JP3790474B2 - 一体形導入子を有する止血弁装置 - Google Patents

一体形導入子を有する止血弁装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の背景】
1.発明の分野
本発明は、弁に関する。より具体的には、本出願は、医療方法にて使用される止血弁に関する。
【0002】
2.関連する技術
色々な医療方法は、患者の心臓血管系内でカテーテル及び/又はガイドワイヤーを一時的に、また、しばしば繰り返して導入し且つ除去することを必要とする。例えば、比較的小さい切開部分のみを使用して、カテーテルを患者の血管内に導入し且つカテーテルを使用してステントを埋め込んだり、流体を直接、心臓血管系内の所定の位置に供給することができる。また、カテーテルは、探索外科法を行い及び患者の身体内の組織試料を除去するために使用することもできる。
【0003】
カテーテルを使用する手術は、幾つかの異なる型式のカテーテル、及びカテーテルを身体内の所望の箇所に案内するために採用することのできるガイドワイヤーを挿入し且つ除去することをしばしば必要とすることがある。カテーテル及びガイドワイヤーの挿入、除去及び調節時に出会う問題点の1つは、カテーテル及びガイドワイヤーが最初に、心臓血管系内に導入される箇所である点における出血を制御することである。
【0004】
出血を制御し、また、カテーテル及び/又はガイドワイヤーを心臓血管系内に容易に挿入し且つ除去することを保証する1つのアプローチ法において、中空の導入子の一端を最初に、患者の太い血管内に固着する。導入子の他端は、患者の身体外に配置し且つアダプタに取り付ける。
【0005】
かかるアダプタは、典型的に、貫通して伸びる通路を有する短い硬い管を備えている。1つのコネクタがアダプタ管の一端に取り付けられている。該コネクタは、アダプタ管の通路を導入子の露出端に接続するために使用される。このことは、流体及びカテーテル、ガイドワイヤーのような医療装置がアダプタ管と導入子との間を通ることを可能にする。
【0006】
一般に止血弁と称される弁がコネクタからアダプタの他端に配置されている。この止血弁は、典型的に、弁体内に配置されたシールを有している。アダプタを使用する間、患者の心臓の拍動に起因する患者の血圧によって、患者からの血液は導入子を通り且つアダプタ管の通路内を流れる。シールは、血液がアダプタから逃げるのを防止する設計とされている。
【0007】
1つの典型的な止血弁は「スリット」弁である。別の典型的な止血弁は、「トーヒィボースト(Touhy Borst)」弁として既知である。かかる弁は、典型的に、カテーテルが伸びるときに貫通する通路を有するエラストマー的膜を有している。このエラストマー的膜は、カテーテルの外面の周りで選択的に圧縮し、これにより、止血を実現することができる。
【0008】
カテーテルの1つの益々一般的な用途は、血管内で選択的に拡張させることのできる小さいバルーンを戦略的に配置することである。バルーンは、脂肪の沈着によって閉塞し又は部分的に閉塞した血管を開放するために使用される。この血管の開放又は変質は、血管形成法と称される。
【0009】
場合によっては、血管形成法を行なう間、拡張可能なステントをバルーンカテーテルに取り付ける。ステント/バルーンカテーテル組立体は、血管の特定の部分に達する迄、アダプタを通して血管内に案内する。所望の位置に達したならば、バルーンを拡張して、これにより、ステントを拡張させる。次に、バルーンを萎ませ、バルーンを拡張したステントから分離する。次に、ステントは、血管内に止まり、これにより、血管を拡張した位置に保持し、バルーンカテーテルを血管から除去する。
【0010】
ステントは、多岐に亙る異なる設計とすることができ、また、多岐に亙る方法により血管内に埋め込むことができる。典型的に、ステントは、最初に、アダプタを通して挿入し、次に、血管内に更に挿入する。
【0011】
かかる挿入を行なう間、ステントは、アダプタの止血弁を通して挿入する。しかし、止血弁を通して挿入するときに従う湾曲路によって、保護されないステントは、損傷することがしばしばである。比較的、傷付き易い展性の構造体であることがしばしばであるステントは、弁に固着し、又は弁によって閉塞され又は損傷する可能性がある。保護されていないバルーン及びステントは、典型的な止血弁内に拘束され、これにより、ずれたり又は変形する可能性がある。
【0012】
ステントを止血弁を通じて挿入する間にステントを保護する1つの方法によれば、ステントをカテーテル内に配置し、次に、そのカテーテルを止血弁を通して挿入し、また、患者の心臓血管系内に更に挿入する。しかし、このことは、典型的に、別個のカテーテルを使用することを必要とする。
