JP3791055B2 - 口腔内衛生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、口腔内衛生具の取付強度を高めるとともに、取付部の清掃が容易な口腔内衛生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
口腔内衛生装置として、例えば偏心錘を電動モータで回転させることで替えブラシに振動を付与する電動歯ブラシがある。
この種の電動歯ブラシでは、替えブラシを振動させながら、ブラシを歯に押し当ててブラッシングすることになるが、ユーザーによっては、替えブラシを振動させながら、更に手でもってブラッシングすることもある。ところが、手でブラッシングする場合、どうしても手に力が入ってブラッシング圧が高くなり、替えブラシの取付け部分に大きな荷重が作用する。このため、電動歯ブラシ本体に対する替えブラシの取付け強度は、手を使ってブラッシングする場合を考慮して、十分に高める必要がある。
【0003】
このような要求を満足するため、例えば実開平5−4918号公報には、図11に示すように、電動歯ブラシ本体のケーシング101の一端部に円柱状の台座102を突出状に形成し、台座102の中央部に支軸部103を台座102と同心状に突出形成し、替えブラシ104の基端部に台座102及び支軸部103に外嵌する大小1対の嵌合凹部105、106を同心状に形成し、台座102及び支軸部103を嵌合凹部105、106に夫々圧入状に装着して替えブラシ104をケーシング101に固定保持するように構成した電動歯ブラシが記載されている。
【0004】
また、実公昭48−31723号公報には、図12、図13に示すように、電動歯ブラシ本体110のケーシング111の端部に替えブラシ112の基端部を抱持する抱持部材113を設け、抱持部材113の略中央部に支軸部114を装着して、この支軸部114で抱持部材113をケーシング111に固定するとともに、替えブラシ112の中央部に支軸部114を装着して、支軸部114と抱持部材113とで替えブラシ112をケーシング111に固定するように構成した電動歯ブラシ116が記載されている。この電動歯ブラシ116では、抱持部材113に複数のスリット113aを形成して、抱持部材113を複数の係止爪113bに分割構成し、替えブラシ112の基端近傍部の外周に形成した環状溝115にこの係止爪113bを係合させて替えブラシ112の軸方向への移動を規制するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図11に示した電動歯ブラシでは、替えブラシ104の基端部を台座102及び支軸部103に外嵌合させるので、ケーシング101と替えブラシ104との接触面積を大きくして、ケーシング101の振動を替えブラシ104へ十分に伝達出来るが、替えブラシ104の基端部の偏肉の影響を受けて、成形時にひけなどが発生し、嵌合が甘くなりやすいという問題がある。
【0006】
一方、図12、図13に示した電動歯ブラシでは、ケーシング111に固定した金属製の支軸部114を替えブラシ112に装着して、電動歯ブラシ本体110に替えブラシ112を固定するので、替えブラシ112の取付け強度を十分に確保出来るが、支軸部114をケーシング111とは別部材で構成するので、部品点数が増えるとともに、組立作業が煩雑になる。
【0007】
また、替えブラシ112の基端部を抱持部材113で抱持するので、電動歯ブラシ本体110に対する替えブラシ112の取付け強度はその分高くなるが、替えブラシ112を軸方向に移動拘束するために、抱持部材113の先端部を替えブラシの基端部の環状溝115に係合させているので、抱持部材113の途中部と替えブラシ112間に隙間117(図12参照)が形成される。つまり、この抱持部材113は、替えブラシ112の抜け止めが主な機能であり、替えブラシ112の取付け強度のアップにはそれほど寄与していないと言える。
【0008】
そこで、本出願人は、特願平7−110339号において、ケーシングの先端部に支軸部を突出状に設けるとともに、支軸部と同心状に保持筒を突出状に設けた電動歯ブラシ本体と、電動歯ブラシ本体に着脱自在に取付けられる替えブラシであって、基端側部分に保持筒に内嵌合する外筒と、この外筒の内側に環状溝を介して同心状に設けられ、支軸部に外嵌合する内筒とを有し、電動歯ブラシ本体に取付けた状態で外筒の外面が支持筒の内面に面的に圧接される替えブラシとを備えた電動歯ブラシを提案し、前述の問題を解決したが、この電動歯ブラシにおいても、保持筒内に付着した歯磨きペースト等の付着物を清掃し難いと言う問題を有していた。
