にスタックされたクロスコネクト種別のノードが放送局ならば、直前にスタックされたクロスコネクト種別を受信したクロスコネクト種別で上書きする。今回受信したクロスコネクト種別のノードが放送局でないならば、クロスコネクト種別をスタックする。ステップS74において、接続形態をチェックする。接続エラーでなければ、ステップS78において、データ転送をする。ステップS80において、West端局100#Eからトーク受信したか否かを判別する。West端局100#Eからトーク受信したならば終了する。West端局100#Eからトーク受信していなければ、ステップS56に戻る。接続エラーならば、ステップS82において、警報を出力する。
【0174】
West端局100#Eは、ステップS130おいて、トーク受信したか否かを判別する。ステップS132において、直前にスタックされたクロスコネクト種別のノードが放送局ならば、直前にスタックされたクロスコネクト種別を受信したクロスコネクト種別で上書きする。今回受信したクロスコネクト種別のノードが放送局でないならば、クロスコネクト種別をスタックする。ステップS134において、接続形態をチェックする。接続エラーでなければ、ステップS130に戻る。接続エラーならば、ステップS82において、警報を出力する。East端局100#Aは、ステップS32において、直前にスタックされたクロスコネクト種別のノードが放送局ならば、直前にスタックされたクロスコネクト種別を自局のクロスコネクト種別で上書きする。今回受信したクロスコネクト種別のノードが放送局でないならば、クロスコネクト種別をスタックする。今回受信したクロスコネクト種別のノードが放送局ならばクロスコネクト種別をスタックしない。ステップS34において、接続形態をチェックする。接続エラーでなければ、ステップS30に戻る。接続エラーならば、ステップS38において、警報を出力する。
【0175】
中間局100#Bは、ステップS62において、直前にスタックされたクロスコネクト種別のノードが放送局ならば、直前にスタックされたクロスコネクト種別を自局のクロスコネクト種別で上書きする。今回受信したクロスコネクト種別のノードが放送局でないならば、クロスコネクト種別をスタックする。今回受信したクロスコネクト種別のノードが放送局ならばクロスコネクト種別をスタックしない。ステップS64において、接続形態をチェックする。接続エラーでなければ、ステップS68に戻る。接続エラーならば、ステップS70において、警報を出力する。ステップS70において、図56中の(3)及び図57中の(4)に示すように、トークン委譲コードを送信する。
【0176】
以下、同様にして、中間局100#Dはトークン委譲コードを受信して、図56中の(5)に示すようにトークコードを送信する。East端局100#A、中間局100#B、スルー局100#C、中間局100#D及びWest端局100#Eは、上記と同様にして、クロスコネクト種別をスタックする。中間局100#Dは図56中の(6)に示すように、トークン委譲コードを送信する。West端局100#Eは、図55中の(4)に示すようにトーク委譲コードを受信して、図56中の(7)に示すようにトークコードを送信する。East端局100#A、中間局100#B、スルー局100#C、中間局100#D及びWest端局100#Eは、上記と同様にして、クロスコネクト種別及びNode IDをスタックする。以上のようにして、クロスコネクト種別の収集が終了する。
【0177】
(3) Squalchテーブル80#iの作成
図62は、Squalchテーブル80#i作成のフローチャートである。ステップS160において、スタックしたクロスコネクト種別に係わるチャンネルについてのSqualchテーブル80#iを作成するか否かを判断する。Squalchテーブル80#iは、例えば、Normal BLSRのワーキング回線を通すノード及びDTW接続形態のプライマリノードに作成される。Squalchテーブル80#iを作成する場合は、ステップS162に進む。ステップS162において、スタックされたクロスコネクト種別により、図19〜図26に示した該当する接続形態に分類する。ステップS164において、接続形態を判別する。
【0178】
普通のAdd/Drop又はDTWの場合は、ステップS166において、両端局のModified Node IDをSqualchテーブル80#iに設定する。DCP片端接続の場合は、ステップS168において、両端局のターミナル局及びセカンダリ局のModified Node IDを設定する。DCP両端接続の場合は、ステップS170において、両端局のセカンダリ局のModified Node IDを設定する。DCW片端接続の場合は、ステップS170において、両端局のターミナル局とセカンダリ局のModified Node IDを設定する。DCW両端接続の場合は、ステップS174において、両端局のセカンダリ局のModified Node IDを設定する。DTP片端接続の場合は、ステップS176において、ワーキング回線を通しているノード間において、DTPパスのプロテクション回線区間のModified Node IDを設定する。