【0013】
ステントを保護する別の方法によれば、止血弁は、最初に、アダプタから除去する。次に、ステントは、アダプタ本体内に配置し、弁は、ステントの後方にてアダプタまで後方にねじ込む。しかし、この方法は、手間がかかり、医療方法を行なう間、止血弁の中身が流れ出る可能性がある。
【0014】
別の方法によれば、一体の導入子が弁内で可動に取り付けられ且つスリット弁を選択的に開放する。しかし、かかる弁は、典型的に、止血を実現すべく特別な細長い器具上に所定の量の密封圧力を付与する設計とされている。外科医がカテーテル又はその他の器具に加わる密封圧力を上昇又は降下させようとするならば、外科医は、より緊密な又はより緩いシールを有する異なる弁を採用することが必要とされる。このため、外科医は、特定の方法を行なう間、又は異なる寸法のカテーテルを使用する間に使用するため多数の異なる弁を挿入し且つ格納することが必要となる。
【0015】
このため、当該技術分野にて、弁を通る間、器具を保護することを可能にする改良された止血弁が必要とされている。また、特定の細長い医療装置に外科医が付与することのできる所定の程度の密封圧力に外科医を制限することがない止血弁が当該技術分野にて必要とされている。
【0016】
【発明の概要】
本発明の止血弁は、患者の心臓血管系内にアクセス(接近もしくは出入り)できるようにされている。この止血弁は、弁体と、圧縮可能なシールと、一体形の可動の導入子と、好ましくは、弾性的シールとを有している。
【0017】
圧縮可能なシールに圧縮力が加えられると、圧縮可能なシールの一部分は半径方向内方に動いて漸進的により密なシールを形成する。弁体に螺着可能に接続された中空の回転する回り止めナットを採用して、所望の程度の圧縮力を調節可能に付与することができる。圧縮可能なシールに加えられる圧縮力の程度は、ナットを選択的に回すことでインクリメンタル的(増分的)に調節することができる。導入子は、回転するナット内で可動に接続される。
【0018】
1つの好ましい実施の形態において、弾性的シールは、圧縮可能なシールから基端方向に配置され且つ導入子により選択的に開放される。導入子を弁内の第一の位置から第二の位置まで動かすと、導入子は、常時閉じた弾性的シールを開放する。次に、バルーンカテーテル又はステント組立体のような、細長い器具を、シールにより損傷されることなく、導入子を通じ且つ弾性的シールを経て挿入することができる。導入子を除去したとき、弾性的シールは、細長い器具の外面の周りを密封し且つ流体が弁から流れるのを防止する。
【0019】
また、本発明にて、多岐に亙るその他の有利な点も実現される。第一に、多岐に亙る異なる直径を有するカテーテルを受け入れるため圧縮可能なシールを選択的に調節することができる。第二に、血液の損失を実質的に防止すると同時に、細長い部材が弁内に又は弁外に誤って動くのを防止し又は細長い部材が動くのを許容するように密封圧力の程度を調節することができる。第三に、圧縮可能なシールが開放している間、例えば、細長い部材の位置を調節する間、弾性的シールは、細長い部材に対して密封することができる。
【0020】
最後に、好ましい実施の形態において、導入子は、選択的に、弾性的シールを開放するため第一の位置と第二の位置との間にて回転型の回り止めナットを通して選択的に摺動する。この設計は、可調節型の圧縮可能なシール及び一体形の摺動型導入子の有利な点を精緻に組み合わせるものである。
【0021】
本発明の上記及びその他の目的並びに特徴は、次の説明及び特許請求の範囲の記載からより完全に明らかになり、又は以下に記載するように本発明を実施することにより知ることができる。
【0022】
【好ましい実施の形態の詳細な説明】
本発明は、カテーテル及びガイドワイヤーのような細長い医療器具を挿入し、位置変更し又は止血弁から除去する間、体液の損失を最小にする改良された弁装置に関するものである。この弁装置は、アダプタ内に内蔵させることが好ましい。
【0023】
次に、図1を参照すると、本発明の1つの実施の形態が図示されている。図1には、管状本体12と、回転可能なコネクタ14と、本発明の弁装置16とを備えるアダプタ10が図示されている。中空の管状本体12は、末端18及び対向する基端20を有している。回転可能なコネクタ14は、管状本体12の末端18に配置されている。回転可能なコネクタ14は、少なくとも部分的に、患者の身体内に配置された導入子(図示せず)と本体12を流体的連通状態に接続するための手段の一例である。弁装置16は、管状本体12の基端20に配置され且つ患者の心臓血管系へのアクセスが可能な形態とされている。
