JP3785907B2

JP3785907B2 - Shoe gap adjustment jig for vehicle brakes

Info

Publication number: JP3785907B2
Application number: JP2000246327A
Authority: JP
Inventors: 仁紀金谷
Original assignee: Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corp
Current assignee: Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corp
Priority date: 2000-08-15
Filing date: 2000-08-15
Publication date: 2006-06-14
Anticipated expiration: 2020-08-15
Also published as: JP2002061689A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等の車両に装備されるドラムブレーキのシューギャップ調整作業に用いるシューギャップ調整用治具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
バスやトラックなどの大型車両において、ブレーキドラムを有する車輪軸受部は例えば図５に示す車輪軸受部１のように構成されている。この例では、車体の幅方向にストレートに延びる車軸管２の内側にアクスル３を挿通し、車軸管２の外周側にブレーキシューアセンブリ４を設けるとともに、アクスル３と一体にハブ５とブレーキドラム６が回転するようになっている。ブレーキシューアセンブリ４のライニング４ａとブレーキドラム６との間のギャップＧ′を適正な値に維持するために、必要に応じて、あるいは定期的にシューギャップ測定作業が行なわれている。
【０００３】
上記車輪軸受部１において、シューギャップ測定を行う場合、ダストカバー７に設けた孔８などからシックネスゲージＭ′をギャップＧ′に挿入している。そしてギャップＧ′の調整が必要な場合にはダストカバー７を外し、車体内側からホィールシリンダ９を調整することによってブレーキシュー１０の位置を調整している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
例えばバスなどにおいて、低床化を図るためにアクスルの軸線方向中間部を車輪の中心位置よりも低くすることが望まれている。この要望に答えるためには、図４に示す車輪軸受部１１のように、車軸管１２に隣接してアクスルギヤケース１３を設けることにより、アクスルの駆動軸１４の位置を車軸管１２の高さよりも低くする必要がある。
【０００５】
しかしこのような車輪軸受部１１は、ダストカバー１５の近傍にアクスルギヤケース１３が位置することになるため、ダストカバー１５を外すことが困難となり、前述のシューギャップ調整を車体内側から行なうことができないという問題が生じた。
【０００６】
従ってこの発明の目的は、車輪軸受部の背面側にアクスルギヤケースが隣接している車両においてもシューギャップ調整を行なうことができるようなシューギャップ調整用治具を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を果たすための本発明は、請求項１に記載したように、車両のアクスルギヤケースに隣接して設けられた車軸管の軸方向中間部分のうちベアリング取付面に固定される基部および該基部から該車軸管の径方向に立上がる起立部を有する治具フレームと、前記治具フレームからブレーキシューアセンブリのライニングに向かって前記車軸管の軸線方向に延びかつ前記ライニングの外周面と対向する基準面を有するアーム部とを具備し、前記基準面から前記車軸管の中心までの距離がブレーキドラムの新品時の内周半径よりも大きくかつ前記ライニングの外周半径よりも大きく、前記基準面と前記ライニングの外周面との間に、隙間測定器を挿入可能な隙間が形成されるようにしたことを特徴とする車両用ブレーキのシューギャップ調整用治具である。本発明のシューギャップ調整用治具は、車体検査時などにブレーキドラムが車軸管から外された状態において、車軸管のベアリング取付面に装着される。このシューギャップ調整用治具が車軸管に装着されると、アーム部の基準面とライニング外周面との間に隙間測定器を挿入できる隙間が形成される。前記基準面から車軸管の中心までの距離（治具寸法）は、予め設定された既知の値であり、新品時のブレーキドラムの内周半径よりも僅かに大きい寸法としている。
【０００８】
一方、ブレーキドラムの内径をメジャー等によって測定し、ブレーキドラムの内周半径を求めておく。求めたブレーキドラムの内周半径から規定のギャップ値（例えば０．４ｍｍ）を差し引いた値が、適正なライニング外周半径である。ここでは、前記治具寸法から適正なライニング外周半径を差し引いた値に相当する厚さの隙間測定器を用いる。この隙間測定器が前記基準面とライニング外周面との間の隙間に丁度入るように、ホィールシリンダ等を調整してギャップの調整を行う。こうすることにより、ブレーキドラム内周面とライニング外周面との間のギャップが適正値となる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について、図１〜図４を参照して説明する。