【0179】
(4) RIPテーブル81#iの作成
図63は、RIPテーブル81#iの作成フローチャートである。ステップS180において、スタックしたクロスコネクト種別に係わるチャンネルについてのRIPテーブル81#iを作成するか否かを判断する。Normal BLSRのDCP/DTPのセカンダリノード及びサブマリンBLSRのAdd/Dropを含むノードにおいて、RIPテーブル81#iが作成される。RIPテーブル81#iを作成する場合は、ステップS182に進む。ステップS182において、スタックされたクロスコネクト種別により、図19〜図26に示した該当する接続形態に分類する。ステップS184において、接続形態を判別する。
【0180】
普通のAdd/Drop又はDTWの場合は、ステップS186において、RIPテーブル81#iのNode ID=(−,A,B,−)(A,BはスタックされたノードID,−は設定ナシ)を設定し、ステップS188において、RIPテーブル81#iの経路情報=(−,−,−,−)を設定する。
【0181】
DCP片端接続の場合は、ステップS190において、RIPテーブル81#iのNode ID=(A,B,C,−)/(−,A,B,C)(A,B,CはスタックされたNode ID,−は設定ナシ)を設定し、ステップS192において、経路情報=(P,DCx,−,−)/(−,−,DCx,P)を設定する。
【0182】
DCP両端接続の場合は、ステップS194において、RIPテーブル81#iのNode ID=(A,B,C,D)(A,B,C,DはスタックされたNode ID)を設定し、ステップS196において、経路情報=(P,DCx,DCx,P)を設定する。
【0183】
DCW片端接続の場合は、ステップS198において、RIPテーブル81#iのNode ID=(A,B,C,−)/(−,A,B,C)(A,B,CはスタックされたNode ID,−は設定ナシ)を設定し、ステップS200において、経路情報=(W,DCx,−,−)/(−,−,DCx,W)を設定する。
【0184】
DCW両端接続の場合は、ステップS202において、RIPテーブル81#iのNode ID=(A,B,C,D)(A,B,C,DはスタックされたノードID,−は設定ナシ)を設定し、ステップS204において、経路情報=(W,DCx,DCx,W)を設定する。
【0185】
DTP片端接続の場合は、ステップS206において、RIPテーブル81#iのノードID=(A,B,C,−)/(−,A,B,C)(A,B,CはスタックされたノードID,−は設定ナシ)を設定し、ステップS208において、経路情報=(P,DT,−,−)/(−,−,DT,P)を設定する。
【0186】
ステップS210において、RIPテーブル81#iのNode IDをモディファイする。ステップS212において、East側にAdd又はEast側からDropする場合はEast側に、West側にAdd又はWest側からDropする場合はWest側にRIPテーブル81#iを作成する。
【0187】
(5) 障害発生箇所判定
図64は障害発生箇所判定のフローチャートである。回線障害が発生すると、障害発生した回線に接続された両ノード(スパンノード)から障害ノードIDを含む障害情報が、例えば、オーバヘッドのK1,K2バイトに挿入されて、送信される。複数の回線で同時に障害が発生すると、複数のノードから障害情報が送信される。ステップS210において、障害情報を受信する。ステップS212において、受信IDがEast側/West側より受信されたを判別する。East側より受信された場合は、ステップS214に進む。West側より受信された場合は、ステップS228に進む。
【0188】
ステップS214において、各チャンネルについて、RIPテーブル81#iが設けられている位置がEast側/West側のいずれであるかを判別する。West側ならば、ステップS216に進む。East側ならば、ステップS222に進む。ステップS216において、受信IDをモディファイする。ステップS218において、East ID<RIPテーブル81#iのModified Node ID(RIP)により、真理値を計算する。ステップS220において、真理値がT−Fと並んでいる位置又は全ての真理値がFならばRIP ID0-n(nはリングネットワークを構成するノード数)の位置により、West側R位置を算出する。