【0024】
図1に図示するように、アダプタ10の選択的な1つの実施の形態は、管状本体12に取り付けられた補助的なアクセス管22を有している。補助的なアクセス管22は、管状本体12と流体的に連通し得るように貫通して形成された中央穴を有する。更に、補助的なアクセス管22は、カテーテルのような器具と流体的連通状態に配置可能な形態とされている。補助的なアクセス管22は、流体又は医療装置を患者の身体内に導入するために使用することができる。弁装置16を採用するアダプタは、補助的なアクセス管を使用せず、又は複数の補助的なアクセス管を使用して、管状本体を採用する形態を含む所期の機能を果たし得るように色々なその他の形態を備えることが可能であることが理解できる。
【0025】
管状本体12は、弁装置16の弁体26と流体的連通状態に接続されている。回り止めナット32は、図1に図示するように、弁体26に回転可能に接続されている。
【0026】
図1には、また、弁装置16の導入子24の基端の漏斗状形状の部分44が図示されている。導入子24は、弁体26に可動に接続され、以下により詳細に説明する、回り止めナット32に可動に接続されている。導入子24は、基端の漏斗状形状のハブ端部44が回り止めナット32から離れて配置される、図1に図示した第一の位置と、漏斗状形状のハブ端部44が回り止めナット32に隣接して配置される、第二の位置との間にて移動する。弁装置16は、図2及び図3に分解図で更に図示されている。
【0027】
図1乃至図3に図示するように、弁装置16は、(i)貫通する管腔を画成する内面38を有する弁体26と、(ii)弾性的シール28と、(iii)弾性的シール28を選択的に開放する導入子24と、(iv)圧縮可能なシール30と、(v)シール30を選択的に圧縮する中空の回転型回り止めナット32とを備えている。座金34、36は、図示されていない。
【0028】
弾性的シール28及び圧縮可能なシール30の外面及び座金34、36は、弁体26の内面38の相応する部分と合わさる形態とされている。座金34、36は、弾性的シール28の両側部に配置されることが好ましい。座金34の1つの機能は、回り止めナット32が圧縮可能なシール30に対して進むとき、弾性的シール28が捩れるのを防止することである。
【0029】
図1乃至図3の実施の形態において、弁体26は、アダプタの管状本体12と流体的連通状態で一体に接続されている。別の実施の形態において、本発明にて有用な弁体26又は別の弁体は、管状本体に取り外し可能に又は取り外し不能に取り付けられている。弁体26は、貫通する管腔を提供する手段の機能を果たすことのできる構造体の1つの実施の形態である。貫通する管腔を提供する手段の色々なその他の実施の形態がその所期の機能を具体化するうえで同等に効果的であることが理解できる。
【0030】
図2及び図3を参照すると、弾性的シール28は、体液が弁体26の管腔から損失するのを防止する形態とされている。使用時、弾性的シール28は弁体26の内面38内に配置される。シール28は、凹状の両側面を有する円筒状の形状の薄い可撓性の膜本体を有している。弾性的シールは、その所期の機能を提供しつつ、半球状の形状、平坦又は楕円形のようなその他の形態を備えることができる。膜は、例えば、シリコンゴム及びその他のエラストマー材料から成る群から選んだ材料とすることができる。
【0031】
開口40(図2及び図3にて閉じられている)はシール28の側部を貫通して伸びている。カテーテル又はガイドワイヤーのような細長い器具をシール28の開口40を通じて配置することができる。開口40は、導入子24の外径よりも小さい内径を有し、これにより導入子24が貫通するように配置されたとき、開口40が導入子24の周りで密封するようにすることが好ましい。
【0032】
図2の実施の形態において、弾性的シール28は、三頭スリット弁である。弾性的シール28が弁体26の内面38内に配置されたとき、シール28は弁体26からの体液の損失を防止することができ且つ弁装置16内に位置する細長い器具の外面の周りを密封する。
【0033】
弾性的シール28は、導入子24のような力が弾性的シール28に対して向けられたとき開放位置となる。弾性的シール28は、弾性的シール28に対して向けられた力を受けないとき、常時閉じた位置となる。弾性的シール28は、弁体26の管腔からの体液の損失を防止し得るように、弁体26内に配置された弾性的な密封手段の機能を果たすことのできる構造体の1つの実施の形態である。シール28は、選択的に開放可能な開口40を有している。かかる弾性的な密封手段のその他の例は、単一スリット弁、3つ以上のスリットを有する弁、又は当該技術分野で既知の、若しくは未だ製造されていないその他の弾性的弁を含む。