図４に示す車輪軸受部１１は、車軸管１２に隣接してアクスルギヤケース１３が設けられている。アクスルギヤケース１３の内部に動力伝達ギヤ１３ａが収容され、車軸管１２よりも低い位置に駆動軸１４が設けられている。アクスルギヤケース１３と車輪軸受部１１との間にダストカバー１５が設けられている。ダストカバー１５はボルト１６によってベース部材１７に取付けられている。
【００１０】
ベース部材１７にブレーキシューアセンブリ２０が設けられている。ブレーキシューアセンブリ２０は、ホィールシリンダ２１によって車軸管１２の径方向に拡径可能な一対のブレーキシュー２２と、ブレーキシュー２２の外面に取付けた摩擦材としてのライニング２３などを含んでいる。このブレーキシューアセンブリ２０は、ライニング２３が摩耗してもライニング２３の外周面２３ａとブレーキドラム４０の内周面４０ａとの間の距離を適正値に自動調整できるように、オートアジャスタ機構を備えている。
【００１１】
車軸管１２の内部にアクスル３０が挿通されている。アクスル３０の先端部３０ａにハブ３１が連結されている。ハブ３１は、アウタベアリング３２とインナベアリング３３によって車軸管１２の軸まわりに回転自在に支持されている。アウタベアリング３２は、車軸管１２に固定されるインナレース３５と、ハブ３１側に固定されるアウタレース３６を備えている。インナベアリング３３は、車軸管１２に固定されるインナレース３７と、ハブ３１側に固定されるアウタレース３８を備えている。
【００１２】
ハブ３１にブレーキドラム４０がハブボルト４１によって連結されている。ブレーキドラム４０の内周面４０ａは、ライニング２３の外周面２３ａと対向している。ブレーキドラム４０の内周面４０ａとライニング２３の外周面２３ａとの間の隙間Ｇの適正値は、例えば０．４ｍｍである。
【００１３】
図１と図２に示すように、車軸管１２から前記ブレーキドラム４０を取外した状態において、本発明に係わるシューギャップ調整用治具５０が車軸管１２に取付けられる。このシューギャップ調整用治具５０は、車軸管１２の軸線方向中間部の所定位置に取付けることの可能な治具フレーム５１と、治具フレーム５１からライニング２３に向かって車軸管１２の軸線方向に延びるアーム部５２とを具備している。この実施形態の場合、治具フレーム５１とアーム部５２が互いにボルト５３とナット５４によって結合されている。ただし、治具フレーム５１とアーム部５２を一部品によって一体に形成してもかまわない。
【００１４】
治具フレーム５１は、車軸管１２の軸線方向中間部のうち、例えばアウタベアリング３２のインナレース３５を取付けるために高精度に加工されたベアリング取付面６０に取付けられる。この治具フレーム５１は、ベアリング取付面６０に外挿される円環状の基部６１と、基部６１から車軸管１２の径方向に立上がる起立部６２とを備えている。
【００１５】
この実施形態の場合、基部６１に形成したスリット６１ａの両側に耳部６５，６６を設け、耳部６５，６６をボルト６７とナット６８によって互いに近付ける方向に締結することにより、基部６１をベアリング取付面６０に着脱可能に固定できるようにしている。
【００１６】
アーム部５２の先端部には、ライニング２３の外周面２３ａと対向する基準面７０が形成されている。基準面７０から車軸管１２の中心Ｘまでの距離（図３に示す治具寸法Ｌ）は、予め設定された既知の値であり、例えば新品時のブレーキドラム４０の内周半径Ｄ１よりもΔＬだけ僅かに大きい寸法としている。すなわち治具寸法Ｌは、ブレーキドラム４０の内周半径Ｄ１と同等以上でかつライニング２３の外周半径Ｄ２（図２に示す）よりも大きい寸法である。従って、基準面７０とライニング外周面２３ａとの間に隙間Ｓが形成される。
【００１７】
上記構成のシューギャップ調整用治具５０は、車体検査時などにブレーキドラム４０が車軸管１２から外された状態において、図１および図２に示すように車軸管１２のベアリング取付面６０などに装着される。このシューギャップ調整用治具５０が車軸管１２に装着されると、基準面７０とライニング外周面２３ａとの間に、隙間測定器の一例であるシックネスゲージＭ（図１に示す）を挿入できる隙間Ｓが形成される。
【００１８】
一方、ブレーキドラム４０の内周半径Ｄ１（図３に示す）をメジャー等によって予め測定しておく。求めたブレーキドラム４０の内周半径Ｄ１から規定のギャップ値（例えば０．４ｍｍ）を差し引いた値が、適正なライニング外周半径である。そこで、治具寸法Ｌから適正なライニング外周半径を差し引いた値に相当する厚さのシックネスゲージＭを用いる。
【００１９】
このシックネスゲージＭを、ライニング外周面２３ａと基準面７０との間の隙間Ｓに挿入する。そしてこのシックネスゲージＭが隙間Ｓに丁度入るようにホィールシリンダ２１等を調整する。こうすることにより、ブレーキドラム４０が車軸管１２に装着されたときに、ブレーキドラム内周面４０ａとライニング外周面２３ａとの間のシューギャップＧが適正値（例えば０．４ｍｍ）に保たれる。