【0189】
ステップS222において、受信IDをモディファイする。ステップS224において、East ID<RIPにより、真理値を計算する。ステップS226において、真理値がT−Fと並んでいる位置又は全ての真理値がFならばRIP ID0-n(nはリングネットワークを構成するノード数)の位置により、East側N位置を評価する。
【0190】
ステップS228において、各チャンネルについて、RIPテーブル81#iが設けられている位置がEast側/West側のいずれであるかを判別する。West側ならば、ステップS230に進む。East側ならば、ステップS238に進む。ステップS230において、受信IDをモディファイする。ステップS232において、West ID≦RIPにより、真理値を計算する。ステップS234において、真理値がT−Fと並んでいる位置又は全ての真理値がF/TならばRIP ID0-n(nはリングネットワークを構成するノード数)の位置により、West側N位置を評価する。
【0191】
ステップS236において、受信IDをモディファイする。ステップS238において、West ID≦RIPにより、真理値を計算する。ステップS240において、真理値がT−Fと並んでいる位置又は全ての真理値がF/TならばRIP ID0-n(nはリングネットワークを構成するノード数)の位置により、West側R位置を評価する。ステップS252において、R位置&N位置が評価されたか否かを判別する。R位置&N位置が評価されていなければ、ステップS210に戻る。R位置&N位置が評価されたならば、終了する。
【0192】
(6) 障害発生時の切り替え
図65は、障害発生時の切り替えのフローチャートである。ステップS260において、N&R位置より障害発生箇所を特定する。ステップS262において、Squalchテーブル80#i又はRIPテーブル81#iのいずれのテーブルを使用するかを判断する。Squalchテーブル80#iを使用する場合は、ステップS264に進む。RIPテーブル81#iを使用する場合は、ステップS270に進む。ステップS264において、プロテクション回線に切り替える。ステップS266において、Squalchテーブル80#iに設定された、Modified Source Node ID及びModified Destination Node IDに対応するソースノード−ディスティネーションノード間で相互に接続不可であるか判別する。相互に接続不可でなれば、終了する。相互に接続不可であれば、ステップS268に進む。ステップS268において、スケルチを行う。
【0193】
ステップS270において、ターミナルノード/プライマリノード−プライマリノード間で障害発生しているか否かを判別する。障害発生していれば、ステップS272に進む。ステップS272において、プロテクション回線に切り替える。ステップS274において、RIPテーブル81#iを参照して、接続形態を認識する。ステップS276において、接続形態に応じて、切り替える。例えば、サブマリンDCP接続ならば、図52(b)に示すように、切り替える。また、サブマリンDCW接続ならば、図53(b)に示すように、切り替える。このように、DCP/DCWサブマリンBLSR、DTP接続、ノーマルBLSR等、様々な形態に応じて、切り替える。
【0194】
(7) テーブル再構築
図66は、テーブル再構築の一例を示す図である。一旦、ネットワークが構成された後、構成が変更される場合が有る。例えば、図66(a)に示すように、ノード100#A−ノード100#Eまでの間に上述した手順により、Squalchテーブル80#i及びRIPテーブル81#iが完成しているとする。ここで、ネットワーク構成が変更される場合がある。この構成の変更は、クロスコネクト情報が変更されることにより行われる。例えば、図66(b)に示すように、単にスルーのみしていたノード100#BにAdd/Dropのクロスコネクトに変更されてDCWプライマリになったり、East/West端局/スルー局になったりする場合である。このような場合に、Squalchテーブル80#i及びRIPテーブル81#iの再構築が行われる。
【0195】