【0034】
導入子24は、漏斗状形状の基端ハブ44が接続され且つ流体的連通状態にある細長い中空の管状本体42を備えている。ハブ44は、導入子24が第一の位置から第二の位置まで移動したときストッパとして機能する、回り止めナット58の内面58の合わさり部分と接触する。
【0035】
第一及び第二の環状リブ46、48は、管状本体42の周りを伸びている。リブ46、48の各々は、導入子24を回り止めナット32内で直線状の長手方向の交互的な経路内を案内する案内手段の例である。しかし、本発明の導入子は多岐に亙る異なる形状及び形態とすることができ、その何れも、導入子を挿入したとき、導入子が弾性的シール28を開放することを可能にする。導入子24の管状本体42は、弾性的シール28を通じて挿入し、これにより弾性的シール28を開放位置に維持するのに十分な寸法を有する。管状本体42をシール24を通じて挿入すると、導入子24が移動する迄、管状本体42はシール28内に維持される。
【0036】
図2及び図3を更に参照すると、圧縮可能なシール30は、中空の円筒状の基端52から伸びる、中空の円錐形末端50を有している。圧縮可能なシール30は、貫通する開口を画成する内面54を有している。末端50は、弁体26の内面38の相応する末端部分内で合わさる形態とされている。中空の圧縮可能なシール30の外面は、圧縮可能なシール30及び弁体26の内面38の双方が協働可能な形態とされている限り、その他の形態とすることが可能であることが理解できる。
【0037】
圧縮可能なシール30は、加えられた圧縮力に応答して弁16を密封する。圧縮可能なシール30に圧縮力を加えられると、圧縮可能なシール30の一部分は半径方向内方に移動して、圧縮可能なシール30内に配置されたカテーテル又はガイドワイヤーのような細長い器具の周りで漸進的により密なシールを形成する。圧縮可能なシール30に加えられる圧縮力の程度はインクリメンタル的に調節し、圧縮可能なシールに加わる圧縮力の全てを除去することなくカテーテル又はガイドワイヤーを位置変更し又は除去することさえも許容しつつ、カテーテル又はガイドワイヤーの周りにシールが形成され又は維持されるようにすることができる。また、シール30が調節可能であるため、多岐に亙る異なる直径を有する細長い医療器具を配置することが可能である。
【0038】
中空の回転可能な回り止めナット32は、弁体26の第一の係合ねじ56に選択的にねじ止めされ且つ圧縮可能なシール30を選択的に圧縮する形態とされている。回転可能な回り止めナット32は、貫通する開口を画成する内面58を有している。作動時、導入子24は回転型回り止めナット32内で第一の位置と第二の位置との間を往復運動し且つその内面58と摺動可能に接続されている。
【0039】
図3には、弁装置16及び管状本体12の一部分の部分的に組み立てた断面図が図示されている。導入子24は図3の弁体26から分解されている。図示するように、弁体26は、内面38により画成された貫通して伸びる管腔64を有している。管腔64は、管状本体12の内面68により画成された管腔66と流体的に連通している。図示するように、組み立てた実施の形態において、圧縮可能なシール30は、弁体26の内面38内で合わさる関係に配置されている。座金36は圧縮可能なシール30に隣接して配置され、弾性的シール28は座金36に隣接して配置されている。座金34は弁体26内でシール28の反対側部に配置されている。中空の回転可能な回り止めナット32が弁体26に可動に接続され且つ導入子24の管状本体42を実質的に取り巻いており、該導入子はナット32に可動に接続されている。図3において、圧縮可能なシール30は開放している一方、弾性的シール28は閉じられている。
【0040】
圧縮可能なシール30は、該シール30が開放位置にあるとき、弁体26の管腔64と連通する貫通開口80を有している。圧縮可能なシール30は、該シール30に加えられる圧縮力に応答して開口80を選択的に開放し且つ閉じる。シール30は、上記の圧縮力が加えられないとき、常時開放位置にある。シール30は、開口80の寸法を選択的に且つ漸進的に縮小させ得るように圧縮力に応答する。
【0041】