【００２０】
一例として、新品時のブレーキドラム４０の内周半径Ｄ１が２０５．０ｍｍ、治具寸法Ｌが２０５．５ｍｍとする。ここでギャップＧの適正値を０．４ｍｍとすると、ライニング２３の外周半径Ｄ２の適正値は２０４．６ｍｍである。ライニング２３とブレーキドラム４０が摩耗し、ブレーキドラム４０の内周半径Ｄ１が例えば２０５．２ｍｍに広がっている場合、ライニング２３の外周半径Ｄ２の適正値は２０４．８ｍｍである。ここで治具寸法Ｌは２０５．５ｍｍで固定であるから、基準面７０とライニング外周面２３ａとの間の隙間Ｓが０．７ｍｍであればよい。
【００２１】
従ってこの例の場合には厚さ０．７ｍｍのシックネスゲージＭを使用し、このシックネスゲージＭがライニング外周面２３ａとドラム内周面４０ａとの間の隙間Ｓに丁度入るようにホィールシリンダ２１のストローク調整を行えば、ライニング２３の外周半径Ｄ２が適正値となり、ブレーキドラム４０を車軸管１２に装着したときにシューギャップＧが適正値（例えば０．４ｍｍ）となる。
【００２２】
また、ブレーキドラム４０が摩耗していなければ、ドラム４０の内周半径Ｄ１は２０５．０ｍｍのままであるから、ライニング２３の外周半径Ｄ２の適正値は２０４．６ｍｍである。治具寸法Ｌは２０５．５ｍｍで固定であるから、この場合には、厚さ０．９ｍｍのシックネスゲージＭを用いる。つまり０．９ｍｍのシックネスゲージＭがライニング外周面２３ａとドラム内周面４０ａとの間の隙間Ｓに丁度入るようにホィールシリンダ２１を調整すれば、ライニング２３の外周半径Ｄ２が適正値となり、ブレーキドラム４０を車軸管１２に装着したときにシューギャップＧが適正値（例えば０．４ｍｍ）となる。
【００２３】
なお、本発明を実施するに当たって、車軸管やブレーキシューアセンブリの形態をはじめとして、治具フレームやアーム部、基準面など、本発明を構成する各要素を適宜に変形して実施できることは言うまでもない。
【００２４】
【発明の効果】
請求項１に記載した発明によれば、ブレーキシューアセンブリの近傍にアクスルギヤケースが設けられていたり、ダストカバーを外すことのできない車両においても、ブレーキドラムを外した状態で車体の外側からシューギャップ調整を行なうことができる。この場合、車体の外側からシューギャップの測定やシューギャップ調整を行なうことができるため、作業しやすく安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示すシューギャップ調整用治具を車軸管に取付けた状態の正面図。
【図２】図１中のＦ２−Ｆ２線に沿う断面図。
【図３】図１に示されたシューギャップ調整用治具とブレーキドラム等の断面図。
【図４】図１に示されたシューギャップ調整用治具を用いる車輪軸受部の断面図。
【図５】従来の車輪軸受部を示す断面図。
【符号の説明】
１２…車軸管
２０…ブレーキシューアセンブリ
２１…ホィールシリンダ
２２…ブレーキシュー
２３…ライニング
４０…ブレーキドラム
５０…シューギャップ調整用治具
５１…治具フレーム
５２…アーム部
７０…基準面
Ｓ…隙間
Ｍ…シックネスゲージ（隙間測定器）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shoe gap adjusting jig used for adjusting a shoe gap of a drum brake installed in a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
In a large vehicle such as a bus or a truck, a wheel bearing portion having a brake drum is configured as a wheel bearing portion 1 shown in FIG. In this example, an axle 3 is inserted inside an axle tube 2 that extends straight in the width direction of the vehicle body, a brake shoe assembly 4 is provided on the outer peripheral side of the axle tube 2, and a hub 5 and a brake drum 6 are integrated with the axle 3. Is designed to rotate. In order to maintain the gap G 'between the lining 4a of the brake shoe assembly 4 and the brake drum 6 at an appropriate value, a shoe gap measurement operation is performed as necessary or periodically.