図67は、テーブル再構築のフローチャートである。図67中のステップS290において、構成変更されたかを否かを判別する。構成変更されなかったならば、終了する。ステップS292において、構成変更タイプを判断する。East端局になった場合は、ステップS294において、リング確立コードを送信し、図56中の手順(2)からの処理を行って、当該チャンネルに関わる、Squalchテーブル80#i及びRIPテーブル81#iの再構築をする。UNEQになった場合(クロスコネクトが無い場合)は、ステップS298において、All'0'を送信する。West端局になった場合、ステップS300において、All'0'を送信する。中間局になった場合は、図66(b)に示すように、ステップS302において、All'0'を送信する。スルー局になった場合は、ステップS304において、All'0'に送信する。ステップS306において、East端局がトークン以外を受信したか否かを判別する。トークン以外を受信したならば、ステップS307に進む。トークン以外を受信していなれば、ステップS306でウェイトする。ステップS307において、図66中の(c),(d)に示すように、図56中の手順(1)から行って、当該チャンネルに関わる、Squalchテーブル80#i及びRIPテーブル81#iの再構築をする。
【0196】
以上説明した本実施形態によれば、接続形態に応じてテーブルを作成して、障害発生時の切り替え制御を行うので、障害発生時に接続形態に応じた切り替えを行うことできる。また、障害発生時に接続形態に応じてスケルチを行うか否かの適切な判断を行うことにより、適切な回線救済を行うことができる。更に、本発明によれば、接続形態に応じた回線定義の接続チェックを行うので、より信頼性が向上する。
【0197】
本発明は以下の付記を有する。
【0198】
(付記1) ワーキング回線及びプロテクション回線により冗長構成された回線を伝送路障害時に切り替える機能を有する伝送装置であって、
各チャンネル毎に、信号方向並びに自局が、ワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へアッド、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線へアッド、ワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からドロップ、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線からドロップ、スルー、及びワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からドロップしてワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へ中継のいずれの種類の処理を行うかを指示する情報を含むクロスコネクト情報を入力して、該当するクロスコネクト種別に分類するクロスコネクト分類手段と、
前記各チャンネル毎に、該チャンネルについて、アッド又はドロップする伝送装置の前記クロスコネクト種別及び該伝送装置を特定するノード情報を収集する通信手段と、
前記各チャンネル毎に、前記自局の前記クロスコネクト種別及び前記収集した他伝送装置の前記クロスコネクト種別に基づいて、該当する接続形態に分類して、障害発生時の回線の切り替え制御を行うためのテーブルを作成する接続形態分類手段と、
自局と隣接局との間の伝送路障害が発生したとき、自局の前記ノード情報を含む障害情報を送信する障害通知手段と、
受信した前記障害情報に基づいて、障害発生箇所を判定する障害発生箇所判定手段と、
前記障害発生手段により判定された前記障害発生箇所及び前記テーブルに基づいて、回線の切り替えを行う切り替え制御手段と、
を具備したことを特徴とする伝送装置。
【0199】
(付記2) 前記クロスコネクト分類手段は、前記クロスコネクト情報から、ワーキング回線へのアッド、プロテクション回線へのアッド、ワーキング回線からドロップ、及びプロテクション回線からドロップのいずれかの該当クロスコネクト種別に分類することを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0200】
(付記3) 前記通信手段は、前記クロスコネクト情報に基づいて、当該チャンネルの信号に対して、自局がアッド又はドロップのみを行う端局、中継をするスルー局、及びドロップと中継の両方を行う中間局のいずれであるかを判別する第1判別手段と、クロスコネクト種別及びノード情報を受信して、スタックして、前記受信した前記クロスコネクト種別及び前記ノード情報を転送する第1転送手段と、端局になったとき、前記信号の方向に基づいて前記クロスコネクト種別を最初に発信する発信局であるか最後に発信する着信局であるかを判別する第2判別手段と、前記発信局になったとき、発信権を最初に獲得して隣接局に自局の前記クロスコネクト種別及び前記ノード情報を送信して、該発信権を隣接局に渡す第1送信手段と、前記スルー局になったとき、前記発信権が渡された場合に隣接局に該発信権を転送する第2転送手段と、中間局になったとき、前記発信権が渡された場合に該発信権を獲得して自局のクロスコネクト種別及びノード情報を送信して、前記発信権を隣接局に渡す第2送信手段と、着信局になったとき、前記発信権が渡された場合に該発信権を獲得して自局のクロスコネクト種別及びノード情報を送信する第3送信手段とを具備したことを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0201】