図3に更に図示するように、一例として且つ非限定的に、盛上がった環状密封リブ90のような盛上がった環状部分は、圧縮可能なシール30の内面54に一体に形成されている。盛上がった環状リブ90は、色々なその他の形態とすることができ、また、その機能を同等に効果的に果たす。一例として且つ非限定的に、本発明の盛上がった環状リブは、半球状、半楕円形、円形、半円形、矩形、半八角形、又は色々なその他の形状とすることができる。
【0042】
リブ90は、圧縮可能なシール30を超えて体液が実質的に全て損失するのを防止でき且つ圧縮可能なシール30に作用する全ての圧縮力を解放することのないシールを維持しつつ、管腔64にアクセスする細長い器具を位置変更し又は除去することを可能にする形態とされている。かかるリブの機能を果たすことのできる代替的な構造体を含むその他の実施の形態もその所期の機能を果たすのに等しく有効である。
【0043】
圧縮可能なシール30は、変形可能な弾性的材料から成ることが好ましく、この材料は、圧縮可能なシール30が圧縮力に応答して圧縮し、それ自体にてシールを形成し、又は開口80を貫通するように配置された細長い器具の周りにシールを形成する。また、圧縮可能なシール30を構成する材料は、圧縮力が除去されたとき、圧縮可能なシール30が独立的に戻ってその当初の形態に適合することを可能にするのに十分、弾性的でもなければならない。管状の圧縮可能なシール30に対する好ましい材料は、シリコンゴムである。しかし、圧縮可能なシール30は、その他の型式の従来のゴム及びエラストマー的材料から成るものとすることができる。圧縮可能なシール30の外面は、回り止めナット32を引込めたとき、該外面が弁体26に粘着するのを防止し得るようにオイルにて被覆することができる。
【0044】
圧縮可能なシール30は、シール30に加えられた圧縮力に応答して弁体26の管腔64を選択的に密封し且つ非密封状態にするため弁体26内に配置された圧縮可能な密封手段の機能を果たすことができる構造体の1つの実施の形態である。
【0045】
図3を更に参照すると、回転可能な回り止めナット32は、その基端94上に端部壁92と、端部壁92から一体に且つ末端方向に伸びる外側の環状の側壁96と、端部壁92から一体に且つ末端方向に伸びる内側の中空の環状ネック部98とを備えている。弁体26の基端における第一の係合ねじ56と回転可能にねじ止め係合する形態とされた一組みの第二の係合ねじ102が環状側壁96の基端100から伸びている。
【0046】
側壁96は、また、その末端106から伸びる環状リッジ104も備えており、この環状リッジは、組み立て中、弁体26の基端における環状リッジ108上を摺動し、回転可能な回り止めナット32が弁体26から誤ってねじ外れとなるのを防止する。このように、回転可能な回り止めナット32を弁体から取り外すためには、回り止めナット32は、リッジ108の上方で弁体26から引き出し、リッジ104がリッジ108の上方にて引っ張られるようにしなければならない。
【0047】
使用時、ネック部98が末端方向に進み、これにより、シール28、30に対して圧縮し、圧縮可能なシール30が閉じるようにするように、ナット32は弁体26に対して選択的に回転させることができる。圧縮可能なシール30を開放しようとするとき、ナット32は、基端方向に回し、これにより、シール30を開放する。
【0048】
このように、ネック部98は、管腔64内を選択的に進み、これにより、圧縮可能なシール30に対して力を付与する形態とされている。ナット32を選択的に回すことにより、ネック部98は選択的に前進する。第一の係合ねじ56及び第二の係合ねじ102は、全体として、ネック部98を弁体26の基端に取り外し可能に接続し且つネック部98を管腔64内に選択的に進める手段の一例として機能する。ネック部を弁体の基端に可動に接続する、かかる手段の別の実施の形態(図示せず)において、弁体のねじは、ネック部に接続された外ねじが係合する内ねじである。
【0049】
ネック部98は、座金34に対して、(又は座金34が弁体26内で使用されない1つの実施の形態(図示せず)では弾性的シール28に対して直接に)管腔64内を選択的に進む。ネック部98が管腔64内に進むと、シール30は管腔64内で圧縮され、圧縮可能なシール30の内面54を半径方向内方に突き出し、これにより、開口80を狭小にする。これと同時に、圧縮可能なシール30は、弁体26の内面38に対するシールを形成し得るように弁体26の内面38に対して半径方向外方に圧縮する。
【0050】
