JP3796049B2 - トウシューズ用トウパット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バレリーナがトウシューズを着用する時、足の爪先をカバーするトウパットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からバレリーナはトウシューズを履くときは、爪先を保護するためトウパットを予め履いてからトウシューズを着用しており、このトウパットの形状は爪先全体をカバーする袋状である。トウパットを開発した当初のトウパットの素材は生地であったが、爪先の保護には不十分であったため、その後羊毛など軟質素材のものが提案された。よく知られているように、バレリーナがバレーを演ずる時、爪先で立つことがあるが、このときは爪先先端とトウシューズの内面先端との間には空隙があって、そのため、この時バレリーナの体重を支えている爪先部分は親指と小指の各外側面であって、そのため、この親指と小指への両外側からかかる荷重は重く、この個所の保護はバレリーナとしての生命を左右する程重要な個所である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが従来の羊毛を素材とする袋状のトウパットでは、爪先全体を被覆しているためバレーを演じているとき、この形状のトウパットはすべてのバレリーナの爪先の大きさ、形状とは必ずしも一致せず、爪先の動きが制約され、また、爪先とトウシューズの底との間にトウパットが介在しているためこのトウパットとトウシューズとの間に段差ができ、そのため、違和感を感じる。また、衝撃を吸収する点で未だ不十分である。さらに、バレー中に爪先が汗をかくとこの爪先部分が蒸れ、トウパットの材質によっては通気性が少なく、この汗をかくと、この汗が爪先の裏面がトウパット面をスリップし易くし、踊り難くするという問題がある。さらに、袋状のトウパットは爪先の底面までカバーしているため、バレリーナは爪先の裏面は、トウパットとトウシューズの2層の介在物を介して舞台面に接触することになり、爪先裏面は舞台面に接触している感覚が薄らぎ、この点からも踊り難い。また、バレリーナが爪先で立っているときに痛さを感じる爪先個所は、爪先の上面(爪先で立った時の前面)のみであって、裏面(爪先で立ったときの背面)ではない。
【0004】
そこで、本発明の目的は、前記の課題を解決して通気性があり、爪先の大きさ、形状に対応して変形する順応性が高く、衝撃を吸収し、履き心地がよく、踊り易くするトウシューズのトウパットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、本発明に係るトウシューズ用トウパットの特徴は、トウ被覆部と小指被覆部とから構成されたもので、このトウ被覆部とこの小指被覆部とは軟質合成樹脂製板により一体的に形成し、かつ全面的に複数の通気用の透孔が開設してあり、上記トウ被覆部はほぼ山型状で、爪先の上面および両側面をカバーする形状のものであり、上記小指被覆部は上記トウ被覆部の一方から突出形成してあるところにある。
【0006】
【発明の実施の形態】
図面に基づき本発明の実施の態様を説明すると、図1に示すトウパットは右足用であって、トウ(爪先)被覆部1と小指被覆部2とからなるもので、このトウ被覆部と小指被覆部は軟質合成樹脂製の板、例えば軟質のポリウレタン系樹脂板を裁断することにより一体的に形成してあるもので、図1、図2に示すように、内部にクッション性の高い弾性質ポリウレタン樹脂層を中心に両外側を強度の高い軟質層でサンドウィッチにしてなるもので、表面全面的に複数の透孔3が開設してある。
【0007】
トウ被覆部1の正面形状は、図1に示すようにほぼ山型状である。即ち、左被覆部11と右被覆部12とを具備し、この左右の両被覆部の先端部が連結し、この両被覆部の内辺11a、12aはほぼ直角に交差する形状である。さらに、左右の被覆部11、12の連結部の中心部を上下方向に走る屈曲線Bを中心として屈曲可能なものである。さらに、左右の被覆部11、12の各幅Dはバレリーナの爪先の上面から側面にかけて被覆できるものである。つまり、爪先の裏面を被覆するものではない。勿論、バリレーナの爪先の大きさ、形状によっては、特に小さな人の場合では、左右の被覆部11、12が爪先の側面から底面外周部にまで被覆することがあるが、本発明はこのような構成も実施例として含むものである。左右の被覆部11、12の外辺11b、12bは内辺11a、12aと平行であり、先端辺1aは左右方向に形成してある。
【0008】
小指被覆部2は右被覆部12の右肩部から連続して突出形成してあり、この小指被覆部の幅は右足の小指全体を被覆するに十分なものであり、この右被覆部12の外辺12bの延長線にある屈曲線Cを中心として屈曲自在である。
【0009】
そこで、バレリーナがトウシューズSを着用するときは、先ず小指被覆部2を屈曲線Cで屈曲させながら小指全体を包み込み、この状態でこのトウシューズ内に足先を挿入すると、左右の被覆部11、12は屈曲線Bで屈曲して爪先の上面と側面を被覆した状態で着用できる。そして、着用した後では、トウ被覆部の内辺11a、12aはトウシューズSの足先挿入口から露出しない十分な内部まで挿入し、先端辺1aはトウシューズの内部先端近傍に位置している。
【0010】
したがって、爪先が汗をかいても、通気用の透孔3…から発散させることができるので汗はトウシューズS内にこもらず、爪先で立って踊っているときも、爪先の上面と側面は左右の被覆部11、12で被覆されているので、痛みは十分に緩和させることができ、従来のような袋状でないため、つまり、爪先の裏面は開放されているため、バレリーナの爪先の大きさ、形状に対応して容易に変形でき、かつ爪先の裏面はトウシューズの底面に直接当接しているため爪先は舞台面に接触している感覚が強く、そのため踊り易い。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、通気性があり、爪先で立っているときは痛みを緩和させるのに必要な部分のみ被覆し、また、バレリーナ各個人の爪先の大きさ形状に対応して変形する順応性が高く、衝撃を吸収し、履き心地がよく、爪先の裏面をトウシューズの底面に直接当るようにしているため舞台との接触感が高く踊り易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】着用した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トウ被覆部
11 左被覆部
12 右被覆部
2 小指被覆部
3 通気用の透孔
Claims (1)
- トウ被覆部と小指被覆部とからなり、
上記トウ被覆部と上記小指被覆部とは軟質合成樹脂製板により一体的に形成し、かつ全面的に複数の通気用の透孔が開設してあり、
上記トウ被覆部はほぼ山型状で、爪先の上面および両側面をカバーする形状のものであり、
上記小指被覆部は上記トウ被覆部の一方から突出形成してある
ことを特徴とするトウシューズ用トウパット。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP20599798A JP3796049B2 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | トウシューズ用トウパット |
Publications (2)
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Family
ID=16516207
Family Applications (1)
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JP20599798A Expired - Fee Related JP3796049B2 (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | トウシューズ用トウパット |
Country Status (1)
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-
1998
- 1998-07-22 JP JP20599798A patent/JP3796049B2/ja not_active Expired - Fee Related
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