(付記4) 前記通信手段は、着信局になった場合にクロスコネクト収集のトリガ信号を送信し、発信局となった場合に前記トリガ信号を受信したとき前記クロスコネクト種別を送信することを特徴とする付記3記載の伝送装置。
【0202】
(付記5) 前記通信手段は、前記スタックされたクロスコネクト種別に基づいて、受信したクロスコネクト種別がドロップする最初の局と最後の局の間に位置する放送局のものであるとき、前記クロスコネクト種別を収集しない又は自局が前記中間局又は前記着信局のとき、発信権を獲得した場合に直前に収集した前記クロスコネクト種別が前記放送局のものである場合は自局のクロスコネクト種別で上書することを特徴とする付記3記載の伝送装置。
【0203】
(付記6) 前記接続形態分類手段は、スタックされた前記クロスコネクト種別に従って接続形態を判別することを特徴とする付記3記載の伝送装置。
【0204】
(付記7) 前記接続形態分類手段は、スタックされた前記クロスコネクト種別の並びに基づいて誤設定を検出することを特徴とする付記4記載の伝送装置。
【0205】
(付記8) 前記接続形態分類手段は、前記中間局のクロスコネクト種別がドロップ、アッド又はアッド、ドロップと連続した場合に誤設定であるとする付記7記載の伝送装置。
【0206】
(付記9) 前記接続形態分類手段は、前記中間局のクロスコネクト種別がアッド、アッドと連続した場合に誤設定であるとする付記7記載の伝送装置。
【0207】
(付記10) 前記接続形態分類手段は、前記スタックされたクロスコネクト種別がアッド、ドロップ、アッド、ドロップ又はドロップ、アッド、ドロップ、アッドの並びであった場合に誤設定であるとする付記7記載の伝送装置。
【0208】
(付記11) 前記接続形態分類手段は、前記各チャンネルについて、2局のノード情報から構成されるスケルチテーブルを作成し、前記ドロップ且つプロテクション回線へ中継されるDCP接続である場合、該プロテクション回線へ中継された信号をドロップする局のノード情報を前記スケルチテーブルに設定することを特徴とする付記7記載の伝送装置。
【0209】
(付記12) 前記接続形態分類手段は、前記各チャンネルについて、2局のノードIDから成るスケルチテーブルを作成し、ワーキング回線及びプロテクション回線へアッドするDTP接続である場合、該ワーキング回線及びプロテクション回線へアッドする第1局のノード情報及び該プロテクション回線へアッドされた信号をドロップする第2局のノード情報を前記スケルチテーブルに設定することを特徴とする付記7記載の伝送装置。
【0210】
(付記13) 前記接続形態分類手段は、前記各チャンネルについて、アッド、ドロップ、又はドロップして中継する局のノード情報、及び接続形態に関する経路情報を含むリップテーブルを作成することを特徴とする付記7記載の伝送装置。
【0211】
(付記14) 前記接続形態分類手段は、前記ノード情報として、自局からノード情報に該当する局までの所定の方向の第1距離を前記リップテーブルに設定し、前記障害発生箇所判定手段は、自局から記受信した障害情報に含まれるノード情報に該当する局までの前記所定方向の第2距離を算出し、前記リップテーブルに設定されている各第1距離と前記第2距離との大小の比較を行うことにより、前記障害発生箇所を判定することを特徴とする付記13記載の伝送装置。
【0212】
(付記15) 前記切り替え制御手段は、前記リップテーブルに設定されている経路情報及びノード情報に基づいて、接続形態に応じた回線の切り替えを行うことを特徴とする付記13記載の伝送装置。
【0213】
(付記16) 前記通信手段は、前記チャンネルについて、前記クロスコネクト情報が再入力されたとき、該チャンネルに係わるアッド又はドロップをする伝送装置の前記クロスコネクト種別及び該伝送装置を特定するノード情報を再度収集することを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0214】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、接続形態に応じてテーブルを作成して、障害発生時の切り替え制御を行うので、障害発生時に接続形態に応じた切り替えを行うことできる。また、障害発生時に接続形態に応じてスケルチを行うか否かの適切な判断を行うことにより、適切な回線救済を行うことができる。更に、本発明によれば、接続形態に応じた回線定義の接続チェックを行うので、より信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施形態によるネットワーク構成図である(その1)。