ナット32の内面58は、導入子24の漏斗状ハブ端部44を受け入れ、これにより、導入子24が第二の位置まで動くとき、導入子24を停止させ得るように拡張した受け入れ入口115を形成すべくその基端94にて半径方向外方に拡張している。1つの実施の形態において、ハブ44は入口115に接触すると、導入子24の他端の末端は、開口80を貫通して伸びることなく、シール30を閉じ又はシール30に接触するのに十分、遠方まで長手方向に伸びて、医療器具が導入子24の内面を貫通してシール30の内面54内まで円滑に移行することを可能にする。
【0051】
環状リッジ116は、ネック部98の内面から内方に突き出している。リッジ116は、図4に図示するように、導入子24を第一の位置まで動かしたとき、導入子26のリッジ48に係合し、導入子がナット32外に動くのを防止するストッパとして作用する。
【0052】
回転可能な回り止めナット32は、圧縮可能なシール30に作用する圧縮力を選択的に増大且つ減少させるべく、弁体26に可動に接続された圧縮手段の機能を果たすことができる構造体の一例である。ナット32を弁体26に対して一方向に回したとき、圧縮力は増大し、また、ナット32を弁体26に対して反対方向に回したとき、圧縮力は徐々に解放される。かかる圧縮手段の機能を果たすことのできる構造体の色々な実施の形態は、その所期の機能を果たすのに等しく有効である。
【0053】
回り止めナット32と座金34との間の滑りを容易にするため、座金34は、デルリン又はポリテトラフルオロエチレン、すなわち、より一般的にテフロン(Teflon)(登録商標名)として既知の、比較的低摩擦率を有する比較的硬い材料で出来たものとすることができる。ネック部と座金34との間の回転滑りを助力し且つ弁装置16内の構成要素間のより平滑な相互作用を可能にするため、弁装置16の相互作用可能な構成要素を潤滑すべく医療等級シリコーンオイルのような少量のオイル又はその他の潤滑剤を使用することができる。また、座金36は、テフロン(登録商標名)又はデルリン材料から成るものであることも好ましい。
【0054】
図4には、細長い部材120が内部に配置された、組み立てたアダプタ10が図示されている。この設計は、可調節型の圧縮可能なシールの有利な点と、回転型の回り止めナット内を摺動する一体形の導入子の有利な点とを精緻に組み合わせるものである。導入子24は、ナット32内で回転可能に接続されている。シール28は、部材120の外面の周りに配置され、細長い部材120の周りにシールを形成する。シール28は、シール30が開放しかつ細長い部材120の位置が弁装置16内で調節される間、シール28を越えて流体が損失するのを防止する形態とされている。
【0055】
導入子24の第一の位置が図4に図示されている。導入子24の第二の位置が図5に図示されている。図5の実施の形態において、導入子24は、弾性的シール28を通じて配置され、これによりシール28を開放する。一旦シール28が開放したならば、ステント部分122又は細長い器具の120の別の部分は、図示するように、損傷することなく、シール28及びシール30を貫通して容易に伸びることができる。図5の導入子24は、器具120が平滑に遷移することを可能にし得るように、導入子24とシール30との間の全ての空隙を減少させ又は解消するため、図5の導入子24をシール30に向けて更に動かし、また、ハブ44が入口115に接触するとき、停止することができる。
【0056】
本発明の1つの有利な点として、1つの実施の形態では、導入子24がシール28を貫通して伸びる第二の位置まで導入子24が移動するとき、導入子24は、導入子24に加わるシール28の把持力により第二の位置に維持される。次に、導入子24が弾性的シール28により第二の位置に係止される間に、外科医は細長い器具を導入子24を通じて便宜に伸ばすことができる。次に、外科医は、所望であるとき、導入子24をシール28から引き出すことにより、導入子24を第二の位置から選択的に除去することができる。弾性的シール28は、導入子24を第二の位置に選択的に係止する手段の一例として機能する。
【0057】
導入子24は、弾性的密封手段を選択的に開放する開放手段の一例である。しかし、多岐に亙る異なる導入子が、例えば、その他の管状部材のような弾性的密封手段を選択的に開放する開放手段として機能することが可能である。多岐に亙る異なる形状及び寸法を有する多岐に亙るその他の管状部材を採用することができる。例えば、本発明の漏斗状形状部材44は、回転型回り止めナット32に対して便宜に嵌まり且つ細長い部材を導入子24内の適当な所望の経路に沿って進めるが、漏斗状形状の部材を導入子の端部に採用する必要はない。導入子24を漏斗状形状部材44に対して押し付けることにより、導入子24を第二の位置内に移動させることが可能である。導入子24は多岐に亙る異なる仕方にて回り止めナット32に可動に接続可能であることもまた理解されよう。