【0009】
本発明の目的は、口腔内衛生具の取付け強度が高く、振動や往復運動を口腔内衛生具に対して効率的に伝達可能で、しかも保持筒内の清掃が容易な口腔内衛生装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る口腔内衛生装置は、ケーシングの上端部に、支軸部を突出状に形成するとともに、上縁を前側下がりに傾斜させた保持筒を支軸部を取り囲むように突出形成した口腔内衛生装置本体と、歯や歯肉等への接触面を前側にした状態で口腔内衛生装置本体に着脱自在に取付けられる口腔内衛生具であって、下端部に、保持筒に内嵌合する外筒と、この外筒の内側に環状溝を介在させて設けられ、支軸部に外嵌合する内筒とを有し、口腔内衛生装置本体に取付けた状態で外筒の外面が保持筒の内面に面的に圧接される口腔内衛生具とを備えたものである。
【0011】
ここで、請求項2記載のように、支軸部の軸芯に対する保持筒の上縁の傾斜角度を70°〜30°の範囲内に設定すること、請求項3記載のように、保持筒の前部に下端部近傍から上方へ延びて上端が開口した抱持用スリットを形成すること、請求項4記載のように、保持筒の後方下部に周方向に延びる清掃用スリットを形成すること、請求項5記載のように、支軸部及び保持筒を口腔内衛生装置本体のケーシングと一体的に形成すること、請求項6記載のように、歯や歯肉等への接触面を前側にした状態でのみ口腔内衛生具を口腔内衛生装置本体に取付可能となす取付規制手段を設けること、などが好ましい実施例である。
【0012】
【作用】
請求項1に係る口腔内衛生装置においては、口腔内衛生装置本体に設けた支軸部を口腔内衛生具の下端部に形成した内筒に内嵌して、内筒で支軸部を抱持させるとともに、口腔内衛生装置本体に設けた保持筒を口腔内衛生具の下端部に形成した外筒に外嵌し、外筒の外面を保持筒の内面に面的に圧接させて、口腔内衛生具を口腔内衛生装置本体に取付けることになる。
このためブラッシング圧は、保持筒と支軸部とで受け止められる。また、口腔内衛生装置本体と口腔内衛生具との接触面積が大きくなることから、振動や往復運動は効率的に口腔内衛生具の伝達されることになる。
保持筒の上縁を前側下がりの傾斜状に形成してあるので、保持筒内に付着した歯磨きペースト等の付着物を水道水で洗い流す場合には、保持筒内における水道水の流れが良くなって、付着物の洗い流しが容易になり、また綿棒等の清掃具により清掃する場合でも、保持筒内における清掃具の操作性が良くなるので、付着物の清掃が容易になる。しかも、保持筒内を視認し易くなるので、付着物を綺麗に除去できる。また、保持筒の前部の上端側部分には、大きなブラッシング圧が作用することはないので、保持筒の上縁を前側下がりの傾斜状に形成しても、口腔内衛生具の取付け強度が低下することはない。
【0013】
請求項2記載のように、支軸部の軸芯に対する保持筒の上縁の傾斜角度を70°〜30°の範囲内に設定すると、ブラッシング圧が保持筒の前部と後部とにバランス良く作用し、しかも保持筒内の清掃性が向上する。
請求項3記載のように、保持筒の前部に保持筒の下端部近傍から上方へ延びて上端が開口した抱持用スリットを形成すると、保持筒の拡縮方向への弾性変形が抱持用スリットを介して可能となるので、製作誤差等により保持筒の内径寸法や口腔内衛生具の外筒の外径寸法が変動しても、外筒を保持筒により確実に保持することが可能となる。
【0014】
請求項4記載のように、保持筒の後方下部に周方向に延びる清掃用スリットを形成すると、使用後の水切りが良くなる。また、清掃用スリットから排水させながら保持筒内を水洗いできるし、清掃用スリットから綿棒等の清掃具を挿入して保持筒内を清掃することもできる。しかも、保持筒の後方下部には、ブラッシング圧が殆ど作用しないので、清掃用スリットを形成することによる口腔内衛生具の取付け強度の低下は殆どない。
請求項5記載のように、支軸部及び保持筒を口腔内衛生装置本体のケーシングと一体的に形成すると、口腔内衛生装置本体を構成する部品点数が少なくなり、組立作業が簡単になる。
請求項6記載のように、歯や歯肉等への接触面を前側にした状態でのみ口腔内衛生具を口腔内衛生装置本体に取付可能となす取付規制手段を設けると、口腔内衛生具を口腔内衛生装置本体に対して前後反対に取付けるという取付ミスを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例は、本発明の口腔内衛生装置を電動歯ブラシに適用した場合のものである。