[0003]
In the wheel bearing portion 1, when a shoe gap measurement is performed, a thickness gauge M ′ is inserted into the gap G ′ through a hole 8 or the like provided in the dust cover 7. When adjustment of the gap G ′ is necessary, the dust cover 7 is removed, and the position of the brake shoe 10 is adjusted by adjusting the wheel cylinder 9 from the inside of the vehicle body.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
For example, in a bus or the like, it is desired to make the middle part in the axial direction of the axle lower than the center position of the wheel in order to lower the floor. In order to answer this demand, an axle gear case 13 is provided adjacent to the axle tube 12 as in the wheel bearing portion 11 shown in FIG. 4 so that the position of the axle drive shaft 14 is higher than the height of the axle tube 12. Need to be low.
[0005]
However, in such a wheel bearing portion 11, since the axle gear case 13 is located in the vicinity of the dust cover 15, it is difficult to remove the dust cover 15, and the above-described shoe gap adjustment cannot be performed from the inside of the vehicle body. The problem that occurred.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a shoe gap adjustment jig that can perform shoe gap adjustment even in a vehicle in which an axle gear case is adjacent to the rear side of a wheel bearing portion.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, there is provided a base portion fixed to a bearing mounting surface in an axially intermediate portion of an axle tube provided adjacent to an axle gear case of a vehicle. A jig frame having an upstanding portion that rises in the radial direction of the axle tube from the base, and extends in the axial direction of the axle tube from the jig frame toward the lining of the brake shoe assembly and faces the outer peripheral surface of the lining. An arm portion having a reference surface, and the distance from the reference surface to the center of the axle tube is larger than the inner radius of the brake drum when new and larger than the outer radius of the lining, A shoe gap adjustment for a vehicle brake, characterized in that a gap into which a gap measuring device can be inserted is formed between the outer peripheral surface of the lining. It is the use jig. The shoe gap adjusting jig of the present invention is attached to the bearing mounting surface of the axle tube in a state where the brake drum is removed from the axle tube during vehicle inspection. When this shoe gap adjusting jig is attached to the axle tube, a gap is formed between which the gap measuring device can be inserted between the reference surface of the arm portion and the outer peripheral surface of the lining. The distance to the center of the axle tube from the reference plane (the jig dimension) has a slightly larger Ri known values der set in advance, than inner radius of the brake drum at the time of new goods.
[0008]
On the other hand, the inner diameter of the brake drum is obtained by measuring the inner diameter of the brake drum with a measure or the like. A value obtained by subtracting a specified gap value (for example, 0.4 mm) from the obtained inner radius of the brake drum is an appropriate lining outer radius. Here, a gap measuring device having a thickness corresponding to a value obtained by subtracting an appropriate lining outer peripheral radius from the jig dimension is used. The gap is adjusted by adjusting the wheel cylinder or the like so that the gap measuring device just enters the gap between the reference surface and the outer peripheral surface of the lining. By doing so, the gap between the inner peripheral surface of the brake drum and the outer peripheral surface of the lining becomes an appropriate value.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
The wheel bearing portion 11 shown in FIG. 4 is provided with an axle gear case 13 adjacent to the axle tube 12. A power transmission gear 13 a is accommodated inside the axle gear case 13, and a drive shaft 14 is provided at a position lower than the axle tube 12. A dust cover 15 is provided between the axle gear case 13 and the wheel bearing portion 11. The dust cover 15 is attached to the base member 17 by bolts 16.
[0010]
A brake shoe assembly 20 is provided on the base member 17. The brake shoe assembly 20 includes a pair of brake shoes 22 that can be expanded in the radial direction of the axle tube 12 by a wheel cylinder 21, a lining 23 as a friction material attached to the outer surface of the brake shoe 22, and the like. The brake shoe assembly 20 includes an auto adjuster mechanism so that the distance between the outer peripheral surface 23a of the lining 23 and the inner peripheral surface 40a of the brake drum 40 can be automatically adjusted to an appropriate value even when the lining 23 is worn. Yes.