【0058】
次に、図6を参照すると、ステント部分122のような細長い部材120の任意の所望の部分を弾性的シール28a及び開放した圧縮可能なシール30を通じて引き伸ばすことにより、その後、回り止めナット32を末端方向に回すことにより圧縮可能なシール30を閉じることが可能である。圧縮可能なシール30をこのように閉じることにより、細長い部材120の外面を密封し、これにより流体が弁16を通って逃げるのを防止することが可能である。
【0059】
部材120の位置を調節する別な方法によれば、圧縮可能なシール30は完全には閉じられないが、環状密封リブ90が部材120の外面に対して配置され、これにより部材120の動きを許容するには十分に閉じられる。
【0060】
同様に、図6に図示するように、選択的な弾性的シール28aは、体液が弁体の管腔から損失するのを防止するべく、弁体26内に配置された弾性的な密封手段の別の実施の形態である。弾性的シール28aは、環状溝124を特徴としている。
【0061】
管状本体12、弁16、アクセス管22及び導入子24は、透明、透過性又は半透明のポリカーボネートプラスチックから成るものとすることができる。かかるプラスチック材料は、成形を比較的容易にし、穏当な可撓性及び内部構成要素並びにアダプタの作用を見ることを可能にする。勿論、人の好み及び特定のアダプタの所期の用途に依存して、代替的な型式の従来のプラスチックも使用可能である。
【0062】
1つの実施の形態において、導入子24は、審美的な目的のため、また、透明なナット32及び本体26から区別するため、青い着色剤の如きものにして僅かに着色されている。また、1つの実施の形態において、弁28、30は、審美的な目的のため、青色のような色の形態とされている。
【0063】
弁装置16は、(i)弁組立体と、(ii)弁組立体に可動に接続された導入子(例えば、導入子24)とを備える弁装置の一例である。弁組立体は、例えば、(i)弁体26のような弁体と、(ii)シール30のような圧縮可能なシールと、(iii)シール28のような弾性的シールと、(iv)ナット32のような回り止めナットとを備えている。
【0064】
弁体26の内面38は通路、すなわち管腔64を画成する。このように、弁体26は、貫通する通路64を提供する手段の一例として機能する。シール28、30は選択的に通路64を密封する。
【0065】
更に、回り止めナット32の内面58及び回り止めナット32から末端方向に配置された弁体26の内面38の一部分は、全体として、通路126を画成する(図6)。このように、回り止めナット32及び弁体26は、貫通する通路126を提供する手段の別の例として、全体として機能する。シール28、30は、通路126を選択的に密封する。導入子24は、通路126内に配置された弾性的シール26を選択的に開放する。
【0066】
1つの代替的な実施の形態(図示せず)において、その弁体内に弾性的シールが配置されずに弁装置が提供される。かかる1つの代替的な実施の形態において、シール30のような圧縮可能なシールに達する前に、回り止めナット32を貫通するように弁の基端部分を貫通する細長い部材120のような細長い部材を案内するため、導入子を採用することができる。回転型ナットのネック部がシール30に隣接する座金に対して直接押し付け、または、シール30に対して直接押し付けてシール30を圧縮する。導入子は、例えば、回り止めナット内の第一の位置と第二の位置との間を可動である。しかし、1つの好ましい実施の形態において、導入子は弾性的シールを貫通して選択的に伸びている。
【0067】
本発明は、その精神又は必須の特徴から逸脱せずに、その他の特定の形態にて具体化可能である。上述した実施の形態は、全ての点にて単に説明的で且つ非限定的なものであると見なすべきである。このため、本発明の範囲は上記の説明ではなくて特許請求の範囲によって判断される。特許請求の範囲の意義及び等価物の範囲に属する全ての変更はその範囲に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の弁装置を有する、本発明のアダプタの斜視図である。
【図2】 弁装置を分解図で図示する、本発明のアダプタの斜視図である。
【図3】 導入子が弁体から分解された、本発明の弁装置の図である。
【図4】 導入子が第一の位置にて弁体に可動に接続され、細長い医療器具が弁内に配置された、図3の弁装置の図である;弁の弾性的シールは医療器具の周りで閉じられている。