図1、図2に示すように、電動歯ブラシ1は、略円筒状のケーシング2に振動発生手段3を内蔵した電動歯ブラシ本体4と、電動歯ブラシ本体4のケーシング2の上端部に着脱自在に取付けられる口腔内衛生具としての替えブラシ5とから構成されている。
【0016】
振動発生手段3は、電動モータ11により回転する偏心錘12の遠心力により、上端部付近を中心にケーシング2全体に振動を与えるものである。尚、図中の符号10は電池を示している。
【0017】
図1〜図6に示すように、ケーシング2の上端部は上壁部20により閉鎖され、上壁部20の略中央部には上方へ突出状に延びる支軸部21が、ケーシング2と一体的に形成されている。また、上壁部20の外周近傍部には、支軸部21の下半部を覆うように、支軸部21と同心状に上方へ突出状に延びる保持筒22が、ケーシング2と一体的に形成されている。
【0018】
保持筒22の上半部は前方下がりに切欠かれ、保持筒22の上縁の軸芯Xに対する傾斜角度αは、後述するように70°〜30°の範囲内、好ましくは50°前後に設定されている。保持筒22の前方部にはその下端まで延びる抱持用スリット23が形成され、保持筒22の後方下部には周方向に延びる楕円形(小判形)の清掃用スリット24が形成されている。支軸部21の下端近傍部の前側には係合凹部25が形成され、支軸部21の上部には偏平な回転規制部26が形成されている。但し、支軸部21は、ケーシング2とは別部材で構成してもよい。また、清掃用スリット24は、強度的に許せる範囲でその開口面積を極力大きく設定することが好ましい。
【0019】
替えブラシ5は、図1、図2に示すように、ブラシ32を前側へ向けて電動歯ブラシ本体4に着脱自在に取付けられている。
替えブラシ5の下部はケーシング2の外面に沿うように滑らかに拡径しており、保持筒22に内嵌合して保持筒22の内面に面的に圧接可能な外筒33が形成され、外筒33の内側には支軸部21に外嵌合する内筒34が環状溝35を介して外筒33と同心状に形成されている。外筒33の外面には抱持用スリット23に嵌合可能な取付規制手段としての規制突部39が形成され、この規制突部39により替えブラシ5が保持筒22に対して前後反対に取付けられることが防止される。
【0020】
内筒34の内部空間に連なって、回転規制部26が回転不能に装着される嵌合凹部36が形成されている。内筒34は、上下方向に延びる左右1対のスリット37を介して前部半筒34aと後部半筒34bとに2分割され、前部半筒34aの内周面の下端近傍部には、係合凹部25に係合可能な係合凸部38が突出状に形成されている。また、環状溝35の前方部は後方部よりも深溝に形成されている。尚、前部半筒34aに係合凹部を形成し、支軸部21にこの係合凹部に係合する係合凸部を形成してもよい。
【0021】
電動歯ブラシ1においては、ケーシング2の支軸部21を替えブラシ5の内筒34に内嵌装着するとともに、ケーシング2の保持筒22を替えブラシ5の外筒33に外嵌装着し、内筒34で支軸部21を抱持するとともに、外筒33の外面を保持筒22の内面に面的に圧接させ、更に係合凹部25に係合凸部38を係合させて、替えブラシ5をケーシング2に取付けることになる。そして、振動発生手段3による振動をケーシング2から替えブラシ5に伝達させて、ブラシ32の振動を利用して歯をブラッシングすることになる。
【0022】
保持部22の上縁の傾斜角度αは次のようにして求められる。
図6に示すように、ブラッシング圧をP、ブラシ32の中心から替えブラシ5の下端部までの距離をL1、保持筒22の後方の上端から保持筒22の下端までの距離をL2とすると、保持筒22の後部上端に作用する荷重P1は、P1=P・L1/L2の式で、また保持筒22の前部下端に作用する荷重P2は、P2=P・(L1−L2)/L2の式で、夫々概略計算できることになる。
ところで、保持筒22の前方における上端から下端までの距離L3は、保持筒22の内部の清掃性を確保するため短い一定値に設定することになるので、傾斜角度αを小さくすると、距離L2が長くなってその分荷重P1、P2は小さくなり、強度的には好ましいが、保持筒22の上端部が尖った状態になるので、取扱い上あまり好ましくない。一方、傾斜角度αを大きくすると、逆の現象が発生する。このため、取扱いに支障がなく、しかもデザイン的にも優れ、保持筒22に作用する荷重P1、P2を極力軽減できるように、傾斜角度αを70°〜30°の範囲内、好ましくは50°前後に設定してある。
【0023】
次に、電動歯ブラシ1の作用、効果について説明する。