【図3】Normal接続を示す図である。
【図4】本発明の実施形態によるネットワーク構成図である(その2)。
【図5】DTW接続を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるネットワーク構成図である(その3)。
【図7】DTP接続を示す図である。
【図8】本発明の実施形態によるネッワーク構成図である(その4)。
【図9】DCP接続を示す図である。
【図10】DCW接続を示す図である。
【図11】本発明の実施形態による伝送装置の構成図である。
【図12】図11中のBLSR切り替え制御部の構成図である。
【図13】クロスコネクト種別の分類を示す図である。
【図14】放送タイプの場合のテーブル作成を示す図である。
【図15】放送タイプの場合のテーブル作成を示す図である。
【図16】放送タイプの場合のテーブル作成を示す図である。
【図17】放送タイプの場合のテーブル作成を示す図である。
【図18】設定ミスを示す図である。
【図19】普通のAdd/Drop又はDTWの接続形態を示す図である。
【図20】DCP片端の接続形態を示す図である。
【図21】DCW片端の接続形態を示す図である。
【図22】DTP片端接続の接続形態を示す図である。
【図23】DCP両端接続の接続形態を示す図である。
【図24】DCW両端接続の接続形態を示す図である。
【図25】DCx片端放送タイプの接続形態を示す図である。
【図26】DCx両端放送タイプの接続形態を示す図である。
【図27】接続形態の判別の一例を示す図である。
【図28】図12中のToplogyテーブルを示す図である。
【図29】図12中のSqualchテーブルの構成図である。
【図30】Normal/DTW接続の場合のSqualchテーブルの一例を示す図である。
【図31】DCP片端接続の場合のSqualchテーブルの一例を示す図である。
【図32】DCP片端接続の障害有りの場合を示す図である。
【図33】DCW片端接続の場合のSqualchテーブルの一例を示す図である。
【図34】DCP両端接続の場合のSqualchテーブルの一例を示す図である。
【図35】DCW両端接続の場合のSqualchテーブルの一例を示す図である。
【図36】DTP接続の場合のSqualchテーブルの一例を示す図である。
【図37】DTP接続の障害有りの場合を示す図である。
【図38】図12中のRIPテーブルの構成図である。
【図39】Normal/DTW接続の場合のRIPテーブルの一例を示す図である。
【図40】DCP片端接続の場合のRIPテーブルの一例を示す図である。
【図41】DCW片端接続の場合のRIPテーブルの一例を示す図である。
【図42】DCP両端接続の場合のRIPテーブルの一例を示す図である。
【図43】DCW両端接続の場合のRIPテーブルの一例を示す図である。
【図44】DTP接続の場合のRIPテーブルの一例を示す図である。
【図45】回線の定義を示す図である。
【図46】回線範囲の定義を示す図である。
【図47】障害発生箇所判定方法を示す図である。
【図48】 East側N位置評価を示す図である。
【図49】 East側R位置評価を示す図である。
【図50】 West側N位置評価を示す図である。
【図51】 West側R位置評価を示す図である。
【図52】DCP接続時のPrimary−Secondary Node障害の場合を示す図である。
【図53】DCW接続時のPrimary−Secondary Node障害の場合を示す図である。
【図54】クロスコネクト情報の分類を示すフローチャートである。
【図55】送信データ構造を示す図である。
【図56】テーブル構築のシーケンスを示す図である。
【図57】テーブル構築のシーケンスを示す図である。
【図58】 East端局のテーブル構築のフローチャートである。
【図59】中間局のテーブル構築のフローチャートである。
【図60】スルー局のテーブル構築のフローチャートである。
【図61】 West端局のテーブル構築のフローチャートである。
【図62】Squalchテーブル作成のフローチャートである。
【図63】RIPテーブル作成のフローチャートである。
【図64】障害発生箇所判定のフローチャートである。
【図65】障害発生時の切り替えのフローチャートである。
【図66】テーブル再構築の一例を示す図である。
【図67】テーブル再構築のフローチャートである。
【符号の説明】
2W ワーキング回線