[0011]
An axle 30 is inserted into the axle tube 12. A hub 31 is connected to the tip 30 a of the axle 30. The hub 31 is supported by an outer bearing 32 and an inner bearing 33 so as to be rotatable about the axis of the axle tube 12. The outer bearing 32 includes an inner race 35 fixed to the axle tube 12 and an outer race 36 fixed to the hub 31 side. The inner bearing 33 includes an inner race 37 fixed to the axle tube 12 and an outer race 38 fixed to the hub 31 side.
[0012]
A brake drum 40 is connected to the hub 31 by a hub bolt 41. The inner peripheral surface 40 a of the brake drum 40 faces the outer peripheral surface 23 a of the lining 23. An appropriate value of the gap G between the inner peripheral surface 40a of the brake drum 40 and the outer peripheral surface 23a of the lining 23 is, for example, 0.4 mm.
[0013]
As shown in FIGS. 1 and 2, the shoe gap adjusting jig 50 according to the present invention is attached to the axle tube 12 in a state where the brake drum 40 is removed from the axle tube 12. The jig 50 for adjusting the shoe gap includes a jig frame 51 that can be attached to a predetermined position in the axial direction intermediate portion of the axle tube 12, and the axial direction of the axle tube 12 from the jig frame 51 toward the lining 23. And an extending arm portion 52. In this embodiment, the jig frame 51 and the arm portion 52 are coupled to each other by a bolt 53 and a nut 54. However, the jig frame 51 and the arm portion 52 may be integrally formed by one component.
[0014]
The jig frame 51 is attached to a bearing attachment surface 60 processed with high accuracy in order to attach, for example, the inner race 35 of the outer bearing 32 in the axial direction intermediate portion of the axle tube 12. The jig frame 51 includes an annular base 61 that is externally attached to the bearing mounting surface 60, and an upright portion 62 that rises from the base 61 in the radial direction of the axle tube 12.
[0015]
In the case of this embodiment, ears 65 and 66 are provided on both sides of the slit 61a formed in the base 61, and the ears 65 and 66 are fastened in a direction approaching each other by bolts 67 and nuts 68, whereby the base 61 is attached to the bearing. The surface 60 can be detachably fixed.
[0016]
A reference surface 70 facing the outer peripheral surface 23 a of the lining 23 is formed at the tip of the arm portion 52. The distance from the reference surface 70 to the center X of the axle tube 12 (the jig dimension L shown in FIG. 3) is a known value that is set in advance. For example, ΔL is greater than the inner peripheral radius D1 of the brake drum 40 when new. Only slightly larger dimensions. That is, the jig dimension L is equal to or larger than the inner peripheral radius D1 of the brake drum 40 and larger than the outer peripheral radius D2 (shown in FIG. 2) of the lining 23. Accordingly, a gap S is formed between the reference surface 70 and the lining outer peripheral surface 23a.
[0017]
The shoe gap adjusting jig 50 having the above-described configuration is provided on the bearing mounting surface 60 of the axle tube 12 as shown in FIGS. 1 and 2 in a state where the brake drum 40 is removed from the axle tube 12 at the time of vehicle inspection. Installed. When the shoe gap adjusting jig 50 is attached to the axle tube 12, a thickness gauge M (shown in FIG. 1), which is an example of a gap measuring device, can be inserted between the reference surface 70 and the lining outer peripheral surface 23a. A gap S is formed.
[0018]
On the other hand, the inner peripheral radius D1 (shown in FIG. 3) of the brake drum 40 is measured in advance by a measure or the like. A value obtained by subtracting a specified gap value (for example, 0.4 mm) from the obtained inner peripheral radius D1 of the brake drum 40 is an appropriate lining outer peripheral radius. Accordingly, a thickness gauge M having a thickness corresponding to a value obtained by subtracting an appropriate lining outer peripheral radius from the jig dimension L is used.
[0019]
The thickness gauge M is inserted into the gap S between the lining outer peripheral surface 23 a and the reference surface 70. Then, the wheel cylinder 21 and the like are adjusted so that the thickness gauge M just enters the gap S. Thus, when the brake drum 40 is mounted on the axle tube 12, the shoe gap G between the brake drum inner peripheral surface 40a and the lining outer peripheral surface 23a is maintained at an appropriate value (for example, 0.4 mm). .