支軸部21を内筒34に内嵌装着するとともに、外筒33の外面を保持筒22の内面に面的に圧接させてあるので、ケーシング2と替えブラシ5との接触面積が大きくなり、振動発生手段3の振動がケーシング2を介して効率的に替えブラシ5に伝達される。このため、ブラッシング性能が大幅に向上する。しかも、保持筒22に抱持用スリット23を形成し、保持筒22の素材の弾力性を利用して外筒33の外周部を抱持させるので、保持筒22や外筒33の製作誤差を吸収しつつ、保持筒22により外筒33を強い力で確実に保持することが可能となり、替えブラシ5の取付け強度が高くなるとともに、振動の伝達も効率的になされることになる。
【0024】
また、支軸部21及び保持筒22でブラッシング圧を受け止めるとともに、内筒34を前後の半筒34a・34bに分割構成して、その弾力性を高めてあるので、ブラッシング時に大きな荷重が支軸部21材に対して作用することが防止される。このため、支軸部21及び保持筒22をケーシング2と一体成形することが可能となり、電動歯ブラシ1を構成する部品点数を低減できるとともに、電動歯ブラシ1の組立性を向上できる。
【0025】
係合凸部38と係合凹部25との凹凸関係を介して支軸部21に対する替えブラシ5の軸方向への相対移動が規制されており、また回転規制部26と嵌合凹部36との係合によりブラシ5の軸芯回りの回転が規制されて、係合凸部38と係合凹部25との係合関係が維持されるので、ブラッシング時における替えブラシ5の脱落は確実に防止される。
【0026】
内筒34と外筒33間に環状溝35を形成してあるので、替えブラシ5の下端部の肉厚を比較的薄く形成することが可能となり、成形時における替えブラシ5の下端部の偏肉を防止出来る。また、環状溝35の前半部が深溝に形成されているので、係合凸部38と係合凹部25との係合、離脱が比較的容易に行え、環状溝35の後半部が浅溝に形成されているので、ブラッシング時に作用する植設面の直交方向向きの荷重を効果的に受け止めることが可能となる。
【0027】
保持筒22の上縁を前方下がりの傾斜状に形成してあるので、保持筒22内に付着した歯磨きペースト等の付着物を水道水で洗い流す場合には、保持筒22内における水道水の流れが良くなって、付着物の洗い流しが容易になり、また綿棒等の清掃具により保持筒22内を清掃する場合でも、保持筒22内における清掃具の操作性が良くなるので、付着物の清掃が容易になる。しかも、保持筒22内が視認し易くなるので、付着物を綺麗に除去できる。また、保持筒22の前部の上端部分には、大きなブラッシング圧が作用することはないので、替えブラシ5の取付け強度が低下することもない。更に、抱持用スリット23や清掃用スリット24を保持筒22に設けることで、清掃時における保持筒22内の水道水の流れが一層円滑になるし、保持筒22内における綿棒等の清掃具の操作性が一層向上するので、保持筒22の内部の清掃性は格段に向上する。しかも、保持筒22の後方下端部には、ブラッシング圧が殆ど作用しないので、清掃用スリット24を形成することによる替えブラシ5の取付け強度の低下は殆どない。
【0028】
尚、替えブラシ5に代えて、口腔内衛生具として、図8に示すように、先端部に環状の頭部50を形成し、この頭部50に先端が尖ったゴム部材51を取付けた歯肉の乳頭マッサージ具52や、図9に示すように、先端部に袋状のゴム部材53を装着し、このゴム部材53の上面に複数の突起54を形成した歯肉マッサージ具55などを用いることも可能である。
本実施例では、替えブラシ5が保持筒22に対して前後反対に取付けられることを防止するための取付規制手段として、外筒33に規制突部39を形成したが、図10(a)に示すように、支軸部21を保持筒22に対して偏心させるとともに、内筒34を外筒33に対して偏心させたり、図10(b)に示すように、支軸部21の回転規制部26を半円柱状に形成したり、図10(c)のように、替えブラシ5の途中部に保持筒33の上面に当接する段部56を形成して、替えブラシ5の外面が保持筒22の外面に滑らかに連なるように構成してもよい。但し、替えブラシ5を前後反対に取付けることを防止できる構成であれば、例示した以外の構成の取付規制手段を設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明に係る口腔内衛生装置によれば、ブラッシング時における荷重を保持筒と支軸部とで受け止めることになるので、口腔内衛生装置本体に対する口腔内衛生具の取付け強度を高めることが可能となる。
また、口腔内衛生装置本体と口腔内衛生具との接触面積が大きくなることから、振動や往復運動が効率的に口腔内衛生具の伝達され、ブラッシング性能を向上することが可能となる。