【図5】 導入子が第二の位置にある弁装置の図であり、弁の弾性的シールは導入子により開放され、医療器具は該医療器具を損傷させずに弾性的シール及び密封可能なシールを通じて移動する。
【図6】 医療器具のステントが、弁を通じて移動し、弾性的シール及び圧縮可能なシールが医療器具の外面の周りで閉じられた、図5の装置の図である;1つの代替的な弾性的シールが図示されている。

Claims (10)

  1. ガイドワイヤ、ステント若しくはバルーンを配置するためのカテーテル、及び診断処理のための同様な血管内器具の導入を許容する一方、血液の損失を防止する止血弁装置において、
    血管内器具を患者の血管系に導入する目的のために貫通して延びる通路を備えている弁本体と、
    前記弁本体内に位置し、前記弁本体の前記管腔を横切るように配置され、通常は閉じている弾性的シールと、
    前記弁本体の前記通路を横切って前記弁本体内に位置し、圧縮力を加えることにより変形したとき閉じる開口部を有する、通常は開いている圧縮可能なシールであって、前記圧縮可能なシールの内面に一体に形成された盛上がった環状のリブを有する、前記圧縮可能なシールと、
    前記弁本体に接続されて前記弁本体と共に組立体を形成し、前記組立体の中に前記弾性的シール及び前記圧縮可能なシールを含む回り止めナットであって、前記回り止めナットは前記弁本体の周りで移動し、前記弾性的シール及び前記圧縮可能なシールに作用する圧縮力を選択的に加えたり除去することができ、前記圧縮力の付与及び除去に応じて血管内器具の周囲で前記圧縮可能なシールを選択的に開放しかつ閉じるように作動し、同時に、前記弾性的シールに作用する圧縮力を選択的に加えかつ除去して、前記弾性的シールにより付与された密封性を選択的に高める、前記回り止めナットと、
    前記血管内器具が阻害されずに通過できる中空の長い導入子であって、前記導入子は、前記導入子が前記弾性的シールから完全に後退して前記弾性的シールにより閉じることを可能にする第1の位置と、前記導入子が前記圧縮可能なシールの開口部を貫通しない状態で通常は閉じている前記弾性的シールを貫通して延びる第2の位置との間で移動でき、前記導入子の動き及び前記回り止めナットの動きが相互に独立して行われ、前記導入子が前記第1の位置にあるか又は前記第2の位置にあるかに関係なく、前記回り止めナットが前記圧縮可能なシールを選択的に開放し及び閉じるように移動でき、かつ前記回り止めナットが前記圧縮可能なシールを閉じるように移動するか又は前記圧縮可能なシールを開くように移動するかに関係なく、前記導入子が前記第1の位置又は前記第2の位置に移動できる、前記導入子と、
    を備えた止血弁装置。
  2. 請求項1に記載の止血弁装置において、前記弾性的シール及び前記圧縮可能なシールが前記通路内に配置され、前記弾性的シールが前記導入子及び前記圧縮可能なシールの間に配置されている止血弁装置。
  3. 請求項2に記載の止血弁装置において、前記導入子が前記回り止めナットに摺動可能に接続されている止血弁装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の止血弁装置において、弾性的シールがスリット弁を備える止血弁装置。
  5. 請求項1に記載の止血弁装置において、前記回り止めナットが開口部を有し、前記導入子が、前記開口部内で選択的に往復運動するように前記開口部に摺動可能に配置されている止血弁装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の止血弁装置において、前記第2の位置に前記導入子を維持する係止機構を更に備える止血弁装置
  7. 請求項1に記載の止血弁装置において、前記弾性的シールが弾性的な膜を備え、前記膜に少なくとも一つのスリットが形成され、前記少なくとも一つのスリットが前記第2の位置に前記導入子を選択的に係止する止血弁装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の止血弁装置において、前記導入子が、管状本体と前記管状本体に接続され且つ前記管状本体と流体的に連通した漏斗形状ハブとを備える止血弁装置。
  9. 請求項に記載の止血弁装置において、前記回り止めナットが前記弁体に回転可能に接続され、前記導入子が前記回り止めナットに可動に接続され且つ前記回 り止めナットの開口内で前後に往復運動する止血弁装置。
  10. 請求項に記載の止血弁装置において、前記弾性的シールが前記第2の位置に前記導入子を選択的に係止する手段を備える止血弁装置。
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