[0020]
As an example, when the brake drum 40 is new, the inner peripheral radius D1 is 205.0 mm, and the jig dimension L is 205.5 mm. Here, if the appropriate value of the gap G is 0.4 mm, the appropriate value of the outer peripheral radius D2 of the lining 23 is 204.6 mm. When the lining 23 and the brake drum 40 are worn and the inner peripheral radius D1 of the brake drum 40 is increased to 205.2 mm, for example, the appropriate value of the outer peripheral radius D2 of the lining 23 is 204.8 mm. Here, since the jig dimension L is fixed at 205.5 mm, the gap S between the reference surface 70 and the lining outer peripheral surface 23a may be 0.7 mm.
[0021]
Therefore, in the case of this example, a thickness gauge M having a thickness of 0.7 mm is used, and the thickness of the wheel cylinder 21 is set so that the thickness gauge M just enters the gap S between the lining outer peripheral surface 23a and the drum inner peripheral surface 40a. If the stroke adjustment is performed, the outer peripheral radius D2 of the lining 23 becomes an appropriate value, and the shoe gap G becomes an appropriate value (for example, 0.4 mm) when the brake drum 40 is mounted on the axle tube 12.
[0022]
If the brake drum 40 is not worn, the inner peripheral radius D1 of the drum 40 remains 205.0 mm, so the appropriate value of the outer peripheral radius D2 of the lining 23 is 204.6 mm. Since the jig dimension L is fixed at 205.5 mm, a thickness gauge M having a thickness of 0.9 mm is used in this case. That is, if the wheel cylinder 21 is adjusted so that the 0.9 mm thickness gauge M just enters the gap S between the lining outer peripheral surface 23a and the drum inner peripheral surface 40a, the outer peripheral radius D2 of the lining 23 becomes an appropriate value. When the drum 40 is mounted on the axle tube 12, the shoe gap G becomes an appropriate value (for example, 0.4 mm).
[0023]
In implementing the present invention, it goes without saying that the elements constituting the present invention, such as the configuration of the axle tube and the brake shoe assembly, as well as the jig frame, the arm part, and the reference surface, can be modified as appropriate. .
[0024]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, even in a vehicle in which an axle gear case is provided in the vicinity of the brake shoe assembly or the dust cover cannot be removed, the shoe gap is adjusted from the outside of the vehicle body with the brake drum removed. Can be performed. In this case, since the shoe gap can be measured and the shoe gap can be adjusted from the outside of the vehicle body, it is easy to work and the safety is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a shoe gap adjusting jig according to an embodiment of the present invention attached to an axle tube.
FIG. 2 is a sectional view taken along line F2-F2 in FIG.
3 is a cross-sectional view of a shoe gap adjusting jig and a brake drum shown in FIG. 1. FIG.
4 is a cross-sectional view of a wheel bearing portion using the shoe gap adjusting jig shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a conventional wheel bearing portion.
[Explanation of symbols]
12 ... Axle tube 20 ... Brake shoe assembly 21 ... Wheel cylinder 22 ... Brake shoe 23 ... Lining 40 ... Brake drum 50 ... Shoe gap adjusting jig 51 ... Jig frame 52 ... Arm part 70 ... Reference plane S ... Gap M ... Thickness gauge (gap measuring instrument)

Claims

車両のアクスルギヤケースに隣接して設けられた車軸管の軸方向中間部分のうちベアリング取付面に固定される基部および該基部から該車軸管の径方向に立上がる起立部を有する治具フレームと、
前記治具フレームからブレーキシューアセンブリのライニングに向かって前記車軸管の軸線方向に延びかつ前記ライニングの外周面と対向する基準面を有するアーム部とを具備し、
前記基準面から前記車軸管の中心までの距離がブレーキドラムの新品時の内周半径よりも大きくかつ前記ライニングの外周半径よりも大きく、
前記基準面と前記ライニングの外周面との間に、隙間測定器を挿入可能な隙間が形成されるようにしたことを特徴とする車両用ブレーキのシューギャップ調整用治具。 A jig frame having a base portion fixed to a bearing mounting surface in an axial direction intermediate portion of an axle tube provided adjacent to an axle gear case of the vehicle, and an upright portion rising from the base portion in a radial direction of the axle tube;
An arm portion having a reference surface extending in the axial direction of the axle tube from the jig frame toward the lining of the brake shoe assembly and facing the outer peripheral surface of the lining;
The distance from the reference surface to the center of the axle tube is larger than the inner radius of the brake drum when new and larger than the outer radius of the lining,
A shoe gap adjusting jig for a vehicle brake, wherein a gap into which a gap measuring device can be inserted is formed between the reference surface and the outer peripheral surface of the lining.