【0030】
更に、保持筒の前部に抱持用スリットを形成することで、保持筒の拡縮方向への弾性変形が抱持用スリットを介して可能となるので、製作誤差等により保持筒の内径寸法や口腔内衛生具の外筒の外径寸法が変動しても、外筒を保持筒で確実に保持することが可能となり、口腔内衛生具の取付強度が高くなるとともに、振動の伝達も効率的になされることになる。
更にまた、保持筒のうちのブラッシング圧が殆ど作用しない前方の上端部を切欠いて、保持部の上縁を前側下がりに傾斜させてあるので、口腔内衛生具の取付け強度を低下させることなく、保持筒内を容易に且つ綺麗に清掃することが可能となる。
【0031】
ブラッシング圧が保持筒と支軸部とに分散されるので、支軸部に作用するブラッシング圧は大幅に小さくなる。それゆえ、振動方式の口腔内衛生装置においては、保持筒及び支軸部を口腔内衛生装置本体のケーシングと一体的に形成することが可能となり、口腔内衛生装置を構成する部品点数を少なくしてその製作コストを低減出来るととにも、口腔内衛生装置の組立性を大幅に向上出来る。
歯や歯肉等への接触面を前側にした状態でのみ口腔内衛生具を口腔内衛生装置本体に取付可能となす取付規制手段を設けると、口腔内衛生具を口腔内衛生装置本体に対して前後反対に取付けるという取付ミスを防止でき、ブラッシング荷重が保持筒の抱持スリット側の上端部に作用して、保持筒が破損するという不具合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である電動歯ブラシ本体及び替えブラシの正面図
【図2】 同電動歯ブラシの要部切欠側面図
【図3】 同電動歯ブラシの本体と替えブラシとの連結部分付近の縦断面図
【図4】 図2のIV−IV線断面図
【図5】 同電動歯ブラシの本体の平面図
【図6】 同電動歯ブラシに作用するブラッシング圧の説明図
【図7】 同電動歯ブラシの替えブラシの底面図
【図8】 乳頭マッサージ具の斜視図
【図9】 歯肉マッサージ具の斜視図
【図10】 他の構成の取付規制手段であり、(a)は電動歯ブラシの保持筒の下端近傍部の横断面図、(b)は電動歯ブラシの回転規制部付近の横断面図、(c)は電動歯ブラシの本体と替えブラシとの連結部分付近の縦断面図
【図11】 従来の電動歯ブラシの要部縦断面図
【図12】 他の従来の電動歯ブラシの要部縦断面図
【図13】 同電動歯ブラシの要部分解斜視図
【符号の説明】
1 電動歯ブラシ 2 ケーシング
3 振動発生手段 4 電動歯ブラシ本体
5 替えブラシ
10 電池 11 電動モータ
12 偏心錘
20 上壁部 21 支軸部
22 保持筒 23 抱持用スリット
24 清掃用スリット 25 係合凹部
26 回転規制部
32 ブラシ 33 外筒
34 内筒 35 環状溝
36 嵌合凹部 37 スリット
34a 前部半筒 34b 後部半筒
38 係合凸部 39 規制突部
50 頭部 51 ゴム部材
52 乳頭マッサージ具
53 ゴム部材 54 突起
55 歯肉マッサージ具 56 段部

Claims (6)

  1. ケーシングの上端部に、支軸部を突出状に形成するとともに、上縁を前側下がりに傾斜させた保持筒を支軸部を取り囲むように突出形成した口腔内衛生装置本体と、
    歯や歯肉等への接触面を前側にした状態で口腔内衛生装置本体に着脱自在に取付けられる口腔内衛生具であって、下端部に、保持筒に内嵌合する外筒と、この外筒の内側に環状溝を介在させて設けられ、支軸部に外嵌合する内筒とを有し、口腔内衛生装置本体に取付けた状態で外筒の外面が保持筒の内面に面的に圧接される口腔内衛生具と、
    を備えた口腔内衛生装置。
  2. 支軸部の軸芯に対する保持筒の上縁の傾斜角度を70°〜30°の範囲内に設定した請求項1記載の口腔内衛生装置。
  3. 保持筒の前部に下端部近傍から上方へ延びて上端が開口した抱持用スリットを形成した請求項1又は2記載の口腔内衛生装置。
  4. 保持筒の後方下部に周方向に延びる清掃用スリットを形成した請求項1〜3のいずれか1項記載の口腔内衛生装置。
  5. 支軸部及び保持筒を口腔内衛生装置本体のケーシングと一体的に形成した請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔内衛生装置。
  6. 歯や歯肉等への接触面を前側にした状態でのみ口腔内衛生具を口腔内衛生装置本体に取付可能となす取付規制手段を設けた請求項1〜5のいずれか1項記載の口腔内衛生装置。
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