2P プロテクション回線
4 クロスコネクト分類手段
6 通信手段
8 接続形態分類手段
10 テーブル
12 障害通知手段
14 障害発生箇所判定手段
16 切り替え制御手段

Claims (5)

  1. 複数のリングネットワークが互いに接続されて通信を行っている回線構成で、ワーキング回線及びプロテクション回線により冗長構成された回線を伝送路障害時に切り替える機能を有する伝送装置であって、
    各チャンネル毎に、信号方向並びに自局が、ワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へアッド、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線へアッド、ワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からドロップ、ワーキング回線及びプロテクション回線の両回線からドロップ、スルー、及びワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線からドロップしてワーキング回線又はプロテクション回線の一方の回線へ中継のいずれの種類の処理を行うかを指示する情報を含むクロスコネクト情報を入力して、アッドするかドロップするか、アッド又はドロップする対象がワーキング回線かプロテクション回線かを示すクロスコネクト種別に分類するクロスコネクト分類手段と、
    前記各チャンネル毎に、該チャンネルについて、アッド又はドロップする伝送装置の前記クロスコネクト種別及び該伝送装置を特定するノード情報を前記信号方向に基づく順序に従って、伝送装置間の通信により収集する通信手段と、
    前記各チャンネル毎に、前記自局の前記クロスコネクト種別及び前記収集した他伝送装置の前記クロスコネクト種別に基づいて、複数の種類の、一方のリングネットワークと他方のリングネットワーク間の接続形態の内から該当する接続形態に分類して、障害発生時の回線の切り替え制御を行うためのテーブルを作成する接続形態分類手段と、
    自局と隣接局との間の伝送路障害が発生したとき、自局の前記ノード情報を含む障害情報を送信する障害通知手段と、
    受信した障害情報に基づいて、障害発生箇所を判定する障害発生箇所判定手段と、
    前記障害発生箇所判定手段により判定された前記障害発生箇所及び前記テーブルに基づいて、回線の切り替えを行う切り替え制御手段と、
    を具備したことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記接続形態分類手段は、誤設定を認識するクロスコネクト種別の順列配置表を持ち、前記収集したクロスコネクト種別の順列と前記順列配置表と一部または全部を比較して、一致しているか否かにより誤設定を検出することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. 前記接続形態分類手段は、前記各チャンネルについて、2局のノード情報から構成されるスケルチテーブルを作成し、接続形態が前記ドロップ且つプロテクション回線へ中継されるDCP接続である場合、該プロテクション回線へ中継された信号をドロップする局のノード情報を前記スケルチテーブルに設定し、接続形態がワーキング回線及びプロテクション回線へアッドするDTP接続である場合、該ワーキング回線及びプロテクション回線へアッドする第1局のノード情報及び該プロテクション回線へアッドされた信号をドロップする第2局のノード情報を前記スケルチテーブルに設定することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  4. 前記接続形態分類手段は、前記各チャンネルについて、アッド、ドロップ、又はドロップして中継する局のノード情報、及び接続形態に関する経路情報を含むリップテーブルを作成し、前記切り替え制御手段は、前記経路情報に基づいて、接続形態に該当する切り替え制御を行うことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  5. 前記接続形態分類手段は、前記ノード情報として、自局からノード情報に該当する局までの所定の方向の第1距離を前記リップテーブルに設定し、前記障害発生箇所判定手段は、自局から記受信した障害情報に含まれるノード情報に該当する局までの前記所定方向の第2距離を算出し、前記リップテーブルに設定されている各第1距離と前記第2距離との大小の比較を行うことにより、前記障害発生箇所を判定することを特徴とする請求項4記載の伝送装置。
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